10月日記

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2022/10/01(土)

色々感想

ウイッチウォッチ(ジャンプ掲載)
今週の話もテクニカルなコンテだなあ!
でも説明がむずかしい。
この場にいない人間が現在どういう状態にあるかトレスする人形があるが、
造りが簡素なため、今一つ分かりにくい。
実際は何をやっているか読者には見えているが、
それを見ていないキャラクターは奇妙な人形の動きを一生懸命推理する。コメディ回。
でもこれ画力がないと描けない話ですね。

波よ聞いてくれ(アフタヌーン掲載)
ミナレさんと瑞穂ちゃんが手を取り合って見つめ合う表紙。
でも本編を読むと、なるほどね…となる。どうなっちゃうの!?

アフタヌーンで「Medium」連載開始しました。最後までやるのかな。

ワールドトリガー(ジャンプSQ掲載)
ちょっとビジネス書風味…。
でも気分で能力が上下する人タイプの人の気分の上げ方を
周囲の人が模索学習するのは普通に嫌だな。
なるべく自分でコントロール方法を見つけてほしい。

ショーハショーテン(ジャンプSQ掲載)
あかね噺と同じく、話芸は客席の状態にすごく左右されるのだな。
そこが音楽や映画とは違う。
いつかはあると思ってたセリフ忘れ展開、もう出た。早い。

黒博物館 三日月よ、怪物と踊れ(モーニング掲載)
たぶん作者が女性だったら家父長の権化である義理の父を叩き潰しただろうけど、
義理の父に認められ、加護を受けて問題が解決していく進行。
まあ男性読者女性読者両方が納得できるバランスを探さないとだものね。

犯人の犯沢さん(サンデー掲載)
理不尽な労働のストレスも殺しのために耐えて、
家に帰ると愛犬のポメラニアンくんに癒されるんだって…もうそれ殺人しなくてよくない?

ドンブラ
うーん、夜に帰宅途中の女性を男性が集団で襲って薬を嗅がせて、
ライトバンに押し込み拉致するけど、
イケメンたちがごちそうでもてなすと、拘束された女性は満更でもないってシーン、
せめて実際にある犯罪と似てない荒唐無稽な誘拐にしてほしかったかもだ…。

鎌倉
オンベレブンビンバ、並の脚本であれば、
「あの頃は楽しかった…」と普通に思い出話をさせて終わる
(そして見終わって5分で忘れる)ところ、
オンベレブンビンバでナレーションまで巻き込んで
視聴者もわちゃわちゃさせてしまうところが三谷さんである……。
田舎の豪族、気のいいファミリーだった北条が一瞬戻ってきた、
最後の団欒、最後の輝き…。
真田のときも一族が2派に分かれたけど、
あれともまた違った「誰かが悪いわけではない」演出だな。

初恋の悪魔
林遣都さん演じる彼が魅力的だった。男性として魅力的というか、
普通の自分でいると周囲から浮いてしまって、それが定着した人生を生きる彼が
友達を得て、動揺し、警戒、反発し、少しずつ慣れていく様子を応援せずにはいられない感じ。

あのまま3人で暮らすのも素敵だなと思ったんですけど、
いやでも私はお向かいの安田顕さんとのルートをまだ諦めてません。
何でもない日にカニをくれるんだよ!特別な感情があるに決まってるよ!







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2022/10/02(日)

映画かんそう
「ダウントン・アビー 新たなる時代へ」

20世紀初めのヨークシャーの伯爵とその妻、3人の娘、
そして使用人たちが、カントリーハウス「ダウントン・アビー」で過ごす日常を描いた
英国のドラマシリーズ、映画版続編です。

今回はヴァイオレットお祖母様が若い頃に交流のあった侯爵からフランスの別荘を遺され、
家族全員仰天するが、その侯爵の子息から招待を受けて別荘に赴くパートと、
ダウントンで映画撮影をしたいという申し込みがあり
屋敷の修復費が必要だったメアリーが了承して撮影が始まるパートが交互にあります。

あい変わらず映画版は、誰も裏切らないし誰も不貞を働かないし暴力沙汰も変死もなく平和。
私はドラマ版を吹き替え放映で見ていたため、今回も吹き替え版を見たのですが
訛りと言葉遣いネタがあったため、吹き替えで良かったかもと思った。
たぶん英語だといまひとつ分からなかった。

ラストまでばれ

いつかはそうなると思ってましたがとうとう…。さみしい…。
イザベルさんを一番信頼なさってたんだなというのがよく分かる行動とセリフでした。
ヴァイオレット様はクリノリンの登場や(あ、モスリンだったかも)
写真機の発明、様々なものを見守ってきた、いわば歴史そのもの。
その知識や知恵や気概がグランサム伯爵家に引き継がれていくというお話ですね。
(しかしこのあともう少しすると、平民の就職口の種類が増えて人件費が上がり、
マナーハウスの暮らしが立ち行かなくなってくる)
メアリーに仰った「私たちのような女は二通りの道しかない。ドラゴンか、愚か者よ」
というような意味の言葉、グランサム伯爵家の女性たちはみなドラゴンになりそうですね…。

今回もお屋敷、衣装、調度、何もかもよくて堪能しました。
みんな仲良くて何よりだが、独身者の存在は許さないとばかりに
根こそぎ誰かとくっつけようとする巨大な圧力にちょっと笑ってしまった。
パットモアさんまでカップルにするというこだわりぶり!

トーマス…強引な男に弱い。
しかしお前が本編中でやらかした非道の数々を贖うには、
あと10回くらいは男に捨てられなければならない…。

キャプテンアメリカのページを更新しました












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2022/10/03(月)

外国のごはんはこんなに高い!日本は物価高がマシで良かったねー、てきな、
物価高と円安を混同している意見をネットで何回か見かけて心配になってきたのですが、
最近は学校で簡単な経済の話は教わらないのかな。

まあここをご覧の皆さんはご承知でしょうけれど、
日本だと1万円のごはん!という感覚のものが
外国の人の収入からすると1千円とか、そういうことです。

私が昔から心配していることがあって(以前も書いたかもですが)、
何故か引き上がらない性同意年齢と、この止まらない円安、
かけ合わせると日本が児童買春の楽園になってしまわないか、
「日本に行けば子供が買える」ってならないかという不安なのですが
杞憂に終わってほしい。
外国人相手に子供を一晩「自由恋愛」させたら30万円
(外国の人の収入的には3万円くらいの感覚)で、
それで一家が暮らすとか容易に想像できてしまう。
もちろん「子供を売る親など1人もいない。
日本人は絶対そんなことをしない。
子供がいないからそんな悪趣味な空想ができるのです」
と言われたらむしろ安心できますけどね。









