8月日記

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2021/08/01(日)

映画かんそう
「返校 言葉が消えた日」

同名ゲームを原作とした台湾のホラー映画。
強烈な思想統制が行われている戒厳令下の台湾で
うたた寝をしていた女子高生が教室で目覚めると夜になっており、
彼女は学校を出ようとするが…というあらすじです。
予告では社会問題サスペンス映画ぽかったですが
がっつりホラーなので苦手な方はご注意。

夜の学校から出られなくなった少女と少年が、
恐ろしいものに追われながら、何が起きたのかを探っていく内容で、
湿度の高い独特の雰囲気があって好きです。
主役の少女、とても可愛く撮られている。

内容ばれ

恥ずかしながら白色テロという言葉を知らず、
思想統制も中国によるものだと思ってました。

闇の中の蝋燭や、顔にかぶせられる麻袋、ぶら下がっている体、
泣き笑いながら追ってくる不気味な少女等々とても良かった。
ただ1点、教師と生徒の恋愛を肯定的に美しく描いているのが引っかかる。
時代と、手を出してはいないのでギリOKかな…
でも家庭の事情で不安定な子を狙うのは典型的なやり口だからな。

ゲームは未プレイであらすじだけざっと読みましたが
映画の先生は良い人度が上がっているように思う。
若い人たちに思想の自由を伝えるのはとても重要だけど、
自分の命がかかっているようなときは、
もうちょっとこう情緒の安定していて用心深いメンバーで固めたほうがよくはないか。
(男子くんがうかつすぎる)

恐ろしい弾圧や差別的な政策は、
魔女狩りのように、人々が理性で抑えていた嫉妬や憎しみと結びついて、
じわじわと浸透して強固になる。
私たちはたまたま戦争や恐怖政治のない期間に生まれついて、
映画の中で教師が夢見た思想の自由を得ているけど今後は分からない。





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2021/08/02(月)

アニメかんそう
「オッドタクシー」全13話

タクシー運転手の小戸川は偏屈な中年男。
ごく限られた少数以外との交流を断って生活してきたが
失踪した女子高生を最後に乗せたのが
小戸川だった可能性が出てきて、次第に物騒な事件に巻き込まれていく。

登場人物全員動物の姿をしていますが、
動物ものではありません。

脚本が「セトウツミ」の此元和津也さん。
2018年からピクスという制作会社に所属して
脚本家業も始められているようです。
言葉の端々の切れ味と、終盤の意外な展開、
そして虐待などの薄暗い描写がいかにもという感じ。

主人公の小戸川の声は花江夏樹さんなのですが
全然気づかないというか、どこから出したらあんな声に?

反社の描き方が肯定的なのと
41歳の普通のおじさんに28歳の美人がベタ惚れで
おじさんは好意を鬱陶しがるとか、
そのへんはちょっと、うんまあ、そうなの…という感じ。

内容ばれ

婚活サイトを使った美人局ってそんなに儲かるかな?
引っかかるのって柿花みたいに年収を偽った迂闊な人ばかりでは?
普通に振り込め詐欺とかフィッシングとか
スキミングとかをやったほうが儲かるのではないか?反社よ…。

山本さんと関口さんが好きです。

終わり方は、やや不穏。






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2021/08/03(火)

先日ファイザー製ワクチン2度目を無事接種。
熱は全くなく、腕は当日上げると少し痛みましたが
翌日には無痛でした。
80時間後くらいに5センチ×5センチくらいが少し腫れて痒くなりました。
やたらお腹がすきましたけど、たぶんそれは副反応ではない。

しかし受付をしていただく最中や、
15分間の経過観察中もワクチン予約の電話や
「ここでなら打てると聞いたんですが…」
という飛び込み接種希望の人の訪問が次々とあって、
けれどもう新規受付できる在庫はないらしく、
自分はたまたま良いタイミングで予約が取れたけど
数日遅ければ今もまだ接種先を探していただろうし、
接種券に同封されていた紙に書いてあった
「8月以降に接種できると思うから連絡を待っててね」
を素直に信じて、会社の職域接種も断っていたら
9月10月になってた…やばかった…と思いました。
(そのぶん、誰かのワクチンを奪っている訳ですが
でも在宅勤務がなぜか認められず毎日出勤勢なので許してほしい)
(あとまあ65歳とまではいかないがそれなりに高齢なので許してほしい)

この件に関しては何度も書きますが
SNSで情報を得られて早くからチェックできたのがラッキーだった。
あと人口が過密でなく争奪戦にならない田舎の自治体で
かつ個人医院で接種してくれる程度には都会なのも幸いした。

いよいよ病床がやばくなってきて、
感染も恐ろしいですが、いま怪我や別の病気をすることも恐ろしい。
デパートもスーパーも、すごい人数の感染者を出している。
予約が取れない方はきっと毎日おつらいでしょうけれどがんばってください。
あまり気にしてなかった方は、ちょっと接種の予約できるところを探してみられては?








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2021/08/04(水)



「陳情令」で受がおいしそうにポリポリ食べていたので
気になって通販した蓮の実なのですが、
わりと口の中が丈夫めにできている私の歯茎にも刺さる硬さで、
おいしいけどイテテ、新食感!と思いました。
検索すると、ココナツミルクで煮たりしたほうがおいしいですよ、
と出てきたので作ってみたのがこちら。クコの実もプラス。



蓮の実は煮るとユリ根くらいの硬さになって、
冷やすとなかなかのおしゃれデザートになりました。
カリウムが豊富らしい。
クコの実は食べすぎるとお腹壊すそうで、
それで杏仁豆腐のてっぺんにちょっとだけ載ってるんだなー
などと学びもありました。

そういえば昨日のワクチン話題の追記なのですが、
新聞や一部の施政者の意見で、
感染拡大の記事の近くにさりげなくスッ…と、こういう
https://www.yomiuri.co.jp/medical/20210727-OYT1T50361/
20代〜30代の女性が特にワクチンを忌避する傾向にあるとかいう記事が載ったりですとか、
https://news.yahoo.co.jp/articles/09d022838c7107ef0d7f910e86a0800586c59f05
若いかたはどうかワクチンを打ってくださいという呼びかけがあったりですとか、
なにかある種の結論に誘導してない?という感じですが、
交友関係でも職場でもネット上でもワクチン打ちたい女子しか見てないので、
6割??そんな傾向本当にあるのかしら?と少し疑問に思いました。
もし突然お年寄りに説教かまされたら、
「ハハーン、さてはあの報道に踊らされてるな?」と察して反論してくださいね。





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2021/08/05(木)

