3月日記

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2024/03/01(金)

ある日、リュック・ベッソン監督の名前をド忘れして思い出せなくなった。
けどまあ「レオン」を検索したらすぐ出てくるし…
と思ったが「レオン」もド忘れした。

詳細は出てくる。監督は中年男と少女が性愛の関係にあることを意図していたが
観客に嫌悪感を示され断念した。
のちに成人した主演女優がそれに対し加害性を指摘したとか。
でもタイトルはでてこない。

まあゲイリー・オールドマンを調べれば出てくる。
しかしなんとゲイリー・オールドマンの名前もド忘れした。
そんなことが…?

さすがにハリポタは忘れなかった。
ハリポタを検索したら出てきました。
ありがとうハリー・ポッター!
今後も記憶のハブとなってくれ!






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2024/03/02(土)

色々感想

あかね噺(ジャンプ掲載)
たしかに落語家、お笑いのひとはフィクション部分の錬磨以外に
自分のことを好きにならせて、その好意を話の面白さに
上乗せすることが可能だな。

小説家や漫画家には難しいというか
SNSなどの別枠がどうしても必要になる。

ショーハショーテン(ジャンプSQ掲載)
極悪ヴィランが実はそうじゃなかったオチにするの!?

うーん、相棒を失った悲劇の人を笑える人の率と
相棒をいじめ殺した極悪人を笑える人の率って大差ないというか
後者の方が少しだけ多いのは感覚的に分かるけど
でも大半のひとは両方笑えないんじゃないかな…。

宝石の国(アフタヌーン連載再開)
思ってたよりもハッピーエンド寄りに!?
ここからはさすがに落とせないでしょう!?

キングオージャー
子供向け番組で、
「好きなところは受け入れて、嫌いなところはそっとしておく」
最終回で言ったのって意義がでかい。
無理に全部理解する必要ないし、ずっと一緒にいることない。

いいラストだったなあ。
テキストもびしびし決まってた。
最終回2回分は保存しておくし、脚本家さんは今後チェックするぞ。
1年間ありがとうございました。

相棒
社会の欠陥のせいで酷い目に遭ってきた子供が復讐する話で
自作の拳銃が出てきて、完全にあれだわ…って思ったんですが
右京さんが説教するパターンじゃなくて良かった。
右京さんが犯人をハグする珍しい回だった。

光る君へ
むしろ右京さんに説教してほしいのはこっちだわ。
こいつも実は悪いやつじゃないんですよ…演出。
ペストにでも罹って溶けろ。









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2024/03/03(日)

映画かんそう
「ARGYLLE アーガイル」

マシュー・ヴォーン監督
ル・カレやイアン・フレミングと比較されるほど
緻密な内容のスパイ小説シリーズ「アーガイル」。
作者のエリー・コンウェイは、しかし続編の展開に悩んでいた。
列車で移動中に彼女は
スパイと思われる集団から襲撃を受けるが…というあらすじ。

楽しかったです。
もうそろそろすべての展開パターンが
出尽くしたかと思われるスパイアクションものですが、
まだまだあるぞ。
女流作家が襲撃されるというと「ザ・ロストシティ」
が思い出されますが、あれともまた違う。
マシュヴォン監督らしいトリッキーな話です。

注意
コメディ調のねこ虐待シーンが何回もあります。
ねこ嫌いなんかマシュヴォン!

おちばれ

記憶喪失アクション恋愛スパイものプラス
なめてた中年女性が殺人マシーン。
盛りすぎ!

真面目な話、
登場人物の中で一番強く一番ハンサムで、
一番活躍する男に感情移入をするタイプの世界の多くの男性観客は
途中で不思議な感覚を味わったんじゃないかと思いますが
これを機に、色々な人物に自己投影を行えるようになってほしい。

ラブラブサイケデリック皆殺しダンス、
威風堂々に比べるとちょっと柔らかくなりましたが
相変わらずのセンスで好きです。
エリーが男性パートを多く踊っているのに今風を感じます。
あと皆殺しスケートは、思いついても誰も撮らんやつ!
これも好きです。

ところでアナーキストのマークがアベンジャーズのマークに微妙に似てるんですが
マザファッカおじさんの前世となにか関係があるのかなないのかな?
あとキングスマン世界と地続きみたいですが、そうすると同時代に同じ顔のひと多すぎ問題。
(いや、正確にはエリーの作品世界と地続き…?)







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2024/03/04(月)

シンガポールで食べた「カヤトースト」が
どうしても食べたくなって作った。
材料は紙パック入りの少量ココナツミルク、
きび砂糖、卵、バニラエッセンス、以上です。

泡だて器で卵黄2つと砂糖100gをよく混ぜ、
それをココナツミルク200CCで少しずつ伸ばしていく。
溶けたら弱火にかけ、
1分間に1度くらい泡だて器でぐるぐるかき回すのを
50分ほど続ける。
最後のほう煮詰まってくると焦げやすいので、
もうちょっと攪拌の頻度を上げた方がいいかも。

甘い甘いトーストに、しょっぱい温泉卵をつけながら食べます。
我ながら再現度が高かった(香料は、
本当はバニラではないのですが、
パンダンリーフの輸入に制限がかかったそうなので仕方なし)。
余った分は冷凍したので何度か楽しめそうです。









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2024/03/05(火)

映画かんそう
「BLUE GIANT」

高校時代にジャズに魅せられた主人公は
上京し、大学生活を送っていた元同級生の家に転がり込む。
技術を持つピアニストと出会った主人公は…というあらすじ。
同名漫画のアニメ化。

ジャズのことはわからないが、「すごい音楽」を
色や流線や光で表現しようとしている。

しかしながら主人公の才能と熱意が万能すぎて、
主人公の見ている夢ではないのか…?
という感じも、ちょっとしました。

内容ばれ

4歳の頃からピアノをやっている雪折より、
最近始めた主人公や玉田の音楽のほうが「面白い」というのは、
小説や漫画の創作で考えたらあり得ることですが、
しかしそこから「がんばるぞい!」って一念発起して頑張っても、
突然作品が面白くなることは絶対にないので、
(むしろ4歳から描いててつまんないなら、
そこから面白くなるには並大抵の努力では無理だろう)
ジャズはそんなに精神性が強いジャンルなのか…?
と思った。

例えばメンバー全員が、家族を事故でなくした過去を持つ人で
そのチームで感情を演奏に込めたら、
すべてを凌駕するような音楽が生まれるの?

