11月日記

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2022/11/01(火)

映画かんそう
「GREEN BULLET(グリーンバレット)」

「ベイビーわるきゅーれ」が良かったので見に行った。
ちなみに女性客と男性客、ちょうど半々だった。

殺し屋を目指す6人の女子たちが強化合宿に参加する話。
女子たちは、去年のミスマガジンコンクールで何らかの賞に入った子なんだな。
自然体のキャラクター設定で(鹿目さんを除いて)、リアル寄りだったのが合ってた。
殺しの強化合宿で女子たちが険悪になったりキャッキャしたりするのが好きな人向け。

内容ばれ

私は「ベイビーわるきゅーれ」のほうが好きかなあ。
「最強殺し屋伝説国岡」のスピンオフてき映画なのを知らずに見て、
まあストーリーが分からなくなる等はなかったけど、
国岡ツヨイツヨイシーンにかなり尺が割かれるので、
別にそれはそんなに見たいって訳じゃないです…ってなりました。

半グレや人殺しのヒャッハー集団が絶対に性加害しようとしないのは、
邦画ではまだ珍しいので他エンタテインメントも見習ってほしい。
そういえば阪元監督はハリウッド映画がお好きで、
今作でもハリウッド映画ねたがいくつかあった。

起業家のかた、1万6千円のシャトーブリアンや、2万5千円の鮨とか
(数字は不確かです)やたら値段を出してくる所に親近感が湧いたけど(笑)
悪役で安心した。
音楽流して話すタイプの講習は総じてやばいという認識でいいんだな矢張り。
カメラマンも悪だな…と思ったが違って少し驚いた。







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2022/11/02(水)

甘味処として70年、飲食店としては150年以上の歴史があるらしい、
神楽坂の「紀の善」さんが先月末で閉店されたとのこと。



FSSで手土産として出てきたので興味を持って食べに行ったのですが、
餡子が口当たり良く、さらっと食べられるおやつでした。
永久にあると思ってたお店がどんどんなくなっていきますね。
仕方ないですが悲しい。






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2022/11/03(木)

漫画絵 黒犬のケーキ

推しの誕生日を祝うお菓子作りも2周目に入りました。
今回のは、ちょっと上のゼリーの量が足りなくてお花が飛び出ていますが、
元気がよくて結構なのではないかと思います。
きっと先生が作ったのでしょう…。
犬の部分は羊羹を煮溶かして黒の色素を入れてお皿で再度固めて、
型で抜いたやつなので、小豆味の黒犬です。

参考にしたレシピはこちら。

https://recipe.rakuten.co.jp/recipe/1530021767/

私でも作れたので、おそらく小学生にも作れる筈です。
アガーとは何か…?グラハムクラッカー…なにそれ…
というところからスタートしました。

先生が黒犬デザインの食べ物を作る時は、
まず間違いなく首の部分をシリウスに渡しますからね…よかれと思って…。
シリウスも慣れて 「…うん」って受け取りますからね。

私の脳内の彼等は最近忙しくて会えてないみたいです。
シリウスは魔法省にこき使われて、先生は羊を放牧先から移動させる手伝いをしている。









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2022/11/04(金)



ゆで卵をマヨネーズに漬けるというレシピを見かけてやってみたが
味がうまく浸透しませんでした(一晩漬けた)。
つけあわせのポテトサラダはうまくできた。

https://twitter.com/mainooyatsu/status/1584152843342483457




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2022/11/05(土)

色々感想

HUNTER×HUNTER(ジャンプ掲載)
セリフが小さい!小さいです!
年寄りの目には本気でちょっとつらいです!あとヒソカ…?
ちょと自信ないですが。

隣の小副川(ジャンプ読み切り)
鍋ヒデアキさん。引きこもりの魔法使いのお話。
面白かった。

高校生家族(ジャンプ掲載)
入浴回、男性器の大きさがどうのこうのいう会話に
「わりい、俺そういうノリ嫌いだから」と言う主人公。
みんなも「ご、ごめん」と謝る。令和?。

舞妓さんちのまかないさん(サンデー掲載)
独立したあずささんが夕子さんの家にケーキを持って訪問したら
なかなか帰ってこなくて、もしかしてと思って自宅に帰ったら
自分のベッドで夕子さんが寝ていた…という、
互いに合鍵をもっとるんかーい!って話。

水星の魔女
グエルが、どんどんかわいい枠に寄ってきた。いちいち心配してる弟くんも大変ね。
ミステリアスくんは、主人公ちゃんのこと、自分と同じ強化人間で
ガンダムに使役されてると思ってたけど、そうじゃなかったから激怒…。
暗躍する中年女性がどんどん出てきて骨太なSFって感じだ。

相棒
今回の資産家さん、まったく育児をせず養育費もビタイチ払わず
成人した息子を突然ゲットして
自分のことをひそかに想う女性も現れて、元々お金はあるし、最高の人生なのでは。

鎌倉殿
和田殿がーーー!
和田殿を殺す段取りがえげつないのはもちろんの名場面でしたが
巴御前の描き方も大変によい名場面でした。
自分も戦に出るという巴御前に
お前が出たら功名に焦る連中に狙われる、と理を説いて
それでも納得しない場合は自分が戻ってきたときにお前がいないと俺困っちまうよ…と、
かわゆく弱音を吐いて、巴御前も思わず笑顔です。
戦に出るな!と頭ごなしに言うんじゃなくて、愛嬌がある。
魅力たっぷりの人でした。
今週鎌倉に行って和田塚駅を通りました…。

ただモーツアルトのレクイエムという選曲は合ってない気がします。





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2022/11/06(日)

パソコンくんが立ち上がらなくなってしまいました。
とりあえず破損箇所の修復を試みますので、
みんなたちは「直れー!」って、念を送ってみてください。




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2022/11/07(月)

だめっぽいです!(PC壊れた)
まあ大抵のことはモバイルでできますが、
写真の映り込みを確認してぼやかしたり、
あと長文感想のフリック入力は苦行だな……。
仕方ないので新しいのを買います。買って2年なんですけど。
 






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2022/11/08(火)

舞台かんそう
「ハリー・ポッターと呪いの子」

舞台版の評判がすごくよく、私の周囲でも褒め率100%なので行ってきました。
結論から書くと、とても良かった。
エンタテインメントに1万円ともうちょい支払っても大丈夫な、
ハリポタ好きの人にはお勧めです。
なにしろ脚本が嫌いで、
アンチといっても過言ではない私が面白いと感じたのだから相当です。(2016/11/23日記)
とはいえ現状かなりギャンブルで、
私が見た回の3〜4回あとで出演者体調不良による休演が連続していた。危なかった。
8波の到来で今後休演は増えるかも…。

