7月日記

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2021/07/01(木)

京極堂と関口君と榎木津のお茶があるらしいと聞いて
とりあえず京極堂お茶を通販した。

古い日本の家屋を思わせる香りと、甘い香りが混ざったような、
なるほどーという感じだった。
味は日本茶というよりフレーバーティー寄り。












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2021/07/02(金)


MEETING NEIL

「TENET」Netflix配信開始した記念に書いた、
ニールと主人公がお話しているSS。
2人の会うタイミングは…勝機はここしかない……!
という気持ちでした。
ノーラン作品での二次創作はなにげに初めてです。

モルカーと私

あと「PUIPUIモルカー」でも二次創作をした。
モルカーが老化したり死んだりする二次創作が増えてきた頃、
わ、わたしはそういうの書きませんし…という気持ちでした。
モルカー、今になってやっとあらゆるグッズが販売され始め、
遅いよ!って言いながら購入してます。
今月には映画館で一挙上映があるので見逃した方おすすめですよ。








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2021/07/03(土)

色々感想

ジャンプで、この漫画が好きな人は
このSF小説がおすすめという企画があったが、
内容はこんな感じ。

ワンピース→時砂の王
アンデッド→完璧な砂の日
逃げ上手→虎よ、虎よ!
ヒロアカ→ドッグファイト
呪術→グランヴァカンス
Dr.Stone→火星の人

Dr.Stoneの火星の人はよく分かるというか
それ以外にないだろうという感じですが、
呪術がグランヴァカンス……?なんで……?

ウィッチウォッチ(ジャンプ掲載)
YouTuberをやってみたい2人を、
モイちゃんがサポートする話。
モイちゃん、本当なんでもできるな!?

逃げ上手(ジャンプ掲載)
これから自分を殺す相手に聖性を見いだすって面白いな。
戦術として、相手の動脈を切って逃げ回るというのは
有効なのかもしらん。

アンデッド(ジャンプ掲載)
捕らわれるのではなく、スパイでもなく
敵組織の理念を勉強に行くというのは
これまでの少年漫画にはあまりない展開だけど、
今後は増えるかもな。

ゼロティー(サンデー掲載)
蓄音機ってその場で手作りできるんだ。すごいね。
お子さんの夏休みの工作はこれで決まりだね。

美少年探偵団
ひき逃げの子、尺の都合で強制退場させられたっぽいな…
と思ってとりあえずwikipediaを見たら、
あれ以降ものすごく紆余曲折あるんですね。
シリーズ化はしないんだろうか。どうかしら。

シェフは名探偵(ドラマ)
なんちゃってヴィーガンも、
知り合いの店をこっそりSNSでdisった男も、
まあいっかって感じだけど、
自分がグラスを端に置いて倒したくせに
店員のせいにして謝れって言ったやつ、
奴には謝る必要まるでないと思う。帰れ帰れ!







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2021/07/04(日)

映画かんそう
「スーパーノヴァ」

コリン・ファースとスタンリー・トゥッチが
20年連れ添ったカップルを演じます。
認知症を宣告されたスタンリー ・トゥッチの希望で
キャンピングカーに乗って旅に出るというお話。

私はあまり病気悲恋物は好きではないのですが、
この映画は積み重なった年月を感じる
落ち着いたお話で良かったです。
若者同士の恋愛ものは同性異性関係なくどうしても、
勘違いからの諍い、嫉妬、精神状態の高低、怒鳴り合い…
みたいなシーンが必ずあるのですが
彼等は互いへの尊敬と信頼があって、
己を律しているので安心して見られました。

スタンリー ・トゥッチが小説家で、おそらく少し変わり者、
コリン・ファースがピアニストで、愛されて育った、
大型犬のような輝く愛情を持った男です。

同性愛の映画、認知症の映画というよりは、
高齢者の恋愛映画である部分が多いように思う。
差別や介護の地獄面はあまり描写されない。
小説家の家族は一切出てこない等、匂わせる程度。

美しい風景と、愛情深い2人の表情と言葉、仕草。
たっぷり堪能しました。

ラストまでバレ

服を上手く着られないシーンは
認知症スリラー「ファーザー」でもありました。
が、あの父親が介護者に対して頭が悪いの愛想がないのと
好き放題言い散らして、
当たり前のように世話を焼かせていたのと比べると、
この映画の小説家の遠慮深いこと。
(まあ、相手が自分の子供ということと、
本人の個性もあるのかもですが)
私は同性愛だからと言って、
不誠実や無理解や諍いと無縁であるとは全然考えませんが、
この映画の、家事を分担できないつらさ、
身の回りのことをすべてやってもらうつらさ、
というのは男性同士のカップルでないと表現できなかったし、
観客の理解も得にくかったかなと思います。

ピアニストの血縁の人達がみな素晴らしくいい人達で
そりゃあここで育ったらこんな風に、
大型犬のような黄金の愛情を持つ男になるよなあと思いました。
姪っ子っちゃんが、好きな人の話をするとき
まず性別から言うのが、スーパーリベラル。

自殺に対する考えの違いでラストの印象が変わる気がしますが、
私は本人がよく考えた末の自死なら止めない派。
すべての自殺が発作的で、気の迷いだとは私は思わない。
なぜ自殺がいけないことなのか、単なる宗教観ではないのか、
周囲が悲しむから自殺してはいけないというのは、
周囲が心配するから結婚しなくてはいけないのとどう違うのか。
ただ、あなたがいなくなると自分も死ぬから
だから自分がどんな手段をもってしても、
あなたが死ななければならない要因を取り除くから
だから生きてほしい、というのはありだと思います。
もちろん決定権は本人にあるけど。
(あと、あなたは失敗して酷いことになるからやめなさいという忠告は親切だと思う)

コリン・ファースがまたもや置いて行かれるゲイの人。
でも全然違う人物に見えるのがすごいです。

スタンリー ・トゥッチの睫毛の長さに初めて気付きました。

今日はキャプテン・アメリカこと
スティーヴ・ロジャースの誕生日です。
過去に書いたものを一挙に再録しました。
「百年後のふたり」より下がすべて本日アップです。
20万字以上はあるので長いお休みにでもどうぞ。お誕生日おめでとう〜。








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2021/07/05(月)

この漫画を読んだときからずっと食べたかった
https://www.e-aidem.com/ch/jimocoro/entry/chuka07/#article

良友酒家さんの牛シチューやきそば(牛?炒麺)を
やっと食べられました。
わー!本当に牛バラ肉がトロトロだー!と思いながら食べました。
お肉はたくさん入っていますが、そんなにくどくない。
八角が利いていて上品です。



常連さんにフレンドリーで、一見にはやや塩対応…?
という気もしましたが、まあこのご時世なので仕方ない気もします。
或いはたまたまだったのかも。
おいしかったのでまあいいやという気持ちです。
ほかの牛シチューも食べてみたいなあ。









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2021/07/06(火)

映画かんそう
「ゴジラvsコング」

ゴジラさんとコングさんのコラボ映画です。
モンスターバース4作目。
まあしかし3作品を見ていなくてもだいたい分かります。

髑髏島でごきげんに暮らしているかと思われた
コングさんですが案外そうでもなく、
しかも巨大生物は戦って王者を決めないといけない掟らしく、
聞いてないよ?とヒト科がアワアワするという映画。

人間はアホな行動ばかりするのですが、
まあ全員モブだから仕方ないな。

公式グッズにデカいねたばれがあるそうなのでご注意ください。

色々ねたばれ

冒頭のコングさんのイケメン起床からの朝のシャワーで
早くも笑顔になりましたが、全体的にコングさんアイドル映画でした。
圧倒的なパワーを見せつけつつ、尻が痒かったり寒いところが嫌だったり
心が弱ったりするギャップで女性ファンの心を掴みましたね。
ゴジラ先輩はやはり戦闘力において地球最強。
けっこう頭をぶん殴られてましたが耐久力が高い。