そういえば思い出したようにドキュメンタリー演出が入るのだが、
効果がよくわかんなかった。









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2024/03/06(水)

アニメかんそう
「ハズビン・ホテルへようこそ」
シーズン1 1〜4話(全8話)

A24がamazonプライムで配信している
サイケデリックな絵柄のアニメ。
地獄の人口が増えすぎ、天界は定期的に地獄住人の大虐殺を行い、
数をコントロールしていた。
ルシファーの娘チャーリーはその状況を憂い、
地獄から天界へ行けるように、
厚生施設ハズビンホテルの運営を開始する。
しかし集まってきたのは癖の強い連中で、
前途は多難なのだった…というあらすじ。

グロありゲロあり、
エロ用語下ネタ用語がバンバン飛び交う中、
地獄のプリンセスが歌います。
たぶんディズニープリンセスパロディなのでしょう。
ミュージカルアニメです。
主人公はレズビアン (またはバイセクシャル)で、
女性の恋人がいます。

4話くらいまでは比較的ゆっくり、
設定を理解しながら進むのに丁度よいスピードです。
ヒロインのチャーリーはピュアでひたむきな頑張り屋さん。
彼女の目標は色々無理がある気がしないでもないですが
でも頑張れ…と応援してしまう。










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2024/03/07(木)

アニメかんそう
「ハズビン・ホテルへようこそ」
シーズン1 5〜8話(全8話)

5話以降は怒涛の展開です。
一方的に殺戮されるだけだった悪魔たちに、
抵抗の手段、天使を倒せる可能性が示唆される。
次第に結束していくホテル住人たち。
そしてある人物の秘密。

ラストまでばれ

有害な男性性まるだしのアダムですが、
ルシファーが理想的な父親かと言われればそうでもなく…。

天使と悪魔がキスしてエンド…天界と地獄が戦争…
ハッこれはグッドオーメンズ!?
天真爛漫なほうが悪魔で、
気苦労の絶えない献身的なほうが天使で、逆だけどね。
クロウリーと同じくヴァギーを応援しています。

転生の条件を誰も把握してないというのが
大きな組織あるあるだな…という感じ。





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2024/03/08(金)

読書かんそう
「恋と禁忌の述語論理(プレディケット)」
井上真偽さん

大学生の詠彦が、自分の遭遇した難事件と
名探偵たちの出した推理を
美しき天才数理論理学者の叔母に検証してもらうという話。

先日の殊能先生のお誕生日に
「ハサミ男」と並べて称賛されている一文を見かけ、
ほう…ということは叙述…?と思い読んでみました。
第51回メフィスト賞だそうです。

ラストまでばれ

べつに叙述ではなかった。
各章に登場する名探偵たちがアニメ風にキャラクタの立った人たちだった。
作者さんはたぶん西尾維新さんがとてもお好きなんじゃないかな。

数理論理学がどういう学問か、
薄ぼんやりと分かるのはよいなと思いました。
ただ、推理に使用するにはリアルの不確定要素が多すぎなので
主人公の詠彦さんが世界のすべてを把握していると一旦仮定するのは
実は苦肉の策なのかも。

美しき叔母の硯さん、
欧州の研究機関と企業で一定期間暮らしていたにしては
性加害について無頓着すぎるというか
まあそれはフランス感覚なんだよ!という設定なのかもだけど、
そうすると生涯恋愛現役のフランスっぽくなく20代女性への敵愾心バリバリで、
まるで日本のアニメキャラクタみたいにエイジズムまるだしなのは気になりました。
近年、女性キャラクタ描写の違和感がすべて伏線だったミステリーを読んだので
どうしても比べてしまう。










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2024/03/09(土)

色々感想

ルリドラゴン(ジャンプ掲載)
復活した。半年くらいの休載だっけ…と思ったら
2022年の夏から休載でびっくりした。
数週間ジャンプに載って、そのあとジャンプ+に移動になるようです。

だんドーン
桜田門外の変終了。
けっこうスプラッタな表現だった。
人気の高い武器ですが、残虐ですね日本刀。


相棒
ディープフェイクもの?
動画生成ソフトの性能が爆上がりして、
映像への信頼度はかなり低くなった気がしますそういえば。


光る君へ
あんなに丁寧に演出されたら、
ずっと三角関係でラストまで引っ張って、のちの〇〇(実在人物)であった…
ってやると思うじゃなないですか。直秀。
ちがった。道長とまひろに共通の傷を持たせ、
一緒に死体を埋めるという特別な関係にするための装置だった。
びっくりした。
ところで道具なし、肉体労働経験なしの2人が
あの人数を埋める穴を掘るのは不可能だと思います。
浅いと野犬に掘り返されちゃうし。

それと指示は明確にだよ道長。













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2024/03/10(日)

今日はハリー・ポッターのルーピン先生と、
キャプテン・アメリカの親友バッキー・バーンズの誕生日です。
両氏おめでとう〜。
不思議とどちらも苛烈な親友をフォローする役割なんだよね。
(キャプテン・アメリカのサイトを更新しました)

