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---------------------------------------------------------------- 2024/09/01(日) 読書かんそう 「さぁ、化学に目覚めよう 世界の見え方が変わる特別講義」 ケイト・ビバードーフ著 無機化学を専門とするテキサス大学の化学教授の著者が まったく素養のない人間向けに譬え話を駆使して 分かりやすく基礎の科学を説明してくれるのが前半。 後半は応用編で、朝起きてから食事、運動、 身支度やヴァカンス、 日常のありとあらゆる場面で私たちに関わる化学を列挙してくださいます。 面白かった。 著者はライアン・レイノルズのファンで、 分子構造式や電子のやり取りの説明となるとすぐにライアンが出てきて 著者と手をつないだり、両手を握ったりする(笑) 下記ためになったこと箇条書き ・プラトンとアリストテレスが「万物は水と火と土と空気でできている」 レウキッポスとデモクリトスは「万物は原子でできている」 後者が正しかったんだけど、前者のほうが知名度が高かった。 ので前者が信じられ、真実が明かされるのが遅れた。 なるほど、現代でもあるある。 ・脳の受容体とアデノシンが結合すると眠くなるが、 カフェインがアデノシンの代わりに結合する。そしていい感じに自然消滅する。 デメリットとして中毒がある。 香りを抽出して苦みのないコーヒーを淹れるには96度のお湯が適切とのこと。 ・人間が食事を消化するのは究極にはアデノシン三リン酸(ATP)を作り出すためで 用途が様々にあるためエネルギー通貨と呼ばれる。 (じゃあATPをチューチューしてれば食事しなくていいのでは?と思ったが 治療薬として流通していて、日常的に摂るものではないようだ。なにかデメリットがあるんだろう) ・ヨウ素は知能の発達を促すんだけど、一部地域のヨウ素欠乏を解決するため、 食卓塩の塩素イオンを少しだけヨウ素イオンに変えたら、 学力平均が向上し、その地域の平均収入が11%向上したことがあったそう。 11%でかいな!?っていうのと、人体実験では……?というのと。 でも日本の海岸地域で学力平均が高いかといえばそんなこともないよね。 ちなみにヨウ素は、取り込みすぎると甲状腺クリーゼを起こすとのこと。 ・アスピリンは、柳の皮から抽出したヒポクラテスが記録上の最古。そんな昔から! ・ケブラー繊維の発明が1964年で、意外に昔でびっくりした。 発明者が女性化学者なのも知らなかった。 ・塩素とアルカリの話で、大量巻き添えの出た日本の自殺事件に触れられているが 調べたら2008年に流行というか、同様の異常な数の自殺事件が起きている。 今と違って詳しい方法が無制限に垂れ流されたのだな。 ・それは事実ではないな?という記述もある。 日本酒のアルコール度は20%近いという箇所。 20度前後の銘柄もあるが、多くはない。平均的にはワインと同じ14%ほどのはず。 ・澱粉はアルコールの吸収を遅らせるそうなので、 おつまみに芋は正解のようだ。むしろ飲酒前に芋だ。 ---------------------------------------------------------------- 2024/09/02(月) 焼き鯖炊き込みご飯を3合炊きました。 昔から食料日用品なんでもかんでも大量に備蓄せずにはいられないタイプなので(やや偏執的に) あまり実感はなかったのですが スーパーのお米置き場になにも置かれておらず、空になっているのに最近気付いてやっと 「ネットでお米ないって言ってたなそういえば!」とびっくりしたのだった。 政府の減反政策+南海トラフで皆が備蓄意識=米不足 ということらしいですが…。 新米がはやく流通に乗るといいですね。 ![]() ![]() レシピはこちらを参考にしました https://www.mamma.coop/wp/recipe/2630/ ---------------------------------------------------------------- 2024/09/03(火) BL感想 「40までにしたい10のこと」 マミタさん コミックシーモア電子コミック大賞2024 BL部門を受賞したとのことで、 数多のBLの中で抜きん出て素晴らしい作品なんだろうなと思い読んでみた。 39才の主人公は、40になる前にやりたいことを書き出してみた。 たこパがやりたい、デパ地下のケーキを制覇したい、枕を作りたい…しかし彼の一番の望みは恋人を作ることだった。 そんな彼のリストを、部下に見られて…というあらすじ。 部下?上司です。 令和でした。攻の加害とか一切なかった。 両者ともゲイ設定ですが、差別表現もなく快適に読めました。 やっぱりたくさんの方に支持されるというのは、 人の嫌がるポイントが削ぎ落とされているという事ですね。 お付き合い宣言からのデート複数回、 距離が近づいてからのすれ違いと諍い、そして性行為、 超王道!しかし王道強し…。 2人ともタイプの違うイケメンで、 かわいいヌイグルミも沢山出てきて、視覚的にも楽しめました。 ---------------------------------------------------------------- 2024/09/04(水) 銅の玉子焼き器 ![]() 以前から、だし巻きをでっかく作って翌日も食べたかった。 そのために、でかくて熱が均一に回る卵焼き器が欲しかった。 この銅の卵焼き器は、 説明書に「使い始めは、まず油を半分くらいまで注いで 弱火で煮ろ。その油は捨てろ」と書いてあった。 「儀式めいている…」 と思いながら煮て、泣く泣く油も捨てた。 (使用した揚げ油を使ったものの油が高価なので) それで私はでかいだし巻きが焼けたのか? 焼けない。 卵焼き器の底に卵焼きがすべてくっついて取れなかった。 接着剤でくっつけたのか?という感じだった。 私はテフロンにも油を引くくらい油が好きなので、 油が足りない、熱し方が足りないということは絶対になかった。 出来上がったのはビリビリ破け卵盛りという感じの何かだった。 (まずくはなかったです) インタネット集合知に頼ると、 ともかく野菜でもなんでもじゃんじゃん炒めまくれ! とのことだったので、肉とか焼いた。 その全部が底にくっついて離れなかった。 「寂しがり屋か!」と思ったけど 10回ほど焼いているうちに油が回って 卵焼きも普通に焼けるようになりました。 