4月日記

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2024/04/01(月)

それで海外旅行ですが、アイルランドに行っていました。
比較的長く、3週間ほどの滞在だったのですが
何をやっていたかというと、ドルイドになるための体験入学でした。
(女性はドルイダスというそうです)

毎朝、標高500mほどの山に登って朝日を浴び、
倒れそうになりながらオートミールを食べ、
そのあと2時間ほど瞑想し、
あとは薬の調合と薬草の栽培をする毎日です。

瞑想、固い床に直で座るのは慣れているので、
姿勢の良さをめちゃ褒められましたが、
おかげで腰を本格的に傷めました…。
お昼ご飯に草と乳製品を食べ、夜も草と乳製品です。
おかげですっかり痩せました。やったー!
ヒーラーに適性があるとのことで、
腰が治ったらまた行くかもしれません。



……というのは嘘です。
行ったのはスペインで、肉ばっかり食べていたので太ったし、
私にはヒーラーの適性だけは絶対にないと言える。
腰は傷めました。ぎゃふん。
なんやねんと思った方は今日の日付を見てください。










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2024/04/02(火)

ドラマかんそう
「初恋ハラスメント 私の恋がこんなに地獄なワケがない」

中京テレビの単発ドラマが1週間限定で?配信されたので見た。
https://tver.jp/episodes/epvhlds1xl
(4月7日頃まで配信してると思うが分かりません)

ヒロインが昔憧れていた吹奏楽部の先輩。
しかし再会した彼は、とんでもないパワハラ上司と化していた…
というあらすじ。

・一見胸キュンラブストーリーですがホラーです。
・男性の怒鳴り声が苦手な人は見ないほうがいいかも。
・いじめにトラウマがある人もやめておいたほうがいいかも。

しかし怖いのが苦手な人が
間違って見てしまうような作りはいかがなものかと、ちびっと燃えました。
一応冒頭に注意書きがあって、
ああホラーだなと分かるんですけど、
普段そんなにフィクションを摂取しない人には分からないかも…?

冒頭の番宣、W主役2人のインタビュー映像がなかなかよかった。
ながら見はしないで、手前じゃなく奥を見るんだ。

ねたばれ

かなり悪質なパワハラ監督で、犠牲者が何人もでていたという設定。
冒頭の番宣で、現在のターゲットのADが
撮影現場で周囲から暴力やハラスメント受けており、
クランクアップ時には彼は亡くなっていることが分かるようになっている。

それで胸キュンラブストーリーの合間合間に霊障が増えるのだが
その霊の出現方法があまりにもださいので、予算の限界か〜と思っていたら、
死んだADに映像センスがなかったのでああなった説をネットで見かけ、
そんな…となった。
化けてでたら誰でもいい感じに怖くなれると思ってたけど、
お化けにも巧拙があるなんてひどくない?
巧いおばけと自分を比べて、苦しい思いをしている霊がいるということ??
そんな二次創作SNSみたいなことを死んでからも…。

でも地球をバックに手が伸びるとことか、完全にカラオケ映像で、
正直言って正視できませんでした。陳腐すぎて。
わざとだったのか…。

ところでW主役のうち女優さんは積極的にいじめを行っていたが
男優さんはいじめノータッチで、
インタビューでも思う所があるような回答。
そんな彼の出番には霊障が起こらないのでした。







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2024/04/03(水)

映画かんそう
「ノースマン 導かれし復讐者」

10世紀、ヨーロッパ北部。
ヴァイキングの王の息子であるアムレートは内気な少年だったが、
叔父の反乱により父を殺され、母を奪われ、
故郷を追われる。
たくましく成長した彼は、復讐を果たすべく叔父に近付くが…というあらすじ。

エガース監督の、めちゃくちゃ陰気臭いバーフバリです。
ヴァイキングの文化風習、信仰、北欧神話などに興味のある方にはすごく良いかもですが、
それ以外の方にはあまりおすすめしないです。

原典になっているのはスカンジナビアの伝承「アムレート」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A0%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%88
(ハムレットの元ネタとされている)
前半はハムレットっぽいけど、
突然のゴア、ダブルヒロイン、そしてもやもやするオチ…。

全部ばれ

お母さんを助ける気満々だったが
実は主人公は性暴力によって生まれた子で、
お母さんは王を恨んでおり、叔父を唆したのも主人公の母だったという真実。
なんかもうだいたい死ぬ。

暗殺失敗したとき
ガールフレンドには残れと言って一人で逃げて、
主人公を探せ、同棲していたガールフレンドを拷問しろ、ってなって
待てー!って助けに来る流れ、変では?
最初から一緒に逃げろし。(助けに来るやつがやりたかったのだろうけど)


作中でてきた球技クナットル(クナックトレイカー)Knattleikr、
一応球を入れて点数を競う体ではあるが、
スティックで敵選手をぶちのめして
行動不能にすることに重点が置かれていて笑った。
クィディッチ…。

ところで「高貴な父親を殺された息子が成長して復讐を遂げる」って、
世界中のすべての物語のパターンの中で、
間違いなく過去現在ぶっちぎりで人気NO1のやつですね。
最近もシネコンで見ましたデューンを…
大抵途中で大筋には関係なくガールフレンドをゲットする。
男性におけるシンデレラみたいなもんかね。










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2024/04/04(木)

ドラマかんそう
「疫 えやみ」(全5話)

https://www.youtube.com/watch?v=cYEsgfur5ao

沖縄のホラードラマ。
昨年夏にあった沖縄ホラープロジェクト
(沖縄テレビ放送・ネクストヒーローズ沖縄・シーズ琉球ライブ)
という、ドラマとお化け屋敷が連動した企画の作品だったようです。
1話が10分ほどなので、
いつの間にか全話見終わってた。

王道で良かったですね。
王道Jホラー好きにおすすめ。
昼夜の照明の具合も、霊出現の短さも、動きの速さも洗練されていた。
無印呪怨と残穢の設定を足して沖縄にした感じ。
被害者の男女比も割と配慮が感じられました。

不動産会社が売り屋の査定に入るが、
敷地に一歩足を踏み入れた途端、人影を目撃するというあらすじ。

嘔吐があるよ

内容ばれ

呪われる判定が結構厳しい。
電話でその件の話をしただけでも来るって鋭敏すぎない?

