4月日記

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2023/04/01(土)

色々感想
ショーハショーテン(ジャンプSQ掲載)
次回いよいよ女性コンビのトーク。
どういうネタなのか楽しみ。

黒博物館 三日月よ、怪物と踊れ(モーニング掲載)
藤田先生の絵柄は怒りを描くのに適しているんだけど、
むかしは虐げられる弱者のために怒る少年青年を描いておられた。
でもこの作品は弱者の怒り、弱者のために怒る弱者を描いておられる。
先週今週と、できればB5サイズで見ていただきたい、すごい迫力の絵だった。
そろそろフェミニズム創作としての評論を読みたいんだけど、
今のところ見かけないな。

プリキュア
いよいよレギュラーの男性のプリキュア登場。
(一応人間ではない。鳥で、少年の形態が取れる)
声は緒方さんかと思ったら、男性声優さんだった。

私は赤ちゃん+プリキュア話があまり好きではないんだけど
男性が混ざってケアを分担することで、緩和されるかな。
(プリキュアが赤ちゃんを育てるねたは2回あるので、
赤ちゃんを育てるライダーとかも作るべきですね)

火狩りの王
スタートしたとき全12回と見た気がするんですが
10話のすごく途中で終わった…?
それで第二期決定…?
これは制作スケジュール的なあれではなく?

家康
家康くん、なにげに能力が高いのに自信がない
(キャラクター設定の)せいで、氏真くんの人生をゆがませたな…。
周囲の異能者たちは家康の才能を見抜いて重用するけど、
氏真くんにはどうしても家康がザコに見えて、
自分が勝ってる、それを証明できると錯覚してしまう。

「呪いの子」 本国舞台、
ハーマイオニー役を有色人種が演じて話題になったりしましたが、
なんと完全男女逆転版をやるみたいですね。
ハリーもヴォルデモーもドラコもスネイプ先生もダンブルドア校長も女性!
(こうしてみるとあの物語の主要登場人物は8割男性だ)
ハーマイオニーとマクゴナガル先生は男性!(イケメン…)
もちろんシリウスとルーピン先生は女性!
役者さんの写真を見ましたが、わー、わりとどっちも色っぽいタイプだー!
これは、うーん、舞台のために渡航するかもです。へっへっへ。
(うそなのでご注意ください。今日の日付)
(呪いの子にはシリルくんたちは出ないよ)





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2023/04/02(日)

映画かんそう
「映画刀剣乱舞 -黎明-」

源頼光による酒呑童子退治を時間遡行軍が妨害するが
刀剣男子たちの活躍で鬼退治は史実通りに行われた。
しかしその過程で呪いを受けた山姥切国広は姿を消し、
三日月宗近はその後を追う…というあらすじ。
刀剣未プレイですが前作「継承」を見たので鑑賞。

今回はほぼ現代が舞台で、オリジナルキャラクターが主軸です。
脚本は小林靖子さんから別の方に交代しました。
なのでがらっと作風は変わった。予算が増えたような気がします。

内容ばれ

ちょっとJホラームービーてき展開だった。
村シリーズとか。虐殺されし集団が国を呪い云々ってやつ。
しかし計略により権力者に惨殺されたひとが
転生して(?)虐待親の元に生まれ、弟を事故で失うって、なんかもうあまりにも…。

ギャル審神者、神職審神者、霞が関審神者、女子高生審神者と
それぞれの刀剣男子の絡みはよかった。
終盤4人全員が戦闘アシスト的活躍をしてくれたら更に熱かったんだけどなー!
皆が審神者になれる可能性を秘めているって、あ、なるほどゲームとしての!
って膝をバシッと叩きました。

酒呑童子さんと、霞が関審神者さん、最近どこかで見たと思ったんですが
各務さんはベイビーわるきゅーれの担当さんだった。
酒呑童子さんは滅亡迅雷の亡くん(最近ではない)。


昨日の日記、引っかかったご報告をありがとうございます!励みになります!(笑)






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2023/04/03(月)

映画「シャザム!2」に出てきた食べ物の話をします。

あれに出てきたお菓子、スキットルズの使われ方が面白かったので通販しました。





見た目はM&Mにとてもよく似ていて(というか同じ製造会社だ)
チョコレートじゃないの?って思うんですけど、
?んだら「キャンディだ!」ってなります。
色々な味がして楽しいし、適度な噛み応えがあって中毒性がある。

ところでこのお菓子を食べたあとで読み始めた小説にも
スキットルズが出てきて、
例のあの、一つ知識を得ると、直後偶然それに連続で遭遇する現象だ。






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2023/04/04(火)

映画かんそう
「牛首村」

村シリーズ第3弾。
ヒロインは、友達から見せられた恐怖動画に、
自分そっくりな少女が映っているのを見て驚く。
その動画の少女は撮影後行方不明になったと聞き、
ヒロインは撮影現場の恐怖スポットに向かうが…というあらすじ。

前作樹海村よりは、 あらすじがとっ散らかってない気がします。
北陸地方最強の心霊スポッ卜坪野鉱泉が舞台で
撮影もされているそうだが、 寡聞にして知らなかった。
治安が悪く、十代の女性2人が肝試しに行くと言って失踪し、
遺体が見つかったりしているらしい。

ラストまでばれ
ジョーダン・ピール監督のあれね。ふんふん、と思ったのですが、
子孫の双子や無関係の配信者を呪うより先に、
その隣にいる自分らを殺した村の連中をぶん殴れよ?とは思いました。
霊ファイトしろ。なんで被害者と加害者が並んでポーズきめてんの?

全然縁もゆかりもない片想い男子さんと松尾諭さんが死んで、
関係者の血族はわりと生き残っているのはなんか気の毒でした。
松尾諭さん、ホラー映画で体が半分になる脇役のお仕事とか、
もう引き受けなくてもいいのでは…。








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2023/04/05(水)

映画かんそう
「エスター ファースト・キル」
原題Orphan First Kill

裕福な家に養女として迎えられた美少女エスターに恐ろしい秘密があり、
やがて残酷な事件が起きる前作「エスター」から13年 (えっ!!!??)、
主人公を演じたイザベル・ファーマンさんが再演する前日譚です。
エストニアの精神病院で、 最も危険な患者として恐れられていたエスターは
まんまと脱走し、失踪した裕福な家の娘を探してなり替わろうとするが…というあらすじ。

なるほど、 その手があったかという、ひねりの利いた前日譚です。

おちばれ

序盤を見て、今回はエスターをレクター博士っぽい性格設計にするのかなと思ったが違った。
相変わらず恋愛で仕事をだめにする女、エスター。
なんでそう毎回見境なく同じタイプの男に惚れるの…。
でも仕事の失敗を酒で紛らわせるところはなんか親近感がわきました。