この底の模様は焼くたびに少しずつ変わっていくのですが 最初のうちはヒマワリの花に似た模様でした。 今はちょっと抽象的。今後の変化が楽しみです。 ---------------------------------------------------------------- 2024/09/05(木) 最近高級焼き肉店に行った。 各テーブルの横に店員さんが付いて お肉を焼いてくれて、 肉を4枚焼くたびに網を替えてくれるような感じの。 (鉄板焼屋さんではない) なので私たちはちょいと良い服で赴いた。 そうしたら、お客の大半は、 スウェットみたいな部屋着だったのだ。 なんで???匂いがつくから?? でも排気設備も優秀でそんな匂いしなくない?? そういえば先月に高級寿司を食べに行ったときもそうだった。 お客の半分は外国の人で、 Tシャツデニムの人、和装コスプレの人、 あとなんかスター・ウォーズに出てくる政治家みたいな格好の人とか、 そういう内訳だった。 もうなんかTPO読めん。 私もスウェットで行くか。 ---------------------------------------------------------------- 2024/09/06(金) そろそろ涼しくなった気がしてましたが 全然気のせいで、まだ35度とかあるのでした。 これは夏野菜のマリネ。 季節の野菜を食べたりしましょう。 (もちろん肉も食べましょう) ![]() ---------------------------------------------------------------- 2024/09/07(土) 色々感想 呪術(ジャンプ掲載) あっもうラスボス戦が片付いて締めにはいってる!? 3人が揃って仲良く話してる!わー! 最後に乙骨先輩を怒鳴ってる人誰だろう。 怒鳴りそうな人は直前のコマにいるような…? カグラバチ(ジャンプ掲載) 主人公のお父さん(故人)が、恐るべきガチ恋ホイホイで、 主人公のお父さんを大好きな男があらわれては、 罪もない主人公に正負の感情をぶつけてくるのが面白い。 逃げ若(ジャンプ掲載) 監修をしている教授が、 毎週読み物を連載なさっているのだが、 今週のお題が北畠顕家のことで、 しかし「松井先生の解釈に説得力がありすぎて、 僕自身が影響を受けてしまって」書けぬ、 と初の降参宣言をされていた。 そう、松井先生の顕家、めちゃ影響力がある。 票読みのヴィクトリア(モーニング掲載) 選挙を題材にした漫画ってあまり見かけないが 凄腕選挙コンサルタントが女性設定なのも珍しいなと思って読んでます。 今回のは杉並区長選挙を何となく思い出した。 わんプリ 今回のヴィランは絶滅した狼のようなのだが、 滅ぼした側が話し合いたい、お友達になりたい、 というのはやばいケースもあるのでそこにもちょっぴり触れてほしい。 仮面ライダーガヴ 異星人とのハーフの主人公で、腹に口(?)がある。 地球のお菓子で元気になる。 1話目は、スーツの材質がグミで、 壁にくっついたり衝撃吸収していた。 食べられたら面白いがどうかな? ブンブンジャー 飄々とした大人のお兄さん的立ち位置のブンオレンジが 復讐の王子様、ケモミミ、白髪ロンゲだった。 情報が多すぎて呑み込めなかったぜ…。 人間に変身して、更にブンブンジャーに変身する二段変身だった。 わんプリだ! ベイビーわるきゅーれ エブリデイ! 第1話 10年後も一緒に死体凍らせよ https://video.tv-tokyo.co.jp/babywalkure/episode/00114329.html なんとテレビ大阪ではやってくれないのでTVerで見ました。 映画の時間よりも過去だな(某氏が登場しているので)。 映画はアクションが多めで、ドラマは日常会話多めでかわいい。 というか豚汁が私の知らない豚汁だ。 光る君へ 内裏の女房達が夜寝ているところを屋根なしで真上から撮った映像って初めて見た! こういう状態で寝てたのか。狭い! 新宿野戦病院 放火の次は、新型ウィルス!タイトル回収!2025年設定! もういい加減ボロボロなんだからやめてよね! それにしてもこのドラマの死の描き方はすごく早くて容赦ない。 助かる流れに見えて死ぬ。 ---------------------------------------------------------------- 2024/09/08(日) 映画かんそう 「エイリアン ロムルス」 シリーズ7作目。 監督は「ドント・ブリーズ」のフェデ・アルバレス氏。 過去作とは設定上のつながりだけなので、 今作から見て大丈夫です。 寄生型宇宙人、アンドロイド、巨大企業、閉鎖空間、 というシリーズのお約束をきっちり踏襲し、過去作ネタを多数織り込み、 手堅く作られた1作。 シリーズのおすすめは1と2です。 今回シリーズ随一と言っていいほどウェイランド社が巨悪。 注意としては、嘔吐あり。 ドゥルンドゥルンのなにかが人体から出たり入ったり。 (ホラー映画なので!) 劣悪な環境の惑星で労働させられているヒロインは、 同じく労働者仲間たちと違法な手段での脱出を試みる。 冷凍睡眠ポッドを奪うために立ち寄った、半壊した宇宙ステーションの中で 彼女たちは奇妙な生物と遭遇するというあらすじ。 ダン・オバノンとギーガーは、今作でもクレジットあり。うれいい。 ラストまでばれ 美術が良かった。 大きめのキーボタン、小さい2色モニタ、 1で描かれているテクノロジー、1周回って レトロフューチャー的おしゃれ感がでている。 (温度表記が華氏でイラっとした。ユタニ社、もっと強く主張して!) アンドロイドと人間の関係も工夫を感じました。 庇護の対象で、家族で、友達。 タイトルを見た時、ローマ建国神話?と思った。 怒ったリプリーがテヴェル川に流したエイリアンを、 ウェイランドユタニ社が拾って育ててやがてローマを築く、てきな。 1から描かれている格差社会と巨大企業の暴走だが、 今回は格差というか人権がなかった。 親子で働かされて離職できないというのはほぼ奴隷だ。 (まあおそらく惑星間移動費を前払い、「5年働けば返済完了ですよ!」 などと言われてサインするけど、 契約書の下のほうにフォントサイズ6くらいで何か書いてある… とかそういう感じだろう。労働法にはふれないのか? 過去作でもウェイランド社は非人道的計画を実行してたが 少なくとも社員も災難に遭ってたし、表向きは労働者を人間扱いしてた。 今回は、強制労働させられている人が、 なんとか逃げようとしてエイリアンに出くわすので気の毒すぎた。 