1月日記

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2021/01/01(金)

あけましておめでとうございます。

いつもならお休み中、忘年会したり焼き肉に行ったりしてたのですが
どこにも出かけないので、3日間くらい地面を歩いてなくて
久しぶりにポストまで歩いたら、テチテチとゆるキャラのような歩き方になってました。
社会復帰が危ぶまれます。





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2021/01/02(土)

色々感想

と言いたいところですが、ジャンプもサンデーもお休みで
お正月相棒はまだ見てないので。

あ、先週のキラメイジャーは、よき百合でした。
明るく楽しくなにげに神経の行き届いた戦隊だったので、
終わってしまうの寂しいなあ。

岸辺露伴は動かない(NHKドラマ)

脚本は小林靖子さんで、豪華客船のような安心感。
私の大好きな「富豪村」からで、勝ったな…という気がしてました。
私の見た範囲では大絶賛で、早くも次回作を期待する声があがってた。

富豪村
冒頭の泥棒エピソード、
荒木先生の漫画にあったかと思うくらい自然な導入。
完璧……。
スタンドの本体を出さずにギフトと表現する、
鳥の雛のアレは、白黒で見るのはベストの効果だけど
映像だと見られなくなる人が多いので差し替える、
等々細かな調整を入れて本筋は崩さない、
ジャンプ漫画原作の映像化で、
やたらへぼいオリジナルエピソードを加える人に見習ってほしい。

くしゃがら
小説版原作なので知らない話。嬉しい!
これ文字だったら「くしゃがら」無限ループで
稿料稼げて一石二鳥だななどと思いました。
森山未來さんは「舞台死刑執行中脱獄進行中」も主演されてて
荒木先生とは縁がありますね。
考えたこともなかったけど、荒木先生の漫画の登場人物って
アングラ劇の発声と動きをしているっぽいな。

あとチラシで噴上裕也くんが探偵事務所をやってるのを知る。

D.N.A
いやー、原作でチラっとしか出てない女性の出番を増やして
活躍させるのって、これまでほぼボロカスに言わるパターンしか
見たことないですが、今回泉編集が絶賛されてるのは
彼女が動き回るために他キャラクターが曲げられ削られるわけではなく、
他のキャラクターと大筋のために彼女が動いているから。

あと原作DNAってもっと得体のしれない話だったけど
ドラマ版はすごく一般向けっぽく、いい話になってた。

あと開かれる本の装丁が人によって違うのとか、
女児のおうちとか、小道具美術も良かった。

そういえば露伴先生のお家は2020/12/16の日記に書いた加地邸なのですが、
1つのことを調べると、不思議と連鎖してそれに関することが目に付く現象です。
露伴先生にぴったりだったなー。神奈川県だけど。
仙台はもっと頑張って誘致して!

1/4日から3連続で再放送があるので見逃した方はそれでどうぞ。





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2021/01/03(日)

映画かんそう
「新感染半島 ファイナル・ステージ」

「新感染 ファイナル・エクスプレス」続編。
タイトルがやや苦しい。(原題は前作が「釜山行き」今作が「半島」)
人物の再登場やエピソードのつながりはないので、今作からでも見られる。
パンデミックの起きた韓国は崩壊し、生き残った者たちは諸外国に逃れて
差別に苦しみながら生活していた。
パンデミックから4年後、主人公と義理の兄は、
韓国に手付かずで残っている金品を回収するという危険な仕事を請け負うが…
というあらすじ。

前作はゾンビから逃れる話でしたが、今回はどちらかといえば人間が相手。
「ワールド・ウォーZ」と「マッドマックス怒りのデス・ロード」と
ニール・マーシャル監督の「ドゥームズデイ」を足して3で割った感じ。
ゾンビの行動スピードはめちゃくちゃ早いです。「ワールド・ウォーZ」くらい。

船の中で感染者が出たり、韓国出身だと分かると飲食店から出ていけと言われたり、
なんだか現実のパンデミックを思わせる部分がある。

前世紀の大作映画でヒロインがやっていた役割は
主人公の姉の夫、義兄が受け持ちます。

ラストまでバレ

余計なことをしてピンチになって主人公に助けられたり、
捕まって半裸で虐待されて主人公に助けられたり、義兄ヒロインだった。
国際社会の流れに乗っている。

意外とカーアクションがすごくて、
特に娘ちゃんのドラテクは実現不可能な域だった。
車の側面でゾンビを跳ね飛ばすリズムは高速のドラムスくらいだった。
めずらしく母娘の神業ドライビングセッションとかもあった。
アップテンポのまま終わってほしかったけど、
終盤でちょっと、邦画で多用される泣かせのスローモーションがあり、
あれは惜しかった。

ホラー映画あるあるのヒャハハ系悪い軍曹が、
大尉と足の悪い部下に対し、
「お前たち、そういう関係?あっ鈍感でごめん!熱い夜を!」
って感じのことを言ってましたけど、私あれ銃の安全装置を外す音が聞こえて
身の安全のために言ってると思ったら、
本気で「俺、鈍感で気付かなかったよ…」って思ってたの?面白い人。
大尉はあれ、ポスターへのチューといい、再会した人妻の態度といい、
あの基地に民間人の女性がいなかったことといい、
俺のしたことを誰も知らない地でやり直す…って言葉といい、
相当悪辣なことをやった異性愛者だと思いますけども。
匂わせ程度だったのは上品だと思います。

苦悩系主人公、最初も家族4人の中で結局1人生き残り、
韓国行きミッションでも4人の中で1人生き残り、
ものすごいラックの数値の持ち主だとは思うけど、
もう4人で行動するのはやめたほうがいいと思うよ。

ところでワールドウォーZでもこの映画でも北朝鮮は無事なんですけど、
なぜいっつも無事なんだぜ。






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2021/01/04(月)

お餅の変わった食べ方を模索していて、
麻婆餅を思いつき、作ってみました。
なかなかおいしかったです。

調べると、先に思い付いたかたがすでにいらっしゃって、
レシピもいくつかありました。

私のこの麻婆は、ドロッとした食感と、シャリッとした食感両方出すために、
玉ねぎと葱を2段階に分けて投入するオリジナルレシピです!えへん。
パスタソースにも使える気がしている。










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2021/01/05(火)

2020/11/25日記で、カフェインゼロ、
または低カフェインのお茶を探していると書きましたら、
リプトンのデカフェを教えていただきました。



香りがすごくいいです。
気分転換に飲むとスッキリする。
一番入手しやすい。

あと年末にフォートナム&メイソンでも
ノンカフェインのロイヤルブレンドを見つけたので買いました。



4種類のお茶の中では一番お高い。
それに引っ張られてるかもですが、
一番お高級な味がします。






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2021/01/06(水)

汚い話注意!

