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---------------------------------------------------------------- 2024/12/01(日) 映画かんそう 「PUI PUI モルカー ザ・ムービー MOLMAX」 ストップモーションアニメシリーズの「PUI PUI モルカー」が映画になりました。 私はこのシリーズの1作目がそれはもう好きで好きで、本当に大好きなのです。 さすがにコマ撮りは無理だったのか、普通にアニメーションです。 野菜を大量消費し、 ときにドライバーの意思に反するモルカーの欠点を補ったAIモルカーが登場し、 人々は我先に乗り換えるが…というあらすじ。 あまり肯定的な感想ではありません。 ラストまでばれ エネルギーで動いて指示通りに走るって、 それはもう車では?しかも中身は所有者に無断で連れ去ったモルカー達って……!? まずエネルギータブレットを何らかの手段で生体に注入するわけですね? それで色々と感情があってちゃんと走らないモルカー達を機械のように走らせるために 何らかの手段で脳をフラットにしているわけですね? どえらい動物虐待事件やないか!!!!!?? まあ労働のメタファーかもしれないね!? 薬を飲んで精神を整え労働している人も多いもんね!? でもあのジョブズ氏もどきのCEOは150年の社会奉仕やろうが!? えっ無罪放免!?ビルを倒したモルカーたちですら罪を償ったのに!? えっ私が奴の頭と胴を切り離そうか!?遠慮しなくていいよ!? AIモルカー試乗ランドに行くと自モルカーを預かってもらえるのですが、 シロモ飼い主さんがそこへ行くのがBIGな解釈違いでした (あらすじ上必要とはいえ)。テディ飼い主は行くかもしらんけど。 ゲストキャラクターがいて共闘して問題解決する流れ、プリキュアですね。 次回作製作決定が最後に流れるのも同じ。 人気が出たので続編を作りたいが、無印のクオリティのものはすぐには作れない、 じゃあ品質を変えてでも作ろう、ってなるのは当然の流れだし、 仕事を受けた人は何も悪くない。ただ私が勝手にしょんぼりしているだけです。 でも優秀な若い人材に1枠任せてみたら大当たりすることもあるよ、 という風潮を後押ししたいので私はこれからもこのコンテンツを応援します。 つむぎさんのお名前や姿が見られたのは嬉しかった。 あと高解像度の写真のところは笑いました。お子さんたちは屁で笑ってた。 おまけはテディが来ました。 ![]() ---------------------------------------------------------------- 2024/12/02(月) 今年は美瑛のメルルさんのをお取り寄せしました。 こちらの記事を参考にしているので昨年はトランブルー、 今年はスドウかな?と思ったら、スドウさんはなんと地方発送されていないのでした。 https://ameblo.jp/mock5130/entry-12423408103.html まず1枚いただいてみたメルルさんのシュトレン、淡白な味わい。 これから室温でじっくり育てるので、完全体となったときの味が楽しみです。 ![]() ---------------------------------------------------------------- 2024/12/03(火) 読書かんそう 「酒をやめられない文学研究者と タバコをやめられない精神科医が本気で語り明かした依存症の話」 松本俊彦さん 横道誠さん アルコール依存症の文学研究者と、ニコチン依存症の精神科医が、 依存症についてやりとりする往復書簡集です。 松本さんは依存治療が専門分野、横道さんは発達障害、 鬱、アルコール依存症の当事者で、どちらも知識量がすごく、 けれど書簡形式なので気軽に読めました。 治療薬、自助グループ、時事問題のことなど色々。 ・依存症は緩慢な自傷行為である場合もあり、 そのケースでは軽率に依存症治療をすると本人が死ぬこともある。 ・結局は人間と人間のつながりが大事。 という2点になるほどなあと思った(私は)。 人間は孤立させると、肉体は健康でも精神がやられちゃって肉体を壊してしまうの、 不思議ですね。 何だろう。人格の悪いのを淘汰するシステムなのか?(コラコラー!) 違う人のインタビューで終わるという謎の締めだった。 お二人の対談とかではないんだね。 ---------------------------------------------------------------- 2024/12/04(水) お隣の韓国で、3日22時過ぎ、野党を反国家勢力とする大統領が非常戒厳宣布、 これにより集会とデモ、政治活動は禁じられ、 出版社と報道局は政府の統制下に置かれました。 やばかった。独裁国家が爆誕するところだった! それを知った野党議員と市民は国会に駆けつけ、 議員が何とか堂内に押し入り、市民は軍の進行を阻み、 4日01時頃、戒厳令の解除要求案が国会で可決。 戒厳令は無事解除されました…。 死傷者が出なくて、軍の浅慮な人が市民に発砲しなくて本当によかった。 独裁国家が爆誕しなくて本当によかった。 https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/eb4ac57368e90261e03fedde2fb1a9b3a65f6562 https://www.asahi.com/articles/ASSD355W3SD3UHBI02QM.html エコーチェンバーに陥った為政者が、おかしなことを始めるの、 全然他人事ではないので気をつけないといけない。 今回の事をあまり大きなニュース扱いにしない報道や、 今後の緊急事態条項の動きなどを……。 何度も書いてますが、こんなに働いて疲れているのに、 なお政治監視まで…?と思うけど、できる範囲でね…。 ---------------------------------------------------------------- 2024/12/05(木) 今日と明日はきつい話題ですわよ。 読書かんそう 「n番部屋を燃やし尽くせ〜デジタル性犯罪を追跡した「わたしたち」の記録〜」 韓国で起きたデジタル性犯罪「n番部屋事件」を、 報道志望の2人の女学生が暴いた取材記録です。 「n番部屋事件」を知らない方は、概要をざっと見たほうが良いかも。 下記、ショッキングな記述があるかもしれません。 被害内容については詳しく書かれていないので、 性表現目当てのかたは読んでも無駄です。 テレグラムを使ったデジタル性犯罪は今も続いていて、 たしか最近も韓国の女性が、日本の女性に向けて注意喚起をしてくださってました。 基本は盗撮と脅迫です。 恋人や女家族を盗撮する。