惑星の過酷な環境に適応するって言っても、 どうせ低所得者層だけでしょう。 ウェイランド社の上層フロアに チェストバスターを10匹ほど放り込んでやりたいですわ。 上半身おじさん、アッシュと同機種だったのか。 オリジナルアッシュのイアン・ホルム氏は亡くなっているので 違う方が声をあてているんだな。 小さな不満としては 男も女も平等に暴力的に孕まされて強制出産させられるのが醍醐味なので、 めっちゃ性器性器していた今回、 男性キャラクターが産まなかったのはちょっとがっかり。 ---------------------------------------------------------------- 2024/09/09(月) 映画かんそう 「憑依」 チョン博士は助手と結託してトリックを使い 心霊現象に悩む依頼人から金を巻き上げている。 しかし5千万ウォンという大金を手付金として持ち込んだ謎の若い女性、 その依頼人の事件に乗り込んだチョン博士の様子が俄かに変わり…というあらすじ。 韓国ホラーのあの本当に怖いやつじゃなくて どちらかといえばハラハラ心霊バトル系です。ジャンプっぽいやつ。 霊的な才能には恵まれなかったチョン博士、 観察眼と推理力でそれを補っていて、シャーロックの亜種ともいえる。 エンドロール序盤に終幕シーンあり。 内容ばれ 俳優さんといい、リスペクトといい、 「パラサイト」ネタが多いなあ…と思ったら 監督さんが「パラサイト」の助監督をしていたのか。 チョン博士と義理のお父さんの社長の関係、いいじゃない…と思いました。 彼の太鼓の音だけは聞こえるというシーン、 重要だから2回やったんだね。わかるよ〜。 あの次々地域住民が襲ってくるシーン、 羽生蛇村みを感じた。 あと終盤のCGに潤沢な予算りょくを感じた。 今回のヴィラン、梵天くんなのだが 本当のブラフマーがあんなにしょぼいわけないし、 名前かぶり、または自称梵天ということなんだろうか。 (韓国の仏教徒の割合は日本ほど多くないので、 明王がいないのかな?と思ったがそうでもないようだし) ---------------------------------------------------------------- 2024/09/10(火) マーダーミステリーかんそう 「紫乃淵リライト」グループSNE かねてより「ミステリー小説は今後生き残れるのだろうか…?」 と思っていたところ、マーダーミステリーの存在を知り 多くの人は人間が好きで、人間とのコミニュケーションを優先するから ゲームタイプのマダミスが、ミステリを引き継ぐのかもなどと予想していた。 マダミスは4〜7人とか、多人数前提の物が多くて この作品のような2名タイプのものは少ない。 その中でも評価の高かった「紫乃淵リライト」を選びました。 ![]() ハルとアキは仲のよい幼馴染。 キャンプ場を訪れたところ、殺人事件に巻き込まれ…というあらすじ。 私はアキ役。 プレー時間65分でした。 大きめのテーブルがある、落ち着いた場所が向いています。 遊ぶのは気心の知れた友達のほうがいいかも。 少しねたばれ ラストはA-2でした。ヒャッホー! でも気心が知れてないとBのラストにはいきにくいのでは…? ハルとアキのカードに情報が書かれすぎ、 他の人々のカードの情報はどうでもいいことが多すぎの気がしました。 戦略要素よりも、ハル役の性格とアキ役の性格にかかっているような(笑) 押しへの強い弱い、押しの強い弱い。 でもハラハラして楽しかったです。 ---------------------------------------------------------------- 2024/09/11(水) 山本ゆりさんの「薬味だしカルパッチョ」を作ってみた。 大葉と茗荷とゴマ、だし醤油とオリーブオイルです。 大葉は鉢植えのやつを適当にむしり、 醤油と白出汁をぶっかけました。 淡白めの日本酒によく合いました。 ![]() ---------------------------------------------------------------- 2024/09/12(木) 大阪心斎橋お化け屋敷 百忌夜行に行ってきた。 ちょっとだけ行列になっていてなかなか盛況でした。 明らかに狭い、ビル内部のスペースなので 着席して見る形式のやつかな?と思ったんですが 無人の夏祭りの通りを周回して、そして…というスタイルでした。 低予算ながら、なかなかアイディアと頑張りの詰まったお化け屋敷でした。 ![]() ---------------------------------------------------------------- 2024/09/13(金) 読書かんそう 「方舟」夕木 春央さん 大学時代のグループの同窓会的な旅行に顔を出した主人公。 メンバーの1人が見つけたという山中の廃施設を見学に行き、 誤って全員が閉じ込められてしまう。 しかも殺人が起こり…というあらすじ。 このミステリーがすごい!2023年国内4位。 高い評価をあちこちで見ていたので電子書籍で購入… してはいたのですが、 恥ずかしながら電子積読状態で 読み始めるのに時間がかかりました。 特殊状況+クローズドサークルもので、 登場人物は脱出しなければなりません。 (以前講談社の編集者さんがインタビューで、 殺人事件にプラスして脱出要素やゲーム要素も楽しめるのが 近年のミステリーの特徴と仰っていたのを思い出しました) 久しぶりに、ラストの予想がまっくできなかったミステリーでした。 「なるほど!」と思った。 ねたばれ 頭を切断する理由が「なるほど21世紀!」 という理由でした。 それと殺害動機! 犯人と探偵役の駆け引き! これ犯人の人はすぐに計算して、 淡々と必要なことをやったんでしょうね。 普通の人間にできることではないから、 一種病理的な気質の持ち主だった。 たぶんこれまでずっとそれを隠して、 普通に生活していたんだと思います。 この性質の持ち主は周囲をコントロールするのが上手いので、 その才能が遺憾なく発揮された。 ただすごくパズル的なお話で、 登場人物は冷静に検証したり合理的すぎる行動をとるので、 人間はもっと感情的で善意に溢れていると考える人にとっては 不気味な、つまらない小説かも。 初めて読む作家さんなので、どんな人だろうと検索したら、 最初に「宗教二世」と出てきて、うーんと思ったのだった。 ---------------------------------------------------------------- 2024/09/14(土) 色々感想 魔男のイチ(ジャンプ掲載) https://shonenjumpplus.com/episode/17106567254884658222 原作:西修さん 作画:宇佐崎しろさん 宇佐崎先生、久しぶりの連載。 お話の内容に合わせて絵柄を変えられるんだなあ。 性格は健やかだけど、命の取り合いについては気が狂っている主人公、 良いと思います。 コナンくん(サンデー掲載) 半分ネタ化していた平次さんの告白がとうとう成功! おめでたいのと同時に、いよいよ終盤なのだな…という 少し淋しい気もしています。 ハルカスは日本最大の告白スポットとして ビッグビジネスチャンス到来。 界変の魔法使い(サンデー掲載) 田辺イエロウさん、久しぶりの連載。 記憶喪失の貴人の少年と、ド派手な有能魔法使いのコンビの話かな? 偶然にも応援している新連載、どちらも魔法使いの弟子話だ。 プリキュア ユキさん、まゆの昔の親友には嫉妬しないのに 猿に嫉妬するのはどういうあれなの…。 ひろがるスカイの人々が出てきたけど映画の前振りかな? うさぎに肉球ないよという話は為になりました。 小市民 小佐内さんの描き方、得体が知れなくて実にいいですね。 声がかわいいので若干緩和されているけどとても怖い。 光る君へ 私が学校で習った時は「きょくすいのえん」だったけど 今は「ごくすいのえん」なんだね。 別に物語の登場人物の気持ちなど分からなくてもいいし、 何が書かれているのかも分からなければそれでいいと思う。 (まあ定石としては分かるようになるのが望ましいんだろうけど) 私もスポーツの楽しさが分からないし、分かれと言われても困る。 新宿野戦病院 舞さんの筋が突然潰れすぎというか、 人助けをするNPO法人に対して何か思う所が…?と 勘ぐってしまうほどの扱いの悪さだった。 マイナカードへのヨイショの2回目があり (「ワクチンは陰謀だ!マイナカードも陰謀だ!」) どっかから金が…?と勘ぐってしまう(略)。 関東平均視聴率は6.4%なのだそうです。 普通くらいなのかな? 最終回はちょっと残念な感じがしましたが、 そこ以外は楽しいドラマでした。 ---------------------------------------------------------------- 2024/09/15(日) 映画かんそう 「アビゲイル」 富豪の娘を誘拐して5千万ドルの身代金を手に入れようとした6人の男女。 しかし怯える少女の様子が徐々に変わってきて…というホラー。 「レディ・オア・ノット」の監督コンビ。 あれは当たりのホラーでしたが、今作も当たり。 予告編でもねたばれされてますが 誘拐した少女は殺人バンパイアバレリーナだったのです。 バンパイアでバレリーナ!新しい! 踊りながら襲ってきます。 嘔吐があるよ。 ねたばれ 女性主人公、身体能力高く推理力高く冷静、 弱者にやさしく、過去に傷がある。 ユニセックスな感じでいいです。 しかし犯罪で得た金、 平等に人数割って話があったら、それは警戒しなよ…。 あれしきの働きで9億8千万円はないよ…。 ああいうの、通常は話を持ってきた人が半分取るよね。 最近、倒すべき怪異との共闘が流行なのかも。 にんにくも十字架も効かないけど それは効くのかよという驚きがあった。 あとわりと仁義を重んじるバンパイアで、 マフィアと吸血鬼の共通点について考えてしまった。 夜に活動する、人の生き血をすする、仁義を重んじる(new)。 お父さんが出オチ。 いかにも支配的な父かと思ったら 娘の反抗にワナワナ震えてて面白い。 献辞があって、どなたか亡くなったのかと思ったが ジャンキー若者役のかたが亡くなっていた。 ---------------------------------------------------------------- 2024/09/16(月) 映画かんそう 「スオミの話をしよう」 監督脚本 三谷幸喜 久しぶりの三谷さんの監督映画作品。 入場者も満席に近く、好調なスタートのようです。 スオミという女性が姿を消す。 彼女は有名詩人の妻であるが、 その前には刑事と結婚しており、 彼女の捜索はその刑事に一任される。 しかし現場にやってきた刑事の上司や その家の使用人は悉く彼女の前の夫であり、 今でも彼女を憎からず思っている。 しかし前夫たちが話すスオミはそれぞれ大きな違いがあり… というコメディ映画。 伏線の緻密な悲壮なお話、その中にも笑いがあるという 「鎌倉殿」のような作品と共に 今回のような、ちょっと寓話っぽいコメディは 三谷さんの両手のようなものですが、 私はどちらかといえば後者に三谷さんらしさを感じる。 演技、オーバーアクションで笑わせる系なので 舞台っぽい所作が苦手な人はやめておいたほうがいいかも。 登場人物の平均年齢が高く、人生を俯瞰して眺める要素があるので 大人向けかもしれません。私は好きです。 長澤まさみさんの「コンフィデンスマンJP」で磨かれた 色々な人物の演じ分けが遺憾なく発揮されてました。 西島秀俊さんの真面目さを生かした笑いもうまくハマってた。 ねたばれ 解決シークエンスのあと西島さんが、自分だけ呼ばれた時の 抑えがたい優越感の笑み、とてもとても良かった。 前夫だけが同席できる場所へ自分も行くと言い張る瀬戸さんの動きも笑った。 シリアスな意見になるが 男性たちは男性同士の連帯や信頼、ライバル心、崇拝、好意について よだれを垂らすほど好きなのに、 男性同士の性的な関係は断じて許されぬと強烈に刷り込まれているので そういう人にとってこれは究極の、理想的なボーイズクラブなのではないかと思った。 血のつながりはないが家族に近い、強いきずながある(スオミという)。 逆ハーレムとボーイズクラブという、 男女ともに夢の関係を合体させた話ではなかろうか。 薊さんに気付いたのはママ友のあたりだけど、 魚山さんの過去パートでふき出してしまった。 三谷さんの作品で、血のつながりのない女性同士の シスターフッドが描かれたのって初めてじゃないだろうか。 (やっぱり猫が好き、紫式部ダイアリーは観てます) 夫が5人もいて、今後も増えていくだろうスオミだけど 歳をとったときに一緒にいようと考えるのは薊さんなのかっていう。 偶然ですが、女性が女性に「おばあちゃんになっても一緒にいたい」って言う映画を 連続で2本見たよ。 相手の期待している人格を演じるタイプの女性、 実際に現実世界にいらっしゃるけど、 元々の自我が薄くてそれが可能なんだろうなと思うことはある。 