12月日記

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2021/12/01(水)

映画かんそう
「ブレイブー群青戦記ー」

学校ごと戦国時代にタイムスリップした高校生たちが
体育会系スキルを生かして戦うという話。

ごめんやけど2021年ワースト候補ですわ…。
樹海村と甲乙つけがたい。
高校生さんたちがものすごく昭和っぽいのと、
あと展開がグダグダしておるので…。

内容ばれ

あの人質奪還に行ったグループが更に捕まったりするの、耐えられない。

個性付与のエピソードが十分でないうちにどんどん死ぬので、
わー、なんか感動っぽいこと言って死んだー!!でも誰ー!
みたいなのの連続。というか死にすぎではない?
法的にはあれはどう処理されたんだろう。
落雷による死?でも死体を埋めちゃってたよね…?
原作は漫画らしいので、そのへんをどう処理していたのか気になります。

テンプレ展開をして、テンプレ台詞を言う人が、テンプレ行動をとる映画ですが
まあビックリしたくない人には安心できてよいのかもしれない知らんけど。

新田真剣佑さんや三浦春馬さん、松山ケンイチさんが出演なさってます。







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2021/12/02(木)

映画かんそう
「ダーク・アンド・ウィケッド」

自宅療養中の父がいよいよ危篤だというので
テキサスの実家に戻ってきた姉と弟だが、
介護をしていた母の様子がおかしく、会話が噛み合わない。
母は姉弟に来てほしくなかった素振りすら見せる。
そんなある日、母親が…というあらすじ。

序盤は「レリック -遺物-」と同じですが
こちらのほうが血みどろで陰鬱なホラーです。
抵抗のすべなく人間が一方的にボコボコにされる。
今年度見たホラーの中で一番痛そうで賞
(台所のシーンは邦画にもありましたが、
こちらのほうが丁寧ですね。あと本国での公開はこっちが先)
あと動物の残虐なシーンがあります。排尿あり。
あとなんだっけ、嘔吐もあったような…。
全方向に耐性のある人むけ。

ラストばれ

勝利条件が見えない。
父親を看取れば彼の魂は守られるという話だと思っていたが
どうもそうではないらしい。
負傷兵を餌にチーム全員殺傷を狙う戦法のように、
父を餌に周囲の人全員を地獄に落とす、
そういう作戦だったのか?
悪魔は、人間の体を小突いたりなどはできるけど、
致命的なダメージを与えることはできないので、
ああやってこまめに精神を削って自死を誘うしかないのだろう。
結局映画内で自然死以外の死因で死んだ人間は4人だが、全員自殺だ。

肉親の姿を見せるのは「エクソシスト」からの伝統芸だな。
お前(悪魔)はいつもそれだ。
隠喩は嫌いですが、もしかすると悪魔は介護のメタファなのかな?
とも考えました。
そうすると「お前も逃げろ。自分の身を守れ」というセリフが重い。
お姉さんの見るのが、まだ生きている父親の姿なのも筋が通ります。

一か八かyoutubeで「恐怖!悪魔の出るヤギ牧場!」動画を配信して
州中の若者が何十人も集まってキャンプを始めたら、
悪魔も出現できなかったかも。なんかそんな気もします。
恐怖とか弱点ってオーダーメイドなので、何十人の対応は出来ない的な。

ホラーとしてはなかなか良かったと思いますが、
唯一の欠点は音での驚かしが何度かあるところ。音って、
バアアアアン!!!「なんだ、動物か…」
バァアアァン!!!「なんだ、自分の姿が映ってたのか…」とか時々あって
その程度であんなでかい音鳴らすなよ…って思うんですけど、
この映画は、
バアアアアァン!!!でタイトルが出たので
ウルセェェェェェェェ!!!! タイトルでそんなでかい音鳴らすな!
バカなの!!!って思いました。

恐怖のアイコンが黒髪の女から全裸の年寄りになりつつある気がする。





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2021/12/03(金)

https://www.tullys.co.jp/cpn/harrypotter2021/
TULLYSでハリポタコラボがやっているとのことで、
ちょっとおしゃれなラテでも飲みながらグッズを見るか…と思って行ったら
認識が甘すぎたらしくて、グッズは狩られつくして草1本残っておらず、
ラテもなく、ハグリッドのケーキだけが売ってたのでそれを食べた。
映画のケーキはバキバキにひび割れたピンクのバタークリームケーキだったので
あまり似てないが、でもまあこの仕様で正解なんだろうな。ふわふわでした。



それとレシートに登場人物のセリフ、
(ハリー、ロン、ハーマイオニー、校長、俺様と、この並びでなぜかルーピン先生)
が印刷されると聞いていましたがハリーでした。
しかし私が言うのもなんだけどどうしてルーピン先生???
スネイプ先生でなくていいの?



レシートにハグリッドのスフレケーキが載ってないのは、注文を小分けにして
ルーピン先生を狙ったのですが、メッセージはお店固定らしかったというオチです。








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2021/12/04(土)

色々感想

ウイッチウォッチ(ジャンプ掲載)
あの家で勉強ができるのはモイちゃんだけなので、
ほかの3人の勉強を見てあげる話。
モイちゃん、ダメ人間製造機の素質があるわ…。

ヒロアカ(ジャンプ掲載)
今ここにきて内通者の話が始まった!?
暗殺教室もそうだったなあ。これまでの伏線などをまとめている人もいて
へー、などと思いながら見てます。

逃げ上手(ジャンプ掲載)
巻末聞き上手が古事記と日本書紀の内容の違いの話で、
日本書紀でスルーされている話は中央にとって都合の悪いやつなので
諏訪の神は中央政治にとって面倒くさい存在…というのは面白かった。

ジャンプの新連載、刀ものが打ち切られたらすぐに新しい刀ものが始まって、
鬼滅のヒットは日本刀に依るところが大きいと考える編集さんがいるんだろうか。
たぶんそれは見当はずれだよ。
「なんの特殊能力もないただの人間なんだけど
物凄い怪力を持つ主人公が妖怪を成敗する話」が2本ほぼ同時に始まって、
生き残ったほうを採るいつものやつな。

おおふり(アフタヌーン掲載)
後輩が入ってきた!しかし当たり前だが人数倍増して
顔が覚えられない!

ショーハショーテン!(SQ掲載)
原案:浅倉秋成
作画:小畑健
ネタを考えるのが上手い内気な少年と、
場の空気を読んでのトークが天才的な少年が組んでお笑いを目指す漫画。
お笑いがテーマの漫画や小説、肝心のギャグが
まったくおもろくないという大事故作品が多いが、
これはなかなか面白い。
連載2回目の「罪と罰コント」が好き。
あと笑いとは何かを理詰めで考えているのもこれまでになかったパターン。

初期のサイコーとシュージンに似てる関係なんだけど、
原作は大場つぐみさんではない。

営繕かるかや怪異譚(SQ掲載)
私が一番好きな「雨の鈴」だった!
和服の女の、人ならざる違和感を首の角度で表現しておられて、
傾けすぎると下品なので、パースの狂いで補ってあった。絵がうめぇ!

