2月日記

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2023/02/01(水)

漫画かんそう
「おひとりさまホテル 」
原案:まろ
漫画:マキヒロチ

設計会社に勤める二十代の女性が、趣味のホテル泊まりを楽しみながら、
今後の生き方について少し悩んだりもするけれど、
基本的には独りホテルサイコー!という内容の漫画。

扱われているホテルは下記。
オークラ東京
佐原商家町ホテルNIPPONIA
白井屋ホテル
HOTEL K5
日光金谷ホテル

どこも魅力的に描かれていて、泊まりたくなります。
ホテルだけではなく、食事やお酒の描き方もよい。
インスタグラムのおしゃれホテル写真も楽しいが、
漫画は、感激する人間の反応が付いている点が優れている。

(ただ、治安の悪化に伴い、今後女性の一人行動には高レベルの自己防衛意識が必要になってくるな…とは思う。
薬物を混ぜられたり、盗撮されたり。高級ホテルといえども無条件に信頼は出来かねる)







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2023/02/02(木)

映画かんそう
「トリハダ 劇場版」

幽霊と超常現象は扱わない、基本的に効果音、
音楽は使わない、等々の縛りのあるホラードラマシリーズ 「トリハダ」 があって、
私はどうしてかこの作品を全く知らなかったのですが、とりあえず劇場版を見てみました。

所謂人間怖い系。
オムニバスですが、何話かは登場人物を共有し、ゆるくつながっています。
だいたいが日常生活でサイコパスに行き当たる話、もしくは正気を失ってしまう話。

ラストまでばれ

見るタイミングが遅すぎて当時の一般的な評価が分からないのですが、
「責任とれよ」 がネットミームになったっぽい…?(たしかにこわい)
あと郵便受けを開けるのが少し怖くなりますが、
ポストに入るサイズのあの仕掛けで頭蓋骨を貫通するのは無理!
運悪く眼球に当たったらやばいかもだけど!と考えると平気になります。
角度によっては弾丸でも通らないぞ!
あと、全く面識ない隣人の作った
料理を食べる女性って実在するだろうか分からない。
映画の製作された2012年は、
まだそういう他人を信じるあったけえ心の残ってた時代だっけ...?







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2023/02/03(金)

ドラマかんそう
「キャシアン・アンドー」1〜4話(全12話)

「ローグ・ワン」に登場したレジスタンス、
キャシアンの過去を描くスピンオフドラマ。

現時点のキャシアンと、過去の回想が交互に進みます。
彼は過去に悲劇的出来事を経験しており、
どうやらそれは妹に関することらしいというのが分かります。

展開は今のところゆっくりめ。
評価の高いドラマなので先が楽しみです。








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2023/02/04(土)

色々感想

チェンソーマン2期
で、出た〜〜〜〜〜〜〜〜〜!
それなりに楽しそうにやっててよかったです。
ところで冷蔵庫ってまだ残ってる感じなんですか?

相棒
いまのところ今シーズンで一番よかった話かも…。
鋭い視点で世相を斬るルポライターの女と
世界の美しさを訴える少女小説を書く男が、
性別を理由に業界に受け入れられず
互いの作品を入れ替えて発表し、結婚するという内容。
岩下悠子さん脚本。

どうする家康
武将を心優しい性格にすると
史実の行動との齟齬がどうしても出ますが、
辻褄合わせも脚本の腕の見せ所。

小四郎は登場人物全員に憎まれる勢いだったけど、
竹千代君は登場人物のほとんどに愛される勢いだな。





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2023/02/05(日)

映画かんそう
「「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ」

厳密にいえば映画ではない。
TV放映済の「遊郭編」の最終話、第十話、第十一話に
「刀鍛冶の里編」第一話を合わせたものを劇場公開。
凄いクオリティの遊郭編を無料で楽しませていただいたので
お布施代わりに劇場に行ってきました。

元々映画用に描かれていたかのような美麗な作画でのラストバトル、
堪能致しました。
首を切るところ、唇をかみしめてしまう。
声出し上映が可能な世の中だったら、ミラクルライトを振って
炭治郎たちの首切りを応援したかったくらいです。

刀鍛冶の里編は、打って変わってコミカルな導入で
ちょっと一息入れられました。
3DモデルCGが大活躍で、
とくに無限城は私の思ってたのの5倍の延べ面積があった。
あと様々なカメラから抜かれる猗窩座(少し頭身が縮んだような?)。
青い彼岸花、そういえばありましたね…などと懐かしく思い出した。

上弦が揃ったので配役でネットがざわざわしてました。
早く皆さんの末期の演技が見たいものです。
それにしても「立志編」「無限列車編」「遊郭編」と
紹介されるシーンがあったのですが、
鬼滅はジャンプ異例の短い漫画だけあって、1編1編が濃い…。

新しいオープニング、
ウワッ……!ワァ…ァ…。ってなりました。

「遊郭編」エンディングの時に帰る人がいて
見知らぬ人ながら呼び止めたかった。
いや、ヘビー周回鑑賞で、仮眠を取りに行かれたのかもだけど。









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2023/02/06(月)

映画かんそう
「イニシェリン島の精霊」原題:The Banshees of Inisherin

マーティン・マクドナー監督

1923年、内戦で荒れていたアイルランドの付近にある
イニシェリン島という架空の小さな島で、
年上の友人からある日、絶交を申し渡された中年の男が、
日常を失っていく様子を描いた映画。

島の自然はとても美しいが到底明るくはない内容。
注意としては、動物が死にます。肉体損壊表現あり。

ラストまでばれ

日照時間が足りなくて、みな精神を病んでしまうのではないかと思った。
赤の他人の郵便物を開封して読んでしまう女や(夫婦でも親子でも駄目だが)
友人に絶交を言い渡されても何度も何度もつきまとう中年の男、
絶交を受け入れない友人に自分の指を切って投げつける老人、
人のプライバシーを詮索し、拒絶されると相手を罵倒する警官、
子供への性虐待…。

