8月日記
前書き
8月の日記はちょいと特殊です。なぜなら2人で書いていたからです。
(詳細は9月1日の日記で)友人Cの書いた部分だけ文字色を変えてみます。
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2002/08/01(木)
もうすぐ友人達との修羅場大会があります。毎年催される相互扶助の会です。本を
出さない人はアシストをし、本を出す人は原稿を手伝って貰うというシンプルな
システム。今年は久し振りに手伝う係なので、心が軽いです。友達の豪邸まで
総重量7キロのトーンを引きずっていかなくていいんだ!みたいな。
しかし原稿係の人が「手伝って貰う原稿がないかも」とゆってるので俄に
暗雲が。といいますか、それってこの世界の人々にとっては身に覚えがありすぎる
夏の夜の怪談。さすがに下書きとかペン入れは手伝えないもん……ねえ?
ちなみにねえ、○○○エルのアルゼンチン内建国案は実際にあった話ですよ。
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2002/08/02(金)
ミステリーの話
もともと詳しい方は申し訳ない!今日はパスして下さい。「推理小説……
アカガワジロウ?」という人に向けて書きます。今、現在日本はひっそりと
ミステリー大当たり期間です。過去の日本の各年代、海外と比較しても質・量・
種類において断然優秀だと思います。断言。バブルがはじけたり、頭の
おかしいのが増えたりと碌な事のないこの年代ですが、これだけはラッキー
だったと言えるでしょう。さて、大人の夏休み期間が近付いておりますが、
課題図書と洒落込んで私のおすすめ5冊を書いておきましょう。
『すべてがFになる』 (シリーズ1作目) 森博嗣 講談社文庫
『魍魎の匣』 (シリーズ2作目) 京極夏彦 講談社文庫
『空飛ぶ馬』 (シリーズ1作目) 北村 薫 創元推理文庫
『時計館の殺人』 (シリーズ5作目) 綾辻行人 講談社文庫(辻の字違う)
『ハサミ男』 (独立作品) 殊能将之 講談社文庫
あ、勤め先は講談社ではありません。ミステリは喉ごしを味わうものなので、
キャラ萌えは出来ますかとか美文ですかとか言われても困りますが、うーん、
噛んじゃ駄目です(笑)飲むんです。入門編としては『F』を押しておきます。
1作目だし、キャラ萌え出来なくもない。私はこの作品の探偵役工学部助教授と
犯人が大変に好きなので、色々と描きたかったのですが、描くと即ネタバレに
なるので描けない(泣)シリルーと同じくらい問答無用ネタバレカプで
とても苦しみました。ちなみに上記作品を以前読まれた事があって、
「面白くない」と思われた方は、今後私が日記で激誉めするあらゆるジャンルの
作品は話半分に聞かれたほうがよろしいかと。たぶん興味の方向が違います。
そして上記作品を読まれた事があって、「途中でオチが分かりました」と
思われた方は私のタイプです。というか素敵だ貴方。「Cool sir!」です。
いや本当。(オチ系ではない『空飛ぶ馬』を除いて、全部素直に引っかかったヨ!)
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2002/08/03(土)
最近の健康グッズに樹液シートというのがありますね。
(寝ている間に足の裏から体に不必要な老廃物を〜とかいうヤツですな)
以前から興味はあったのですが、先日とても熱心に勧められる機会がありました。
その友人曰く「8時間寝てから剥がしたら滴ってた!」だそうなので
したたる…という言葉の響きに魅了され、出来心で試してみました。
軽く10時間ほど(…)眠ってワクワクしながら見てみたのですが、滴る、という
よりはむしろトリモチ状態。糸を引くほど粘度の高い液がごく少量出ていました。
怖くなってしまってその友人にはまだ報告してません…どうしよう…。
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2002/08/04(日)
飲んで帰ろうとして、電車に乗る。眠ってしまう。
意識のない私の体を電車は手前勝手にあちこち運んでくれます。
目が覚めたら、ここはどこ。真夜中小旅行。所持金ゼロに近い。
真冬。携帯はぶち壊れていて、クレジットカードがなかったら
凍死してたヨ、という事もあった。
眠って行った事のある最西の駅から最東の駅の間を計算したら、
小旅行は全長198キロ。JR、私に礼か何か言ったらどうなの。
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2002/08/05(月)
お散歩コースのサイト巡りを終えるだけで再起動計3回か。どうも夏が
苦手のようだな無機物のくせに。どうしても立ち上げたいソフトが
どうしても立ち上がらないしな。思えばこの製品は買って数日で、
新聞に「○○社の○○番台の型番は不良品。発火します」という
有り難くない記事が載って、見事ビンゴだったんだよな。(メーカー
によって回収されました)それで「ネット環境になりました!