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2022/10/04(火)

京都一とも、日本一とも言われる和菓子屋さん、
嘯月の栗きんとん。

完全時間指定予約受注生産で、
本日中どころか、一刻も早く食べてほしいとパッケージに2か所も書いてあって、
口頭でも言われました。
セレブな方は近くの顔なじみのカフェや料理店でお抹茶をたててもらい、
持ち込みで召し上がるのだそうです。
庶民はなるべく急いで帰って自宅で食べました。
栗きんとんと、こなしです。

たしかにでも、このしっとり感とエアリー感のバランスは時間がたつと失われそうな、
繊細なお味だなーと思った。おいしかったです



栗きんとんは10月限定だそうです。
(関西以外のかたは、お菓子を中心に予定をたてないといけないので
嘯月の和菓子を出してくれるカフェを探したほうがよいかも)









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2022/10/05(水)

東京で開催されていた
「十二国記」山田章博 原画展が
10月1日〜10月14日まで大垣書店京都本店イベントスペースで開催。

お仕事中の山田先生の映像があり
相変わらずの「その絵をコピックとカラーインクで!?」
という画材の簡素さに度肝を抜かれてきました。
生原稿は美しすぎて印刷物とあまり変わらず、
初期の頃の十二国の、今と少し違う姿にふふってなったり。

会場は狭いめなので、時間帯を考えないと行列に引っかかるかも。
それとこの展示会のためだけに京都へ行くと少々肩透かしかも。
ちなみに昨日の嘯月と大垣書店京都本店は地下鉄1本で移動できます。
(嘯月は駅から10分ほど歩きますけど)






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2022/10/06(木)

第42回全国高等学校クイズ選手権 高校生クイズ2022
をようやく見たのですが、
今年はやや普通のクイズ形式に戻った感じ。
しかし今年から顕著にセミタレントっぽい子が増えた。
クイズバラエティに出演するタレントへの道筋ができたので
普通に進路のうちのひとつになったのかも。

そのQuizKnockさんが作った問題に震えたのですが
「形容詞、形容詞、形容詞、形容詞、助詞、
名詞、助詞、動詞、助動詞、助動詞、
名詞、助詞、名詞、助詞、名詞?」
という問題で、まず問題を推理して答えないといけないのですが
2校とも正解していてますます震えました。
みんな頭が良すぎる。
なんでも「形容詞4つにちなんだ名詞がそれしかない」らしい。
ちなみに答えは
あまおう
あかい、まるい、おおきい、うまい。
なのですが、ダイヤの4Cとかが浮かんで迷うと思う(形容詞ではない)


三大発明とかは2014年にも出たのでサービス問題と言えますね。
懐かしいです。
しかし本当にレベルが高くて、詳しいはずのジャンルでも歯が立たなかった。
アカデミー賞を複数受賞したアーティストを10人答えよ、とか
10人は絶対むりだ……。




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2022/10/07(金)

昨年、フレッシュネスバーガーの
マッシュルームチーズバーガーを食べたら
マッシュルームの食感がぽりぽりとして大変おいしく、
しかし非常に食べるのが難しく鬼のような形相で食べなければならなかったので、
今年はお持ち帰りしてヘルシーな野菜などと合わせてみました。



でも当たり前ですが出来たてをお店でかぶりついたほうが
キノコの食感が良かった…!
来年は潔く店舗でボロボロとこぼしながら食べます!







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2022/10/08(土)

色々感想

あかね噺(ジャンプ掲載)
東京って定席が4か所もあるの!
さすが文化の中心……。

舞妓さんちの(サンデー掲載)
いよいよ本格的なデビュー。
姉妹以上に仲のいい2人が、現在は一切交流がないようなの
何か劇的な出来事があったと思われるけど、
いよいよ描かれるのかな?それとももう少し先かな?

ガンダム 水星の魔女
高飛車ウェイ男にお前はトロフィーだと言われ、
私はトロフィーじゃないと反発するプライドの高いお嬢様、
フェミニズム学園もの…?と思ったが、
旧世代ガンダムに慣れた人間なので
助けに来た主人公機が初手ファンネル攻撃でウェイ男をボコボコにしてから
サーベルでぶった切ったのが鬼すぎて笑ってしまった。

そして「でも私、女ですけど…?」と驚く主人公の世間慣れしない田舎の子に
「水星ってお堅いのね。こっちじゃぜんぜんアリよ」と
お嬢様がさりげなくデレて婚約成立した。
(決闘の勝者がお嬢様と婚約するシステム)なるほどウテナと言われているのも納得。

PUI PUI モルカー DRIVING SCHOOL
(監督交代により)ドキドキしながら見ました。
なるほど、ビルを何本も倒壊させた懲罰として教習所で働くのか。
しかし高層ビルが倒壊するくらいのエネルギーがあるロケットを受け止めて
無傷っぽいテディって本当に一般のモルカーなのか。
あとオタクくん、そういう顔だったのか…。
今後シロモ主さんの人間体が出てきたらどうしよう。

無名だったシリーズ1作目は放映して、
話題になったあとの2作目は放映しないってどういうこったよ大阪テレビ!?

鎌倉
父上との別れ。
小栗さん、表情の演技がすごかったなあ!
瞼と頬の痙攣と、子供みたいな泣き顔。

でもそのあとすぐに義母に暗殺者を差し向けているのが小四郎だな。

羅小黒戦記、5回に分割された毎週放映がスタートしたらしい。
たぶん配信もやっているので、見てない方はおすすめですよ。
(もうなんかオタクはすでに全員見てるくらいの感覚ですが一応)





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2022/10/09(日)

映画かんそう
「デュアル」

ヒロインは難病に罹り死を宣告されて
民間のクローン作製サービスを利用し、
自分の死後もクローンが遺族を慰められるように手配する。
しかし数パーセントの確率で生き延びた彼女は
生存権を訴えるクローンと、生命を賭けた殺し合いをすることになる…というあらすじ。

YAっぽい、バトルあり、心理戦ありのドキドキSFかと思ってたら
わりとダークな、微SFサイコスリラーだった。
主演はカレン・ギランさん。めずらしい、もっさり女子の役。

注意:犬の残酷死

ラストまでバレ

うん?う〜ん…?という感じだったんですが、
たぶん特訓シーンがいい感じに盛り上がりすぎたので
大激突を期待してしまったのだと思います。
あのラストにするなら特訓シーンをあんなに魅力いっぱいに描くべきではなかったかも。
バランス的に。

