10月日記

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2020/10/01(木)

映画かんそう
「マティアス&マキシム」

昔から仲の良い友人グループと時々集まっては騒いでいたマティアス。
仲間の1人の妹の自主製作映画に出ることになった彼だが、
幼馴染のマキシムとキスシーンを演じる羽目になり、
そのキスがきっかけでお互いに意識しあうようになる。
恋人のいるマティアスは自分の感情に戸惑うが、
マキシムは仕事を探すためにオーストラリアへ渡ると決めており
彼の出発の日が近付いてくるが…というあらすじ。

グループのみんながとても仲良しで、
彼等のキャッキャするシーンがたくさんあります。
あと青年たちのお母さんが皆元気で、
息子の友達のことを身内同様にかわいがっていて、ほほえましい。
マティアスは自分の気持ちを認めたくないのか
情緒不安定になりますが、それを繊細に描写するのが
ドラン監督の得意分野のように思います。

というか監督、脚本、マキシム役がグザヴィエ・ドランで、
まだ31歳なの!?才能の福袋か!?

なんらかの依存症の毒親が、成人した息子を詰めまくり
暴力をふるう場面があります。あと軽い嘔吐。ご注意。

内容ばれ

こらマティアス〜〜その逃亡癖をどうにかしなさ〜い!
…って何回か思いましたが、
その善良で親しみやすい彫像のような顔面りょくで許してしまう。
でもマティアスは付き合ったら面倒くさいかもよマキシム…。

グループのみんなすごく仲良いので、
あの中の全員が他のだれかと恋に落ちる可能性もあったと思う。
マキシムの指吸いの癖が出たとき、
隣に座ってた長髪の子が無言で抜いてあげる描写が好き。

ドラン監督は「たかが世界の終わり」しか見たことがないのですが、
優しい人が家族にゴリゴリ削られる描写がお好きなのか?と思いました。
同じく幼馴染の同性に恋をする
「ムーンライト」も毒母が出てきましたが、あれを越えた。
しかし老女の力で投げてあそこまで酷いケガになるとは、
毒母の腕力がゴリラなのか、キャナダのリモコンがステンレス製なのかどっちだろう…。

細かいねたですが、
内緒話をするとき「秘密の守り人さん」って言ってた。
はりぽた原作ネタですね。監督直撃世代かな。
原語では何と言ってたか聞き取れなかったので意訳かもしれないけど。
あとドラゴンボールのベジータ、ゲースロなどの名称が出ていました。

マキシムの後ろを上手から下手に歩いていく動物、
マティアスの後ろを下手から上手に歩いていく犬が映りました、
しおれた観葉植物と撤去された観葉植物、
マキシムのことをなぜかじっと見てくる男性のシーンも2回、
特に伏線ではなかったんだけど、何だったんだろう。演出の癖かな?






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2020/10/02(金)

映画かんそう
「KILLERS キラーズ 10人の殺し屋たち」
(2019)

組織を裏切って逃げ出した女、
その女と海外逃亡する約束をした男、
組織の手足となって働く警官、
一人娘に会えない殺し屋の男、
等々脛に傷持つ男女が殺しあい、
やがてうらぶれたホテルに集まり始める…というあらすじ。
ニコラス・ケイジ主演。
彼は脚本を選ばずに何でも気さくに出てくれるなあ。

たぶんタランティーノがお好きで、
「レザボア・ドッグス」みたいなのが撮りたかったのかな?と想像するが、
登場人物一人一人の作り込みが甘くて、あ、はい。という感じに。
監督はお若いのだろうから、きっとこれから…と思ったが、そうでもなかった。



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2020/10/03(土)

色々感想

チェンソー(ジャンプ掲載)
マキマさんがやばい…。
(簡単に言うと、これまで登場したキャラクターで
役に立ちそうな死人たちを自分の下僕としてズラズラ並べている)
WEBで「歴代のジャンプの主人公たちがやってきたことだ」
って言われてなるほどって思いました。
(役に立ちそうな人間を仲間にして人生を搾取するという点で)

恐怖新聞
突然時代劇が始まったので録画をミスったのかと思った。
くだん信仰を絡めたヘレディタリーみたいな話になってきたぞ…
そして白石聖さんの前世が黒木瞳さんとうのは大きなどんでん返しだ。






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2020/10/04(日)

舞台かんそう
「月光露針路日本 風雲児たち」(つきあかりめざすふるさと)

原作:みなもと太郎
演出脚本:三谷幸喜

松本幸四郎さん(私が長らく染五郎さんと認識していたかた)主演の
歌舞伎です。
江戸時代に伊勢を出港した船が漂流しロシアに流れ着いて、
なんとかロシアの援助を受け国に帰ろうと努力を続けること10年、
17名いた船員も数が減って、それでもくじけなかった
大黒屋光太夫の物語です。
過去に規模の大きい映画化もされた。(おろしや国酔夢譚)

非常に好評だったそうで、納得の演出でした。
基本は光太夫一行がどんどん北上していくだけなんですが
工夫が凝らしてあって飽きない。
友情、ラブロマンス、三谷さんらしいギャグシーン、
歌舞伎の演出もきちんと組み込んであります。
(中の人ネタはちょっと分からなかった)
磯吉役の人、かわいいなあと思ったら現在の染五郎さんでした。

ラストばれ

ラストの演出が特に、鉄板なんだけどもよかった。
富士と波。客席にいたら泣いたかもしれない。

船員たちの命を奪った、
全身にかさぶたができて歯茎が腫れる病気って
なんだっけ…って思ったら壊血病か!
ビタミンC…たしかに寒い土地で食料が手に入らないと
摂取が難しいかも。

最初に彼らが上陸した、アムチトカ島って
今どうなってるんだろうって調べたら
核実験場になっていました…OH……。

なんだか突然BL演出(別れのキスシーン)がぶっこまれて
どんな顔したらいいのか分かりませんでした。
誰がどういう開眼をしたの。


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2020/10/05(月)

昨年の2019/12/27日記に書いた、
生姜、クローブ、シナモン、カルダモンと紅茶、
たっぷりの氷砂糖をラム酒に漬けるスパイスジンジャー酒ですが
ホットミルクで割ってみると
「これお店で出るクオリティじゃないですか!」
みたいな味になったので、今年は倍量漬けようと思います。
生姜の量はもっと増やそうかな。

ジンジャーシロップも好きなんですが、
瓶詰にして冷蔵してもそう長くはもたないので…。
でも蒸留酒なら常温で何年でも保存可能!
むしろ長く置けば置くほど生姜の風味が強くなる筈。

ちなみに写真にも写っている使用したマイヤーズラムですが、
輸入販売を一旦終了する事が決定しているので、
作ってみたい方やこのラムが好きな方は買っておいたほうがいいですよ。
とりあえず田舎で通常の値段で普通に売ってました。







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2020/10/06(火)

映画かんそう
「ガーンジー島の読書会の秘密」

女流作家ジュリエットが、
かつて所蔵していたチャールズ・ラムの随筆、
それを購人した男性から
「持ち主の住所が載っていたので尋ねますが、
他のチャールズ・ラム作品はどこへ行けば手に入りますか?
自分はガーンジー島の住人で、読書会に所属しています」
という内容の手紙が届く。
ガーンジー島の読書会に興味を持ったジュリエットは、
婚約者を置いて単身島に渡るが…というあらすじ。

