11月日記

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2021/11/01(月)

映画かんそう
「ハロウィン KILLS」

3年前の前作ラストから繋がっています。
というか3部作だった…知らなかった。
前作ラストが良かったので、あれが台無しになるのには、
ちょっとガッカリした。別の場所で、別の主人公がよかったかな…。
ものすごくたくさん殺されます。
死んだ犬が映ります注意。

とうとう滅ぼされたかに見えたマイケルだが、
火災の消火に来た消防団が彼を意図せず救いだしてしまう。
手始めに消防団員を皆殺しにしたマイケルは、
自分の住んでいた家に戻ろうとするが…というあらすじ。

ラストまでばれ

前回の祖母、母、娘の三世代チーム、今回は祖母大ケガでほぼ動けず、
娘とくに何も出来ず、母は退場(?)であまりパッとしなかった。
技の祖母、知の母、力の娘のチームワークが見たかった。

ストレスだったのは、マイケルを倒せと団結した街の人が暴走して
関係ない人を死に追いやる描写と、
そのくせマイケルと対峙するとパニックを起こして無駄弾を乱射、
弾切れで殺されるとか、銃を持っているのに近付きすぎて瞬殺されるとか、
そりゃ混乱する人もいるだろうけど、全員がそうじゃないだろう。
娘ちゃんとか、死んでる人を見て動揺して
死体からナイフ抜いてワナワナしているうちに彼氏が襲われたりとか、
あなた数時間前にマイケルと戦ったでしょう。

過去に生き残った人たちがどんどん死んだ(1人だけ逃げた)。
一番んんん?って思ったのは、ローリーが、
マイケルは人間じゃないと気付いた!暴力では倒せない!と言い出したところ。
ジャンル変更ですよね。それはどうかと思います。

面白いなと思ったのは、
マイケルがカップルの死体をちゃんと並べてあげてたところです。
医療系カップルとゲイカップル。
ゲイカップルは、すごく裕福そうな家具調度だったけど、ご職業はなんだったんだろう。








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2021/11/02(火)

映画かんそう
「小説の神様」

高校生小説家の主人公は妹の医療費のために執筆を続けていたが、
ネットの酷評などもあり、スランプに陥っていた。
そんな時、なじみの編集者から
人気作家とコラボ小説を書かないかという提案があって…というあらすじ。
小説の映画化。ティーン向けなのかな?

内容ばれ

主人公のスランプの原因がネットの叩きで、
ヒロインのYIPS(YIPSではない)の原因がストーカー、
どっちも読者の加害なので片方変えたほうがよいのではと思う。
というかストーカは出版社がもう少し介入しなよ未成年なんだし…と思う。

主人公くん、きれいな顔の子だなと思ったらHiGH&LOWのチハルだったのかー!
普通の髪型も似合ってるよ!

小説を題材にした天才高校生作家の邦画と言えば「響-HIBIKI-」があるが、
あれくらい外連味があったほうが私には楽しく感じられるようです。










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2021/11/03(水)







今日はシリウス・ブラックの誕生日です。
さて、薄々「誕生日に二次創作とか昨今流行らない!?」
「もう今の推し活はお菓子を作ってSNSに載せるのが主流!?」
って勘付きつつあったので、作ってみました。
オーブンがないので(ないのかよ)ミルクレープです。
上の緑はクッキーのアイシングで不透明になる予定でしたが
なぜかクレープ生地に吸収され半透明に。
あとこう見えて結構大きいので4つに切りましたが
黒犬が見事に一刀両断で、
意図したわけではないですが先生が作りそうだなこういうケーキ…と思いました。

「君には黒犬の頭のほうをあげよう」
「うん……少々複雑な気分だけど。ありがとう」

おめでとうシリウス!

漫画絵にシリウスのケーキ写真





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2021/11/04(木)

映画かんそう
「きのう何食べた?」

美容師のケンジと弁護士のシロさんのカップルが、
毎日の料理を通して暮らしの様々な諸問題を見つめ直す、
よしながふみさんの同名漫画の映画化。

予告では京都旅行を1時間くらいやるような印象を受けたが、
旅行は冒頭だけ。
漫画の色々なエピソードをちょいちょいつまんだ話になっていたが、
あんなに贅沢に使っちやって続編ドラマは大丈夫なのか。
それとも続編がないから贅沢に使ったのか。

ごはんは相変わらずおいしそうだったし、
けっこう笑いも起こっていました。

内容ばれ

りんごのキャラメル煮は、原作ベスト5に入れる好きな料理!
あとローストビーフ、アクアパッツァ、ミートボール、ぶり大根等々。
お揚げを切るシーンでドッと沸いてた(ケンジさんの勘違いのシーンも)。
それと山本耕史さんがコメディ俳優として完成されてきて
なんか喋るだけで妙におかしい域にまで達しておられた(笑)

ケンジさんが薄毛について悩み、
それをシロさんが誤解するというオリジナル要素で1本筋にしてあります。
京都旅行は、日の出うどんはあったがスマート珈琲はなかった。
俵屋さんは、さすがに撮影許可が出なかったのかな。
漫画の2
人は、ややドライなところがあるが実写版の2人は原作より
ほんの少し繊細で誠実だなーと思って見てた。
どちらがよいという話ではありませんけども。







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2021/11/05(金)

映画かんそう
「モーリタニアン 黒塗りの記録」

アメリカ同時多発テロが起きて間もない頃、
一連のテロの実行犯を選別し、指導した嫌疑をかけられ、
14年拘留されたのち釈放された、
モハメドゥ・オールド・サラヒ氏の手記を元にした映画。
彼を弁護する弁護士にジョディー・フォスター、
起訴する検事はベネディクト・カンバーバッチが演じます。
当然ながら拷問のシーンがあるので注意。

「ラストキング・オブ・スコットランド」の
ケヴィン・マクドナルド監督。

ラストまでバレ

セリフにもありましたが、罪のない市民を殺した酬いを
受けさせなければならないが、
それは「誰でもいい訳ではない」んですよね。
そう、でもこれは難しい。
何故ならテロリストたちは、殺した3000人近くの人々の行いを
いちいち吟味したかといえばそうではないからです。
集団の怒りは血を見ないと治まらないようなところはある。

友人の喉を切り裂かれても、
仲間たちから裏切り者と白眼視されても
誰でもああいう判断ができるかと言えば、
それはちょっと難しいと思う。
それと当時はテロの第二波を真剣に警戒し、
潰そうとしていたようなので、
単純に逮捕拘留を非難もできないが、
テロ関与が立証できないまま7+7年拘留は、
なんらかの通達、または判断ミスではないかと思う。

さすがに回復不能な身体的ダメージを与える拷問はしないのだな。
でも男性への性暴力による拷問、同性じゃなくて異性がするんだ。
(映画による改変かもしれませんが)

びっくりしたのは、拷問による証言であること、拷問内容がきちんと記録されていて、
その記録が保管されていて、そして簡単ではなかったにしろ
開示請求すれば見られるということ。すごい。
いや、それが当たり前なのかもだけど、
なぜか記録を残さなかったり、あっても即座にシュレッダーで処分されたり、
開示請求しても応じない国もあるようなので。

