4月日記

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2022/04/01(金)

植えた覚えのない木がどんどん伸びて、
ちょっとした雑木林になっていた庭を6時間くらいかけて整理しました。
ひたすら木を切って、切って、切りまくってたのですけど、
3mくらいの木になると、重さでノコギリが進まなくなるので、
斧で切りました。斧があれば大抵のことは解決しますね。

切ったあと、残った根っこを枯らそうと思ったのですが
掘り起こすのは難しそうなので検索しました。
除草剤を塗り続けると数年で枯れるとか、
黒い布を巻いて日光を遮断すると数年で枯れるとかでてきたのですが、
めんどかったので、ガソリンをぶっかけて火を付けました。

夜に燃える木々の中、立っている私(延焼しないよう見張っている)
きれい!映画みたい!って思いました。
今日は4月1日なのでこれは嘘です。
本当は住宅補修用セメントを買ってきて、塗りこめました。
(ガソリンをかけるだけで植物は100%すぐに枯れるらしいですね。不思議)






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2022/04/02(土)

色々感想

金カム(ヤンジャン掲載)
ここにきての仲間外れ!白石は生き残ると思いますけど
でも白石も一緒に連れってったげてよね!

ショーハショーテン(ジャンプSQ掲載)
トーナメントバトルだ!
そして過去の相方を殺した男だ!
ジャンプみたい!

鎌倉殿の13人
亀の前騒動のことも後妻打ちのことも知らなかったので
(何も知らない)興味深く見ました。
単に政子が嫉妬深くヒステリックであるようには描いておらず、
色々な人の思惑が絡むと事態は制御不能になる
(義経から政子への純粋な好意とか)、
現実によくあるあの感じがよく出てました。
あとお父さん、親族の女たちを馬鹿にされてブチ切れて
隠居を宣言するあの流れ、
奇しくもアデミー賞授賞式で妻を侮辱されたウィル・スミスが
激怒して司会をぶん殴った事件と重なりましたが、
人柄の良いおっちゃん感が出てました。
ああいう人はアカンところがあっても憎めない。
隠居は奥さんの望むところではなかったという、
ちょっとしたしっぺ返しなところも皮肉が効いてたし、
さすがの頼朝も怒りが引いてオロオロするのが良かった。
それにしても頼朝の好感度、ナイアガラ級の急降下。
清盛くんが余計な情けをかけなければよかったのに!
うわなりうち、あらかじめ予告したうえで
親族の若い女や侍女の若い女を引き連れて、
皆で竹刀持って大暴れしたんですね。
加勢に呼ばれた人は、わくわくしただろうなフフ。

「黒博物館 三日月よ、怪物と踊れ」は3回掲載して1回休む周期なのだそうです。




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2022/04/03(日)

映画かんそう
「モービウス」

監督ダニエル・エスピノーサ
脚本マット・サザマ バーク・シャープレス

「ヴェノム」「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」に続く
ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース(SSU)の第3作目。
ソニー、知らぬ間にユニバース名称を決めてた。

先天性の病により常に血液の交換が必要なモービウスは
その天才的頭脳によりハンデがあるにもかかわらず医師となり、
人工血液の開発に成功するという功績をあげるが、
自らの病を治療するすべはまだ見つからなかった。
同じ病を持ち、それがきっかけで友人となった幼馴染のために
治療薬を早く得たいモービウスは、吸血蝙蝠を使った実験に手を出す。
しかしそれは恐ろしい代償が必要となるのだった…というあらすじ。

幼馴染からモービウスへの矢印がでかすぎて、他の印象が薄い。
起承転結の優劣やアクションに特にこだわりなく、
登場人物の関係にしっかり尺の割かれた映画が好きな人におすすめ。
(特にこじれてるやつ)

エンドロール中に2回映像があります。
軽めの嘔吐あり。

ラストまでばれ

マイロは原作だと吸血鬼化したモービウスに殺される親友なんだね。
なぜあんなヤンデレの王みたいなことに。
「死ぬ日が来るまで一緒だ兄弟」とか「君とは戦わない」とか、
なんかそのセリフ知ってるぞ…?と何度か思いました。
他にも「恋愛はするな」「頼む、追い出さないでくれ」
「君から離れない」「これで君と僕だけだ。味方は僕しかいない」
など、パワーのあるセリフがどんどん飛び出ました。

その反面、バトルの組み立てやアイディアには特に新しいところはなく、
病気の女児は一体何のために出てきてどうなったのだ…等、
大味なところが散見された。
あらすじも、女の死でパワーアップとか前世紀的。
それと「傭兵の死とかどうでもいい(双子の親のシングルマザーの看護師の死は重要だが)」って
公務員にわざわざ言わせるの、どういう意図なのか気になった。

監督が「ライフ」のひとで、
脚本は「ドラキュラZERO」「キング・オブ・エジプト」のひとらしいので
なんだか納得する。
固執する人が話を引っ張って、主人公は固執されて色々失うんだよな…

おまけ映像のひと、そもそも生活のためにやっていたことで、
別に世界やヒーローをどうこうしたい系ヴィランじゃなかったような…。
家族と平穏に暮らしたいとかそういうのは?
あと本編では理知的で優しい性格に描かれてた先生、その話に乗っちゃうの!?





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2022/04/04(月)

映画かんそう
「シャドウ・イン・クラウド」

クロエ・グレース・モレッツさん主演のパニックホラー。
第二次大戦中、離陸間際の戦闘機に、
極秘任務遂行中だという婦人補助空軍の下級士官モード・ギャレットが乗り込んでくる。
連絡を受けていなかった機内に席はなく、彼女は銃座に押し込められる。
兵たちからの侮辱にうんざりする彼女だが、機外に謎の生物の影を目撃する…というあらすじ。

クロエさんを好きな人がクロエさん鑑賞目的で見るのにおすすめ。
感染症対策なのか、前半はクロエさんの一人芝居状態です。
ただ、ホラーとしては何十年か前のテイストなので、
最新作と比較するとつらい。
それと日本軍が敵として出てくるので愛国戦士向けではない。
あと戦闘機の乗組員のセクハラ発言が結構きついので、
そのへん平気なひとむけ。(監督は女性)

ダン・オバノン(故人)の原案らしい。
その原案を元に「エイリアン」が生まれたとか。
私はトワイライトゾーンの「2万フィートの戦慄」を思い出した。
あれはリチャード・マシスン。
グレムリンは結構新しい幻想生物で、第一次大戦頃が起源なのだそうです。
知らなかった。

