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---------------------------------------------------------------- 2025/01/01(水) ![]() あけましておめでとうございます。 今年は飾り切りに挑戦してみました。 結びかまぼことかは分かりやすく、 フンフンフーンで出来上がったのですが、 蓮根の無限切り込み作業はかなり苦行で、 にんじんに至っては包丁での切込みは無理で、 工作ナイフで削っていたら手を刺しました。 痛てー。これ平均的な女性はみんな出来るんですかね…? 今日は何となく地震を警戒していました。 2025年はなるべく天変地異とかがありませんように。 すべての侵略戦争が終結しますように。 ---------------------------------------------------------------- 2025/01/02(木) ドラマかんそう 「飯沼一家に謝罪します」全4話 期間限定で配信されていたので鑑賞。 「イシナガキクエを探しています」と同じスタッフ。 2004年の深夜に放送された「飯沼一家に謝罪します」という30分番組。 その内容は、矢代という民俗学の教授が、 飯沼家に対して5年前に行ったある儀式が、 よくない結果を生んだという事に対する謝罪だった。 その儀式とは何を目的としたものだったのか、 番組製作スタッフや飯沼家の知人への丁寧なインタビューで 次第に真実が明らかになっていくという話。 怖さよりも人間地獄成分のほうがやや多めかも。 洗練されていてスルスルと見られます。 サスペンス、オカルト好きな人むけ。 おちばれ 明正さんと良樹さんが入れ替わっていて それで引きこもったのではないかという考察を見たが、 そうするとあの紐でぐるぐる巻きにされた箱の要素が浮いてしまうので、 私は明正さんは本人だと考えます。 あの儀式は強力すぎるものだったが(変化が写真に写ってしまうほど) 元々オカルトマニアの明正さんは儀式の様子を盗み見て、 あの箱の中身も見てしまい、絶望と怒りで、 持てる知識で術を破ってしまう。 4人は反作用で呪われ、異界へ執着し始める。 おそらく明正さんが火を点け、3人は死ぬ。 そして2004年、矢代教授は四十九日の裁きを行う。 (階段は岸本家の階段で、 横たわる良樹さんのシーンの彩度明度を上げたものを見たが、 手足の本数が多い) おそらく良樹さんの回復を目的として行った儀式が上手くいかず、 肉体が混ざってしまった?という流れなのかな? 本筋にはおそらく関係ないが、 岸本母の「知人」は明らかに一般の人じゃなく反社かその筋の人だと思う。 家族の地獄の話なのだが、日本でそのテーマを扱ったものの多くは 「GYAKUTAI!!!!」ってデコトラみたいにビカビカ光らせて、 子どもをぶったり、酷いことを言ったり、 あるいは性加害シーンを入れたりしてしまいますが、 このドラマみたいに、誰も悪くないというか、 じゃあどうすればいいんだよ…ってひんやり描いてるのは珍しい気がしますね (親が子供を見捨てるな、というのと、直接言ったわけではないというの、 親ならどんな暴言でも受け止めないといけないのか?あと 会社の経営がやばくて親もなりふり構ってられないというの) 好きです。終わり方も綺麗だ。 ---------------------------------------------------------------- 2025/01/03(金) ドラマかんそう 「スロウトレイン」 新春単発ドラマ。野木亜紀子さん脚本。 早くに両親を亡くした長女、次女、弟の3人きょうだいが、 鎌倉の家で生活するという内容のドラマ。 基本はコメディで、ふふふ…と笑って見る感じだが、 時々針が入っていて深々と刺さる。 鎌倉の古いお家の内装が素敵でした。大切に使われている和洋折衷のお部屋。 江ノ電も。2年ほど前に行ったので、 「ここ見たような気がする!」などと思いながら見てました。 キャラクターとしては百目鬼さん、おいしいポジションですね。 見るつもりの方は内容検索しないほうがいいです。 ラストまでばれ 「決めた。あいつ殺す」で笑ってしまった。 あと、うーちゃんの恋人が来たところ、 本当に「えっ」って言ってしまった。 でも自分を嫌ってる同業者を尊敬し続けられるというのは、 強くて愛情深い人だよ…。 私も長女で、死んだ女の入った冷蔵庫を ぺろぺろチュッチュする類の小説が大嫌いなので、 ハコ姉のことなんとなく身近に感じる。 心が汚れているので、次女のイケメン彼氏は最近横行している 「日本人に、海外で飲食店のオーナーをやらないかと持ち掛け、 内装やメニュー、すべてセッティングさせて数か月後に解雇して その店をまるっといただく」ってやつだな!と思ってたら違った。 「韓国の子は気が強いけど日本の女の子は、はいはいと聞いてくれる」 というセリフは、なんとなく悲しくなった。 なので日本の女の子はとてももてると聞くが、たぶんあまりいいモテ方じゃない。 一人で生きる人、二人で生きる人、それぞれにいたのが良かった。 ごはんのシーンが多かったのも。 ---------------------------------------------------------------- 2025/01/04(土) 色々感想 相棒(お正月スペシャル) 右京さんの遭遇した誘拐事件、亀山さんの退職した同期の不審な態度、 人気ニュースキャスター、もうすぐパパになる陣川さん、 喫茶店での大掛かりな張り込み捜査、合唱コンサート、 それらがうまく1本に収束し、綺麗に決着がつきました。 久しぶりに面白い2時間作品でした。 脚本は神森万里江さん。 ジャンプ新年6・7合併特大号。 超条先輩と両津さんのコラボ回。アシスタントなさってたのかー。 大谷翔平さんがスポーツ漫画の審査をなさっていて、 集英社いったいどんなコネが!?って思ったけど、 日本人はスポーツ選手に全知全能を求めすぎだとも思う。 TVerで「十角館の殺人」1話と2話を視聴。 例のあれをどうするのかと思っていたが、超古典的手法でなんとかしていた。 まさか青木崇高さんが島田さんを演じるとはなあ。 ---------------------------------------------------------------- 2025/01/05(日) 映画かんそう 「ビーキーパー」 フィッシング詐欺に遭い、巨額の金を失った老女が自殺する。 彼女には間借り人の、彼女に多大な恩義を感じている養蜂家のステイサムがいた。 ドドドドド…というあらすじ。 もうこの、穏やかに暮らしていた男が実は!というパターン、 多すぎて余程の傑作でないと埋もれてしまいますが、 なかなかの佳作でした。 モタモタせずスッスッと大ごとになっていく構成がよいです。 「スーサイド・スクワッド」のデヴィッド・エアー監督。 200万ドル入ってる口座の管理を年寄りにさすな!と思いました。 紙の通帳LOVE! あと誤って振り込まれたお金は、絶対に自分で動かしてはならない。 ラストまでばれ 開始してすぐに終わりそうな雰囲気だったが、 だんだん敵が大物になっていくのはワクワクしました。 