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---------------------------------------------------------------- 2024/11/01(金) ![]() はい今日はフリーダムクッキングです。 急に天からアイディアが降ってきて作りました。 ・里芋を一袋茹でる ・納豆2パックと一緒にフードプロセッサにかける ・牛乳1リットル ・バター塩胡椒、味覇、または鶏ガラスープの素 ・味噌 いい感じに和風っぽいポタージュになります。 お高級にしたい人は、味噌を少し炒って、 なおかつ生クリームを足し、裏ごしするとよいでしょう。 注意点はフードプロセッサ、ブレンダーが脆弱な場合は 納豆の糸に負けて壊れる危険性があるので 変な音がしたら止めてください。 危ない橋は渡らないタイプの人はすり鉢をご使用ください。 ポタージュはもちろん冷凍できるぞ! ---------------------------------------------------------------- 2024/11/02(土) 色々感想 だんドーン(モーニング掲載) 「やーい、お前の先生、吉田松陰!」 「悪口みたいに言うな」 に受けてしまった。 日本刀で頭蓋を顎まで割るって可能なのか…? 頭って位置が上にあるし、頭頂部が丸くてエネルギーが逃げやすく難しいと思うんですよ。 額の上あたりから入れて斜めに引き斬るといけるのかな? ショーハショーテン(SQ掲載) 同窓会のシミュレーションねた。 時々聞きますね。定番なのかな。 片側だけがものすごく上手いって、主人公ペアと通じるものがありますね。 ベイビーわるきゅーれ エブリディ! めちゃめちゃきつい叱責をしてきた先輩に暴力で報復しようとする(未遂)ちさと可愛かった! 予告で疲れて喧嘩する2人のシーンがあったけど本編にはなかった。よかった。 関係ないけど高石さん(ハシゴダカ)次期朝ドラヒロインおめでとう! 相棒23 モバイルの使えない山荘での事件なので、クローズドサークルと言える。 女が自分になびかないから放火するって、 さすがに警察が捜査するのでは…それともしないのか… 被害相談を鼻であしらうという話も最近よく聞くし…。 全領域異常解決室 麦角菌に幻覚作用があるのかー。ふーん。 アクションシーンは面白い組み立てだった。 藤原さんはなにか特殊な能力があるんだね。 光る君へ まひろが清少納言の悪口書くところは、 清少納言に負の面を押し付けすぎであり、 もっとなんかどっちも大人げなくて面白い経緯がよかったな…。 ---------------------------------------------------------------- 2024/11/03(日) 映画かんそう 「ヴェノム ザ・ラストダンス」 シリーズ3作品、全部監督が違います。今回は脚本担当さんが監督。 宇宙よりも古くから存在する、 封印されし創造主ヌルは、自分を開放する鍵を探していた。 ヌルの放った凶悪なゼノファージに狙われながらも、 ヴェノムとエディのいつもの珍道中が展開します。 エンドロールがものすごく長いのですが、おまけ映像があります。 ラストまでばれ 冒頭ヌルが自己紹介をして、 これからの抱負などを語ってくれたのでふいてしまった。 融合したシンビオートだけに宿り、 片側が死ぬと消滅するコーデックス…つまり愛情、ってコト!? 雑多なアイディアを全部採用したため、ややとりとめがなくなってしまったような印象。 クリスマスのワッペンの話とか、 お母さんがその時期に亡くなったてきなエピソードが明かされるのかと思ったがそうでもなかった。 (最後に家族と話したのはいつ?的なやりとり) まあでも馬と融合したり、犬は食べないと宣言したり、 ベガスで踊ったりするヴェノムはかわいらしかったです。 エディとレインマンやらテルマ&ルイーズやら、 その他色々映画を見たんだろうね(どちらも2人コンビのロードムービーだ)。 宇宙人おたくのお父さんがリス・エヴァンスって全然気付かなかった。 お父さんも博士も、なんとなく主役っぽいエピソードの持ち主。 (博士の過去の話、人間アースだ…と思ったんですが、 頭から左手に抜ける際に心臓を通るのでは?という気もした) 終盤のシンビオートスマッシュブラザーズは見ごたえがあった。 冒頭のカウンターのあれが何度も映ったので、全然心配してませんでした。 他マーベル映画でゲスト出演して、元気な姿を見せてほしい。 映画とは関係ありませんが今日はハリー・ポッターの登場人物、 シリウス・ブラックの誕生日です。 おめでとう! ---------------------------------------------------------------- 2024/11/04(月) 映画かんそう 「スマホを落としただけなのに 〜最終章〜 ファイナルハッキングゲーム」 今回はスマホを落としたことから日韓首脳会談を狙うテロ事件にまで発展…? 5倍くらい規模の大きな話に…?と思って見に行ったが、 なんか…見たかったのはそれじゃない…みたいな内容でした。 またスマホを落とすのか!?と思われた田中圭さんだったが、 今回は叩き落とされたのに近かったので無罪。 浦野の物語としては一応決着がついた形。 ラストまでばれ バチバチの頭脳戦、トラップ、駆け引きを期待して行ったら、 なんか親から虐待を受けた不幸な黒髪の美女… ご飯を食べてくれない浦野のために頑張ってお料理しちゃうぞ… 満を持してカス父登場、絵に描いたような暴力…からの浦野登場!華麗にカス父撃退…! ものすごい恋愛パートに尺が割かれてるのですが。 原作がそうなのかもだが、期待してたのはそれじゃないんだよ…。 不幸顔のヒロイン、なんかださい服を着せられ、やたら暴力を振るわれ、 おびえて耐えるだけなのが気の毒だった。 「何人も殺した僕を愛する韓国人黒髪美女とある意味ハッピーエンド、 愛の囚人になりました」という副題のほうが合ってるのではないか。 (こんなことなら「八犬伝」を見に行けばよかった…) 黒幕さんは20億とかせこいこと言わずに100億と言っとけよ! ---------------------------------------------------------------- 2024/11/05(火) ドラマ感想 「アガサ・オール・アロング」全9話 (1〜5話まで) ある人物に魔力と記憶を奪われ、主婦として暮らしていたアガサは 記憶を取り戻すと何もかも失っていることに気付いた。 魔女の道を開き、すべてを取り戻すために5人の魔女団を結成しようとするアガサだが… というあらすじ。 最初はデンマークのサスペンスが原作のミステリドラマとして始まって、わくわくした。 中高年女性5人がメインキャラクターのエンタテインメントバトルドラマ、 初めてわよ。彼女たちは魔女なので、全員ずる賢く、したたかで、底意地が悪い。 無知で優しくか弱く勤勉な、よくあるフィクションの女性キャラクターとは真逆。 マーベル映画の女性キャラクターたちが見せる 善のシスターフッドもこのドラマでは今のところ出番がない。 攻めてるなーと思う。 ただ、やっぱり若い男女が出てない故に再生回数では苦戦しそう (ティーンの男子くんは1名いるけど) 5話までばれ 各魔女の能力特性を生かした試練を1つずつ突破し、 そのたびに死人が出るという、なんかマザーグースのような内容なのですが、 いまのところキャラクターの掘り下げが弱いんじゃないかな?という気がする。 完走した人は結構絶賛しているので、6話から巻き返しがあるんだと思ってます。 キーとなる歌がすごく耳に残る。 「魔女の道のバラッド」 https://www.youtube.com/watch?v=VnjYeJ5blxo ---------------------------------------------------------------- 2024/11/06(水) 帰宅したら庭の木が倒れていたという話を以前日記に書いたような気がするが、 それは木の寿命によるものだと思っていた。 しかしなんだか他の木も様子がおかしくなってきて、ぐらぐらしているので、 手で引っ張ってみたらすっぽりと抜けた。 幹の直径が10センチほどの木である。そんなに大物ではないにしろ、 普通なら抜くのに3時間くらい土を掘らなければならない。 見ると根元から土中の根に至るまでびっしりとキノコが生えており、 ウゲェー!!!というような様相でした(写真は撮ってませんのでご安心ください)。 調べると4本の木がやられていて、根元にキノコが生えていました。 木材腐朽菌というものらしく、ベンレート水和剤で土を殺菌するといいそうです。 さっそく取り寄せました。 腐朽菌を使ってダイオキシンを無毒化する技術もあるそうで、 まるで「風の谷のナウシカ」のようです。 しかし心配なのはこの菌、生きた樹木だけではなく切った木材も分解し、 強度を落とすそうで、家屋に感染したら下手すると家が倒壊 します。 あと、これはあくまで想像で実行はしないのですが、 引き抜いた木の木片を持って日本の名だたる名庭園、 木造建築にポイポイして回ったら、いくつかに壊滅的ダメージを与えられるかもしれません。 菌は怖いですね。 ---------------------------------------------------------------- 2024/11/07(木) 仕事で申請をするために役所に行きました。 私が確かに弊社の従業員であると証明する必要があって、 いつも通りに保険証を出しました。 しかしなんということでしょう、今回から保険証は使用できず、 マイナカードを持ってこい、マイナカードがなければまたきてくださいというのです。 しかし社名の記載された保険証とは違ってマイナカードは私の身分証明にしかなりません。 おかしいじゃん? ともかく保険証を使わせるな、マイナカードを使わせろという命令が強力すぎて、 あちこちでこういうトンチキな矛盾が起きていると思われます。 疫病が流行るなか最高額をたたきだした税収を使って 私たちの生活を不便にするのをやめてくれないかな? とりあえずマイナ太郎(仮)は痔になれ!と念じておきました。 ---------------------------------------------------------------- 2024/11/08(金) ![]() 好きな陶芸作家さんの個展が奈良であった。 人気すぎて個展に行く権利を得るのにまず抽選があるのだが、 新作などはその個展に行って、更に抽選で勝ち残ってからの通販となる。 いくらお金があっても買えないのだ…。 これはなんとか当日買えた八咫烏の皿。 バターで焼いてキビ砂糖をパラリとかけた柿をのせてみた。 ---------------------------------------------------------------- 2024/11/09(土) 色々感想 願いのアストロ(ジャンプ掲載) うーん、父親から未成年女性への家庭内性暴力(事後)を 1コマだけの悲惨エピソードとして使うのか。 なんかジャンプっぽくないな…。 扱うならもっと時間をかけるべきだと思う。 全領域異常解決室 おっ。市杵島比売命が出てきた。 日本神話の神々が転生して人間になる話なのだが 最初からそれをやると荒唐無稽すぎるので、 5話まで明言を避けて匂わすだけというのは正解だったな。 ベイビーわるきゅーれ エブリデイ! 仕事に疲れた二人が諍うのってつらい。 きぐるみを着て殴り合いの喧嘩をするのはいいけど、 疲れていて言葉を選べなくなって、でもなるべく酷いことを言いたくなくて、 相手を放置するしかないのはつらい。でもまだ笑顔なの、 若い人の怒り方だなあ…という気がする。 協会、しっかりした組織だと思ってたけど、 障害を負った職員の生活保護をコストカットするために殺すって、 それくらいなら額を減らしなよまずは! 相棒 キノコの話。侍タイムスリッパーの主人公さんがゲスト。 誰も重要だとは思わなかった、老人の死とキノコの学名がキーとなっており、 野卑な人物と思われていた男が、実はそうではなかったことが分かる、 いい脚本でした。右京さんの正気を失った声が聞けます。 光る君へ 帝に強権的な振る舞いをされる道長… という演出にも限界があるリアル道長のヴィランしぐさ。 