6月日記

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2022/06/01(水)

2022/05/10に失敗したマカロンの再挑戦。
今回は、まあまあ成功しました。

前回はスコーンか…?というくらい水平方向に、ぱっくり割れたのですが、
マカロナージュという、泡を潰して層を作る謎の儀式を長いめにやって、
乾燥時間を倍にしたら割れませんでした。
その代わり、あまり膨らまなかったんですけどね。



ちなみに、乾燥後に型抜きして、
性懲りもなくミッフィーマカロンを作ろうとしたんですが、
生地が広がって、ロールシャッハテストマカロンになったのでした。
写真のこの丸いのは余った生地で作った普通の丸型です。

参考にさせて頂いたのはこちら。
https://www.youtube.com/watch?v=33aUDI-MCV4



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2022/06/02(木)

映画かんそう
「ミナリ」

韓国からのアメリカ移民第一世代のお話。
タイトルは「芹」の意味で、二度目の収穫のほうが味が良いことから、
子世代の繁栄を思って懸命に働く親世代の象徴らしい。
残念ながら私向けではなかった。

コメディシーンで飲尿表現あり注意。

not for me感想。

おばあちゃんと孫の交流は微笑ましかったし、
花札を始めるとおばあちゃんの語彙が
ヤクザになってしまうのも良かった。
しかし 私は人が過失によって大きな被害を出すところを見るのが少し苦手だし、
めちゃくちゃになるのが他人の努力の結晶だとますます嫌だし、
その損失が解決しないまま終わるともう駄目です。

あとこの家庭の問題は父親が
「家族は父親を支え、父親の決定に従うべき」と
無意識に考えているところにある、ように思う。
「農業を諦めて引っ越そう」という妻の願いに
「親の成功した姿を子に見せたい」というような事を言うのですが、
子世代の繁栄のために懸命に働く、というのとは少々違うのでは?と思いました、

父親が劇的に変化して終わると予想していたが、劇的というほどでもなく、
むしろあの火災でうやむやになった感じ。
それとこの映画に出てくる長女さんは、
幼い息子くんが1人で行動するには無理のある箇所だけ機能する装置に近いので、
魅力的な個性はほとんど付与されないのですが、
「82年生まれ、キム・ジヨン」で提議された諸問題
(たとえば家族の意識は常に長男に向いていて、
父は娘の好物も知らない) を監督がとくに問題視していない、
というか長女のキャラクターの造形にそのまま出ていて
創作って怖い面もあるなと思ったりなどしました。

でもアジアの家族ものを見ると、
やはり男女観が似通っているなー、と思います。
韓国はキリスト教の信者が多いはずなのに、男女観は儒教色のほうが強く感じられる。






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2022/06/03(金)

映画かんそう
「REVENGE リベンジ 鮮血の処刑人」

仲の良い夫婦が旅行中に、
辺鄙な場所でガラの悪い連中に因縁を付けられる。
実はそこは地域ぐるみで犯罪を行っている場所で、
秘密を知った夫婦は始末されるが、妻だけは辛うじて息を吹き返す。
かつてレンジャー部隊に属し、屈強な肉体を持つ妻は、
夫の復讐のために集落を襲う…という、
世にも珍しい夫が冷蔵庫の男かつ
舐めてた金髪美人妻が最強もの。 珍しいというか初めて見た。

低予算映画なので、シネコンでロングランをするような大型映画と比べると
かなりしょぼいですが、珍しいものには価値がある。

ラストまでバレ

ラスボスも女性で、部下は貧困白人中年男たち。
敬虔なキリスト教信者で、昔ながらの価値観で母親のように彼等を支配している、
という設定が凝っている。

男性には大大大人気の、嫁娘の復讐もの&舐めてたオッサン最強系ですけど、
はてこのパターン、女性版が女性に人気かと言えばそうでもない気がする。
自己投影しても別に楽しくならない女性が多いのかも。

アメリカの、お家でのパーティーシーンでも思うんだけど
よそのいえで勝手にまぐわい始めるの、理解できない…。







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2022/06/04(土)

色々感想

すごいスマホ(ジャンプ掲載)
タワマンを暴徒が襲って略奪行為をするって、
この先、治安が悪化したら普通に起こりそうだなと思った…。

芥見先生がDrストレンジ最新作の感想をコメントされてた!
たしかに今回の作品、MCUの中で一番芥見先生寄りかも。

あと逃げ上手の中世豆知識、
西行法師の本名が佐藤義清さんって知らなかった。わりと普通だ。

波よ聞いてくれ(アフタヌーン掲載)
肩車して合体することにどういう効果が!?
大きく見せて熊を威嚇する???

しかしひれ伏した状態から成人女性を肩車して立ち上がれる
ミナレさんの背筋力……。

ショーハショーテン(ジャンプSQ)
コントで三国志のハチミツねたとかやるユニットがあったら
ファンになってしまう…。

いびりをやるモブ先輩の顔が整ってるのとか
いびられている子のほうがスペック高いのとか
色々信頼できる漫画。

鎌倉
義経や義仲の命を奪った法皇様の魅了の術は、主人公父には通用せず。
よかったー!空気を読まないりょく!
あと父親、権力者に弱いという弱点もないし。

奥さんが複数いる史実と、ドラマでの嫁一筋設定を
どう整合性付けるかと思ったら成程そういう…。





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2022/06/05(日)

ドラマかんそう
「オビ=ワン・ケノービ」1〜3話(全6話)