ハリーの息子アルバスが、「あのハリー・ポッターの息子」という重圧に苦しみ
父との関係や周囲の心無い言葉に疲弊しているところを親友に救われ、
そして…というあらすじです。上演時間は4時間ほど。途中休憩が20分あります。

微妙に嘔吐表現があるので注意

ラストまでばれ

JKR先生の魔法学校を舞台にした少年少女の物語は
孤独と逆境に痛めつけられた子供がすばらしい親友に救われて使命を果たす、
という流れを作るために、人々は酷く愚かで大半の大人は無神経なのですが、
周囲の無理解と悪意に苦しんだハリーが大人になって、
子供を抑圧する側になるなんてあんまりだと思ったのでした。
あと、あらすじが小綺麗に小さくまとまりすぎているのも好きではない。
(JKRっぽくない。確実にJKR先生が書かれたな、
と思ったのは終盤のダンブルドア校長とハリーの会話くらい)

でもこの舞台の魔法の表現は良かった。
原作を最初に読んでドキドキした時間を思い出しました。
決闘や、動く階段、電話ボックス、暖炉、肖像画、
マートル、ディメンター、ポリジュース。
机の上がパタパタ片付く魔法、どうなってるのか分からなかった。
ちょっとマジックショーみたいだった。人を呑み込む本棚の表現は、
舞台美術さんの技術の結晶だった。
活字で読んだときは、舞台劇なのに馬鹿みたいな場面転換多用にげんなりしたが、
予算の潤沢な舞台は場面転換も見せ場になると初めて知りました。
列車の屋根のバトルシーンとか、
無意味な無茶振りはやめて差し上げて……だったのですけど、
あれもまあ悪くなかった(世界観とは微妙に合ってないが)
ダンブルドア先生の心情吐露も、生身の人間が声を絞り出すと胸に迫りました。
ハリーの叫びも。
スコーピウスの孤独も。
スコーピウスは活字で読んだときはもっと不思議さんの印象でしたが、
舞台ではナードくん…まあハッキリ言うと気持ち悪いオタクが前面に出ていて、
気持ち悪いオタクとしてはつらくて正視できなかった。
ヴィランさんは、もっと寄る辺ない印象だったけど、
舞台ではアニメのラスボスみたいだった。
(ヴィランのお母さんの名前が出たとき、
客席が一瞬ザワ…ってしたんですが、あれは意外だったのか「誰?」だったのか、どちらなんだ)

ところで登場人物全員が例のあの人のことを「ヴォルデモー」って言っているので
名前を呼ばない習慣の影響かな?と思っていたが
2015年くらいに「Voldemortの最後のtは発音しない。みんな間違ってる」
とJKRが発表したらしい。
まあ賭けてもいいけど、フランス語の「死の飛翔」云々、それ後からの思いつきですよね…?
先生は18年間も、みんなの間違いを黙っていられる性格ではありませんよね?

舞台内容とは関係ないですが、携帯への警告が強めで、ユーモアがあって好きでした。




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2022/11/09(水)

映画かんそう
「特捜部Q 知りすぎたマルコ」

これで最新作に追いついたことになります。
主人公の偽物が出てきて、
相棒の偽物も出てきて、
え、なにこれ……いつ本物が救出されるのこわ…
と思っていたら、どうやら5作めで
キャスト総入れ替えになったらしい。
全く知らなかったので、私の脳の障害だったらどうしようかとハラハラした。
どうも原作者さんの意向らしいのだが、
たぶん前のキャスト&スタッフさんのほうが良い気がする。
行方不明の男のパスポートを持った不法入国の少年が、
保護された施設から脱走する。
そのパスポートの所持者はかつて
小児性愛加害の嫌疑をかけられており…というあらすじ。
今回はそれほど陰惨ではない。

内容ばれ

満を持してチャイルドマレスターか!?
と思ったら違った。

しかしなんだか普通の政治サスペンスに。
カールがおじいさんになったので、
さすがにあの年頃で人間不信、自分探し、子供との関係に悩むネタはどうだろうと思う。
あ、でも今後関係の修復がゆっくり描かれるのだな…
と思ってた息子さんは、突然修復後の距離感で現れポカーンとした。
3分間クッキングの調理後のやつ!

アサドは突然天使をやめて軍曹っぽくなり、
このキャスト&スタッフさんなら、続編は別に見なくていいかな?と思ったのだった。








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2022/11/10(木)

たぶん鎌倉に行ったことがなくて、
大河で鶴岡八幡宮のシーンが終わったあとだと
観光客が殺到する!と思って先に行ってきました。
(たぶん見せ場としてすごくいい脚本を書かれてるだろうので)
現時点でも割りと混雑してました!
鎌倉人気なんですね!

残念ながら行きたかったクルミッ子カフェは期間未定休止中だったのですが、
現地しりるさんにクルミッ子の切り落としを頂いてニコニコだし、
あと大河ドラマ記念館で懐かしい資料や死んだみんなたちの紹介を見られたし、
欲しかった鳩サブレの大河缶を買えたし、
シリウス誕生日のお祝いもしたし楽しかったです。





あと、長谷寺に「CAVE」という案内があって、
まあ5メータほどの穴だろう…と思って入ったら、
本当に立派な弁財天信仰のための洞窟で、色々な横溝作品を思い出しました。







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2022/11/11(金)

随分昔から「行きたいですね!」と言っていた
四ツ谷の北島亭に行きました
(備忘録を見たら、2016年にいつか行きましょうと約束をしていた)。
よしながふみさんのエッセイで紹介されていたお店です。
おいしかった……。









カワハギのマリネ、羊のひき肉のピザ、ウニのコンソメゼリー寄せ、
生牡蠣のマリネ、白子のポアレ、子羊の香草焼き、チョコレートテリーヌ。
ガツーーーーーンとくるフレンチが好きな方におすすめです。
薄味好き、小食のかた、胃の弱いかた向きではない。
脂身の甘さに塩の利いた邪悪なハーモニー。
どろりとした白子の表面がバリッと焼けていて、
少し酸味のあるソースと絡んだ、その演出と言ってもいい何層にも重なった味。
ゼリーの中に潜んでいるウニの味の、圧倒的強キャラ感。
一皿一皿食べるたびに「これは!」みたいな顔で見つめ合ってしまいました。
すごいおいしいものを食べると頭がぼうっとしますね。
なんかよくわからん偉人の顔を描いた紙を渡すと
こんなおいしいものが食べられるなら、何枚でも渡したい。
今でも味の記憶をリプレイしては、へへへ……と思ってます。