登場人物のおうちがどこも広くてきれいなのでびびりました。
いや、沖縄の人はめちゃくちゃ綺麗好きで家賃が安いのかもだけど。

1話の首吊り死体、落ちかたがいいんだけども、
よく見ると欄間じゃないので
おいどこから吊ってるんだ!?ってなりました。
どこから吊ってるんだ…?








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2024/04/05(金)

ドラマかんそう
「なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?」

アガサ・クリスティ原作
ウィル・ポールター氏がW主演なさっていたので視聴。
なにげに映像化を見たことがなかったのですが
とても良かったです。

牧師の息子の主人公は、
海岸で崖から落ちたらしき人を発見する。
彼は死の間際に謎めいた一言を言い残す。
「なぜエヴァンズに頼まなかったのか?」と。
というあらすじ。

原作の記憶があいまいで、
ヒロインがすごく行動力のある、
強いお嬢様だということしか覚えてなかった。
エヴァンズになにを頼むのか?そこも忘れてた。

大筋は原作小説そのままで、
でもどきどきするような演出が細かく追加されてた。
もともとラブコメ要素があるが、
そこをさらに増量されていたのでとても可愛いミステリーだった。

内容ばれ

せっかくなので再読しましたが
死ぬ間際に気になるとこそこ?ってタイトルだった。

ボビィは印象薄主人公だが、
ドラマのボビーは子犬のような、素直で人のいい感じだった。
ウィル・ポールター氏、当て書きのようだった。

原作小説、大人になって読むと、
英国の人、貴族に弱いな…とか
ここのところのマクベスの感想、クリスティの意見だな…とか
色々手に取るように分かりました。











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2024/04/06(土)

色々感想

呪術(ジャンプ掲載)
そういえば呪力は日本人にしかないって設定ありましたね。

この作品のなかで特別に強く、性格もそれなりに強めの五条先生が
人種のステレオタイプ的理解について謝った。
教育的にとてもよいと思う。

ウイッチウォッチ
女子8人会。
作画コストがすごそうだけどめちゃくちゃ楽しそう。
全員美女。

きのう何食べた(モーニング掲載)
8割くらいの女性はこれをやられたら怒ると思うけど
シロさん全く怒りの感情がなさそう。
男性だからかな?

VRおじさんの初恋(ドラマ)
実写ドラマがやっていることに気付いて観た。
VR部分も実写なのか!
おじさん役が野間口さんなのだが
ちょっと努力すれば現実社会でいくらでも幸せになれそうに見える。
原作のおじさんは、こう言っては何だけど
ルックスも、お仕事も、もう詰み掛けていて
今からでは挽回できない感じがあった…。

光る君へ
三郎〜。こいつめ〜。

父には父の価値観があるんだよな。
否定的に描かれている訳ではない気がします。
それにしても国会議員の三親等以内の親族の出馬を
禁じる法律を作っておけばよかったかもですね。










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2024/04/07(日)

映画かんそう
「成功したオタク」

様々な努力のうえ、推しに認知される存在だった監督は
「成功したオタク」だったが、
推しが集団性暴行、性行為相手の了承なく動画を拡散する、
などの罪に問われ実刑判決を受ける。
苦しんだうえに彼女は同じファンの心情をインタビューした
ドキュメンタリー映画を撮影するというあらすじ。

推しをかばう派閥と、社会倫理順守派の、
血みどろの殴り合い、心を抉るような内ゲバ世界を想像していましたが
そうでもなかった。
というのも意見を述べる女性のほとんどが
倫理優先派で、女性にひどいことをするのは許せない、
という立場だったからです。
それが韓国の女性の倫理観の高さによるものか、
監督の選別なのかは分からない。
とりあえずインタビューされた女性たちは
「死んでほしい」
「刑が軽い」
「当然ファンはやめる」
というひとばかりでした。

日本でも、組織ぐるみの問題行動、
ジャニーズや宝塚、
あるいは2.5次元俳優の暴力事件、
松本人志さんの性暴力事件、
似たような事例が起こっていますが、
芸能のかたは一般人とは違う、被害に遭ったひとに隙があった、
被害に遭ったというのは本当なのか、ファンが支えなければ、
という考え方の人が意外に多くて、
「きちんと捜査を受け、有罪となったら罪を償わなければならない」
という考えのひとは多数派ではないように見える。日本は。

内容ばれ

被害を告白した人が死を選ぶまで叩きまくったり、
あるいは松本さんの「一日も早くお笑いがしたいです」
というSNSのポストに対して
現時点で88万のいいねがついているのを見て
いまって日本の人権教育は
どんな感じなんだろうと不安になっていたところなので、
スターがちゃんと逮捕されて実刑判決を受ける韓国のほうが
健全ではないかと思う。

でも推しが犯罪者になっても、
推していた時間や仲間が無になるわけではないし、
お宝1つ1つの思い出は消えない。
財産が消えるのとはわけが違うと思う。
ただ作中でも言われていたように
最初からそういう人だったのか、
人気が出てそういう人になってしまったのか、
つまり自分の支払ったお金が犯罪者を作る元になったのか、
についてはやはり考えてしまうだろうな。
生身の人間は推さない、二次元を推すぞ!と思っても
作者が犯罪に走る可能性がある。
常日頃から、どこまでなら許せるか、どうなったら見放すか、
考える習慣をつけておくのはいいと思います。
あと「今、自分は正常な判断ができる状態か」、
問いかける癖も。

しらふで話せるかよ!のシーンには共感したし
ヨーグルトマッコリってこうやって作るんだ…という学びがありました。
笑ったけど、長いでしょう一連のあのシーン(笑)

結末部分は若干優等生的だと感じた。
もっと荒れ狂ってもいいぞ!