そう、なんか上の方は、コネと人脈で全部つながっていて、 依頼を断れないみたいなのある。 元CIA長官が指を折られて一発退場したの、笑ってしまった。 痛みに弱い!あんまり現場勤務しないうちにスピード出世したんだね。 夫の人脈を引き継いだのだろうけど、 でも大統領まで務める胆力があっても母は息子を盲目的に愛するのだな。 元教師で慈善団体の理事まで務めても 息子を溺愛して娘には塩ってエピソードがあったので、 これは意図的だと思います。どちらも息子を亡くしたし。 しかしあの息子、FBIの偉い人を撃ったメリットがよく分からないし、 ましてや母を撃とうとしたのはもっと分からない。 パニックになってめちゃくちゃなことをする人はいるが、 あんな感じのアホアホのアホですよということなのか? 養蜂家って、ホームズ以降、 有能な人の老後の趣味になりがちよな…と思ったが、 「ビーキーパー」という地位だった。独立組織で命令系統がないってのは、 ちょっと怖いな。予算取りとかどうなってるんだろう。 あと後継のビーキーパーが快楽殺人者みたいなザコだったのは、 昨今の人材不足ゆえだろうか…。 ---------------------------------------------------------------- 2025/01/06(月) アニメかんそう 「What If…?」シーズン3(全8話) 1〜4話まで。 一応最終シーズンと言われています。 「もしもハルクがメカ・アベンジャーズと戦ったら?」 ランニングしていたサムとバナー博士が友達になる話。 巨大ロボとゴジラもどきが出てくるので (ロボ合体もロケットパンチもある) 日本の代表的フィクションのパロディかなという気がしたが、 キノコ雲はやめなさい。 そうMCUのヴィランたちはわりと空気を読んで、 人間サイズとあまり変わらない大きさをしている。 巨大すぎるとアクションが組めないし画面映えしないからです。 「もしもアガサがハリウッドに行ったら?」 女優アガサ・ハークネスがハワード・スタークと組んで ハリウッドで映画を作製する話。 アリシェムにはむかついていたので、 巨大化したアガサがぶん殴ってスカっとしたわ。 「もしもレッド・ガーディアンがウィンター・ソルジャーを止めたら?」 1991年、ウィンターソルジャーによるハワード暗殺を止められたら…? という話なのだが、 見知らぬ他人にちょっといい話をされたくらいでバッキーの人格が戻るなら、 スティーヴに「バッキー?」って呼ばれた時点で 人格も記憶も戻ってめでたしめでたし、 cawsもcacwも起こらんでしょう。ぺっ。ということで解釈違いでした。 金属バットで頭をちょいと殴ったら記憶が戻ったよ!のほうがまだ納得できる。 「もしもハワード・ザ・ダックが結婚したら?」 ハワード・ザ・ダックとダーシーが結婚し、卵が産まれるが、 その卵は様々な勢力に狙われるという話。 グランドマスター、ヨンドゥ、カエシリウス、ゼウス、ブラックオーダー、 そしてSHIELD等々。 ダーシーはヒロインの友達という地味なポジションにもかかわらず、 じわじわ人気の出ているキャラクター。ワンダビジョンにも出ていた。 この設定、本筋のほうに輸入されたら面白いですね。 ---------------------------------------------------------------- 2025/01/07(火) アニメかんそう 「What If…?」シーズン3(全8話) 5〜8話まで。 「もしも出現によって地球が破壊されたら?」 クエンティン・ベックが支配する地球でリリがレジスタンス活動をしている話。 まずベックって誰だか分からなくて検索したが、お前か金魚鉢! 本名などすっかり忘れてたわ。 ウォッチャーが積極的に介入を始めます。 「もしも1872年だったら?」 開拓時代、妹を探すシャン・チーと両親の仇を探すケイト・ビショップは 行動を共にしていた。 移民の中国人を拉致するフッドという謎の人物が黒幕のようだが…という話。 ソニー・バーチも誰だか分からなかった。 ヴィランの品切れで二軍が出てくるようになったのかな? 「もしもウォッチャーが消えたら?」 「もしも……もしも?」 カホリとバーディ(ハワード・ザ・ダックとダーシーの娘)と オロロとペギー(キャプテン・カーター)がチームを組んでいる。 ウォッチャーの危機を察知し、彼を助けるために三次元世界から逸脱しようとする話。 うーん、ペギーの人柄の掘り下げがなく、 ただただヒーローなので、 欠点なく正しく、強く、自己犠牲…ってなると 通過する電車を眺めているだけのような印象になります。 彼女の欠点に対し、仲間が激詰めしたり ちょっと抜けたところの描写があったほうがよかったのではなかろうか。 キャプテンアメリカの、アメリカの尻エピソードや、 現代メモ帳エピソードに該当するような。 ダックとダーシーの夫妻は、 何十年か楽しく仲良く暮らしているようで何よりです。 MCUでは希少なのではないか。 キャプテンカーターが消えたところでシリーズ最終なのかな? 彼女も次元のはざまに落ちて、 やせっぽちのままのスティーヴ・ロジャースのところに帰って ダンスを踊るオチとかだとよかったね。 ---------------------------------------------------------------- 2025/01/08(水) ドラマかんそう 「死画像」 2015年作品 視聴者が撮影した恐怖映像を投稿するという体裁のドラマ。 「クニコ」が有名。お正月に無料配信していたので視聴。 視覚的なホラー一手押しなのでさすがに苦しい話もある。 クニコは初見ですがなかなかよかった。 「錯死霊」 勢いで廃校になった母校に夜に侵入する卒業生。 オカルト的な噂のあった美術室に行くと…という話。 ペラペラの霊が、こわ…いかなこれ?という感じ。 私なら一応逃げるけど、首を傾げながら逃げるかな。 「死の報告者」 自主映画の打ち合わせに見知らぬ男が入ってきて…という話。 全身が普通に映っちゃってるが、一部分は隠れてたほうがこわいのではないか。 「霊感テスト」 拾ったVHSビデオ、ダビングするたびに映っている女性の首の角度が…という話。 このテイストはフェイクドキュメンタリーQに受け継がれた気がする。 「歌声」 毎晩家の前で歌いながら歩いている男性を友達と一緒に脅かしてみたら…という話。 関係ないねこちゃん会合が映るが仕込みなのか偶然なのか。 男子たち、霊じゃくても突然刺されたりするからあんまりやんちゃしたらあかんよ。 「貫通」 同棲中の恋人を撮影していると、カメラに異様なものが…という話。 霊よりもむしろカップルの喧嘩が気になった。 女性のほうの「どうして自分を放って逃げたのか、 どうして自分に相談なく心霊番組に投稿するのか」 という言い分はもっともです。 男子は劣勢に立ちたくないもんだから 「その話は今はやめよう」というキリッとした態度。 いる〜絶対謝りたくない族〜! 「クニコ」 有名なだけあって、くにこちゃんこわかった! 導入部もなんか得体のしれない感じでよい。 でもさすがにブルーバックのシーンは長すぎるので半分でいいと思います。 