8月日記

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2023/08/01(火)

映画かんそう
「MONDAYS このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない」
監督竹林亮
脚本夏生さえり・竹林亮

従業員が皆会社で寝泊まりをするくらい激務の広告代理店で、
主人公は後輩2人から
「我々は同じ一週間を何度も繰り返しています」
という報告を受ける…というあらすじ。

スターが出ない、予算も少ない、脚本が命の映画です。
私はこういう邦画を応援したい。

内容ばれ

激務すぎて皆がループに気づかなかったり、
ループを利用して新人教育しちゃったりするの、
日本の映画だなーという感じ。
それにしても繁忙期だけなら分かるけど、 
日常的にずっとあんな働き方をしてたら、
みんな体がボロボロになって、
稼いだお金のうち結構な額が医療に消えるのでは…?

タイトルが、「部長に気付かせないと終わらない」
じゃないところがミソで、
自分の上司をまず説得しないと駄目で、
トップにいきなり話を持って行っても
受け付けてもらえないところがまた日本的でした…。

ラストにもう一捻りあるかと思ったが、
さっくり終わった。それもまた素朴でよし。










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2023/08/02(水)

久しぶりにボードゲームで遊ぶ会に参加させて頂いた。

・カタンの開拓者拡張
 歴史シナリオ1
 アレキサンダー大王とクフ王

アレキサンダー大王版をプレイ。
通常のカタンにアレキサンダー大王の進軍要素をかけたもので、
アレキサンダー大王のとまったマスにある
土地やお宝をプレイヤーが競り落としつつ、
通常の街道敷いたり街造ったりする。
「やることが…やることが多い…」
でも競りはポーカーのベットみたいな駆け引き要素もあり楽しかった。
やることが多すぎて、皆アレキサンダー大王のことを忘れがち。
カタンの日記は2018/09/18、2019/09/18にあります。

・街コロ通

自分の街に建物を建てて発展させていくゲームのアップグレード版。
ランドマークが増えて、無印より楽しくなった印象。
たとえば議事堂という施設を誰かが建てると、
収入を得られなかったターンでは、
参加者の誰もが銀行からコイン3枚がもらえるのだ。福祉だ。
真面目な話、勝ち筋の読めない子供や初心者でも楽しく遊べるので、
こいつはいいなと思いました。(本気で勝敗を争うなら建てないだろうけども…)
街コロの日記は2017/12/21です。






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2023/08/03(木)

ドラマかんそう
「グッド・オーメンズ」
シーズン2 1〜3話(全6話)

人間の作り出した文化が好きになりすぎて、
共に協力してハルマゲドンを回避した
天使のアジラフェルと悪魔のクロウリーの話。

今回は天使ガブリエルが記憶を失った状態で、
全裸でアジラフェルの書店に現れる…という冒頭です。

前回と同じく、現在のトラブルと、六千年に渡る二人の友情エピソードが交互にあります。
キャラクターが強固で、いかにも彼ら!という言動、
すべての続編はこうであれ!という前半でした。
シーズン1感想は2019/06/20、2019/06/25です。

内容ばれ

ヨブ記へのツッコミが苛烈だ。
(たしかに人権という概念がなかった頃に書かれた書物という感じ)

奇跡のパワーの単位が「ラザロ」なんですが、
単位にするならミニマムなほうがいいんじゃないの?
酒や肉をまだ口にしたことがないアジラフェルに、
肉をすすめるクロウリーのシーンがねー、大変色っぽかったですね。
肉がお気に召してがつがつと食べるアジラフェルもね。

これはシーズン1も思ったんですが、
悪魔のクロウリーより天使のアジラフェルのほうが
人間に対して残酷ですね。
たとえば貧しくて墓荒らしをしている女性に、それは罪だと彼は説き、
書店を経営するよう勧めたりします
(彼女は食べるのにも困っていて、字が読めないのですが)。
クロウリーは「貧乏人に貴族と同じ行動は無理だ」と説明します。
彼はアジラフェルに悪気がないことを分かってるし、
そんな彼に友情を捧げているのです。
それにしても演じるテナント氏、
なんであんな漫画みたいな動きや仕草ができるんだろう。

前半で一番好きなエピソードは「謝罪の踊り」ですね。
数百年に1度くらいの割合でどっちも踊っているっぽい?
どこでどういう風に成立した習慣なのか知りたい…。
なんて可愛いんだろう2人とも。




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2023/08/04(金)

映画かんそう
「キングダム 運命の炎」

実写映画化3作目。
趙が突然の侵攻を始め、守りの手薄だった秦は
危機的状況を、伝説の将王騎を呼び寄せることで
打開しようとする…というあらすじ。

冒頭から、
ウワー!バッサリ切ったー!
ウワー!バッサリ切ったー!
というのが2連で来て、これは2時間で全部収まるのでは…?
と思ったがそんな訳なかった。
今回4への引きが強めです。

名だたるバイプレイヤーが次々登場して、
もう俳優さんが残ってないのでは?
と錯覚するほどだった。

エンドロール途中に1シーンあります。

ラストまでばれ

冒頭のスキップはかなり良かったが、
紫夏エピソードを今ここで!?なぜ!?
今回は紫夏エピソードと飛信隊の奇襲成功で、
見せ場の多くは4へ繰り越された。
武神vs信&羌かいバトルは全部入れてほしかったかな…。
戦術は分かりやすかった。
山田裕貴さんはあの容姿に白髪と純白の鎧で
「FGOから来ました…」という感じだった。小栗さんは「孔雀の精霊だす…」だった。

大将を倒すと軍勢全員が機能停止するの、アベンジャーズ無印とかを思い出した。

「やる気満々満々…」のシーン、
DVDボーナストラックに入ってるアドリブ没シーンみたいだったが、切り忘れか?

山本耕史さんは声で分かった。小栗さんと山本さんが揃ったら
もう鎌倉キングダムと言っていいのでは。

羌かいの参加事情の話は入れたほうがいいのでは。一言で済むんだし。







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2023/08/05(土)

色々感想

黒博物館 三日月よ、怪物と踊れ(モーニング掲載)
ジャンプなら姉妹全員倒すのに1年くらいかけるだろうけど、1か月ほどで決着つきそう。

だんドーン(モーニング掲載)
薩摩に詳しくなってゆく…。
肝練り、噂には聞いてたけど狂気の儀式ですね。
ただ、甲子夜話に伝聞として書かれているだけで、資料は少ないとのことなので
創作の可能性も少しある。

キングオージャー
暫定的悪役ラクレス様の棺桶入り死体が出てきて、
子供向けで珍しいな?みんなどんな反応よ?と思って
「ラクレス 死体」で検索したら、
悩みを独りで抱えこまないで…的なのが表示された。
ご心配ありがとうプログラムくん、大丈夫です
ちなみに「死はトウフ国の偽装」という意見が多かった。
私もそう思います。というか、ラクレス様追加戦士でしょ…と思ってます。

