10月日記

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2024/10/01(火)

映画かんそう
「ビートルジュース ビートルジュース」

監督ティム・バートン
音楽ダニー・エルフマン
衣装コリーン・アトウッド
のいつものメンバー。

先週末封切の映画4本のなかでは一番穏当な、母と娘の物語だった。
まさかティム・バートン監督作品が平均より穏当になる時代が来るとは。
(ジャンルはいかにもティムっぽい、ホラーコメディです)
(ほか3本が例外すぎる)
36年前の「ビートルジュース」の続編。
まあ前作の出来事は適宜説明してくれるので、
見ていなくてもなんとか分かる。

コメディとはいえホラーなので人体の断面とかは普通に出てきますし
あとバラバラの人体をホチキスでとめたりとかはある。

ウィレム・デフォーを連続で2回見ました。引っ張りだこだ。

ラストまでばれ

母と娘揃ってカス男の魔の手に落ちかけるが、
トリックスターと上手く駆け引きして難を逃れる。
死んだ夫はみな善。
バラバラの美女がもとに戻るシーンを、すごい長々撮ってるのに
ティムの宿業を感じましたが、あとは偏りなく作られた娯楽作品でした。

3回「ビートルジュース」と唱えると
ビートルジュースが現れるので、3部作になるといいですね。







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2024/10/02(水)

映画かんそう
「憐れみの3章」

監督ヨルゴス・ランティモス

ほぼ同じ役者さんで、3つのお話を撮っておられます。
各話に特に繋がりはないけどRMFという人物だけは共通していて章のタイトルにもなっています。

1話目は、雇用主である資産家の命令は絶対で、食べるものから体型、
妻との性交渉まですべて言いなりになっている男の話。
2話目は、行方不明になっていた妻が何か別の存在と入れ替わっていると疑う警官の話。
3話目は、新興宗教の信者が、教祖の命令で聖女を探す話。

注意
・きつめの人体損壊があります。
・動物を傷つける描写があります。
・げろを吐きます。
・薬物を使った性加害表現があります。

毎回巧いなと思います。
好きにはなれないけども。

ラストまでばれ

性加害表現があっても、それどころではない展開が続き、
また非常に技術が高く、人の判断力を眩ましてくるので、
アンチポリコレ勢はお手本にするといいかもですね。

どの話にも支配者がいる。1話目は100%支配の話だし、
2話目も警官が望んだことすべてを妻(?)は叶える。 3話目の教祖の言葉は絶対である。
今回やっと気付いたけど、これまでに私が見たランティモス作品全部、支配・被支配の話だった。
ロブスター、聖なる鹿殺し 、女王陛下のお気に入り、哀れなるものたち。
(あと何故か女性が動物を虐待するシーンが多い。監督の萌えなのか)
今回は監督の大好きなものだけで構成した、究極のフルコースなんだろうな。
支配、支配、支配の3章。
支配を逃れる内容だった前作「哀れなるものたち」が希少なんだな。

経営者のドミナントの話、メインプロットは世にも奇妙なでもありそうなものだけど、
経営者からのプレゼントとか、主人公のナンパ方法が自傷とか、
細部にじわじわと嫌なオリジナリティが満ちていた。

警官の話が一番一般向けではないと思うが、
まな板指切りなら「ダーク・アンド・ウィケッド」のほうが
リズムと圧迫感ともに優れていると思います(まな板指切り評論)。
最悪なのとユーモアが同居している予測不能な展開が本当に上手くて、
行方不明の妻を待つ夫の家を訪れた友人夫妻が、
「過去の記録映像を一緒に見てくれ」って懇願されて、
自分たちのスワッピンク定点撮り映像を見せられている顔とか、
どうやったら思いつくんだこれ?って感じなんですが、
ちょっと今回、無意味な裸が増えたかなという気はした。
監督の加齢と地位の上昇により今後どんどん箍が外れていく危険性はある。
田舎の宴会みたいな、パイかチンを出しときゃエンタテインメントじゃー!てノリは勘弁してほしいモス。

聖女の話、監督が嫌いそうなこんな善良な女性は酷い退場をするだろうな…と思ったら案の定だった。
エマ・ストーンのスーパードラテク、笑い所かと思ったら伏線だった。
あの水とセックスを使った新興宗教は、いかにも存在してそうだった。












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2024/10/03(木)





もう夏も終わるので、
わーい、200円ちょっとでフローズンカクテルー!
(麒麟特製グレープサワー+ガリガリくんもぎたてぶどう)
とかそういう遊びをするのも最後かなと思ってます。

終わるよね?
もう30度越えないよね?
10月だもんね…?








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2024/10/04(金)

第44回全国高等学校クイズ選手権 高校生クイズ2024

今年は視聴者も一緒になって考えられるような知恵比べクイズは減って、
純粋に知識量で勝負できる形式、いわばクラシックスタイルに少し戻った気がします。
私はこちらの方が好き。
最終的に東京も大阪も抜け落ちて、兵庫が2校残ったの、
人口を考えると兵庫がおかしいような気もします。クイズ王国か!?

私は大阪の四天王寺をとても応援していたので
(なんだか人柄とかも好感の持てる子たちだった)
男子と全く同条件で女子がランニング勝負させられるのは納得いかなかった。
画面映え優先なんだろうけども。
走ればエモいっていう感性、日テレかよ!あ、日テレだった…じゃあ仕方ないな。
男女平等の精神と言うなら女子得意分野、箸で豆を50粒つまむとか、
楽器を演奏するとか、なんかそういう競技も入れてよね!