比較的弱弱しいタイプの主人公を肉体的に鍛えるのと同時に
えぐいホラーを見せてグロ耐性をつけたり、
お金がないという主人公を、じゃあ代償として…
とか言って夜中にダンス習ったりするのがちょっと面白かった。
(そして運動神経のいいコーチがなぜかダンスヘタッぴなのも良かったです)
ハンガーゲームだったらコーチが助けてくれる展開だったんだけどなあ。
あとなんか特に必要と思われないところで犬がめちゃ残虐死したり、
片方が性犯罪に遭ったっぽい双子の姉妹が一瞬出てきたり、
「……?」という箇所が所々あった。

あなたの親しい人に、もしそっくり同じ顔と肉体を持った人物がいて
そのダブルのほうがあなたに対して親切で、明るく、魅力的であった場合
あなたはどちらを選ぶか。
オリジナルであるというのは、実はそれほど重要ではないのでは?
という皮肉を感じました。
あと割と人の意見に影響されやすく、なんとなく生きているオリジナルが、
生きるために必死で、いつも全力なダブルに勝てる訳ない。

本当に2人で逃げたケースもあったのだといいんですけど。
というか法律があのクローン会社に有利すぎる割に
会社はそれほど大きくなさそうだったところに予算の限界を感じました。
(あと冒頭の決闘ショーの規模の小ささにも)







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2022/10/10(月)

映画かんそう
「特捜部Q キジ殺し」

デンマーク大人気サスペンス映画2作目。
過去の双子殺害事件を再捜査してくれと訴えてきた元刑事の老人を
適当にあしらったカールだったが、
直後にその老人は自殺してしまい、彼がその双子の父親だったことが分かる。
責任を感じたカールは、その事件を調べ始めるが、
犯人は逮捕され、刑期を終えて出てきていた…というあらすじ。

陰惨。陰&惨。
特捜部Qに新たなメンバー、仕事のできる女性秘書とネコチャンが加わったが
そのくらいでは払拭できない陰惨さ……。
相変わらずアサドは愛らしいが、陰惨。

性暴力シーン注意。

ラストまでばれ

お金持ちのサイコパス無双話なんですよね。
ワルのサイコパスイケメンにメロメロになって言いなりになっていた女が
流産させられてやっと目が覚めて復讐しようとするんですが
サイコパス男の非道がすごすぎて焼け死んだくらいでは釣り合いが取れない。
足の先から少しずつ、絶命するまでおろし金ですりおろす、くらいしないと
見てるこっちとしても気が済まないわよ?
ちょっとデンマーク、本気出しなさいよ。

原作では女も巨悪で、サイコパス団を先導して暴力をふるっていたが
内部分裂してサイコパスVSサイコパス、仁義なき戦い!という内容だったらしい。
うーん、どっちにしろ陰惨だな…。

というかカール、事件に対する情熱と誠実さの10分の1でも
自分の息子に向けてあげなよ…。
刑事もので使用頻度の高い、事件に夢中になって子供との約束忘れるエピソードだけど、
どうせ熱中して忘れるって分かってるだろうにどうして食事の約束とかするの。









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2022/10/11(火)

漫画かんそう
「「神様」のいる家で育ちました 〜宗教2世な私たち〜」
菊池真理子さん

様々な新興宗教を信奉する家庭で育った若者たちの悩みを綴ったエッセイコミックです。
昨年の秋頃から集英社のWEBコンテンツで連載されていて、
第5話で某宗教団体より抗議が入って公開中止になり、連載もとりやめになりました。
集英社弱腰……と思っていたら文藝春秋社からコミックスが出版され、
そういう度胸は支持するぜ、と思って購入。

私は冠婚葬祭を除く宗教行事に未成年を関わらせるのを
虐待扱いにしてほしい…と思う程度には無神論者。
(しかしそれは各国の文化の破壊にもなるだろうなとも思う)
それで某事件があって某新興宗教が日本の性教育や
女性の地位向上に関して、かなりの影響力を発揮していたことが明るみに出て、
現在宗教嫌悪がMAX状態です。まあスター状態のマリオだとでも思っておいてください。
なので信心深い方は下記読まれないほうがいいです。

薬が使えなかったり、エンタメ一切禁止だったり、男女交際禁止だったり。
正直意味などなくて、信者の生活を拘束する事によって常に信仰を意識させ、
払った犠牲に見合うリターンを期待させる心理学的なアレでしょ…って思ってます。
本人が好きでやるぶんには自由だけど、子供を生贄にするのはおやめよ…。
まあ子供の生贄が好きな神もおられるようですけども。

内容ばれ

「もっと早くに目を向けられ、議論の俎上にあげられていれば」
とあとがきにありました。確かにそうです。
「信仰を持つ人たちのことを、理解できないおかしな人たちと
追いやってしまうことは(略)問題をより深刻にすることにしかなりません」
それはそうです。
しかし新興宗教団体が肯定以外の批評を許さず、
信者たちも世間の耳目を集めたくないのであれば
信者たちの生活を破綻させるほどの献金や、政治への干渉を禁止できるよう法で規制して
あとは信者と非信者、共に不可侵で暮らしていくしかありません。

しかし気になったのは、全話母親が信者なんですよね。
両親揃って信者のケースもありますが、必ず母親は信者。
女性は信じこみやすい、女性は多少精神的に不安定でも配偶者が見つかる、
男性信者の子供は信仰に不満を持たない、など幾つか理由を考えつきましたが、
さてどうなんでしょう。
女性は尽くしたり捧げたり、導かれたりするのが好きなんでしょうか?
私は金の亡者なのでよく分かりません。私の金は私のものよ…。







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2022/10/12(水)

前々から気になっていた、
マカロニチーズを作ってみた。
アメリカの映画やドラマで時々見かけるKraftのやつ。

想像していた通りの味で満足でした。追いチーズと黒胡椒、刻みパセリをかけると、
ちょっとおしゃれな感じに。
出来上がったものを冷凍しても、割といけた。





ところでアメリカの1カップと日本の1カップが違うとか知らなかったし、
Tbspは???だったので勉強になりました。
1カップ=約240cc
1Tbspテーブルスプーン=12g

ちなみに1箱分に必要な材料は
茹でる水1500CC
バター48g
牛乳60CC

最近見たドラマだと「Hawkeye」で、ナターシャの妹エレーナと、
ホークアイの弟子ケイトが話すシーンで、
エレーナがモリモリ食べてた(Kraftのではなかった)。
彼女は、ホークアイがお姉ちゃんを殺したと思って復讐のチャンスを待っており、
けれどもその弟子ケイトは相手にもならない一般人なので、
アメリカの観光名所とか尋ねる面白いシーンでした。





