11月日記

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2023/11/01(水)

ドラマかんそう
「LOKI」シーズン2
1〜3話(全6話)

TVAという管理組織の定めた「神聖時間軸」
以外の世界は抹消されていたことを知ったロキたちだが、
その組織の祖であるカーンを滅して…
というシーズン1の続編ドラマ。

最初に書いておくと私はこのドラマシリーズが
あまり好きではありません(ババーン)。
でも今後のMCUにかかわってくるだろうから渋々見ています。

なぜ好きじゃないかというと
MCUが個性と魅力を積み立ててきたキャラクター、
ロキを使っておきながらまったくその威力を発揮できず、
シーズン1ではドリ棒にしてしまったからです
(言葉の用法が合ってないかもですが)。

新登場の女性キャラクターに執着して、
彼女に振り回される人格になってしまった。

内容ばれ

1で倒されたカーンは、万が一のためのプランを用意しており
それが過去の変異体の自分を再度カーンにするという企みだった。
カーンの意を酌んだミスミニッツとラヴォーナ。
一方伐採をやめた世界では、織機の処理能力を超え、
TVAが壊滅の危機に瀕していた。
織機の修復に必要なのがカーンと同じオーラを持つヴィクター・タイムリーで、
二派閥による争奪戦が始まったのだった…というあらすじ。

タイムストーンによる時間への干渉は多元世界論が有効だったけど、
TVAによる時間干渉は上書き式になるってことでいいんだよね???
でないと多元世界だとノートを投げ込んだ時点で別ルートになって、
OBが最初から持ってるノートにはつながらないもんね???
このへんちゃんとシリーズの整合性を監修している人が
いるのかすごく不安。

ロキは魅力的にふるまえるけど共感能力に欠け、
利に聡く、己に正直で皮肉屋で良心がない。
でも家族へのあこがれがうっすらとあり、
案外抜けたところもある。
そういう複雑なキャラクターを、
垢ぬけた姿をした上品なトム・ヒドルストンが演じることによって
安定調和していたのに、
ドラマのロキは百鬼夜行シリーズでいうところの関君ポジションで、
驚いたり慌てたり必死になったりする物語の緩衝役をやっていて、
ロキの魅力は封殺されている。

たとえばひどい出来事があって呆然としている人がいたとして
その肩にそっと手を置くような普通の人間仕草ができたなら、
映画のロキはあんなに苦労しなくてよかったのでは?

そんなロキの精一杯の歩み寄りといたわりを、
「いるよ(I am here)」の一言で表現したラグナロクは
やっぱり素晴らしかったな…と思った次第。










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2023/11/02(木)

久しぶりに、あまりおいしくないお寿司屋さんにあたって、
寿司屋さんは、時々ほかの寿司屋に、
できれば他府県の人気店に行くべきだと思いました。
でないと「10年前の寿司の味だよ!」になってしまう…。
(まあどのジャンルでもそう。漫画や演技や教育や)

そして10年前の寿司と今の寿司の違いはシャリだと思います。
なんか繊細な味。
あと皿から口に運ぶ間、ギリギリ形を保てるくらいのフワッとした握り。
昔のお寿司は、比べるとなんか固かった。









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2023/11/03(金)

これはサーティーワンのハリポタコラボ。
ハリーポッターサンデーです。
すごいカロリーがあるので気を付けるんだ(650くらい)。
限定フレーバーのホグワーツハウスディライト、
案外爽やかな優しい甘さだよ!



そしておたんじょうびの短文、短すぎるので日記に直接貼ります。



 シリウス・ブラックが、どうにも浮かない顔をして食卓の席に現れたのは、
彼の誕生日の朝だった。夕食の準備のための仕込みをしていたルーピンが気付いて、
なにか気がかりでもあるのかと問うと、良くない夢を見たのだと言う。
「お前への求婚者が家にやってきた」
「……へえ」
「河童だった」
「河童」
「昔フィールドワーク中のお前と知り合って、それからずっと好きだったと。
彼は名前を名乗ったが、人間の口では発声ができない名だった」
「まあしかし私は君と暮らしている訳だからね」
「そう。そう言うと、だったら決闘だという話になった」
「どうして……」
「河童が言うには、自分は魔法を習得していないので、スモウ……
こちらでいう所のレスリングで勝負したいと。そうすると、
会話の切れ目がきたら断ろうとタイミングを読んでいた風の
お前の表情が明らかに変わった。『こんな異国の地まで来てくれた
河童氏の熱意に報いなければ』とか言い出した。『スモウが見たいんだろう?』
と怒ったら、否定はするが目が泳いでいる」
「ひどいな……でもありえそうだ」
「仕方ないので庭でレスリングをすることになった」
「どっちが勝ったんだ」
「河童氏が突然マグルの銃で撃ってきた」
「あははははははは……卑怯じゃないか……!」
「仕方ないので魔法で応戦したら河童氏は死んだ」
「はははは……きゅ、急にサスペンスに……苦しい…」
「呆然としていたらお前が穴掘り道具を持ってきて『死んだものは仕方ないから
庭に埋めよう』と」
「君の、夢の、私は随分冷血だね……あはははは……」
「板切れで墓標を作った。名前が分からないので『愛の河童ここに死す』と書いた。
リーマス?」
 シリウスの視界からルーピンの姿が消えていて、視線をさまよわせると
彼は床にいた。笑いすぎて椅子に取りすがろうとして、椅子ごと倒れたらしかった。
「そこまで笑うような話か……?」
 呆れて手を伸ばすシリウスの助けをえて、なんとか身を起こしたルーピンだったが、
立ち上がらずにしばらく笑っていた。
「私の人生のユーモア、私の人生の光、シリウス・ブラック。誕生日おめでとう。
君は素晴らしい」
 涙を浮かべてまだ少し笑っている恋人にそう祝福されて、
シリウス・ブラックは複雑な表情で礼を述べた。







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2023/11/04(土)

色々感想

呪術(ジャンプ掲載)
シリアス能力バトルにギャグマンガの法則を持ち込んで
相手の攻撃を無効化する特性に対し、
羂索は笑いに一家言あり、ねたの稚拙さを批判することで対抗。
すごいな、死角なし。