アイルランド内戦の暗喩なのかしら?とか思った。
あるいは戦争そのものを表現したとか…。
現在で言うとコリン・ファレルがロシアで
ブレンダン・グリーソンがウクライナだな。
(お前のやっていることはこれくらい気持ち悪いんだぞプ〜〜〜〜チン!
という監督のメッセージかと…)
(犬は市民で、音大生がNATO、まで考えたんですが、
シボーンが中国になってしまうので、なんか違うと思ってやめた)
(メタファーなどろくでもない)

バリー・コーガンの死は自殺か事故説が有力なんですね。
私はてっきりコリン・ファレルが殺したのだと思ってた。
死体が発見されたシーンと同時に手紙に彼の死の事を書いてたから…。
彼が前半でこれなんだろう?って言ってた棒で、
水死体を引っ掛けて引き寄せてるの、ちょっとぞっとする伏線でした。

「セブン・サイコパス」と「スリー・ビルボード」のあらすじは
図形にすると綺麗な形になったが、この話は閉じてないし、
妹が枠外に出て戻らなかったりなどして図形化できない。
でもまあ3作品とも、人への一方的な執着を描く物語ではあるな。

アカデミー賞8部門ノミネート。





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2023/02/07(火)



新海監督が「芹澤のものがたり」
という小説を書いて入場特典になさったという情報を知って
フーンと思っていたが、
「順番が違えば芹澤と草太さんが結ばれていたのに…」てきな感想が
ネットで散見されたので、不安になって入場してきました。
ウワー!順番が違えば芹澤と草太さんが結ばれていたのに…!

いや、真面目な感想を言うと、パンデミック青春小説でした。
色々希望を持って大学生になった青年が、
オンライン授業に意味を見出せず、友達もできず、
出費だけが嵩んでいき、バイトを増やし、
少し割のいいバイトに手を出し…という。
芹澤、きみ反社に取り込まれかけてたんやぞ?
草太さん恩人やぞ?

芹澤の一人称なのですが、 初めて出会った時の草太さんの描写が、
目元のパーツにこだわっていて、少しフェティッシュで、
おもしれーやつ、からの風邪の看病で、
監督、これ初めて書いたBLじゃねーだろ!
他にも出しな!オラッ!って思いました。

「新海誠だがBLを書いてみた」 って短編集だしなよ…絶対買うよ…。
一次創作と二次創作の違いって、
余白の大きさだなというのがよく分かりました。
監督はどこまでも一次創作の人。
BLを書いてもそこは変わらず。

もう配布終了になっている劇場もあるようなので、
特典目当てに行く場合は事前に調べたほうがいいかもです。





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2023/02/08(水)



とらや餡ペーストを買った。
いちご+餅も試しましたが、
やはり最強だったのはトースト+バターでした。
少し焼いた食パンに餡を塗ってバターを置き、
少しだけレンジにかけると、
上品な甘さと、強い乳脂・しょっぱいやつが同時に味わえる、
永久に食べられそうな軽食の出来上がりです。
1瓶がシュッと消えたので、
もう1瓶買おうかなと考えておるところ…。









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2023/02/09(木)

映画かんそう
「FALL フォール」

ロッククライミング中の事故で夫を亡くした女性を励ますために、
親友の女性がテレビ塔登攀計画を持ち掛ける。
その塔は地上600メーターの高さがあり、
多方向からのワイヤーで固定されていた。
最初は否定的だった主人公だが、
頂上から夫の遺灰を撒き、過去と決別をする。
しかし鉄のハシゴが崩落して帰還の手段を失い、
モバイルも通信圏外だったことから
彼女たちはテレビ塔の頂上で孤立する…というあらすじ。

こういう遭難系、大抵無軌道な若者がピンチになるので
あまり同情できないんですが、この映画の2人は友情に厚い子たちなので、
めちゃくちゃ応援しました。
サバイバル物にありがちなヒステリックな喧嘩とかもなく、
主人公はこの計画を立てた親友を責めなかった。よかった。

ジェームズ・ワン食堂の、バトルありラブあり感動ありの
低予算でも他ジャンルの映画に負けない食べ応えのホラー映画も勿論好きですが、
この映画みたいなワンシチュエーションで綺麗に伏線を回収してキマる
昔ながらのこだわりの丼物みたいなパニックホラーも
やっぱりいいんですよね…ホラーファンとしては。

注意
動物が死にます。
軽めの肉体損壊があります。
わざとらしいお色気じゃなく健康的にムチムチした女性の胸元とか
太ももとかを見たいかたにおすすめ。
当たり前ですが高所恐怖症の人は絶対無理です。
私はむしろ高いところが好きで、高いところから落下するのも好きですけど、
でも何回かギャッて思うシーンがありました。

ラストまでばれ

序盤の伏線のいくつかがあとで回収されましたが、
旦那がクズっていうのは伏線だな…って分かりましたよ。ええ。

それにしても1年酒浸りになれるのは強い胃と肝臓がないと無理だし、
1年酒浸り生活を送っていたひとが突然600mのハシゴを登って懸垂とかできるのは、
クライミングをやっていたとはいえ、sugeeeと思いました。

