6月日記

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2021/06/01(火)

映画かんそう
「スキャンダル」

FOXニュースの創立者がCEOの立場を悪用し、
女性社員に対して性暴行、セクハラを行ってきた件で告発された
2016年の事件を映画化。
実在の女性キャスター2名をシャーリーズ・セロンとニコール・キッドマンが、
架空の若いキャスターをマーゴット・ロビーが演じます。
大筋は事実そのままで特にケレン味のある演出はされないので
ショッキングな題材にもかかわらず、少し地味な印象。

ロジャー・エイルズのこの件が2016年で、
ハーヴェイ・ワインスタインの件が2017年、そういう流れだったのでしょう。

内容ばれ

正直この手の犯罪は昔から行われてきて、
偉くなったから俺もいよいよやるぞ!って感じだったんでしょうけど、残念でした。
FOXが被害女性の一人グレッチェンに支払ったお金が約20億円!
まあ、弁護士さんたちも慈善事業ではないので、
相当な金額を弁護料としてもっていったでしょうけど、
でもそうだとしてもスッキリしますね。
大企業は社会の模範たれという価値観は素晴らしいです。
今後もお金になりそうな弱者にはどんどん加勢してあげてほしい。
根も葉もない捏造だ!って相手が完全否定したあとに
証拠映像を出すやり方はエグくて最高でした。

連帯を示す女性がいる一方で、率先してエイルズを応援して
Tシャツを作ったりしている女性もいるの、印象的でした。
そう、正しさよりも親しさを、あるいは恒常性を優先する女性も多い。
残念ながら。

ケイト・マッキノンさんはオーバーな演技の役が多い気がしてましたが
こういう、抑えた役柄もよいですね。

metoo運動もポリコレも、前世からの宿敵なのか?ってくらい憎んでる人がいますが、
そんなに不平等な社会に生きたいんだろうか?
ある日突然お金持ちの飲酒運転の車にはねられて
重度の障害を負っても文句も言えないような?
ある日突然職場で「お前ムカつくから全裸で働け」と
経営者に言われても逆らえないような?

ところでロジャー・エイルズとハーヴェイ・ワインスタイン、見分けがつかない。
あと、この手の表面がボコボコした、体積の豊かな年配の男性は、
女性の年齢や外見をdisる一瞬、
自分の容姿については記憶を失うことができるんだろうか?
うらやましいと言えなくもない特殊能力です。









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2021/06/02(水)

映画かんそう
「ジェントルメン」

監督脚本ガイ・リッチー

英国任侠もの、あるいは英国HiGH&LOW。
肉体的暴力は少し減り、銃による暴力が少し増えた気がする。
テーマによるものか監督の加齢によるものかは分からない。
アラジンで抑えた分、ガイガイ&リッチーリッチーしています。

低所得の家からオックスフォードへ進んだ主人公は校内で大麻の売買を覚え、
それを生涯の生業と決めて大学と故郷を捨てた。
大成した彼は引退を考えていたが…というあらすじ。
相変わらず一人称小説の文章のようなスタイルです。
チャーリー・ハナム演じる腹心がすごくよくて、
冷静で計算高いが、変な人だな!?というところわくわくした。

内容ばれ

「へロインキライキライ!ギーッ!」てなってたところが好きです。
しかしいつの間に自動小銃を装備したんだろう。
椅子に座った時にはなかった…?2回見たら分かる?
いや、乱射のところ完全にジョークシーンだろうから、
そんな真面目に考えてはいけないんだろうけども。
コーチ率いるボクシングジム軍団(スポーツクラブ?)は
序盤から筆が乗りまくって、
「それ以上やったら話が2つに割れるからだめ!」って思ったんですが、
まあギリギリセーフで収まりました。
スピンオフにしても面白そうでした。あ、ドラマ化するそうですね。

スタイリッシュ小2ジョークは全部いい感じだった。
赤痢ドヴァァァァァとか、電車ブッチィィィィとか
いつものトップボトムとか、和牛とか、
コードネーム U.N.C.L.E.のポスターがスッ…と貼ってあったり。
大麻の栽培スペースの驚きの確保方法とか、とっても英国ネタだった。

ボスが唯一崇拝するワイフの描き方もクールだったが
ただ、貞操危機一髪で旦那が助けるシーンのところだけ能力下方修正されて、
そこはちょっと納得いかなかった。なんで弾数宣言しちゃうの…。

人種差別のセリフについては英国のあの階層の空気感を表現したそうなんだけども、
堂々と差別発言する英国スタイルは
ヤバくて格好いいというニュアンスに感じられたので(私は)
有色人種としてはNO。
エンタメ警察としては、あのやりとり不要なので矢張りNO。
あの場で両人ともウゼェからビンタして泣かすとかではだめだったのか…?

それ以外はなんとなく好きですね。
ところで今回出てきた英国の下層階級の人々が、
無印「キングスマン」の主人公を想起させるので、
マシュー・ヴォーン監督への何らかのメッセージ性を考えてしまいました。

ものすごい超げろがあります。注意。





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2021/06/03(木)

映画かんそう
「きみに読む物語」

2004年公開作品。
養護施設で、老いた女性に男性が物語の読み聞かせをしています。
それは大戦前のお話で、別荘で休暇を過ごす富豪のお嬢様と、
田舎の青年が出会い恋に落ちるというあらすじでした。
最初は気乗りしない様子の老女でしたが、
その悲恋へと進展しそうな男女の物語に夢中になっていきます。

過不足なくよくできたラブストーリーです。
期待を裏切らず、決めるところはビシッと決まっている。

内容ばれ

大戦前後の話で、婚約者のいる女性が真の愛に出会って
婚約を破棄する話が時々ありますが、
これなにか有名な大本があるんかしら。
婚約者のいる男性が真実の愛に出会う話はあまり思いつかないけども、
まあ当時の力関係的に女性のほうが圧倒的弱者ですから
そんな非道は許されないのでしょう。

ところで私は昔「きみに読む物語」と「愛を読むひと」を
混同して覚えてしまって今でもどちらか分からないのですが
味醂と醤油くらい違うので、みなさんはお間違えないように。





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2021/06/04(金)

映画かんそう
「ファーザー」

認知症を患った父と介護する娘を、
父の視点から描いた作品。
本作で父を演じたアンソニー・ホプキンス氏が
アカデミー主演男優賞をとりました。
見るおつもりのかたは前情報などなしにご覧になるのがよいです。
男性と女性、若い人と若くない人、
老人と接したことのない人と介護経験者で全然感想が違うと思います。
高齢者と接点がない人にはショックかも。

内容ばれですが、娘がさっき言ったことと全然違うことを話す、
知らない人が家にいる、いつの間にか自分の家でない所に居る、
私物を盗まれた気がする、突然理不尽な暴力をふるわれる。
成程、認識能力が正常に働かなくなると、
こういう世界に生きることになるんだろうなと思いました。