相手の催しにぶつける形でイベント開催するの、 現代でもやられてそうな嫌がらせであることだよ ---------------------------------------------------------------- 2024/11/10(日) 映画かんそう 「レッド・ワン」 クリスマス直前にサンタが誘拐され、 彼の護衛を務めるドウェイン・ジョンソンは、 腕利きの追跡者であるクリス・エヴァンスと共に、誘拐犯を追うが… というあらすじ。サンタというファンタジックな設定と、 IT技術や物理的な武器を使った追跡がうまいぐあいに融合して、 ファンタジースパイミッションものになっていた。 あちこちのサンタ伝説をちょいちょいと採用、 お子さんがわくわくするギミック、大人もちょっとしんみりする設定、 ご家族での鑑賞におすすめです(ただ悪役の顔がこわいので、こわがりさん向けではない)。 監督は新生ジュマンジシリーズのジェイク・カスダン、 脚本はワイスピシリーズのクリス・モーガン。 すばらしい人柄の、まさに聖人であるサンタを心から尊敬し、 彼を守ることを生きがいにしているドウェイン・ジョンソンと、 離れて暮らす息子にも失望されるギャンブル中毒のクリス・エヴァンス、 この二人のデコボコ珍道中が面白かった。 (サンタ氏は本当に人格者だったのですが、 演じているのがファッキンテンポのJ・K・シモンズだったため、 突然怒鳴り始めるのではないかという一抹の不安があった) ラストまでばれ 隠されたサンタの国はワカンダだし、 おもちゃが本物になったりする一連の拡大縮小テクノロジーはアントマンだし、 ものすごくディズニー映画だったが、なぜかワーナー映画なのだった。 しかしサンタ氏のクリスマスのタスクを、魔法的な処理ではなくできる限り物理で、 筋肉で行おうとする演出は良かった。サポート、補給スタッフの頑張り、 筋トレ、消費カロリー、なにより煙突のない家にどうやって入るか、という解決策。 魔女グリラの処罰、反省したら無傷で出られるんだ!? 全人類、一回孤独の檻に入ったほうがいいのでは…とは思った。 グリラ自体がやたら他人を罰したがる現代人への皮肉なんだろうけども。 でも駐禁のおっさんとかSAWシリーズだったら 自分の両眼をえぐるくらいはしないと許してもらえないよ多分。 シリーズ化するかもしらんという話だが、続編がもしあったら、 ドウェイン・ジョンソンの目にはぽっちゃりした子供に見えるクリス・エヴァンスに、 やたら「もっと暖かい格好をしろ」とか「夜ふかしするな」とか言って 怯えられるといいと思います。 ヘンリー・ジャックマン氏が曲を付ける映画は、友情ものである確率がすごく高い。 ところで「サイラメ」ってどこのなにが出典なのか。 ---------------------------------------------------------------- 2024/11/11(月) ![]() スコーンサンドというものが流行っているらしいという情報を知って、 へー確かにおいしそう…と思ってなにも分からないまま作ってみた。 スコーンに、 ・ピザ用スライスチーズ ・ベーコン ・レッドチェダーチーズ ・ベーコン ・ピザ用スライスチーズ という順番で具を挟んで、アルミホイルで包み、トースターで15分ほど焼いた。 甘い×しょっぱい×カロリー高いという魔の食べ物でした。 腹もちも良い。 コツは、ホロホロタイプのスコーンではなく、 パンに似た食感の柔らかめのスコーンを使うことです。 ちなみにバラけないように竹串を刺しています。 おいしかったので別にいいのですが、 巷で流行っているスコーンサンドをあとで調べたら、 餡子とバターや、クリームチーズとレーズンとかをサンドするとのことで、 全然違いました。 ---------------------------------------------------------------- 2024/11/12(火) ドラマ感想 「アガサ・オール・アロング」全9話 (6〜9話) 魔女の道の試練は困難を極め、魔女たちは1人、また1人と命を落としていく。 明らかになる青年の正体。そして魔女の道には恐ろしい秘密があった…というあらすじ。 5話あたりまではのんびり進んでいましたが、 7話以降くらいから伏線が畳まれ始めて展開も早くなり楽しかったです。 これをマーベルの実写版でやったというチャレンジ精神と、 ほかに似た作品がないという点で優れているのは理解しました。 ダークファンタジーどころではない闇の濃い話でした。 この作品の主人公は、ハリポタだったら確実に 少年少女たちからボコボコにされてアズカバン送りになっている人物です。 しかしまあ魔女は本来、その時代の規範に従わない女のならずものですからね。 ワンダビジョンを先に見ておくのが望ましいです。 ラストまでばれ 私利私欲のために何十人も女を殺したアガサだが、 改悛したり罰せられたりすることなく終わった。 ス、スゲー!そしてラスボスは元カノ (倒せない系ラスボス)。 実の息子と、息子を彷彿とさせる善人の青年に対しては情を見せるが それ以外に対しては情け容赦ない。息子のことは愛しているが、 彼をおとりにして魔女を殺すし、彼の作った歌を道具にして魔女を殺す (もとの歌詞は 「walk walk」だった。 それを「down down」に替えている。 日本語訳「どんどん進め」は、ややふさわしくないように感じる)。 彼女は過去に母親に殺されかけ、そしてそのあと息子を亡くすが、 それで殺人者になったわけでもないので謎が深まる。 エンタテインメントである以上、 登場人物とくに主人公は鑑賞者になんらかのカタルシスを与えるべきだと思うが、 アガサはソシオパスの殺人者として魅力的に演出されず、 かといって退治されたりせずに終わった。 魔女団の他のメンバー、最後に詳細が分かったりするのか?と思っていたが 残念ながら何も明かされなかった。アリスとシャロンは特にエピソード不足だった。 リリアの演出は全体的によかった。 ---------------------------------------------------------------- 2024/11/13(水) 「アガサ・オール・アロング」を見ていて思ったのですが、 バトルに興味のない人の撮った映像は、ともかく光線が出て当たると吹っ飛ぶね…? フィクションの内容としての人体損壊に興味ある ない。 