12月日記

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2014/12/01(月)

映画かんそう
「ザ・レイド GOKUDO」

インドネシアのアクション映画「ザ・レイド」の続編です。
予算が増えたのでロケが多くなって、カーチェイスとかもやっちゃうし、
外国人俳優(松田龍平さん遠藤憲一さん北村一輝さん。アクションはしない)も呼んじゃうよ。
前半ややストーリーモードでおとなしめですが、
後半は相変わらずのノンストップバトルなので格闘が好きな人におすすめ。
ただし関節が逆側に折れたり顔が焼け焦げたり
釘抜き金槌が突き刺さって血がブシャーなので、苦手な人は無理です。
前作のキャラクターが好きな人にはちょっと残念な展開かも。

前回の働きが上の目に留まって、潜入捜査官にスカウトされる主人公、
マフィアのボスの息子と仲良くなるために刑務所へ送り込まれます。
そこで見事息子の信頼を勝ち得る主人公だが…というあらすじ。
ちょっと「新しき世界」が入ってる感じ。
インドネシアにもブロマンスの波がきてます。

内容ばれ

映画開始してすぐに、お兄さんが死んだことが分かります。
お兄さんの登場は遺影だけ…さらば兄弟萌え…。
色黒の北島三郎似も始末されます。

今回は個性豊かな殺し屋がずいぶん増えましたが、
釘抜き金槌を両手装備で襲い掛かってくる「ハンマーガール」と
金属バットと硬球という冗談みたいな武器の「ベースボールバットマン」
の兄妹は面白かったですね。きょうだい仲良しなのもいい。
ハンマーガールの人は格闘技経験なしだったらしいのですが、
身体の柔らかささえあれば、カメラを寄せてカット割りを工夫すれば
それらしく見えるものですね。

前作のちっこいおっさんことマッドドック先生は
ヤヤン・ルヒアンという人が演じていましたが、
このひとは東南アジアの伝統的な格闘技「シラット」の武闘家で
アクションコーディネーターをしているのですね。
ルヒアン氏は今回も違う役柄で出ているのですが、
前作で人気が出たせいか、美人の奥さんと子供がいて
彼等を養うために殺し屋をやっているとかいう無駄なドラマが入って、
彼は演技のプロではないのでそこのところは、ちょっと間が抜けた印象になりました。
黙って喜々として殺しに来るほうが聖性があった。

ザ・アサシンを演じたチェチェップ・アリフ・ラーマンもシラットの格闘家。
ラストバトルは日本の劇場では数分カットされているらしいのですが、
それでも重心が低く安定した動きは見応えがありました。

萌え的には、マフィアの息子に信用されて組織の若手として呼んでもらえた主人公が
ボス、その息子、幹部の3人の前で「服を脱げ」と言われたところがハイライトでした。
パンツを残したら「全部脱げ」って言われて気の毒だった…。
(まあ身体検査だったわけですけどね)
あとマフィアの息子との最後が、抱擁に見えたね。
苦悶で縋っているというよりは、柔らかく抱きしめているように見えたので、
ああ、好きだったんだな…と思いました。

膝を金属バットで裏からと表からの2回殴られて普通に歩いている主人公は
超合金で出来ていると思う。

今回も撮影中の怪我人が多そうだなという気がした。



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2014/12/02(火)

大河ドラマももう終盤だねー、ということで
黒田氏ルーツの地に行って色々展示を見てきたのですが、
これまでは官兵衛が参戦していないとされてきた賤ヶ岳の戦いで、
実は現地にいたという文献が新しく見つかったとかで
ジオラマなどが設置され、ちょっとしたハイライト扱いでした。

ところで係員の方が賤ヶ岳の戦いについて、
講釈をなさっていたのですが、
バブル時代のマンションのような砦建築合戦も面白いのですが、
「血で余呉湖が赤く染まった」という伝承が気になりました。
帰ってから調べたら余呉湖の表面積は1.8 km2
表面1センチを血で覆うとしても18万リットルの血が必要です。
致死量の出血が5リットル。1人あたり6リットルの血を流し、
それが何故か全部余呉湖に流れたとしても3万人が死んだことになります。
賤ヶ岳の戦いの死者数は検索しても正確なところは出てきませんが
参加者が8万人なので3万人が余呉湖の周りで死んだとは考えにくい。
っていうか血は水より重いので沈む。
あるいはカルピスのように撹拌したらどうだろう…
余呉湖の水14,700,000,000リットル。
約0,0001%溶液って色とか出るだろうか…。
そのへんまで考えて、疲れてやめました。

きっとフィーリングでできた伝承なんだ…。

赤血球の細胞膜が損傷し、漏出したヘモグロビンによって溶液が
鮮やかに赤く染まる「容血」という現象をメッセージで教えていただきました!
なるほど!またひとつ賢くなれました!ありがとうございました!



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2014/12/03(水)

映画かんそう
「寄生獣」

原作を2時間でまとめるのかー、苦しいなー、
あと1時間くらいしかないけどどうするのかなー、
あー、あと15分くらいじゃないの?え?どうなるのこれ…
と思っていたら続編に続くでした…。
前後編ならタイトルにそれらしい事を書いておくべきだと!私はおもう!

大きな変更点は、お父さん消失と、あと顎のひとがいないという所です。
それと主人公に横恋慕する霊感ヤンキー少女っぽいひとも消えた。たぶん。

内容ばれ

ミギーの声は、私は理知的な低い男性の声で脳内再生していたので
サダヲさんの声は最初は違和感があったのですが、
さすがに上手いのと、あとサダヲさんに合わせてセリフを書かれているので
途中で慣れました。あれはあれでかわいい。
田宮良子役の深津絵里さんも、まったくイメージ通りだった。
(でも途中まで中谷美紀さんだと思ってましたすみません)

ミギーがロングボウに変形したりするの格好良かったです。
中2のハートを鷲掴み。
予告だと(ミギーかどうか瞬間的で分からなかったですが)盾の形にも変形してた!
これも格好いい!

原作は傑作だと思うのですが、ただ一点、
人間の女性のキャラクターたちがひたすら主人公のために生きていて
自分の人生がない人形みたいな存在なのが私は少々苦手だったのですが
映画だとその印象がちょっと緩和されているような気がした。

それから島田役の子が主人公より頭2つくらい大きくて
あ、この子の顔は覚えてなかったけどこの身長は
「桐島、部活やめるってよ」に出てた巨神兵だな、って思ったらやっぱりそうでした。
東出昌大くん。主演の子でも170はあるのに、相手が189だと子供サイズに見える。
次の大河ドラマでヒロインの夫役ですね。ブレイクするかな?

コナミが3Dスキャンで技術協力していてびっくりした。

主題歌BUMP OF CHICKEN「パレード」 がとてもいいです。




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2014/12/04(木)

山のぼり その9

ちょいと高い山に登るときに
ジーンズとユニクロのダウン姿だと、
すれ違う人にぎょっとされて2度見されるので
登山ズボンを買って登ってみました。
わーい、なかなかよいお値段なだけあって、
汗をかいてもさらさらだし、小雨くらいなら平気だよー!ふしぎ!
でも生地が特殊なせいか、歩くとわしゃわしゃ音がして、
誰が歩いているのかと後ろを振り返ってしまいます。慣れるでしょうか。

あと、この日は歩いている途中で知らない初老の男性に
「さっきからあちこちにゴミを捨てているのはあんたか?」
と声を掛けられて、当然否定したのですが、
休憩してお茶を飲んでいる時にもやってこられて、
なぜか私の周囲1mくらいのところでゴミ拾いを始められました。
でもゴミがあるようには見えません。
正義感の強い山おじさんなのか、
それともそのゴミは本当に実在するのでしょうか物件なのか、
ちょっと分からなくなって、駆け足で下山しました。
近所の山に登るときはたいてい1人で行くのですが、
こういうとき怖いなあ…。



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2014/12/05(金)

映画かんそう
「ニンフォマニアック VOL2」

色情狂の女性の一生を描いた映画の後篇です。
1よりは2の方がきついです。
まさかの満席でした。洋画で満席なんて滅多にないんですが、
あのひとたちが全員トリアー監督のファン…な訳はないし、
やはり半分くらいは性的なシーン目当てのひとなのか…?
ブラックユーモアの発想といい間の取り方といい本当に巧いですが、
全方位に耐性がある人以外あまりおすすめしません。

内容ばれ

身構えていたのでそれほどダメージはなかったです。
むしろそんな雑な手段で観客に傷をつけようとは、ヤキが回ったな!
という印象(←戦っている?)

