10月日記

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2023/10/01(日)

映画かんそう
「コカイン・ベア」

1985年、麻薬密売人が
セスナでコカインを運搬する最中に事故を起こし、
空中からコカインのパックをばらまいてしまう。
それを食べた熊が狂暴化し、
国立公園にいる人間を次々襲い始める…。
実話をもとにしたホラー(現実でコカインを食べた熊は死んでいる)。

ワンアイディアのC級ホラーかと思ったら、
案外ちゃんとしたブラックコメディ生物ホラーだった。

注意
子供がコカインをキメるシーンがあります。
動物を殴ったり蹴ったりするシーンがあります。
もちろん脳がぶちまかれ、手足がとれます。

ラストまでばれ

ダメ人間の描写に愛情がある。
国立公園の警備員や刑事、フェミニスト、救急隊員、
男女ハイカーなどは死ぬけど、
地元のクズやマフィアの息子、
マフィアに金銭をもらっていた刑事なんかは生き残った。
(母と子どもが生き残るのは当たり前として)
たぶんダメ人間がお好きなんじゃないかな。

でも死んだ人も皆個性豊かで楽しかったです。
クマも無事だし。

マフィアのボスを演じたレイ・リオッタ氏が撮影後に亡くなったようです。









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2023/10/02(月)

映画かんそう
「沈黙の艦隊」

かわぐちかいじさん原作の同名漫画を実写映画化。
潜水艦やまなみは航行中の事故で圧壊し、
乗組員76名は全員死亡したと報じられた。
しかし実は日米共同開発の原子力潜水艦シーバット乗組員として選抜された彼らは、
秘密裏に脱出し、シーバットに乗り込んでいた。
日米首脳陣の予定通りに作戦が進行すると思われたが…というあらすじ。

30年以上昔の漫画なのだがなぜいまになって実写に…?
大沢たかおさん主演で、さすがの貫禄なのだが
海江田艦長の年齢設定より20程上なのではないか?
海江田艦長が唯一認めた同格ライバルの深町が、
かつての部下という設定に変えられている。

アメリカ軍の皆さんが全体的に
冷静さアップ、知能アップなさっていたのは良かったと思う。
なお、今後リアルの情勢が先行き不透明なためかロシア方面のキャラクターは消えた。

ラストまでばれ(せんそうはんたい)

君は山中なのかい?速水じゃなくて?と思ったら
速水は女性に性別チェンジしてた。

中村倫也さんと松岡広大さんの兄弟が
海戦ゲーム?をしているシーンはよかったです。

原作は原子力潜水艦に乗るスマートな天才の対比として
彼が唯一認める男の、普通の倫理観とディーゼル潜水艦の美学が語られて
バランスがとれていたように思う。
専守防衛を貫く強さを表現する沼田さん、
日本は二度と戦争をしてはいけないという首相、
様々な意見がフラットにあって読者が自分の考えを形成できた。

しかしこの映画は原子力潜水艦に乗る海江田艦長が絶対上位にあり
核兵器を脅しの武器として周囲を翻弄し格好いい存在のまま終わる。
会談では日本も自国を守れるようにならなければ…とか、
日本の核武装の第一段階…てきな物騒な意見しか出ない。
(まあ日本で女性議員がのし上がるには、普通の議員が言えないような
あの手の過激な発言をする便利な飛び道具になるしかないというのは現実あるある)

美しい日本を汚す者は許さないと言う自衛官と公安のドラマが高視聴率をとって
すぐあとに原子力潜水艦で日本がアメリカ海軍の優位に立つ映画、
そのあとにタイムスリップした女子高生が特攻隊員と恋に落ちる映画、
偶然だろうけどキナ臭くて眉が寄ってしまった…。

主題歌はAdoさん、楽曲はB'zですが、
ピッチを変えた稲葉さんの歌声に聞こえて、Adoさん器用だな…と思いました。





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2023/10/03(火)

ドラマかんそう
「この動画は再生できません 2」

心霊ホラーシリーズ「ガチ恐」を制作している
チーフと雇われ編集の2人組が、投稿された動画を一緒に見て、
違和感に気づきその理由を推理していくという趣向のドラマです。

だんだん鬼頭さんが、天然で優しくてきれいなお姉さんに見えてきて
どうしてくれる!という気持ちです。
初恋泥棒でしょう…こんなフワフワした危なっかしいひとがいたら…。

シーズン1の感想は2022/11/29。
今回は怖い要素が減りました。
下記は1のねたばれになるので注意です。


あの1のラストから続編?どうやって…?
と思っていたら……

ラストまでばれ

鬼頭さん、普通にいる。
名前の横に(幽霊) って書いてあってニコニコしてしまった。
すべての死別カプがこんな風であれ(カプではありません)。
写真に写らないことやごはんを食べられないこと、
寝られないことにプープー文句を言う様子がかわいくて、
だんだん鬼頭さんが年上の
綺麗なおねえさんに見えてくるという病を患った。
繰り返しますが、どうしてくれる!