メールちょうだい!」というメールを出しまくった数日後、
「ネット環境から去ります!さようなら!」というメールを
出さなくてはいけなくなって、恥ずかしかったです。
騒々しいとかハレー彗星とか明智光秀とか好き放題言われました。
それはいいんだ水に流そう。ねえ、せめてワードか一太郎だけでも
使わせてくれよう。最近破廉恥な物ばかり頻繁に入力されて堪忍袋の
尾が切れたのか?そして比類なきわたくしの集中力でもって(←嘘)
念写でも しろって言うのか?
以上、パソコンへの私信でした。
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2002/08/06
コンビニに行きました。
新発売のお菓子やお気に入りの飲み物をカゴにポイポイと放り込んで
さあお会計。新入りバイト君と思しき店員がおぼつかない手つきで一生懸命
値段を入力してくれます。最近はバーコードなので楽ですが。
ピコピコピコ・ヂャリーン。
店 「1306円になりまーす」
私 「すいません1万円札でもいいですかー?」
店 「はい大丈夫です。えーと、いちまん…
私 「あ!細かいの6円あります!」
店 「あっはい、それでは……えーとおつり9万7千円になりま……Σええ!?」
驚いたのはこっちだ。てゆか9万て、そんな釣りがあるかー!
まぁややこしい支払い方をして正直すまんかったとは思いました。
初心者には優しく。
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2002/08/07
私がうっかり失敗したり、間抜けな事をしたりすると友人は
「だから君は馬鹿だと言うんだよ」と言ったりします。私が
今現在何に転んでいるかよく知った上で、確信犯的に優しく。
そこが室内だったりすると、私は床に倒れてそのまま
2ターンくらい動けなくなります。息も満足に出来ません。
先生を好きなんだなあと再確認する一瞬。友人はあっちを
向いて「ははは」とか笑ってます。完全におもちゃです。
まあ、でもどこにも悪意はなくて、あちらにもこちらにも愛がある。
(つかこちらの愛は少々過剰)平和な夏の昼下がりでした。
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2002/08/08
素直に課題図書に挑んで下さった方や、なんか尋常でない
スピードでシリーズ読破中の方がいらっしゃるようなので(笑)
その方々へ。犀川助教授とその友人。
(『すべてがFになる』を読まれていた方がよろしいかと思います。
その先を読まれていると尚よろしいです。最終巻はちょっと腹立つかも……ビクビク)
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2002/08/09
ネットで色々な文章を読んでみて思うこと。
漢字の誤変換、それと妙な思いこみによる珍発言は 多い。
私も時折やらかすので、とりたててどうこう言うつもりはないが、
どうしても力の抜けるマチガイというのはあるもので。
(しかもどういう訳だか全然別のサイトさんなのにみんなお揃い)
先日から立て続けに何件か出会ったナゾの表現…それは、
「剥き身の刀」
その刀はアサリの加工品か何かですか?それともエビで?