プリキュア
あすか先輩と生徒会長さんの、誤解からの別離、
ソロ活動を経ての再び愛を取り戻す物語完結!
お互いに「私がいなきゃダメなくせに!」っていう
過去エピソードの暴露大会、とてもよかったですね。
何なら10分くらい続けてくれてもよかったです。

仮面ライダーリバイスの撮影現場でセクハラパワハラに遭っていた女性が
詳細を公にしたそうです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/fdd4a222149cc0a1754e595e0b8c1b1da42ef146
これまでもそうだったからとか、みんなは我慢しているとかいう組織には、
じゃあ今すぐチョンマゲ結って、失敗したら切腹しろよ…と思う。







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2021/12/05(日)

映画かんそう
「ヴェノム レット・ゼア・ビー・カーネイジ」

寄生生物ヴェノムを体に宿した
新聞記者のエディ・ブロックが巻き込まれる事件を描くシリーズ2作目。
監督はアンディ・サーキス氏にチェンジ。
(MCUにも出演なさってる役者さんですがいつの間にか監督デビューなさってた)

連続殺人鬼のインタビューを行っていたエディだが、
油断した際に彼に手を噛まれてしまい、
殺人鬼の体にも変異した寄生生物が宿ってしまう…というあらすじ。

前作もそうだったが今作もヴェノムがエディのことを好きすぎる。
甲斐甲斐しくお料理をしてあげるし、お仕事を手伝ってあげるし、
エディを侮辱されると怒る。一途だ…。
そしてずっとイチャイチャケンカケンカイチャイチャし続けます。
今作ではエディがヴェノムとの関係を真面目に考えだしたような。
前回も言いましたが異類婚姻譚のラブストーリーです。
尺を奪われた殺人鬼さんはちょっと気の毒だった。

エンドロールの途中にいつものあれがあります。

ラストばれ

前カノからの引継ぎ儀式、教会でのやりとりや、
クローゼットゲイのことを指しているようにしか思えないスピーチ、
喧嘩からの和解、逃避行、
なるほどヴェノムはシリーズ通して恋愛映画にして
他映画と差別化を図るのね…ええやん!
と思っていたらラストでびっくりしすぎてなにもかも吹っ飛んだ。

ヒロインが他人の彼女というのがとても面白いです。
元カノ、アンの現在の彼氏がおっとりしたいい人なのも良かったんですが
今作では微妙にキャラクターが変わって、
別れた彼女や妻の現在の男は嫌なやつという、
1万本くらいあるパターンになっていきそうなのは少々不満。

序盤で煙草をポイ捨てした刑事さん、
これは死ぬか悪役だな…と思いましたがもしかして次回のヴィラン…?

それとチェンさんのコンビニのカウンターのポスター、
スタン・リー氏っぽく見えたけど見間違いかな。

シアターを出る時、おそらくMCU未視聴の連れに意味を説明している人がいました。
そして遠慮がちにスパイダーマン全作履修を薦めていた。分かる…。
今なら間に合うからね。







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2021/12/06(月)

映画かんそう
「パーフェクト・ケア」

面白かったです!
登場人物全員が清々しく悪役なんだけども
全員タフでエネルギーがあって、なんか元気になるような。

医師と共謀して資産家の老人を認知症と診断させ、
成人後見人におさまり 肉親は接見禁止にして排除、
その資産をゆっくりと奪いつくす、法の裏をくぐるやり手の女マーラは、
身寄りのない独り暮らしのキャリア女性に目を付ける。
しかし上等の獲物かと思われたその女性は、
なぜかロシアマフィアとつながりがあり、
マーラはマフィアの攻撃を受けることになるというあらすじ。

マーラが、ガッツと闘志と怒りを隠さない、
パワーに満ちた新時代の女性ヴィラン。
ロザムンド・パイクが怪演されてます。
でも恋人の女性にはすごく優しい描写が何度もあるので、
彼女を魅力的にも描こうとしているのが伝わってきました。
対するロシアマフィアのディンクレイジさんも、妙に憎めない。
やたらこだわりスイーツが何度も出てきて甘いもの好きなのかーという感じ。
お母さんも過去がすごく気になる。確実に人を殺したことがある動き。
全員覚悟完了した悪人ばかりなので貞子VS伽耶子的に楽しめました。
暴力シーンはあります。

J・ブレイクソン監督は「アリス・クリードの失踪」を撮られているが、
両作品の登場人物造形に共通するものがあるので、すごく納得する。
アリス・クリードもとても好きな作品です。(わりと寡作でいらっしゃるのか?)

ラストまでばれ

後見人制度ビジネスについては、頭のいい人がいるもんだなー、と思いました。
こういうカモリストに名前がのぼらないよう、
なるべく名前も顔も既往症も資産もデジタルデータに残らないように、
貧しい格好をして生きます…こわい…。
早く法の修正パッチが当てられるとよいですね。

車ごと沈められたあと奇跡的に生還できて、
すぐにコンビニで牛乳を買って抜け落ちた奥歯を保存したところ、
超人並みのタフネスさにしびれました。

介護施設で銃撃戦をやるようなロシアマフィアが、
なんでマーラたちを狙うときだけ妙に殺害方法に凝るんだよ、
とか微妙なつっこみ所はありますが、ややコメディ寄りの作品なのでそれは別によい。
私の唯一の不満はラストですね。
意図は分かるけど、それまでいい感じの湿度だったのに
急に湿っぽくなるのはどうなのか。
トラックではね飛ばされて、全身バキバキになって、
どう見ても元には戻りそうもない怪我なのに不敵に笑って
「まだやれる!」エンドでよいのではないか…。

日本版を作るなら、マーラは確実に天海祐希さんなんだけど、
悲しい過去がついたり、恋人が消されて息子に換えられたりしそうなので
やっぱりいいです。

2021年12月現在、AmazonprimeとU-NEXTは特別料金で見られるようです。






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2021/12/07(火)

ホテル阪急インターナショナルのブッフェに行ってきました。
ブッフェやバイキング形式というとお料理が一つところにまとめられて、
あれこれ迷えて楽しい反面、
感染症対策としてはあまり好ましくない部分がありますが、
こちらはテーブルのタブレットから注文したものを
どんどん持ってきてくださる形式だった。
もちろんブッフェと同じように最初からデザートを食べてもいいし、
ずっと肉料理ばかりを取り続けてもいい。
そう肉料理ばかりを……(肉料理を5皿頼んだ)。
テーブルにはアクリルの飛沫防止板があり、両隣のテーブルは空席でした。
客側としてはとっても安心できた。
ただしお店側としては、1テーブルにつき5回も10回も給仕しなくてはならないので、
必要人員は増えるし労働量は嵩むしいいところなしだと正直思う。
料金も、赤字ではないかと心配です。
お料理は、写真の「燕とビーツとオレンジのスープ」
「フォアグラと牛肉のステーキ」が一番おいしかったです。








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2021/12/08(水)

映画かんそう
「鬼談百景」

「残穢」と対になってるホラー。原作は未読です。
「残穢」の主人公(原作では小野先生を匂わせる女性)
のもとに寄せられた怪綺談という体裁の短編集だが、
結局「残穢」の障りの一部だった…という設定だったはず。
映画版は特に繋がってるようには思えなかったが、
語りは竹内結子さんだった。
うーん、好みによるけど、いいものからイマイチなものまで色々ある。