へえーと思った問題は、
「私語く」と書いて「ささやく」とよむこと、

光の刺激を脳に伝達するのに関与するタンパク質「ピカチュリン」
でした。









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2024/10/05(土)

色々感想

呪術(ジャンプ掲載)最終回
爽やかな終わり方だった…。
芥見先生、お疲れさまでした!
同じ学校の、世代の違う組がいくつか出てきて、
それなりに亡くなった方もいる感じ、ハリポタと共通ですが
最終回発情期(銀魂語)はなかったな…。
せいぜい匂わせくらいかな。

勝利貢献度てきに乙骨さんが主人公でも良かった気がするが
戦術があまりにも修羅すぎたので、悠仁さんが適任だろう。
全体的に優しい物語になった。

作家コメント欄、呪術へのねぎらいの言葉が多い中
休んだら戻ってきてください、って書いた先生は、
ムラがなく毎週平均した面白さの出せる2人だったの面白かった。

白卓 HAKUTAKU(ジャンプ新連載)
コンビでゲーム制作をする話かな?
しかし6年打ち込んで自分に才能がないって分かった後で
才能があるやつと組めばいい!って転換できるのはすごいね。

票読みのヴィクトリア(モーニング掲載)
生徒会選挙編なのですが
自分に人望がない場合は、人気者に応援演説してもらう、
なるほど本物の選挙でも有効な手ですね。

界変の魔法使い(サンデー掲載)
師匠は眠るときは女体化するのだそう。なんかもう二次創作の傾向が読めたぞ。

主人公は、師匠に情が移ることで、
自分に仕えていた魔法使いの故人を忘れるのは死んでも嫌だそうで、
少年漫画の主人公で変化を嫌うのは珍しいと思った。

光る君へ
美しい紙を使ったワクワク自家製本。
冊子の端をああやって刃物で処理するテクは平安時代からあったのか。
今では平民でも、少し奮発すれば同じくらい美しい紙を使って
和綴じで製本してもらえるようになったので、いい時代なのかも。

酔っぱらって職場のきらびやかな話を実家で長々としてしまい、
娘に激おこされるまひろ……。

ベイビーわるきゅーれ エブリデイ!
お弁当回。今回はちょっと調整回なのかな?と思った。
殺し屋の組織、パワハラには即ペナルティの講習があるって
ちゃんとした組織だなあ!






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2024/10/06(日)

映画かんそう
「悪魔と夜ふかし」

1970年代、深夜バラエティ番組「ナイトオウル」は視聴率低迷で苦戦していた。
起死回生の一手として、悪魔憑きの少女をゲストに呼び、
そこで悪魔召喚の一部始終を生中継しようとするが、前代未聞の放送事故を起こす。
そのノーカット版の映像が発見され、それを視聴するという設定。

コリン・ケアンズ、キャメロン・ケアンズ監督脚本。
おそらくめちゃくちゃに予算が少ないのだが、舞台を1か所に限定、
年代を1970年代にして映像もどことなく古めかしいものに、
特殊メイクやVFXを当時のものっぽくしてあって、全体的に調和している。
うまい節約方法だなと思いました。
なんとなく夜中にテレビを見ている感じがした。
私は舞台が一か所に限定されている話が好きだ。

ラストまでばれ

ホラー映画をある程度見ている人には
冒頭の設定紹介でラストの展開が読めてしまうのだが、
番組の顔役にすべてを投げうたせて視聴率を取り、
使えなくなれば挿げ替えて続けていく現実の局とスポンサーへの風刺ともとれる。
(藤本タツキさんがこの作品を褒めておられたが、たしかにチェンソーマン2部と
かぶるところがあるから、お好きなのも納得)

主役の人、いかにも半世紀前の人気司会者という感じのお顔とトーク。
たぶん悪い人ではなかったんだろう。放送業界に呑まれてしまっただけで。
人災発生のプロセスを追う90分とも言える。ガスが一番気の毒だった。
やめたほうがいいって何度も言ったのに。
私なら少女に「心配しなくてもあなたは成功するし、すごい有名人になる」
って言われただけでびびってやめる。
霊能者の人もかわいそうだった。
ホラー映画でナレ死って結構珍しい(正確にはナレーションでなく伝聞死。
リアルタイム進行ホラーではあんまりない)。
マジシャン兼超常現象研究家の人は別にかわいそうではない。
でも彼が「嘘だ!トリックだ!意義あり!意義あり!」って吠えまくって、
逆にリアリティと緊張感が出た気がする。

ただ一点、終盤あたり、主人公の見ている幻覚が、
発見されたフィルムという設定の映像にも映っているのは、ちょっと理屈が分からなかった。

これ系の話の教訓は、契約は慎重に、条件はなるべく細かく決めよう、だと思う。
(一応叶ったといえば叶った)









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2024/10/07(月)

読書かんそう
「ガラパゴスの怪奇な事件」
ジョン・トレハン氏

事件が映画化されるというので読んだ。
無人島に入植した3グループが、やがて島の資源や世間の名声、
資産家の庇護などをめぐって不仲となり、
行方不明者や死人を出すという実際の出来事を、
なるべく当時の記事や各人の回顧録をあたって多角的に考察されてます。

フロレアナ島で暮らし始めたのはこの3グループ。
リッター家
ウィットマー家
バロネス一派
リッター氏はニーチェに傾倒する医師。自らの理想の実現のためにやってきます。
ウィットマー家は世間の不況と、健康問題の解決のために移住。
最後のバロネス一派は、自称女男爵の女性が、島にホテルを建てるために
愛人の男達を引き連れてやってきます。
もう序盤から、何も起こらないわけなくない?という強烈なカード。

しかもリッター家の男女は夫妻だと思ってたらダブル不倫カップル。
そして片方が捨てた夫の世話を、片方が捨てた妻にやらせれば万事解決だし世間体も繕える!
と2人を引き合わせてずらかるような人たち。2人ともニーチェの信奉者。
(関係ないですが、「女には友情という感情がない。
女には愛情しかない」って最初に言ったのはニーチェなんですね。
岡田斗司夫氏かと思ってました。ええけどニーチェはん、
それちゃんと根拠あるんやね?周囲10人20人の女の話とちゃいますよね?
社会的性差についても考慮のうえですよね?)
まあ案の定、島についてすぐ、この不倫男は不倫女を虐待し始めます。

ラストにふれます

結局のところ真相はわからずじまいなのですが。
当時は冒険ブームで、船を持っている富豪が時々島を訪れて入植者に贈り物をくれます。
もちろんそれが争いのもとになるし、
あと世間の話題になるのは誰かとか、そういう名誉欲も憎しみの火種になる。

興味深いのは、めいめいが書いた備忘録や回顧録にものすごい矛盾がある点。
意図的に嘘をついているのか、認識の違いなのか分かりませんが、
人間にトラブルが絶えないのも納得です。記述と写真も矛盾するが、写真は(当時の技術的にも信頼できる)

自然の中での暮らしについては、
スナノミという昆虫を初めて知ったが(検索注意だよ)
絶対に靴を履け。安易に地面に寝そべるな。床を作れ。
できれば二足制にしろ。これに尽きますね。
あと蟻は強敵。
野ブタは、柵や罠や毒餌をものともせず、ダイナマイトを使ったそうだが、
対抗できる気がしない。
群れてないと人は弱い……。
(それでもウィットマー家は次世代も島で暮らし、入植に成功したと言える)