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2022/10/13(木)

映画かんそう
「特捜部Q  Pからのメッセージ 」

シリーズ3作目。
7〜8年前のものとみられるボトルメッセージが見つかるが
瓶に入っていたのは、血で書かれた救助を求める手紙だった。
カールは捜査を開始するが…というあらすじ。

陰惨。
シリーズ通して陰惨なのかもしれない…。
信仰の話ですね。宗教二世の話でもある。

ラストまでバレ

宗教に狂って子供を虐待するのは母親。
(キングの「キャリー」もそういえば宗教二世の話で、そして母親が虐待をしていた)
狂信によるテロは男、虐待は女という役割分担があるように思う。

無神論者のカールはムスリムであるアサドの神を真っ向否定し、
君のように頭のいい男がどうして、とまで言います。
アカーン!神を否定するのは自由だけど、神を信じるお前はアホまで言ったらアカーン!
さすがのアサドも気分を害しましたね。そりゃそうね。
しかしこの話、警察が大ポカを連発し過ぎてモヤモヤした。
身代金受け渡しでの逮捕に失敗し、誘拐児童の両親殺害を看過し、
刑事を殺され、そしてカール(刑事)が誘拐されるという。
サイコパス犯人くん、すごい武器を持ってるわけでもなく
身一つで頑張っているんですけど。

犯人くん、「失望した」とかぬかしていたが、
私なら絶対に刺す。でもさすがに10歳のときには刺せなかったかも。
何歳なら刺せただろう。25歳以降なら刺したと思う。
あの状況で刺せないひともいるんでしょうね。
もしかすると女性のほうが刺せない人が多いのかも。
作品的には刺さない事が勝利であり善であるという流れだがどうなんだろう。
とりあえず私は右の頬を打たれたら刺す。








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2022/10/14(金)

ドラマかんそう
「シー・ハルク ザ・アトーニー」
7話から9話まで(全9話)

友達の結婚式で出会った素敵な男性とベッドインしたり
裁判で相手側の弁護士と意気投合してベッドインしたり
充実した生活を送っていたジェン。
しかしそこには意外な落とし穴があった…という内容。

うーん、このラストは賛否分かれそう。
私はどっちかと言えば否定派です。

ラストまでバレ

ドラマの途中で突然メニュー画面に戻されて、
ディズニープラスがバグッたのかと思ったら、
シー・ハルクがニュっと出てきた瞬間は確かに度肝を抜かれたし
どうするんだろうとドキドキした。

でも私があの決着のつけ方にいまひとつ乗れないのは、
辱める目的で性行為中の映像を流出させるという
過去のMCUではなかった悪辣な行為にたいして、
作品として明確な否定・非難を示さなかったから。
インテリジェンシアのボスは確かに逮捕されたけど
それは最高権力者の機械的な采配だし、非難のニュアンスがない。
私は最終回に法と弁論でジェンが戦って相手をコテンパンにすると思ってたけど、
まあそれがワンパターンなのだというならせめて詭弁で知識拡張型映像相互接続体を
翻弄して操ってほしかった。
MCUはファザコンが多いとかX-MENはいつ出るのとか、確かに楽しいけど
雑談だよねそれ。
それと女性ヒーローを貶める集会に対する毒も全然なかった。
「ザ・ボーイズ」などと比べると物足りない。

あとマーベルの誰もが畏怖する存在として出ちゃうのは
ちょっとあのあれだ、昭和の小説に作者が出てきて主人公に説教したりするのを思い出した。
あのポジションにS-t-a-nが来るならまあ納得ですが、
自分が出ちゃうプロットを通したとなると、
ちょっとファイギ氏の客観性を疑っちゃう……。
10年間ずっと彼のクオリティコントロール力を信頼してきたけど
激務すぎて調子がお悪いのではないか。

建物の中にやたらキャップのポスターが貼ってたのはよかったと思います(笑)。
サプライズゲストには何度も驚いたし、ジェンの親友も同僚もいい人達で楽しかったけど
全体的にジェンが酷い目に遭わされすぎ、カタルシス少な目だった気がする…。








ジェンの親友ちゃんも同僚の弁護士もいい人なんだけど、















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2022/10/15(土)

色々感想

呪術(ジャンプ掲載)
あらなんか「プロメア」みたいなこと言い始めた。
えっ五条先生すごくない?たしかアイアンマンのアトラクションで
胸のコアは原子力発電所何基分かのエネルギーに相当するてきなことが書かれてたけど、
五条先生、それ以上じゃない?

ウィッチウォッチ
例の女教師と生徒さんの合同誌の話。
原作至上主義のオタクが作成中の同人誌のプロットを粉々にする公式の設定が出て、
しかもよく読むと伏線が張られてたって二重の苦しみだなあ…。

データ消失などのあるあるトラブルを乗り越えて無事新刊が出たんですけど、
今週すでに写植ミスや部数発注ミスの伏線が張られている…?
とネットで噂されていて、他人事ながらドキドキする。
魔法で何とかなれー!

ドンブラザーズ
ソノイ復活おめでとう!記憶を失って冷血な暗殺者になると思ったら、
主人公のパワーを注入されたせいか、主人公そっくりの性格になるという
斜め上展開だった。
これでソノイが1回殺され、主人公が2回殺された計算になるな。
1勝2敗というか…。

PUI PUI モルカー DRIVING SCHOOL
教習所の教官がやばいやつで、モルカーたちに対して
「かざりはけがれ」とかいうスローガンを掲げ、
全員を白くペイントしてアクセサリーも没収した。巨悪。

ドライバーさんたち(みんな教習所で見学してるけど仕事は!?)全員動揺。
ポテト飼い主さんが言葉を発するほどだった。(初めてではないか?)
しかしよく分からないが、嫌がるモルカーを無理やりペイントするような人非人が
モルカーたちに睨まれたくらいで変節するものだろうか?

鎌倉殿座談会
三谷さんが「大河ドラマにはない主人公のラストシーン」とまで仰る結末楽しみだ。
脚本を読んだ小栗さんと小池さんが同時にメールしてくるくらい素晴らしい出来栄えらしい。

死んで退場した皆さんがキャッキャされてるの嬉しい。
この座談会は17日深夜に再放送があるようです。

相棒21
なんと亀山さんが復帰。
交代のときの色々をまだ覚えてるのでイマイチ局を信用できないけど、復帰は嬉しいです。
第一話は、ミステリーというよりスリラーっぽい?










