2月日記

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2020/02/01(土)

色々感想

舞妓さんちのまかないさん(サンデー掲載)
「かっくいと菊のおろしあえ」が出てきたんだけど、
まず「かっくい」とは?というところから始まって、
調べたらナラタケの青森県南部での名称らしいんだけども、
ナラタケも関西の普通のスーパーでは売ってないような気がする。

そしてナラタケについて
「種や系統によっては生あるいは加熱しても
消化不良などの中毒を起こすことがある。
また、新鮮でないものも食べない方がよい。毒成分は不明」と書いてあって、
なんでそんなに恐ろしいものを食べるの…?って思った。

作中でも言われてるけど、食用菊も同じく関西の普通のスーパーでは売ってません。
山形で生産されているらしい。

プリキュア
日本初の有人宇宙探査船の飛行士になって宇宙へ行くラスト。
よい終わり方でした。大人になって終わるラストが連続してる?

映像研には手を出すな!
これは皮肉ではなく、私は映像作品のあらすじを重視するので
極端なはなし、人物が尖ったセリフを5分間つぶやき続けるのでも全然OKですが、
映像研の子等は煙の流れや人物の動きにすごくこだわるので
まったく違うなあ、と思ったのでした。
あとプロデューサーという役職が本当に重要なのが分かる。

ハムラアキラ〜世界で最も不運な探偵〜
若竹七海さんの葉村晶シリーズがドラマ化!
彼女が若い頃の話ですけど、日本のドラマでは珍しい、
女性主人公のハードボイルドです。






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2020/02/02(日)

ドラマかんそう
「シリーズ・横溝正史短編集II
「金田一耕助踊る!」犬神家の一族」

3週連続ドラマシリーズ最終話。
30分で終了する犬神家です。
お話の大半が一室で終了する演劇形式でした。
時間も空間も歪みますが、舞台なら不自然じゃない。
死体も、部屋の中に運び込まれてずっとそこにあった。
スケキヨの死体はタライに入ってた。
(例外的に回想シーンは屋外)

内容ばれ
映像化にしては珍しく、ヨキケスがあった。
(スケキヨを逆さまにした下半身なので、
ヨキ=斧を表現している、という、しょうもなすぎるダジャレ)
あと蝶々を追っかけている、近年まれに見る知能に問題のある猿蔵。

しかし2時間でも足らないボリュームの作品を、
内容に大きな変更なく30分に収めてしまうと
それはもうダイジェストなので、
いっそ犬神佐兵衛翁臨終の家族を撮った、
「犬神家ゼロ」とかのがよかったかもしれん。





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2020/02/03(月)

映画かんそう
「9人の翻訳家 囚われたベストセラー」

フランス・ベルギー作品。
世界規模で大ヒットしたミステリー小説「デダリュス」、
待望の完結編の発売が発表された。

原語版と同時に9か国語の翻訳版も販売されることになり、
9人の翻訳家がフランスに集められた。
しかし彼らは、富豪の屋敷の核シェルターに監禁され、
翻訳が終わるまで外部との連絡一切を禁じられる…というあらすじ。

「ダ・ヴィンチ・コード」のラングドン教授シリーズ「インフェルノ」翻訳の際に、
実際に翻訳者が地下室に缶詰めにされた実話がベースになっているそうです。

出版社は原稿の流出を大変に恐れていますが、
確かにハリー・ポッター等人気作品の発売前の書籍が工場から盗まれたり、
出版社のパソコンをハッキングして
最終巻の原稿を盗んだと宣言する人物が現れたり、色々しましたからね。

この映画にも謎の脅迫者が現れるのですが、出版社が偏執的になってきて
翻訳者が虐待され始めるところは、監禁サイコホラー「es」みたいな、嫌な怖さがありました。
しかし出版社社長も翻訳者もみな「デダリュス」のファンで、
謎の作者を崇拝しているところは良かった。その気持ちわかるぞ!

販売部数の多い言語、
英語、ロシア語、イタリア語、スペイン語、デンマーク語、中国語、ドイツ語、ポルトガル語、ギリシャ語。
当然ながら日本語は入らず。コピー機として参加(笑)色々な言語が入り乱れて楽しかった。

犯人ばれ
キレた社長が、出版部数の少ない順に(翻訳者を)殺してやるというような事を言うのですが、
順番気になる!