映画かんそう
「家族を想うとき」

夫と妻と息子と娘の4人家族が暮らしている。
夫は転職したばかりで宅配のドライバーをやっている。
妻は訪問介護。2人とも朝から晩まで休みなく働いている。
夫は14時間トイレにも行けないほど忙しく、
休みも1週間に1度ほどしかない。
しかし息子は荒れ、夫婦はあまりにも時間がなく、
おいつめられていく…というあらすじ。

貧困を描くケン・ローチ監督です。英国は超階級社会で、
労働者階級は長時間勤務しても収入に限界があり、
かといって生まれついた階級から上に昇るのは難しい
という問題があるのだと思う(英国だけの問題ではない)。

ラストまでばれ

しかし親の苦労を見て育った息子ですら、
自己責任論というか貧乏なのは努力が足りないせいで、
好きで貧乏をやっているという考え方なのはやりきれない。
どこの国も宅配ドライバー業務は勤務条件が厳しいと思うけどでも、
逮捕された息子を警察署まで引き取りに行かないとならないのに
休憩が許されないというのは、何らかの法に触れないのか?
個人事業主たちが集団訴訟したら勝てないかしら?

あとあの上司は、
共感能力のない人間のほうが業績はあげやすいという典型例だと思う。
でも人間を次々使い潰して利益に換えるあんなやり方は、
止めないと、結局は社会が食い荒らされてしまう。
どの国もそれぞれ問題があって、
飛びぬけて成功している場所はないので
各国の良い手法を少しずつ真似し合って
理想に近付いていくしかないと感じる。
こういう時に目がくらんで、
一挙解決に賭けるとろくなことにならないので注意が必要だ。

お父さんは、ちょっと頭に血が上りやすいけど
(そしてそれは息子に遺伝しているけど)いいお父さんだし、
お母さんはめちゃくちゃに優しい人だし、
お兄ちゃんも、ちょっと頭に血が上りやすいけど根はいい子だし、
妹ちゃんは100万点の天使だし、
本当に何でこんなことに…という感じです。
現実がそうであるように、この映画も特に何も解決しないまま終わります。







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2021/08/06(金)

舞台かんそう
「幽☆遊☆白書」

冨樫義博さんのアクション漫画を舞台化。
幽助が霊界探偵になったいきさつと、蔵馬や飛影との出会いを、
コエンマが映像で振り返るという感じの内容。

内容ばれ
アクションはかなり頑張っていて、
ボードを持った黒子が複数人走り回り、
そこに映像を投射することにより飛影の
「残像だ」を見事に再現していたのには感心した。
鞭も、CGの助けがないと自在に動かすのは難しいと思うのだが
なかなかイメージに近かった。
鞍馬役のこの人は、刀剣で三日月を演じていた人ではないか?
と思ったがやはりそうでした。
もう時間さえあれば鞭を振ってらしたそう。努力家なんですね。
おまけのインタビューで飛影役の男性が
「連載初期はまだ生まれてなかったので…」っておっしゃって、
18歳とかかな?と思ったら27歳の方で目玉が飛び出た。
あれれ?幽☆遊☆白書って…。

幽助がおもむろに螢子のスカートをめくって、
ぱんつに糞便が付いている云々からかうのだが、
人権意識の高い21世紀の男女がドン引きするのが分かる…。
これで中学生…?なんらかの治療が必要な小学生ではなく…?
ってきっと思うに違いないが、これがまあ昭和の倫理観でした…。
しかしなぜそのまま使った…。

幽白はまあ仙水編あたりからが真骨頂みたいなところはある。
私が好きなのもそのあたりです。

実現するかは分かりませんが、Netflixで実写化の企画もあるらしいです。








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2021/08/07(土)

色々感想

逃げ上手(ジャンプ掲載)
鎌倉時代、まだ当然現代のような倫理は浸透しておらず、
ともかくムカついたからブッ殺したみたいなのが
罷り通る世界だったらしいので、
松井先生の作風が大変マッチするなあと思います。


金カム(ヤンジャン掲載)
わりと死にたい人率の高い漫画だけども、
みんなただ死にたいんじゃなくて、
自分に相応しい死に場じゃないと嫌って言うのがめんどいね。

今週の尾形、そのへんで草を食ってる野良の動物みたいだった。

彼女の音色は生きている(チャンピオン掲載)最終回
音楽ものを描くにあたって、音楽漫画を10本ほど読まれたほうが
良かったのではあるまいか…。
自分の心をさらけ出した音楽が絶賛される展開はあまりにもテンプレだ。
せめてマンガか小説の執筆もののほうが、詳細にお描きになれたのでは。

RE-MAIN
何をやっても兄に勝てない弟、その弟が執着する兄が
唯一執着するのが、記憶を失った主人公、そういう訳ですね?
弟→兄→主人公ですね?了解です。

ムジカ
スパイ大作戦のテーマ、以前ポリリズムのときにも触れられたけども、
やっぱり五拍子の音楽自体が少ないんだね。

シェフは名探偵(最終回)
ベッコフ鍋、検索したらどれもかわいいな!
オーブンは家にないので、何か別の料理に使いたい。
1つ1まんえん前後くらい……。









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2021/08/08(日)

映画かんそう
「ワイルド・スピード ジェットブレイク」

郊外で、レティと幼い息子、3人で暮らすドミニクのところに
ミスター・ノーバディー行方不明の報が舞い込む。
彼が輸送中だった未知のテクノロジー「アリエス」の
回収に成功するドミニクたちだが、
突然現れた謎の部隊に強奪されてしまう。
その部隊を指揮していたのが、若い頃に別れたドミニクの弟だった…
というあらすじ。

今作品は過去作品に登場した人がどんどん出てくるので
ここから見るのにはあまり向いてないかもです。
そしてドムの弟と父(故人)初登場!
定番の光の兄と影の弟の、弟→→→→兄愛憎もの。

予告でハンの再登場が明かされてましたが
過去作で殺害されていたので、一体どういう…
と気になってましたが…

内容ばれ

殺された事実がなかったことになってたら嫌だね?
と途中で思っていたので、一応理屈をつけてくれてよかったです。
ステイサム、確認雑かよ!そしてジゼルは死んだままなのか。
ところで今回ハンが食べているのは亀田の柿の種とのことです。