ラストに本人が登場されますが、歌とか歌われていて
驚くほど陽気でいらっしゃった。
きっと、並外れた強い精神の持ち主なのだろうな。
(拘留中に自死されたひともいることが作中描かれている)
または、壊されなかった自分を見せることによる一種の意志表明なのかも。







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2021/11/06(土)

色々感想

ウィッチウォッチ(ジャンプ掲載)
表情の読みにくいモイちゃんの感情を魔法で可視化して
デートするだけの話なのに妙にキュンとするのは、
これまでのモイちゃんの描写の積み重ねと、
あとグイグイ押したい女子の相談に、
男子2人組が下心とか全くなくのってくれるというのが
ピュアでいいんだろうな…。

逃げ上手の若君(ジャンプ掲載)
地位が高く人望あり、男女にモテモテで
メチャクチャ強いイケオジ、そして童貞の武将、
ジャンプでこういうキャラクターが出たのは喜ばしい。
強者であり成功者であっても、
女を百人斬ったりしなくても別にいいのだというモデルとして。

舞妓さんちのまかないさん(サンデー掲載)
青森で生まれ育った人が夏の京都で空調なしに生活するのは
無理じゃないかと思う。初めてまゆげに同情した。
青森に帰りなよー!
「勝山」って髪型、本当にかわいいですね。

ところでイカメンチ食べました!コリコリしておいしいですね。

相棒
今回の話、どう見てもKONAMIの小島さんとMGSの色々がモデルになっているが
見た目を寄せすぎると訴えられますよ…。

世界中の大抵のゲーマーは小島さんの味方だっていうのも
ちゃんと描写してよね!


角川映画祭の宣伝で、例の「犬神家の一族」逆さ足が飾られるそうです。
1か月限定。東京いいなあ!
https://natalie.mu/eiga/news/452392








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2021/11/07(日)

映画かんそう
「エターナルズ」

MCU26作品目の映画。
万物を創造する種族セレスティアルズによって生み出され
知的生命体のみを捕食する生物ディヴィアンツから
地球人を守って7千年間暮らしてきたエターナルズたちは
ディヴィアンツを滅ぼし、静かに帰還を命令を待っていたが
ディヴィアンツが復活し……というあらすじ。

第93回アカデミー賞監督賞を受賞したクロエ・ジャオ監督。
作風がまったくMCU的ではない監督なので、一体どうなるのかドキドキしてましたが、
物語に硬化を起こさないためなら何でもやる、後退はしない絶対に、
というマーベルの強い意志が伝わってくるお話でした。ジャオ監督は期待に応えた。
賛否が真っ二つに分かれる作品だと思いますが、
SFでありつつミステリー的でもある優しいお話で私は好きです。
ジャオ監督の持ち味である広大な風景があちこちで見られるのでスクリーン向きです。
前25作を見ておく必要は特にない。

アクションとか大丈夫かしら、と思っていたのですが
アカデミー賞の際のインタビューで「幽遊白書が好き」と語っておられたのを思い出し、
だったら行けるかな?という気がしてました(笑)。

ヴィランが「ワハハー悪いことをしてやるぞ!」って企んで
人類大量虐殺を企てたり、
ヒーローたちが大量破壊兵器とかスーパープログラムを無力化したりどこかに投棄したり、
都市の空に暗雲渦巻いて様々なものが巻き上げられたり、
ましてやムキムキ金髪碧眼ヒーローと、
適度に強い女性のスーパーヒロインが共闘したりとか、
ああいうのはもうやらないんだな。
私は「見たことのない要素」が好きなので、これからもついていくよMCU…。
(逆に黄金パターンを繰り返し何度も見たいタイプはつらいかもしれんけど)

MCUにしては珍しく男女の性行為が映るので、
ご家族でご覧になる場合は注意。

ラストまでばれ

霊丸撃ってた…ふいた…。

エターナルズのメンバーは10人登場します。
細かくエピソードを積んでくるので、
映画が終わるころには彼等のことを好きになっています。
アベンジャーズを爆速で巻いてシビルウォーまで2時間半でまとめた感じ。
オールマイティに様々な能力を持つ原作の設定から
特に1つを絞ってうまく個性付けしてありますが、
でもキンゴはかなり変えてあった。君、サムライキャラクターだったの…。
リーダーが女性で(サルマ・ハエックさん、
フロム・ダスク・ティル・ドーンのご褒美ビールのかただ!)
その後継者も女性、パワータイプではなく真面目で優しい人柄、
そしてチーム最強の狂戦士も女性、男女バランスがとてもいい。
(彼女の狂気を抑える際に手のひらを合わせる仕草はハルクとナターシャを思わせますが
性別は逆転しています。
そして記憶を何度も消され、涙を流す設定はウィンターソルジャーに似ています)
マ・ドンソク兄貴の描き方がとくに優れていて、
ジャオ監督はキャラクターを作る際にかなり役者個人の経歴や個性を乗せるそうですが
強く、寡黙だがごく自然に家事をこなし、他人のケアをし、
コメディチックな仮装も様になってました。最高です。

エターナルズたちの仲間への愛情、血のつながりはないし
(カップルは別にして)性愛でもない、いわば仕事仲間に近いのですが
でもアベンジャーズのような戦友といった関係ではなく
もっとソフトで親密でよかった。
スプライトが仲間をモデルに神話を語るところが特に好きです。
原作は神話が先にあったり実際神話の人物だったりなので映画オリジナル要素だと思いますが
仲間たちはその話を気に入って、ずっと後になっても時々思い出した気がします。
彼等は仲間の過ちを許すし、不寛容も嫉妬も許す。絶望や狂気に寄り添う。
後半は少しミステリてきな手法で描かれましたが
殺し殺される関係になってもやはり愛情があって、
「シャンチー」のトニー・レオン氏は百万ドルくらいの仕事を視線ひとつでなさいましたが、
今回のマッデン氏も揺れ動く儚いヴィランを演じておられて、よい仕事でした。
ラストのあの目の演技で、
イカリスに感情移入していた人は「この女を殺すことはできない」と思っただろうし、
セルシに感情移入していた人は「この人になら殺されてもいい」と思っただろう。

評価が割れる理由は、スタートと同時に設定の文字が流れ出すSF色の強さ。
特に説明なく上位存在がデデーンと出てきて
なじみのない人は振り落とされる事が予測される。
あと、シリーズの1番目の作品にもかかわらずきちんとしたハッピーエンドを見せず、
露骨なクリフハンガーをねじ込まれたところ。
蟻と神ほどに力の差のある上位存在に主人公が拉致られて終わるのはあんまりじゃないですか。
やっぱりお金を払って見に来たからには「やったー!」って思って帰りたい。