相棒
陣川さんのお話で、愛情は時に迷惑なものになるので、
相手のためを思って黙っているという選択を描くのは今風だし、
あと警察は女性の訴えを軽視しがちなのを認め
右京さんが謝罪するという流れもすごい。







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2023/11/05(日)

映画かんそう
「ゴジラ -1.0」

監督脚本 山崎貴さん

特攻隊の生き残り敷島は、
焼け野原になった東京で、子供を連れた女性と知り合い、
身を寄せ合うようになるが、
そこへかつて戦場で目撃した巨大生物が襲来する…というあらすじ。

戦後すぐの世界設定とのことで
またこう…妻子を守るためにこの命を…未来のために云々…
あなた必ず帰ってきて…おとうちゃーんエーン…
敬礼スローモーション音楽ゥ〜みたいなのかな…と思って見に行きました。

や、でも違った。
右と左、リベラルと旧価値観の中間を、
うまいことシュシュシュっと駆けた。

ラストまでばれ

(もしかして日本人って特攻隊エンタメが好きなの?とは思いますが)
(難病ものみたいな分類なのかな?)
でもみんなで敬礼はあった。
特攻隊批判、政府の情報統制批判、命が大事、黒い雨、
みたいなのやりつつ、
誰かが貧乏くじを引かなくちゃいけない、からの
海軍美化、男たちの連帯、頑張り、技術者は命がけで職務を全う、
みたいなの、作り手に思想があったらできないことで、
たぶん監督は心底どっちでもいいんだと思います。
(いい意味でも悪い意味でも)
そういえば放射能の表現もフワッ…としてた。

妻子のために命を捨てるドラマは昨今風でないという判断か、
血のつながりのない家族の話になったのは良かった。
ゴジラとの戦いはあくまで敷島の人生の復讐・戦いで、
金を置いて消えるやり方や、
典子との再会シーンの子供の扱いでも分かるように、
彼自身がまだ子供なので、子供の保護者には到底なれないのも。
その一方で典子が経産婦の未亡人ではないこともジワジワとくる。
そのほうが受けるのは感覚的に分かる。
最大公約数への嗅覚に特化した才能だ。

低予算のジュラシックパークだった最初のゴジラとの邂逅で
どーんとハードルが下がったが、あれは意図的だったのかも。
銀座の破壊と、わだつみ作戦は迫力がありました。
フロンガスって昭和の終わりくらいから現れたイメージだったが
戦前からあったのか。(あとフロンという呼称は日本独自のものなのか)
他の船が集結するシーンもベタベタながら盛り上がった。
(推進力が足りないのとクレーンの強度がもたないのは別問題だと思うけどね)

野田博士、金田一耕助の要素もある温厚さの中に
きらりと光る狂気があり好きなキャラクターです。
ベタベタなセリフと、安藤サクラさんの演技力が殴り合って
安藤サクラさんの演技力が辛勝したような気がする。
典子さんの肩の黒ずみ、
ハッピーエンドの中のサッド要素かと思ったが
G細胞説もあるのか…なるほど。

(この感想全文は「べ、べつに監督のこと認めたわけじゃないんだからね!」
みたいなイメージで読んでください)








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2023/11/06(月)

映画かんそう
「パトリシア・ハイスミスに恋して」

著作の多くが映像化されている人気作家ハイスミスの
日記とインタビューをもとにしたドキュメンタリー。
彼女と恋愛関係にあった女性たちがハイスミスを語ります。

創作秘話もあるかなと思いましたが
やはり恋愛生活中心でしたね。
でも朝からオレンジジュースのジン割りをグイグイ飲んで
あの文章をお書きになってたのならすごいことです。
世間からサスペンス作家と認識されることにはご不満だったよう。

内容ばれ

でも見ていて腑に落ちたことが色々あって、
母が再婚するため祖母の元に預けられて育ったが
ハイスミスは美しい母のことが好きだった、
ただ、母から愛を返してもらえることはなかった、とか。

それとインタビューを見ていて
ややミソジニー思想をお持ちっぽいなと感じたのですが、
彼女がものすごい漁色家だったこと、
ノートにこれまで付き合った女のランキングを書いていた
(これは映画内には出てこないけど)らしいこと、
女の振り方が酷いこと、
異性装を好んだこと、等々も、あー…という感じ。

なんとか母の望むような娘になろうと、
精神科を受診し、男性との性行為を無理に行い、
最終的には母と絶縁、
きっとすごい苦しみがあったと思うので、
好きに生きなさったらよいのですが。
(それとお若い時の写真を見るとモテモテなのはとても理解できる/笑)

テキサスで周囲の人からのミソジニーやレイシズムを浴びて育ち
晩年それがじわじわと沁みだすのは本当に怖いな…と思った。

リプリーがハイスミス自身だという発想はなかったので
その視点で再読したら、まるで違った風に感じられるかもしれない。

インタビューに彼女の猫が映っていますが
ドルルルルル…と鳴っていてかわいい。






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2023/11/07(火)

最近、日本酒をたくさん飲むために新潟へ行ったんですが

雪兜シルバーエディション
越路吹雪純米酒
純米吟醸 山古志
越路乃紅梅
北雪YK35
越後屋 米ラベル
越乃鹿六 純米吟醸
大洋盛純米吟醸
嘉山純米吟醸
王紋 極辛大吟醸原酒
chojazakari雫
CAWBOY山廃
N-888
イットキー
サササンデー
つなん藍 吟醸酒
宣機の一本 純米大吟醸
菱湖 純米ドライ
長者盛 泰然 純米大吟醸
純米大吟醸無濾過生原酒 桜もよう

この中だとサササンデー、N-888、
あとすごく冷やして飲むなら嘉山がおいしかった。
お米と水がおいしいところはいいですね。
(今年は米の出来が良くなくて大変だったそうですけど…)






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2023/11/08(水)