エスターvsサイコパスというアイディアを思いついた人は偉いですね。
エスターが押され気味で、応援しました。
でも息子くんはあれだ、 どんくさいサイコパスって初めて見たかもしれない。
サイコパスで仕事ができる、性格が良くて仕事ができない、はいいとして、
サイコパスでどんくさいって、駄目だろうそれは…。

お母さんは女性差別主義者だけど、世界中に案外多くいるタイプの母親だな。
ファッキン・サイコ・ホビット(だっけ?) という言語センスが好きです。
争いは同じレベルの者同士でしか発生しない。あと男の好みが似ている。
サイコパスはみんな熊ちゃん天使がすきなんだろうかね。

一つ疑問なのが、アメリカ建国から続いてきた旧家に血縁者が1家族もなく、
顧問弁護士もなく後見人もいないというのはありうるだろうか?
名付け親も?両親の友人や、懇意の教会もない?
おそらく相当な金額だったろうあの家の資産はどこへ?





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2023/04/06(木)

読書かんそう
「赤と白とロイヤルブルー」
ケイシー・マクイストン氏

アメリカ大統領の息子と、英国の王子が恋仲になるロマンス小説です。
大統領の息子アレックスは、招待された英国王室の結婚式で、
かねてよりライバル視していたヘンリー王子と軽い小競り合いになり、
ウエディングケーキを倒してしまうという大失態をやらかしてしまう。
事態収拾のために、ヘンリー王子と
親友のふりをしろと強要されるアレックスだが…というあらすじ。

いや、楽しかったです。4割読んでも
どっちが受なのか攻なのか分からなくてハラハラしたし、
登場人物の女性たちにも意思と能力があるし、
恋愛以外の友情もきちんと書かれているし、
アメリカの若者文化を彩るエンタテインメントや、食物や、
セレブの名前がどんどん出てくる、
もちろんアレックスとヘンリーの恋は波乱万丈で、
尚且どちらも愛情深くて、知性とユーモアがあって素敵だった。
性行為の描写があっさりめなのも私好み
(ラジオ体操みたいにスタンダードな手順を、
詳細に派手に書くのがたぶん日本の流行りなんだと思うけど…)。

ただ、大統領選を(娯楽小説の範囲で)詳細に書いてあるので、
恋愛部分だけ読みたい人には薄味に感じられるかも。
2016年にアイディアが浮かんで、
その後トランプ大統領当選で失意のどん底に落ちたとのことなので、
この作品は現実へのカウンターパラレルではないかと思うんですよね…。
夢のような恋愛話であると同時に、
よりよい社会を作らなければならない、という熱意も感じました。

ちなみにマクイストン氏は愛読書として
「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」を挙げておられます
(リベラル層でのJKRの立ち位置が複雑なので、
現在はどうか分からないけど)。

ラストまでばれ
この方はお酒がお好きで、
愛情のパワーを心から信じておられるんだな…というのが伝わってきた。

最近、アジアのフィクションで、自分の人生を生きたいが、
さりとて血族を切り捨てることもできない、というのを何作か見て、
愛情の形も育った国と無関係ではないな、と思ったばかりですが、
英国ってたぶんアメリカよりは、愛情も大切だが
それ以外も蔑ろにはできない国のような気がするんですよね、どの身分でも。
ヘンリー王子の、
今後個人として生きられる可能性の高いアレックスとは違い、
自分は何をどうしようと王室の一員で、
死ぬまで出られないという叫びは悲痛でした。
大体がアレックスの視点で話が進むのですが、
恋仲になってからのヘンリー王子の描写がイケメンかつ可愛くてね。
(ヘンリーが受寄り、アレックスが攻寄りのリバってことでいいんだろうか)

文化に関しては、BTSやストレンジャーシングス、ドクター・フー、
ハミルトン、アレン・ギンズバーグ、RBG、ブリティッシュベイクオフとか、
もちろんキャプテンアメリカの名前も、ハリポタの話題も出てきます。
(ルーピン先生はゲイだと主張されますが、
そうすると自分を性愛の対象としているトンクスと
なぜ子をなしたのか複雑な話になってしまうので私は賛同できないけど)
あらすじと絡むほど扱いが大きいのはスターウォーズ。
ティプーの虎を知らなかったので検索して、その音色を聞いた。
いや、便利な世の中です。
食べ物は、英国ターンは知ってるものが多かったが
ファラフェルは食べたことがないので、そのうち食べる。
アレックスのルーツであるメキシコの食べ物は知らないのが多かったな。
トレスレチェケーキとかミガスとか。
スキットルズは、象徴的な使われ方をしていた
(パッケージに虹が描かれているから?)。

英国王室は、正式メンバーへ求婚した人は
写真を撮られてアイテム化するんですね。
二人の写真のお皿、少し欲しいかも(笑)









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2023/04/07(金)

さて、今日は「赤と白とロイヤルブルー」を出版した二見書房の話です。
政治、そして差別に言及します。

2023年2月、岸田首相の秘書官、荒井勝喜氏が
オフレコ前提の記者団の取材において、
LGBTQや同性婚に対し「見るのも嫌だ」「隣に住んでいるのもちょっと嫌だ」
というような差別発言をして毎日新聞に報道されました。
毎日新聞社は、公共性をかんがみて公表に踏み切ったそうですが、賛否両論でした。
秘書官は更迭されましたが、
二見書房のSNSが下記の発言をされて燃えました(悪い意味で)。
発言は現在削除されています。

「性の多様性を巡って国会が騒がしくなっているようですが、価値観は人それぞれ。
でも、その多様性について考えるために、
弊社のLGBTQ+をテーマにした作品を読みませんか?」

この発言、担当のかた若い方なのでは?という気がするので少し可哀想なんですが、
企業アカウントだし、政治批判とか特殊な感じになっちゃうし、
怒ってる発言を見ると嫌な気持ちになる人が多いし、
冷静な軽めの皮肉にしよっと…という感覚だったように思います。
これが例えばスポーツジャンルなら、その判断は正しかったかも
(と私が思うのは、最近日本の有名なスポーツ選手の、
競技の場で行われる人権運動への否定的な意見に
4万人が賛同マークをつけているのを見て気絶したからですけど)。
でも、ゲイロマンス作品の読者は、当事者を含む場合が多く、
また当人は異性愛者でも「ゲイロマンスは楽しむけど現実の人達には興味ないので、
隠れて適当に生きてね!となってはいけない」という真面目な人が多い。
二見書房さんはそこを読み違えた訳です。
(私は、差別思想に関しては多様な意見のひとつと認めるべきではないと考えます)
(たとえば「女が選挙権と、教育と財産所有の権利を持つべきではない」
という思想を公言する人物は、それなりのペナルティを受けてほしい)
(酔っぱらって飲み屋で友達に放言するくらいならいいですよ勿論)