注意としては、このお店、結構な大きさのアミューズが2皿来るので、
男性でも4品コースはきついと聞きました
(アミューズ2皿+冷菜+温菜+魚+肉+デザート+お茶とプチフール)。
私はラーメン屋さんのハシゴができる大食いですが、
当日お昼ごはんを抜いて、念のためアルコールを頼みませんでしたが、
3品コース(アミューズ2皿+冷菜+温菜(または魚)+肉+デザート)で
腹がパンパンになりました。ご参考までに。

それとコース料理を頼むと、テーブルで料理を同じものに揃える必要があるが、
前菜とデザートはその限りではないそうです。事前に少し相談しておくといいかもですね。

まさかここが、というような老舗料理店がいくつも閉店になったここ数年、
このお店もシェフが引退されてしまったら失われる味なので、
興味がある人はなるべく早く行かれることをおすすめします。
(今頃から年末にかけては予約が取りにくいかもですが)





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2022/11/12(土)

色々感想

ウィッチウォッチ(ジャンプ掲載)
まさかの黒魔女が男。しかもモイちゃんの昔の男。
盛り上がってまいりました。

さっちゃんは石になった(ジャンプ読み切り)逸茂エルクさん
マイブロークンマリコに宝石の国を足して、ルッキズムエイジズム批判、アンド老女百合という
すごいものを載せた。
そういえば最近のジャンプはもう全然、「頼りないまたは性格の悪いヤレヤレ男が共同体にやってきて
ヒロインに嫌われるが、男はすごくすごい存在なので共同体と女のピンチを救って終わる……」
というタイプの話が載らなくなった。千本載ったら成仏する的な何かだったのか。

黒博物館 三日月よ、怪物と踊れ(モーニング掲載)
先週分。エイダ・ラブレス、奔放でぶっ壊れたタイプの天才か〜。
この演出をされる女性、結構珍しい。
舞踏会にも来るみたいだし「椅子の女」てきな活躍をしてくれるだろうか。

水星
家出してテントというと、静山社の誤訳を思い出す…。
いや、いきなり軽めの地獄展開来てびっくりしたんですけど。
お?やんのか?やんのか?

万聖街(アニメ)
羅小黒戦記の製作スタッフによるショートアニメ。
天使や悪魔や吸血鬼や狼男がシェアハウスするという内容。
ギャグのテンポが、たしかに羅小黒と同じテイストだな…などと思う。

相棒
大学の予算がだんだん絞られていて苦しいという話。
国力がね……つらい…。
それはそれとして、1人で勝手に怒ってよく調べもせずに爆破事件を起こして
ついでに人も殺しかけて、勘違いでしたー!ってなんなの。
そんな検証をおろそかにする奴はどうせ大した研究結果は残せんよ。

鎌倉
時政パパのラストシーン。
史実とはいえ殺されなかったのがせめてもの救い。
ああいう感じの男性が女性に構われるのはなんとなく分かる。
愛嬌があって人懐こく女性に従うことに抵抗がなく、
独占欲や支配欲がなくて、去るもの追わず、あっさりしている。
女性慣れしているので、性性性性!ってならない。

みんなが一所懸命作った何かをぶち壊されるシーンが苦手なので、
小四郎テメー…となりました。

八田殿はこれでもう卒業なのだろうか?死なない?死なない?
実朝くんは着実にフラグを…。





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2022/11/13(日)

映画かんそう
「ブラックパンサー ワカンダ・フォーエバー」

ワカンダの王、ティ・チャラを病で失った妹のシュリは、
心に大きな傷を負い、立ち直れないでいた。
母のラモンダが守護する国を、海底帝国タロカンが襲う…というあらすじ。

ブラックパンサー、ティ・チャラを演じたチャドウィック・ボーズマン氏が
2020年に病死なさって、何もかもが急遽変更になった作品です。
監督は前作に引き続きライアン・クーグラー。

「スパイダーマン ノーウェイホーム」と同等かそれ以上に
主人公がつらい目に遭うMCU作品だった。
しかし死を商業利用した作品では決してなく、
喪失と真摯に向き合い、物語に落とし込んであったと私は思う。

ラストばれ

女性主人公の受難の物語としてはシリーズ最辛かもしれない。

ティ・チャラ王の死は大きく扱われていたがメインではなかった。
シュリ姫は兄の死を嘆き悲しむ泣き女のような存在ではなかった。
新たなスーパーヒーローの誕生と、その試練のために流されたおびただしい血、
彼女の苦しみと涙、強さ、克服がきちんと描かれました。
訃報を聞いたとき、物語の中ではティ・チャラ王は生きていることにしてほしいかな…
彼も月にいるってことにならないかな…とも思ったんですが、ここまでされたら文句などない。

苦しみと迷走を描いた映画は時々ラストを放り投げた状態で終わって、
迷走しっとったんお前(監督)かーい!!ってなることがあるのですが、
この映画はどんなにつらくて先などないように思える瞬間も
きちんとコントロールされている安心感があって、その信頼は裏切られなかった。

この映画の脚本の一番素晴らしいアイディアは間違いなく祖先の平原で、
「うわ……………(言葉もない)」ってうならされた。
しかも、直接的ではないにしろティ・チャラ王を認める発言とかあって、
あのシーンはずっと年収低すぎポーズでした。
画もいいし、絶望だし、救いがない。でも優しい。
ネコチャンにタップしてもらうと推しが出るって都市伝説があるよシュリ姫!
(王家の先祖をガチャ扱い不敬罪)

予告でネイモアが出るらしいのを見て、
アクアマンとキャラかぶりした海パン羽パタパタおじさんとかどうするんだろう…
と少々不安でした。
しかしさすがMCU、腕力でねじ伏せた。
西洋世界の植民地主義の描き方がえぐくて、海パンとかもうそれどころではなかった。

取り返しのつかない出来事の映像が巻き戻る表現、
911を扱った某作品でもありましたが本当に切ない。
巻き戻ればどんなに素晴らしいだろう、と思うんだけど
それは絶対に実現しないんですよね。彼女はそれをよく知っている。