末端が痛い描写があるので注意。

ラストまでバレ

一人一人のキャラクター紹介的な場面で映像がファッ…て出るところ、
こいつはあかんやつや……と思いました。
クロエぶら下がりシーンがともかく長いのと、
あと飛行機から落下してあわやというとき、
日本の戦闘機の爆発でその爆風で上昇して戦闘機に戻れたところもヤバ…と思った。

「ガンパウダー・ミルクシェイク」を見た後なので
暴力夫、DV、不倫、アカチャン…とかが出てくると
えっまだそういうの必要…?という気分になる。
あとでかいグレムリンにステゴロで勝つ女子が、
普通の人間の夫に暴力を振るわれるのが解せぬ。
この主人公が殴ったら大抵の人間は死ぬでしょう。

音楽がとても懐かしかった。
エクソシストとかサスペリアとかハロウィンとか
ああいう感じの音楽。










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2022/04/05(火)



ロッテが洋酒チョコシリーズの新作
「レモンリキュール」
「マスカットリキュール」
「ナッツ&レーズン」
を3月15日に発売したので買ってきた。
レモンは…うん、すっぱいな…
マスカットは…甘いかな…
ナッツ&レーズンは…ドライなラミーだな…
という感じでした。
しかしなぜ春に新発売?販売期間短くならない?







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2022/04/06(水)

読書かんそう
「ウーバー戦記:いかにして台頭し席巻し社会から憎まれたか」
マイク・アイザックさん

これは人並外れた意志の強さと闘争心と嗅覚とカリスマがあり、
共感性と慈悲のないトラビス・カラニックという白人男性が成功し、
資本主義の理想の勝利者のような地位を手に入れるが、
やがて負の面と慢心により自滅していく一連を書いたノンフィクションです。
ウーバーの内情があまりにも倫理に欠けたものなので、
最後まで読み通せないと思いましたが、
作者さんが本当に重要な事しか書かないスタイルなので
一文一文に驚いているうちに読み終わっていました。
興味を惹かれてあとで調べようと思ったことをメモしながら読みましたが、
そのメモだけで1500文字くらいになりました。

ウーバーの社訓として「超気合を入れろ」とか「押しまくれ」とかあって笑ってしまうのですが、
法律よりも倫理よりも社の利益を優先する人材ばかりを採用し続けた結果が度重なる不祥事なので、
投資家目線で言えば起業をサイコパスにまかせ、
その後全て入れ替えるというのが理想なのだろうな…と思いました。
結局ヒエラルキーの頂点には投資家がいて、起業家も企業も結局は消費されて終わるような。

まあおそらく彼等からすると法も倫理も、能力の低い者たちのためにできているので、
強く有能な自分たちが従うのは損だという感覚なんでしょうね。
カラニック失脚のくだりは、まるきりゲームのラストバトルのような総力戦だったので手に汗握りました。
(しかも一度倒すと第二形態へ変化すろところもゲームぽかった)。

すごい数の人が死んでいるので(ドライバーの自殺、強盗に殺されたドライバー、
ドライバーに暴行された女性)代表者1人が負い切れる責任ではない。

内容ばれ?

えげつねえ…と思ったのは、カラニック氏最愛の母親が事故で亡くなって、
氏がうちひしがれているタイミングを狙って退陣プロジェクトが動き始めた点で、
そうでもしなければ追い落とせないという判断だろうけど、
億万長者になった代償としてもなかなか厳しいな…という気はしました。

彼等は自分たちの作る新しいテクノロジーと新しい世界に、
法律は追いつけないと考えていた節がある。
まあおそらく、金と人脈に価値を見る人は
この本を読んでまったく別の感想があると思う。
そういう人からするとカラニック氏は尊敬すべき人物だし、
私は虫程度の存在だろう。

法とアップル社のプライバシーポリシーをかいくぐって、
利用者のモバイルのあらゆるデータを抜きまくった箇所を読んでいると(アイディア的にはすごかった)、
すべて大企業のたくらみてき陰謀論に染まる気持ちは少し分かるし、
私のアプリ嫌いが酷くなるのでやめてほしい。

弱弱しい感情などに囚われず、それどころか法や倫理も踏み越えて何時間でも働き征服し、
勝利者として凡人たちを支配したいという気質の持ち主と、
己の情動や幸福周囲の人々の幸福と和を大切に生きたい気質の人の2種の人間が
世の中にはいるような気がする。
どちらかが悪というのでなく人間は両タイプを揃えることで絶滅の危機を乗り越えてきたのだろうけど、
問題は、これまで後者の人には攻撃手段がほぼなかったので前者に搾取される一方だったのが、
ポリコレMetooそしてインタネットでの情報共有という技術に後押しされた対抗手段が登場して、
やっと殴り合いが発生したように思う
(でも前者が一致団結したら到底かなわない。1人で100人分くらいの能力がある人達だから。
けど前者の人はおそらく一致団結するのが死ぬほど苦手だ…)

面白い箇所はありすぎて到底書ききれないけど
(中国進出で滴滴出行と一騎打ちとか、アメリカvs中国の模擬戦みたいだった)
グーグルのジェフ・ペゾスを虜にし、次にカラニック氏をメロメロにした
アンソニー・レヴァンドウスキー氏の自動走行テクノロジーですが
峰不二子のような存在で、どちらも社の屋台骨を揺るがした呪いでもありました。
氏は結局新興宗教を興されたというのも、猛烈に興味深い。
名だたる財界人を魅了する才能を活かされたのでしょう。














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2022/04/07(木)

映画かんそう
「地獄の花園」

主人公直子の勤める三富士株式会社は、
開発部の安藤、営業部の佐竹、製造部の神田、3人のOLが仕切っており、
その3勢力は抗争を繰り返していた。
しかし途中入社してきた北条という桁外れの強さを持つOLによって、
その均衡は崩れる…というあらすじ。
まったくそのままHiGH&LOWです。
(タイマン300連勝、ムショ帰りのOLとかがいる)
余命・記憶喪失・不幸恋愛ものが多すぎる邦画界で、
拳でてっぺんとる女子たちの映画は希少。

脚本はバカリズムさん、監督さんはPVを撮ってきたかたのようです。

バランスブレーカーの超強いOL、蘭を演じるのは広瀬アリスさん。
え?大丈夫?ここまで演じて男性ファンはついてきてる?て心配になった。
最高でした。

オチまでばれ

ラストが、そこに持ってきちゃうかー…!っていう
ちょっとしたがっかりはあったんですけど、
みんなかわいく、面白くてよかったです。





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2022/04/08(金)