検索注意と言えば序盤でエクアドルの郷土料理、焼きモルモットが出てきて検索したら姿焼きで白目になった。PUI……。






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2024/10/08(火)

これは無印のナンに、オリーブとアーモンドとチーズと
今年の夏干したトマトを載せて焼いたもの。それと無印のカレー。







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2024/10/09(水)

ドラマかんそう
「エコー」(全5話)

MCUの配信ドラマです。
ドラマ「ホークアイ」と少し繋がっています。
監督はシドニー・フリーランド、カトリオナ・マッケンジー。
脚本・製作総指揮はマリオン・デイア。

ホークアイとの激闘のあと、故郷に戻ったマヤだが、
そこにもキングピンの支配が及んでおり…という内容。

監督さんと主演女優さんはネイティブアメリカンにルーツを持つかた。
(そして主演女優さんはマヤと同じく聴覚に障害があり、義足を装着しておられます)
内容は、うーん、5話にするならもっと巻いていくべきだったように思う。

ラストまでばれ

主人公のマヤは明らかにヴィランのキングピンと同じ気質の持ち主で、
本人も自覚してるし、キングピンもマヤを第二の自分にしようとしている。
そこを苦しみ迷いつつもヒーローの道を歩んでほしかったのに、
正直セリフもシーンも足らなさすぎです。特に従妹…!

マヤは子供の頃、鳥をスリングショットで撃って落とし、
「鳥が落ちてきた!」と嘘をつき、
自分を軽くあしらったアイスクリーム屋に養父が暴行を加えていると
自分も参加して蹴りを入れる感じの子。
他人の干渉は一切受け付けないが、自分の頼み事はグイグイねじ込む。
その際も愛想など一切なし。これまでのMCUヒーローにいなかったタイプ。
動物を虐待してしまう、怒りを制御できないタイプの女の子は心強く思うかもしれないけど、
私は残念ながらマヤのこと好きになれなかった。
マヤが言葉を尽くしておばあちゃんやいとこたちに本心を伝えるシークエンスがあるのかと期待してたけど、
特にないまま、死んだ親や先祖のおかげでファーっとスピリチュアルな力に覚醒して
問題が全部片付いて人間関係まで改善して終わった。
言葉や原因理由なく分かりあえるのは、先住民族コミュニティでは当然のことだし、
それが血族というものだという結論だったら、なんか私の苦手とする類の話だ。
それと先祖の人たちは、謎のパワーを出すなら交通事故のときに来てあげれば良かったのにと思う。

チョクトー族の集まる町の生活や、宗教・娯楽・祭りなどの文化は面白かったです。
あと離婚した(?)おじいちゃんとおばあちゃんが恋の駆け引きっぽいことをしているのも、
娯楽作品として進歩的だなと感じた。

でもメインの登場人物が、主人公マヤのおばあちゃんやおじいちゃん、
いとこやおじさん、ヴィランも家族のひとで息が詰まった。

これはMCU全体の話だが、タイトルロール有色人種ヒーローの、
祖霊のまたは親の神秘的なちからを受け継いだ率は高すぎる
(ブラックパンサー、ミズマーベル、シャンチー、エコー)。
白色人種は科学のちからもしくは個人の修練によるものが多い。ソーは例外。もう論文とかあるのだろうか。










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2024/10/10(木)

映画かんそう
「シビル・ウォー アメリカ最後の日」

監督脚本アレックス・ガーランド

強権を発動する大統領に対して、複数の州が合衆国からの独立を宣言し、
政府と西部連合の武力衝突の始まったアメリカ。
敗色濃厚なホワイトハウスの大統領への単独インタビューを狙って、
4人のジャーナリストが1400キロを移動する、その道中を描く内容。

地獄の黙示録(闇の奥)、自分の国バージョン。
内戦状態で秩序を失ったアメリカがどうなるかを何種類かの地獄的サンプルで見せてくる。
それと同時に、中立を貫き神の目のように振る舞うジャーナリストという特異な立ち位置にも
疑問を投げかけている。

議事堂襲撃事件が3年ほど前にあったばかりなので、(というかあれが発想元だと思う)
荒唐無稽な話とは思えない。右傾化、移民排斥、貧富の差。

げろがあります。
死体もたくさん映ります。
性暴力シーンはなかったので良かった。それを目当てに行くと無駄足になりますよ。

ラストまでばれ

みんなそうだと思いますがジェシー・プレモンスがこわい。
「憐みの3章」を見たばかりなので怖さがさらに倍増。
あの拳、どんだけ人を殴ったらあんなになるんだろう。
アルジェ・モーテル事件を描いた映画「デトロイト」のフィリップ・クラウスと同じ匂いがする。
出身地を激詰めしているシーンにもし先住民族ルーツの人がいたらどうするんだろう。
あと石灰は消臭目的なんだろうけど、家庭菜園じゃないんだから、
そんなチビチビ撒いても意味ないよ!ドバッといけドバッと。

非常時の何がこわいって、他国との殺し合いも悲惨ですけど、
国内のサイコパス、子供を殺したいとか女をなぶりたいとか、
若い者をこっぴどく虐待したい、俺を私を馬鹿にしたあいつを酷い目にあわせたい、
我が物顔の移民を処刑したい、平常時は己を制御しているそういう類の人々が
ヌロヌロと出てきてやりたいことをやり始めるところだと思う。

・キルスティン・ダンストの危機回避能力がすごい。
 師匠譲りだろうか。爆発の予兆とか全然分からなかった。
・若い駆け出しとベテランの対比、昔なら若い女+中年男性だった。
・300ドルはサンドイッチだ、のところ
 カナダドルのほうがレートが低いと思うんだけど
 内戦状態で米ドルが暴落したという事かな?
・タイヤネックレス(処刑方)って名前通り肩にかけると思ってたが
 腹周りに付ける場合もあるの?
・買ってない洋服の写真を撮るのNGって世界共通マナーかと思ってたが日本だけか?
・場末のレジャーランドみたいなところだけ突然のホラーテイスト、
 突然のA-24でしたけど、むしろホラーのほうがほっとしました。
 何と戦っているか、はっきりしないまま殺し合うのって、あり得そう…。
・おじいちゃん師匠の危機察知能力も高い。
 死体が軍人か、民間人かって成程、それは重要。
・戦場カメラマンって、あんな突入部隊と一緒に中に入るの!?
 兵士もあんなに親切に面倒見てくれるの!?どういうメリットがあるの!?
・殺した死体を囲んでピカピカ笑顔で記念撮影するの、あり得そう…。
・誰のことも助けず、誰にも賛同せず、ただただ記録するだけなら
 もうドローンでよくない?