というか、「赤と白とロイヤルブルー」には、この差別主義者どもが!滅せよ!
と読者が思うシーンがあった筈なんですが、
出版社に勤めるひとは、書物で感情や思想が変化したりはしないものなのか。

長くなりすぎたので報道の自由度に関する話は来週木曜に書きます。










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2023/04/08(土)

色々感想

フォローミー・ゴースト(ジャンプ読み切り)ヤマノエイさん
女子インフルエンサーとその専属カメラマン兼除霊師。
生き方が格好良く、女学生から憧れを受けるのが女子インフルエンサーで、
カメラマンの男子は気弱系。
最後で男子がオラオラ無双して終わるかなと思ったが
女子は最後まで格好よく、男子は女子のアシスト役で
ダブル主役は互いに補い合う関係で終わった。時代だ。
先週の読み切りが、なんか虐げられている集落に来た強そうに見えない男が
実はめちゃくちゃ強くて、さらわれた姉を守ろうとした弟を褒め、
無双して悪をやっつけるという、
15年前からタイムリープしてきた人が描いたのか?ってやつだったので安心した。

舞妓さんちのまかないさん(サンデー掲載)
みんな帰省して誰もいなくなった屋形に百子さんねえさんが来て、
あずささんと一緒に年越ししようとしている…!
さすがのあずささんもペースを乱されてタジタジだ!

スペシャルイギリストースト…ほう、そんなやつがあるのか。

王様戦隊キングオージャー
他国の司法を引き受ける?ゴッカンの王、リタが登場。
黒髪長髪のクールビューティーだけど、誰も見ていないところでは
仕事のストレスを叫びともふもふで解消している。親近感。

家康
戦場でないと人ごみに酔ってしまう平八郎、
そして京の都で問題を起こした家臣のために頭を下げに行く家康。
久しぶりに見た性格の黒い光秀、
そしてだいぶ耄碌してなおかつ性格の黒い足利義昭。
演じている古田さん、力のない不明瞭なしゃべり方がうまいな。

さていよいよ水星の2期がスタートしますよ。





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2023/04/09(日)

映画かんそう
「ノック 終末の訪問者」(原題Knock at the Cabin)

シャマラン監督の新作です。
親子3人が湖のそばのキャビンでバカンスを楽しんでいると、
斧を持った4人組の男女が無理やり押し入ってくる。
彼らは「君たち3人は1人を選び、生贄としなければならない。
そうしなければ世界が滅ぶ」と主張する…というあらすじ。

シャマラン以外には撮れないだろう不思議な話。
極限状況の人間の心の動きと行動を見るタイプの映画。
シャマラン過去作品で言うと「Old」型。
家に押し入ってきた人たちが丁寧に自己紹介するところが怖かった。
今後自宅敷地内に武装して侵入してきた人がもしいたら、
絶対に躊躇せず殺そう!と思いました。

人により苦手要素になるかもなのですがねたばれなのでテキスト色を変えます

津波の映像が長めに映ります
虫のアップ
同性愛差別の暴力
直接的映像ではない殺人

ラストまでばれ注意

「ミスト」のラストが100分間になったみたいな…。
でも時々挿入される3人の過去は暖かく愛情にあふれたもので
異なる2種類の情報に混乱しました。
夫婦がゲイカップルなのには明確な意味があって、
親の無理解、社会からのヘイトクライムに痛めつけられたアンドリューとエリックが、
(おそらく)先天性異常で引き取り先がまだ見つかっていなかったウエンと出会い、
互いを愛し合う親子になって幸福に暮らしていたからこそ、
そんな彼等が果たして世界を救う選択をするだろうか?という展開が重くなる訳ですが
でもシャマラン監督は計算でそういうキャラクター設定をする人ではないので
たぶんなんとなくなんでしょうね。
あとこれ男女の夫婦で妻があの選択をしていたら
いかにも(アンドリューが言ったミソジニーの滲んだ意見のように)なんでも信じる若い女の、
母性万歳映画になっていただろう。
彼らは男性カップルで、子供は血がつながっていない必要があったのだ。

しかし神(?)は、最初からアンドリューやエリックにビジョンを見せればいいものを
特に殺人をしたくない普通の人を使徒に仕立て、
そのうえ異性愛者の、4世代くらいの大家族からの生贄でなく
この世からつまはじきにされた互いしかいないような同性愛者の家庭からの生贄を望まれるわけで、
そんなのは邪神じゃないの?2週間後にまた「生贄ほしい」って言いださない保証ある?
駆除したほうがよくない?と思いました。
(私の脳の5割は少年ジャンプなので)
(そういえば2023年現在、創造主殺しを目的とする時間もの&能力バトル漫画が連載中)
また同時に、神が捧げ主にとって
一番しょぼい捧げものを喜ばれたり望んだりする話を寡聞にして知らないので、
少なくともこの世界の神は同性愛差別主義者ではないんだろうねとも思った。

しかしこの話を、全員正気で、最終的にすべて受諾する方向で描くシャマランは
唯一無二の監督だなあ…。




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2023/04/10(月)

映画かんそう
「マッシブ・タレント」

ニコラス・ケイジが事件に巻き込まれて、CIAのエージェントもどきをすることになって、
適当にカーアクションとかして、妻子に見直されてハッピーエンドなんだろう。パス。
と思っていたが、褒めている人を何人か見かけて劇場へ行った。

たしかに、中年迷走モヤモヤ期の男がCIAの要請で活躍する、
中年男性の「わたしがプリキュア…?」ものなんですが、
男性が威厳を取り戻してドヤァする点ではなく、オモロと友情に重点が置かれていてよかった。
最近パッとしない俳優のニコラス・ケイジは、狙っていた仕事を逃し、
ホテルの支払いも滞る日常を送っていた。
金策として彼はマヨルカ島に住む富豪の誕生パーティーに出る仕事を受けるが、
富豪には裏の顔があり、CIAから捜査協力を依頼されるというあらすじ。
あらすじを読むと普通でしょう?