事故で夫を失った女性を励ますために友人が冒険旅行を企画し、
そこで事件が発生したうえに死んだ旦那と友人が不倫していたことが発覚するの、
20年前の「ディセント」と同じですが、
この「FALL」は不倫男<友情って結論で醜い争いは全然なかったのが良かった。
21世紀てき。
不倫は代金の踏み倒し等と同じく法で定められた権利侵害なので当然ギルティながら、
嫁の友人や姉妹に手を出す系不倫モンスターは特に、
股の間にぶら下がったものが本体でそれ以外の部分は人間に擬態するための
タンパク質でできた器官なので注意しないといけないよ。
ハンターはいい子なので許す!と私は思ったが、
映画内倫理ではアウトだったようで、
この映画内で不倫した人間は必ず鳥が関わって死ぬ…。
ドローン操作をどうして主人公に任すんだろう?とは思った。
でもロープで掌を切っているからかな?とか
(古い梯子を600m登るのに掌をカバーするグローブをつけないのは
クライマーの流儀なのかい?)、プロレスに興味ないのに突然詳しくなったとか、
受け止められたはずのリュックをスルーしたとか、
徐々に「ああ、これは…」という仄めかしかたはゾワゾワしました。

コンドルは食べたことないけどおいしいのかな?
それ以前にサルモネラ菌とか大丈夫なのかな?








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2023/02/10(金)

去年あたりから急激に料理に凝り始めたのですが、
以前「仕事で疲れて帰ってきてなお料理をする気力などないし、
料理でストレス解消されるシロさんの気持ちが分からない」
てきなことをどこかで書いた気がするんですけど、
たぶんシロさんとは違うルートで理解できました。

私の仕事内容は、お客様はあまり関係がなく、
他の人と連携する必要がないので全部自分のペースで進められるのですが、
このたび色々な手続きをすることがあって、
「証明書類A、証明書類B、 証明書類Cが必要だが
Aは民間企業と1さんの印が必要、
Bは2さん3さんさんの書類が必要、
Cは公的機関の…」って進めていると
人によってレスポンスが全然違うので、
「民間企業は1か月放置だが1さんは返信をくれた、
3さん4さんはすぐに返信をくれたが2さんは音信不通」
みたいなことがあり、
バラバラな進行に「ウギャーーーーー」ってなりました。
しかし料理は段取りAも段取りBも段取りCも全部自分がやるので、
すべての工程の仕上がりを同時にすることも可能で、
非常にすっきりします。そういう意味でストレス解消になった。





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2023/02/11(土)

色々感想

ウィッチウォッチ(ジャンプ掲載)
スケットダンスとのコラボ回。
大人になったボッスン達が出てくる。
宣材用のスイッチのイラストがめちゃくちゃ色っぽかったので、
再登場期待してます。

暗号学園のいろは(ジャンプ掲載)
幽遊の海藤戦のあれ、名前があったのかー。
リポグラムというらしい。

呪術(ジャンプ掲載)
ウワー。こいつは酷い。よくこんな酷いことを!
たぶんなんとかなるとは思ってますけども…。なるよね?

三日月よ、怪物と踊れ
あっもう終盤なのか!じゃあもうすぐ舞踏会本番だね。
史実のメアリの息子がどうなったかは調べてないので
どうなるかは分からない。

当時にしてはリベラルっぽい思想のメアリだけど、
息子に関しては話は別で、
でもその矛盾に自己嫌悪もあるというのがリアル。

ひろがるスカイ!プリキュア
ヒーローに憧れてた子が主人公。
プリキュアをヒーローって位置付けたの、今回が初めてじゃないかな。
あと主人公がブルーなのも珍しい。
今回は仲間として男子も大人も出てくるらしい。

大奥(ドラマ)
NHKは、とりあえず山本耕史さん出しとけ!みたいに思ってない?
いや、いいですけど。来週楽しみですね。

どうする家康
ちょう胡散臭い詭弁士と、ネガティブな忍者出てきた。
たぶんこの2人、人気出るな…?かろうじて誰も悪くない流れをなんとか構築なるか?








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2023/02/12(日)

映画かんそう
「バビロン」

デイミアン・チャゼル監督
サイレント映画の時代、パーティーと薬物とアルコール、
人命軽視の現場、そこから生み出される傑作、という狂乱を
メキシコ出身の青年と、女優を夢見る女、大スターの男性、
トランペット奏者の男性、字幕技術者の女性、などを軸に描く。

注意
大便まみれあり
尿まみれあり
全裸性器あり
大大大嘔吐あり吐瀉物まみれあり
薬物摂取描写あり
動物が残酷に死にます

あらすじはセンチメンタルだが表現が過剰なうえに3時間あるので
体力のないひとにはきついかもしれない。

ラストまでばれ

気の優しい男性が振り回される、成功への夢、昔の恋人を思うほろ苦エンド、
またそれかよ!と言われるのを恐れて違う味付けにしたら、
唐辛子を入れすぎて激辛になった…みたいな印象。

ああいう頭のおかしいような表現、チャゼル監督の元々の芸風では全然ないけど、
やってみたらできた、という感じなのはすごいですね。
でもめちゃ理論武装したうえ隣で反応をうかがっている気配があり
キャハー☆!頭がおかしいー!というノリでは見られない。

あと大いなるものの一部になりたい、
映画は民衆の味方(金持ち年寄りの娯楽の舞台とは違って)、
技術的革新が進みスターは理由なく飽きられあざけりの対象となるが
その輝きは永久に保存される、等々の映画愛、
よく考えると噛み合ってなくてしかも悪趣味演出とマッチしているとは思えませんが
でもマーゴット・ロビーが何度も泣いて、エキストラが事故死し、
大スターは泥酔しているのに、圧倒的な美の瞬間がカメラに収まってしまうあのシーン、
高まっていくリズムが、チャゼル監督十八番という感じでした。

サイコパスマフィア、トビー・マグワイア氏の演技最高でした。
「エスターの話をしてるのかな?」と思った(笑)
しかしあの先天性異常の人たちを見世物にする暗黒ダンジョン描写、
あれは必要だったろうか???あそこでリアリティレベルがドーンと落ちたような。
(インスパイア元と言われる「ブギーナイツ」未見)

