1月日記

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2023/01/01(日)

おせち料理を作ってみた。
というか正確には
鶏ひき肉の松風焼、伊達巻、チキンロール、お煮しめを作った。



松風焼、簡単なのにおいしくて、ちょっとおしゃれでいいですね。
https://twitter.com/syunkon0507/status/1476032640918908928
チキンロールは鶏肉が重くて肩がこるほど大変なのに
1本400円で完成品が売っていたりして達成感が薄かった…。

心安らかなお正月をお過ごしください。




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2023/01/02(月)

映画かんそう
「ナイブズ・アウト グラスオニオン」

名探偵ブノワ・ブランが活躍するシリーズ2作目。
監督脚本ライアン・ジョンソン。
Netflix映画です。

大富豪マイルズ・ブロンがギリシアの島に友人たちを呼び寄せ
ミステリーゲームを仕掛けるが、そこへ名探偵ブノワ・ブランが現れる。
ブランは集まった招待客が大富豪を殺害する理由を持っていると看破し、
危険を警告する…というあらすじ。

最近のミステリの主流って、社会派に寄せたものか
極端な変化球になりつつある(ように私は思う)ので、
直球の名探偵もので、リメイクとかでない完全新作、
しかも面白いときた日には、ミステリファンとして
お正月にお年玉をもらった気分です。嬉しい。ありがとう。

超絶トリックものというよりは、
名探偵と登場人物たちの描き方がうまくて、
エンタテインメント的に優れている。もう一度見たくなる感じ。
特にブランくん、あなたそんな人だったの!

少し嘔吐表現があります。
前回すごい嘔吐表現だったけど、まさかシリーズ通して?

ラストまでばれ

ヒロインのブランド女史の描き方がとくに良いんだなあ。
冒頭、謎解きに興じるセレブ達のそこはかとなく嫌な部分を描写してからの
トンカチによる破壊。あそこでちょっと彼女のこと好きになった。
(それはそれとしてミステリーボックスのギミックにもワクワクしたけど)
(円安を計算にいれて単価100万以内に収まるかなあ。表面に継ぎ目がないのが難しそう)

そして調子こいた富豪を描写してからのブランの秒速推理笑った。
1作目ではいまひとつどういう人か謎だったが、面白くて魅力的な人なんだな。

時間を巻き戻して序盤からやる演出も綺麗にキマってた。
なによりカタルシスが大きいので、新年早々スカっとしました。

カメオ出演が豪華で、名前だけの人や声だけの人もいるけど、
ソンドハイム氏は顔が出てるのでファンの人は探してみよう。
ジョセフ・ゴードン=レヴィットを初見で判別できる人はいないと思う。
ヒュー・グラント、Wikipediaではdomestic partnerとなっている。
事実婚の相手を指すこともあれば単なる同居人の場合もあるらしいけど、
でもまあ彼氏だよね。そういう匂いを感じる。






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2023/01/03(火)

SNSで話題になっていた暗殺者のパスタというのを作りました。
昨年トマトが不作で高騰するかもと聞いて、
念のため缶詰や加工品を買い込んでいたので、材料は揃ってました。

https://www.youtube.com/watch?v=zay6KtPCEp8

イタリアのかかとのあたりで生まれたレシピで、現在流行中だそうです。
名前の由来はピューレを溶かした湯が血に見えるところから。







ただ残念ながら家にテフロン加工のフライパンしかなかったので、
焦げ具合が甘く、あまり赤黒くなりませんでした。
パスタは容赦なく折った。
ところどころパリッとした食感が面白くて味が濃く、
やきそばナポリタン、といった感じだった。
(水1.2リットルはどう考えても多いな?と思って900CCくらいにしました)




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2023/01/04(水)

ドラマかんそう
「岸辺露伴は動かない」第3弾

「ホットサマー・マーサ」
露伴先生の短編はなるべく掲載雑誌を読むようにしているが
どうしてだかこの話は読み逃していたらしく、しらなかった。

内容ばれ

ある神社に奉納されている鏡を見ると、
もうひとりの自分に取って代わられてしまうのだが、
第二の自分が作品をねじ曲げ、ファンに手を付け妊娠させ、
愛犬を虐待していたことを知った露伴先生は…というあらすじ。
ここ最近の新作は少し「?」という部分があるのだが
この話も露伴先生の反撃が甘いように思う。
ドローンで攻撃して割るくらいやっちゃってほしい。

「ジャンケン小僧」
JOJO本編より。
ドラマ版はスタンドという概念がないので
ヘブンズドアが物理的に削られていくのを見せられないし
何より例の赤ちゃんもいないのにオチどうするんだろうと思ったら

内容ばれ

ホットサマー・マーサを上手く使って
エレガントに原作通りの結末へ軟着陸していた。
ジャンケン小僧が露伴先生の熱烈なファンという設定で、
原作よりむしろ爽やかな終わりかもしれない。






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2023/01/05(木)

TV番組かんそう
「M-1グランプリ2022」

詳しくないのですが、トップバッターのカベポスターさんの大声大会、
ロングコートダディさんのマラソン大会とタイムマシンのねたが好きだなと思いました。
でも一番良かったのはヨネダ2000さんの英国で餅つきをする話。
シュールなうえに日本語が分からなくても笑える、相当に練られた動きと声だった。