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2024/04/08(月)

映画かんそう
「インフィニティ・プール」

ブランドン・クローネンバーグ監督。
海辺のリゾート地として人気だが貧しく治安の悪い国リ トルカ。
そこへヴァカンスに来た小説家とその妻。
しかし彼らは過失で犯罪を犯す。
リ トルカの法では死刑であるが、クローンを作って身代わりにすれば
刑を免れると知った小説家は…というあらすじ。

嘔吐、放尿、薬物接収、アブノーマルな性行為あり。
成人男性への執拗な暴行描写あり。
性器がボロンする。
メッタ刺しあり。頭部破壊とかあり。
残酷描写はホラー映画と同等くらいです。

美しい肉体を持つ白人男性がひたすらに酷い目に遭わされ、
破壊される映画です。
シャマランの「OLD」と
マルキ・ド・サドの「悪徳の栄え」
リドスコの「悪の法則」
を足して割ったような…。

内容ばれ

うーん、奥さんが退場してくれて安心しました。
リ トルカ国民を有色人種にしない常識を持ち合わせてくれてありがとう。
しかしあの国、文明国ではないような扱いだけど、
クローン技術だけ発達してるのはどういうアレ?
臓器とか皮膚とか売ってボロ儲けではない?
カズオイシグロ氏の例のあれみたいな…。
あと脳を焼いた奴隷産業で天下とれるのでは?

最近アレクサンダー・スカルスガルド氏と
アニャ・テイラー=ジョイ氏主演の陰惨な映画を見たばかりですが、
全然違うわ!全然違うわ!振れ幅でかすぎるわ!

強く圧倒的な男性の狂人が凶行に走り
女性をめちゃくちゃにする作品は結構数あるけども、
能動的で狂った女性の悪人(狂人)を
強く圧倒的な存在として描いているのは珍しいですね。

ものすごく言ってほしかった言葉をくれるひとが人生に突然現れたら、
最大レベルの警戒をしなさいよね…。
大ババ様から言えるのはそれくらいです。













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2024/04/09(火)

舞台かんそう
「天號星」劇団☆新感線

非道を働く悪を始末する引導屋は
表向きは口入れ屋の大店、藤壺屋として商いをしていた。
その元締め半兵衛もまた表向きの主人で、
実質の采配は妻のお伊勢が取り仕切っていた。
心根の優しい半兵衛だが、
江戸に流れてきた凄腕の人斬り、銀次に命を狙われることになり、
そのうえ二人の体が入れ替わってしまい…というあらすじ。

主人公とヴィランの体が入れ替わってしまうという、
わりと珍しい冒険活劇です。

古田さんの身代わりを早乙女兄弟が演じて
代打のアクションをされるのを観るのはこれで2回目だけど、
古田さんの負担を軽減しつつ、
早乙女さんを殺陣も笑いもどちらもできる役者に
育てておられるのかな?と思ってます。
兄弟のどちらかを新感線がもらい受けちゃうのでは…。
今回は細かく細かく笑いが入って、
にぎやかな明るい舞台だった。
アクションも、本格的にできる人の見せ場が多くて
見ごたえがあった。

内容ばれ

いぶき役の山本千尋さん、
「太秦ライムライト」からの、
「鎌倉殿の13人」トウなど、
昨今珍しい、本格アクションのできる女優さんなので、
ニチアサレギュラーで生身のアクションをされるか
MCUに引き抜かれてほしいです。
(封刃師の役名と同じ「いぶき」なのは
脚本中島さんの遊びなのかな?)

山本さんと早乙女さんの殺陣、
早乙女兄弟の殺陣は早くて良かった。

ヴィランのことを宿敵と狙う快楽殺人者が現れ、
果たして自分が執着しているのは、
相手の心なのか体なのかと自己問答を始めるのは
知らんがな…(笑)という感じでした。
セクシーなの?キュートなの?どっちが好きなの?

最後のご挨拶映像が早乙女兄弟でしたが
ずっと2人ともキツネ系のお顔だと思ってたけど
全然そんなことなかった。メイクってすごいわ…。



ところでゲキシネ26作品一挙上映企画があるそうです。
http://www.geki-cine.jp/20th/tour.html
私のおすすめは髑髏城の七人アオドクロと蛮幽鬼。

天海祐希さん無双が見たい人は薔薇とサムライ、
修羅天魔 〜髑髏城の七人 Season極。
ブロマンスが見たい人は神州無頼街、狐晴明九尾狩。
虚無が好きな人は朧の森に棲む?、蜉蝣峠、阿修羅城の瞳2003。






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2024/04/10(水)

クローズアップ現代
「果てしなき“問い”の先へ
映画監督クリストファー・ノーランの世界」

出演交渉に2年かかったそうなので、
これが最後かもなーと思いながら見ました。見てよかった。
渡辺さんが監督を評して
「本当によく分かんない人」と仰っていてニッコリしました。

1作撮ると疑問がわき、それが次の作品の核になるとのこと。
TENETで生じた疑問は「それが発明されなかったことにできるのか」。

「核兵器を減らすよう政府に常に圧力をかけ、
危険性を認識することが大切です」と発言しつつも、
「メッセージありきで自意識過剰になると観客を失いかねない。
(作品で)メッセージを伝えようとは思わない」と。
いまの時流でそれが言えるのは相当な強さがないと無理だ。
それと
「映画があまりに知的すぎると観客の没入を妨げてしまう」
ともおっしゃっていたが、
一度、知的なやつをやっていただきたいものです。
果たして何割の人が理解できるのか…。

「オッペンハイマー」ではどんな疑問が生じたのかを尋ねられ、
「考える余裕はまだない」と答えられたのだが
さすがに笑顔に疲れが滲んでいるように私には見えた。
そこが非常に良かったですね。