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2002/08/10
先生の事を考えていたら(1日5時間くらいは考えてますよ)
昔に、家族から法定伝染病患者が出た事を思い出した。そりゃあもう
本人隔離されて1年間は帰ってこなかったわ、感染してないか家族全員
検査されるわ大変でしたが、先生がたぶん受けたであろう世間からの
冷たい仕打ち・迫害というのは幸いにして体験しませんでした。
なぜならウチの家族はみな、鬼のように口が堅いから(笑)。
家族が1人足りないという明らかに不自然な状態を、テキトーな嘘
で見事ごまかして、お蔭様で誰にもバレてません今も。
そろそろいいかと日記のネタにする娘(15年も経ったしな)。
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2002/08/11
5感のうち、自分にとってどれが一番大切かと尋ねたら、友人は
「耳」だと答えました。その人は音楽が好きなのです。私は視覚だな。
断然「目」。味覚と聴覚と嗅覚と触覚、全部足しても目の方が大事。
趣味の殆どが視覚に頼ったものなので、目が無くなると困るのです。
両足より目。脳以外のどの臓器より目。それくらい目が無くなると困る。
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2002/08/12
本日は空耳アワー。
職場にて休憩から戻ってきたら机の上には一枚のメモ。
「○時×分、田中(仮)ヨシュアさんから電話アリ」
田中(仮)はよくある苗字なのでお客様の中にも何人かいらっしゃるけど、
そんな横文字な名前の人がいたかしら、と思いつつ名簿で確認をとりましたらば。
おられました…田中(仮)良哉さんという方が。
5分ぐらい笑いが止まらなくて死ぬかと思いました。
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2002/08/14
ジャンボスライダーの鬼と化して5回も滑ったさ。いやプールの話。
誰も止めないものだから子供用のスライダーまで制覇して尻を強打。
痛いね、うん。その後ジェットコースターに3回、ゴーカートに
1回乗る。そんなに攪拌されたきゃ遠心分離器にでもかかれこの女。
と自分でも思った。いやあ遊園地は楽しいですね。
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2002/08/15
アマゾン川流域のある地域でだけ尻尾の短いワニが多く見られるそうです。
何かに適応してそういう形態に進化中?と議論を呼んでいたらしいのですが
真実は聞いてビックリ。なんとオオカワウソに食われた、というものでした。
ワニは肉食。しかしカワウソも魚介がメインとはいえ肉食のはしくれ。
大自然の厳しさなのかヤられる前にヤれの精神なのかは人智の及ぶ所では
ありませんが、ともかくワニというのは瞬発力はあるけど持久力はイマイチだ
そうで、頭の良いカワウソはそれをちゃんと知っていて相手が疲弊しきるまで
ちょっかいをかけては逃げる戦法をとり、ワニが疲れて動けなくなった所を
美味しくいただくワケですな。生きたまま。
しかも食べるのは尻尾だけなので(可食部が多いから…)命に別状は無く、
話題になっていたのはつまりそういう被・食後のワニだったというわけです。
ワニ屈辱プレイ。怖るべしカワウソ。
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2002/08/16
夏祭りの土産に本をやろう、と友人が言うので「はてワンピだろうか?
それともテニプだろうか?はたまた笛だろうか?GO?」と思いながら
受け取りに行ったら何とポタでした。しかも結構ドサドサと。
わあ、嬉しいな。それに何だか当たりだぞ!作中の先生と犬、それから
描いた人をギュウギュウ抱きしめたくなるような(迷惑です)良い本。
しかし数日後気付きました。
あ……これルーシリ本だ。(笑)
まあどうでもいいか。いやよくないか?。多分よくない……気がする。
そういえば課題図書のツインピークスネタは『封印再度』(シリーズ5作目)でしたっけ……。
ええ、これ程タイトルセンスの唸りまくってる本を私は知りませんよ。『who inside』という副題、どちらも絶妙にマッチ。
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2002/08/17