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2022/10/16(日)

映画かんそう
「スペンサー ダイアナの決意」

悲劇のプリンセスとして知られるダイアナ妃が、
1991年のクリスマスイブに
王室の慣習として親族が一堂に会するサンドリンガム・ハウスにて
追い詰められ神経をすり減らし、やがてある決断をするに至る3日間の話。
実話をもとにした寓話であると冒頭で提示されます。

王室には何十年も、または何百年も続いてきた慣習が無数にあり、
(クリスマスのゲストは滞在前に体重を測らなくてはならないだとか、
寒くても暖房を入れられないであるとか)
理由は不明ながらそれを厳守せねばならず、
スケジュールおよび衣装まで厳密に定められていて、
感情や気分の出る幕は一切ない。
そしてダイアナは常にマスコミの標的にされており、
本来なら彼女を守って安心させてくれるはずの配偶者は不倫に耽溺して、
彼女をさらに苦しめるのだった。

あの髪型のせいかクリステン・スチュワートがクリステン・スチュワートに見えず、
かなりダイアナ妃に見えました。
しかしダイアナ妃よりも痩せておられて、不安になるスタイルだった。
ファッションはどれも素敵でした。
摂食障害、不潔恐怖症、幻覚、自傷、鬼気迫る演技だった。
しかしこの映画のなかの彼女の症状、あそこまでいくと
薬で劇的に改善したのではないかという気がする。
専門医にかかるべきだったのでは。作中でも言われてたけど。

注意、嘔吐あり。

女王陛下の犬がかわいい。

ラストまでばれ

パブロ・ラライン監督。
「ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命」の監督なんですが
神経の細い女主人の苦悩と、それを支える女のしもべの話が監督の性癖なのだと思う。
今回、「ジャッキー」のアップグレード版だった。

王家には、機械のように淡々とすべきことを365日こなせる、
感情と気分を締め出しても壊れない、鉄の強さを持つ人が向いているのだと思う。
自分の気分や心を常に大切にするタイプはあんな生活には耐えられない。
彼女のような女性には、常に彼女を気にかけて見守ってくれる
毎日助言や励ましをくれるメンター兼保護者兼恋人が必要。
(もしかすると世の神経の細い女性はそれを求めて宗教に走るのかも、
あるいはモラルハランスメント配偶者にハマってしまうのかも)
ロイヤル不倫やろうには当然その役目は務まらないので、
彼女は何度も不倫に走った(映画ではそこのところは描かれなかったけども)。
しかし母親に「お母さんがおかしなことをしたら教えてね」って言われて
その後「いまおかしいよ!」って告げないとならない子供のつらさよ…。

キジの譬え、
キジは頭がよくないので、放してやってもそのへんで死ぬという話、
そして冒頭のキジ、ダイアナ妃の死因を考えると皮肉きついな?

ダイアナ妃への忠告通り、王室の人たちは彼女に対して
比較的親切だったのだと思う。少なくとも害意はなかった。たぶん。
それとこの映画はダイアナ妃視点でしたが、
王室視点の映画が2006年「クィーン」で
ダイアナ妃の死のエピソードがあります。併せて見ると興味深いかも。











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2022/10/17(月)

映画かんそう
「ウエスト・サイド・ストーリー」

スピルバーグ監督による名作ミュージカル映画のリメイク。
公開してすぐに映画館で見るつもりでしたが
主演のアンセル・エルゴート氏に
未成年に対する性暴行疑惑が出てスルーしたのでした。
(この件、早く司法で有罪なり無罪なりはっきりさせてほしい…と思ってましたが、
SNSで被害を訴えた女性がアカウントを消してしまったのですね)
最近洋画でも邦画でもこういうパターンがじょじょに増えてきた。

「ロミオとジュリエット」を下敷きにして、
下町の貧困白人青年グループと、プエルトリコ系青年グループの対立と
プエルトリコ人のボスの妹と貧困白人男性の運命的出会いを描きます。
セットは美麗、ダンスは一級だった。
アメリカのダンス人口がどれくらいかは知らないが、
上位の一握りの人達なのだろう。

子供の頃に旧作映画版を見ているのですが
アメリカってこんな感じなのか、危険なんだなと思っていた。
今見るとHiGH&LOWのほうが治安が悪い…。
曲の中では「アメリカ」が一番好きです。
メロディも歌詞も華やかな、アメリカそのもののような曲という認識だったが
今聞くと結構皮肉も強い。
ところでこの映画とは関係ないが、日本の某時代劇の戦闘中にかかる曲と
「アメリカ」の一部分のメロディが同じだよね?って
高校生の頃から回りに言ってたんですが誰一人賛同を得られず2022年になりました。
けどSNSで検索したら同じことを言っている人がたくさん出てきて安心しました。
スッキリした。

アンセル・エルゴート氏、やはり歌が上手く、
本当に早く決着をつけてほしい。
男なんて狙いはみんな同じよ、いいえあの人は違う、ってシーンとか
どういう顔して聞けばいいのよ。
あと今回ドックに当たる人が女性になり、
アニタがジェット団に集団暴行を受けそうになったシーンで
子供のころから知ってるあんたたちが女性を暴行するようなクズになるとは!
って罵倒が飛んだり、ジェット団の女性たちはアニタを助けようとしたり
ちょっとしたシスターフッドが描かれた。

それと旧版では分からなかったけど、
今見るとリフはトニーのこと好きなんだなって分かりましたね(血走った目)
(互いにバットマンとスーパーマンって呼び合ってた)









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2022/10/18(火)



「作りたい女と食べたい女」で見てずっと食べたかった
焼きおにぎりを作ってみたが
7個のうち4つが割れてしまうなどした。
手前のはさんまの竜田揚げ。
先に焼いてからタレをつけると割れないらしい。
なるほどな…。

つくたべ、NHKでドラマ化が決定したらしい。
百合料理漫画…というより同性愛料理漫画なので
その部分もきちんと原作通り描いてほしい。
さすがに大丈夫だろうけど。

この漫画ではらこ飯を知って食べに行ったんだよなー。







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2022/10/19(水)