映画かんそう
「DOGMAN ドッグマン」

リュック・ベッソン監督
殺人の容疑で拘留された男性。
彼は異性装を好み、拘留前はたくさんの犬たちと共に暮らしていた。
精神科医は彼の驚くべき物語を聞く…というあらすじ。

ダークヒーロー爆誕、という宣伝文句を聞いて
そういう映画だと思って見に行ったんですが、
だいぶ違って、社会からはずれた人の話だった。
意図してないかもしれないけど2019年「ジョーカー」へのカウンターになってると感じた。

注意
人間はたくさん死にます。
主人公の少年時代に受ける虐待描写がえぐい。
犬に向けて発砲するシーンはありますが犬は無事です。
犬が人間用の料理を食べるシーンがあります。

ラストまでばれ


父親からの暴力を受け、母に捨てられ、
好きだった女性からの愛を得られず、
それでも人間の弱さを許し、
弱者を守り、愛を持ち、与えようとする。
ケイレブの中性的な顔立ちと、少し丸みが出た体、
全身に散ったそばかす、男性のような女性のような、
色っぽいような、美しいような、魅力的な見た目。
ちからで勝たないといけないとか、女を得ないといけないとか、
他者の畏怖や尊敬を受けなければならないとか、
そういうものからフリーになった、強くて優しい存在だった。
(好きだった女性にイケメンの夫がいた時点で、
ジョーカーだったらもう階段だったと思う)

ラストは、己の行動の是非を神に問うと同時に
神の采配の是非を神に問うていたように私には感じられた。
(でも脊椎の弾丸の伏線、前半でさらっと流されただけなので
みんなが覚えてるかどうかちょっと不安になった)

ところで虐待ですが、テンプレ虐待父ではなく、
兄が父を崇拝しており、支配もしておるという
短いながらもゆがんだ描写があり、唸りました。
ああいうの、好きな人は好きだろうな。

関係ないですが、
最初、ダークヒーローものだと思っていた時
ベッソン脚本作品の「ダニー・ザ・ドッグ」と設定上のつながりがあるのでは?
と思っていたがそんなことはなかった。






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2024/03/11(月)

2月は個人的に色々あって大変だったのですが、
更にCOVID-19に初感染してしまい、
最悪の上に最悪をトッピングした、
地獄のカツカレー状態でした。

平熱プラス3度という未知の領域、
1度熱が上がっただけで
「ダル…」となるほうなので
死ぬのでは?という気がしましたが
案外「イェ〜〜〜イ!高熱!ヒャハハハハ〜〜〜〜〜」
などとハイになって楽しかった記憶があります。
最初は息が苦しいような気がしたのですが、
検査のついでに酸素飽和度を測ってもらったら99あって、
この上なく健康的な数値が出て笑ってしまいました。
単に鼻が詰まっていただけだった…。

だいたいのものは備蓄してあって、
それは経口補水液であるとか、
スポーツ飲料水、解熱剤であるとか、
龍角散のど飴、トロチ、ゼリー飲料、
レトルト食品等などですが、
幸いにして食欲はめちゃくちゃあったので、
カレーとかをモリモリ食べていました。
結局解熱剤は飲まず。
(なにもかもワクチン様のおかげだと思いますが)

あってよかったものは
・伊藤園 不二家 ネクター こだわり白桃 (紙パック)
 (夏に気に入ってたくさん買った残りだったのですが、
 龍角散もトローチも結局効かず、
 なにもかも喉にしみるなか、
 唯一痛くなかった飲料水でした。要冷蔵)
・鼻セレブ
 (風邪をひかないので知らなかったのですが
 最近のティッシュの強度が貧弱すぎて
 ろくに鼻もかめないので、
 鼻セレブがたまたまあって助かりました)
以上2点ですかね。












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2024/03/12(火)

ところで療養中、予想だにしていなかった事態があったのですが、
それは何かというと腰痛。
発症3日目くらいからでしょうか、徐々にひどくなってきて、
もう横たわってはおられなくなった。
原因は突然の寝たきり生活により腰が血行不良になったのと、
毎日欠かさなかった腰のストレッチと筋トレが滞って筋肉が落ちた、
そのあたりではないかと思います。

ところで初めて気づいたのですが、うちには椅子がありません。
正確に言うとすごく昔の、三面鏡付属スツールがひとつあります。
それ以外は座布団と座椅子しかありません。
しかし座椅子に座ると腰が痛む。横たわるともっと痛む。
スツールは不安定だし、己の鏡像とずっと向き合うのは不気味…。
仕方ないので部屋の隅で立ってましたね…高熱を出しながら1人で…。
もはや霊でした…。
なので1つアドバイスをするなら
普段から腰の筋トレがんばったほうがいいぜ!っていうのと、
いざというときのために湿布薬と貼るカイロはあったほうがいいぜ!
っていうのの2点です。

あと腰痛が出てきたら、足を曲げて横臥するとちょっと楽。
90度とかでなく60度くらいの緩い曲げ方で、
左右の角度を微妙に変えると更に楽でした(私は)。
こういう感じ。



全裸で寝てる絵じゃないですよ!