予言の子、アナキン・スカイウォーカーが暗黒卿となり、
大敗を喫したジェダイは方々へと落ちのび潜伏していた時代を描いた作品。
すっかり疲れ果てたオビ=ワンが見られます。

内容ばれ

エピソード3から10年後、ジェダイであることも捨てたオビ=ワンは
労働者として食品加工工場で働き、タイムカードを押し、
長距離通勤しています。心のない死んだような目。
分かる…労働は苦役!
(オビワンの勤務先は衛生面で問題あると思うけど)
(なんで食品を放置して帰るのか。2シフト交代制なの?)
(でも勤務時間が終わったら秒でみんな帰るのいいですね)

フォースも薄れ、メンタルもボロボロになった
最弱オビ=ワンが、アナキンの生存を知り、再会するところが
みんなの夢の二次創作みたいで素敵でした。

でも、10年なんの鍛錬もしてなかったから弱いのは仕方ないにしても、
別の名前で行動している危険な移動中にウッカリ本当の名前を言ってしまう等の
「精神が正常な状態ではないのでは?」というレベルのドジを踏むのは
少々脚本的に首をひねった。
あとABCの3人で行動中にAがおとりになるからCを守ってくれと言って離脱、
Bは少し後にAを助けに行き、結局Cが攫われるといった
合理性を欠いた行動の目立つお話の都合脚本もちょっと…。
あと帝国の人たち、
追い詰めておいて逃げられるというのを何回も繰り返すのでコメディみたいだった。
ダースベイダー君、オビ=ワンのこと好きすぎて一息に殺さず
宙づりにして燃やすとか、余計なことをするので永遠につかまえられない。
ベイダーくんの登場シーン、街の人をむだにいたぶったりして
ニチアサっぽかった。
なんかもっと強者演出ってほかに色々あるじゃん……。

後半で巻き返してほしいです。



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2022/06/06(月)

映画かんそう
「ブレッドウィナー」

戦争で荒廃したカブールに、父母と、姉と幼い弟の5人で暮らすパヴァーナは11歳。
しかし教師の父はある日タリバンに逮捕され投獄される。
街を監視するタリバンは、女性のみの外出を許さず、見つかれば暴力を受ける。
食料品店も、女性には物を売らない。
食品の買い出しもままならなくなった家族を見かねて
パヴァーナは髪を切り、少年の格好をして街に出る…という話。

ひたすら女性が酷い目に遭い続けるので見るには体力が必要。
パヴァーナが弟に語る物語と同時進行します。

内容ばれ

西欧の価値観を上に見て
それ以外の国の文化を劣ったものと考えるのはよくない…とは思うものの
(人権という概念も欧米生まれ)
女性虐待、女性蔑視を文化と見なすのには抵抗がある。
神を信奉しているから女性を管理するのではなく
女性を管理したいから信奉するのでは?とすら思う。
当事者である女性たちの間でも意見はきっと割れるだろう。
程度は全然違うけど、日本もそう。

タリバンの下層構成員、
貧乏だ、低学歴だ、前科もちだと何かと下に見られていた層が
富裕層や知識人の上に立てる、
それを正当化してくれる暴力推奨の宗教や政治に魅せられるのは
どこの国でも起こりえる現象なのではと思います。

男装してショーツィアと街を走り回って働いているパートは
自由で、楽しそうだった。ずっと続いてほしかった。
ところで賄賂必要なかったので、お金は返してあげて?






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2022/06/07(火)

パンの中央にミッフィーの形の穴を開けて
目玉焼きを焼きました。
焼きあがると、なぜかあやふやな感じに…。









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2022/06/08(水)

映画かんそう
「プラットフォーム」

2019年のスペインのシチュエーションホラー。
主人公はある収容所に入所する。
そこは何百もの階層からなる高いタワーで、
1日に1回、大量の食事がテーブルに載って下へと降りてゆく。
上の階層の者は豪華な食事を楽しめるが、
階層が下であればあるほど食べ物は少なくなり、
飢えることになる…というあらすじ。

ちびっと人体損壊がある。
犬は無事では済まない。
脱糞シーンもあります。

ナタリ監督の無印「CUBE」と
「ハイライズ」を足して割って社会風刺を強めた感じ。

内容ばれ

トリクルダウン理論は破綻しているし、
共産主義もそう、ということを言いたいのだと思う。
人間は救いがたいという結論になるが、
最後に力技で少しエエ話ふうにした。

どうでもいいが、めちゃくちゃよく切れるナイフの名前が
「サムライ・マックス」
サムライって名詞、スペインでも通じるのかな?







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2022/06/09(木)

ドラマかんそう
「ザ・ボーイズ」シーズン3
1〜3話まで

アメコミヒーローたちを、過激にブラックに描くシリーズ第3弾。
前回はある人気ヒーローの意外な正体が暴かれたが、
今シーズンは過去に死んだ人気ヒーローの謎を中心に話が進みます。
このヒーローはドイツと戦ったり共産主義者狩りをしたりして活躍し、
ティーンの少年を相棒にして星の意匠のコスチュームをまとう男、
そうキャプテン・アメリカのパロディです。

いつにもまして人間ミンチ度がすごい。
毎回あると言っても過言ではない。 サイコパス度もすごい。

でも18歳以上視聴可能作品なのでゾーニングはされているし、
案外合意のない性暴力は(シーズン1の冒頭と過去の出来事以外には)起こっていない。
逆に言えば性加害なしでここまで過激なエロを演出できるのはすごい。
エロとグロが交互にきますが、脚本は上手いし
(次々にショッキングな出来事が起こって飽きさせない技術という意味で) 面白いです。