評判の日本酒をたくさん飲んで分かりましたが、
漫画の絵柄に古い新しいがあるように、
酒の味にも「今若い酒蔵の間で流行ってるのはこの味だな?」
みたいなのがある、気がする。昭和味の酒も当然ある。

若手の作る日本酒の味…上手く言えないけど、
乳酸菌飲料っぽく香りはバナナ風、後味スッキリ、
醸造酒のいいとこ取りみたいな感じ……。





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2023/11/09(木)

2021/11/25に書いたおにぎり屋さん「雪ん洞」ですけど、
「ぽんしゅ館 越後湯沢驛店 爆弾おにぎり家」に名前が変わっていて
思わず「雪ん洞」さんは!?って聞いてしまいました。
「名前が変わっただけで、雪ん洞です」ってお返事で安心しました。
相変わらずおいしかった…。

ところでこのおにぎりを食べに行ったそもそものきっかけは
昔からファンで愛読している同人作家さんの旅行本なんですけど
その作家さん、亡くなられた里中守さんの原画展が
2024年5月24日(金)〜5月26(日)中崎町で開催されるみたいです。
楽しみです。








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2023/11/10(金)

映画かんそう
「ペイン・ハスラーズ」

住む家もないほど経済的に追い詰められていた
シングルマザーの主人公は、
バーでショーダンサーをやっていたが、
製薬会社勤務の男性客が気まぐれに言った、
雇ってもいいという言葉に、すがるような思いで面接に赴く。
彼女は薬のセールスで頭角を現すが、
しかし会社は業績を伸ばすために
法に触れる販売を始める…というあらすじ。

現在でもまだ解決していない
オピオイド問題を扱ったNetflix映画です。
推しが出ているので見た。
時々ずっと後の時間軸のインタビューが入ったりして、
ふわっとドキュメンタリー風にしてあった。

内容ばれ

ものすごく早く、そしてよく効く鎮痛剤があって、
それは癌患者のための薬で、
中毒性はないというデータがあった。
製薬会社は薬を売りたい。
営業は生活のために金が必要なので何でもする。
医師はチヤホヤされたいし性的なサービスを受けたい。
勿論金もほしい。
やがて癌患者以外にも薬が多用される。
しかし中毒性がないというデータは
あくまで癌患者に関する数字で、
中毒になる前に亡くなっていたとも考えられる。
中毒患者が出始める。

人類を疫病から守るために
利益度外視で奉仕をしてくれる製薬もある一方で、
こんな風に人命を月給に変えるようなことをする会社もある。
もしかすると同じ会社の別部門ということもあるかもしれない。
そりゃ陰謀論や代替医療が流行る訳だよ…という。

映画としてはおとなしめのスコセッシ作品風という感じ。
おとなしめになるのはおそらく女性主人公だからという気もする。
男性主人公ならもっとめちゃくちゃになるか、
あるいは社との戦いがもっと苛烈になったのではないか。








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2023/11/11(土)

色々感想

呪術(ジャンプ掲載)
勝利条件が「羂索を笑わせること」になった!
バトル系ショーハショーテンみたいだ!

だんドーン(モーニング掲載)
人を操作するのがうまい主人公…。
忘れてましたが最終的には
警察組織を作るところまでいくんですよね。

オトナプリキュア
ココのぞをがっつりやるっぽい。えー!
お酒を飲んで恋愛するのが大人ということなのか…?

相棒
先週がモラハラDVで今週が性暴力・ストーカーか。
来週は久しぶりのラムネのひとメイン回だ。

家康
小早川氏の裏切りメイクがすごい。
秒で裏切りそうな顔だ。






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2023/11/12(日)

映画かんそう
「マーベルズ」

アベンジャーズ最強ヒーロー、キャプテン・マーベル。
彼女の親友マリアの娘モニカ、
そしてキャプテン・マーベルのオタク、カマラ。
それぞれの事情でスーパーパワーを得た3人の女性が
奇妙な偶然から強制的に結び付けられてチームを結成する…というあらすじ。

キャプテン・マーベルはサノスとサシで殴り合えるほどのパワーがあり
ごく普通に正義感が強く、弱者への労りがあり、
実はここがだめ的な欠点がない。
そういうキャラクターは好ましく演出するのが難しいのだが
3人チームが上手く機能し、
キャロルの駄目な部分がうまく魅力に変換されてた。
(駄目な部分といっても、虫が怖いとか料理が下手とか
かわいいところもあるんだな、みたいなのではない)
女性ヒーローは男性ヒーローとは違う演出、
キャラクター構築をされるべきと思っているので、
転換期だなーと思った。

あと全体的にコミカルなシーンが多く、
楽しく見終われたのもよかったです。これはカマラのおかげ。

いつものエンドロールのあれ。

ラストまでばれ

女性ヒーローチームの共感力の高さ、
仲間のつらさを我がことのように感じ、ハグして慰撫するシーン、
それとヴィランと戦闘中でも解決策が出れば交渉に転じようとするのも
新しい流れ。

歌が言語の星に行ってキャプマプリンセスモードに変身は
ファンの女児気絶展開じゃないかと思います。
ディズニーのノウハウが生きたおもしろアイディアでしたが
歌が言語っていうのは確かに、歌詞の意味に加えて曲調で真意を表したり
通常の言語よりも情報量が多そう。ただし欠点はスピードに欠けること。

入れ替わり現象については、カマラの発生させた物体を
キャプマが千本ノックのように飛ばしたり、
モニカが目隠しとなって物理攻撃の的中率を上げたり
そういう能力パズルをするのかなと思ってたがそうでもなかった。
でも女子チームならではのキャッキャ特訓が見られたのでヨシ。
というかあの3人の特訓とトークタイム、あと15分くらいやってほしかった。

ちょっとヴァル子なにがあったのよ話しなさいよ。


ディズニープラスのドラマに関して

配信開始してからのドラマはすべて見てますが、
こんなにがっつり絡んでくるならドラマの感想も映画サイトに移動すべきか
それとも邦ドラ洋ドラ感想サイトを別に立ち上げるべきか悩みます。
件数が多いので……。