下記は見に行こうと思った人は読まなくていいですが、
富豪はニコラス・ケイジの大大大大ファンで、宇宙の宝・地球の光くらいに思っていて、
彼の前に出るとモジモジして、映画の話になると早口ろくろ回しをやらかします。
常軌を逸した富豪(ペドロ・パスカル) の大好きパワーが、
この映画をなんか分からんハッピーなものにしている。

ラストまでばれ
「自分の話ばかりしてはいけません。人の話も聞こう。相手に関心を持とう」
というテーマがあって、そこを学んだニックは家族の愛を得るんですが、
自分の話や自分の興味あるもののマシンガントークをしても
目をキラキラさせて聞いてくれる心の友が出てきて二律背反している (笑)
誰も同意してくれない好きなもの (カリガリ博士とか)も彼は元々好きだし。
富豪と再婚しなよ…。

最近評価急上昇しているっぽいペドロ・パスカル氏、
ニコラス・ケイジが、あらすじに少女誘拐を盛り込もうと言った時のスン…とした顔、
「この人がこんなくだらないアイディアを出すなんて…」 って失望を
小さな表情の変化で語っているのを見て、上手いんだなって思いました。
LSDの演技はどちらもバカバカしく大真面目でよかった。

富豪の映画の話、フェイス/オフ、カリガリ博士とパディントン2が好きって、
絶妙に深いので私も「面白い人だな!?」 と話を聞きたくなったと思う。
イニャリトゥ監督とトリアー監督が悪魔合体した感じの映画
(あと1人はお名前を存じない監督だった)ってどんななんだろう…この映画なのか?
あ、 でももう1人のニコケイと口論したりキスしたりして最後決別する筋は、
リスペクトなのかもだけど無くてもよかったかもだ。

スーパーニコラス・ケイジ大戦だったけど、見てなくても全然平気です。
私も 「不機嫌な赤いバラ」をなぜか見てない。

唯一の不満点は、同性愛ではないという証明のためだけに出てくる、
ほぼあらすじに絡まない女性がいる点です。
それとまあ一応、留守番のネコチャン、
家の中をめちゃくちゃにして生きてるところを確認したかったかな。








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2023/04/11(火)

映画かんそう
「ダークグラス」

ダリオ・アルジェント監督
夜中に何となくテレビをつけると
偶然やっていた大昔の変なホラー…という感じです。
女優さんがギャーギャーと悲鳴を上げ、 やたらおっぱいを見せ、
やたら刺されて、なんか唐突に犯人が分かって、
へえ…って思ってテレビ消す、みたいな。

娼婦が連続で惨殺される事件が起こる。
ヒロインは高級娼婦だったが、連続娼婦殺しの犯人と思しき男に狙われ、
逃走中に交通事故を起こし、視力を失う…というあらすじ。

82歳のアルジェント監督に対して孫のような気持になれる人だけが見に行くといいですよ。
アーシア・アルジェントさんも出演されてますがお元気そうです。

犬は、まあ無事と言えるでしょう。一応。

ラストまでばれ
冒頭の日食のシーンと、少年の自宅の集合住宅に行った時、
突然おばあさんが出てきて「出て行け!」 って怒鳴った時はなんか懐かしかったが、
それ以外は……だった。
最近のホラーは腹を刺された一般人の女性が闘志を失わず反撃するくらい
(スクリーム新作とか) 被害者がパワーアップしてるので、
刑事が低速で走ってきたバンにはねられたくらいで死んで少しポカーンとした。

盲目の女性と犯人との攻防は1つのジャンルだと思うんですが、
大抵反撃の糸口が発達した聴覚にあったり、
最近だと動画で視覚を補って指示を受けるのとかもありましたし、
巧みな脚本が多い印象。
しかしこの話はただただ盲目がハンデになって終わった。
いや、視覚障害者が障害と関係なく主人公であってもええやないか、
という意見もまあ分かりますが、ハンデがある女性を犯罪者の健常者が
一方的にいたぶるのを見るのは、ホラーとは違うくない?

あと犯人くん、「臭う」って言われたくらいで連続殺人してたら、
現代人は1人あたり100人ほど殺さないとならないよ…。

バスで終点まで行ってサングラス買ったりとか、
偶然犯人の家に転がり込んだり、
水蛇に襲われるセクシーシーン(?)とか、
今の編集だと確実にカットされるだろう脱力系シーンがモリモリあった。

映画と関係ないですが、殺された娼婦の人を見て
イタリアーノモブさんたちが悲鳴をあげたり慄いたりしてましたが、
日本だとこれ悲鳴あがるかな…?
下手するとみんな無言で撮影するんじゃないかな?などと考えました。




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2023/04/12(水)

漫画かんそう
「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」

近日中に公開になる原作本がめでたくコミックス化。
(初出はB5版でした)
この世で最も黒い色に関する露伴先生の記憶が、
彼をルーブルのとある絵に引き寄せ、 そこで恐ろしい事件が起きる…というあらすじ。
荒木先生がフルカラーで描くルーブルが美しい。
読んだか読んでないか記憶が定かでなかったが、 どうやら読んでいなかったようだった。

内容ばれ
この話は映画化するのがめちゃくちや難しい。
ホラーとファムファタル要素を2大柱にするにしても、
2時間にはずいぶんとエピソードが足りない。
まあでも靖子さんなのでなんとかなさるだろう!と思っている。
伸ばされるとするなら絵との命懸けの攻防シーン、
泉編集を守りながらという感じだろうか。

露伴先生なんだかんだ年上の女性に可愛がられる特性持ち…。
記憶の中の奈々瀬さん、綺麗に撮られるといいな。









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2023/04/13(木)

04/07(金)の続きです。
オフレコ取材は、役人の建前ではない本音や本性を知ることができて
有意義で素晴らしい、みたいな意見が多く見られましたが、
役人と記者の間で、公開できないような
差別的な意識を共有することの意義が私には分からない。

「世の中はそういう風になってるんだよ。 大人の男なら理解しろよ」
という感じだろうか。
お金と票を準備してくださる団体は素晴らしいから、
なるべくご要望にお応えするべく、市民の権利を制限して、
世界の流れからはどんどん取り残された国にしていくぞ!みたいな?
ふむふむ。

オフレコ破りをしたのは女性記者だそうで、
「これだから女は。ルールやしきたりを何も分かっちゃいない」
という批判をたくさん見ました。
しかし私は女性記者をもっと増やしたほうがいいと思いますね。
男性は、偉い男性の尻を舐めるのが好きすぎるあまり、
尻を舐めることこそが社会!大人!ルール!と思い込んでいるのでは?
夢中で尻を舐めているうちに、様々な非効率、不公平、無駄、
不道徳が見過ごされているのでは?
尻を舐める風習のない者からすると「ハァ?キモッ!」ってなる。
密室で個人の趣味として舐めてくれたまえよペロペロと

偉いおじいちゃんの尻をぺろぺろしながら
「これが仕事だ」「女子供には分からないのだ」
ってやってる変な集団を早いところ解体してあげるべきだと思います。








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2023/04/14(金)