去年内にやりそびれた、2020年、げろ映画。
(嘔吐シーンのあった映画一覧です)
なぜか2015年初頭より観測を開始。
今年は女性がやや多い。赤組優勝です。
嘘をつくと吐いてしまうという設定がすごい、
ゲロ映画の王「ナイブズ・アウト」が2020年の目玉です。

ミッドサマー 女性屋外
チャーリーズエンジェル 女性屋外
ハーレイクイン 女性室内 酔っぱらい
ナイブズアウト 女性 特異体質
お米とおっぱい 男性室内
マティアス&マキシム 男性
ブックスマート 女性室内
悪魔はいつもそこに 女性室内 妊娠
MANK 男性室内 酔っ払い
カラーアウトオブスペース 女性トイレ
アンダードッグ 女性室内

ただ、2020年はずっと気力がない状態で
いつもなら見終わってすぐにメモに残すのに
放り出したまま年末になってしまい
記憶に頼って書きだした11本になりました。
なんとなくですが、この倍、20本くらいはあった気がする。








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2021/01/07(木)

映画かんそう
「燃えよデブゴン/TOKYO MISSION」

るろ剣のアクション監督を務めておられた谷垣健治監督作品。
ドニー・イェン氏主演。本作のアクション監督は
HiGH&LOWのアクション監督をされていた大内貴仁さんが担当。

熱血刑事の主人公は、いつも行きすぎた仕事ぶりが問題になっていたが、
ある日とうとう署長の逆鱗にふれ、閑職に追いやられてしまう。
同じ理由でパートナーにも愛想をつかされ、
彼は失意の生活で倍ほども太ってしまう。
そんなある日、日本人犯罪者を東京まで護送するという
失地回復のチャンスを与えられた彼は…というあらすじ。
アクションコメディ&ラブコメディ。

タイトルにデブゴンとありますが、
昔にあったデブゴンシリーズの続編やリブートではありません。
でも往年のカンフーコメディー映画そのままのテイストで懐かしくなりました。
あとやっぱりアクションはすごい。
日本の描かれかたは、あまり良くないので、愛国戦隊の人は見ない方がいいかも。

昔にジャッキーがやっていた、
建物を上手く使ったアクションにパルクール要素をプラスして、
進化形を見ることができました。
築地は別の市場で撮影、歌舞伎町は屋内セットだそうです。
すごい!資本力ぅ!

ドニー・イェン氏がおデブちゃんの特殊装備をしたまま
ものすごく高く飛ぶし、180度開脚など柔軟性も見せてくれるし、
打撃も蹴りも強烈です。身体能力が半端ない。
なんだか私は冒頭のスターオーラを放射している素のドニーさんよりも、
ぽちゃドニーさんの顔のほうが好きかもしれない…話が合いそうで…。

竹中直人さんに似てる人がいるけど、小さいから違うな、と思ってたら
ご本人でした。
敵のヤクザの人もアクション達者!と思ったらHiGH&LOWにも出ている
岩永ジョーイというかただった。ヤクザの親分もHiGH&LOW出演のかただし
半分くらいHiGH&LOWなのでは…。

内容ばれ

日本は、警察がヤクザとほぼ結託しているが、
メンツだけは大事とかあのあたり、
それと地震の描写に怒る人はまあ、いるかもしれん。
日本の警察、ヤクザには、ちゃんと厳しいですからね。
ヤクザにはね…。

そういえば他国から見た日本ってとても静かなんでしょうね。
他国に行くと話声とか大きいな?って思うし、
クラクションとか生活音とか大きく感じる。

冒頭になぜか、映画の中の東京タワーはセットです
という注意がある。なぜだ。
それとエンドロールに撮影風景とNGシーンがあります。








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2021/01/08(金)

映画かんそう
「燃ゆる女の肖像」

18世紀、ブルターニュ地方の小さな島で
貴族の娘の肖像画を描くために
屋敷に招かれた女流画家と、絵に描かれる令嬢が
次第に惹かれあう過程を丁寧に追ったラブロマンス。
本番行為は映らないが、裸はそれなりにある。

光量の少ない屋敷に佇む女たちの姿は、
黒の印象的な油彩画の色彩で美しかった。
登場する女性の眉が皆キリッとしているのがよかった。

描く対象物への理解が進むのと、好意が増していくのが比例していて、
絵画と恋愛、両方への情熱や矜持や躊躇が複雑に絡んでいました。
ドラン監督が絶賛とのことですが、確かにお好きそう。

ラストばれ

当時の中絶方法、ダイナミック…。
あの年の近い女子3人の数日間の生活、
青春ものっぽくて印象的だった。

後日譚、絵画でページを示していたのは実に素敵ですね。
あそこで終わっても良かったのに…。
ラストは完璧な残酷さだったんですが
同性愛の物語って大抵バッドエンドで終わるので
もうちょっとぼやかしてくれてもいいのになーと思いました。
キレキレのハッピーエンドって見てみたいじゃないですか。














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2021/01/09(土)

色々感想

ジャンプがワンピース1000話記念号でした。
連載作家全員が祝辞を述べられてましたが
(打ち切りの挨拶をしている人以外は)
タツキ先生がまだ連載中であればどんなコメントをなさったか
非常に興味があります。
意外と社会性を発揮なさったか、
それともブランドイメージ(?)を守られたか。
打ち切りになったのは「AGRAVITY BOYS」でしたけど
なんで!?ねたも今風だし適度に下品で面白かったのに!