VOL2ではSMとカウンセリングと同性愛が描かれます。
15歳×50歳(役柄の年齢)の百合かー!と思ったけど、
あまり百合萌えのひとたちの喜ぶ百合ではなかった。

今回サディスト役で出てきたジェイミー・ベルが素敵でした。
ある程度の経済状態、性格の水準を満たして(たぶん)選ばれた女性だけが
事務所のようなところで夜通しひたすら待ち、
その日、彼に選ばれた者だけが鞭を受けることができる秘密の会合。
金銭の授与はなし(たぶん)。性行為もなし。
服装は普段着で部屋も素っ気ない事務室なんですが、道具は使い込まれていて
なによりSM行為にのぞむ彼の真剣さ。
あっ、なんかこの人の事が理解できると思いました。
なんとなく趣味の創作をする姿勢にすごく近いものがあったような…。
このひとはジョーにキスをされて動揺して拒絶するのですけど、
ああ、真剣に合同誌の内容を検討している時に
突然せまられた感じなんだろうなきっと…とそう思いました。
そしてこの人は全然ヨゴレのシーンがなく、
上半身すら脱がないままフェイドアウトした。
(脱がないまま終わったと言えばウィレム・デフォーもそうですが)
このひとが縛り上げられる二次創作小説が読みたいです。英語ならあるかしら…。

独白の聞き手セリグマンのつっこみも、後篇なだけあって冴えてきて、
わりと頻繁に笑いがおこっていました。

セックス依存症題材の映画は
スティーヴ・マックイーン監督の「SHAME」がありますが
見比べるととても面白いです。
「SHAME」のほうが主人公に対して優しく甘い。感傷的。
「ニンフォマニアック」は主人公に対して冷笑的。
むしろ性的な事柄すべてへのリスペクトと探究心を強く感じます。





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2014/12/06(土)

色々感想

学糾法廷(小畑先生ジャンプ新連載)
逆転裁判かと思った…。
学級会を裁判のシステムで行うもので、小学生がごっこ遊びをしたりしそうですね。

ごめんね青春!
性同一性障害の息子を理解するために
本をたくさん読んで、女装して、その格好で買い物に行って
それでも納得できなくて拒否感をぬぐえないお父さん…。

あの「ロッキー・ホラー・ショー」のDVDパッケージの中に
稲川淳二の怪談のDVDが入ってるっていう譬えは、
合ってるような合ってないような……(笑)
でもなんかクドカンらしいです。

このドラマ、名セリフが多いので
まとめておけばよかった!と思いましたが、
まとめているサイトさんがちゃんとありました。
よかった。

エレメンタリー2
ソア橋…?
うそ発見器をごまかす手段が割と詳細に語られました。

連続監禁暴行殺人事件で被害者のうち数人が助かった、
このドラマとしては珍しいケースでした。
被害者家族とネット上で接触してその苦しみや悲しみを観察し
甘美な犯行を反芻するって実際にありそうですね。

相棒
推理部分はあまりないんですが、
割と大がかりな捕り物でハラハラしました。
前シーズンで「右京さんの友達」を書かれた方ですね。

ダウントンアビー2
魔性のゲイが相変わらずでした。ふふ。
帰ってこなくていいんだけど、帰ってくるんだろうな…。

臆病もの(従軍しない健康な男性)に贈る白い羽って別の映画作品で見ましたけど
そんなに一般的な風習だったんだ。

MASTERキートン Reマスター
娘さんが結婚して、離婚しているにもかかわらず、
キートンさんが全然老けてないのは素晴らしいですね。
ごく稀にいますねこういう人。
原作者のひとの名前が違うように思ったので検索したら、
当時の原作者さんは亡くなっていて、
そしてご存命の頃から原案表記や印税の件で少し揉めていたのですね。
知らなかった。





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2014/12/07(日)

去年に映画オンリーで出した、
「リンカーン 秘密の書」のコピー本を再録しようとしたんですが、
場所がないので、またもや映画感想の反転のうしろに
アドレスをくっつけておきました。
すでにあがっている短い話と、その次はチラシに書いた短い話その2、
その次がコピー本表紙、本文、おまけ漫画です。
コピー本の内容は軽く性描写がありますので苦手な方はご注意ください。
(映画感想はお手数ですが検索機能でお探し下さいね)

去年はふらっとイベントに出て、
ふらっとコピー本を出すのを2回ほどやりました。私にしては案外頑張った。
もう片方の本もいつかサイトに再録します。
イベントについては、全然告知とかせずに突発的に参加させて頂いて、
ご縁があって偶然見掛けられたかたは手に取ってくださいね、
というスタンスで今後もしばらくは活動すると思います。


(ここから明るくない話ですが)
告知して本を出して(当社比で)大勢の方に来ていただくと、
本の内容を別ジャンル作品に書き換えたり、
オークションに出したりするかたがおられて、色々思うところがありました。
大多数のかたは絶対そんな事しないであろう人なのに済みません。
まあ好きにやってください、と考える方が大半だと思いますので
負担のないよう、やりたいようにやります。

そういえば近年めっきり、本や映画の感想が中心の日記になったのも
こんな変なことを考えたんですよね、とか
こんな面白ことがありました、とか
友達とこんな会話をしました、とか
日常系の日記は、ぱくりやすいのだなあと実感したからです。
あ、感想系日記ももちろんぱくられてましたが、
自分の日常を他人の日常に書き換えられるよりは
感想文を丸パクされたほうが、まだダメージが少なかったです。
何故でしょうね。




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2014/12/08(月)

朝にリキッドアイラインを入れると5時間後にはバラバラになって、
目の周りに刻み海苔がいっぱい張り付いた状態になる問題が解決せず、
クリニークのペンシルアイライナ(クリーム シェイパー フォー アイ)を使用していましたが、
舞台用のアイライナは落ちない!という評判を聞いて、
使ってみたら朝塗ったものが夜まで落ちなかった(上瞼は。さすがに下瞼は落ちた)。
ただし!その商品は刷毛タイプで、使い方がすごく難しく
ミスノンで黒背景に文字が描ける器用なタイプのひとでないと
上手くラインが引けないなこれ……という欠点がありました。
線が1本のラインにならなかったり、睫毛につきまくったりするよ!
(あとラインを引く前に目の周りのリキッドファンデはふき取り化粧水で落として、
粉をはたく、くらいの下準備は必要です)

買ったのはルボタンライン リキッドアイライナーという商品ですが
次はチャコットの筆ペンタイプのやつを買ってみようと思います。



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2014/12/09(火)

漫画かんそう2つ

「オキテネムル」
連打一人さん 2巻まで

表紙とタイトルがかなりよいです。
突然発生した未知の寄生生物によって
身体が奇妙に変化した人間が人間を襲う事件が多発し、
不思議な能力を持つ主人公の身の回りにもその影響が…
というあらすじ。
わりとグロいです。