ノッキンオン・ロックドドア
青崎有吾さん原作小説を堤幸彦さんがドラマ化。
堤さんの久しぶりのミステリものということで、TRICKてきなのを期待していたが
えっ?これ堤さん…?という感じだったので視聴しない。
https://www.tv-asahi.co.jp/knockin_on_locked_door/cast/
トリック専門の探偵と、動機専門の探偵のコンビで、
もう1人の友人は殺人コンサルタントになったという設定はいいんだけどなあ。

VIVANT
おすすめにより視聴。
えっモンゴル軍が出てきて砲撃が始まった!予算!
日本のドラマでこういう大掛かりな破壊のシーンがあるのってあんまりないですよね。

家康
伊賀越えです。本多正信再登場。
安心感となごみがすごい。松山ケンイチさん、空気を変える演技だなあ。






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2023/08/06(日)

映画かんそう
「トランスフォーマー ビースト覚醒」

スピンオフを含めるとシリーズ7作目。
リブートしたので、予習の必要なしです。
スティーヴン・ケイプル・ジュニア監督。
病気の弟がいて求職中の主人公は
魔がさして車泥棒に手を貸してしまう。
しかしその車が勝手に動きはじめ…というあらすじ。

細かいことはいいんだぜ!というガバい脚本、
トランスフォーマーだ…!という感じがしました。
主演は「イン・ザ・ハイツ」で主人公を演じたアンソニー・ラモス。

今回のバンブルビー、わりと達者にお話しする。
エンドロール序盤に1シーンあります。

内容ばれ

冒頭、映画版ソニックがたしかこういう感じ…と思ったら
主人公とその弟が互いを
「ソニック」「ナックルズ」と呼んでいたのだった(笑)

今回の司令官は格別にアンラック度が高く、
選択は100%裏目に出るのだった…。
たぶん彼の応援する野球チームは負けるし、
買った電化製品はリコール対象になる。傘持たずに出かけたら雨が降る。
あとキレかたが理不尽で、無理やりミッションに協力させられた人間が失敗すると
人間などに任せるのではなかった!!!!!!!と激怒したりする。
司令官だいじょうぶ?ちょっと深呼吸しようか?
そういうわけで終盤までずっと失敗して後れをとって叩きのめされるのの連続だが、
ところどころエモ台詞が入ってそんなに気にならない…いや、ストレスあるっちゃあるけども。

人間ヒロインに遺跡を案内させるためペルーに連れて行くが
現地に着くと案内係がちゃんといたり
復活のためのエネルギーが足りない筈だったがなぜか足りたり
キーを手に入れたらワープして戻ってこいって命令されたのに
なぜかボスを呼び寄せることになってたり、
なんかそういうことは、深く考えたらだめだぜ。
作中でマーク・ウォルバーグの話題が出てたのは少しフフッてなった。

無茶めのユニバース構想をちらつかせて終わったが、
まず富三郎に謝れよコラ−!と思ったのだった…。









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2023/08/07(月)

舞台かんそう
「薔薇とサムライ2 海賊女王の帰還」劇団新感線
(劇場鑑賞)
中島かずきさん脚本

楽しかった。特に女性におすすめです。
主人公がめちゃくちゃのくちゃに格好いいうえに
後味もよくて、あー!楽しかった!というお芝居。

女王となった伝説の海賊アンだったが、
近隣諸国の併合を目論むソルバニアノッソ王国マリア女王が
卑劣な罠を仕掛け…というあらすじ。

一応順番としては
五右衛門ロック→薔薇とサムライ→
ジパングパンク(五右衛門ロックV)→海賊女王の帰還
だと思う。たぶん。

主演が女性、ラスボスが女性、
主人公の後継者候補が女性、
ラスボスの副官が女性、主人公の親友も女性、
ということで女性比率が高く感じられたが、
たぶんこれで半々くらいといったところだろうな。
でもだからといって恋愛ものだったり、
学園や家庭の話になったりはしない。
陰謀と裏切りと勧善懲悪とアクション盛り盛りの
いつもの新感線です。
ただ物語の性別の比率が変わると話の流れのパターンも変わって、
ちょっと新鮮な感じになるのが面白い。
(中島さんか、いのうえさんが意識してそうしておられるのかな?)

ラストまでばれ

凄腕の女海賊で、民衆に慕われる女王陛下で、しかも男装の怪盗という、
中学生の空想のような大盛設定ですが、
天海さんならなぜか自然に演じてしまわれるという!
異性装で敵をメロメロにしてしまうの、
ヤマトタケルをはじめとする大人気女装英雄話、
それの女性版ですが、案外珍しいですよね。
ウインクされた方向にいる人たちがギャーギャーとわめく演出、楽しかったです。

今回の古田さん立ち姿はさすがの華だったが、
アクションは変装という体で他のかたが代行され、
心なしか呼吸も浅く少し心配になりました。
天海さんは女王の声から海賊の声に変わるところ、
どちらも力のある声なのにパワーが違って凄いと思った。
生瀬さんと高田さん、どっちも真正の悪ではなく、少し可愛げがあってよかった。
悪役がオモロ系だと終わった後のすっきり感が違う。
(お衣装も、それぞれ蛇モチーフ、ドーナツモチーフで忘れがたい)
主人公が王で記憶喪失になった場合、
その親友の男性は殴ってでも記憶を戻して敗者復活をさせる流れが多い気がしますが、
女王とその親友の女性の場合「このままそっとしておいてあげて」と強く主張し、
後継者候補の女性もハイ了解です…となるの、
優しい感じがしました。無理強いはよくない。
それとリーダーが女性のレジスタンスは、
戦闘前に投降を呼びかけるのも優しい。
そのあとでバッチリ殺陣もあるけど。
(関係ないけどあの胸の前でやるハンドサイン、
ワカンダフォーエバーを思い出した)

ところでパライソ・ブランカ=1の月生石だろうか?
シリーズがいつかつながるかも。

シャルル役の浦井さんも微粒子レベルで出演されてた。
またシャルルとして登場なさってほしいものです。









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2023/08/08(火)

「帰ってくれタローマン」を見た。

何もかも良い。
(昭和に放送していたという設定の特撮)
(今回は未公開映像という体裁の続編)

内容ばれであるが、
ビルを破壊している奇獣に張り合って、
タローマンもビルを破壊し始めたり、
すぐに飽きて他のことに興味を移したり、
相変わらず自由だった。

これまでに倒された奇獣たち、
南の島で楽しく暮らしていたのか。ほっこり。
というか、タローマンあんた奇獣だった…?
え?この設定、前からあったっけ…?