優勝したねたは、最近お笑いから毒が抜けていたので
また復活してほしいと評価されたdisり芸だったんですが、
微妙にdisっても差しさわりのない弱いところをdisってたので
もっとやばくて立場の強いものをdisれよな!と思いました。
審査員さんとは気が合わなかった。




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2023/01/06(金)

若い人々は、位置共有ソフトで互いの居場所をオープンにして
少し時間が空いた時に近くにいる知人とお茶をしたりするので、
その便利さと引き換えにストーカー被害に遭う確率も
当然ながらハネ上がっているという記事を最近読んだ。

自分が現在どこにいて何をしているか、友達にも特に明かしたくない私には
意味不明なソフトですが、
たぶん今の若い人は昔の人間に比べて寂しがりやなんでしょう。
ところでその位置共有ソフトの名前がゼンリーで、
私は何の疑いもなく「地図の会社のゼンリンが作ったソフトか」
と思っていたが、無関係の外国のソフトなんですね。
しかしどうやらサービス終了するらしい。

ユーザーの行動アルゴリズムパターン、
たぶんまとめて売ったりとかしてると思うけど、
若い人、程よく気を付けて生きてね…。



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2023/01/07(土)

色々感想

発売日が祝日のジャンプは今後火曜に発売するという情報を見た気がするのですが
今日もう発売されているっぽいな?

黒博物館 三日月よ、怪物と踊れ(モーニング掲載)
憧れていた人が死んで、遺体から首が切り落とされて
そこらへんのモブの頭部をくっつけられて動いている…
と考えると、もの凄くハードな百合だな。

REVENGER(アニメ)
原案・構成・脚本虚淵さん。
アナザー江戸時代、グロあり必殺仕事人という感じ。
グロにはそれほどフェチを感じない。営業グロ。

騙されたとはいえ検証もせず、正義のため義父を惨殺する人は怖いです。
視聴は保留。


今年も大河を見ます。何故なら脚本が古沢良太さんだから。




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2023/01/08(日)

お正月にネットを見ていて新たに覚えた知識で
「食べつくし系」という言葉があって、
家族のぶんのごはんを勝手に食べたりする人、というもの。

といっても少しだけ失敬するという可愛いものではなく、
個々のお皿に分けてあっても他人の皿のものを食べる、
子供のおやつや離乳食も食べる、
酷い時は災害時の避難所で、配給された家族のぶんの食料を1人ですべて食べる、というような、
大食いというよりは、自分が上で相手が下だということを誇示したい人がやるらしい。
そんなひと、おるかしら…?
と思ったら案外「父がそうでした」「夫がそうです」という人が少なくなかった。
そのうち病名になるかもしれませんね。




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2023/01/09(月)

買い物をしていて、ふと
「日清 コツのいらない天ぷら粉 揚げ上手」という、
ラノベのタイトルのように内容そのままの商品が目に留まって、
ラノベなら「ニコテン」とか略称で呼ばれそうだな〜と思って買ってみました。
そうしたら本当に、冷水を使うとか、素早くサックリ混ぜるとか、
一般的な工夫が一切必要なく、パリッと揚がりました。
商品的には20年ほど前から売っているようです。
出会わないまますれ違ってきた私とてんぷら粉、2023年に何故か運命的出会い。
価格は普通のてんぷら粉の倍ですが、これはもう手放せない。
こんな風に私が気付かずに過ごしている便利な商品、
あと1000個くらいあるんだろうな…。






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2023/01/10(火)

映画かんそう
「さがす」

貧しいながらも父と娘の二人で平穏に暮らしていた家庭だが、
ある日ふと父親が「指名手配の連続殺人犯を見かけた。賞金が手に入るかも」と言い、
その後失踪してしまう。
父を探す娘だが、父の名前で仕事をしている連続殺人犯と遭遇して…というあらすじ。

明るくはない話です。
モデルになったと思しき現実の事件があります。
結構長い殺人描写が何回かあります。

監督脚本の片山慎三さんは、ポン・ジュノ監督の助監督を何度かつとめ、
影響を受けた発言をなさっていますが、確かに大納得のトーンです。
しばらく前のポン・ジュノ監督の作品っぽい。

ラストまでばれ

not for meでしたが、心優しい娘が、道を誤った父親に涙し更正に導くといった、
日本伝統のパターンにならなかったのはよかった。
娘ちゃんは強くて荒々しいので、
貧乏な美少女が可哀想な目に遭うところを見て感動したい人向きではないかも。

一箇所、監督の演出意図を私が激しく誤解したところがあって、
それはシリアルキラーくんのクーラーボックスが倒れてビールがまろびでたシーン。
私は、おっ、死体を肴にビールか!さすがサイコパスだな!と感心したんですが、
シリアルキラーくんは佐藤さんに友情を感じ始めており、
一緒にビールを飲もうとしていた、というのを
「一人で飲むにしては多すぎるビール缶」から読み取らないといけないらしかったです。
シリアルキラーくんは、殺しのあとのビールを
一緒に楽しむことでシンパシーを表現しようとしてたので、
サイコパスであることに違いはないですが、まあニュアンスは変わる。
今回は解説つきで見たので気付けたけど、私は結構こういう勘違いをやっているのかも……。
いや、若いガテン系男子ならあれくらい飲むでしょ!!!!