オチばれ

娘に捨てられる父親の悲哀を、もしかすると男性は読み取るのかもしれませんが、
アンソニーはかなり幸福な認知症患者だと思う。
自己犠牲的と言ってもいい熱心さで介護してくれる娘
(出掛けているときに父がセーターをうまく着られない件で呼び戻されて
ちゃんと戻ってきて怒らず着せてくれるんですよ)、
何の収入によるものかは分からないが裕福な経済事情、
清潔に整えられた衣服と環境、
忙しいだろうに優しくヨシヨシしてくれる綺麗な看護師さんたち。
でも高齢者の周囲の女性視線で見ると、かなりつらい。
高齢男性にありがちな男尊女卑が遠慮なくぶつけられるし、
頭が悪いとか、母親に似たとか、愛想がないとか、お前の妹はかわいかったとか、
他人に言われたなら聞き流せても肉親に言われるのはきついだろう。
あと以前地位の高かった、仕事のできた人ほど、
お前が間違ってる!お前のミスだ!お前はバカだ!ってなる気がする。

完全な時系列シャッフルではなく、現在のパリ行きの話を
過去のシーンで尋ねたりしているので、タイムラインは混乱している。
なのであまり時間特定に意味はないけど、
目印としてキッチンの壁の模様とかは分かりやすかった。

認知症がテーマのエンタテインメント映画と言えば
「手紙は憶えている」(サスペンス)ですけど、
あれの主人公はすごかったなあ…私なら
なんも分からん。なんもできん…無理…ってなってるところですよ。






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2021/06/05(土)

色々感想

呪術(ジャンプ掲載)
先週今週と、日本全国の殺伐百合好きあちまれー!という感じでしたが
作画の乱れが少々あった。心配です。

Dr.stone(ジャンプ掲載)
文明未発達世界に転生無双の物語は数多くあれど
一旦文明が無になった状態から
スペースシャトルを作る話はそう多くあるまい。
そして今後完成してしまったらどう続ければいいのか。

アンデット(ジャンプ掲載)
能力がシェンに寄りすぎていたから分配したんだな。納得。
人気投票3位安野さんが意外。

彼女の音色は生きている(チャンピオン掲載)
「私のジャンルに神がいます」の真田つづるさんが
チャンピオンに短期連載されるとのことで見てみたら
「バイオリン女の感情」だった。登場人物全員知っている気がする(笑)

コナン(サンデー掲載)
今週は読みごたえがあった。
虹彩認証に使う眼球は、持ち主が死んでも
5時間以内なら使用可能というのは知らなかった。

今回初登場の風の女神様、実写だったら
シャーリーズ・セロンさんとかがいいと思います(ぐるぐる目)。

シェフは名探偵(ドラマ)
原作未読ですが、「きのう何食べた?ミステリー編」みたいで面白かったので、
最後まで見ようと思います。西島秀俊さん仕事量すごくないですか。

他所の家のごはんを、「里芋のぬめりをとってない、レバーは生臭い、
玉ねぎは水にさらしてない、ひどい料理」ってハチャメチャdisる女子が出てきて
耳が痛かったのでウ、ウルセー!嫌なら食うな!って思いました。
しかし妻帯者と不倫してた独身女だけ説教されて、
不倫妻帯者は何も下げられずに終わったのはやや納得いかず。
奴はこのさき妻に見捨てられたり社会的に破滅したりするだろうか?
西島シェフにごみを見るような目で見られて泣いてほしい。






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2021/06/06(日)

映画かんそう
「アオラレ」

夫と離婚調停中の美容師の主人公は、
朝寝坊して大慌てで息子を学校まで送る途中、
信号が変わったのに気付かない前の車両に苛立ち、
大きくクラクションを鳴らし追い抜く。
よくある小さなトラブルに思えたが、
その運転手の男は主人公を恨み、追ってくる…という交通ホラーもの。
男は職と家庭を失っていて、いわゆる「無敵の人」状態なのですが、
夫を見限る妻全般とそれを助ける弁護士を何より憎んでいます。
演じるのはラッセル・クロウ。

最近のホラーにしては珍しく、善意のひとがドシドシ死ぬ話で
なおかつ主人公はあんまり同情できない感じで(私は)
うんまあどっちもがんばれー!って思って見てました。
息子くんはかしこくてかわいかった。

ラストまでバレ

無敵の人、昔は妻子がぶん殴られて受け皿の役目をしていたのかもですが、
もうそんな時代ではないのでね。

主人公の罪を数えるけど

・まず寝坊
・携帯にロックを掛けない。ありえない
・クラクション…は、あの状況だと仕方ないけど
・サイコクロウが最初に丁寧に謝った時にごめんって言っておけば
・襲撃を最初に巻いたあと駐車場でヒーフーせずに警察署に行っていれば
・充電器を持ち歩かない。何のための充電器なのだ

息子君の助言は全部正論。
主人公がモバイルにロックを掛けていなかったせいで、
知り合いや家族がどんどん殺されたの、
交通マナーよりむしろモバイルにロックを掛けよう啓蒙映画でした。

スタンドでサイコクロウにはね飛ばされた親切な男の人、
生きてるだろうか。めちゃいい人だったので心配です。
あと弁護士さん。1ミリも悪くない。
監督が、駄目人間が好きで、
まっとうで親切な男のことは嫌いなのは伝わってきた。

あんな大男にボカスカ殴られた直後に
「もう帰っていいですよ」って言われて車の運転を…?って思ったけど、
西欧の病院では出産直後に歩いて病室を移動させられるらしいし、
アジア人が脆弱なだけかも。脳震盪とかおこすの黄色人種だけかも。

主人公はまず遅刻癖を直そう。

原題は「Unhinged」で「あたまがおかしい」なんですけど、
英語の場合はヒンジ、日本でも「頭のネジが飛んでる」など、
部品の欠損で譬えるのは面白いですね。







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2021/06/07(月)

読書かんそう
「ビッグ・ドライバー」スティーヴン・キング

近年のキングは、あらすじがあまりにもアレで
読み終わってからつらくなるほどなのに
読んでいる最中は文章の力で読まされてしまうのに疲れてしまって、
手に取るのを控えていました。

この本は実在の連続殺人鬼を扱っているという情報を見かけて読んでみました。
短編集を2つに分断した1冊です。キングの短編集は分冊が多いですね。

「ビッグ・ドライバー」
小説家の女性が、講演会からの帰宅途中に性暴行され殺されかけるが、
かろうじて生きて帰れた彼女は相手の男への復讐を計画するというあらすじ。
この内容、サスペンス風ポルノでありがちで、
展開は最後まで予想の範囲に収まるやつで、
何一つ驚きはないんですが本当に一気に読まされる。
主人公が生きて思考している感じ。
男性作家が書いているというのを一瞬忘れるくらい
主人公に女性として共感しました。

内容ばれ
苦難に遭うヒロインに彼ピがいなくて、
新しく出会うこともなく、一人で復讐を成し遂げるが、
かといって別にゴリラでも少佐でもない普通の女性というのが21世紀。
(これを書いたときキングは60歳前後)