主題歌2番の歌詞もとても好きで、
「自分の姿を直視しろ 好かれるヤツほどダメになる」
「生きるもよければ死ぬもよし その瞬間にひらききれ」
等々、
ともかく調和しようとするな、
まとまるな、パターンを憎めという
岡本先生の強いパッションを感じられる。
そして一部分は理解できる。一部分だけ。








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2023/08/09(水)

映画かんそう
「マイ・エレメント」

火と水と土と風、様々なエレメントの暮らす街で、
移民二世として父の店を手伝う火の娘エンバーは、
調査にやってきた水道局の水の青年と出会う…というあらすじ。

恋愛ものだけど、
生まれ持った自分の性質の話でもあり、面白かった。
エレメントにまつわる科学ねた、言語ねたなどは大人でもワクワクしました。
親の期待に応えたい娘の苦しみの話でもあるので苦手な人注意。

私は大人なので、エレメントがそのまま人種民族であることが分かるし、
鑑賞後に監督さんが韓国からの移民二世であると知り、
ホットな料理や、コントロールできないエンバーの激情が
現実の知識と繋がりましたが、
何も分からず子供のうちにこのアニメを見て、
成長してから精神的な支えになったり、
理解の糸口になったりするなら、かなりいいなと思った。

内容ばれ

エレメントシティ、とても綺麗だった。
鉱物で炎の色が変わる炎色反応や、
ガラスの原料、見せ方が美しかったです。
火と水を使った慣用句の豊富さも、改めて並べられると驚く。

多様性といえばアメリカという印象だけど、
案外みんな自分と同じ属性のグループとつるむ
(と複数の人が言っておられるのを見かけた)
というのがよく表現されてた。

ウェイドの親類のやや空気読めない感じの人に
共通語(英語)の完璧さを悪気なく褒められる二世、
というおそらく現実あるあるネタ、
ウワ…っていう周囲の反応がまた絶妙演出だった。

苦労した親のあとを継ぎたい、
期待に応えたい中国からの移民の娘が苦しむ
「私ときどきレッサーパンダ」
「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」
自分は歯を食いしばって耐えて、子供に何かを残したい韓国からの移民の話
「ミナリ」
などなどジャンルと言っていいほど増えてきましたが、
日本は同じアジアでもここまで家族の絆が強固では…
いやでも移住したら結びつきが強くなる?などと考えました。

ところで火の街の人々は治水の不備で市を訴えていいと思う。
下手したら歴史上最悪の大量死事件になってたよ。
(エレメントたちって死んだらどうなるの…?)

同時上映は「カールじいさんのデート」










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2023/08/10(木)

映画かんそう
「僕と幽霊が家族になった件」

台湾その他一部地域の古い風習で、
未婚のまま亡くなった子供の結婚相手を
探すために、親が赤い封筒を道に置く風習、冥婚を描いたコメディ。

古い価値観を持つ刑事の主人公は、
道端で赤い封筒を拾ったことから、
ゲイ男性の夫に選ばれる。
しかもそのゲイ男性の幽霊が現れて…というあらすじ。

注意点としては
序盤の主人公のゲイフォビアが結構深刻です。
(一応周囲から都度非難はされている)
あと所々ゲイとオネェ系の混同が見られる。
全裸ネタが多め。

ラストまでばれ

何もかもカスの鬼畜メガネのせいなのでは?
(彼たぶん髭ガチムチとの倫理を欠いた性愛が好みで、
マオマオみたいな優等生っぽい細身のアイドル系はタイプじゃなかったのでは…?)
主人公は最初の印象は最悪なんですけど
だんだん盛り返してきて、最後には好印象だった。
性の対象ではないかもだけど、主人公とマオマオ、お似合いだったな。

男女恋愛ものでも思うんですけど、
友情よりも恋愛が上、
それどころか誠実な友情よりも、
カス相手の不誠実な性愛のほうが上!大事!ドラマティック!
っていう価値観が世界的なのは不思議なことです。

女性キャラクターに関する皮肉っぽい展開は結構好きかも。

どうでもいいことだが主人公の見ていたポルノサイトの女の子が
日本語で喋ってたのが気になった。
日本語話者ではないように聞こえたけど、日本女性の方が再生数を稼げるんだろうか。
(最後にまたポルノかって思わせる引っ掛けの演出はよかった。ホンワカ)






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2023/08/11(金)

映画かんそう
「ミンナのウタ」

清水崇監督
GENERATIONS from EXILE TRIBEの全員が
本人役で出演。
ライブ映画のような体裁で始まる予告が面白そうだったので鑑賞。
監督の最近のお仕事はアレ気味だったので、
あまり期待せずに見たが、邦画ホラーとしてなかなかよかった。

ホラーとしてよいというのは、恐怖表現がよかったという意味です。
いやでもアイドルグループの人たちが本人役で出ているので
妙なリアリティが付加された。
GENERATIONSについては、HiGH&LOWと
PRINCE OF LEGENDに出ている人は知っている。

注意
猫を殺すシーンがあります。
エンドロール後に映像あり。

ラストまでばれ

自販機の下でガサゴソやってるのと、
お母さんが何度も脈絡なく同じこというのと、
あと机の下から見ると足があるっていうのがよかった。

リーダーの白濱亜嵐さん、
僕がみんなを守る!てき、フィクションの設定にせずに
結構癖の強いセリフなども飛び出して
事務所的にオッケーなのかー、と思った。
中務裕太さんが1人だけ霊感持ち設定だったが、
フィクションなのか、現実もそうなのか不明ながら
ちょっとアイドル除霊ものが始まりそうだった(笑)。

さなちゃんの真相も意外性があってよかったが、
歌のメロディが「The Sound of Silence」に微妙に似てるので
作曲の才能ないよ、さなちゃん!ダンスとかやりな。







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2023/08/12(土)

色々感想

逃げ上手の若君(ジャンプ掲載)
「太平記」の結城宗広は始終忠臣として書かれているが、
最期の最期に重度のシリアルキラーであることが明かされて
皆ドン引きするというようなことが描かれていて勉強になりました。
wikipediaで軽く調べたら、想像を超えた猟奇で本当にドン引きした。
真実なのか、強烈なデマなのかは分からんけども。

家康
このドラマの秀吉は
心にもないことを朗らかに大声で言ったり、
自分への攻撃は執念深く恨み続けて必ず晴らしたり
異常人格っぽい演出なのですが、
今回の「おろかな女じゃ」は、心の中ではまだ執着していることが分かる
いい演技でした。
そして茶々の、すごい長女っぽい言動…。
関ケ原、どういう解釈になるんだろう。楽しみです。


ドリフターズ7巻が、だいたい5ねんぶりくらいの新刊として発売されました。
鎌倉殿の義経も良かったが、こちらの義経も頭がおかしくてかなりいい。
あと、天才軍師による合戦の感想戦もわくわくしました。
ヒラコーせんせい、健康に気を付けて自分のペースで描いてね…。







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2023/08/13(日)

映画かんそう
「バービー」

グレタ・ガーウィグ監督
バービーワールドで毎日おしゃれでハッピーで最高の生活を送っていたバービーは、
ある日、死について気にかけるようになる。
そうするとなぜか足裏が平べったくなり、セルライトができ、
キラキラの生活に影が差す。
街はずれに住む変わり者バービーに相談すると、
人間界へ行き、自分の持ち主と会えば元通りになるだろうとアドバイスされるが…
というあらすじ。コメディです。