ラム酒味の効いたケーキが好きなんですが、
自作するときラム酒をドボドボ入れると、
当然ながらあまり膨らみません。
もう21世紀だし、粉末のラム酒とか出てないの!?
と思って検索したら、あっさりありました。
製菓用粉末ラム酒。 さっそく通販して、
「ペロッ…これは…酒!」 をやってみたんですが、
本当にわりときつめの酒の味がして面白かったです。






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2023/04/15(土)

色々感想

逃げ上手(ジャンプ掲載)
足利尊氏、そんなに行動に一貫性がなかったのか。
すごい変わった人か、記録が盛られているか、どっちかなんだろうけど、
フィクションだとたしかに映えそうな設定。

あと昔は鎌倉にリスがいっぱいいたけど
外来種だから駆除されてしまったのか。
クルミっ子のリス……。

テンマクキネマ
附田祐斗さん佐伯俊さんコンビによる新作。
ものすごい映画好き少年が100年前の脚本家に憑依されて名脚本を書く漫画。
これ脚本版ヒカルの碁なのでは?
原案の人は映画をちゃんと見ている人っぽいので、この先の展開が楽しみです。

舞妓さんちのまかないさん(サンデー掲載)
まゆげの実家話。横暴で無神経な高齢男性にも礼を尽くせば伝わるし、
怒っている人のいる場は落ち着かない…という話。

まゆげの好感度300↓ダウン。
作者への好感度300↓ダウン。

日本の女性は、怒らずに穏便に済ませよう、
自分が頑張ればいいという、すーちゃんタイプが多いので、
ジェンダーギャップ指数、女性の睡眠時間、女性の家事労働時間が
世界と比較するとどえらいことになってしまっている。
家父長制度をノスタルジックに描くのはいいけど(親類の集まり)
怒る人への不快感を描くのはギルティ(しかもまゆげのお姉さんはまゆげのために怒っている)。

水星の魔女2期
ミオリネさん、スレッタに対して嫌悪感とかは発生しなかったみたいで
ひとまず良かった。
ただしプロスペラへの疑念は生じた模様。
1期は、ミオリネを開放するスレッタという図式かと思われたが、
2期はスレッタを開放するミオリネという図式になるのかな?
互いが互いを救う話、好きですよ。
エンディングを見る限り、百合挟まり男は出なさそうで安心です。

かしましめし(ドラマ)
元同級生の葬式で再会した3人が、ともに食卓を囲む仲になるという話。
原作はおかざき真里さん。
ほっこりお食事ドラマかと思ったが、随所に不安要素があったので
継続視聴はすこし考える。






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2023/04/16(日)

映画かんそう
「名探偵コナン 黒鉄の魚影」

園子の招待で八丈島にホェールウォッチングに訪れたいつもの一行。
コナンは島付近の海上に、インターポールの施設
パシフィック・ブイが建設され、運用開始したと知り、
何とか中に潜り込もうとする。
しかしその施設では、世界中のカメラ映像から
任意の人物を探し出すだけではなく、
十年前、二十年前の資料からでもターゲットを補足できる
画期的なプログラムが稼働していた……というあらすじ。

今回非常に総合力が高い。
ボジョレーで言うなら10年に1度のコナン。
人気キャラクターそれぞれ株が下がらず、
極力見せ場があり、アクションも本格的で
なにより展開が早い。近年のハリウッド映画のスパイものと比べても遜色ない。
ここ最近はちょっと置いてけぼりだった男性客の好きな、
サブヒロインと主人公の恋愛っぽいエピソードもあるので男女両方に支持されそう。
(ただし哀コナ強め、少年探偵団は活躍しない)
脚本は櫻井武晴氏。
コナン映画は行ったり行かなかったりという人にもおすすめ。
でもコナン最近の登場人物は知らん…という人は、さすがに無理かも。
前もってチケットを買っておかないと座席がない。注意。

ラストまでばれ

監視カメラのシステムを統合して広範囲に渡って人物を捜索できるAI、
マクガフィンとして色々なサスペンスに使われがちですが、
さらに時間が経過した顔も探索できる設定にして、
時間を超越した姿になって生き延びている哀さんとコナンくんの設定を絡めるところは
すごく上手いな!と思いました。
あとコナンくんが普通に格好良かった。小学生というか、高校生の能力も超えてた。
ほぼほぼアベンジャーズだよ…蘭さんも…。
でもコナンくんは有能すぎるあまり、「これ以上は無理だ」と諦める習慣がなく、
結果死にかけていたのがちょっと怖かった…。だめだよ一応人間なんだから…。

今回は複数の女子の友情の描き方もよかったです。
お前が頑張っているから私も頑張れるというような。

終わった後は「おもしろかった…」という声があちこちから聞かれました。
中高生男子グループは「もう蘭姉ちゃんいらんな!」「いらん」と盛り上がっていた。
ハハハ、サブヒロインに肩入れしすぎると、結末で別の男と出来上がったりした場合、
web上で作者disを何年もやり続ける妖怪になっちゃうぞ?

一点だけ不満をあげるとするなら
公安も承知のうえで、アメリカの兵器で日本を守るって点かな?ちょっと笑ってしまった。
公安が格好良く描かれている作品が連続すると不安になる世代なので、
たまには無実の作家とかにえげつない拷問をして殺してテヘペロしたりしてバランスをとってほしい。

どうでもいいがマリオ・アルジェント氏はやはり映画監督のもじりなの?







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2023/04/17(月)

映画かんそう
「search/#サーチ2」

インタネットとWEBツールを駆使して失踪した人を探すシリーズ、2作目です。
原題は「Missing」。前作の原題は「Searching」。
珍しく邦題に2が付いているが、きっと前作の興行成績が良かったんだろうな。

彼氏と旅行に出かける母親を見送った18歳の娘は、
親の居ぬ間に自宅でパーティー三昧を楽しむが
母の帰国日に空港へ迎えに行くとそこに彼女の姿はなかった。
連絡もとれなくなっており、宿泊ホテルに問い合わせると、
「荷物をすべて残したまま出て行った」と知らされる…というあらすじ。

同時期公開コナンくんの新作も展開が早かったが
こちらのスタートは更に爆速、「トンマは置いてくぜぇ!」というスピード。
あとデジタルネイティブ世代すげぇ…適度に巻いてあるとはいえ
終業時刻前の私ですらあんなスピードでやりとりはできない(笑)
デジタルとんちが何回も閃くけど、発想までのタメが少ない。
ツールの反応が早いので、神経細胞の伝達速度も速くなるんだろうか?