謎は1と比べて明らかに小粒であるが、
2人がかわいいのでいいよもう。
1話、 遠恋中のビデオ通話の霊障だが…という話、
関西関東あるあるねたがヒントとなっている。

2話、ユーチューバーコンビに上下関係があり、
パワハラもあるという、たしかに実際にああいったことがありそう。
あのプールはとても有名でミームにもなっているほどなので気付きました(笑)。

3話、正直言ってトークはあまりおもしょくないが、
仲良くご健康に暮らしてください。
突然の迫真の交通事故シーンでびっくりした。

4話、突然深刻な犯罪の話に…。
たぶんオチに中華料理屋さんだろうなとは思ってましたが
まさか中華料理屋さんじゃなかったとは…。
携帯電話を使った会話がかわいかった。
こんなん二次創作で告白の話を書かれてしまうやつじゃん。

映画化されるそうです。
えっ劇場でやるやつ?それともアマプラオリジナル映画ってこと?






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2023/10/04(水)

昨年、14店舗の月餅を食べ、
NO1を決める記事をネットで見かけて(記事が書かれたのは2020でした)
それがとてもおいしそうだったので、
来年になったら通販しようと思っていたのですが
忘れず取り寄せて食べました。
翠香園さんの月餅です。












ものすごい腹にドゥム!っとくる甘さで
特に金華ハム入り月餅は特徴のある甘じょっぱさ、
お酒にも合いそうだった。
(あっさりした甘さが好きな人むけではない)
来年もまた食べたいです。


月餅食べ比べ記事はこちら
https://80c.jp/column/20200926-1.html










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2023/10/05(木)

舞台かんそう
「骨と十字架」

2019年上演
脚本:野木萌葱さん
演出:小川絵梨子さん

新国デジタルシアター無料配信にて視聴。
カトリックの司祭でありながら古生物学者でもあり、
北京原人を発見したピエール・テイヤール・ド・シャルダンを題材にした舞台。
進化論を否定する協会は彼の研究および思想を危険なものと見なすが…というあらすじ。
主に、様々な信仰の立ち位置をとる神父たちとの対話で舞台が進行します。

みんなぼうずなので、会話は表面上おだやか。
対立は皮肉の刃で表現されます。

内容ばれ

推しに対する解釈違いの会話を聞いてるみたいだった。

話の中心人物であるピエール・テイヤール・ド・シャルダン氏が
柔和で優しい人柄なのと同時に
戦車のように最強の安定を誇るキャラクターに演出されているので、
周囲の人をバンバンはねとばしているところが最高だなと思いました。
周囲のひとは、彼を追い詰め迫害する側でも心をかき乱されたり傷ついたりする。

長らく発禁処分にされていたらしい著作で彼は
キリスト教的進化論を提唱なさったそうなのですが
ずっと精進を続けた先に至高の存在があるというのは少し仏教的だなと感じた。

禁書扱いが解かれたのはよかったことです。






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2023/10/06(金)

土用の日に庭いじり、草むしりをすると
土公神に祟られるって、最近知りました。

しかし1年にトータル約70日も草むしりをサボったら、
庭が林になってまうわ…。
というか林になってたのを400日かけて地面に戻したところだわ。
(間日という、セーフの日も24日ほどあるみたいですが)
他の説では、春に竈、夏に門、秋に井戸、冬に庭、
を触ると祟られるというのもあるそう

なんで祟るかといえば、
「のんびりしたいのに人間がゴソゴソしたら、のんびりできーん!」
という理由らしくて、ちょっと親近感…。





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2023/10/07(土)

色々感想

キル青(ジャンプ掲載)
おじさんが女子高生に(催眠術で)惚れられて、
本当にドン引きしている作品、ジャンプじゃ珍しいかも。
「若い娘がこんなおじさんに…?ふぇぇ…?」
みたいなやぶさかではないムーブしてないやつ。

今ジャンプ、殺し屋作品多すぎだが、
どれも独自路線でよいのではないかと思う。

だんドーン(ジャンプ掲載)
頭のいい、または能力の高い人ばかりではあるが
圧倒的つっこみ不足だったこの作品に
攻撃的な思考のひとが登場した!しかもお色気も担当するっぽい。
月照様、容貌の美しさに関する記述が本当に資料として残ってるんだな。


万聖街(第7話・第8話SP)
続きが見られて嬉しい!
しかもリン先生の記憶喪失と、ニック幼児化とかそんな…
都合がよすぎて幻覚かと思うじゃない。







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2023/10/08(日)

弊社さんが、社員向けサイトで
賞与に関して、いらすとやさんの
この素材を使用していたのを見て



「いまの若手社員の大半はお給料現金手渡しの経験がないのは当然、
給料を封筒でもらうフィクションすら見る機会が減って、
どうして封筒を有難がっているのか、ちょっと考えるのでは?」
と心配になってしまった。

ちなみに私も給与賞与を封筒でもらったことはなかったが、
サザエさんなどで学んだ(たぶん)。







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2023/10/09(月)

映画かんそう
「映画プリキュアオールスターズF」

気付くと見たことのない世界にいたソラは
他のプリキュアたちと出会い、
各々の仲間を探そうとするが、
はっきりしていなかった記憶が少しずつ蘇る…というあらすじ。

今回はお話がSF的で少しダークで、
年齢が低いともしかすると分かりづらかったかもですが
最後はいつものプリキュアで、私は好きでした。
やっぱりオールスターズ形式、いいですね。