先週読売新聞のくらし面で
「おじさん構文」の特集が組まれたのですが、
中高年独特の絵文字を多用した長い文章である、という定義で、
取材した男子大学生の「伯母や祖母のメッセージは後回しにする」
などという回答が載せられており、
私の知る「おじさん構文」とかなり違うのでは…?と思った。
おじさん構文の代表的一文は
「セクハラめいた内容+ナンチャッテ」だと思うのですが、
中高年男性が年若い女性に対して親しさを演出しようとして書いてしまう
長くて押し付けがましいメッセージが「おじさん構文」では?
というか現時点のwikipediaがまあまあ正確なんですけど、
少し検索すればバンバン出てくるのに、
取材予算潤沢な読売の記事がなぜそうなるのか分からない。






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2022/10/20(木)

読売新聞で思い出しましたが、
2022年9月23日〜24日にかけて静岡県で台風15号による大きな被害が出てました。
5000棟以上の住宅が浸水、12万戸停電、5万戸断水断水、という
大規模災害だったんですが、これが本当に、記事になりませんでした。

SNSでは苦境を訴える人の声がたくさんあったので、
不思議に思ってましたが、他社の新聞、TV報道も同じ傾向にあり
これは9月27日に予定されている国葬に対して、そんなのやっている場合ではないぞ!と
非難の声があがるのを避けるためだった…という説をあとで見掛けました。

読売新聞では確か国葬が終わってから、
配給の水に行列する静岡の人々の写真が載ったように記憶してます。
そのあとで、ネットの静岡の水害の写真にはフェイク写真が混じっているので
注意が必要だという記事が大きく載りました。

報道はかならず複数ジャンル目を通したほうがいいな…
とちょっとゾッとしたのでした。

「おかしい 被害状況が報道されない」 静岡断水めぐりマスコミに違和感...市議・著名人ら続々訴え
https://news.yahoo.co.jp/articles/554ed8b88afacb457737243e87d92efa582bc59d




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2022/10/21(金)

HOMER ロイヤルミルクティーベース
無糖 紅茶専門店用

ネットで話題になっていたので買った。
(おいしいと聞くとすぐ買う)
棚になかったので在庫を聞いたらカルディの店員さんが
「ネットで流行ってるみたいですね!すごく売れてます」って奥から出してくれた。

牛乳と1:1で作るのが正式レシピですが
私は2:3くらいの濃い目が好きかな?









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2022/10/22(土)

色々感想

呪術(ジャンプ掲載)
「日本人はおとなしく車とアニメを作っていればいいのです!」
笑った。いや、しかし車とアニメも、
今後ずっとトップレベルでいられるかは疑問だよ。

チェンソ−マン(ジャンプラ掲載)
心を読む能力、大抵はお前の攻撃などお見通しだ方向に行くんだけど
「そんなこと絶対やっちゃだめ!」って反応なのかわいいね…。
なにするんだろ…?

アニメのほうはもうパワちゃん出てきたよ。記憶の10倍速い。

断罪六区3話
https://comic-days.com/episode/316112896827842883
教誨師のほうがヤレヤレ余裕系、黒髪が直情系かと思ってたけどどうやら逆だね?

黒博物館 三日月よ、怪物と踊れ
パーティーのための猛特訓パート、好きなんですよね。
というか椅子に座るときスカートを広げるのって成金仕草だったの…。

水星の魔女
女性差別主義やろう、まさかのチョロイン枠だった。
これで誰と誰が結婚するか分からなくなってきたぞ。

おそらく「テンペスト」が下敷きになっているこのお話、
最後誰の復讐が成就して、誰が結婚しますかね。

あと小さき男児諸君、この機会に
女性のキャラクターに自己投影する訓練をしてほしい。

PUI PUI モルカー DRIVING SCHOOL
前クールの話がそもそも交通違反ばっかりでしたよ…という話。
しかし途中から食べ物の話になってどっちつかずだった。
あと毎回この教官さんがパワハラするんだろうか。

シロモ飼い主さんが二次創作で200回は見た性格そのままだった。

鎌倉殿
源実朝同性愛説が採られたが、描き方がとても繊細だった。
小さいお子は大人になってから、あれはそういう意味だったのか!
と腑に落ちてほしい。
本当に、ポリコレのせいで面白くないとかじゃなく単なる実力だよ…。
ポリコレを意識した脚本でも上手い人が描けば面白いし
そうじゃない人が書けばそうじゃなくなるだけ。

実朝君の、女性をハグするぎこちなさを表現する腕の角度、
メフィラス君の、小四郎に屈辱的な条件を呑まされたときの
明らかに不服と分かる笑顔の演技、どちらも素晴らしかった。
小四郎はもはやタールのように真っ黒で、あれは現世では救われませんね。









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2022/10/23(日)

映画かんそう
「RRR」

「バーフバリ」のS.S.ラージャマウリ監督の新作。
大義を持った2人の英雄が出会い、偽りの身分のまま友情を結ぶが、
やがてその大義が激突し、苦悩に身を焦がされるという超直球な物語に、
恋や民族運動、あっと驚くアクションシーン、歌に踊り、信仰、
ありとあらゆるエンタテインメントをぶち込んだ娯楽超大作です。
インド独特の世界観と画作りが花開いて、実写とアニメと歌劇のハイブリットみたいな映像でした。
(英国完全悪なので英国贔屓の人にはつらいかも。あと痛いシーンはそれなりにあります)

温順な性質の森の部族を守る戦士ビームは、
英国の総督夫人に連れ去られた少女を取り返すためデリーに潜伏していたが
そこで鉄道爆発事故に巻き込まれ、飛び込んできた見知らぬ男と息の合った救出活動で
少年の命を助ける。
勇敢で優しい気性の男を好ましく思ったビームは男と親しくなるが、
彼は総督より直々に森の戦士を狩る役目を仰せつかった警官、ラーマだった…というあらすじ。

Wikipediaを見て主役2人が実在の人物だったことを知りました。
実際は出会わないまま亡くなっている独立闘争の英雄なので歴史IFものなんですね。
それで、どう見てもビームが年上だが兄貴…?と思ってましたが
実在のラーマがビームより年上だった。

Komaram Bheem (1900/1901〜1940)
Alluri Sitarama Raju(1897/1898〜1924)

映画を見てから2日経ってますが、まだこの曲が頭の中を回っています。
(わりと目玉のシーンなので、鑑賞予定の人は見ないほうがよい)
https://www.youtube.com/watch?v=OsU0CGZoV8E

ラストまでバレ

ダンスシーンもそうだし、肩車アクションシーンも、
「絶対に頭の中の画を成立させる!」という鉄の意志と技術の円熟を感じました。
人が思いついてもやらないことを、100倍派手にしてやり遂げている。
邦画だったらどういう映像になるかな…って想像するんですけど、
照れが入っちゃうと思うんですよね。あとまあ、しょぼくなるか、おとなしくなるか。