合計時間1時間超える必要があったとか事情があるのかもだけど…。 ---------------------------------------------------------------- 2025/01/09(木) 映画かんそう 「ウルフズ」 トム・ホランドによるスパイディ3部作を撮ったジョン・ワッツ監督が、 ジョージ・クルーニーとブラッド・ピットでシリーズものを始められたと聞き、 ものすごく楽しみにしてました。 ところが劇場公開中止、配信のみになりました。 出来が悪すぎたらしいといううわさが流れ、気になっていました。 先週にAppleが全作品無料キャンペーンをやったので見た。 中高年喧嘩バディサスペンスコメディ映画で面白かった! 出来が悪いと言っている人が多いですが、そんなことはないと思う。 偶然から、ある死体処理の現場で出会った ジョージ・クルーニーとブラッド・ピットは腕利きのプロ。 どちらも単独で仕事をするスタイルなので、2人で行動するのを拒否するが、 雇い主には逆らえず…というあらすじ。 冬の話なので、派手な銃撃戦もあるがなんとなく静かな印象。 2人がずーーーーーと小競り合いをしているのが、段々楽しくなってきます。 基本3人しか登場しません。 なんだろう、たしかにMCUみたいに多人数キャストが目まぐるしく出ては消え、 戦闘にピンチに友情にラブに、 最後は巨大な建造物大炎上とかそういう映画ではなくて、 とても地味だけど、でも地味イコール駄作ではないし…。 貧相なゴキブリが映ります。 ラストまでばれ ジョン・ワッツ監督のコメディなので、 最悪のことは起きないという信頼があります。 子供が死なないとか、主人公が人道に悖るような酷いことをしないとか。 男性2人が周囲からゲイじゃないかと言われる形式が かつての流行りでしたが、 この映画では2人はずっと「相棒でしょ」 「秘密の相棒なんだね」「グルだな」と言われまくります(否定します)。 新しい。 この業界で生き残った一握りの、 仕事のできる男性という共通点から、 性格や生き方がどこか似通ってしまうのかも。 ゲイじゃないアリバイ女性が出てきますが、 出方がダイナミックというか、オチがかわいいので、なんか好き。 多くは語らず察する方式。 2人を振り回すド天然のパンツ男子、 ちょっとトムホランドピーター・パーカーの残り香を感じる。 監督は創作物上のこのタイプが好きなのかも。 続編見たかったなあ…。お宅訪問で家具のセンスを値踏みしたり…。 本棚をじろじろ見たり。銃を投げ渡すのが上達したり。 従軍経験を推理し合ったり。第三者から悪口を聞いて思わず否定したり。 ---------------------------------------------------------------- 2025/01/10(金) カルディで茹でずにそのまま使えるラザニアシートが売っていて、 話題になったので使ってみました。 「ファズィオン ラザニアシート」。 結論から言うと茹でたほうがいい。 もしくは熱湯に浸けたほうがいいです。 水でさっと濡らしただけだと焼きあがっても固い。 それにしてもラザニア。 ミートソースを作り、ホワイトソースを作り、 交互に塗り重ね、生地を積むという、工程の長さ! おいしかったですが、作業時間の長さに見合わぬ! ![]() ---------------------------------------------------------------- 2025/01/11(土) 色々感想 魔法使いの約束(アニメ) 現代日本から異世界に行く話だったんですね。 猫ばあさん、過去の賢者様でしょ!って思ったけど、そうでもないのか…? 天久鷹央の推理カルテ(アニメ)1〜3話 特異な症状の患者を総合的に診断する天才女医。 やれやれ無双の性別換えたやつですね。 アニサキスは、うん…って感じでしたが、 青い血の話と呪いの動画の話は面白かった。 ブンブンジャー 過去戦隊再登場としてゴーカイブルーの山田裕貴さん出演。 めっちゃくちゃお忙しいと思うんですが、戦隊出てくれるとかいい人ですね。 なんかお痩せになったような…それともブンレッドさんががっちり体形なのかな。 相棒 キーアイテムとして傘が出てきたのですが、 色味が素敵な傘だ…と思ったら、すぐに実在の傘屋さんが 「当店の商品です」とSNSで発信しておられて(小宮商店さん)、 お値段はやはりそれなりの価格でした。 ---------------------------------------------------------------- 2025/01/12(日) 映画かんそう 「劇映画 孤独のグルメ」 久住昌之さん、谷口ジローさんの同名漫画の映画化。 監督松重豊さん。 脚本田口佳宏さん、松重豊さん。 仕事でかかわった、フランス在住の日本人高齢男性から、 子供の頃に母が作ってくれた「いっちゃん汁」を再現してほしいという、 無理めの依頼を受けるゴローだが…というあらすじ。 パリ、五島列島、韓国と、ゴローがどんどん移動します。 ゴローさんの食事は本当にうまそうなので、 食後すぐに行くことをおすすめします。 ただし原作およびドラマ版の、 何事も起こらない普通の日の食事がいいんだよ…って人むけではないかも。 ラストまでばれ さんせりてのラーメンがおいしそうだった。 超細麺で、スープが淡白でさらさらなんだろうなというのが伝わってくる。 配役がオダギリジョーさんというのが説得力があった。 いかにも丼を全部叩き割りそう。 開店休業状態の店内の美術もバッチリだった。 店前の植物が全部枯れてるのとか。 ラーメンを再開しても、安易に妻とヨリが戻ったりしないところも良かった。 ああいう性格の人は女性と寄り添うより、 熱烈な崇拝者にヨシヨシされながら生きる方がいいよ絶対。 あのファンの人、 「大将が嫌がることなんか絶対しませんから!」って言って、 フフって思ったんですが、 本人役でドラマに出演するのは嫌じゃなかったんだ…店長…。 そういえば役名が「店長」だった。潔い。 一瞬映ったファンテ(干し鱈)、 バイオハザードに出てきそうな怖い顔だったな…。 孤島の研究所で出てきた汁物と発酵食品おいしそうだった。 しかしあそこのキッチンの真新しい設備や備品など、 予算はどこから出ておるのか。 韓国パートは入国審査官がめちゃいい味を出していた。オチも完璧だった。 その一方で、台風が近づいているので 早じまいをした店のパドルボードを勝手に借りて遭難するとか、 毒キノコを食べて死にかけるとか、 ゴローってそういう人だっけ…?とは少し思いました。 令和の世に嫌われる、迷惑系なんとかでは? (新しいボートを買って返したのはさすがだけど) あといついかなるときもスーツのゴローだが、 パリパートでは周囲から浮きすぎていて、 危ないゴロー!ひったくりから狙われまくりだ!と不安になった。 ---------------------------------------------------------------- 2025/01/13(月) M-1グランプリ2024感想 世帯平均視聴率が関東地区18%、関西地区で25.5%だったそう。 