総勢78名が登場しますが、
キャラクターが出るたびプリキュアとしての名前と、
本名と登場作品がポップアップして大変親切でした。

ラストまでばれ

今回のラスボスが凄い設定で、
一度プリキュアたちと戦って全員を倒し
地球を滅してるんですよね。
でもプリキュアたちの強さを気に入り、
その力の根源を解明するため、プリキュアになった。
しかも、なんか小さい動物を連れてるなー?と気付いたラスボスは
一応妖精的小動物も再現!しかもそいつが語尾自分の名前で喋る!
匠の技すぎるでしょう…。なんという凝りよう…。

坂本真綾さんが演じるキュアシュプリーム、
ちゃんと(うその)登場作品タイトルもポップアップしましたが
なんて書いてあったか読めなかった…。
しかし戦い方が全然プリキュアじゃないって
一目で分かったのが面白かった。
高エネルギー体を発射する予備動作で
無表情なのは正義側の戦い方ではないよね。
(たいてい頑張り顔か、凛々しい顔をしている)
あと足音も怖かった。

コラボ攻撃、炎つながりとか、星モチーフつながりとか、
花、水、なるほど案外絞られるなと思った。
攻撃モチーフとしてガイコツとか、ドラゴンとか
ゆめかわじゃないものは使われない傾向にある。

今回、プリキュアにおける「アベンジャーズエンドゲーム」だなと思いましたが、
プリキュアたちの記憶を頼りに世界が再構築される際に
彼女たちがプリキュアになる際のきっかけの言葉やシーンが流れたんですよね。
これは泣きます。
シリーズずっと見てきた人なら泣く。

FはファイナルのFらしいが、
オールスターズ、これからも時々会いたいな。
節目の年とかでいいので。







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2023/10/10(火)

20周年
「全プリキュア展」大阪南港ATCホール
行ってきました。東京→名古屋→大阪。

時間指定チケットで、ほどよく満員でした。
コスプレ女児もたくさん拝見できた。

シリーズのテーマに合わせたデザインの各ブースがあり
そこにキャラクターデザイン画、玩具、映像がディスプレイ。
あとキャラクターデザイナーさんの描きおろしイラスト、
歴代ヴィランたちの設定画、
圧巻だったのが大量のモニターを使った
全員の変身シーンの同時再生。花火みたいだった。

フェミニズムに触れたコーナーもあり、
「おお…」という気持ちになった。
女の子がピンチになったからといって、
男の子のヒーローが助けにくる番組ばかりではない、
女の「さしすせそ」などは関係ない、
初代は理系のキャラクターだし、
ヒールを履かなければいけないなんてことのない
しっかりしたブーツだし、というような内容。

客層としては、子供のころにプリキュアを見ていた世代の女性が
圧倒的に多かった。
次に現役視聴世代。5%くらいが男性。

20年ですもんねえ…!
子供のころに見ていても、もう成人している。
そういえばこのサイト、
プリキュアとちょうど同じ頃スタートしたことになります(笑)。
私はファイブから見始めたので、
このサイトでプリキュアの記述が出始めるのが2007年頃ですね。










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2023/10/11(水)

インターコンチネンタルホテル大阪、
ジョン・ウィックコラボカクテル。



思ったより甘口だった、が度数は20度前後はありそうなので
お酒に弱い人はやめておいたほうがいいです。
バーの雰囲気が上品でとてもよかった。

ちなみにインターコンチネンタルホテル大阪への道は
とても分かりにくいので下調べが必要。






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2023/10/12(木)

映画かんそう
「イコライザー THE FINAL」

今回はイコライザー旅情編…という、
しっとりした内容でしたが、 案外よかった。好きです。
マフィアの根城である、イタリアのワイン醸造所を
単身で潰しに来たマッコールさんだったが、
思わぬアクシンデントにより瀕死の重傷を負ってしまう。
そんな彼を助けたのが、親切な島の老医師だった。
素朴な島民たちに、
マッコールさんの緊張は解かれていく…というあらすじ。

クズにはめっぽう強いが、
善人にグイグイ来られると案外弱いマッコールさんの
意外な一面が楽しめます。
勾配の激しい島の細い階段、
その光と影の中をのぼり降りするマッコールさん、
いちいち絵になってましたが、
もしかすると何かのメタファーだったのかも。知らんけど。

見ていて思いましたが、大量破壊兵器とか
インタネット支配プログラムとかもまあ大切なんですけど、
世界的に不景気で大変なこの情勢、
真面目に生きている人が酷い目に遭いがちな世情で、
マッコールさんのような人が、
女子供、年寄、人種性別や年齢に関係なく善人を助けてくれる、
そんなエンタテインメント原点ムービーも
やっぱり必要だなあと思いましたね。
あとこういう話の場合、主演男優さんから漏れ出る
「俺TUEEEE!格好EEEEE俺!弱者を助ける俺!俺!俺!」
という自意識が鬱陶しいのですが、
演じるデンゼル・ワシントンさんにはそれがなく、
淡々と、すべきことをやってるオーラがあっていいですね。

紅茶を飲んだり魚を買ったり、ほっこりシーンが多いですが、
でも殺しもキチンとする。モリモリ殺す。

ラストまでばれ

フフ…って思ったのは、マフィアの身内の子供なんか
英才教育されてるに決まってるのに背を向けるマッコールさんです。
背後から撃たれたマッコールさんのリアクションが
赤塚不二夫のおまわりさんみたいで、ちょっと笑いました。
あとマフィア。ガチ戦争だ!
明日になったらキャン言わせたるわ…と言って
そのまま寝てしまう。小学生か!
スポーツや試験など、ルールに守られてる勝負じゃない場合は、
倫理がなくて寝ないほうが勝つんだよマフィア。

というかイタリアには暴対法に相当する法律がないのか?
HiGH&LOW世界にすらあるのに?
あと登録された保護者以外おむかえできないシステムは
取り入れたほうがいいと思うヨ!