総理倶楽部(ジャンプSQ掲載)日丸屋 秀和さん
あらなんか私の覚えている絵柄と違う。
千年女王システムっぽい感じで歴代日本の総理大臣たちと交流する
平凡な学生のお話です。
日本史の面白エピソードを紹介しながらのSFになるのかな?
事前に設定が公表されたとき、
他国を侵略した、戦争責任のある首相もいるため、
それらを美化する流れになるのでは?という危惧の声も聞かれました。
今のところはまだ何とも言えない。

プラチナエンド
えぇ……そういうラストにしたの……そう…。
今年の秋にアニメ化するらしい。
https://www.youtube.com/watch?v=7egAQcymJSM

進撃(別マガ掲載)
4月9日で完結という告知が出ました。
コミックス派はねたばれを避けるのが至難の業だと思うので、
33巻から今月の別マガに移行するのをお勧めします。
先月号分の原稿も掲載されているので、コミックスからの続きが読めます。
へ、兵長ーーー!!!足だいじょうぶ!?くっついてる!?
アルミンがよく分からない精神世界に行ってしまったけど、
あと3号分のページ数で本当に完結するんだろうか。

相棒
少年犯罪の加害者を狩る話。
右京さんが過去にリンチされる直前の少年を見過ごしてしまった…
というあやまちの話だけども
正直先週の、説教したら犯人が自殺したやつのほうがインパクトがでかい。

ムジカ・ピッコリーノ
新型ウイルスの流行拡大で2020年5月に一旦中断し、
8月に特別編がありましたが、12月に再開してました。
私はずっと見てましたが、春以降流れている再放送だと思ってたよ…。
記憶力が試されている。

バック・アロウ(アニメ)
谷口悟朗さん監督、中島かずきさん脚本。
最初に国家の設定と状況の前説があるのは新感線っぽい。
人物とロボのデザインがものすごく古く感じられたのだが
今の人にはむしろ新しく感じられるのだろうか。
ちなみにデザインは大高忍さんだった。
いつの間にかマガジンに移籍して連載されてた。







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2021/01/10(日)

映画かんそう
「スタントウーマン ハリウッドの知られざるヒーローたち」

女性スタント史を黎明期から現在まで、
記録映像と証言によって学べるドキュメンタリー。
といっても堅苦しい内容でなく、
知ってるアクション映画がじゃんじゃんでてくるので
瞬きもできないくらい集中するし、
昔のスタント事情はびっくりするような人権無視現場なので
退屈するどころではありませんでした。
アクション映画の好きな人向け。

映画がまだ興行として成り立つかどうかの瀬戸際のころ、
生命の危険を伴うような仕事を女性や有色人種がやっていた…
っていう映像のところ、「落下の王国」を見ているので恐ろしかった。
亡くなったり、重度の障害を負ったりした人がいると思う。

若いスタント女性が、大先輩のお話を聞く形式なのですが
双方にリスペクトと仕事への愛があって聞いていて楽しい対談でした。

現代映画の映像は、
おなじみマーベル映画、DC映画、マトリックスやチャーリーズエンジェル、
ゴーストバスターズ2016、キル・ビル、スコット・スチュワート監督のプリースト、
ワイルドスピード、なんとテルマ&ルイーズまで(たぶん)。
再び大画面で見られて嬉しいヒロインたちばかりでした。

内容ばれ

格闘技に加えて、車やバイクの運転、時に乗馬も、
落下や火や水に耐える身体能力や技術のために
彼女達は日々ひたすら鍛錬に励みます。
男性は服の面積が多いためプロテクターを仕込めるが
肘や膝の出た衣装の多い女性はそうはいきません。
なおかつ女優さんの体型に合わせるため減量が必要だったり
ヒールを履いてのスタントをしなければならなかったりします。
(短いドレスのスタントでは、めくれ防止でテープを貼ったりするそう)

しかしスタントの世界は白人男性優位社会で
男性なら見過ごされるようなミスも女性であれば囃し立てられ、
組合にも加入させてもらえず、ならばと女性スタント組合を立ち上げると
5年仕事を干されるような環境で、それでも彼女たちは実力を示し
とうとう女性アクション監督を輩出するまでになりました。
ものすごく優秀な人たちが世代ごとに不断の努力を見せたからだと思います。
(業界に薬物が横行してキマった状態で仕事をする人がいて事故が起きたし、
告発するとやはり締め出しをくらった、というのは20世紀の人権意識ィ…)

危険な仕事なので事故の話は多かったですが、
直感を信じろ、一連の流れをイメージできないときは
必ずアクションのどこかに不可能な部分があるので事故が起きる、
という話は面白かった。

監督としてスタントを語る人でヴァーホーヴェン監督が出ておられましたが
「男だとできるのに、女性スタントではできないアクションがあるんだよねー」
ってめちゃくちゃ空気読まない発言なさってて、むしろ笑った。
もちろんあとはずっと女性スタントを称賛しておられましたけど。
ポール・フェイグ監督も語っておられましたが、さすがおしゃれ番長、
すごい色のスーツとネクタイの着こなしぶりに目が吸い寄せられて
発言が半分くらい頭に入らなかった。

私はMCUでブラックウィドウのスタントをされている
ハイディ・マネーメイカーさんが好きですが
(ジョン・ウィックで暗殺者の1人をなさっている)
妹さんもスタントをされていて、姉の過激なスタントを劇場で見て
「おねえちゃん!?(死!?)って言った」って話は可愛かった。
ワイスピスカイミッションのキャットファイトスタントは
姉妹によるものだそうです。へー!





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2021/01/11(月)

今日はアメリカの連邦議会での暴動の話です。苦手な人はまた後日!

アメリカ大統領選挙がバイデン氏勝利で終わり、
以前から私はSNSでアメリカ在住のおたくの女性が複数人、
「オバマ大統領時代よりも、有色人種へ差別をしてもいいという空気になり
嫌がらせが増えた」とおっしゃるのを見ていたので、よかったことだと思ってましたが、
1月6日にトランプ大統領支持者たちが連邦議会に乱入し4人が亡くなりました。

この件は非常に重く捉えられ
支持者に行進を呼び掛けたトランプ大統領はこれ以上の騒乱を引き起こせないよう
あらゆるSNSのアカウントを凍結されました。
私は「侍女の物語」を思い出したりしましたが、あと推しがつらそうで心が痛みましたが
まあ外国のことなので静観の構えでした。
しかし長年読んできた推理小説、同人誌で二次創作もしていたシリーズの作者さんが
連邦議会乱入に対し快哉を叫び、選挙の不正を暴けと気炎を吐いておられるのを見て
えええええええええええええええええ!?
ってなりました。
ノンフィクション小説を書かれるくらい社会への関心が高く、
若いファンとの交流もあった筈なのにどうしてそんな…。
なによりその作家さんは弱者の味方という印象を持っていたので、
ちょっとダメージがありました。
過去の人種差別と性差別セクハラ発言をまとめるだけで
数百ページの書籍になりそうな人物を応援しちゃうのか…と。

そして東京でのトランプ支持者のデモがあり、
オウム真理教事件を追ってこられた江川紹子さんの記事を読んで、
https://news.yahoo.co.jp/byline/egawashoko/20210108-00216678/
私たちはカルト的なものを見るとつい茶化したり見なかったことにしてしまうけど、
あれは変だよ、嘘だよ、って意見表明しておいたほうがいいのではないかと思いました。
ヒトラーも人民寺院もそれこそオウム真理教も、
どの国も同じような失敗を何度も繰り返しているので。