ラストで様々な革新的映画の断片が流れるシーンで帰っていったお客さんがいた。
キャメロン監督作品が2作あったが、長らく技術刷新の牽引役だったのだな。
あと「アンダルシアの犬」の例の眼球のシーンがあって、フフって思った。









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2023/02/13(月)

ドラマかんそう
「CITY LIVES」1〜3話(1話23分)

小林洋介、針谷大吾監督。
このお二人による「viewers:1」という短編映像作品を先に観ていて、
フジテレビで、全3話のミニシリーズを撮られたと知り鑑賞。

https://tver.jp/episodes/ephpvyp4gk?utm_campaign=ephpvyp4gk&utm_medium=web_lp

地球上で最も巨大な生物「街」。
それは比喩的な意味ではなく、街は生きて動いており、
近くにいる人間の記憶を読み取り、建造物を背に生やして擬態する。
そんな謎の多い生物の生態を調査する組織「都市型生物保護機構」
(通称・都生保)の保護官に密着取材するドキュメンタリー形式で1話がスタートする。

いや、設定が上手すぎてびっくりした。
これならVFX費を節約しつつSF映画が撮れる。
擬態用の建造物や看板が少し変なだけでぞわぞわした。

この設定だけでホラーやコメディやミステリ等など、10作くらい思いつくよね。
二次創作もできる。

ラストまでばれ

1話の、ちょっと怖い感じが好きだったので、
ラブロマンスに着地したのと、2話になって突然
仕事もそこそこに恋話がクローズアップされたのは少し残念な気がしたが、
これBLだったら大オッケーだったと思うので、
3話完結にするなら良い落とし所なのだろう。

ドラマの内容とは関係ないですが、
帰る電車のない男子を家に泊めてあげた女子、
お互い両思いですが特に何もなく男子は帰り、
それが当たり前のところが令和で良い。
昭和だったら「作者は現実というものを分かってない」と非難轟々だったところですよ。

興味のある方は、公開が15日00:25までと書かれているのでお急ぎください。
おそらく14日(火)深夜までということだと思う。

それとついでに
「リモートフィルムコンテスト」第6回グランプリ『viewers:1』2分19秒の作品
https://www.youtube.com/watch?v=FCIFAeHrkEE&t=16s



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2023/02/14(火)

去年道を歩いていてギョっとしたのですが、
おそらく空き家の、庭の草木がぼうぼうに伸びていた。
どのくらいぼうぼうかと言うと、
庭の中は塀で全然見えないにもかかわらず
伸びに伸びた樹木がすべて二階建て家屋の高さを越えているのが見てとれ、
まるで四角い花瓶にみっしり生けられた植物が
四方へ広がっているように見えるくらいぼうぼうだった。
あれ、根元の庭部分には日など当たらないし
下手すると足の踏み場もなくなっているのでは?
法的に隣の人間は勝手に伐採できないけど、
虫や落ち葉で相当難儀しているのでは?などとハラハラした。

あれだけ伸びた木を根元で切ったら、
倒れて壁や家屋を破壊するし、業者さんに頼んだとしてどうするんだろうか。

私の話になりますが2022年の夏は毎週1時間木を切っていました。
秋から冬にかけては夏に切った木をさらに細かく刻んで燃えるゴミに出しています。
3mほどある木も切り倒しましたが、ロープをかけて
倒れてもいい方向に牽引しながら切りました。

真夏に、首に冷却ジェルを撒いて木を切っていて、
熱中症的な生命の危機を何度か感じましたが、
放っておいたらうちの家もああなっていたと思うと、
木こりをやっておいてよかったです。




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2023/02/15(水)



そんなわけで、 自分へのご褒美に北欧の斧を買ってみました。
最高の斧だという評価を見かけて欲しくなったんです。
使いこなせなくてもまあ護身用になるかなと。
重量3.6キロあるんですが、以前7キロの土嚢を背負ってトレーニングしてたし、
いけるいける!と思っていましたが、
案外そうでもなく、振り上げるとヨタヨタしました(笑)
3回振り上げるのが精いっぱいで、それ以上は腱鞘炎の気配がします。

これは逆に、斧をふるうことでまず筋肉をつけ、
斧にふさわしい体力を身につけたいです。
だんだんマイティ・ソーみたいな人生になってきた。
(マイティ・ソー=MCUに出てくる神のスーパーヒーロー。
心正しき者にしか持てないハンマーをふるう。
映画ではハンマーと弟に振り回されがち)







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2023/02/16(木)

映画かんそう
「呪呪呪 死者をあやつるもの」

3か月も前に死んでいた男の肉体が人を殺すという事件が起こり、
ジャーナリストの主人公 (人妻)は、その事件の犯人と名乗る男に
単独インタビューの誘いを受ける。
主人公は過去に何かあって、今の仕事を始めたっぽい。
そして主人公のピンチに、
過去に何かあって主人公絶対守るガールになったっぽい美少女呪術師が現れる!
というあらすじ。
これ明らかになにかの続編やないか!
ぶっとばすぞ日本の配給!
でもまあ百合がかわいかったので、今回に限り、 とくべつに許しましょう。
(調べたら全12話のドラマの映画版のようでした)
(「謗法 運命を変える方法」現在はNetflixで見られるようです)

続編であることを隠して宣伝する許可を出した責任者は、
歯周病で奥歯を失い、リウマチになりますように。
ただしインド映画「チェイス!」だけは例外とします。

主人公が大きなお姉さんで、それを守るのが美少女、
キーとなる人物も女性、時流を読んだシスターフッドホラー、
ゾンビvs呪術というわくわくするバトル、
カーアクション、復讐、そして韓国映画十八番の巨悪の告発、
盛りだくさんで楽しかった。
なんとなくフジテレビっぽさを感じたが、
今のフジテレビにこれは作れない気もした。