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2023/10/13(金)

舞台かんそう
「スリル・ミー」

HiGH&LOWで、鬼邪高校の不良狩りメガネ轟くんを演じていた
前田公輝さんが出演されると聞いて、ヘーと思って申し込んだら
チケットがご用意されてしまった。

1924年に起きたレオポルドとローブによる少年殺しを
歌劇化した作品です。
裕福な家に育ち、頭脳明晰だった2人の青年は同性愛関係にあったが、
彼等はやがて自分たちは並の人間とは違うという思想に取りつかれ
それを証明するため、子供を殺そうとするが…というあらすじ。

これまで複数の方にお勧めいただいてましたが
やっと見ることができました。
お勧め文句として「リバですよ!」
と言われていたわけが分かりました(笑)

実際の殺人事件をエンタテインメント化、
なおかつ同性愛を構成の仕組みとして使用しているので、
苦手な方はご注意ください。

ラストまでばれ

ネットの感想を見ると前田さんの彼は
「歴代で一番優しい」「ちょろそう」
「別に策を弄しなくても手に入った」
「愛し合ってるスリル・ミーだった」
という評価でした。
そう、前田さんの育ちの良さが上手く噛み合って、
脆そうで危うく、そこが魅力的な彼でした。
役者さんで関係性が変わって見えるらしいので
私は前田さん木村さんペアを見られてよかったのかもしれない。
木村さんを失礼ながらよく存じ上げないまま観劇したのですが、
巧いかただなと。
あとすごく強い。むしろ前田さんが「私」っぽく、
木村さんが 「彼」っぽいところを
逆転することで対等に調和している感じ。

しかし自分の非凡さを証明するための殺人って
子供とか老婆を狙いがちなので
ゴリラかスモウレスラーと戦えよ…と思います。
殺すだけなら、案外やれる人は多いよ。
(お芝居だと子供を殺したことになってますが
事件のほうは彼らが18〜19歳のころに16歳の男子を殺害したので
身近に感じられる人間を殺したのかな?という気はしますが)









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2023/10/14(土)

色々感想

呪術(ジャンプ掲載)
日車さん参戦…???大丈夫なんだろうか!?
5ページもつか!?五条先生が倒せなかったものを
あの戦力で倒せるとは思わないし、
どうしてあんな消耗戦をしてるんだろう。


逃げ上手の若君(ジャンプ掲載)
雑学のページ。万葉集に薔薇の記述があったのかー。
でも外来種のバラとは全然違う、素朴なデザインの花ですね。
うばら。のいばら。

だんドーン(モーニング掲載)
めっぽう面白いわ。どんな小さなエピソードにも
笑いを挟んでくるのが良い。
基本主人公サイドは互いに好意と尊敬を向け合っているのも
読んでいてストレスがない。

キングオージャー
突然のキョウリュウジャーコラボ。
あっもしかしてキョウリュウレッドは竜星涼さんだから
忙しすぎてスケジュール調整できなかったの…?

オトナプリキュア
成人したプリキュアのその後を描く異色アニメ。
みんな社会人をやっている。でも変身はできない感じ。
オールスター映画で会ったばかりだけどね…。








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2023/10/15(日)

太田精器という会社が開発した害獣よけの装置、
「スーパーモンスターウルフ」の映像を見た。
本当に鹿や熊が逃げ出していた。

https://www.youtube.com/watch?v=2qU9tNYTpDw

オオカミに似たシルエットで、目が光り
様々な威嚇の音声を大音量で流す仕組みらしい。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%BC%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%A6%E3%83%AB%E3%83%95

ただしお値段が50万〜60万円で、なかなかいいお値段。
リースもあるが、結局購入と同じくらいの金額になるっぽい。

自宅庭の隅で家庭菜園のようなものをやっているシリル、
都会に出た時にハイテク家庭菜園農具展示会をチラ見したら、
このウルフが展示されており、値段を見て凍った先生が
「これなら満月の夜に私が畑に立つよ」と言って、
返事が難しいな……と考えるシリウス。







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2023/10/16(月)

映画かんそう
「死霊館のシスター 呪いの秘密」

死霊館ユニバースの6作目で、シスターシリーズ2作目。
1956年、聖職者が次々と変死する事件が起こり、
事態を悪魔復活の兆しと考えた教会は、
以前奇跡を起こし悪魔を退けた、
シスターアイリーンに使命を授ける…というあらすじ。
前作と監督が代わりました。

嘔吐表現と黒い害虫ちゅうい。
エンドロール途中に1シーンあります。

序盤の内容ばれですが
前作では神父+助手のシスターだったのが、
今回はその神父がコレラで死んでて、
シスター+シスターになったのでだいぶ好きです。

内容ばれ

今回ふたりはプリキュアだったので
次回はファイブになってほしい。

聖女ルチア、サンタルチアでおなじみの殉教者ですが、
もしかしてヴァラクの正体は、闇落ちした聖女ルチア!?
だから(信仰者である)シスターの格好を!?
って思ったけど全然違ったぜ!
それにしても女性殉教者、目を抉られたり、
乳房を切り落とされたり、歯を全部抜かれたり、
こんなことを言っては罰当たりですが、
虐待ポルノの側面があるのではないか?