キルスティン・ダンストの最後の行動はよく分からなかったが、
折れてしまったんだろうか心が。
ケイリー・スピーニーは若き天才として評価されるだろうので、
いつか折れるまでは撮り続けるしかない。
(でも死神とかそういう二つ名が付きそう。彼女を助けるために2人死んでるから…)






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2024/10/11(金)

街を歩いている時、ふとガラスに映った、
ド派手なマキシ丈のワンピースを着た自分を見たら
霊能者っぽかった。
しかもわりと強そうだった。
(体形がドーンとしてるので…)





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2024/10/12(土)

色々感想

HUNTER×HUNTER(ジャンプ掲載)
久しぶりの再開です。
連載序盤にすでに伏線が張られてたというSNSでの意見を見て
本当だすげえ!と思った。

逃げ若(ジャンプ掲載)
雫さん消えない!?
すごくいいシーンなのになぜかピザとか食べているの好きです。

ウィッチウォッチ(ジャンプ掲載)
クシャミで服がはじけ飛ぶという、児童大好きねた。
そこに法則性を見出すのが、もうちょっと大きな子むけ。
最後の突然のベルセルクねた、話題になるまで気付かなかった。
どうしてベルセルク!?

チ。-地球の運動について-
原作は序盤で挫けていたのでアニメで再挑戦。
自転にくわえて公転しているのが究極のミスディレクションだよ。
仮説を思いついたのはすごいよ…。
しかも宗教組織が研究の妨害をしてくるというね…。

ブンブンジャー
トッキュウジャーの世界とつながっているらしい。
志尊淳がゲスト出演。白目。めちゃくちゃ忙しいでしょうに
有難いことです。

ベイビーわるきゅーれ エブリデイ!(6話)
あんなにちさまひが頑張ったのに、ブラック職場で心を病んだ人が粛清されるという結果で悲しすぎた。
映画の人たちがちょこっと出たよ。
ちさとの実家に行くって、コミュニケーション的にまひろ大丈夫!?親に紹介されちゃう!?結婚しちゃう!?

光る君へ
とうとう、これは私欲ではなくて世の中のためなんだけど
自分の血筋の皇子を東宮にするって言い始めた道長!
考えたら俺の一族繁栄のためだ!ガハハ!ってひとより
これは世の中のためです、と澄んだ目で言いながら政敵を追い落とす人のほうがこわいね。







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2024/10/13(日)

色々感想その2

昨日書き忘れ。新規ドラマのことを失念していたよ。

仮面ライダーガヴ
2号ライダーくんが、かなり騙されやすい子で心配。
口車に乗せられて改造手術とかされちゃって、今後どうなるの…?

ゴールデンカムイ ―北海道刺青囚人争奪編―
映画と比べて予算が減ったような気もする。
うーん、やっぱり全編映画で見たかったかもだ。

全領域異常解決室
脚本が黒岩さんなので視聴。
ゴールデンカムイも黒岩さんなので働きすぎだよ!
「大和朝廷の時代からあった組織だ」とか言ってて鼻水でた。
京極堂に激詰めされてほしい。

SKY SEAのCMをずっと担当されている藤原さんが主役で、
キャラクターのままCMもされていた。
これはもしかしてスポンサー先行型のドラマなので?
SKY SEA、うちの職場のPCにも入ってて、
めっちゃ従業員の作業効率を見守りつつ、リソース食ってくれてますよ!

神様のサイコロ
飯田譲治さん脚本。
アフリカの少数民族の儀式を行うと願いが叶うという、
その一部始終を配信しようとする5人のグループが色々大変なことになるっぽい話。
主人公の子以外の4人が一気に出てきて誰が誰か分からない。
リタイアします。

来週は「相棒」の新シーズンが、その次は野木亜紀子さん脚本の
連続ドラマが始まるので、できれば見る番組を絞りたいところです。











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2024/10/14(月)

映画かんそう
「ジョーカー フォリ・ア・ドゥ」

2019年「ジョーカー」の続編。
前作は社会的に不遇の立場にあり、不満を持った中年男性から熱狂的に支持されました。
日本では彼のコスプレをした男が電車の中で人を刺した事件もあった。

アーカムに収監中のアーサーだったが、
彼の崇拝者たちの熱狂はますます激化していた。
ある日、音楽療法のクラスで出会った女性と恋に落ちるアーサー。
しかし彼女の話は嘘が多く…というあらすじ。

謎の女リーをレディ・ガガが演じます。

少し内容に触れますが、
今回はミュージカル映画でした。
ゴッサムララランドでした。

ラストまでばれ

アメコミ映画のキャラクターではなく
アーサーという精神疾患を抱えた中年男性を描こう、という方針だったんだと思います。

人を支配するのとは真逆に、弁護士や検事、裁判長、看守、信奉者たち、
かつての同僚、中でも美しいリーに翻弄される彼。
虐待され、笑いの発作が起き、コントロールできない肉体。
彼の脳内ではきらびやかな歌と踊りが展開しているが現実はそうではない。

しかし「ジョーカーは俺だ」と強く感情移入や投影を行っていた層には、
悪い意味でブスっと刺さったのではないでしょうか。知らんけど。
とくに「複数の女性にもてている空想をしてた」「交際経験なし」って箇所が、
厳しいにも程があると思いました。

ハーレイの描き方はこれまでになかったもので、常にジョーカーに支配され、
または影響されていた彼女が、今作ではジョーカーを支配していた。
その支配力の強さと魅力を本職歌手キャスティングで表現するのは面白かった。
ジョーカーさんは異性との交際はおろか同性との交友もないから分からなかったんだろうけど、
急速にグイグイ来る人と、話の大半が嘘の人は大概やばいんだよ…。

予告で予想して、デント検事は覚醒ジョーカーに顔を焼かれるんだろうなーと思っていたが、
アーサーの物語だったので無事だった(たぶん)。ヨカッタネ!
(ところで自分で自分を弁護というとテッド・バンディが思い出されるが、
アーサーは全然タイプの違う犯罪者なんだけどな…?)