「素晴らしき結婚生活」
結婚して27年になる夫が連続殺人鬼だったと気付く女性の話。
実在のシリアルキラーBTK絞殺魔をモデルにしている。
相手は殺人鬼なんですが、夫婦の仲良い描写、
特に殺人鬼の愛情描写がなんとも素敵でした。
でもだからこそ彼の鬼畜の所業が理解不能に感じられる。

内容ばれ
ラストで突然、はぐれ刑事純情編みたいなひとが出てきて
「全部お見通しですが、あなたは正しいです」みたいなことを言って去っていく。
そういうとこだぞ!と思った。
文章上手いから許されるけど、上手くない人は冒頭から出しておこうな刑事を。
あれを真似しちゃだめだぞ。

BTK絞殺魔、Bind(緊縛)、Torture(拷問)、Kill(殺す)なのだそう。
シリアルキラーに関心を寄せる私が全く知らなかったのは
逮捕の2005年、絶賛はりぽたにドはまり中だったからかなと思いました。





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2021/06/08(火)

映画かんそう
「コンティニュー」

主人公の男が目覚めると同時に、殺し屋が襲ってくる。
しかし男はまるで相手の動きを予測していたように難なく攻撃をかわし、
朝のコーヒーを楽しむ。
なぜなら男はその朝を140回繰り返しているから…というループものです。

面白かったです。
矢継ぎ早にイベントがどんどん発生して退屈しない映画が好きな人におすすめ。
主人公が死んで死んで死にまくるので、やや残酷シーンへの耐性は必要です。
ループものは近年のド傑作「ハッピー・デス・デイ」があるので、
あれを越えるのはなかなか難しいが善戦している

同じループものの「ミッション:8ミニッツ」と、
殺し屋と戦う「ガンズ・アキンボ」を足して割ったようなお話です。
主人公を殺しにやってくる刺客が個性豊かで面白い。
ミシェル・ヨーが、少し出ておられます。
主役を演じたフランク・グリロさんは
マーベル映画でこじらせたヴィランを演じておられましたが、
この人、悪役を演じるとこじらせ悪役、
善人を演じると疲れた善人に見えるの、お札の肖像画の山折り谷折りみたいで面白い。
なにげに今年もお仕事たくさんされているの、良かったねえと思ってます。

ラストまでばれ

この映画の笑いのセンスが、わりと好きで、
主人公がパンツの中に手を突っ込んでウォォォってなってるのを目撃する
安全保障のひとのシーンとか、
あと「デブのユニコーンだ」のセリフはしびれましたね。
脳の、味覚を処理する部位が刺激されてマフィンの味がしたのでしょう。
わくわくしました。
メル・ギブソンはあまり見せ場がなかった。
猪と蛇の話とか、そんなしょうもない話は
対面でなくてもオンラインで十分やろが!!!と思うようになってしまった2021年。
悪のボスはしようもない小話をするとき、
いちいち部下を呼びつけないでください。
動画をUPしておいてくれたら後で見ます。

ところでハリウッド映画におけるスト2の登場率高すぎなんですが、
eスポーツ振興のためロイヤリティ的なものがフリーになったりしてるの??
あと、英語話者には波動拳が「アルゲン」に聞こえる……?なぜ?

ところで息子くんを演じたのは、フランク・グリロ氏の実の息子さんだそうです。
私は全然気付かなかったけど後で知った。

スピンドルの理屈は最後まで分からなかった。
登録された人間が現実改変能力を持つことになる?
いやでもあの解決法でいいなら、
しょうもない小話の時に元妻が撃ち殺せばよくない?
専守防衛的な見地からスピンドルを使わざるを得ない感じ?
あと結末どうなるか分からないエンドでしたけど、
その嫁大丈夫?サノスおばさんじゃないの?と少し思いました。






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2021/06/09(水)

新作歌舞伎
「風の谷のナウシカ」を衛星放送で見ました。
昼の部(前半約3時間)かんそう

アニメ映画版ではなく、原作の漫画7巻分を約6時間の舞台劇にしたもの。
それでも到底収まらないのでかなりカットされてますが、
なんとなく戦記物っぽい脚色だと思いました。
個人のシーンで描かれる心情を切って、
公的な面だけを抽出したような。
あと原作の登場人物は皆多面的ですが、
型にはまった分かりやすい人物像に直されている気がする。
歌舞伎って動きや人物をシンプルにして見せる芸能だからかな…?

当然ながら駿監督のこだわり、空中戦は無理なので割愛されています。
せめてもの頑張りでメーヴェはでてくる。

噂通り七之助さんのクシャナ殿下が格好いい。
ブロマイドが飛ぶように売れるわけだわ。

大昔にボロボロになって捨てた「風の谷のナウシカ」全巻、
電子で買い直そう!と思ったら、電子版がなくて驚愕した。な、なんで…?
あのサイズの本を7冊も買えないよ質量的に!必ず買うので出してほしい!
あとオタクはみんな原作ナウシカ既読だと思っているんですが
もし読んだことのないかたがおられたらおすすめです。
ええとでも7冊はきついな。図書館とかで蔵書を検索してみてください。





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2021/06/10(木)

映画かんそう
「るろうに剣心 最終章 The Beginning」

前作で発狂して大暴れしていた縁さんのシスコンの原因、
美人のお姉さんの巴さんと人斬り時代の剣心のラブストーリーです。
今回は、ないわけではないがアクションは少なめ、恋愛もの時代劇なので、
各自が己の趣味によって行ったり行かなかったりするといいと思います。
過去編なのでいつものメンバーは出てこない。

セットが良かったです。
剣心の新婚ハウスはオープンセットだそうで、
あと前半の舞台の宿屋、あんな風に屋内に川が流れてちゃ、
冬は寒いわ、夏は虫が大量に発生するわ臭いわ台風で増水して浸水するわで
たぶん実在しないと思いますが、美術としては完璧で、良くできてました。
細部の襖の傷み具合に至るまで細やかだったなあ…。

桂さんが、高橋一生さんで、相当に、わるやさしい桂さんでした。
優しいけど悪い!気遣いながら人殺しさせる感じの!
あと斎藤さん出てましたけど、画面に映るたび
「土方さん……じゃなくて斎藤さんか」を10回くらい繰り返した。
江口さんが土方さん顔なんですよね。

どうでもいいことですが、新撰組の羽織の丈が長くて、
生地の質も柔らかそうで、みんな魔法使いみたいだった。
指輪物語に出てきそうだった。

人の心のない時代の剣心の話なので、
戦いかたがジャンプ漫画の主人公にあるまじき薄汚い感じでしたね。
耳を食いちぎったり、死に損なって這ってる人を串刺したり。
まあそういう男が、愛する女と出会って、畜生道を脱する話なのでした。
とっぴんぱらりのぷう。





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2021/06/11(金)

だし巻きパイ

前回までのあらすじ
冷凍して再度加熱した
だし巻き卵がどうしてもパサついた味になるのは、
だし巻き卵のなかの細かい水分が一旦氷になって溶けた際に
組織がスポンジ状になるのが原因と知った私は、
だし巻き卵の水分を油分に替えるべく素揚げしてみるのだった。
結果として悪くはなかったがもう一声!と考えた私は…。







冷凍パイシートを使って、
だし巻きのパイ包み焼きを作ってみた。
おいしい。おいしいけどもうこれだし巻き卵じゃない。
そうこれは…ほぼキッシュだ!
普通にキッシュを作って冷凍したほうがおいしい気がする。
ところでパイシートが余ったので、ミートパイでも作ろうと思います。






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2021/06/12(土)

色々感想

呪術(ジャンプ掲載)
再来週から休載に入られるそうです。
ご本人は全然大丈夫って認識しておられるようなんですが
編集部のほうからストップがかかったとかで。
よかった。集英社もどんどん変わってきてますね。

先週、先々週と鬼気迫ってましたが、
芥見先生の健康と引き換えのエンタメは、
消費するのが憚られますし…。

Dr.stone(ジャンプ掲載)
ゼノ、意外にも初歩的な質問に答えて
教えるのは吝かではない感じ?