内容ばれ
寄生生物VS人類になるかと思いきや、
寄生生物は、特殊能力者「オキテネムル」を見つけ出すために
人工的に作られたものだと判明します。
オキテネムルVS人類になるのかそれとも違うのか。
ところで私はこの漫画のタイトルが覚えられなくて
「ネテオキテ」とか「オキルネル」とかフェイクが脳内で大量に発生します。


「ニーチェ先生〜コンビニに、さとり世代の新人が舞い降りた〜」
原作:松駒さん 作画:ハシモトさん 2巻まで

原作の方がツイッターで発表されていた、
コンビニのバイトでやってきた只者ではない新人のエピソードが漫画化されたものです。
まるで超越者のようなニーチェ先生の言動が面白いです。
あとコンビニの深夜バイトって大変なんだなあ…。

内容ばれ?
文章のねたの方を幾つかネットで読んだことがあるのですが、
140文字は3コマ分くらいの内容なので
1ページ漫画にするとちょっと薄くなった印象です。
140字の状態の方がキレがあったかも。



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2014/12/10(水)

フランスパンを食べていたのですが、
やたら固くて、冬用布団の中身を食べてるみたいだなあ…
って思っていたら、何だかひときわ固い欠片があって
ボリボリ鳴って、石かよ!と思ったら自分の歯でした。
前歯が欠けていた…。

1. 停電で懐中電灯をくわえていたら前歯(中切歯)が折れた

2. ウォッカを飲んでいたら前歯(側切歯)が欠けた

3. ポテトチップスを食べていたら奥歯が欠けた

4. フランスパンを食べていたら前歯(中切歯)が欠けた ←new

遺伝で歯が脆く、親もその親もみな入れ歯ですが、
とりわけ私は酷いと思います。
歯医者さんに行ったら、欠損がひどいので差し歯にするとのことでした。
グッバイ前歯…。
前に作った差し歯も、色を揃えるために差し直すそうで、
完治は春ごろになる見込み…。



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2014/12/11(木)

今年の春に半値で叩き売られていたので買った、
「着る毛布」を着ています。着る毛布デビュー。

胴体部分は文句なく暖かいのですが
袖口と背中の開いたところから熱が逃げていくのが欠点。
http://www.nitori-net.jp/shop/goods/goodsimg.aspx?goods=7980306
でもこの服、なんとなく魔法使いっぽいので着ていて楽しいです。




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2014/12/12(金)

読書かんそう
「ことばの食卓」武田百合子先生

食に関する随筆です。
武田先生が記憶の中から、
状況ごと切り出して描写されるそれらは酷く奇妙です。
野中ユリさんの、大昔の西洋の本の挿絵のような銅版画がよく合ってます。

雛祭りとあんずの含め煮、
桜とうなぎの小田巻蒸し、
夜学生からもらったシベリヤ、
いつも蒲焼を食べている犬、
げろの味のするオムレツ、
サーカスのおでんとうどんとソーセージ、ウィスキー、等々。

夜や昼や、海や花が、飾らない言葉で書かれますが
何となくどのお話も夢の中の出来事のようで、
特に煎餅100枚と柱時計を買ったお話は、
帰り道に時計が鳴りだしたりして
現実にあった話なのか疑わしくなるくらいです。

不意に終わってしまう話と、
なんとなくぞっとするような終わり方の話があります。




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2014/12/13(土)

色々感想

進撃(別マガ掲載)
今月面白かった!
あんな指揮官兼斥候が飛び込んで来たら嫌だろうなあ…。
軍隊が人体だとすると兵長のやっている事は脊髄反射だもんな。
あの動体視力と瞬間的判断力は反則だよなあ。
しかも同じくらい身体能力あるひとがもう一人いて、
ツートップで来るんだもんなあ。
それも万全に策を練ってから!戦う方からしたら本当災難だよー。

あと、今月号でラストの地平線がちらっと見えた気がした。
(私は、今回負傷した方は助かると考える派)

ハンガーストライキ!(ヤングジャンプ掲載)
原案:西尾維新さん 作画:福島鉄平さん
このタイトルでそう来るかっていう格闘もの。
微百合な感じで、おちがかわいかった。
そうか、絵柄に合わせて考えられてるんだな。

黒博物館ゴースト アンド レディ2話(モーニング掲載)
ヒロインが誰か分かって、とりあえずバッドエンド路線は消えたので安心した。
「ルークリース凌辱」って知らなかったけど、
「タイタス・アンドロニカス」といい(サイコパスで覚えた。アニメと漫画でかしこくなれたぞ!)、
シェイクスピア先生は、大2病のエロ劇画みたいなものを時々お書きになるな。
(読んだことはないです)

このミステリーがすごい2015
これが発行されると年末だなあという気が毎年します。
でも今年は新刊の棚に平積みはされてなくて、
発行部数が落ちたのかしらと思ったり。
国内国外どちらのベスト10も未読という不甲斐なさですが、
何冊かは挑戦したいです。

そしてこのミス大賞(応募形式のミステリー小説の賞)、
大賞をとったのが女子2人組のコンビ。
ペンネームの由来をコメントで語っておられましたが
それ、「仮面ライダーW」のことですよね…。

残念ながらJKRのサスペンスは50位内にランクインせず。

Fate
毎回作画が綺麗かつ、よく動くなーと思いながら見てます。
いまのところ特に推しカプはありませんが
メガネの生徒会長(男)が主人公(男)に無理やり服を脱がされて
赤面しているサービスシーンがあって、今週はガタタってなりました。

プリキュア
あっ、えっ…その程度で復縁してしまうほどの単なる痴話喧嘩だったの…。
途中ちょっとサウザーさまでしたね。
サウザーさまの味わったつらさに比べればあんな痴話喧嘩など…。
(でもブルーは、やめておいたほうがいいよとミラージュさまに言いたい…)

ローニャ
遭難のピンチを助けてもらって急接近の山賊娘と山賊息子。
でもきょうだいになりたいって可愛いな。
今期に見ているアニメはどれも面白くてハズレなしです。

PSYCHO−PASS サイコパス2
先週くらいから鹿矛囲さんの意図が分からなくて「????」だったのですが、
今週分かり易く説明して下さってやっと理解できました。(あほ)
集団としての鹿矛囲さんを有罪とするなら、個々としては無罪でも
例えばグループとして、国家として有罪にしなければならなくなるケースが出てくる、
シビュラも例外ではない、という!なるほど。
というかあかねさんのサイコパスがクリアすぎて(肉親を殺されても)
最終回に悟りを開いてブッダになるのではないかというレベルなんですが。


(明日に続く)




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2014/12/14(日)

(続き)

サイコ前章「ベイツ・モーテル」
ヒッチコックの「サイコ」に登場するノーマン・ベイツの
青年時代を描いたドラマです。多いなこういう企画!
1話めからノーマン母が性的暴行を受けて相手を刺殺!
っていうショッキングな始まりでした…。
もうちょっとクラシックなサイコサスペンス希望だったな…。
ベイツ邸の建物がとても好きなので、あれが映るのは非常に魅力的なんですが、
あと音楽も映画を意識した音が使われていてその点はいいんですが、
残念ながら1話で脱落。
ノーマン役は「チャーリーとチョコレート工場」のチャーリー役です。
こんなに大きくなって!!

ところでノーマンがスマホを使っています。
まあ映画に合わせた年代にすると時代考証で予算が跳ね上がるからな…。

エレメンタリー2
ホームズの強引な捜査のせいで
職を解雇された男が逆恨みで発砲して、
庇ったマーカスが撃たれて意識不明の重体になるという事件が起き、
彼の捜査に問題はなかったかという審問会が開かれる。
今回は事件の内容が質疑応答形式で明らかにされる手法でしたが
面白かったです。
前回の、
あなたは善人。私にしてくれるみたいに他の人にも親切にしてあげればいいのに、
という感じのワトソンの主張に対して
君はパートナーだから特別に努力している。
俺は無駄なものを排して合理的に生きている。俺を変えようとするな。
というホームズの反論、あれの続きですね。
ちょっとラストが切ない締めでした。
気持ちの示し方のスキルが子供並みで、でも精いっぱいの努力があんな風に。

相棒
喧嘩してばかりのおじいちゃん友情なごみ回。
脚本は太田愛さんでした。
過去3年連続でお正月スペシャルは太田愛さんでしたが
今シーズンは違うのかな?