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2024/03/13(水)

映画かんそう
「シング・フォー・ミー、ライル」

ミュージカルアニメ。
原作は「ワニのライルがやってきた」バーナード・ウェーバー
パフォーマーの男が、世にも珍しい歌うワニの子供を見つけ、
舞台で歌わせて一儲けを目論むが、
ワニはとてもシャイだったため、観客を怖がって歌えなくなる。
男は舞台で大損をして借金を負い、そのまま出て行ってしまう。
ワニの残されたアパートに、子供を連れた夫婦が引っ越してくるが…
というあらすじ。

心優しき動物がお子さんと心を通わせる、
パディントンなどのパターン。

内容ばれ

最初、この興行師はこのまま貧乏のうちに亡くなって
ライルの心の傷になるんだろうな…と思ってたら違って、
わりと無責任にライルを捨てて去り、
気ままに生きて戻ってきて、
でもちゃんと謝ったところはよかったです。

シャイなライルは親しい人の前以外で
歌うのが苦手なのですが
どうしておじさんも少年も
突然万座の前で歌わせようとするのか。
まず4〜5人の前で、次は20人の前でとか、
ちゃんと段階踏んであげなよ!

アジア人の後妻が、やや古き良き
良妻賢母気味なところはちょっと気になりました。
ほかの人種の女性なら抗議されるけど
アジア人の女性ならまあ実際こんな感じやろ…
って感覚ではないよね?








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2024/03/14(木)

読書かんそう
「香水 香りの秘密と調香師の技」
ジャン・クロード・エレナ氏

エルメス初代調香師さんのエッセイを読みました。
私は嗅覚が鈍いので(視覚と聴覚もよくない。
が、刺激に強いともいえる)、
鼻のいいひとの知覚する世界を
文章で表現してくださっているのがとても新鮮で良かった。

ジャスミンの香りをかいで、
イタリア産かエジプト産かグラース産か、
抽出は錫の容器か銅の容器かステンレスの容器か、
嗅ぎ分けられるヨ…って書いてて、
ミュータント能力やん…と思いました。
(錫の蒸発器はエレガントで、銅はふっくら、
ステンレスは金属的と書いてあった)

エレナ氏の美学では、
香水の処方とは匂いを重ねることではなく、
組み立てて構成していくことだと書いてあったのですが、
なるほど、砂や鉄をどーんとそのまま置くのではなく
組み立てて建物にする感じだな?っていうのは分かった。

ところで私はこのままいくと香りの好き嫌いはあっても
優れている優れていないは分からないまま一生を終えそうなので、
作者さんの書かれている優れた香りがどのようなものであるか、
彼の作品「庭シリーズ」に触れてみるのが早いと思いました。
でもエルメスの香水とか、まったくお値段の見当もつかんなー。
バカ円安のせいで5万円とかするかしら?
ミニボトルはあるかしら?と調べてみたら、
予想よりわりと安くて、ミニボトルもありました。やったね。

味覚を例にとって説明されてましたが、
MRIで観察をしたところ、
感覚をつかさどる脳は新しい刺激を反復すると発達するそうです。
希望が持てる。

文中で、時代に取り残されない香りを創造するには、
香り以外のほかのことから学ばなければだめだとおっしゃっていて、
旅や哲学や人などを挙げておられたが、
漫画や映画などで名を成した人も、同じことをよく言っておられますね。
別ジャンルから学ばなくてはならないというような。





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2024/03/15(金)

第95回アカデミー賞授賞式感想

ちなみに今年のじゃなく昨年の、
2023年年の授賞式です。
2022年のビンタ事件以来、
ちよっと録画を見るのが滞っていたのですが、
さすがに3年分溜めたら 5 × 3 = 15時間、
もう追えないわ…と思って、
昨年分をエイヤー!と見ました。

「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」が
作品賞、監督賞、脚本賞など7冠に輝いた年です。
もともと監督のダニエルズは
「スイス・アーミー・マン」以来応援していた個性派監督、
「EEAaO」 は2023年マイベスト
主演のミシェル・ヨーさんは好きだし、
助演のキー・ホイ・クァンはグーニーズ世代、
ということもあってとっても嬉しい年でした。

ミシェル・ヨーさんのスピーチがよかった。
「この授賞式は、小さかった頃の私のような少年少女たちの
道しるべとなるでしょう。
そして女性たち「もう若くないから」なんて発言を
誰にもさせないでください……」というような内容。

RRRのパフォーマンスもあった。
オコエを演じるダナイ・グリラさんが
ティ・チャラに向けたメッセージをスピーチなさったりした。
最優秀長編ドキュメンタリー賞「ナワリヌイ」は
夫人がメッセージを述べておられたが、
1年後に録画を見ている私は、
授賞式の約1年後に彼が亡くなったことを知っているので
なんともいえない気分になった。

ところで会員の比率、
2012年には白人以外が6%、女性23%だったのが
2022年には白人以外37%、女性44%まできたらしい。
会員の感情が追いつかないとか、
理解を深めるよう努力していくとか、
ねむたいことを言わずに、
とりあえず変えろーーー!!!!って
変革しちゃうのはアメリカのすごいところだなと思う。

ただ、色々なことを急激に変えたバックラッシュが
今年の式に噴出したような、そんな気がしました。








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2024/03/16(土)

色々感想

ルリドラゴン(ジャンプ掲載)
主人公がドラゴンの新たな能力に目覚めたら
学校を休んでお母さんと一緒に遊びに行って
能力のコントロールを学ぶ一環でバスケとかして
若くて美人なお母さんが体力あってスポーツ何でもできる…
みたいなの、少年漫画だとあまりない展開ですよね。
普通は破壊とか、ヴィランやっつけ展開になる。

逃げ上手の若君(ジャンプ掲載)
御成敗式目に相手の母親を侮辱して煽るのを禁止する項目があって
罰金が現在のお金にして約20万円らしい。
なんか色々あったんだろうね。

相棒
なんか不思議な話だった。
与党幹事長の収賄容疑の強制捜査を
法務大臣の権限で見送らせるという内容なのだが
夫の地位を盾に強要されたのが屈辱だったそうだが、
左遷されるより妻が殺人犯のほうが嫌じゃないかな夫さん。

現実の、与党収賄容疑の大半を起訴見送りした件ねたかな?
ところで右京さんが女児にコナンくんと友達かと聞かれて
「コナンくんと友達ではありません」
と言っていたが、この世界に「名探偵コナン」はあるんだね。

光る君へ
主人公が子供のころから思い続けていた相手と肉体関係を持つことに
ストーリー上のウェイトがかなり重い大河、珍しい。
しかし視聴率は10%前後とれてるので、
やっぱり恋愛ものは強いのか?