映画かんそう
「十二単衣を着た悪魔」

内館牧子さんの同名小説を原作とした映画化。監督は黒木瞳さん。
優秀な弟と比べて、就職に躓いた自分の人生にコンプレックスのある兄が、
源氏物語の世界にトリップし、
源氏物語の先の展開を言い当てたために優秀な陰陽師として
右大臣家に迎えられる。
彼がそこで出会ったのは、源氏物語では悪役の弘徽殿女御だった。
現代的な価値観を持つ彼女は、毒舌を発揮する…というあらすじ。
オリジナルで流行していた悪役令嬢転生ものの亜種のようですが、
原作小説は2012年なので時代を先取りしてましたね。

ラストまでバレ

ただ、平安の世で世話してもらった嫁ラブで、
子供もできたがお産で嫁死んだ、つらぼよ…
でも現代に戻ったら嫁そっくり女子いたよ!って
嫁の印象的なエピソードがとくにないので、
「平安の世」を「途上国」に変えたりするとやばい案件じゃない?
という気はします。猫とかでもよくない?

弘徽殿女御をメインにして、
桐壺更衣をしたたかな女にするのは面白いアイディアでしたが、
源氏物語から引っ張ってきたエピソードが御息所の生霊だけなので、
たぶん原作では色々あるんでしょうけど、
映画はちょっと食い足りないように思います。









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2022/04/09(土)

色々感想

最弱!! ジェノサイドクイーン(ジャンプ読み切り)
左門くんはサモナーの沼駿さん。
やっぱりすごく早くて、安定していて、
ネガティブなところがなく面白いです。

呪術(ジャンプ掲載)
乙骨先輩、戦闘自体には価値を全く見いだせないひとなのか。
自分が必死で努力している分野に彼がいたら心がザワザワしそうだけど、
いまのところバトル漫画の登場人物になる予定ないのでよかったです。

黒博物館 三日月よ、怪物と踊れ(モーニング掲載)
えっ!メアリの咄嗟に付いた嘘により、
エルシィ(怪物)がハウスメイドとして働くことになった…?
そうして行儀作法を学ぶらしい。
英国メイドものに?どうなるんだ一体!

お話としても面白いが、今作はとくに藤田先生なりのフェミニズムを盛り込んだ内容になってる。
嫁が体調悪いと、なぜか一緒に体調悪くなる旦那の現象もチラっと描かれていて笑いました。


平家物語(アニメ)
壇ノ浦は抉られるほどには残酷な描写ではなかったですね。
びわが編んであげた髪が文字通り命綱となって徳子が助かったり
フィクションっぽい救いがあった。
(敦盛回のほうが演出の切れ味凄まじかった)
柴漬けの名前を徳子がつけたという俗説があるんだね。

金カムが残り3話という告知が出て、(残りの尺で死ぬ余裕がないゆえに)
現在生き残っているキャラクターの生存率が上がり、ジャンル民がどよめいています。







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2022/04/10(日)

映画かんそう
「ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密」

シリーズ3作目。
ダンブルドアに招集された男女は、
魔法界を合法的に支配しようとする
グリンデルバルドの野望を阻止するために行動を開始するというあらすじ。

相変わらず魔法生物は可愛いし、
ニュートと兄はいつになく仲良しだし、
魔法による戦闘はアイディアが優れていて多彩だし、
重苦しく凄まじい愛憎を見せられて息が詰まりそうでしたが美しかったです。

暴力事件で敗訴したジョニー・デップが降板し、
ゲラート・グリンデルバルド役には
新たにマッツ・ミケルセンがキャスティングされました。
(そうしたらまた別キャストによる暴力事件が起きたりしました)

溶けた人間の断片が映るので怖がりのお子さんは注意。

ラストまでバレ

魔法戦は光線銃の代用みたいなのじゃなくて、
使う人のセンスで全然違う戦い方になるのが良くて、
ジェイコブとラリーの暗殺阻止作戦、
あとラリーとテセウスが追っ手を撃退するところが好きです。
壁に閉じ込める魔法とか印象的だった。
ラリーの魔法のイマジネーションが豊かなんだろうな。
(でも食べかけのパンを投げ捨てたシーンでアッ!って言いそうになった)
スキャマンダー先生とテセウスが牢獄でサソリダンスするところとか、
もう絶対子供さん大受けだろうなと思った。

筋はちょっと大味で、
ユスフのエピソードは総カットしてもまったく支障のない意味なし筋だったし、
ただの伝言にゾロゾロ大勢で行って1人投獄されるのも首をひねる感じだった。
(サソリダンスがすごくいいのでカットし難いのは分かりますけど)
今回はメインがダンブルドア校長の過去の罪とその贖罪、孤独で
その描き方はとても良かった。
最近男に執着する男のエンタテインメント映画を連続で見てますが、
本作はとてもエレガントだった。
冒頭がデートで、どうしようかと思った。
この規模の映画にしては珍しく、友情風にぼやかしたりせず
恋愛であると明言してた。まあロシアでの上映はないだろうし、
中国は…?中国はどうなるのかな?知らん。
(同性愛描写が少しでもあると上映されない大国2国)
でも最後の、彼は攻撃して自分は防御だったから戦ったわけじゃない、
っていうのはちょっと何を言ってるのかよく分からなかった(笑)
恋人同士のじゃれあいって判断されたんじゃないの…?
杖を握る右手は猛々しいのに、互いの胸に触れる左手はとても優しい触れ方でした。
結局最終的にゲラートがアルバスの事をどう思ってたかは
原作終盤での彼の行動で概ね察することができます。

今回魔法生物描写は割を食って縮小されたけど
ジェイコブのための杖を出した時ピケットが
「ta-da!」って言ってたの可愛かったのと、
ワイバーンの垂直離陸のアイディアに「なるほど!」って思ったのと、
(ああいう開けた場所のない設定では離陸が難しい)
あと麒麟は、本場中国読みでチリンなのを初めて知りました。
素晴らしい指導者が善政を敷いていると現れる幻獣のようですが
徳の高い人物に頭を下げる設定は、やはり十二国から…?