エンドロール後に映像があります。

ラストまでばれ

冒頭、ラジオパーソナリティーが専門家である主人公の言葉をさえぎって
どんどん発言するんですが、 それがピシャッと痛い目に遭うところで
すでにオッと思いました。
女性監督かなと思ったが、 男性監督だった。

美少女呪術師、
主人公の夫の刑事さんのことは 「おじさん」と呼んでいるが (血縁者なのか?)
主人公のことは 「お姉さん」と呼んでおり、
ドラマで一体何があったのか興味あります。
「お姉さん」 の細かいニュアンスも知りたいですね。

巨悪の製薬会社、企画の社内決裁であのおなじみの
書類の隅に判子を押す四角い桝が並んでおり
(手書きサインをするようだった)
韓国でも捏造マナークリエイターが
「偉い人に対して、少し傾けるように」
などと言ったりしておるのかと考えました。
英語圏でもあれあるんですかね。 弊社では現在電子印になっており、
そのうち廃れる気がしておるのですがどうでしょう。
あと上司を「先輩」と呼び、
異様な信頼と結束で結ばれているおじさんがたにもアジアを感じました。

四国での修行は、 ちょっとンフッってなりましたけど。
それにしても小柄なひとの飛びつき三角絞めはよいものだ。

犯人くんあのさ、呪われた力云々言うけどまずバイトしよ?
おうちにちゃんとお金いれよ?






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2023/02/17(金)

ホットサンドメーカーで肉まんを焼いたらおいしいという情報を見て、
油を引いて高温にしてギャーッと焼いたら皮がパリッとしておいしかった。
ふわふわの肉まんも勿論おいしいですが、気分を変えたい時に。
もちろん普通のホットサンドも作りますよ!






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2023/02/18(土)

色々感想

ウィッチウォッチ(ジャンプ掲載)
スケットダンスとのコラボ回。スイッチ普通に出てきたー!
謎解きも結末も、とてもエンタテインメント的で良い回でした。

あかね噺(ジャンプ掲載)
対談が載っていたが、元々天才のキャラクターが先にあって
落語ではなかったとのこと。
それで後から勉強してあのストーリーなのだからすごいな。

詰みから逆算して行動なさるという、うらら師匠、ファンになってしまう…。

逃げ上手(ジャンプ掲載)
出た、鶴岡八幡宮。
消失せずにずっと(北条と共に)在るってこういうことだよなあ。

ところで基本的に事実しか書けないはずの歴史書ですら
合戦の軍勢の数を盛っている節があるというのは笑ってしまう。

アンデッドアンラック(ジャンプ掲載)
作中一番普通の人間っぽい感性を持つ、
のび太的立ち位置の風子が指導者になった今が一番面白い展開。

舞妓さんちのまかないさん(サンデー掲載)
デートだ!そして互いの部屋の鍵を交換…!
(百合大勝利と書いた半紙を両手で持って走り去る)
遠く離れたところから観測している男衆のお兄さんは
さすが心得ておられる。

大奥(ドラマ)
「睦み合うてみよ」のイメージがなんだか違ったが
手元にコミックスがないので再読できない。
気がふれた感じが少なく、正気度が強いため
業務命令っぽさがあるような…。






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2023/02/19(日)

映画かんそう
「アントマン&ワスプ クアントマニア」

MCUフェーズ5の1本目、アントマンシリーズ3作目にあたります。
監督は前2作に引き続きペイトン・リード、
脚本はジェフ・ラブネス。
このジェフ・ラブネス氏は今回MCU初参加ですが、
次作のアベンジャーズの脚本を執筆すると発表がありました。
MCUメイン脚本家です。過去作を見たことがないので、
どんな人なんだ…?とハラハラ&期待半々で見に行きました。

サノスの虐殺から数年、スコットはパートナーのホープや、
その両親、そして実の娘キャシーとの仲も円満で
平穏な日常を楽しんでいた。
しかしキャシーが量子世界に興味を持ち、持ち前の科学への素養で
量子世界の観測装置を完成させると、ジャネットの様子が変わる。
安全な筈の観測装置は暴走をはじめ、彼らを量子世界へ転送する…
というあらすじ。

配信のドラマと少しだけつながっているが
見てないと分からないという部分は3%くらい。
エンドロールのいつものあれなので明るくなるまで立たないこと。

ラストまでばれ

私には「天才で、変人で、情容赦のないピム博士が
自分よりさらに天才で、変人で、情容赦のないジャネットに出会い、
自分の上位互換として彼女を認識し、その魅力に屈服した。
要するにメロメロである」という脳内設定があったんですけど、
公式がその通りの関係の夫妻を出してきて、
しかも奇跡のように美しいジャネットだったので、
そこのところ満足です。あわわわ…って思ってました。
あんなに会いたがっていた娘と再会できる機会を
自ら捨てる判断の速さ、ためらいのなさ、
手持ちの駒を全部突っ込む度胸と状況分析の正しさ、
男女のそれではないかもしれないけど、
あの瞬間カーンはジャネットに惚れこんだと思うんですよね。
彼女なら時間を正しく伐採する行為を理解できるかもと。

カーンについてですがドラマ「LOKI」を見て以来やつが嫌いで、
それは自分がどんなに強くてすごくて何を企んでいるか、
ドラマのラストにセリフでペラペラと語りだしたからなんですが、
その説明がともかくバカ長くて、
見てる時間がもったいないから全文テキストで表示しろや!!!!!
(日本語で)と思ったのですが、
まあそれらは脚本のせいなので、今回は期待しておりました。
今回、説明は短くなりましたが、いまひとつ弱…ザコ…。
アベンジャーズ何人も殺したったわ!
というようなことを申しておりましたが、
なんか経歴詐称っぽいというか…。
引きちぎったアークリアクタとか、メタルアームとか、
半分になったマントさんとか、
陳列してあるだけでも少し真実味が出るんですけどね。
というかカーンよりジャネット・ヴァン・ダイン博士のほうが
冷酷で恐ろしいし、ピム博士+蟻のほうが強くない?
カーン全員、蟻に肉団子にしてもらったらいいんじゃない?