南米は(一部地域)鉄がでないそうで
ちょっと調べてみたらたしかに。
銅はたくさん出るのにね。

ニッケルの気化で発生する最悪の毒ガス、
テトラカルボニルニッケルかな?
防毒マスク無効、吸ったら死ぬし皮膚から吸収しても死ぬんだって。

逃げ上手(ジャンプ掲載)
鎧武者同士の戦いかたの話が面白かった。
確かにあの重量でいちいち回避してたらすぐに体力切れおこすよね。
日本刀よりもハンマーを装備して、頭をぶっ叩いたほうが有効なのでは?

トロピカル〜ジュ!プリキュア
シリーズ通して、何か行動するときは全員いっしょが原則だったけど
今回、眼鏡先輩は大声を出すのが苦手だから、
他メンバーが応援の練習をしているとき、
先輩は室内で1人、応援幕を作っているのは
個人主義描写〜と思いました。私は嬉しい。

news zeroで、ちょっぴりだけPUIPUIモルカーの里見監督が
ゲスト出演されてました。
(お肌がツヤツヤで、若さが眩しかった)
「マイ・リトル・ゴート」の紹介だったのですが、
家庭の性虐待の話には一切触れず、
過保護は子供の成長を阻むのではというお話と共に
お母さんヤギのシーンだけ紹介されていたけど、
深夜でもあれを流すのは厳しいのかな?
それにしてもあの番組だけを見て本編は見ない人は、
中身を全く違うものだと認識なさったろうなおそらく。
あ母さんヤギが子供を軟禁してるのは、
ペドフィリアの狼が出るからだよ。







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2021/06/13(日)

新作歌舞伎
「風の谷のナウシカ」
夜の部(後半約3時間)かんそう

前半の感想は06/09にあります。
舞台劇に向いているとは言い難い内容の原作を、
何とか6時間に収められました。お疲れ様でした。

さりげなく原作のえぐい部分をカットして煌びやかな舞台にしてありました。
ビッグスケール巨神兵(上半身)はやっぱり映えますね。
最後の墓所での大破壊を連獅子で表現したりして、
うまく融合していたと思います。

原作結末ばれ
私が原作で一番心に残ったのって、ナウシカのお母さんが、
子供を何人も産んで自分の体の毒を体外に出して
それでやっと健康体のナウシカを産むことができたけど、
でもナウシカを愛さなかったというところなのですが、
当然ながらカットだった。

あの世界、文明が後退したせいで
生命の価値は軽くなり、人民の知のレベルは下がり、
(なんでもすぐ崇拝・信仰してしまい、すぐ恐怖する)
女性でも躊躇なくテロ行為を行う、
というようなところは駿監督は容赦なく描写してますが
歌舞伎の世界とは合わないんでしょうね。たぶん。
文化的でない、美学のない、原始的なものは
たしかに歌舞伎とは合わない気がする。

ラストどうするかな?って思ってましたが
ナウシカの行った種族殲滅も、やはりふんわりぼやかしてあった。
兄や姉の生命を代償に強い体を授かったナウシカが、
やがて生まれる完璧に清浄な人類のために生きて死ねといわれて
それを拒否し、
本当の人類を世界に戻すシステムを破壊してしまうという結末なのですが、
最後の「生きねば」も重みが全然変わってて面白かったです。
原作は誰を犠牲にしても、
この手で実際に殺したとしても我々は生きるという凄まじい台詞ですが
歌舞伎版のナウシカは慈悲深い女神さまなので温かい励ましの言葉に聞こえた。
というか原作ナウシカがハードすぎる!
どちらがいいかは好みの問題ですね。

中村七之助さんと尾上菊之助さんがタイプの違う2人の女性を演じる、
所作(型?)の違いとかそのあたり興味深かった。







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2021/06/14(月)





セブンミールの
ホテルオークラエンタープライズ監修のホットケーキが
大変おいしいと聞いて食べてみた。

確かに、家では作れないふわふわ加減だった。
しかも4枚入り、バターとシロップが2セットついて484円。
(写真のオレンジやナッツやバナナやアイスクリーム、チョコソースなどは含まれません)
レンジで1分加熱なので、忙しい朝などにいいと思う。
消費期限は約2週間ほど。

セブンミールはまず会員になって、
予約して最寄りのセブンで受け取るのですが
会員になると猛烈に宣伝メールが来るので
そういうの平気な人におすすめです。









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2021/06/15(火)

読書かんそう
「三体V 死神永生」上巻

登場人物紹介のところに前作の、私が苦手としておるキャラクターがいたので
ちょっと脱落しそうになりましたが(早い)読みました。

前作で侵略の危機は回避されたかに見えたが
どっこいそうはいかないぜ!という話です。

内容ばれ、やや厳しめ

「わが赴くは星の群れ計画」本当に銀英がお好きなんだな。

私の苦手なルーブル男、
おそらく作者さんの贔屓というか感情移入先なんでしょうけど、
彼の再登場シーン、伝説のルーブル男すごい!ルーブル男カッケー!って
描写がいくつか続きます。
そのなかのひとつに、胡坐をかいた状態から、
床に手をつかずにス…と立ち上がった!スゲェ!ってのがあるんですが、
私の脳裏には鮮やかにジョジョのツェペリさんが浮かびましたね。

四次元バブルの発想は面白かったし
次元の違いについて速やかに理解できるエピソードだった。
気になったのは、一方的に好いている相手のプライベートを
同意なく覗き見る男性のエピソードが2回あり
物語内でとくに悪い行動のように描かれていないところですかね。

平和になった未来世界の男女が共に美しくなり、
男女の区別がつかなくなったというのは面白かった。
(ただし美しいだけで無能、問題解決するのは旧時代の男たちなのですが)

世界の人類すべてをオーストラリアに集める展開、
そこで起こる食料不足や差別など、ハード面ソフト面のトラブル、
シミュレートが壮大だった。
おお、と思ったのは、キリスト教にとって、三体星の出現が大打撃で、
聖書と三体星のすり合わせが大変だったという箇所。成程。
この異星人の侵略と地球の文化の変化、ほかの作者さんだとまた全然違う経緯になりそう。