磁力を使ったカーアクションが楽しくて
色々なアイディア目白押しだった。

強キャラ大集合!の今作、
ヘレン・ミレンさまやマイケル・ルーカーさんの使い方が
実に贅沢だった…今後の活躍に期待。
「カーラの妹」は誰だっけ…?と思ったけど
このシリーズにはカーラが2人いて、
人種的にシリーズ4作目のMAXに出てきたカーラのようです。
「TOKYO DRIFT」の人達の出番多めですが、
監督がお好きなのかもしれない。
東京パートは、女優さんがラーメンを
つつきまわして食べないのが気になりました(笑)。
伸びるから早く食べて!(上の具材を一口食べた)
たぶんセットだと思うんですが、ハンの家の内装や、
ノーバディが勧誘する居酒屋さんの内装は結構いい感じだった。
ハンの保護している娘エルを演じるのは澤井杏奈さんで
日系ニュージーランド人。日本人という設定なのかな?
この方も今後のご活躍に期待。
しかしあのメカのメロンみたいなアリエス、
シリーズ通してのマクガフィンの中でもダントツに大味だったな…。

シャーリーズ・セロン、最終的なラスボスになるのかも。
ところでドミニクは、怒りにくるって父の敵をぶちのめした経験から
自分の復讐心を自制するようになったのか…?と思った。
なのでハンを殺したステイサムと手を組んだり、
エレナを殺したサイファーを見過ごそうとしたのかも。

弟は今後、お助けキャラクターになりそうですけど、
しかし汚れ仕事は下の息子にやらせる父、相当アレですね…。
弟ちゃんは兄が仲間とハグするところをすごい目で睨んでましたが、
ドムは、周囲を狂わせる光属性だと思う。弟ももっとハグしてやれ!

ところでミスター・ノーバディ結局どうなった…?
私、なにか見落とした!?

エンドロール中に映像があります。




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2021/08/09(月)

映画かんそう
「イン・ザ・ハイツ」

ラテンアメリカからの移民の多いマンハッタンのワシントンハイツ。
ドミニカやキューバ、プエルトリコからやってきた人々、およびその孫子たちは
互いに助け合いながら生活してきた。
ドミニカからの移民であるウスナビは、父の食料品店を受け継ぎ
いとこのソニーと協力して経営しているが、
いつかはドミニカに帰るという夢を持っていた。
ウスナビが思いを寄せるヴァネッサはデザイナーになる夢を持ち、
大学に進学した、地区の期待の星であるニーナは悩みを持って帰郷した。
彼らそれぞれの思いを歌にしたミュージカルです。舞台版の映画化。

ラップやラテンミュージックが次々と流れますが、リズムがすごい。
なんとなくウキウキした気持ちになります。

予告
https://www.youtube.com/watch?v=rEj04GDi5_0

内容ばれ

親に連れられてアメリカに来た子たちはビザがないため
運転免許が取れないし、大学に進学することができない。
そして不法移民扱いになるため、送還される措置もありうる。
(オバマ政権下では送還猶予措置があったが、
トランプ元大統領がそれを廃止し、その後裁判で争われることになった)
しかし大学に進学したニーナも、レストランで従業員と間違われたり
寮で泥棒扱いを受けたりとあらゆる差別に遭遇して心が折れてしまう。
移民第一世代の親たちも、言語の強制や低賃金に苦しめられる。
そして現在の彼等は、地区一帯が高額所得者向けに開発が進んでいるので
やがて地価の高騰で住処を追われてしまう。
当然ながら映画内では諸問題の大半は解決せず宙に浮いたままなので、
彼等の生き生きとした表情や明るい色彩、
音楽のパワーがなければ相当な鬱映画になったと思います。
それほどに楽曲は躍動感にあふれ、ちからがありました。

エンドロール後に1映像あります。






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2021/08/10(火)

映画かんそう
「パージ エクスペリメント」

1日だけ犯罪や略奪などあらゆる犯罪行為が許される「パージ」
を描いたシリーズ4作目。今回はパージ法成立前の話でした。
民主党と共和党を出し抜き政権を取った「新しいアメリカ建国の父たち」党は
犯罪抑止を目的としたパージの実験をステタン島で行うと決定し、
そこで暮らす貧困層に、パージの参加者に5000ドルの報酬を出すと宣伝する。

内容ばれ

「新しいアメリカ建国の父たち」って党名からしてやばい予感しかしませんが
(New Founding Fathers of America)
元々パージの理念を作った研究者は女性だったのか。
人としてやばい倫理の持ち主なのに、
研究者としての倫理はしっかりしているのが面白かったです。

このフィクションの中の国家としては、
貧困層や病人が養いきれないほどたくさんいるので
死んでもらわないと困るということらしい。

うーん、実際パージ法が施行されたとして
何千人規模で徒党を組んで工場や大型商業施設など
略奪破壊されたら経済は衰退するような気がするんだけどもどうだろう。








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2021/08/11(水)




今年の誕生日のプレゼントにもらったワッフルメーカー!
一応海外製品なので、変圧器は、
必要だよ!とネットに書いている人と、
なしでもいけるよ!って書いている人がおられたけど、
なしで焼いてみた!いけた!
10分くらいで焼けます。



外はカリっとして、中はふわっとしています。
冷凍加熱してもなかなかおいしかった。
様々なサイトで注意してくれてますが、
最初は油を塗って空焼きしたほうがいいようです。
次はチョコ味の、その次はしょっぱいのを焼いてみようと思います。










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2021/08/12(木)

映画かんそう
「ブルー・ジャスミン」

投資詐欺で逮捕され自殺した男の、
残された妻が妹の家に身を寄せる話。
妻はこれまでセレブ生活をしてきたので普通に働いて賃金を得る能力がなく、
他人への共感を全く持たず、自分にしか興味のないタイプ。
妹の生活はあまり豊かとはいえず、その責任の一端は姉にあったが、
彼女はあまり気にしているようでもない…というあらすじです。
すごい地獄、というわけでもないけど、
すべてのアサリが砂をかんでいる味噌汁のような地味に嫌な映画。
監督はウディ・アレン。主演ケイト・ブランシェット。

ラストばれ

この作品のこと割と珍しいタイプの映画だなと思うのは、
主人公であるジャスミンはあまり善良であるとは言えず、
嘘をついたり他人を破滅させたりすることに罪悪感がない。
むしろ傷つきやすい自分を被害者側の立場だと考えている節がある。
その妹は、善良であるが深く考える習慣がないため流されやすく
不利益を被る傾向にある。
そして映画の終盤になっても2人は特に変わらず、
何かを学んだり和解したり改心したり、
何かを得てハッピーになったりしないという点です。
エンタメ映画にしては珍しい。
コメディ映画らしいのですが、特に笑えませんでした。







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2021/08/13(金)

クリームチーズに着色して絵を描いてみました。
クリームチーズ、室温だともっと柔らかくなると思ってたけど
そんなことは特になかった。
初挑戦のフェルト人形みたいになってしまった。
生クリームで伸ばしましたが、細工するには向いてなかったかも。











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2021/08/14(土)

色々感想

ヒロアカ(ジャンプ掲載)
わー!爆豪さんが、いじめについて謝罪したー!
一体何年越しなんだろうか。多分当初から、
結末に近付いたらこうなると決まってたんだろうけど。
この漫画の爆豪さんのいじめと、
轟さんの家の虐待だけはずっと気になってたんですよ。
不思議とどちらも、人気カプの片割れですね。
そしてどちらも加害者が受のカプが人気だ(たぶん)。

BLEACHの読み切り(ジャンプ掲載)
さすが先生、なかなかの地獄だったんだけども、
隊長クラスになると霊圧が巨大すぎて
ソウルソサエティでは分解しきれないので、
戦死した隊長はこれまでずっと地獄に不法投棄してきたヨ!という。
みんな薄々は気付いてたけど明文化はされてなかったらしい。
ということはこれまで亡くなった隊長たちは全員……。
え?というかこれは読み切り?続くのではないの?