少し面白かったのは、葬儀で白一色になったり、みんな踊っていたり、
統治者が感情まるだしで部下の処遇を決定したり、
なんだか居心地が悪かったんですけど、考えたら葬式で黒を着たり
悲痛な顔で静かにしていたり、
身分の高いものは感情を表に出してはいけなかったりするのは全部西欧の価値観で、
なるほど他国が舞台のエンタテインメント映画でそれらに倣う必要はそういえばないのでした。
あと、普通の映画では見ない感じのファッション、とても似合っていて素敵でした。

最後でちょっとだけ残念に思ったのは突然出てきた「彼」。
ほかのシリーズならともかく有色人種の女性たちが活躍するこの映画に彼は必要だろうか…?
と少し疑問だった。
しかしメタ的に見ると、これは制作会社の保険なのかもしれない。
今後役者さんの誰がどうなってもシリーズを続けられるように。
でも祖先の平原の演出と、ラストのネイモアのセリフで
シュリ姫闇落ち展開もありうるな…と思うと、びくびくなんですけど。
ちょっとケヴィン…頼むよ…。




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2022/11/14(月)

映画かんそう
「すずめの戸締まり」

新海誠監督新作。
九州で叔母と2人暮らしをしている鈴芽は、
登校中に廃墟を探している不思議な青年と出会う。
彼のことが妙に気になって、廃墟に向かった鈴芽だったが…というあらすじ。

ボーイミーツガール要素ももちろんありますが、今回かなり薄い。
なんと女性の連帯が描かれます。それがかなりいい感じ。
新海監督の現時点での最高傑作ではという声もチラホラ聞きます。
系統としては「星を追う子ども」路線なのですが、段違いの出来栄えです。

相変わらずきらきらとした、美しい風景が描かれています。

鑑賞上の注意ですが、
演出として緊急速報メール、アラートの音が鳴るシーンが何度もあるので、
災害にトラウマのあるかたは、もしかするとやめておいたほうがいいかもしれません。
それと小動物っぽいものがかわいそうな目に遭います。

ラストまでばれ

死を扱った日本のエンタテインメントは泥臭くべちゃっとしたものが多くて、
髪を一つくくりで片側に流したお母さんがフフフって笑いながら庭で洗濯物を干したり
フフフって笑いながらエプロンしてお料理してたり、
お母さんの手紙が出てきたり、霊とお話したり、過去映像がスローモーションになったり、
わあわあ泣いたり叫んだり。
アーーーこりゃだめだーーーってなるんですが、この映画のお母さんの扱いはよかった。
なんか木工なさっていて、作業の段取りに個性が見える感じ。

お母さんの死因などは中盤以降まで隠されていて、
主人公の移動先の共通点に徐々に気づいて、それで終盤の日記の日付でああやっぱり、
となるように作られているのでは?と思っているが、
割と記事や紹介文などで「311を描いた映画」と書かれていて戸惑う。
私はこの映画が「311を描きました!むしろタイトル311フォーエバーです!」
みたいな宣伝の仕方をしていたら、きっと見なかったと思います。
この映画は震災と死がメインではなく、災害を阻止しようとする鈴芽の頑張りと淡い恋、
育ててくれた叔母との関係、行先の土地で出会った女性たちとの連帯がメインなんだけど、
震災をエンタテインメント化した作品と区別のつかない人も多かろうから
ある程度のバッシングは覚悟なさってるのだろう、度胸あるな監督。

この映画で私が、んーと思ったのは2点。
おい教師志望ならもうちょっと学生から離れて喫煙しなよね、ってことと
怪我しててもイケメンでも、知らない人を家に上げたらだめだよってこと。
(これは叔母さんが言及したのでまあよい)

「ブラックパンサー ワカンダ・フォーエバー」との共通点が意外に多かった。
現実を物語に落とし込んだ作品であること、保護者の死があるところ、
しかし悲劇を売りにするのではなく、生きている人間の再生を真摯に描いていること、
女性たちの連帯が描かれるところ。
この映画の、恋愛の比重がおおきいのはいかにも新海監督っぽい。
でもまあ草太さんもすずめさんも、周囲の人間との関係がきちんと表現されていたので
恋愛するためにボトっと落ちてきた人形…という感じは全然しなかった。

この映画のヒロインの相手役の草太さん、監督の作品では異例の男子で、
姿かたちが美しいということ以外、序盤はなにも情報がない。
そしてなんだかとても礼儀正しい人だというのが辛うじてわかる。
そしてどんどんヒロインポジションを占領していき、
突然現れた友人の芹澤という人からやっとまともな情報が得られる。
この作品で鈴芽は救いを得るけど、もっと劇的に良い方向へ変化したのは草太さんのほうだと思う。
ヒロインなのだ彼は…。

ところでお友達の芹澤さん、SNSで検索したら
本編では全く描かれなかった2人の出会いや家庭環境の空想で溢れかえっていてニッコリした。
そう、描かれてない部分が巨大すぎるくせに
思わせぶりなことを言われるとオタクはつい空想をしてしまうのだ…。
とりあえずどっちかの家に泊まったりはしただろうから(でも合鍵はもらってない)
草太のダイナミック寝相は体験済だろう。
夜中に目が覚めたら草太が猫のポーズ(ヨガの)で寝ていて「!!!???」ってなった芹澤はいるはずだ。
あと転がってきた草太が自分を乗り越えて、部屋の端まで行って、
また戻ってきて布団にリターンしたときは笑いをこらえるのに苦労したに違いない。
新海監督、「世間が騒ぐBLというものを我もしてみむとてするなり…」と適当にやってあれなら、
もう本当に才能ってやつを見せつけられた気がするので(女性スタッフの意見を反映したのかもだけど)
次回作もぜひBL要素を盛り込んで、凡人の我々をキャーキャー言わせてほしい。
百合もいいと思います。どっちもやろう!