破滅を感じさせる、けれど静かな終わり方は良かったです。
not for meですけど(リフレイン)。






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2023/01/11(水)

今日、朝刊に「食器に微電流を流して舌に塩分をより濃く誤認識させることで
減塩を助ける研究が進んでいる」というような記事が載っており、
SFだなあとニコニコした。
これあれですね、「風呂に浸かった状態で、湯に鍋をつけて
そこから直接ラーメンをすすったら、なぜか酸っぱい味がする現象」の応用だよねたぶん。

私はほんものの味にこだわりないので、
「電流によってお粥を牛肉スープの味に誤認させる食器」が出たら買いますね。
(そのうちミステリの殺害方法に使われそうね)






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2023/01/12(木)



地元のかたにいただいた、 切り落としクルミッ子。
有名になったので、わりと争奪戦なのだそうですが
穴場のお店で買えるのだとか。
中のヌガー部分?フィグ部分?よりもクッキー部分の面積が多く、
甘いものが苦手な方は正規クルミッ子よりこちらのほうがお好きかも。
お正月にホクホクと
「無限に食べられるー!」 とクルミッ子長者ごっこをしたあと、
3分の1ほど残して冷凍しました。
ちびちびと、 バターを塗って焼いたりクリームと合わせたりして楽しみます。
なんと阪急梅田本店に直営店ができたので、正規クルミッ子はいつでも買えるんですよ… ホホ…。








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2023/01/13(金)

明日、明後日と全国で共通テストが実施されますが、
受験生を狙って痴漢しようというネットの呼びかけが増え
(通報できないため)
実際被害も増えるとのこと。
しかし近年鉄道や警察への働きかけが行われ
対策がとられるようになってきたそうです。

仕事や用事で同じ時間帯に交通機関に乗られる方、
さりげなく周囲の観察をお願いいたします。

記事
https://news.yahoo.co.jp/articles/f643cdcf848ebe599297dcf7473b34e760c65d66

啓発漫画
https://encount.press/archives/406313/2/?utm_source=yahoonews&utm_medium=rss&utm_campaign=406313_6





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2023/01/14(土)

色々感想

ウィッチウォッチ(ジャンプ掲載)
身体がくっついて取れなくなるアクシデントって、
これまで何十万回と描かれているねただけど、
やっぱり技術で頭一つ抜きんでるなあ…という感じ。

舞妓さんちのまかないさん(サンデー掲載)
あずささんと夕子さんの破局の理由がやっと明らかになったのですが、
夕子さんは芸妓として、ずっと一緒に切磋琢磨していけると信じていたから、
あずささんが屋形を継ぐという選択をしたのが裏切りに感じられたのか…。
一方あずささんは、自分は夕子さんのような踊りの才能はないから、
夕子さんの踊りの技を継承できるような、才能ある舞妓を育てたいと思ったと。
今後あずささんの願いをかなえるスミレちゃんの舞いが、
2人のわだかまりを解消していく流れなんでしょうな…なるほど。
でも一晩じゅう泣きながら「裏切者!」「ちがうよ!」って喧嘩すればよかった気がする…。

鍵を返す夕子さんの泣き顔、綺麗だったな…。

チェンソーマン(ジャンプラ配信)
あのデンジ君が、自分の頭で考えるって言えたのが感慨深い。
これ最終的にどっちが主人公になるんだろう。

水星の魔女
百合萌えびとを阿鼻叫喚地獄に落とした1期ラスト。
ナイーブで傷つきやすい人が、普通の倫理を持っているとは限らないし、
なんなら優しいとも限らない。でもそれでも愛することはできると思います。

「逃げれば1つ、進めば2つ」って屍の数なのでは。
「俺はあいつに…スレッタ・マーキュリーに進めていない!」
で、とんでもないことになったグエルくんを応援しています。

プリキュア
父から息子への継承とか、年長男性グループの中に裏切者が出てバトルとか、
少年漫画に10万作くらいあるので、
わざわざ少女が活躍するアニメのプリキュアでやらなくても…という気はしてます。

大奥(ドラマ)
時代劇のモブの大半が女性って、映像になったのを見ると異様だな!
さてこれどういうペースで進むんだろう。

どうする家康
信長が家康に対して 「待ってろよ、俺の白うさぎ・・・」 と言ったので、
SNSの一部分が震撼しました。1週間後に和菓子「俺の白うさぎ」発売決定。
世の中の流れが速い。

家康が突然岡田准一さん風の関節技をキメたので笑ったが、
たぶんあれ織田家にいた時代に信長にめちゃ体術を叩きこまれた設定で
なおかつ中の人も岡田さんに演技指導を受けたのではないか…。

人形遊びが好きな弱弱のボンボンで臆病だけど体は一流の格闘家って、ヤレヤレ無双の予感。
都会の今川家から田舎の自領に帰ったら人も食べ物も田舎っぽくてキラーイって流れからの
「今川家に搾取されてこのような状態なんです」 的な重臣の箴言はよいシークエンスでした。

家康といえば寅年、寅の日、寅の刻生まれが有名ですが、
実は兎年なのを改竄しているのではないかという学説が新聞に載っていました。
うさぎねたはそれを踏まえてのことなのか?