その辺に生えてる雑草でエリクサー生成か?とか、
ダイナマイトがあまりにも無防備かつええ感じに誘爆させる保管すぎとか、
マッリのお母さん生きてたにしては気絶した様子が死体すぎとか、
総督夫人その棘付き鞭は寝室で使用するやつなので?総督は毎晩豚なので?とか、
突っこむところたくさんありすぎますが勢いが強くてまあいいか…ってなります。
普通の映画だったら終盤の見せ場級のハイカロリーシーンが20分に1回くらいある。

今年見たドラマ「ミズ・マーベル」で分離独立が印象的に扱われていて、
それで先日の女王の逝去の時のインドの人たちの反応が理解できたのですが、
この映画の設定の数年あとが、
最近見た「ダウントン・アビー 新たなる時代へ」の年代なので
豊かで文化的な時代というのは搾取なしになりたたないのかも…
一切の搾取をやめると(奴隷労働搾取、女性の無償家事労働搾取、等々)全員慎ましい暮らしをするしかないのかも…
それが嫌な国が時代を逆行して隣国を侵略しているのかも…
などとちょっと考えました。

1点不満なのは、総督の姪っ子さん。尺を割かれなかったので、
保護者的な存在の伯父と伯母を殺した相手を笑顔でハグする少々謎めいた結末。
あと親しくなりたい相手の車を壊して困っているところに声を掛けるってのは野蛮だと思った。
ラーマが持ち掛けたアイディアを、ビームが「そんなことしてはいけない」と言って欲しかったかな。

ラーマとビーム、仲良くなっていくシーンがダイジェストだったので
なにかあのあたりのショートムービーがほしいところですね。特典とかね!そういうやつで。





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2022/10/24(月)

レシピサイトを見ることが増えましたが、
投稿形式のレシピサイトはぴくしぶのように、
閲覧者の反応の数が分かるようになっているのに遅まきながら気付いた。

そして純粋なレシピの良し悪しももちろんあるが、
写真の巧拙や、あとタイトルのつけ方も人気に影響があることが分かった。

写真は、料理だけでなくテーブルクロスやカトラリー、花が映り込んでいるほうが映えるし、
タイトルは、「ふわとろ」とか、「じゅわ〜」とか擬音を付けたほうが人気は高い。
「野菜嫌いの息子がバクバク食べる野菜ハンバーグ」とか、
「舌の肥えた夫に褒められローストビーフ」とか、
ストーリー性のあるものも反応が良いようだ。
(料理名に妻はほぼ出てこないのは当然ながら娘の登場率もわりと低い印象)

二次創作小説でも、表紙が人気の絵描きさんだと売れる傾向にあるし、
「桃」というタイトルの小説よりも、
同じ内容で「(受の名前)初めてのえすえむ」というタイトルの小説のほうが
確実にPV数が多くなるみたいなものかなと思う。






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2022/10/25(火)

ワクチン4回目を接種。
オミクロン対応ファイザー。ファファモファです。

ファイザーくんは紳士なので、完全に信用して、
解熱剤やレトルト食品など一切の備えなく、
接種後に3時間の映画「RRR」を鑑賞し、
グラタンと長芋フライとけんちん汁と担担麺を作って
モリモリ食べて冷凍して、
翌日は2時間庭仕事しましたが真似しないでください。

ちょっと肩と首筋に強めの凝りがきた以外は発熱もなく元気です。
本当に真似しないでください。








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2022/10/26(水)

映画かんそう
「特捜部Q カルテ番号64」

シリーズ4作め。陰惨。
4作目は原作をかなり改変しているそうで、
映画冒頭は原作の結末部分とのこと。
読む予定の方は下記あらすじをご覧にならないほうがよいかも。

集合住宅の壁を壊していたら死体が出てきたという通報を受けて調査を開始する特捜部。
複数のミイラ化した死体は食卓に着席させられていた…というあらすじ。

性加害表現注意

ラストまでばれ

優生政策の話です。
デンマークで実際にあった女子感化院、そこで行われていた避妊手術。
知能が遅れていると判断されたり、
素行が悪い、反社会的とされた女性たちが半強制的に手術されていたらしい。

デンマークは優生政策で1万人以上に避妊手術を施した
(ちなみに日本はもっと多くて1万5千人以上被害に遭っている。
順番としてはアメリカが100年以上前にスタート、
北欧が90年ほど前、日本は約70前。まるで国家の罹る麻疹のようです)。

今作から、制作費が増えたのか、カーチェイスやアクションシーンや爆発があった。
過去に優生政策に携わっていた医師が、現在も移民の女性たちに無断で避妊手術を施し、
しかも思想に賛同する人たちが集って秘密結社化していたという怖い話なのだが、
優生思想と、自分たちは優れた民族であり移民は労働力として必要だが
増えられては困るというのは、地続きだけど少し違う気がする。
寒い国の人間は優れていて、
温かい国の人間は本来淘汰されていた劣った種族という考えは実際あるようだが笑ってしまった。
自己愛は火のように生活に不可欠だがコントロールを失うと山火事になる。
それと右傾化は現在の全国家が乗り越えるべき新型ウィルスなのでは。

被害にあった移民の娘がアサドの知り合いだったこともあり、
珍しい暴力アサドが見られます。
あっ、あとアサドが異動になるわよ、というのが今回のキモなんだけど
事件が黒すぎて霞んでしまった。
カールゥ〜〜〜!!!言うのが遅いんだよォ〜〜!!!
書類処理する部署が可哀想でしょ?!!!

映画の復讐者は愛を見つけて復讐を捨て、幸せになったが、
原作の復讐者の従兄弟はクズで死体アッセンブルのうちの1人らしい。
あと、映画版、性暴行寸止めプレイが多いよ!サービスシーンなの?って思ってたけど、
原作は本当に暴行被害に遭ってるしもっと回数も多いそう。
デンマークの男性の50%くらいは畜生クズなん…?