スオミは思春期の家庭環境で、ああいう技能を身に着けてしまったのかも。 私は映画を見ながら 「相手に合わせて自分の自我を曲げることは今後も絶対にしないし、 誰かに対してこうなってほしいという押しつけもしないぞ!」 と思いました。 スオミは「フィンランド」という意味で、 小林聡美さんの代表作のひとつ「かもめ食堂」に出てきたカフェの本当の名前。 (だったんだけど、映画を見てやってくる日本人があまりに多くて 「ラヴィントラ カモメ=かもめ食堂」に改名してた。2016年。知らなかった) フィンランド、旅行するだけなら意外とお安く行けたように記憶してるので まずは薊さんと1週間ほど行ってみればいいのに。 ヘルシンキの歌が耳に残って今もグルグルしてますが 最終的に執着するのが自分のルーツ、(嘘かもしれない)お父さんの話なのかと思った。 三谷さんが宣伝のために出演していた番組で 息子さんにムーミンの読み聞かせをしている話や お父さんが子供のころに亡くなれられた話をなさっていたので どうしてもつなげて考えてしまう。 最後みんなで歌って踊って夢のようにわーっと終わるの、 舞台劇みたいでいいですね。 薊さんの一人称で書かれた「スオミの話をしよう」を読んでみたいです。 「メタモンみたいな女だな、と最初は思った」から始まる感じの。 ---------------------------------------------------------------- 2024/09/17(火) 映画かんそう 「ヒットマン」 ニューオーリンズ大学で心理学哲学を教える主人公は 猫と野鳥を愛する変わり者で、 周囲からも地味でパッとしない存在だと目されていた。 教授職の傍ら、警察に協力しておとり捜査のスタッフをしていたが ある日停職になった殺し屋役を演じる同僚に代わり 凄腕の殺し屋を演じてみると、それが意外と高検挙率をあげ…というあらすじ。 (殺し屋を演じた教授は実際にいたらしい) 冴えない中年男性変身ものです。 サスペンスブラックラブコメディー。 最近ひっぱりだこのグレン・パウェルさんの、 驚きの七変化が楽しめます。 ベッドシーンが何度かあるよ。 ラストまでばれ 保身のために人を殺した者同士のハッピーエンドでびっくりした。 お子さん、サラブレッドじゃないの! 嫌われ者のアホは殺されても司法が機能しないという内容なのだが そこまで深く考えて撮られてないような気もする。 子供に暴力をふるったり、女に加害したりするやつはまあ死んでもいいか…? と一瞬考えたが、いや、誰に対しても司法はきちんと機能しないとだめだ。 性格を決定付ける主要5因子、 「外向性」「誠実性」「調和性」「開放性」「神経質的傾向」 あとで調べたら面白かった。 でもこの映画の場合、性格とは固定しているわけではなく 明日にでも全く違う自分になれるという内容なのだが 「インサイドヘッド」や「スオミの話をしよう」と どことなく地続きで面白い。 主人公のゲイリー、 最初はユーモラスで無害なキャラクターに見えるが 別に倫理観が高く共感性にあふれているわけではないところが ロンの下地になっているのが分かる。 ミステリ的に考えると ・唾液や尿などが漏れていた場合、殺害場所が違うことがばれる。 ・ビニール袋の入手先。いつどこで。 ・移動途中監視カメラに写っているのではないか。 ・胃の中のビールはいつどこで買ったものか。 現金で?電子マネーで?目撃証言は?カメラ映像は? ・保険金の手続きをしたのは誰なのか。 という部分から崩せる気がするが、 嫌われ者のアホなので誰も調べなかったのだろう。 DP&Wに続いてホンダ(シビック)dis。 陰で笑われるレベルで、 つまんねー、だせー男の乗る車という認識になりつつあるのか? ---------------------------------------------------------------- 2024/09/18(水) 映画かんそう 「わんだふるぷりきゅあ!ざ・むーびー!」 大人気ゲーム「ドキドキ タヌキングダム」に挑戦するいろは達。 しかしいろはとまゆがゲーム内世界に囚われてしまう。 2人を助けるべく、ゲーム世界に飛び込むユキとこむぎだが…というあらすじ。 わんだふるぷりきゅあ!は飼い主とペットがペアとなり、 犬組と猫組の計4人が変身します。 飼い主とペットは互いのことが大好きで 毎週見ていてニコニコできるプリキュアです。 今回ゲストは、ひろがるスカイ組と魔法つかい組。 ラストまでばれ 飼い主を思って頑張る動物たちの姿に泣かされる。 一緒におばあちゃんになりたいっていうこむぎのセリフ、 いじらしいけど、種族の寿命の違いについて考えてしまう。 いやいや、こむぎもユキも100年生きて 今後もプリキュア映画に出続けるけどね! 大福ちゃんまさかの変身。 ところでこれは苦言なのですが 公開初日に盛り上がってほしいのは理解するけど、 映画で初めて見る形態などを公式が公開すぐにどんどん流しちゃうのってどうだろう。 中村悠一さんがプリキュアに…!っていうのは確かにキャッチーだけど それでプリキュアを見に行こうっていう 新規のお客さんってそんなたくさんいらっしゃるだろうか。 普通に毎週見ていて普通に映画に行こうとしている層が 公開初日にねたばれを見てしょんぼりして終わりじゃない? 私は幸いにして見なかったけど、お友達はねたばれ踏んだって言ってたので。 2人の衣装はとってもかわいかったです。 大福ちゃんが喋ってないときも中村悠一さんの声が聞こえるようになった。 ---------------------------------------------------------------- 2024/09/19(木) 自家製ドライトマトがおいしかったので調子に乗って 干しいちじくを干してみたのですが、 そんなに……おいしくなかっ……。 たぶんですけど売っている干しいちじくと品種が違うせいだと思います。 ケーキに入れたりとかしたらおいしいはず。 ![]() ![]() ---------------------------------------------------------------- 2024/09/20(金) 映画かんそう 「侍タイムスリッパー」 監督が「カメラを止めるな!」現象を 意図的に引き起こそうとして成功なさったと聞き視聴。 長州藩士の暗殺を命じられた会津藩士の主人公は、 闇討ちを果たそうとするが、激しい雨とともに起こった雷に直撃し、 現代の日本、太秦映画村にタイムスリップしてしまう。 