知人女性のSNSの写真を勝手にアップする。 知り合いの子供の写真と個人データをアップする。 高額バイトと偽って写真を送らせる。 同じ年頃の女児だと偽って写真を送らせる。 あげられた写真を元に誰かがポルノ動画を作成する。 これを親に、学校に、職場に、バラしていいのか、嫌なら言う事を聞け。 そうして奴隷になった被害者を皆で共有します。 エロをたくさん提供できる人物はコミュニティで尊敬を受けます。 過激な発言をすると認められます。 いわばカードゲームで、女を差し出せば報酬としてエロが与えられ、 しかも地位が高くなり承認欲求も満たされる。 男性は、同性団体に認められ帰属するのが大好きなので、 エロを共有し、同性と上下関係を結び、金儲けまでできる番号部屋は、 泡吹いて倒れるくらい最高の天国だったのでは…と思いました。 プルとタン(仮名)はあくまで被害者優先のスタンスで取材を続けてくれて、 安心して読み進められたが、すごくつらそうだった。法が後手後手になり、 世間の関心が低かった期間が長かった。特に被害者に知人がいたとき、 逆に利用者のなかに知人がいたとき。 本の中頃あたりに2人の出会いから仲良くなっていく過程が書かれているのですが、 良い息抜きになりました。あれがなかったらきつかった。 あと、当然ながら利用者にとって彼女たちは敵で、 群れを攻撃された動物みたいになって、 こいつらに身の程を分からせてやれ!処刑しろ!辱めてやれ! といきり立った何千人もの男性がいたと思うので心配になった。 主要なメンバーに1年の刑期という判決が出たとき、 プルとタンは彼が行った犯罪のまとめ動画を公開した。 世論は燃え上がり彼の追加捜査が始まり、追加起訴されました。 (関係ないが番号部屋で逮捕された主要人物、顔が似すぎていて私は区別がつかない) エロに対して問題提議した女性が徹底的に叩かれるところ、 性被害を警察が軽くあしらう傾向、 なにも分かってない国会議員のトンチンカンな発言 (「頭の中で楽しむことすら犯罪なのか」と言ったそうです)等等、 日本と韓国は似てるな…と思った。 優しくしてくれる相手や、友達だと言ってくる相手、褒め言葉、 全部を疑えというのは子供には無理だと思う。 ご家庭での指導ではこぼれる子供もいるだろうので、 非接触を含むグルーミング規制法案が必要ではないかと私も思う。 あと未成年でなくても他人の言う事を素直に聞いてしまう性質の人は、 言う通りにしろ、と誰かに言われても従わなくていい。 一旦考えますね…と言って保留にして第三者に相談して下さい。 相手がどんなに偉くても怖くても。 プルとタンは若いのに、この件をきっかけにインタビュー、 講演、出版、と大忙しで、自助グループやサイバー捜査隊などと繋がり、 社会のための活動量がすごい。せめて相応の利益を得ておられますように。 プルとタンの片方には姉がいるのですが、妹のことを昔から 「生意気太っちょ」と呼んでいます。 でも、毎日危険な取材を続けている妹に 「生意気太っちょ、本当に気を付けて」 という箇所がとてもよかった。 家族のある人もない人も、みんな本当に気を付けて。 ---------------------------------------------------------------- 2024/12/06(金) 今日もデジタル性犯罪者の話をするので苦手な人は明日見に来てね。 デジタル性犯罪って、でも韓国の話でしょう? 児童の盗撮動画を見たがる人なんて日本にはいないでしょう? いても少数でしょう? という人に向けて書いておこうと思って過去の話をします。 10年くらい前でしょうか、私がだらだら夜更かしをしていたら、 当時のTwitterで、「児童の裸の盗撮動画をばら撒いているアカウントを凍結したいので 協力して下さい」という依頼が回ってきました。 (一定数の人間から違反報告が運営に行くと、 対象アカウントは迅速に使用不能になります) 見かけたのもなにかの縁だな、 でも私怨で無実の人を潰そうとしているかもなので事実を確認しないとな、 と思って当該アカウントを見たら、 本当に中学生くらいの日本の女児たち団体の入浴盗撮動画の一部を公開してやがったのです。 そして「フルバージョンの動画がほしい人はリプ下さい」という書き込み。 その時に見たのが、おそらく私がSNSで見た一番長いツリー (連なった返信群。当時は数に制限なく見られたような気がする)です。 感謝や、お追従の言葉の羅列。 あの人数全員がペドフィリアのわけはないし、 全員独身男性でもないでしょう。数が多すぎた。 単に「やばい動画を手に入れた」というステイタス、 話のネタが欲しかった人も多いのではないかな。 たぶんこれ、対話しても何が悪いかは伝わらない気がするので、 盗撮、児童裸体映像は撮影・所持、即厳罰でいい気がする。 ちなみに当該アカウントは翌朝にはもう凍結されていました。 でもたぶん今も地下で活動してるだろうし、 似たようなアカウントはウヨウヨ存在すると思います。 なので、児童を性消費したいのは、別に特別な変態に限られたわけではなく、 話の種にしたいとか、 性的に特別であるというステイタスを得たい普通の男性も多いと思います。 なので、SNSにお子さんの写真はアップしない方がいいし、 限定公開も3親等くらいにしておいたほうがいいし、 夏場のお子さんの水辺遊びは盗撮に注意してほしい。 あと着替えやトイレ…は、もうどう気をつければいいのか私も分からない。 いっそ顔を覆えばいいのか? デジタル性犯罪は関係ないが、最近だけでも 元衆議院議員、日本維新の会所属の椎木保が女子中学生に性暴行。 岸和田市長、永野耕平が部下の女性に性暴行。 元大阪地検検事正北川健太郎が女性検事に性暴行。 という事件が発覚しており、もうこれ性別の違う同じ人間というより、 卵を産み付けようとしてくるエイリアンやないか。 もちろんちゃんとした人間の男性も、いらっしゃるのですが、 人間のかたは「僕はエイリアンじゃないよ!エイリアンじゃない人間もいるよ!」 って時々主張してくださると安心できます。 二足歩行して人語を解し、 インターネットをたしなむフェイスハガーがあまりにも多いので……。 ---------------------------------------------------------------- 2024/12/07(土) 色々感想 HUNTER×HUNTER(ジャンプ掲載) ほらね!言った通りでしょ!百合でしょ! それにしてもモレナのキャラクター、いいですね。 ハローワークモンスターズ(サンデー掲載) 主人公の父親になにか強い矢印を持つキャラクターを出すの、 最近の流行か? コナンくん ガチ子供の工藤と安室さんが邂逅する、 かわいい過去回だと思ってたら、そこに着地する!? というかその結論になる普通!? めちゃくちゃ話が動いたな。 光る君へ これは次週死ぬんだろうな…と思った瞬間死んだ。早い。 