最近完結した作品に参加していたクリエイターが
「作品Aは素晴らしかった。参加できてうれしかった。
MCUみたいなクソ作品じゃなく、本物だった」
てきな発言をSNSでして、当然炎上してポストを消されていた。
いや、その後半は別に言わなくてもいいでしょう…というか
HiGH&LOWの久保茂昭監督みたいにMCU好きを公言されていたら
アクションシーンで同じ演出があっても
あっオマージュですね!あれ格好いいもんね!って思うけど、
最終回の演出がもろに「エンドゲーム」の作品でその発言…?
と思うのでした。
「素人はお金のかかった派手なVFXで中身のない作品にキャーキャー言うが
我々は低予算で、ポリコレにとらわれない、すごい作品を作っている」
という宗教の人なのかな?













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2024/03/17(日)

映画かんそう
「デューン 砂の惑星 PART2」

ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督
フランク・ハーバートの同名小説の映画化。
シリーズ2作目。

父を殺され、一族を滅ぼされたアトレイデス家のポールは、
母と共に、砂漠に暮らすフレメンの集落に身をひそめる。
仇敵であるハルコンネン家はアトレイデス家の残党狩りと
フレメンの殲滅を試みるが…というあらすじ。

他の監督ではおそらく撮れなかったであろう、
美のちから押しでした。
科学的ガジェットや風景や、もちろん登場人物、みな美しかった。
ロングショットはどこもかしこもハヤカワ文庫の表紙のようでした。
やっぱり日没の朱色と砂の色のコントラストは映えますね。
SF好きな方むけ。

注意
げろ2回あり。

全部ばれ

復讐の成就までを描いたけど、
PART1+PART2を2時間とちょっとでやったリンチ版、
驚異のスピード。

防護スーツでスゥーっと浮くのとか
はんぺん型陸上機雷みたいなのがスゥーっと飛んでいくのとか、
コンテで見たらダッセ!って思ったと思うけど
映像で見ると格好いいんだよなあ。構図かな。
あと兵器のSEとか、破壊効果とかもクールでした。
お話はまあ典型的な王族遺児の復讐譚、貴種流離譚ですけど、
お母さんがくっついていって、お母さんの思惑もあり、
胎児の妹の思惑もあるっていうのが20世紀新機軸です。

勝利条件が違う複数の団体、たとえばベネ・ゲセリットとか、
思惑が干渉し合って世界が進んでいくので
単純な勧善懲悪にはならないののが大人向けですね。
スターウォーズとか、ナウシカとか、
ここに影響を受けているのが本当によく分かる。

今回リンチ版における鉄パンツの男が出てきた!
わりと話の通じるサイコパスだった。

ロケ地はドバイ、ヨルダン、ナミビアなど。
フレーメンはイスラム文化をモデルにしている(らしい)ので、
大規模侵攻のシーンは現実に起こっている大虐殺が重なってきつかった。
(当然SNLのコントの記憶なども蘇った)











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2024/03/18(月)

ヤドリギ、西洋ではクリスマスの装飾に使われ、
恋人たちのロマンスを彩る、
なんとなくハッピーなきらきらとした植物というイメージだったが、
最近寄生植物だというのを知ってしまった。
まさに名の通り宿り木だった。
ヤドリギまみれになって
シオシオの木の写真を見たら相当怖かった。
冬でも緑の絶えないことから生命力のシンボルとも言われたそうだが、
なんで緑が絶えないかって、
寄生した木から栄養を吸い上げているからなのだ…..








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2024/03/19(火)

ウルトラメガローカルな話をしますが、
大阪の堂島アバンザの前に
ギラギラのミラーボールのようなカットを施された
大きな金属の球体があります。

私は長年、 あれをよくある、
しゃらくさい現代アートてきな飾りだと思っていました。
しかしふとしたことから、実はあれは薬師堂で、
非常に由緒正しい、 堂島の地名の由来になった
お堂だというのを知りました
(お堂のある中洲 = 堂島)
昔からずっと見かけていたのに全然気付かなかった。
あまり興味のないものだと思い込むと、
それ以上は見ようとしない、
私だけではなく人間ってそういうところありますね。
よく言えば情報の取捨選択。
でもたぶん時々大きなものを見落としていると思う。








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2024/03/20(水)

今日は以下オリジナルBLなので注意ですよ。


失恋をした。

俺の恋は死んでしまった。
俺は失くした自分の恋愛感情を、なんとなく小さな生き物のように想像していて、そいつはふわふわした尻尾を持つ体長30センチくらいの、犬か猫みたいなイメージだ。ペットが死んでしまった感じ。悲しいけど比較的おだやかに懐かしむことができる。
ああ、残業帰りでも声が聞きたくてビールを買って家に寄ったな、ずいぶんといじらしかったなとか。あいつが好きなジャーナリストの著作をたくさん読んだな、とか。ボランティア活動に誘われて、俺にはあまりピンとこなかったが、交友関係は格段に広がった。
この1年の生活が眩しかった。1日に何度もメッセージのやり取りをして、一喜一憂した。今は死んで墓の下にいる、ふわふわした尻尾の小さな生き物。罪のない、無邪気な俺の恋。