同じく恋愛に興味ある、ない。 同じく社会批判に興味ある ない。みたいな流れなんですけど、 私はジャンプと共に生きてきたので、バトルにはめちゃくちゃ興味あります。 フルコースに例えると、肉料理にミステリーかサスペンス要素、 魚料理にバトル、デザートにユーモアが入っていると、 瞳孔が開くくらいそわそわします。なのでマーベル映画が好きなのかもしれませんね。 バトルは、エイ、ヤー!ってやるジャンケンみたいなものと思われがちですが、 キャラクター構築と深いかかわりがあります。その人が強いのか弱いのか、 その能力を誰が認め誰が恐れているのか。その能力が発動されるとき、 気圧はどうなるのか、音はどんな感じか、視覚効果は、精神的な影響は…と想像が尽きません。 魔法戦の、 今のところの最高峰は 「ファンタスティック・ビースト ダンブルドアの秘密」 だと思います。物理で身体を損じるのではなく、 イマジネーションのちからで争うという難しい視覚効果をやり遂げておられた。 ---------------------------------------------------------------- 2024/11/14(木) 新米が出回るようになり (まだ高いけど) 嬉しいので、 ブランド米をいくつか買った。お米趣味の界隈も面白くて、 「決め手は浸水。冷蔵庫で冷やしながら長時間浸水するともっちり炊ける」とか、 「水とお米の計量を徹底する。計量カップは、 台のわずかな傾斜に影響されないよう、三方向から見る」とか、実践すると儀式っぽいです。 心なしか普通に炊いた普通のお米よりおいしい気がする。 雪椿と新之助 ![]() ![]() ---------------------------------------------------------------- 2024/11/15(金) 映画かんそう 「動物界」 フランスでヒットしたファンタジ一疫病映画。 人間の体が徐々に動物に変容していく奇病が世界的に流行する。 愛する妻が動物に変化し、 隔離病棟に入院させた男は息子にもその兆候が表れている気付くが…というあらすじ。 奇抜な設定ですが、意外と思春期の映画、父と息子の家族愛映画でもありました。 注意点としては犬にポテトチップスを与える描写と犬の傍でタバコを吸う描写があります。 ものすごく痛そうな自傷描写があります。 人間が動物に変わる社会という事でヨルゴス・ランティモス監督の 「ロブスター」のような内容を想像していましたが、隠喩だとしても全然違った。 家族を愛する父、揺れ動く息子、森、天候、恋愛、友情。描写が丁寧です。 手足や顔が人間以外の鳥類や爬虫類に変形していく様子は、 恐ろしいような美しいような造形でした。 ラストまでばれ でも私は姿の変化よりも、自転車に乗れなくなったり、 時間の概念がなくなったり、じっと座っていられなくなったりするような、 知能の変化がこわかった。 考えてみたら意識をクリアにしたまま、 狩りなどの目的もなく長時間動かずにいるのって、 人間以外の哺乳類はあまりやりませんね。 しかし知能がなくなったとしても本人はそんなに困らないのかも。 どちらかというと労働者の人口が激減して社会が困る…? フィックスを撃ち殺してましたが動物に変容した人の人権ってどうなるんだろう。 殺人の罪には問われないのか?あとノルウェーが共生しているという話題が出てましたが、 COVID-19のスウェーデンの失敗などを思い出したりした。 なんでもかんでも共生が最善の手とは限らない気もする。 全体的にエンタテインメント寄りで見易いフランス映画でしたが、 1点だけ、父にも息子にも、昼夜私的時間を費やして捜索を手伝ってくれる女性や、 変異していても気にせず交尾してくれる女子など、 都合のいいアシスト女キャラクターが出てくるのは、 ほ〜〜〜んという感じがしましたね。 公務員がセクハラジョークを言って誰も咎めないシーンにもびっくりした。 フランス女性はあんまりそういうのは気にしないのかも。知らんけど。 ---------------------------------------------------------------- 2024/11/16(土) 色々感想 光る君へ 「民の幸せ」につっこみが入ってよかった。 道長くん、民に関心がありそうには見えなかったし、 民について知識もないよね? ぶっちゃけると、まひろもそうだよね? 全領域異常解決室 藤原竜也さんの正体は岩。渋い。 (興玉神。同神格の猿田毘古がいらっしゃるのでフェイクの可能性はあるけど…) 海に眠るダイヤモンド ともかく上手いなあ…と思いながら毎週見ています。 夜の端島、美しかった。 いづみさん=朝子で確定だろうか。 だとすると現在、鉄平の子孫(?)が困窮家庭に育ち、 朝子が裕福なのは、結局2人が結ばれなかったせいだろうかと予想する。 ベイビーわるきゅーれエブリデイ! わっ。ちさまひの大告白だ!映画じゃなくドラマでこのセリフを! そしてスーパー皆殺しタイムだ。圧迫が長かったので、すっきりしたわ。 というか協会は、複数の部署に問題があるので抜本的なあれがなにしたほうがよいのでは…。 ---------------------------------------------------------------- 2024/11/17(日) 映画かんそう 「グラディエーターII 英雄を呼ぶ声」 ヌミディア(アフリカ北部)で妻と暮らしていたルシアスはローマからの侵略軍と戦い、 敗北し奴隷となる。コロッセオの手配師に買われ、 剣闘士となるルシアスだが、彼にはある秘密があった…というあらすじ。 約24年前の「グラディエーター」の続編です。 最低限の説明はあるので、前作未視聴でもギリ理解できるかな?という感じ。 でも前作は超リッチな予算の、主人公総モテスペクタクル歴史映画なのでおすすめです。 高齢の監督が、おじいちゃんモテモテ最強映画を撮りがちなのに反して、 重厚な貴種流離譚を撮ってみせるリドリー・スコット監督(86)、おさすがです。 しかも闘技場の趣向は、いい意味で過激さを増している。 