朝ドラを除いた人気ドラマの視聴率が、 良くて10%とちょっとなことを考えるとすごい高視聴率。 (関西と関東の数字の開きかたもすごいけど) とっても面白く感じた。たぶん現実の話ではない、 独特の世界コントが多かったからだと思う。 令和ロマン 子供の名前をどうするかねた。保護者会で漫才をやろうというオチ、 仲良しでよろしい。 ヤーレンズ おにぎり屋さん。石川さんなので「一握の飯」これは説明があったが、 「チェ」の言い間違いで「ゲバラ」というのは、 失礼だけど客の何割が理解できていたのか気になる。 大きな声とオーバーアクションでつっこみが入ると 内容は何であれ笑ってしまうというお客もおられようけども。 「ロシアと太いパイプ」で鈴木宗男の名の出るねたもあり、 違う意味でも目が離せないコント。 真空ジェシカ 商店街探訪もの。人気順に並んでいるので、 少年ジャンプのように端の方は混迷している。 貼ってある政党ポスターねたも楽しい。 「憲法撤廃」など、シュールなスローガンがあったりする。 「今年の都知事選みたい」というつっこみもあった。 マユリカ 同窓会ねた(同窓会ねたって人気ですね)。 いけてない男子3人グループとやりとりする女子。 校歌の歌詞が実は上海ハニーってネタ、 たしかに出だしがすごく校歌っぽい。 ダイタク 双子コンビなので双子ネタ。 入れ替わり挑戦をヒーローインタビュー風に。 運転免許証とかパスポートとか。正統派のコントっぽい。 ジョックロック 医療ねた。心臓マッサージが裏リズムであるとか、 紫は500種類あるとかそういう。 バッテリィズ 偉人の名言に対するつっこみ。 ソクラテスに対する「考えすぎや。呼んでこい!楽しませたるわ俺が!」 という叫びはいいですね。 元祖炎上に殺された人、 みたいなイメージですが令和の日本のコントを見ていたら 何か違うことになったかも。 ママタルト 銭湯ねた。ツッコミ声がものすごくでかい。 動けるぽっちゃりさん。 私好みではないがお好きな方もいらっしゃるだろうことは分かる。 エバース 転校する女子と交わした約束。 15年後にこの桜の木の下で会いましょうという話。 でもその桜の木のあった場所は今はショッピングモール。 この友達が得も言われずいいやつで、 「女の子は空間把握能力とかないから」 「そこまでは言ってない」 とかセリフが絶妙なんですよ。 友達がいいやつなのでホンワカした。 トム・ブラウン シャンパンコールの断り方の話。すごい世界観だった。 死んだ男の頭に扇風機を刺して首振り機能で首を動かすのとか凄すぎた。 万人受けはしないだろうけど記憶には残る。 決勝戦 真空ジェシカ でかいピアノを弾くアンジェラアキの話。 ピアノのデカさを指摘した客を鬼詰めする。 あまりにも空気が緊迫して、 隣のホールの長渕の歌が聞こえてくるシーンの臨場感がすごかった。 令和ロマン 戦国時代にタイムスリップしたら、 全身が硬い、クマザルという伝説の存在にされてしまう。 壮大な話だけど細部がゆるくてよかった。 馬に乗ってるんだな、と気付くと一緒に揺れてあげたり、 敵が2.5次元だったり(笑いました)。 ごっこ遊びのようなシンプルさと、 ギャグのネタ選びの繊細さが調和した作品だった。 バッテリィズ 世界遺産のことをなにも知らない人におすすめを言ってあげる。 サグラダファミリア=工事現場は、 まあ確かに。あとお墓多いよね。 偉人の名言話と登場人物が同じなんだね。 令和ロマンさんのタイムスリップと、 真空ジェシカさんのピアノの話が甲乙つけ難く、 どちらかを選ばないといけないとか、 審査員のみなさん辛ぇ〜〜〜!と思いました。 ---------------------------------------------------------------- 2025/01/14(火) 銀座若菜さんのオードブルセットです。 ワインにぴったり。 お正月に飲み食いする予定でしたが年末年始は通販を停止されていたのでした。 ![]() ![]() (サラミは別のお店の商品です) ---------------------------------------------------------------- 2025/01/15(水) 世にも奇妙な物語 '24冬の特別編感想 フリー 中年男性のフリー写真素材を使っているうちに 被写体の男性が社会から受けた扱いの酷さを知るデザイナーは…という話。 人件費をケチりまくり、合法違法を問わず無料のものを求める現代への皮肉。 みんな金がないんだから仕方ねーだろ!というカウンターが存在する。 第1回田中家父親オーディション たるんでる父親をオーディションで交代させるコメディ。 暖かめの落ち。 City Lives タイトルも設定もそのままじゃねーか!またぱくり案件かよ! と一瞬思ったが、なんとあのCity Livesの続編だった! スタッフクレジットに針谷大吾さん小林洋介さんのお名前があったし、 辻みさき役で片山友希さんも出ておられた。 いい続編なので、City Livesが好きだった人は何とかして見てほしい。 (私の感想は2023/02/13。おすすめです) 未だに謎の多い巨大生物をTVクルーが取材に来るという話。 ああ祖国よ アフリカの架空の小国に宣戦布告された日本だが、 国民は無関心で、小国の女将軍が美女と見るや彼女に夢中。 結局は巨額の賠償金を払って戦争を回避する…という話。原作は星新一さん。 ま皮肉なんだろうけど、この非暴力状態の真逆は他国への侵略、 異国人への差別、暴力ですからね。 テレビのボリュームみたいに ちょうどよいところで止めるのが難しいと私は思いますのよ。 あと、この話よりもラストに相応しいのはCityLivesでしょ。どう考えても。 ---------------------------------------------------------------- 2025/01/16(木) 読書かんそう 「地雷グリコ」 青崎 有吾さん著。 「このミステリーがすごい! 2025年版」 「週刊文春ミステリーベスト10」「2025本格ミステリ・ベスト10」 のミステリ3冠に輝かれたということで興味を持ち読みました。 めちゃくちゃ勝負に強い女子高生、射守矢真兎が 様々なゲームに引っ張り出され、相手をボコボコにする話です。 そのゲームはルールがオリジナルの特殊ゲームで、 盲点破りやイカサマバトルが面白い要素。 ミステリ小説界は常に新しい流れを求めていて、 それは屍人荘であったり、霊媒探偵城塚翡翠であったり、 パッと見た目に新しいと分かる、 映画化やアニメ化の波に乗れるパワーのある作品です。 その意欲はミステリが守りに入っていないことの証左に思えるので、私は嬉しい。 この作品は、ゆるゆるな女子高生、真兎が見た目に反して切れ者なのが肝で、 嵐の山荘も、絶海の孤島も、殺人もありません。 ただ、作中のゲームはすべて特殊ルールもので、 完全にカイジやジャンプの能力バトルです。 JOJOの種明かしのシーンや、 幽遊白書なら海藤戦がお気に入りな人におすすめです。微百合もあるよ! ただしこの小説は直木賞候補にもなっていますが、 わりと審査員の皆さんボコボコの酷評ですので、 小説として読むとだめかもしれない (ジャンプの能力バトルを経てないと、そもそも読み込みエラーが起きるかも…)。 