RE-MAIN
天才選手の主人公が事故で記憶を失って、
主人公と仲の良かった後輩が色々教えて親切にしてくれていたのが
4話になって実は過去の主人公と面識なく、
遠くから憧れていた相手が記憶喪失なのをいいことに
急接近したということがわかって怖かった。

しかも天才の主人公を利用すれば自分も伝説の一員になれると思ったら、
記憶と共に能力も失ってヘッポコになった主人公を見て、
利用できないと知り、突然離れようとしたのも怖い。
僕が強かったのは才能じゃなく努力のおかげだったんだ、
というサワヤカ和解したみたいだけど、
他人の事、「使える・使えない」でしか判断できない人は
一生そのままなので、これが現実の場合は離れたほうがいいと思うよ…。

2021年はお盆期間ずっと雨で水害が出るほどですが
梅雨前線に近いのだそうです。
気象が変わってきているのでしょうね。
皆さまご安全にお過ごしください。







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2021/08/15(日)

映画かんそう
「フリー・ガイ」

面白かったー!おすすめです。
毎日決められたルーチンをこなす銀行員のガイは善良な男だった。
銀行は強盗事件が頻発し、街では乱闘や事故が数分おきに起こっているが
彼には関係なかった。
しかし彼はずっと探し求めていた理想の女性と街で出会い、
決められた毎日から一歩踏み出して声を掛けてみる。
しかし女性から告げられたのは、
ここはオープンワールドバイオレンスゲームの世界で、
女性はユーザー、ガイはモブキャラクターだという驚愕の事実だった。

監督ショーン・レヴィ
脚本マット・リーバーマン
  ザック・ペン

微SFですが、難しいことはひとつもなく、
楽しいエンタテインメント映画です。
今の世の中どこまでも残虐に面白おかしく生きられるツールに溢れているけど
でもより良く生きてみるのも楽しいし、ハッピーだよ!
みんな主役だよ!大好きだよ!というのをド正面からやっている。
そういう話を見ると体が焼けただれる人以外におすすめ!

ゲーム会社の悪の社長役をタイカ・ワイティティ監督が演じています。
生き生きと怪演なさってますが、監督、MCUの新作はもう終わったの!?

ラストばれ

人工知能と意識の話がSUKI……。
恋愛の話ではあるんですけど、恋愛至上主義的ではなく、
ガイとバディ、キーズと同僚のひとの友情も大切に描かれてるし、
プレイヤーキャラクタをチヤホヤする役割の金髪美女NPCが
「恋愛イラネ」って気付くシーンがあるのもよかったです。
脳筋デュードも、私たち観客からはユーモラスに見えるけど
街の人々は少しもバカにせず真面目に接していて
最終的に彼なりの役割と立ち位置を得ていたのも細やかだった。
しかしキメ台詞2、キメ台詞3が未定ってそんなことあるのか!

あのバイオレンスゲーム、モブに奥行きを出すために
ミリーとキーズの作ったキャラクターアルゴリズムを転用しようとして
その部分だけ抜き出す作業が面倒でゲーム丸ごと走らせてたってこと???
サーバ勿体NEEEEEEEEEEEE。

一点残念なのは、人工人格と人間の恋愛のハードルを
技術でクリアしていくラストだと私は思っていたので、
何か急に人間と人間の恋愛になったのは少ししょんぼりしてしまった…。
キーズいいやつだし、ガイにはバディがいるけどさ……。

人工知能にも人権意識が芽生えるはずとか、
人間による人工人格の虐待とか、性欲の押し付け、
あと人工知能が存在するためのコスト、メンテナンス、
そっちの方面の話を見たかった…というかたは、もし未読であれば
テッド・チャン「ソフトウェア・オブジェクトのライフサイクル」
飛浩隆「グラン・ヴァカンス: 廃園の天使」
などの小説がおすすめです。

カメオ出演、サプライズ演出が多くて楽しい。
(クリス・エヴァンスしか分からなかったけども)
(ヒュー・ジャックマンどこに…?)
(くりえば、この役で出るなら「what if…?」にも出てくれていいのよ?)
(20世紀FOXはディズニー傘下なので版権侵害はしてませんセーフ)

トロールジョークの「同性愛者と車椅子の男が赤ん坊を殺そうとして…」
って何なのか検索しても出てこなかった。オチは!?オチは何!?







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2021/08/16(月)

映画かんそう
「ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結」

R15+指定。DCEUの10作品目。
MCUから一時的に放逐されたジェームズ・ガン監督が
のびのびと撮ったため、かなり残虐です。
小さな動物が潰されるのが大写しになる冒頭から始まって、
ちょん切れたり取れたり食われたり色々します。
悪人も死ぬが善人も死ぬ。
というか残虐な死に方で笑いをとりにくるので、
そういうノリが苦手な人は避けたほうがいいです。
性暴力と小児性愛ねたはありません。
逆にブラックユーモアの効いたハイテンションなノリで
景気よくブシャッといく作品が好きな人におすすめ。

南米のある島国でクーデターが起こり、
親米派だった王家は処刑され、軍部が全てを掌握する。
前政権が保有していた生物兵器研究所に危機感をおぼえたアメリカ政府は、
その破壊のために再び囚人を集め決死部隊を結成する…というあらすじ。

ラストばれ

新登場のひとはどの人も良かったです。
ポルカドットマンのお母さんネタは繰り返されるたび笑ってしまったし、
ナナウエも(声がスタローン!)食人ネタがずるい。
人間真っ二つの引き裂き芸、ありがとうございました。
ラットキャッチャーは初代がタイカ・ワイティティ監督で、
偶然連続ティティになって面白かったです。
ブラッドスポートはみんなのお母さんみたいだった。
そして一番見せ場が豊富で華があったのが前作から引き続き登場のハーレイ。

んぬ!と思ったのが3点

・フラッグ殺す必要あった!?
 フラッグ殺す必要あった!?
 シリーズ通してフラッグはスーサー(スーサイドサークル)の姫でないと嫌なんですが!?