というかまひろといい雰囲気になる男は皆死ぬので、 三郎が呪詛しているんだと思う。 ---------------------------------------------------------------- 2024/12/08(日) 映画かんそう 「JAWAN ジャワーン」 アトリー監督 映画館で予告を見て、あー、黒髪の無力な妻とか母がやたら高音の曲が流れる中、 悪役に殺されて、完全無欠の夫とか長男とかが 歌って踊りながらキメキメ無双するやつか〜。 いま見たい気分じゃないなあ…と思って、スルー予定でした。 でも鑑賞した映画ジャンルのかたが大絶賛なさっているので、見に行った。 かなり違いました。冒頭は、あー、弱者が蹂躙されて スーパーヒーローがー…だったけど、そのあとが全く違った。 どうなるのこれ!?と思った。面白かったです。 注意:犬が死にます。死体がバッチリ映ります。 ラストまでばれ。 体制を批判しつつ、愛国を成立させていて凄い。 冒頭の中国軍の侵略も(アルナチャルプラデシュ州領土権主張)、 病院に酸素が届かず子供が死んだ事件も、 工場による環境汚染で死者が出た事件も、 すべて現実にあった事件を下敷きにしているとのこと。 そして父と長男は強くて無双をするのだが、 完璧な強さを持っているわけではなく、父には記憶がない。 なので復讐も誇り高さも彼は持っていない。肉体が強いだけ。 長男は父と母を知らず、優しいたくさんの女たちに育てられて、 女性の守護者となったが、しかしどこか寄る辺なく、不安を抱えている。 冷蔵庫の女、たしかに女は死ぬが、 その前に自分に危機が及んだら目にもとまらぬ速さで3人殺して死刑になる。 若いお嬢さんがシャベルで悪漢の頭をカチ割る。 無力に裸にされて死を選ぶのは男性だったりする (なんでモザイクがかかってたんだろう?はみ出ていた?)。 強さは個の復讐だけでなく社会正義のための鉄槌となる。 ラストはまさに時流、タイムリーなのだが、 日本よりもインドのほうが大変そうだと思った。そうか宗教、金、カースト…。 (日本は「知っている人」にともかく弱すぎるけども。 あと「庄屋様の跡取り息子」を無条件で信頼するのはよすんだ…) 私は息子と、父の若い頃が1人2役だと思ってたが、 全部1人で演じておられたの!?59歳なの!?なにもかもがすごい。 息子の親衛隊は美女たちで、父親の親衛隊がおじい軍団なのも面白く、 見応えがありました。(女児ちゃんもかわいかった!見合いすんなよ…とは思いましたが) 最後で突然のシャイニングねた?それとも元の格言ねた? https://www.youtube.com/watch?v=sL-0ZTUGEHo 「囚人なら強く気高くあれ 囚人の中の囚人であれ」 ってちょっとJOJOみを感じる。 ---------------------------------------------------------------- 2024/12/09(月) 映画かんそう 「モアナと伝説の海2」 2016年の同タイトルディズニーアニメの続編。 モアナは他の海の民を探し続けていたが、ある日先祖より、 伝説の島モトゥフェトゥを探し出せば海の民の分断は解かれるという啓示を受け、 旅に出る…というあらすじ。 1では気の強い普通の娘だったモアナですが、地位が上がり、社会的責任が発生している。 今回は航海の仲間も増えて、わちゃわちゃと楽しい感じになりました。 エンドロール途中に例のあれがあるよ。 ラストまでばれ 女性キャラクターが増えた! 敵か味方か、上下左右手前奥行きを無視したマタンギの動きと歌、魅力的だったな。 今回はがっつり次回につながる演出です。 ところで、モトゥフェトゥを復旧させ(マウイの島釣伝説って複数あるんですね) 他の海の民と邂逅した感激的なシーンで、 私はよりにもよって三体のことを思い出していました…。 他種族に存在を知られてはならない、 他種族の生存位置を確認したらすぐに滅さなければならない。 なぜなら必ず相手は我々を滅ぼそうとしてくるからだ…みたいなの、 どえらい違い。モアナと三体は真逆ですね。 モアナ、腕にタトゥーが入って、パドルが神器化したみたいな表現があったけど、 神化しつつあるんだろうか?現在クォートゴッド?ゴッデス?くらい? 神化したディズニープリンセスってたぶん初めて? ディズニーゴッデスシリーズを新たに立ち上げるのか? ---------------------------------------------------------------- 2024/12/10(火) 紅茶が高騰すると聞いて、普段飲んでいる紅茶を一挙買いしました。 以前も書きましたが私はガツーンと目の覚める濃い紅茶が好き。 嗅覚はそんなに鋭くないので香りの高さは求めません。 ![]() これで320包くらい…2025年くらいはいけるかな? ---------------------------------------------------------------- 2024/12/11(水) キングオブコント2024感想 毎年見てるから今年も見ないとな…と思ったが、毎年見てなかった!? アレッ!?もしかして毎年見てたのはM-1?? なんか大掛かりなセットや、着ぐるみ、小道具が多いな?とは思ったんだよ。 ロングコートダディ 花屋のムカつく駄目出し客。 こういう人いるよ〜特徴掴むのが上手い。 駄目出し中毒やだね、ってだけで終わらず、もう一捻りあるが、 それでも女子店員さんといい雰囲気になったりしない。リアリズム。 ダンビラムーチョ 太鼓を3回鳴らす伝統芸。 シティホテル3号 通販で、強引に値引きをさせる脚本を書く経営者。その流れがエスカレートしていく。 や団 社員食堂で一万円なくなる話。 コットン ぬいぐるみでラブコメ。それを見ている高齢おじさん。 これはもっと高得点でも良かったと思う。 ニッポンの社長 声が小さい野球部員。体罰がなんか体育会系笑いって感じでした。 ファイアーサンダー 三人しかいない野球部員。リズム重視。 隣人 ペットのチンパンジーが賢くなりすぎてこわいので出て行ってもらおうとする。 ラブレターズ 引きこもりの子供が、こっそりどんぐりを集めている。大騒ぎする夫婦。 決勝戦 ラブレターズ サッカー願掛け丸坊主の女に圧倒される外国人ナンパ師。 小説のような世界観があった。 ロングコートダディ 呪いを解いてほしい男と石の精霊、言語が通じないのでどんどんトンチンカンになっていく。 好きな話でした。 ファイヤーサンダー 野球部と不良。 基本は変人が出てきて、普通の人がリアクションスル形式が多い。 決勝はロングコートさんのセットが大掛かりだったがどこまで許されるのか。 予算があれば紅白のあれみたいな山車はいいのかな? あと男性が抽象的女性を演じることが多くて歌舞伎みたいだと思いました。 あれ女性が演じるとニュアンスが違うんだろうな。 