バービーハウスでの暮らしの表現が良かった。
バービーマニアック知識が随所で学べたが、
頭がおかしかったのかな?という廃盤の商品が色々あった。
大人でもバービーが欲しくなる映画で、
マテル社にとってはプラスになっただろうけど、
脚本の段階でよくOK出したな?という内容だった。
(わりとマテル社が悪く描かれている)

女性監督、歴代興行収入NO1とのことで、めでたいです。
名前で世界的にお客が呼べる男性監督は無数にいらっしゃるけど
名前で世界的にお客が呼べる女性監督はほぼゼロですからね。
グレタ・ガーウィグ監督、頑張っていただきたい。

単発洋画にしては座席は結構埋まっていた。
英語話者とみられるお客さんがとても多く。
私には分からないところで笑い声があがって、羨ましかった。

ラストまでばれ

生活がキラキラじゃなくなるところ、天人五衰を連想した。
あと、女性優位の国で生きてきて、
セクハラを知らないバービーが初めて性的な言葉をかけられ、
意味は分からないなりに憤慨していたところは切なかった。

ところで、少女と会って彼女の問題を解決し
めでたしめでたしというのが主軸かなと思っていたが
全然そうではなく、むしろケンを描く物語だったのがとても意外だった。
ケン=男を馬鹿に描いている!と怒っている感想がSNSで流れてきたが、
むしろ、なんというかあの世界のケンは現実世界の女ではないかと思った。
すべての職を片方の性別が占有して、
片方の性別だけで集まって楽しく遊び、
もう片方は家も財産も教養もなく、異性の歓心を買うしか生きるよすががない。
なので、男性が感情移入すべきなのはバービーワールドのバービーなのではないか?

そしてこの世界の女性がやるべきことは、
ケンたちがやったような逆転世界を作るクーデターではなく
男性も女性も同じ種族として敬意をもって接し、
機会が平等に得られる社会の創造なのでは。
悲しい時は寄り添いましょう。ともに笑いましょう。
でもそれは性愛とは違います…ということなのかと思いました。

あと母親と反抗期で狼のような娘、という取り合わせで
「レディバード」を連想したが、今回の母子の関係は良かった。
レディバードはお母さんが少し気の毒だったから。

コメディ映画なので、
コメディおよびコメディセンスに価値を見出さない人の評価は下がるかも。
しかし2001年宇宙の旅パロディや、
車移動で後部座席に人がいて叫ぶ天丼、
マーゴット・ロビーの顔で言ったら台無しというメタジョーク、
ユーモアセンスに特に方向性がないので
本来はジョークがお好きではなく、意識的に取り入れておられるのかな?
などと想像しました。
(突然の高慢と偏見、スナイダーカットなど、どう受け止めていいか分からないねたもあった)
対して皮肉のセンスには方向性があり冴えていた。
スポーツに疎い振り、PCに疎い振り、財テクに疎い振り、ゴッドファーザーの解説を聞きたがれば
ケンはチョロく釣れるわよ…のところとか。
アメリカの若い男性ってコッポラ好きな人が多いの?ずいぶん渋いな?
ダークナイトじゃないんだ…。

ラスト、ハンドラー姓を名乗ったので書類上は
ルース・ハンドラー氏の縁者ということになったんだろうか。

それにしてもこの内容の映画が大ヒットして人が押し寄せる国は
観客が成熟していると思う。




Barbernheimer(バーベンハイマー)問題
映画の内容とは関係のない、備忘録のようなものなので
興味ない方は下記、読む必要はありません。
同日公開のノーラン監督「オッペンハイマー」と「バービー」、
まったくジャンルの違う映画がどちらも好調で、
両方の映画を楽しむ、まあ焼き肉ビールの後にシメはパフェてきな
「Barbernheimer」というタグが作られ盛り上がりました。
それは近頃配信に押されがちの劇場にとってよかったんですが
バービーと原子爆弾、きのこ雲のコラ画像がファンによって作られ始め、
バービーのSNSアカウントがその画像に対し
「忘れられない夏になりそう!」てきな返事をしました。
それに日本からの抗議が殺到、
まずワーナージャパンが謝罪、次にワーナー本社が遺憾の意を記事にして、
問題になったレスは削除されました。
謝罪はしないだろうと私は予想していたので、意外でした。
謝罪が出たことで、今後似た問題は起こりにくくなったと思います。
それは今回すぐに抗議してくださったたくさんの人たちのおかげです。

(ワーナー規模の企業はSNS運営などは外注に出すらしいですが)
原子爆弾について、アメリカでは戦争終結に必要だったと考える人が多く、
ポジティブなイメージがあるらしいので、担当者は深く考えなかったのでしょうけど
今後はSNS運営にも監修の必要性を感じます。

あと本気なのか冗談なのか、またはなりすましなのか、ロシアがいっちょ噛みしてきて
「アメリカひどーい!アメリカって本当にひどいよね!」
という投稿を見かけましたが、
娯楽作品販促SNSの範疇を超えた危うい局面だったのかも…分かりませんが…。

日本側も911の画像にバービーをコラージュした投稿を始めたりなどして
それに対しおそらくアメリカの人が「真珠湾って知ってる?」と尋ねていたが
(21世紀にリメンバーパールハーバーが活用されるのを見てしまった)
私も、「何の罪もない市民が犠牲に!」という論調の方が多かったので少し疑問でした。
宣戦布告なしに真珠湾を攻撃したのは日本だって教育は今もされてるよね…?と。
別に強制されたわけでも、騙されたわけでもなく前のめりで戦争してたってのと
我々はわりと簡単に他国を憎むようになるし、
おだてられるとすぐに調子に乗って戦う側に回るよ!って自覚してないと
また戦争になってボコボコにされてしまう…。
あとアメリカくんは、自国軍がミスをして撃ち漏らした核兵器が
頭上に落ちる可能性がちょっぴりある現在、
大量破壊兵器に対する認識はそのままでいいのかな?とは問いたい。






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2023/08/14(月)

映画かんそう
「リボルバー・リリー」

幣原機関で育成された暗殺者の中でも最高傑作と言われた小曾根百合。
50人以上を殺害した彼女は、現在引退して酒場を経営していたが、
昔の知人が殺人事件を起こしたと知り、現場に向かう。
その途中に出会ったのは、
陸軍の巨額の裏資金のありかを知る少年だった…というあらすじ。
長浦京さんの同名小説が原作。
綾瀬はるかさんが凄腕の諜報員を演じます。

綾瀬はるかさんの格闘技を目当てに行ったが、
銃撃戦がメインで格闘はそこまで多くはなかった。
あらすじは「グロリア」を代表とする、他人の子供を守って戦う女系だが、
同時期上映の「キングダム」にも同系エピソードがあったので
少しタイミングが悪かったかも。

メロウ演出多用でテンポはよくなかったかも。
百合の副官2名はとてもキャラクターが立ってたので、むしろスピンオフが見たい。

注意

犬が死ぬ。死ぬ瞬間は映らない。

ラストまでばれ

幣原さん、死を偽装してまでリリーを守ろうとしたのに
そのあと新たに妻を娶ったのか…?
あと、子を殺されたのに、また作った…?
ハハーン、さてはあたまがわるいな!?