ダイジンは、私は猫としては全然見てなくて、ずっと神だと思ってたんだけど、
ねこがかわいそう!という意見をたくさん見かけて少しびっくりした。
日本の神ってああいう残虐なところがあり、
でも突然子供のように振る舞ったりするイメージなので。
しかしダイジンは最初から最後まで行動を理解できたが、
サダイジンは途中叔母さんに憑依したりしてよく分からなかった。
まあ結果的にはあれでよかったということで、ダイジンより位の高い神なのだろうか。
それと映画とはあまり関係ないが日本の神のイメージに(仏ではない)
荒魂・和魂というような二面性があるのは、
地震(自然災害)が多いことと無関係ではないのかもしれない。

兵庫の廃墟は摩耶山かなと思った。(遊園地はほとんど残ってない)
関西の廃墟の中で一番有名な摩耶ホテルがあります。
ミミズのデザインと動きはよかった。マグマと内臓とヤマタノオロチを混ぜたような。
シンメトリなとぐろの巻き方も気持ち悪かった。
あとすごく気になるポテトサラダ入り焼うどん…味の想像ができないのでそのうち作ります。
気になる細部が沢山あるのはいい映画だと私は思う。
できるだけ多くの人に鑑賞してほしい。









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2022/11/15(火)

羅小黒戦記で小黒がもぐもぐおいしそうに食べていた
芋頭酥、または千層酥、螺旋酥と呼ばれるお菓子、
一度通販で食べたことがあるんですけど、パッサパサのパサで
そんなにおいしくはないよ…しゃおへい…と思ってました。
でもちゃんと有名なお店のを食べてみよう!と
東京で買ったら、外はサクサク、中はしっとりのおいしいお菓子でした。
やっぱり食べ物は評価の高いお店のものを1度は試すべきだ。
(合う合わぬはあるだろうけど)










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2022/11/16(水)

映画かんそう
「クライ・マッチョ」

かつて名うての馬乗りだった主人公は今は老い、
仕事にあぶれる日々を送っていた。
かつての雇い主から、妻が連れ去った息子を
メキシコから取り戻してほしいと依頼された彼は
その仕事を受けるが… というあらすじ。

イーストウッド最新作です。褒めません。
監督は90歳を越えてもお元気そうで何よりですが、
さすがに座ったり立ったり歩いたり喋ったり以上の演技は厳しそうなご様子。

ラストまでばれ

そんな彼が、 雇用主の元妻の色っぽい女に
「抱いて」 って迫られたり(ほんとに言う)、
暴れ馬を乗りこなしたり、獣医のように動物全般のケアができて、
若い男とやりあってもパンチでKO、 しかも堅気の女性に惚れられる。
女優さんは40歳年下。 自分が40歳の時に誕生した子供と恋愛。
おじいちゃんドリーム映画です。
ドリーム映画だと分かって見るぶんにはいいが、
「女は年を取ったらおしまいだが、 男は年をとっても若い女と恋愛できる」
と本気で思っている人の認知の歪みを補強することになりはすまいか、大丈夫か。
販売員さんや看護士さんにまとわりついて何時間もねばるおじいちゃんを量産しないか?

それにしても「ミリオンダラー・ベイビー」 を撮った人の作品なのか本当に?
と疑ってしまうほど酷い(イーストウッド得意パターンの弱者+俺なんだけど、
少なくともグラントリノやミリオンダラーベイビーは出来栄えが優れていた)。
メキシコのちょっとしたワルの青年は、 世界名作劇場の好青年のようにおじいちゃんに従順だし、
会って間もないのに悩みを全部説明してくれる。夢の中の出来事のように全部上手くいく。
でも安心したんですが、 批評家からは酷評され、興行成績も惨敗だったとかで、
思ったより世界はまともだった。
「さすが俺たちのクリント・イーストウッド! さすクリ!」とはならなかったんですね。
よかった、 みんな正気で。
それと、「別れた妻が子供を連れ去った!」って日本でも問題になっている
DVマンたちの主張じゃん…って思ってたら、 雇用主が(も)悪で、これに関しては納得した。

ラストは今も腑に落ちてないんですが、
母は反社で、父は金目当てという事実が作中で明らかになっていて、
そうしたら当然ラストはイーストウッドが青年に一緒に暮らすか?って聞くと思うじゃないですか。
クズ父親に青年を引き渡して自分はメキシコに戻り若い女とよろしくやるハッピーエンドで
誰かこれ意見とかしなかったのか……?と思いました。
試写の客は全員おじいちゃんだったのか?いやしかしまともな高齢男性だっておられるだろうに。








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2022/11/17(木)

最近新聞の健康欄に載っていたのですが、
睡眠を促すメラトニンは朝日を浴びてから15時間後に作られるとかで、
就寝15時間前に朝日を浴びて、
メラトニンの元になるトリプトファンが多く含まれた食品を摂るとよいそうです
(これはまあ現在最新の医学ではということなので、今後変わるかもですけど)。

そういえば私はむかしから、ストレスを受けても
食欲と睡眠のリズムだけは狂わないんですけど、
子供のころからずっと、この数年間も変わらず朝は毎日朝日を浴び
(通学出勤で否応なく)、そして朝からモリモリと肉や卵や大豆を食べます。
ラッキーにも安眠が保たれる生活習慣が身についていた…?
単に体質かもですがご参考までに…。





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2022/11/18(金)

読書かんそう
「マーベル・シネマティック・ユニバース音楽考
映画から聴こえるポップミュージックの意味」

添野 知生さん 高橋 芳朗さん

タイトルの通り、MCUで使われた音楽を詳しく解説する本。
扱われているのはフェーズ1から3まで。
私にはアメリカのポップミュージックに関する知識がざっくり欠けているので
大変ありがたい本でした。
映画の情報の1割ほどを、まったく受け取らずに見ていることが分かった。
MCUを見ていない人にはあまり意味がないけど、コンプリートしているファンにはおすすめ。

曲の歌詞が場面に合っているとか、展開を示唆しているとかは分かるけど、
登場人物とアーティストを重ねるとか、
その楽曲発表時のアーティストの状況を重ねるとかは、
調べてもなかなか分からないんじゃないかな。
時代考証と同じく、その当時の楽曲のバージョンを厳密に合わせるとか、
うっすらラジオから流れる曲や、演奏されているクラシック音楽にも意味があったり
あと作中の音楽ジョークなども、読んで初めて分かったりした。
それと冒頭で流れる音楽のセンスで、その映画が傑作かどうかピンとくるらしい。
これは私には分からない感覚で面白かった。

音楽ネタではないけれど、時々普通に映画の感想があったりしてにっこりしました。
「キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー」はMCU全作の中でも傑作…とかそういう。
私もそう思います…。




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2022/11/19(土)

色々感想

一ノ瀬家の大罪(ジャンプ新連載)タイザン5さん
タコピーの原罪のかたの連載スタート。
一家全員が事故により記憶喪失になった一ノ瀬家。
それでも家族として仲良くやっていこうとした彼らだったが
退院して戻った自宅の様子は異様なもので…というあらすじ。
私はタコピーは序盤で「合わないっぽい…」と思って見るのをやめましたが、
でもやっぱりすごく導入がうまいかたですね。ぐいぐい読まされる。

黒博物館 三日月よ、怪物と踊れ
戦わねば男女平等は手に入らぬぞ…という話。
いかれたキャラクターだと思っていたらラブレスさん突然の正論。
次週、おしゃれしたエルシィを藤田先生がどう表現されるか楽しみ。

相棒
コメディアンが死ぬ話。
まあ確かに、子供たちには未来があるとは思うが、
それと借金を踏み倒すことにはとくに関連がないのではないか…?
借りた金は返しな?