人のたくさん出てくるエンタテインメント映画ですが
・キャラクター設定とキャラクターの魅力を引き出すシーン、
 いい感じのセリフ
・戦闘全般のアイディア、格闘の組み立てやフィールド選び、
 頭脳戦、トリック
・大筋をどうするか
・ヴィランの強さの表現
これ全部微妙にスキルが違うので、
お金があるならそれぞれ別の人に発注して、
最後にメイン脚本家が統合するといいんではないかなと思う。
クアントマニアから話はずれるけど、ヴィランの恐怖演出、
民草の虐待、部下の虐待、頭がおかしい、の3種に分類されるけど
その中で「ただただ仕事ができる」で押し通ったジモが
MCUヴィランの中では別格に好きですね私は
(ドラマ版では頭の良さが相当ダウンしたけど)。

箇条書き少しだけ

・フェイズ5のオープニングも
 推しがセンターで盾を投げてくれるっぽいので安堵!
 あとキャップリスペクトありがとねスコット&脚本家の人!
・スナップのせいで家を失いホームレスになった人が増えていて
 家賃の心配をしなくていいのはお金持ちくらいらしい。
 現実と重なる。
 公園からホームレスを排除しようというのも現実の世界っぽい。
・ピム博士がキャシーのこと、
 ちゃんと身内として大切にしているのがちょっと意外だった。
 ジャネットのDNAが含まれていないものには基本塩なのかと思ってた。
・穴ねた色々楽しかった。私は眼窩をカウントしちゃって、
 「足りなくない?」ってスコットと同じ顔をした。
・橋のコード、5桁数字のみって
 昨今それパスワードとして認められないよ。
 あと量子世界にも数の概念が…?十進法…?意訳?
 それとカーンの部下、ロボ的なやつかと思ったら
 ちゃんと意思があって、忠誠心もあるんだなあ。
 宇宙全体の、貧困で生きていかれなくなった生命体が
 全員カーンに従ってるとかだと、アベンジャーズの意見も割れそう。
・ダレンとピム博士のシーンを見ていて
 この脚本家さんは男性同士の執着については
 あまり興味がないのかも?という気がしたがまだ分からない。
 逆にヒーローへの加虐嗜好には並々ならぬ素養を感じた。
 無理やりこじ開けたスコットの口にドロドロした体液を…。
・モードック=ダレンになったんだ。
・MCU、ときどき「クソ男の改心」ねたがあるが
 インセルへの投降呼びかけなのか。
・コスプレしたカーンがたくさん出てきて
 若い方には通じない譬えながら、
 千年女王てきなシステムなのかと思った。
 今後アベンジャーズが戦うのは結局どれなん?
・今回トリオが出てこないのがちょっと寂しい。
 フェーズ3、4あたりの雑まとめ見たかった!
・前のフェーズ、つらい死が多かったので
 アントマンはなんのかんのいってひとがしなないのが良い。
 今回ジャネットが活躍したのでヒヤっとしたが安心した。
 MCU3女神(フリッガ様、エンシェント・ワン、ジャネット様)の
 最後の1人なので、ずっと活躍なさってほしい。









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2023/02/20(月)

映画かんそう
「別れる決心」

登山の事故で亡くなった男性の事件を捜査していた刑事は、
死んだ男の妻が、暴力を受けていたと知り、事件に疑いを持つ。
しかし刑事は、被疑者の未亡人に次第に惹かれていく…というあらすじ。
パク・チャヌク監督

ミステリ7割、恋愛3割くらいかなと思ったが比率が逆だった。
というか私はポン・ジュノ監督作品だと勘違いして見に行った。
予告で「パラサイト」の次はこれだ!と言っていたのを誤解したのだが、
次(にアカデミー賞を取るの)はこれだ!というような意味だったんだろうな。
直接的な性描写を使わず、どこまでインモラルで濃密な愛と情欲を表現できるか
挑戦なさってるのかな?と思いました。

ラストまでばれ

パターンとしては妻のいる男が、悲劇を負った女に出会い、
運命を狂わされていく物語だが
現代風にアップデートしている部分もある。
男は仕事ができるうえに、妻のために料理をすることもできる。
食事をした後はテーブルを片付ける気遣いもできる。
リップクリームやハンドクリームを持ち歩くような、自分のケアもできる。
男の妻はエリートで、 感情的になったりしない。
ある意味被疑者の女とは真逆である。
こいつは駄目だなと判断するとスッと見切りをつける
(妻の上司さん(?)が「女性の観客さんはこれ見て機嫌直してちょんまげ」
と言わんばかりのイケメンで笑ってしまった)。
まああと細かいことながら役者さんの年齢差も、
主人公の恋の相手が役者さん年齢にして40歳離れているという
頭のわいた映画があることを考えると、
3歳差というのは当世風インモラルラブロマンスだ。

男は妻帯者であるので被疑者の女とは不倫ということになるが、
むかしの映画みたいに大胆な濡れ場などはなく、
相手の傍にいる自分を空想したり、手が触れ合ったり、
最大接触でキスする程度である。
民事裁判的にもこれは不倫とは判断されないと思われる。
ただ、妻が食べたがったときには食べさせなかった寿司を
(しかもかなり高級なやつを)被疑者の女に食べさせたりなどするところは
ジワっとそういう感情を匂わせるのがうまいなと思った。