伝統の東映VSで共通の敵があれするところが
最大のどんでん返しだと思います。
今回乱入してきたアイツ、あのデザインは
1度転ぶと二度と起き上がれないデザインだと思うんですが、
わりと迅速に立ち上がっていたので、
なんと素晴らしいバランスプログラムだろうと感心しました。

R2-D2やTARSみたいに、全長に近い長さの補助パーツがあったほうが、
安定はすると思うんですけども、
でもまあ匠のこだわりであの長さでないと駄目だったんでしょう。

何かを上げるために何かを下げますけど、
割と近年あったゴジラの日本製アニメ映画3部作、
出てくるメンツは近いのに
ハラハラもドキドキもワクワクもしなかったんですが、
あれはザコ人間のグダグダドラマを
メインに据えてしまったせいだってハッキリわかりました。
この映画くらい「人間はザコ。怪獣こそが尊い」って
やってくれたらよかったのに。

愚かな人間は愚かなことを色々やらかしてましたが、
なかでも地底パートでは
「おい!未知の細菌!ウイルス!おい」って思いました。
あと余計なお世話ですが産業スパイになりたい子には、
企業のパソコンから情報を抜くのは空想科学USBでないと無理だし、
監視ソフト複数入ってるよ!とだけ言っておきます

ギドラをルーター扱いするアイディアは面白かったが、
小栗さん演じる芹沢Jrがスーパーザコだったのがちょっと残念だった。
芹沢の名前の格的に。
あとヒロインちゃん、お母さんソックリになってきたわね?










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2021/07/07(水)

ビブグルマンに選ばれた大阪のカレー店、
すべて行ってみようと考えたのが、2019年ごろだったと思う。
パンデミックのせいで2年近くかかってしまった。
(私の中の一番は北浜のカシミールなのだが、
不定期営業が過ぎるので、
おそらくミシュランガイドには今後も載ることはないだろう)

大阪はスパイスカレーが強いので、
繊細なスパイス使いが要求されるのだが、
おいしい店は味と香りが鮮烈なだけではなく、
ベストマッチな組み合わせと比率にまで
こだわっているのでは?ないか?という気がした。
あとパフェのように、
一匙ごとに色々味が変わるカレーもあるような?

私、普段から胃の強さを自慢してますが、
カレー屋さんでカレーを食べて、
その30分後に別のカレー屋さんで
「おいしー!」って言いながらカレーを食べられたので、
まだまだ若いな…(胃は)へへ…と思いました。

ビブグルマンに選ばれた9店

Synergy(堂島)
渡邊カリー本店(曽根崎)
SOMA(中津)
橋本屋(南船場)
ボタニカリー(本町)
コロンビア8(北浜)
ガネーシュN(南森町)
定食堂 金剛石(谷四)
虹の仏(四天王寺)


定食堂 金剛石(谷四)
賑やかな味。


虹の仏(四天王寺)
インドカレーリスペクトが強い。


橋本屋(南船場)
マッシヴ。


Synergy(堂島)
無駄なく尖った味。


渡邊カリー本店(曽根崎)
欧風カレーのニュアンスもある。辛ささが選べる。


どこもおいしいんだけども、一店を挙げるなら橋本屋かな…。
わくわく感がある。
ビブグルマン9店の中だと一番バランスよく整っていて
王道主人公のようなスパイスカレーはコロンビア8だと思うけど、
行列えぐすぎるので、待ち時間を含めると推せない感じ。


過去のカレー記事。

2017/05/31
BOTANI:CURRY(ボタニカリー・本町)
旧ヤム邸(谷六)
カシミール(北浜)

2019/08/27
columbia8(北浜)
SOMA(中津)
ゼロワンカレー(谷町四丁目)休業中?
ガネーシュn(天満)

2019/08/28
Ghar(肥後橋)
アリーズキッチン(心斎橋)
カンティプール(天六)
ヌワラ カデ(阿波座)

2019/08/29
バビルの塔(谷町四丁目)
アングル(塚口)
ムジャラ(大宮)
スパイスチャンバー(烏丸)

カレー記事おしまい






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2021/07/08(木)

映画かんそう
「ザ・スパイ ゴースト・エージェント」

「T-34 レジェンド・オブ・ウォー」の
アレクサンドル・ペトロフさんが主演。
ロシア製ミッション・インポッシブルてきな話。
子どもたちを集めて特殊な教育を施し、
世界中の要人に育て上げるプロジェクトがあった。
その施設出身の主人公は、何者かに狙われ、
同じ施設出身の女性と再会するが…というあらすじ。

内容ばれ

まあ、悪くはない。
ここアクション格好いいでしょ!ってところで
スローモーションにするのはやめた方がいいと私は思うけど。

途中から段々と父と息子の話になってきて、
俺の息子には父さんの名前をつけるよ…みたいな。
ロシアも、いまだになんかこういう
ファミリードリームみたいなのが強いんだな。

しかし女スパイさん、色仕掛けするたびに妊娠してたら
大変じゃない…?
ピル的なものを使ったりとかはしないの?

「金儲けがしたければ英語を学べ
強くなりたければロシア語を学べ」って、
ちょっと面白いセリフだなと思いました。






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2021/07/09(金)

英国菓子店、ウィキッドベイクショップさんが
エルダーフラワーケーキを始められて、
食べたことないので買いに行きました。
白いのがエルダーフラワーケーキです。
残念ながら私の味覚では、
エルダーフラワーの味は分からなかったけども、
アクセントに塩分が利いていて、
濃厚なクリームをさっくり軽くいただけました。おいしかった。
時計回りに、エルダーフラワーケーキ、
ルバーブクランブルケーキ、ナッツフラップジャック、
コジェットローフ、ティーローフ。

エルダーフラワーケーキ以外は冷凍して少しずつ食べてます…。






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2021/07/10(土)

色々感想

ウィッチウォッチ(ジャンプ掲載)
モイちゃんのことどんどん好きになる…。
あとなんか突然バトル漫画のヴィランてきなのが出てきたけど、
「マッシュル」とかぶるのでお笑いオチになるのではないか。

高校生家族(ジャンプ掲載)
妹ちゃんは、小学生から飛び級して高校生になったわけだけど、
クラスメイトの小学生男子が久しぶりに会って、
大人っぽい…って思う話
(この漫画は高校生男子君の、妹とお父さんとお母さんと猫が、
全員一緒に高校入学してクラスメイトになるというギャグマンガ)
「好き」って言葉に、そんなに重大性はなく気軽に使う、
というのが小学生の考える大人っぽさって、なんかありそうだな。

Dr.stone(ジャンプ掲載)
とうとうミサイル作りおった…
私はどちらかといえば科学信奉者だけど
科学が悪で自然が善って思ってる人の気持ちは少しわかるよ
(でも自然って花とか緑だけじゃないからさ)。

絶チル(サンデー掲載)
チルドレンたちの今後の進路が決まっていくの 甘酸っぱい…。
しっかり目標ある進学もいいけど
なんとなくまだ定まってない進学もいいと思う

ぶらどらぶ(アニメ)
押井脚本のセリフを久しぶりに耳にしたような気がします。
コメディ演出の暴力とか、怒鳴るのとか、
私は「昭和だわ…」ってなりますけど
平成後半生まれの子らには一周回って新しいのかな?
現在の漫画やアニメのコメディ演出って、
ボケに対して怒る方向でツッコむより、
不審がる、不安がる、論す、という方向のツッコみが多いように思う
1話リタイア。



RE-MAIN(アニメ)
西田征史さん脚本。
交通事故に遭った主人公は、
名の知れた水球の選手だった中学時代の記憶を失い、
自己認識としては小学生のまま、高校に進学する。
しかしそこは水球の強豪校で…という話。
チームメイトの性格と今後のアプローチ次第だけど
(主人公に無理強いしたり、八つ当たりしたりは私は見たくないのでね)
面白そう。来週も見ます。

ムジカピッコリーノ
同じメロディを繰り返して高揚を表現するのを
ビルドアップっていうのかー。ビルドアップっていうと、
私は仮面ライダーが出てきますね。
あとポケモン用語であり、建築用語でもあるようです。

シェフは名探偵
メインの事件より、
紅一点さんの同性の恋人が、
仕事をやめて九州までついて行った紅一点さんを
すぐに捨てたことに腹がたったのでした。
別れるなら九州に行く前に別れろや!