以下箇条書き

・冒頭で6つの特異点って書いてた…?これ重要? 
・サノスの大虐殺の時になぜ何もしなかったか、一応説明があった。
・ディヴィアンツが何らかのエラーで知的生命体を捕食するように進化したという説明の、
 しばらく後でセナの記憶も何らかのエラーでリセット失敗したって言ってて
 ちょっと笑ってしまった。上位種、仕事が適当すぎる。
 あるいは下請けの選定に問題があるのでは。
・でもエターナルズの体、生体機械いわばハードに相当するものは
 セックス可能、口噛み酒が作れることから体液の類もほぼ人間と同じ、
 故障なしと、すごい出来栄え。
 ソフトに相当する人格も、愛情が持てる、記憶に愛着がある、上位種に疑問を持てるなど高等。
 人間と共に暮らす機能を初期デザインした部署の仕事は完璧。メンテ部門に問題がある。
・この世界、DCがある…?少なくともバットマンとアルフレッド、スーパーマンという
 キャラクターがあることが確定した。
・ギリシャ神話はフィクションだけど北欧神話は現実って、
 不思議な設定ですね。
・ファストス、よいキャラクターだった。彼はヘパイトスなのか。
 彼のパートナーの性別が理由で上映しない国が何か国か出始めているが、
 「うるせー知らねー」というのが2021年のディズニーの判断なのだな。
 彼の絶望のシーンは、評価が分かれていますが、
 アメリカ人白色人種監督だったらアウトだと思うが黄色人種監督なのでグレー…?
・種を植えられた星で知的生命体が、必要数に達っするとセレスティアルズが爆誕するそうで、
 そうするとサノスくん(エターナルズらしい)の指パッチンも
 めちゃくちゃ乱雑ではあるが有効策ではあるのか。
 じゃあセレスティアルズが指パチンを阻止すればよかったのでは…???
 しかし今回の問題、お年寄りが
 「わしらがこの先も生き延びるためなら新生児が生まれなくてもよい」
 と言っているようなもので、意見が分かれそうではある。
 太陽が膨張して爆発する際に滅ぶなら仕方ないと観念する人が多数だと思うけど
 それが誰かの意志によるものだと少し忌避感がでるのって、なんでだろうね。
・アクションシーンはラストバトルが一番レベル高くなるよう撮ってありましたが
 X-MENにおけるクイックシルバーや、平成ライダーのクロックアップ最強表現など、
 能力バトルにおける高速ってアドバンテージがあるというのが世界共通認識なのかな。
 (「ザ・ボーイズ」などはそうでもないけど)
 エターナルズ同士の最終戦に、前置きなしにディヴィアンツが混ざってきて、
 打ち上げに無言で混ざってくる知らない人みたいで笑ってしまった。
 ひとこと言え。
 あの個体は原作だとセナと恋愛関係になるのだな。
 残念!セナの相棒はマ・ドンソク兄貴なのでね!
・最後の声、ブレイドだとネットで読んだけど、ブレイドも参入!?サノスの弟も!?
 サノスくんの弟、顔がまったく似てないけど、そういえばサノスくん
 あまりの醜さにびっくりした母親が、殺そうとしたんだっけ…。
 








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2021/11/08(月)

映画かんそう
「アンテベラム」

この映画を見るつもりのひとは下記読まないで検索とかせず、なるべく早く見てください。

サスペンスホラー。
ジェラルド・ブッシュ&クリストファー・レンツ監督長編デビュー作。
当たりでした。シャマラン映画好きで暴力表現耐性のある人におすすめ。

南部の綿花農場で強制労働をさせられている奴隷たちは
決して自分から白人に話しかけてはならないというルールを課せられていた。
そこでは脱走者たちは容赦なく殺され、
従順でないものは焼き印を押されるという虐待を受けていた。
社会学者ヴェロニカ・ヘンリーは悪夢で目覚めるが、
順風満帆に見えたその生活に不気味な影が忍び寄りつつあった……というあらすじ。

暴力表現がきついので注意。
女性の奴隷へのベルトでの鞭打ち、足蹴り、平手打ち、焼きごて、性暴行が映ります。

アンテベラムとは南北戦争前の南部を指す言葉。
「キャンディマン」に勝るとも劣らぬ苛烈な人種差別ホラー。

ねたばれ

シャマランの例のあの映画の邪悪版。
収穫した綿花をなんで燃やしてるんだろう…とは思ったんですよ。

実行可能かどうかでいうと、「ゲットアウト」よりは可能、
でもまあ難しいかな…。
モバイル以外にも位置情報を発信するアイテムは色々あるし、
カメラを避けてあの人数をっていうのはちょっと…。

冒頭、母親に摘んだ花を見せる美しい少女という風景を見せてから
カメラが徐々に屋敷の奥に進んでいき、
先ほどの母娘は白人の支配階層で、その生活は奴隷たちの労働で支えられており、
陰惨な虐待が日常的に行われているのをゆっくりと見せるところに
「こいつは相当に底意地の悪い作品だぜ!」と直感しました。
当たりだった。

サイコパス親玉の「我々のような人間は他にもいる」って捨て台詞とか
最高に嫌でしたね。
劣った人種や性別だと自分が思っている連中がしゃしゃってくるのが耐えられない、
自分より優秀だと傷付く、虐待したい、という欲望は認めますが、
頭の中でとどめるべきだし、他人と共有し始めると
コントロールできなくなるやばい病気のようなものだと自覚しないとだめだ。
そういう意味では虐待シーンは、
加虐でないと興奮できない人のポルノになってしまう可能性があるので
更に工夫して映さないほうがよかったのでは?という気はした。

女子会シーン、むやみに長かったが、観客への一種のケアだろうか。
楽しそうだった。








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2021/11/09(火)

映画かんそう
「アイの歌声を聴かせて」

「イヴの時間」や「サカサマのパテマ」など、SFに強い印象のある吉浦康裕監督。
AIのお話。今回はSF要素がソフトになって、アクが弱まり、
歌のシーンが多用されるなど、ヒットアニメ作品をよく研究された印象の作品。
SF青春初恋友情エンタテインメントものがお好きな方におすすめです。
ピュアピュアな中高生と、あとまあ大学生も見に行くとよい。

主人公サトミのクラスに転校生がやってくるが、
彼女はサトミの顔を見るなり、幸せか否かを尋ねてくる。
彼女は実は、サトミの母親のプロジェクトチームが開発するロボット「詩音」だった。

舞台は地方都市なんだけども、巨大企業の本拠地があって
そこに暮らす人々は多くはその企業の従業員という設定に
なんか妙なリアリティを感じました。
家のセキュリティや家電はAIが管理している描写でしたが
アレクサなどを使っているお家は現在もうすでにあんな感じなのかな。

終盤までばれ

ホワイトな人形使い(攻殻)の話という感じ。

「竜とそばかすの姫」と比べて、こっちのほうが好きというかたも結構いらっしゃると思う。

おそらく制作側が意図していないだろう点に少しホラー映画要素を感じたのですが、
学校の許可なくヒューマノイドを人間だと偽って入学させる行為、これはあり得ない。
まだ法整備されてないのかもだけど絶対にあり得ない。
あと詩音に関わっていた未成年の私物を警察の介入なく没収もありえない。
市民の大半を雇用するトヨ…じゃなくてホシマに支配されすぎではないか?
もしかしてホシマが人を殺しても、あの地域の人たちは口をつぐむのではないか。
等々、巨大企業の支配する閉鎖社会を感じました。
ヒロインのお母さんも同様の理由でちょっと怖かったのが、
ヒューマノイドが事故を起こして生徒が死んだら責任なんか取れっこないっていうのと、
詩音の1日の記憶をチェックしたりしないのか、
あと平日の昼間に自分の娘が自宅で男女複数人とたむろしていて何か思う所はないのか、
そもそも娘に家事全般を任せて、学校での孤立にもまったく気付いている様子はないっていうのは、
ちょっと、大丈夫!?って思いました。
お仕事お忙しいのと、娘のために稼がないとというのは分かりますけども。
同じくホラー要素で、
詩音の表情、アニメなのに妙な不気味の谷があって、
「ターゲットを変更することにしました」のあたり、
絶対にその展開はないと分かっていても
「邪悪なヒューマノイドが本性を現したぜ…」という雰囲気がギンギンにあって
少し笑ってしまいました。