優勝者には納得しかなかったので、いい結果でした。 ---------------------------------------------------------------- 2024/12/12(木) 紅茶のアドベントカレンダーを買っておいたので毎日飲むぞー!と思ったが、 24包とか書いてますね。これ1日から始めないと駄目だったかも。 でもいいんです。仏教徒なので。シュトレンは1月末まで少しずつ食べるし、 紅茶も1月までゆっくり飲むよ。 ![]() ![]() ---------------------------------------------------------------- 2024/12/13(金) ![]() 抽選に当たらないと行けない作品展にいって、 そこからさらに抽選に当たって買えた「うつわやみたす」さんの ハチドリのデミタスカップです。 最初に写真で見た時からずっと欲しいなあと思っていたのでした。 私はクジ運が本当にないので、代償にダンプにはねられるのでは? とおびえています。 ところでコーヒーが飲めないので何をいれたらよいだろうと考え、 ちょっとGoogle氏に聞いてみた。 最近のグーグル氏はAIがもっともらしい回答をしてくれるのですが 「植木鉢にするといいですよ」 などという答えが出て、所詮はAI、なにも分かっちゃいないな…と思ったのでした。 とりあえずラム酒をいれてみたらいい感じでした。 これが人間の英知だよAI。 ---------------------------------------------------------------- 2024/12/14(土) 色々感想 光る君へ 一年ずっと色恋と藤原家による政治の独占を描くのかと思いきや、 突然の刀伊の入寇。終盤のさぶまひの盛り上がり演出だな。 三郎くん、君は顔も名前も知らないおびただしい数の民のために 政治をするのには向いてないよ。 知っている大切な人のための政治しかできない子だよ。 相棒 「復讐者は笑わない」川ア龍太さん脚本。 三浦さん再登場回。復帰なさるだろうか。 アルゼンチン映画「瞳の奥の秘密」をちょいちょいと真似た内容だったな……。 罰せられない犯人を被害者のパートナーが追い詰め、 犯人が応援しているスポーツチームを張り込み、拉致監禁する。 さすがに50%ほどは違う話が混ぜてありましたけど。 拉致要素を抜いて、DVモラ男とDVモラ男が激突する話にした方が 分かりやすかったのに。 「瞳の奥の秘密」はリメイクもされてますが、原版がおすすめです。 私は執念深い人が勝利する話が好き。 全領域異常解決室 神にとっては記憶が一番大事なので、 記憶を消されそうになったら死ぬよ〜っていうエグめのバトル開催。 にしても戦力の遂次投入はよくない。 ---------------------------------------------------------------- 2024/12/15(日) 映画かんそう 「クレイヴン・ザ・ハンター」 SSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)6作目の映画。 反社組織の統領である父をもつ兄弟は、 学校の寮から突然タンザニアに連れていかれ狩りを仕込まれる。 ライオンに襲われた兄は生死の境をさ迷うが、 通りすがりの少女の与えた秘薬と、ライオンの血によって復活する。 兄は悪を狩るハンターとして目覚め、以降社会悪と戦うが、 ある日弟を誘拐され…というあらすじ。 兄と弟がものすごく愛し合っている。 弟を取り戻すために兄がウォォォォ…!ってなって、 敵が「えぇぇ…」ってなるシーンがすごく多い。 すごく多いと聞いて人が想像する尺の3倍はある。 監督の過去作品をざっと調べた時、社会派映画が多かったので、 今回も環境保護とか系の内容になるのかと思っていたら兄弟愛映画で、 ずっこけた。いい意味で。 SSUっぽい、ちょっと変なんだけど嫌いになれない映画でした。 動物に変化するヴィランとかと戦うスーパーヒーローものの面を保ちつつ、 父と兄と弟が憎み合いながら愛し合っている。(ロシア文学?) ラストまでばれ シャワーから出てきた成人の弟を隠れていた兄が 突然後ろからハグして驚かすって、露系英国人にはよくあるんですの? 兄は行かないでほしいと哀願する弟を置いて行ったという負い目があり、 弟は妾腹で父は兄にしか期待していないという絶望がある。 父にとって長男は自分と同種の、もしくは自分を越える存在である。 毎年兄が誕生日を祝いに来る理由を弟は知っている。 自分を置いて行った罪滅ぼしを兄はしている。 父は、自分は次男を見放さなかった。 見放したのは長男だと責める(でも2000万ドルくらい払たれやマフィア)。 長男はもはや人工物のなかでは生きられない。 木々や土のあるところでないと眠れない。 最後、父からの贈り物を身に着けた彼は複雑な顔をしていた。 殺した身内の遺骸の傍らの椅子に座る皇帝の絵画のようだった。 関係ないけど自死した者には葬儀をしないってどこの風習だろう? ロシアかな?って検索したら、Googleくんに心の相談窓口を案内されてしまった。 いや、違うからね。お母さんは空気だったね、この映画。マフィア仕草なのかな? それと帰ってからパパ・レグバについて調べたが、 十字路を司るゲートキーパー的な神または精霊なのだそう。 続編があれば掘り下げられたのかも。 この6作目でSSUはいったん白紙に戻されたそう…残念。 ヴェノム(異種族同士の愛)、 モーヴィウス(子供の頃の友達に執着されて困ってます)、 マダムウェブ(女子ヒーロー3人と綺麗なお姉さん)、 クレイヴン(愛する弟は俺が守る!!!!!)とかいうラインナップで、 嫌いになれない感じだったな…。 ---------------------------------------------------------------- 2024/12/16(月) 映画かんそう 「スピーク・ノー・イーブル」 イタリア旅行中の子連れ3人家族が、 同じく子連れの夫妻と親しくなり、 デヴォンにあるという彼等の農場に招待を受ける。 楽しい休暇になる筈だったのだが、違和感が増えていき…というあらすじ。 デンマーク・オランダ作映画「胸騒ぎ」のリメイクです。 原版はもっと暗黒エンドだったものを、 商業ホラーっぽく変えたらしい。(あれで!?) 異常な家族の長をジャームズ・マカヴォイ氏が演じます。 「クレイヴン・ザ・ハンター」との共通点ですが、 狩りを有害な男性性教習所として描いている。 有害な家長は家に剥製を飾る。面白い一致です。 嫌のレベルがじわじわ上がっていく様子が描写されます。 仕事とかではない人間関係なら、最初に違和感があったら我慢しないほうがいいぞ。 