モニタやタブレット、モバイルの画面上で展開していくシーンが多いので
すごい臨場感があります。
前作の監督脚本の方が今回は原案に回っておられる。
でも無駄のまったくない、よくできた話なので、サスペンス好きなひとにおすすめ。
前作とのつながりはちょっぴりしかないので
2から見ても問題ないが、1もおもしろいのでついでに見てね。

注意:嘔吐シーンがあります。

おちばれ注意

特に天才設定とかでない学生さんの捜査能力がこれなら
天才探偵とか、どんなことができないといけないんだろう。
見てるだけですごく頭を使って消耗しました。
ハビのシーンはちょっと人情会話多めで、一息付けた。
主人公を助けてくれる人たちは皆いい人だった。
ただ殺された人は気の毒だった。
実際あの匿う立場の人は、例えば身内とか、殺されるケースがとても多い。
考えると、冒頭の彼女は守護者たちを邪魔に感じ、
加害者を恋しく思っている。

鼻血の伏線の意味が変わるのとか、クールだったな…。
どうせああなるなら最初からやっておけばよかったですね。
余計なおせっかいですけど、デートでこの映画を見て、
愛情はあった!どっちも悪い!
云々言い出した人とは結婚しないほうがいいですよ…。

Netflixさん、二段オチに使ってもらえてよかったね!

1と2両方のねたばれ
犯人が対になっているのだなと思った。




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2023/04/18(火)



粉末ラム酒を使ってキャロットケーキを焼いてみた。
常日頃スパイス強めのキャロットケーキを探し求めているだけあって、
頭がおかしいのかってくらいスパイスを入れた。おいしかったです。
冷やすとちょっと固かったので、次回はもっとスパイスを増やし、
卵を泡だてようと思います。



キャロットケーキレシピ

全卵2個
きび砂糖150g
バター50g
オリーブオイル50cc
にんじん70g
生姜80g

小麦粉170g
塩ひとつまみ
ベーキングパウダー5g
重曹5g
ラム酒パウダー10g
シナモン5g
ナツメグ3g
オールスパイス3g
カルダモン3g
クローブ3g
黒胡椒5g

レーズン50g
クルミ30g

前日からレーズンをラム酒に漬けておく。
バターを溶かす。
型の準備。粉をふるう。
生姜と人参をすりおろすか、フープロにかける。
玉子に塩と砂糖を混ぜ、油とバターを加え、人参生姜を混ぜる。レーズンとくるみを加える。
小麦粉ベーキングパウダー重曹を入れたらサクッと混ぜる。
型に流し込んで、底をトントンし
180℃のオーブンで様子を見ながら40〜50分焼きます。

フロスティング部分は普通です。混ぜて塗るだけ。

クリームチーズ100g
粉砂糖25g
レモン汁小さじ1と1/2

上の飾りはプラリネというやつで初めて作りましたが、
おやつにいいですね。 100gほど作って半分余ったがすぐ食べてしまった。
ナッツなのでヘルシーですよ(うずまきの目)。






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2023/04/19(水)

映画かんそう
「ハロウィン THE END」

三部作のラストです。
2019年、子守をしていた真面目な学生のコーリーはハロウィンの夜、
不幸な事故を経験する。
そして惨劇のあとローリーは家を買い、孫娘と静かに暮らしていた…というあらすじ。

三部作の最後に新規路線投入してどうすんの!?と思ったが、
まあその、あれだった。
なんか突然街の人々がクズ化して、
20世紀のキングの最悪の田舎ホラーみたいになり、
もういい、 全員死ねという気持ちになりました。

ラストまでばれ

クズは従犯も含めおおむね死んだ。 クズじゃない人も誤射で死んだ。
「美人罪で逮捕」とか言ってた警官は、 発言寒すぎ罪で死んだ
(よくあんな寒い台詞が思いつけるものだ)。

恐怖に歪んだ人々の憎悪が、 新たなる怪物を生み出す路線…と思ったら違った。
前座部分、べつに悪くはないかもだけど、
むしろハロウィンじゃないほうが良かったんじゃない?
この三部作、マイケルが人間じゃないとかやっぱり人間だとかフワフワが過ぎたので、
せめて前後編くらいに収めておいたほうがよかった気もする。

でも体格差というデカすぎるハンデをものともせずローリーは健闘した。
一瞬過去作走馬灯があって、懐かしくてキャプチャしたかった。
日本へ、桜を見に来れるといいですね。
ジェイミー・リー・カーティスさんは先日「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」で
アカデミー助演女優賞を受賞しておられたが(おめでとうございます)、
スピーチで、キャリア初期から仕事をしてきた、ホラーなどのジャンルムービーの作り手たちに
感謝なさっていたので、キャー!推せる!と思いました。
演技を認められた役者さんは、
低予算、低年齢向け、マニアックな作品からなるべく離れようとする傾向があるので嬉しい。

さらばマイケル、せっかく有終の美を飾ったんだから、もう復活するんじゃないぞ。
(でも諸般の事情によりまた出戻る場合は、実はアリソンが妊娠しており
邪悪な魂が蘇る!てきなやつなんでしょうね)
みんな、因習の町は捨てて都会で就職しような。










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2023/04/20(木)





前回発売時、 「おいしー!もう1回食べよう」 と思った時には
もう売り切れていた 「世界のカップヌードル シンガポールラクサ」ですが、
限定再版されることになり、現在9個ストックしてますが、
もうちょっと買い足すかも。
程よい辛さとスパイスの風味、ココナツミルクのマイルドさ、
爽やかなハーブの香り、やっぱり名作です。
わざわざシンガポールまで行って現地のラクサも食べましたが、
100円と少しでこんな本格の味が食べられてしまうという点で、
このインスタントラクサに軍配を上げてしまう。
辛い物が好きな人におすすめです。
イオンが見つかりやすいかもです(私はカップヌードルの棚ではない、
新作売り出しラーメンの棚で見つけました)。










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2023/04/21(金)

公道と自宅敷地との境目の段差が欠けていて、
もう何年も気になってたのですが、
先日とうとうセメントを塗りました。
セメントを扱うのは初めてで、
「本品一袋に対し冬はぬるま湯220CC、
夏は冷水260CCを混ぜて練ること」
という注意書きに対して
「春は!?」 などと疑問を持ったりしました
(240CCにしました) 適切な粘度が分からなくて、
前日に動画サイトで見ておけばよかったなあなどと後悔もしました。
ちなみに晴れの日に塗りましたが、
雨の日のほうがしっかり固まりやすいのだそうです。
塗っている最中、ふと 「最近ミキサ一車を見ないな?」
と気付いたんですが、
あとで調べると大型工事の減少により
昔に比べるとミキサー車の台数は少なくなっていること、
あと最近のミキサー車はスタイリッシュになっていて、
一見ミキサー車に見えないことなどが分かりました。
セメントとコンクリートの違いなどについては各自調べてください。









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2023/04/22(土)