ホシマの二足歩行ロボット、三太夫も詩音も、人間相手に柔道ができるというのは
バランス制御がすごいなと思いました。片足で立って体重移動するのは、
微妙に揺らぐ重心を足の裏と指で感知してコントロールすることが必要なので。

劇中劇の「ムーンプリンセス」どんな話だったんだろう。
王子同士が事故でキスをしていたように見えたのが大変気になりました。
土屋太鳳さん、とても歌がお上手なんですね。知らなかった。
英題が「Sing a Bit of Harmony」なので、
「アイ」は(トリプルミーニングだけど)1ビットなんだな。








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2021/11/10(水)

映画かんそう
「ANNA/アナ」

監督脚本リュック・ベッソン

ろくでなしの恋人による虐待に苦しんでいたアナは、
海軍への入隊願書を出した事をきっかけにKGBにスカウトされる。
厳しい訓練をクリアし、ファッションモデルという仮の身分を手に入れたアナの、
エージェントとしての危険な人生が始まる…というあらすじ。

ベッソン監督お得意の、銃と女性とアクションというジャンル。
共演者が大変ゴージャスで、KGB上司がヘレン・ミレン、
同僚にルーク・エヴァンス、CIAのエージェントがキリアン・マーフィー、
ロシアのろくでなしがアレクサンドル・ペトロフ。

アナはこの色男たちとフランスロシアを、
文字通り股にかけての大立回りを演じます。
ベッソン監督はエンタテインメントを意識して撮っている。
が、しかし近年のスパイアクション映画を見慣れていると、
うん…という感じになるのは否めない。
ベッソン監督好きで、久しぶりに映画を見るか!という人むけ。

内容ばれ

アトミック・ブロンドと比べると、アクションのシビアさ重さ、
あとすべての頭脳戦が男と寝ることで成り立っているのも、
なんかこう…うん…て感じ。
途中アナは女も股にかけるんですが、
アトミック・ブロンドと比べると
女の扱いがゾッとするほど非人情的なんですよね。
好きになれないヒロインでした。

あと親切な日本人から借りた携帯、返せコノヤロー!







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2021/11/11(木)

映画かんそう
「映画トロピカル〜ジュ!プリキュア
雪のプリンセスと奇跡の指輪!」

今回は現行トロピカルージュプリキュアとハートキャッチプリキュアのコラボ映画です。

雪の王国シャンティアの女王の戴冠式に招待されたトロピカルージュ勢は、
雪の国でハートキャッチ一行と出会う。
シャンティアは色々と不思議な事の多い場所だったが、
プリキュアたちはある真実に気付く…というあらすじ。

今回はわりと重い話でした。
プリキュアたちの振る舞いで印象を明るくしようと努力なさっているが、
でもトータルすると重い。
雪と歌、と言えばあれですね。
日本の長編アニメはもう、歌とは切っても切れない関係。

内容ばれ

ハートキャッチは、転校生が挨拶をしているのに
「字が小さくて見えませぇ〜ん」
「ハァ?花咲さんって声まで控えめなんだぁ!」
と笑いながら言い放った、えりかに衝撃を受けて
私が一旦見るのをやめたくらいアクの強いプリキュアですが、
今ではまあ、そのえりかも笑って見守れるようになりました。
そういえばローラと少し似ているが、えりかのインパクトはあんなもんじゃなかった。

変身シーンが長くて、正直にいうとちょっと意識が飛びました…(寝た)。
シリーズ長編映画にしては珍しい試みで、ヴィランがいなかった。
これは一長一短。
でも不幸だからって何をしてもいいわけじゃない的なセリフを
ゆりさんに言わせるのは、本当に重い……
(ゆりさんは自分と対の妖精と死に別れた状態で仲間に加わる)。

メガネッ子プリキュアが3人集結して、
異様なメガネ率の高さを誇る映画となりました。

ところでプリキュア映画は毎回ラストに次回予告があるのですが、
今回も「はいはい、春春」と思っていたら、次回が秋で、
来春はオールスター映画は製作されないようです。
製作側の人手不足かあるいは観客の減少、一時的な措置、
何か分かりませんけど寂しいですね。









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2021/11/12(金)

映画かんそう
「レディ・オア・ノット」

財閥の御曹司と結婚したヒロインは
広大な古い屋敷で式を挙げ幸福の絶頂にいたが、
その夜、一族の集まったホールで彼女は
一族に伝わる儀式について聞かされる。
新たに一族に加わったものは、何種類かのカードの中から1枚を引き、
そのカードに書かれた遊戯をしなければならないこと、
そしてもし引いたカードが「かくれんぼ」であった場合は……というあらすじ。

劇場未公開ながら好評を聞いたので見たら当たりでした。
グロというほどではないが、普通程度に血が飛び散るホラー。
マット・ベティネッリ=オルピンとタイラー・ジレットのコンビ監督。
最近コンビ監督が増えてきたような。

内容ばれ

「サタン」て言ったよね!?悪魔崇拝じゃん!
曾祖父は相当に魅力的なギャンブラーだったのでしょうね。
でもなんていうか彼ピはあれだ、
「言ったら嫌われちゃうかも!」って気持ちは分かるんだけど、
最悪の事態に対する備えが全くないのはアホだと思います。
防弾ベストと暗視ゴーグル、催涙ガス、自動小銃くらいは買って隠しておくべきだった。
あるいは逃げるのに専念するとしてもハンマーや斧はいるだろう。

一族のしきたりとして子供のうちから儀式に参加させるのは、
なんかリアルだなと思いました。
子供はどんな思想でも受け入れる。でもお兄さんはいい人でしたね。

あとジャンキー女子、誤射でどんどん味方を殺していくのは、
あのパートだけブラックコメディみたいで笑ってしまった。
お前は何もするな。台所でお菓子でも食べてなさい。

この映画が好きな人は同じく女子サバイバルホラー「サプライズ」も好きだと思います。











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2021/11/13(土)

色々感想

ウィッチウォッチ(ジャンプ掲載)
早送り回。篠原先生、相変わらず引き出し多いし、
ギャグ回ハズレなしだわー。
あとノーラン監督はコメディに対する理解はないので
監督はしてくれないと思う…。

舞妓さんちのまかないさん
前にもあった、他の屋形とのごはん比較回。
急に若い女の子が2人増えても、
ぱぱっとメニュー変更して作れるのすごいねキヨちゃん!