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2024/04/11(木)

映画かんそう
「オーメン ザ・ファースト」

知り合いの枢機卿の計らいで、
イタリアの修道院にきた修道女見習いのヒロインは、
やがてその修道院の奇妙な部分を目撃し、
陰謀に巻き込まれていく…というあらすじ。

「オーメン」前日譚です。
エクソシスト続編が、ほーん…って出来栄えだったので舐めてたけど、
こちらはなかなかよかった。
恐怖表現はクラシックな感じで、
無印リスペクトのオカルトホラーです。
どっちかといえば悪魔より人間の狂信が気持ち悪い。

げろがあります。
当然ながらグロテスクな出産シーンがあるので苦手な人は注意。
眉毛のキリッとした美女が複数出てくるので、
眉毛好きの人におすすめ。
画面いっぱいのモザイクがあるので、
モザイクを見ると興奮する人におすすめ。

ねたばれ

死に方に無印リスペクトが感じられた。
ブレナン神父、あれを見たならなんで素早く避けないんだよ!

アンチキリスト誕生は、悪魔崇拝者によるものではなく、
キリスト教の威光が失われつつあるのに焦った熱心な派閥が、
民衆の信仰心を取り戻すために行ったことだった!という設定。

最初は統合失調症の話になるのかなと思いましたが、
リプロダクティブ・ライツの話でした。
「侍女の物語」とか思い出した。
男児誕生でみんながワー!ってなって、
女児はゴミみたいに誰も見向きもしないあたりで、
「あれ?女性監督?女性脚本?」と思いました(女性監督でした)。

本編進行の裏で、教会の追撃をかわしながら
3人で暮らした美人家族がいました…めでたしめでたし!
という意外にほっこりする終わり方だった。

どうでもいいですが、女性器から悪魔さんコンニチワするシーン、
画面全部モザイクで悪魔さんだけ切り抜かれちゃって、
面白いジャポニカ学習帳みたいになってて笑ってしまった。

どうでもいいついでに、私はオーメン4をたぶん見てない…。











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2024/04/12(金)

映画かんそう
「名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)」

27作目の映画です。
今回は怪盗キッドと平次さん回でした。
北海道の富豪、斧江家の所蔵する刀に
怪盗キッドの予告状が舞い込む。
刀は土方歳三に由来のあるものだった。
北海道に訪れていた平次が怪盗を阻止するが
程なく男の死体が路上で発見され…というあらすじ。

今回も楽しかった。さすが日本有数のドル箱コンテンツです。
今回はパズル要素強めかな。いつもよりコメディ要素多め。
脱出ゲームとか、謎解きイベントに参加してるみたいでした。
いつもの冒頭のあらすじ解説、今回は和風!

わりとちゃんとシリーズを追っている人は
早めに見に行ったほうがいいと思います。
コナンにしては流血表現きつめだったので怖がりのお子さん注意。

ねたばれ

映画が終わった後、いつもと違う雰囲気で
ざわ…ざわ…ってしてた。初日はガチ勢が多いからね。
いやまさか今、本誌より先に、
こんな大きな設定を出してくるとは思わないじゃない。
それにしても大丈夫かな…こちら側が強くなりすぎなので
バランスをとるためダークサイドに与することになるのでは?
GOSYOユニバースの始まりを目撃しているのでは?
本誌バレですが、今週青子さんのお母さんが登場なさったので、
全部が布石に思えてくる…。
(今後青子さんのお母さんVS蘭さんのお母さんはあると思ってます)

それは置くとして、負傷した中森警部に対して
動揺して少年の顔に戻るキッド、
あの瞬間全国の女児のハートを盗んだな…。

今回は猫の子みたいに掴まれたり運搬されたりしたコナンくん、
終盤は突然の予算一点集中作画の向上とともにビシッと決めた。
キラキラしてきれいで格好良かったよ。

飛行する物体のうえで、腕力でその推進機能を破壊するの、
キャプテンアメリカが2作目の映画でやってたけど
平次さん、危ないからやめなさい。君は一応普通の人間でしょう。

女子たちがかわいいだけで本筋には関係ない、
または阻害する存在じゃなくて、
皆それぞれ知力を見せるところとかとても良かった。
紅葉さんとか、ごめんな実はあまり好きではないんですが
今回は完全にコメディ担当で好きにならずにはいられなかった。

ただならぬ雰囲気を醸し出す、妻子持ちの男性2人がいた気がしたが
最後のあれでちょっと印象が吹っ飛んだ。
えっでも(思い出し)2人でキャンプとか行ってたの…?
あと雇い主の信頼を裏切ったから死んでもいい、って
処し判定厳しすぎない?その基準でいったら、
日本の人口3分の2くらいに減っちゃうよ。

すごい気持ち悪いゆるキャラがいて、クトゥルフかと思った。

あのお宝は観光資産になるような気もする。









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2024/04/13(土)

色々感想

呪術(ジャンプ掲載)
死んでからも頻繁に
技の解説のために回想シーンに出演してくれる五条先生。
ありがとね。

最近は毎ページごとに「死んだ!?」「生きてた!」
という緊張感でヘトヘトなのだが、
今週は兄弟共闘がやばかった。界隈の人発狂もの。

超条先輩(ジャンプ掲載)
実はコンビニでバイトしたことないのですが、
私には無理だろうなと思ってる。
外部サービス多すぎでしょうと…。便利だけども!