シスターアイリーンとロレインの間に
血縁関係があった場合(私の予想)、
ロレインも耐火能力があり、目が光るのでは?
ワー!覚醒ロレイン、見てぇー!

山羊の悪魔は、箸休めにどうぞみたいな出され方だが、
由来がよくわからないし、結局何だったのよ。
あと食料配達の子が死んだのなら、いじめっこも死ぬべき。








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2023/10/17(火)

突然閃いて試してみたのですが
厚揚げをフライにして、
とんかつソースをかけると
食べた一瞬は、カツてきなものを食べた充足感を得られます。
ダイエットにどうぞ。










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2023/10/18(水)

今月の初めくらいに5回目のワクチンを打ってました。
これまでで一番副反応が強かった…(寝込んだり、薬を飲むほどではない)
腕が腫れて上がらない、微熱が出てきて24時間後に最高潮、
肩こり、倦怠感、あと空腹です。
でも最後のは副反応じゃないかも…。






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2023/10/19(木)

映画かんそう
「オペレーション・フォーチュン」

腕利きのエージェント、フォーチュンは、
ウクライナの研究機関から強奪された
価値の高い何かを入手するミッションを指示される。
しかし同じ所属のエージェント同士でバッティングが起こり…
というあらすじ。
ガイ・リッチー監督。

なんかすごいマクガフィンをめぐって
テクノロジー戦、格闘、カーアクションを見せる一大ジャンルですが
この映画の特色は展開の速さ、独特のとぼけた味、そして少々の変化球。

ラストまでばれ

というのは通常ならラストで死ぬ武器商人の富豪に演出時間が割かれ、
どんどん魅力的な人物になっていくところ。
というか時間配分からして、プロット2本立てになっている。
「コードネームU.N.C.L.E」と「マッシヴ・タレント」を足した感じ。
(というか脚本の誰かが「マッシヴタレント」を見て、
富豪とスターは結ばれるべき!って思ったのじゃないかな?分かりますよその気持ち)

序盤の展開がともかく早かった。
今回は、時間を戻す演出も、巻く演出もなし。脱線もしない。
なんか変な下ネタジョークは全部スベッてたように思えたが、
あれが味だと言う人もいるかもしらん分からん。

お酒、おいしそうに飲んでたなあ。
2004年ってそんな当たり年だったのか…。

人質になった元教授の奥さん無事かな?
っていうのはちょっと気になりました。







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2023/10/20(金)

虫の話ちゅうい

いま円安で、空前の日本旅行ブーム、
業界は嬉しい悲鳴でしょうけども様々な問題もあって
そのうちの1つがトコジラミ。
旅行鞄に入って輸入されちゃうみたいで、
ホテルや旅館の部屋で繁殖するケースが急増しているとか。
ノミやダニに比べると駆除が難しいそうです。

宿泊施設に泊まるときは、寝具の四隅に
トコジラミ本体や糞などがないかチェック、
荷物は床に置かない、
暗くなると行動する虫なので電気をつけたまま就寝する、
などなど対策があるようですが
パラジクロロベンゼン、樟脳が有効らしいので、
旅行鞄の中に防虫剤を放り込んでおくと
虫持ち帰り予防になるらしいです。








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2023/10/21(土)

色々感想

ウィッチウォッチ(ジャンプ掲載)
異能バトルで総力を尽くした後で銃で撃たれると
わりとびっくりしますね。
非現実バトル系エンタテインメントではザコ扱いされがちの銃ですが
こういう使い方だと有効だな。

オトナプリキュア
ココとナッツの近況を聞いたということは
音信不通だったということだな。よしよし。
女子中学生と教師の淡い恋、いまだとアウトだからな?

そしてこまちさんとかれんさんは
頻繁に連絡を取ってるっぽいな。よしよし。

ガッチャード
ヒロインがさらわれる展開がもうすでに2回あって、
見る気力が7割減退した。

家康
淀殿、秀吉の死の間際に
ずっと恨んでいたことと、
豊臣をめちゃくちゃにしてやる宣言でもするのかなと思ってたが
一応情はあった演出で、穏当な死別だった。










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2023/10/22(日)

映画かんそう
「ザ・クリエイター 創造者」

監督・共同脚本ギャレス・エドワーズ。
AIによる核攻撃の起こった未来。
西側諸国はAI撤廃を決定したが
ニューアジアはAIロボットの生産を止めず、
彼等と共存をしていた。
AI殲滅を目的とした西側諸国の組織に
創造者の捜索を命じられた主人公だったが…というあらすじ。

DCEUの最新作「ブルービートル」が日本で劇場上映されないことが決定して
ヒエエエエエ…と震えてたところなので
こういう単発のSF(普通の人が時間遡行して恋したり、家族愛で泣いたりしないやつ)が
劇場で見られることの有難さをかみ締めます。