TOKYO MER〜走る緊急救命室〜(ドラマ)
黒岩勉さん脚本なので1話を見たが、
すごい型破りな男があらわれて、
最初は真面目な女子などが反発するが、
型破り男の実力のすごさの前に皆がひれ伏す、
という話を何百本も見たので、もう死ぬほど上手くないと
面白いと思わなくなってしまった。

妨害するためにやってきた官辞派間の医師と
主人公が反発しながらも惹かれ合うところに
萌えを見出す人は増えそう。お日様攻×クーデレ受。
私は1話リタイア。
あ、でも救急隊組織を設立した都知事と、
それを潰したい国の対立があり、
2人の政治家の攻防が描かれるのだが、
そのどちらもが女性というのは良いと思います。
ふんわりした都知事の石田ゆりさんと
ビシバシの厚生労働大臣、渡辺真起子さん。
どちらかといえばふんわり都知事のほうが
一枚上手というのが熟女百合萌え。







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2021/07/11(日)

映画かんそう
「ブラック・ウィドウ」

延期に延期を重ねたあげく、多くのシネコンの
ディズニー映画ボイコットに巻き込まれて
イオンシネマと一部劇場のみ公開になってしまったけど、
(ボイコットについては劇場側が宣伝協力してきた「ムーラン」を配信したことに対する
抗議行動なので正当なものだと思いますが、
なんとか双方いい感じに痛み分けの決着が見つかりますように…。
「ムーラン」は他にも主演女優さんの発言で他国でボイコットが起きた縁起の悪い映画…。
イオンシネマさんはありがとうございます!)
なんと2年ぶりの!MCU作品で、シリーズ24作品目にして、
初めてのブラック・ウィドウ単独映画なのでした。

CACWでアベンジャーズは分裂し、政府から追われる身となったナターシャ。
突然正体不明の暗殺者に襲撃されるが、どうやらそれは
昔に別れた「妹」に原因があると推測したナターシャは、彼女と再会する…というあらすじ。

今から10年ほど前、初めて映画館で見たスカヨハ演じるブラック・ウィドウは
明らかにお色気要員だった。私も「ちょっと強くて頭もいいお色気要員なんだね」
と思ってました。でも10年のうちに世間の常識が変わり、
エンタテインメントも変わってきました。
今回のこの映画、美しく装ったナターシャがパーティで男性を悩殺するとか、
そういうシーンはなく、ずっと防御力の高そうな衣装で、
髪とメイクは手間のかからない、乱れにくそうなもの。
肌の荒れや色素沈着なども、特に隠さず映ってて自然な感じでした。
しかしナターシャは機転が利いてすばやく、経験豊かで、したたかで、
自分より弱い立場のものすべてを守ろうとする、主人公でした。
ヒロインや紅一点ではなく。感慨深いです。しみじみします。

ラストまでバレ

冒頭から、何か秘密があって追われる家族、と思わせて
実は愛情などない諜報活動のための偽の家族、という逆転のジャブを打ってきますが
そこから更に逆転してきます(子供時代のひと、スカヨハ似…)。

フローレンス・ピュー、若草物語でも妹を演じましたが、今作のエレーナは全然違う。
偽とはいえ2年、幼少期を家族と暮らせたのは大きかったのか
ものすごく末っ子で妹。姉のことも母のことも、父もそれなりに好きで、
思ったことを口に出す子。
あと結構、オモロ要素を追求する子(笑)。ナターシャの3点着地とか。
アベンジャーズのオリジナルメンバーと会って、いじり倒してみてほしかったです。
アベンジャーズにちょっと辛辣なのは、
おねえちゃんをとられたって少し思ってるのかな?どうだろ。
最後の格好、自分の好きなものを身に着けている感じでとても良かった。

今回のヴィランは気持ち悪さに特化してて、他の個性がないんですが
ハーヴェイ・ワインスタインやロジャー・エイルズなど、
地位をいいことに女性から搾取しまくった白人中高年の集合体なのでしょう。
犠牲者の女性同士が戦わされているのは「女の敵は女」的に
うまく使われてるのを表現したいのかな?とも。

男女の比率として、兄と弟と父が共闘するエンタテインメントはたくさんありますが
母と姉と妹が共闘するアクション映画はあまりない。
特に姉と妹にメンターかハンドラー役の男性のいない映画はもっと少ない。
レッドルームとウィドウという仕組みはお話の女性比率をぐっと上げることができるので
女優さんのお仕事的にもこの先のMCUに継承されるとよいなと思ってます。
(お仕事と言えば、新作ドラマシリーズ3本のうち2本が女性監督、
今回も女性監督、次回も女性監督)

レイチェル・ワイズの正体、武力と知力を兼ね備えてるとか
とても燃えるやつでしたが、突然アイラインが濃くなるのは
面白いのでやめてほしいです。
わりとアレクセイのことは雑に愛しているように見えましたが
彼女は自分が強くて賢いので、相手にそれは求めないんでしょうね。
むしろ自分と同じ回転が速いタイプだと疑心暗鬼になるので
抜けに抜けているアレクセイが安心できるのでしょうたぶん。

アレクセイ、世界各地の無神経な父親を煮詰めたような設定。
キャプテン・アメリカの盾のことを「赤ちゃんの毛布」と言ってましたが
かつてそんなかわゆい譬えがあったでしょうか。
子宮&卵管摘出の話は、攻めてるな…と思ったけど、
AVAUで、子宮がない自分を化け物と言ったナターシャに違和感があったので
今回のドライな姉妹のほうがしっくりきました。

バートンと行動したブダペストの話が少し語られたり、
タスクマスターがスティーヴ・ロジャースの盾の使い方や、
ウィンター・ソルジャーのナイフ使いをコピーしていたり、
(撮影にジェームズ・ヤングさんが参加されていたようですが、
もしかしてあのシーン、ヤングさん…?)
「Thank you for your cooperation」を再現してくれたり、
AVIWの衣装に繋がったり、
ドラマの登場人物が出てきたり、
細かく細かくつながっていて、
MCUの履修率が高ければ高いほど楽しめる仕掛け。
(最後のシーンは白目になりましたが、アイアンマンやキャップだけでなく
ナターシャもスーパーヒーローとして認識されている?のが嬉しかった。
あの花やぬいぐるみは、エレーナが置いたのではないよね?
そりゃ今後もずっと出てくれるのが一番いいけども!
それが無理なら多くの人の心に残ってほしい。惜しまれてほしい。
今後も、世界の人々が初代アベンジャーズのこと忘れてないねたを細々入れてほしい)

これからも追って行きたいです。

しかしたぶん今のままシネコンで上映されないと、すぐに観客が減ると思われるので
早急に手を打ってほしいですが、
日本丸ごと市場として価値なしと見なされてないといいなあ…という感じですけど…。

エンドロール後に映像があります。




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2021/07/12(月)

映画かんそう
「ライトハウス」

ウィレム・デフォーとロバート・パティンソン主演。
灯台守の仕事に就いたロバート・パティンソンだが、
上司のウィレム・デフォーは横柄な男で、
しかも宿舎はあちこちが傷んでいて仕事が山積みだった。
しかも彼の前任者の若者が自殺していたことを知り…というあらすじ。