ラストまでばれ 変人天才女子を見守る平凡な常識人女子ものだ! 変人天才女子を見守る平凡な常識人女子ものだ! ホームズ的な女子と、ワトソン的な女子、 モリアーティ的な女子が3人でつるんでいて、 ホームズ的な女子はワトソン的な女子のことを好き。 モリアーティ的な女子はそれを知っている。 3人の間に特に憎しみはなく、 3人ともゆるくみんなのことを友達だと思っている。いいじゃない! (鉱田ちゃんのファーストネームが明かされておらず、 性別…?と思ったが、コミカライズで女子なので、女子確定だろう。ヤッター) ゲームについては要所要所、図が入るので分かりやすい。 だるまさんのトリックは思いつかないわー! 関係ないが最近ヤレヤレ無双主人公の性別を女子にした ミステリアニメ化作品を見たのですが、 女子キャラクターの解像度がまるで違って面白かった。 作者さんの年齢に約10年の開きがあるからだと思うのですが、 子供の頃に西尾作品がすでにあって、 浴びたか浴びてないかが大きいのではなかろうか…。 根拠はないがそんな気がする。 ---------------------------------------------------------------- 2025/01/17(金) 映画かんそう 「SAND LAND」 鳥山明先生の同名短編漫画を原作とした映画。 深刻な水不足に陥った世界で、水を独占する権力者の圧政に苦しむ生物たちと、 それを解消するために旅立った保安官の老人が悪魔の王子に出会う…という話。 エンドロール後にエピソードあり。 内容ばれ 戦車戦は、やはり動いたほうが面白さが増しますね。 動きと防御の強弱に制約があって、まるでチェスの駒のようです。 ゲーム性がある。 破壊兵器と有能な軍人の格好良さを描きつつ、 権力者の腐敗と軍隊の危うさも描写してバランスを取っている (たぶん)。 さて皆さん、大学入学共通テストが1月18日および19日に行われます。 該当時間帯に電車に乗られるかたは、受験生を狙う小心者のカスが痴漢行為に及べないよう、撮影スタンバイしたモバイルを持って少しだけ周囲を見張って下さい。 ---------------------------------------------------------------- 2025/01/18(土) 色々感想 ブンブンジャー 主人公が子供の頃から信じていた人が裏切り、 主人公の個人資産をすべて奪い取り、 友達は殺されるという。 金、裏切り、死。これは、ちょっと、 ニチアサでやらなくていいんじゃないかな…。 まあシャーシロの裏切りのほうは嘘でした!ってなるだろうけど、 途中で1回やったのでインパクトは薄くなっちゃったね。 魔法つかいプリキュア!!〜MIRAI DAYS〜 大人になったプリキュア企画、第2弾。 前回のは…あまり…私には合わなかったので今回期待。 素人ながら、作画がかなり冒険しているように感じる。 私は好きです。 別々の世界出身なので離れ離れになっていた2人だけど、久々の再会! ヴィランくんがなぜか犬を抱えており、 それが特に邪悪な生物や高級小型犬という訳じゃなくて、 普通にレトリバーの子犬?で、視線が犬に吸い寄せられる。 チ。地球の運動について 新しく登場なさった自然主義者のかた、おもろい。 人間の作ったものには興味がないので、 神は信じるけど宗教には興味ない。なるほどだよ! ---------------------------------------------------------------- 2025/01/19(日) 2024年の映画興行成績、日本国内ベスト10と世界10を見ていたのですが、 現実を描いた作品がなくなって、 ファンタジーまたはアニメが強くなったな…というのに気付きました。 うーんでも分かる。現実は、つらいニュースばっかりだもんね…世界的に。 国内 01名探偵コナン100万ドルの五稜星 02劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦 03キングダム 大将軍の帰還 04劇場版 SPY×FAMILY CODE: White 05ラストマイル 06機動戦士ガンダムSEED FREEDOM 07インサイド・ヘッド2 08変な家 09怪盗グルーのミニオン超変身 10あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら 世界 01インサイド・ヘッド2 02デッドプール&ウルヴァリン 03怪盗グルーのミニオン超変身 04モアナと伝説の海2 05デューン 砂の惑星PART2 06ウィキッド ふたりの魔女 07ゴジラxコング 新たなる帝国 08カンフー・パンダ 4 伝説のマスター降臨 09ヴェノム:ザ・ラストダンス 10ビートルジュース ビートルジュース あと、昔は続編が弱かったが今は逆で、 世界10はウィキッド以外全部続編、またはユニバースものだ。 日本はアニメがともかく強い。独自色ということでいいのではないかと思う。 そんな中、現実の問題を描いた実写のラストマイルが (一応ユニバースものではあるが) 国内成績で健闘しているのは素晴らしいことだと思う。 紹介媒体によってベスト10の末尾の方が微妙に入れ替わりますが、 私が見た順位はこうだった、ということでお願いします。 私はこの中だと国内5本、海外8本見ている。 今日はミステリ作家しゅのー先生のお誕生日。 有名人が次々と炎上したり、過去の悪事が暴かれたりしていますが、 先生は引きこもり体質だったから、 そういうのとは無縁だったろうな、などと時々空想する。 お誕生日おめでとうございます。野菜の価格高騰について、 先生のキレのある皮肉を読みたかった。 ---------------------------------------------------------------- 2025/01/20(月) 映画かんそう 「劇場版アニメ 忍たま乱太郎 忍術学園 全員出動!の段」 この前に最強の軍師を見て以来、 穏やかな笑みで「全員出動」を勧めてくださる方が時々おられて、 それで鑑賞しました。 しかし笑顔なれど瞳孔が開いており、 沼に落とす気満々であることは薄々察していました。 忍術学園の夏休み。上級生と下級生の宿題が混ざってしまい、 難易度の高い宿題を課せられた喜三太が行方不明となる。 学園は捜索隊を編成し、彼の救出にあたるが…というあらすじ。 内容ばれ 妙に格好良く、妙においしいところを持っていき、 妙に印象に残る雑渡さん、 そんな組頭と知り合い?なのかな?という関係性が垣間見えた 保健委員長の伊作さん。 映画全員出動→最強の軍師で関係が深まってる!危ない!これは罠! というわけで生還しました…。危なかった。 次々溺れる人が出るのも分かります…。 忍たま映画を2本見てやっと気付いたのですが、 この世界の忍者は、発言権と社会的地位がすごく高い。 白土忍者で育ったので、忍者はほぼ奴隷、人権なし、 (あと忍者同士のカーストも厳しい)、使い捨て、という認識ですが、 技能集団として城主に意見すら言えるというのは、 子供向け忍者ものとして好ましいです。 ---------------------------------------------------------------- 2025/01/21(火) 舞台かんそう ミュージカル「SIX」来日版 ヘンリー8世の6人の妻たちがライブツアーをしており、 彼女たちは6人の中で1番酷い目に遭った1番の王妃を リーダーに据えるためにステージの上でその半生を歌い始める… というあらすじのミュージカルです。 本国で鑑賞した人たちみんなお勧めしてたのでずっと見たかった舞台でした。 日本に来てくれるなんて夢みたい(円安なのでな)! 面白かったー!めちゃくちゃ面白かったです。 女の半生を歌う歌詞や舞台って、 どうしても濡れ雑巾みたいな…ベチャベチャした内容が多い気がしてましたが、 SIXは違います。 メイン楽曲からして、軽快なリズムに乗って 「離婚、打首、死亡、離婚、打首、死別」とポーズをキメていく (これヘンパチ王妃早覚えフレーズらしいですね。知らなかった)。 ブラックジョークが利いていて、全員覚悟が決まっている。 湿度ゼロです。私には合ってた。 80分ほどの短い舞台で、最初から最後まで王妃ライブ。 ミュージカルというよりコンサートでした。 (映画と比較するとチケット料金が高額なので 経済的に無理をするべきではないが)お勧めです。 ケンブリッジ大学の学生トビー・マーロウとルーシー・モスが、 大学ミュージカルシアター協会から エディンバラ・フェスティバル・フリンジへの出演をオファーされ、 最終学年で制作(2017年)。 高評価を受け、ウエストエンドで上演され、 とうとうブロードウェイ上演。 ルーシー・モスはブロードウェイミュージカル史上最年少の女性監督となったとのこと。 登場人物全員女性。バックバンドも全員女性(侍女たちという設定)。 下記全部バレ 最初からずっと泣いてたんですが、 たぶん面白かったのが嬉しかったのだと思います。 漫画の見開きページで「ドン!」って見得切り演出する、 あれを全員女性で、なおかつ格好良くやってくれるのって、 シンプルに気持ちいい。快感です。 採用する史実を決め、再構築して脚色する。 脚本のうまいミニ大河ドラマを6本見た感じ。 どの王妃もオモロ要素があり好きです。 性格も体型も様々。全員が気の強いタイプではなく、 何をされても耐えて愛する性格の王妃もいるのがいいです。 その方が向いている女性も当然いらっしゃるでしょうから。 私はアン・ブーリンが、色々な首ネタを持ちだしてくるのがつぼだった。 歌からして「Don't Lose Ur Head(怒らないでよ)」だし。 マッチングアプリ演出のアン・オブ・クレーヴズ「Haus of Holbein」も好きです。 9インチのウエストってなに?前面だけの横幅?と怖くなって調べたら、 ドイツ語の9を掛けた洒落か…。 よかった、さすがにコルセットを絞ってウエストを22センチにしたら死ぬ……。 (あと絵の具のホルベインの名前の元になった画家さんなんですね) キャサリン・ハワードの「All You Wanna Do」は サビの意味合いが徐々に変わっていってぞーっとした。 「ジェニーの記憶」だ……。 キャサリン・パーの「Don't Need Your Love」は、 Yourの指す人物が変わって、歌がパワーに満ちたものになるところがよかった。 ところでキャサリン・パーのsurviveは、死別という訳はしっくりきてなくて、 もっと重い、辛うじて生き延びたみたいなニュアンスの言葉があればな… という気がします。 史実ジョークや言葉遊びがぎっちり詰まった気配がしたので、 私にもっと教養があれば…せめて英語に堪能であれば…と思いました。 字幕は健闘してくれて「スパイスガールズの口調」とか書いてくれたんだけど、 もうそこでジョークの面白さは死んでしまうし。 歌のメロディラインにグリーン・スリーブスが混ざるのは分かるのですが、 リング・ア・リング・オー・ローゼズが混ざる意味は分からなかったり。 字幕は左右にありました。 真下にある形式は映画で慣れているので、 画面から目を離さずに読むことが可能ですが、 今回は字を読むためにパフォーマンスをまったく見られない瞬間がかなりあり、 字幕を嫌う人の感覚ってこれか?!と体験できました。確かにこれはストレス?! ---------------------------------------------------------------- 2025/01/22(水) ![]() ミステリーカフェ 謎屋珈琲店 文京根津店 前々から一度行ってみたかったミステリーカフェに行きました。 ミステリ小説の名前のついたメニュー、 そして提供される謎。 私は「黒猫の三角」を注文しました。懐かしい…! サービス期間とのことで、謎が2倍もらえました。ヤッター!! 紅茶とサンドイッチをいただきながら、 謎についてああでもないこうでもないと考える時間……至福。 謎は、物語仕立ての推理ものかと思ってましたが、どちらかといえば発想クイズ系。 (言語ねたが多いので、日本語に詳しくないと厳しいかも) 私は1つ目の謎はクリアしましたが2つ目がわからず 店員さんにヒントをいただきました(2つともクリア)。 私の悪いクセで、一度仮説が固まると方向転換出来なくなるんですよね。 加齢と共にその傾向が強くなっているような…。 敗因がはっきりして、少し頭が柔らかくなりました。 お値段は普通の喫茶店に謎代金を上乗せした感じでした。 ---------------------------------------------------------------- 2025/01/23(木) 映画かんそう 「トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦」 香港へ密入国した主人公だったが、騙されて金銭を失い追われる身となる。 逃げ込んだ九龍城砦で大ボスに恩義を受け、次第に仲間もできるが、 過去の血の因縁と運命が彼等の日常を壊していく…というあらすじ。 香港で大ヒットしたアクション映画です。谷垣健治さんがアクション監督。 「ドラゴン×マッハ!」のソイ・チェン監督。 二世代にわたるHiGH&LOW。九龍グループのおっさんたちも参戦してきて、 しかもめちゃくちゃ強い感じの。 無名街爆破イベントもあるよ!(ない) セットと合成で再現された九龍城内部はリアルだった。 豪華絢爛アクション全力全部載せなので大満足です。 キャラクターみんな強い強い。格が高い高い。 そして強さや格が、ちゃんと保たれるのがいいですよ。 強い人が友情と誓いと恩義の板挟みになっている様も最高です。キャッキャッ。 注意:虐待される女が顔面を強く蹴られるシーンがあります。 ラストまでばれ DV男を締め上げた、あの四肢をそれぞれ4人が持って バタバタやるやつを最終決戦でもやったり、 髭そりシーンを過去と現在でやったり。そういう反復が色々あった。 髭そりは、刃物をのどに当てられても平気という、 それくらい信頼のある関係なんだろうけど、 主人公はスヤスヤしちゃって雛みたいな表情、 さぞや龍捲風兄貴もキュンとしたに違いないよ。 