あの自白を引き出すために極限状況を作り出す必要があったのは分かるんですが、
電車のくだりは必要ないというか、他の人を巻き込む必要がそもそもなかったのでは。

あの主婦の翻訳家さん、小説家になりたかったが
夫を喜ばすためだけに子供を産んでしまった。
愛情が全くもてず、かえって自分の夢を犠牲にした蟠りが家族に向いた、
しかも自分には才能がなかった、っていう救いもなにもない死、あれは描く必要があっただろうか。
あの件がなかったら少なくとも死ななくて済んだかもしれないのに。
あの自殺でラストの爽快感が何割か削がれてしまった。

復讐ものは好きで、冒頭の映像と、ここで繋がるのか!
という真実は、かなりカタルシスあったんですけどね。

オリエント急行の件、意見が割れているようですが、
私は参加が無理で代打が出たあの人がいるので、厳密には不正解ってことかなと思ってた。
(もちろん少年の才能を感じて側に置きたかったおじいちゃんの機転で)

最終的にはおじいちゃんと彼とサイコパス社長の三角関係の話だな…と思った。






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2020/02/04(火)

映画かんそう
「ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密」

ベテラン人気作家の大富豪が、自ら首を切るという方法で自殺する。
謎の人物にこの自殺について調査するよう依頼された探偵は
屋敷に乗り込むが、そこには一筋縄ではいかない遺族たちが集結していた、
というあらすじ。

ミステリー映画が連続で公開されて嬉しい。
偶然ながらどちらも大ベストセラー作家のおじいちゃんが重要人物です。
(どちらもちょっとだけ日本ネタがある)
(この映画は「リング」)
推理的に、少々大味だけどきちんと成り立っている。

犯人ばれ

縁もゆかりもない若い女性が
死んだ大富豪の全遺産を遺言により相続し、
三家族からワーワー言われるのって「犬神家」だなと思って見てました。

ニット帽の中の毛髪と、ガウンの中の化繊が証拠として出たら、
かなりまずかったと思うけどラッキーでしたね。

クズ坊っちゃんは本当に性格クズなんですけど、
外見は彫像のように完璧な顔と体をしていながら中身が腐っているところが最高です。
(演じるクリス・エヴァンスは愛犬家として有名ですが、
番犬に吠えかかられるシーン、犬がどう見ても攻撃する姿勢ではなく、
遊んでほしくてピョンピョンしているのが可愛かったです)
大富豪が、自分に一番似ていると言っていましたが、
彼もかつてはああいう風だったのでしょう。

途中、一族の皆が人種差別について議論するシーンがありましたが、
結局は「移民に奪われてしまう」訳です。
ライアン・ジョンソン監督、やっぱりこういう限定的な舞台と人物による
皮肉の利いた物語が向いている。




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2020/02/05(水)

「HiGH&LOW THE WORST」
塚口サンサン劇場での上映に行ってきました。

一週間限定で、関東からの参戦も多く、
特に土曜のチケットは数分で売り切れたようです。
劇場周辺の店でごはんとか食べましたが、ハイロの話をしている人が店内にいた。

「HiGH&LOW THE WORST」略してザワのファンの人は10回鑑賞、
20回鑑賞は当たり前の世界なので、3回目の私など素人なのでした。

やっぱり体育館のタイマンと河原の集団戦がすごかった。
河原のやつ、最初はカメラ位置低くモブ相手、
次に高低要素のある格闘、最後に銘ありのキャラクター同士のバトル、
(この際に強さカースト設定に矛盾が生じないよう注意が払われている)
そして上部からのカメラで全体像と、
交響曲のように美しい構成になっているのでした。
塚口さんは関西の映画館でいつもトリなので、
ここで上映されるとDVDがでる頃合いです。
ザワもそろそろでるんじゃないですかね。






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2020/02/06(木)

漫画かんそう
「愛されただけ愛したい!」
鰤尾みちる さん

オリジナルBLです。
リバだよ!!リバだよ!!と宣伝されていたので、
それは買わなければならぬ!と思ってポチりました。

同郷で、子供の頃は顔と名前を認識しているくらいの距離だったのが、
大学進学で再会し、互いの家を行き来するようになった学生二人が、
恋愛関係になるという内容。

男同士なのに…とか、男なんて気持ち悪いのでは…とか、
(こういう行為が気持ち悪いのでは?はあります)
そういうの一切なし!!令和だ!!