来週、右京さんエプロン回。

すべてがFになる
「数奇にして模型」の犯人をすっかり忘れてましたが、
配役を見たら誰が犯人かはすぐわかりました。

進撃の巨人のフィギュアと、1/1スケールアイアンマン(これは先週)を確認。
ああいうのは講談社やマーベルに許可をとって映すのかな…?

人形劇シャーロックホームズ
4つの署名。ベイカー街遊撃隊がネズミに、
アンダマン諸島出身の小さな方が
(こうしてみると原典は結構差別的表現が多いですね)
おさるさんになりました。
このワトソンはメアリにぐいぐいアタックをかけたりせず、
ほのかに憧れている状態のようです。

ごめんね青春!
「青春、それは神様からレンタルしている貴重な時間。
シリアスでも、コメディでも、ホラーでも、いずれ返却しなくちゃいけません」

ラジオのリスナーに囲まれて進退窮まる校長も面白かったし、
蜂矢先生かわいかったし(というか今更ですがこの女優さん演技がものすごくお上手ですね…?)
仏像…じゃなくて生前のお母さんキュートだったし、
とうとう放火の件を告白したし、
それに対する蜂矢先生がこれまたかわいかったし、
毎週楽しいです。終わるのがもったいない。

軍師官兵衛
書き忘れていましたが長政の嫁の件、
徳川との縁戚関係の利をとって嫁を離縁したという事実に
男子を産めなかった事でノイローゼになった…というフォローが入っても
なおフォローしきれぬこのもやもやした感じ。
元嫁もいいひとで仲良し演出がされていただけに、
ズバっと切り落として、にこにこしている黒田の人々がちょっと怖い。

それはそれとして、もう少し息子とコミュニケーションをとったほうが…。




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2014/12/15(月)

読書かんそう
「野蛮な読書」平松洋子先生

読書エッセイです。
旅先で、あるいは散歩の途中で、作者が読み始めた本や、
それに触発されて思い出される小説について記述されます。
引用される一節も的確かつ魅力的で、
紹介されているどの本もすぐに読みたくなります。

触れられているのは小説が103作品、
映画や写真集、展覧会や雑誌などを合わせると129作品、
(巻末にまとめがあります)
私はこのうち3作品しか見ていません。わー、恥ずかしいー!
あわせて描写される、京都のカステラ、モスバーガー、
鰤のづけ、3日間大根を煮込んだ鰤大根、
能登の雪、伊豆での断食、鹿児島の野菜畑。

女の人に物をおくるということは、たいへん嬉しいものである。ほれているとか、
ほれていないとかいうことは問題ではない、ちょっとした好ましい人とか、
きれいな人であれば何かのお礼心に物をおくる機会があって、
その品物をえらんだりする気分は、なかなか得難いおんがく的なものである。
室生犀星「随筆女ひと」

どうですか、引用文を見ただけで読んでみたくなりませんか。
この犀星の文章を、作者は下記のように評します。

六十五歳のみずみずしさに意表を突かれるのだが、犀星ならではの「おんがく的」
なる一語が文末に置かれているために、生っぽさ、淫靡さがかろうじて封じられている。

それと、お名前は存じているけど作品は拝見したことないな、そういえば
という作者さんやシリーズもたくさん出てきます。
宇能鴻一郎さんや、昭和残侠伝シリーズ、獅子文六さんの美食エッセイ、
投獄経験を持つ女優・随筆家沢村貞子さん等々。

惚れた男どうし一心同体の官能がスクリーンいっぱいに張りつめて、
とろとろに溶けてしまいそう。
「昭和残侠伝 死んで貰います」

やはり形容が巧みなのでいますぐ見たくなってしまいますね!(笑)

この本を1冊読んだだけで、旅行をして、たくさん本を読んで、
おいしいものを食べた気分になれるので、
寒い日にお部屋に籠っての読書にピッタリな1冊です。






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2014/12/16(火)

映画かんそう
「ホビット 決戦のゆくえ」

3部作完結編です。
原作の終盤は事実だけを簡潔に記すスタイルなので、
今回、原作4割、PJの盛りが6割という感じ。
でも観客の知っている指輪の花形スターたちが特別出演で活躍して、
オリジナルキャラクターたちが彩りを添え、
主要登場人物たちはどんどん補完され、
心情を表現するためのセリフやエピソードが足されました。
そして正統派ファンタジー世界の美術に関しては
いまだ王者PJ揺るがず!右に出る者なし!
という建造物の作りこみでした。

見終わると猛烈に指輪3部作を見返したくなるので、
おうちにDVDをスタンバイして、
今回の映画を見たあと
スライディング帰宅で上映会に移行する冬休みもいいかもしれません。

内容ばれ

・スマウグさん、街の燃やし方が丁寧。
 トーストのバターとか、満遍なく均一に塗りたいタイプ?
・光はひとつではない、からのオールスター登場の流れは神。
 ペンライトとか振りたかったです。
・でも本気だした奥方はちょっとジャパニーズホラーだった。
・あいかわらずのガンダルフ(物理)
・スマウグどんの体をばらして、それを売って再興資金にしちゃどうだね?
 と思うパシリムファン。
・何を隠し持ってるんだ、見せろ!からのドングリの流れは神。
・大ミミズはあのあとどこへ行ったんだろう。出オチ芸人みたいだ。
・出オチ芸人といえば、頭突きドーンで壁を壊して
 そのあと気絶してたやつもそう。
・まゆげエルフことスランドゥイルさまの必殺技「ヘラジカ断頭台」が最高でした。
 すごい複雑な入力コマンドがありそう。
・ヘラジカ(なのか?)に乗っている時はスターマリオ状態で
 降りるとなんかダウナーになってしまうのはかわいかった。
・首飾りが欲しくて、やる気満々でやってきて、
 エルフの戦死者を見たら「もうやだ!帰る!」って女子か!
 ってつっこみを入れたくなりました。
 (首飾りは実は彼にとって妻にまつわる大切な物だという設定があるらしいですが)
・相変わらずレゴラスのアクションはスタイリッシュ物理無視エルフアクションで、
 (お父さん譲りかなと思わなくもない)
 特に崩壊していく石畳の上を飛んでいくところは
 「タイミングを合わせてAボタンを連打しろ」って
 画面下にメッセージが出そうでした。
・私、実は原作ビルボの終盤の行動が唐突すぎてついていけなかったのですが
 映画の描写だと納得できました。一応相談もしているし。
・そのせいで、ややトーリンが割を食ってしまった感ありましたが
 (憑りつかれすぎというか)これは仕方ないですね。
・永遠の別れに際して、あのまさにビルボそのものの取り乱しかた。
 マーティン・フリーマンの仕事が完ぺきでした。
・淡白な終わりかたで、それが良かった…。





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2014/12/17(水)

映画かんそう
「ゴーン・ガール」

フィンチャー監督のサイコサスペンスです。
後味が非常に悪いので、カップルや家族などでは見ない方がいいです。
男女の意見は割れます。特にカップルには鬼門映画でしょう。
(ディベート大好きカップル以外)
スタイリッシュ映像は今回抑え気味ですが、
それでも監督の得意分野なので熟練の腕前がたっぷり楽しめます。

5年目の結婚記念日にニックが帰宅すると、
そこに妻の姿はなく、室内には荒らされた形跡があった。
警察は失踪事件として調査を開始するが、
ニックの行状が明らかになるにつれ、警察はニックに疑いを持つようになり、
マスコミの報道は日に日に苛烈なものになっていった。というあらすじ。

内容ばれ

登場人物全員、あまり好きになれなかったので、
誰にも感情移入せず見ていたのが良かったようです。
そんなにつらくなかった。
あと「ニンフォマニアックVOL2」を最近見ていて、
後味の悪さに対する防御力がMAXだった。

女はパートナーの男に合わせて自分を変える。
という妻の独白部分で、最初に出てきたのが
男がオタクだったら、という例だった。その次が脳筋。
アメリカでも脳筋はモテなくなったとは聞いてたけど
オタクが増えてるのか?