智子が実体化したのにはびっくりした。
作者さん、お茶席を体験なさるか映像でご覧になったんだろうね。
あとタイトルが三体なのに、上巻で三体星が消滅したのにもびっくりした。
三体星人、やっと嘘や隠し事を学べたのにね。

あと作中でヒュー・ジャックマン氏の死亡が確認された。

蛇足ですが、2020年から世界的危機に際してのリアルぐだぐだを見ていると
小説内の人間たちが問題解決に集中して
効率の良い対策を次々打ち出していくのが羨ましくなります。
狂信者なども出てきますが、方向としては三体星人に集中している。

三体星人が来るが隣国を侵攻するとか、中絶法を改悪するとか、
40年前の首相の葬式をするぞとか、三体星人にイソジンを掛けると溶けるとか、 オリンピックをやるとか、トンチキなことが起こらない…
リアリティとリアルについて考えてしまいます。




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2021/06/16(水)

先週のジャンプの読み切り漫画で、
学生さんが学祭でコントを発表する青春ものがありました。
「タタラシドー」馬上鷹将さん

ぽっちゃりした男の子がいて、
その子は落とした消しゴムを拾ってくれた女の子に恋をして
告白しますが断られます。
周囲の強者男性から馬鹿にされるぽっちゃりくん。
そんな友達を見ていられないぽっちゃりくんの親友は、
振られた状況を面白おかしくコントにして2人で演じることで克服します
(女装もします。似合ってます)。
女の子はほぼマクガフィンで負の感情を女性にぶつけないのはよかった。
(悪く描いて見返す等)
コントにするのに許可取る描写があるとなおよかった…。
あれ女の子からしたら突然告白されて断ったら舞台で上演されるって
少しこわいよ。

冷静で客観的な男性であっても
最後まで理解してもらえないのではないか?という気がするのは
「女をゲットできないつらさと惨めさ、からの脱却」についてです。
女も一人の人間であり、ゲットするしないで語るポケモンではない、
と言ったところで全然心に響かないのは分かります。
そんなこと言ってもどうせ女子が選ぶのは(心優しく真面目な自分たちではなく)
イケメンだったり金持ちだったりする男でしょ!?という意見をよく聞きます。

まあ色々な人間がいるので当然顔がいいなと思って付き合う女性もいるし、
お金をひとつの指標として恋人を選ぶ女性もいるかもしれません。
消しゴム拾ってくれた男性を好きになる女性もいるでしょう。
でも親友を選ぶように慎重に考える女性も多いのです。
あなたは消しゴムを拾ってあげたよく知らない相手に
「一生の親友になってくれ」と言われてOKしますか?
親友は1人に1体必ず降ってくる何かではないし、
自分に親友がいないのは周囲の人間に見る目がないからではないし、
親友にはなれませんって断った人を恨むべきではないし、
親友がいない人間はみじめで一人前ではないという考えは間違ってます。





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2021/06/17(木)

映画かんそう
「キャラクター」

漫画家を志すも芽の出ない男性が、
ある日、一家4人皆殺しの事件現場を目撃したことから、
その犯人を主人公に猟奇サスペンス漫画を描き、大ヒットするが、
殺人鬼が徐々に近付いてくるという話。
浦沢直樹さんとよく仕事をされている長崎尚志さん脚本なので見に行きました。
昨今珍しいほど人間が包丁でブスブス刺される映画なので苦手な人は注意。
猟奇殺人犯を演じたのはSEKAI NO OWARIのリーダーの人で、
役者デビューされたのだそうです。

ラストばれ

登場人物5人のうち4人が刺される包丁ムービー。
とくに小栗さんは、主人公だと思ってたので死んでびっくりした。
(漫画家さんは冒頭の、マグカップに煙草の吸い殻を入れるシーンで、
食べ物を灰皿代わりにするのは悪人ですよという鉄板の目配せだと思って、
最後闇落ちするのだと思っていた。
冒頭で「絵は上手いけどありきたり」とか
「サスペンスが好きなのに悪人が描けない」とかめちゃくちゃdisられてたし)

面白かったのは漫画の作画で、 映画やドラマで漫画家が出てくるときは
8割くらいはアナログ作画な印象なんですが、
この映画はヒット作の猟奇殺人漫画を描いているときはデジタル、
売れてない時代と心のままに描くと決意したときはアナログ
という風に使い分けてありました。
潜在意識的にアナログ=温かい・情熱・努力、
デジタル=冷たい・技術的・効率主義、
みたいなイメージがあるのかな。
画面に出てくる枚数が桁違いに多かったので
作画の江野スミさんは大変だったろうと思う。

あと猟奇殺人犯くんが、漫画家に
人の苦労も知らないで!人を殺すのって大変なんだぞ!
2日くらい寝込むんだぞ!って逆切れしてたところも面白かった。
私もよく木製家具を手斧で粉砕するんですけど、
何かを振り上げて思いっきり振り下ろすのって
想像以上に体力消耗してそのあと行動不能になるんですよ。
分かる〜!

不満点はヒロインがお茶くみからくり人形扱いだったところです。
今の20代の女性で緊急時にあんな挙動のひとっている!?
刺されて重体の夫と、その犯人がいる横でパニックになって泣くだけってある!?
ラストは、赤ちゃんは結局生まれたのか、
それとも違うのか分からないエンドなのかなって思いました。









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2021/06/18(金)

濃い紅茶を冷やすと白く濁るクリームダウン現象ですが、
(2020/05/28日記)
ノンカフェイン紅茶を冷やすと、
クリアなままだという発見をしました。
今年の夏はアイスティをたくさん作り置きして楽しめそうです。








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2021/06/19(土)

色々感想

アイテルシー(ジャンプ掲載)
犯人を愛しに愛して心を溶かしてしまう探偵役、
女性なので、犯人が女性のときのほうがうまく機能する。
異性相手だと色仕掛けっぽくなっちゃうから
あまり性的なニュアンスは出せないのよね。

ウィッチ・ウォッチ(ジャンプ掲載)
正義のヒーロー「夫マン」
昼休みの1時間の間に怪人を倒し、
妻とは会話がなく、派遣の子から告られて心の揺れる、
夜は妻のオットマン……って、攻めすぎたネタでしょ…。

あやかしトライアングル(ジャンプ掲載)
実の母に「受」って言われちゃったね、主人公くん。
主人公くんにどうしても自分がサンオイルを塗ってあげたいヒロインちゃん、
いい感じ。
少年漫画のヒロインは基本主人公の反応待ちで(色っぽく迫る、触らせるなど)、
自分が男性の体に性的なことをするというのは皆無だからな。

絶チル(サンデー掲載)
これもしかして終わる!?
すごく丁寧な大団円になりそう!

バック・アロウ
大団円。
シュウが、おいしいところを全部持って行った2クールだった。
カイ氏とレン氏はそれでよろしかったので…?