生きている人間は2人しか登場しない、
不条理舞台劇のような、密室心理ホラーのような話です。
なかなかグロ要素も多いので、かなり人を選ぶ内容だと思う。

シャイニングとクトゥルー神話とラッコ鍋回を足して割った感じ。

「ウィッチ」のロバート・エガース監督だと後で知りましたが
ああ〜〜、ハイハイハイハイ、と大納得でした。
脚本は兄弟のマックスとの共著だそう。

公式サイトに、モチーフや構図イメージの元が書いてありますが
Sascha Schneiderの「Hypnosis」は以前ネットで見たことがあって、
この構図知ってる…と思って検索しまくっても出てこなかったので助かった。

全編にわたり白黒で、画は正方形に近い比率です。

作中にあった、苦手な人の多い表現箇条書き(展開ばれなので反転します)

・嘔吐
・排尿
・自慰
・糞尿のようなものが映ります
・異種姦
・動物惨殺シーン
・生首
・内臓を食われる人間がチラっと

ラストばれ

最後、腸を鳥につつかれてたので
パティンソンさんはプロメテウスなんだろうなとは思ったが、
デフォーさんはプロテウスなのだそうですよ。
パティンソンさん、作中で顔がきれいって2回も言われてたが
きっと大事な設定なんだな。

そういえばセイラムの名前が出てましたが、
クトゥルフとポーの世界観にギリシャ神話の神々を合わせるという今作は、
コラージュっぽい作風にますます磨きがかかっている気がする。

前半頻繁に鳴る霧笛(?)、「SIREN」の設定のように
クトゥルフてきな生物の鳴き声なのかと思ってたが違った。

泥酔シーンって役者さんによってかなり違うんですが
パティンソンさんの泥酔演技は個性的だった。
むかしの灯油って飲んでも大丈夫なうえに酔えたの?





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2021/07/13(火)

ドラマかんそう
世にも奇妙な物語 夏の特別編 2021年

あと15秒で死ぬ
銃で撃たれた女性が、死神の計らいで
死ぬまでの15秒間を自由に動くという話。
推理、トリック、だまし合いありで今回一番面白かったです。
JOJOみがあった。

三途の川アウトレットパーク
人間に転生できるがお金がなく買い物できない人、
お金はあるが人間に転生できない人、
基準がイマイチよく分からないうえに
人間に転生できる権利を売却することができるなど、
システムがガバガバではないかと思いました。

デジャヴ
誕生日の日に殺される少女がその1日を繰り返す話。
陰鬱であまり面白くない「ハッピー・デス・デイ」…。

成る
工知能と対局する棋士が盤外戦を強いられて動揺する話。
シュールでした。オチは弱め。








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2021/07/14(水)

映画かんそう
「東京リベンジャーズ」

コミック「東京卍リベンジャーズ」の映画化。
負け犬の人生を送っていたフリーター男性が、
むかし付き合っていた女性の死を知り、
過去の時間に戻れる自分の能力に気付き、
ヤンキーだった自分がグループ抗争を変えることで
未来を改変しようとするという
「High&LOW」と「僕だけがいない街」を足して割ったような話
(洋画的に言うと和製「バタフライ・エフェクト」=
過去改変の力で幼馴染みの女性の死を変えようとするが
頑張れば頑張るほどどうしようもなくなる2004年アメリカ映画)。

原作は連載中ですが、映画は4巻までの内容を、
ものすごくうまく、完結っぽくまとめています。
主人公のタケミチくんは腕っぷしは弱いけど、
友達思いで義侠心の強い優しい性格です。
そんなタケミチくんに、誰もが恐れるリーダーや実力者が惚れこんで、
「お前、今日から俺のダチな!」と宣言し、
周囲から一目置かれます。
ってこれヤンキーのドリやないかーい!
男も女も結局はみんなドリ大好きやないかーい!

暴力多めの青春映画なので、
好みに合わせて見たり見なかったりするといいと思います。
暴力表現は「High&LOW」より現実のヤンキーっぽく、陰惨度が少し上る。

内容ばれ

過失で手をつないでしまうシーン、とても良かった。
あと、さりげなく脱臭してあって、今風になってた。
性暴行のくだりとかなくなってたし。

原作マイキーは妖精さんのようにちょこんとした子だったので
映画で1.5倍くらいのサイズになって、オ、オウ?という感じがしました。
普通に強そうだ。
サイズ比を合わせるため、ドラケン役山田さんは上げ底靴を履いたらしいが、
アクションシーンは大丈夫だったろうか。
それと映画版ではあまり活躍しなかったが、稀咲くん随分とまあムチムチになって。




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2021/07/15(木)

毎年恒例のお化け屋敷、
今年は五味さんプロデュースの、
「ゆびきりの家」リバイバルがあったので行ってきました。
お化け屋敷の感染症対策がどんなものか、
ちょっと見てみたかったんですが、
チケット発券前に手指の消毒、入場前にビニル手袋装着、
叫ぶ生身のおばけさんが出るところには透明アクリル板が
張ってありました。
あと暗くてしっかり確認できなかったのですが、
叫ばない生身のおばけさんは、
着色したマスクをしておられたような?
今回はさすがに待ち時間ゼロ、行列なし。
関西在住のお化け屋敷好きで経済的に余裕のある
ワクチン済みの人は、どうかひらパーに行ってあげてください…。
(といっても、そんな条件の人すくないだろうな)
開場してすぐなら本当に人がいないので!
お化け屋敷文化が滅んでしまう…。

2012年以来の再会なので
「オッスひさしぶり!あやこ(霊の名前)!」くらいの気持ちでしたが、
前を歩いていたらしきグループが途中退場するのを見てしまいました。
貴重な体験です。
スタッフさんが前方から歩いてきたので、
またもやスタッフONLYの部屋に
間違って入ってしまったかと思った(前科あり)。

今回は過去最高と言ってもいいくらい照明が暗くて、
家屋の小道具を破壊してないか不安になる程あちこちぶつかりました。
予算的な都合で、細部に凝れなかったのではないかとか推理しました
あとぶら下がっている呪いで死んだ人の人形たち、
なんか見覚えのある顔が何体かある気がしてきた…。
きみ、呪い指輪の家や、呪い着ぐるみギギにも出てなかった?

布団で寝ているあやことまたもや指切りしましたが、
そこから結構長かった。まえはここがラストじゃなかったっけ?
なにしろ9年前のことなので記憶がウロですが
あやこが元気そうでよかった。




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2021/07/16(金)

漫画かんそう
「作りたい女と食べたい女」1巻
ゆざき さかおみ さん

料理を作るのが大好きな女性と、
おなじフロアに住む、たくさん食べる女性が出会って
仲良くなっていく漫画です。
一緒に餃子を焼いたり、焼きおにぎりを食べたり、
バケツブリンを食べたりします。
今後はおそらく恋愛関係になってゆく筈。

「食とフェミニズム」がこの漫画のテーマだなと思ったわけですが、
ありそうでない切り口なので続きも楽しみです。
たとえば料理好きの野本さんは、趣味をすぐに
結婚に結び付けられることに不満を持っていますし、
食べるのが好きな春日さんは同じ金額を払っているのに
女性ということで少な目に盛られてしまうことに不満を持っていました。
SNSで1話が発表された時点で、
そこが合わないという人もチラホラ見かけました。

現在最新話の12話、親類一同が集まった時に、
女性は全員炊事仕事をしているのに男性は食事をしていることに
疑問を持つ春日さんの過去の話とか、たぶん21世紀現在でも
日本では共感する女性がまだまだ多いと思います。
(はらこ飯がとてもおいしそうだったので食べた)
(めっちゃおいしかったですよ!)