デザインと美術が良かった。
遠景のノマドの、天使のような無慈悲感、
完璧な左右対称かつ微妙な左右非対称とか
(接近するとちょっと予算が…という感じだったが)、
二足歩行ロボットたちの頭部や衣装や。
あと大量破壊兵器の表現の残酷な優美さ、
底意地の悪いギミック(くっつき虫爆弾や自爆ロボ、
時限ネクロマンシー、ターゲットシステム等々)、
監督のSF映画の醍醐味ですね。

犬が危ない目に遭います。苦手な方はちゅうい。

ラストまでばれ

ローグ・ワンと同じく、全力を尽くした者の甘い死。
ジョン・デヴィッド・ワシントン氏、
序盤から酷い目に遭いそうなオーラが漂っていました。
そして繰り出される裸&裸&裸…。
HOTでめちゃくちゃにされる男優という立ち位置…?
ジェンマ・チャンさん、男運の悪い役が連続しているので
次こそはハッピーな恋愛をする役を演じてください。

気になったのは、言語が入り混じっていることから、
ニューアジアは日本を含むアジアの国のいくつかが
メガバンクよろしく併合したことが推察されるんだけど、
(おそらく経済、テクノロジー、軍事等のメリットがあって)
西側に比べてかなり原始的生活をしているのと、
あと西側諸国はニューアジアと戦争状態ではないとアナウンスしていたにもかかわらず
領土を上空からばんばん爆撃し、警察に対し破壊行動をとっても
ニューアジア側の軍隊が出てこない点ですね。無政府状態なの?

記憶に残った日本語は「危険な場所に注意」「パワー」
それと「もういや遊牧民」。
見終わっても普通に遊牧民をやめたいひとのプラカードだと思ってたが、
数時間後に突然「ノマドのことかーッ!?」って閃いた。
自動翻訳をチェックするひとを置いた方がいいよ?
各章の日本語は、私はフォントに対するこだわりは全くない人間ですが
(ださいフォントというのが分からない)
でも「そのフォントはちがう…」というのは分かりましたよ。

アルフィー、子役さんの演技も衣装も何もかも良かった。
(マヤも主人公も渡辺謙も、子供にかわいそうなことさせるな!と思いました)

そういえば頭の穴はシミュラント共通だったけど、
あれやっぱり冷却のためにああいう構造になってるんですかね?
出荷の際はあそこに棒を通してメザシみたいにして運搬してたのかな?

犬と猿が大活躍だった。
犬は無事だと思うけど、微妙だな…。
それとベトナムを思わせる(撮影はタイ?)農村で
白人男性が子供に銃を向ける絵面がやばいという判断か、
犬が犬質になってふいたワン。
言う事を聞かないと犬を撃つという血も涙もない軍人描写ワン。
役者犬はおとなしく質にとられていて名演技ワン。

マヤも主人公もアルフィーも入れない規約の天国なんかより、
別の場所で会えるといいね。
AIが嫉妬も差別もせず、加害欲もなく、虐殺侵略をしないなら
そりゃあもう劣った種は自然に滅ぶのが摂理だよなあと思います。








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2023/10/23(月)

https://twitter.com/ayatanponpon/status/1712844650334314587

インタネットで見かけて
おいしそうだと思って作ってみた。




わりと漫画の絵に近いものができて満足しました。
作業時間は浸水と炊く時間抜きで30分ほど。
ご飯の量はレシピの1.5倍、具材は2倍です。



差し色が欲しくて人参を入れました。












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2023/10/24(火)

職場で新しいノートパソコンが支給され、
設定やデータなどを同期させている時、
ついうっかり癖でモニタを指で操作しようとしたら
反応して操作できたのでびっくりして「ギャッ」と声を上げてしまった。
液晶だと思っていたらタッチパネルだった驚き、分かっていただけるだろうか…。
ちなみにタッチパネルである必要は特にない…。

一瞬、疲労のあまり幻覚を見ているのかと思いました。












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2023/10/25(水)

第43回全国高等学校クイズ選手権 高校生クイズ2023

を見ました。
一時期、知識クイズをほとんどやめて、
バラエティのような直感・推理メインの出題になってましたが、
かなり元に戻って、
なおかつ単調にならないよう工夫してありました。
問題として面白かったのは下記。

ピラミッドを力士2万人で(もう少し細かい設定あり)作ったら何日かかる?
9年49日。正解者がいた。

ボイジャーは現在地球からどの程度離れているか?
これも正解者がいた。

日本初の通信販売はトウモロコシの種を売ったというのは知らなかった。

釈迦三尊像の裏側の分から聖徳太子の身長に関する文字列を抜き出せ。

2人で話すのは対談だが、3人で話すのは鼎談(ていだん)。
鼎談という言葉は時々見かけてはいたがスルーしていた。把握した。  

ヘビ0  ネコ500  ナマズ200000
ここから導き出される、ひらがな3文字を答えよ。
という問いは面白かった。答えは「みらい」(味蕾)。

この大会に参加するため、留学先から一時帰国してた子がいました。
これもしかして、プロ野球のように
外国人選手を金で雇って学校の宣伝にできるのでは…?