頭の良いやつで、立体の把握が特に優れていた。複雑な形の商業施設に入ってもすぐに構造を理解して、迷うことがなかった。あとアイロンかけがめちゃくちゃにうまかった。あれもまあ立体か。
頭が良かったので、あいつは俺たちの関係がだめになっていくタイミングを正確に読む事ができた。言い争いたくない、と優しい声で言った。
優しくて、頭の良いあいつの別れ話は、まるで詰将棋みたいで反論の筋がひとつもなかった。笑ってしまった。

本当は。
本当は分かっている。俺の恋愛感情は、ふわふわした尻尾を持つ体長30センチくらいのものではない。可愛らしい犬猫のようなものでもない。体長5メートルくらいの醜い生物で両目から血を流しながらずっと叫んでいる。恐ろしい声で。 一晩中、公道を四つん這いで駆け回っている。
もちろんそいつは死んでない。
今も俺の背後にいる。そいつの生臭い息を背に感じる。






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2024/03/21(木)

弊社さんが、社用モバイルに健康アプリをダウンロードさせ、
その合計ポイントを各地の拠点で競わせるという
イベントがありました。

食事や起床時間や運動量を計測されるのですが、
私は目立って低い成績だと処される予感がしたので、
歩数でポイントを稼ぐことにしました。
スマホスリンガーという専用器具もあるらしいので
まず手で揺らして試しましたが、ふり幅が狭いと駄目らしい。
なので2m近い長さのひもでモバイルと団扇を吊り、
そこに扇風機を設置、
要するに振れ幅2mほどの振り子です。
風の力でモバイルを一晩中ぶらぶら揺らして歩数をゲットしました。
いや、自発的に歩くのはいいけど、
人に歩かされるのって腹立つじゃないですか。

(そんなに細かくは観てないと思いますが
もし歩数と時間のグラフまでチェックされてたら
一晩中ずっと歩いている怖い人になるところだった)








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2024/03/22(金)

前にも書いたかもしれませんが
サントリーの不買をしています。
もともとストゼロは飲まないのでいいんですが、
あすこは安い赤ワインが強いので非常に困りました。
瓶を処分するのが大変なので
できれば紙パック入りが望ましいのですが、
サントリー以外の紙パックワイン、ほぼ3リットル入り。

これまでに試したのは以下3種。
・サンタ・ヘレナ・アルパカ・カベルネ・メルロー
・バルデモンテ ピノノワール
・ヴィアヘロ・レッド・ワイン
合計で9リットルです。
全身の血液が4リットルとしてほぼ倍量のワインを飲んでいる。
ちなみに一番おいしかったのがヴィアヘロでした。
でもあと4種類くらい試したいです。総量21リットル。










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2024/03/23(土)

色々感想

ウィッチウォッチ(ジャンプ掲載)
今回も非常にテクニカルな回。
魔法により表情のバリエーションが4つになったモイちゃん。
トンチで自分の表現したい内容に寄せていくのですが、
絵がうまくないと描けませんねこれ。
今回漫画の賞の応募を募るコーナーに
篠原先生のコメントありましたが、
頑張って下手なのか、
手を抜いて下手なのかは、
見れば分かりますというようなことを書いておられて、
説得力…と思いました。

超巡!超条先輩(ジャンプ掲載)
先輩の昔の相棒のエリートが、
先輩への激重感情をこじらせており、
今の相棒にめちゃくちゃ嫉妬してくるという内容。
ヤレヤレ無双のトップクラスともなると、
ヤレヤレ無双を嫌いな読者(わたし)にも
結構読ませてしまうのでした。

ブンブンジャー
お日様系富豪のレッドと、
陰の者クール系排他的なブルー
(過去にレッドと何かあった匂わせ付き)か…
界隈が賑わう気配がする
調達屋さんと、おまわりさんも追加戦士なんだろうか。

グレイトギフト
犯人は誰かだけ知りたくて最終回を見た。
初回予想で当てた!
視聴率が良かったら続編あったんだろうな、
という終わり方。

光る君へ
高御座事件、
大鏡に記述があるようなんですが、知らなかった!
高御座に毛髪のついた首っぽいものが置いてあったのを
大臣に報告したら、
寝たふりをして、聞かなかったことにしやがった…!
という内容、
現在の日本の偉い人の物事の処し方と
全然変わらんな?って感じしますね。












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2024/03/24(日)

家が火事になった際に、
お菓子の空き缶に入れていた
通帳または現金は無事だった、
という話をインターネットで見かけたことがあります。
しかし詳しく調べると、
缶は熱で歪むから、当然中身なんかすぐ燃える、
と言っている人もいる。

じゃあロックウール(600度以上の熱に耐える)で缶を覆って、
針金で巻いたらいいんじゃない?
と思って現金を入れて巻いてみました。
しかしよく考えると家が火事にならないと実証できない。

なのでどなたか、これを試してみて、
もし火事になったとき中身が無事だったら、
「ありがとうございます!お陰でお金が無事でした!」
とか言って地元名産のお菓子とかを
私に送ってくださってもいいですよ…。










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2024/03/25(月)

「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン 」感想

マーティン・スコセッシ監督
20世紀初頭、居留地から石油が出たオセージ族は、
世界一財産を持つ部族と言われるまでになる。
しかしオセージ族の人々が次々と怪死する事件が起こり…というあらすじ。
同名ノンフィクション小説の映像化。

「石油が出ないかなー」という冗談がありますが、
オセージ族は本当に石油が出た。
そのお金で豪華な邸宅や車を買い、
白人を召使いにした。
しかし彼らは富の呼ぶもの、
人間の嫉妬や欲望、二面性、暴力などについて、
知識がなかったので、
防御することができず、何が起こっているのかも分からないまま
沢山の人が亡くなった。