舌に口内炎(?)が出来てとても染みる。不便だ。いつもの口内炎なら
食いちぎって治すのに。舌では噛みきる訳にもいかない(死にます)
こんな私は医者に生まれかわったら、間違いなくポジションは外科医。
何でも切除で解決しようとしてさぞや恐れられた事でしょう。いつも
人から野蛮人とか言われます。でもね、昔バイト先にもっと凄い人が
いたんですよ。その人、口内炎は焼いた火箸を押し当てて治す。
と言ってました。それよりワイルドな治療法は聞いた事ありません。
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2002/08/18
熱闘甲子園。
最近は色々言われている事などもありますが、あのグラウンドの上で真剣に
走り回っている子達にはどうでもいいことなのでしょう。真夏の太陽の下、
裏だか表だか判らないほど真っ黒に日焼けして汗と泥にまみれ、ボール一つに
キリキリ舞い(種目が違うよ)
それを声を限りに応援する人達がいて、皆一緒に泣いたり笑ったりしている。
自分が同年代だった頃はさして興味もなく、単にスポーツとして楽しく無責任に
観戦しながら「なんであいつらあんなに老けてるんだろう」ぐらいにしか思って
いなかったのですが。
この歳(…)になるとどうにもこうにも、言葉にならないほど彼らが愛おしい。
部活と学祭の準備に明け暮れた自分の夏休みを思い出して感傷に浸ってみたり
そして我に返って暑さで頭がワいてるのだなと苦笑してみたり。
どの夏も唯一度の時間には違いないのですが、学生時代のそれはやはり特別です。
願わくば子供達の夏がすぱらしいものでありますように。 今日の私はちょっぴりポエマー…
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2002/08/19
今日はポタ読んでない人は見てはいけませんよ。致命的ですからね。
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↓
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4人の構図。
親世代4人組の役割、というものがあって、それは殺される役、
裏切る役、汚名を受ける役、悲しむ役だ。これってローテーションで
廻してみると結構趣が変わる。殺される役=先生。裏切る役=ジェームズ。
汚名役=ピーター。悲しむ役=シリウスとかさ。
殺される役=ピーター。裏切る役=先生。汚名役=ジェームズ。
悲しむ役=シリウスとかさ。どうよどうよ、何かぐっとこないか?
ちなみに友人4人でこの役を取り合うとしたら、私は相手を殴ってでも
殺される役を取ります。他は嫌だ。なんかツライ。
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2002/08/20
「小学生かお前は」
独りでいる時は大抵考え事をしています。移動中であろうと
人待ちであろうと常に休み無く。考え事っつっても
おおよそ下らないどうでもいい内容ですけどね。
先日は自転車で走りながら「へ」の付く言葉は間抜けな言葉が
多いなあと思っていました。例えば「へっぽこ」や
「ヘタレ」や「扁平足」、あるいは…「へっぴり腰」。
ところが私はその時、突然電撃的に悟りました。
それまで「へっぴり腰」の「へっぴり」は「へにゃへにゃ」や
「ひょろひょろ」のような擬音だと思っていましたのです。
しかし違う!へっぴりは「屁を」「ひり出す」姿勢!
まさにその通りじゃん!と瞳孔が散大したところで
クラクションと共に車が走り抜けて行きました。
なんと私はへっぴり腰に集中するあまり、車のバンバン通る
大きな通りを赤信号で横断中だったのです。
へっぴりごしのせいであやうくしぬところだったことだよ。
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2002/08/21
洗濯を何度も繰り返していると服の布地が薄くなったり、毛玉ができたり
襟やらゴムやらが延びたりするものですが、昨日洗濯物を干していて
妙な事に気が付きました。靴下の片方だけが異様に延びているのです。
普通の女物靴下は22〜24cmぐらいだと思うのですが、それがどう見ても
二回り大きな男物サイズに大変身! 繰り返しますが片方だけ!
他の物には何の異常も無いのですよ?