私のダンブルドア校長の理解は、
若気の至りで優生思想てきなものにハマって、
恋に狂って盲目になったせいで自分の妹が死んだという、
取り返しのつかない罪を背負って、今後は正しくあろう、
愛情に惑わされぬよう、弱者の味方でいようと日々己を律しているイメージなので
麒麟が膝を折るような人とはちょっと解釈が違う。
タイトルもゲラートとの愛ではなく、それにかかっていると思ってる。
(恋愛の件はべつに隠しているわけではなさそうだし)

原作読者としては
アリアナの過去の加害被害の件は、このままスルーか…?というのと
アバーフォース…お前、そんなやらかしがあったのに
本編終盤で兄に対してあの態度だったんかい?というのが少し気になりました。
(これは後付けなので仕方ないですが)

マクゴナガル先生、おかわいらしかった。
でも若い頃から苦労かけられてたの…。
ジェイコブとクイニー、おめでとう!
(別れるに至った問題って解決したっけ…?)
ティナ、本筋に出ないかと思った。良かった。
すごく顔が変わられたように見えた。

ラスト、式を映さずに孤独に見守る校長を映すのはとても良いですね。
自分の人生は諦めて、人々の守護者として生きる覚悟を決めた人の顔だった。













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2022/04/11(月)

アレパを作った時に買ったトウモロコシ粉が余っていたので
コーンパンを焼きました。
小麦粉とトウモロコシ粉を半々で焼くレシピでした。
私分かったんですが、トウモロコシ粉を加工して焼くと
ザクザク食感があるんですけど、
多すぎると砂っぽくなるので、
小麦粉との比率は50%以下が望ましい感じです。
軽い柔らかい食感では小麦粉が優秀ということなんだろうな。

できたてのパンは香ばしい。
あと腹もちがすごい。










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2022/04/12(火)

映画かんそう
「キング」

シェイクスピアの「ヘンリー四世」「ヘンリー五世」を元にした映画。
イングランドの王位継承者ハルは、街で放蕩生活を送っていた。
しかし父のヘンリー四世が病死し、王位を継ぐことになり、
暗殺未遂事件なども起こる不安定な情勢の中で
王らしく振舞おうとするハルだった…というあらすじ。

美しい王太子をティモシー・シャラメが演じます。
顔が美しいので当時のあのベレー帽みたいなヘアスタイルも
バッチリ似合っていて高貴ですらあります。

内容ばれ

ティモシー・シャラメ演じる美しい王太子と
彼に忠実な、野性的な騎士…ハッ「DUNE 砂の惑星」じゃないの!
と思いました。

わりと戦争上等な気質のヘンリー五世を
現代風の人道主義者にしたため、
その皺寄せが弟とフランスの王太子にいった感じ。
とくにロバート・パティンソン演じる王太子は
おもしろサイコパス枠でした。

これから戦争を始める敵の大将が単身で会いに来て
無事に帰れたりとかしてたんだろうか…。
だとしたら案外紳士的な戦争だね。

最後の15分くらいの突然のサスペンス、良かったです。

ところで、臨終の父親から掛布団を引きはがす、
英国が舞台の息子の話を連続で見たのですが
何か有名な故事か伝承でもあるのでしょうかね。






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2022/04/13(水)

映画かんそう
「あのこは貴族」

東京の開業医の娘、華子は何不自由なく暮らしてきたが
結婚を前にして恋人との恋愛関係が終わったので婚活を開始する。
自分の家よりも上流の家の弁護士と出会って結婚を決める華子だが…というあらすじ。

とくに衝撃的なことはほとんど起こらず、淡々と進行する。
東京に出なかった私が見ても時々「ウッ…」ってなったので、
地方から東京にでた女性、または東京に家のある少し裕福な女性にはザクザク刺さるのかも。
幾つかの階層にいる、女性たちの人生の話です。
男性は、どんなジャンルでも自己投影せず見られる人にはおすすめ。

終盤までばれ

私のジャスティスでは華子が離婚すべき理由がMAXまで積みあがってたので、
今日あったことを話し合える相手、イコール夫!という
ビターなエンドだったら暴れてしまう…と思っていたら離婚したのでよかった。
義母様からビンタをいただいたあとのグシャグシャ髪をした華子さんが、
野性味あって一番きれいでした。
言わせてもらえば身長2m50で年収2000まんえんのイケメンでも、
人のノートを借りパクするやつなんか友達になるのも嫌ですよ。
なんかほかにも猫蹴ったり、宇宙人みたいなことしそうだもの。

アフタヌーンティーが、
中流以上家庭育ちの女子の象徴みたいな描かれ方をしているのは少々「?」だった。
ちょっとお茶しよう、でアフタヌーンティーに行ったら困らない?
期間限定も多いし、事前に
「この企画で値段はこれくらいなんだけどどう?」「OK!」
みたいな段取りを、全員していると思ってた…
だって量が多いし、お腹を減らしていかないと全部食べられないんじゃない?

美紀さんの人生は、あそこからどんどん崩れて取り返しのつかなくなるケースもあるので
少しハラハラした。いい結末で良かった。

普通の人って実はいないので難しい。
あの、通りすがりの女性の写真を無断で撮ってた男性は論外にしても。
居酒屋の関西弁さんは普通に良い人そうだった。
が、華子さんとは育った階層が違ってて結局はだめになりそう。
ジャズは彼氏の影響さんは、実際にああいう考えのひとが多そうだけど、
声に出して相手に言っちゃうタイプは
遭遇したら「あー、交流範囲狭そー」って思うでしょうね。

たくさんじゃなく1本だけおすすめした映画、
すごく忙しいとか映画は全然見ないとかそういう理由もなくスルーだった場合、
私への興味or好意は中〜弱〜無なんだなーと測ることはある。分かる。
色々な人からおすすめが来ていて常時順番待ちとか、
出演者にどうしても無理な人がいるとか、
そういう特殊な事情もあるでしょうけども。
もちろん、「私をないがしろにしてゆるさない!」とかじゃなく
「チェッ、残念」くらいなんですけどね。

ゆるやかなシスターフッドを描いているので
男性の評価は低いようです。
「愛人と正妻がバトルすれば面白いのに」
「お色気シーンがあるといいのに」
てきな意見が散見された。







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2022/04/14(木)

昨年の夏、SNS上で話題になっていて、
探していたのですがどうしても見つからなくて諦めたジュースが、
今年ぽろっと売っていたので慌てて買った。
グアバーとグレープフルーツが混ざったような味のジュースです。





ポメロという果物を知りませんでしたたが、
ザボン・文旦の仲間だそうです。
甘めだけどサッパリしてる。





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2022/04/15(金)

映画かんそう
「パワー・オブ・ザ・ドッグ」

宿屋を営む未亡人ローズのところに、
牧場主の兄弟と牧童たち一団がやってくる。
ローズの一人息子ピーターは中性的な顔立ちと性格をしているが、
それが牧場主のフィルを苛つかせ、彼はピーターを侮辱する。
やがてフィルの弟ジョージとローズは結婚するが、
フィルとローズの確執は深刻になっていく…というあらすじ。