第二次大戦中ナチス占領下にあったガーンジー島での悲劇が語られますが、
大部分は読書好きの島民とジュリエットの交流と、
彼女のラブロマンスなので、悲しいお話が苦手な人も大丈夫だと思います。
ダウントン・アビーと出演者がかぶっている。
あと英国文学に強いと、
読書会で朗読される一節一節にニヤリとできる(んだと思う)。
マシュー・グードがなぞのチョイ役で出ている。
(原題はガーンジー島文学とピールポテトパイの会)

ラストまでばれ
2人のステキな男性の間で揺れ動く美人作家…
みたいなのは私は不要だと思ったし、
ジュリエットのやりようは理性も自制心もない幼児みたいに感じられた。
あれでもグッと我慢して去らなければならないとは当時の男性はつらいな。

我が子か正義か、というのは
(ハリポタ7巻ルーピン夫妻もそうですけど)、
せめて協議の上、どちらか片方が子を育てるべきではと私は考えます。
それが無理なら子を持たぬほうがよいのでは…。

それと伝聞形式のメリットとデメリットがはっきり分かるので、
「ジョジョ・ラビット」とこの作品を見比べるのはなかなか面白いと思いますよ。





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2020/10/07(水)

やたらピエール・エルメの話ばかりしてますが、
とらやとピエール・エルメのコラボ商品第二弾、
生菓子が発売になりました。
求肥のイスパハンときんとんのイスパハンです





(お菓子もお皿もかわいいですね)。
お味は、きんとんのほうは
ライチの風味だけが突出して感じられましたが
求肥はライチとフランボワーズの味がしました。
薔薇は私には分からなかった。
この生菓子は販売しているお店が限られるのでご注意ください。
ちなみに大阪では販売しませんが、今日から1週間
阪急百貨店で開催されるとらやのイベントでのみ買えます。
でも入荷数量に限りがあるので整理券が発行され、
本日は1時間で完売です。京都店は常時販売しているそうです。

ところでピエール・エルメは大阪に販売店舗がないのですが、
(大阪のことが嫌いなの?ピエール……)
現在リッツ・カールトン大阪とコラボしていて
その期間中は1階のショップでイスパハンが買えます。
まあ京都か神戸に行けば常時売ってるんだけどもね。



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2020/10/08(木)

「テネット」2回目を見てきました。
席を立って劇場を出るまでに7回くらい「分からん」という
色々な人の言葉を聞いて、でもみんな怒っている感じではなくちょっと笑ってて、
分からんハウスに集って分からん物語を楽しむ分からん愛好家、
てきな童話みたいでおもしろかったです。
1回目に見たときもみなさん「分からん」言うてたと思いますが
私がいっぱいいっぱいで全然聞いてなかった。

たぶん私がこれまでに見た映画のなかで一番難しい。
監督が観客に分からせたくない、
あるいは難しい映画を作ってやる!って作った映画で
難しいのはほかにもあるけど、
できるだけ分かりやすく、エンタテインメントとして
撮られた映画のなかでは一番難しいです。
予備知識はとくに必要ではなく地頭のよさがすべてです。

日本ではわりと善戦しているのですが、
世界興行は振るわず(ノーラン監督の新作にしては)
新型ウイルスとノーラン監督の一騎討ちは、
監督が敗北しそうだと噂されています。
しかし007やキングスマン、ワンダーウーマン、
ポアロの新作が軒並み延期を決めていくなか、
果敢に上映に踏み切ったノーラン監督と配給会社の闘志に敬意を表したいです。
(いま人々が望むのは明るいハッピーな映画だと評されていますけども、
さすがの監督もそこまでは予測できない)

1回目で気付かなかったところ。

最初の、逆行銃を試射するシーンが
丁寧なチュートリアルだったことが分かった。
(防護スーツなしで触れない、弾丸が逆行するなどを
ノイズなしに見せようとしている)

そして音楽はぼんやりとジマーだと思っていて
こんな内容にピッタリの容赦ない音楽、よく作れるなあと思ってたら、
ルドウィグ・ゴランソンさんというスウェーデンの音楽家だった。

初回でもそう思いましたが、女性への加虐表現はちょっと無駄が多い。
(寝室での暴力はキャットの抑圧とセイターの狂った愛の説明だが、
武器を前に俺の金で服が買えるとか、
倒れたキャットへの暴力とかは新たな情報が何もない)
あと感想にも書きましたが、ノーランは
女性キャラクター造形はそれほど上手ではないので、
計算ではなく感情によって動く、
理性的じゃないところが女性の魅力だとかそういう、
単なる好みがそのまま出たのかも。
それでキャットの行動があんなにめちゃくちゃなのかも。

そして1回目は全然気付きませんでしたが、
ニールがすごく主人公のこと見てますね。
じっと見てるし、ずっと見てる。
最後のシーン、ニールは訳が分からないくらいニコニコしてるし、
主人公は泣いてる。

テネットのカプ萌え
この映画、逆行に気を取られていると、主人公を最初に助けてくれたのがニールで、
最後に主人公を庇って死んだのもニールだって気付けないんですが、
でも気付かなかった人の脳内では2人はずっとコンビなんだなと思うと少し羨ましいです。

私はボートでセイターをドボンしたときに
放っておけばハッピーエンドだったんじやないかと思うんですが、
(アルゴリズムが完成してない状態で時計が止まっても問題ないですよね?)
主人公もその路線で計画を進めてて、「ニールと会っても関わりを持たないぞ!」
って決めてるんですが、
死にかけていた新人を助けてマスクを取ったら若いニールで、
過去のニールがあまりにも怠惰なヘッポコなので、才能の無駄遣いに腹が立って、
鍛練をしろ!この本を読め!学校へ行け!金なら出してやる!と磨きあげてしまう。
ニールはニールで、主人公のその徹底した自己犠牲ぶりに目が離せなくなり、
何の分野でもNO1の実力者で人望も厚いのに、どうにも寂しそうな様子が気になって、
実力で彼の側近になる。
尊敬する上司だった主人公が、過去の誰かに愛情を捧げていて、
現在はもう誰も愛さないのだと気付いたとき、ニールは彼を愛してしまうんだけど、
もちろん気持ちが告げられる筈もない。

しかしある日、病か事故で主人公が亡くなり、周到な彼らしく
成すべき指示は全て後継者に引き継がれる。
過去へ逆行する、おそらく戻れない任務に志願したニールは
若いころの主人公に再会する。
キャットを見て、ああこのひとが…って思ってるけど、
最後の死の瞬間「あれ…?もしかして彼が忘れられなかった人って…自分!?
だから僕がこのチャームを持つのを恐れた?
ダイエットコークを受け取るときのいつものあの顔も?
えっ!?えー…うれしい…死んでもいい…いや死ぬけど」って
嬉しくて泣きながら死ぬ。
という、回文の両片想いだといいなという妄想でした。

主人公がニールのことを、死なせるために親しくなるというのが
ちょっと腑に落ちなかったので。

テネットの記事は、理学博士の山崎詩郎先生が解説なさっている
下の2つが分かりやすく、かつ面白かった。(もちろんねたばれです)
https://www.gizmodo.jp/2020/09/tenet-yamazaki-shiro-sensei-interview.html?utm_source=dlvr.it&utm_medium=twitter&utm_campaign=a6a91a4128a4514da9ae702e08dc97ed

https://cinemore.jp/jp/news-feature/1663/article_p1.html


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2020/10/09(金)