元馬賊の奈加さん、日本の女優さんであんなに声の低い方は珍しいので
(無理に高い声で話そうとしないという意味)雰囲気があった。
シシド・カフカさん、以前女探偵・葉村晶を演じておられましたね。
百合さんとは共に生き共に死ぬ関係で、
百合さんに対する態度とほかへの態度が違うのもよかったー。

・やくざの親分が出した交換条件はなんだったのか
・鳥落書き老婆はなんだったのか
ちょっと謎が残りましたがシリーズ化する予定だったんだろうか。

あと細かいですけど、少年は百合さんの保護を条件に出したけど
海軍はその約束を守る気がないって情報を知ったのは長谷川さんだけなので、
少年が門の前で驚いたり抗ったりするシーンを入れるか
条件を出したセリフ部分をカットすべきだったと思います。






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2023/08/15(火)

ドラマかんそう
「グッド・オーメンズ」
シーズン2 4〜6話(全6話)

ウワァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!
ウワァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!
ウワァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!

記憶喪失になったガブリエルを巡って
地獄と天国の暗躍は激化し……てきなあらすじ。
みんな、ひまなら「グッド・オーメンズ」を見てみよう!

ラストまでばれ

「なぜクロウリーはあなたのために危険を冒す?」
「彼のタイプにほど遠い」
「クロウリーのペットがエジンバラへ」
みたいな、フィクションに出てくる結びつきの強い男性2人に対し
こういうポエムっぽいことを言うひと(ハンニバルのベデリアとか)、
時々いらっしゃって、ちょっと笑ってしまいますが、
神輿に対して「せいやっ、せいやっ!」「ソレソレソレソレ!」
って掛け声をあげている感じなのか?

1の時から、そりゃあ格好良かったけど、
クロウリーのこと好きにならずに見られますかこれ?
「俺の唯一の友達に言った。「黙ってさっさと死ね」と。
俺はそれが気に入らなかった」
アジラフェルに対して非情な振る舞いをした相手に、
怒り続けていた彼ですが
同時に恐怖と傷心もあったんだなーって分かる表情でした。

「天国には行きたくない。怖い。地上で導いてほしい。
大勢ではなく俺を救ってほしい」と懇願したら
アジラフェルは迷いつつもクロウリーを選んだだろうに、
悪魔なのにどうしてそんなに誘惑が下手なのか。
そして何千年もかけて何度も天界の非道を経験したのに、
そのたびに人間を庇うクロウリーを見てきたのに、
天国が正しくて正義だとかどうして言えるのか。
アジラフェルは天使のくせに慈悲の心がない。

ニルゲ先生は常に素晴らしい。
続編で新しいトラブルを起こすために
登場人物がバカオロカになるのが私は嫌いだが、
グッドオーメンズはシーズン1の最初から、
二人の認識の違いと関係の脆さが繰り返し描かれている。
それが奇跡的に6000年続いたあと砕け散るところを、特別に私達に見せて下さった。
悪魔よ去れ!!!!!(笑)
いや去らずに3期を見せてください今すぐ!

思い出すだけでもつらいあのキス………
クロウリーの、諦め4割、期待6割の顔。アジラフェルの、誤作動中の工業アームみたいな手の動き。
「君を赦すよ」の時の、なんとか動揺を押し殺した顔。
(でもクロウリーを突き飛ばしたりしなくて良かったです。私がアンチになってるところよ)
クロウリーのあの行動を導いたのは、

・ベルガブのカップル
・(間接的にバディ・ホリーの歌)
・オースティンのラブロマンス概念
・マギーとニーナ

なので、シーズン3ではその四要素がアジクロの後押しをしてほしい。
というか宇宙オンラインカウンセリングで、
無意識の悪魔への差別感情をガブリエルに指摘されて動揺してほしいし、
キスについて本当はどう感じたかを、毎回聞かれて段々意見が変化してほしいエーン。
あと「ジェットコースタみたいな速さで」クロウリーを追って、捕まえて、キスしてほしい。
1がアンチキリスト、3がキリストに関する話で対になるのかな?
マリアの選定を任されたアジラフェルと、
理想的なマリア認定された女性から保護を依頼されたクロウリーの攻防戦をやってくれー!
ついでにリプロダクティブヘルスライツをやってくれー!
あと最終的にアジラフェルは己の非を認めて、高いところで花火と共に謝罪のダンスを踊ってくれー!
それを見たクロウリーは泣き笑いながら「お前を赦す」って言ってくれー!

ところでヴォロヴァンという軽食が出てきたが
(アジラフェルが会合で提供していた)ハリポタにも出てきたらしいですね?
ロンママが作ってたらしい。

感想を漁っていて、はてなで、
冒険や謎解きや陰謀を見たかった人が書いた感想で
「恋愛ドラマになってしまってがっかり…」という内容の文を見かけたが、
確かに全部の筋がカップル3つに帰結するので、恋愛ドラマに興味のない人にはきついかもな。
私はそれどころじゃなかったので、シーズン2が恋愛の話になってるのも気付かなかった。
あと、Twitterで読んだ感想で、1期の時に「クィアベイティングである」という批判があったと知り、
まじかー…!と驚いている。まじかー……………!
前回批判していた人は今回はニコニコでしょうけど、片方が納得すれば片方は立たず、難しい………。









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2023/08/16(水)

SNSでおすすめホラーショートムービーをまとめておられたので
全制覇してみた(3分の2ほどは視聴済だったけど)。
https://twitter.com/__19290504/status/1687804551351648256

「Light Out」 ponysmashar3分未満
https://www.youtube.com/watch?v=FUQhNGEu2KA
映画「ライト/オフ」の元になった短編。
電気を消すと部屋に黒い影が浮かび上がるのに気付いた女性は…
という話。

「Pictured」 ponysmashar3分と少し
https://www.youtube.com/watch?v=nt9D55oZCnE
壁に飾っている絵の女性が、目を離すと動いている…
という話。

「Polaroid」 Paul Houston3分と少し
https://www.youtube.com/watch?v=ck1NO9MyQsM
男性が部屋でポラロイド写真を撮ると影が浮かび上がる…
という話。

「Selfie from hell」 AngstZeit2分未満
https://www.youtube.com/watch?v=EhAFyaObY6U
女性が部屋で自撮りをすると男が映っていて…
という話。

「Don't Peek」 Julian Terry6分と少し
https://www.youtube.com/watch?v=S51jIrunYuY
あつ森の部屋と自分の部屋が連動していることに気付く女性。
ゲーム内の部屋の入口に黒い影が…という話。

「MAMA」 3分未満
https://www.youtube.com/watch?v=fcrM74s7tm4
映画「MAMA」の元になった短編。
少女2人の住む家には、人間ではない「ママ」がいて…という話。