ラストまでばれ シーツが汚れてるとか、菜食主義者に無理に肉を食わせようとしてくるとか、 環境保護を茶化したり論破しようとしてくるとか、 これくらい我慢しなくちゃなのかな〜っていうのはまあ分かりますが。 ホラー映画ウォッチャーとしては娘のぬいぐるみにイラーッとした (子供さんあるあるなんでしょうね)。手錠でつないどけ! 奥さんがキャーキャーパニックを起こしながら 敵を3名行動不能にしていてうけました。 強ぇぇ!旦那さんはキリッってするだけで戦えない…。 「完璧な人生もフェイスブックもインスタもクソだ」っていう農場主の人生哲学、 「男はかくあるべし」という男性観、 雄叫びを継承した少年が受け継いだのではないか… という一抹の不安の残るラストでしたが、 原版はもっと不条理なの!?どんななんだ一体…。 ロンドンからデヴォンって300kmくらいってでるんだけど、 ちゃんと朝に出発しなよね! ---------------------------------------------------------------- 2024/12/17(火) 映画かんそう 「はたらく細胞」 同タイトル漫画の実写映画化。 漫画の序盤は割と忠実に再現。 そこにプラスして父と娘とその彼氏というオリジナルドラマあり。 私はアクション監督の大内貴仁さんに釣られていきましたが、 予告で流れたアクションが一番よかったので、 殺陣目当てで行くとちょっと物足りないかもしらん。 キラーT細胞役、山本耕史さん、違うんだけどそれだ!みたいな仕事が多いな。 マクロファージ役の松本若菜さんはとってもよかった。 電王の愛理さんじゃないか。白血球が佐藤さんなので同窓会だね。 内容ばれ ちょっと文句になっちゃうんですけど、 若い女が難病で、父親が、または彼氏が云々…という邦画、 年に何本も作られてるので、細胞の動きを描く作品でまで見たくないような気もする。 (大人気要素なので100回でも見たい!という人が多いのかもですが) あと正常な細胞を大量に殺す割に、 がん細胞には効かない抗がん剤の表現には、 おっ?何らかの思想…………?と思いました。 ---------------------------------------------------------------- 2024/12/18(水) SSUに愛憎兄弟コンビが誕生したので、MCU「マイティー・ソー」、 DCEU「アクアマン」、SSU「クレイヴン・ザ・ハンター」 すべての世界に兄弟コンビが存在することになりました。めでたいことです。 ねたばれにならない範囲で比較してみました。 髪の色 MCU 兄金・弟黒 DCEU 兄黒・弟金 SSU 兄黒・弟金 性格 MCU 兄ワイルド・弟繊細 DCEU 兄ワイルド・弟繊細 SSU 兄ワイルド・弟繊細 主役 MCU 兄 DCEU 兄 SSU 兄 血のつながり MCU なし DCEU 半分 SSU 半分 親 MCU 毒父・ナイスな母 DCEU ナイスな父・ナイスな母 SSU 毒父・???な母 相当面白いですね。兄弟仲とか詳しく書くとネタバレになっちゃうから控えます。 どの兄弟もキュートでおすすめなんですが、 MCUは1〜3作かけて兄弟の関係性について最後まで描ききったのがすごいと思います。 私はともかく3作目のラグナロクが好きで、兄と弟どちらの人生も人格も尊重され、 自立したうえでの関係に着地して、大満足でした。 兄弟だけを追いたい人は以降のインフィニティウォー、エンドゲームを観る必要はないとすら思う。 DCEUの兄弟は他にはないコメディテイスト殴り愛があって、 大化けする可能性を秘めてると思ってますが、 リセットするのか?どうなんだ?歌って踊ったり変顔キメたり、 地上でミシュラン巡りして大感激したり、スカウトされて俳優になったり、 兄のしょーもない嘘に100回騙されて兄の家を燃やしたりしようぜ…。3撮ろうぜ…。 SSUの兄弟も、ここから彼等の物語は始まる…! というあれだったのに白紙にするのか?どうなんだ一体。 3組の中では一番愛し合ってると思います。 MCUの兄には彼女がいたし、DCEUの兄には嫁がいるけど、 SSUの兄はフリー!弟を追いかけ回す尺が長すぎて、 ゲイじゃないアリバイ彼女とか、入れてる時間はなかったわよ! ---------------------------------------------------------------- 2024/12/19(木) ![]() (阪急うめだ本店公式サイトより) 個人的に「重いシュトレンは当たり」だと思っています。 そして五感の今年のシュトレンの重量が「750g」と書いてあって、 思わず買ってしまった…。普通のシュトレンの2倍の重量ですよ。 一応家で重さを量ってみたら、480gでした。 なんで!?計量ミス?それとも期間中のサイズ変更あった…? いや、おいしかったけども。 ![]() ![]() 今年のシュトレン2本目ですけど、余裕ですよ…ホホホ…。 ---------------------------------------------------------------- 2024/12/20(金) 最近新聞で、「皮膚に微量の電流を流して片頭痛を治療する器具がでた」 という記事が載っていて 「!?」 と思って調べたが、 どうやら嘘ではないようだった。痛みとはつまり電気信号なので、 それより強い電気で打ち消してしまうという理屈だろうか? ゆくゆくは鬱や、多動性障害の症状改善にも応用される予定らしい。 それって同じ要領で憂鬱や、悲しい気持ち、果てはしんどい、 苦しいという気持ちも電気で消せるようになるんだろうか…。 それで楽に生きられるようになるなら良いことだが、 過酷な環境での労働に使用されたりしたら恐ろしい。 気になるお値段ですが、 販売価格は分からなかったんですが、 レンタル試用の値段は3か月で3万円とかでした。 セファリー(ベルギー製) https://www.afpbb.com/articles/-/3011530 レリビオン(イスラエル製品です) https://www.sawai.co.jp/release/detail/625 ---------------------------------------------------------------- 2024/12/21(土) 色々感想 逃げ若(ジャンプ掲載) 解説上手ねたなのですが、ある人が古道具屋でほれ込んで買った仏像が、 本物の運慶作でオークション売却価格が 14億だったという先生の思い出話が強烈だった。 20年ほど前のことなのだそう。 わんだふるぷりきゅあ! 老いたペットの死、 老婦人同士の友情などのエピソードが入った。 視聴者の女児ちゃんにはショックな話だったかもしれない。 さすがに寿命の違いなどの具体的な会話はなかったが、 こむぎとの別れを意識する描写はあった。 チ(アニメ) 最初からずっと思ってました。異端審問官が来た時点で 全員殺って埋めれば解決じゃないかと…。