この日記を読んでいる人の中にも、トランプ大統領支持者がいらっしゃって
ご不快に思われているかもしれません。
私も愛読していた作家さんが熱狂されているので
もしかして私が間違っているのでは?と思い、
1日ほど支持者のみなさんのご意見を読みましたが、
意図的な誤訳、無関係の写真資料、ゴシップ誌のデマを根拠にした意見が多く
やはり納得できませんでした。

トランプ大統領を支持なさっている日本在住のかたは

・幸福な感じの宗教のかた
・新型ウイルスはただの風邪なので一切の感染症対策をやめたい方
・男性優位社会を取り戻したい方
・中国への厳しい対処を望む方

で構成されているように思います。作家さんも最後の条件に該当する。
そして総合するとそれなりの人数がおられる。
(最近話題になった女性漫画家さんで、やはり私がシリーズを読んでいたかたも
新型ウイルスは普通の風邪だから子供たちの人生を奪わないで。
普通の生活を送らせてと主張されていた。もちろんトランプ大統領支持者だった)
宗教のかたは教祖の方針だから仕方ないとして、
それ以外の方は、他国の元首にそれらを仮託するのって、
ちょっと、あの、横着じゃないです?

それはそれとして、私はこの先、カルトや宗教やマルチにハマらずに
残りの寿命を生きられるだろうか…とますます不安になってきました。
私がおかしなものに血迷いだしたら止めてくれとは、
一応友人たちに頼んではいるんですけど。
でも私、ほとんどの場合、黙って行動するからな…。




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2021/01/12(火)

ドラマかんそう
「ライジング若冲 天才 かく覚醒せり」

ご存じみんな大好き伊藤若冲、彼が相国寺と関係が深いのは有名だけども
果たして相国寺住持の大典顕常、3歳違いの僧侶と若冲の関係は
ただの芸術家とその庇護者という間柄だったのかな?ムムム?という内容。

NHKが攻めておる…と思いました(露伴先生といい)。
こんな内容の時代劇、見たことないよ。
若冲の才能に激しく嫉妬!する応挙はまるで
「私のジャンルに神がいます」そのものだったし、大典と若冲は百合だった…。

ラストまでバレ

最初に大典が若冲の手を握って若冲がモジモジし、
数年のちに若冲が大典の手を握って大典がドギマギするという。
そして最後は2人で川下りを楽しみ、やっぱり手を取り合うという。
(川下りで見た風景をテーマに絵と詩のコラボ作品を出したのは史実)

老松白鳳図が若冲で、芦雁図が大典であるというの初耳だったのですが
数ある解釈のうちの1つという感じなのかな…?
わりと若冲の投影に関しては数パターン説があるようです。

「死ぬまで、私の側にいて欲しい」
おっとり若冲、言う時はグイグイ言うの素敵でしたけど、
実際出家するときは別のお寺からだったりして
2人がどの程度の親しさだったのかは不明のままなのですね。

それにしてものちに相国寺が困窮した時、
皇室が買いあげてくれてよかったよ。
動植綵絵が海外に散逸してたら、もう2度と揃ってはみられなかったもの。


16日に完全版が放映されるようです。
https://www.nhk.jp/p/ts/56XX9Z1XJW/




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2021/01/13(水)

読書かんそう
「誓願」マーガレット・アトウッドさん

ある日突然アメリカでクーデターが起こり、
キリスト教系の過激な宗教団体が国を掌握し、
女性には人権がなくなり(手厚く保護されるようになり)、
家柄に守られない若い女は「侍女」と名付けられ、
重要な人物の子を産む責務を負わされるというディストピア小説
「侍女の物語」から35年。
マーガレット・アトウッドさんによる続編が発行されました。

今回は3人の女たちが入れ替わりで物語を進めます。
ギレアデの良家の子女アグネスと、
カナダで育ったごく普通の少女デイジー、
そして前作で主人公オブフレッドを支配したリディア小母。

この本を読んでよかったです。「侍女の物語」は
モヤッとした終わり方だったので、
この話で、やっと完結したという感じ。
あと私などが言うのも身の程知らずですが、
やっぱり35年も経つと文章力構成力がバーンと上昇なさってて、
エンタテインメント小説として、こちらのほうが優れていると思います。
カナダの少女から見たへんてこりんなギレアデと、
ギレアデの少女から見た狂人のようなカナダの少女、
両方の視点があるので読者としてはむしろほっとします。

ラストばれ

リディア小母とフレッド司令官が16分割くらいに細かくされる所と、
あとギレアデがメチャクチャになる所を
つぶさに見られるのを望んでましたが、どちらも叶わず。
でも満足のラストでした。

ドラマ版はシーズン2ラストでリタイアしてしまったんですが、
お話はドラマ版と連動しているように思います。
この続編「誓願」により、オブフレッドと2人の子供、
それぞれの父親は生存が確定したけど、
あの厳しい状況でみんな生き残るのはすごいなあ。
(まあオブフレッドは周囲の人を犠牲にして生き残るんだけど…!)

クーデター直後の、普通に自我のある女性の精神をへし折るのに
まず監禁して失禁させて、次に紙もない薄汚れたトイレを与えるの、
本当にもう…って思います。

ところで監禁され虐待を受けている、ある女性の一人称の文、
私はこの文章をずっと覚えていたい。

「だが、わたしのひたいの真ん中には、第三の目があった。あると感じた。
石のように冷たい目。それは涙を流さず、ものを見ていた。
その目の奥で、だれかがこう考えていた。このお返しはかならずさせてもらう。
どれくらい時間がかかろうと、その間にどんな屈辱を舐めようと、かならずなしとげる。」
マーガレット・アトウッド「誓願」より

誰が何と言おうと、幾つになってもこういう精神を持ち続けようと思います。

ところで背信行為がばれて政府が崩壊する物語が書かれるのは、
カナダは倫理の正しい国だな……と思います。





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2021/01/14(木)

映画かんそう
「囚われた国家」

宇宙人に支配された地球で、
抵抗活動を行うレジスタンスと、
それを取り締まる人間組織の攻防を描いたSF。

子供の頃に、家族で逃亡を企てた罪で両親を殺され、
抵抗軍の中心的人物になった兄を持つ少年が主人公です。
宇宙人との華々しいバトルはあまりなくて、
どちらかと言えば歴史上何度もあった弾圧と抵抗の描写に近いかも。
大作侵略映画というよりはサスペンスです。

ラストばれ

ルパート・ワイアット監督の過去作品、
「DATSUGOKU 〜脱獄〜」や「猿の惑星: 創世記」、
なんか毎回、弾圧を受ける男たちの連帯を描いておられるような…
そして最後にちょっと意表をついて終わる。
こだわりのテーマがあるのはよいことですよ!