ミズ・マーベル
ドラマ未視聴の人にカマラやカマラの家族がどう見えたか少し心配です。
分離独立やアメリカで生きるムスリムのティーンの日常、
インドの文化、イスラム教徒の価値観から見る女性ヒーローへの拒否感、
祖母、母、娘と三代続く抑圧と愛、
あとキュートなメンズとの甘酸っぱい三角関係、
色々詰まった6話のドラマなのでおすすめです。
そういえば兄嫁どうしたんだろう。

ワンダビジョン
モニカが能力を得る一部始終を見られますが、
今回の映画の予習としてはさほど重要ではない。

シークレット・インベージョン
今回の映画の予習としては全く必要ないけど
これを見ていると、猫好きおじさんみたいな顔して出てきたけど
俺はお前を許さない…みたいな気持ちです。
故郷のない人に安住の地を約束して利用し、
結果凄まじい殺し合いに発展するって…。
部下も皆も無駄死にして自分だけハピッピってお前…。
大腸がねじれて苦しめ!

あとディズニープラスさん、配信開始して以来ずっと視聴料を上納してきましたが
プラン変更や退会方法が無駄に複雑すぎやしませんかね。
Netflixさんの簡潔さと淡白さを見習ってくれやしませんかね。






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2023/11/13(月)

映画かんそう
「デシベル」

過去に潜水艦ハルラの副長を務めていた主人公に、
サッカースタジアムへ爆弾を仕掛けたという予告電話が入る。
その爆弾は周囲の音量を計測し
一定音量を越えると制限時間が半分になるという仕様だった。
観客を避難させれば即座に爆破するという脅しに主人公は…というあらすじ。

爆破テロリストとその指示に翻弄される主人公の
ハラハラする攻防が楽しめました。
一昔前の「スピード」や「ダイハード3」のような勢いがあった。
しかも主人公と爆破テロリストの間に因縁があり
実は…という告発がサブのストーリーとして進行していくので
最後までダレずに見られました。

私は音響兵器に関する映画だと思って
「へー、殺傷能力があるやつが開発されたのか」と見に行ったのですが
全然違った。

内容ばれ

韓国語、今回初めて「同じ発音の言葉が多い…?」と思った。
「発射」とか、「ハッシャ」と言っているように聞こえた。
「30分」とかも。
数字の発音に似ているものが多いのかな?

声を上げると爆発して死ぬ仕様の爆弾というのは
沈黙させられ、声を上げれば抹殺される自分たちの復讐の表現なのだと思うが
(あと音響探知が専門だったテリョンの復讐)
そのへん言葉で説明しないのはよいね。

この映画のせいではないが、敬礼が感動記号になっちゃって
ゲシュタルト崩壊を起こしそうだよ〜。
なんで複数人で腕を135度ほど曲げると格好いいって思うんだよ〜。

韓国映画、終盤に告発シーンが来るものが多い印象だが
必ず吹き抜けで下手側がガラス張りのような?
なにか映像上のお約束なんだろうか?
あるいは告発記者会見で有名な場所なのか。







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2023/11/14(火)

ドラマかんそう
「LOKI」シーズン2
4〜6話(全6話)

5話まで見た時点で、
だるいドラマだ…これはもうだめだ…と思ってたんですが、
すみません、私が間違ってました。
6話がとても良かったです。とても。
本史のロキさんは、ああいう終わりかただったけど、
運命のいたずらでまろびでた別のロキさんが迎える、
ロキさんのためだけの終わりに相応しい結末でした。

ラストまでばれ

ラストのアイディアがまずあったに違いない。
北欧神話に還ってったロキさん…。
イメージがとても美しかった。

まどかとほむらちゃんを1人でやって大変だったね…。

経緯についてはもう少し!もっと色々!
と思わないではないし
突然ものすごい分別を身に着けたのは
イヤイヤ期全開のシルヴィを見て、
かつての自分ってこんなだったのォー!?
ヤダー!ってなる、動機として使えばよかったんじゃないんすかね?
シーズン1からちゃんと!?って思うし、
あの分別をダーク・ワールドのときに発揮できていれば!
って気もするんですけど、
まあ人の縁もタイミングなので、
全員グリフィンドールみたいな兄上&アベンジャーズよりも、
寄る辺ない普通の人たちにシンパシーがわくこともあるんだろう。
うむ。

神の地位も王の地位も全部捨てて飄々と生きているのがソーで、
ロキはそんなソーのいる世界のすべてを守護する神となったわけですが、
何十年か後にあの暴風の中をソーが訪ねて行って静かにお話してほしいです。
その二人なら優しい思い出話ができそう。









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2023/11/15(水)

先週書いた製薬会社、医療不信の話で思い出したのですが、
以前書いた通り、膝関節を痛めたときは
2つの病院を試したにもかかわらず、
どちらもレントゲンやMRIなどの
高額な検査をやった後は痛み止めを出すだけで
根本的な治療には熱意が見られませんでした。

最近は指の腱鞘炎で物が握れない状態が何か月も続いて
病院に行きましたが今度は初診で超音波治療器の使い方を教わって、
次からは勝手に入って、診療は受けず、
治療器を自分で使って、
最後はお金を払って帰ってくださいと言われ、
ネットで調べたところ超音波治療器の効果も
あるような、ないような……
という評判だったので、通うのをやめました。
ネットで調べて、
サポーターが有効だと書いている人が多かったので、
評価の高い指用のサポーターを買って装着したら
2〜3週間で治りました。

私は別にお医者様に親身になってほしいとかは全然なく、
治ればいいし少々高額でも構わないのですが、
悪いところを治療するという役割を全く果たさず、
なるべく長期にわたって金を絞ろう、
そのメンバーを1人でも増やそうとするのはやめてもらいたいですね。
機材投資回収とか色々あって大変なんでしょうけど。

私は代替医療については反対ですが
(生存より心の安定を取る人に関してはその限りではない)、
どうせ治してもらえないなら、
つらいでしょうかわいそうに!って
心にかけてくれる人に金を払ったほうがましだって考える人は
そりゃあ出るでしょうよ…という気持ちになりました。







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2023/11/16(木)