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2023/10/26(木)

昨日書いた第43回全国高等学校クイズの問題に
ビッグマック指数に関する出題があったのですが、
(ビッグマックの価格を各国の購買力基準として比較する)
日本は54の国のうち44位とかで、思わずうめいてしまいました。
低い…。

こういうふうに、現在の日本の状態が
あまり良くないという数字が出ると必ず
「その指標には欠陥がある」「西洋の価値観の押し付けだ」
という声が大量に上がります。
ジェンダーギャップ指数とかもそうです。
しかし低いからこそ良くしたいという声を否定するのは謎の情動です。
(ちなみにビッグマック指数でなくても、GDPとかでも普通にやばい)

こわいのは、国内外の価格差・価値観が開いて、
中間層の人間も経済的事情で海外に出られなくなり、
海外映画も文学作品も入ってこなくなり
「外国はパン1こ3000円もするんだって」「日本で良かったねー」
とか言ってるうちにiPhoneが60万円くらいになり、
海外に出稼ぎに行かざるを得ず、
元締めのパソナに賃金を5割くらい抜かれるんじゃないかと。
そうなっても「ティッシュを乾かして再利用で賢く倹約!」
「じゃがいもの皮もこうすれば食べられる!」とかやってるんじゃないかと。

誰にも逆らわず、怒らず、工夫して穏やかに生活するのは素敵なんだけど、
でも完全に行き詰まる前に根本から変えたほうがいいのでは…?と思います。







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2023/10/27(金)

またもやTully'sのハリポタコラボキャンペーンが始まりました。
今回は爆発ボンボンミルクティーの趣向が面白いという情報を見かけて
早速行ってみたんですが、
商品を受け取ってしばらくすると、
まるで天ぷらを揚げているような音が始まり
だんだん油が高温の音になっていくという楽しいドリンクでした。

爆発ボンボンミルクティー
ハグリッドロックケーキ
ホグワーツ クリスマス ベリートライフルケーキ





甘党なので、あと1つくらいいけた気がします…。






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2023/10/28(土)

色々感想

ツーオンアイス(ジャンプ掲載)
女子は筋力ではなく身の軽さで飛ぶので選手生命が短い。
すごい分かりやすいな。
男子選手はそうではないので活動期間が長い。
ペアにいけば女子は長く活動できるが
男性選手はメリットが少ないうえ、
パートナーに合わせないといけないので技術が制限される。
なるほど。主人公の選択にどう説得力をつけるかだな。

呪術(ジャンプ掲載)
ジャンルを強制的に変更するやつ。
(黒い仏とかもこれですね)
たしかにどんなに強い技でもギャグマンガ世界では通用しない。
これ来週は破ってくるのではないかと。

ショーハショーテン!(ジャンプSQ掲載)
ガラスの靴が割れた結成話。
応援している女子コンビですが、
ひまわりさん、石清水さんがいてくれなかったら
このまま社会不適合者の烙印を押されていたかもな過去。

トップが不利なの、
都度採点をするからではないの?
全部のネタが終わってからまとめて採点すればいいのに。
まあそうするとショーとして冴えないんだろうけど。

宝石の国(アフタヌーン掲載)
橋を燃やすあたり。あと少しで終わりそうですが
来年の初春まで休載だそうです。

相棒
過去にテロ事件を起こした宗教組織と公安、
どっちかがクロという話で公安がクロだったー!
栗山千明さん、再登場されますかね。

家康
石高を名前の横に書くと戦闘力みたいでおもしろい。
家康の石高が高すぎて、スカウターが割れるヤツ。
もうかわいい白兎ではない。

三成、地獄を見た朝鮮出兵帰りの武将たちに
茶会を催してねぎらおうとして切れられる。
悪気はないんだろうけど人の心が分からず
残念なことになる人、現実にもいるいるですね。

ところで三成の頭蓋骨が明治に発掘され
その後紛失したことを知らなかった。
今頃お金持ちのコレクションルームに飾られてるんだろうな…。









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2023/10/29(日)

映画かんそう
「ザ・キラー」

デビッド・フィンチャー監督のNetflix作品を
期間限定で劇場公開。
主演マイケル・ファスベンダー。
フランスのコミックの映画化。
ストイックに仕事をする暗殺者が
あるトラブルに見舞われ、淡々と解決していく静かなお話。
ファスベンダー氏の独白でストーリー進行するので
一人称小説的だった。
オープニングがスーパークールだった。
合う合わぬがあると思います。

犬原理主義の方はちゅうい(無事ですけど)。

ラストまでばれ

ファスベンダー氏、なんだか痩せた?と思ったが
脱いだらバキバキのダンサー体型だった。

すごく仕事にポリシーを持っていて
そのための努力を惜しまないひとなんだな…からの
はずのかよ!そこではずすのかよ!は
フィンチャー監督でなかったらズッコケてたところです。
古そうな建物だったけど、壁は抜けない感じ?
あと東京の朝ってハム音がしてる…?
ズッコケといえばすごい豪邸を持ってて、
ガールフレンドと住んでるところもズッコケた。
本当にすごい趣味のいい邸宅だったけど
グルカ兵でも雇って警備してもらった方がよくない?
拷問された彼女は、歯も指も眼球も無事ぽくてよかったが、
プロ2人が派遣されて
そんなヤンキーの喧嘩みたいな痛めつけ方でいいの…。
電力が不安定なドミニカの病院の照明演出は美しかったです。