オチは、まあ予想はつくが痛快なオチだと思う。
そこに行き着くまでが少し冗長だったので、
爆破に絡むイベントがあと2つ3つあればなと感じました。






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2021/01/15(金)

漫画かんそう
「君の銀のあし」日野雄飛さん

年末掃除しないといけないのに、そういう時に限って
普段読まないオリジナルBLとか電子で買って掃除をしながら読みました。

深刻な喪失を抱えて旅を続けている主人公は、
スポーツバーでパラスノーボードの中継を見ていたが、
偶然にも画面に映っていた選手が隣におり、
それがきっかけで知り合いになるというあらすじ。

私はハーレクインっぽいBLが苦手なので(好きな人もおられるでしょうけど)
明るくて積極的な金髪のスポーツ選手が攻で、
心に傷を負った細い日本人男性が受…ではなくて、逆で、
ヤッター!と思いました。
心に傷を負った細い日本人男性が攻!
そして明るい金髪マッチョが受!
しかしこの攻、攻らしからぬ攻で、流されやすく、
その辺も変則的で良かったです。
どっちかというと、肉体関係を持つ過程より、
持ったあとの生活習慣のすり合わせや、
価値観を理由とした小さな行き違いのほうが面白かった。







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2021/01/16(土)

色々感想

バック・アロウ(アニメ)
んー、2話も村への攻撃にチャンネーが頑張るが全く力及ばず
主人公が無双パターンかぁ!それもう飽きたー!

青のSP-学校内警察・嶋田隆平-(ドラマ)
今期、山田裕貴さんが助演と主役で2本かけもちなさっていて
大丈夫なの!?って思って見ました。学校内に警察が常駐する話です。
これも気の強いチャンネーは役に立たず
主人公の横暴なやり方が功を奏して無双パターンなんですよね。
ジャンプ新人読みきりか!

主人公がなぜこの学校を警察設置校に選んだのか、という質問に、
「この地区は外国人労働者が増えて価値観が多様化しているから」
というような回答で、オイオイオイオイオイオイオイオイ…
とJOJOになりました。
いや、あとになってそれは嘘!ってなるかもですが。
ネットの闇!学級崩壊!いじめ!自殺!みたいなのは、
今はあまり見たくないのでこのドラマはパスします。

ところでこのドラマのスポンサーが株式会社SKYで
商品は従業員のPC使用内容を監視し、
効率よく仕事をしているかを数値化するソフトなのだが、
藤原さんはCMに出演されているので、
学校に入り込んで悪を暴くSPは商品の擬人化なのか…?などと思った。

相棒
給付金詐欺の話。
冠城さんの回転の早さと右京さんのナイスアシスト、
頭脳戦と伏線とどんでん返し、このシーズン一番面白かった。
(たぶんこれ以上はあるまい)
さすがの徳永富彦さん。
さすがにヒマ課長は引っかからないだろうから
誰か別の人にしてあげてほしかったけど、
登場人物がみんな気のいい人で、昔の相棒みたいな感じがして嬉しかった。

PUI PUIモルカー
本来なら私が100%見ないだろう、お子さん向けの3分間フェルト人形のアニメ。
モルモットと車が合体したような生物、モルカーが
車の代わりに流通している世界の話。
気付くと10回くらい視聴していて、モルモットの動画などを探し求め、
自分もプイプイ言いながら仕事をしてしまうという中毒性の高い番組です。

私が見ようと思ったのは監督が大学院の時に製作したフェルト人形のアニメが、
非情にグロテスクで綺麗だったからです。
「マイ・リトル・ゴート」(人によっては怖いかも)
https://mylittlegoat.tumblr.com/

PUI PUIモルカー 第2話 銀行強盗をつかまえろ!
https://www.youtube.com/watch?v=OQicZA-bU9A&feature=youtu.be
18日17時まで公開だそうなので、見る方はお早めに。









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2021/01/17(日)

映画かんそう
「キング・オブ・シーヴズ」

2015年にロンドンの宝飾店ハットンガーデンの貸金庫が破られ、
25億円相当の現金や貴金属が、老人のグループに強奪された事件を映画化。
この話は過去に「ハットンガーデン・ジョブ」
「ハットンガーデンの金庫破り」「ジーサンズ・ジョブ 最後の強盗」
と繰り返し映画化ドラマ化されていますが、
英国人の心に響くなにかがあるんでしょうかね。

マイケル・ケイン、マイケル・ガンボンをはじめとするキャストは、
間違いなく今回が一番豪華であると思います。
しかもシャワーシーン、バスローブ姿、スーツにお着換えシーン、
初老マニア(私ではありません)には嬉しいサービス盛りだくさん。
余計なお世話ですが、放尿シーンも複数回あります。

ただ、ケイパーものとしては割とグダグダしておる。
実際の犯罪の流れがそうだったんでしょう。
なにしろ3日もかけてエッサホイサ運び出したらしいですから。
名優たちの姿と演技を愛でるなら優勝映画と言えますが。

ラストばれ
油圧ジャッキが折れて買いに行ったり、
マイケル・ケイン氏演じる主人公が途中でへそを曲げて
犯行から抜けたり、
盗品の集計ができなくて、みんなちょろまかしまくったり、
グループ内で地味に仲間割れして各自が悪口を触れまわったり。
あのへんはちょっと眠かった。

なんですぐに逃げないのか分からなかったんですが
当時の記事によると
みんな最新の捜査技術のことがよく分かってなかったんですね。
パブで犯行の自慢話とかしてるのを、捜査班に録画されたりしてた。
おじいちゃん…。

老化あるあるねたで半分コメディみたいでしたが、
ラストはさすがに決めてきました。
さすがの名優たちの演技と、過去作品の加工編集が上手かった。
えっCGによる撮りおろし…?って一瞬思いました。







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2021/01/18(月)

映画かんそう
「ズーム 見えない参加者」

ロックダウン中のアメリカで、仲間同士でZoomを使った
交霊会をしようということになり、
霊媒師を呼んで酒を飲みながら霊を降ろそうとするが
参加者の悪ふざけが原因で悪いものが来てしまい…
という、初のロックダウン洋画(私は)。