オチバレ

立ち上がって「異議あり!」と言いたかった…。
だって、あの別荘の使用開始日は証言と食い違っているのだから
水道ガス電気の使用状況を調べようよ…。
別荘内の録画された映像も日数が足りない筈だよ。
他の場所にいたのならそれはどこで証拠は何?
誘拐されたと証言した日の同級生さんは何か別の事をしていた筈ですよ?
絶対証言してくれる人が出るよ。
本当に誘拐犯だったなら、移動手段はたぶん車で、
目撃情報やカメラに記録が残るよ。走行距離に給油に。調べようよ。
同級生さんに事情を話した日のレストランのカメラや、
お客さんによる目撃情報もある筈。
あとクレジットカードの使用記録。婦人用品を買い始めたのは何日か。
……右 京 さ ん が い れ ば !
って思いましたね。
そうしたら今頃花の里で例のテーマが鳴って
「僕は結婚がどういうものか分からなくなりましたよ……」
とかカイト君が言っておしまいだったのに。

原作小説は分からないけど、映画はたぶんミステリ要素は主流じゃないから
これでいいんでしょうけど…。
考えたんですけど、「ローズ家の戦争」みたいな解決のほうが
遥かにまともで健康的でハッピーですね。
殺し合って死人が出た方がまだましな場合ってあるんだな。

地獄の釜の蓋が開いて、
ミソジニストとミサンドリスト、関ヶ原の戦い!
みたいな映画感想が飛び交うかな…どうかな…。
あるいはアナ雪のエルサと比較されたりとかするのかな…。

「もう浮気はやめる」的な男性の感想を読んで
そういう見方をするならこれは「危険な情事」のハイエンド版だな…と思いました。

さーて来週のサザエさんは
「ハイスペックなのにフリーなひとは、それなりの理由があります」
「ハイスペックな配偶者を持って、
そのうえ若いのと浮気とか調子こいてると地獄を見るよ!」
「カツオおおあわて!」
の3本です。 来週も見てくださいね。

原作者(兼脚本家)さんは女性で、
夫さんと息子さん、猫と暮らしてらっしゃるそうです。



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2014/12/18(木)

映画かんそう
「チェイス!」

地方ではそろそろ公開が終わりますが、
すごいブロマンス映画だったので取り急ぎお知らせしておきます。
インド映画なので、やや長い踊りと、やや長めのカーチェイスシーンが平気で、
そしてブロマンスならどんな組み合わせでも大抵幸せになれます、
という性質の方は劇場へぜひ。

シリーズ3作目ですが、1話完結形式なので別に問題ありません。
というかアメリカ映画ではない作品が、
突然3作目からシネコンで上映するというのは異例中の異例なので、
なにかが配給会社の琴線に触れたのでしょう。
そして大きいどんでん返しが途中にあるので、検索はしないほうがいいです。

あるサーカス団の団長が、銀行の融資を受けられず自殺した。
時は流れ、成長した彼の息子がその銀行に復讐を始め、
ムンバイから特別に呼ばれた刑事が彼を追う、というあらすじ。

おちばれ

復讐する泥棒とそれを追う刑事さんが仲良くなって…って
これ「キャッツ・アイ」やがな!(泥棒も男だけど)

プリースト原作の例のあの映画を見ているので、途中で仕掛けは分かった。

シルク・ドゥ・ソレイユというか、劇団四季というか、上海雑技団というか。
インドのサーカスっていまあんな感じなんだろうか…。面白そう。
あと踊り子役の女優さんが筋肉のちゃんとあるすごい美人だった。
ダンスシーンとてもよかったです。
(カーチェイスはもうちょっと短くてもよい)

二次創作が即ねたばれになってしまう腐女子泣かせの設定だと思います。
私もこの作品の属性が大好きな友達に今すぐすすめたいのに、
すすめるとねたばれなので言えなくて苦しいです…。
今あなたの脳内に直接語りかけています。自力で気づいて!

靴ひもの設定がうまかった。
あとさり気なくあしらってある天使の羽のモチーフが良かった。
(寝室の壁とか)

エンディング、美女のセクシーダンスと男同士のいちゃいちゃが交互に流れて
もう転げまわって笑いたかったんですけど!!
どのショットもそのままBL本の表紙に使えるクオリティでした。

オタク男女がデートで見に行って、どっちも大満足できる稀有な映画と言えるでしょう。




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2014/12/19(金)

ドラマかんそう
「PERSON of INTEREST 犯罪予知ユニット」
シーズン2 13話〜22話

シーズン2、最後まで見ましたー。
生命が脅かされる確率の高い人物の社会保障番号をマシンが知らせて、
フィンチさん&リースくんが対象を守ってきましたが、
シーズン2の後半からはマシンがウィルスに感染し、
そしてマシン自体にお話の焦点が移ります。
ほんのりとSFっぽくなる。
コンシェルジュとベルボーイや、なりきり富豪のタキシード姿等々
いつものコスプレも楽しめます。

そしてフィンチさん並みのスペックを持っているもののややサイコ気味の女性と、
リースくん並みのスペックを持ちながら中身はやや狂犬っぽい女性が
ニューキャラクターとして(再)登場します。怒涛の展開。

内容ばれ

・逃げろという指示を無視して、
 爆弾を腹に巻かれたリースくんを助けようとするフィンチさんが
 「現存するもっとも複雑なシステムを構築したんだぞ。
 携帯のロックなど…」って言っていて、
 普段は自分の功績を誇るような事は一切言わない人なので
 彼なりに動揺してるんだな…と思うと萌えた。
 あとリースくんのシャツを(爆弾解除のために)開いたのも萌えた。
 時々爆弾を巻かれるといいよリースくん!
・あと無事に帰ってきたリースくんに飛びついたベアー(犬)に
 あっけなくころんと押し倒されるリースくん萌えた。
・いつもの見慣れたOP映像が、マシンのカメラ視点なので
 ウィルスによって滅茶苦茶になるのが怖かった。
 ゲームで時々ある演出だけど、見慣れたものが不気味なものに変わるって怖い。
・船の爆発直前に「来ると思ってた。共に報いを受けよう」って
 ネイサンがフィンチさんに言ってるんですけど!?
 えっ。気になること言うのやめようよ。黒ネイサンだめ絶対。
・字幕の距離が1ヤード1m換算になってて
 別にいいけど大雑把だな!と思った。
・リースくんとショウのコンビが無敵すぎて面白いんですが。
・フィンチさんに忠実なリースくんを見て、
 ルートが私も忠犬がほしいって言うんですけど
 たぶんそれはシーズン3で与えられる…忠犬というか狂犬だけど…
 目の前にいるよルート…。
・人工知能と人間ねたは好きです。よくよく考えられた話が。
 しかしノーザンライツの設定切ない…。
 というか人柄が良すぎて誰も気付かないけど
 大体の元凶は全部フィンチさんなんじゃ…。
・「どこ?返事をして」と半泣きでマシンに問いかけるルートのシーンは
 ちょっと神と預言者の関係みたいだったな。
・本当に危ない時はそっと助けにきてくれて、
 手遅れで助からないときは寄り添って看取ってくれる…。
 これはもう人が想像する神様に一番近いんじゃないでしょうか。
 あと、1シーズンに1度ほど、武装していない相手(殺人者)を
 罰する目的でリースくんが手にかける回がありますね。
 (いずれも死ぬ場面は映ってないけど)