男を狂わせる女性の設定、これは10年や20年で
それほど変わるものではないので仕方がないが、
支配虐待を受けており不幸で、適切な言葉で話すことができず、
他人のケアが上手く、ミステリアスで、どこか自暴自棄で美しい。
これは鉄板なのだろうが古風だなと思う。
逆にすると自由で幸福で弁が立ち、細かい気遣いはできず、
あけすけで、自分を大切にする、そんなに美人ではない女。
いやまあ、男性からしたらすけべ心はわかないかもしれないけど、
私は友達になりたいかな。

雑念空想と、事件の検証で時間が前後するのと、
過去の事件の再捜査とかがあるので、少しだけ混乱した。

DV男の登ってた岩山、あんな鼎泰豐の焼売みたいな山が本当にあるんだろうか。



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2023/02/21(火)

ドラマかんそう
「フェイクドキュメンタリーQ」

シーズン1
Q:2 深夜の留守番電話/深夜の不気味な留守番電話
これはエンタテインメント性がよく分からない。
というか数日前に、こういうメッセージが残ってた(うちの家の話です)。
2回聞いても何を言っているのか聞き取れなくて、
イラッとして消した。もし何度もかかってきたら留守電を解除する。

Q:4 祓 はらえ/この映像はお祓いを済ませておりません
霊媒師さんが、 PRサイトで使うために
除霊の一部始終を録画しようとしてトラブルになるという話。
ジャンプスケア嫌いな人にとって、シンプルですごくいいと思う。
私も好きです。

Q:8 光の聖域/AM 02:16 FEB.04 2012
これも説明がなくてとてもいい。
人を轢いちゃって、放置してどんどんバックして行って、
でるぞでるそでるぞ出たー!死体ー!
っていうのもいいし、撮影的にも寝っ転がってるだけで
あの緊迫感が出るのはコストパフォーマンスがよい。







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2023/02/22(水)

トイレの盗撮が増えているらしいと話を聞き、腹が立って、
クラブなどで使用されるレーザー光線で
デジカメのセンサーが焼けた話を思い出して、
「トイレの盗撮カメラをレーザーで焼けばいいのでは?」と思って
イベント用レーザー光線射出機を見たら、
お値段10万円越えの上に到底鞄に入らないサイズだった。

女がトイレ個室に入った瞬間、
中からカラフルなレーザーがピカピカしたら相当面白いので
やってみたくはあるんですけど。







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2023/02/23(木)

ネズミ年のときに「楽俊に似ててかわいい…」と思い、
クリニーク干支ハイライターを買おうとしたら品切れだった。

今年はウサギ年なので
かわいいウサギ年ハイライターがあるのでは?と
突然デパートで気付いて、クリニークさんに在庫があるか尋ねてみた。

「在庫はあります…でも…」
「でも?」
「トラ年の、2022年の在庫になります」
「ウサギ年のは?」
「作ってません」
「え…」

確かに、こう言ってはなんだけどあまりかわいくはない。
もしかして、去年いっぱい売れ残って、今年は作るのをやめたのかも。
企業でも、印刷数を読み違えた同人サークルみたいなことがあるんだな…。
となんか気の毒になって、別に買わなくていいですよという空気だったが
1個買った。





私はハイライターとしてはNARSのザ・マルティプルを長年愛用しているのですが、
あれが結婚式でもつけていけるおとなしめの感じとすると、
干支ハイライターは、断然派手なパーティーの、ちょっと変わった人の光り方。
コスメにもなんか風変わりなポリシーがありそうというか。
なので「ご意見無用!推して参る!」という気分の時につけて
ギラギラしています。わりと気に入りました。




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2023/02/24(金)

冷凍して解凍再加熱したチキンオーバーライス(のサフランライス)
がおいしかったので、ビリヤニも作ってみた。
でも日本のお米を使うので、正確にはビリヤニ風炊き込みごはんですね。
魯迦のレシピをベースに他のレシピも3つほど混ぜた。
https://internetofspice.com/6380/

手羽先とホールスパイス、にんにく玉ねぎバターと一緒にお米を炊き、
トマトと鶏もも肉でチキンサルサを作ります。
最後に大きな鍋に米と鶏肉を敷き詰めてフレッシュハーブを散らし
20分ほど加熱すると完成。







さすがにお店で食べるものには全然かなわないけど、
カレーピラフとかとは違う、スパイシーな味わい。
難点としては調理時間が長い。
私は1時間40分かかりました。
あと材料費が高い。フレッシュハーブがやはり高いのと、
スパイスが揃ってないおうちだと、さらに2000円くらい高くなりそう。
でも冷凍しておけるのはとてもよいです。





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2023/02/25(土)

色々感想

逃げ上手の若君(ジャンプ掲載)
末尾の豆知識コーナーで御成敗式目が褒められていた。
日本の法律は昔から、中国や他の国の法がモデルになっているが
御成敗式目は日本オリジナルの法で、
完成度が高いので明治頃まで生きていたとか。
泰時が褒められると「鎌倉」視聴勢としては嬉しいです。

舞妓さんちのまかないさん 
大人の友情百合が好きな人は、今週の262話がコミックスになったら
絶対に読んでほしい。
https://www.sunday-webry.com/episode/4855956445115046465
前回の261話はアプリなしで読めます。公開あと4日間。

食卓の端の席の狭いところに2人並んで、
わざわざ梓さんに「おかわり」 っていう夕子さんと、
ざわざわする舞妓ちゃんたち。
そして押し負けてご飯をついでしまうおかあさん。
そんな2人を見て、百合カップリングの概念を学習して赤面してしまうすーちゃん。
(でも譬えとして「担任の先生と部活の先輩が付き合ってる」というのは
数年後に修正が必要になるのではないかな)