ところで殺人王(すごい通り名)にしてもそうだけど、 「ザ・キラー」を見た時も思ったけど、 「ボーダーライン」もそうですけど、 殺し屋や麻薬カルテルのボス、 色々な国のマフィアやギャング、 なんで妻or子を持とうとするわけ?アホなん? どうせ殺されるんだからダメ!捨ててきなさい! えーん、ちゃんと最後まで責任もって守るよー! ねこ100ぴきとかにしとけば勝手に逃げるし、 相手もねこ100ぴき全部は捕まえられないよね…。 谷垣さんの香港愛にあふれたアクションでした。 長い武器で長椅子を引っ掛けて飛ばしたり、 劣勢のほうが重心を強制的に下げられたり、 技の連鎖中に一旦静止して 劣勢を悟った人の表情のアップになるのとか、 懐かしい文法に、 落下以外の高低要素とか短いショットをつなぐやりかたなど、 現代の手法がプラスされて更に格好良くなっててうれしくなってしまった…。 三部作で、次は親世代の話なのだそう。 そうそう、殺人王の若いころの話を知りたいよね。 どうしてああなった? でも主人公たち4人がそれぞれ舎弟を持ち、 因縁から殺し合いになったり、目隠しをして戦う羽目になったら嫌だね。 王九が九龍城に乗り込んできたとき 「いい女はっけーん」って言うかと思った…。(言いません) ---------------------------------------------------------------- 2025/01/24(金) 斧投げバーというところがあるらしいと聞いて行ってみた。 斧なら日常的に振るっているので(古い木製家具を叩き壊したり、 庭の木を伐採したりします)もしや上手く当てられるのでは?と思ったが、 そんなことは全然なかった…。 まず的の木材に対して刃がきれいに垂直でないと刺さらず跳ね返ってしまう。 次にコントロールを意識しすぎると的に届かない。 30分投げて刺さったのは2回くらいかな? あと当たり前ですがコントロールを保ち 適切な力で投げ続けるのは著しく体力を消耗します。 まずコントロールが失われてヘロヘロ(笑) 斧を壁に叩きつけるやばい女みたいになりました…。 斧投げバー経験者の旅の仲間は成功率が高かったので、 コツのようなものはある気がします。 斧だけではなくバットラングや、手裏剣、 中華包丁なども投げられて楽しいよ! (追加料金が必要です。 あとくれぐれも疲れてきたときの斧のスッポ抜けには気をつけたほうがいい) ![]() ---------------------------------------------------------------- 2025/01/25(土) 色々感想 魔男のイチ(ジャンプ掲載) 超天才みんな大好きデスカラスちゃんさん、 味方側が「何人殺ったか覚えてねーわ」 てき煽りスキルを披露するのいいですね。 あと作画コストの高い見開き固有技な! ソシャゲっぽい画面の派手さもいい。 魔法使いの約束(アニメ) 名前を知ってるひとたちが出てきた! 魔法使いは約束を守らないと魔力を失うので、 約束をしないっていうの、タイトルの意味が一気に重くなったな? 相棒 詐欺コンサルタントを入院中の右京さんが暴く話、面白かった。 (先週の被害者も容疑者も全員亀山薫回も面白かったです) 脚本のかた、サイコパスに優しい話を書くかただったような…。 ちょっと人情寄りのお話も書かれるのか。 ---------------------------------------------------------------- 2025/01/26(日) 映画かんそう 「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」 監督 鶴巻和哉さん 脚本 榎戸洋司さん、庵野秀明さん スタジオカラーによるガンダム新シリーズです。 テレビでやるまで待とうかなと思ってたんですが、 インタネットの皆が「緑のおじさん…」ヒソヒソ… 「例のあいつ…」ヒソヒソ…とやりだして、 なんか配慮の匂いを感じたので慌てて劇場に行きました。 危なかった。 ねたばれが平気じゃないファーストガンダム民は 劇場に行ったほうがいいと思います。 (もちろん下記一切読まないほうがいいですよ) UC0085年、女子高生のマチュは、 配達屋の少女ニャアンと突然ぶつかり、 謎のデバイスを手に入れる。そのデバイスを巡り、 非合法MSバトルに巻き込まれたマチュは…というあらすじ。 私はなんのかんの言って、 一番脚本が優れているガンダムはファーストだと思っていますが、 同世代の皆さん生きてますか?お元気ですか? (年齢的にリアル肉体の話) あちこちにガタが出始めましたが酷使したガンダムだと思って 丁寧に整備して生きましょう。 でも優れているからと言って若いひとたちに、 軽率に「見ろ〜〜」とは言えない。 それはあらゆる後続作品が、 ファーストの先進的な部分を取り入れてきたので 「あのシーンの元ネタはこれか!」の連続で終わりそうだからです。 ねたばれ ファーストガンダムを正史とする、架空戦記ものをおっぱじめた! 冒頭からして年寄りは「オイオイオイオイオイオイオイオイオイ……」 って言いましたね。心の中で。 でも亡くなった方があまりに多すぎて、 完全再現できないのはちょっぴり寂しい。 実戦投入される前のガンダムとホワイトベースを、 赤いやつが制圧してジオンが勝ちます(前半のあらすじ)。 二段構えになっていて、前半か後半かどちらか当たれ、 あわよくば両方当たれという、用心深い構成になっている。 赤いやつは、あの電話帳くらい分厚い取説を読まなかったなそういえば。 今後のテレビシリーズ展開ですが、若い3人による三角関係、 若い3人は実はガンダムシリーズビッグネームキャラクターでした〜、 赤いやつは実はずっといました〜、等々盛り上がりに期待が持てます。 赤いやつによる緑のおじさん死亡回避ループもの路線も捨てがたい。 私は最終的にはマチュ×ニャアンの恋愛要素を期待。 あと社会による移民の排斥という問題を出したなら、 一応解決を示してほしい。無理なら全部破壊するくらいはしてほしい。 (頑張って生きていくしかない…みたいな、 小学生の感想文的まとめはやめてほしい)。 SFアニメなら地位のある高齢女性を出してほしい。 できたら血統主義的な話にしないでほしい (だれそれの子供なので能力が高かったてきなの)。 ところで赤いやつ、復讐はいいのかな?ザビ家の人、おおむね生きてるよね…。 ファーストの話に戻りますが、あれの一番優れていたところは、 強者の強さの演出がうまかったところ。技能と経験と才能がぶつかり合って、負ける方の格を下げなかったところ。妙なリアリズム。 ロボットアニメで主人公が乗車拒否するのってあれが最初ではなかったか。 ロボットアニメでありながら、途中からミュータント、 新しい人類の登場というテーマも絡み、 かと思えばシェイクスピアを思わせる古典的復讐劇プロットも主軸にあって、 色々な味がした。 あと高い地位に女性がいて政治手腕を発揮していたところ。 やたら感情的に思ったことを全部垂れ流す変なひとではなく、 きちんと仕事をしている女性軍人が描かれた。 ジェンダー以外にも、 インド系の女性が(ファムファタルてきな描かれ方ではあるが) 前線で戦う軍人として出てきた。1979年に。 