追い越し 中村義洋監督
オープニングによくある短い話。

影男 安里麻里監督
姿がハッキリ見えなくて、黒いぼやっとした影なのは良いです。
しかもガラスを叩いたりなど、何がやりたいのかわからないのも良い。

尾けてくる 安里麻里監督
最初でもう首吊りだと分かったので、
残りのシーンはもっと意外な再登場をしてほしかった。

一緒に見ていた 内藤瑛亮監督
殺ってまえー!と声援を送っていたので、怖いとかそういう感じではなかった。

赤い女 大畑創監督
その話をすると出るという怪談。赤い女の出現演出と言動が、
頭のおかしな女の人なので、混ざって怖かった。
ものすごく怒っていて、怒りのあまり転んで、
起き上がって怒鳴りながら掴みかかってくる。一番好き。

空きチャンネル 岩澤宏樹監督
悪意のラジオを聞いていたらおかしくなるというよくある話だが、
女の人の声の演技が良かったです。

どこの子 岩澤宏樹監督
学校に出る子供のおばけ。おばけの顔を長々と映すので何も怖くなかった。

続きをしよう 内藤瑛亮監督
お墓で遊んでいるうちに、怪我をするまで帰れないという強制ルールが発生する怪異。
本体が映るが、一瞬なのでよい。

どろぼう 内藤瑛亮監督
ふーん………としか言い様がない。

密閉 白石晃士監督
独り暮らしへの精神攻撃(笑)クロゼットの中になにかいる系。
うっすら開いた中の服が顔に見えるシーンが一番よかった。








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2021/12/09(木)

ドラマかんそう
「ホークアイ」1〜3話(全6話)

アベンジャーズ始動時のメンバーの中で
唯一主演映画のない人になってしまったホークアイが主役のドラマです。
多くを喪失しながら生き残った彼は、
自分が汚れ仕事をしていたときのコスチュームが流出したことをニュースで知る。
衣装を取り返すべく出かけた先にいたのは、
体術と弓術に優れたケイトという娘で…というあらすじ。

クリント・バートンが家族とクリスマスを過ごす約束をしていて
ほんの少しだけ問題を片付けるために外出し、
そしてまた戻っていったところでクリスマスになるという趣向のドラマ。
(たぶん)

コメディとシリアスの塩梅がちょうどよいので
ワンダ、バッキー、ロキ、と続いてきたドラマの中で
今のところ一番好きかもです。

すべてばれ

冒頭の2012年、そしてこの家にはペントハウスがあるって情報提示したので、
チタウリとの最終戦があるなって分かった。
MCUは例外はあるけどおおむね無駄なことに尺は割かないので奇麗に展開していくのは、
まさに数学だなとしみじみする。
お母さんが死なずにお父さんが死ぬ(?)のが21世紀風。
そしてお母さんが困窮せずに財を成すのも今風。
でも貧者を馬鹿にする発言があったので、
そのうちにネガティブな展開があるだろうな。
お母さんの事わりと好きなのでざんねんです。

そしてナターシャがいないけどいるのがすごくうれしかった。
舞台のナターシャを目で追うクリント。
ナターシャのメソッドを真似て似たような拘束をされているクリント。
あとクリントだけじゃなく彼の家族もナターシャのことを話題にしていて、
彼女の存在が世界に残っていると思えた。

ロジャースtheミュージカル、
なんと推しの名前を冠したミュージカルが作中で上演されているという設定なんですが、
作曲がマーク・シャイマン、歌うのはミュージカル俳優アダム・パスカルと
本気で遊ぶところ、さすがの資本力です。
ところで推しのセリフ「I Can Do This All Day」が
決め台詞になってるの笑ったんですが、
あのセリフを聞いてた人間は限られているので、
誰があのセリフを世に伝えたの…???って考えました。
バッキーとトニーは除外するとして、ヒドラのみなさんは死んだだろうし、
もしかして、バッキーのヤクザキックで路地裏に沈んだモブ男…お前なの…?

ちょっと気になったのは一家が食事してた中華料理に置いてあった招き猫。
あれバッキーが通ってた日本料理屋にも似たのが置いてなかったっけ…?
あっちではアジアの飲食店はどこでも置いてるのか、
それとも何か意味があるのかどっち?

あの世界、DCだけじゃなくハンガー・ゲームもあるんですね。
映画版キャスティングが少しかぶってる(アースキン博士)んだけど、
いいんだろうか…。マーベルだけがない世界。

サノスのやったことは正しかった、という思想が徐々に広がっているのが
複数の作品でじわじわと描かれています。
じゃあブツクサ言ってないで自力で石を集めて指パチンすればいいじゃん!
バーカ!バーカ!(キレ易い高齢者)












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2021/12/10(金)

映画かんそう
「花束みたいな恋をした」

偶然出会った、魂の片割れのように趣味が合うサブカル系男女が
ゆっくりと恋に落ち、そしてゆっくりと情熱が移ろっていく
一部始終を描いた映画です。
日本の実写異性恋愛もの、おおむね私の趣味には合わないのですが、
この映画はとても良かった。
セリフが良かった。情報量が多かった。2人の男女が好ましかった。
全部見終わってから思い出すと、始まり方と終わり方がよい。
(最初のシーンは、もう一度見て表情とか確認してしまった)
若い人にはもっと刺さると思います。
でもオタクではなくサブカルも一切興味ないひとだと、
「こんな人間、本当にいる!?」ってなるかも。
2人が楽しそうにお話ししているお笑いや音楽については全然わからなくて、
小説については半分ほど知ってる、
でも2人の文学的アイドルである今村夏子さんも、「茄子の輝き」も読んだことがなくて
妙に申し訳なくなった。チャレンジしたいです。(面白いのかな?)
そして私はきっぱりとサブカル系ではなくアニメ漫画系のオタクだと思った。
宝石の国や金カムなら分かる。

ラストまでバレ

でもあそこまで好みや考え方が同じ人ってもう二度と出会えないから、
本当に別れちゃうの?やめなよって友達だったら言ってたかも。
出会ったときのテンションと情熱を永久に保っては生きられないよ。

「カラオケ屋に見えない工夫をしたカラオケ屋でカラオケするIT業界の人は大抵、
ヤンキーに見えない工夫をしたヤンキーで」
「うちの親は新卒で就職しない人間を反社だと思ってるから」
とかセリフが面白い。どっちも絹ちゃんの台詞だな。
でもジャンケンは、ない国も結構あるんだよ。

社会人になりたてのころ、
エンタテインメントの摂取が一時的に難しくなるの、よく分かる。
仕事に自分を何割割くかの選択で、9割さくというひとと1割さくというひとが
友達でいるのは難しいかも。
だから麦くんは夫婦になろうって言ったんだし、
絹ちゃんはずっと友達でもいたかったから受けられなかったんだろう。

最初、麦くんの撮ったガスタンクの映画を、
麦くんの1人暮らしの部屋に絹ちゃんが見に来た時、
絹ちゃんのことを性的に見ているショットが全然入らなかったのが
令和の映画だなー、と思いました。
そのまま絹ちゃんが寝ちゃっても、葛藤したりとか全然ない。
あと料理しているシーンは基本麦くんだけというのも好感が持てた。

2人の会話に出てくる作品名はwikipedeliaにまとまってます。
私も自分用にメモを取りながら見てましたが全部書き留めた人すごいな!

こういうタイプの愛情の話で私が一番好きなのは
三谷幸喜さんの「グッドナイトスリイプタイト」です。





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2021/12/11(土)

色々感想

Dr.stone(ジャンプ掲載)
???突然の激しいカップリング色…??