内容ばれ

アントマンと同じ能力の同性愛者の男性が、相手の尿道に入って
前立腺刺激をしてあげようとしたら、うっかり元のサイズに戻ってしまって、
彼氏がバラバラになるシーン、
製作陣の「やっってやったぜ!」 みたいな笑顔が見えるようでした。

今回、普通の人間が24時間だけ能力者になれる薬物が出てきて
それをブッチャーが使いますが(この設定はコミックス通りかな?)
皮肉にもパワーを手に入れたブッチャーはホームランダーに似てるというね。
激情のままに人を殺すところや女の好みも似てるし、
子供に支配的なところも似てるし、きみらは同族嫌悪なんだよ………。

頑張れ、と思える人がスターライトしかいない。
が、がんばれ…。

ホームランダー役の役者さんが今年の春に暴力事件を起こされたのが少し心配です。
たしか「役とは違うお茶目な人」という評価を何かで見たんですけど、
ホームランダーは本当に強烈な役なので、
キャラクターのせいで病まれたとかでないといいんですけど…。







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2022/06/10(金)

昨日書いた「ザ・ボーイズ」シーズン3にはライフル協会が出てくるんですが、
映画、ドラマ業界にはナード、リベラル勢が多いせいか
ライフル協会は大抵悪役になりがちです。

しかし以前読書かんそうに書きましたが
感動系エッセイなどで
「信頼できる立派な人物の属する会」という意味で出てきたりして
びっくりする。

アメリカでこれだけ銃による事件が起こって、
国民の多数が規制を望んでいてもまだ実現できないのは、
お金の力ってすごいんだなあとしか言えない。






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2022/06/11(土)

色々感想

逃げ上手(ジャンプ掲載)
馬は当時の価値で500万円ほどする貴重な備品で、
そして好感度を上げておくと実戦でなにかとメリットがあるので
武将自らがせっせとお世話をしたらしい。
想像するとかわいい。

黒博物館 三日月よ、怪物と踊れ(ジャンプ掲載)
おっと。これはメアリー先生のピンチを
エルシィが救う展開じゃないですか?

メアリー・シェリーの母親メアリ・ウルストンクラフトの思想の話が出ましたけど、
フランス革命の頃のひとなのに、フェミニズムの先駆者で
男女の教育の平等を書いた著作があるんですね。
タイムスリップした現代人みたいな人だ。

デリシャスパーティプリキュア
今回のプリキュアは男子くんがタキシード仮面的なひとに変身するんだね。

舞妓さんちのまかないさん(アニメ)
きよさんのスコッチエッグおいしそう…。
でも半熟ゆで卵を作ってそこから更にひき肉で包んで
なおかつ揚げるって、工程が多すぎるよスコッチエッグ…。

鎌倉殿
義時の側室=八重姫説は歴史的には疑問視されているのか。
しかしこのドラマだと、まるで頼朝の手のついた女性を
せっせと拾っているみたいだ(笑)

一番立場が上の御家人である北条だからこそ
ほかの御家人に対して気を配らなければならないって
(このドラマの)義時らしい教育だな。

今後関智一さんと山寺宏一さんが登場されるそうですね。






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2022/06/12(日)

昨日、反転部分でメアリ・ウルストンクラフトについて少し書いたのですが
フェミニストの先駆けとも言われる18世紀の思想家で、
ルソーが「少年と少女の教育内容は分けるべきで、
少女は従順になるよう躾られるのが望ましい」と著作で書いた内容に反発して
「女性の権利の擁護」を上梓なさった(らしい)。レスバトル。

裕福であるがクズな父のもとで育った彼女は自活のために家を出て、
母を助け、妹の離婚を助け、最終的には文無しになった父も助け、
フランスを見聞し、恋をして出産するが男に捨てられて自殺未遂をし、
また子供を身ごもるが、結婚制度を否定する思想家であるにもかかわらず
子供のために結婚したので多くの友人を失い、お産で死亡する。
そのとき生まれたのがメアリ・シェリー(妻帯者に惚れるDNA…)。
多数対多数の恋愛の提唱者でもあったらしい。
恋愛物語が、女性を能力と知性に乏しい生物だと
世間に認識させるのに一役買っていると著作で書かれたそうで、
未来人みたいだな?と思いました。
メアリのSFも数百年早かったので、それもまたDNAなのだろう。





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2022/06/13(月)

巣蜜をいただいたのでまずはそのまま食べてみたけど、
「これが噂に聞く、ガム状になって飲み込めない巣部分!」
というのが体験できて満足でした(キャラメルを口に放り込んだら食べられた)。



あとハニーコームバターにしてパンに塗って食べた。当たり前だけどおいしかった。
巣の部分は溶けてしまうようだった。



それと、カマンベールチーズと、ピザチーズ、バナナを耐熱容器に入れ
黒胡椒をかけて巣蜜と焼いた。これは悪魔的な食べ物でした。
ちなみに容器にはオリーブオイルを塗って、
アルミホイルで蓋をしてオーブントースタで焼いた。



白ワインに合いました。
マシュマロとか、干し葡萄を入れてもいいかもしれない…。






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2022/06/14(火)

映画かんそう
「ザ・パージ 魔法少女狩り」
原題Witch Hunt

現代でも魔女狩りが行われているアメリカを舞台にしたC級ファンタジーホラー。
女性は魔女でないことを常に証明する必要があり、
水没実験や、ほくろの検査などが課せられていた。
主人公の母は魔女を国外に逃がす活動をしており、
匿われた魔女は隠し部屋で生活していた…というあらすじ。