現代の知識が何もない主人公は、 せめて剣術の腕を生かして時代劇の斬られ役として身を立てようとするが… というあらすじ。 カメ止めに比肩する脚本の独自性があるかといわれると 残念ながらそうではないけど(サムライせんせいや満月など、ジャンル先行作品がある)、 邦画大作に引けを取らない完成度でした。 いくつか福本清三先生ねたがあるな…と思ってたら、 そもそも剣心会の師匠役は福本先生にオファーが行く予定だったけど、 亡くなってしまったのでお弟子さんが引き受けなさったのだそう。 (最後の献辞も、もしご覧になったら絶対恐縮されるので バレないよう英語で書いたとのこと) 嘔吐シーンがあります。 ねたばれ 主人公の朴訥な喋りと演技が本物っぽかった。 フィクションに大大大感動するところ、 初めて雪を見るねことか、 初めて海を見た幼児とかを見守っている気持ちがした。 ごはんエピソードが特にいいんですけど、 (磐梯山の雪のように白い) おにぎりをとてもおいしそうに食べるので、 おにぎりが食べたくなりますね。あとケーキ。 残念ながら主人公は酒を飲めないので お酒はあまりおいしそうではない。 戸籍はまあなんとかなるそうなのですが、 ワクチン関係は大丈夫なのかと心配になった。 きっとほかにも色々苦労があったろう。 ところで関係ないが、中打ち上げで 真剣な顔をして手を握り合っている2人を偶然見たひとは、 大抜擢のことなどを関連付けて「なるほどな」と邪推したと思います。 ヒロインさん、めちゃ眼鏡がお似合になる年齢不詳の美女。 本当に映画内のように助監督も兼ねておられるそうです。 大変だ。監督も1人10職以上兼務なさったうえに、 資金調達で車を売ったそうですが…。 1点だけ文句を言うと、真剣を使うことを 制作の本気度や純粋さの表れのようには表現しないでほしい。 我々観客が見たいのは作品であってスナッフフィルムではないのです。 あと真剣を使ったせいで斬られ役のかたが亡くなった事故が過去にありました。 (この映画では監督がかなり変な人描写されているのとあとビンタでバランスをとっている気はする) この作品とは関係ありませんけど、 アクションでも性行為でもサイコホラーでも、 本物のほうが凄いから役者を痛めつけるというのは創造の敗北だと私は思います。 (舞台でもそうです) ロケ地、知らない寺社仏閣の名前が多くあって半分以上読み取れなかった。 最初の出会いは亀岡の龍潭寺。最後の対決、境内は甲賀の油日神社。 あと妙心寺。主人公が入院していたのはムツミ病院介護医療院(たぶん)。 映画を上映していたのはイオンシネマ大日らしい。 ---------------------------------------------------------------- 2024/09/21(土) 色々感想 呪術(ジャンプ掲載) めちゃ感想戦。 戦闘のルールが複雑すぎて、 「あのときのあれは悪手では?」「いや、あれは最善で…」と 一話かけて説明してくれないと所々分からないのだ。 乙骨先輩を詰めてたのは真希さんだった。 だんドーン(モーニング掲載) 幕末は有名な人斬りが3人もいたのか。 太郎が篭絡されるのは悲しい。 頭は良くてもまだ子供だもんな。 小市民 大変なところで1期終了。 このシリーズ、コンセプトが 「元安楽椅子探偵と元ハードボイルド探偵」だったのか。 どちらも共感能力に欠け、感情が薄い。 常識にとらわれず、手段を択ばない。 どっちも男性だったら二次創作に手を出していたかも。 男女だったので助かった。 「私たちは考えることができるだけ。怒らないし、ちっとも悲しくないの」 光る君へ 清少納言が源氏物語を読んじゃう…? 清少納言の推しを消し飛ばす目的で書かれた物語だもんね。 どういう反応になるんだろう。 ベイビーわるきゅーれ!エブリデイ ぬいの話で、そういえば今年の高校生クイズでも テーブルにぬいを出している子達がいたので、 ぬい文化の浸透を感じた。 ぶつかりおじさんの解像度が高い。 ---------------------------------------------------------------- 2024/09/22(日) 映画かんそう 「この動画は再生できません THE MOVIE」 DVDシリーズ「本当にあった ガチ怖投稿映像」の 編集担当が探偵役となり、 投稿動画や巷で話題の動画の矛盾や違和感から、 全容を明らかにしていくという日常の謎もの。 ドラマシリーズは1シーズンにつき全4話で シーズン2まで出ています。 映画版、ドラマを見ていなくても分からなくはないんですが シーズン1のオチを1秒で説明してしまうので(笑) ドラマ版シーズン1全4話(1本30分未満、計2H)を見ていただきたいです。 登場人物のことを好きになってからTHE MOVIEを見ていただきたい。 毎回導入部はホラーっぽく始まりますが全部理詰めで解明されますので、 こわいのが苦手な人でも何とかなると思います。 ミステリ好きな人、探偵役と助手役の軽妙なやり取りが好きな人におすすめ! amazonプライムで見られます。 ねたばれ 今回なぜか謎解きが江尻さんの部屋で行われるんですけど、 なんか性格出てるインテリアだな…と思いました。 (鬼頭さんの写真を!?) それにしても出題編部分が長くて、 シアターを間違っちゃったかと思った。 あのイントロの音楽が鳴ってホッとしたー! あの音楽が鳴るとなにもかも大丈夫という感じがして好きだ。 鬼頭さんの一挙手一投足すべてが可愛かった。 猫より役に立たなくて強烈に可愛かった。 一緒に動画見ようっておねだりするところ、10回くらい再生したかった。 火を消せるとか、そういう特殊能力が発動するかと思ったが 全然そんなことはなかった。 ところで時速何キロくらいでるのそれ。 うさんくさい霊能者があの現場にいたことが新たに分かったが、 あそこに偶然いた人が2人で番組を作っているとかそんなことありえるだろうか。 なんとかハッピーエンドになってほしい(どうやって)。 あの推理力と観察力で、自分が精神に異常をきたしているという結論に達する江尻さんとか、 そういう暗黒エンドになりませんように! (9/23追記。勢いでシーズン1、2を再見したが、もうすでにここに伏線が!っていうのを 幾つか発見したのと、あとこのドラマは、友人、仕事仲間、恋人は出てくるけど、 なぜか家族はでてこないことに気付いた。