これ、料金が1900円だったら暴れたな…という内容でしたけど、
その辺は配給も分かっているのか1000円でした。

付き合って間もない男女が、ロックダウンをきっかけに同棲するが
明らかにうまくいってないのがzoomで分かるとか(霊よりハラハラする!)
今の世の中では咳はオナラより恥ずかしいとか、
新時代の挨拶、肘タッチとか、
アメリカの変化の片鱗が見られたのはよかった。

内容ばれ

幽霊の法則がよく分からない。
なんで透明なん。
足跡とか布とか、
2020年「透明人間」の時は納得の演出だったけど、
zoom交霊会の幽霊が質量はありつつ透明化する意味が分からない。
ストロボの光で本体が見える理由も分からないし、
わざわざゾンビみたいな姿をする訳も分からない。

エンドロール後に映像があるが、
めちゃくちゃ長いうえに面白くないので見なくていい。
DVDまたは配信の際は削られてほしい。










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2021/01/19(火)

映画かんそう
「ヲタクに恋は難しい」

福田雄一監督

漫画は初期のころネットで読んでました。
オチまでが早くて読みやすいコメディだなと思ってた。
なぜかミュージカル映画になってた。
たぶんこれオタクに向けて4割、
非オタクに向けて6割くらいのバランスで作られているのではないかと思う。
難病恋愛もの、動物恋愛もの、田舎恋愛もの、
みたいなカテゴリ と同じ「オタク恋愛もの」。メインは恋愛。

途中コスプレの群舞によるダンスがあったんですが
キャラクターがほぼ分からなかった。
マシュ だけは分かった。あれはソシャゲのキャラクターたちなのかな?
漫画アニメのコスプレは版権が難しい?


今日はミステリ作家殊能将之先生の誕生日!
おめでとう先生!
もし生きておられたら、
この状況にどんな皮肉とジョークをおっしゃったか非常に気になります。





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2021/01/20(水)

映画かんそう
「KIN キン」

ジョナサン・ベイカーとジョシュ・ベイカー、おそらく双子監督。
養父の下で暮らしている少年が、
偶然別次元の武器を手に入れたところに刑務所を出た兄が帰ってきて、
金銭トラブルから、その武器を使うことになり、
運命が狂っていくという話。

現在の地球の科学では作れないような凄い武器を手に入れて、
追ってくる敵を倒す爽快アクション映画かと思ったが、そうでもなく、
貧しい兄弟が取り返しのつかない状況になっていく、ロードムービーです。

主人公のお兄さん、演技の達者な新人さんだな、
と思ったらジェームズ・フランコだった。

ラストばれ

結局その武器はどこから来たものか最後で種明かしがありますが、
なんとなく武器も別ユニバースも少年の空想で、
普通に銃なんじゃないのかしら…というどことなく仄暗い匂いがしました。

刑務所の中で守ってもらう用心棒代600万円はお高いね。







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2021/01/21(木)

このミステリーがすごい2020が
名探偵コナン特集だったんですが、
好きなエピソードアンケートとか、
ホームズねた抜粋とか色々面白かった。

青山先生、お忙しいでしょうに
鬼滅やMIUやアンナチュラル、麒麟、
話題作をどんどん履修しておられて
インプットもすごい!と思いました。

ミステリ作家の皆さんは、もとよりステイホームな仕事なので
全然変わらない…と思いきや、
人と会って話すというのが意外と思考の整理や気分転換になっていたようで
仕事の進みが遅くなったとおっしゃっている作家さんが半数ほど見られた。

出版不況により、ハードカバーでの出版が減り、
いきなり文庫で出版が増えたそうだ。
本屋さんには時々行ってるつもりだけど気付かなかった…。




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2021/01/22(金)

アニメかんそう
「アーヤと魔女」

宮崎吾朗監督
孤児院育ちのアーヤはある日、怪しい男女に引き取られるが
その女性は魔女で、男性は人間ではない。
彼等はアーヤを日夜こきつかうが、へこたれないアーヤは
黒猫の助けを借りて魔女の魔法に対抗する技を編み出し
次第に魔女と謎の男と対等に渡り合えるようになる……というあらすじ。
アーヤがとても逞しいので、安心して見ていられます。

最初の伏線などが、結局どうなったの…?って感じだったのですが
これ、原作がダイアナ・ウィン・ジョーンズさんの遺作なのですね。
おそらくシリーズ化して、アーヤの親の設定なども追々分かったのではないかと。
なるほど。
原題は「Earwig and the Witch」
Earwigはハサミムシで、俗語としては「盗み聞きをする人」
この話では、耳に入って脳を乗っ取るという俗説から
「アヤツル」という日本名を採用しています。

内容ばれ

お世辞とお愛想で周囲の大人を自分の思い通りに動かしてしまうアーヤ。
逞しいというか、周囲の大人がチョロイ?

過去のバンドの話も、きっと何かに繋がったんでしょうね。
でももう永久にわからない。残念です。





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2021/01/23(土)

色々感想

Dr.stone(ジャンプ掲載)
ステルスって、100%素材だと思ってたけど
デザインでもレーダーを弾けるんだな?
なお理屈はよく分からない。

バック・アロウ(アニメ)
1、2、3話すべて、無力な村人たちが理不尽に攻撃されて
主人公が圧倒的戦闘力で守ってやる話!やめて!つらい!

ここは今から倫理です。(ドラマ)
漫画は1話を読んでなんとなくそのままだった。
人を不機嫌にするのが怖くて男性に嫌と言えない女子高生に
倫理観を教えるというスタート。
そういうタイプの女性が多いんだろうなとは思う。
一応は継続して見ます。

相棒
今週の相棒、なんか妙だった。
老人がお菓子を買って置き忘れていたから
大切な客が来た筈…ってそうなるか?
物証がなにもなくない?
あとセクハラや婦女暴行までやらかす年寄を
弟子たちが思い余って殺したことにたいして
「あなたたちは間違っています」って
他人が言いきってしまってよい?