恋愛でも友情でも人と人が段々仲良くなっていくのは
見ていて嬉しいものです。
あと百合というと細身で若くて奇麗な女性同士か、
もしくは片方がボーイッシュ細身のパターンを多く見かけますが
春日さんはガッチリ体型なのがなんかよかった。
それでいて別に男性の役割を負っている訳ではなく、
グイグイ行ってるのは、どっちかといえば野本さん。
早く進展してほしいような、ゆっくり育んでほしいような関係です。






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2021/07/17(土)

色々感想

逃げ上手の若君(ジャンプ掲載)
「解説上手の若君」コミックスにも収録されているらしいですが
毎回面白くて読みふけってしまいます。
スピリチュアルなものは当時圧倒的にリアルで重要だったそうですが
リアリストも現れ始めたそうで、鎌倉時代に逆張り冷笑系がいて
文献にも残ってるって、歴史あるんだなーという感じです。

舞妓さんちのまかないさん(サンデー掲載)
つらいときに、キヨちゃんが好きな料理を
特別に作ってくれたから乗り切れたという話ですが、
麻婆豆腐を1人分作ってくれるのは並々ならぬ愛情ですよね…。
おそらくレトルトではないだろうし…というかこの漫画に
レトルトやインスタントてきななにかって出てきたっけ。

冷凍食品もレトルトも、おいしいやつはおいしいですけどね。

NIGHT HEAD2041(アニメ)
飯田譲治さんが脚本、近未来設定でアニメ化と聞いて視聴。
小野さんと櫻井さん、声優さんも豪華だ。

物理至上主義の社会で、超能力などは禁忌の存在という設定のようです。









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2021/07/18(日)

映画かんそう
「プロミシング・ヤング・ウーマン」

成績優秀な医学生だったカサンドラは、
しかし大学を中退し、今では夜ごとクラブで泥酔したふりをして
一夜の性行為を狙って近付いてくる男性を罵倒する毎日を繰り返していた。
彼女の行動は、幼馴染で親友の、同じく医大生のニーナが
泥酔状態で同級生の男子学生に性暴行を受け
周囲に訴えるも取り合ってもらえず自殺したという過去が影響していた。
というあらすじ。

親友を失って心と人生が壊れてしまったヒロインの苛烈な復讐話、
かつ女性の怒りの物語なので、男性の鑑賞は注意が必要。
少なくとも「若い女の子が無理やり乱暴されるエッチなシーンがあるかも…!」とか
そういう目的では行かないほうが良い(性暴行シーンはありません)。
同様の体験をしているかたのフラッシュバックは注意が必要です。

アカデミー賞脚本賞受賞。
エメラルド・フェネル監督は35歳。すごい。
(アリ・アスター監督も35歳)
タイトルは、性犯罪事件を起こしたエリート白人青年を庇うときの常套句
「前途ある青年の未来を、一時の過ちで潰すのは忍びない」
(プロミシング・ヤング・マン)の対称。
監督によれば特に意識した皮肉ではなかったそうですが。

意外に男性客が多く、半数近かったので大丈夫なのか心配になった。

ラストまでバレ

お持ち帰り男を殺してるんだと思ってたので、
むしろ脅すだけは危なくないかと思った。
監督は男優たちに「ラブコメだと思って演じてくれ」とオーダーしたそうだ。
女性にとってはラブでもコメディでもなくHELLなのだが、
まあそう、男性たちにとっては暴力や犯罪や、そういうネガティブな行為ではなく
ラブコメ、ラッキースケベといった明るい感覚なのだろう。

中盤、もしかして復讐が終わった後で
ライアンに救われるパターンかなと思ったんですけども
(男性の復讐ものには、彼をそっと見守る女性が出てくるのであれの逆転版かと)
そんな甘い話で脚本賞が取れる訳なかった。
彼のあの、あんなに愛していた女性を罵倒する変わり身の早さ。
即座に「君は清廉潔白なのか」って言える攻撃性。
まあ彼にもきっと言い分はあるでしょう。
勝ち組ホモソーシャルに歯向かうものはギタギタにされるとか、
自分の恋人や妻や娘は守り通すとかそういう。

話はそれますが現在2021年、東京オリンピック・パラリンピック大会の
開会式で音楽を担当する方が1994年の雑誌で、
学生時代にハンディキャップを持つ生徒をいじめていたことを
武勇伝的に語っていた記事が掘り起こされ、国内外から非難を受けています。
彼を擁護する人がまさにその「じゃあ清廉潔白な人っていますか?」って
発言をなさったのですが、
普通の人は暴力をもって他人に糞便を食わせたりしないし、
意識のほぼない人間と性行為しない(これは心の中でしたいと考える人はいるかもだが)。
「これくらい普通だよね」の、「これくらい」の内容は
属するコミュニティや階層、年代、地域でかなり違うので、
うかつなことは言わないほうがいい。
(あと追い詰められた加害者の命を奪ってもいいのかという人がいますが
どうせ自殺した被害者の数を上回ることはないでしょう。
それでトータルの自殺者数が減るのならオッケーでは?)

怒りや恨みを昇華、忘却する事こそがハッピーエンドである、とりわけ女性は。
と私たちはフィクションで刷り込まれている訳ですが、
私は全然そうは思わないので、こういうラストは好きです。
復讐は必ずしも故人のためにするものではないし、
一度壊れた人生は元には戻らないのです。

手錠は両方外れてしまうと腕力差で取り押さえられて警察を呼ばれてしまうので
片方だけ外れる必要があったのでしょうね。
ライアンも言っていたように、カサンドラはとても頭のいい女性だったわけです。







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2021/07/19(月)

今週24日に(22日のものもあり)、
東京・名古屋・京都・札幌で「世界同時デモ」という名称の
ノーマスク集会が予定されているようで、
電車の車両ジャックを呼び掛けている例も見かけましたので
(ノーマスクの人間だけで1車両を占領しよう、という)
該当地域のお出かけのご予定のかたはご注意ください。
まあ、何件かはイタズラかもしれませんし、
鉄道会社や警察が対処するかもですが、警戒するに越したことはないので。

しかしSNS、情報の把握についてはやはり強いというか
私は現在ワクチン1回接種済みで2回目待ちなのですが
そもそも6月末頃にワクチンの供給が滞りそうだという情報が回り、
予定では勤め先の職域接種で7月の中旬接種予定でしたが
これはどうも雲行きが怪しいな…?と思って、
同じくSNSで「厚生労働省のワクチンナビを使えば、
かかりつけ医でなくても、接種券がなくとも打ってくれる医院が見つかる」
という情報を見かけ、探していたところに
職場から、「ワクチン供給できなくなったという通知が突然国から来たので
接種は延期にします。ありえひん!」というお知らせがきて
即座に個人予約に切り替えました。
個人予約もキャンセルになるのでは?と覚悟してましたが
なんとか打ってもらえました。良かった。
これ、SNSをやっていなくて、職域接種もなければ、
おそらく私の年代は秋接種とかですからね…危なかったです。

夏にワクチン供給がガタンと落ちるというのは
5月初め頃に分かっていたらしいのですが
特に発表や報道はされず、
おそらく五輪反対運動を警戒しての事ではないかと言われていますが、
緊急事態の際は、情報源が複数あったほうがいいなと思いました。
(報道自由度ランキング、日本は2021年版で71位なので…)









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2021/07/20(火)

映画かんそう
「SEOBOK/ソボク」

「君か、世界か」というキャッチコピーに惹かれて見に行きました。
永遠の命を持つ実験体の少年と、
脳腫瘍で余命わずかな護衛の中年男の逃避行です。
抒情的な話だとばかり思っていましたが、
少年は永遠の命のついでにサイキック能力も持っていたので
(なんでそうなるの!?)一気に見慣れた世界でした。
X-MENアジア編という感じだった…。
いや、抒情もありましたよ!ありましたが、実家のような安心感もあった。

ラストばれ

韓国映画名物、内部告発者。
2人でうまくやって逃げ切るペアもいるけれど、
この映画ではそうならず。

永遠の命を持ち、他の人間も病死から解き放てるIPS細胞を持つソボク。
でもアメリ力からの研究中止要請理由が
「人間が死から解放されたら欲望が暴走する」
ってそんなふんわりしたデータも何もない…
しかも聞き入れちゃうのかよ!
国家機関だろう! しっかりしろ!
キリスト教国家から壮絶なバッシングがありますよ…
って言われたほうが、まだ現実味があるのでは?