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2023/01/15(日)

舞台かんそう
「神州無頼街」劇団 新感線

2020年上演予定だったが延期になり
2年後の2022年に上演された舞台のゲキシネ上映。

幕末。清水次郎長一派は新興の極道である身堂蛇蝎一家の急襲を受ける。
次郎長を親代わりとする若き医師、秋津永流は
ある事情から蛇蝎一家を追うが、
弁舌で日銭を稼ぐ「口出し屋」の草臥も、この件に巻き込まれていく。
というあらすじ。
明るめのバディものです。
福士蒼汰さんと宮野真守さん主演。

シリアスなバックボーンもあるにはあるけど
主役両方とも素直で倫理観のしっかりした若者なので
そんなに深刻にはならない。
アクションあり、燃えあり、見栄きりあり、変態あり、
なかでも真正のサイコパスバディが出てくるのでその筋のかたにおすすめ。
いつもより歌曲多めで楽しかったです。

見に行くつもりの方には、検索は推奨しません。

ラストまでばれ

狼蘭族の話です。
そろそろタイトルに狼蘭を入れて、
これまでの物語を繋げる頃合いではないか。

しかし永流先生はあんなサイコパスに育てられていながら
どうしてお嬢様みたいな性格に育ったのか。
なんか天性のものなのか。

麗波と蛇蝎の物語が凄いんですが、
暗殺者とお庭番衆頭目として出会い、互いの強さに惚れこみ、
殺しあいたくて夫婦になるって、
新感線舞台に登場したカップルの中で一番やばいやつでしょう。
(斬り合いの最中に生皮が剥がれるのはまあ戦法の都合なので分かるけど
男性器取れちゃってた…っていうのはそんないくらなんでも(笑)って思った)
(ペドロ・アルモドバル監督の例のスペイン映画を思い出しました)

ところでヤクザが皇室を担ぎ出して権力を手にするって発想は神がかってました。
確かに武家がやっているのだからヤクザがやれないことはなかろう。
極道が一番権勢を誇っていた昭和の頃、
こんなスケールのでかいことを考えるヤクザがもしいたら、
歴史は大きく変わっていたかもですね。

主役バディ2人とも誰とも恋愛関係にならず、
なぜか2人で赤ちゃんを育てる事になったり、
なんとなくそういう異性愛の枠に収まりきらないところが魅力的なお芝居でした。

このお芝居はそもそも中島さんが
福士蒼汰さんと宮野真守さんに当て書きされているそうですが、
舞台挨拶を見たら本当にキャラクター把握がバッチリ正確で、
宮野さんはすごいトークが上手く瞬発力があり、
福士さんははにかみ屋さんで繊細で思いつめやすく、
なによりそんな2人がリアルでも相性抜群で、
福士さんが宮野さんに頼り切りなところが微笑ましかったです。
ブロマンス営業でもいい。かわいいから。




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2023/01/16(月)

映画かんそう
「きさらぎ駅」

ネットでおなじみの同名都市伝説がテーマのホラー映画。
(ホラーファンがホラー映画に点数が甘いのを念頭に置いて頂きたいが)
評価がよかったので鑑賞。

内容に少し触れますが、
前半はきさらぎ駅に行って帰れた人の体験談の聞き取り調査、
後半はその聞き取り調査に基づいた周回プレーでした。
展開を知っている人がトラブルを次々片付けてくれるのは爽快だった。

嘔吐あり。
エンドロール後に結末あり。

ラストまでばれ

1時間20分と短く、無理に引き伸ばしてないのは良かった。
あとこの長さと低予算(おそらく)で、ちゃんと意外な結末を仕込んでいるのも評価できる。
後味はあんまり良くないですけど……。




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2023/01/17(火)

ドラマかんそう
「テレビ放送開始69年 このテープもってないですか?」全3話

テレビ局に映像の残っていないほど古いバラエティ番組の
録画テープを視聴から募り放映しようという架空の企画で、
「坂谷一郎のミッドナイトパラダイス」という架空の番組の録画が流れるが、
少しずつその内容がおかしくなっていく…というホラー。

ネットで話題になっていたので見ました。凝っていてよかった。
特に昭和のバラエティ感。無理のある大はしゃぎ演出や、
今なら一発炎上のセクハラ発言を、
女性がニコニコ笑って受け流しているところとか。

因果が説明されたり、起承転結があったりはしない、
あくまで視聴者が異常な箇所に気付き想像するタイプの話です。
なので、表情をよく見たり言葉の違和感に気付いたりしないタイプの人には、
今ひとつピンとこないドラマかも。

ラストまでバレ


ゲストが登場しない放送事故のあった、
変なバラエティ映像…って思った人もいたかも。

時々ベビーカーの写真やシルエットがチラチラしたり、
時々赤ちゃんの泣き声がしたり、顔の部分が一瞬黒くなったり、
あと出演者が突然放心したり、人格が変わったような事を言ったり、
面白くともなんともないところで爆笑したり、
会話が成り立ってなかったり、ああいうの凝っていていいですね。
3話構成なのも丁度良かった。






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2023/01/18(水)

ドラマかんそう
「フェイクドキュメンタリー「Q」」
https://www.youtube.com/channel/UCoFpC4zSPyFw_AbDTbE015g
(注意:ホラーです)

シーズン2第1話「ノーフィクション」
15歳の頃から40年近く引きこもっている女性が
外へ出られるよう支援する架空のドキュメンタリー番組の体裁。
引きこもりの中年女性の役者さんの演技も、
彼女が引きこもっている家も、物凄いリアリティがある。
おそらく予算の都合で、決定的なことはなにも起こらないのだが、
それでいて、ここまで不吉な感じを出せるのはすごいと思います。
彼女の妄想なのか、実際に何かがあるのか、ぼやかし具合が絶妙。