天国と地獄〜サイコな2人〜(ドラマ)
シリアルキラーの高橋一生さんと女刑事の綾瀬はるかさんの
精神が入れ替わってしまう話。
中身が綾瀬さんの演技をする高橋さんがすごかった。
あと中身が高橋さんのサイコパス綾瀬さんは、
にこやかで支配的で周りをポーっとさせて、
おびえる高橋さんをガンガン詰めるところがよかった。

本当なら女子大生とシリアルキラーの心が入れ替わってしまう
「ザ・スイッチ」というアメリカ映画が1月15日から日本公開予定だったので、
ねたがカブってないか見比べようと思っていたのですが、
緊急事態宣言で公開延期になってしまってチェックできなかったのが心残り。

PUI PUI モルカー
炎天下に駐車されたモルカーの中に残されたネコちゃんを守れ!
という回。
モルカーはどうやら猫が苦手という設定のようです。
あと青空駐車されてるモルカー達の中、
2話のシロモちゃんだけが日陰に駐車されていて、
シロモちやんの飼い主の人気が爆上がりしているようでした。
(シロモちゃんと主の相手固定が発生してた。気持ちは分かります)
あと今回ぶっ壊れたレストラン内に1話の女性(監督のお姉さんなのだとか)と
スマホ運転男のフィギュアがいたとか、
シロモちゃんの飼い主がシロモちゃんを見てたとか、
ネットを見てないと分からなかったけど確かにそうだ。
みんなすごい動体視力だなあ。





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2021/01/24(日)

映画かんそう
「さんかく窓の外側は夜」

ヤマシタトモコさんの同名コミックを原作としたホラー映画。
子供のころから霊の見える体質だった三角(みかど)は、
ある日突然なぞの男のスカウトを受け、
除霊師のアシスタントのような仕事をすることになる。
警察の依頼で猟奇殺人の被害者遺体を探していた2人は、
危険な呪術師と接触することになり…というあらすじ。

冷川さんを中心に据えて、冷川さん関連のエピソードを柱にしてあります。
三角さん、非浦さん関連はちょっと変えてある。
三角さんはキャラクターが全く違うけどまあ納得できる。
徐霊関連の、やや性的な描写は一切なくなりました。それも妥当。
というか除霊描写もなくなった。
予算の都合か、現実寄りの世界観にしたかったのかどっちだろう。
原作未読でも全くオッケーだと思います。

見終わると焼き肉を食べたくなる。

内容ばれ

網の上のお肉、あまり食べられないので
「焦げる!焦げる!早く食べて!」と思ってました。

ところで「フルモンティ」というバーが映ってたので
ふと検索したら、その数軒先に呪いのビルがありました。
実在するビルやったんかい!
神奈川だったんですが、全部神奈川で撮影したんかしら…。

岡田将生さんと並ぶと志尊淳さんが小さく見える。
スタッフロールに北川景子さん、筒井道隆さんのお名前があって
「どこに!?」と思いました。

省略改変がいい感じの映画化ですけど、
幽霊の表現は原作のほうが好きですね。










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2021/01/25(月)

映画かんそう
「引っ越し大名!」

姫路藩主の松平直矩は、兵庫から九州までの理不尽な国替えを命じられる。
石高は減り、人員と荷物を輸送する予算もろくにとれないという状況の中、
引っ越し奉行に推挙されたのは冴えない書庫番の青年だった…というあらすじ。

全体的にコメディタッチで、時々陰謀あり、ラブロマンスあり、
ダンスと歌あり、殺陣も少しあり、幕の内弁当のような感じです。
主人公を星野 源さんが演じます。

内容ばれ

まあ人件費…ってなりますよな。

国替えの理由、直矩が柳沢吉保の性的な誘いを袖にしたから…
というのが斬新な独自解釈。

明るく軽い内容なんですが、殺陣になると
ブスーッとくせ者を殺していたので、
殺すんかーい!ってちょっとツッコミました。




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2021/01/26(火)

りんごをたくさんいただいたので、
生で齧りつつお菓子も作ってみました。

シロさんのりんごのキャラメル煮


以前も作ったホットアップルサイダー


りんごケーキ


おいしいりんごだったので、焼いても当然おいしかった。
りんごケーキのレシピはこちら。ちょっと焦がしてしまいましたが
それでもなかなかいけた。
https://recipe.rakuten.co.jp/recipe/1310009494/




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2021/01/27(水)

第2回世界SF作家会議を配信で見ました。

第1回と少しメンツが違うのですが、
作家の皆さん収録に慣れられたのと同時に
ちょっと居酒屋の雑談風味というか、
いや、あのほうがいいというひともおられましょうけれど
私は第1回のほうが好きかな。

人間はどう滅ぶか?
地球最後の日に食べるのは麺か、ごはんか?
というテーマがありました。

劉慈欣さんは普段麺もごはんも食べませんとおっしゃっていて、
炭水化物ぬきダイエットか…?と思ったんですが
ワイン云々おっしゃっていたのでパンだろうか。
今回から参加のケン・リュウさんは
ごはん派なのだそう。でも日本に行ったときに
最高の蕎麦をご馳走してもらったそうで、できればそれがよいとか、
作品がすごくて翻訳もできて気遣い上手とかなんね!一体!
ところで中国では、劉慈欣さんを大劉、
ケン・リュウさん(劉宇昆)を小劉と呼んでいるそうで
げえ!って声が出るほどかわいい情報ですね…。
同じく今回から参加のキム・チョヨプさんは麺派だけど、
最後の食事はきっとみんなで食べるだろうから、
個食向きの麺ではなく、ごはんで…とおっしゃっていた。

人間が滅ぶことについては、
ケン・リュウさんが、
今と形状・形態が変わる(おそらく攻殻てきな)ことで人類は滅ぶという回答で、
光のSF作家だ……と思いました。




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2021/01/28(木)

2020年12月31日でFlash Playerのサポートが終了、
今月1月12日以降は基本Flashコンテンツの実行が不可能になるため、
往年のホラーコンテンツ「THE HOUSE」も、
「こ〜こはど〜この箱庭じゃ?」も、
「腐った金魚の呻き声が聞こえる」も、
見られなくなってしまいました。
というか「腐った金魚の呻き声が聞こえる」はFlashだったのか…
HTMLでいける内容だった気がするけど、
当時のワクドキツールだったからFlashなのかな。

いつか時間があるときにやろ〜!っと思っていた
続編の「THE HOUSE 2」も当然プレイできなくなったのですが、
見たいものはあるうちに見なくてはだめですね…。すべては有限の命!

ところで「THE HOUSE 2」は実況にあって
もう本家が見られないので許されよ…と思いながら見ました。
1の路線ほぼそのままやないか!と思いましたが
まあ演歌みたいなものかしら。
実況には「腐った金魚の呻き声が聞こえる」もあったので
久しぶりに見てみましたが、
リアルタイムアクション系のホラーは実況映像で楽しめましたが
テキストを読む形式のは、私はだめでした。
テキストを読むスピードが合わないと没入できないのと
文字化けなどの演出に対して、朗読の反応が難しいのと
あと、効果音がクリアでないと、恐怖が半減してしまう…。

Flashコンテンツを再生できるソフトが近いうちに
リリースされるとどこかで見た気がするんですが、
どこかのどなたか、頑張っていただきたい!