サダオがいる家(ジャンプ読み切り)
女子たくさんに男子1人同じ家の屋根の下ものだが、
おねショタならまあ許す。

まじっく快斗(サンデー掲載)
久しぶりだなと軽い気持ちで頁をめくるとグイグイ読まされる。
主人公のガールフレンドのお母さん(敏腕検事)と知力勝負になる流れ。
ところで蘭さんのお母さんは敏腕弁護士なので、
そのうちに美人母法廷対決があるのではないか。

戦隊大失格(アニメ)
壊滅した悪の組織が、ヒーローとの戦いを維持するためにお情けで生かされている世界の話。
アナウンサー実況と、壮大な音楽がかかると、さとう監督だなあ!という感じ。

光る君へ
清少納言、父と都会の暮らしを天秤にかけ、都会をえらび、
夫と子供を捨てて自分の生き方を優先する。
でも単純に悪として描いている訳ではないように思います。
対するまひろは優等生的。今後、互いに影響を受けるといいんですけど。



共同親権法案が賛成多数で可決されましたが、
今後離婚しても、両方の親の合意がなければお子さんの手術や引っ越しなどができなくなる可能性があります。
他国は共同親権が多いのですが、養育費の取り立てを確実に行う制度があります。
一方日本は養育費取り立てに対して特に罰則などがないので7割が未払いの現状。
そして今後は離婚したとしても、父母双方の収入「合算」が一定以上あれば
生活保護が受けられなくなる恐れがあります。片方が養育費をばっくれていたとしてもです。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/320936

https://www.asahi.com/articles/ASS4D0T9XS4DUTIL01VM.html

推進派柴山昌彦議員は
「公正な中立な観点から、DVの有無とか、
それが本当に耐えられるものか耐えられないものであるかということを
判断をする仕組みの一刻も早い確立が必要」という不穏な発言をしており
今後結婚を考えられているかたや、娘さんをお持ちの方は不幸にして結婚生活が続けられなくなった場合、
現在よりも戦略的に動かなければならない可能性が出てきたので万一のために備えられたほうがいいかも…。

シングル親子への生活保護をカットしたいんでしょうけど過去最高の税収とやらはどこいった…?
私の払った税金、おじいちゃん議員の飲み代とかじゃなく、モラハラやDVで逃げた母子への援助とかに使われてほしいです…。











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2024/04/14(日)

映画かんそう
「貴公子」

「THE WITCH 魔女」シリーズのパク・フンジョン監督、
と聞いて、じゃあ漫画っぽい流血多めのバトルものだな…
と思って見に行った。

賭けボクシングで日銭を稼ぐ主人公は
病気の母の手術代を必要としていた。
昔フィリピンに来て母を妊娠させた、
韓国人の父親を捜していた主人公だが、
その父親は大財閥の総帥だったことが分かる。
父に会いに行く飛行機の中、
不思議な笑顔の男性が近づいてきて「友達」だと名乗る…
というあらすじ。

暴力表現が多い、残虐な「カラオケ行こ!」。
(お叱りを受けるかもしれませんが)
天真爛漫でご機嫌な殺し屋が登場します。

エンドロール中に何度か映像あり。

内容ばれ

主人公、ボクサーなのに体力なさすぎ…?
それとも私が映画の超人を見すぎて麻痺してしまっただけで、
リアル人間はあんな感じなのかも…。
自分が有利になる状況でも、人の自転車を奪ったり
銃を拾って応戦したりしないところに好感が持てました。
お母さんにきちんと躾けられ愛されて育ったのでしょう。
今後も汚らわしい悪人どもとは関わらず過ごしてほしい。

邦画だったら岡田将生さんだな完全に…と思って見てました。
不思議と嫌いになれない無邪気さ。
シリーズ化するんでしょうかね。
次回は喉の調子がよくなってるといいね。
あとピンチの時にマルコがちょっとだけ出てきて助けてくれるといいね。








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2024/04/15(月)

マドリッドのプラド美術館へ行ってきました。
これまでも日本のプラド美術館展には足を運んでいますし、
ドキュメンタリー映画「プラド美術館 驚異のコレクション」も見ています。
それでもやっぱり「ウワー!全部そろっているー!」
という迫力にはびびりました。
ベラスケス、ゴヤ、エル・グレコ、
湯水のように豊かに、じゃぶじゃぶとある。
ルーブルや大英博物館のように宇宙的な展示数ではないので、
疲労困憊して集中が途切れるということもなく、
また一種の傾向があるので、非常に見易い美術館でした。

私の目当ては「快楽の園」とゴヤ。
そもそも美術を本格的に勉強したわけではないので、
本物を見ないと分からないという主義でもないのですが
(印刷技術が素晴らしいので)
「快楽の園」は現物を見て印刷技術の敗北…と思いました。
まずでかい。想像の4倍くらいあった。
あと印刷物では中央の桃色の淡さが出せず、
右側は黒さがでていなかった気がする。
中高生の頃に美術の教科書で見て以来ずっと好きな絵だったので、
喜びもひとしおでした。

さてゴヤ。ゴヤとベラスケスは人気なので
何度か日本で見ましたが
ここでは「黒い絵」だけを集めて薄暗い一室で展示してあるので、
これ感受性の鋭い人は中に入れないのではないか?
という圧があった。
鈍い私ですら「ウッ」って思ったのだから相当です。
ゴヤが宮廷で描いた普通の絵をずらっと見て
「このひとは左右対称の普通の顔を描くのが苦手、
もしくはあまり好きではないのでは?」
と思っていたのですが、
「黒い絵」はパワーに溢れており、圧倒的に強いと感じた。
病と死別と政情不安定に対するゴヤの鬱屈がこめられているそうだけども。
でもドレスを着て横たわる美女の絵とか、
これ描ける人ほかにもたくさんおるのでは?という感じですし…。

そういえば後世の画家が、
リスペクトする過去の巨匠の構図を真似て描く風習があって
並べて展示してあってよかったですね。
どっちも上手い、どっちも上手いけど強いて言えば…みたいなの。








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2024/04/16(火)

コルドバのメスキータへ行ってきました。
ここも長らく見たかった建物だった。



授業で習ったレコンキスタがあって、
イスラム教国からキリスト教国が領土を奪い返したので、
モスクだった建物が教会に転用された。
モスクっぽいところを歩いていると
じわじわ教会っぽくなってくるのが異様で、
誰かの夢の中みたいだった。
建築物のキメラだなあと思いました。
世界に唯一無二と言われていだけはある。