元奴隷で現在はコロッセオの手配師を演じる デンゼル・ワシントンが裏主人公的な存在感でした。彼には彼の復讐があった。 ラストまでばれ ペルシャ軍との海戦を模した戦いの画がすごかった! 実際のコロッセオには細かく区画割りされた地下があって、 水を張るのは不可能だと思いますがでも大迫力だった。 主人公ルシアスを演じるポール・メスカル氏、 「異人たち」の彼氏役の人か!今回殺陣の組み立てがとてもよかったが、 メスカル氏はアクションもこなせる俳優さんだったんだな。 (アメコミ映画界隈からお誘いがきそう) もう一人の主人公デンゼル・ワシントン氏、 屈託のない笑顔からの突然のマッコールさんムーブ。 アウレリウスの剣闘士としてずっと皇帝を憎んでいたのか、 それともある時点で失望したのか。 若き日の彼はジョン・デヴィッド・ワシントン氏の姿をしているのでしょう。 ところで斬り合いの際の砂による目つぶし、最初にやったフィクションは何でしょうね。 私が見た中で一番古いものは「平家女護島 俊寛」(1719年)です。 美術も良かったし、何気ないシーンも小道具が凝っていました(鼠が走ったりとか)。 前作好きとしては、彼がマキシマスの息子だったという後付け設定は、 仕方ないとはいえ、うーん…でしたけども。(前作で彼の息子は焼き殺されているので) それと主人公がローマ皇帝の血を引く設定にされたことで、 ローマに侵略された国の剣闘士たちが、 なぜかローマを救済するために戦わせられるのは気の毒でした。 冒頭の、土地を武力で奪い領土拡大することを「平和」だと言っている、 というような作中のローマへの批判は、リアル世界の状態に対する皮肉に思えたけどどうだろう。 それにしても人権という概念が発明され、発達してよかった。 当時の人にとって人間の死は娯楽だったんだなあとこのシリーズを見ると思い出す。 そういえば先日見た「動物界」でも 「むかしの聖ヨハネ祭では猫を火に投げ込んでそれを皆で楽しんだ」というセリフがあった。 昨今、人権をなんとか縮小しようという働きがあちこちの国で見られるが、 人間が殺し合うのを見て楽しむ世界が来ないように、皆で努力したいですね本当。 ---------------------------------------------------------------- 2024/11/18(月) セレクトショップで時々見かける木彫りのお皿が素敵だなと思って買ってみました。 濱端弘太さんの作品です。 ![]() 電子レンジ不可、食洗器当然不可、漬け置き洗い不可です。 料理をのせると染みになりそうだなあ…と思ってリンゴをのせてみたら、 なんか美大生の課題みたいになりました。でも様子を見ながら、 オイルで磨きつつ徐々にケーキなどをのせてみようと思います。 ---------------------------------------------------------------- 2024/11/19(火) 髪を切るときはいつも適当な店で場当たり的に切ってもらいます。 前回切ったときは、初めの軽い打ち合わせで「癖が強いので、 あまり切るとボリュームが出てしまう。髪の重さでまとまるように、 切るのは10センチ未満にしておきましょう」と言われたにもかかわらず、 終わったら15センチ以上切られておって、 「切ってる途中で記憶を失ったんだろうか。それとも気が変わったんだろうか。 それとも人をびっくりさせるのが好きなんだろうか…」と鏡を見ながら考えていたら、 美容師さんが「打ち合わせとは全然違う感じになりましたが…」とおっしゃったので、 「ですよね」と言った。記憶はあったらしい。 でもハサミを持っている美容師さんが万が一逆上したら怖いので、そのままお金を払って出ました。 私は自分の髪にそれほどこだわりがないのでよかったようなものの、 ヘアスタイリングに凝る人だったら大騒ぎになっていたところです。 今やっと伸びてちょうどよい長さになりましたが、何だったんだろうあの美容師さん。病んでいたのか。 ---------------------------------------------------------------- 2024/11/20(水) 「やっぱり好き!京極夏彦サーガ」 『このミステリーがすごい!』編集による、 京極先生デビュー30周年記念ファンブックです。 百鬼夜行シリーズを中心とした著作の解説とキャラクター紹介、過去の対談の再録があります。 30代の京極先生に、ややイキりを感じる。いまやもう仙人かという悟りぶりなので貴重。 それと水木先生を前にした京極先生の早口ろくろ。 すごいオタクだ!1コマ見たらどの作品の何のシーンか分かるとおっしゃっている。 「このコマは左右逆転していますが何か意味は!!!???」「疲れてたからね…」 みたいなゆるい会話がよいです。 水木先生が1人で京極先生について語るインタビューもあるのですが、 相当すごい投げっぱなしコメントで、少し笑ってしまいました。 あと水木先生の描かれた京極先生の似顔絵もあります。似てる。 次回作は東北かもね、青森かもね…とのことですが、 今回血尿が出るほどお忙しかったそうなのでご無理なさらず。 ---------------------------------------------------------------- 2024/11/21(木) 日に日に治安が悪くなっているように感じますが、 皆さま年末にかけて特にご注意くださいね(定期)。 家の鍵を開けて中に入る瞬間、車のドアを開けて席に座った直後、特にご注意ください。 家の中に住人がいても押し入ってくるタイプの強盗は 殺す前提でやってくるそうなので一人暮らし、家族でお住まい、 人数にかかわらず、家の中でも常に携帯は身につけた方がよさそうです。 コンビニなどの帰り道、ご注意ください。 水が突然出なくなって、外に水栓を見に行くときなどもご注意ください。 救急車を呼んでほしい、道 に迷った、などの訪問者の呼びかけも、施錠したままご対応ください。 心当たりのない荷物配達なども警戒してください。 まあ、貧しいが治安はとてもいい国とかは存在しないので(特殊な状況下以外は) 仕方ないのでしょう。 頑張って新年を迎えましょうね。 ---------------------------------------------------------------- 2024/11/22(金) 映画「ラストマイル」 を見て以来、 ブラックフライデー等、セール期間に ネットショッピングする気持ちは起きなくなりました (見ていない人に説明すると配送業者や倉庫で仕分けする人々が ネット通販会社に酷使されて事件が起きるという内容です)。 なるべくまとめて注文し、時間指定で受け取るようにしているのですが、 最近ヤマトさん=指定した時間帯の3時間後に配達、 amazon専属配達員さん=指定した時間の10時間後に配達、 佐川さん=指定した日時の前日に配達、 ということが連続であり、むしろ時間指定とは、 指定した時間帯には絶対に配達されない…ってコト?と思ったりもしました。 指定時間に間に合いそうになかったら、自動でメッセージがほしいですね。 そうしたら出かけられるので。 そろそろお歳暮配達で更なるカオス化が予想されますが、みなさん買い物はお済みですか? (置き配は利用が難しい環境にあります) (コンビニ受取、拠点受取もなるべく利用していますが、大きい物など利用不可商品もあり) ---------------------------------------------------------------- 2024/11/23(土) 色々感想 シドクラフトの最終推理(ジャンプ掲載) 推理の天才名探偵だが、本人は死体とか苦手で 恋愛小説が大好きなコミュ障のインドア派…という設定。 なかなか面白かった。 HUNTER×HUNTER(ジャンプ掲載) ボークセンとモレナが突然カードゲームを始めたが ルールがよく分からなくて、解説サイトを見に行ったけど それでもまだよく分からないのだった。 「さっぱり分からん」と言っている人が多くて安心した。 光る君へ 満を持して望月の歌。 くどいようですけど、家から女三人を皇室につっこんで、 今上帝に並ぶほどの権力を持ち、詠んだ歌が「我が世とぞ思う」、 それで民のことを思う三郎というのは無理がないか。 コミュ強エリート三郎と文系陰キャまひろの 「大嫌いだけど気になる。やつを一番理解しているのは自分」 と互いに思っている好敵手関係のほうがよかったのではないか。 海に眠るダイヤモンド 様々な沈黙を描くフーガのような回で唸った。 キリスト教徒によるキリスト教徒殺し。 子供の悪意ない一言で奪われた命。 優しく思慮深い沈黙。 そして領土が拡大して日本が豊かになると、喜んで息子を戦争に送り出した父。 自分は学がないからそれが間違いだと分からなかったと言う。 でも母である奥さんは元から喜んでなどいなかった。 必要なのは学だったろうか。 図抜けて質の高いドラマだが、仕事で疲れているときに見るのはきつい。 そして疲れている人は多い。 ベイビーわるきゅーれエブリデイ! えー!粛清さんが全部の罪をひっかぶってくれたの!? まあ、ちさまひがジョン・ウィックみたいなことにならなくてよかったけど、 結構重めの終わり方だね!? 「大好き」って初めて言ったのかな。 性愛の混ざらない「大好き」で、私はそれがよかった。 夜の買い物シーン、繰り返し見てます。 全領域異常解決室 折り返し地点で冒頭に戻り種明かしをする熱い展開。 ずっと探偵役の藤原竜也さんが、助手役の広瀬アリスさんに 高飛車な態度をとるのがストレスでしたが、 本来は探偵役が広瀬アリスさんで、助手役が藤原竜也さん。 記憶を失って、かつての辣腕ぶりの見る影もない上司にいらついて ツンツンしてたとか、めちゃかわいい設定。 おきたま、ってネコチャンの名前みたい。 ---------------------------------------------------------------- 2024/11/24(日) 映画かんそう 「アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師」 上田慎一郎監督 税務署の職員である内野聖陽さんは、 部下が脱税疑惑のある経営者にくってかかった巻き添えになって、 立場が危うくなる。そんな折、妻に頼まれた車探しで詐欺に遭い、 金を騙し取られる。友人の刑事の協力を得て、詐欺師の岡田将生さんを特定するが、 詐欺師から、「被害届を取り下げてくれたら脱税経営者を懲らしめる手伝いをする」 と言われ…というあらすじ。痛快コンゲーム映画です 原作は韓国のドラマ「元カレは天才詐欺師 〜38師機動隊〜」。 ドラマのあらすじをざっと読みましたが、かなり変えてありますね。 楽しかった。岡田将生さん演じる詐欺師が特によかったです。 根っからの詐欺師で信用できないけどどこか育ちが良さそうで、時々悲しそうに見える。 ねたばれ ちょっと前なら「いやいや税務署職員が企業と癒着して脱税を見逃すとか無茶な設定だなあ」 と思っただろうけど、 最近の司法、銀行、証券会社、不祥事乱れ打ちで妙な説得力が出てきた。 しかしきっかけとなる主人公の部下、 あんなに感情的で後先考えない成人なんているか…? 最近の新卒さんみんなクールで有能なので…。 内野聖陽さん、地味だけど優しいお父さんを見事に演じておられた。 高級スーツで見違えるんだけど、でもまだ服に着られているように見えるのって、 きっと難しいんだろうね。本人は当然ながら着こなせるもんね。 最後のオチは、脱税おじさんの暴力を止めたところで私は気付きましたが (そういえば1人足りないもんね)観客と主人公だけが、 誰だか分かっているのは上手いなあと思いました。 ---------------------------------------------------------------- 2024/11/25(月) ![]() 道尾秀介さん×SCRAP「DETECTIVE X CASE FILE #1 御仏の殺人」をクリアしました。 めちゃくちゃ面白かった! 私達は正体不明の名探偵となり未解決事件捜査依頼を受けます。 この箱の中に供述書や、現場写真や、見取り図、雑誌切り抜きなど、 膨大な資料が入っています。依頼主とはモバイルでやりとりし、 動画やインターネットサイトなども推理の材料にします。 解決には2名で4時間15分かかりました。 