鎌倉殿
トキューサ、蹴鞠(と自然体の性格)で上皇様のハートをつかむ。
吾妻鏡にも記述があるらしい。
しかし三谷さんのことだから、このシーンが後々効いてくるのではないか…?









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2022/11/20(日)

映画かんそう
「ザ・メニュー」

ホーソーンは予約の取れない超高級レストランで、船でしか渡れない孤島に建っていた。
主人公は男につれられて店に行くが、客は有名人か成功者ばかり。
食材へのこだわりも、スタッフたちの意識の高さも一流の名に恥じぬものだったが、
やがてコース料理の演出が、不穏なものに変わっていく…というあらすじ。
ホラー寄りのサイコサスペンスとして面白かったです。

痛いシーンが幾つかあります。

ラストばれ

料金は1250ドル。125000円かーって一瞬思ったけど、
円安なので現レートだと175000円ですね。
最近ものすごくおいしいコース料理を食べたばかりなので
偉人の顔が描いてある紙が何枚か減るくらい全然惜しくないわ!て心境はまあ分かる。
お料理は、流行の先端のやつで、分子ガストロノミー要素も取り入れつつ
ピンセットでレイアウトする感じで、
私はもうちょっと塩!脂!肉!海産物!ドーン!って風なのが好きですが
ジオラマみたいで綺麗ですね。
予告に使われてましたがラストの料理がビジュアル的にも、皮肉な説明文も好きです。

ハンニバルとソウを足して割ったような……。
シェフはドラマ版のレクター博士と対談してみてほしい。
でもオーナーの殺し方とか料理に比べてすごく稚拙で(天使って)、
レクター博士やジグソウと比べると、猟奇に対して特に情熱や興味がなく、
完全に仕事で神経をやられたひと、という感じで気の毒だった。
(ハンニバルなら「血のワシ」をやって、料理も殺し方にちなんだものにしただろう)
カルト宗教の集団自殺、もしくは赤軍の自己批判いわゆる総括というか。
コースのテーマは「持てる者の暴虐・持たざる者の抗議」だと思うけど、
シェフ自身も総括されるのが面白かった(性別上は強者)。

今この瞬間も「作品の価値も分からない凡俗どもめ!」と頭を掻きむしりながら
それでもクオリティ向上のために生命を削って
音楽や絵画や演劇や映画や小説や漫画を作製している人たちがいるのかも。
でもそれらは運が良ければ10年後、100年後に正しく評価される可能性があるけど
料理だけは不可能なので、心を病むのも致し方ないかも…。










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2022/11/21(月)

舞台かんそう
「HiGH&LOW  THE PREQUEL」
「Capricciosa!!」
宙組公演

噂のヅカローをライブビューイングで見てきました。
コブラさんの恋の話と聞いていたので、商店街の小粋なラブロマンスだと思ってたけど、
外敵がSWORDを潰しにカチこんできて、5つの勢力が集結、殴り合いをするガチのHiGH&LOWでした。
むしろ新作映画だった。
ウルヴァリンの爪みたいなの装備した娘役VS特服着た娘役の乱闘とか、
気品あるヅカを愛するHiGH&LOW未履修のファンのかたは大丈夫だったか心配になりました…。

すごい駆け足ではあったが、鬼邪高校の儀式や、
ノボルがムショにいる話、ロッキーの母姉、達磨との因縁、スモーキーの病気の、シーンまたは説明があった。

HiGH&LOWは設定的に死んだ人や、設定的に卒業した人、
中の人が引退、中の人が犯罪、色々あってもう絶対に全員は揃わないんですけど、
ヅカ舞台では前述の人々が全員揃って殴り合っていて、
「今後続編はヅカでやろうよ!?」て正直思いました。 

ヅカローのSWORDの5人、宙組の男役の上位5人だそうで、
どうりでバチバチのイケメンで足が5mのひとばっかりなわけだよ…。

主役の真風涼帆さん、宙組のトップの方なんですね。
男物の浴衣を着て、足をカッ開いても、
男性としての色気があるのは、何?体型補正?どうなってる???と思いました。
あとSWORDの中ではロッキーさんが好きなんですが、演じた芹香斗亜さん、
普通の人の胃のあるあたりに足の付根があって、怖かったです。足が長すぎる!
それと黒木啓司さんと同じ表情をされる瞬間があってリスペクトを感じました。
眉間の皺のセクシーな、完璧なロッキーでした。

内容ばれ

全チームが舞台の上で乱闘するシーンがありますが、
え……?この人数が載るのっておかしくない?
宝塚の舞台って小学校のグラウンドくらいの面積がある…?と思った。
それと、ライビュはある程度カメラが「ハイ、ここ見て!」と指定してくれるが
舞台を見ている人はどこを見りゃいいのか分からなくなるのでは?
5回見に行けばいいのかな?

すごいカジュアルにSWORD地区が燃やされていたのには少しふいた。
火事のみ抽出した時系列表が待たれる。
クラブheavenって通算何回燃えたっけ…もういい加減ガス系の消火設備を設置しなよ…。

「Capricciosa!!」は、イタリアの有名都市の名前を歌いながら
美男美女が歌と踊りで恋を表現する(?)というショーで、
違法な幻覚物質を摂取したら見える映像ってこんなんかなー?って感じでした。
「Capricciosa…yeah…」って気付いたら歌っています。

次は監獄ロック、またはリトルアジアで偶然の邂逅とかそういうのやりましょう。

あっ、床屋のジャンプ、鬼滅連載時のやつだね?