1000年かけて増築されているのですが、
後年になるにつれて資材の使い方が
ゴージャスではなくなっていくのって、
富の集中が時間をかけて解消されていったのかなと思った。









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2024/04/17(水)

セビリアのスペイン広場へ行った。
スペインにはスペイン広場が複数あるけど、
一番有名なやつはスターウォーズで
惑星ナブーとしてして撮影されている。
(まだ親しくないパドメとアナキンが会話するところ)、
そんなに特殊効果をかけなくても他惑星っぽいのが面白かった。



すごいすごいすごいスリが多いと聞いて、
お気に入りの靴を渡すまいと頑張る犬のように
靴を抱きかかえていました。






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2024/04/18(木)



グラナダのアルハンブラ宮殿とヘネラリフェ離宮に行きました。
美しい宮殿でした。
現地ガイドの人がおっしゃっていましたが
「水の豊かな日本のかたは「ほーん、噴水か」
くらいに思われるかもしれないが、
当時このあたりで水は富と権力の象徴だった。
これほど豊富な水を目の当たりにした人は圧倒された」とのこと。
物悲しい旋律の、有名なギター曲「アルハンブラの思い出」も、
あのティロティロティロ…というトレモロ部分は
水の流れを表現しているのだとか。
そこかしこに水が、本当にたくさんありました。
噴水を眺めながらいい感じに宴席を開けるスペースとかあった。



(このライオンの噴水は、
ディズニーシーのアラビアンコーストにある噴水の
モデルになっているそうですね。
ライオンくんのぬいぐるみがあって、
買おうかどうしようか相当悩んでやめた)
あちこちに池や噴水があるので、
写真を撮るのに夢中になったひとが
しょっちゅう足を突っ込んだり池に落ちたりするそうで
注意書きの看板がたくさんありました。

宮殿の中に高級ホテルがあって羨ましかった。
ちなみにアルハンブラ宮殿は事前予約必須で
入場には身分証明が必要です。










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2024/04/19(金)



バルセロナのサグラダファミリアを見てきました。
すごくすごくすごかった。
「FFやん!」
と何度も言いました。
うーん、すごかった。
言葉にできません。

スペイン在住のガイドさんによると、
2026年に塔部分が完成し、
そのあと、エントランス部分を拡張し、
すべての完成は2030年なのだそうです。
完成した状態を見たい人はそれ以降に、
混み合うのが嫌な人は
今年か来年に行くといいと思います。

私達は入場チケットは取ってたのですが、
上に登るチケットはまた別なのを知らず、
上がれなかったのでご注意ください。
(2024年は。また変わるかも)
入場するのに金属探知器をくぐります。
旅行中は貴重品ベルトを巻いている人は注意。







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2024/04/20(土)

色々感想

願いのアストロ(ジャンプ新連載)
東リベの和久井健さんが移籍。
ジャンプからマガジン、サンデーに移られるのはこれまでもありましたが、
逆は珍しいような。
こういうのは担当者さんや編集部、周知済で移動するんだろうか。

うーん、反社ものか…と思いましたがラストで一変!

だんドーン
わー、複雑だけど分かりやすーい!
しかし政情メチャクチャで、よくこれで植民地にならなかったな…
という感じです。

ブンブンジャー
調達屋さんが仲間になった。
調達屋さんなだけに、そのうちに
ゲートオブバビロンてきな技を使われるのではと期待してます。

光る君へ
清少納言が推しと出会う回。
すごい可愛かったです。明日はみんな大好き香炉峰の雪。

蜻蛉日記は学生時代読みましたが滅入りましたね。
私には合わなかった。








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2024/04/21(日)

映画かんそう
「異人たち」

山田太一さん「異人たちとの夏」の二度目の映画化。
アンドリュー・ヘイ監督。主演はアンドリュー・スコット氏。
舞台はロンドン、主人公が同性愛者の男性という設定になったが、
そうするとドミノのようにぱたぱたとあらすじの意味合いが変わって、
おおー、という感じでした。

脚本家の主人公は仕事に追われて暮らしていたが
ふと気が向いて子供のころに住んでいた町を訪れると
そこに父がいて…というあらすじ。

30年前の人間の同性愛に対する偏見発言あり。
家族へのカミングアウト描写あり。

ラストまでばれ

日本の幽霊話の体裁の大林宣彦監督版が好きです。
抒情的に撮られている両親のパートも、
まあ言ってしまえばミスディレクションで、
でもだからこそ美しいような。
名取裕子さん演じる女の苦悩も投げっぱなしで
ただ哀れで綺麗な女なんですよね。残酷なんですが好きです。

この映画はもっとこう、
登場人物の心に細やかに寄り添っています。
自分が同性愛者であると告白できなかった、
その後悔を現代で解消するわけです。
勿論両親は30年前の人間なので、
差別的な言葉がどんどん出る。
苦しいけど、でもそれでも愛しているので
泣いて泣いて、ハグして、一緒に居る。
代償としてゴーストストーリーの部分は霞んだけども。

冒頭、ハッピーエンドにならんかな?
と思っていたら早々にハリーが来て
「これはだめだ…」と思ったが、案外駄目じゃなかった。
原作では死者と一緒に居ると生者はどんどん衰弱していくので
それで両親はもう会わないよって言うんですけど
この映画では「あなたが前に進めないから」とかそういう理由になって、
なぜ?と思ったらあのラストのためかー!
でも明らかに主人公体調が悪くなってたよね…?
あとお母さんが、「いつまで会えるかは
自分たちでは決められない」とも言ってたのでそれを考えると
まあまあのメリーバッドエンドではないかと思います。