「BLINK」 SonyPictures10分
https://www.youtube.com/watch?v=3l58nPb1fVM
全身麻痺で体を動かせなくなった女性。
部屋に何かがいるのだが、それを看護師に伝えようとして…
という話。

「home movies」 Dylan Clark6分未満
https://www.youtube.com/watch?v=aFkem4-WFr4
ビデオカメラを通して部屋を見ると…という話。

お気づきでしょうけど、「一定条件でだけ姿の見える何かが徐々に近づいてくる」
という話がめちゃ多い。
なろうと同じで1つのパターンが受けると、皆我も我もと同じものを作るのかな?
おすすめは「Light Out」、「MAMA」 、「BLINK」です。
映画化されたやつはやっぱり違う。
あとアメリカ(?)の女性は部屋で怪異が起こるとまず武器を握るの、
強えーって思います。





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2023/08/17(木)

茅乃舎さんから冷や汁の素が出ていたので食べてみた。
さすがブランドだけあって、
自分で味噌を焦がして作ったできたて冷や汁にせまるおいしさでした。











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2023/08/18(金)

世にも奇妙な物語
夏の特別編 (2023年)感想

危ない、録画して2か月、
忘れるところでした。
今回は全体的にバッドエンド多め。
三石琴乃さんと宮村優子さんが出演なさってます。

お姫様クラブ
富裕層の子女向けの、ハイクラスのマナーを学ぶ会「お姫様クラブ」への招待状が届く。
今は中流家庭の主婦であるヒロインは、かつての優雅な思い出に浸るが…というあらすじ。
むかし菊地秀行さんの小説で似た設定のお話があった(えろえろ展開をしたので、ぱくり云々の話ではないです)自分が儲けて自分の金で教養と品格を学ぶのが一番ですね。

小林家ワンダーランド
リストラされた父親が、個人運営のテーマパークを始めるが…というあらすじ。
最初の大ヒットは設備投資ほぼなしなので、あそこでやめておけば結構な収益になったのではないか。結局起訴されなかった杉並区人肉提供事件を参考にすれば、もっと長い期間開催できたのでは…?
一家のお母さん役が三石琴乃さん。

視線
通販で買った目薬をさすと、その場にいる全員から注目されて…というあらすじ。
こ、こえー。注目など浴びたくないよ…。
お母さん役が宮村優子さん。


ファインダーを覗くと、そこにはいない少女が映ることに気付いた青年は…というあらすじ。
これまでの世にもで10回は繰り返されたようなフワーッとした話。
なぜこの話をシメにするのか。
もっと尖っていこうぜ!









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2023/08/19(土)

色々感想

ジャンプはお休み、ニチアサは甲子園で休止。

チェンソーマン2部
デンジくん、アホなのであらゆるテンプレ展開をぶち壊していく…
一部は無知と貧困と搾取が成り立ってたけど、
2部のデンジくんはアホすぎて秒で考えが変わり、
もはや搾取が難しいまであるかも


だんドーン(モーニング掲載)
ひえもんとり…死刑になった罪人の死体から
歯や爪で肝を抜き取るゲーム…狂人!
しかしこれも肝練りと同じく文献があるわけではないので
創作の可能性もあるとのこと…。
 
痛みに強いわりにすぐ死ぬから
女の拷問は難しいとのこと、なるほどな?






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2023/08/20(日)

映画かんそう
「クライムズ・オブ・ザ・フューチャー」
デヴィッド・ポール・クローネンバーグ監督

未来世界で人間たちは痛覚などを克服して、より高次の機能を持っていた。
人々は肉体を傷つけることで自らを表現し、そのパフォーマンスは支持された。
腹の中に新しい臓器のできやすい体質である主人公は、
その臓器にタトゥーを施し、摘出手術を公開するアーティストで、
高い評価を得ていた…というあらすじ。

手術および肉体損壊が性行為のように表現され、そういうセリフもあります。
主人公のヴィゴ・モーテンセンは自分の腹の中に臓器を生成できる
唯一無二の才能の持ち主なので、
すごい人気だし、女神のような扱いだし、矢印向けられまくり。
クローネンバーグ監督のファン、
ヴィゴ・モーテンセンをフェティッシュに愛する人、
グロが好きな人向け。

苦手要素はねたばれなので反転します
ヴィゴがずっと咳き込んでいて、ところどころ吐きそうになっている。
臓器、開腹、顔を切る、子供を殺す、子供の死体の解剖。
嘔吐。


ヴィゴ・モーテンセンはもちろん、女性3人の全裸があります(アート風)。
普通の映画に出てくる全裸を見るためならグロも耐えるってかたは劇場へ。
少年の局部ぼかし全裸あり。

ラストまでばれ

監督は男の体内に何かめり込ませるのと、
ぶよぶよした内臓っぽい造形のツールが昔から本当にお好きで、
そこが何十年も一貫してるのはすごいなあと思います。
宮崎監督は82歳で好きに自由に「君たちはどう生きるか」を撮られましたけど
クローネンバーグ監督も80歳で大好きな要素を詰め込んだ映画を撮られている。
どちらもすごい。そしてどちらも起承転結がやや希薄。

開腹シーンは、ずばりセックスの受け入れるほうっぽい演技をなさっている、
60歳であんな色っぽい演技をなさる、ヴィゴ・モーテンセンもすごい。

潜入捜査だったん!?とか、コンテストって一体!?とか、
メーカーの点検員はどうして殺しを!?とか、考えるな感じろ。












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2023/08/21(月)

髪のヘナ染に挑戦をしてみた。
そうしたら白髪部分に青色が入って、
お盆にデビューしたおもしろ中年女になってしまった。

低評価レビューで
「白髪は染まらないが、風呂のタイルと爪とタオルは染まる」
と書いてあって、そんなバカなと思いましたが
本当に、白髪はあまり染まりませんでしたが爪は黒く染まった。
なんでや!?

ヘナを塗るときと洗い流すときはビニル手袋をしていましたが
乾かすときも手袋が必要でしたね…、
あと、染めた日は洗髪非推奨なのですが
翌日に無意識に髪を触ると、爪に色が付き、
気付いてすぐに洗えば落ちますが、時間がたつと染まってます。

あと匂いが凄い。
焦げたような、灰のようなにおい。
手触りも、ザイルのような固い感じになります。
これかなりハードルが高いですが、繰り返せばコツが分かって
いい感じになるのかな…?