老化と病の話

そういえば「腕が上がらなくなる例の年齢による肩の疾患」
を指の腱鞘炎と同時に患って、
左腕は上がるが物がつかめない。
右腕は物がつかめるが上がらない。
という状態で長らく過ごし、
日々がパズル系RPGみたいでした。

棚の上の瓶を取りたいときとか、
上げてつかめるアームが私にはない訳ですよ。
ではどうするかと言うと、
「左腕で払い落として右腕でキャッチする」
という荒業で解決です。

ほかにも雑巾がしぼれない、瓶が開けられない、
蛇口が、傘が、と山ほどのクエストがありました。

ちなみに「腕が上がらなくなる例の年齢による肩の疾患」は
今回で3回目。同じ腕を2回やるのは稀だそうです。
2回目はめちゃ痛い。
動かしていないときも痛んで24時間痛みます。
私は痛みに強いほうですが、
そうでなかったら衰弱していたところですよ。
しかしまあ膝と違って歩けないという大弊害がないのは有難いです。
経験からすると、「腕が(略)疾患」は、ちょうど1年後にフッと痛みが消えます。
(リウマチ疑いで血液検査は受けておりますのでご心配なく)





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2023/11/17(金)

むかし読んだ旅行同人誌で
(そう、おぢろう組さんの本です)
英国のホテルの風呂場のお湯が熱湯すぎて、
試しに紅茶を淹れてみたらめちゃおいしかった、
という話があり、憧れていました。
(そのあと英国に行ったけどバスルームは適温の湯だった)

最近インターネットで見たのですが、
ロンドンの水道水の硬度は220、
日本の水道水は都道府県の違いはあるが約60、
エビアンの硬度は300、
うまく割るとロンドンの水道水と同じ硬度になるらしい。
半々で割ると硬度180なので、
水道水とエビアン1:2くらいにするといいようです。

それで試してみたのですが、
確かにいつもと同じ抽出時間なのに、
いつもより香りや味が濃くでたような気がしました。
私は濃い目の紅茶が好きなので、美味しく感じました。

ちなみに、紅茶は軟水の方が香りが楽しめるという意見もあります。
それと水の硬度は
(カルシウム量×2.5)+(マグネシウム量×4.1)
なので、
完全にロンドンの水道水と同質であるとは言いきれません。
あしからず。













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2023/11/18(土)

色々感想

ジャンプ雑感
「ツーオンアイス」で末尾に
スケート豆知識みたいなのが付くの有難い!
スケート疎いので……。
「あかね噺」
絶えた話を新たに掘り起こす、みたいなの可能なんだ。
絶えた噺には絶える理由があるだろうから、
そこをどうクリアするかが難しいのかな?
「カグラバチ」
うんまあ日本刀ものだね…。くらいの印象だったが
国外でウルトラ大バズりしてるらしい。
刀大好きかよ!
「アスミカケル」
川田先生は本当に格闘技全般を愛しておられるので
すごく分かりやすいし、技の連携や、戦略の見せ方も面白い。
でも絵が、若い人には渋く見えるというのもまあ分かる。
終わらないでほしい!なんか違うやつが終わってくれ!
「アンデッドアンラック」
男1女2の結婚、ここまで丁寧にエピソードが重ねられると
あんまり腹立たん。奇遇にも、逃げ上手の同じ週で
男1女2の結婚の相談回だった。
「ワンピース」
尾田先生のえんぴつ画(ところどころ)が載るの
珍しいな。

オトナプリキュア・ひろがるスカイ!プリキュア(しょっぱい話)
オトナプリキュアは教師と生徒(現在は成人)の恋愛、
現行プリキュアは3歳程度の女児が12歳少年との結婚を希望するエピソードだったが

昨今、小学生相手に教師または、周囲の成人がうまくグルーミングして
「これは恋愛だよ」と偽って性暴力をふるうような事件が少なくないなかで、
子供の記憶に残る「アニメで見た素敵な恋愛」が
その犯罪をアシストすることはないだろうか…?
制作者は一考してほしい。


キングオージャー
ルッキズムの回でとてもよかった。
婚約者選びで、何気なく仲間全員が候補なところもよかった。
(これは中身はヒメノさまではないけど)
美しすぎてそのままでは生きていかれない人に対する
ヒメノさまの采配もよかったなー。
脚本が良かったです。

相棒
てっきりラムネの新彼話だと思ったのに…!
いやもしかしたら再登場くるかもしれない。

家康
桃配山ってかわいい名前だなと思ったが
大海人皇子が桃を配って勝利した、ゲン担ぎの山なのか!

関ケ原の感想戦を聞くのは楽しいけど
心臓に悪いな。
家康って戦略家の才能も政治家のセンスもあったんだろうな。

島津の退き口も一瞬映った。お豊!






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2023/11/19(日)

映画かんそう
「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」

PG12指定
血まみれになって立っている
ゲゲゲの父さんと水木さんのビジュアルが気になって行ってきました。
昭和31年、血液銀行に勤める水木は、
担当している龍賀製薬の財閥当主が急死したと知り、
思惑もあって葬儀に出席するため哭倉村へと駆けつける。
哭倉村には妻を探しに来たという謎の白髪の青年がいて…というあらすじ。

いやー、推理のない横溝でした。ベースになっているのが犬神家。
結構残虐に人が殺されます。
えっていうくらいお客さんが多くて、
前列と端以外の席は埋まってた。
PG12は伊達ではなく、ファミリーや怖がりさん向けではない。

終盤の展開ばれになるので反転しておきますが
苦手要素
気管支の弱い子供の近くでの喫煙
げろあり
串刺し目玉取れ
家庭内性虐待の設定(性虐待シーンはない)

水木先生の原作1話が無料公開されているようです。
映画→1話→入場特典カード
の順番が良いように思った(私は)。
予言しますが、水木とゲゲゲの父さんにやられたひとは
入場特典カードを見ると「ギャァァァァー!」って言う。

鬼太郎の誕生
https://comic-days.com/episode/3269754496757637235

ラストまでばれ
水木のキャラクターが良くて、
自分のこと上昇志向が強くて冷酷な人間だと思っているが
捨てたつもりのデッカイ正義感が背中からはみ出してるぜ…っていう。
あと耳が欠けてて、顔面と胸に傷があるってフェティッシュな造形。
関係ないけどビンタされている水木さんの隣、水木先生がいたような?
ゲゲゲの父さんとは性格が対称で、相性抜群でしたね。
父さん突然の入浴シーンに戸惑いましたが
目玉の父さん=入浴、だからか!