コメンタリねた

・ルートの入院した病院の廊下で、前から歩いてくる患者と看護師2人、
 あのなかにジョナサン・ノーランがいたということだったので
 調べたら右端が彼でした。額の後退の形がお兄さんと同…
 (でもイケメンなのも同じ!)
・イライアスの救出シーンは、役者さんが別の仕事で現地に来られなかったので
 顔だけ撮って、体は別の役者と合成したって、もはや撮影そのものがSFだよ。
・あと終盤のロケ地探しのために
 LIGOという、
 ブラックホールから送られる重力波を探知している施設を見学したって
 ノーラン弟が語っておられましたが、
 それってもろに「インターステラー」のねたではないですか。
 ドラマは2012年秋に放映だから、ロケ地探しは2012年前半頃かな?
 「インターステラー」のヒントになったのかな?
 それとも資料探しの段階かな?





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2014/12/20(土)

色々感想

プリキュア
僕はみんなの神だから、君一人を愛する訳にはいかない、
とかそういう問題は解決してないんじゃないのかな…神…。
それとも気が変わったのか?

あと似たような姿の青い髪と赤い髪が争ってると
サガフロのブルーとルージュを思い出す。

仮面ライダードライブ
自分を殺した相手が恐い、戦いたくないというベルトさん(ベルトに宿った人格。元人間)
でも主人公が変身モーションすると強制的に戦闘させられるのね…。
そして自分が死んでもベルトが無事ならまた新しいライダーが!って真理なんだけど
それを言った主人公は何気に初めてじゃないかしら。

人形劇シャーロックホームズ
ミルヴァートン登場。実は優しいツンデレ先生という話でした。
でもワトソンと一緒に不法侵入したりとか、女性とのキスねたとか、
原作ファンをにやりとさせる部分も多し。

PSYCHO−PASS2
あ、映画に続くんでしたっけ。
集団のサイコパスを認めると今度は虐殺に繋がる可能性か…面倒だな。

学糾裁判
原作は大場つぐみさんだと思ってたら違ったんですね!
えっ本当に!?

オフサイドを教えて(ジャンプ読みきり) 作画:中山敦支 原作:西尾維新
サッカーのルールが分からないから
ほう、なるほど。としか思えないごめんなさい。

恋ある道具屋 (別マ読みきり)作画:山川あいじ 原作:西尾維新
面白かった!この世ならざる者の力を借りて女の心を意のままにするという発端は
少年漫画によくあるパターンなんですが、やっぱり少年漫画と少女漫画じゃ違うな。
まあ読み切りなのもあるんだろうけど。
名前に関するエピソードが話に芯を通してて良かったです。

すべてがFになる
諏訪野さんとシェットランド・シープドッグの都馬くんが回想シーンで出た!
西之園さんの婚約者のひと、えらいイケメンだな…と思ったら城田さんでした。

相棒
相棒は年末に暗黒回を放映するの禁止!
母の介護のせいで職と配偶者を失った男が
母を虐待して…ていう。
どうにもならなくなった親子心中が多いのが現実って知ってはいるけど
せめて冬には見たくないかなって思います。
脚本は櫻井さんだな!って思ったら違いました。
そういえば今シーズンは櫻井さんまだ書いておられない。

ファミ通
アラスカ地方の先住民イヌピアトの少女Nunaと
ホッキョクギツネが冒険する「Never Alone」というゲーム、
予告動画を見ているとちょっと大味っぽいんですが、
イヌピアトに関する資料や、証言が差し挟まれ、
ドキュメンタリーの側面もあるというのはゲームとしては変わってるなと思いました。
http://www.gamespark.jp/article/2014/08/14/50822.html

えんため大賞の小説部門やコミック部門に混じって
いつの間にかゲーム実況とゲームエッセイ部門があった。

読売新聞連載の「有栖川有栖の映画はミステリー」
が最終回でした。2002年4月スタートだったとか。
いつも参考にさせてもらってました。終わってしまうのは残念…。
NO1映画は「パンズ・ラビリンス」だそうです。エー!!!

以前日記でちらっと紹介したセス・ローゲンの
あの国のあれをあれする超やばい映画「The Interview」ですけど、
劇場へのテロ予告があり、上映を断念したという発表があったようです…。



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2014/12/21(日)

映画かんそう
「ムード・インディゴ うたかたの日々」

ミシェル・ゴンドリー監督のフランス映画です。
監督の作風はアメリカよりもフランスの方が受けがいいかもしれない。
なるほどー、と思いました。

裕福で、働かなくても暮らしていけるコランは、
あるパーティーで不思議な女性クロエと出会い恋に落ちる。
結婚した2人は幸せに過ごすが、
ある日クロエが肺で睡蓮が成長する奇病にかかり、
日に日に衰弱していく。
それと呼応するようにコランの暮らしも陰りはじめる。
というあらすじ。

しかしあらすじは、あるようなないような不思議な映画で、
どこかのオフィスで集団がこの話の脚本をタイプしていたり、
画面の一部分がカラフルなストップモーションアニメ風だったり、
握手すると相手の手首がぐるぐる回ったり、
台所のネズミをなぜか人間が演じていたり、
ダンスシーンでは足だけが作り物でぐにゃぐにゃしていたり、
画面の右と左でお天気が違ったり、
挙げ始めるときりがないですが、
これらすべて、CGで違和感なく作ってあるのではなく、
あえて紙や布や、大道具小道具で表現してあります。
これ好きな人は猛烈に好きだと思います。

原作のボリス・ヴィアンの青春小説「日々の泡」が
まさにああいう幻想的な内容で、結構忠実な映画化なのだそう。
この小説、今回で映画化は3回目で、そのうち1本は邦画。
なんでやねん。

主人公の運命の恋人クロエはオドレイ・トトゥ、
そして作中最強のモテモテイケメン、
主人公の親友にして料理人、ニコラを演じたオマール・シーは
最強のふたりの主人公やX−MEN フューチャー&パストのビショップを演じてますね。


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2014/12/22(月)

映画かんそう
「ベイマックス」

主人公が日本人のディズニー映画ということで
ちょっと話題になっていたアニメです。
機械オタクの少年ヒロが、火事で亡くなった兄の残したロボット、
そして兄の友人の理工系オタク達とともに
兄の死の謎を解明するというロボットヒーローもの。

ヒロは天才なんですがウルトラスーパーブラコンで、
兄弟の相思相愛度は100%、
兄の友人たちも皆いいひとで、専門分野で大活躍、
ベイマックスは戦闘力もありますが、
ぷにぷにの姿とふわふわの性格というゆるキャラ的な一面もあり、
細部まで詰めに詰められた設定と脚本です。
王道のあらすじは、起承転結において誤選択を許さないという
繊細なところがあると私は思うのですが、
なんかこれは100問100正解を軽く叩きだしている印象です。
どきどきして、すかっとして、あー楽しかった、と帰れる娯楽映画。

内容ばれ

架空の街サンフランソーキョーは「奏京」って書くのね。

身体が冷えたヒロを暖めるために、
ベイマックスが自分の設定温度をあげてふんわり包んであげたら
ほかのみんなもフラフラあつまってきて、結局団子になっちゃってるシーン
震えるほどかわいかったな…。

エンドロール後におまけ映像があります。
アメコミファン、MCUファンは必見なので席を立たないこと。

「シンデレラ」予告
アナと雪の女王の特別編が同時上映されるとのことで、
稼げるだけ稼ぐつもりだな…と思いました。
姉妹のその後は普通に楽しみですけどね。





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2014/12/23(火)