ネタはとても良いんだけども、
終盤ちょっと収拾がつかなくなって終わるような印象なのがもったいなかった。
あと、編集ミスかな?という箇所も少しあったけど、所々いいエピソードもありました。

邦題は、既存の人気シリーズ「パージ」とあわよくば間違えてくれ〜
「魔法少女」というアニメっぽいワードで釣られてくれ〜
という邪念に満ちている。魔女の姉妹は出てくるけど別にそういう内容ではない。


内容ばれ

主人公と魔女の子が仲良くなって、
「テルマ&ルイーズ」の話をして、
「2人は魔女だった。だからラストはハッピーエンドだった」
というような会話をするところ。その発想はなかった…。

でも排斥されている割に
客がそれなりに入っているバーで、能力を見せてみて?
とかキャッキャしたりして、危機感がない。
案の定目撃されて追手が来る。

魔女狩りをしている警部の名前がホーソーンさんというのは
ニヤリとさせられるネーミング。

結局あのホラー演出はなんだったのか、
よく分からないまま終わる。

ホラー映画で時々壁の中の空間(広い)が出てくるけど
アメリカって二重構造になっている家が多いのかな?








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2022/06/15(水)

https://twitter.com/syunkon0507/status/1371053704082726917

https://twitter.com/syunkon0507/status/1371084133057753088

この方法で唐揚げを作ってみたけど、確かにおいしかったです。
2度味付けして、2度衣をまぶす手間が味に反映するのだろう(めんどいですけどね)。
もちろんオールスパイスとコンソメはまぶしました。 ビールに合う。
ただし味の濃いものが苦手な人はやめておいたほうがいいです。
冷凍して再度加熱しても、それほどブヨブヨにはならないのもよい。




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2022/06/16(木)

短期間のうちに、シンクの排水口、 トイレ、 雨樋が詰まったことがありました。
一体何の祭りが始まったんだろう…って思いながら、
排水口は分解清掃と薬剤で、トイレは重曹とクエン酸で解決しました。
雨樋が一番大変で、縦の管に泥がみっしり詰まっているのを、
スプーンや棒でななめの管から掘り返しては軽く叩くのを繰り返し何とかなりました。
飛び石と木と手水鉢があって、 水平に脚立が設置できなかったので、
飛び石の上に斜めに立てた脚立に上って、 雑技団のようでした。
おうち周りのこと一式なんでもできるひと
たとえばトーベ・ヤンソンさんなどを尊敬してますが、
メンテナンス(とくに外部)一切を丸投げできる
賃貸マンションとかのが楽かもしれん…。





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2022/06/17(金)

映画かんそう
「太陽は動かない」

AN通信に所属する工作員たちは
全員心臓の近くに爆薬を埋め込まれており、
定期連絡を怠ると爆発して死ぬという
トンチキな設定のスパイエージェントもの。
当然コメディ寄りアクションだと思っていたが、
見てみたら、シリアスだった…。
どこかで見たようなキャラクターが出てきてテンプレセリフを喋る、
どこかで見たようなエピソードを継ぎはぎして
まとめたような感じの話だなーと思った。

爆弾設定があまり活かされておらず、
単にエージェントのパフォーマンスを下げているだけのような?

内容ばれ

うーん、って思ったのが、 更衣室の覗きを、
切ない友情エピソード、 甘酸っぱい初恋エピソードとして使ったところ。
昭和では犯罪にならなかったけど今はもう通報案件です。
ぴんとこない人には、子猫に石を投げて虐待する遊びを使った友情エピソードは、
作り手の感性が怖くて楽しめない、といえば通じるかな?

あと主人公の初恋の相手は集団性暴行を受けているのだけど、
原作小説作家さんの「怒り」にも
たしか少女が性暴行されるシーンがあったように思う。
NTRが性癖なんだろうな。
しかし警察に被害届を出したりしていないようだが、
描写されてないだけで、司法の崩壊した世界なのかもしらん。

「ザ・ファブル」 も佐藤浩市さんがハンドラーなので、微妙に頭の中で混ざった。







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2022/06/18(土)

色々感想

逃げ上手(ジャンプ掲載)
諏訪大社の神は闘神でもあるのか。
ただ単に強いのではなく、信仰される強さというのは
演出として面白かった。

ところで読売新聞で少し特集があって
松井先生のインタビューが載ってたんですが
記事の文中に今後の展開というか史実が書いてあって、
これが歴史ジャンルあるあるのねたばれ……と思った。

ルリドラゴン(ジャンプ新連載)
朝起きると額に角が生えている、ゆるいファンタジー。
周囲の反応が令和だなあーという感じ。
怯えたり排斥したりではなく、
ちょっと触ったりSNSにあげたり。
女子主人公漫画、じわじわ増えてる。

暴太郎戦隊ドンブラザーズ
闇落ちではなく、戦隊のメンバーがザコ怪人になってしまうのって
案外珍しい気がする。

鎌倉殿
曽我兄弟仇討ち回。
北条時政黒幕説とかあるんだな。知らなかった。

このドラマ的にはむしろ本命は頼朝だったが、
仇討ちとして語り継いでまずい面をごまかしたという解釈。

蒲殿を上手く焚き付けたシーン、
ピントは蒲殿に合っていて奥の比企氏はぼやけているんだけど、
口の形から笑っていることがわかる、ぞーっとするようなショットでした。
夜這いしようとして失敗して「あっそう!」ってふてくされる頼朝面白かった。
今後粛清が激化するとのことですが、これまでの粛清は緩かったのか…?