それで「テネット」の脚本が雑、脚本がゴミ、という評価を見かけて
で、出たー!とりあえず脚本に文句をつけてみる輩!
しかしまさかノーラン作品でその評価を目にしようとは!?と
しばらく宇宙猫顔になったのでした。
いまから、ノ、ノ、ノーラン作品は雑ちゃうわ!
あと自分の好みと作品のクオリティを混同すんなし!
という長文を書くので興味ない方はまた後日〜。

「アベンジャーズ・エンドゲーム」も、よく雑な脚本と言われて首をひねったが、
なぜある種の人は難易度をまったく考慮しないんだろうとかねてより不思議だった。
嫌いですむところを、なぜ品質が劣っていることにしたがるんだろう。
もちろん娯楽作品なので「俺が雑と思ったから雑なのだ!」でいいんだけども…。

たとえば「末期の母親を看護する一人娘の話」は、
おそらく物語上の矛盾や時系列のミスを1つもやらかさずに撮ることが可能だと思う。

しかし「末期の母親と娘の悲しい物語を見たくなった総統が、
被差別民族の重病の女性と、無関係な女学生に母子を演じさせて鑑賞している。
女性二人はそれなりに仲良くなって、
重病の女性は自分が死んだら用済みの少女が殺されるのではないかと案じている話」は
病気の進行など予備知識が必要だし、時系列も少々入り組んでくる。

さらに「病気の母と娘や、認知症の父と子、骨折した恋人同士、
医師、看護師、見舞い客、様々な人間が病室にいるが、
続柄のすべては嘘っぱちで、そのうちの1人が総統という話、
なお会話は3種類の言語を使用する」だと、
どうしても凡ミスが生じるだろう。

しかし1番目を緻密な映画、3番目を雑な映画というだろうか?
ちなみに「テネット」は例にあげた3番目の話を10倍複雑にしたような話だ。
前例が少なければ少ないほど推敲が難しい。それはミスする箇所の予測がつきにくいからです。
何事も最初にやったものは称賛されるべきですが
ノーラン作品はメジャーデビューの「メメント」からしてそう。
これまで誰もやったことのない物語の形式でキャラクター造形はほぼない。
ライト兄弟の作った飛行機が現代の旅客機と比べて安定してないからといって
それはケチをつける対象になるか?ならん。
斬新さにはあまり価値を感じなくて、人間ドラマ&破綻のなさを重視するなら
ノーラン映画じゃなくて山崎貴監督作品を見ればいいのでは?

あとついでに述べますが、恋愛系以外の映画で女性が活躍するお話、
かつメンター役の男性がいないやつによく付けられる「脚本がゴミ」という評価。
リメイク版「ゴーストバスターズ」は、確かに、私は好きだけど
優れた脚本って訳ではないからなと思ったし、
「オーシャンズ8」もまあそうです。好きだけども!
しかし2019年版「チャーリーズ・エンジェル」になってくると
この脚本がゴミなら、男性主人公のアクションもの半分もゴミじゃない?
って気がしてきて、2020年版「透明人間」の脚本にケチ付けられると
さすがにもう容認できなかった。
ベテランのリー・ワネル監督が
古臭いモンスターだった透明人間に社会問題をからめ、
女性への加虐の透明化を表現した傑作ホラーやろがい!
とりあえず自分の好きじゃない映画=クオリティが低い映画っていう、
世界の中心視点を矯正しろ〜〜〜って思いました。

いや、以前も書きましたが
お金を払って見当はずれのdisをやっている人>見ずに批評している人>違法アップロード鑑賞で評価している人
ですけどもね。




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2020/10/10(土)

色々感想

高校生家族(ジャンプ掲載)
数週間前から連載しているが、
やっと磯部磯兵衛物語の作者さんだと気づいた。
いつもお母さんが美人ですね。

僕とロボコ
ガチゴリラのモラルの高さは相当なもので、
友達の陰口はよそう、みたいなところまできた。
コロコロっぽい絵柄のギャグマンガでギャップあるけど
子供に読んでほしいわ…。

約ネバと鬼滅の読み切りが載ってます。
鬼滅は、来週からの映画で配られる冊子に載るみたいです。
煉獄さん初任務話。

プラチナエンド(ジャンプSQ掲載)
ようやく神が決定、他の候補は記憶を残すか消すかを選択でき
もちろん普通の生活に戻れるようだ。
比較的穏当なラストになるっぽい。

進撃(別マガ掲載)
この局面でもまだなんとか話し合いで解決しようとするのは進撃っぽい。
話し合いはムダだって教えてくれるのも。

HiGH&LOW THE WORST鳳仙学園日誌(月刊チャンピオン掲載)
みんなで七ならべというほのぼの最終回。
来月にはコミックもでて、鳳仙対談が載るそうです。

恐怖新聞
主人公の彼氏を寝取っただけでは満足せず、
チンピラを雇って襲わせようとした幼馴染を
思わず殺してしまう彼氏。
そしてこうなったのも主人公のせいだと
主人公を殴ってしまう。
恐怖新聞の契約者は主人公の母で、
母は恐怖新聞を使って犯罪者の粛清を始める。
そして娘を殴った彼氏を、すりこぎでぶん殴って殺そうとする。
何が何やら分からない展開だけど、来週最終回!

招かれざる客を招く: 『週刊少年ジャンプ』・
ジェンダー・閉ざされるファンダム(文藝 2020冬号)
高島鈴さんの批評。
アクタージュの件をとっかかりに、作品のセクハラ表現と
女性ファンへの扱いをざっと網羅。
ただし、批判だけではなく
ジャンプの女性キャラクターに救われたという経験も述べられている。

アクタージュの件以降、バタっとセクハラ表現は少なくなった。
入浴シーンがあるにはあるが、両想いだったり夫婦だったりして
ヒロインが嫌がってない。






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2020/10/11(日)

ドラマかんそう
「ザ・ボーイズ」(The Boys)シーズン2
全8話 5話〜8話
1話から4話までの感想は2020/09/16

残虐表現も性表現も振り切れている、暗黒スーパーヒーローもの。
SNS人気の高い女性ヒーローが登場し、
ホームランダーの人気を脅かすが、彼女には秘密があった…
という話です。

オチまでばれ

ストームフロントのレイシスト設定や年齢と
初代ヴォートがドイツ人という設定が繋がったときは
おお!って感じでした。

7話の冒頭数分間が秀逸で、
ネットで毎日移民ヘイトの演説を見ていた男が
やがて少しづつ右傾化し、
最後には顔見知りのコンビニ店長の移民系の男を射殺してしまう。
短いけれど印象的でした。

そしてブッチャーの血族がどんどん出てきて、
なんか学生が仲良くなる過程を見ているようだと思ったりした。
ご家族にご紹介されたりして。
今後は、虐待を受けて今も父を憎んでいるブッチャーが、
憎いホームランダーの子を育てていくのだろうか。大丈夫かな…。

7話が更新されてすぐ取り下げられ、しばらくそのままでしたが
後日元に戻りました。
どうやら男性器がモロに映ったのがまずかったらしい。
しかし8話のラストのホームランダー屋上ご自愛はあのままでいいの?(笑)



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2020/10/12(月)

つむつむが寿司に変身するアクセサリーを買った。
しかもこの寿司にはファスナーが付いていて、
中に物が入れられるのです。
(かわいいでしょう?という自慢です)









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2020/10/13(火)

読書かんそう
「三体U 黒暗森林」上
劉 慈欣さん

親三体派との攻防に勝利した人間側だが、科学技術の差は大きく、
三体星人たちは地球上あらゆる通信あらゆる音声会話を知覚し、
地球の科学の進歩を妨害しながら侵略の準備を進めていた。
対抗する地球側のとった手段は意外なものだった…というあらすじ。

Netflixが映画化するというニュースを聞きましたが、
なにしろスケールの大きな話なので、さて実現するでしょうか。

上巻、すごい気持ち悪い箇所があってそこで止まっていたんですが、
読み終わりました!やった!