映画かんそう
「僕らのミライへ逆回転」

レンタルビデオ店員のサムは、尊敬する店長に旅行中の留守を任され
大いに張り切るが、友人のジェリーのトラブルに巻き込まれ、
店のビデオは強力な磁気のせいで全部消えてしまう。
2人は知恵を絞り、客が借りようとした映画を
自分たちでリメイクしてレンタルする、というあらすじ。

ゆるい笑い+だめ男友情もの+手作り感+懐かし系映画
この4つが好きな方にはたまらない映画だと思います。
「ゴーストバスターズ」「スーツ2」を始めとして
「2001年宇宙の旅」「タクシードライバー」
「ライオンキング」「キャリー」
様々な名作を、男2人が、
欽ちゃんの仮装大賞ノリで工夫を凝らして
素人リメイクしていきます。

ゴンドリー監督は本当にハンドクラフトの鬼だなあ!ってしみじみ思います。
車のシーンを、実物大のパネルを人力で動かして表現しようとか思わないよ普通…。
そして監督自らが最後で解説してくれていましたが(特集企画だったので)
あのワンカット長回しで次々に色んな映画が展開していくシーンは
役者さんがカメラに合わせて次のセットへとどんどん走っていかなくてはならない
大変な撮影だったそうです。

今から考えると「グリーン・ホーネット」をこの人が撮ったというのが嘘みたいだし、
たぶんあの作品で監督が一番楽しかったのは
カトーの作ったカプチーノマシンやガスガンだったんだろうな…と今になって気付きました。




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2014/12/24(水)

読書かんそう
「スタインベック短編集」

収録作品
「菊」「白いウズラ」「蛇」「逃走」「襲撃」「自警団員」「朝めし」
「肩当て」「聖処女ケティ」「敗北」「怠惰」「殺人」「『熊』のジョニー」
この中で特に「朝めし」を目当てに読みました。
寒い日の夜明けに、通りかかった農場労働者のテントで
若い女と、その赤子、男と老人と一緒に、
荷箱の周りの地面に座ってパンと、ベーコンと、コーヒーという食事をする。
文庫本サイズで5ページほどの短い話です。

 私はもうすぐ近くまできていたので、ベーコンをいためるにおいや、パンをやくにおいなど、
この上もなくあたたかくて、この上もなくよろこばしい、
あのなつかしいにおいがただよってくるのを嗅ぐことができた。
(中略)
 彼女は大きな荷箱の上に錫のコップをおき、錫の皿やナイフやフォークをならべた。
それから、いためたベーコンを深い脂のなかからすくいあげて錫の大皿にのせた。
ベーコンは、かわくにつれてジュウジュウ音をたてて縮みあがった。
若い女は錆びたオーブンの口をあけ、
分厚い大きなパンがいっぱいはいっている四角な鍋をとり出した。
 あたたかいパンのにおいが流れると、男たちは二人とも深く息を吸いこんだ。
若者はひくい声で、「こいつはたまらねえ!」と言った。

歩いている時に匂いをかぐ→調理している所を見る→実際に食べる
という、ごはんのための構成、ごはんのためのあらすじの話なので
大変おいしそうでした。

ところで「怠惰」という作品の中で、少年たちが秘密組織を作って遊ぶくだりがあるのですが

この邪悪な民族の邪悪な行動を、できるだけ多く調べあげておけば、
それだけ多くの秘密情報を、いざ戦争が勃発した場合、国家のために
提供することがきるわけだ。

と書かれており、
「邪悪な民族」というのはお察しかもしれませんが日本人のことで、
真珠湾攻撃の約10年も前から、こんなに不穏な空気だったのかー、
とちょっとびっくりしました。




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2014/12/25(木)

「スタインベック短編集」の中の「『熊』のジョニー」は、
ジョニーという、少々頭の足りない男がいて、
彼は見聞きした物事を正確に覚えるという才能があり、
特に音や声に関してはは自分の喉を使ってレコードのように聞いたまま再現できた。
彼は酒場で酒を奢られると、村で彼が盗み聞きした話を
「再生」する芸をしてみせるのだが、
ある日彼が喋ったのは村にある大きなお屋敷での秘密の会話で…
というちょっとぞっとする内容なのですが、
(現代なら「テヘペロ」で済んだのにな…っていうオチ)

その中で、渓谷の入り口の村にあるお屋敷に住む
女性2人についての形容、

「おれが貴族だと言った意味がわかっただろう?」
 ぼくはうなずいた。そのことは容易にわかった。
ああいう女性が周囲にいると、社会は、ある種の―――安心感をもつものだ。
霧が立ちこめ、いまわしい罪悪のような大きな沼地のあるロマのような土地では、
たしかにホーキンズ家の婦人たちが必要なのだ。
ああいう女性がいてバランスをとってくれなければ、
こんな土地に二、三年も住むと、
男の心は、どうにかなってしまうにちがいない。

彼女たちは信心深く慈悲深く、淑女であり、
村のある種の良心であり規範でもあるのですが、
私はこの部分を読んでコンラッドの「闇の奥」の

あの人たちは―――つまりご婦人方というのは―――
何もわかってない―――それはそうあるべきなんだ。
俺たちはご婦人方がその麗しい世界にいられるよう手助けしなくちゃいけない。
そうしないと俺たちの世界がもっと悪くなる。

という文章を思い出しました。
コンラッドの方が、スタインベックより約40歳ほど年上ですが、
たぶんこれ同じ事が書いてありますね。

(和洋を問わず)女性が知識技能も財産も地位も何も持たず、
ただひたすら庇護されるファンタジーのような存在でいて、
男性はその萌えキャラのために、
社会でどんな目に遭っても耐えられるっていうシステムが有効だった頃の話だなあと思うのですが、
そのシステムは優れていたので長く採用されてきたけど、
問題はその萌えキャラを庇護するべき父親や夫が亡くなった場合、
または配偶者の萌えが他へ移った場合で、
人間はキャラクタと違って命があって感情があるし、腹が減るし、金銭が必要なのですから
彼女たちが大変な目に遭ったであろう事は想像に難くないです。
なにしろ何の技能も財産も持たぬ訳ですから。

だからアニメや漫画のキャラクタに萌えて、
男性も女性も嫁のために頑張って働く
現代のオタクシステムのほうが人道的だなあと思います。
(スタインベックとコンラッドから、まさかのオタク優れている論へ)


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2014/12/26(金)

映画かんそう
劇場版 SPEC〜結〜『爻ノ篇』(こうのへん)

広がりまくった風呂敷が、なんとか畳めたか、な?
という感じ。
どのくらい広がったかというと、
元々地球にいたのがスペックホルダで、
彼等はガイアの声を聞き、世界と調和して生きることができたが、
後から発生した普通の人間がスペックホルダを排除して
地球上で非道と破壊の限りを尽くした…てきなそういう。
最初は推理物だったんですよ一応。

うーん、前編後編に分けずに1本にした方がよかったかも。

内容ばれ
瀬文さんと当麻が、恋愛関係なのか無二の相棒なのか
最後まで曖昧なままなのが良かったです。

パラレルワールドを永久に彷徨い続け
死ぬことも転生する事もできない
って結構悲惨な結末なんですが、
「お分かりいただけただろうか」状態だったので、
ちょっとだけ笑った。

最後の最後で唐突に朝倉の名前が出て(「ケイゾク」のラスボスの殺人鬼)、
ネットで検索したら、ラストで会話していた男女両方が朝倉で、
彼は白い服の男よりも更に上位の存在なのだそうですね。
うーん、なんていうかSF?