・大林監督版だと「なんてひどいやつだ!お前が悪い!」
 という感じでしたが、今回は「うん…まあ仕方ないよね…。
 防犯的見地から断るよね…君は悪くないよアダム」と思った。
・お父さん役はジェイミー・ベル氏。
 お父さんっぽさを出そうとして成功していたような気がする。
・ゲイとクィアにそんなニュアンスの違いが…。
・「お前が同級生だったらいじめてた」って言葉を聞いて
 それでもなお父親を愛せるのは結構すごい。
 あと英国のいじめ、本格的。
・狂犬病、なくなってないよ!?英国が清浄国なだけだよ。
・ロンドンダンジョンが「ロンドン塔」と訳されていたが
 知名度を鑑みてだろうか。英国残酷史ホラー見世物小屋。
 現在は移転してテーマパークみたいになってるそう。
・紅茶のいれかたが面白かった。ミルクを先に入れる派は知ってたけど
 そんなに一気にジャーっと…。






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2024/04/22(月)



バルセロナのグエル公園に行きました。
ガウディの好きな歴史的建造物アクセント、
植物モチーフ、物語要素のぎゅっと詰まった公園でした。



昔は無料ゾーンもあったそうですが、
今は完全予約制、当日券はSOLD OUTです。
しかも人気のドラゴンの周囲は一方通行になっているので(2024年は)、
ぐるっと北へ大回りして、
展望広場から降りて来ないといけないのでした。



ところで長年トカゲだと思っていたこのニョロっとした子は、
実はドラゴンなのでした。びっくりした。

元々高級住宅街にするつもりだったそうですが
(斬新すぎて売れなかった)
園内、特に北の方は結構な勾配で
スペインのお金持ちはみんな健脚なんかいな、と思いました。








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2024/04/23(火)

映画かんそう
「陰陽師0」

何度も映画化されている夢枕獏さんの同名シリーズが、
オリジナルのビギニング話で、またもや実写映画に。

非凡な才能を持ちながら、出世に興味のない安倍晴明は
育ての親であり師でもある賀茂忠行の心配をよそに暮らしていた。
そんな晴明に興味を持った源博雅は、
彼にある相談を持ち掛ける…というあらすじ。

SHERLOCKに京極堂と陰陽師を足して割ったような…。
お好み焼きに焼きそばを乗せてさらに卵ものっけたぜ!という感じ。

佐藤嗣麻子監督・脚本。
「K-20 怪人二十面相・伝」以来15年ぶりくらいに監督作品を見ました。
いつの間にか山崎貴さんとご結婚なさってた。
アクション監督は園村健介さん、呪術監修は加門七海さんです。

内容ばれ


・というか呪術と言っていい技を使える人間は皆無で
 ひとり晴明だけが例外である。
 呪術よりも推理シーンが多い。というのは意外だった。
 流行りの呪術にかぶせてこないのが気骨ある。
・冒頭の平安時代の言葉、現在の京言葉っぽいな…?
 という気はしたが全く意味は分からなかった。
 もっと聞きたい。
 しかしイントネーションや喋るスピードは何を資料にしたんだろう。
・原作博雅は男性っぽさと童子っぽさの混在する人柄だけど、
 映画の博雅はベビベビちゃんだった…。
 笛吹き赤ちゃんおじさんだった…。
・染谷将太さんの顔のパーツって1つ1つ個別に動くんだよな。
・大河ドラマで馴染んだ平安パルクール。
・推理あり、アクションあり、呪術あり、恋愛も…!
 という豪華全部乗せだけど、
 この映画のひろまさの愛は、相手が誰といても変わらずずっと愛している
 という、大勢の人の見たがる恋愛形態ではないかもな?
 嫉妬を伴わない、性愛かどうかも曖昧なやつ。
 (でも笛が吹けなくなったら生きている意味がないって言ったよね)
・徽子女王を腕の中に抱いた博雅だが、
 彼も徽子女王の腕の中に抱かれ、ついでに清明の腕の中にも抱かれている。
・ラストで突然原作の晴明になったので、
 「ゼロの晴明はそんなことを言わないのではないか」という気がしました。
・最後に動物に危害を加えてない云々出ましたが、
 もしかしてヒキガエル…?そして蟲毒くんたち…?









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2024/04/24(水)



バルセロナのカサ・ミラに行きました。
ガウディがミラ家のためにデザインした家です。



外側にも内側にも直線のない、うねるような斬新すぎる意匠のため、
当時のスペインの人には受け入れられず、
不恰好なものという認識だったらしいです。
室内にも直角がなく、岩をくり抜いた部屋のようです。
うん?でもこれどうやって作ったのだ??



(ピンボケ写真のように見えますがそうでなくて、壁と天井の継ぎ目がない)

今でいうところの高級マンションで、現在でも居住者がいらっしゃるそうです。
屋上の煙突が面白い。








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2024/04/25(木)

同じ日(4/17)に販売を開始した
コメダ珈琲の「鶏タツタバーガー」と



マクドナルドの「油淋鶏チーズチキンタツタ(コナンコラボ)」



どっちも食べてきました。
コメダのほうはザクザク衣に生姜醤油の濃厚ソース、
マクドのほうはフワフワチキンに酸味の効いたさわやかソース、
どっちも美味しかったですが、
酒の肴になるのはコメダのほうかな!
(鶏タツタバーガーは相当デカいので小食のひとは食べ切れないです)
(期間限定商品なので、食べに行かれる際は終了していないかお確かめください)






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2024/04/26(金)



バルセロナのカサ・バトリョに行きました。
カサ・ミラから徒歩で行ける距離にあります。
仮面舞踏会がモチーフだとか、
いや海底のイメージだとか、
屋上の奇妙な隆起は剣で貫かれたドラゴンだとか、
様々な説がありますが、奇妙で美しいお屋敷です。

平面的にも、立体的にも曲線のあるドアだとか
(上下にも前後にも、うねっている)