舞妓さんちのまかないさん(サンデー掲載)
すーちゃんを、エステや美容院に連れていって、
かわいい服を買ってあげる百子さん姉さん…分かる!
そして、スミレなんか消してしまいたい、
完璧な百はなになりたいと言うスミレちゃんに、
百はなは、スミレが少しずつ作り上げていくものと教えてあげる姉さん。
つまり同人誌と作家みたいな関係なのだな!(でも帰省させてあげて…)

鬼滅(アニメ)
アニメーションがきれい。
おそらくこれ週1アニメの最高峰の予算、人員、
クオリティなのではないか…。

相棒
普段携帯のテキストメッセージを使わない被害者が、
メッセージを送ってきたのでそれは偽装。
「幽霊が見える」ではなく「幽霊に見える」と言ったから、
過去に殺した人物の子供が身近にいる、という推理だったが、
推理なのか…?
そして性暴行を受けた女の人が洋服で胸の前を隠して泣いているシーン、
久しぶりに見たわ…。




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2021/12/12(日)

映画かんそう
「ラストナイト・イン・ソーホー」

エドガー・ライト監督の新作。
今回は本格サスペンスホラーです。
ロンドンの大学の服飾課に合格した主人公は
都会に出てきて下宿生活を始めるが、
1960年代の美しい歌手の夢を夜ごとに見るようになる。
やがて彼女はそれが夢ではなく現実にあった出来事であると気付く…というあらすじ。

曲のリズムに合わせて主人公と歌手が入れ替わる、
幻覚のような演出が良かった。
鏡像と本体の表現は「パーフェクトブルー」の進化系だった。
テーマは女性への加害とシスターフッドだと思う。
「ハロウィン(2019)」「透明人間」「アンテベラム」「マリグナント」
と、その2つあるいは片方をテーマにするホラー界の流れが確実にあって、
そこのところを論じている評論が読みたいがどこかにあるだろうか。
(「マリグナント」は、彼の描きたかったことは別にあるんだけど、
男性からの加害とシスターフッドの2点をしっかりと盛り込んでいる
ジェームズ・ワン監督の嗅覚はすごい)
見終わったあと、嫌な気分にはならないよう撮られています。
1960年代の再現、音楽、ファッション等々センスよかった。
今回はお得意のユーモアが完全封印だったのは少々残念。

下記は苦手要素注意のため内容に少し触れます。
「身体を褒められたら女性は嬉しいでしょ。
モーションかけられたら悪い気しないでしょ」
と思っているタイプの男性は
序盤から加害者扱いされて不快になるかもしれない。
それと女性は性加害表現がありますのでご注意。
腕力による強制的な性行為ではなく、権力勾配による性行為の強制です。
といっても「最後の決闘裁判」のように挿入・抽挿がはっきり分かるような撮り方ではなく
行為の直前直後の仕草で表現してある。
決闘裁判>>>>>アンテベラム>>>>ラストナイトくらい。
それと統合失調症について差別的な態度のモブが出ます。
女性グループからの陰湿ないじめ描写あり、軽い嘔吐あり。

ラストまでバレ

こういう話、いつも「全員並べて焼き払いたい」って書くんですが
「ヘイ!並べて焼き払っておきやしたぜ!」って差し出されて
話の速さに笑ってしまいました。
彼女の正体については小間使いの話が出たときに察しましたが
サンディが過度に虐待されるミスディレクションに引っかかって
まさか並べてお出しされるとは思わなかった。
全員同じ傷跡があって、サンディのご登場で怯えて
「キャァァァァァァ!」って全員同じポーズになるところは
この映画唯一のブラックジョークでした。
あんな部屋そりゃ霊も出るよ。たぶん私が寝ても見るよ。
まさか隣のフランス料理屋が伏線とは思わなかったな…
でもそんな強烈なニンニクの臭いって本当にフレンチ?餃子屋じゃなくて?

学校に来た繊細な美少女が、恐ろしい目に遭い、
犯人は実は……という流れは、過去にも「フェノミナ」「サスペリア」などがある、
古典的なパターンですが、今どきのホラーが怯える美しい女性を鑑賞して終わらないのは
主人公が真相を知ってもサンディへのシンパシィを持ち続け
抱擁するシスターフッドがあるからだと思う。
主人公をハナからバカにして取り合わない男性警官と
親身なってくれて、心配して訪問してくれる女性警官の対比、
何もされなかったかと尋ねる大家、
自分のシフトの心配しかしないバイト先の男性先輩と
女性店主の対比なども意識的に盛り込まれている。
(学校の友達はいじめっ子だけどね。母の自殺の話をマウントだと感じる感性はすごいね)
結末も主人公が彼氏くんに守られ、救われるものではなく自分の能力で勝ち取っている。
彼氏くんは今風の、とってもいひとでした。

風俗取り締まりの警官さんだけは気がかりです。
常に何かをにおわせるような喋り方するから…。
生還したらもっと要点を言いなよね。

でもあの内容で警官2人が話を聞いてくれるって、
ロンドンは警官が減らされて犯罪増加しているって聞いたけどそうでもないのか?
私の話になりますが、被害相談に行ったら「あなたに原因があるんじゃ?」
って言われて、巡回も普通に断られて終わりましたよJAPAN…。

追記:
権力勾配による性行為の強制って書きましたが
要するに何かというと歌手として就職したのに、売春を強要される話なんですよね。
(枕元のお金がアップになる)それをずるずると続けさせられてしまう。
暴力による性加害シーンは平気で、売春の強制を見たくないという人も
いるかもしれないと思ってどう書いたものか悩みました。この映画は後者なので…。


監督が今回参考にした60年代の英国映画25作をリストアップされているけど
1本しか見てないな…映画を見始めたのって1990年前後くらいだからな。








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2021/12/13(月)

片岡佐吉さんの人形コレクションを見るために
京都大原「マリアの心臓」に行ってきた。

氏は天野可淡さんの人形、カタンドールの収集家としてとくに有名で、
札幌や東京に常設展示場を持っておられましたが徐々に縮小、
京都の大原のみになって、そちらも昨年閉館となりました。
しかしこの秋に、東京と京都で特別展示をしておられるというというのを
綾辻先生のツイートで知り、残り1日でぎりぎり滑り込んで京都大原まで行きました。
(12日終了でした)

天野可淡さんの人形を実際に見るのは初めてでしたが
やっぱり立体は情報量が多くて、写真とはかなり違いました。
どこから見ても視線が合わないので安心して凝視できるような
不思議な魅力がありました。
不安定な眼は位置やアイホールなどが左右非対称で、
手のひらや足の甲、指は写実からは程遠かったけど、
でもだからこそ人間を模しているにもかかわらず
現実の人間を越える美しさと視線を誘導する魔力を持っていた。
一番好きだなと思ったのは、ヒエロニムス・ボスっぽい
貝殻に足の生えたやつでした
あれはなんか人型でないぶん圧がなかった。
夜中に歩きそうではあったけど。

私は立体の素養がないので作品の持つちからを半分ほどしか理解できなかったけど、
フルで受信したらお熱が出るのではないかと思ったり。

お客さんは、一部屋に一人くらいの割合でちょうど良かったです。
私を始めとして年齢層は高め。
外国のコレクター所蔵の人形も目立ち、また外国のかたもこられていて、
むかしは球体関節人形といえばオタクの基礎教科てきな印象でしたけど
(ホラーでもミステリでもテーマになるので)
最近は国内よりむしろ国外のが注目度が高いのかな?と思いました。