知識のない者こそが善であり純粋である、
という考えに私は賛同しかねます。
みんな知恵の実を食えるだけ食え…。
鞄にも詰めろ…。

ラストまでばれ

この時代の白人有色人種ものにしては珍しく、
目を覆うような暴力的差別は描かれない。
それは圧倒的にオセージ族のほうが立場が上だから。
しかしその鬱憤も一因ではないかという気もする。
相当多くの人間の協力がなければ
あんな連続殺人は成り立たないもんね。
あとオセージ族には
財産を管理する能力がないと決めつけ、
白人の後見人を必ずつけた、
あれは国家的差別で大きな過ち、
かつ事件の遠因だと思う。

監督とディカプリオは
愚かな人間たちをとても上手に描いた。
愚かなので、自分の考えというものが形成できないし、
何でも言いなり、目の前の感情がすべてで、
過去現在未来を関連付けた行動ができない。
残虐なことはできるが、
前から撃てという簡単な指示も守れない。
同じことを何度も言う。稚拙な言い訳をする。

しかし倫理観を欠いたorアホの人は
現実に沢山いる(わたくしを含め)ので、
私は理知的なヒーローが沢山出てくる話が好きですね…。
監督はたぶん現実がお好きなんだろう。

この大量殺人を暴いたのが、
FBIの前身の組織だが、采配したのはJエドガー。
かつてレオナルド・ディカプリオが演じましたけど、
これそのうちに全部つながって
ディカプリオバースになるのかもしれない、
いや嘘ですなりません。








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2024/03/26(火)

はい今日もオリジナルBLです。
「ガーデンバース」という設定を聞いて、
私もやってみる!と思って書きました。
(2年ほど前に)













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2024/03/27(水)

久しぶりに国際線に乗りました。
入国審査が無人化されていた(関空)。

あと航空会社にお金を払えば
飛行中もWi-Fiに繋いでインターネットが見られるんですね。
すごい。

あと不正使用に対するカード会社の警戒がすごくて、
1日目にして止められて、復旧に20時間かかりました。
よかった、一応現金を持って行って。
(旅行前にカード会社に連絡をしておくとよいそうですが、
連絡をしていても止められることはあるそう。もう現金でよくない?)
キャッシュレスが進んで、
タッチ決裁型カードが主流で、現金は受け付けない店が多い、
と現地情報に書かれていたが、そうでもなかった。

最後に、円安がえぐい。
ちょっと傷つくくらい。
1万円がシューっと消える。

日本人旅行客が格段に減りました。
現地ガイドさんが仰っていたが
「ずば抜けてお金持ちは中国のひとで、スリも中国人旅行者を狙うけど
彼等には中国人韓国人日本人の見分けがつかないから、巻き添えで狙われる。
気を付けて」とのことでした。












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2024/03/28(木)

漫画かんそう
「友達だった人」
みや さん

SNSで情報が回ってきて読みました。
https://booth.pm/ja/items/5550390
まさにSNSでの、顔も名前も住所も性別すら、
何も知らない相手との友情の話。

今後さらにWEB環境が整えられ、
「友達は全員ネットの人」というケースも増えていき、
この漫画のような出来事も
実際に起こるのではないかと思います。

ラストまでばれ

死にネタじゃなかったら更によかったのになーー!という気持ちです。

もしかして、ささみさんの死ぬ前にやりたいことの中に
オフ会もあったのかもしれない。
森本さんの反応が違ってたら実現してたかもしれない。
分からないけど。

扱われている「部分ツイート」ですが
Twitter(現X)に実際にある文化で、
すごい長文傑作もあり面白い。
(「ささみさんの笹の部分」はネタとして弱い気がしますが、
しかし「だからパンダ?」という可能性への気付きを得た)








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2024/03/29(金)

映画かんそう
「オッペンハイマー」

クリストファー・ノーラン監督。
第96回アカデミー賞監督賞作品賞受賞。
理論物理学者ロバート・オッペンハイマーを描いた作品。
伝記映画だと思って彼の誕生から死までを予習していたが、
ロスアラモスと、原子爆弾投下以降がメインで
ポリティカルサスペンス風の場面もあり意外でした。
人物関係の把握がやや困難だった。
ノーラン監督作品のなかでは1番エンタテインメント性が低い(と思う)。

嘔吐あり注意

ラストまでばれ

私が伝記を1冊読んだ彼の印象は、
繊細で、愛情深く、理解が早く、記憶力が抜群に優れている。
才能ある学者を深く愛するが、無能な人間は冷淡に切って捨てる。
調整役に向いているので、核兵器開発の環境を整え、
人員を正しく配置する適性があった。
権力者、父権的なものに弱い面がある。
当時の科学者の多くが持っていた軍への嫌悪感がない。
社会的に見ると少し危なっかしい、だったのですが、
ノーラン監督の造形はかなり違って、
ものすごく繊細な面があるが、尊大な一面もある。
才能ある優れた科学者。しかし人間の感情に疎く、
めちゃくちゃ!めっちゃくちゃに!危なっかしく脇が甘い。
「もっと気にしろ。世間知らずめ」
と温和なローレンスに言わせるくらいに。

モノクロとカラーのシーンに分かれている。
最初は単純に過去と現在かと思ったが、すぐにそうではないと分かり、
太陽と陰のたとえ話があったからそれか?という気もしたが違った。
そういえばオッペンハイマーに果物をひと房渡して、
彼がそれを無心に食べている間にローレンスを視線で制止し、
(ローレンスもその意図を察し)
オッピーが無用に傷つくことから守ってやる場面、
何とも言えない慈愛、友愛シーンで
この映画の中で一番好きな箇所かもなのですが、
あのシーンはモノクロだったので、
もしかするとカラーはオッペンハイマー視点、
モノクロは神視点なのかもしれません。
(聴聞会で突然全裸になってセックスを始める演出はカラー。
意味は分かるんだけど、これ必要!?って言いたかった)