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2023/08/22(火)

ドラマかんそう
「シークレット・インベージョン」
1〜3話(全6話)

いままでのMCUは比較的若者向けだったとおもうんですが
このドラマはぐっと対象年齢があがって渋い感じに。
なんとオリヴィア・コールマンが参加なさってますが
登場シーンはさすがに重厚度が上がります。

「キャプテンマーベル」に登場したスクラル人の話なのですが
彼等のための新天地が用意されず、フューリーへの不信を募らせたスクラル人は、
とうとう新勢力を中心に地球の侵略に手を染めるというあらすじです。

内容ばれ
姿の醜いスクラルは本当は良い種族で、新天地を探して旅立つぞ!
というキラキラした結末は残酷に変容して、
もはやスクラルはフューリーを信用しておらず、
地球人を憎んでおり、侵略を計画している。
そして若かったフューリーは、スクラル人を出世の道具として使い今の地位を得ており
正直これからもずっとスクラルを利用し続けたい。

タロスとフューリーが、生活に倦んだ熟年カップルみたいになっててしょっぱい気持ちになります。
今後は単純な指示だけじゃなく「助けてくれタロス。あんたなしでは俺は役立たずだ」と言え。
とタロスに要求され、不承不承復唱するフューリー。
こういうの好きな人にはたまらないでしょうけど、
私はキラキラの両片思いが好きなんですよ…!

フューリーとタロスの関係の比喩というか
直球の譬えとして犬と人間の話が出てくるのだが、
タロスが「異種族の糞便の片づけをするなんておかしいだろ?」
という話をフューリーにしており、言われてみればそうかな…?という気もした。

MCUで長らく親しんだキャラクターが死亡して
ええええ……となりました。
まだ分からないけど!復活するかもだけど!





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2023/08/23(水)

今日は夏休みの間に立て続けに見かけた性犯罪ニュースの話です。
苦手な人は避けてくださいねー。

まず大阪泉南市で行われた音楽イベントで
インスタグラムのフォロワー数500万人越えのDJ、DJ SODAさんが
複数の男女に触られる加害を受けたことをSNSで告白し、世界的に大きな反響を呼びました。

次にフォロワー数73万人越えの台湾人の男女ユーチューバー
「尼克&ASHLY」が旅行で訪れた大阪で、
ASHLYが痴漢被害に遭ったという内容の更新をしました。

学習塾「四谷大塚」の男性講師が教え子の女子児童たちの下着の見えた写真などを盗撮し、
ペドフィルの集まるSNSに女児の写真と本名と住所などを公開したことが発覚しました。

神奈川県のローズホテル横浜の男性従業員がマスターキーを使って客室に侵入し
女性客の寝顔を撮影していたところを見つかり、解雇されました。
モバイルには他の女性客の写真もあったとのこと。

怒涛の勢いだったので、口があんぐりと開いた。
学習塾の件は本当に酷いと思う。
用心のため住所を公開されたおうちは引っ越すのがベターだし
珍しい名前の子は安全のために改名したほうがいいかもしれない。
娘さんを持つ全国の親ごさんは、子供をおちおち学習塾にもやれなくて大変ではないか。

DJ SODAさんは、ご本人がセクシーな格好を楽しむのは自分のためであるという心情を語っておられて
とても納得のいくよい文だった。
こんな被害を受けたのは日本が初めてだ、と言っておられて恥ずかしかった。

SNSの反応をざっと見ていて口が台形になったのですが、

・あんな下着みたいな恰好をするほうにも責任があるのではないか
・さわれる位置まで近づくのが悪いのではないか
・海外の性犯罪率のほうが高い
・海外でも腕を掴まれている映像ありましたが(ボディガードが体を支えた瞬間の映像)
・会場のセキュリティに問題があったのではないか
・反日思想があってこんなことを言うのではないか

というような意見が本当にびっくりするほど多かった。
日本は他国より性犯罪者の率が飛びぬけて高いとは思わないが
他国より性犯罪者を擁護する人(被害女性が声をあげるのに反感を持つ人)がとても多く、
結果的に他国より性犯罪がやりやすいのでは…?と今回思いました。
(日本は性犯罪被害を警察に届ける率が低いというのも知っておく必要がある)

たとえば撮り鉄がやりすぎて電車を止めたりしたとき、

・あんな格好いい電車を走らせるから撮りたくなるのだ
・ホームの構造が撮りやすすぎるのではないか
・海外の撮り鉄はもっと過激である
・駅のセキュリティが甘いのではないか
・鉄への差別感情があってこんなことを言うのではないか

とかってあんまり言わないですよね?
性犯罪者じゃない男性は、どうか持ち前の論理的思考を発揮して
普通に「性犯罪は許さない」と言ってほしいです。
このままだと地球上のすべてのSNS世代に、
日本=痴漢ランドとして定着してしまう。








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2023/08/24(木)

読書かんそう
「ロバート・オッペンハイマー
愚者としての科学者」
藤永 茂さん

ノーラン監督の新作がオッペンハイマーなので
予習しようと思い読みました。

メインはロスアラモス研究所時代ですが、
オッペンハイマーの誕生から死亡までをざっと追ってあります。
現在の「善の科学者シラード、悪魔に魂を売った虐殺者オッペンハイマー」説に
異を唱える趣旨でした。
証言が食い違っている箇所もあり、たしかに印象が変わる。

映画ジュラシックパークの冒頭で、
とある人物のデスクにオッペンハイマーの写真が飾ってあるそうなのだが、
スピルバーグはその写真によってデスクの主が
冷血な科学者であることを演出しているとのことで、
私は恥ずかしながら気付かなかったのですが、
それほどオッペンハイマー=科学の悪魔というイメージは強いらしい。
ノーラン監督がそこのところをどう覆してくるかは楽しみであります。

内容ばれ

戦争中とはいえ他国に最新式の大量破壊兵器を投下するというような大きな判断は、
特に近代以降は一人の人間の善性や悪性など大きな影響力を持ち得ないように思う…。
本を一冊読んだだけで分かったようなことを言うのは恥ずかしいが、
過去に遠因があり、パワーゲームも作用している。
もちろんオッペンハイマーの、権力者、父権的なものに弱いという個性も影響がないわけではない。

英国が1943年に行ったハンブルクのゴモラ作戦、
この頃には「敵国の戦意を挫くために市街を攻撃する」「悪事を犯した奴らに報いを受けさせる」
という考え方があり、この作戦によるファイアストーム現象で、
800度まで熱された街では防空壕の中の人々まで蒸し焼きになり
4万人以上の市民が亡くなった。
(日本人でこのハンブルクの死者を悼んでいた人は何割くらいいるのだろう。
なんの罪もない市民が兵器の犠牲となったと、何割くらいの人が考えるだろうか)
連合国軍は同じような戦績を望んでいた。これが下地の一部。
そして原子爆弾の構想が出たときに、
ナチスに先を越されてはまずいという焦りがあった。これがブースト。
そして多くの物理学者は持っていた軍への敵愾心と警戒が、オッペンハイマーにはなかった。

物理化学者である藤永さんは、 オッペンハイマーを原爆の父というよりは産婆であると表現します。
奇抜なアイディアの人ではないが、理解が早く、記憶力が抜群に優れている。
繊細で、愛情深いが、無能な人間は冷淡に切って捨てる。
執事がいるような裕福な家庭に育った複雑な人です。
そして原子爆弾投下後は水爆開発反対の立場に立ち
おそらくそれが原因で、共産主義・悪魔の科学者のレッテルを張られ、潰されます。
(投下後の科学者・高官のポジション取り、抗争がまた複雑なのですが
この時点でもう少し無私の人が多ければ現在の情勢がずいぶん違っただろうなという気はします)