繊細な描写でじわじわ進みます。
音楽も不穏になってゆき、終盤に色々瓦解します。
アカデミー賞監督賞受賞。

ラストまでばれ

じっくり時間をかけて人の表情や動作を描写するので、
人間の心を追う映画かと誤認するが、実は違う。
ローズのアルコール中毒描写などはミスディレクションで、
話の骨格はサスペンスである。
終盤になって効果的に明らかになる。
それとほぼ同時に、圧倒的な強者と、
何の力も持たない弱者という関係に思えたフィルとピーターの立ち位置も逆転する、
というか最初から逆であった事が分かる。
説明はほぼないので、察するのが苦手な人向けではないのと、
サスペンスのスピードではないので、展開の遅い作品が嫌いな人は無理。
それと現実で解決していない人間の苦しみを
エンタテインメントの筋立てに利用されるのが苦手な人向きではない
(というひとがいらっしゃるのを「ラストナイト・イン・ソーホー」で知った)。

フィルを演じる主演のベネディクト・カンバーバッチ氏の演技は素晴らしく、
食堂に入ってすぐにゲイのゲイフォビアだな…って分かるかる演技だったし、
セリフ以外で全部表現する脚本だったので、
ちゃんと要求される仕事をなさっていた。
あとヌードシーン多かった。昔の女優さんなら体当たりの演技って言われたやつ。
監督のフェティズムなのか、私の勉強不足か、
意図のよく分からない腰のアップが幾度かあった。

例の菌、威力がすごい。
皮が引き渡されるかどうか等、偶然の要素が多いが
まあどちらにしろ理由を付けてあの結果にはなったのだろう。
ところで実父の自殺は本当にナチュラルな自殺?

犬の力、聖書では無知蒙昧の輩の、愚かな攻撃性、
というような意味に私は解釈するが、
この映画ではもっと複雑なのかも。
特別な人間にしか見えない丘の犬の影や、
特定の人間に対する差別心や。

あるベテラン俳優が、
「ニュージーランド出身の女性監督は
西部のことをまったく理解していない。
自分はテキサスのカウボーイたちと交流があるが、
牧場にもカウボーイにも同性愛など存在しない。
上半身裸のカウボーイが登場するあの映画は、ストリップだ」
とこの映画を酷評したが、のちに謝罪したそうです。






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2022/04/16(土)

色々感想

恋、ときどき超能力(ジャンプ読み切り)
上村太心さん
ラブコメ超能力ものと思わせて、わりと王道のディストピア弾圧、
最強覚醒、みたいなお話でしたが、セリフなどに少しひねりがあって良かったです。


黒博物館 三日月よ、怪物と踊れ(モーニング掲載)
暴力による男性への制裁、暴力は許されないと考えるも、
どこかカタルシスを覚えてしまうメアリ・シェリー。
委員長と不良の恋愛もののようです。

金カム(ヤンジャン掲載)
えっ。わりとあっさり…?しかし残り2話と考えると、
更なる逆転とかやっている余地はない。
スギモトの故郷の話は最低限やらないとだよ。いけるのか?

さよなら絵梨
https://shonenjumpplus.com/episode/3269754496858728104
藤本タツキさんの読み切り
毎回ネットで賛否両論吹き荒れる先生の新作。
でも両派ともに技術が高いという評価は合致している。

先生、本当に映画が好きなのな。
絵梨の名は「ぼくのエリ」からだと思うが、
創作者と創作がテーマで、呪いのような救済のような
ちょっとコメディ風味もあるけどまあ地獄といういつもの先生の芸風。
先生の作画、元になる映像があって
それをコンテに描き起こしたみたいなコマ運びだなと毎回思う。

ちむどんどん(朝ドラ)
HiGH&LOWの鬼邪高校番長と、彼に挑戦して敗れたメガネくん、
両方の役者さんが出てくると聞いて、「転生ものか…」と思って見始めました。
沖縄が舞台で、主に食を扱うようなので、
舞妓さんちのまかないさん沖縄版だと思って見ればいいのかなと思います。

しかし脚本家のかたの過去の作品で私が見てたドラマ、
視聴率が2%ちょいだったやつだ…やや不安。

星新一の不思議な不思議な短編ドラマ「生活維持省」
好きなお話だけ見ようと思います。キャスティングが豪華。
年齢も社会的地位もランダムな間引きですが、
やっぱり産児制限のほうがエレガントではないだろうか。
あえて人殺しをすることによってシステム遵守の意識共有を図ってるのかな?

4月15日は火村先生のお誕生日だったそうで、
有栖川先生によるお誕生日ショートショートがツイートされたりなどしました。
原作者さまの書かれるキャラクター日常会話は、やはり本物の味わい……。






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2022/04/17(日)

映画かんそう
「名探偵コナン ハロウィンの花嫁」

今回は高木さんと佐藤さん、それと安室さんと彼の同期たちがメインの話。
元刑事、村中の結婚式に殺害予告があり、
その警護に当たるべく準備を整える警視庁の面々だが
その頃、公安の安室は何者かに首輪爆弾を装着させられてしまう。
そしてコナンたち少年探偵団のメンバーは偶然事件に遭遇して…というあらすじ。

お話のテンポが速く、どっち側の話も楽しめました。
どちらかと言えば安室さんと同期の話の尺が長い。
アクションシーンがしっかりしてました。
安室さんと今回の犯人は、普通にアメコミヒーローでもやっていけると思う。

脚本は紺青の拳、から紅の大倉崇裕さん。

ラストまでバレ

爆発物の話だけども、珍しく蘭さんは爆発物を引き付ける超能力を発揮しなかった。
警察学校メンバーの過去の連係プレーが良かった。
スピンオフではすっかりコメディキャラクターとなった風見さんが、
高圧的な公安の人間として出てくるので、なんだか新鮮でした。

私は復讐推奨派なので、死んだ人は喜ばない・戻らない的探偵の説教には
「ウルセー!」って言うほうですが、
今回のコナンくんのハグには不本意ながらグッときてしまった。
勝平さんではなく子供の姿なのがまたずるいというか何というか…。

ガラスの向こうの安室さん、水をペットボトルではなく
わざわざガラスボトルに移し替えているのがなんとなく微笑ましかった。演出なのか。
前半動けなかったぶん終盤大暴れでしたが、身体能力すごかったです。
片腕が不自由な状態で、その安室さんを圧倒した犯人もすごかった。