シーズン2第2話「プランC」
こちらは究極の低予算ホラー。
自殺志願者が仲間を募ってバンに乗り込んだ、その車内の音声データという体裁。
音声ドラマの制約をものともしない設定で、頭いいな!?と思った。
映像の付いた幾百の凡ホラーより、こちらのほうが切れ味鋭く怖い。

私はシーズン1を飛び飛びで見ているので、
ちゃんと通しで見たくなりました。



ところで関係ないけど聞いてください。
NHKで小林靖子さん脚本による金田一耕助シリーズ「犬神家の一族」放映が決定したらしいです。
推しが推しのドラマの脚本を!?
今から「さすが俺たちの靖子!」と叫ぶ練習をしておかなければ…。






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2023/01/19(木)

2023年度版「このミステリーがすごい」を読んだ。
岸辺露伴特集で、荒木先生のインタビューがあった。
先生、めちゃサスペンス映画を見ておられる。
あと小林靖子さんの露伴語り。
靖子さんはミステリは全然通っておられないというのが意外でした。

それとミステリ作家さんによる荒木作品語り。
JOJOもいいですが、ミステリ的には魔少年BTですよね。分かる。
伊坂幸太郎さんが「不気味な昆虫を発見したような衝撃」と
表現しておられた。

昔はベストテンの中に読んだ作品が何作かあったものだが、
だんだん既読のものが減っていき、最近では知っている作家さんの率が低いという、
情けない状態になってきました。

でも書評を読んで、今年読もうと思った本がいくつかあった。



さて今日はミステリ作家殊能先生の誕生日です。
生きておられたら59歳。来年還暦やないですか!




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2023/01/20(金)

最近疲労で著しく集中を欠いた状態になることがあるのですが、
数日前、まったく知らない人からきた、ヤマトやamazonなりすましとかてもない、
丸わかりの1クリック詐欺のメッセージのリンクを、
オラッとクリックしてしまい相当慌てた。
調べたらiPhone用のスクリプトをスマホで踏むてきな機種の違いで命助かりました。
よかった。

あとamazonで注文した商品が1つ届かないな〜?と思って
ふと業者情報を見たら、評価欄が全部
「詐欺業者です!」というコメントで埋まっておりふいた。
カスタマーサービスに連絡して返金依頼をしたところです。
やや高額な商品だったので、返ってくるといいな…お金…。




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2023/01/21(土)

色々感想

舞妓さんちのまかないさん(サンデー掲載)
久しぶりの、すーちゃん、キヨちゃん。
2年ぶりくらいかなと思ったけど、過去編が始まったのは
去年の初夏だった。


火狩りの王(アニメ)
脚本押井守さん、キャラクターデザイン山田章博さん (原作イラスト)
音楽川井憲次さん。
大戦の影響で、炎がそばにあると、体内から発火するように
身体が変わってしまった人類を描くようです。
特殊設定ミステリのみたいに、オチに関係するのかな?

大奥
福士蒼汰さんのお万のかた似合う!
あと斉藤由貴さんの春日局、怪物感があって大変良いです。

どうする家康
ピンチになって覚醒する感じがジャンプっぽいです。
本多くん、完全に主人公に惚れるヒロインの顔だった。

和菓子「まってろよ、おれの白うさぎ」は
製造が追いつかない売れ行きのようです。




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2023/01/22(日)

ドラマかんそう
「舞妓さんちのまかないさん」1〜3話(全9話)

サンデー連載中の同名漫画をNetflixがドラマ化。
是枝裕和監督。
舞妓に憧れ、中学を卒業して青森から京都へやってきた
きよとすみれだったが、きよは舞妓に適性がないと判断され、
実家に帰るよう促される。
しかし屋形のまかないさんが腰を傷め、
きよがその代わりを務めることになり…というあらすじ。

原作はファンタジー寄りだが実写ドラマ版は現実寄り。
2人の少女が青森を出発するところから始まり、
時系列順に話が進みます。
出てくるごはんは当然フードスタイリストがついて、
とってもおいしそう。
「かもめ食堂」「南極料理人」の飯島奈美さんです。
音楽は菅野よう子さん。
疲れているときにぼんやり見るのに向いている。

内容ばれ

是枝監督は父と息子ものにはリキ入るけど、百合萌えはどうだろう…
と思っていたがなかなかほのぼのと撮れていた。
ただオリジナルキャラクターが複数出てきて
特に建築家と屋形のお母さんの恋…みたいな謎要素があった。
あと原作ではコメディキャラクターをつとめる眼鏡さんねえさんが
どえらい色っぽく撮られていてちょっと笑った。

屋形の台所や各部屋の様子は作り込みが凄くて、
お土産の箱が山積みになっているところとかリアルだった。
パンプディングの話が3話にきて、
「そういえばここの台所換気扇がないっぽかったっけ…」
とか色々思い出した。

料理や室内美術は惚れ惚れするんですが、
リアルな人間が演じるとやはり、
「未成年の児童を商品にして宴席で踊らせ
富裕層の高齢男性がそれを楽しむ未開の国」感が強くて
ウ…っとなってしまいました。
Netflixなので世界に向けて公開されるわけです。







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2023/01/23(月)