渦巻のような天井だとか、



陰影が不思議で動いているように見えます。
生物の腹の中にいるような。



お金に余裕のある人は、
オープンより前に入れるお高いチケットを薦めます。
人の少ない状態でゆっくり見て回れるので…。



ところでこれはdisですが、近年になって付け加えられた部分、
現在の技術を駆使したガウディルーム、
そして360度フルスクリーンでの映像パフォーマンス等々、
言っちゃ悪いですが10年も経てば古臭くて
鑑賞に堪えないものに成り果てるに違いないのに、
どうして100年を越えて美しい作品に凡才の作品をめり込まそうとするのか。
それが凡才たる所以か。そうか。






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2024/04/27(土)

色々感想

超条先輩(ジャンプ掲載)
すごい…登場と同時にレギュラーになりそうな勢い。
やっぱり人気高いんだろうか。
おっさんに執着するハイスペックイケメン…。

呪術(ジャンプ掲載)
有志の書いた家系図に助けられた。
えっでも虎杖くんの特殊能力、
「自分を近親者と誤認させるやつ」という可能性は…?

僕とロボコ(ジャンプ掲載)
「政治家共は脱税しまくってますけどね」
ジャンプに政治風刺が載るのとか何年ぶり!?
というかルールで禁じてる訳じゃなかったんだ。

オーダーメイドにも納税義務があるんだ!?

だんドーン(モーニング掲載)
サイコパス2名珍道中!
サイコパスの描き分けが難しそうだ、などと思う。

宝石の国(アフタヌーン掲載)最終回
12年連載…えっ12年????

そもそも仏教の教義とエンタテインメントの相性が悪いのだが、
意外とSFとは合うことが分かった。
先生とフォス、お疲れさまでした。

プリキュア
愛猫がクール系の美女プリキュアに変身して
ご主人様を守るって、ものすごいレベルの高い百合だわ…!

光る君へ
まひろ、マスクして…。
今回のお話は、倒れるまひろを介抱する三郎、
のシーンを撮るために、ちょっと無茶な部分もあった気がする。

栄養事情も医療技術も格段に改善している21世紀でも
これほど人が死んでいるのだから、
平安時代の人になんとかできる気がしない。疫病。









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2024/04/28(日)

映画かんそう
「ゴジラ×コング 新たなる帝国」

モンスター・ヴァース第5作目。
(ゴジラ→キングコング髑髏島の巨神→ゴジラ キング・オブ・モンスターズ→ゴジラvsコング)
予習なしでギリいけるっちゃいけるけど、
強いて言うならゴジラvsコングくらいは観ておいた方がいいかな?
コングが思わぬ強敵と遭遇するが、
そのころ地上ではゴジラが巨大生物を片っ端から撃破していた…というあらすじ。

相変わらず怪獣が主役で、
人間のめんどくせー恋愛とか陰謀とかそういうのはない。
でっかい生物の大暴れが好きな人には大満足の映画と言えるでしょう。
ところでなんで毎回コングさんのシャワーシーンあるんだろう。

ラストまでばれ
最初「ほぼ猿の惑星では…」と思ってましたが
だんだん「HiGH&LOWだわこれ…」となった。
(一部キャプテンアメリカ ウィンターソルジャー)

モナーク所属の人は全員頭がおかしいので、
市井のちょっと変わった程度の人が混ざると常識人に見えてしまうマジック。
新登場のイケメンの人も陽気な狂人でよかったです。

モスラさん、ファーンって突然実体化してたけど、どういう理屈!?
怪獣の質量は、地球上の法則に準じないの!?

ゴジラさんがコロッセオを猫ちぐらにしていたが、
毎回世界遺産を爪とぎとか、給水器とか、猫じゃらしとかにしてほしい。











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2024/04/29(月)

現地ガイドの人がガウディの最期の話をしてくださったのだが、
「電車にはねられて倒れていたところ、格好が汚かったので、
浮浪者だと思われて放置された。
メイドや友人が方々を探して、
行き倒れとして埋葬されていたガウディを見つけた」
という悲しすぎる話だった

好きになった女性が生涯に1人いたけど、
コミュ障すぎるガウディがやっと告白した時には遅くて
その人は別の人と婚約してたそう。

もし結婚なさってたらベッドの上で安らかに大往生なさったかもだけど、
作品もまた違うものになっていた可能性がある









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2024/04/30(火)

読書かんそう
「どの口が愛を語るんだ」
東山彰良さん

猿を焼く
田舎に憧れた両親に連れられて引っ越した少年。
そこで出会った美しい少女、
狭く閉塞した社会…という内容。
「地方都市で、それ程裕福でもない家に生まれた
容姿の美しい女は不幸である」という話を以前聞いたが
まさにそういう話。
主人公が奮起し、戦う理由になるために死ぬフィクションの女のことを
「冷蔵庫の女」というが、
主人公の苦い過去、大人になるための階段、
ニヒリズムのために死ぬ女はどう呼べばいいんだろう。
まあ仮にハルキの冷蔵庫の女とでも言っておくか。


イッツ・プリティ・ニューヨーク
若い性衝動、
美しい年上の少女の誘惑…というような内容。
猿を焼くと同傾向の話なので、違う短編集に入れたほうがよくないか?


恋は鳩のように
ゲイカップルの男性2人、その片方に恋をする女性、
恋愛模様が交錯する…というような内容。
ゲイ男性が、
人と違う自分を演出するために同性愛者だった部分があるので、
同性婚が認められたら同性愛者である意味はあまりない、
という自己分析をするのだが、
これ舞台は台湾だけど、同性婚が認められていない日本で出版して
作者のかた、刺されたのでは?と思って調べたら刺されておられなかった。

ルブタンの靴の値段を調べました。
まあ確かに1日で駄目になったらつらいかな。


無垢と無情
ゾンビパンデミック世界で生き残った人々の交流。
ゾンビパンデミックはCOVID-19をもとにした発想なのだろう。
男性主人公が全員ヤレヤレニヒル系である。




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