・あと、ハーレイの脱出すごいカラフルで幻覚ぽくて格好よかったし、
 救出劇のグダグダ感も面白かったから、
 作戦が二段階になって進行がややもたつくのは仕方ないけど、
 大詰めのシーンで更に8分戻ったりとか、時系列チャカチャカするのやめてほしい。
 戻るならせめて3分くらいにしてほしい。

・それとどうしてもスースク親睦会はやらねばなのかよ!

以上でした。

あとこれは映画のせいではないんだけど、
安全な場所にいるデスクワーク組の段取りの悪さで現場の人がバカスカ死ぬシーンで、
感染症対策がうまくいってない状況のことを思い出してしまって、スン…となった。
イタチ…気の毒なんだけど微妙におもしろい絶妙な顔…
いや、彼は子供も殺している相当なサイコパスなんだけども。
ていうかその外見で泳げないのは詐欺でしょ。

ピッグス湾事件が元ネタなのではという意見をWEBで見ましたが、
今まさに起きたばかりのアフガ…タンのことなども逆行的に少し重なりました。
アメリカ……。

エンドロール後にワンシーンあります。








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2021/08/17(火)

映画かんそう
「ドント・ブリーズ2」

前回、大金を手に入れた盲目の老人の噂を聞き付けた素人の空き巣が、
お金を巻き上げるべく家に侵入したら、
老人は戦争帰りのバーサーカーで
恐ろしい目に遭うという内容だったドントブリーズ、
今回は反社が相手です。
なんかご近所限定「ランボー」みたいになってきた。
死ぬ瞬間は映らないけど犬が殺されます。 

ラストばれ

最初にいい人が出てきて、
「おっ女児以外全員クズのこの世界にまともな人が…?」
と思ったらすごい速さで死んだ。
義理の娘を反社から取り戻すために戦うおじいちやん兵士って、
ランボー ラスト・ブラッドだね。
今回早くも盲目アクションのネタ切れ気味なように思いました。

反社夫妻のドクズムーブはひねりが効いたドクズっぷりでなかなかよかった。
今回のおじいちゃんも引き続き気持ち悪かったですが、
ワシ犬にだけは優しいのっていうシーンと、
ワシ人も殺したし婦女暴行もしたし…ってメソメソして
女児にヨシヨシしてもらうシーンがピカイチ気持ち悪かったです。
気持ち悪さは主に2つに分けられると思うんですが、
1つは金を払って見る価値のある気持ち悪さ、
残りはそこらにウヨウヨある気持ち悪さです。
このおじいちゃんの気持ち悪さは後者になりつつあるので
もっと吹っ切れた頭のおかしさが必要かも。

エンドロール後にワンシーンあります。




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2021/08/18(水)



冷や汁チャレンジ2回目です。
今回はアジの干物を使うレシピです。
今のところベストのおいしさでした!
(外食で食べた冷や汁とインスタントの冷や汁を含めて)
やっぱり勇気をもって味噌を焦がすのがコツのようです。
ペーストの状態で冷凍して解凍調理もしてみましたが、
多少香ばしさは落ちたものの、なかなかいけましたよ。

レシピはこちら
https://www.nissui.co.jp/recipe/00911.html






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2021/08/19(木)

映画かんそう
「ニュー・ミュータント」

アメリカ先住民族の末裔のヒロインは、
ある夜突然地域一帯が破壊されるなか必死で逃げ出す。
そんな彼女が収容された場所はミュータント研究施設で、
彼女の状態が安定するまで経過観察をするとのことだった。
同じ年頃の男女と共同生活が始まるが…というあらすじ。

X-MENシリーズの企画で、YAっぽく作って若者からブームに…
とかそういう目論見だったのかどうなのか、色々紆余曲折あって出来具合がいまいちあれで、
日本では劇場公開されませんでした。
これがX-MENの幕引きの作品なの…?って思うと少し「えぇ…」ってなりますけど、
いい部分もありました。
ヒロインが普通に感じのいい優しい女子と出会って、互いに好感度が上がって、
普通に恋愛関係になって、敵と戦うところ。
不倫でも二股でもないし、葛藤とかもない。サッドエンドでもない。

内容ばれ
あと彼女たちとは別にめちゃ戦闘強い女子が出てくるのですが、
彼女の戦いぶりを見て、男子くんが「けっこんしたい…」というところ面白かった。

ヒロインの能力は、暴走するとその場にいる人の恐怖の対象を実在化させるという
非常にやな感じのものですが、ちょっとキング風味ありますね。
ただ、低予算と熊は相性が悪いので、熊はよすべきだったかも。











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2021/08/20(金)

漫画かんそう
「ミステリと言う勿れ」
田村由美さん1〜5巻(既刊9巻)

来年の冬季月9ドラマ化予定で8月26日まで1〜3が無料と知り、読んでみました。

大学生の久能整さんが様々な事件に巻き込まれて、それを推理で解決していく形式。
ワトソン役は不在です。
最初は日常系寄りなのかな?と思ったけど、
広島の旧家の相続争いで連続死とか、横溝っぽいお話もありました。
田村先生と言えば架空世界の大スペクタクルという印象が強いのですが
(拝読した作品数が少ないせいかも…)、しっかりミステリーで、
多才な方だなぁ!とびっくりしました。

あと、事件の導入がキャッチーで、うわー、ドラマ映えしそう!という感じです。
整くんがシンパシイを覚える、謎のライバル美形も出てくるし…。
頭のモジャが金田一さんを想起させます…。

カレーが大好きで、よくカレーを自作し、
他人がいる部屋では眠れず、洗濯物を他人に洗ってもらうのが苦手で、
思いついたことを次々と喋らずにはいられない探偵役です
殺人事件の容疑者になったり、バスジャックに巻き込まれたり
新幹線で移動中に知り合った人の相談に乗ったり、旧家の相続争いの手助けをしたり、
検査入院中に隣のベッドの人の昔話を開いたり、巻き込まれ型の主役です。
気が早いけどドラマ最終回はどの話だろう…。

Amazonでの評価が現在少し荒れていて、
男性批判、男性軽視の浅薄な作品であるというコメントが増えているようですが、
女のクズも出てきて酷い目に遭っているので、そうかなあ?といまいち腑に落ちません。
天然系、もしくは俺様系の博識聡明な探偵役が、
物知らずな女性を教え諭したり啓蒙したりするミステリは沢山あるし…。






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2021/08/21(土)

色々感想

金カム(ヤンジャン掲載)
わー、とうとう。
とても奇麗なイメージ。
あとはもうできる限りみんな生き残って!という感じ。

RE-MAIN
何事もなかったかのように普通の青春スポーツアニメに戻った…。
いや、主人公のスルースキル凄いな?