アニメ「機動戦士ガンダム 水星の魔女」で
登場人物が食べようとして食べられなかったのが
チキンオーバーライスという料理なのですが
実際にアメリカで流行したエスニックフードらしい。
ちょうどTully'scoffeeのメニューにあったので食べてみた。
炭水化物と動物性たんぱく質と野菜が同時にとれるのはとてもよいし
しかもスパイシーで止まらなくなる味。
流行するわけだよ!と思いました。








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2023/01/24(火)

ちょうど一年ほど前、昨年の初めごろ
突然親が倒れ救急車で運ばれて、脳出血だったのですが、
意識不明のまま春に亡くなってしまいました。

6波の医療危機で搬送先が見つからず救急車が1時間待機、
病院は明らかに各部署の連携が上手くいっていない状態で、
もしかすると大幅な人員の抜けがあったのかもしれません。
3年前だったら助かったかもなあというのが正直な感想です。
親も、自分が死ぬとは全く考えてなかったようで、
私は「何も知らん、何も分からん」という状態で色々執り行い、
本当にヘトへトに疲弊しました。
フルタイム勤務しながら宗教行事と、親類&故人の知人への応対、
様々な手続きを行うのは無理があった。
忌引きがあるけど1週間で片付く問題ではなく
毎月3日間の休みを10か月に渡ってとりたかった。
今日から数日にわたって
「そんなこと最初に知っておきたかったよ!」
と私が吠えたことをいくつか書いておきますので、
知りたい人は読んでください
親との別れ…みたいなウェットな方面は特に触れませんが、
リアルの死の話題一切が苦手な人は
来週月曜日とかに来られるとよいでしょう。







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2023/01/25(水)

そもそも親が元気なうちに、銀行口座がどことどこにあって、
通帳の収納場所はここ、実印はここ、生命保険はいくつ、
どういう種類のものに入っていて、 それと固定資産、
持ち株などの有無も聞けるようなら聞いておいたほうがいいです。
(細かいようですが一戸建て持ち家の場合、 権利書や
測量の件、隣家との境界に問題はないか、
塀はどちらのものかも聞いておいたほうがいい)
あと支払い。 毎月なにとどれがどの口座から引き落とされているか、
毎年の支払いにはどんな税、どんなサービス料金があるか表にしてもらって、
何年かに一度その表を作り直してもらうと良いです。
最終的に亡くなった親の銀行口座はすべて使えなくなるので
支払いが発生しているものは解約したり、
自分が新しく支払い人になる必要がある。

あと死後に「故人とこういう約束をしていて…」
という人が現れるかもしれないので(現れました)
誰かと何か約束してないか念のため確認したほうがいいかも…
でもこれは特殊なケースかも…。

それと賢い皆さんはすでに親の保険の指定代理請求人にきちんと
子供の名前を書いてもらってると思いますが、
うちは何も気にしてなかったので本人入院中は
保険請求手続きが一切できなかった。
指定していないと、 保険請求は本人が行わないと受理されないのです。
今のルールでは。





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2023/01/26(木)

親の死と税金

まず本人入院中に郵便物がどっさり溜まっていたのですが、
それは税金の振込用紙だったりしました。
引き落としのものもありますが、 そうでないものもあって、
危うく追徴税を取られるところで慌てて支払いに行きました。
春が支払いの税が結構多い。
そして意識不明の親の確定申告締め切りです。
どこに何の領収書があるのか一切知らない。
メインバンクがどこかも分からない。 私の仕事は忙しい。
病院は自宅から1時間。 完全に自目。

そして残念ながら亡くなってしまって、宗教行事諸々。
その次は準確定申告です。
収入があった人が亡くなると
4か月以内に遺族が準確定申告をしないといけない。
これを知らなくて、2か月ほどロスしました。 白目再び。
それが済むと今度は相続です。 10か月以内。
2022年は税金に追われて体感2か月ほどしかなかった。
(その割に映画はちゃんと見て、
東京に舞台を見に行ったりして大したものです。
おいしい食べ物とエンタテインメントがなかったら、
きっとメンタルがやられていたでしょう )





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2023/01/27(金)

親の死と税金、必要な書類の話

亡くなった親の土地家屋を含むすべての財産が
相続控除額を下回る場合は申告の必要はありませんが、
越える資産があったにも関わらず申告をしなかった場合は、
税務署から連絡があります (税務署は名義人の許可なくすべての銀行口座、
入出金の記録を閲覧できます)。
親の住んでいた家が少し大きめだった、などの場合は念のため
総資産額をざっと計算してみたほうがよろしいかも。

それで銀行口座ですが、こいつには本当に苦戦しました。
光熱費とか新聞とかはまあいいとして、 親は個人で仕事をしていたので、
支払いの入金をしてくる人、この人たちに親の死と、
口座がなくなる連絡をしなくてはなりませんでした。
一応名簿はあって、大半は通知できたのですが、
転居している人がいた。さあ困った。
転送期間は過ぎている。 親と同世代のかたなのでネットでは出てこない。
NTT番号案内登録なし。どうしたかというと、聞き込みです。
方々を足で尋ねて回った。
田舎だという事と、私が無害そうな中年の女だというのが幸いして、
これで連絡先が分かりました。
人探しに3週間ほどかかりました。
このへんで私の口癖は「もういやだー!」でした。

それで相続額を算出するために金融機関口座の残高証明をとるのですが、
これゆうちょは即発行されますが、大手銀行は1週間ほどかかります。
相続のために残高証明書を発行すると、
その後は凍結されて入出金ができなくなります。
注意としては、残高を証明していただくのは最新の日付ではなく、
亡くなった日付です。