三日月よ、怪物と踊れ(モーニング掲載)
女性権利運動の難しいところ
「すべての女性は人間として男性と対等の権利をもつべき。
ただし息子の嫁は、その限りにあらず」という問題をさらっと描かれた。
でも自分は最低だという自覚からのその先へ踏み込んだので希望が持てる。

大奥(ドラマ)
山本耕史さんの死に顔を久しぶりに見た(ような気がする)。

おじいちゃん消失した?そのほうがいいような気もするけどどうかな。

どうする家康
下町を主人公夫妻が見て回る回。
同じく古沢さん脚本のレジェンド&バタフライを思い出す。
信長よりむしろ秀吉がこわいかなという気がしてきました。

税金を払っても戦に使われる。死に金だ、というの、
なんだか心に響く。
でもどうすればいいのかは提示されない。





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2023/02/26(日)

映画かんそう
「アラビアンナイト 三千年の願い」

ジョージ・ミラー監督
原題:Three Thousand Years of Longing

主人公は物語の構造を解析する英国の学者。
講演会に訪れた外国のアンティークショップでガラスの瓶を購入するが、
部屋で瓶の汚れを落としていると、中から巨大な男性が現れる。
男性は自らをジンだと言い、3つの願いごとをするよう
主人公に強く働きかける…というあらすじ。

複数の古代の物語を組み合わせた短編小説
「The Djinn in the Nightingale's Eye」を元にしているらしい。

むかしのターセム・シン作品のような、
ビジュアルの凝ったお伽話風恋愛映画。
またもや脱がされるイドリス・エルバ氏なのですが、
下半身は錆青、手のひらは赤、指先は金、
そして尖った耳の片方が傷ついて裂けているという
こだわりまくったビジュアルです。
学者をティルダ・スウィントンが演じます。

少しだけホラーっぽい表現があります。ほんの少し。

内容ばれ

ジンは対話を好み、奉仕が愛情の表現で
何をされても耐え、決して恋人を裏切りません。
彼の語る昔話を聞くうちに恋に落ちるアリシアの気持ちも分かる。
(男女を逆にするとアニメに多いパターンではある)
(奉仕を身上とする美しい非実在異性が突然現れ恋仲になる)
しかしあの若い妾の貧乏ゆすりや本の読み方の癖がアリシアと同じで
明らかに子孫または生まれ変わりの伏線だと思ったのですが特に掘り下げはなく
講演会でめちゃ怒ってた霊はなんだったのかとか、
またアリシアのイマジナリーフレンドの話とか(現在の友人に少し似てる?)、
あのあたりは一体何だったのか少し気になってます。
それと科学が物語を駆逐してしまうという話や、
人は異質な物語を恐れるというあのへんが特に本筋に統合されなかったとかも。
(お隣さんのクレメンタイン、鉄馬の女の総白髪のかたなんですね。全然分からなかった)

アリシアの物語についての講義、普通に面白そうで普通に聴講してみたかった。
マーベルとDC、両方とりあげる気遣いをどうも。
それと男シェラザードのおじいちゃん、どんだけの話し上手なのか。
お話を聞いてみたかった。
おじいちゃんの死体を前に悲嘆にくれる狂王のシーンは宗教画のようでした。

音楽のトム・ホーケンボーグさんは、ジャンキーXLさんの別名だそうです。






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2023/02/27(月)

イオンでトップバリュのブラックチョコレートが67円で売っていました。
以前、ウィスキーが500円で売っていたときも同じことをしましたが、
この価格で作れるものだろうか…?と思い買ってみました。

やはり、普通にチョコレート菓子ではあるが
ブラックチョコレートとは少し違うな?という感想でした。
(ウィスキーも、「酒ではあるがウィスキーではないな?」と思った)
材料を見ると最初に「砂糖」とあった。
(たとえば明治のブラックチョコレートなどは材料の頭に「カカオマス」がある)

まあ食べ物は今後、値上がりするか、量が減るか、味が落ちるかの三択で、
各人が生活事情に合った選択をするしかないでしょうけども。しょんぼり。


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2023/02/28(火)

読書かんそう
「文体の舵をとれ ル=グウィンの小説教室」
アーシュラ・K・ル=グウィン

ル=グウィン先生が、 過去に開催されていた
ワークショップの内容を1冊にまとめられたご本。
文章をとてもシステム的に見ておられる、
あるいはスポーツで使う筋肉っぽく見ておられる。
効果的な筋トレ方法の紹介といった感じがした。
岸部露伴先生が、執筆前にやる指の運動のような。

ただ、惜しいかなル=グウィン先生が重視しておられる
文章のリズムや響きは非英語族の我々には当然ながら大半伝わらない。
仕方ないとはいえ残念だった。

内容ばれであるが時々先生の毒舌が炸裂するのはとても良かった。
とある有名作家について、持て囃されているけど私には…的な文章があり、
先生ステキー!って思いました(笑)
あと口語で強い言葉を使わないよう刷り込まれているので
文章でもつい「まあまあ」「少し」とかいう限定詞を使ってしまうが
「そんなものは血を吸うダニだ」 とのことなので、気を付けたい。

自分の意見と異なる人物、
自分の嫌悪する人物の視点になって文章を書くというトレーニングは、
勉強にはなりそうだけど、ストレス溜まりそうですね。

よい文章を書くというのは結局
「たえずあざやかな言い回しや的確な語を心がけることである」
だそうですが、ううん、可能か不可能かは別として努力はしたい。
先生の求める、あざやかな言い回しって難しすぎるYO…
(先生は奇抜な比喩は否定派)。







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