関西はニチアサが高校野球のため、週末の金土月に振り替えられていますのでご注意。
ジャンプもお休みで見るものの少ない週でした。








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2021/08/22(日)

映画かんそう
「孤狼の血 LEVEL2」R15

暴力・ヤクザ・腐敗警官映画だった前作に
今作は更に猟奇殺人・サスペンス・宿敵との死闘要素を加え、
派手になった感じ。
前作は原作小説に沿ってましたが、今回はほぼオリジナルとのこと。
人体破壊、女性への暴力表現あり、犬が殺されます。
苦手なかたはご注意。

大上の役割を受け継いだ日岡は、極道同士の抗争を抑え
広島の街の治安を守っていた。
しかし五十子会の上林という男が刑期を終えて出てくると、
彼は他の組への示威行為をはじめ、
街に再び血みどろの抗争が戻ってくる。というあらすじ。

鈴木亮平さんがサイコパスヤクザを大熱演されてました。

ラストばれ

日岡さん、お父さんっぽいポジションの人に弱い。
チョロすぎ。
逆に肉体は頑強すぎで、刺されて、撃たれて、2階から飛び降りて
撃たれた箇所を蹴られてもまだまだ元気!

サイコパスヤクザに恨まれた看守が青柳翔さんだった。
HiGH&LOW成分。
早乙女太一さんと斎藤工さんが若手ヤクザ役として頑張っていた。
若手としてはチンタを演じた村上虹郎さんもよかったな。
脚本でかなり尺が割かれていたのもあるけど。
中村梅雀さん、さすがの安定感。お子さんの復讐的なあれかと思っていた…。
滝藤賢一さんは、目を全開にして頬を痙攣させると相当怖い。
みんなの迫力演技合戦でしたけど、
声が高めのひとはちょっと不利だなと思いました。

最後のほう、カチコミ現場から2人で逃走して
カーチェイスをしてごっちんこ、
撃ちあったり、斬り合ったりしてるのを見ていて
「乳繰り合うとるようじゃのう…」と思いました。
まあ考えたら暴力系エンタテインメントって、
乳繰り合いたいけど男同士は乳繰り合ってはいけないと思い込んでいる人たちが
一生懸命それに近いことをやっている表現だと言えなくもないこともない。うむ。

この映画を見るとエセ広島弁になってしまうし、
脳内ヤクザになってしまう。







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2021/08/23(月)

映画かんそう
「水曜日が消えた」

子供のころの事故が原因で7つの人格をもち、
曜日ごとに違う人生を生きている主人公の青年「火曜」は
ほかの曜日に比べると地味で内向的な性格。
メモにより意思疎通をしながら暮らしていた彼等だが、
ある日、水曜日になっても意識は「火曜」のままだと気付いた彼は
初めての水曜の世界を堪能するが…というあらすじ。

吉野耕平さんというかたの監督脚本。
初長編映画なのだそう。

あまり大きな転換なしに淡々と進んで淡々とした結末に落ち着きます。

内容ばれ

自分の二次創作と比較して申し訳ないですが、
私も「人格が複数ある人が、別人格と諍いのようなことになってさあ大変!」
という内容の長い二次創作を4年くらいかけて(2014年〜2018年)
書いたことがあるので、「なるほどな〜モバイルの動画撮影で会話か〜」
などなど色々な気付きがありました。

最後はあと1歩、主人公の感情が乱れても良いのではないかと思った。







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2021/08/24(火)

映画かんそう
「英雄は嘘がお好き」

(原題:Le Retour du heros)
フランス・ベルギーのロマンチックコメディ。
婚約者の軍人が戦場に行ったまま連絡が途絶えて、
寝込んでしまった妹のために、婚約者に成りすまして手紙を書く姉が主人公。
やがて英雄的な戦いののちに戦士するというストーリーを書き綴り、
その手紙の甲斐あって妹は別の男性と結婚、姉は一安心するが
ある日街に出た彼女が見たものは、
落ちぶれて物乞い同然の姿になった妹の元婚約者だった…というあらすじ。
1809年の設定らしい。

すごく古風な感じです。20年くらい前の映画かなと思うんですが、
どっこい2018年製作。

内容ばれ

いい加減だけど憎めない男性のハートフルストーリーなのかもしれないが、
誰かれ構わず、まぐわいちらして、挙句の果てに存在しないダイヤモンド鉱山の投資で、
周囲の人からお金をまきあげるという、
私からすると異常者が家に入り込んできて周囲を侵食していくサスペンスだった。

1809年の戦争というとポルトガル侵攻なのかなそれともスペイン独立戦争かな?
おっこれが噂に聞くフランス人による英国disってやつか!?と思った。










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2021/08/25(水)

映画かんそう
「アルプススタンドのはしの方」

兵庫県立東播磨高等学校の籔博晶先生が
顧問を務める演劇部の4名の部員のために書き下ろした戯曲。
2017年の全国高等学校演劇大会で最優秀賞を受賞。
その後、他校の演劇部でも上演されるようになり、
劇団でも上演。コミカライズ、映画化もされる。
夏の甲子園に母校の応援に来た演劇部員女生徒2人と、
野球部を辞めた男子生徒1人、
人とのコミュニケーションが苦手で成績トップの女子1人が、
野球観戦をしながら試合の経過と自分の人生を絡めてくいく、
という内容。

内容ばれ

高校生が書いた舞台劇という前情報を見た気がしたので
「う〜ん、甘酸っぱい…」と思って鑑賞してましたが、
見終わって詳細を調べたら書かれたのは先生だった…。
逆に大人のかたがこんなピュアな…
努力は報われるてきなお話を書けるのはすごいのではと思いました。
あと、舞台では吹奏楽部を前に並べたのかな?
だとしたらすごい派手な舞台だなーとも思ってましたが、
吹奏楽部どころか部長も登場しなかったのか。
全方向に努力してちょっと追い詰められ気味なあの子の悩みも
リアルに感じられたので、いないのにはびっくりしたが、
熱血先生も存在しなかったとは。

作中の演劇部の子たちは、地区大会で優勝して、
全国へ行けるというタイミングで片方の子がインフルエンザにかかり
棄権することになった過去があるのですが、
何気にワクチン啓蒙映画にもなってるなと感心したりした。








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2021/08/26(木)