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2024/10/15(火)

舞台かんそう
シアター・コントロニカ
「並行食堂」

脚本演出 小林賢太郎
出演 竹井亮介・加藤啓・小林きな子・辻本耕志・高崎拓郎・松本亮

並行世界と食をテーマにした9つのコント。
神奈川県、長野県、京都府で公演が行われました。
日本三か所公演で関西が入ってるの奇跡なので、行くしかないと思いました。

相変わらず、言語を使ったパズルのような話だった。
同音異義語やオノマトペ、うろ覚え、名詞と内容の錯綜。
起承転結やキャラクターのちから抜きの、言語だけで物語を引っ張っているのに近しいコント。
小林さんの作品を見ると言語の面白さが再確認できる。

以下、順番が曖昧なのですが雑感。

・並行世界を守る居酒屋
 オープニングに相応しい、荒唐無稽な話。
 とっくりをレバーにして操作しているところ好きでした。
・刑事の会話と料理番組
 「同音異義の交錯」だー。ねたは少しゆるめ。
・キャンプにきて、うろ覚え商品名合戦
 アルフォートがブルボン製って知らない人なんかいる!?
・透明店長
 最終形態がかわいいです。
・雰囲気玉
 ミステリアスな魅力を出せる玉の話。
 役者さんが演技力で表現するのだが、
 魅力とは6割くらいが動作ではないかと気付いた。
・料理教室の女性にメロメロの話
 ナウシカの蟲笛で笑った。
・日本をまさぐる
 身体的な笑いでしたが一番好きな話かも。
・バーで知ったかぶりをする話
 うーん?
・並行食堂
 これまでのコントをリプレイする場面があったが
 秒でどれか分かるのはすごい。
 並行世界でもクレジットカードは使えるのか?

最初と最後、あと芝居の途中にチラッとだけ小林さんが出てこられたが、
頭が白くなられていて、眼鏡白髪、例のあの古風なファッション、ヒエエエ…!と思いました。









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2024/10/16(水)

読書かんそう
「丸の内魔法少女ミラクリーナ」
村田 沙耶香さん

小学生の時に親友と魔法少女ごっこを始めた主人公は、
30代の今も魔法少女ごっこを続けており、鞄の中に小妖精のつもりのぬいぐるみ、
変身アイテムを入れて通勤している。
親友はもう魔法少女には変身しないが、今でも時々飲みに行くし、
彼氏と喧嘩した親友を家に泊めたりもする…という表題作ほか3作を収めた短編集。

「秘密の花園」
好きな人を監禁する女子の話。女性が読んだら、
ああ、はい、という感じだけど、男性が読んだら理解できなくてこわいかも。
「無性教室」
性別を禁止された学校で、生徒たちは校内では性別を隠すという校則に縛られている話。
性別抜きで性愛を表現するという大胆な試み。挑戦的でいいですね。映像で見たいかもです。
「変容」
若いひとが怒りという感情をなくしてしまって、コミュニケーション不全…からの斜め上の展開。
まあなんか気持ちは分かるかも。
でも永久に繰り返してきた不可逆な現象なのでどんなにトンチキに思えても受け入れるしかない。

ミラクリーナが一番好きですね。女性向けです。
村田さんの著作を読むのは今回2冊目ですが、
毎回プライバシー目当てで人の鞄の中を勝手に漁るシチュエーションがでてくる。フェティズムですかね。









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2024/10/17(木)

SNSで、
「映画の異常者はクラシック音楽を聴きがち」
という意見があり
それに対して北村紗衣先生が
『時計じかけのオレンジ』の原作小説(1962)が最古ではないかと発言されました。
https://x.com/Cristoforou/status/1840405994343420173

その意見へのリプライで
「フリッツ・ラングの『M』(1931)の連続殺人犯が
「山の魔王の広間にて」を口笛で吹くのが最古ではないかと真空亭氏が発言されました。
https://x.com/sinkuutei/status/1840418246157357478

そういえば昔見た「スノーマン」というサスペンスで「山の魔王の広間にて」が鳴っていたのを思い出しました。
調べると、私は未見なのですが黒沢清監督も過去作の殺害シーンで「山の魔王の広間にて」を使われていた模様。
これはもう古典教養です。香炉峰の雪です
面白いのは、私は映画が好きで、どちらかと言えばホラーやサスペンスが好き。
人より少し多く映画を見ています。いま2500本くらいかな?
それでもまだまだ全然知らないことがモリモリあるという!
びっくりですね。何かのジャンルにすごく詳しくなることって、不可能なんじゃないかという気がしてきました。





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2024/10/18(金)

日曜日の初耳学 森岡毅さん回

イマーシブフォート東京の話が出るかなと思って視聴。
森岡氏が高校生の悩みに回答される形式だった。
お話しされていること自体は至極真っ当な、ベーシックなことで、
私はこれをテキストで読んだら「ほーん」と思ったことだろうけど、
抑揚や表情で、ものすごく為になる話を聞いたような気分になり、さすがでした。
参加していた学生さんたちや、ネットの反応は更に好感が強いようでした。
人を動かすのは数字や事実ではなく、結局は心なので、心を動かせる人が数字を支配する。
残念ながら私には欠けている能力です。

一点、私には反論がある…と思ったのは「友達はいなくてもいい」という学生へのアンサー。
私は「学校内じゃなくても、ちょっとくらい年が違ってもいいから探したほうがいい」派です
(ゴミカスチャイルドマレスターどもに気を付けつつ)。メンタル乱気流の年頃、
共にサバイバルする友人がいないと砕けてしまうんじゃないかと思って。

森岡氏の主張も分かります。友達は進化しない。いつも同じ。
共に同じ目的を持った仲間こそが必要。という。
人生に強い目的があり時間が有限である以上、その目的に有効でない人間にリソースは割けない。
しかし強い目的を持った仲間は、その目的に対しあなたが有害であると判断した場合、
ためらいなくあなたを排除にかかる。
再起が危ぶまれるほどの逆境に陥った場合、あなたに同情を寄せたりなどしない。
無駄なことに割くリソースがないからです。
私が思い出すのはウーバーの創始者トラビス・カラニックが最愛の母を亡くして心が弱ったタイミングで
周囲から一斉に攻撃を受け退陣させられた件です。

まあ私は人生にものすごく大きな目的を持っていないので、
友達は大切だよぉ…とか言っていられるのかもしれませんけどね!
(友達よりも更に大切なのは、自己肯定感ですけど…)

イマーシブフォート東京はちょっとだけ映像が出ました。








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2024/10/19(土)

色々感想

逃げ若(ジャンプ掲載)
まさかの雫さん人間化&若結婚!