この本では知のユートピアのように書かれているロスアラモス研究所ですが
先住民が住処を追われ、被爆しているという書かれていない情報もあり
もやもやがないと言えば嘘になります。
しかしこの感情も強くなりすぎると反知性主義まで行ってしまいそうなのが分かるので、
科学は目的になるべきではない…せめて4割未満でおさえて6割は道具であるべき…
という感想で終えておきます。







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2023/08/25(金)

なんでもバタークリームブームの再来だそうで
大むかしは生クリームケーキと同じくらいメジャーだったバタークリームケーキ、
しばらく姿を見かけなかったのが、またお店で売られるようになってよかったです。
おいしいのは断然生クリームケーキですが
時々ふとあの腹にパンチを食らうような重い甘いケーキを食べたくなるんですよね…。

阪神梅田百貨店「クラシカ」さんのバタークリームケーキ。
小さなケーキですが、4分の1ほどでごはんの代わりになります。
懐かしい、ずっしりとした味でした。








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2023/08/26(土)

色々感想

ウィッチウォッチ(ジャンプ掲載)
バトルに巻き込まれた一般人が、うろミラ作者で
バトルの印象が吹っ飛んだ。日常パートの浸食。

ブラクロ、引っ越すのか…。

波よ聞いてくれ(アフタヌーン掲載)
だいたいは、新しいもののほうが優れているというのは同意。
なので何もかもが昔の作品のほうが優れているって感じ始めたら
それはもう自分の脳が
現代の作品を受け付けなくなっているということだと考えます。

キングオージャー
関西は今週に甲子園休止回を毎日放映していたのですが
リタとモルフォーニャが抱き合っていて「!!!!???」。
モルフォーニャの表情、どういう感情なんそれ!

VIVANT
相変わらず映画のようなクオリティだけど
公安と自衛隊諜報組織所属主役で
愛する日本を守るために
他国の人間を拷問か…ううーん…。

林原さんがアプリの音声で
花江さんがニュースキャスター役で登場した。







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2023/08/27(日)

ドラマかんそう
「シークレット・インベージョン」
4〜6話(全6話)

スクラル人による地球侵略を描いたスリラー。
政府高官と入れ替わったスクラル人たちによって
危機に陥るフューリーだが…というあらすじ。

ラストまでばれ

全部フューリーのせいなのでは…?
彼等の希望を叶えないまま、
汚れ仕事を続けさせて、ろくな説明もなく、
彼等は心を病んで内部抗争を始め、
それでスクラルたちが死んで、昔からの部下も死んで、
フューリーだけがハッピッピ!って納得いくかコラ。
 
女性管理職女性博士女性政治家を
意識的に出してるようなところは好感が持てたし
オリヴィア・コールマン演じる仕事のできるサディストのエージェントは良かった。
妻の設定も。

「収穫」の中に「ウィンターソルジャー」の名があったのを確認しましたが
一体いつの間に?
もともとそう高くはなかったフューリーの好感度が地に落ちたドラマだった。

パピー ヴァン ウィンクル、楽天で78万円だった。
ドルだともうちょっと安い感覚なのかな?







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2023/08/28(月)

ネットで見かけた素敵な丼を作ってみましたが
ゴージャスでおいしかった。
ウニを載せてもいいかもしれません。








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2023/08/29(火)

映画かんそう
「赤と白とロイヤルブルー」

アメリカ大統領の息子と、
英国の王子が恋に落ちるロマンチックコメディ。
英国王室の婚礼に参列した大統領の息子は、
彼が苦手とする王子を見かけ会話をするが、
飲みすぎていた大統領の息子は
王子を巻き添えにしてケーキを倒してしまい、
外交をぶち壊すつもりかと叱られる。
騒ぎを収束させるために
大親友である振りをすることになった2人だが…というあらすじ。

よくできたロマコメ映画なので
ロマコメ好きな人はお休みの日の午後とかに
好きなお菓子や飲み物を用意して見るといいと思います。
ただし当然ながら「特権階級どもが乳繰り合って
何が差別だ笑わせるな」という人向きではない。

内容ばれ

原作登場人物をかなりカットし、深刻なエピソードも切って、
選挙戦の詳細やポップカルチャーの話もほぼカットだったけど、
2時間で収まったのはすごいと思う。
二人が恋愛関係になるのが爆速すぎて物足りないという人は原作をどうぞ。

原作の美味しそうな食べ物もほぼ出なかったけど、
別荘でお父さんが作りかけていたのがミガスかな…?

でも実際の人間が演じるパワーで
根はいい子なんだろうな〜というのが登場時くらいに分かりました。
とくにアレックスの、愛されて育ちましたという陽オーラがすごかった。
あとまつげ。すごいまつげだな!?







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2023/08/30(水)

ウイスキーをかけていただくかき氷です。
和風の甘さとウィスキーの意外な相性の良さに驚きました。








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2023/08/31(木)

ドキュメンタリーかんそう
「コロニア・ディグニタ チリに隠された洗脳と拷問の楽園」
1〜3まで(全6話)

関西でもうすぐ公開のストップモーションアニメの題材が
「コロニア・ディグニタ」なので予習のために見ました。
ドイツ人の元ナチス党員で
サディスト・小児性愛加虐者のパウル・シェーファーが
ドイツを追われ、チリで土地を開墾して作った宗教施設のドキュメンタリです。
パウル・シェーファーは家庭に事情のある子らを集め、
幼い少年たちを夜ごと弄び、
周辺住民や実業家を懐柔し、時の軍事政権と結びつき、
思想犯の拷問や洗脳も任されるようになります。
脱走した子供や、被害を受けた大人が何度も訴えるのですが黙殺されます。

最悪の上に最悪を重ねたような、この世の地獄とはまさにこんな風なのでしょう。
少年への加虐の手口は、なぜかジャニーズ事務所に似ていました。
奇しくも権力を得て、訴えが何度も握りつぶされているところも似てます。

内容ばれ

当時は戦争で父が心を病んだり、
貧しくて子供全員を育てられない家庭が多くあったので
そういう子供たちが、食事をくれるし教育も受けられるということで集められた。
当時受けた性被害を語る壮年の男性の穏やかさが大変つらい。
(これもジャニーズ事務所を思い出す)

施設からは泥道を40キロ歩かないと人間のいるところにたどり着けないのですが
馬を盗んで、足音がしないように蹄に布を巻いて、脱走した人が当時を語ります。
すごく勇気があって頭がいい。
この人は連れ戻されて薬漬けにされて強制労働させられるんですけど、
二度目の脱走をして成功します。すごい。

パウル・シェーファーの演説のテープがたくさん残っているんですが
キンキン声でキーキーわめいており、(ドイツ人にしては小柄だったらしい)
なんでこんなのに心酔してコントロールされたんだろう…?
とちょっと疑問に思った。




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