あれのIFものをするなら、 わくわくするエンタテインメントかつ定石の破壊者であれ…。 最初に緑のひとの名前が出たときも、 カムランくんが出てきた時も、 情報が脳から出てくるのにドえらい時間がかかって老いを感じました。 あ〜〜〜〜はいはい、いたね!君ね!忘れてたけど覚えてるよ! 最後にキューブリック的な白い部屋で老いて死ぬ緑の人の病床に、 若く美しい赤いやつがあらわれて、 大満足で別れを告げるみたいなシーンは期待していいかな? ずっと探していた緑の人大激怒なれども、もう拳も上げられない、という感じの。 ところで流行の目が読めないからって、 安全牌とばかりになんでもかんでも庵野さんに任せるのはやめろー! ---------------------------------------------------------------- 2025/01/27(月) ネットで見かけた自販機を偶然見つけたので飲んでみた。 イメージとしての生絞りオレンジって、ポンジュースみたいに濃いのだが、 本当の生絞り果汁って、案外薄い。 でも時々デロッと果肉が出てきてびっくりする。 お値段相応に、おいしかったです。 ![]() ---------------------------------------------------------------- 2025/01/28(火) そういえば(おそらく)初めて「もんじゃ焼き」を食べました。 月島…?というところに 有名もんじゃ店ばかり集まったストリートがあるとのことで 連れて行っていただいたのですが、 夕方17:00にもかかわらず、どの店も結構な行列で、 東京のかたの並々ならぬもんじゃ愛を目の当たりにしてビビったのでした。 めんたい餅チーズとか、魚介とか、メジャーなものをいただいたのですが、 焼いても固まらないのが驚きでした。粉ものなのに!? でも行列するだけあっておいしかったです。 ![]() ![]() ![]() ---------------------------------------------------------------- 2025/01/29(水) 「ワーナーブラザース スタジオツアー東京 メイキング・オブ・ハリー・ポッター」に行ってきました。 世界でまだロンドンと東京だけ。2か所しかないスタジオツアーです。 実際に撮影に使われたセットや小道具などはほとんどロンドンにあるでしょうから、 こちらはレプリカという事になるのでしょうけれど、 でも見応えがありました。途中軽食を2回ほど食べて、 それでもトータルで7時間かかりました。朝一番の回を予約してよかった。 ![]() ![]() ![]() ---------------------------------------------------------------- 2025/01/30(木) 映画かんそう 「アプレンティス ドナルド・トランプの創り方」 アリ・アッバシ監督 The Apprenticeは徒弟という意味と、過去のテレビ番組で ドナルド・トランプがホストとして、 彼の右腕になる有能な人物を探すリアリティ・ショーのタイトルを掛けてあるらしい。 ドナルド・トランプをセバスチャン・スタン氏が、 弁護士ロイ・コーンをジェレミー・ストロング氏が演じる。 彼等はこの映画で、2025年のアカデミー賞主演男優賞、助演男優賞の候補に選出された。 現アメリカ大統領ドナルド・トランプが青年時代に、 悪名高い弁護士のロイ・コーンと出会い、 勝つためのやり方を学び、得体のしれないものになってゆく様を描いた作品。 嘔吐シーンがありますよ注意。 ラストまでばれ 序盤のドナルドは、まだ何者でもない、漠然と成功を夢見る男で、 しきりに前髪を気にする姿には子供っぽさすら感じる。 どこかナイーブな、無防備な印象の目を買われてのキャスティングなのかな? と思った。セバスチャン・スタン氏が演技の時によくやる表情がほとんどなかった。 顔ってこんな風に、普段とまったく違う動かしかたができるんだ! 父親から、お前は殺すほうの人間、王者だ、 と褒められた時の顔が、とりわけ複雑だった。 2人の演技、力関係が逆転していくところが特に神懸っていて、 最初は悪魔のような支配力を発揮するコーンだったのに、 ドナルドに吸い取られたように弱弱しくなり、 力の弱ったもののトークがいかに哀れで冗長で陰気か、 見せつけるような喋り方だった。 対するドナルドは、周囲の誰もが 「今この男に乗らなければ損をする」と確信するパワー、華やかさ、強さがあった。 認知症の父親に詐欺まがいの契約を迫ったり、 落ちぶれたコーンに無情な振る舞いをするところは、 親の死骸を食う虫みたいで気持ち悪かった。 トランプ大統領はこの映画に嫌悪感を示し、 弁護士が制作側に訴訟を警告したそうだが、 MAGAの反応は意外とよかったとのこと。それはちょっとよく分からない。 2人の恐るべき父親を見事に打ち倒し、美しいが高慢な女を妻にして征服し、 富と名声を手に入れた男のサクセスストーリーに見えるのだろうか… 見えるのかもしれない。 だとしたら円形脱毛症とかアンフェタミン常用による性的不能とか肥満とか、 薄毛隠しの手術なんかは入らないと思うのだが。 それとトランプ大統領の姪(パイロットの兄の娘)が書いた暴露本では、 ドナルドは昔から強者に取り入るのが上手い残忍な性格で、 父と弟から執拗に侮辱を受け続けた長男は アルコール依存症になったとのことで、それは映画の印象とは、やはりかなり違う。 映画とは全然関係ない話だが、 スカしたリベラルや、うるさいフェミニストども、 偉そうな知識階級、バカな環境保護活動家、 汚くて泥棒の移民、 全部「やっつけて」くれる強いリーダーに仮託して スカッとしているうちにいつの間にか自分の属性がやっつけられている… なんてことにならないよう注意が必要です。 頑丈な男を1日14時間働かせて、ストレスは家で妻を殴って解消させ、 頑丈で頭のよくない子供をたくさん作らせて、 医療を制限して心身の弱いのは淘汰、使い捨てにしたほうが、 そりゃあ資産家階級は儲かるに決まってるのですから。 それには人権とか平等とか、環境保護や公衆衛生、文化、全部邪魔なのです。 世の中にはまれに 100人、10000人の頭を常に踏んでいないと正気が保てないタイプの人もいますが、 そうでないひとは飲み込まれてはいけません。 ---------------------------------------------------------------- 2025/01/31(金) 「ワーナーブラザース スタジオツアー東京 メイキング・オブ・ハリー・ポッター」2 名場面再現!フォトスポット!みたいな企画も多いですが、 文章のイメージをどう物理再現するか、 いかに軽量化するか、いかにコストを抑えるか、 いかに納期を短縮できるか、という工夫が写真や映像で展示されており、 ハリー・ポッターファンにはもちろんですが、 立体物造形好きなかた、仕事でやっているかたにもおすすめです。 ![]() ![]() ![]() ---------------------------------------------------------------- |