内容ばれ

重要な地位を得たルオ・ジーが、理想の女の子を探してきてもらい、
その子と結婚して幸せに暮らす部分が本当に気持ち悪かった。
周囲の三体読んでいる女性(結構多い)に「きもい…」って言うと100%通じた。
あの、大富豪とかではなく少し裕福めな家で
親に愛情たっぷり受けて育てられた子…っていうのが、もうまず気持ち悪い。
それで学校出たばかりの就職活動中の美術を専攻してた子がきて、
ルーブル美術館に連れて行ってあげるところも気持ち悪い。
美術に興味があったら普通に行ってるでしょう…
友達や元カレなど影もない無の人間、略奪する側から見た略奪婚、という感じ。
とびきりかわいくて性格のよい純粋無垢なボクちんだけの女の子が欲しいよー!
って言ったら史強アニキが探してきてくれた。
病気の史強アニキにしょうもない仕事させんなコラ。

イマジナリー理想の彼女だった段階では、
もしかして後半非実在ヒロインとして活躍するのでは…
しかし彼女が三体人とウルトラ頭脳戦を繰り広げるうちに、
脳のリソースを彼女に吸い取られて本人格のほうが消えてしまうのでは!?
と予想していたが全然そんなことはなかったぜ。
いや、下巻でそんなうまい話があるかよピッピロピー!ってなるか、
生まれた娘にバチボコに復讐されるかしたら平伏しますが、
たぶんそうならないんでしょ…。

ところでamazonの上巻の感想を読みに行ったんですけど、
フェミニズムやポリコレに汚染されてない三体サイコー!
国家より個人の自由が上位とか、日本もヤン・ウェンリーも平和ボケ!
みたいな意見があったんですが、その人ですら
「ある女性キャラの描写が作者の趣味全開で引くかもしれない」って書いてて、
あっ男性から見てもさすがにこれは引くんだ…って思った。
この気持ち悪さ、男女逆にして書いてみないと男性には分からないかも…
と思ったけど、普通に分かるんですね。よかった。
ちなみに「三体」はポリコレは順守されてると思う少なくとも日本のフィクションよりは。
それなりの年齢の女性教授や女性科学者、女性高官が一応は出てくるし…。

突然銀英の話が始まってふいたんですが、なんだろう、
対談もなさっているそうだから、たぶん銀英がお好きなんでしょうね。
ニュアンスとしては好意的な使い方だと思う。特攻作戦への反対意見だし。
(日本の防衛大臣が銀英読んでるとは思えないけど)
あとアシモフの話もちょっと出てきた。

気持ち悪い部分を除くと相変わらずの奇想で、ぶっ飛んでいました。
下巻はさらに加速するらしい。楽しみ。







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2020/10/14(水)

映画かんそう
「デンデラ」

老女百合だという噂を聞いてずっと見たかったのですが、
アマプラに強制入会させられたついでに見ました。
2009年の邦画。よく撮れたなこの映画…という内容。

山形の山間にある貧しい農村では人は70歳になると山奥に捨てられ、
極楽浄土へ行くというしきたりがあった。
70歳になった浅丘ルリ子は儀式によって捨てられ、
凍え死ぬところを助けられた。
そこは捨てられた老女たちが作った集落、デンデラだった…というあらすじ。

邦画にしては珍しく、芸能事務所が推したい若い役者さんが1人も出てこず、
最初から最後までずっと大きいお姉さんたちの戦いが映されます。
集落の創設者で100歳になる草笛光子さんは、
復讐のため村を襲って男を皆殺しじゃい!って考えている過激派で、
大きなお姉さんたちは大虐殺を前提とした軍事訓練に励んでいます。

わりと陰鬱な内容なので、間違っても見てスカッとする映画じゃないんですが、
少なくとも邦画では他に似た内容のものがなく、な、なんだこれ!?ってなる。

内容ばれ

男を皆殺しにしろって主張する過激派の草笛光子さんと
村の男たちから暴力を受けたが暴力で返すのは良くない平和主義の倍賞美津子さんがカプです。
X-MENで勉強したところが試験に出た感じです。

70歳設定の浅丘ルリ子さんが100歳設定の草笛光子さんに
「小娘」って言われるの、なんだか愉快です。
そして後半はクマが襲ってきて、クマvs老女軍団の戦いとなりますが、
予算の限界がクマにあらわれて、やや苦しい。
クマ、もう出てくるな!予算のことを考えろ!山に帰れ!アーッ!という感じ。
クマが出てきたら目を細めて見てください。

ラストは観客の判断にゆだねる感じ。原作だとどうなんだろう。




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2020/10/15(木)

関西ローカル話題

英国菓子専門店ブロードハーストさんがチョコレート店に変わられて、
他の英国菓子店を探していた私ですが、
今月、東三国にwicked bake shop(ウィキット゛ヘ゛イクショッフ゜)
がオープンされたという情報をネットで見て行ってきました。
土曜のみ営業。

開店10分前に行って3番目。
お店を出たときには10人ほどの行列になってました。
レモンドリズルとフラップジャックとスコーンを買った。
スコーンは少しだけしっとりしたホロホロ系。
私はパサパサ系よりホロホロ系の方が好きなので嬉しい。
(クリームやジャムを載せてもおいしいし、載せなくてもおいしい感じの。
本場スコーン原理主義者は、クリームを載せるための台と考える人もいて、
そういう人はパサパサ系を好まれる印象)
とくにレモンドリズルがおいしかったです。

個人宅を改装なさったとのことで、駅からは結構歩きます。
真夏とかはちょっとつらいかも。
クリスマスプディングやメイズオブオナー、
糖蜜パイを作ってくださらないかなー。












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2020/10/16(金)

映画かんそう
「ルパン三世 THE FIRST」
山崎貴監督・脚本

シリーズ初のフル3DCGアニメ。
高名な考古学者であるブレッソン教授の遺したブレッソン・ダイアリー。
アルセーヌ・ルパンも手出しできなかったという難解な仕掛けに、ルパン三世が挑戦する。
ダイアリーを狙う少女や、謎の組織も関わってきて…というあらすじ。
カリオストロの城とラピュタを足して2で割って、貧乏カルピスくらい薄めた感じ。
お仕事として、鉄板パーツだけを選んでササッと合わせてある。

ダイアリーのギミックが見てて楽しかったです。
ルパンシリーズ2時間ものに出てきた無垢な少女、
通算何人くらいになるんだろうね。30人くらい?