シェフは名探偵
誕生日を忘れたふりをして間違った日にショボいお祝いをして
正しい誕生日にサプライズの豪華なお祝いって、
やめたほうがいいよ…。
オタクだから例え話しちゃうけど、アイドルとか作家などの推しが
「もうこの業界、限界かも…こんなつまらないものしかできない」って
あげた明らかな手抜き作品に落胆した翌日に
「ウソでした!新作発表です!」って言ったら嬉しい?サプライズを喜べる?








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2021/06/20(日)

映画かんそう
「クワイエット・プレイス 破られた沈黙」

隕石に乗って飛来した宇宙生物に支配され、
聴覚の発達したエイリアンに捕食されないよう
音の出せなくなった世界を描くホラー第二弾。

長めの冒頭が、宇宙生物到来の瞬間、
まだ平和だった頃の話なので子供の野球の試合とかしている。
そこから徐々に恐怖のルールを学習していくところとか
大変良かった。
そして前作からの続きパート、
相変わらず音の出せないヒヤヒヤ感を楽しめました。

終盤までバレ

お前泳げなかったの!?まじ!?
面積狭いめの島国、セーフなのでは!?

あと相変わらず長女ちゃんの行く所、
流血とトラブルありなのだった…。
状況の根本解決も長女ちゃんがもたらすんだけど、
死と破壊の女神かよ…。
勝手に飛び出していった私の娘を命懸けで探しに行きなさいよ!!!!!
って言われる赤の他人のおじさん、かわいそうだったな。
あと長男くんはひとのおうちの中を勝手に探検するんじゃありません。

最近見た映画で、刺された夫とその犯人を目の前にした妻が
ピエエエエって赤ちゃんのように泣いているだけで「?」だったのですが、
この映画は、巨大な何かが数m先に降ってきたのを見た夫が
それが何かを視認も思考もせず、0.5秒で子供を引っ張って逆方向に猛ダッシュしたり、
車を運転中の妻が、まだ平凡な主婦だったにもかかわらず
エイリアンにハチャメチャにされる車道を走り抜け、
通常のスピードで逆走をやってのけるというハイスペックぶりを発揮し、
ストレスがなくてよかった。
瞬発力において我々はアメリカ人に永久に勝てないのではと思います。

他のおうちは子供さんが全員亡くなったりしてたので
やっぱり主役一家、凄腕のサバイバーだったんだよ。

興行成績が良いので、続編やスピンオフ企画があるみたいですね。





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2021/06/21(月)

映画かんそう
「モータルコンバット」

サイモン・マッコイド監督。
ゴア描写あり格闘ゲームの草分け的存在の同名ゲームを映画化。
旧作映画も見てるのですが、設定等かなり違って、
「ヌフッ」って笑った記憶が微かにあります。

神々が、直接は戦えないので
人間や魔界のものを戦わせて勝敗を決めるてきな話。
これ系の話の時に毎回思いますが
お前らが直接闘うかチュッチュするかしろ!

真田広之さんが伝説の忍者ハサシハンゾウ、
浅野忠信さんが雷神ライデンを演じます。
(ハサシってどういう字だろう…
それと浅野さんが雷神を演じるのはMCUファン的に面白いですね)

目からビームが出たり、人間が二つに裂けたり、
腹に穴が開いたり、口から火を吐いたりするやつなので
そういうのが好きな人だけが見に行くといいと思います。
あらすじやアクションの洗練度的には
同系統の「コンティニュー」が勝っていると思います。
こちらはまあ、愛嬌がある。浅野さんの目がずっと光ってたり。
目が光ってると、逆サングラスというか、どんな顔か分からないな。
アクション的には冒頭の真田さんの格闘が良かったです。

オリジナル主人公を立てて、血統のお話にしたのだな。
しかし能力的にもデザイン的にもリュウ・カンが出てくると
なんか主役だな?って脳が認識する…。

インドネシア系や中国系、シンガポール系、日本人等々、
様々なアジア人が出てくる珍しいバトル映画でした。




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2021/06/22(火)

映画かんそう
「ザ・ファブル 殺さない殺し屋」

前作「ファブル」の続編。岡田准一さんのアクションを見に行きました。
6秒で殺しを終えるという伝説の殺し屋ファブルは師の言いつけにより
普通の人間になるために殺人を禁じられ、名を変えて生活していた。

しかし昔、仕事にとりかかった矢先に中止指示が出て
殺せなかった男と再会し、
相手はファブルに対し、復讐しようとする…というあらすじ。

冒頭と終盤の大暴れはよかった。
そこに行くまでが少々長かった。
40歳近く歳の離れた男に性行為を強要される
二十歳前後の足の不自由な少女っていう邦画っぽいサービスがあるので苦手な人注意。

色々バレ(ちょっぴり怒ってます)

堤真一さんと岡田准一さんが敵対していると
「SP」を思い出します。

団地のアクションに入ってからは爽快だった。
岡田さん、まるで飛んでるみたいだった。
極め技から抜けて、極めて、抜けられて、のところ
何がどうなっているのか分からなくなったけど面白かったです(笑)。

ヒナコさんの設定に関しては、原作はどうか知らないけど
全年齢むけの映画なんだし変更してもよかったのではないか。
ハンディキャップとポルノを本当に合体させてて正直呆れた。
悪人演出なのは分かりますが、じゃあ趣味で子猫の首を折る悪人が出てきて、
首折り寸前シーンが何回かあったら、悪人め許さない!って思うでしょうか。
どっちかというと作者が気持ち悪い…ってなるんじゃないですかね。
というかヒナコさん、警察に届けなかったの?
親族いないの?親の資産はどうなったの?
親の友達や自分の学校の友達は声を掛けてくれなかった?
全部堤真一さんがどうにかしたんだろうか…すごいワルだねー。

エンドロール後に1シーンあります。






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2021/06/23(水)

映画かんそう
「デスマッチ 檻の中の拳闘」

主人公は元軍人。子供が4人いて妻は薬物依存、生活は困窮しています。
彼は賭博金網デスマッチの噂を聞き一攫千金を目論みます。
そこに関わってくるのが、この映画の絶対悪とも言える売人の男。
彼は妹と組んで、彼女を虐げながら薬物の製造販売を仕切り、
多くの人の人生を狂わせます。
主役はジェイミー・ベル、サイコパスの売人をフランク・グリロさんが演じます。

邦題は残念ながら内容に合ってない。
泥沼の生活を送る人々のあがきと暴力がずっと繰り返される映画です。
たぶん監督さんは「ファーナス」などがお好きだと思うが、
あの作品よりもっとマッチョイズムへの陶酔が強い。

内容ばれ

弱者側のひとたちはみな不注意か迂闊で、
妹は悪人兄を撃ったあと死亡を確認しないし追い撃ちもしない。
お巡りさんは悪の売人をショットガンで襲撃する前に名前を大声で呼ぶ。
(前世は戦国武将か何かなので?)
主人公は治安激ヤバな場所に小さい息子をつれていく。
そもそも貧乏なのに(宗教上の理由で?)避妊せずボロボロ子を産む。
それで子を失った家族の悲哀…弱者の死…みたいなラストにされても
うん……としか言いようがない。