人がテキパキお仕事をしているところを見ていると
妙に爽快な気持ちになる。
でも独白の声と内容の格好良さに騙されそうになるが
キラー氏、ちょいちょいやらかしも多い。
犬くんの体重見誤ったり(犬が薬物を盛られます)、
自宅のセキュリティがガバガバだったり、
あと子供に生命保険金を残したい人の、
手首に結束バンドの鬱血跡が残ってるような気がする。

お金持ちの依頼人だけ殺されなかったのはやや納得いかない。
殺!殺!(手拍子)







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2023/10/30(月)

映画かんそう
「ドミノ」

一瞬目を離した隙に誘拐され、
現在も行方不明の娘がいる刑事の主人公は
心を病み、治療を受けていた。
仕事で追っていた連続銀行強盗の関係者が、
娘の誘拐事件に関わっていると知った彼は…というあらすじ。

監督・共同脚本ロバート・ロドリゲス
主演ベン・アフレック

どっちかというとナ、ナンダッテー!的ラスト。
エンドロール途中に非常に重要なシーンがあります。
潰れたゴ……リ大写し注意。

ねたばれ

どうせ攻殻の例のあのオチでしょ!!って
予告の段階では思ってましたが違いましたね。
キングの「ファイアスターター」隠しエンドという感じ。
あるいはX-MENスピンオフとかそういう。

ロドリゲス監督の映画を見るのはずいぶん久しぶりだけど
すごくシュッとして悪趣味もオタクっぽさも少なくなっちゃって…。
なぜか老夫婦が悪の組織を皆殺しにするところくらいかな…?
エンドロール途中の映像はない方が良いと私は思いますが
続編への可能性をチラチラ匂わせている。

12回もあの小芝居を繰り返した皆は本当根気強いよ!
で、どうしてもゴ……リは踏まないといけないわけ?











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2023/10/31(火)

読書かんそう
「空鳥の碑」(ぬえのいしぶみ。ヌエが機種依存文字です)
京極夏彦先生

17年ぶりの書きおろし。
懐かしい京極先生の新刊。平積み4冊くらいですごい高さ出ちゃう。
ちょうど9時間ほど移動する予定があったので、
その時に読了できるかと思ってましたが、
9時間で読めたのは約600ページほどでした。
何が史実でどれが京極先生の創作なのか、
モバイルで確認しながら、メモも取りつつ読んだせいもあるでしょうけど、
でも集中力が落ちましたね。
つい現実世界が気になってインタネットとか見てしまう。
結局11時間ほどかかったでしょうか。

すごい、ありとあらゆることが書いてあって、
読んでも読んでもまだ半分とかで、
ホールケーキを食べているような贅沢な時間でした。
作中の人たちは17年前そのままで眩しく懐かしかった。
益田が人探しを依頼され、
関君は知り合った脚本家から相談を受ける。
京極堂は寺院の書物を検める手伝いをし、
木場は過去の事件を調べさせられる。
それらが微妙に交わりはじめ、
一つの事象へと変化していく…というあらすじ。

ラストまでばれ

今回、指摘している人も多いですが
結局大きな事件、犯罪があるわけではありません。
怪物ではない、意味の分からないヌエという存在を
表現しているのですから当然ですけど、
なので各人のエンタテインメント的な見せ場が少ないです。
見せ場のない知識の連なり、
状況のパズルでここまで面白く書けるのはすごいなあと思いました。

事件ではないので榎さんの能力はあまり必要がなくて
そこは残念だった…。
見せ場のない榎さん、令和なので美貌のパワハラ系男子だった…。
そんなに質の悪い憑き物ではないので、
京極堂の憑き物落としも交通整理くらいの穏やかさでした。
今回は書籍資料を扱う仕事をしているシーンが長く、
笑顔の描写も多く貴重だった。
宮部さんが「アベンジャーズ」と評された
過去作品、他シリーズの登場人物大集合、
巷説百物語しかわからなかった…。
(過去事件として話題になってるのはさすがに分かりましたけどよ)
大人しく有志による相関図を待ちます。

最近触れたあらゆるものが書かれていて、
家康の干支の話(大河)や、サンカの民、
原子力、被爆の話(オッペンハイマー)、
擬宝珠のついた欄干のある、
フェイクの太鼓橋も出てきた(君たちはどう生きるか、
背景画で気になっていたところ) 。
「君たちはどう生きるか」といえば
私が鏑矢だと思ってたものが蟇目矢だったことが分かった。
「信仰を持つ科学者は大勢居るし、
学究的立場を取る宗教者も星の数程居るんです」
というセリフは「骨と十字架」だ。
トコジラミには樟脳が有効というのは最近仕入れた知識だが
龍脳の香りがキーとして出てきた。
私の精神状態が危うければ、
京極先生に心を読まれていると思い込んでいたところです。
それくらい、森羅万象あらゆることが書かれている。

放射能については、
ゴイアニア被曝事故的な真相だろうと途中まで思ってましたが
違いました。
事件ではなく、ふわっと分解した。

800ページ以上も没頭した世界とお別れするのは名残惜しかったですが
とうとう読み終わってしまいました。
また10年後か20年後に会おうなみんな!






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