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2014/12/27(土)

色々感想

BIRDMEN(サンデー連載)
仲間は撃たれるわ、リーダーはプチ闇落ちするわでもう大変。
闇落ちしかけていても理性と判断力が残っていて、
指示を出すっていいですね。ガチ闇落ち展開くるかしら…。

火ノ丸相撲(ジャンプ連載)
相撲にもアームロックに相当する技があるんだな、と思ったけど、
(閂という技)よく見たら関節を固めてない?
わりと容易に抜けられそうに見えるけどどうなんだろう…。

磯兵衛とソーマの入替漫画は面白かったです。
看板娘さんは、本家バージョンのほうがかわいく見える不思議。

あさはかな夢みし(アフタヌーン連載)
瀧波ユカリさん新連載。
王朝時代の物語のあの特有の理不尽さへの、つっこみ満載の漫画です。
面白かった。

黒博物館 ゴーストアンドレディ (モーニング連載)
なんか伝記+スタンドバトルという斬新さに、目が離せない感じです。

FATE
2人分用意していたごはんに、1人来客があって
ちゃちゃっと3人分に増やせるとは、主人公の主婦力は相当高いな…。

探偵コナン 江戸川コナン失踪事件〜史上最大の二日間〜
内田けんじさん脚本。まだ途中ですが
まさかの鍵泥棒のメソッド続編だった。

軍師官兵衛
穏やかな最終回。
しかしどうして自分の死期が分かるのか。
黒田タイマー的なものが入っているのか。

エレメンタリー2
モリアーティの監視役にゲイの男性って随分短絡的な…。
洗脳耐性あるなしは、性指向に関係ないよ。

ごめんね青春!
綺麗すぎるくらい綺麗なラストでした!お疲れさまでした!
視聴率はどんどん増えていって、あと2回ほどあれば10%越えてたと思う。
しかしなぜか最終回だけは5%代に落ちてた。なぜに?

Landreaall 25巻
誇り高い人が無理やり跪かせられると、
怒りより先に混乱がでるところが色っぽいなと思った。

おがき先生の格闘の描かれ方が好きです。

ファミ通
ゲーム業界の繁忙期は年に3回あって、
夏休み前、年末年始、年度末3月だそうです。
マスターアップは発売日の2箇月前らしいので、
クリエイターの方々が廃人になるのは
5月、10月、年末年始頃という事になりますね。





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2014/12/28(日)

ドキュメンタリー
「ティム・バートンの人生を変えたスケッチ」

バートン監督の簡単な来歴と、これまでの作品、
ロンドンにある彼のオフィス、仕事を発注するパペット工房、
本人インタビュー、エルフマンのインタビュー、
などの映像から構成されていました。

・挿絵画家アーサー・ラッカムの家をオフィスになさっているそうで、
 なかなか楽しそうな場所でした。デル・トロ監督や、ゴーリーさんなど、
 癖のあるアーティストはお住まいやオフィスも面白い事が多い…。
 (誰か写真集にしてまとめてはくれまいか)
・「ヴィンセント」(1982年)を初めて見たけど、思ってたよりずっと短かった。
 いまとは真逆の、客の事は失念して自分とだけ向き合っているような作品でした。
 いや、こういうのも嫌いじゃない。
・あとオリジナルの「フランケンウィニー」(1984年)が
 ディズニーの判断で劇場で上映しなかったの知らなかった。
 私はリメイクのものよりオリジナル版のほうが好きです。
・パペット工房の日本人のかたが言ってらしたけど
 バートン監督の指示はすごく具体的で助かるそうだ。
 「20%大きくしてくれ」とか「目を大きくしてくれ」とか
 「3センチ大きくしてくれ」とか。
 「もうちょっと元気良い感じで」とかいう指示で
 延々リテイクをくらうことを思ったら有り難いクライアントだ…。
 まあご本人が絵を描かれるからだろうな。
・一番好きなキャラクターはジャック・スケリントンなのだそう。
 ちょっと意外だ。
・歌うエルフマン映像、表情がジャックに似てた!
・あと若い頃のバートン監督の映像もあったけど、
 なんとなく1人だけ50センチほど周囲から浮いている感じがたまらなかった。
 現在のバートン監督は全然そんなイメージはないです。
 相手をしっかりと見て、堂々とお話されます。作品にも反映している気がする。
・絵が描けなかったら発狂していた、とおっしゃっていた。



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2014/12/29(月)

シリル 文章更新「性的に(略)知っていた」

去年の秋に出したコピー本を再録しました。
(例によって無料配布でした。
貰ってくださった方、ありがとうございました)

正式なタイトルは
「性的に興奮すると瞳の色がわずかに藍色がかるという
彼本人すら知らない体質をリーマス・ルーピンは知っていた」
です。なんとなくラノベ風にしたかったのだと思います。
そして4文字の略称とか真面目に考えました。

ずっと最中という破廉恥な本なのでご注意ください。
あと、コピー誌のページをそのままスキャンしたのですが
微妙に文字が水平垂直ではありません。
それはまあ私の仕事が雑…ダイナミックなせいです。

シリウス視点の文章が黒、
ルーピン先生視点の文章が緑なので、
都合、1枚の紙を4回コピーする必要があり、
超静電気が発生して、ローラーと紙も、紙同士もくっついてくっついて、
白目になってブリッジ状態で階段を駆け下りたくなるほど、
ひどいミスコピーの山が発生しました。
ものすごく資源を無駄にしましたごめんなさい…。
2色コピーはもう二度とやらないです…。

そんな感じの本ですが、お楽しみいただければ幸いです。




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2014/12/30(火)

年末年始のお休みなので、ちょいと映画でも見てみませんか?
ということで、映画二次創作試し読み3本を上げておきます。
(もちろんすべて以前に私が書いたものです)
キャラクターが気になったら、ちょっとレンタルして本編を見てみて下さい。

キャプテン・アメリカ

X−MEN(ファースト・ジェネレーション)

グリーン・ホーネット

ただしキャプテン・アメリカに関しては、以前も書きましたが
しりると同じネタばれカプなので、
先にシリル創作を読んでいると3巻を読んだ時に
「お前、実はいいやつだろ?知ってるぞ?」
ってなるのと同様に、「キャプテン・アメリカ1&2」において、
ある程度先が読めてしまうのでご注意ください。




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2014/12/31(水)

今年のベスト映画・小説・色々です。
(私が今年に見たり読んだりしたものなので、新作とは限りません)
今年見た映画は127本、小説は28冊。

■映画
「グランド・ブダペスト・ホテル」
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」
「インターステラー」

本来なら「ベイマックス」と、
三部作加点で「ホビット決戦のゆくえ」も入ってる筈なのですがきりがないので。

今年は「スノーピアサー」「ヘラクレス」「チェイス!」などの
宣伝にお金のかかってない異色作の健闘も光ってた。

■小説
なし

■ドラマ
「SHERLOCK シーズン3」

■アニメ
「アルドノア・ゼロ」
(原作のあるものは原作のメディアに分類します)

■漫画
「失踪日記」
「ドリフターズ」
「波よ聞いてくれ」
「BIRDMEN」
「アンの世界地図」
「白暮のクロニクル」

■最萌え
「キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー」

NO1萌え映画、NO1格闘映画です。
音楽を聞くだけで心臓がぎゅっとなりますし、
2人にはどうあっても幸せになってほしいです。
今年は「るろ剣」や「ザ・レイドGOKUDO」など
タイプの違うアクション映画が豊作で、
どれもよく出来ているのですが、
アニメに近い緻密な組み立てのCAWSの格闘は本当に見応えがあります。


今年の紅白は、アナ雪がまさかの米日姉妹合唱で、
なかよしハグなど大変可愛いものを見せていただきました…。
イディナさん気さくな人だな!NHK、ナイスオファー!

今年1年、当サイトにお越しの方々、ありがとうございました。
来年もいつなりとお越しください。よいお年を。



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