映画かんそう
「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジング」

雄英高校の生徒たちは、郊外活動として離島を守る役目を与えられた。
島で生活するうちに地域住民に馴染んでいく生徒たち。
平穏に終わるはずだったヒーロー活動だが、
ある目的を持った集団が島を襲来し、状況は一変する…というあらすじ。

内容ばれ

いま本誌はものすごい大詰めで
デクくんは相当酷いことになっているので、
映画のこの平和な空気が懐かしいです。襲撃者が来てもどこか平和だ。
映画のこの解決策、かなり大きな良いアイディアで、
本編で使えなくなったのが少し残念なくらいです。












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2021/08/27(金)

映画かんそう
「オキュラス/怨霊鏡」

子供の頃、父親が母親を監禁拷問し殺害、
2人の子供のうち弟のほうが父親を射殺するという経験をした姉弟、
久しぶりに再会をする。
姉は両親の豹変は当時父親が購入した鏡のせいであると考え、
鏡の破壊を計画しているが、弟は姉の異常な行動に戸惑う。
しかし当時の記憶が少しずつ甦り…というあらすじ。

いまさら呪いの鏡ホラーとか…ってなめてたのですが、
結構怖かったです。
監督は信頼の実績マイク・フラナガン。
鏡は人間の認識能力を狂わせて、人柄も変えてしまう。
鏡を割ろうとする人もいるのですが、
視覚が正常ではないので、壁を叩いてしまう。
姉は鏡に対抗するため、影響を受けない電化製品などを揃えます。

ラストまでバレ

姉弟は鏡をただ破壊するだけではなく、
むかし死んだ父親は発狂して母を殺したのではなく、
鏡の怪異の影響だという事を証明したいので、
そこが結構ハンデになりました。
ところで怪異のせいで正気を失って妻子に暴力を振るうようになるが、
しかし最後の瞬間子供を助けるために死を選ぶとか(原作シャイニング)、
あと子供の頃に対決した怪異と再度戦うために会って、
過去回想と現在のシーンが交互に入るとか(原作IT)
マイク・フラナガン監督はキングがお好きなんだな。気持ちが分かる…。

視覚聴覚触覚全部支配されて幻覚を見せられると、
機械に頼っても手も足も出ないというか、
でも今回の記録映像がかなりいいヒントになる筈なので、
次の人は距離に気を付けて頑張ってほしい。
あれ、怪異を受ける人は室内にいて、庭に面した壁は撤去して、
離れたところにボウガンかライフルを持った人がスタンバイして、
鏡の前に強めの電流を流して庇えなくして、
一定の記録が済んだら遠くから破壊したらどうだろう
(姉が気の毒で腹立った)。
あとマグニートーがかぶってるような金属のヘルメットとか、
あるいはガスマスクとか向精神薬とか試してみては?
あそこまで強烈な精神支配を受けるとか、
ケミカルな作用と無関係ではないでしょう。








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2021/08/28(土)

色々感想

逃げ上手の若君(ジャンプ掲載)
逃げるのが得意なため、後ろに下がるのに使う筋肉が発達しており
ヒップアタックが強い、というのは成程と思わせる。

フレンチオブザデッド(ジャンプ読み切り)
乾修太朗さん読み切り。料理ものとゾンビものがうまく融合してた。
単に合わせただけでなく、ちゃんと設定同士が?み合ってた。

第4回ジャンプ恋愛小説大賞銀賞の人の評価
「構成も描写力もすごいけど、この小説の面白さはサスペンスのものであって、
恋愛ものではないよな?」て感じで気になった。
確かにプロット読んだら面白そうだった。
恋愛小説限定の賞にサスペンスっぽいものを投稿する度胸はすごいし
それで通るんだからかなり面白いんだろうな。

金カム(ヤンジャン掲載)
爽やかニシパ、土方さん。
今の様子と随分違うけど何があったんだろう。
それとあの爽やかさで藩士を拷問してたんだろうか。

舞妓さんちの(サンデー掲載)
ドーナツ型の代用、外周がコップで内側がボトルキャップって、
キヨちゃんの作るドーナツ、ちょっと小さめ…?

波よ聞いてくれ(アフタヌーン掲載)
誘拐されても、部屋に三国志があると読んじゃう瑞穂ちゃん…。
ミナレさんと茅代さんの、タッグ成立なるか!?

ブルー・ピリオド(アフタヌーン掲載)
最近の絵画教室は、展覧会をやって、
その絵の創作意図を自分で説明したり、
お客にプレゼンしたりするところもあるのか…!
子供への痴漢や加害がないよう
大人が目を光らせる必要があるけどすごいな。
あと都会のお金持ちの子とそうでない子の経験値の差が、
どんどん開いていくな。

メインは親と子のマッチングがうまくいってないって話なんだけど、
あれ、私はどっちの気持ちも半端に分かる、
真ん中あたりの感性でやや雑寄りなんで、
たぶん絵を割かれて「あー」って思うけど別に傷つきはしない。
あの親は子の気持ちなど少しも理解できないだろうし
今後もあれに類する事をどしどしやるだろうけど、
悪意があるわけではない。

繊細な人に「雑になれ」と周囲が言うのは酷なことだし
同じく雑な人に周囲が「繊細になれ」と言うのも酷だ。
両者は距離をとったほうが良い。
ただ両者が親子だった場合、どうするかって話なんですけどね。

新型コロナウイルス感染症(国内事例) 現在患者数 / 対策病床数
https://www.stopcovid19.jp/
どの都道府県もそれなりにヤバイ中、島根と鳥取、秋田と岩手はすごいですね。
あと関西の星、和歌山くん!たしか知事がめちゃしっかりした人なんでしたっけ。
うらやましい…。

病床がないせいで、自宅療養患者が増えてきました。
救急車を呼んでも受け入れる病院がなく亡くなったり、
臨月の陽性の妊婦さんの受け入れ先が見つからず胎児が亡くなったり、
全員陽性で自宅療養していたお宅の
お母さんが亡くなっているのをご家族が発見したり
地獄の様相を呈してきました。みなさんご無事で。

渋谷で若者向けワクチン接種の抽選券を配布したら
1キロの行列ができたそうですね。
伝染病の大流行している8月に、なぜそんなことをするのか分からない。
抽選倍率も6倍以上だったそうで、
仕事を休んで行った人は「もうええわ」と思っただろう。
不正防止可能なチケット発券システムが色々あるだろうに、
若者を減らそうとしているのか…?