もし見たい方がおられたら
11月1日が天野さんの御命日なので
秋ごろに公式のSNSをチェックしておくとよいかも。
京都の会場は古い日本家屋だから
少し暗めの部屋で、みっしり並んだ人形を
見て回るのが大丈夫な人でないと無理かも。
あと屋根裏部分に床を張って2階にしてあるので、
太い梁の下を這ってくぐったり、乗り越えたりします。階段がほぼ垂直。
それとびっしり展示してあるので長いコートやスカートは不向き。
ハイキングくらいの服装、なおかつ脱ぎやすく歩きやすい靴がいいです。
京都駅から地下鉄で20分、バス20分でトータル1時間ほど。
バスは1時間に2本だったので、それに合わせないと相当待ちます。

  







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2021/12/14(火)

2020/01/17の日記に「葱油餅」を作って微妙に失敗した話を書きましたが、
業務スーパーにて冷凍の「葱抓餅」が売っていると知って買ってきました。
葱油餅と葱抓餅は、まあ大体同じものだそうです。
お値段は5枚入りで360円。
冷凍したままをフライパンで炒めてすぐできます。



もっちりしたクレープ的な感じ。手作りより断然おいしかった(笑)!
ところで、これ…ピザソースを塗って、
葱とチーズを挟んでもおいしいのでは?と思ってやってみましたが、
私はデブの天才でした…。
これ包丁で切るのは難しいので、切らずに手掴みでもいいですよ。







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2021/12/15(水)

映画かんそう
「異端の鳥」

キッツイ映画として話題になった作品。
動物の惨殺が何回かあるのと、
人間のグロシーンと、子供の性虐待と、
全部書いたら寿限無になりそうな勢いなので、耐性最強な人向け。
スカトロはない。

第二次世界大戦時、ユダヤ人である主人公の少年は
東欧の叔母の家に匿われていたが、叔母が自然死し、
ショックを受けた少年がランプを落としたため家が全焼してしまい、
彼は流浪することになる。
しかし彼を待ち受けていたのは虐待につぐ虐待だった…というあらすじ。

イェジー・コシンスキの小説を映画化。
自伝小説風ではあるが、自伝ではなかったらしい。
あと小説内には特に少年の人種について触れられていないそうだが、
映画では彼の親がユダヤ人である描写があった。

好意的なことはあまり書きません。

ラストまでバレ

物静かで優しい子供だった少年が、あらゆる暴力を受け、
邪悪なふるまいを学習していくという趣旨は分かるのですが、
虐待シーン、性的な虐待シーン、虐待シーン、
性的な虐待シーンと次々シーンが移っていって、
そのつなぎ目が雑なので、なんだかこれポルノの構成では…?
って思いました。
主人公がやたら縛り上げられ、裸にされたりとか、
最後の方の孤児院の拘束助走鞭打ちシーンって必要あります?
完全にフェティッシュの世界では?
もとより物語の進行を移動に頼っている話は原始的だと思っているのですが、
少年が川に突き落とされてそのまま流れて次の章にいったときは
ちょっとポカーンとした。
あとあんなに連続で淫乱1、ペドフィリア、
淫乱2にエンカウントするってどういう世界?
(1つの国に特定できないよう、人工言語が使われているそうです)
住人全員がハードな趣味を持つマニアックランドなん?

申し訳ないがこの映画は私には
児童虐待で興奮する性癖の人が作った趣味の映画にしか見えなかった。

何かを上げるために何かを下げるが、
同じ系列でも「悪童日記」はシーン同士のつながりがなめらかだった。
見るなら「悪童日記」をおすすめするかな…私は。

些末なことだけどヤギの頭部のゴッドファーザーストライクについては、
少年の、男へ向けた暴力が報復・防衛なのに対して
女への暴力は恥をかかせた処罰なのは非対称で(お手本があったとはいえ)、
作者も制作もこれ無意識だろうなと思った。





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2021/12/16(木)



2021/11/17に参鶏湯の作成キットを買ってみた話を書きましたが、
味変でカレーというのを今回試しました。
けれど、残念ながら普通においしい和風っぽいカレーになってしまったので、
参鶏湯のまま食べたほうがよいな?と思いました。
ところで参鶏湯ですけど、常温で放置しておくと
手羽先のゼラチンでプリンのようにカチンと固まるのを発見しました。
お肌に良さそう。



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2021/12/17(金)

今年のシュトレンですが、
岐阜のグルマンヴィタル「ほうじ茶と栗のシュトーレン」を1本買って
少しずつ食べています。
それと梅田阪急のシュトーレン祭りで切り売りしていたのを買いました。

福岡県 木輪


大阪府 パティスリー ア テール


岐阜県 グルマンヴィタル




味は、残念ながら昨年のsalut!!さんのほうが好みなように思いましたが
(salut!!さんは今年は通販をやめて店頭販売のみにされたようです)
大きな栗が入っていて楽しめました。
思うにシュトーレンは、消費期限が切れたあたりが最高においしい。
それ以上やると胃腸が殺られてしまう、
そのギリギリのラインを見極めるのが楽しいです。
そしてバターを少し載せて温めると禁断の味になります。






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2021/12/18(土)

色々感想

逃げ上手(ジャンプ掲載)
末尾のコラムの主題が諏訪なのだが、
中央に対して従順ではない土地柄に加えて
神職のひとが現人神を名乗ってたのか。
それはワクワクするし中央からすると厄介だったろうな。

呪術(ジャンプ掲載)
連載に加えて読み切りが…。
デコルテとゴリアテが1文字しか合ってないとか
ああいうトーン好きだけど芥見先生の健康が心配になる。

あやかしトライアングル(ジャンプ掲載)
ハーレム漫画でよくある主人公の取り合いも
全員女性(の肉体持ち)だとにこにこしてしまうな。
しかもヒロインとヒロインの前世(?)が主人公を取り合う
という形なので、ハーレム感がやや少ない。

鬼滅(アニメ)
3人が売られたあたり。
お子さんに「遊郭とはなにか」を聞かれて
どう答えた物か悩むご家庭も多いと思うが
回答は人によって分かれそうだな。

プリキュア
みのりん先輩の小説の話。
私は個人の体験を創作に盛り込む必要はない派。
まあ知識は多いに越したことはないけども。
みのりん先輩の作品をケチョンケチョンにけなした人と
議論するエピソードが来ると思ってたけどないのか?