そうか! 異端審問官を殺すと地獄に落ちるから殺せないのか! その発想はなかった!あれ?告解すればキャンセルになるシステムどこいった…? 毎回ヒヤヒヤしますね。名作だと思います。 全領域異常解決室(最終回) これまで我々が全決だと思っていた組織は東京支部だった! 京都本部が出てきた!私でも知ってるようなビッグネームの神々が出てきた! 関西弁のクール皮肉メガネが出てきた!ジャンプじゃん! あと全領域じゃないじゃん!(ミスディレクションだったのか?) 贅沢言うと、本編開始前の記憶を失う以前の 広瀬アリス室長が格好いいので (部下の藤原竜也さんが頬を染めて付き従ってしまうくらい)、 そちらの活躍も見たかったです。 局長のあまでらさんってもしかしなくても天照大御神……? 海に眠るダイヤモンド 過去の端島の人々の生活の再現が素晴らしいし、 細々としたエピソードも血肉のようにドラマに生命を与えていて、 現代との齟齬はミステリアスで、本当にクオリティの高いドラマ。 視聴率の低さが惜しまれる。 何度も同じことを言うが 「日本の映画やドラマは海外と比べると脚本が薄っぺら。 チープな学芸会」って言う層は、 骨太のドラマを好んで見る人間がそもそも少ないという現実に気付いてほしい。 テレビは私たちのレベルに合ったものを放送している。 光る君へ 立身出世したり、混乱の社会を生き抜いたり、 領土を得たり、国土を守ったりはしない大河。 大河には詳しくないが初めてじゃないだろうか。 とても挑戦的という点で価値のあったドラマだったと思う。 しかし主人公の顔アップの止め絵で終わってポカーンとした。変わってる……。 最高権力を握り、家を繁栄させ、敵は叩き潰し、 複数の理想的な妻を持ち、子孫も多く、友にも部下にも恵まれ、 しかも決して手に入らない理想の女が気まぐれに現れて 気のあるそぶりを見せてくれる、男性として最高の人生じゃないだろうか…。 女は女で別に人形のように生きるわけではなく 倫子さまは藤原家総合プロデューサーみたいな立ち位置で、 あくまで高位を保ち、みじめな寝取られ妻などではなかったし、 まひろも不義の子を産んだふしだら妻などではなく、 寝取られ夫も微妙に出世に利用したりしてなあなあで上手く回っていた。 そんな潔癖で疲れない?これくらいゆるくてもいいんじゃない? というメッセージ性を感じたが下手すると 誰か刺されてたと思うのでなんとも言いかねる(笑)。 ---------------------------------------------------------------- 2024/12/22(日) 映画かんそう 「ライオン・キング ムファサ」 1994年アニメーション映画「ライオン・キング」のリメイク映画である 2019年「ライオン・キング」の続編。監督は「ムーンライト」のバリー・ジェンキンス。 音楽にリン=マニュエル・ミランダが参加。ヴィランをマッツ・ミケルセンが演じます。 雷に怯えるシンバの娘キアラに、 ラフィキがムファサの過去の話を始めるというあらすじ。 主にムファサと、義理の弟タカ(スカー)の確執が描かれます。 ムファサの性格設定が、 ディズニーの家父長っぽい「パワー!!!!!ブレイブ!!!!!!」みたいなのじゃなく、 かといって逆張りの弱虫卑屈でもなく、細やかでよかった。 ラストまでばれ というのも、ムファサは洪水で流されて 1匹になったはぐれものの子ライオンなので、 ボスから雌ライオンの群れの中で生活するよう命令されているのですが、 それが幸いしてもともと鋭かった嗅覚を狩りに応用する方法を教わり、 花の名前などにも詳しい、他者の話をちゃんと聞く、優しいライオンに成長しました。 (オスはメスの話を聞かない、という彼の言葉に笑った)そらもてるわ。 でもムファサが開国の王だったのには少し驚いた。ムファサ1世やないか。 歴代の王というのはあれか、ちょっと話を盛ったのか?それともオバシとその先祖? でも関係ない土地の関係ない群れだしな…。 タカの「ずっと君みたいな兄弟が欲しかった」という歌には、少ししんみりしたが、 タカの悪いところは腕っぷしが弱いところや勇気が足りないところではなく、 おのれの妬みや劣等感を怒りでマスキングして ムファサに100%責任転嫁する短絡的なところ。 まあでもサラビがこなければずっとうまくやれたかもしれない。 女で駄目になるバンドみたいですね。 回数がよく分からなくなるくらいムファサの転落シーンがあったが (そしてタカがそれを上から見ている構図)結局転落で亡くなるというの、 なんとなく運命めいたものを感じた…。 地形変化によって、よく知っている場所が現れると、ウォォォォ!って盛り上がります。 ---------------------------------------------------------------- 2024/12/23(月) 忘年会で若い人とお話しすると21世紀生まれさんは声が小さく、 抑揚なく話す傾向にあるな?と思います。 逆に言うと、彼らから見た旧世代の我々は全員 激高した藤原竜也さんみたいな話し方をしているように見えるのかもしれない。 ドラマとかで、若者が相手に対する不満や不信を怒鳴ったりするシーンがありますが、 ああいうのはリアルじゃないんだなと改めて感ました。 ---------------------------------------------------------------- 2024/12/24(火) 「成瀬は天下を取りにいく」 宮島未奈さん 滋賀の中学生、成瀬は変わり者。そんな成瀬を見守る幼馴染の島崎。 彼女達の日常生活を中心に、滋賀の地方ネタを散りばめた青春小説です。 2024年ベストセラー上位10冊を、まったく、1冊も読んでない!やべー! と思って読みました。 成瀬は、アニメっぽい変人ではなく地に足の着いた変人で、 突然M-1の予選に参加したり、頭を丸刈りにしたり。 付き合わされる幼馴染ちゃんも、リアルっぽい、 少し距離のある見守り方なのが安心できました。 難読地名「膳所」。ときめき坂知ってる! でも「うみのこ」は知らなかった。滋賀ネタはどれも楽しかったです。 登場人物はどのひとも悪人ではないが、 かといって変人の成瀬を全員が暖かく受け入れるかと言えばそうでもない、 適度な善悪加減でした。 成瀬はタイムスリップしてきた武士みたいな性格なので、 その成瀬に一目ぼれする男の子が出てきても、 「その武士にチャレンジするのか…? 君はどういう好みをしているんだ…?上手くいくといいな? いや、上手くいくのかこれ?」という、 通常の恋愛とは違った見守り方ができて楽しかった。 あ、でも青春小説なので大人向けというよりは、やはり学生さん向けかな。 ラストまでばれ 成瀬が一方的に皆を振り回すわけではなく、 終盤島崎が遠くに行ってしまうと知った成瀬は 本当に様子がおかしくなるのですが、 変人男子&見守り男子ものとは違った流れで、差別化されていてよいと思います。 