世界のことよくわからないソボクがカラフルな服や
インスタントラーメンやマジックテープにご執心なシーンは好きです。
出前未体験のアン神父を思い出す(ディヴァイン・フューリ)。

最初から最後までずっと怒ってた上司くんは小者感がすごかった。
なんで弾薬で金属飛ばす系武器に固執するの。
ガスでいいでしょ!
それでおじさんはソボクと安定剤を持ち逃げしてハッピーエンドでいいでしょ!

ソボクの名は始皇帝に不老不死の霊薬探しを命じられた徐福からなのだそう。
おおむかし何かの漫画に出てきたときは「じょふく」ってルビが打たれてた。






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2021/07/21(水)

ドラマかんそう
「LOKI」4〜6話(全6話)

TVAの黒幕を追って、とうとう2人はたどり着きます。
5話は色々なロキが集結します。

ラストまでバレ

兄うえを殺したロキちゃんや、ワニのロキちゃん、
それとサノスに追いつかれたとき、
魔法でうまいこと1人だけ逃げちゃったロキちゃん。
このロキはおじいちゃんになるまで1人でずっと隠れてるんだけど
「実は兄上が恋しくなった。兄上も同じか気になった」
って言って出て来ちゃうんですよ。切ない。
彼と対のあにうえは、まだ弟が死んだと思って暮らしてるんですよ
(って思ったけど、分岐世界は潰されちゃうから存在しないかな?)

ドラマがシーズン2に続くので、
まったく何も解決しないまま終わるのですが
(むしろ印象としては5話が盛り上がり最高潮で最終話みたいだった)
なんか…もしかしてこのドラマはシルヴィが主人公なんです…?
ロキは王子様というか…棒!?
ロキファンの人は推しがほかの受の棒にされる経験って少なそうだから、
大丈夫かしら。

あとなんかこのドラマのラスボス
「ボクチンはサノスなんかも簡単に操作できちゃうからね」って
自分でぺらぺら説明しちゃうの、すごい小者感でした。

女体化したロキもロキである以上、したたかで捻くれていて、
トリックスターであってほしかった…。
ぶっちゃけるとあんな、
ハーレクインロマンスのヒロインみたいな女体化ロキはみたくなかった。



まあ私の推しは金髪碧眼の高身長マッチョで地位もあるので棒人気は高いですが、それでも慣れずにいちいち立
腹するくらい不愉快ですからね棒扱い。








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2021/07/22(木)

映画かんそう
「竜とそばかすの姫」

細田守監督、原作なしのオリジナル6作目の長編アニメ映画。

子供のころのある事故が原因で、
大好きだった歌が歌えなくなってしまった女子高生のヒロインは、
友人の誘いで大規模なSNSに登録するが、
そこでなら歌声が出せると気付いた彼女は歌い、
その非凡な歌声はヒロインを、世界レベルの有名な歌姫へと押し上げる。
初の仮想空間コンサートは、しかし1人の侵入者によって妨害される。
彼は粗暴な振る舞いが問題視されている「竜」というアバターだった…というあらすじ。

監督十八番の仮想空間の話です。
オリジナル6作品の中では「サマーウォーズ」の次くらいに好きかな…。
細田監督作品のヒロインに、やっと人格のある女友達が。
あとそのお友達、めちゃ毒舌なんですが可愛く描かれてる。

都会ではない僻地に生まれ、自分を地味で不器用だと思っている少女たちにとって
仮想空間の中で変身し、世界中の人々に関心を持たれ愛されるというのは、
キラキラと輝く物語なのではないかと想像する。

歌が良いです。邦画アニメにおいて、歌はやっぱり正義。
ヒロインのアバターであるベルの表情や衣装や動き、個性的だけど美しい。
それと美女と野獣がモチーフになっているのですが、
妙にディズニーっぽいな?と思ったら
CGキャラクターデザインがディズニーで20年ほど仕事をしていた人だった。

ラストばれ

当たった映画の要素を抽出して、すごい打ちにきてらっしゃる。
ただ、多くの人が指摘していますが、我が子を虐待する中年男性に
女子高生を1人で会いに行かせる中年女性たちは完全にやばい。

理屈としては分かるんです。
雨の中を走って転倒するヒロインを描きたい。
1人で立ち向かうという大きな前進を描きたい。
1人で来てくれた、1人で立ちはだかってくれたというインパクトが必要。
そこを変えると次々変更を余儀なくされるのは分かる。

もうそれだったら、大人を出さない選択をすべきだったかも。
高校生だけでお金を出し合って、1人分のバスチケットを買って、
しのぶくんが行こうとするけど無理にヒロインがチケット奪うとか。
(もしかして車がないとバス乗り場までたどり着けないのかもだけど)

そういえば破壊された女性の絵を見たときは
「ハハーン、野獣の正体はお父さんだな。
仮想空間なら素直に労わり合えるというやつだな。
クリオネはお母さんの遺骨から違法に作ったアバターだな。
最後野獣に「お父さんを返して」って言うやつだな」
って思ったんですけど、全然違ってショックでした(笑)。

ヒロちゃんめちゃかわいい。カミシンが染谷将太さんて全然気づかなかった。巧かった。
ルカちゃんもいい子でよかった。女子高生たちの水面下の争いを
ウォーシミュレーションで表現するやつとかああいうのは好きです。
しかし監督、なにげにネット一般大衆への信頼がどんどん欠けて
イメージがじわじわ黒いものに変わりつつあるような…。










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2021/07/23(金)

ドラマかんそう
「禍話」

「禍話」 初映像化、地上波放映。
わー、なかなか良かったです(ホラー的に)。
予算の関係であまり派手な怪奇現象やメーキャップが
出てこないのがむしろ良かった。
人が突然正気を失った動きをするのって怖いし、
会話が微妙にかみ合ってないのも怖い。
おそらく防衛本能によるものなのでしょう。

下記で7月25日まで限定で配信なさっているようです。

https://gyao.yahoo.co.jp/episode/60e7ea08-2290-4f4f-a722-5cfea10d451d









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2021/07/24(土)

色々感想

絶チル(サンデー掲載)最終回
先週書きそびれたのですが、良い最終回でした。
「最終回発情期」(銀魂語)も到来せず、
みんな真面目に自分の進路について考えて
似合った道を選択し、
皆本さんは年齢差について詰められる限り詰められまくった(笑)。
椎名先生16年お疲れ様でした!

双亡亭壊すべし(サンデー掲載)最終回
途中、不幸な女萌えがきつすぎて半分リタイア状態でしたが
一番不幸だったお姉ちゃんが、
バック・トゥ・ザ・フューチャー的に死なずに済んで、
不倫男も奥さんと別れたよ!とか言ってたので
フーンと思いました。
藤田先生お疲れさまでした。


戦隊とライダー合同回
ヨホホイさんが戦隊世界に行って
「なんで踊るんですか」という突っこみを受けながら
踊っていた。
あとサーベラの中の人はマジーヌガチ恋勢と
最近教えてもらったばかりなので、よかったねえと思いました。
でもマジーヌは先週ヨホホイさんの妹ともフラグを立てていたので
すごい無自覚スケコマシみたいになってるよマジーヌ!?