色々感想

逃げ上手(ジャンプ掲載)
あららー!まさかの!高師冬!
猶子と養子の違いが分かって勉強になりました。

キルアオ(ジャンプ掲載)
藤巻忠俊さん新連載。
このお話読んだことあるな?と思ったら
以前掲載された同じ話の読み切り版だった。
これで同時期に暗殺者の学校ものが3本連載されることになる。

凄腕のプロの殺し屋が薬の影響で少年になって学校へ通うのだが
殺し屋版コナン君だね。連載が長期化したら元妻も美少女化すると思う。

黒博物館 三日月よ、怪物と踊れ(モーニング掲載)
ラブレスが年上の友人メアリへの尊敬を語るシーン、よかった。
自分にない要素なんだろうね。

かしましめし
ABC、3人の友情を描くドラマで、3人でお花見に出かけて、
Aは片思いの相手に偶然会って離脱、Bも知人に会って離脱、
Cが一人になったところ、いい感じの異性に会う…という流れで
エエエエーーーーー???となった。
原作がそうなのかドラマ改変なのかは分からないが、視聴終了。

家康
家康に「あほたわけ」と言われて信長泣いちゃった!?
信×家だと思ってたけど逆だった!?

小豆のエピソードは面白い改変。
40キロを走りぬいて死んだ侍女の名が阿月。

昔の戦国武将ものドラマは必ず主人公が判断し配下が従ったが
何事かあると必ずグループミーティングで決定するの、
令和の徳川ドラマだなーと思う。






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2023/04/23(日)

映画かんそう
「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 運命」

学生時代の彼女が成人後に殺された原因を取り除くために
不良グループ間の抗争の結果を変えようと何度もタイムリープする男の物語。
映画1で彼女の命は救われたかに見えたが、
しかし何故かまたも殺されてしまう。
原因を芭流覇羅との対決にあると考えた主人公は
再び過去に戻る……というあらすじ。
前作を見ていない人のために、簡単な内容紹介をしてくれる。
エンドロール後に長い映像があります。

前後編です。
なので内容水増しのためか展開はゆっくりめ。
卍會立ち上げから崩壊までの回想と、芭流覇羅との対決直前くらいまで。
180分くらいで1本にまとめたほうがよかったかもだ。

内容ばれ
一虎さんが一番「あっそういうお顔なので!?」だった気がする。
村上虹郎さん、狐狼の血2でお見かけしたような。
たしかオーバーワークでしばらく休養されるらしいですね。

いやー、スキンヘッドにすると頭部の美しさが際立ちますね。
顔と頭の形、どっちもいいというひとは案外少ない。ドラケン。
繁華街で急襲された時、椅子を倒した飲食店の人に
「すいませんね」って謝ってたのが強者&セクシーだった。

というか芭流覇羅編は普通に一虎さんが悪いしサイコパスだし
どうしようもないよね。と私は思います。






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2023/04/24(月)

今期のドラマ一覧を見ていてふと、
「食のドラマ増えたな…」
って気付きました。

「半熟ファミリア」
「かしましめし」
「隣の男はよく食べる」
「僕らの食卓」
「ゲキカラドウ2」
「全ラ飯」
「ながたんと青と -いちかの料理帖-」
「婚活食堂」
「月読くんの禁断お夜食」

以前は4割恋愛ドラマ、4割サスペンスドラマだったんですが、
そこに割り込んで三大勢力になりそうな勢い。
(まあ、内容を見るに、食+恋愛みたいなのも多そうですが)
なろう小説や漫画も一足先に同じ傾向にあり、時流ですかね。



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2023/04/25(火)

ドキュメンタリーかんそう
映画「シン・仮面ライダー」制作ドキュメンタリー
「ヒーローアクション挑戦の舞台裏」

庵野監督の「シン・仮面ライダー」制作現場密着取材。
確かネットで炎上したように記憶してます。
なぜならアクション監督さんは普通に、
殺陣を組み立てて、リハをやり、
エンタテインメントとしてのアクションを見せようとするのに対し、
庵野監督はそういう凡庸なショットを良しとせず、
「段取りを見せてる」「技を見せるんじゃなく殺しにいってくれ」
と圧をかけまくり、現場の雰囲気はどんどん悪くなって
役者が打ち合わせをして大まかな演技プランを作るところまで
追い詰められたのです。
エヴァの時もそうでしたが、監督は他人のアイディアにダメ出しをしているうちに
やる気に火が付くタイプ。
私もBLのベッドシーンで段取りっぽいやつ苦手なので
気持ちは分からなくもないんですが、でもあれはいけない。
段取りが好きな人がたくさんいらっしゃり、
そういう人に段取りっぽいものはだめだ!と言っても
単なる言いがかり、パワハラになってしまう。
(段取り、テンプレっぽいものが好きな人にとって、
パターン破りは珍奇で不快なものに感じられる…たぶん)
段取りにならないよう、自分がきちんとアイディアを出し
シナリオを書いて用意してあげるべき。
あとBLはともかく、アクションシーンは段取りないと怪我人が出るよ。
少なくとも私はあんな雰囲気の現場で仕事をしたくないです。

それはそれとして主役の池松壮亮さん、おそろしく呑み込みの早い人で
殺陣初挑戦のようには見えなかったし、
「実写がアニメーションに勝てるとしたら肉体感と生っぽさだ」
というようなことを言っておられた。
そしてアクションシーンの改良のアイディアとして
手数の多さの修正をあげておられた。
ジャンル的にも視覚的にもすごく客観的な人だと思いました。





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2023/04/26(水)

映画かんそう
「スクリーム」(2022)

シリーズ5作めで、内容も続いている。
ウェス・クレイヴン監督が亡くなって初めての新作なのだとか。
マット・ベティネッリ=オルピンとタイラー・ジレットの、
「レディ・オア・ノット」コンビが監督。

若い女性が一人で自宅にいるときかかってくる1本の電話。
相手は親しげでクイズなどを出してくるが、
やがて語りかけが不穏なものに変わってゆく…
というオリジナルを踏襲した冒頭でした。

このシリーズの良いところは、被害者が反射神経に優れ、
反撃も非常に効果的なところ
ぴゃーぴゃー泣いてばかりで、
ほぼ無抵抗で殺される弱者被害者がストレスになる人むけ。
何箇所か刺されてもまだ反撃するぞ。

とはいえ、さすがに新しい要素が特にないのは苦しいかな…?
シリーズファン向けです。

おちばれ

犯人当てミスディレクションまで1をリスペクトしなくていいのでは…?
旧作メンバーがいつまでもお元気なのはいいことだ…と思ったら、まさかの。
メタっぽいホラー談義ですが、やや長すぎだった。
エレベイテッドホラー(社会風刺などのテーマ性のあるホラー)を
ボコボコに貶していたが、理解できる部分もある。
チーズと油ギトギトの愛するピザを、
直系5センチほどのオーガニックで低カロリーな高級料理に変えられた気持ち。
でもNOPEとかゲット・アウトとか好きですけど(「アス」は私も好きじゃないです)。