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2022/11/22(火)

最近見た映画に出てきた料理を作ってみた



何の映画か分かった人は反転どうぞ。

たぶん時短と、女児の好きそうなハイカラな味、そして野菜を増やしたい、
そういう目的で叔母さんが考案したレシピなんじゃないかな?と考えて作りました。
目玉焼きは忘れた。
想像してたよりおいしかったです。でも確かに夜更けに食べるべきではない。

レシピ(1人分)
コンビニポテサラ1袋
うどん1玉

刻みベーコン適量
しめじ適量
キャベツ適量
紅ショウガ適量
鰹節適量

醤油適量
みりん適量
砂糖適量


1.ベーコンとキャベツとしめじを炒める。
 (塩味の好きな人は塩胡椒する)
2.うどんに分量外の料理酒をふりかけ、1分ほどレンジにかける。
3.1のフライパンの中に2のうどんを投入し、調味料を振りかける。
 うどんがベトつく前に手早く混ぜたらポテサラ投入。
 これも液状化しないようにササっと混ぜて温かくなるまでそっとしておく。
4.お皿に盛り付け、鰹節と紅ショウガと目玉焼きをのせる。完成。

注:しめじとベーコンは入ってなかった気がするが、
女児が好きそうな見た目にするために入れた。
実際はキャベツと豚肉だった気がする。









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2022/11/23(水)

映画かんそう
「ドント・ウォーリー・ダーリン」

フローレンス・ピューさん主演、
ハリー・スタイルズさん助演、
「ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー」の
オリヴィア・ワイルド監督。

砂漠近くの郊外に住むジャックとアリス夫妻は、
野心があり仕事熱心な夫と、献身的で家庭的な美しい妻という
理想的な夫婦だった。
彼らはビクトリープロジェクトという、
ジャックの勤務先がプロデュースする街の住人で
排気量の大きな車に乗る夫、バービー人形のような美しいドレスの妻、
といった50年代の典型的なライフスタイルだった。
しかしアリスの友人が精神に変調をきたし…というあらすじ。
サイコサスペンス、少しホラー要素あり。

主人公が危機感を覚えるまでが少し長く感じられますが
毒があってなかなかよいです。

ラストばれ

で、出〜。性差別ホラーだ〜!
ハイテクやわらかめの「侍女の物語」、
ジャネール・モネイ2020年主演の某作品、
MCUの某ドラマ、
その3作未見のひとはマトリックスを連想するかも。

自分は無能で高給は稼げないけど、
妻は夫のためにずっと家にいて尽くしてほしい。
人形のように美しい存在でいてほしい。
我々は愛し合っているのだから当然それが叶うはず、という
かなり柔らかくて分かりにくい性差別。

しかし、なんというか妻の了承を得ていないカップルはほぼ確実に
妻のほうが稼ぎが上。
(でなければ現実で満足するだろう)
そんなスキルなしの男たちが日中いくら現実で頑張ったところで、
あのシステムの維持費を稼ぎ出せるようには思えない。
バリキャリ女性だが夫に尽くしたいタイプの女性をスカウトして
お金を巻き上げたほうが、ビジネスとしてはいいのでは…?

アリス、連続勤務30時間で6時間後に出勤、って書いてあったように思えたが
私は字幕を読み違えただろうか。人間は30時間働けるもの?
(20時間の見間違い?仮眠時間含む?)
そして医者がそこまで働いてメイドを雇えないというのは
アメリカの医者の給与はどうなってる?学資ローンの返済とかか?
30時間働いて帰ってきて、ずっと家にいた配偶者に
「ごはん作ってない。お湯出ない。さみちかったよお」
って言われたら、私なら絶望して家に火をつけるわ…。

クリス・パインラスボスと思わせて実はジェンマが真のボス…
と分かった時点で、「これは超こわい追跡者ジェンマが追ってくる?」と思ったが
特になにも起こらなかった。続編への引きなのか?

アリスの隣の家に住む仲良しの美女、監督なんですね。







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2022/11/24(木)

映画かんそう
「ペルシャン・レッスン 戦場の教室」

バディム・パールマン監督。
第二次大戦中、ユダヤ人の主人公は
銃殺直前に自分はペルシャ人であって、ユダヤ人ではないと嘘をつく。
幾つかの偶然が重なり、ペルシャ語を習いたいという
収容所のコッホ大尉の加護を受けた青年は、
まったく知らないペルシャ語を大尉にレッスンする羽目になる。
しかしそれは命がけの授業だった…というあらすじ。

もうちょっとシチュエーションコメディ風の、
どたばたが含まれると予想してましたが、
作中のドイツ人は皆、ユダヤ人を人間だと思っておらず、
ユダヤ人を殺すと世の中がよくなると信じているため、
曇りなき差別、悪意なき殺人シーンがてんこ盛りでした。

でたらめの言語を教えるだけならまあ誰でもできそうですけど
教えた内容を相手はちゃんと学習しているので
こちらも覚えてないといけない。
しかも相手は筆記用具を使えるがこちらは使えないという大きなハンデがあり
もうだめだ……という感じが最初からしてました。

映画の内容が良いのに公開劇場が少なすぎるように思います。
日本では知名度の高い俳優さんが出ていないと
見に行く人が極端に少なくなるというのは分かりますが、
席数が少なすぎてチケット争奪戦の現在の状況。

ラストばれ

対等な関係ではないのに、対等な友情だと思い込んでいるグロテスクさ。
去り際の大尉がすごいいい笑顔だったので
「まさか監督は2人の間にあったのは友情だと考えてるんだろうか…?」
と恐れたけど、違ってよかったです。
大尉は戦争がなければ単なるパワハラおじさん、DV夫で済んでいたかもしれない。
セリフにもあったけど、彼は自分が誰かを殺したとは考えてないし
悪人だとも思ってない。でも主人公が言ったようにそれは違う。

昨日感想を書いた映画でもそうでしたが
「彼はちゃんと好意を示しているし、優しい人じゃないか」
という感想の人も一定数いらっしゃると思います。うん。






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2022/11/25(金)

ドラマかんそう
「世にも奇妙な物語2022秋の特別編」

元カレと三角関係
自分を邪険に扱う彼氏に少し不満を持っているヒロイン。
そんな彼女のところに、小さなロボットがやってくる。
それを遠隔操作しているのは学生時代の彼氏だったというあらすじ。
ロボットが、ロボホンに似ている。前彼を演じるのは木村昴さん。
うん、まあ…という終わり方。

わが様
家では妻や子供を常に威圧し、会社ではパワハラに近い態度をとる主人公。
実家の母がなくなり、帰郷するが…というあらすじ。
通常の世にもなら死んでるところだが、判定が若干甘い。
そんな軽めの改心など決して長続きしないので、しばらく経てば元通りだろう。

コンシェルジュ
夫に不倫され、娘を一人で育てる女優。
忙しく育児も家事もおろそかになるが、
マンション付きのコンシェルジュが優秀で…というあらすじ。
この人は特に悪くないが死ぬ。

ちょっと待った!
若い男女の片方が告白しようとしているところに、
次々と人がやってきて…というあらすじ。すこしふしぎ系。

今回はがっつりこわいホラーがなくて、
印象の薄い話の集まった回だったな…。




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2022/11/26(土)

色々感想

暗号学園のいろは(ジャンプ新連載)
西尾維新さん原案の新連載。
悪役お嬢様、クイズブームを素早く取り入れていらっしゃる。
面白いです。


逃げ上手(ジャンプ掲載)
馬は体温が高くて雑菌が繁殖しにくく、生食に向いている。
アレルギー物質も少ないらしい。そうなのか。


ドンブラ
敵組織に監査が来るから、監査員を殺す。
戦隊にも協力を要請するって、もう君たち仲良しじゃん!