相棒
前世の記憶のある少年の話。
生まれる前の記憶がある理由にきちんと理屈がついて良かった。
(生年月日が虚偽だった)
彼が部活で優秀な成績を残しているのも伏線というのがまた上手かった。
川崎龍太さんという、初参加の脚本家さんだった。





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2021/12/19(日)

映画かんそう
「マトリックス レザレクションズ」

1999年に公開され、その後世界中のありとあらゆるオタクに影響を与えた
「マトリックス」の続編。
ガンバトルにスローモーション効果と東洋の格闘スタイルを融合させた
独特の効果を作り出したのはこの映画だし、
この世界は実はシミュレーションで、
本当の世界は人間が管理されているディストピア、
主人公は救世主というのを最初にやったのも(私の知る限り)この映画。
若い人は「どの設定もどっかで見たような」と思うかもしれないが
後続が影響を受けまくった結果が現在なのです。
監督は姉のラナ・ウォシャウスキー。
キアヌ・リーブスとキャリー=アン・モス主演。

トーマス・A・アンダーソンは高名なゲームクリエイター。
過去に世界的大ヒット作「マトリックス」を作り、今も熱狂的なファンが多いが
ストレス性の妄想障害により自死しかけた経験があり
精神科で投薬とセラピーによる治療を受けていた。
ある日勤務するビルに犯罪予告があり、全員で避難する途中で
トーマスはサングラスの男性と出会う…というあらすじ。

マトリックスを好きだった人は、できたら過去3作を復習していくのがよいです。
私はあらすじはだいたい記憶してるから大丈夫〜って思って行ったけど
やっぱり登場人物の事よく覚えている状態のほうが感慨もひとしおだったかも…
と少し後悔したので。
でも内容が分からなくなるとかそういうのではない。
そしてマトリックスを知らない人は、別に見なくてもよい。
当時の若くて尖っていた作品の世界観や結末が優しく丸くなったのを見て、
ファンがこれはこれで良かったなとしみじみする内容なので。
私は今更ネオが苦しむのを見せられたくなかったのでこの結末に賛同する。
少なくともス……ォーズみたいな、玉突き追突事故続編ではなかった。

エンドロール後にワンシーンあります。

注意書きのためのネタバレ(反転)
ビルからの投身のイメージが繰り返されるので
(何度もあるし、潰れる人体も何十体と映ります)
やばい人はやめておいたほうがいいです。

ラストばれ

メタ的な発言が目立った。
ワーナーのごり押しで無理やり続編を作ることになり
マトリックスとは何かを会議するたびに
段々精神状態が悪くなっていくネオとか、
物語は終わらないってアナリストのセリフとか、
スピンオフで会おう!っていうメロビンジアンのセリフとか。

エンドロールを見て思ったのですが、外世界での出来事、
ナイオビとの再会や、新生モーフィアス、バックスに
あなたは救世主ですって迎えられ
憧れの人妻が家族を捨てて自分を選んでくれるっていうのは
ストレスで壊れたネオの妄想って路線もまだ残ってますね。
でもまああの年代の男性の妄想なら自分が救世主で自分が世界を救う!
ってなるでしょうから、
トリニティもまた救世主であった、という結末だったからには
あれは妄想じゃないと私は考えます。
トリニティもまた救世主であったラストは、
また一部がブーブーブーブーいいそうですけど(笑)
ネオが唯一の存在ではない、言い換えれば孤独でないというのは
彼にとっては良いことのような気がします。

機械との闘争に終始したザイオンが滅び、
人間との共存を望む一部の機械と協力して作ったアイオが栄えているのは
今風だなあ…と思った。
争いを好まない気質の子がどんどん増えてるのは日本だけではないのかも。

アクションシーンは、20年前は唯一にして最高峰だったが、
当然ほかの映画のレベルがどんどん上がり、
それらをゴボウ抜きにするほどの斬新なアイディアと手法はなかった。
予告でもあったヘリからのミサイルの軌道を捻じ曲げるシーン等は、
相変わらずリズムと動きが良いな!と思ったけども。

アナリスト怪演だったな。彼の言う通り、
戦って自由を勝ち取りたいひとばかりではなく
従って楽に行きたい人もきっと多いだろう。
私はネコチャンが本体だと思ってたけど、そんなことはなかった。





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2021/12/20(月)

大阪の英国菓子店、
wicked bake shop(ウィキッドベイクショップ)さんの新作が出るたびに
買っているのですが、
そのうちに英国菓子全制覇できると思っていたのですけど
なんか永久に無理なのではないか、千種類くらいあるのではないか、
という気がしてきました。



上から時計回りにアップルシナモンマフィン、ヨークシャーパーキン、
アップルガレット、アップルハニーローフ。



同じく上から時計回りにファットラスカル、プディングトリュフ、
コーンフレークタルト、モルドワインケーキ。

ファットラスカルはこのような配置が正しいのだそうで、
太っちょのいたずら小僧というような意味のお菓子らしい。
人間の顔なのかな?
コーンフレークタルトは、70年代の英国の給食定番だったそう。
給食…?積み上げたりはできなさそうな形状だけど
大量に運搬しないのが前提だったのか?
炭水化物&炭水化物ですけど、意外においしかったですよ。



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2021/12/21(火)

映画かんそう
「ビバリウム」

不動産会社のすすめで郊外の新興住宅地を見学に行った夫婦が、
その誰もいない新興住宅地から出られなくなったうえに
強制的に子育てまでさせられるという不条理ホラー。
そんなに怖いシーンもないし、カタルシスもない。
ひたすらずっと嫌な感じの話です。

ラストばれ

育てている少年だけがコンタクトをとれる謎の相手のことを
少しでも探ろうとさっき会ってたひとの物真似をしてみて?
と頓智をきかせたら、少年の物真似がめちゃくちゃ怖くて
ウワー!って逃げ出したところは面白かった。
あと歩道が絨毯みたいにめくれて、
その下が脱出口になっているのは、ちょっと気付けそうにないな!

たぶん何かのメタファーなんでしょうけども、
夫婦どっちも死ぬので、「マザー!」よりは腹立たないかな。







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2021/12/22(水)

おにぎりの素揚げというのをネットで見て、
おいしそうだったので揚げてみた。
中身は高菜と溶けるチーズです。
外側はカリッとして中はモチモチでおいしかったです。
付け合わせは一緒に揚げたゴボウの竜田揚げ。
ただしカロリーはとてつもない感じで400〜500くらいはありそうだった。
食べた後、お腹減らなかったもんな…。
面白かったのは、油から上げたときに、外は固まっているのに中が流動的で、
すぐにおろして整形しないとドロッと変な形になりそうだったところ。
ものすごい腹持ちがよいのでお弁当向きかもですね。
残念ながら冷凍はいまいちでした。






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2021/12/23(木)

舞台かんそう
「月影花之丞大逆転」

劇団新感線
脚本:中島かずき氏

ガラスの仮面の非公認パロディ劇「花の紅天狗」(2003年)のスピンオフ。
心臓に持病を抱えた劇団座長、月影花之承は、
強引な手段で保険勧誘員を劇団にスカウトするが、
他の劇団員たちもそれぞれに事情のある変わった人々で…というあらすじ。

こんなご時世なので、明るく笑える短めのお話を、
というコンセプトで作られたお芝居。
版権に配慮された鬼滅や刀剣などが見られました。
主演の月影先生に木野花さん。
古田新太さんと阿部サダヲさんが共演されてます。

ナンセンス劇というか、コントに近いのですが、
古田さんと阿部さんが揃うと迫力ありますね。
阿部さん、歌がとてつもなく上手いって知りませんでした。
少女の作り声のまま、めちゃくちゃ動きながら歌っておられた。

内容ばれ
アルムの傭兵のラストが髑髏城のパロディになってるのですが、
ダブル捨之助による「ガラじゃねえや!」は決まりすぎて、
最早ずるいですね…。
登場人物全員捨之助による芝居とか見たくなった。





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2021/12/24(金)

ドラマかんそう
「ホークアイ」4〜6話(全6話)