来週末よりベルセルク連載が再開するそうですね。
三浦建太郎さんが、森恒二さんに話されていた最後の展開の内容を
アシスタントのみなさんと再現するとのことです。

ホラー小説についてコメントをくださったかた(ありがとうございます)
返信のご希望「いつでも良い」になっていますが、ご連絡先がないようです。大丈夫でしょうか。
恐怖って、物理てき怖さと、非実在てき怖さに大別できると私は思いますよ。






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2022/06/19(日)

映画かんそう
「炎の少女チャーリー」

スティーヴン・キングの「Firestarter」二度目の映画化。
何か画期的な炎の表現方法とか、
現代風の解釈とかがある再映画化なのだと思ったけど、
とくにそういうのではなく、ごく普通の「Firestarter」。
約40年前のドリュー・バリモア主演版のほうがよかったかもしれん。

新薬の被験バイトで知り合った男女が結婚し子供が生まれるが
彼等の娘は念じれば自在に高熱を発せられる能力者だった。
一家は組織の追及を逃れて国内を転々とするが、ある日とうとう…というあらすじ。

すごい能力を持つ子供が組織に狙われるという
昔の鉄板物語です。
敵の責任者が女性になった以外は特にこれといった刷新はない。

ねこちゃんが残酷に死にます。

ラストまでばれ

バッドエンドですやん……。
なんで親の敵と逃避行エンドみたいになってますの…。
あとチャーリーの能力の弱体化も気になりました。
ラスト、チャーリーの無限大の能力で
すべてが溶けて蒸発し、レインバード瞬殺がカタルシスですやん。
なんで耐火スーツごときで無効化できますのん。
山火事以下ですやん。
能力発動も髪がファッってなる、20世紀の表現のままで、
ハ?って感じでした。
もっと新しい演出がいくらでもありますやん…。

原作のチャーリーは賢い女児なので、
マスコミにぶちまけるエンドです。めでたしめでたし。









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2022/06/20(月)

そういえば先日受けた頭部MRIとMRA、異常なしだったんですが、
資料の写真は添付されてなくて、
私の頭の輪切りの写真が見たいよ〜って思いました。
「異常なし」って2万円払って結果が4文字とか…
1文字5000円じゃないですか…。

ところで血圧が一気に40上がっていて、
そんなに急激に上がることはまずないそうで、
(何回か計測して)今日はたまたまそういう日なんだろうという判断に落ち着きましたが
微妙に次回がこわいです。
さすがの低血圧の私も、40上がったら治療が必要な数値なので…。





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2022/06/21(火)

映画かんそう
「バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版」

ディーン・フジオカさんと岩田剛典さんがコンビの、
現代日本ものシャーロック・ホームズ。2019年の秋ドラでした。

瀬戸内海の島に邸宅を構える富豪、蓮壁家の誘拐事件の謎を解決するため
島に渡った獅子雄と若宮だったが…というあらすじ。
予告を見たときに一体どういうバスカヴィルなのか
想像もつかなかったので映画館へ行きましたが、
ドイル卿がびっくりして墓から起き上がりそうなくらい全然違う話だった。
お金持ちの人が魔犬に狙われるところだけはかろうじて合致。
登場人物の名前に面影があります。ダート・ムーアも名前だけ出てくる。

ドラマ版の記憶がウロだったのですが、
なにしろ見たドラマ・小説・漫画、全部感想を書いているので
余裕余裕と思って読み返したら、
医学部不正入試の代金が200万円は安すぎるというようなことが書いてあり、ふいた。
お金への執着が強い。(でもたしかに安いね)


愛犬家のかたちゅうい(反転)
死亡のシーンは無いがおそらく犬が死ぬだろう流れ。

あとこれは愛犬家のかたでも意見が割れると思うのですが
意地の悪い子供が犬をいじめる演出で、おもちゃの刀でぶつシーンがあります。
SNSの動画の同じような事例でも
「子供が乱暴しても全然嫌がらない賢い犬!優しい!」という意見と
「性根の悪い小型人間め!爆発四散しろ!」という意見の両方を見かけるので。

ラストばれ

今回の脚本はメインライターの方じゃないんですね。

魔犬の正体がドローンでキャッキャしてしまいました。
ドラマ「エレメンタリー」のバスカヴィル家も科学技術ネタでしたけど、
古典+テクノロジーって燃えますね。

本物の犬くんは演技が達者でびっくりしてしまった。
魔犬の声におびえる演技とか、どうやって演技指導したんだろう。

ステープルトンさんは脅迫状とか出さずに
普通に説明してあげたほうが好感度が上がると思うよ…。
あと若宮くんの風呂覗きのシーンの前にもう1シーンないと変じゃないかな?
きみは獅子雄に命令されたら何でもするのか。

ブツはどこから輸送されてくるんだろうとか、
空輸したとしても、途中で無害になるんじゃないだろうかとか
ちょっと気になった。まさか国内から来るって設定か?