変人女子と観測者の女子もの、もっと増えろ〜! ---------------------------------------------------------------- 2024/12/25(水) 今月はすごい風邪をひきました。 いきなり熱が38.5も出て、ナムサン!コロナ!と思って 翌日検査に行ったのですが結果はcovid-19、インフルエンザ、 ともに陰性で(どちらも先月ワクチンを打っているのですが)、 次に強い喉の痛みが来ました。私は口内炎は食いちぎって治すタイプですが、 それが不可能な舌の根元にでかい口内炎ができた。鼻血が出ました。 夜中の激しい咳。咳止めなどまったく効きません。 まるでメタルバンドと鬼太鼓の競演です。 食べ物を口に入れると喉と舌に当たるたびギャーという痛み、 夜中に何度も空咳で目が覚める。 私がそれでも「ウオー!痛くても3食おいしいものを絶対食ってやる!」 「ウオー!何度目が覚めても秒で寝てやるー!」 というタイプでなければ衰弱していたかもしれません…。 今ようやくすべての症状が治まってきたところです。 気になるのは、私は風邪も滅多にひかない健康体。 なにしろ就職して以来〇〇年(悠久の年月) 一度も病欠していなかったくらいなのですが、 今年に入って2度も病欠しています。 これはたまたま悪い風邪にかかったのか、 あるいはcovid-19に感染したことにより、 心肺機能にダメージを負い、 普通の風邪に対する抵抗が弱まってしまったのか、 どちらなのかは非常に気になります。 ---------------------------------------------------------------- 2024/12/26(木) このミステリーがすごい!2025 「推しの子」が表紙。 赤坂アカさんのインタビューが掲載されています。 コナン君、JOJOなど人気漫画の胸を積極的に借りていく姿勢、 私は嫌いじゃないぜ…と思いましたが、 推理小説だけを愛するファンにとってはこの状況、 もしかしてつらいかもなあと思いました。 「推しの子」は序盤だけ読んで、合わぬかも… と思いやめてしまったけど、 ミステリ要素が強いなら読んでみようかな?完結したんですよね。 赤坂アカさんのインタビューを読んで、 お若いミステリ好きのかた、 クラシック定番作品や新本格など全部スキップしてるー! という驚きがあった。まあ作品数が多すぎて追いきれないから当然か。 国内1位の「地雷グリコ」が、「このミステリーがすごい! 2025年版」 「週刊文春ミステリーベスト10」 「2025本格ミステリ・ベスト10」のミステリ3冠を取ったらしいので、 即買いました。冬休みに読みます。 海外1位は中華ミステリなのですが、 作者の馬伯庸さんが「銀英伝好きです」っておっしゃっていて、 銀英伝はすごいなあと思った。(「三体」作者劉慈欣さんも銀英伝が大好き) 「かまいたちの夜」から30年経ったとのことで、 微妙にショックですが、安孫子先生インタビューで当時の裏話などが読めました。 イマーシブフォート東京の話や、マーダーミステリーの話もなさっていて、 やっぱり方向としてはそっちだよなあ…と納得したり。 安孫子先生のマーダーミステリー「さらわれた法廷」は、 新宿と十三の専門店でプレイできるそう。 DETECTIVE X CASE FILE #1『御仏の殺人』道尾秀介さんの対談も乗っていました。 「やられた」と思わせるにはコツが必要だそうで、 あの悔しさも人為的に作れるのかー!!3の企画もあるそうです。 奈須きのこさんのインタビューもあったんですが、 最近の印象に残ったミステリ作品として「方舟」と 「兇人邸の殺人」を挙げておられました。 とくに方舟は3日間立ち直れなかったそうで、なんだか意外ですね。 でもこの2作って例のあの…と思わなくもないです。 (盗用被害に遭ったのは「方舟」と「魔眼の匣の殺人」ですけども) ---------------------------------------------------------------- 2024/12/27(金) 映画かんそう 「劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師」 乱太郎たちの組を担当する土井先生が、ある日突然消息を絶つ。 心配する年長組や教師陣をよそに、何も知らされていない乱太郎たちは いつも通りの学校生活を送っていたが…というあらすじ。同タイトル小説が原案。 私は忍たまを履修しておらず、主人公3人組と土井先生と、 あとは給食のおばさん…SNSで時々見る派手な容姿の忍者… くらいしか知らない知識量で行ってきましたが楽しめました。 開始早々、「子供向けに、殺人の描写はしないけども、 大人には分かるように暗喩で表現するんだな、なるほどー」と思いました。 そして初恋泥棒としてその名を四方に轟かす土井先生、 仕事熱心だけど生徒に優しくて、でも隙があって子供にいじられる、 めちゃくちゃ強キャラなのに全然奢りがなく腰が低い、なるほど泥棒…! というのが短いシーンながらもしっかり描かれていました。 エンドロールのあとに1シーンあります。 全部バレ 5年6年と利吉さん、全然分からなかったが何とかついていけました。 私の忍者は白土三平さんからなんですが、 突然白土忍者みたいな強い人が出てきて驚いた。 雑渡昆奈門さん。飯綱落しを使ったのでキャッキャした。 致命傷を避けつつ行動不能にする彼のアクションシーン、よかったです。 ちゃっかり漁夫の利を得ているところも好ましい。 アクションといえば、日本は石合戦が盛んで、 度々子供が死んでも気にせず開催されるので(人権なし暗黒中世) とうとう規制されたというのを最近学んだので、 戦闘に投石が組み込まれていて、さすが忠実と思いました。 それで例の一言のセリフですが、一緒に生活していた期間がある(?) という設定を初心者に説明してからのラストのあれだったので、 見ていないはずの様々なシーンが脳裏に流れ込みました。 攻殻でいうところの疑似体験ってやつですね。 やべー。元々好きな人が観たらショックで気絶するでしょあれは…。 ---------------------------------------------------------------- 2024/12/28(土) 色々感想 波よ聞いてくれ(アフタヌーン掲載) 殺人ラジオ…? くれこさんで漱石風下宿人ロマンスをするのかと思ったが、 ミナレさんのラジオで人が死ぬ話に?俄然面白くなってきたぜ。 海に眠るダイヤモンド(最終回) ドラマとして王道の、質の高さを維持したまま いつもの野木さん脚本終盤の追い込み連打をくらって膝をついた。 アラが全くないわけではなく、現代のほうのホストクラブの借金とか、 いづみさんの会社の継承問題とか簡単に片付きすぎるとか、 そもそも連絡してあげなよ〜〜〜〜〜!