2-4が唯一の夫婦?) ---------------------------------------------------------------- 2024/09/23(月) 映画かんそう 「トランスフォーマー ONE」 エネルギーの枯渇しかけているサイバトロン星での 若き日のオプティマスプライムとその友情を描くアニメ。 実写映画と違って人間が出てきません。 下記は少し内容に触れますが 若い司令官は、振る舞いが軽率で自分に自信がなく、新鮮な感じでした。 どちらかといえば親友のD-16のほうがリアリストで優秀だった。 彼等は親友同士なのですが、やがて敵対することになります。 ラストまでばれ 偽のプライムに騙され、市民全員生まれた時にコアを抜かれ 奴隷労働をさせられているのだが そのことに気付かずに粛々と労働をしている。 労働者の司令官、初めて見た。 メガトロンの心境の変化はもうちょっと丁寧に追ってほしかった気もする。 (今後リーダーを名乗る人間は信用しないと言ったが、 リーダーになる前のオライオンの手を離した) 司令官はマトリクスに選ばれた瞬間にいつもの司令官になったので、 なにかがインストールされるんだと思う。 ラストのやつ「新しき世界」(2013年)だな。 もう戻れない、まぶしい時間だ。 ---------------------------------------------------------------- 2024/09/24(火) 永谷園 「カップ入り さけ茶づけ」を食べてみた。 永谷園のインスタントお茶漬け食べてみた。 お米感は薄いけど(パフっぽい)、105カロリーくらいなのと、 常温で10か月ほど保存できるのはいいなと思いました。 ![]() ![]() ---------------------------------------------------------------- 2024/09/25(水) 「日曜日の初耳学」三谷幸喜さんゲスト回を見ました。 22歳で劇団立ち上げというのがそもそも凄すぎます。 自分の劇団の宣伝をやっている25歳の三谷さんの映像が見られました。 さすがに顔つきが全然違った。 あと、ギャグのスピードがゆっくりしてた。 ざっと代表作の話なども出ましたが 「99%は理詰めで作っている。それは1%の破綻を輝かせるためだ」 というお話が印象的でした。 そういえば小林賢太郎さんも理詰めで作ってるって仰ってたな。 たぶん私は理詰めで作っている人の作品を好きになりやすいんだろう。 ---------------------------------------------------------------- 2024/09/26(木) 先日感想を書いたマーダーミステリーですが、 割と最近、体験型マーダーミステリーで、 有名ミステリの骨子トリック、 セリフをまるっとパクった事件があり、 その舞台は上演中止となりました。 https://suzuhi-kikaku.online/yogenmystery/ 「密室は致死量の未来を予言する」すゞひ企画 アイディアをスキルマーケットサービスで買ったら その中に盗作が混じっていたのだそうです。 創作を愛する人はパクリを許しませんが、 ミステリを愛する者もまたパクリを許しません。 ミステリにとってアイディアとは作品そのもの。 100%でこそないにしろ大半を占めるからです。 私がどれだけガックリして憤怒したか分かるでしょうか。 ミステリーの次世代の生息場所として期待していたところが いきなり胡散臭いイメージで拡散されたのです。 マダミスを真剣に広めようとしていた人々にとっては ジャンルを爆破されたようなものでしょう。 下記は舞台を見た人にとっては小説ねたばれになるのでご注意ください。 体験したかたはおられないと思いますが念のため。 盗作された小説には2説あります。 「硝子の塔の殺人」と「十戒」 「魔眼の匣の殺人」と「方舟」 大きな予言を的中させてきた大預言者が 最後の予言をすると宣言した。 集まった者たちに「今日ここで人が死ぬ」という 予言をするが…というのが舞台の内容らしいです。 この話だと確実に「魔眼の匣の殺人」と「方舟」ですね。 というか舞台設定が「魔眼の匣」そのままです。 私が読書会をもし開くとしたら、 2冊既読の人を集めて舞台のあらすじを推理する会にしたいですよ…。 私は「魔眼」の舞台設定に、 「方舟」の殺害動機と首切りを足したと考えますがどうですかね。 ---------------------------------------------------------------- 2024/09/27(金) 世界で一番甘いお菓子と言われている、インドのグラブジャムンを食べた。 小麦粉、乳、砂糖で作った生地を丸く成形して油で揚げ、 シロップに漬けるというレシピです。 多分ですけど、ジューシーな果実を模してるのかな?と思います。 最初でてきたときは「1人1個!?」と思いましたが、 1個でじゅうぶんでした。 これまでの暫定1位ドゥルセ・デ・レチェを越えた! 甘かったー!でも夏に合いますね。 たぶん暑い国のデザートは、体力の消耗を補うためと、防腐のためにすごく甘いんだと思う。 ![]() ---------------------------------------------------------------- 2024/09/28(土) 色々感想 呪術(ジャンプ掲載) ヴィランの変節(ねじ曲がった倫理観の持ち主が 多数派の倫理に倣うようになる)といえば、 これまでは性愛によるもの、動物や子供にほだされる、 などが多かったが 「お笑いで頂点を目指すのが面白すぎて、善悪や死をも超越する」 というのは、過去例がないのではないか。 というか、作品中で悲惨なラストを迎えた男性2人を救済するのに、 これまでは性愛を使ってきた女オタクだが (ニーチェや岡田斗司夫氏に「女には友情という感情がない。 愛情しかない」とdisられた) 今後は「お笑いをやらせる」という選択肢が増えたのでは? そして選択肢は今後も、どこかの天才によって増える可能性があるのでは…? (セトウツミや、この動画は再生できませんのBLが難しいのは、 お笑いによる救済と競合しているからでは…?) 高羽VS羂索戦、ジャンプ史上でも高位に食い込む名バトルであったよ。 (他人のそら似だよ派、あれは現実世界じゃないよ派もおられるのは知りつつ) ピンチャンがコントしている漫画をひたすら見てえー。 