そういえば、この漫画ってあまりアレルギーの話は出てこないな。

相棒
わっ視聴率が下がった。
スタートと同時に前・中・後編はまずかったのではないか。

密室殺人の話だが、実は合鍵がドアの横に置いてあった、
という序盤の展開でズコーってなった(笑)。
でもまあ密室殺人は些末な問題で、
女子学生監禁もまあメインではなく、
引きこもりの中年男とその老母がメインという不思議な話だった。
最近見た世にも奇妙な物語でも引きこもりの男性がいたが、
どんどん増えてるんだろうな。











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2021/11/14(日)

映画かんそう
「マリグナント 狂暴な悪夢」R18

SAW、インシディアス、死霊館、等々、
打率高くヒットシリーズを立ち上げていくジェームズ・ワン、
3年ぶりの監督作品。
手腕を買われて「アクアマン」や「ワイルドスピード」など
人気シリーズ作品を監督されてたが、戻ってこられた!
ホラー出身監督がビックバジェットを手掛けると、
以降はもうホラーを撮られないことが多いので嬉しいです。
(次は「アクアマン2」のご予定)

さて今回は、ホラー好きな人は見たほうがよい。
あ、でも古典のお約束をきっちり守ったホラーが見たい人向けではない。
なんだこれ!?っていうホラーが好きな人、
場合によってはホラーを逸脱しているのも大歓迎な人は情報を見ずに映画館へ急げ。

暴力的な夫に悩まされていたマディソンは、
ある日殴られて酷い怪我を負う。
その深夜、夫は自宅内で黒い人影を見る…というあらすじ。

夫から妻への暴力表現あり。
めっちゃたくさん人が死ぬ。(でもR18は少々疑問のレーティング)

おちばれ

大作映画って、アクションあり、謎解きあり、復讐あり、ラブありと
安定した幕の内弁当状態なのですが、ホラーでそれやっちゃってるのが「マリグナント」。
今回は前半「あれ?結構普通…?」って思ったら、
ヒントがちらほらあって、「あっ分かった!」って閃いて、
それが当たった瞬間とても気持ち良かったし、
しかも普通は怖いでしょガオー!っていう動きを見せるのに、
スタイリッシュナイフアクションをさせているところが肝だと思う。
動きの予測がつかなくて面白いし、シュっとしたコートがキモ格好良くて、
ダークヒーローものみたいだった。あれ、どうやって撮ってるんだろう…。
関節に特殊なプロテクターと、頭部に細工して、パフォーマーが演じてるんだろうか。

これリー・ワネル監督の「透明人間」と繋がって
ダークユニバースになったら熱いんだけどなあ!(マリグナントはユニバーサルではない)

何を見せられてるんだ……ってなる瞬間が映画の醍醐味のうちのひとつです。

そしてジェームズ・ワン監督はちょっと垂れ目系の美女、美少女が好き。
(あと研磨機もお好きよな…)
今回もマッケナ・グレイスさんが出ていらっしゃった。
妹さん役の人も目の大きなかわいらしい顔立ちで、まさかの姉妹愛エンド!
そういえばこの話…アナ雪じゃん!










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2021/11/15(月)

映画かんそう
「カオス・ウォーキング」

「怪物はささやく」のパトリック・ネス原作。
3部作のYA小説を、色々改変して2時間にまとめたようです。
ダグ・リーマン監督。
トム・ホランド主演、ヒロイン役にSWレイ役デイジー・リドリー、
助演にマッツ・ミケルセン。

環境の悪化した地球から、ニューワールドという惑星に移住を開始した、
第一世代の町プレンティスタウン。
この星では思考が映像となって周囲にばら撒かれ、隠し事はできなかった。
先住民族に女性全員を殺され、男しかいない町で
義父2人に育てられたトム・ホランドは、
森の中で墜落した宇宙船と、女性を発見するというあらすじ。

思考が丸見えになる設定と、女性がいないという設定が
SF的に複雑に絡むかなと思ってましたがそうでもなく、
主にちょっとした能力バトルと、ラブコメ的演出に使われた。

馬と犬が好きな人は注意

内容ばれ

原作の13歳ではさすがにないんだろうけど、
トムホ、未成年設定だ。

自らの不満と劣等感を世界に投影するタイプの、
一番リーダーに据えてはいけない人を首長にした悲劇なんでしょうけど
それが一見冷静なマッツ・ミケルセンの顔をしてたらまあ仕方ないかなという気もする。
(「ミスト」の宗教おばさんみたいに他人の恐怖と暴力衝動を煽るのが上手い人)

しっかり煮詰められたSFというよりは大味なやつで、
マッツは「冷凍睡眠から目覚める前に船を乗っ取る」的なことを言ってたが
冷凍睡眠してたら世代交代しなくてヒロイン生まれなくない?とか、
どうやって母船まで行くつもりだったの?とか、
先住民族への物語としての関心のなさ、
(地球に宇宙人が勝手に入植してきて空き地で暮らし始めたら困らない?)
(原作では先住民族と地球入植者の和平を図るようだけど)
あと、殺された女たちの多くが誰かの配偶者だったことが予想されるけど
夫たちの多くは妻の生命より共同体を優先して、妻を殺した共同体で暮らすんだ…とか、
あと川で牧師が犬を殺すシーン、
主人公とヒロインが距離を詰めるのに犬が死ぬ必要があったのは分かりますが
自分も溺れかけたのに無意味に犬を殺して去っていった牧師が、
犬殺し妖怪みたいになっちゃって気の毒だった。
あの川の追跡シーン、まるごと不要でしょ……。
あと犬に比べて、育ての義父への悲嘆のシーンがなさすぎる。超COOOOOOL。

主人公とヒロインは恋愛しなきゃだめ!キスしなきゃだめ!という層の
願望を満たすには有効の「脳内キス」(しかも相手には丸見えで、怒られるやつ)。
でも生まれてから一度も女子を見てないのに、
いい雰囲気になったらキスしたい!というビジョンがあるのは不思議だ。
(彼は過去の記録データの学習が難しい事情がある)












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2021/11/16(火)

ドラマかんそう
「世にも奇妙な物語 秋の特別編」

今回は完全ハッピーエンド話がなかった。
最初の話が一番面白かったです。

優等生
テストで満点取れるよう神社に祈願したら、
テストの誤解答に合わせて現実のほうが変わるというコメディ話。
テストというか一般教養問題なのですが
「現在のアメリカの大統領は?」とか「ローマの休日で有名なイタリアの名所は?」とか
テストにしてくれるの、いい学校だな!と私は思ったけど、
「一般教養なんか意味ない…」という子も多いのかしら。

スキップ
嫌な時間を飛ばせる便利な扉だと思っていたが、
実はサバカン(サバカンではない)に人生を乗っ取られただけだぜ!という話。
サバカンのひとこういう役が増えてきたな。

ふっかつのじゅもん
懐かしいドラクエ2のふっかつの呪文を入力したら
子供の頃に死んだ友達も復活したという話。
あ、そうかセーブ機能のあるカセットには電池の寿命があるけど、
2は逆に壊れるまでは遊べるのかー、と思った(セーブ機能はオチに使われた)。
でもシドーって夜が明けるほど長く戦えたっけ?