内容ばれ

ブレッソン教授と初代アルセーヌがパートナーだった話、
ンッ?って思ったけど、年齢計算すると60代半ばなので、なんとか可能。

起承転結エンタメをやるうえで、
新しいことをやるぜ!ってそれに一点集中する人と、
新しいことは一つもやらないぜ!って人の2タイプがあって、
山崎監督は後者なんですよね。
まあ当然安定感のある後者がお好きな人も多かろう。




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2020/10/17(土)

色々感想

呪術(ジャンプ掲載)
近所のおばさんが赤飯を焚いてもってきたのが気持ち悪い、
っていうエピソード、これ男性は思いつかないor思いついても描きませんよね。

まだ復活するって信じてる!

ロボコ(ジャンプ掲載)
なにかのパロディなんだろうけど、この方面詳しくないので分からない。
モツオの顔、連載開始時と比べるとじわじわ美形化してない?

相棒
白バイ隊の女性が撃たれた話+VRワールドの話。
白バイのひとは、捜査一課に入って今後レギュラーになるんだろうか。
女性キャラクターにありがちな、真面目無垢無知単純役をやらされてないのは買いたい。

ひま課長が、「バカ死ねカス」って言ったのが地味にショックだ。
自分に向けて言ったコミカルなシーンなんだけども、
彼はそういう言葉遣いのひとだったろうか。

女記者を演じていた方が亡くなってしまったので
今後どうなるんだろう。

危険なビーナス
脚本の黒岩勉さん目当てで見ます。
出演者がとても豪華。
妻夫木聡さん、ディーン・フジオカさん、斉藤由貴さん、
染谷将太さん、小日向文世さん、戸田恵子さん等々。
遺産相続もの。
脳とAIの話がチラっと出ましたが、
パラレルワールド・ラブストーリー系でないと嬉しいな。

なんか家のおじいちゃんが、40年ほど前に世話になった遠縁のひとの三回忌を
盛大にやるぞと言い出して、おじいちゃん今はもうそういう時代じゃないんだよ新型ウィルスがね…
と言っても聞かず、お前も何百万円か出してくれと言われたようなそういう気分です。
おじいちゃんはなぜおじいちゃんムーブをするのか。
(私の話ではなく故中曽根康弘元首相の合同葬の話。
約40年前に首相やってた人の葬儀にいちおくえんも使うなら、急上昇してる自殺率をどうにかしなよ…)

それは置くとして弔旗の掲揚や黙祷して弔意を示すことを文科省より求められた
国立大82校のうち、56校が弔旗や半旗を掲揚したというのは正直言ってがっかりした。

京都大学職員組合 中央執行委員会声明(消えないといいんですけど…)
https://www.kyodai-union.gr.jp/index.php?action=pages_view_main&active_action=journal_view_main_detail&post_id=2249&comment_flag=1&block_id=10#_10
職員組合の意見が酌まれたかは不明ですが、京大での掲揚はなかった様子。




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2020/10/18(日)

映画かんそう
「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」

ウルトラ爆メガファイナル大人気。
映画館では鬼滅しかやってないのかと思うくらいの上映回数。
本日の興行収入ベスト10みたいなので、2位の収益とフタケタ違うと話題になった。
予約開始と同時にとらないと、まともな席のチケットは取れない。
すごい大行列なので上映開始までに客がさばききれない。

おまけ冊子はもらったほうがいいので(見終わったあとで読むと沁みる)
在庫確認して早めに行くが吉だが、ジャンプにも載ったので
どうしても読みたい人はバックナンバーを買うかネカフェに行くといいでしょう。
内容は煉獄さんの初任務の話。

スーパーに行ってもコンビニに行っても
あらゆる商品パッケージに炭治郎が笑っている。
架空の物語が現実に影響を及ぼす例、というか
ダイレクトに収益として誰かのお給料となり
瀕死の日本を少し潤してくれている炭治郎!ありがとう!

煉獄さんを100億の男にするため行ってきましたけど
100億なんか簡単に越えそうな雰囲気です。
鬼滅を全く知らない人でも、少年漫画の素養があればまあ分かりますので気が向いた方はどうぞ!
家族を全員殺され、妹を鬼にされた主人公が彼女を元に戻す方法を探りながら
2人の仲間と旅する話だと分かっていれば。
冒頭にほんの少しだけ説明セリフが入ります。

脳内映像で十分だと思ってアニメは見てなかったんですが
やっぱり色がついて動くと凄いですね。
特に煉獄さんのあの髪とマントは奇麗でした。南国の花か鳥のよう。
攻撃のエフェクトもよかった。既読勢大満足です。

ラストばれ

水面に映った自分が「起きろ!攻撃されている!」って訴えかけるシーン、
あと炭治郎の自決リセットが連続で入るところ、俺の家族を侮辱するな、
炭治郎のウユニ塩湖、猗窩座戦は煉獄さんの肋骨と内臓を砕いた突きと、
「一部の隙もない構え」が画になったところ、
最後の煉獄さんとの会話、どれも良かった。
冒頭の墓と炭治郎の夢の中の雪が実写合成かと思う作画でした。
逆にコメディーシーンは、そんなに「ここ笑うところなので!」
ってゆっくりやると機能しないよ…もっと早く!と思いました。

どうしてこんなに低年齢層に響いたのかについて様々な考察を見かけますが
やはり繊細さと残酷さのミスマッチかなと私は考えます。
何度読んでも本当に鬼滅の登場人物、善側のひとたちは皆真面目で優しい。
とくに炭治郎、少年のような少女のような、中性的な優しさ。
これまでのジャンプ主人公にいそうでいないタイプ。
他メインキャラクターも、ずるくて無神経で利己的だが最強、というタイプが善側にいない。
しかし鬼殺隊の人、ほぼすべて「自分は死んでもかまわない」と考える人なので、
炭治郎もその例に洩れず、ためらいなく何度も自分の首を切れるという今回のシーンも
鬼気迫るものだった。
なにかそういう自己犠牲的な、美しい、
でも深淵を覗いた人的な狂った部分もまた鬼滅の魅力だという気がします。

帰ってすぐに電子書籍で7巻8巻を買って煉獄さんを偲びました。
連載時は5巻分くらいの長丁場という認識だったのに、たった2冊分だったのに驚きました。

映画で初めて鬼滅を見て気に入った方がもしおられたら、
ジャンプがこれまでの「売れている漫画は永久に続けさせる。
そのために作品の世界観がおかしくなっても頓着しない」という方針を転換し始め、
一番ふさわしい形で終えられたラストバトルが最高なので、
未読の方は最終巻(12月発売)までぜひ読んでほしい。

あっ保護者のかた!
お子さんの上映中のマスクなしのおしゃべりはどちらか止めてほしい!
マスクなしだけ、おしゃべりだけならまあ、お子さんだからなぁと思いますが、
どっちもはつらい!私が端の席に移ればいいんですが鬼滅はそんなの無理だ。

吾峠呼世晴先生は、週刊誌に「家庭の事情で漫画を描き続けられない」
などと書かれたこともありますが、デマだといいな。
新作を拝見したいです。






ここからは関係ない年寄昔話ですが、
ジャンプで長編漫画を連載し、ある程度の売り上げを出している作家さんはすべて
何万人に1人、漫画家の中でも化け物並みの才能の持ち主なので
その作品のアニメ化というのはこんな風に
ほぼ原作通りの原作原理的に作られるのが正しいなと思います。
創作能力がないのと同時に、作品の評価能力もない監督が
「この程度のもので喜んでいる子供に本当のエンタテインメントを俺が見せてやる」
とばかりに自分のオリジナルをねじ込み始めると碌なことにならない。
いや、ちがいますよ。ネウロの話じゃありませんよ。
なにしろネウロはまだアニメ化されてませんからね…へへへ…エーン。