蓮壁家は愛媛の萬翠荘ですね。邸宅というかお城みたい。







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2022/06/22(水)

ANYCOLOR株式会社が運営するVTuber団体「にじさんじ」が
フジテレビの株式時価総額を越え、
社長の資産は1000億円!というようなニュースを耳にして、
ヘー!と思い、一番人気だという壱百満天原サロメさんという人を見てみました。
15分ほど聞いただけですが、語彙がユニークだし、
さりげなく寿限無ねたやMGSねたが織り交ぜられ、
過激だとかdisだとか、そういう嫌な笑いはないし、
バラエティ&お笑いの良いところとアニメの良いところを足したみたいな
コンテンツですね。
最近はエンタテインメントの消費が早く、週一でも遅いくらいだそうですが、
これならニーズに応えられそうです。
経済的な記事によると、 2016年ほどから発生した業界で、
2018年に投資額が大幅に増えたそうです。
その後におそらく疫病による爆発的躍進があったんでしょうね。
投資家が気絶するほど魅力的なスタートアップなのでしょう。
(ウーバーの本で聞きかじった知識)
今後はニョキニョキ増える後続同業者の追撃をかわし、
投資家たちの介入をブロックし、
いかに魅力的で新しいコンテンツを提供し続けられるかが勝負ですね。

これまでVTuberを見ていなかった人間を100万人ほど獲得したそうなのですが、
世界全体からとしても夢のある話です。
しかし人間の時間と金銭が有限である以上、削られた業界もある筈で、
さてそれってどこだろう。アニメ?バラエティ番組か?またはアイドル業界?
そして今後は巻き返せるのか、など色々考えます。





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2022/06/23(木)

映画かんそう
「ウルフズ・コール」

フランスの軍事サスペンス映画。
元外交官の監督による初脚本、初監督作品らしい。
優れた聴覚で潜水艦を導く役目を持つ「黄金の耳」である軍人の男性が主人公。
「ブラック・ボックス」 という、
フランスの航空業界サスペンス映画も聴覚がテーマだったので、
耳のいい男シリーズとかかと思ったが違うみたい。

潜航中に聞き慣れない音を聞いた主人公は
それが海洋生物か敵艦なのか判断に迷うが・・・というあらすじ。

潜水艦好きにはおすすめするが、所々腑に落ちない箇所もある。
主人公は勤務中の艦内で靴を履かないことから
「靴下」というあだ名で皆に可愛がられています。
すごく繊細で、嫌なことがあるとめそめそする。
「ブラックボックス」も割とそうだったんですけど、
現在のフランスでは男子は男らしくあれ!みたいな圧はないんですかね。
だとしたら生きやすそうです。

ラストまでばれ

ハリウッド映画に慣れているので、
主人公が新しい任務でワクワクしておるシーンからの、
尿検査で乗艦できません!っていう流れにびっくりしてしまった。
そんなことってある?大麻は何かの罠かと一瞬思ったけど、
普通にやってたのかよ?それ予測回避可能でしょ靴下くん…?

靴下くんは耳が良いので、 極秘データにアクセスするパスワードを、
上司くんが打ち込んでいるキーの音だけで
ある程度割り出せます(いやでもあのパスワードは迂闊すぎるけど)。

ヒロインちゃんがベッドシーンのためだけに出てきて
ラストでちょこっと主人公をヨシヨシするのも、
最近のアメリカ映画ではあり得ないので懐かしい感じがした。
そしてロシア…。
今回のオチとしてはロシアは悪くなかった
(何の脈絡もなく核攻撃をしてくるがそれは罠)んですけど、
今年以降制作の映画だったらもうロシア黒幕オチで決まりでしょ…。







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2022/06/24(金)

ドラマかんそう
「オビ=ワン・ケノービ」4〜6話(全6話)

見てて思ったんですがこれはあれですね、
ファンタスティックビーストと同じですね。
ラストで2人は死なない事と、 仲直りできない事は確定していて、
その制約のなかでのお話。

ラストまでばれ(あまりほめてません)

6話通して、残念ながら脚本はあまり良くなかった。
とくに帝国軍、人材の力を効率的に使おうとしているように見えなかった。
部下の仕事の成果の真偽を、拷問によって確かめるというのが訳が分からない。
もっとプライバシーを侵害する方向でいくらでもあるでしょう
真偽を確認する方法が。
ふらふらと長時間にわたって職場を離れて、
そのあと普通に何食わぬ顔で戻れるのもすごい。 私の仕事より帝国軍のほうが自由だ。
レイア救出作戦で死者が出たとき、悲しみの音楽が流れて
オビ=ワンもションボリしてたけど、
いやそもそも自分たちは戦闘員じゃないっていうヒラのひとたちを
無理に説得して連れてきたのオビ=ワンじゃん…?
脚本の人もオビ=ワンも少し前の出来事、覚えてる…?って流れが幾度かあった。

あとアナキンくん、ジェダイを土に埋めただけでどうして死んだって思えるの?
捕まえては逃げられるのを3回くらい繰り返してるし、
判断力が正常ではないわよ?私が上司なら仕事休めって言ってるよ。

このドラマを見終わったら
「助けてオビ=ワン・ケノービあなただけが頼りなの」って言っちゃう気持ちが
分かるようになると思ってたけど、
この話のオビ=ワン、大丈夫なのオビ=ワン・ケノービ?って聞きたくなる儚さだった。

よかったところを書くと、
10歳の歯抜けのレイア、 とってもキュートだった。
最後にクワイ=ガンが出てくるシーンはやはりよかった。クワイ=ガンが好きなので。
ジェダイは死んで何年経ってもパダワンを愛しているし、
パダワンは自分がジェダイマスターになっても自分のマスターを慕ってるんですよ。

最後にパルパティーンがアナキンに
「オビ=ワンに対して何か感情があるのでは?」と詰問し、
アナキンが「そんなことないです。 私のマスターはあなただけです」って
弁解しているのはなんだかBLのようでおもしろかった。