今年公開の続編、6は好評のようです。




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2023/04/27(木)

ラジオかんそう
WEBラジオ「ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン」オラオラジオS
第47回 ゲスト:小林靖子さん
https://www.youtube.com/watch?v=vp3tGapJdc0

靖子さんの声が、予想より高くてかわいかった。
(以前特撮で役者さんたちとのトークを聞いた気がしてたが、
文字起こしを読んだだけだったのかも…)

空条徐倫役のファイルーズあいさんも地声は高い人で
徐倫のときは低めに設定しておられるのだなおそらく。
JOJOに対する愛情と熱量が高く、
靖子さんへ尊敬と畏怖をもっておられたので好感度高かった。

構成の仕事について、私は限りなく脚本に近いと考えていたが、
そうではないことが分かった。勉強になりました。
あと最近物忘れが激しいと困っておられたが、
いつまでもお元気で仕事なさってほしいです…。





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2023/04/28(金)

急に野菜の天ぷらを食べたくなって大量に揚げた。

にんじん・じゃがいも・レンコン
ごぼう・春菊・オクラ・竹輪
そら豆・千切り生姜・紫蘇・茄子

120×120のテーブル全面くらいの量が揚がって、
揚げたてを塩で食べたり醤油で食べたりしました。
油は1リットルほど消えた。大満足でした。
食べ切れなかった天ぷらは、
おそらく食べ切るのに半年かかりそうなほどだったので
せっせと冷凍保存しました。






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2023/04/29(土)

色々感想

あかね噺(ジャンプ掲載)
ねたを圧・情・脱・色・知・拍に分ける噺六性図というのが出てきた。
念能力じゃん!
こう分類すると、有名な落語は拍が多いような。

呪術(ジャンプ掲載)
おめでとうございます。3年ぶりだそうですね。そんなになるかー!
再会のドラマで1話消費したりせず、
サクッと頂上対決戦が始まるのは芥見先生っぽい。

黒博物館 三日月よ、怪物と踊れ(モーニング掲載)
この物語、構成の点では優れていると言い難いかもしれないけど、
でも圧倒的な画のパワーで泣かされる…。
今回はエルシィがフランケンシュタインを読んでいる回。

宝石の国(アフタヌーン掲載)
フォス虐と、人類イコール癌という世界観を
美しく静謐に見せてくる回でした…。

ショーハショーテン(SQ掲載)
女子コンビ、勝った〜。

薄々分かってたけど、トップバッターは死刑宣告に等しいのか。
何度も演じてブラッシュアップするのって、
漫画を下書き、ペン入れするようなもので
面白いのか面白くないのかわからなくならないのかな?

家康
信長が家康の耳を噛んだ!しかも2回も!
家康の耳が弱い設定、信長に開発されたのでは?
という考察を見かけて震撼した。

ラストマン-全盲の捜査官-
最近のドラマではほぼ皆無だった視聴率15%!(関西)
大泉さんファンと福山さんファン、サスペンス好き、
盲目の探偵役という真新しい設定に興味を持った人、
それぞれ違う層から引っ張れた結果なんだろうな。
脚本は黒岩さん。

一話、母親を養い介護する若い男性が無敵の人化し、
爆発物を作るという、ある意味時流の内容だった。
大泉さん演じる刑事は事情など知るかテロリストめ、という考え、
福山さん演じるFBI捜査官はもっと人を頼っていいという考え(内心はまだ不明)
捜査官はハンデのある自分が犯人や事件関係者に軽んじられるのを
最大限に利用するスタイルのようだ。

波よ聞いてくれ(ドラマ)
4話分を一気に使用。贅沢。
うわー、しかし権利の問題かもだけどゴーストねたカット!
そのほか大野レベル、震脚など
マイナーネタだと判断されたものは切られるっぽい。
(大野レベルは食べログねたに変えられてた)
まさか三国志ねたも切られるのか…?








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2023/04/30(日)

映画かんそう
「聖闘士星矢 The Beginning」
原題:Knights of the Zodiac

1985年から連載の人気漫画がハリウッド実写化。
星矢を新田真剣佑さんが演じます。
生き別れになった姉を探し続ける星矢は、
謎の組織に目を付けられ、追われる羽目になる。
それを救ったのがグラード財団だった。
財団の総帥アルマン・キドは、女神アテナの生まれ変わりを養女として育てており、
アテナを守るナイトとして、星矢をスカウトしたと告げる…というあらすじ。

地下格闘技場…秘められし能力…何かに似て…モータルコンバット!?
などと閃いたりしました。
原作のメインだった仲間たちとの友情などは尺の都合でカット。
星矢は1人でアテナを守ります。
ショーン・ビーン氏が城戸光政、その妻をファムケ・ヤンセンさんが演じます。
内容は、ウッ…ウーン…という感じ。
アクションは所々よかった。

この映画の小宇宙は、体からチューッと吸い出したり、逆に注入したりできるっぽい。
聖衣も、リアル物質というよりプリキュアの変身っぽい。
あとさすがに聖闘士を育成するために100人の私生児を作って
児童を劣悪な環境に置いた設定は採用されなかった。
まあ現代なら有罪判決が下りて、サイコパスとしてWikipediaに名前が載る所業だよなあ…。

ラストまでばれ
原作の沙織お嬢様は幼少のみぎりに男子を四つん這いにさせてその上にまたがり、
乗馬ごっこを嗜まれるお方。生まれながらの女神なわけですが、
そんな彼女を普通の女の子ムーブをするはねっかえりお嬢様にして
星矢とラブっぽい雰囲気にするの、なんでわざわざ逆行して古めかしくするのか分からない。

あと1回くらいデデデデーデデ・デデデデーデデっていう
例のあのテーマ曲をド派手に流してほしかったが、
なぜかバラードアレンジっぽくメロウなBGMになってた。なんでや!

CGババーンの特撮っぽいアクションがある中、
1人だけキングスマンから来たみたいなアクションをするひとがいてめちゃ格好良かったですが、
マイロック…あんた辰巳なのかい…?
(演じた人はジョン・ウィックの寿司屋アサシンだった。子供のころから格闘やっておられる)
彼と城戸光政の若いころのヤンチャ物語とかが見たいですねむしろ。

特に必要性を感じなかった拷問シーン、サソリっぽい影が見えたので
「そうは見えないけどきみはミロ!?」って思ったが、
あとで考えるに、あれは幻魔拳だったのだな…。




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