でも世の中は親と上手くコミュニケーションを取れている人ばかりではない。
それは分かります。というか私がそうでした。
親の資産などなんも知らん。
家中を家探しして、これで全部の口座と証券会社が揃ったぞ!と思っても、
隅の菓子箱から通帳が出てきたり、
知らない証券会社から利益計算書が届いて気絶するのを繰り返しました。
そういう場合とりあえず各銀行、1行1行当たる必要はありますが、
故人の口座があるかどうか照会ができる。
証券はもっと便利で、証券保管振替機構という団体に依頼すると
有料ですが、どこで証券取引口座を開設しているか全て調査してもらえる。
これで家探ししなくて大丈夫です。
証券会社が分かれば、どこの株をどの量持っているか、
証明書を作ってもらえます。これを最初に知っておきたかった…。
税理士さんもとくには教えてくれませんでした。自力で調べた。
それと自宅の土地の価値、およびそれ以外にも不動産があった場合の価値、
「土地評価証明書」を役所で発行すればだいたいの価格が出ます。
これで親と交流がなくてもなんとかなります。

そうそう、各種必要書類ですが
死亡診断書、念のため5枚以上コピーしてなくさないように
目立つ場所に置いておくとよいです。
(動揺して火葬許可書や埋葬許可書をなくすひとがおられるらしいので注意)
相続の手続きをするとなると印鑑や印鑑登録、
親の生れてから死ぬまでのすべての戸籍謄本、様々な書類が必要ですが
相続の申告が必要ない場合でも戸籍全部事項証明書は銀行口座を閉じたり
預金を相続したりするのに必要になります。




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2023/01/28(土)

色々感想

呪術(ジャンプ掲載)
野薔薇ちゃんじゃない女子がチームに入ると、
野薔薇ちゃんの代わりみたいになりそうで嫌だという、
かつてこんな繊細な気持ちを持つジャンプ漫画の主人公がいただろうか。

暗号学園のいろは(ジャンプ掲載)
映画「RRR」ネタがあった。ジャンプにリアルタイム話題作の映画のねたが載るのは
実は珍しい。週刊連載をしている漫画家さんが映画館に行くのが難しいからですけど。

舞妓さんちのまかないさん(サンデー掲載)
これから現在時間軸で徐々に二人の関係が修復されていくんだろうなとは思ったけど、
まさか過去編終了2話で和解がくるとは思ってなかったー!びっくりした。
梓さんと夕子さんの物語、和解のあのシーン、とっても綺麗な表現だった。

ショーハショーテン!(SQ掲載)
お…お笑いで人が死んでしまった…。
あと女子コンビ登場。どんなねたなのか楽しみです。

波よ聞いてくれ(アフタヌーン掲載)
ミナレさんも瑞穂さんも異性愛者だけど、
瑞穂さんの配偶者が早死にして、2人で子供を育てようねっていう
ミナレさんの人生設計は面白いなと思います。
あとこういうことを言われた女性の半数以上はもしかしたら気分を害するかもだけど
怒らず受け入れる瑞穂さんも面白い。
というか漫画とは関係ないが
世界的に、人間のグループが性愛と、血縁と、宗教に偏りすぎ。

相棒
「この世に人を殺して解決できることなどありません」
右京さんの言葉だが、
この世の問題の8割くらいはお金があれば解決し、
あと1割くらいは殺人で解決するように私は思うよ。

死刑になりたくて人を殺したっていう人、時々いるけど
たぶん生まれつき要領が悪くてトンチンカンなことばかりしてるんだろうな…。

大奥(ドラマ)
他も素晴らしいが特に福士さんのキャスティングの勝利という気がする。
そういえば最近見たお芝居、福士さんに当て書きされた役柄だったのだが、
純粋かつ被虐のにおいのするキャラクターだった。

探偵ロマンス (ドラマ)
江戸川乱歩をモデルにした小説家が、探偵と共に冒険をするという内容。
濱田岳さんと草刈正雄さん。
アクションシーンになると草刈正雄さんの動きが2倍くらい早くなるのが
フフフって感じ。








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2023/01/29(日)

最後にちょっと愚痴を書きます。

病院のかたはいろいろ手を尽くしてくださったが、
その指示はおかしくないですか?大丈夫ですか?
ということもあった。
「病院が正しい!」と言われ渋々従うと、
数日後に「こっちの間違いでしたー!」ということもあった。
たぶん現場がめちゃくちゃになっている。

お役所。仕事で何百回と書類申請をしているので、
大半の人は親切で有能だと知っていますが
民間ならまず客の応対をさせないタイプの人が
時々いるのも知っている。
ところで戸籍と、年金と国民健康保険が
連動していないことを初めて知りました。
マイナンバーカードより先にやることがある気がします。
年金の死亡手続き、電話で相談したところ、
「複雑なのでWEBでは難しい。アポを取って直接来てください」
とのことで、電話で聞いた必要書類を書き出しました。
疑い深いのでネットでも確認して、
前日再度確認の電話を入れました。
しかし当日、「必要書類が全然そろってない、
もう一度来てください」という、この…。
「これが楽しみで生きている」という感じの…なんかこう…はい。