相棒23
川路だ!(だんドーン主人公)

総理交代、解散総選挙、政治家を狙ったテロ、
現実とかぶるねたが多めですね今回は。

若い方たちはレギュラーになるかな?

全領域異常解決室
女子高生たちを脅迫する教師が
肉体関係を強要したりしなくてよかった。
それを助ける生物教師は、
その優しさが伝わって女子高生と結ばれたりしないのも良かった。


ベイビー・わるきゅーれ エブリデイ!
ちさとの実家に2人で帰省する話。
こういうの見たかった…。
ちさとの実家の人々が、 ちさまひの職業の件を把握してて、
この世界はもしかして私たちの世界とは違う、
殺人が合法の世界なのか…? と思ったけどそうではないようだ。
結構重要な情報が明かされたが、 2人は学生時代の友達同士で、
まひろの家はもともとそっち系の家系で進路も殺し屋を志望したが、
ちさとは普通の家のお子だったにもかかわらず、
まひろに進路を合わせるためにこっちの世界に入った。
まひろは少し引け目を感じている。
このシリーズでは珍しく、ちさとが言葉で、
私はこう思ってるから大丈夫だというようなことを伝えた。
ところでちさとのお父さんが橋本じゅんさんなのだが
暴力演技とオーバーアクトが得意な役者さんをキャスティングして、
普通のお父さんだよ!では終わらなくない?









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2024/10/20(日)

映画かんそう
「破墓 パミョ」

アメリカに渡った富豪の生れたばかりの息子が理由の分からない奇病にかかり、
また富豪自身もおかしな体験をするようになったとのことで、
腕利きの巫堂が呼ばれる。彼女の見立ては、祖霊が墓を居心地悪く感じているというもので、
墓の移動を薦める。彼女は信頼できる風水師、葬儀師を集めるが…というあらすじ。

「私は」面白かったです。巫堂の儀式と祈祷がじっくり見られて嬉しかった。
言葉の抑揚やリズムが軽快で、私が霊でもこれは楽しい気持ちになって出てきてしまうな!と思った。
韓国の土着信仰や冠婚葬祭、霊に対する考え方、知識がなかったので全部興味深かった。

人を選ぶ要素(すごくねたばれなので反転)

日本が完全悪役。
あと嘔吐、というか吐血表現あり。

ラストまでばれ

4人みないい人なので、なんとか生きてくれー!と祈ってました。特に眼鏡の人。

韓国のお墓事情が特に気になって、風水的にナイスな場所だからって墓にしていいの…?
土地の持ち主は…?って思ったんですが、あとで検索したら山ごと買うんですね。そんなバカな!?
韓国には一体いくつ山があるんだ!?
墓の位置は風水師が決めて、葬儀を取り仕切るのはキリスト教で、
困りごとがあれば巫堂を頼るって、色々な宗教がミックスされていて面白いです。日本もそうですけど。

面白いと言えば墓掘り男は亥年とか、悪いものを豚に移して祓うとか、
馬の血で邪気を祓うとか、分かりそうで分からないところにゾクゾクしました。
西洋文化圏の人が見たら完全に分からなくて蛮族の風習に見えるのかも。
あの、トッケビ遊びもよかった。ごちそう、ちょっと多いわね…でも3人で食べちゃいましょう!
チラッチラッってやってると来るんだね。食いしん坊か。

「日本の鬼は近付いただけで殺される。巫堂では祓えない」というようなセリフがあったが、
「えっ?他の国の怨霊は近付いただけで殺さないの?」と思った。
何の落ち度もない人間を祟るのは日本の怨霊だけ…?

あの鉄杭の話は有名な都市伝説らしいが、戦死した武将を埋めてその役割にするという発想は良い。
関ケ原で首を切られて大徳寺に埋葬されて、鮎が好物で、兜がムカデの意匠って誰よ!?ってめちゃ検索した。
たぶん三成をベースに複数の武将をミックスしたんだろうね。
縦向けに(座った状態でだけど)埋葬されたのは家康だもんね。
ネットで「朝鮮出兵=豊臣方」という意見を見てなるほど、と思ったりした。
死んだ爺さんは売国奴なのでその子孫は死んでもええやろ、という死亡基準なのだと思うが、
お寺の住職さんは気の毒すぎた。病院で棺を開封した奴が死ぬべきでしょう。
ところで御当主殺害から赤ちゃんの側に出現した際の経過時間から時差を引いて、距離を割ったら、
霊の移動速度が判明するぞ!

ボンギルは「にげて……」がよかったです。
野球やってて突然神が降りて巫堂の道に入るなんてことが普通にあるんだね。
あの師弟の設定はほぼ語られなかったのでシリーズになってもいいと思う。
お祖母さんや師匠の師のお話とかも知りたい。

5億ウォンでは割に合わない仕事だったな…。ピンハネ分を入れたとしても。
(まあ損得ではなく祖国の次の世代、
子孫たちのために己を犠牲にしようとする滅私の心があったからこそ4人とも生き残ったのでしょうけど)


公式がお祓いのシーンをあげてくれてた。
このシーン繰り返し見たかったんですよ!やったー!
https://www.youtube.com/watch?v=cLLe7ccXSWc








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2024/10/21(月)

映画かんそう
「ソウX」

監督はSAW6監督のケヴィン・グルタート。
ソウシリーズ10作目です。
あれ…?10作もあったっけ?と思いましたが「ジグソウ ソウ・レガシー」
「スパイラル ソウ オールリセット」も含めての10作でした。

ジョン・クレイマーは医療詐欺被害に遭い、
その組織のメンバーをゲームに参加させるというあらすじ。
いいんだけど、クレイマーさん、様々な被害に遭いすぎ。
クレイマーさんが主人公なので、時系列的には2の前後ですね。

エンドロール途中に1シーンあります。

ラストまでばれ

ポスターになっている目の管のやつ、まさかクレイマーさんの妄想だとは思わなかったなー!
わりとゆっくり展開で、クレイマーさんが医療詐欺被害に遭う一部始終が丁寧に描かれます。30分以上。

うーん、悪くはないんだけど、涙ながらにアマンダと抱擁を交わすクレイマーさんとか、
子供に巨額の金を渡すクレイマーさんとか、解釈違いなんですよね…。
あんな大金手に入れたらあの子の人生めちゃくちゃやろ…。
あとあまりにもゲームが苛烈すぎる。詐欺に加担した役割別にいくつか段階を設けるべきでは?
だいたいあんなちょろい医療詐欺に引っかかるジグソウは嫌だ…。