裏鬼道衆、てっきり陰陽バトル開始かと思ったが
突然の物理アクションが始まってびっくりした。
しかもすごく動いた。ゲゲゲの父さんヒーロー着地したし。

家庭内性虐待については
横溝作品ですら近年映像化の際には未成年性虐待をカットするのに
なぜ令和の今…って気はします。
単に病院の管理をやらされていた、不要な人間の始末を指示していた、
でもいいように思う。

めちゃ上手に原作1話につなげたな!と思ったが
ゲゲゲ夫妻、血液銀行に売血してるのだけは惜しい感じ(笑)
今回たぶん中ヒットくらいの成績を納めそうなんだけど、
もし続編あるいはシリーズが作られたら、
水木さんが何度も記憶喪失にさせられそうで少し心配です。

眠らず飲まず食わずで働ける薬って、要するにヒロポンやね?






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2023/11/20(月)



コールスローに、
マッシュポテトを入れるとおいしいと最近気付きました。

白菜1/4
マッシュポテト1個分
にんじん
インゲン豆
シーチキン
かつおぶし
塩昆布
胡麻
マヨネーズお酢砂糖
粒マスタード胡椒塩コンソメ

切って混ぜておくだけ。
(インゲン豆は少し茹でます)
6人分ほどです。冷凍もできます。








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2023/11/21(火)

映画かんそう
「貞子DX」

貞子の呪いが廃れつつあった日本で
再び呪いによる死者が発生する。
IQ200の大学院生として、
学業の傍らタレント活動も行っていたヒロインは
呪いの解呪条件を特定するために奔走する…というあらすじ。

怖さの要素はあまりなく、
コメディチックなシーンがある。
ご家族でキャッキャッと楽しめると思います。
これはこれでよい。

ラストまでばれ

ヒロインはすごい天才少女という設定なんだが、
そこまでの天才シーンがないので
変人の委員長みたいな感じ。
川村壱馬さんは徹底的に三枚目だったが
LDHてきにこれはOKなんだ…!懐の広い事務所だ。

効力が薄れて定期的に接種しないといけない
ワクチンが発想元なんだろうなあ…
などと考えながら見てました。









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2023/11/22(水)

突然アップサイドダウンケーキが食べたくなったのですが、
「りんごが食べたいかな…でもオレンジでもやってみたいし…
ベリーもかわいいかも…ええい、全部やっちゃえ!」
ということで
りんご、オレンジ ベリー&ナッツの
アップサイドダウンケーキを作りました。
失敗が少なく、出来上がりが華やかなので
不器用者にはうれしいレシピです。





参考にしたのはこちらのレシピです
https://macaro-ni.jp/25215









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2023/11/23(木)

エッセイかんそう
「還暦不行届」

安野モヨコさん
配偶者である庵野監督との生活を描いたエッセイ、
20年ぶりの続巻です。今回は文章がメイン。

内容に触れますが
本当にモヨコ先生がすごくて
あの庵野監督が料理したり、家事したりなさってるんですよ…!
有名な超偏食(でも好きなものは分配を考えず食べ尽くす)、
服脱ぎっぱなし、使うものや置き場所や習慣に
強烈なこだわりがあって、
慣れないものには頑として触れさえしない監督が!
普通のヒューマンみたいに…!

フィクションではよくある、みんな大好き
「天才を支える相棒もの」ですけど、
これは無理だ…と読んで思いました。
褒めて伸ばす、とよく言われますがそんな単純なものでもない。
モヨコ先生が実績のあるクリエイターで、
経営者であるのも作用していると思います。
大昔の庵野監督の女性観とか思い出すと、
本当にこんなことが?となるレベル。
監督の作品の人物描写が変化していったのも納得です。

夫婦エッセイなんですけど
ちゃんと面白い部分だけを書かれているので
まるで童話のようです。楽しそう。
監督のインタビューもあります。

ちょっと不思議なのは
慣用句などの間違いがすごく多い人は時々いらっしゃるが、
読書量の多い人でそのタイプは珍しいな?ということ。
監督はレアケースだな。
監督のお写真をネットで拝見したが
モヨコ先生が描かれている通り
本当に手足が長くてスーツがお似合いだった。

ネットで見たときから
「おおきなカブ」の漫画が好きだったので、
収録されていて嬉しいです。
(小さなコマなのに超・おじいさんのオーラすごい)







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2023/11/24(金)

映画かんそう
「首」

「龍三と七人の子分たち」以来約8年ぶりの監督脚本作品。
信長統治下の不安定なパワーバランスを、
監督の独自解釈でシニカルに描くR15作品。
タイトル通りバンバン首が飛びます。
げろもあります(それ以外にも色々ありすぎるが)。

内容ばれ

男同士の友情をBLにするなとはよく聞く意見ですが、
北野監督は今回、寵愛や謀反などの武将同士の関係の変化を、
性愛による嫉妬懸想が原因でもあるという風に解釈した。
しかし日本にあった衆道関係とも違い
そこには権力勾配がなく(光秀と村重には)
どちらかといえば西洋の同性愛関係に近い。
かと思えば本来の衆道に近い関係もあり(信長と蘭丸)本当に独特である。
ファンタジーホモソーシャル時代劇という感じ。

村重おまんじゅうエピソードは文献にあるらしい。
村重はあのあと箱の中から脱出して生き延びたことになるが、
一体どうやった?フーディニかよ!?