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2022/06/25(土)

色々感想

黒博物館 三日月よ、怪物と踊れ(モーニング掲載)
奥様と怪物の、シスターフッドとラブストーリーの中間。
女王警護イベントまであと何エピソードあるだろう。

波よ聞いてくれ(アフタヌーン掲載)
野球ネタはよく分からないが、すごい理詰めで物を考えるクマだな。

宝石の国(アフタヌーン掲載)
雑誌の表紙からして奥歯をかみしめる地獄!!!
こんな目に遭う程のことをフォスがしたかといえばそうではないので
フォスが救済されますように…。

https://drive.google.com/file/d/1eU71V68RdoWizd6aODnG8jmJMEhNPmO1/view
(グーグルドライブへのリンクです)
改憲のたたき台が、なんかやばいっぽい。
いま、わりと生活が苦しい人が増えていると思うけど
なぜ基本的人権の項目を削除するのかとか、色々腑に落ちない。
(重複しているからだという人もいますが、でもなぜ今)
あと主権が国民にあるという文言削除も、意図が分からなくてこわい。

世界の主要国の中で日本だけ賃金が上がらないのに物価高は止まらない。
物価高への措置で、世界91か国で消費税減税、
あるいは類する税の減税を行っているのに
日本は「買い控えが起こる」「手続きが煩雑」という理由で減税予定なし。
税金を払っても払ってもパソナにじゃぶじゃぶ流れる。
私は、まあ割りと高齢なので、寿命で逃げ切れそうですが、
お若いかた、お子さんのおられるかたは、なんか本当にやばそうなので
色々情報収集して選挙へ行ってください。
政権が変わることはまずないでしょうけど、一強なのがまずいので
もう少し対抗勢力が増すように。

お時間あって、じっくり考えたい方はこちら
https://choiceisyours2021.jp/








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2022/06/26(日)

映画かんそう
「ザ・ロストシティ」

有名恋愛小説家の主人公は夫を亡くしてから休筆していたが
復帰作となる作品のツアー中、謎の大富豪に誘拐される。
彼女の救出に向かうのは、マッチョでイケメンだけど
中身はいまひとつ頼りないカバーモデルだった…というあらすじ。
冒険コメディ+ロマンス映画。
すごい馬鹿馬鹿しいけど、よく考えられていて、
ロマンスも程よく、優しい話でした。
自己投影して映画を見るタイプの男性向きではない。
主演はサンドラ・ブロックとチャニング・テイタム。

若くはない知的な主人公と、姿は美しくて周囲から好かれているが
知力はなく何もできない異性、という過去の定番の逆転版を意図的にやっている。
しかしチャニング・テイタム演じるモデルも、単なるバカなイケメンではなく、
視聴者が段々彼に好意を持つように、エピソードが重ねられます。

ダニエル・ラドクリフさんの出演作選びは信頼が置ける。
今回は楽しそうにヴィランを演じておられたが
最近の彼の役柄のなかでは常識的な人だった。

血がたくさん出るシーンが1回だけあります注意。

ラストまでばれ

モデルは、考えが足りないだけで、
見栄をはらずに分からないことは何でも素直に聞くし
ヒロインを支配しようとしないし、いいやつ。
一緒にいて楽しいのが一番の恋愛だと私は思いますよ。

チャニング・テイタムの背中に色々くっつけて笑いを取りにくるのやめて(笑)
ヒルはそうでもなかったけど、フェイスパックで笑ってしまった。
ミイラ人間も、くるぞくるぞって感じで、ブラピのところで笑った。

ブラピが、主人公か!?ってくらい存在が輝いてて、
でもあのあんまりな退場なのも好きなセンスです。
この人はクリフ・ブース(ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド)
の子孫なのでは…?と思った。

エンドロール中に映像があるのでお見逃しなく。




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2022/06/27(月)

舞台かんそう
ゲキシネ「狐晴明九尾狩」劇団☆新感線

安倍晴明ものです。
ある夜、不吉な星を見た晴明は、それを九尾の妖狐が日本に渡ってきた兆しと読む。
同時に中国へ留学していた幼馴染、賀茂利風が帰朝し晴明は喜ぶが、
旧友に違和感を感じた彼は…というあらすじ。

垂れ目の美形ヤレヤレ系天才最強陰陽師が中村倫也さん、
その唯一の弱点にして幼馴染の親友が向井理さん。
ウワー!っていう。
脚本中島かずきさんのBLへの理解度が着実にアップしている。

歌ありアクションあり涙あり笑いありの贅沢な3時間でした。

全部ばれ

九尾と晴明の駆け引きがメインのあらすじですけど、
左大臣と右大臣で、最初の善悪の印象が逆転したり
虐殺の被害者と見られていた桃狐霊の一族が実はそうではなかったり、
そういう定番外しも面白かった。
演出では、幕間の直前にタイトルの文字が逆転するやつもよかったな。
狐が晴明を狩るという。向井理さんは悪人顔もお似合いですね。

執着しなさそうでいて情が濃いのが晴明で、
心が柔らかそうでいて思い切りがよくあっさりしているのが利風。
その設定を中村倫也さんと向井理さんの顔で三次元化されると大変危険ですよ…。
帰宅してすぐに二次創作を探しにネットの海へ漕ぎ出しましたからね。