お葬式。
おたくのお葬式に出たせいで感染した云々言われたくなかったので
密葬にしました。
そうしたらお葬式の2日後に親類のお年寄りが
「なぜ立派な式をあげなかったのか!」と抗議にやってきた。
私のメンタルが鉄だからよかったものの、
普通の女性なら心を病んでいたところです。まったくもう。

これらが同時に起こります。
人が亡くなると、不思議と揉め事が起こりがちです
(心静かに故人とお別れできる家が大半でしょうけど)。
今から10年以上前にも親を看取りましたが
そのときはもっともっともっと酷かった。

さてみなさんが、 これからずっと先に親族の死に立ち会って
なんだか酷い事を言われたりされたりしたら、
脳で理解する前に「うるせぇバーカ!」
と考えることをお勧めします。
暴言を理解しようとして心が折れたら、
山のような手続きや申請書や、仕事や家事や、もしかすると育児、
介護を回せなくなります。
真面目で優しい人は特に「うるせぇバーカ!」
という呪文を覚えてください。

それと私の場合、親が亡くなった数日後に従妹叔父が亡くなり、
3か月後に伯母が亡くなりました。半年後に前の上司が亡くなった。
一緒のジャンルで仲良くして(もらって) いる3人組があるのですが、
私を含めて3人とも2022年に親が亡くなってる。
私の年の離れたきょうだいちゃんも、
6人仲良し組のうち3人の親が2022年に亡くなったと言ってました。
ここをご覧のかたで御家族を亡くされたかたがもしおられたら、
お悔やみ申し上げます。

つらいよ〜!愚痴を聞いて〜!と言ったら
(インタネットには流せない愚痴が3倍ほどあります)
聞いてくれた友達、
素晴らしくおいしいものを一緒に食べてくれたみんなたち、
大変ねと言って石油王のように抱えるほどのプレゼントをくれた友達、
ありがとね。 友達がいるから耐えられたとか、
なんかそういう美しい話ではないけど、
私も何か返せるようでありたいです。





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2023/01/30(月)

映画かんそう
「THE LEGEND & BUTTERFLY」

監督大友啓史
脚本古沢良太

キムタクが信長、綾瀬はるかさんが濃姫を演じます。
脚本が古沢良太さんなので見に行きました。
2人がどんな関係になるんだろう? とわくわくしていたら
文も武もビジョンの大きさでも信長を上回る濃姫に
高慢お嬢様の信長がトゥンクして、めろめろになっていくラブロマンスで、
大変に面白く、年始早々面白い邦画を見られて嬉しいわー、
スーパー攻様の綾瀬さん!見たかったこういうやつが!
キムタクのキャラクターが綾瀬さんに1歩譲ってるけど、
これを許容するとはさすがキムタク器が大きい…と思っていたら
後半から突然様相が変わってきて、
どんどん…こう…正気を疑う方向に…急展開して、
終わったあとは 「なぜ…」としか言いようがありませんでした。
本当に、なぜあんなことに?

嘔吐あり、流血表現あり注意。

ラストまでばれ

前半は良かったんです。 豪胆な濃姫と慎重な信長、
並外れた2人の能力が合わさって
「織田信長」という魔王を作っていく過程はすごく良かった。
でも中盤に貧民街に2人が訪れるシーンがあって
「民草を飢えさせない決意シーンか…」と思っていたら、
住人とのトラブルが発生して2人が貧民を大虐殺。
血がドバドバ出て、殺しに興奮した2人がそのへんの小屋で
まぐわい始めるという…。
目玉が飛び出たんですが、完全にホラー映画文脈じゃない!?
私はいいけど、お客の7割くらいは歴史ラブロマンスを見に来てると思うよ!?
どうしたの!?古沢さん体調が悪かった!?
それとも現場の人が薬でもキメて全面改変した!?
病気パート、入るのが早すぎてやたら長いよ。
「精霊の守り人」「奥様は、取り扱い注意」で鍛えた
綾瀬さんのアクションをもっと見せてよ!
ラストも、意図は分かるんですけど幻影部分長すぎない!?
ブラックアウトで本能寺の焼ける音がひたすら流れる…って、暗黒すぎん!?
大きな規模の映画でやっていい結末じゃないよ!?
SNSでのバズり狙い?

後半までずっと2人の共同作業で昇り詰め、
あと少しで天下統一という所で濃姫病死、
信長を狙う光秀が濃姫の代理を申し出るが拒絶されて逆上、
本能寺を焼き払い、あわや信長が光秀の魔の手にという所で
炎と共に濃姫降臨「下がれ。お前如き下郎が触れてよいお方ではない」で
矢も刀も弾き返し、微笑む信長を抱いて炎の中に消える…でええやない。
というか前半とのバランスを考えたらそれ一択でしょう…。

あの蛙の香炉、 実際に宝物として残ってるんですね。
主人公2人の暴走で印象が薄くなったが
明智"解釈違いは公式でも殺す"光秀くん、主役を食えるポテンシャルはあった。
中谷美紀さんの演技はとてもよかった。
斎藤工さんが出ているという情報を見かけた気がしたがいなかったぜ…と思った。(いた)


返信不要でお悔やみメッセージをくださったかた、ありがとうございます!







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2023/01/31(火)

2023/01/23に書いた、チキンオーバーライスを自作してみました。
チキンをマリネして焼き、野菜を切りソースを作り、サフランライスを炊くという、
工程が多いだけあっておいしかったです。



サフランライスを始めて炊きましたが結構楽しいですね。





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