洗濯機の中で一体何が起こったのか。
そしてそれより何よりどうすればいいのだこの靴下…。
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2002/08/22
建築探偵桜井京介の事件簿『綺羅の棺』 篠田真由美先生 読了。
このシリーズはネタと萌えが上手に共存しているので、「萌えが無きゃ、
小説なんて一文字だって読まないぜ!」という方にオススメです。
今回も桜井は嫌な奴でしたー。ごめんなさい。どうしても奴の事好きになれなくて。
でも前回の『月蝕の窓』の「桜井が半裸で拷問される」みたいな、
気が狂ったようなサービスはなかったです。(てゆか桜井嫌いな人間にとっては
あれは本当に拷問)数ヶ月前に出た有栖川先生の『マレー鉄道の謎』と
見事に題材が同じですが、読み比べると断然(自主削除)。
発作的にマレーシアとタイに行きたくなった。
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2002/08/23
日曜日は大阪まで本を売りに行きます。「もしかしてこの人?」という人がいても、
(せめて号数書かないと無理だろういくらなんでも)複数で取り囲んで締め上げたり、
棒を持って追いかけ回したりしてはいけません。すごく小心者なのです。
もし万が一オフの本を読んでる人で偶然ここを発見、吐いたという人がいたら
「見損ないました。最低」とか「今すぐやめてください悪趣味です」とか
暖かい声を掛けてください。自慢の右をお見舞いうなだれて拝聴します。
初めて会う方にどうやって御挨拶ようか、脳内リハーサルに余念のない私です。(笑)
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2002/08/24
友達と喋っていて、暑いし泳ぎにでも行こうという事になりました。
帰宅して母に「明日は泳ぎに行って来るよ!」と言うと
返ってきた答えが「…水族館?」
落ち着いて下さい母上。
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2002/08/25
本日はヤジ馬根性丸出しにして「あの作品を書いたり描いたりされたのは
どんな方だろう?」というミーハーな欲望に忠実に、色々と襲撃を働きました。
ヤクザ映画さながらに。緊張のあまり名前を名乗るのを忘れてお話しを
ぶちかまし、相手の方を戸惑わせたことは早く忘れよう……。
大人っぽい作品の方が、そのまんまドンピシャ知的女性風だった時はグッと
拳を握ったんですが。ものすごく緻密な作風の方が予想を裏切ってまるで
のんびり屋さんのような外見をされていたり。黒い系の筆が唸りまくる方は
何故か甘いOL風であったりですとかね。超重量級の作品の方は癒し系の
ふわふわの外見をされていたり。あと一方的に存知ているだけの方なので、
見当を付けて勝手にお姿だけ拝見したりしましたが「うわー、御自分の
描かれる人物と同じフェイスラインだ」とか「小ちぇー」とか「色っぺー」とか。
作るものと外見の関係って何でしょう……分からなくなりました。
(ネットだと、まず思いこみが先に来るので)何だかランダムだ。全くの無関係?
本日お会いした方、満足に日本語も喋れない女に丁寧に応対していただいて
ありがとうございました。とても緊張してました。鼻血が出なかったのが救いです。
区長さんは、身長167センチのピカチュウという印象の方でしたよ(報告)
……友人、今日は販売を放棄してすまん。そのうち土下座。
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2002/08/26
「今頃何言ってるのさ」という方スミマセン。『あらしのよるに』(1巻タイトル)
という童話を読みました。全6巻。巷でチラチラ話題になってるらしいのですが、
この前のオタク合宿の時に友達が話してくれたんですよ冒頭の内容を。話が上手だったのも
あるのでしょうが、すっげぇ面白そうで。
狼のガブと山羊のメイは、ある嵐の夜に雨宿りをしていて出会います。真っ暗だから
お互いが狼と山羊であるという事に気付きません。話をしていて「なんだか私達は
似てますね」と友達になります。稲光に驚いて抱き合っちゃったりします。
後日に身分がばれるのですが、それでも2人は友達です。一緒にピクニックに行きます。
でも……ガブは狼なので、うとうと眠るメイを見て「おいしそうだな。片耳くらい
食べちゃ駄目かな…あ!何て事を考えるんだ友達を食べるだなんて!」とかメイの方も
「今、目が覚める前ガブが何かしようとしていたような……駄目だ駄目だ友達を
疑うなんて!」みたいに葛藤しまくりなのです。でも2匹は悲しいくらい相手に対して
誠実であろうとします。それで……それで私は全部読んだんですが、
ショックのあまり、そのあと真っ直ぐ歩けなかったです。
下記は読後の叫びなので読まれた方だけ反転してください。
とりあえず私がメイだったら真相を悟った時点で自殺するよ!(うわーん)
ガブは自殺なんか望んでないとか分かってるけど「そんな事知るか!」状態で。
つーかあれどうなのよ!あのラストはどうなのよ!いたいけな四ツ足2匹をあんな…うう。
しかしかんどうするきもちとはべつに、脳内である種の画像変換が行われているのは
否めません。だって……メイ常に丁寧語だし……。ガブの「やんす」喋りについては無視する方向で。
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2002/08/27
大阪は環状線に乗りますと、某駅の近くに「風のときめき」という名の
俗に…というかアリテイに言うところのラブホの看板が見えます。そこは
私が学生だった頃から存在したのですが、先日久々に見ると流石に老朽化
しているのかネオンの一部が途切れていました。ええもうお約束通りに。
「虫 のときめき」
…何の虫ですか。ってゆか、ときめかれても困るんですが。
営業的にソレはいいのか?