タイミング悪くロシアねた。
まさかロシアが侵略戦争を始めて世界の敵になるとは思わないもんな…。













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2022/04/18(月)

ドラマかんそう
「ムーンナイト」(全6話の3話まで)

ディズニー+で新しく配信されたマーベルのドラマです。
今のところ、他の作品との絡みは無し。

博物館の売店に勤務するステイーブン・グラントは夢遊病に悩まされており、
常に足を紐で繋ぎ、出口のドアをテープでシールするなどの対処をしていた。
しかし身に覚えのないデートの約束が取り付けられ、
飼っていた金魚が違う個体と変えられているといった不審な出来事が続き、
ある日とうとう見知らぬ土地で意識が戻る…というあらすじ。

2話以降に明らかになっていく内容ですが、エジプト神話の神々が、
自分のアバターとなる人間を選び、物理的な行動を代行させるが、
基本彼等は人間世界のことに関与しないという設定。
しかしコンスという神は悪を成す人間を処刑するのをやめようとしない。
そんなコンスに選ばれたのが主人公だが、
彼は解離性人格障害で、人の良い平和主義者のスティーヴンと、
暴力も辞さないマークという人格がある。
最初は主導権をとりあう2人だったが、
やがて問題解決のために協力を始めて…という内容で、
エジプト+多重人格(気弱と強気)という要素で、
開始前に「遊戯王…」って言われてましたが(笑)本当に遊戯王でした。

ずいぶん数の増えたMCUヒーローですけど、
大抵生まれつきヒーロー、自分の意志でヒーローになる
(または巻き込まれるけど意思確認はある)人がほとんどなので、
神に選ばれた人というのは珍しい感じがします。
しかもどう考えてもヒーローをやるより
自分の健康状態を先になんとかしたほうがいいっていう。

内容ばれ

ちょっとだけホラーテイストの演出。
あと主導権のないほうの人格は鏡や、
メッキなどの反射物の中に映っている演出がとてもいいです。
2つの人格を演じるのはオスカー・アイザック。
エジプトの神が、人間よりちょっと大きな設定、
元の神話にそういう記述があるのかもですけど、視覚的な違和感が良いです。
コンス、いまのところブラック会社の上司ですけど、
神なのにコミュりょくが低く、ディベートで普通に人間に負けていて笑ってしまった。
今回の敵はカルト教団で、このご時世一番怖いやつです。
しかも主人公の前にコンスのアバターを務めており、
どうせ最終的に痴情がもつれて嫉妬が原因とかなんでしょ!

原作だとスティーヴン・グラントはキャプテンアメリカの人格なのだそう。
ドラマはその設定ではないっぽい。

ギャスパー・ウリエルさんの遺作になるそうです。





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2022/04/19(火)

映画かんそう
「夏への扉 ―キミのいる未来へ―」

ロバート・A・ハインラインのSF小説を日本に舞台を移して映画化。
主人公は技術者で、父親の親友のテクノロジー会社で研究を続けていたが
裏切りにあって研究の成果をすべて奪われてしまう…というあらすじ。

SFの古典名作として評価が高い作品で
日本でもファンが多い話だが、私はあまり好きではない。

ラストまでばれ

原作はタイムリープものの元祖。
1970年→2001年の原作を、1995年→2025年に変更している。

むかし読んだときは言語化できなかったが
今ならすらすら記述できる。
「善良な主人公が幸せになりましたという記号のために
自分の人生のない女性がでてくるから嫌い」
「自分を裏切った不誠実な女性が不幸になっているという証が
DEBUの年増化という身も蓋もないミソジニー丸出しの展開なので嫌い」

でもこの小説が書かれた1957年という時代を考えると
コールドスリープ+タイムリープという発想が革新的だなと思う。
トロフィー女の要素をなくせば必要なテクノロジーは1つで済むんだけどね。
原作だと11歳の女の子に、
「21歳になってもし気持ちが変わらなかったらコールドスリープしなさい」
って言い残す、その21歳って指定が(株式譲渡とかの関係もあるんだろうけど、主人公は30歳)
ぞーっとするくらい気持ち悪いんだけど、
今回の映画だと元々の年齢が上で、女性が社会的成功をおさめて27歳になってから
自由意志でコールドスリープに入るので、嫌悪感はそんなになかった。
(原作でも一応、たとえ女児が40越えてても付き合いたいという独白はあるけども)

ねこのスクリーンタイムはもっと長くてもいいのよ。












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2022/04/20(水)

アニメかんそう
「TIGER & BUNNY2」(第2期) 3話まで
2022年4月8日よりNETFLIXにて独占配信開始
監督:加瀬充子さん
脚本:西田征史さん

残念ながら今のところ地上波の放映予定は立ってないので
配信サービスは加入しない方針のおうちの学生さんなどはヤキモキしますね。

まったく情報を入れずに見たので、えっわっあなたが?って色々びっくりした。
でも二次創作で何万字も読んだ、何ページも見たその後の彼等の
とうとう公式を見ることができてうれしいです。

あれから時間が経って、ヒーローたちはバディ制度を採り入れ、
新人も増えて、街の平和は保たれていた。
しかし一方で、連続でヒーローを襲う能力者が暗躍を始めていた、
というあらすじ。

タイバニとはさとう監督作品であるという意識のひとは、
少しモヤ…とするのかもしれない。
私にとってタイバニは西田さんの要素が大きいので
その後の彼等が、少しだけ成長して、大切にされていて、
再会できた感慨がありました。
(最近ニチアサで違う脚本家さんが書かれた続編映画で、
キャラクターがゴミのような扱いを受けたことがあったので一層)

内容ばれ

続編のためにコンビが喧嘩したり、前編であった成長をなかったことにされたり、
バニーさんが雑に異性と付き合ったりすることもなく、
自分のペースで傷を癒していて安心しました。
観葉植物と暮らすバニーさん、彼なりに幸せそう。
虎徹さんもオンラインで娘さんとつながって、ヨガとかさせられている。
いかにも彼らしい。

2話でバニーさんが自分の受けた虐待被害を少し語る、その内容が良かった。
3話の、コメディ寄りのコンビの危機の時も、一貫して相棒を信じているのも。










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2022/04/21(木)



「ヤクルト1000を飲むと、睡眠の質が上がる」というようなことを
マツコ・デラックスさんがテレビでおっしゃったらしい。
そこからSNSで「夢をたくさん見る」「悪夢を見る」という声が聞かれ始め、
ここ数年夢を見ることが減った私、いっちょ飲んでみました。