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2020/10/19(月)

映画かんそう
「シカゴ7裁判」

監督 アーロン・ソーキン
脚本 アーロン・ソーキン

言葉を武器にした少年漫画的バトルと言っても過言ではない
ソーキンの脚本。
ラップのように、歌のように、常に選び抜かれた言葉が躍ります。
Netflixでも見られますが、
集中して、セリフのリズムをびしゃびしゃ浴びるためには
やはり劇場鑑賞がよいと思います。上映期間が短いので注意。

1968年、アメリカはベトナムから手を引くべきであるという市民たちが
公園に集いデモを行っていた。
彼らは民主党全国大会の会場へ向かおうとして
制止する警官隊と衝突、多数の怪我人を出す。
司法長官は、いくつかの団体の代表者たちを
共謀して暴動を扇動したという罪で有罪にするべく
検事に指示を与える…というあらすじ。

エディ・レッドメイン、マイケル・キートン
ジョセフ・ゴードン=レヴィット等豪華出演者。

ラストばれ

冒頭から秒針のリズムで繰り出される言葉ですが、
緩急も効果的で
たとえばブラックパンサー党のボビー・シールの
腹心のひとが射殺された知らせを持っていくシーンは
言葉の奔流がピタっと止まり印象的だった。
お前は古い価値観に反抗しているだけだが、俺の戦いは違う、
という内容の彼のセリフが重く響いた。

あの猿轡をかまされたボビー・シールのシーンといい、
被告側に有利な陪審員に脅迫状が届いたシーンといい、
設計通りの厳密な手順により100%の効果が出ているのに痺れる。
ジョセフ・ゴードン=レヴィットの、ドン引きの表情と言葉が特に効いてた。
裁判官の歪んだ判断力描写がすごかったが
後世の弁護士投票で「不当な判決」派が多かったことから、
客観的に見て問題があったんだろうか。
あと右派市民に対する畜生以下の描写も同じくすごかった。

エディ・レッドメインの最後の、
くどいくらいタメてからのキメが歌舞伎か!ってくらい決まってた。
いいラスト。
世界が見ている、というのはまさに今、色々な国で必要な言葉。
よその国だけではなく自分の国でも。

そういえばアレン・ギンズバーグがぴょっこり出てきてふいてしまった。
いや、実際に参加しておられたんだろうけども。









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2020/10/20(火)

映画かんそう
「スパイの妻」
黒沢清監督

貿易商の夫を持つ妻は何不自由なく暮らしていたが、
社員として働いていた甥が会社を辞め、
何とはなしに不自然な空気を感じていた。
憲兵となった幼馴染からある日、
夫が中国から女性を連れ帰ったことを聞かされ…というあらすじ。

戦前あたりの昭和の服装や生活様式や
当時の男女の関係性のお好きな方にはおすすめ。

予告を見たときは黒沢監督が普通の大作映画っぽいのを撮られてる!
とびっくりしました。
ヴェネチア国際映画祭 銀獅子賞受賞おめでとうございます。
監督はメジャーデビューでちょっと大手と揉めてご苦労なさいましたが
ご立派になられて…。
でも私は監督の、幽霊が出る系作品のほうが好きなので、
幽霊もまたひとつお願いします!テへ!

オチばれ

妻ちゃんの悪夢の部屋のライティングと、
証拠映像は抑えがたいホラーテイストで笑顔になりました。
話の骨子は、社会情勢を知らず理念も何も持たない
ただただ愛情深い妻が、夫に騙され捨て駒扱いにされ、
それでも「以前より強いつながり」を信じて愛情を貫くという話で、
あまり私向けではなかった。
でもナレ死ならぬナレ(テロップ)ハッピーエンドで
黒沢監督なりにエンタテインメント配慮なさったのでしょう。
(穿った見方をすると、殺しに行ったとも考えられますが)

東出さんのビンタは痛そうだなと思いました。手が長いから…。
関係ないけど私、指の爪を3回剥いだことがあって
(趣味ではなく過失で)
あの拷問なら耐えられるのではないかという根拠ない自信があります。
ちなみに2回同じ爪を刺いだらその指は死体の爪みたいなのが生えてきて
伸びなくなりました。最初は指を切断してるんだと思ったら違ったのでよかった。

予告編を見たときはタイトルがダブルミーニングになっていて
てっきりスパイなのは妻で、全部妻の誘導オチだと思ったらこれもまた違った。





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2020/10/21(水)

読書かんそう
「金田一耕助語辞典
名探偵にまつわる言葉をイラストと豆知識で頭をかきかき読み解く」

著:木魚庵
画:YOUCHAN

この本はすごい。
原典の内容網羅は勿論のこと、
キャラクター、事件地図や建物の見取り図、食事や衣装、
登場する小道具、時代背景、モデルとなった事件人物、元ネタ、
そして映像化作品、漫画化作品、舞台、CM、ゲーム、関連書籍、
グッズ、バラエティのギャグまで細かく細かく載っています。
こんな大量の情報を収集するのは何十年もかかるし、
編集も大変だったと思う。
愛情がなくては作れない本。

私も小学生のころから何十年も金田一耕助を追って来ましたが、
内容の4割は知らなかった。
挿絵がまた丁寧で、基本かわいい絵なんですが、
虚ろに見えるべきところはきちんとそのように描かれていて、
歴代金田一役者さんのイラストも大変だったと思いますが似てました。

情報量が多いので、長い時間をかけてゆっくり読むのに相応しい本です。
金田一耕助ファンは絶対に買ったほうがよい。
オタクなので本のお値段は気にしないほうですが、
1760円(税込)で、えっ!?となりました。この本は3300円でもまだ安い。
(あっ、なにか関係があっての宣伝とかじゃないです)

内容ばれ
長年誤解していたことが色々一気に分かって悟りが開けた気分です。
鬼首村が2か所あったとか、片方は兵庫と岡山の県境だとか。
あと那須も、地理に弱いので現実にあった那須だと思ってた。
それと知らなかった事もたくさん。
子供向けに書かれたシリーズはまるっきりスルーしてましたが、
金田一さんはゴリラと戦ったりしてたのか。
あと同じく子供向けに他の作家さんが翻案したシリーズもあったらしい。
「本陣殺人事件」とか、なぜそれを子供向けにしようとした。
代表作品のヒロインが主役となって事件解決するドラマシリーズ
「火曜日の女シリーズ」があったなんてまるで知らなかった。
それは見たかったなあ。

「きいちがい」の元ネタになった(?)落語とか、横溝先生の設定ミス、
あと実際に見ずに書いたために起きた勘違いとか、ズバズバ書いてあります。
大抵は何に対しても好意的なコメントですが、
昔に出たひどい内容の関連書籍(私ものちに読んで憤慨した)に対しては容赦なかったりして
フフフって思いました(笑)。






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2020/10/22(木)

ドラマかんそう
「陳情令」11話〜15話(全50話)