ホークアイがローニンの衣装を取り戻し過去に決着をつけ、
新たな才能ある射手を見出し、家族のところに帰るお話。

クリスマスで終わるのに相応しい話でした。
「ロキ」の失速ぶりがすごかったので警戒してましたが
スピードを落とさずに終わった。

ラストまでバレ

クリントがナターシャとの出会いを語り、
ナターシャに語り掛け、そしてなぜナターシャを助けられなかったと
激しく糾弾されあの時のことを語ります。
エレーナの叫びはファンの
「なんで?なんでナターシャ殺した!?」
ていう製作への叫びとシンクロしてると思う。
私はナターシャの死は献身ではなく、
クリントには扶養家族がいてまだ小さい。私には妹がいるが成人している。
事後の説得は、最終的には可能、クリントに任せられる。
まで冷静に判断した結果ではないかと、せめて思いたいので
納得のいく答えでした。
(エレーナを助けるために死んだとは絶対に言わないところも良かった)

5話の冒頭の脚本がよくて、5分を30分ほどに感じたのですが
指パチンで消える人を主観的に表現したのがすごく怖くて、
なるほどああいう風に見えるのか。
きっと復活してパニックを起こして事故などで再び死んだ人もいたろうな。

フローレンス・ピューの演技が上手くて、MCUに来てくれてありがとうですよ。
エレーナとクリントがナターシャのことと、
どれだけ彼女を愛してたか語るシーンが嬉しかった。
それまでにふてぶてしくタフなエレーナのシーンをちゃんとやってからなので、
ナターシャが唯一のエレーナの弱くて柔らかい部分なのだなというのも分かった。
ナターシャが自分のことをクリントに話してたと知ったら
どんな事を言ってたか聞きたがる切実な顔とか。
関係ないけどケイトとは面白い化学変化があって、百合の気配を探知しました。

ケイトは次世代のヒーローとして
アベンジャーズとご当地ヴィジランテのちょうど中間くらいの
穏当な行動をとっているので(建物の侵入にコミュニケーション能力を使ったり、
逃走にタクシーを使ったり)、こういう活動もありなのかもなと思っています。
そしてこれはドラマの内容とはあまり関係ないが、
ニヒルなおじさんが若い娘のメンターになるフィクションにただよう
ワンチャン感と比べて、ワンチャンなど絶対にないという健全さ、
潔癖さはどういう匙加減で醸し出されるものなんだろう。
人間としてケイトは親切だし、
人間としてクリントは感謝しているのが表現されている。
揶揄されがちなディズニーだけど、そういうところ私は好き。

全体にコメディチックだったが、
復讐に生きたマヤは恋人で腹心の部下を自ら殺すことになり、
ケイトは己の正義を貫いた結果、母親を司法に委ねた。
そのへんでほろ苦さもでていた。
尺が短かったので最終ボスのキングピンは割を食った。
まあさすがに死んでないだろうけど、
ただの体の大きい怒りっぽいおじさんだった。

それだけはやめてと思ったのは、犬にピザを与え続けたところ。
原作もそうなんだろうけど!やめ!

ロレックスの持ち主はクリント嫁だったけど
あとでネットを見て、時計の裏側の数字が
彼女は実はモッキンバードだったことを示唆していると知った。
モッキンバードはドラマAoSの人気エージェントだったけど、
そのドラマでは別の人と結婚してたので
やっぱり以前のドラマ部門の作品は別アース扱いになるのだな等と思ったりした。





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2021/12/25(土)

色々感想

キルアオハル(ジャンプ読み切り)藤巻忠俊さん
藤巻先生って気付かなかった。毎回言ってる気がしますが新人さんだと思った。
体が子供に戻るのはコナンくん、暗殺者がそれを隠して生活するのは坂本、
大人になってから学生生活を満喫するのは高校生家族、と
色々な作品のキメラみたい。
暗殺者ブームなのかな。以前は妖怪退治ものが多かったけど。

舞妓さんちのまかないさん(サンデー掲載)
おっ!そのうちに百子さん姉さんの昔の女回がくる!?

波よ聞いてくれ(アフタヌーン掲載)
ミナレさんが泥酔してげろを吐いている動画を大切に保存している瑞穂さん、
とてもいいですね。

由利編集長のはなし(アフタヌーン掲載)
https://comic-days.com/episode/3269754496643356319
沙村さんの漫画。
沙村さんのデッサンの間違いを高野文子さんが指摘するという
すごい高みのシーンがあった。
しかし出版社は労働環境や販売形態を色々見直さねばならない時期にきていると思う。

ジョジョの奇妙な冒険 クレイジー・D(ダイヤモンド)の悪霊的失恋
(ウルトラジャンプ掲載)
DIOの支配から抜け出せたかどうか、いまひとつ自信の持てないホル・ホースが
杜王町で仗助と会う話。連載で、上遠野浩平さんが原作のようです。

フジコの奇妙な処世術
こちらはコラボマンガ。怪物事変を未読なので分からないけど
ちょっとお色気要素のあるコメディなのかな?
マーベルネタセンキューな。

そうそう、MCUを追っている人は、
ディズニー+という配信サービスで流しているドラマが今後映画の話に
がっちり関わってくるようなので、この冬休みのうちに履修するのをおすすめいたします。
ただし退会手続きがとても面倒なので、退会は余裕をもってどうぞ。







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2021/12/26(日)

映画かんそう
「劇場版 呪術廻戦 0」

久しぶりのチケット争奪戦でした。女性客が7割という感じ。
ジャンプ連載中のオカルトアクション漫画「呪術廻戦」の
プロトタイプ的な漫画「呪術廻戦 東京都立呪術高等専門学校」
(呪術廻戦ゼロ巻)の映画化。

ごく普通の高校生、乙骨憂太には
子供の頃に事故死した幼馴染の里香の霊が憑いており、
その霊が憂太を攻撃する相手をことごとく傷つけるため
処分対象とされていた。
しかしある教師の反対意見により、彼は
東京都立呪術高等専門学校に編入することになるのだった、というあらすじ。

ジャンプ漫画なのでバトルメインなんですが、
体術に加えて怨霊を使った攻撃が有効なので変則的で面白いです。
あとみんな大好き学園ものに加えて
主義が食い違ったために敵同士となるかつての親友なども出てくるよ。
巻き込まれ型主人公の少年の声は緒方恵美さんで、
控えめなツッコミの演技がとくに良かった。

エンドロール後に1シーンあります。

内容ばれ

百鬼夜行はオリジナルシーンがかなり加えられていて
あっ、やっぱりこの人たち人気なんだね!という感じだった。
パンダ夏油戦もなにげに長くなってた。
あと里香ちゃんと乙骨君の出会いと、2人が遊んでいる楽しいシーンが増えて、
メンタルやばい彼女を支配して酷使している印象はやや減った。
五条先生の「女は怖いねぇ」というセリフも改変された。
里香ちゃん怨霊化の事情が分かると的外れなセリフなので
変更されて良かったと思う。
あと細かい部分だが血がNGなのか、紫色になって
「赤好き」が「キレイなの好き」になってたし、
あとセクハラ霊のセクハラ仕草はなくなってた。

この話のテーマは壊れてしまった友情と現在進行形の友情なので
すごく爽やかに切なく終わるが、
その後真希さんの夢がどんなふうに叶ったかとか、
地獄展開を思うと暗雲垂れこめる。
(本編主人公は今回登場していない)