光秀は、西島さんの平常力の強い演技が生きた、
とても味のある狂人造形だった。
あの中にいると常識人に見えるけど
全然そんなことないという。
「以前から懸想しておりました!」
てきなことを咄嗟に言ったところの表情とか
「命が惜しくて咄嗟に口走ってしまった…」
てきなセリフのところとか。
(北野監督、麒麟がくるをご覧になっていたのか?)

造形としての首の出来具合は今一つのように見えました。
最初に出てきた、中からザリガニがこんにちはしてるやつはよかった。
(首じゃないけど)

監督は、やはり少し年を取られたな、と思う部分もあり、
家康の草履を懐に入れた後で3人でわちゃわゃしている
アドリブっぽいシーン、ここは10秒くらいでいいのでは?
っていうのが切られずに長々と入っていたりとか、そういうの。
あと細かいことを言うと「とんでもございません」とかメジャーな誤用が
(現在では言葉の変遷として定着しつつあるが)
時代劇のセリフに入っていると、格が下がるように感じた。

でもまあ湿度の低い、とぼけたような味わいの死と暴力を描けるのは
北野監督の芸風だなあと思いました。






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2023/11/25(土)

色々感想

呪術(ジャンプ掲載)
二次創作で、バトル漫画の強キャラをギャグマンガ時空に放り込んで
めっちゃ翻弄するネタはあるけど
公式が自ら強ヴィランをギャグマンガ時空に放り込んで
全力でお笑いをやらせる、しかもギリで強キャラ感をキープしてる、
というのはこれまでにない。すごい。
しかし芥見先生のジョークセンス、一風変わってるな。

あかね噺(ジャンプ掲載)
「擬宝珠」鉄を舐めるのが好きな一族という
フェティズムの話ですごく令和にマッチすると思う。
ただ、調べたところオチがダジャレになってて
弱いような気がする。
もっとフェティズムで攻めていいのではないか。

だんドーン(モーニング掲載)
口移しで酒を飲ませている男同士がいる一方、
腕立て伏せをしている男たちがいて全員大真面目という、
なんだこれ?シチュエーションコメディの一種というか。
でもは話は進んでいる。面白い。

家康
秀頼って身長197センチになったのーー!?
いくら淀君の身長が168センチでも
秀吉は155センチ前後でしょう…
なるほどそれで秀吉の子ではない説があるのか。





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2023/11/26(日)

映画かんそう
「翔んで埼玉〜琵琶湖より愛をこめて〜」

関東の中で見下されてきた埼玉県が
尊厳を取り戻すコメディファンジーの続編。
今回は関西にスポットが当たります。

和を勝ち取ったのも束の間、
県民の心がバラバラになるのを察した麗は、
埼玉に海を作る計画を発表する。
まずその第一段階として、
和歌山の白い砂を持ち帰ろうとするが、
途中座礁して仲間たちとはぐれてしまう。
流れ着いた彼が見たのは、
大阪府知事に支配される
和歌山県民たちの哀れな姿だった…というあらすじ。

関西で見てましたがわりとクスクス笑いが起こっていました。
ギャグの特性として、
誰に対しても刺さる広範囲向けのねたよりも
わかる人間の少ないねたのほうが深く刺さる。

嘔吐シーンがあるよ。

内容ばれ
サラダパンとか、平和堂のシンボルとか、
すぐ止まる湖西線とか、最強岸和田軍団とか
なぜか堺市disとか。
それにしても滋賀や奈良や和歌山のひとは
あそこまで底辺描写をされて大丈夫だったろうか…。

飛び出し注意の男の子の看板が滋賀県産だったとは知らなかった。
(西川貴教さんは絶対出るだろうなと思ってました)
(ヴォーリズねたもあると思ったがなかった)

現実部分の、浦和と大宮の対立とか、
熊谷が暑いとか(力士が倒れるほど!?)は、
へー!そうなんだ!という感じ。








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2023/11/27(月)

映画かんそう
「リアリティ REALITY」

国家安全保障局の契約社員が
2016年の大統領選に関して
業務上知り得た機密をマスコミに流し
有罪判決を受けて4年服役したという、
実際にあった事件のFBI捜査官の取り調べを完全再現した映画。
音声記録をもとに撮られていますが、
時々実際の音声も流れます。

被告人リアリティ・ウィナーが買い物から帰ると
見知らぬ男性が声をかけてきて
あなたの機密の取り扱いに問題があり、
捜査令状が出ている。
これから家の中に入るという説明を始めます。

誰もフィクションの捜査官のように怒鳴ったりしないし
被告の女性も泣きわめいたりしない。
(彼女は元空軍所属で4か国語をマスターしている)
静かな会話で進行していきます。
でも駆け引きは確実にあって、それが面白かった。

ラストまでばれ

最初に捜査官が「自分も保護犬を飼ってて」
って発言した時は
「はい、嘘〜。被疑者を油断させるための嘘〜」
って思ったけど、 最後まで見ると、
あれ…嘘じゃなかった…?と思いました。

FBI捜査官のひとたち、本当に言葉の調子がソフトで、
逆に怖かったです。
君のこと大物スパイだとか黒幕だとか思ってない。
ただミスをしたなと思ってる。
って先生みたいに優しく繰り返す。
(当局が恐れていたのは被疑者の後ろに
凄腕のハンドラーがいて、
その子飼いの密告者がウジャウジャいることだろうけど)
すごく丁寧に、水飲む?座る?どこで話す?
と何度も言ってくれる。あれも話術の一種なんだろうか。

被疑者は始終冷静だけど、
やばいなと思ったところだけ笑顔になる演技が良かった。
怖いといえば、自宅の敷地をあんなふうに
「犯罪現場」 の黄色いテープでぐるぐる巻かれたら、
もうあそこは引っ越すしかない。
あとノートにこっそり描いてたナウシカのイラストとか、
残さなくてもいいやんね…
機密漏洩とかするときは創作物は全部燃やしてからやれ。
冷蔵庫のマグネットとかオタクグッズも
捜査資料として残されたくなかったら燃やせ。
それとTorブラウザ、インストールしているだけで
何らかの嫌疑がかけられたとき不利になるっぽいぞ!