金の卵
たまたまスーパーで買った卵が特別なもので、
それを奪われるという強迫観念にかられた主婦が…というあらすじ。
暗いうえにあまり面白くなかったです。
ところで余計なお世話ながら世にも奇妙な物語世界では、
エプロンを付けて家事育児全部やってるっぽい若いお母さんが
いまだに頻出なのですが、そろそろ実情に合わせたほうがよいのでは。











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2021/11/17(水)

こちらの
https://kimuchisoul.base.ec/items/46459709
参鶏湯キットを買って作ってみました!

夜に買い物に行ったら手羽先が700gも売ってなかったので
鳥の色々な部位を買って合計700gにした。
なかなかおいしかったです。カレーにしてもチゲ鍋にしてもよいそうなので
冷凍分は色々楽しもうと思います。





ところで2リットル入ると思っていた鍋がギリギリだったので
事前確認は重要。









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2021/11/18(木)

映画かんそう
「テン・ゴーカイジャー」

「海賊戦隊ゴーカイジャー」10周年記念映画です。
えっ10年……?5年くらい前じゃないの?
公式、計算間違えてるんじゃない…?えっ…?

レンジャーキーを利用したシステムで歴代ヒーローを呼び出し、
バトルを行うという公営カジノが認められた世界。
収益金の大半は防衛費、スーパー戦隊の維持費になるという事で
歴代戦隊もキーの使用を認めていた。
消息不明のゴーカイジャーのみレンジャーキーが揃っていなかったが、
公営カジノに協力するゴーカイシルバーの元にグリーンが現れて…というあらすじ。

公営カジノで女子高生はお小遣いを、
お年よりは年金をつっこんで遊んでいる!
HiGH&LOWより治安が悪い!…と思ったんですが
色々ひっくり返ってよかったです。
奇抜な設定と導入部が良い感じの、楽しい話でした。
みんなそれぞれに見せ場があってよかった。
キャラクターに合ったアクションシーンも見ごたえありました。
女子組は特にですが、みなさんお変わりなく。

内容ばれ

後続の戦隊への変身シーンもあり、
ルパパトのサービスシーンが結構うれしい感じでした。
あと映画オリジナルのフォームもあり サービス盛りだくさん。
最後のレッドはなんか人間巨大ロボみたいになっちゃって、
動けそうになかったですけど、面白かった。

守ろうとしていた存在が、逆に宇宙を侵略しようとしていた、
というのはわりと新しいし、
マーベル映画だったらそこで一旦葛藤があると思うんですけど、
マーベラスは「守る価値はある!」って押し通すの強かった。
子供たちにはこの映画で「良いことって必ずデメリットがあるので、
ちゃんとした人は説明してくれるけど、
メリットしか言わない凄く分かりやすい話って大抵詐欺か搾取だよ〜」
というのを学んでほしい。
それと安易に宇宙侵略とか言っている人は「三体」を読んでほしい。

たかみちさん、盗難届出しなよね…。









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2021/11/19(金)

おとなの事情Perfetti sconosciuti

仲の良い3組の夫婦と1人の独身男が、いつもの食事会を楽しんでいるが、
知人夫婦の浮気の話をきっかけに、
全員のモバイルを上に向けて置いて、着信のあった通話はスピーカーで会話し、
届いたメッセージを全員で見て、
秘密のないことを証明しようというという話になる。
最初は、豊胸手術の予約の話や、
義理の親を養護ホームに入れるため下調べをしていた話など、
他愛のない秘密が暴露されるが
そのうちに取り返しのつかないことになってゆく…というあらすじ。

2016年のイタリアのコメディ映画がヒットして、
日本含む16か国でリメイクされた。
原本のイタリア版を見ました。
彼氏から泊まりの誘いがきたけどどうしようという
17歳の娘からの電話にでた父親の話はよかったが、
あとはろくでもなかった。
全生命体を半分にしようとしたサノスの気持ちが分かる。

ラストまでバレ

特に新婚の嫁がいるにもかかわらず愛人を妊娠させて、
友達の嫁にも手を出していたお前!
お前は生殖器が本体で頭と手足は飾りだ。
エネルギーの無駄だから、
生殖器に短い脚を生やして台所でカサカサ歩き回ってるのがお似合いだ。

イタリアのコメディでいつもOH…って思うのが同性愛者の扱い。
まあこれは2016年の映画というのもあるが、差別表現がきつい。

結局3組の夫婦はすべて、100%どっちかが浮気していた。
私にはよく分からないのですが、あれほど配偶者の浮気を疑い怒るわりに、
自分は浮気をしているのは何なんですかね?浮気したいもの同士で結婚すればいいのに。
結婚する際に「浮気が発覚したら1せんまんえん分割で払います。
支払いが滞ったら車or不動産を売却してこれに充てます」って契約書を書いたらどうかね。
そうしたら浮気に激怒せずに済むでしょう。
ま、いっかー!1せんまんえんでマルタ島にでも行くかー!ってなるでしょう。

この映画の理解し難いところは、3組ともなんとなく元鞘に収まるところ。
(1組はバレてない)
16か国でリメイクされるということは、たぶん大勢の人が面白いと思ったんだろうけど、
あれだな、21世紀になっても、他人の家の浮気のはなしとかが好きな人が多いんだろうな…。
浮気とか妊娠とかって、伏線ないし、まず驚愕の展開ってしないじゃん。
能力バトルもないし…しょんぼりしちゃう。

男はWindowsで女はMacというセリフはちょっと深かったです。








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2021/11/20(土)

色々感想

Dr.stone(ジャンプ掲載)
海底ケーブルとWEB会議!もう現在の我々と変わらなくなってきた。
海底ケーブル自体は19世紀からあったらしい。
江戸幕府がまだある頃に海底ケーブル!

金カム(ヤンジャン掲載)
先週の土方さん格好良かったですね。
あれは紙の中で動いているように見えた。
そして今週…これ次回どっちか死ぬんじゃ…

ゼンカイジャー
お父さん争奪戦の様相…なんだこれ…。

相棒
小説家の考えた復讐方法が、駅からある道順に建っている家の表札の名前を
順番に登場人物として登場させて、最後に更生した殺人犯の名前を出す、
という推理小説を連載してじわじわ話を進めるというもの。
それはこわくてよいですね。

結局、娘は行きずりの少年に殺され、
復讐を断念した父親も殺されるという救いのないラスト。
許しなどくだらない。すぐに刺していればよかったのに…。

しかし私は楽しみにしていた推理小説のラストがああいう感じだったら
本を投げそうな気がするよ。







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2021/11/21(日)

私の大好きなチョコレート、
ロッテのRummy&Bucchusに仲間が新登場。
アップルブランデー。



私にはラミーが至上だけども、
あれの味が濃すぎると思う人にはアップルはいいかも。

前回のワインショコラ、その前のストロベリーリキュール、
毎回見逃して買えてなかったのですが、
今回は入手できてよかった(ローソンで買えた)。






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2021/11/22(月)

使っていたトリートメントの成分をふと見たら
「ルーピンオイル」が使われていました。




ルーピンオイルはシロバナルーピン(Lupinus albus不思議なカップリング感…)を絞った油らしい。
丈夫な植物で硬い土壌を割って生えてくるのだそう。
https://www.naro.go.jp/project/results/laboratory/harc/2005/cryo05-32.html