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2022/10/27(木)

キリスト教文化では懺悔したらおしまい!なかった扱い!
というシステムが(過去に)あって
フィクションなどで時々イラッとするが、
大河を見ていて、
日本には菩提を弔う寺を建立すればチャラ!なかった扱い!
というシステムがあることに気付いた。




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2022/10/28(金)

同人誌かんそう
「黄昏の王国」羽海野チカさん

FGOは未プレイですけど、羽海野さんの設定資料集を買いました。
おそらく今の同人誌で可能な最大値に凝った装丁になさるだろうから
それを見てみたかったのでした。
本当に贅沢なご本が届いて、その美しさに、
暗いニュースで棘棘していた心が潤いました。

本文はフルカラーなんですけど、3色刷りにも見えるデザインがあって、
虫がモチーフのキャラクターなので、虫を装飾にして
ウィリアム・モリスっぽい壁紙風にしてあるのも素敵でした。
羽海野チカさんの絵は、リアル物体の構造形質いわゆるデッサンプラス、
装飾への愛プラス、キャラクターの重量でできているのだなあ…
というのがよく分かる内容でした。
それにあの言語能力がさらにプラスされるわけだから、そりゃあ漫画が強いわけだよ

FGOのオベロンさんに興味がわいて軽く検索したら
「希死念慮の擬人化」とあって、オ…オウ…と怯んでしまった
デザイン的に(表情も)、眠さと怠さと嫌悪を感じる。
でも某映画でこの人の役をジュード・ロウ氏が演じたことを思い出すと、フフ…って思う
お話を読むと結構がっつりと英国ねたですね。
曖昧な認識のまま小説にしたら面白そう。

それにしても最初の登場絵で「ゲームに合ってない!」
ってめちゃ叩いた層があったらしいのですが、中高生なのかな?
その脚本家とその絵描きさんの実力で、そのまま普通に終わるわけないじゃない…
って設定資料集を読みながら思いました。
最終的にすごく評価が高い章だったそうですね。そりゃあまあそうだろう。





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2022/10/29(土)

色々感想

HUNTER×HUNTER(ジャンプ掲載)
連載再開。毎回言ってますが、現在の登場人物の位置を記入した
平面図がほしい。
これ冨樫先生も前回までの内容が分からなくなったりしないのか。

あかね噺(ジャンプ掲載)
先輩からのいじめを落語で当てこするという文化的カウンター。
一方同じ週のSFアニメでは、いじめに対し顔面にパンチを叩きこんでいた。

黒博物館 三日月よ、怪物と踊れ(モーニング掲載)
バイロン卿の一人娘にして世界最初のプログラマーと言われる
(諸説あるようです)エイダ・ラブレスが出てきて、
彼女のことを軽く検索したらとても面白かった。

天才変人奇人路線のキャラクターのようです。

舞妓さんちのまかないさん(サンデー掲載)
屋形に夕子さん&あずささんのカップリング萌えみたいなひとが出始めた。
売れっ子になって滅多に顔を合わせられなくなっても、
2人の中には常に互いがいるという話。

チェンソーマン(ジャンプラ掲載)
わっなんか最悪なことになった。
剣って脊髄じゃなくてもいいのか。
制服を剣にすることによりごく自然にヒロインを下着姿にできます(自然か?)。

水星の魔女
どうやら経済格差があって、宇宙に出た人間のほうが富み栄え、
地球人は劣悪な労働環境で碌な教育機関もなくジリ貧のようだ。
主人公の所属する学園も、地球から来た人間と宇宙出身者で敵対関係にある。
そこに水星出身の主人公が現れ台風の目になっている。

お嬢様がずば抜けて優秀であること、主人公もお気楽で図太い人間ではなかったこと、
地球出身の面々の結束が固いこと、彼等が主人公に少し心を開いたこと
(主人公が弱者の面を見せたことによって)等々、
学科試験によって効率よく明らかになった上手い回だった。

女子同士の喧嘩がグーパンで顔面狙っていくの、かなりいいですね。

相棒
復帰早々殺人の嫌疑をかけられる亀山さん。
ところで美和子さんってジャーナリストの筈だったんだけど
引退されたのだっけ。

鎌倉
以前は善児のサウンドエフェクトだった猛禽の声が、小四郎のいる画で鳴くようになってしまった。しかも何度も










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2022/10/30(日)

映画かんそう
「アムステルダム」

第一次世界大戦で親友になった男女3人が、
将軍暗殺事件に関わったことから命を狙われるというサスペンス。
実話ベース。でもなんとなくのんびりしたテンポの作品。

クリスチャン・ベール、マーゴット・ロビー、
ジョン・デヴィッド・ワシントン、ラミ・マレック、
ロバート・デ・ニーロなど、出演者がとても豪華です。

監督デヴィッド・O・ラッセルは姪へのセクシャルハラスメントと
現場でのパワーハランスメントの両件で、
しばらく(7年ほど?)監督業から離れていたとのこと。
7年でカウンセリング、謝罪、等が済んで解決したと考えていいのかな…?

「世界にひとつのプレイブック」「アメリカン・ハッスル」とは
少し違った作風に感じられた。
複数の独白が入って、登場人物の空想が混ざり、
名前紹介が遅れたテンポで出るあのテイスト、
少しテレンス・マリック監督やウェス・アンダーソン監督ぽい?

クリスチャン・ベール、「フォードvsフェラーリ」と同じく、
不自由そうに生きる風変わりな人物でとても魅力的だった。
豪華なキャスティングなので画は贅沢で、
俳優さんの演技は圧力が高かったが、内容はやや薄めかも。

ラストまでばれ

クリスチャン・ベール演じる医師が非常に儚い印象だったので
ラストまで生きられるか?大丈夫か?と心配してましたが
まあとりあえず生きてた。あのあとどうなったかは分からないけど。

以前は美しかったクリスチャン・ベールの肉体は
大戦で醜い傷を負い、その背を撫でまわして性的に興奮する妻、
やめてほしいと懇願する夫、というマニアックなシーンがありました。
ふむふむなるほどね!
全身にめり込んだ破片を摘出する手術を受ける
クリスチャン・ベールとジョン・デヴィッド・ワシントンが
互いの手を離さないという友情のシーンもあった。
ふむふむふむふむ!

散漫な印象のまま終盤に入ったが
ロバート・デ・ニーロの演説でぎゅっと締まって
サスペンスっぽい体裁がついた。さすが名優の仕事。



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2022/10/31(月)

ハロウィンなのでかぼちゃのニョッキを作った。
ニョッキ作るの初めてだっけ…と思ったけど、
この日記によると2度目らしい。
前回は10年以上前、じゃがいものニョッキ、ウニクリーム和えを作っていた。

ニョッキをかぼちゃの形に整えるのが難しく、
紐も用意しましたがとても無理で
ナイフの背でやりました。私は不器用なのです。

味はかぼちゃの甘味であまじょっぱく、おいしかった。
ニョッキにオリーブオイルをかけて塩を振っただけでも
じゅうぶんおいしかったです。



レシピはこちら
https://twitter.com/boku_5656/status/1584511562160959489








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