(夢を見ることが減ったのは、出掛けたり友達と喋ることが減って
新しい体験をしなくなったのが原因ではと考えています。あるいは加齢)
合計で4本飲みましたが、確かに、夢を3回覚えていました。
そのうちの1本は少し怖い夢でした。

夢が楽しみで早く寝るようになったのと、
夢のことを意識していたので、
効果があるのかないのか少し不明瞭ですけど、
腸内環境と睡眠の質に関連があるという説は面白いなと思います。
とりあえず私は横になったら5分以内に眠る体質だし、腸も強いです。
(不眠症の人がみなお腹が弱いかと言えばそうでもない気もしますが。

夢の内容ですけど、昔に比べて会話が減った気がする。
コミュニケーションをとることなく話が進んでいく印象。







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2022/04/22(金)

今年のアカデミー賞授賞式で、司会のクリス・ロックさんが、
ウィル・スミスさんの妻のジェイダ・ピンケット・スミスさんの
スキンヘッドを「GIジェーン」と揶揄したことに激高したウィル・スミス氏が
ビンタした件、肯定意見と否定意見を浴びすぎて
自分の意見がなくなってしまいました。

肯定意見としては「病気の人をジョークのネタにするなんて最低だ。
彼は以前も黄色人種差別ジョークを言った差別的な人間で、
司会起用は相応しくなかった。家族を侮辱されれば誰でも怒る」というもの。
対する肯定派は「暴力に訴えるべきではなかった。
そもそも妻本人が対処すべきだった。
男が、自分の家族の女のトラブルを腕力で解決するのは有害だ、
欧米の風習として、一般人とは違うセレブは、権力を持つ者と見做され、
ジョークの槍玉に挙がっても聞き流す寛容さが求められている。
黒人はキレやすく暴力的だという偏見を強化してしまった」等等。
知れば知るほど、どちらの意見も納得してしまいます。

https://toyokeizai.net/articles/-/578496?utm_source=Twitter&utm_medium=social&utm_campaign=auto

https://miyearnzzlabo.com/archives/80196

そしてもし自分がこういう場にいたとして、
(会場の雰囲気に合わせて)笑わなかったかといえば
あまり自信がありません。





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2022/04/23(土)

色々感想

Pain Killerペインキラー(ジャンプ読み切り)宮武翼さん
殺し屋兼お笑い芸人が、お笑いネタを演りながら人を殺すという
個性的すぎるプロット。色々無茶だけど嫌いじゃないです。

呪術(ジャンプ掲載)
呪術の岸辺露伴みたいなひと出てきた。
面白いのでレギュラーの座を勝ち取ってほしい。

黒博物館 三日月よ、怪物と踊れ(モーニング掲載)
メイドとしてはポンコツのエルシィだけど、
体はロシアの暗殺者なので、ナイフ捌きは超一流なのですね。
メイドものなのに、ここまで年配の女性がたくさん出てくる漫画があっただろうか。

金カム(ヤンジャン掲載)
残り1話では、どう考えても収まらないと思います。
たぶんコミックス大幅加筆があるのでしょう。

ちむどんどん
1960年代の沖縄だと、寡婦の生活困窮は共同体や親戚筋が助けそうなイメージだったが、
現在の東京並みの冷たい仕打ち!
てっきり主人公の東京編が来週からスタートなのかと思ったけども
兄弟姉妹が泣いて追いすがったらなんとかなったらしい。
えー……。
脱落しそうです。とりあえず前田さんと山田さんの顔を見るまではがんばります。

星新一の不思議な不思議な短編「不眠症」
林遣都さん。こぼれ落ちそうな大きな瞳。
睡眠なしで支障なく生きられるなら、
それはとてつもなく大きな才能だと私は考えるけど、
まあオチてきには、そういう話ではないですね。

鎌倉
日本史全体の知識が浅いので、上総介どのは生き残って
合議制メンバーに入るのだと思ってた…。
ウワー!この用意周到な三谷さんの死の演出…。
やっぱり死は物語の華なので、最高の技術で描かなくちゃなんだよ。
でも死を美化しないのは上品だと思います。
(美化=女の身内がスローモーションで泣き叫んだりとかするやつ)

佐藤さんの演技もとても良かった。
字を書いているときの無心でユーモラスな感じと、
死体のあの凄惨な顔。「武衛」という敬称の使い方。
字が下手という設定(あの書状、本当にあるんですね)。
「使い捨ての駒だ」という本人の言葉を聞いた時の大泉さんの表情。
「わしであった」という、悪ではないが人の心のない言葉。
全部を受け止める小栗さんの演技。最高でした。
小四郎、兄がいれば家も妻子も全部任せて義を通せたかもしれないが
彼には兄に代わって家を守る義務がありますからね。

サイバー攻撃で一時期ストップしていた東映アニメーションのいくつかの作品が
元通りに放映されつつあります。







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2022/04/24(日)

映画かんそう
「鳩の撃退法」

佐藤正午さんの同名小説を映画化。
直木賞作家である主人公は、今は風俗業者のドライバーをして生活をしていた。
ある日、知人の訃報を受け、その遺品を受け取ると
数千万円の現金が入っており…というあらすじ。

どの部分が彼の創作で、どの部分が現実なのか混沌としていて、
それをパズルのように解いていくのを楽しむ映画。
(または混沌のまま楽しむ映画)
少し食い足りない印象だったので、
あとちょっとボリュームがあったほうが好きかもです。

ラストまでばれ

不倫女死すべし慈悲はない、と思っていたので
ヒデヨシがなぜそんなに庇うのか分からなかった。
(いやでもたぶん死んだ?)
ティンカーベルの拍手のくだりは、
微妙に状況と合ってないように思ったけど(絶望的なので)
原作だと違うんだろうか。
「テンペスト」の拍手のほうがまだ近くないかな?