ルーピン油が使われているから言うのではないですが、
このトリートメントかなり髪がツヤツヤになるのでまた買おうと思いました。




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2021/11/23(火)

映画かんそう
「博士と狂人」

世界最大の英語辞典「オックスフォード英語辞典」の編集主幹を務めた
文献学者ジェームズ・マレーと、
統合失調症による妄想で人を殺してしまった語彙学者・軍医ウィリアム・マイナーの
友情を描いた映画。
博士をメル・ギブソン、狂人をショーン・ペンが演じます。


辞典編集にまつわる苦労、
夫を殺された女と殺人犯の間に芽生える愛情、2つの筋を中心に話が進みます。

ものすごい嘔吐シーンがあるので注意。

内容ばれ

ジェームズ・マレー氏は仕立て屋の子で、
高等な教育は受けていないのだけども独学で
ラテン語、フランス語、イタリア語、
ドイツ語、ギリシャ語の学術的な知識を修めた在野の天才。

ウィリアム・マイナー氏は実際はどんどん症状がひどくなって
男性器を切り落としたりなさってたんだな。
被害者の妻とのラブロマンスは、フィクションだと思うけども
たくさんの子を育てるために売春をせざるを得ないほど困窮していて
そこをマイナー氏の援助に助けられ、
夫を殺した男を憎んでいたがやがてその感情は薄れ…
という流れは、ウッ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン?という感じでした。






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2021/11/24(水)

マッシュポテトの冷凍保存に際して、
凍らせながら何度か攪拌して空気を含ませると、
解凍加熱したときホクホク感そのまま!
という発見をしましたが、
冷凍攪拌のプロセスがめんどい&限りある冷凍スペース
という諸問題があり、
別の技術はないものかと試行錯誤した結果、
現在のところ「マッシュする工程で、
ツナ缶をオイルごと投入する」というのが良いようです。
当然ながらツナ缶はカロリーoffとか以外で。








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2021/11/25(木)

越後湯沢1

ワクチンの効力が落ち始めるのが接種後6か月説を信じるとするなら
私の免疫が安全なのはおおよそ来年1月中までで、
現在感染者数が減っている日本だが
接種率67%のドイツの状況を見るに第6波が来ないとは言えない。
以上の理由で有休をとってヤーッと一人旅に出ました。
なんと人生初の一人旅です。

今年に亡くなった同人作家さんが長年旅行エッセイ同人誌を出しておられて、
私も影響を受けて登山を始めたり、バリに行ったり、
八甲田山に上がったりしましたが、
2007年に描かれた越後湯沢に、ずっと行きたかったんです。
それも新米の時期に。

「お米は買えても、お水が違うとねー」って
新潟県民に自慢されるコマがあって(笑)
それがずっと脳裏にありました。
作家さんが「地球最後の日にまた食いたい程おいしかった」
と書かれていた越後湯沢駅の「雪ん洞」の爆弾おにぎり。
(食べかけのおにぎりの写真を貼ります注意)
私はそんなに白米に執着がないんですけど、たしかにおいしかった。
漫画に描かれた旅は10月、私は11月。やっぱり新米の時期がいいようです
(でも新潟にいる間に2回ほど炊き立ての新米を食べましたが、
雪ん洞の米が一番おいしかった)
具材を複数選べて、私は一番高級な、すじこ+ふきのとう味噌にしたので
お値段は1個1000円也。
でもこれ1つで晩御飯になるくらい大きいので妥当な値段です。
私は地球最後の日はカロリー2000越えのピザを丸食いする予定なのですが、
3日ほど猶予があったら、雪ん洞の新米爆弾おにぎりを選びます。










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2021/11/26(金)

越後湯沢2

越後湯沢に行ったもう1つの目的は、ぽん酒館(?き酒 越之室)でした。
ここは500円をコイン5枚と交換し、色々な銘柄のお酒を
お猪口1杯分味見できるお店です。
1杯分のコインの必要枚数はお酒の価格によって上下します
(私の行った時の最高額は1杯コイン7枚)。
味が明確に分かるのは3杯くらいが限界なので(私は)
1日に何回か、短時間利用を繰り返しました。
開店直後や終了間際は人が少なく、店内人数は2〜3人でした。



越後湯沢、スキーシーズンはまた人が増えるかもしれないけど、
今回は温泉大浴場に私1人だけだったりしてとてものんびりできました。
そしてお米と日本酒が最高においしかった。
しかし飲食店が(女性の?)1人旅の客を敬遠する傾向にあるような気が、少しした。
もちろん親切で丁寧な接客のお店も複数軒ありましたけどね!

行きの新幹線の座席は1席空き交互くらいの利用率、
帰りはさすがに8割くらい埋まってました。
今度は友達と行きたいです。









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2021/11/27(土)

色々感想

ヒロアカ(ジャンプ掲載)
彼女が負けるために出てきたのは分かっていますが、
スターアンドストライプには勝って欲しかった。
いや、ほぼキャプテンアメリカ女体化だからとか
そういう理由じゃ…少しはあるかもですが…。

あやかしトライアングル(ジャンプ掲載)
ヒロインは主人公のことが大大大好きでやっと思いが通じ合ったのだが、
女体化した主人公が、この体でキスするのは浮気だと言い張って
関係が進まないというラブコメ。度を越えた真面目で良いですね。

あと神社でイチャイチャするのは不敬だという意見が示されるのも好ましい。

舞子さんちのまかないさん(サンデー掲載)
来週から百子さん姉さんとすーちゃんのワクワクお泊り会(特訓)!
楽しみなんですが、でも舞妓さんが帰省できる少ない機会に
断れない立場の人から特訓を言い渡すのはパワハラだな…とも思います。
そういう漫画ではないですけどね。

相棒
冒頭に出てきた養育費支払わないおじさんはスッ…と存在が消えたけど、
最後にみんなで養育費支払わないおじさんをdisって終わったほうが
スッキリするのではないか。養育費は払え。
(今後の展開ばれ)
ところでニュースに出てましたが、とうとう卒業されるとか。
次はどなたがなさるんですかね。視聴率テコ入れなのかしら…。

らせんの迷宮
そもそもこのドラマを見始めたのは脚本が黒岩勉さんだったからなのですが
黒岩勉さん脚本なのは初回だけで、あとは別のかただった。
黒岩勉さんは今クールは「消えた初恋」がメインで、
そして次のワンピの映画の脚本も書かれているのだった。
すっかり引っ張りだこの脚本家さんだ。






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2021/11/28(日)

映画かんそう
「ミラベルと魔法だらけの家」

ディズニーのオリジナルミュージカルアニメ。
舞台はコロンビア。
周囲を山に囲まれ誰も入ってこられない町エンカントで、
人々は平和に暮らしていた。
その中心的一族のマドリガル家は、意思があるかのように動く
不思議な家、カシータに住み、
1人1人がそれぞれ違う魔法を持って町の人々を助けていた。
マドリガル家の少女ミラベルは、
一族の中で自分だけが何の能力も授けられなかったことに
強いコンプレックスを持っていたが、ある夜祝宴で、
崩壊する家を幻視する…というあらすじ。