封筒を開けた瞬間は、資料の多さに気圧されて、 「こんなにあるよ…!」「読み切れないよぉ…!」などと弱音を吐いていましたが、 最初の謎が解けたころにスイッチが入り「へぇ…おもしれーじゃん!」となり、 あとは一気でした。 ・人数は3人くらいまでがいいです。資料が多いので、 回し読むのに時間がかかるのと資料が見つからなくなりそうなので。 ・飽きっぽいタイプには向かない。集中が長続きする人向けです。 ・推理小説、SCRAPの謎解き、謎解き系ゲーム、 などにこれまで全く触れてこなかった人のみで挑戦するのは無理かも… いや地頭が良ければいけるか?私は地頭がよくないので分からない。 ・中断が難しい(資料が多いため)ので4〜6時間ほどみておいたほうがいいかも。 ・封筒の開封の順番を間違えないように。あとヒントを開くときは慎重に。 ・ファミレス、カラオケボックス、ホテルの部屋等で遊ぶと 1か所詰む所あるのでノーヒントクリアを目指すなら誰かの家で遊ぶしかないです。 ・モバイルまたはPCは最低1台必要。 ねたばれ(?) 写真クエストの時とか、友達がクイズを全部解いてくれて、 私がもう一つの謎をとき、共闘している感がすごくありました。 作者さんに上手い具合に誘導してもらって、「分かった!」ってなって、 資料を探して、解けた時の喜び。意外な展開に悲鳴を上げる楽しさ…。 公園でプレイしましたが途中小雨が降ってくるし、風で資料が飛ばされて大変だった。 でも「ウォー!」って紙を追いかけている時、遊んでいる!という強い実感があった。 どこに着目すればいいのかを考えるというのは、普段あまり使わない脳の部分で、 そこを動かすのは気持ちよかった。 でも最後の最後で完敗してウワー!!!ってなりましたが、 おそらく出題者が想定するモデルコース通りに収まったと思います。 ミスディレクションが強烈すぎた! 暗くなりつつある公園で資料を最初から最後まで引っくり返すのも絶望感があり楽しかった。 ちなみに公園で遊んだので、例のあれだけはどうしようもなく、 ヒントを見ました。あれはどうかと思います。学生さんが集まって遊ぶのが難しくなってしまう。 謎解き以外の物語に関しては、被害者に対して言いたいことがないではない。 自分の罪を俯瞰でしか見ないのはプライドが保てて都合がいいのかもだけど、 自分は人に対して負い目がある、自分は下衆である、 としっかり認識しないといけなかったのではないかな…知らんけど。 終わったとき、私も友達もすっかり冷え固まっていて、 呂律が回らなくなっていました。 肉体が頑丈なのを良いことに無茶をするのはそろそろやめないといけません。 でも楽しかった! ---------------------------------------------------------------- 2024/11/26(火) 神戸で開催中の星野架名さんの原画展へ行ってきました。 星野さんは主に白泉社で仕事をなさっていた作家さんで、 作品傾向はSFジュブナイルを得意とされていました。 神戸御出身だったと後で知り、何もかも納得なのですが、 背景に描かれている街が少し未来的でおしゃれだったそういえば。 むかしの少女漫画家さんは割としっかりした主線を描かれる方が多かったですけど、 星野さんの世代の少し前あたりから薄い、 繊細な絵柄の方が増えていったように思います。 私はカラー原稿より白黒原稿を見るのが好きなのですが、 何点か展示してあり嬉しかった。 開場時間くらいに行ったら、行列していました。 同世代の女性が多いだろうという予想に反し、意外に若い方や男性がおられました。 それにしても亡くなった作家さんの原画展に行く機会が増えました ![]() ---------------------------------------------------------------- 2024/11/27(水) 映画かんそう 「ドリーム・シナリオ」 大学教授であるニコラス・ケイジは平凡な男だったが、 ある日近しい人々の夢に彼が表れる。その現象は広がり、 インターネットで話題になり始める。彼は有名人となり、 広告会社から声がかかるほどになるが、やがて夢の中の彼は凶暴になり、 人々にとって恐怖のアイコンと化す…というあらすじ。 いかにもA24らしい変な映画でした。 ジャンルとしては一応ホラー映画になるので、 残酷なシーンが少しだけあります。でもいかにも映画っぽい、 好感度の高い人が怪異に巻き込まれるが最後には丸く収まるような話ではないです。 ラストまでばれ 少し見栄張りで小心者で少し空気の読めない頑固なナードおじさんが、 調子に乗ってしまって、対応を間違えまくり下手を打ちまくり、 それでも人生は続く…というような悲しい味わい「も」あった。 ラストシーンは夫婦愛ものサッドエンド風味すらありました。 (妻ちゃんは、娘の舞台観劇を、職場の男性と見に来てたよね?) 隠喩とかでなければ、あれは科学で説明可能な何かだったのだろう。 一応夢の凶暴化とおじさんの強い怒りは連動していたし。 しかしあのテクノロジーの話はないほうがいいような気もした。 惨めでしょぼいインセプションかよ!ってなっちゃうので。 部屋に突然入ってきて走ってくるニコラス・ケイジが一番怖かったです。 恐怖は喜怒哀楽に勝る最上位の感情(のうちの一つ)でコントロールできないし、 容易にああいう状態になってしまうのは想像つくなーと思った。 服を着て偉そうにしていても所詮は動物なのでね。 ---------------------------------------------------------------- 2024/11/28(木) 最近、となりのヤングジャンプで公開された読み切り漫画が、 2017年の映画「ブリグズビー・ベア」の あらすじそっくりそのままであると話題になりました。 読んでみると確かに、主人公を日本人にして性別を変え、 あとはほぼそのままでした。 しかし 「偶然の一致で、私が考えました」と言い逃れできないような、 同じデザイン、同じ小ねたなどが使われているので、 作者さんはパクリとオマージュの区別のつかないかたで、 集さんなどが気を付けてあげないといけないタイプなのでは?と思いました。 