再放送が始まったので再開。
BL小説が原作の中国のドラマ。
仙術の名家、藍氏、江氏、聶氏、金氏が、
野心を持った温氏に滅ぼされていく流れです。
まだ3分の1にもきてないので序盤!
色々あって4つの家の子息たちは温氏に人質にとられます。
名目上は学習のためなので悪のホグワーツです。
様々な虐待を受けますが、捕らえられて連れてこられた時に負傷した攻を、
何かと庇ってやる受けなのでした。良い子!
(原作小説は左右固定相手固定で、逆リバ総受
すべて許さないという作者様による規則があります)
またもや2人で洞窟に閉じこめられ、親密度が上がります。
すでに攻の家が焼かれていましたが、
そうこうするうち受の家も焼かれました。

内容ばれ

ドラマでは描かれないけど、原作ではそろそろ2人は結ばれると思うんですよね。
私はふじょしの勘で、ここだ!ってピーンとくるだろうか…。

それにしても受が男前で、怪我をした攻を庇って悪の温氏に楯突く、
背負ってやると言う、眠った攻めに自分の上着を掛けてやる、
とどう考えてもお前が攻!
この作者さんの性癖、失礼ですけど攻への挿入なんじゃないの…。

焼かれた受の家、育ての父は寡黙な家長なんですけど、妻がすごい怖い美女で、
夫を怒鳴ってばかりいたんですよね。
でも夫が自分を守って死んだのを見たら、
自分の剣で自死してしまう。
ぴくしぶてきな創作SNSに、
好きすぎて夫婦になっても素直になれなかった妻の、
少女の頃からの漫画が描かれるやつや…と思いました。

こちらのブログが写真入りで、序盤のあらすじを分かりやすく解説なさってます。
ともかく顔が綺麗なので写真を見るだけでも楽しめます。
うしろのほうは中盤以降の展開も書いてあるので、
私も見られませんけども。
https://www.google.com/amp/s/gamp.ameblo.jp/pigumon-kun/entry-12596501797.html



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2020/10/23(金)

最近買ったハリポタグッズ。
ありそうでなかった手配書ハンドタオル…
使う勇気はない。



忍びの地図チケットフォルダはかわいいです。




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2020/10/24(土)

色々感想

舞妓さんちのまかないさん(サンデー掲載)
キヨちゃんとすーちゃんの間に挟まろうとするものは
何人たりとも許さない私ですが、百子さん姉さんだけは別だな…。
美女なら許すとかではなく(いや、それもあるかも)
姉さんのは見守る愛だから。

アフタヌーン、「波よ聞いてくれ」がすべて下書き状態、
おおふり、宝石、ブルーピリオドが休載、一体何があったのか。

キラメイ
「内緒だぞ」って言うとき小指を唇に当てるひとを初めて見たけど、
この仕草は前々からやってらっしゃるんだな。初めて気付いた。

相棒
2時間ひっぱるには少々苦しい内容だったかな?
交通違反取り締まりにイライラした超お金持ちが金で平民を買って、
白バイ隊員を狙撃させるが失敗、右京さんたちの奮闘でその経緯がバレるが、
超金持ちなので霞ヶ関にパイプがあり、起訴されない…というモヤモヤしたラスト。
上級国民とVRというトレンド扱ってみた感じかしら。
6億もらって人を殺すというのは、選択肢としてはありでしょうね。
今後就業や結婚が難しくなるが、贅沢しなければ死ぬまで働かずに暮らせる。
でも、このケースでプルプル説教なしなん!?

危険なビーナス
伊丹十三さんの息子さんだね、と思ってたら即退場!
普通、1人やられたら自分も気を付けようってならん?







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2020/10/25(日)

映画かんそう
「ストレイ・ドッグ」

主人公は過去にギャングへの潜入捜査を経験したが
構成員の大半は逮捕できたものの、死者の出る結果に終わった。
彼女はその後結婚、離婚し娘や夫とは今も交流がある。
ある日、彼女の職場に郵便物が届くが、
それは過去の事件の首謀者からだった…というあらすじ。

中年女性が主人公のハードボイルド映画って本当に少ないので
これからもっともりもり増えてほしい。
恋愛や家族の問題にフォーカスされて感動ものになったりしないやつ。
そして内面の話に終始しないやつ。

ニコール・キッドマンが主役ですが容赦ない老けメイクで、
顔も首も手の甲もすごい。
若いころの潜入調査の回想と、現在の彼女のシーンが交互にあります。
そして男性主人公ハードボイルドに出てくる、美しく夢のような運命の女、
これの男性版をセバスチャン・スタンが演じます。

ラストばれ

最後で、あ…なるほど。となる系。

主人公が善良でないところとかもよかったな。でも悪人という訳でもない。
生まれてからずっと怒りと共に生きてきて、とうとうその火に飲み込まれた。
でも運命の男と出会えて、娘がいるのが彼女の救い。

銀行強盗など、動のシーンはすごい緊迫感だけど
静のシーンがやや長く感じられた。
ところで雪山に行ったのは、明言されなかったけど娘と死ぬつもりだったんだろうか。
しかしなぜ何年も経ってから?

セバスチャン・スタンはボスのイライアス役をやりたかったとのことだけど、
彼はマーベル映画でずっと主人公のために存在するキャラクターを演じてきたので
たぶん独立した人物を演じたいのだよね。
でも彼は現実っぽくない、消えてしまいそうな優しくて甘い印象の人間が似あうので、
クリス役にした監督の気持ちもとても分かる。
本来は正義感の強い人物だが、そこを彼女のために曲げる苦悩の演技がよかった。
「いいお尻」「君のものだ」ってところどちらも可愛かったな。

余談ですが、ギャング団のやばいボスが若い女をとっかえひっかえよろしくやっている、
その年齢をわざわざセリフで言って「19、20歳」っていうところに配慮を感じた。

両方見た人なら分かってくださると思うが
1993年制作の、ケビン・コスナー主演イーストウッド監督作品を思い出した。
(話が似ているとかではないです)



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2020/10/26(月)

冷凍餃子を豆乳で煮るレシピを見掛けてやってみた。
アレンジで白菜とネギも入れた。桃屋のマーラー香油を掛けた。
切った袋詰めの白菜とネギなので、
使う調理器具は鍋だけですごく簡単。
材料費も1人分200円くらい。
野菜もたくさんとれるのでおすすめですね。
味付けは塩と味覇です。 









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2020/10/27(火)

里芋が食べたくなったので、里芋のスープを作った。

・里芋一袋
・カボチャ1/4
・牛乳500ml
・大根1/3くらい
・適宜キノコ
・油あげ

里芋とカボチャを煮る。
大根を好きな形に切る。
油あげとキノコも同様。
煮えた里芋は2つに分け、片方は一口大に切る。
もう半分の里芋はカボチャと一緒にフープロにかける。
牛乳を温めて里芋カボチャペーストを溶かす。薄い目の好きな人は水を足す。
白だし、味覇、胡椒、塩、砂糖などで味付けする。
里芋、油あげ、キノコ、大根を入れて煮る。
もう少し和風の味になるかと思ったけどそうでもないので、
完全和風の具材とスープが少々合わない気もするけど、
秋のスープということにする!