シェフは名探偵
2つの事件を同時に解決する回でしたが、
レストランのテーブルって1つ1つが個室みたいな認識なので
シーン転換がスムーズですね。
妊婦さんに生肉はだめってついつい忘れがちだから気を付けよう…。

「ルックバック」藤本タツキさん
https://shonenjumpplus.com/episode/3269754496401369355
8月18日まで無料公開。

小学生の時に運命の出会いをした少女2人の話です
夜中に発表されて、結構WEBが激震しました。
(ショックを受けた方もいらっしゃるので注意)

ラストまでばれ
お話と作画がベストマッチで、どちらも無数の技術によって成り立っています。
手前のスケッチブックをなめた、奥の京本の部屋のドアのショット、
ほんの少し歪んでいて藤野の心理が伝わってくる。
雨のなか踊る藤野の躍動感、濡れたランドセルと水滴が手前にあって、
作画に没頭する藤野のショットの静かさ、
あとタツキ先生は調子こいた人を描くのが本当に上手くていらっしゃる。
あの、唇を尖らせた表情。
飛浩隆先生がおっしゃっていたが、効果音が使用されたのは2回だけ。
一度目は京本が藤野に聞かれた物音、
2つめは終盤に藤野が京本の家のチャイムを鳴らした音だ
(序盤のチャイムは押す瞬間の描写がない)。
それとネットで指摘されていたのを拝見したが、
京本が藤野から離れて美術を学ぶと決めたシーンとその後は、
背景である自然物が人物より手前に描かれている。
あと人物の顔の向きや、光と影の使い方、これらの細々とした技術、
タツキ先生が自覚的に使っておられなかったら、怖いなと思った。
ラストは、人知を超えた力で現実が変わったりしないところが好きです。
でも変わったように錯覚する。
私が今も漫画を描いていたら、写経しただろうなと思います。
コンテが完璧すぎる。もちろん唯一無二の完璧ではないが、
完璧を目指す者にとっては、先輩が切り開いてくれた最短ルートだ。

ネット上では午前中は圧倒的に絶賛意見が多かったが
午後になると様子が変わってきて、
京都アニメーション放火事件を描くなら注意書きが必要だという主張が増えてきた。
あの事件をこんな風に綺麗に昇華するのは許されない、
あと犯人をモンスターに描いていて差別を助長している、
作者は男性なのに少女の漫画家志望者を描くのはジェンダーの簒奪である、
という意見もあった。

下記は「ルックバック」非難に対して、私が「そうか…?」
と思った反論なので興味のある人だけどうぞ。

まず作品が発表されたのが事件のあった日の翌日だった。
そしておそらくタイトルの元になったoasisの曲の「Don't Look Back in Anger」は
テロ犠牲者の追悼で歌われることが多い。
そして犯人の男の独り言
「ちげーよ!俺のだろ!?元々オレのをパクったんだったろ!?
ほらな!お前じゃん やっぱなあ!?」
が事件を想起させる。というのが放火事件を描いているという根拠のようだ。

しかし犯行の手段は放火ではないし、凶器はツルハシだ。都道府県も違うし、
場所も学校で、会社ではない。死者の数も違う。事件の起きたのは作中では1月。
意図的に1つの事件に似ないよう色々な大量殺人と混ぜてあると思う。
そして残酷表現があるかと言えばない。
チェンソーマンだったら脳みそ出てたと思うけど、血の1滴も流れない。
ただニュースで事件のあらましが流れるだけだ。
殺人者の男にしても、恐怖を与えるメジャーな記号は特に使われていない。
血走った目や剥きだした歯、血しぶきなどは。それでも恐ろしいし
ショックを受ける人がいるのは分かる。これは作画能力です。
統合失調症への差別を助長するという意見に関してはそうなのかもしれない。
空手と紐付けるために死をもたらすのは人間である必要があるのだが、
犯人側の描写を絡めるとすると根本的に違う話になると思う。
それと作中にポスターが貼られていることからも分かる通りこの漫画は全体的に
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」のオマージュである。
(下記2行、ねたばれ)
あの作品でチャールズ・マンソンが丁寧に扱われていたかというと、
そうでもないように私は思う。

パクリ云々というセリフは、タツキ先生も昨年SNS上で
「チェンソーマンは俺の投稿作品をパクったものだ」という謎の主張を受けていて
その人物は放火事件を引き合いに出して、あんな事件を繰り返してはいけないと
脅迫ともとれる発言をしています。

注意書きが必要だとすれば「なんでも許せる人むけ」くらいだろうか。

ジェンダーの簒奪というのは、正直よく分からない。
「土佐日記」あたりからすべて許せないということだろうか。
我々オタク女性が男性に仮託してBLを描くのは、弱者だからOK…?
そして「チェンソーマン」よりもっと前から、
タツキ先生のSNS人格は、タツキ先生の妹という設定の女の子だが、
それも許されない…?










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2021/07/25(日)

映画かんそう
「とびだせ!ならせ! PUI PUI モルカー」

見里朝希監督。
朝に放映されていた子供向けのストップモーションアニメ
「PUI PUI モルカー」が異例の人気につき
1回2分30秒ほどの作品が特に追加シーンなどもなく12回分、
30分ほどの一挙上映をしました。

「PUI PUI モルカー」はモルモットが車になっている世界で、
かわいらしいモルカーたちが、様々な冒険をするという内容で、
ものすごくかわいい顔でかわいい動作をするモルカーたちと
案外ブラックで皮肉の効いた展開のミスマッチが楽しく、
私も出先で配信をモバイルで繰り返し見過ぎて、
人生初めての通信制限を食らってしまうほどでした。
アクション映画やホラー映画や恋愛ミュージカル、SF、
様々なパロディを織り交ぜつつ、
監督インタビューによると6秒以内に展開するよう心掛けたらしい超スピードのお話、
これを幼児期に見た子はラッキーだなあなどと思いました。

さて、「ならせ!」とタイトルにありますが、
これは入場特典のプイプイボール、押すと「プイッ」と鳴きます。
これを上映中いいタイミングで鳴らしながら鑑賞します。
プリキュアのミラクルライトのように子供限定配布かと思っていたら
大人の私も入場の際に頂いてしまって、しかも推しのシロモちゃんだったので、
俄然テンションが上がりました。
映画予告が終わって劇場が真っ暗になった途端
「プイプイ!」「プイ!」「プイプイプイプイ!」「プイー!プイー!」
圧倒的多数が鳴き始め、モルカーたちと一緒に映画を見ているようでちょっと笑いました。
ほかの皆さんも笑っていて、すごい一体感があった。

あと各回平均10回くらい見ているので、シナリオを丸暗記していると言っても過言ではなく、
どこでプイプイ鳴いたらいいかは様子を見なくても分かりました。
楽しかったー!プイプイボールは初日で無くなった劇場もあるらしいので
下調べの上でどうぞ。
期間限定公開、特別料金1000円です。










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2021/07/26(月)

さくらんぼをたくさんいただいたので、
4分の1ほどを白ワイン煮にしてみました。
無糖の炭酸で割ったりするとさくらんぼの味と
少し葡萄の風味が感じられる、
冷たくておしゃれな飲み物になりました。








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2021/07/27(火)

映画かんそう
「唐人街探偵 東京MISSION」

トニー・ジャーが出ているのを見落としていて、
滑り込みで見に行ったシリーズ3作目。
日本が舞台のエンタテインメント・ミステリーなのですが
そりゃあもう勢いと予算があって華やかだった。
渋谷のスクランブル交差点を、1億円で栃木に作っちゃったりとか!