ジグソウのファン的には、日頃そういう風にアイディアスケッチ(絵が上手い)に
ネタを書き留めてたのか!とか、あの短時間にアステカの意匠まで取り入れる凝りようはさすがです!
とか色々あった。

主演トビン・ベルさんは約82歳。今後もお元気でいてほしい。

エンドロールが始まると同時にお客さんがどんどん退席しだしたのですが、
明らかにあと1人残ってるやろが!と不思議になりました。
以前からもしかして映画の序盤にあったことを忘れている人が多いのでは?と思ってましたが、
疑念は強化されました。

この映画でジグソウが騙し取られたお金は25万ドルですが、
貯金をしないアメリカ人(映画知識)の割にはすぐに動かせるお金がたくさんあってよかったですね。

ジグソウって理念に共感した人が名前を継いでいく形式なので、
なんか仮面ライダーみたいだなと思いました。30周年には全員そろってキックするといいですよ。













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2024/10/22(火)


ロッキーロードケーキを焼いたらおいしいだろうと思って作ってみたが、
なんと上に載せたもの消失トリックだった。









マシュマロ
ナッツ
チョコレート
キャラメル
オレオ

を載せた。ほとんど溶けました。
キャラメルは、熱々のうちはソース状でおいしいんだけど
冷えると固まって切れなくなります。注意。














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2024/10/23(水)

麺(びゃんびゃんめん)





ファミマの????麺。
牛肉ともやしはカスタムで入れました。

たぶん人生初の????麺。
スパイスなどが結構本格的でおいしかった。
(辛味や中華系スパイスが苦手な人は駄目かも)
麺の形状のせいか腹持ちもとてもいい。









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2024/10/24(木)

最近見た夢

キングの「スタンド・バイ・ミー」がリメイクされるというニュースを見た。
なるほど、3回映像化されてる他キング作品もあるのに、
1本しかないもんな…。と思った。
21世紀版は、死体ではなく落下したドローンを探すらしく、
今風だなー、へー、という感じ。(注 夢です!)
それと同時に「原題のThe Bodyと掛けてるのか!」と夢の中ではいたく感心したのだが、
起きてから思い出すと、The Bodyとdroneは何も掛かってないのだった。

こういう風に、夢の中では、なんも面白くない冗談でめちゃくちゃ笑えたり、
しょうもないことに感激したりすることが時々ある。私であって私でない感じ。
(夢のきっかけは「キャリー」ドラマ化のニュースだと思われる)




関係ないですが皆さん選挙に行きましょうね…。

とりあえず宗教団体には日本のことを諦めてもらって、他所へ行っていただきましょう。
それで国際的にドン引きされている夫婦別姓と、同性婚を何とかしましょう。
ジェンダーギャップ指数ランキングと報道の自由度ランキングを、せめて中の上くらいにしましょう。

全体の貧困化も治安の悪化も、いよいよやばいので、
面倒くさい気持ちは分かりますが、尻に火がついている。
まずは投票に行きましょう。期日前投票が快適だよ。

正直言うと私はもう歳だからあまり困らないけど、
若いかたがこれから大変だろうと思って…。私の知ってる大金持ちのひとは、
少し前にお子さんの教育のために英語圏に移住されましたよ。でも皆が皆そういうわけにはいかないよね。




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2024/10/25(金)

読書かんそう
「口に関するアンケート」

「近畿地方のある場所について」がヒットし、波に乗っている背筋(せすじ)さんの作品。
若者たちが肝試しに心霊スポットを訪れて、呪われます。

今風だなと思うのは、若者たちがごく普通の子たちで、
自業自得感が薄い所。怪異について明確な悲劇、縁起がないところ。

短いので私は5分ほどで読めた。
映画が2時間2000円なのを考えるとやや割高だけど、手軽なのがいいのかな?とも思う。

ラストまでバレ

結局どういうことなのか、読み取るのが不得手な読者に対する説明がすごくスマートで、
それすら演出の一部になっているのが巧いなー!と感心しました。



このエッセイを読んで、「背筋さんはこんなにHUNTER×HUNTERが好きな人なのか。
レベルEもお好きなのか。よし、新作を読んでみるか」と思ったので、
作家さんが趣味を開陳するのは販促になるかならないかで言えばなりますよ。(近畿地方は既読です)
https://note.com/sesujisesujisesu/n/n344044fec412?sub_rt=share_pw











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2024/10/26(土)

色々感想

界変の魔法使い(サンデー掲載)
なんかすごい目玉があって、それはくり抜いて奪うことが可能で、
本人が生きている限り効力を失わない。主人公は両目にその力を宿す…とくれば、
いつか片目を奪われて、その能力を無効にするために一度死んで、師匠に再生してもらう展開くるでしょ…

ダンどーん(モーニング掲載)
今週は冒頭で「あ、死んでもいい使い捨てのチームか…」って思ったんですが、
それがまさかああいうアンサーになるとは。時々入る薩摩藩全員狂人エピソード、震えます。
でも「侍タイムスリッパー」でも似たようなこと言ってたな…。

ベイビーわるきゅーれ エブリディ!
第8話 経験も成長もしたくありません
タイトルが微妙に深い…そう、べつに全員が成長しなくてもいいと私は思う。
この回はちさまひが猫カフェに行くのでファン必見回。
規則でペットは飼えないそうなんですが、理由は死にやすい仕事だから。
協会、人間には厳しいがペットに優しい組織だな。

ちさとの職場、ああいう社風のところあるけど、
薬物なしに毎日あのテンションで働けるのならそれは立派な才能だ。

全領域異常解決室
空から人間の体の一部が降ってくる話。
ファフロツキーズの話かあ…って思ったが、タイムホール研究も絡んでた。
チームの人、人間じゃないのでは疑惑が浮上。

相棒
イデオロギーの話になるかと思ったがそうではなく、
個人に帰結した。悪徳議員が辞職してびっくりした。
調べられると自作自演の証拠が出てきちゃうってことなのかな?
右京さん、元公安の偉い人殺害には怒らなかったが、支給の銃での自殺未遂には激怒。
正義は一つだという意見でちょっと震えますね。狂気を感じる。

海に眠るダイヤモンド
野木 亜紀子さん脚本。端島、通称軍艦島の、全盛期と現在をつなぐお話です。
セットがすごい。設定の説明をやりながらメインの登場人物を出し、
1話目のラストのカタルシスまで用意されているのがすごい。
レベルの高いドラマです。
(問題は、日本ではドラマの完成度の高さはさほど重視されないことですが…)
先に島の3DCGモデルを組み、その背景画角に合わせて撮影することで、
大幅に時間短縮しているのだそう。

海底炭鉱の表現で「気温35度、湿度80%の地獄」というのがあって、
そこだけ首をひねった。気温38度、湿度80%の日とか普通にあったので…。(地獄の夏!)