記念冊子はまだ余部があるようですが、
もし後になって見て、もう手に入らない!という人がいたら
描きおろし漫画はジャンプにも載ったので
バックナンバーをネットカフェなどで読むといいです。
ただし漫画以外の記事も多いですけど。
(野薔薇さんの好きな映画のジャンルを見て、ますます好感度が上がりました)
通常連載の漫画と特別描きおろし漫画が同時に載って、
芥見先生がちょっと心配になりました。



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2021/12/27(月)

映画かんそう
「キングスマン ファースト・エージェント」

国家に支配を受けない特殊諜報組織キングスマンを描いた
シリーズ3作目。今回は組織結成前のビギニング話。

従軍経験から非戦を主義としてきたオックスフォード公は
盟友の頼みもあって、英国の危機を救うべくロシアに飛ぶが…というあらすじ。

予告の、カリンカの歌に合わせて
皆が「ウワ〜〜!!!!」って叫んでいる編集映像が印象的で、
今回もハチャメチャ寄りの内容なんだな、と思っていたら、案外そうでもなかった。
SFガジェットがなく、スパイアクション映画というより、
歴史パロディアクション映画かな?
特訓シーンはあります。英国要素も(時代は違うけど)ある。

エンドロール中にワンシーンあります。

注意書きのための内容ばれ

動物虐待&マーライオンげろ注意!

ラストまでばれ

冒頭で大切なパートナーを失って
その遺児(自分の子でもあるけど)を育てるというのは1の意図的な繰り返しなんだろう。
マシュー・ヴォーン作品で
年長者の特訓を受けた若者は死なないという思い込みがあったので、
どちらかといえば父親が負傷し離脱するのだと思っていたが違った。
父親の勇敢さを受け継げと息子が言われる映画は何本もみたが、逆は初めてだ。
(英国の植民地主義に懐疑的で、反戦派だったオックスフォード公が、
従軍に積極的で愛国心の強い息子の勇敢さを見習うというのは
現代の価値観的には「それでいいの?」という気もするが)
まあ、血筋など関係ないというのがキングスマンのテーマなので、
ああならざるを得ないのだけど。

息子の死のシーン、救出したつもりで
実は兵士の体を盾代わりにして自分が助かっただけだったり、
自分の小細工が原因で味方の誤解を受け射殺されてしまうなど、
感動的な死からは程遠い皮肉の効いた演出は好きですね。

ましゅぼん監督の悪趣味部分はラスプーチン戦に集約されてた。
リス・エヴァンス怪演でした。
レイフ・ファインズがズボンを脱いで
ラスプーチンに舐め回されて声をあげているシーンに、
監督の、してやったり顔を幻視したし、
オックスフォード公の足が悪い設定は、あのシーンのためだけに作ったね?

我々は、ならず者(Rogue)ではなくオックスフォードだ。
どっちも靴の話ではなかった。ちょっと翻訳に苦悩が見えた。

ジョージ5世とヴィルヘルム2世とニコライ2世が
同じ役者さんって全然気付かなかった…。

マーリンは代々ガジェット担当なんだろうか。
いや、しかしこの映画のマーリンはどちらかといえば最強戦力だけども?

羊飼いがものすごくヴォルデモートっぽいのは英国ジョークなのか?
あの会議もデスイーター会議っぽかった。

威風堂々を聞くと自動的に花火が見えるようになりましたが、
今回は1812年(序曲)。いやでも1ほどは悪趣味ではなかったけど。








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2021/12/28(火)

漫画かんそう
「ブランクスペース」1〜2巻
熊倉献さん

新聞の書評で宮部みゆきさんが「今年の3冊」に選んでおられたので読みました。

主人公は、地味な同級生片桐さんと知り合うが、
彼女は無から透明なパーツを生み出す能力を持っていた…というあらすじ。
片桐さんの作る物質は色々制約があってそれがおもしろいんですが、
ドラえもん的展開をすると思っていたら結構怖い方向に曲がり始めたので
ハラハラします。

2巻で完結すると勘違いしてましたが、そんなことはなかった。
結末で全く評価の変わるタイプの作品なので、まだ何とも言えませんが、
登場人物の会話とかとても味があるのでハマる人はすごくハマりそう。

1巻限定で、無料キャンペーンをやっているようです。
1月7日まで。

https://www.amazon.co.jp/dp/B08SHMS6CB/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1







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2021/12/29(水)

今年の12月は友達のくれたアドベントカレンダーを
毎日バリバリ開けて楽しかったです。
色々なチョコレート菓子が入っているのですが、
朝に食べたり、帰宅してから食べたり。
今日は何だろうと思いながら開くのはワクワクした。
(甘党じゃないと、もしかすると無理なのかも?)
時々とてもかわいいおもちゃのようなチョコがあったんですが、
(2枚目、3枚目写真)









オーナメントが入っていることもあり、
この4枚目写真のくまちゃん、私はチョコレートと疑わずに
口の中に放り込みました。見ても触っても分からなかった。
でも舐めたら一発で食べ物じゃないと分かりました。
私の感覚器の中で一番鋭敏、というか人並なのは舌かもしれない…。





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2021/12/30(木)

汚い話注意!

2021年、げろ映画(嘔吐シーンのあった映画)一覧。
なぜか2015年初頭より観測を開始して継続中です。
去年に続きメモの取り忘れが多く、2、3漏れがあるかも。
今年は男性が多い。
17本中13本が男性。ちょっと男子〜吐きすぎ〜!

燃えよデブゴン/TOKYO MISSION 男性 屋外
さんかく窓 男性 屋内
ダニエル 男性 屋内
ガンズアキンボ 男性 屋内
ラストフルメジャー 男性 屋外
エヴァンゲリオン 男性 屋内
21ブリッジ 男性 屋外 
るろうに 男性 屋外
ジェントルメン 男性 屋内
ライトハウス 男性 室内
唐人探偵 男性 船
アナザーラウンド 男性 室内
メインストリーム 女性 室内
マリグナント 狂暴な悪夢 女性 室内
ダーク・アンド・ウィケッド 女性 室内
ラストナイト・イン・ソーホー 女性 トイレ
キングスマン ファースト・エージェント 男性 室内





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2021/12/31(金)

今年のベスト映画・小説・色々です。
(私が今年に見たり読んだりしたものなので、新作とは限りません)
今年見た映画は160本、図書は19冊。

■映画
フリーガイ
オールド

フリーガイは、丁寧でユーモアの優れた映画。
オールドは、類似作品のない妙に優しい(部分もある)ホラー。

今年はホラーの当たり年で、
「ラストナイト・イン・ソーホー」
「マリグナント 狂暴な悪夢」
「キャンディマン」
「アンテベラム」
「返校 言葉が消えた日」
どれも良かった。

マーベル映画はどれもエンタテインメントとして脚本の質が高かったが
1本を強いて選ぶなら。
「エターナルズ」
難しいことを飄々とやってのけられた。

サスペンスは
「パーフェクト・ケア」
「モンタナの目撃者」
「RUN/ラン」

SF
「コンティニュー」

コメディは
「エクストリームジョブ」

そして永久に見ていたいで賞
「とびだせ!ならせ!PUIPUIモルカー」

■小説
誓願 マーガレット・アトウッド
(侍女の物語続編)
(アンディ・ウィアーの新刊は読んでいる最中)

■ドラマ
俺の家の話
岸辺露伴は動かない2 全3話

■アニメ
what if…?

■漫画
ルックバック
ミステリと言う勿れ




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