最近「モータルコンバット」で見掛けた浅野さんが出てらっしゃったが、
目は光ってなかった。
トニー・ジャーのアクションはコメディ調が多かったけど
某アニメキャラクターに扮する女装が見られました…。
結構すごい嘔吐シーンがあるので注意。

探偵アプリのランキングがあって、
常に世界1位に君臨する謎の探偵Qと、
2位を争うライバル同士、主人公と東京の妻夫木さん。
今回は東京で起こった密室殺人の謎を解くべく、
妻夫木さんの要請で日本にきた主人公だが…というあらすじ。

妻夫木さんは、謎めいていてポジティブで
なんならちょっと主人公より目立つくらいのとってもいい役。
染谷将太さんは10分ほどキレキレサイコパス演技をして去る、
ブラックジャック的役者さんになりつつあるような。
主人公の血縁のおじさんのコメディシーンは少々くどいかな?という気はしたが
これ邦画だったらたぶん竹中直人さんだったろうなと思いました。

内容ばれ

多くの探偵にランクが付けられ、順位争いをしているところなど、
むかし講談社であったJDCシリーズとかを思い出した。

和風建築の密室って、密室性が薄いのであまりときめかないのですが、
(私が大むかし見た密室で、犯人がふすまに穴をあけて脱出し、
外側だけを補修し、内側は皆が死体に気を取られているうちに貼り直した…
というものがあった。そこまで気をとられるものだろうか)
最後、花火を眺める探偵たちが中国、タイ、日本の探偵なので、
「祖先の霊を慰めているんだ」ですぐに納得するのは、
仏教国ならではの相互理解ですね。
(あれが隅田川花火大会なら、起源は諸説あるようですが)

一点、不幸な美人母娘萌えなのは分かるんですけど、
蕎麦1杯のために母はゴロツキに身を任せって、
レートのおかしさは気になった。普通に売春した場合の収入はお幾らの計算?
あとケーキ1つ盗んだだけで投獄されて獄死って、何世紀の話なん…。

次の舞台はどこらへんですかね。
景気いい映画をどんどん撮っていただきたいです。







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2021/07/28(水)

ミッフィーのサンドイッチを作りました。
きゅうりのサンドイッチと、厚焼き玉子のサンドイッチです。
おいしかったです。
マスタードマヨとマーガリンをたっぷり塗れば、
たとえ画用紙を挟んでもおいしい気はするけど。

ミッフィーの形は耳が脆弱なので、
もう少し分厚いパンにするか、
きゅうりをもっと厚めに切ればよかったかな?と思いました。









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2021/07/29(木)

映画かんそう
「ふたりのJ・T・リロイ ベストセラー作家の裏の裏」

実話を元にした映画。ローラ・ダーンとクリステン・スチュワート主演。
親からの虐待と、周囲からの性搾取の経験を持つ女性が
その体験を実録小説にするが、
中年女性の実録では価値がないと彼女は考え、
若い女性に男装をさせて自分の影武者とし、
親に男娼として働かされた経験を持つ
中性的な美少年作家となる。
彼女の読みはある意味正しく、
世界の注目を浴びて映像化の話も舞い込むが…というあらすじ。

女というつまらない立場ではなく、
特別な美少年となって愛されたい…みたいな価値観は
美学とされてきましたが、
ミソジニーの一種ではないか?と見る向きもあります。

ラストばれ

天才作家の付き人である中年女(実は作家)を
周囲の人はぞんざいに扱い、美少年をほめそやすので、
影武者の女性も段々とJTリロイの人生と自分が不可分になってゆきます。
これは刃傷沙汰か?と思ったのですが、
バイの影武者女性と映画化を担当した女性監督の愛憎劇にシフトしていき、
なんとなく世間にばれて(嫉妬した夫のリークにより)終了しました。
まあきっと現実がそうだったのでしょう。

「サラ、神に背いた少年」は当時日本でも
ブームになったらしいのですが私は未読です。







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2021/07/30(金)

読書かんそう
「祝山(いわいやま)」加門 七海さん

夏なので怖い本を読みました。
ホラー作家の主人公に、以前頻繁に会っていたが
今は疎遠になった知人からのメールが届く。
彼女は仕事仲間と一緒にホラースポットに肝試しに行き、
それ以来おかしなことが起こるので相談に乗ってほしいと頼んでくる。
というあらすじ。
加門さんの体験が元になっているので
結局どういう怪異だったのかとか、
その怪異をどうにかするラストとか、
エンタテインメントっぽい起承転結はないので、
そのあたりで評価が割れているようです。

内容ばれ

私はとくに怖くはありませんでしたが、
主人公の知人が断りもなく第三者にメールアドレスを教えたため、
変な画像が送られてきたので、
それとなく注意したら、2千字ほどの支離滅裂な返事が来たところは
妙にディティールが細かく、ぞわっとしました。
いかにもありそう。

調べたら同名の山の伝説はけっこう日本各地にあるようで、
画像検索してみたが、似てるかなあ……???という感じの形。






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2021/07/31(土)

色々感想

波よ聞いてくれ(アフタヌーン掲載)
瑞穂ちゃんが、走行中の車からためらわず飛び出せるような
異様に度胸のある女性であることが分かった。

シェフは名探偵
シチリアのアガタ、美貌ゆえにローマの執政官に言い寄られ、
拒否したら拷問されて乳房を切られ、
絵画では乳房を盆に載せた姿で描かれるが、
その乳房がパンに見えるため、パンの守護聖人とされる…って
もう何に驚けばいいのか分からない。
確か拷問で歯を全部抜かれて、歯の守護聖人になった女性もいたけども
加虐萌えと確実につながっていると思う。

ブリオッシュ サン ジュニ
https://salutmidi.exblog.jp/15950739/
ていうかカニバねただよね!?

元ラーメンズの小林賢太郎さんが先日大炎上をして
オリンピック開会式監督を解任された件をずっと考えています。
23年前のコントに「ユダヤ人大量虐殺ごっこ」
というセリフがあったからなのですが、
これ、お笑いユニットのトークの要領で笑いをとったと
大勢の人は理解なさっているようですが、
ラーメンズのスタイルとして、彼等は必ず架空の人物を演じており、
このセリフのあったコントでは、
彼等はセンスのヤバいゴン太くんとのっぽさんというキャラクターで、
企画としてプロデューサーに打診して、
そんなものが放映できるかとダメだしされたのが
件の「ユダヤ人大量虐殺ごっこ」というタイトルです。
そんな企画が通るわけないのを客は笑っているのであって、
虐殺を笑っているわけではありません。当たり前です。
さすがに現在このコントを再演するのは問題あるでしょうけれど、
23年前なら問題はなかったし、
現在その発言の責任を取らされるのはあまりにも厳しいのでは?と
私は今でもそう思ってます。
小林さんが非を認めた以上は何を言っても蛇足ですが。

「プロデューサーズ」という名作ミュージカルがあります。
この劇中劇に、ナチスの信奉者が書いた脚本を上演するくだりがあります。
ナチスの信奉者の書いた話なので、総統を賛美するセリフもあります。
ただ、内容がトンチキなので私たちも客も面白がるというコメディなのですが、
台詞だけ抜き出すならこれもアウトです。
しかしこうしてダメ出しを続けていくうちに恐ろしい存在や、悲しすぎる出来事に対して
笑いや皮肉で対抗するという手段が使えなくなってしまうように思います。
まあ私がスポーツにまったく興味ないように、
笑いに対してまったく興味のない人もいらっしゃるでしょうから、
そういう人にとっては問題ないのかもしれませんけども。

そしてこの件を、JOCではなく、突然サイモンウィーゼンタールセンターへ通報した
中山泰秀副防衛大臣ですが、今年の5月にイスラエルがパレスチナ自治区を爆撃した際に
両国に対して中立である政府の姿勢を無視して突然
「私達の心はイスラエルと共にあります」とツイートした結構なぞの人物です。
(なぞというか、副防衛大臣をしていただくにはちょっと危険な人物のような?)
あとわざとなのかうっかりなのか、
小林さんを、ホロコーストをジョークのねたにして、
ハンディキャップを持つ人をいじめる人物であると告発しています。
それは別の人です。
この件でメッセージをくださったかた、ありがとうございました。
なんとなく私の存じ上げているかたのような気がします(笑)


イスラエル新聞で、ユダヤ人記者が、小林賢太郎氏の解任撤回を求む。
過剰な《キャンセル・カルチャー》に警鐘。
https://note.com/noyamaayon/n/n252298da0797

発売中止となった開会式公式プログラムが拡散?
東京オリンピック《ピクトグラム誕生秘話》と《予算5分の1削減で10億の真相》
https://note.com/noyamaayon/n/n98c35152ebb3

開会式、見ませんでしたが、どこからどう見ても小林さんのポツネンだったそうですね。
いつか気にならなくなったら見てみたいです。
それにしても国民の7割が反対し、感染症の専門家が数字を示して中止を提言し、
40万越えの署名が集まっても強行されるのだからびっくりする。
むしろどうなったら止まるのか知りたい。一揆?打ちこわし?





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