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2021/06/24(木)

映画かんそう
「RUN/ラン」

足の不自由な車椅子の少女は生まれつき病弱で、
皮膚炎や気管支炎なども患い、
母親は献身的な看病を続けていた…と思われたが
実は少女の疾病はすべて母親の故意の投薬によるものだった。
事実を知った少女は、逃げ出そうとするが…
というあらすじのサスペンス。

モラハラ支配からの命懸けの脱出の過程は非常にハラハラしました。
そもそも、家から出られない状態で、ネット環境も制限されていて、
親がエネルギー充填120%のサイコパスって気付く事すら難しいと思いますが、
主人公の少女はめちゃくちゃかしこくてつよいので、
ある日きっかけがあって疑問を持ちます。
とてもよくできたサスペンス。
(あ、でも例外的に、モラハラ被害者の逃亡が気にくわない人向けではない)
(愛情を裏切ったとか恩知らずという風に感じる人が時々いるようです)

ラストまでばれ

少女は犬用の筋弛緩剤を長年服用させられていて足がマヒしているのですが、
対する母親は年季の入ったプロのサイコパスなので、
これは無理なのではないか…と思ってました。
少女を監禁するときも、ドアにカギをかけ、ドアの外に棒をかませ、
階段の昇降機も破壊しておくという念の入りよう。
少女は工作好きのスキルを活かしてなんとか逃げようとします。

最近、脚の不自由な少女が支配から逃れる邦画を見ましたが
全然違うので見比べると面白かったです。
脇役と主役の違いですね。
(あと赤の他人の母娘のせいで何の関係もないおじさんの命が
危険にさらされる映画も連続で見た。おじさーん!!)

ラスト、被害者が許すことでハッピーエンドとする作品が多いですが、
私は別に許さなくてもよい派なので、このラストは好きです。
主人公が幸せなのは何よりだけど、幸せは幸せ、怒りは怒り、
そこは別会計なのでね!

たしかリアルに同じ事件があって、
それが元になっていて最後に写真が出るかと思いましたが、特に触れられず。
ディーディー・ブランチャード殺害事件。





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2021/06/25(金)

読書かんそう
「などらきの首」澤村伊智さん

「ゴカイノカイ」「居酒屋脳髄談義」「悲鳴」
「ファインダーの向こうに」「学校は死の匂い」
「などらきの首」

映画「来る」で知名度のあがった比嘉姉妹の短編集です。
程よく怖くて、ちょっとした仕掛けのあるお話あり、
しんみりするお話ありバランスが良かった。
過去作品の登場人物が複数出てくるので、
この本だけ読むと面白さは半減するかも。

シリーズ新作を読むたび「?」となって
作者澤村さんの性別を検索してしまうのですが、
この本もミソジニー&ホモソーシャル
減ぶべしエンタテインメントだった。

全部ばれ

ゴカイノカイはパワハラの話。
従業員を虐待してた人が愛想良くて感じがいいの、
リアルだなと思った。

居酒屋脳髄談義。
あまり頭の回転の早くない気の弱い新人女子社員を
居酒屋に誘って説教して、いつもストレス発散していた3人の男性は、
その日の彼女が、何故か子宮脳説にも左脳右脳説にも
理路整然と反論してくるのに違和感を持つが…という話。
この話が一番好きかな。
映画の配役で見たいです。絶対格好いいわ。
「世にも奇妙な物語」あたりでどうでしょう。

悲鳴は映画同好会の話で、
またもやうざいホラーマニアが出てくる。
エッエッ本当気を付けます…。
過去作品の登場人物が出てくるが、
さりげないのでなかなか気づけない。

ファインダーの向こうには爽やか系。

学校は死の匂いは一番怪談っぽい。
学校の、同調圧力と組体操の話。

表題作などらきの首は、田舎の伝奇系ホラー。
昔からいい奴だったんだねえ君。










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2021/06/26(土)

色々感想

ウィッチウォッチ(ジャンプ掲載)
シュレッダーでバラバラになった紙片を
選り分けて繋ぎ合わせるのやったことあるよ!
でも千切りキャベツに似てるとは思わなかったな…
まあ緑色の紙ではなかったからな。
とんかつ食べたい!って言ったら揚げてくれるとか!?
モイちゃんのこと私も好きになった!一緒に暮らしたい!

スリーピング&ギャング(ジャンプ読切)
少女を守る無敵の殺し屋は100回くらい読んだプロットだけど面白かった。
敵の人とかのとぼけた台詞が良かったように思う。

彼女の音色は生きている(チャンピオン掲載)
親に虐待されている綾城さんの話という感じ(綾城さんではない)。
綾城さんを一方的にライバル視する人まで出てきたけど
短期集中連載ではなかったか。大丈夫か。

絶チル(サンデー掲載)
皆本さんが年齢差についてガンガン詰められている。
うむ…。ここまでやっていただけると信頼がおける。

金カム(ヤンジャン掲載)
あれっもしかして金カムもこの章でおしまい!?
面白い漫画が全部終わってしまう…。

波よ聞いてくれ(アフタヌーン掲載)
よかった、瑞穂さんとおじさんの恋愛になるのかと心配した。
この漫画でそんなわけはなかった。
新興宗教に監禁される漫画だったそういえば。

ゴジラSP
若干尺の足りなさを感じたが、あれでよかったのかな?
元ネタのほうのジェットジャガーも巨大化したらしい。

ゼンカイ
主人公のおばあちゃんが、自分のお母さんに似てるという理由で、
おばあちゃんの周囲をうろつき、
アイスをもらって「さとし」という偽名で
店に人り浸り始めた魔界のプリンス。
これはもう追加戦士フラグなのでは。

ゴーカイから10年目とのことで(え?5年くらいしか経ってなくない?)
映画を作るらしい。
ネットでも相当言われていたがよく山田さんのスケジュールをおさえられたな!
売れてからも特撮映画に出てくれる俳優さんは全員大好き。



入国した選手団の中から、さっそく陽性のかたが出て
一緒に長距離移動してきた残りの選手の皆さんは
そのまま大阪のホテル入り、選手受け入れホテルは
従業員のワクチン接種の目処が立たないと告白。
観客は1万人+招待枠。
学校連携観戦は辞退する区が続出しているようです。
もうこれスーパー変異株爆誕、爆発感染の未来しか見えませんが、
みなさんご無事で。
昨年のデータからして連休の後に感染者が増大する傾向にあるので、
大きな買い物や各種手続きなどの外出を7月前半までに済ませて、
あとはもうワクチンを打って2週間が過ぎるまでは
極力引きこもっていたほうがよさそうですね。
SNSを見ていると、選手団に感染者が出て
宿泊先の都道府県はどこだとか瞬時に分かるのですが、
新聞を読む限りはあまり不安になるようなことは書いてありません。
オリンピックの観客に対してもSNSは無観客ではなく1万人と書いてましたが
新聞は「予定数の半分の観客」という見出しで、書き方〜〜!って思いました。
嘘は書いてないけど、本当に書き方で印象って変わりますね。
周囲を見ても、ネットを見ずにテレビと新聞を情報源にしている人は、
比較的楽観的で飲みに行ったりしている。
SNSを見ている層は悲観的です。
どっちが良いとは一概に言えないが、情報がないと危険を避けられないので、
耐えられる限りはSNSをチェックしたほうがよいなと私は思います。