起承転結やセリフなどのかぶりが5割を越えたら危険ライン、 他者の話の背骨をそのまま自分の話の背骨に使ったらアウトかな? くらいに私は考えていますちなみに。 両作品のかぶっている点を下記に書き起こします。ねたばれにご注意ください。 「ブリグズビー・ベア」の中盤までの展開バレとなります。 (「ブリグズビー・ベア」はおすすめの映画なので、ぜひともご鑑賞いただきたいのです) 「ブリグズビー・ベア」という児童向け番組を見て閉鎖空間で成長した男性が主人公。 ある日突然両親が逮捕される。主人公が両親だと思っていた男女は実は誘拐犯で、 主人公を監禁していたことが明らかになる。 しかも主人公の心の支え「ブリグズビーベア」も彼らが作製した番組で、 番組のファンダムで交流していた相手も両親だったということを知り、 呆然とする主人公だが、 やがて「ブリグズビー・ベア」の制作を始める…というあらすじです。 漫画のほうは、両親の突然死により これまで心の支えだった子供向け番組「タイトル」は 両親の制作によるものだったと知った引きこもりの少女が主人公。 番組のファンダムで交流していた相手は親友の両親。 やがて主人公は「タイトル」を自ら製作する。 ネタ元の「ブリグズビー・ベア」の強烈な設定が丸められ、 凄まじい環境にいる主人公の回復の物語と、 創作賛歌が貧乏人のカルピス並みにトーンダウンしています。 「よくあるネタである」という擁護派の意見があるようですが 全く同意できません。 「グッバイ・レーニン」を同系統の話として挙げる意見にも同じく同意できません。 あらすじには家系のようなものがありますが、 「グッバイ・レーニン」は大切な人や気の毒な人に対して 多大な努力をして素晴らしいものを贈る、または希望を叶える系統です。 そういえばしばらく前、京極夏彦先生の「魍魎の匣」の発想元だな? という怪談を見つけました。女の首がまるで生きているように動く点、 しかし会話などはできない状態である点、 それを男が容器に入れて隠し持っている点、などから可能性が高いと思います (京極先生がこの怪談をご存じないとは思えないので)。 しかしこれをぱくりだと思う人は少ないでしょう。 なぜなら京極先生の書かれた膨大なオリジナル部分が秀逸で、 前述の要素は「魍魎の匣」全体からすると10%に満たないからです。 くだんの漫画も、引きこもりの少女が交流していたSNSのお友達が 全員両親だった。両親は突然死し、 友達も消えた…(が1人だけ実在した)とか、 せめてそのくらい変更していれば非難されなかったかもですね。 新御伽婢子「生首の女」 https://sanmoto.net/_koten/0425namakubi.htm https://onibi.cocolog-nifty.com/alain_leroy_/2022/09/post-33dfff.html (新御伽婢子は西村 市郎右衛門(未達)編集の怪談集。伽婢子は浅井了意編集の怪談集です) 12/01追記 となりのヤングジャンプから当該作品の公開停止のお知らせがありました。 「配信にあたり編集部内での確認が十分でなかったと判断し」 という理由が書かれていました。 作品が公開されたのが11/22、停止のお知らせは11/29でした。 ---------------------------------------------------------------- 2024/11/29(金) 弊社では、全国の社員およびその家族が死亡した場合は全員に通知が来ます。 その通知、以前は90代、時々80代の訃報が主だったんですが、 ここ数年でどんどん亡くなる平均年齢が下がり、 60〜70代、時々50代の訃報が出始めてざわざわしています。 ・薬の不足や医療機関のパンクによるもの ・ここ数年の生活環境の激変によるもの ・新型ウィルスによるもの あたりが原因なんだろうなと考えています。 ちなみに8割〜9割以上が家族葬・密葬です。 ---------------------------------------------------------------- 2024/11/30(土) 色々感想 HUNTER×HUNTER(ジャンプ掲載) 続カードゲーム。まだルールのことがよく分からないが 百合カップリングとして成立しそうだと思いました。 だんドーン(モーニング掲載) 56話。長州と薩摩の憎しみの始まり。 とくに悪意がなくてもこういう結果になることってありますね。 あとああいう襲撃系の大量死、当時は警察も病院もないから 死体や怪我人は所属藩が引き受けたのか。 ブルー・ピリオド(アフタヌーン掲載) 矢口さんの絵の才能、作中でストレートに肯定されることって少ないですが ホストの才能は一発で認められるのって結構皮肉。 風水系のお仕事は、転職後賃金の低さが馬鹿らしくなって 普通のお仕事が長続きしないとは聞きますね。 コナン(サンデー掲載) 工藤さんはリアル子供のころに安室さんたちに会ってましたよ、という話。 特にこれまでの話と矛盾はしないのかな? デジタルカメラのバグ技は面白そう。 光る君へ 三郎に別れを告げ、旅に出るまひろ。 そして速攻で再会する、かつていい雰囲気になった男。 自由な女まひろ。男性視聴者にボコボコに貶されてそうだな…。 全領域異常解決室 神の全面戦争だ。 「修理固成」、「修理固め成せ(おさめつくりかためなせ)」 古事記にある記述らしく、修理って言葉は随分古くからあるんですね。 「戦やってた頃のほうが、まだ人の心ってもんがあったよね」 台詞のパワーで同意しそうになるが絶対そんなことはない。 戦やってた頃なら女が刺されて蹴られても、ふーんという感じだったろう。 石投げ合戦で子供の死者が続出しても禁止とかせず大熱中してた国ですよ。 それはそれとして石田ひかりさんの月読尊はとてもよかった。 藤原さんの正体は天石門別神(あまのいわとわけのかみ)で やはり詐称だった。でも「おきたま」のほうが名前が可愛いよ。 そして本物のおきたまくんはどこに? 宇迦之御魂神は本来は女神とされることの多い稲霊で、 伏見稲荷大社の主祭神なのだそう。だから稲荷なのか…。 ---------------------------------------------------------------- |