衣装が素晴らしかったです。
蜘蛛モチーフの元方院さまの帯と冠と打掛け。
耳の裏の細かい毛まで表現されて、
どんな激しいアクションでも髪の散り方が不自然でなく、
なおかつ弟のほうは耳を垂らすこともできる桃狐霊と藍狐霊のかつら。
素敵にモフモフしている豊かな髪なのに頭がでかく見えないバランス、
かつキツネ部分を最小限に留めてあくまで本人の薄い冷たい目鼻立ちを引き立てるメイク、
九尾の第二形態は特にすごかった。

最後に、晴明の感情を欲しがったのは九尾なのか利風なのか、
晴明は本当にそれを防げなかったのか、
旧友と共にあれるようにあえて手放したのではないか、
などなど、考察が捗りそうでした。

関係ないですが山の民の名前が出て、おっ、サンカねた来るか?
と思ったが登場せず、ほぼ名前のみだった。





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2022/06/28(火)

ドラマかんそう
「ミズ・マーベル」1〜3話(全6話)

ディズニープラスで配信中のマーベルのドラマです。
このドラマの主人公カマラ・カーンは、
マーベルコミック初のイスラム教徒の主人公なのだそうです。
ティーンの女の子で、キャプテンマーベルに憧れています。
彼女は親の代がパキスタンからアメリカに移住してきたのですが
アメリカのイスラム教徒の生活と、ムスリムのコミュニティってこういう感じなのか!
というのが、少しだけ分かった。

原作では手足がゴムのように伸びる能力だった筈だけど
実写ではちょっと面白い感じになってしまうのを回避したのか
謎めいた物質を生み出せて、その延長で手足の形状を変化させられる設定になっている。
(こういう風に透明なブロックを空中に出してジャンプで進んでいく
パズルアクションゲームがあったなあと思ったのですが、マイクラジャなくて…)

学校のカーストっぽい空気にも触れるし
カマラの相棒の白人のオタク男子ブルーノと、
カマラと同じムスリムの男子カムランの3人で
ちょっと三角関係っぽくなったりします。

内容ばれ

カマラにスーパーパワーをもたらしたおばあちゃんの謎と、
おばあちゃんの仲間の、別の世界からやってきた人々、
暗躍する組織、キラキラの青春、甘酸っぱい恋、
そして愛する家族とイスラム教の戒律、
憧れのヒーローへの思いに引き裂かれそうになるカマラの感情、
描写することがとても多くて大変そう。でも今のところテンポよく進んでます。
(キンゴの名前が出てきた!)

「私ときどきレッサーパンダ」でもそうだったんですが、
お母さんが娘の幸せを思って抑圧するパターン、
これが父から息子の物語だと乗り越えるべき試練、通過儀礼になりますけど
娘にとって母は暴君や障害ではなく、愛すべき家族なんですよね。

ヒーローとして活躍するミズ・マーベルの映像を見て
正体が我が娘と知らないカマラの母は
「あんな娘を持って彼女の母親は恥じるべきね」と言います。
分かる。男尊女卑の強いところで育った人はそういう風に継承しがち。
兄の扱いと全然違う自分への扱いに不満を言うカマラのシーンとか
「うわー!(分かる!)」という感じだった。

ニカーという、イスラム教の結婚契約の儀式が楽しそうだった。
お料理が映ったけど何一つ分からなかった。
礼拝中にインスタ投稿しちゃうような、軽めの信徒もいれば
昔風の信徒もいて、
そして男女のモスクは別々で、女性のモスクはボロボロ、
男性のモスクはピカピカというのも、すごくよく分かった。

私はブルーノを応援している。頑張れー!







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2022/06/29(水)

こちらのコンビーフサンドを作った。
https://oceans-nadia.com/user/13780/recipe/280142

和辛子とコンビーフの相性がばっちりで、ワインやビールに合いました。
6枚切のパンを買ったが12枚切のほうがよかったかも。
コンビーフ50gはちょっと足りなかったので80gにしました。
(それとコンビーフ側にマスタードを塗った)








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2022/06/30(木)

ドラマかんそう
「ザ・ボーイズ」シーズン3
4〜6話まで

4話以降さらに加速してエロとグロの連続サービス。
でもゾーニングされているのでまったく問題ないし(R18)、
こういう悪趣味はわくわくします。
本筋もちゃんと進行するよ。

内容ばれ(エログロ注意)

ヒーローをイメージしたディルドを使って次々と人を殺すキミコ、
娼婦を揃えてゴキゲンパーティをしようとしていた
デブ男の口を貫通するディルド、殺された男の喉で動くディルド。
かわゆい能力ハムスターがロシア兵士の眼窩に潜り込んで
ハムハム殺す。
挙句の果てには、スーパーパワー使用OKの乱交パーティー
「ヒーローガズム」に潜入します。
ペニスは伸びるし、精液をひっかぶるし
ディープは海洋生物と性行為をしているし、色々大変なんですけど、
乱交パーティーにティーンや子供はいないし、
男から誘われた主人公男子は、気持ち悪いとかそういうことを言わずに
「嬉しいけどお尻を休ませないと…」と言ってかわしている。
ポリコレ的には完全に配慮されています。

ヒューイと三角関係になるかと思ったスーパーソニックですが
普通にいい人で、めちゃくちゃ惨殺された。
そしてヒューイとスターライトは破局寸前。

ソルジャーボーイと、薬物でブーストしたブッチャーと
薬物でブーストしたヒューイの3人がかりでなんとか
ホームランダーと対等くらいまで行けることが判明した。
あと2話で倒せるか…?いやでもホームランダーが倒されると
終わっちゃうんだよね、このドラマ。



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