モルカー
なるほど、繊細過ぎて公道のドライブに向いてないモルカーと
要領が悪すぎて運転免許が取れない飼い主、
でも私有地から出ずに暮らせば合法というわけか。


鎌倉
嘘をつくときの三浦氏のくせ、
過去回の検証が行われているようですが、
八重さん死亡の回がやばいですね。








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2022/11/27(日)

映画かんそう
「グリーン・ナイト」

14世紀の作者不詳の物語「Sir Gawain and the Green Knight」を元にした映画。
王の甥たるガウェインは享楽的な日々を送っていたが
クリスマスの宴に出席した彼は、突然現れた緑色の騎士が
「わが首を落とした者に栄誉を授ける。しかし1年後に我からの斬撃を受けよ」
という挑戦を投げかけたのを受けて立ち、刃をふるうが…というあらすじ。

原典はいかにも昔のお話らしく、頓智で綺麗に閉じているけど、
映画のほうはアレンジで複雑にしてあって、ガウェインも覚悟の決まった騎士というよりは
現代の若者ぽく混迷しているキャラクター。

全シーンが絵画のようなクオリティだったが、
幻想的な話運びで所々寝息が聞こえた。


ラストばれ

グリーン・ナイトが目覚めるのを待つシーンで
そういえばこの人は
「ア・ゴースト・ストーリー」のパイ食いのシーンを撮った監督だった…
というのを思い出した。

いつまでもフラフラしている息子への母からの檄ということでいいのか…?

モフモフのキツネはかわいかった。












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2022/11/28(月)

ドラマかんそう
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー・
ホリデー・スペシャル」

GotGのミニドラマ。
色々あって元気のないスターロードを、
皆が励まそうとする、心温まるお話…の筈なんだけど
地球の習慣である「クリスマス」ってやつをやってやろうぜ!
と張り切り始めるあたりから雲行きが怪しくなる。

ディズニーの資金力が唸る無茶なお話でした。
でも敵とか出ずに、オモロのままで終わるのがよい。
時々こういう話を見せてください。

内容ばれ
宇宙の皆さん、悪気なくめちゃくちゃなクリスマス解釈で突っ走るんですが、
ヘンテコクリスマスの歌にスターロードがツッコミを入れるの、
ディズニーのミュージカルアニメぽかった。
(ところであの歌詞の「I dont know what」って「知らんけど」ですよね意味的に)

そしてスターロードはよくケビン・ベーコンって男の話をしているね。
じゃあケビン・ベーコンをプレゼントしよう。喜ぶぞー!
ってクリスマスの夜に自宅でくつろいでいたケビン・ベーコンを誘拐する。
stop宇宙誘拐。

人気カプへの配慮なのか、スティーヴもバッキーも名前出していただいちゃって
すみませんねホホ…。
バッキーのあれ、現行バージョンのように見えるけど、スペアかな?だといいな。
そしてキャップはどう考えてもGotGの面々とすんなり打ち解けられるような、
そういう性格じゃないので、何があったのかめちゃくちゃ気になるんですけど…。
(4億光年内なら電波が届くんなら普通に連絡取り合ってよね…)
ネビュラがコメディ要員になってみんなとわちゃわちゃしているのを見られるのは嬉しい。

コスモ、CGなのかリアル犬なのか正直見分けがつかないけどかわいい…。
これ以上かわいい要員を増やしてどうしようってんだよ。

ドラックスの着てたニット、有名な柄の、私が好きなやつ!(笑)
特注品なんですかね、サイズ的に。

TFねたがチラっとあって、お?パラマウントも買収すんのか?
やんのか?やんのか?と一瞬思いました。








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2022/11/29(火)

ドラマかんそう
「この動画は再生できません」
谷口恒平監督脚本

ネットで話題になっていたので見ました。1話約30分全4話。

1.死者から来た呪いの動画
2.消えた配信者
3.事故物件
4.呪われた社内ビデオ

心霊ホラーシリーズ「ガチ恐」を制作している
チーフと雇われ編集の2人組が、投稿された動画を一緒に見て、
違和感に気づきその理由を推理していくという趣向。
いやあこれミステリでした。下手すると小説以上にミステリ小説だった。
予算はきっとすごくタイトなんでしょうけど、
その代わりというか、だからこそ4話とも脚本がよくできている。
なるほど、小説じゃなくてもいいかもね…って私は思いました。
ミステリが生き残るなら、この方向でも全然OK。
見るつもりの人は、ねたばれが出回る前になるべく早くご覧になったほうがいいかも。

前半が普通に心霊動画なんですけど、
後半で種明かしがあるので、理屈がつけば平気な人は大丈夫だと思う。
理屈がついても何でも怖い雰囲気で怖いっぽいものが出てくるのは無理な人は無理。

おちばれ

1話で、いいじゃん!って思って、2話は現実にありそうというか
みんな気をつけなよね…って思って、3話で思わぬ方向からの萌えにのけぞって、
4話の大オチで、私が二次創作してしまう系だったので危なかったです。
好評なのでシーズン2も作製してほしいですが相当切ない続編になりそう。
ところで各話に三角マークが仕込まれてるの、再生マークにちなんでいるのか
それともこれもまた伏線なのか気になるところ。

ケチをつけるとするならタイトル。
現在検索すると出るのは作品に関するリンクとトラブルシューティングが半々くらい(笑)
amazonとgyaoで見られるのは確認しました。
amazonの検索欄に入れると確実に出てきます。

いまアマプラに入ると、ギリでブラックフライデーの買い物に間に合うし、
「シン・ウルトラマン」や「TENET」が見られますよ!










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2022/11/30(水)

昨日のドラマに出ていた「かが屋」のお二人のコントを見ていたら止まらなくなりました。
なんだか必ず長髪の人が先輩とか、立場が上の人なんだな。
(とくに昨日のドラマのねたばれになったりはしません)

「お風呂」
https://www.youtube.com/watch?v=8U-aHBt0jh4

「S」
https://www.youtube.com/watch?v=dyNdzlrsaV4&t=6s


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