それで客は来るのか?
しかし虫と聞いて真っ先にサナダムシを思い出す私もどうかと思う。
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2002/08/28
おとつい『あらしのよるに』について日記で触れましたら、閃光より速いスピードで
さる大物様から続編がズバっと届きました。オリジナルのハッピーエンドです。
書かずにはいられない気持ちが分かるというか、物が書けるというのはこういう
感情の逃がし方が出来るというか、まあつまりはそういう事なのでしょう(←?)。
お返しに私は脳内映像を送りたいと思います。ダブルパロが嫌いな方は映像が
出てしまう前にブラウザバック(無理か)
なんとなく気に入ったので、もう少し描き足してアップしてみるでやんす。そのうち。
副委員長さん、次はプリクラどころか銅像を建立するくらいの心積もりですよ私ゃ。つかどの辺がターミネーターなのか尋問。
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2002/08/29(木)
焼き肉を食いました。偶然ですが今日は8.29で焼き肉の日だそうです。
でも男女比率が6:1だったのでどこ入ったか分からねぇよ。
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2002/08/30(金)
そろそろ部屋の掃除をしなければなりません。
それにしても自分の部屋はどうしてこうモノが多いのか。普段の惨状を
知っている人には信じてもらえないのですが、私は片づけや掃除は
決して嫌いではありません。同じ種類のモノをまとめて納まり良く配置
できたり、窓や本棚のガラスをピカピカに磨き上げたりしたときは
新しい変態の一種かもしれぬ、と思うほど満ち足りた気分になります。
そんな私はとりわけ台所の流しを掃除するのが大好きです。
ドロドロでヌルヌルの網やカゴを(や、そこまで放っとくのもどうかとは)
薄めた洗剤と使古しの歯ブラシでシャコシャコ磨くのです。磨いて磨いて
舐めても大丈夫というレベルまで懇切丁寧に磨きます。ところが先日、
調子に乗って排水孔のホース内部まで洗っていたところ、うっかり手を
滑らせて歯ブラシを落としてしまいました。きゃあああぁ!!
流しのパイプというのは通常N字状管になっているので、そのまま下水
に流れちゃったよー!ということもなく、その姿は見えているのですが
手は当然届かない。さあどうしよう。
しばらく途方に暮れていた私ですが、突然思い出したのです。
結婚二次会ビンゴで貰ったものの、何に使えっちゅーんじゃと思いつつ、
しかし捨てる事も無いしな、と部屋の隅に放置してあったモノのことを。
その名は「マジックハンド極細仕様」。
先端が針金製で非常に丈夫なそれは、ふざけて人の手など摘もうもの
なら、ニワトリにつつかれた様な傷が全治5日…という大変に危険な
シロモノでしたが。いやあ、置いとけばなんなりと役に立つものですな。
歯ブラシ無事救出。
そうやって「いつか何かの役に立つだろ」という、いかにもルーズ且つ
不確かな考えの下、私の部屋には今日も無駄なモノが増えていくのでした。
(…だから片付けろ言うとんねん自分)
ところで私の担当は今日で終わりです。しょうもない話ばっかりでお目汚しいたしました
…気付いた人、いらっしゃいましたら平身低頭(笑) 真実は9月1日!
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