昨日にあげた写真に少し似ている…。手間も材料費も全然違うのに…。



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2020/10/28(水)

すべての料理は大量に作って冷凍したい派なのですが、
段々冷凍に適した料理が分かってきた。
冷凍に向いているのは、油分の多い、ぐちゃっとした料理です。
・チリコンカン
・豆腐抜きの麻婆豆腐
・じゃがいも入ってないカレー
が今のところ3大キング。
(豆腐は解凍加熱するときに加えます)
油はいつの間にか抜けるので、ハンバーグなどは真ん中に豚バラを仕込むか、
または煮込みにしてソースごと小さいジップロックに詰めると良い感じです。
火の通りやすい野菜は、火を通さない。
例えばキャベツ炒めとかは、キャベツ以外に火を通しておき、
キャベツは混ぜ合わせるくらいで火を止めて冷凍する。
揚げ物に関しては、出来立てには及ばないながら、
レンジで加熱、半分くらいの時間で止めて
オーブントースターで2分ほど炙るという正攻法で
少しカリっとする(でも揚げたてが至高…)。

冷凍に向いてない、負の3大キング、コンニャク、じゃがいも、豆腐は、
じゃがいもと豆腐については対処法が分かりましたが(過去日記)、
コンニャクだけはどうにもならない(笑)。

冷凍を極めるぞー!



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2020/10/29(木)

映画かんそう
「リチャード・ジュエル」

イーストウッド監督作品。
野外イベントで不審な荷物を発見した警備員リチャード・ジュエルは
事態を軽視することなく動いたため、
結果爆発による死者は出たものの大規模な被害は食い止められた。
英雄として祭り上げられるリチャードだが、
以前の彼の雇い主がFBIに、過去の彼が自警行為に傾倒し
異様な行動を繰り返していた事を通報したため、
捜査陣は一転リチャードを容疑者として扱い始め、
リチャードはマスメディアからの攻撃にさらされる…というあらすじ。
実話。イーストウッド監督の追っているテーマのうちの1つ、
コントロール不可能な世論の暴走もの。

実在の記者キャシー・スクラッグスさんが
作中で性行為と引き換えにFBIから情報を得ている描写があり、
故人に代わって友人の方たちが
それは事実ではないし彼女への冒涜だと制作会社に訴えた記事を読んで、
映画館へ行くのはやめておきました。

内容ばれ

銃器のコレクションがすごいし、明らかにホモフォビアだし、
過去に警官詐称で捕まってるし、カッとなってすぐ見境なくなるような人物、
と畳み掛けられるので、最初からジュエル氏の行動を見ていて
犯人じゃないと知っているのにもかかわらず、
この人がやったのでは…と思える描きかたがすごい。
相変わらずの匙加減、上手いなーと思う。

反面、ものすごく悪辣に表現されている割に、
母親の会見を見て涙ぐんだり、
ジュエルが時間内に電話を掛けられないとあとになって検証したり、
女性記者の描きかたは雑だった(記事にするまでに検証するだろう普通)。

最近のドラマ「THE BOYS 」シーズン2であった短いシーンで、
母と同居するふくよかな白人男性、
国を愛し、おそらくあまり裕福ではない彼が事件を起こすのですが、
母と暮らす裕福でない太めの英雄願望を持った白人男性がアメリカにはそんなに沢山いるの?
上記条件に合致するだけで事件の容疑者にされるくらいに?
(映画内でも同様の英雄願望持ちによる自作自演事件が幾つかあげられる)

最後にテロップで現実のリチャード・ジュエル氏が44歳で亡くなった旨が出て終わります。







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2020/10/30(金)

アニメかんそう
「グッド・ハンティング」(短編アニメ集「ラブ、デス+ロボット」)

ケン・リュウの短編小説「良い狩りを」が、
随分まえにNetflixでアニメ化されていたと知って鑑賞。
妖魔を祓う導師を父にもつ主人公は、退治された妖狐の子供を助ける。
主人公が大人になる頃には神秘的な存在はすっかり科学に征服されており、
そんな世界で彼はあの狐と再会するというあらすじ。スチームパンクです。
蒸気のテクノロジーと香港、という取り合わせがハマってる。

アニメを見て、「アレッ?こんな話だった!?」
という衝撃のあまり文庫版を買ってしまった。

ラストまでばれ

原作の、スピリチュアルvsテクノロジーというテーマが、
搾取される女性vs加害男性という話に…。
監督または脚本家の人はこちらの方がキャッチーであると判断されたのだろう。
でもなんか加害シーンがやたら多いし、
加害男性全体への復讐のために男性の力を借りるって、ちょっとチグハグな感じ。

原作との差異をざっと書くと、
原作では描写のなかった母狐が首を切り落とされるシーン描写
文明の進化に取り残された父親が首を吊った話削除。
鉄道が地脈を切断する話もカット。
狐が絡まれているシーンの主人公による妹発言カット。
狐に人体改造を施す男は原作では若いがアニメでは醜いデブおやじ。
原作にはない無理やり手術されるシーン詳細描写。のこぎりで足を切断される。
おやじに無理強いされている狐の描写。
ラストになぜか集団性暴行を受けそうになっているモブ女性。
こうして羅列すると懐かしのエロSFみたいだな!?

テクノロジーの支配する国に取り残された、
たった2人の兄妹にして戦友であり共犯、
ラストにラブロマンスの可能性の微かな匂わせもあるという
あのバランスが好きだったんだけど、作られてしまったものは、まあ仕方ない。

ちなみに「良い狩りを」が収録されているのは文庫版だと「もののあはれ」です。
間違って「紙の動物園」を買ってしまった。
(ソフトカバー版では「紙の動物園」に収録)






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2020/10/31(土)

色々感想

呪術廻戦(ジャンプ掲載)
おっと、野薔薇さん助かる!?

チェンソー(ジャンプ掲載)
パワちゃん生きてた!?
いやでもマキマさんに「飼ってあげる」て言われたら
抗えないよなあ…(笑)

DrStone(ジャンプ掲載)
アイディアには死角があるから、こんな風に
補い合える思考タイプの人と組んでブレインストーミングしたら
さぞや完璧な形の検討ができるだろうな。

GREAT PRETENDER(アニメ)
今回のCASE4は9話あるのか。最終回っぽいな。人身売買の話です。
そうそう、親に売られた子たちなので、
監禁されてる場所から解放してあげるだけではあまり意味がない。
国ごとどうにかしなくてはならないし、
貧困をどうにかしなければならない、とすごい大きな話になるけど
最終的にどうするんだろう。

キラメイジャー
カーボナイト処理だ!キャッキャ。
オラディン王が石になって復活だけど、
弟さんの兄への巨大矢印はどうなるんだろう。

仮面ライダーセイバー
主人公が剣になって巨大ロボに振り回されるのは新しい!

バベル九朔(ドラマ)
ちょっとテンポが悪い…リタイアするかもです。

危険なビーナス(ドラマ)
ドロドロした内容なのにテンポが良すぎて楽しく見てしまう。
ところで色々な人の人生を狂わせる染谷将太さんが中心人物で
妻夫木聡さんの弟なんですが、失踪した設定で一度も出てきません。
染谷さんの嫁を名乗る吉高由里子さんが今のところ探偵役ですが、
これ染谷さんが何らかの事情で吉高さんの姿になってたら萌えるんだけどなー!
(吉高さんはすぐ「おにいさま」って言って妻夫木さんにくっつこうとする)
らんま…というかコナン…。




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