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2021/01/29(金)

知識について

最近、新型ウイルスの人数が爆発的に増えたことに関して、
某知事が「ガラスの天井が突き抜けた」とおっしゃって物議を醸しました。
(正確な発言は「(緊急事態宣言肯定に転じた理由として)一つは560名の、
一挙にガラスの天井が突き抜けた瞬間と、
それが次の日も600名を超えると報告を受けたこと」です)
「ガラスの天井」は、建前上男女平等となっている社会で、
女性のキャリアだけ、ある時点でストップする仕組みになっており、
経営者や政治家の女性が少ない、その見えない障壁を表現する言葉です。

そしてこれも最近、
新型コロナウイルスワクチン接種担当大臣に任じられた河野太郎氏に、
二人の若い議員、小泉氏と小林氏がサポートに付けば
いいチームになるのではないだろうか、
と、この三人のイニシャルからKKKチームと名付けた
弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏の記事も炎上しました
(現在記事ではKチームと修正されています)
まあ言うまでもなくKKKは、有色人種をリンチして
木に吊るしたりしていた白人至上主義の集団、KKKを連想させます。
とんがった三角の覆面姿が有名ですね。

どちらも、なんとなく小耳に挟んだ単語が記憶に残っていて、
つい使ってしまったんでしょうね。誰にでもあります。

しかし誤用や問題ある使用を指摘された際の態度はとても大事だと思います。
知らんかった!と言えば6文字で済むところを、
そう言いたくないがために理屈をこねるともう大変。
まあ職業柄というか職業病というか
「知らなかった」がどうしても言えない立場や性質があるし、
間違いを素直に認める人物を威厳がないと感じる層が
一定数あるというのも理解できますが。
しかし絶対間違えない人物こそリーダーに相応しいと考える人は
高齢者が多いのではないだろうか。

ちなみに某知事の反論。
「蓮舫議員や太田議員が、
「『ガラスの天井』を間違って使ってる!」
と一生懸命だが、僕が役所内の「ガラスの天井」を打ち破る為に
何をしてるのかも知らないんだろうな。その意味で使ってない。
記者会見では、いつ割れてもおかしくない状態を
「ガラス」に喩えただけ。会見の中身を見たら明らか」

うむ……。







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2021/01/30(土)

色々感想

逃げ上手の若君(ジャンプ掲載)松井先生新連載!
突然の歴史もの!
どんな話になるのか全然分からない。
ジャンルもまだ不明。

ブルーピリオド(アフタヌーン掲載)
今月号の現代絵画の説明、
りんごの絵は、表層の着色された平面を売っているのではなく、
解釈を売っている、てきな内容で、
なんか現代絵画を理解できた気がする(でも気のせいかも)。

舞妓さんちのまかないさん(サンデー掲載)
オーバーワーク気味のスーちゃんが夜中に帰ってくると
キヨちゃんが、暖房のないダイニングで食事しなくていいように
自分の布団を温めて、寝転がって食べられる食事を用意して
待っててくれるという尊い回。2人には結婚してほしい。
まゆげは青森に帰ってほしい。

バック・アロウ
敵の将軍と相棒の参謀役が幼馴染で貧しい村から売られたとか回想が入るも、
あっさり全部投げ捨てて主人公側に投降してしまうの、
理解不能な感じがしていいですね。
さあ、敵の将軍は怒って殺しに来るか、
それとも彼も幼馴染を追って投降するのか。

ムジカ・ピッコリーノ
ロシア音楽回。
ロシアの旋律は基本上がって下がるパターンが多いという話。
そうかな?そうかも?

バラライカって弦が少ないんですね。3本しかない。
ウクレレより少ない。

キラメイ
悪の怪人は人間の心を傷つけるためにイラスト勉強して、
ぴくしぶ(?)のアカウント作って、
交流もしてたってこと?仕事とはいえ大変やな…。
脚本は徳永富彦さんでした!

俺の家の話(ドラマ)
人間国宝の歌舞伎役者を父に持つ主人公が
家を飛び出し、プロレスラーになるが
父親の介護が必要になり家に戻り、父の世話をする話。
脚本はクドカン。
クドカンなのでこのあらすじにもかかわらず
軽妙で、牽引力がすごい。
つらくて親の入浴介助ができないとか、
認知症テストの結果がつらいとか、
どんどんぶち込んでくる。

ここは今から倫理です。
シングルマザーは長時間労働せざるを得ず、
親の不在が長いと子供は深夜徘徊をする、
という設定は2021年現在どうかと思うが、
映画の話にめちゃ食いつく先生はかわいかった。

今の高校生が「雨に唄えば」を見たらどんな感じがするんだろう。
私がメリエスの「月世界旅行」を見る感じ?

天国と地獄〜サイコな2人〜
部下の人、2話にして入れ替わりに気付くのすごくない?
やっと主人公に味方ができてよかった。
中味高橋さんがもうメイクを会得されていてすごい。
やっぱりサイコパスは基礎能力が高くて、
メイク動画とか1回見ただけで再現できちゃうんだろうか。

ところで、成程と思ったのは
サイコパスは若干ナルシストでもあるので、
入れ替わった自分の顔をした女刑事のことが
少し特別な存在になりつつあるんじゃないかしら。
ちょっと夢要素ある。





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2021/01/31(日)

ドラマかんそう
「陳情令」30話〜35話(全50話)

導師業界から邪道扱いされ、孤立していた受ですが、
更に最悪の展開をします。
ところで私は
現在→16年前の因縁→現在再会→ハッピーエンド
だと思っていたのですがどうやら違うっぽい。
もう過去回想編が終わって現在に戻ったので
再会してから更に色々展開するっぽい。

内容ばれ

今回の攻の受しぐさなんですけど、
再会して、受が入浴中の攻の裸を見てしまうんですけど
(なんで!?好きになってしまうのでやめてほしい)
真っ白な背中に鞭の跡、胸には焼きごての跡があり(おそらく)、
攻はそれを隠します。
普通それは受のやることでしょう…。
本当に攻なのか?お前は受ではないのか?

不幸な事故により姉の旦那を殺してしまい、
姉も戦闘の巻き添えで死んでしまいます。
ここら辺はちょっと興ざめというか
姉だって仙術を修めているのでは?と思うのですけど、
まあ受を追い詰めたいというのは分かります。

再会したのでめでたく2人行動になります。
やったね!



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