宇佐崎先生「魔男のイチ」と田辺イエロウ先生「界変の魔法使い」 同時スタートでどちらも魔法使いの弟子の少年話なのだが、 1話目がどちらも主人公について、2話目が両方世界観について、 3話目イチが主人公の1thバトル、3話目界変が引き続き世界観、 という進行で、チェスの序盤戦の配置を見るようで面白い だんドーン(モーニング掲載) わっ洗脳とかでなく薬物漬けで頭がおかしくなった。 子供でも容赦ない…! ショーハショーテン(ジャンプSQ掲載) なるほど、喋りだけのお笑いに点が甘い審査員と 架空の物語を使ったコント形式に点が甘い審査員がいるのか。 私は後者のほうのお笑いが好きだな…。 光る君へ 源氏物語のおかげで帝の心も変わり、 中宮も恋愛に目覚め、ご懐妊なさり、良いことずくめ。 (平安時代の高貴な方の出産シーン興味深かったです) というか大切に育てた娘も、夫も紫式部に夢中って、 倫子さまかわいそうすぎない? ベイビーわるきゅーれ エブリデイ 宿泊するタイプの仕事でパワハラ気味って、結構最悪だな…。 来週はお弁当作りに挑戦する流れのようです。 映画を見てしまうともはやこのノリが懐かしく感じる。 ---------------------------------------------------------------- 2024/09/29(日) 映画かんそう 「ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ」 社会不適合傾向にある女性コンビの殺し屋、ちさととまひろが主人公の シリーズ3作目の映画。 今回は出張先の宮崎で簡単な仕事を終えるつもりだった2人だが、 天性の殺人者と遭遇し、壮絶な殺し合いへと発展する…というあらすじ。 監督脚本:阪元裕吾さん アクション監督:園村健介さん 最初のバカンスのシーンで胸がいっぱいになり ここだけで料金の元は取れた…と思った。 (最近邦画で、この二人の掛け合いを無限に続けてほしいと思う作品が増えた) アクションは、このシリーズ独特の、手数とポジションチェンジの多い、 目まぐるしいやつで相変わらず見応えがあった。 予算が増えたのか、池松壮亮さん、前田敦子さんなど ゲスト俳優さんが豪華になりました。 座席は程よく埋まってた。 ラストまでばれ ちさとのスパダリ化が著しかった。 ナイフの刃を握るところの顔のアップが 美少女の撮り方じゃなくて、覚悟の決まった人間の顔で良かった。 むしろ手のひらのナイフを抜き取るシーンが痛そうでした。 「まひろさん、そんな約束、私はしないよ」 「もっとましなこと言え、まひろ」 あわわ、ちさと様ー!予告でも使われていたフォ〜マルな衣装、最高でした。 まひろは、頭に打撃がヒットして、平衡感覚がやられたな、 ってとこの演技が良かったです。 社会不適合傾向が、ちさとよりも顕著なまひろ。 「むこうで待ってるからさ、むこうでも遊んでほしいな」 っていう言い方が完全に不安な子供のそれで、 ちさとじゃなくても「甘やかしてやるよ」って言うと思う。 ケーキの犬食い、かわいかったー! 池松さんは十八番の瞳孔の開いたサイコパス演技。 殺陣もさすがの自然さだった。愛用の武器はイスラエル製ね、ほーんなるほど。 前田さん、子供のころに灰原哀に憧れてああいう態度を貫いているうちに 友達がいなくなってそのまま今に至るエピソード良かったです。 ちさまひとの言い争い、でも年齢に関するdisは使われないのがクールだった。 本編の前の予告で、「ドキュメンタリーベイビーわるきゅーれ」が流れたが 室内で繰り返した型を、正確に屋外で再現して作品を作っているのが分かった。 思い出されるのは庵野監督の仮面ライダーの時の叱咤 「段取りを見せてる」「技を見せるんじゃなく殺しにいってくれ」 なんですけど、 やっぱりね、実際の殺人を見たいわけじゃないんです。 殺すなら相手の睡眠中に刺して火をつけるのが成功率高いけど、なにも映えないじゃないですか。 見たいのは技で、それを危険なく行うには入念な段取りが必要なんです。 ただ、その技のリアリティが、歌舞伎レベルに抽象化されたやつか、 それとも現在の公的暴力機関でも採用される種類のやつか、 重力、筋力、耐久性、スピード、どの程度のファンタジーを混ぜるかは 監督、アクション監督が決めることで、これは技術です。 映画、もうちょっと見たかったな…と思ったら 毎週「ベイビーわるきゅーれエブリデイ!」がドラマで放送しているという 最高のタイミングです。 ---------------------------------------------------------------- 2024/09/30(月) 映画かんそう 「Cloud クラウド」 監督脚本:黒沢清 「いま1分ほど出てたモブの人、松重豊に似てた」 「このいかにも性格がドブっぽい先輩、窪田正孝に似てる」 「この元上司の人、荒川良々に似てる」 って思った人々は全員本人だった。 転売で暮らしている主人公は 商売も軌道に乗り、工場勤務を辞め、 新しい広い拠点を借り、助手を雇い、それなりに暮らしていけるかに思えたが 少しずつ周囲の恨みを買い、嫌がらせを受けるようになる…というあらすじ。 ネットを媒介して膨れ上がる悪意…ふんふんなるほどと思っていたら 途中から不思議な展開が始まって、??????だった。 ラストまでばれ 転売って、元手100万円が1000万円になったりするのか。博打ですね。 周囲の人全員に憎まれ、武装した彼等にカチコミを受けた主人公を 有能エージェントだった過去を持つ(?)若いイケメンが助けてくれて しかも死体処理まで受け持ってくれて、 邪悪な女の魔の手からも守ってくれて、 「これまで通り金儲けのことだけ考えてください。それ以外全部、僕がやりますんで」 と言ってくれる。 なにこれBLドリでもこんな無茶はしないよ? 「蛇の道」リメイクから弾き出されたコメットさん男体化? それとも黒沢監督が「TENET」をご覧になったの? これで中年男の前に現れた救世主が美少女の殺し屋で 私があなたを守ってあげるとか言ったら「バッッッカじゃねーの」で終わるんですけど イケメンが現れたので意図が掴めなくて混乱する。 でも真っ黒なシルエットのショットがあったし 車の窓の外の風景がどえらい不吉だったので、 なにか人間じゃないものなのかも。行先は地獄なのかも。 ラーテル、検索したらとってもかわいらしいデザインだった。 しかしかわいい顔に似合わず、神経毒に耐性がある悪食なのだそう。 ---------------------------------------------------------------- |