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2021/08/29(日)

映画かんそう
「オールド」

M・ナイト・シャマラン監督。
シャマラン映画好きなら、下記は読まずになるべくお早くどうぞ。

海辺のリッチなホテルに宿泊に来た一家。
支配人から特別に案内された神秘的なプライベートビーチで
ゆっくりと過ごすつもりだった夫妻と子供たちだが
どうも様子がおかしい。しきりと空腹を訴える子供。
やがて女性の死体が漂ってきて……というあらすじ。

フレデリック・ペータースとピエール・オスカル・レヴィーの
グラフィックノベル「Sandcastle」にインスパイアを受けたそうです。

どういう話になるか分からず、ハラハラドキドキするし、
登場人物の妙な味わいのセリフは相変わらず、
残酷なんだけど暖かさもあって、後味は妙にいいという
大満足のシャマラン作品でした。
以前シャマラン監督のファンは
混沌奇妙派閥と、大オチ秩序派閥と、抒情派閥の3派閥に分れるというようなことを書いたけど、
今回は大オチ秩序派閥と抒情派閥が気に入る傾向の作品だと思う。

今回の監督はカメオというか、登場人物だよ。
あと冒頭に心温まるご挨拶がある。
これを口に出して言うのがシャマラン監督だし、
胸の内に秘めるのがノーラン監督。
(どっちも好き)

残酷描写あり。
統合失調症に関するテンプレ描写の苦手な人は注意。

オチばれ

あのトルネード死体、諸星大二郎先生のヒルコを思い出した…。

「Sandcastle」は、時間の早く過ぎる海岸の話だけども
謎の鼻血や、崖の上の監視員の設定はあるらしく、
それを伏線にして監督が真相を付けたしたらしい。すごいな!?

南国のリゾートホテルがとても素敵で、旅行に行けない2021年現在
ちょっと心が慰められます。ドミニカ共和国のプラヤエルバジェというビーチらしい。
ただ今後、海の高級リゾートホテルに泊まった時、この映画の事をふと思い出しそう(笑)。

シャマラン映画の登場人物の、とぼけた味わいが好きなんですが、
あの、お父さんがパンフを見ながら
「明日は子供立ち入り禁止だって!大人デーらしい。
まあ人生ってそんなもんだよ」とかふざけて言って
子供がキャアキャア怒るのとか、
癲癇の発作が収まったあとでゲストの妻が
「今度は首を1回転させるわ」って言うのとかが、相変わらずいいなあって思います。
ビーチで起こることは悲惨の一言に尽きますが、
お腹が大きくなったあれ、「10回くらいするんじゃないの?」で笑ってしまった。
あそこは誰も叱らなかったの、良かった。誰も悪くないもんね。予想もつかないもの。
お子同士が仲良くなる時の、
「1000ピースのパズル仕上げたよ!」「珍しい貝を46個も集めたよ!」(うろおぼえ)
とかカマし合うノリ、大人になっても書けるもんだな。
あと悪人たちが死んだ家族に、しおらしく黙祷するの、人間ぽかった。
書き割りの「あくにん」じゃないんだよな。
結局お父さんとお母さんは、何事もなかったら帰って離婚して
たぶん不幸な人生が待っていたわけで、
旅に出たことでその運命を逃れて愛を深め、子に看取られながら人生を終えた。
サスペンスに不似合いな優しいシーンだった。
なので見終わったあとそんなに暗い気持ちにはならない。

あんなにたくさんの人数を処理しきれるかなあ…?とは思うけど。
ところで2019年にドミニカ共和国で、アメリカ人観光客が連続で亡くなる事件があって、
何故かみんなミニバーを利用したあとで具合が悪くなったらしいですね?
https://news.livedoor.com/article/detail/16614706/






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2021/08/30(月)

映画「エクストリーム・ジョブ」に出てくる水原チキンを作った。
すごい濃い甘辛味で、ビールかごはんがないと駄目なやつです。
おいしかった。夏という感じがする。
ちなみに日本酒やワインには合いません。





https://eiga.com/news/20191230/3/
(半分の量で作りました)
(時間ない人は焼き肉のたれに擂りおろしにんにくとネギ入れたらいいよ)

フライドチキン揚げるの面倒だったので出来合いを買ってきましたが
魚焼きグリルで温めなおすといいというのを読んで試してみたら
外側がバリッとしてかなり良かった。
でも注意しないと焦げます。









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2021/08/31(火)

映画かんそう
「スペース・プレイヤーズ」

バスケットボールの名プレイヤーであるレブロン・ジェームズは
実力あるアスリートであるだけではなく人格者でスパースターだった。
彼は2人の息子にバスケットボールを教えたが
次男はバスケよりもゲーム制作に興味を示しており
色々と押しつけの強い父親に不満を感じていた。
ある日、ワーナーに呼ばれたレブロンは息子を連れて行くが
そこでアルG・リズムと名乗る仮想人格に息子をさらわれてしまう。
息子を取り戻したいなら仮想空間で
バスケットボールの試合をしろと命じられた彼は
ルーニー・テューンズのバッグス・バニーに助力を求めるが…というあらすじ。

スポーツに疎いのでレブロン・ジェームズを存じませんでしたが
有名な選手なんですね。
私は普通に俳優さんだと思ってしまったが、それくらい演技がお上手だった。

後から知ったが1996年の「スペース・ジャム」の続編だった。
まあ特に分からない部分はなかったけど、
日本の配給は、そんなに続編であることを隠さなくても。

ほぼワーナーブラザーズユニバースなので、
ワーナーが版権を所有しているキャラクターがどんどん出ます。
DCEU、ハリポタは勿論、マッドマックス怒りのデスロードや、ITのピエロ、
ゲースロ、時計じかけのオレンジ、キングコング等々。

内容ばれ

スティーヴン・ユァン氏がチラッと出ておられて、黒幕?
と思ったがそうでもなく、普通にチョイ役をされていたのだった。

プロバスケ選手がゲームの無茶なバスケルールに馴染めず
どんどん点差が開いてしまうの、気の毒だった。
相手は手が沢山あったり、火を放ったり、時間を操作したりするからね。
ところで客席にヴォルデモートがいた気がする。
ジム・キャリーの「マスク」とか、時計じかけのオレンジのアレックス一味とか、
ちょこちょことは見つけられたけど、
往年のワーナーファンは私よりもっと楽しめると思う。

地獄のデスロード世界の合成は、WEBで無料公開されてるレベルのやつで
ちょっと笑ってしまった。どうせなら撮りおろしなよ!
ワンダーウーマン世界のやつも!

ルーニー・テューンズの昔からのファンは今風の作画と個性付け、
どういう気持ちがするだろう。

「フリー・ガイ」とかぶる部分が多いので
(仮想空間、エキセントリックなMCU出演者のヴィラン、サーバルーム、カメオ出演)
もう少し時期がずれたほうが良かったのかも。








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