被告は有能な人なのに、なんで消印のこととか配慮せず、
残りの封筒も持ちっぱなしだったのか不思議だったんですが、
どちらかというとインターセプトが
密告者に関する情報を漏らしたのが異常なのか。
そりゃあそうだよね、もう誰も危ない橋を渡って
インターセプトに情報を渡したりしないだろうし
それどころか報道機関への信頼が下がって内部告発だって減るだろう。

告発内容は、ロシアがアメリカの大統領選に干渉しようと
ハッキングをかけていた事実に関して。
演出として、 極秘情報部分になると
言葉が途切れるのはわかるんですが、
人物もドゥー…ンと消えてしまうのは、
なんだかゲームのおもしろバグみたいでした(笑)。

最後にアメリカは地球の害悪とまで言った!






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2023/11/28(火)

炊飯器で作るビリヤニ、
DAIGOさんのレシピで作ってみました。
前に作ったときは
米をスパイスと鶏で炊く→チキンを炒める→合わせて鍋で加熱
という複雑な工程だったので今度は簡易版です。

https://onnela.asahi.co.jp/article/37192

お米で作るタイプなので、
バスマティライスが手に入らない田舎でもいける。
私はビリヤニの上に、スパイスで炒めた夏野菜をのせました。
おいしかった。








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2023/11/29(水)

ドキュメンタリーかんそう
「コロニア・ディグニタ チリに隠された洗脳と拷問の楽園」
4〜6まで(全6話)

前半の感想は2023/08/31です。
めちゃくちゃきつかったので、残り半分を見るのに
3か月もかかってしまった。

過去に教団にいた人の回想で、
夜になると立ち入り禁止の地下の貯蔵庫から悲鳴が聞こえたとか、
教団で拷問されていた人の回想で、
1人1人にテーマソングあって、拷問されている間ずっと同じ曲が流れてたとか、
敷地内に埋めた死体をちゃんと処理するために掘り起こしたら
ラードみたいになってたとか、
ウワ……って話がモリモリ出ます。

チリの権力者と結びついて、運動家の拷問をやる一方で
児童の品定めをして次々と性加害をする。

内容ばれ

児童性加害の話ですが、
シェーファーに性虐待を受けている子供が、
当の加害者に「警察がお前を捕まえに来て、
牢屋に閉じ込めるぞ」と言われて、
強制捜査の警察を怖がっている映像を見て、
「子供に判断力などないな」と改めて思いました。
子供は教団から救い出されて外へ出るのですが
仲間の子供たちにお別れの歌を歌ってもらって
ここを出たくないと泣いたりする。

「子供には判断力があるし、恋愛する権利を奪うのは差別だ」
「大人に騙され肉体を搾取されたとしても、
それもまた経験で、そんな深刻に騒ぐことじゃない」
という意見の女性もおられるようだが、
賢くて強い人もいるだろうけど、そうでない子も多いので、
法律は弱い方に合わせるべきだと私は思う。

しかし作品感想から脱線するけど
発情期の来てない同族を襲って性交する動物って人間のほかにおる?
1匹の同族を襲ってオスの集団が順番に性交する動物もおらんよね?
私が高等生物だったら「キモ…」ってなって種族ごと焼いたかもしらん。
高等生物は犬と猫とモルモットを飼います。かわいいので。

1人の異常な人間がいて、
その異常者は多数の人間をコントロールするのがとても上手い、
という状況は過去に何度もあったし
国家規模でも起こったし、今後も繰り返し起こるだろうと思う。
しかしなるべく最悪の事態にならないような法が必要だ。
人間の判断力は当てにならない。
私も、あなたも、誰も、集団に呑まれつつ正常な判断ができる人などいない。

司法に追い詰められる教団に涙する女性、
教団のために憤る女性、教団の素晴らしさを語る女性たちがいた。
優しさも賢さも、客観性と比例するわけではない。
現在教団の非道を語っている人たちも、
当時シェーファーを非難した人を語るとき
「非常識だった」と顔を歪める。
自分がどれだけひどい目に遭っても、
どれだけ人が残酷に殺されても関係ない。
思想は悪霊みたいなもので、一度憑いたらそう簡単にはとれないのだ…。








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2023/11/30(木)

今日は昨日のコロニア・ディグニタからの
ジャニーズ、宝塚の話です。読みたくない方は注意。

自分の推しているジャンル、箱、団体、色々。
批判を受けるとムッとするのは分かるんですよ。
(前にも書いたかもですが) 私も特撮が
「戦隊はチームリーダーが女性になったことがない。
女性ライダーもいない。差別的コンテンツ」
って言われているのを見た時は
「ジャンルに興味もないしおもちゃも買わない、
今後も見ないだろうに…。
それにその文句は事実ではない。
反論するとねたばれになるから言わないけど」
と思ったので。

しかしジャニーズ問題、宝塚の問題で、
めちゃくちゃたくさんのファンが
「訴えた人間は嘘をついている。 証拠を出せ。
組織に問題はない。週刊誌の攻撃の被害にあっている。
私たちが守ろう。応援しよう」
と発言しているのを目の当たりにして、
正直女性にがっかりしました。
TBSテレビの山口敬之被告による性暴力事件で
「被害者は嘘をついている。 証拠を出せ」
と言っている人々と同じだったからです。
ジャニーズの場合は、被害を訴えたあと自死されたかたを
まだ中傷誹謗している人がいた。
そうか、女性だから共感能力があって、
被害者に寄り添えるとか、そういうわけでもないな…
って感じでした。

元々何か問題があると非難を受けているジャンルがあったとして、
「外野はすっこんでろ」
が通じるのは、人が亡くなるまでです。
理想を言えば、亡くなる前に改善があればいいんですが、
強制ブレーキとして、人の死は絶対有効にしなくては。

どんなに素晴らしい大好きな団体、推し、肉親、宗教でも、
人が死んだら一度リセットして考えるべきです。
(もちろん何も問題のなかった団体で突然人が亡くなるケースもありますが、
ジャニーズの場合は2004年最高裁が喜多川氏の上告を棄却し、
敗訴が確定しているし、
宝塚は2021年に労基が是正勧告を出している)



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