この映画、小さなエピソードはもちろん創作シークエンスが使われているが、
大きな出来事については現実に準じている。
なのでジーンの死のシーンについては
オッペンハイマーの主観にして自殺と他殺、両方の映像が交互に流れた。
(関係ないですがサンスクリット語を読ませながらの性行為は色っぽいなと思いました。
あれ、場面転換しましたけど、朗読を続けられない様子を楽しむんですよね)
(ジーンはノーラン監督の典型的な女性キャラクターなので
ピューさんの演技力がもったいないよぉ…と少し思いました)
(キティと描き分けできてる!?)
オッペンハイマーが自責の念にかられているか、かられていないかは
資料から判定できなので、そこは映画でも明確にされていない気がしました。

ラミ・マレック氏、まさかあの
「署名しないうえにその感じ悪い態度!?」
という顔芸だけの登場か!?と思ったけど、
比較的重要なシーンを見事に決めた。
ストローズにとって人間はすべて損得勘定、
利害によって動くものなので、
ヒル博士の、単に正しいと思うことをしたあの証言は
予測できないし理解できなかっただろう。
そして彼にはオッペンハイマーとアインシュタインの会話の内容も同様に
予測できないし理解できなかったのだ。

核分裂が大気に及んで、世界を破壊する可能性はほぼゼロと彼は読んだので、
オッペンハイマーは実験を行い、賭けに勝った。
しかし社会的には大量破壊兵器の開発競争連鎖が世界に及び、
人間と星の寿命を決定的に縮めてしまった。
彼はプロメテウスとなり賭けに負けた。

そして出オチ(名前)のようなJFK。



被爆描写が無いことに関して

バーベンハイマーの件もあり、批判が多かった。
配給会社が決まりませんでした。ビターズ・エンドさんに感謝。
(バービーのページにも書きましたが、
「バーベンハイマー」という言葉自体は、全然違う映画を楽しめる自分!
という一種の自慢、ひいては映画の劇場鑑賞促進のキャッチフレーズだった)

一応科学者の間で、核兵器使用に関する反対署名や討論会があり、
敗戦濃厚な国への大量破壊兵器使用、と状況の正しい認識の言及描写もあった。

投下都市の選定のシーン、
発言後の他メンの表情から皮肉のシーンだと分かるが
(実際はもう少し時間をかけて選定されたようです)
皮肉と茶化しの判別がつかないひとが結構多いように感じられるので少々不安でした。

広島の被害状況のスライド映写、資料朗読をするシーンで
オッペンハイマーが目を背ける描写、
スピーチ前後に顔の皮膚がめくれる女性、炭化した遺体を踏む幻覚を見る場面。
全てにおいて抑え気味のノーラン監督にしては多いと感じた。
このうえ、破壊される広島と長崎を映し、劇的な音楽を流し、
膝をついて慟哭するオッペンハイマーのシークエンスが必要なら、
聴聞会のシーンとはまったく合わないので全部削って別の監督が撮るべきだと思う。

死者への愚弄は当然抗議すべきだが、
分かりやすい虐殺シーンを撮らない、時間を割かない、イコール人種差別である、
とは思わなかった(私は)。









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2024/03/30(土)

色々感想

だんドーン(モーニング掲載)
ある重要人物と昔から親しい仲間である人が彼の死を望まざるを得ず、
重要人物が有名になってからの信者は彼を生かそうとする、
歴史上わりとあるあるシチュエーションですね。
桜田門外の変って、そういえば結果としてどうなったかは
あまり意識してなかったかもだ。

ショーハショーテン(SQ掲載)
短いセリフによるハイスピードの会話をして
声がかぶらないコンビは練習量が凄い…
なるほどそういうところを見るのか。

光る君へ
突然三郎を取り巻く女たちがずらずら揃って
深夜アニメみたいに…。
(三郎を中心に女がブロッコリー配置されるやつな)
(ヒカキミ!ってタイトルだな…)
三郎…よしなさい…徳が下がって楽に死ねなくなりますよ…。







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2024/03/31(日)

映画かんそう
「ゴーストバスターズ フローズン・サマー」

監督がジェイソン・ライトマンからギル・キーナンに変りました。
ジェイソン・ライトマンは共同脚本に。
オリジナル版監督アイヴァン・ライトマンが
2022年に亡くなられたようで追悼の言葉がありました。

相変わらず大忙しのゴーストバスターズだったが
フィーヴィーは、未成年であることを理由に活動を禁じられる。
そんな折、古代の邪悪な魔導士を封じた玉が持ち出され、
ひそかに復活の計画が進行しつつあった…というあらすじ。

うーん、家族で楽しめる、
お子様にとってはちょっと怖いシーンもあり、
皆でワーキャーいえる映画、そういう感じです。
ビーチが凍り付いたりするので、
初夏くらいの上映のほうがよかった気はする。

エンドロール中に1シーンあり。

おちばれ

オリジナルメンバーと、新メンバーファミリーの2軸展開。
たしかに片方だけだと少し薄い気がする。

フィーヴィーが美美美美美美美少女の眼鏡っこ。
むしろ眼鏡なしのマッケナさんよりも美少女のように見える。
メロディさんとの、友情よりも微妙に親密な演出に、
ちょっと拳を握りました。
2人でプリキュアになればよかったのに!

3作目もあるみたいです。

今回のヴィラン、ガラッカくん、
どこかで見たような気がするんだけど、
アクアマンのコーダックス?
サノスの部下のエボニー・マウ?
マレキス?ステッペンウルフ?どれだっけ?
それともヘルボーイ系のヴィラン?

そういえばキンゴが出ていた。








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