選挙まで、なんとか生き延びなければ…。






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2021/06/27(日)

ドラマかんそう
「LOKI」1〜3話(全6話)

ディズニープラスでのマーベルドラマ3作品めは
アベンジャーズエンドゲームでキューブをネコババして
トンズラした時間軸のロキの話です。
ドラマ1作目はワンダ、ドラマ2作目はバッキー、そして3作目のロキ。
どの人も本編で「もう少しフォローしてあげてほしいな…」
というキャラクターばかりで、心憎い人選ですね。

うまく逃げおおせたと思いきや、
時間軸の分岐を取り締まる組織TVAに捕獲されてしまうロキ。
しかしちょうどその頃、時代を縦横無尽に出没し
TVAの職員を殺して回る謎の人物捜索に行き詰っていたメビウス捜査官から
助手に選ばれるのだった、というあらすじ。

いまのところコメディ調で気楽に見られます。
さてこのロキさんはアベンジャーズ1のロキさんなので、
ソー2、3、アベンジャーズIWの出来事を知らない訳なんですよ。
(MCUねたばれ)
それで最初に正しい時間軸ではこのあと何が起こるのか、
映像で見せられてしまうのですが、
大好きなお母さんが自分のせいもあって殺され、
お父さんは死ぬ間際に自分を認め、長年反目していた兄と和解し、
そして兄と国民を守るために死ぬというハードな人生なんですよね。
それを見て、泣いたり笑ったりするロキさん。
えー!やっぱり父兄に認めてほしかったりしたの。
このドラマを始めるにあたって、主演のトム・ヒドルストンは
スタッフ一同を集めて、ロキとはどういう人物なのか講義したそうです。

内容ばれ
無理やり囚人服を着せられたり、ベスビオ火山噴火の中おおはしゃぎしたり、
ホームセンターで暴れたり、酔っ払って歌ったり、恋愛について語ったり、
本編では見られなかった様々なロキさんが楽しめます。
もう1杯って言ってグラスを叩き割るの、お兄さんソックリで笑ってしまった。
そして王女との恋も、王子との恋も嗜んだそうで
界隈がざわざわしてましたが、まあそうだろうなと思っていたので
あまり驚きませんでした。
いまは別次元の女性ロキとコンビを組んでますが、
イライラしたらギャー!って大声をあげる子で、
女性のほうがしっくりくるな…と思ったり。

さてこのまま楽しい(メビウスとの)バディムービーで終わるのか、
それともツイストするのか、ドッキドキですね…。






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2021/06/28(月)

映画かんそう
「不思議惑星キン・ザ・ザ」

1986年ソ連時代の伝説のカルトSFです。
監督:ゲオルギー・ダネリヤ
脚本:ゲオルギー・ダネリヤ
   レヴァズ・ガブリアゼ

買い物に出掛けた建築家の男は、
自分の星に帰らなければと焦っている不審な男を目撃した直後、
その場に居合わせた音大生の青年と共に、
砂漠の地に自分が立っていると気付いた。
そこへ銅鐸のような形をした飛行物体があらわれ、
中から出てきた人物によれば、
そこはキンザザ星雲の惑星プリュクであるるらしい…という話。
当時の非常に厳しい検閲を免れた社会風刺コメディという面もあり、
そこをソ連の国民たちに熱烈に支持されたようです。

キンザザ星雲では人種差別が罷り通っており、
下の種族は上位種族に対して「クー」
(平伏のニュアンスの、頬を叩いて両手を広げる面白い仕草)
をしなければならないし、識別のための鈴を鼻に付けなければならず、
反抗は許されません。
資源は枯渇しており、
特に貴重品のマッチをめぐって住民たちは激しい奪い合いを繰り広げています。

でも役者さんたちが、ユーモラスに演じておられるので、陰惨な感じはしない。
プリュクの平民もエツィロップ(警官のアナグラム)も、
支配者たちも、どこかのんびりしていて、
そして建築家も音大生も、互いに助け合い、
異星人たちにも義理を通すそれなりにいい人達なので、
何とはなしに明るい印象のまま終わります。
まれにみるほんわかディストピアSF。

2013年に監督が自らリブートされたアニメ
「クー!キン・ザ・ザ」が、8年越しで上映されることになったので見ました。
(監督は2019年に亡くなられた)
今のところ配信サービスにはないようだったので、物理レンタルしました。
物理レンタル久しぶり!
実は大昔におすすめしてもらって挑戦したのですが挫折。
今回は楽しく最後まで一気に見られた。









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2021/06/29(火)

映画かんそう
「クー!キン・ザ・ザ」

1986年のカルトSF作品を、
2013年に監督が自らリブートされたアニメ。
(そして監督は2019年に亡くなられた)
無印キンザザのお話は大半そのままで(後半が少し違う)
主役のキャラクターだけ変えた感じ。
無印は分別ある大人の建築家と音大生だったけど、
高名なチェロ演奏家とDJの卵になってた。

内容ばれ

不思議とアニメのほうが不条理な惑星の差別構造がえげつない感じだった。
あと高名なチェリストはわりと傲慢だったのが
キンザザへ行ったことで少し変わるという結末にするため
途中のツンツンがあまり愉快ではない。

チキタ・チキタ・チキタ・チキタ・チャーはかわいかったけど。
続編でもなく、ビギニングでもスピンオフでもなく、
同じ話でキャラクターを変えるってあまり見たことがないけど
ロシアではわりとあるんだろうか??









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2021/06/30(水)

映画かんそう
「ピーターラビット2 バーナバスの誘惑」

仁義なき野生動物たちと人間の戦いを描いて話題になった1の続編です。
優しいビアが大好きな動物たちは、変人のヤングマクレガーさんと和解し、
ビアとの結婚を祝福します。
ビアがピーターたちを描いた絵本が話題になり、
大手出版社からオファーが来て舞い上がるビア。
都会に出たピーターは
父の知り合いだと言うバーナバスに出会いますが……というあらすじ。

1と比べると暴力描写は控えめ。
でも今回は動物ケイパーものなので、相変わらずピーターたちは過激だし、
ドーナル・グリーソンさんは体を張った全力演技をします。

内容ばれ

ビアとヤングマクレガーさん、
どっちも見栄っ張りだったりしてお似合いの2人だった。

ところで私は2になってやっと、
ヒロインのビアがビアトリクス・ポターであったことに気付いたのでした。

商業主義エンタテインメントを皮肉りながら、
きっちりと皮肉ったタスクをこなしていくところ、高等なテクだったな…。
さすがに宇宙までは行かなかったけど。

あと英国では保護動物を譲り受けて食べるのはセーフなん…?

エンドクレジットの途中で何回か映像が入ります。

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