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2024/10/27(日)

映画かんそう
「トラップ」

M・ナイト・シャマラン監督
優秀な成績を出した娘へのお祝いとして
彼女が神聖視するシンガーのコンサートへ連れてきた平凡な父親。
しかしそのコンサートには異様な数の警官が配備されていた。
巷を騒がせる猟奇殺人鬼「ブッチャー」が観客の中に紛れていると聞いた父親は…というあらすじ。

腕利きFBIプロファイラーが全成人男性をチェックする体制をとっているので、
殺人鬼は会場から逃げるために試行錯誤します。
殺人鬼視点かと思えばカリスマシンガー視点ぽくもなり、なんとなく安定してない印象。

カリスマシンガー役をシャマラン監督の娘さん、サレカ・ナイト・シャマランさんが演じます。
今回の監督のカメオは、カメオって言うか大アップで映ったし、もう完全に登場人物でしたな。

ラストまでばれ

うーん、奥さんが主犯オチかと思ったら違った。それで男性被害者が多いのかなと。

殺人鬼がしぶとすぎた。
とくに有効な手ではない残虐ピタゴラ加害が多くて、
いきあたりばったりSAWみたいだった。もうちょっと全体のビジョンを具体化してから行動したまえよ。
子供の成長をこの目で見られないことをガチで嘆いていたが、
お前のせいで子供は生涯重いハンデを背負うことを分かっているのか????と聞きたかった。
主観から出られないタイプの人だったな。

レイヴンは、父から加害を受けて(?)それを克服し、
強く、優しく、そして美しく、完璧な存在。
アメリカ女子たちにとってのプリキュア枠なのかもしれない。
(でも父は故人って、シャマラン監督?)







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2024/10/28(月)





モランボンのムニエルの素。
インタネットでおいしいという評判を見て購入。
たしかにバリッと焼きあがっておいしかった。
しかし付録でついてくるタルタルソース、
マヨネーズで溶くと出来上がる魔法の粉なんですが、
ディストピアタルタルソースの味だったので、次はムニエルの粉だけ使います…。











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2024/10/29(火)

モスバーガー
月見フォカッチャ


コメダ珈琲
お月見フルムーンバーガー


バーガーキング
チポトレ・パイン ツキミバーガー


フレッシュネスバーガー
マッシュルームチーズバーガー レッドチェダーチーズ×ポルチーニクリーム


ケンタッキー・フライド・チキン
月見チーズフィレ


秋の期間限定バーガー祭り。
どれもおいしかったが、一番はフレッシュネスバーガーだと思います。
バーガーキングのは、月に見立てられたのがパイナップルで、忘れがたい独創性だった。
マクドナルドは、ずいぶ昔、月見初登場の頃に食べたら卵が硬くて驚いてそれ以来食べてないが、
今はもう柔らかいんだろうか。







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2024/10/30(水)

東映太秦映画村のうずまさ百鬼夜行に参加してきました。

妖怪の格好をして村内を練り歩く企画です。
ほかにも妖怪がモチーフになっているグッズを露店販売したり、
怪談師の方が怪談をしたり、妖怪フードがあったりと大変な賑わいでした。
といっても、狭い敷地、入場料は3000円未満なので、USJやTDLとは違うほっこり混雑です
(何時でも並ばずに入れます)。
私は和装の口裂け女になったのですが、
外国人旅行客の方に人気で、一緒に写真を撮ってくれの行列ができて面白かったです。












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2024/10/31(木)

注意ですが、下のほうに怖い写真があるので、怖いのが苦手で、
昨日の記事とかを読みたい方は薄目でシャーっとスクロールしてください。
今回仮装に使ったものを、ハロウィンなどの参考に書いておきます。

・上履き改造草履
https://ponpokoblog2525.com/%E3%80%90%EF%BC%93%E6%AD%B3%E4%B8%83%E4%BA%94%E4%B8%89%E3%80%91%E6%89%8B%E4%BD%9C%E3%82%8A%E8%8D%89%E5%B1%A5%E9%A2%A8%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%BA%EF%BC%81%E5%AE%89%E3%81%8F%E3%81%A6%E7%B0%A1/
これを最初に考えた人は天才だと思いました。
ただ、私の買った上履き、前部分を覆うように半円のゴムが付いていたため、針が1本折れ、2本は曲がりました。

・襦袢と半襟・振袖
本当は振袖など着たら矢を射られる年齢ですが、
おばけなのでいいだろうとレンタル落ちの振袖を買って、
着崩れないよう20センチほど裾を切りました。
切り方に関してはレイヤーの方が詳しく解説してくださってます。
くしゃっとした状態で上へ向かって切り(前髪を切る感じで)
ボロボロ感を出して、ふんわりと黒色スプレーをかけました。

・帯
浴衣用の安い帯をゴミ袋に詰めてスプレーで真っ黒に染めた。
振袖に浴衣の帯を合わせましたが、おばけなので叱られなかった。
帯どめも自作したが当日テンパって締めるのを忘れた。

・ドーラン
手と首にピエロ用のやつを塗りましたが汗ですぐ落ちました。
着物に付いたやつは洗濯しても落ちません。なんでや。舞台用の日本製にすればよかった。

・お面
2000円のゴムマスクを買ってペイントしました。
まず眼球の白目の部分にも赤いゴムが張ってあって視界が狭すぎたのでカット、
窓ガラス用遮光フィルムを内側に貼りました。
顔全体にアクリル絵具ホワイトをメイク用スポンジで塗りました。
歯を白・黄・黒で塗りました。黄を混ぜるのが気持ち悪くなるコツだと思います。
光沢を出すため歯を透明凝固タイプのボンドで塗りました。
10月の末でしたがフルフェイスのマスクは暑くて倒れそうでした。
面の固定を医療用テープでやってましたが、汗で全部取れた。
念のためゴム紐をかけていましたが、そうでなかったら面が落ちてたところでした。
視界は広く取ったつもりだったが、暗めの室内では水中くらいのぼやけた視界だった。
1人で歩行できるかできないかギリギリくらい。












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