ミラベルがとてもいい子で、楽曲は明るいものが多く、
何より動く家が魅力的です。
陶器やレンガや家具のカタカタ鳴る音もリズムの一部になるシーンは
見ていて心地よかった。
https://www.youtube.com/watch?v=kZkgEw9NO5Q

ただ「リメンバー・ミー」の時も思ったのですが
南米が舞台のお話は「何があっても家族の結束は絶対。家族が一番」
というテーマになりがちなので、今回は前半が特に
家族の中で孤立している人、コンプレックスのある人には
きつい内容かもしれません。

ラストばれ

楽曲の中ではイサベラとミラベルの歌が好きです。
もちろんルイーサの歌も好き。
ディズニーアニメで外見と能力がヘラクレスのような若い女性が登場するのは珍しいのでは。
あと眼鏡っこヒロインも。

でも一族の長であるおばあちゃんが家族に対して長年行ってきた抑圧、
とくにミラベルに対する差別はかなりえげつないものだったので
「そんな家、でてっちゃいなよ!」って思ったのですが
ミラベル、そしてブルーノおじさんも家と家族がずっと大好きなんですよね。
ブルーノおじさんが壁の中から愛する家族を見守っていて
家族の食卓に陰ながら参加していた…というエピソードは
子供の頃に見ていたらショックで泣いたかもしれん…。
(大人だけど、カシータが最後までミラベルを守ったシーンは本当に泣いた)

お話のあらすじてきには、
コロンビア内戦で逃亡しようとした難民の皆さんが危機に瀕し、
おじいちゃんの命を代償に奇跡が起こって全員が安全に暮らせる場所と魔法を得て、
けれどその力はマドリガル家の人間を不幸にし始めていたので、
ミラベルがトリガーとなって奇跡は還るべきところに還って
一族を解放した。もうエンカントの外に出ても大丈夫、
魔法がなくても人が力を合わせれば何でもできる…という主旨かな?と思っていたら
最後に何もかも元通りでズッコケた。
いやカシータの復活は嬉しいけど。

コロンビアのソウルフード「アレパ」がおいしそうだった。
そのうちに食べてみたいです。









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2021/11/29(月)

映画かんそう
「ディア・エヴァン・ハンセン」

トニー賞で9部門を受賞した舞台の映画化。
社交不安障害を抱えて学校生活を送るエヴァンには友人がいなかった。
孤独なエヴァンがある日、よかれと思ってついた嘘が
学校と地域、そしてネットを通じて世界に強い影響を与え…というあらすじ。

主人公エヴァン・ハンセンのとった行動には
かなり問題があると私は思うのだが、
なにしろ彼はめちゃくちゃに歌が上手いので(舞台版主役)
彼が歌うとなんとなくそれで万事オッケーなような気がしてくるのでした。
楽曲はどれもキャッチーな感じ。

https://www.youtube.com/watch?v=W0pbw846tiM

嘘の影響がどんどん大きくなって破裂する系の話なので
共感性羞恥の強い人は注意。

ラストまでばれ

エヴァンが嘘を告白するシーンは
私が「ウワアアアア!」って大声を上げて劇場から走りだしたかった。

この話のテーマは
「君が苦しくつらいとき、誰かがきっと君を見つけてくれるから信じて」
だと思うのだが、
見つけてもらえなくてコナーは死を選んだわけだし、
ラストでエヴァンは愚かな行為を許された訳でもない。
そもそも「エヴァンは自分を嘲笑したのではないのかも?」
と考えたコナーが声を掛けてみて、
その結果「エヴァンはやはり自分を馬鹿にしていた」と
被害妄想を抱いて死んだと考えるのが妥当な流れで、
しかしその可能性に関してはなぜか1度も誰も言及しない。
悪意があったわけではないが知人の自殺の引き金となり、
悪意があったわけではないが他人の死をアクセサリーにして周囲の注目を浴び、
悪意があったわけではないが以前から好きだった人が打ちのめされているときに
嘘をついて親密になるという話なので、
歌の爽やかさと不協和音を起こして、なんだかもぞもぞした。
(アラナの行動にも問題があるが、
プライバシーと生死とセックスに関係するものは
未成年はネットにあげるなと、強く学校で刷り込むべき)

強いて言うなら、お母さんはエヴァンを再発見したので
そこがテーマに沿っているということならそうなんだろう。

コナーは問題の多い人物で、特に妹に対しての行いは虐待に近かった。
それを「彼は実はいい奴だった」という、万人が好む風に真実を180度曲げるのは
これは賛否が分かれると思うが私は駄目でした。
なのでエヴァンの創造通りにコナーが次々と歌詞を変えて歌うシーンはぞーっとした。
死者に人権はないのだから、生者のために存在するべきという歌。

マーフィー家の方々は、エヴァンのために泥をかぶってくださって
なんていい人達なんだろうと思った。
ちなみにマーフィー家のお母さんはエイミー・アダムス、
エヴァンのお母さんはジュリアン・ムーアでした。

そういえばエヴァンが手紙を取り上げられて、
UPされるのを恐れて何度もエゴサーチするシーンも嫌な汗出た。
いまの学生さんはどんな場面を撮影されるか、SNSの発言を晒されるか
毎日微妙に不安なんだろうな。私はどんくさい子供だったので、
あの頃にインターネットがなくて、心からよかったと思います。

恥をかきたくない、つらい、独りぼっちだ、消えたいと思っている子に
絶対に誰かが見つけてくれるよ!とは私には言えないんですが、
自分のことを忘れてしまうくらい他人や他の何かに興味をもって、
好ましいところや面白いことを追っているうちに
つらくなくなることはあるよ!…くらいですかね言えるのは。





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2021/11/30(火)

映画のラスト

映画のラストって実はそんなにバリエーションがないのではないか?
と思って書き出してみた。

希望ある事実の提示、笑顔、和解といったプラスの印象の強化。
悲惨な今後の示唆、問題が解決していない、憎しみ怒りなどマイナスの感情の強化。
どちらともとれない判断を観客にゆだねる系、
数日後、数年後、など未来で顛末を見せる。逆に過去を見せる。
主人公またはメインキャラクタが異性、地位、金銭、名誉、成功、和解、成長を得る。
主人公またはメインキャラクタが去る、死ぬ、チームが解散するなどの別離。
冠婚葬祭。
踊る。
衝撃の真実。
俺たちの戦いはこれからだ、または新たなる天地へ。
日々の暮らしは続く。
小粋なジョーク・ギャグシーンオチ。
美しいものを映して終わる。
余韻噛みしめ系。

これらの定型を使わないと、
私たちは物語が終わったと認識できないように思う。

唯一例外は、お話の途中でも何でも、登場人物がジャンプするなど、
躍動的なポーズをとり、そこで静止画像になり、
キャラクターのみ丸く抜かれて周囲は黒くなると、
「終わりだ」と認識する「アイリスアウト」という手法で
最近あまり見掛けないが「PUIPUIモルカー」では割と多用されている。
時間制約がタイトすぎるので時間節約のためなのだろう。
あれはまったく経験したことのない人間が初めて見ると
たぶん何が起こったか分からないのではなかろうか。







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