とかあるけど、 そんなものは爆発霧散するあれだった。 主題歌のあの部分が…ああなったら…みんな泣くよねえ。 私は、鉄平さんの善良さ面倒見の良さをいづみさんが引き継いで、 そうしてレオの人生を変えたという流れが美しいなと思いました。 私たちは影響し合って生きている。世の中は少しずつ良くなっていけるはず。 賢将さんと鉄平さんの今生の別れもよかった。 4人の育った場所が永久に失われる、パラダイスロストものというのも。 実際問題として家賃が一挙に400倍になったら、 生きていかれないですよね。ほぼ外国だ。 最初のコンセプトが映画「タイタニック」だったというのを 何かで読んで大納得しました。本当にそれだ。 夢のように幸福な過去と、生きていく女。 出演者・スタッフの皆さん、質の高い作品をありがとうございました。 ---------------------------------------------------------------- 2024/12/29(日) 映画かんそう 「ロード・オブ・ザ・リング ローハンの戦い」 神山健治監督 「指輪物語 追補編」の槌手王ヘルムに関する記述を、 彼の娘視点にして膨らませた作品。 王女ヘラは、幼馴染のウルフと敵対関係となり、 やがて国の威信をかけて剣を交えることになる…というあらすじ。 えっ??????という部分が色々ある。 本作の敵役であるウルフ、イヤイヤ期の男児くらいの知能しかない。 大層な美形、美声であるが、それでもカバーできない大アホである。 彼のイヤイヤ期仕草があまりにもひどいので、 後ろから丸太で頭をどついてやりたくて膝をガタガタした。 ねたばれ フレカがワンパンで死んだところ、 なんだかギャグマンガ日和のテイストで笑ってしまった。 フレカ、クッキー生地でできてるん? あと王が夜な夜な徘徊して敵を倒してたけど 死体を食べてたのはオークだよ!というエピソードって必要…? って思ったけど、撲殺と徘徊は原作を補完したシークエンスなのか……。 いや、でも夜な夜な徘徊して昼間は城に戻ってたなら今回もそっから戻れよと思うし、 ずっと城の外におったんなら、なんで今回だけ凍死すんのよとは思いました。 こまけーこと言って申し訳ないけど。 あと映画オリジナルの、「そんな上から結婚してやってもいい的な言い方は腹立つ! 大好きなウルフ様のお嫁さんになりたいですぅーって言え!(意訳)」 ってヘラの顔切ったりするシーン必要か……? あとタイマンでウルフに勝ったかと思えば、頭に袋を被せられて 「やめて!」みたいに無力に誘拐されるの、 ヘラって強いの?弱いの?(それともウルフがめちゃくちゃ弱い…?) 勝鬨をあげてる人を弓で射殺したのでびっくりした。 変身中は攻撃しない的マナーだと思ってました。 良いところを書くと、 強い中高年女性がでてきたのは喜ばしいです。 馬の国なので馬は気合が入っていた。 建築物や装飾品に馬の意匠が色々あり、興味深かったです。 ---------------------------------------------------------------- 2024/12/30(月) 2014年に「キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー」を見て、 ドドドドドドはまりし、長い長い二次創作を書き散らかし、 2019年「アベンジャーズ エンドゲーム」で一旦決着がついたものの、 以降も続く彼の物語を追っています。(来年新作が公開されます) 悲劇的な運命を背負ったウィンターソルジャーを演じた セバスチャン・スタン氏がこの年末28、29、30日に ファンとのイベントに出席されると聞き、全部の予定を押しやって、 朝に東京へ行き、夕方には関西にとんぼ返りする強行軍を決行しました。 日本でのファンイベント、この10年で3回告知があり、 3回ともスタン氏のお仕事の都合でキャンセルになっていたので、 もう次はないかも!行かなければ!と目がグルグルした状態でした。 隣に立った時にどんな気配があるのか、見てみたかったんです。 夢がかないました。 肌の色ではなく、もちろんハイライターなどの薬剤でもなく、 ライトが当たっているような輝きと存在感でした。 スタン氏は始終柔和で、 もしかするとアジア圏ではkawaiiが受けるという知識がおありだったのかもですが、 かわいいアクションをたくさんなさってました。 実写映画というのは、生きた人間を絵の具にして描く絵だというのが よく分かりました……。 急にキャラクターやエンタテインメントへの理解度が上がってしまった。 これは悟りに近いです。 このためにワクチンをバカスカ打って、 満席の新幹線で小さくなって移動しましたが、行ってよかった。 セバスチャン・スタン氏は来日してくれてありがとう。 すでに絶賛評価が聞こえてくる 「アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方」楽しみです。 もちろんウィンターソルジャーとして出演する「サンダーボルツ*」も。 日本での休暇を満喫してください。 ![]() ---------------------------------------------------------------- 2024/12/31(火) 今年のベスト映画・小説・色々です。 (私が今年に見たり読んだりしたものなので、新作とは限りません) 今年見た映画は96本、書籍は15冊。 ■映画 「デッドプール&ウルヴァリン」 「ダムマネー ウォール街を狙え!」 「ラストマイル」 こいつらが可愛いので見てくれ部門としては 「ベイビーわるきゅーれ ナイスデイス」 「この動画は再生できません THE MOVIE」 「アクアマン/失われた王国」 「クレイヴン・ザ・ハンター」 ■小説 「ヒトラーの馬を奪還せよ」 ■漫画 「なし」 呪術とヒロアカが終了してしまいました。寂しい。 ■ドラマ 「ベイビーわるきゅーれ エブリデイ!」 「海に眠るダイヤモンド」 映画や小説ではありませんが 「DETECTIVE X CASE FILE #1 御仏の殺人」すごく楽しかった。 「江戸花魁奇譚」「豪華列車はミステリーを乗せて」も。 どれも私が登場人物になって、物語に入る遊びだった。 今後は増えていくジャンルかもしれません。 今年はずっと行きたかったスペインに行って、 ずっと行きたかった摩耶観光ホテルに行って、 ずっと会いたかったせばすたにも会えて、満足の1年だった。 来年も色々遊ぶぞ!オー! すごい勢いでCOVID-19、インフルエンザ感染が拡大していますが、 皆さま年末年始をご健康で過ごされますように。 ---------------------------------------------------------------- |