舞台啄木でも思いましたが、藤原さんはロクデナシの小説家を演じると輝くなあ。







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2022/04/25(月)

環境問題的に、動物愛護的に、宗教的に、
様々な理由から苦手なかたがいらっしゃる話題だとは思うんですが、
熊を初めて食べました。
(下に写真があるので注意くださいね)
(畜産は環境を破壊するので人間は肉を食べるべきではないという考えがあるそうです…)
(でも私は肉が好きなので、法で規制されるまでは食べます)
(代わりにアボカドを断つから許してくれー)

肉は正直、牛には負けると思ったんですが、
脂が、全動物の中で一番おいしかったです。
融点が低いそうなのですが、
口の中でさらりと溶けて、どこか果実的な脂身でした。
赤ワインによく合った。

冬眠前の熊をいただいたのですが、一番おいしいらしい……。
ごめんよ、熊。もう食べないからね。とてもおいしかったけど我慢するね。







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2022/04/26(火)



餅の肉巻きを作りました。
まあ肉で巻いたら何だっておいしいでしょ!という気がするけど、
おいしかったです。
お野菜が足りない気がする人は紫蘇と巻いて、
大根おろしを掛けるといいのではないか。

餅がフライパンにくっつく未来が見えたので、
クッキングシートを敷いて焼いた。win !

レシピはこちら

https://www.kikkoman.co.jp/homecook/search/recipe/00005708/index.html









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2022/04/27(水)

映画かんそう
「Tick, tick... BOOM! チック、チック…ブーン!」

ジョナサン・ラーソン作の同名ミュージカルを元に、
自伝的内容をプラスして映画化。
監督はリン=マニュエル・ミランダ。

先に「RENT」を見ておくといいかもしれないが
マストというほどでもない。
ちなみにジョナサン・ラーソンは「RENT」の初日の前日に突然亡くなった。
その後「RENT」は大絶賛され、映画化された。
私はラーソン氏のこと、普通に天才だと思っていたが、
30歳になってしまう不安、誰にも顧みられない恐怖、
ソンドハイムやビートルズは20代で認められていたという焦り、
アルバイトをしながら何年もかけて作曲するむなしさ、等々が
歌として展開して、ウワー!という感じでした。
ラーソンほどの才能があっても!
演じるのはアンドリュー・ガーフィールドさんで、
本人が本当にこんな感じだったと思わせるような、
自分のほうに引き寄せる、パワーある演技でした。

内容ばれ

貧乏とエイズ、芸術家仲間、恋人、「RENT」の内容そのままで、
映画の流れではソンドハイムのアドバイスで自分のことを作品にするように
言われて「RENT」が生まれたように描かれていましたが、
最初からずっとこのひとは自分を削らないと生み出せないタイプなのは伝わってきた。
なので世間に認められるまで次々と作品を作れるような、器用な真似はできない。

メロディはエモーショナルで、「SUNDAY」とか耳に残るいい曲なんですが
歌詞が「日曜日のダイナー。愚か者たちが座っている。家で食べればいいのに」とかで
本当にバイトで苦労なさったんだなラーソン氏。
朝の5時まで創作して、そのままダイナーに出勤したとか歌っておられたからな。

ひとつだけ不満なのですが、「Therapy」が好きなんですけど、
通しで歌ってくれない演出だったのは残念でした。
https://www.youtube.com/watch?v=5XFt_xbOCNg
(舞台の歌い手さんが公開なさっている動画)
テンポが速いし、高音部分がえぐいし、歌い手を殺しにきているところがいいんですよね。

プールの底が楽譜になる演出は良かったです。

才能があってもなくても寝ないと駄目だ!
デビューのタイミングが早くなっても、活動期間が短くなったらトータルで損だよ…。






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2022/04/28(木)

頭部MRIを受けました。
所要時間20分前後、費用は2万円前後。
音がうるさいとは聞いてましたが、機械の作動音なら平気だよ!
と思っていたら、電子目覚ましみたいな音で、
低音で「ヴーーーーーー」というのと
「ドゥン・ドゥン・ガン」という音が同時に鳴ってリズムセッションみたいでした。
でもこれずっと一定のリズムだったら寝られるかも…という気がしたんですが、
第二楽章、第三楽章と微妙にリズムが変わって、
むりだわー、寝られないわー、とあきらめた瞬間ふと意識が遠のいて
気付いたら検査が終わって寝台が動いてました。寝てました!
気分が悪くなったら押すボタンを右手に握ったままだったんですが
寝ぼけて押さなくてよかった。
結果が出るのはかなり先ですが、楽しみです。






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2022/04/29(金)

アニメかんそう
「TIGER & BUNNY2」(第2期) 4〜6話
NETFLIXにて独占配信
監督:加瀬充子さん
脚本:西田征史さん

4話がファイヤーエンブレムとスカイハイ、
5話がバイソンと折紙、
6話がキッドとキャットの、
それぞれバディの、すれ違いからの理解の話。
虎徹さんとバニーさんは安定してるもんね。

内容ばれ

キャットの母は、昔コンビの相手に裏切られたスポーツ選手で
ペアの相手は信用せずに利用して踏み台にしなさいと言う、やや毒親気味。
キャットは人から強く言われると何でも従ってしまう子で、
職場では先輩のいう事を、家庭では母のいう事を聞いているので
そのうちに破綻しちゃいそう。
末っ子ポジションだったキッドが頼もしい先輩になっていてびっくりです。

バニーさん、すっかり落ち着いたうえに
もともと上品な子なので王子様のよう。
でも子供の頃のお友達が出てきて、いかにもなんか…闇落ちしそうな…。










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2022/04/30(土)

色々感想

呪術(ジャンプ掲載)
漫画家のシャルルさん、顔がパティンソンさんに似てるなと思ったんですが
術式が未来視でフランス人って、それぞれ「TENET」「キング」の
パティンソンさんの役にかけてあるのでは…。

波よ聞いてくれ(アフタヌーン掲載)
モブがミナレさんを女と侮ってジークンドーで戦いを挑んだが秒で倒される。
毎月みられるミナレさんの暴力。

北海道のかたって、ヒグマがツメを研いだ跡を見ただけで
何時間前のものって分かるんだろうか。

岸辺露伴は動かない エピソード#11 ドリッピング画法 前編
(ウルトラジャンプ掲載)
先生、なんかまた顔がかわいくなって…?

お話は、ヒッチコックの「サイコ」のような冒頭、そして突然の「アオラレ」展開。
露伴先生が泣くほどの事件とは一体どういうものなんでしょうね。
公式の泉さんがドラマの泉さんに少し寄っている。

ちむどんどん
山田さんがお姉さんといい雰囲気になる教師仲間で、
前田さんがヒロインといい雰囲気になる豆腐屋の子か!

お姉さん、おしゃれしてお友達と食事に行くのにお金を使って、
家にいれる給料が少なくなってしまったことを
お母さんに詫びるのだが、
その基準で言えば毎日働きもせずブラブラ飲み歩いて、
喧嘩で妹の就職をぶち壊したにーには切腹しなければならない。
リタイアします。



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