片方が積極的で、片方が天然です。いいねいいね!
性行為はまずABがあって、日を置いて逆転してBA、
そしてABAがあります。完璧ですね!!もっと増えればいいのにリバ漫画。
ただ、贅沢なこというと
二人が互いのどこを好きなのかってエピソードはあまりなかったので、
そういう部分も浴びるほど読みたかった気もする。
オリジナルBLは、やはりポルノとしてのニーズが大きいのかな。




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2020/02/07(金)

「グレーテルのかまど」を見ました。
一条ゆかり先生のナポレオンパイの回。
ずっと食べたいなと憧れてたんですが
銀座マキシムがなくなっちゃったんですよね。
(でも初代シェフのかたの監修でほぼ同じ味のものが
GINZA SIX「ザ・グラン・ラウンジ」で食べられると
元ファンロード編集長KさんがSNSに書いておられた)

作る工程を見ていて、使用するバターの体積が
カステラ一本分くらい普通にあって度肝を抜かれたのと、
あと色々めんどすぎて「五千円で買います」と思いました。

一条先生のお話をうかがっていると、
ナポレオンパイはただのお菓子ではなく、
先生にとって成功の象徴みたいなものなのかなと、
そんな風な気がしました。




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2020/02/08(土)

色々感想

マッシュル-MASHLE-(ジャンプ新連載)
先週から連載。魔法世界の話なんだけど、
魔法世界で魔法の一切使えない主人公が、筋肉の力で成り上がっていく。
ハリポタ+ワンパンマンのようなギャグ漫画。

鬼滅(ジャンプ掲載)
なるほどそうだったのか。すごいポエムりょくにより納得。
来週から絵の力と言葉の力、極限の作画になるだろう。
いつの間にか年間コミックス売上、ワンピを抜いていたのだな。
実質現在日本で一番売れている漫画か。

魔女の守人(ジャンプ新連載)
魔女の力で街を守護させ、その力に魔女が飲みこまれると殺していた街で、
騎士が魔女を守る話。魔法もの2連続連載で、どっちか残すんだろうな。

舞妓さんちのまかないさん(サンデー掲載)
今回2人がお参りした美人になれる神社、行ったことがある。
(有頂天家族聖地巡礼の時に)
私がお賽銭を投げたら、絶妙な角度により跳ね返ってきたのだ。
ようし、そっちがその気なら、こっちにも考えがあるぞ!!
みたいな気持になったので忘れ難い。

BIRDMEN(サンデー掲載)
最終回でした。
不思議な漫画だった。新人類と旧人類の話なんだけど、
主に対話で話が進行したというか…(もちろんそれだけではないんだけど)。
私は好きでした。

金カム(ヤンジャン掲載)
家永ーーーーー!!
突然母親の話とかして死亡フラグか?と思ったが、どうだろう。
なんとか耐えて生き延びてほしいが、いや、これまでの殺害人数が多いからなあ…。

進撃(別マガ掲載)
今月終わるかと思ったら続いた…。
でも今月生き伸びた人はもう大丈夫だろう……。
ジャン良かった。一瞬アー!!って思った。

ID: INVADED イド:インヴェイデッド
血や怪我や死に触れると興奮する女がいて、
男は彼女に捧げるために人を殺し続けている。
女の深層意識(性格には殺意)に潜ると、女は身投げした彼女の母親を轢き殺す電車に乗っており、
窓の外にはこれまでの被害者が殺された順番に立っている。
殺人教唆の女と、女を愛する連続殺人者の男は離れた席に座っており、
言葉を交わさない。電車は永久に走る。
事件を解決した女性刑事は、犯人の深層意識に潜る特殊な捜査官に抜擢され喜ぶが、
推薦した上司は、殺人者の深層意識に潜れるのは殺人者だけ、
しかもシリアルキラーの資質のある者だけだと明かす。
これまでの経緯で彼女の本質を察し、自分と他の部下を守るために推薦した、と告げる。
これを30分でやるのはすごい。

映像研には手を出すな!
「問題が感情で解決する人間が一番嫌いだ」
至言。私もどちらかと言えば金森さん側の人間だけど、別に嫌いまではいかなくて、
感情で解決した問題は、突然感情で振り出しに戻る可能性があるので、警戒してしまう。

木工用ドリルと金工用ドリルの違い、分からなかったので検索しました。
棒にリボンが絡まったような形状が木工用、ねじり棒飴みたいなのが金工用。

関西だとシャベルと言うべきものを、関東ではスコップと言うのは本当なのだなあ。

コキタ兄弟と四苦八苦
樋口可南子さんゲスト回。
お洒落で活動的で美しく裕福である彼女は、重い病で三か月後に死ぬのだが、
親しい人にひどい態度をとって大切な関係を壊したくないから、
レンタルおやじを雇って末期の相手をさせる。
ショッピングを楽しみ、言いたいことを言い、夜はジグソーパズルに取り組み、
本当に亡くなってしまう。
9時10時代のドラマではできない、しみじみした内容。
私もいよいよ高齢になってきて、こういう話が沁みる…。

相棒
この設定最初からあったのか?本当か?
でも伊武さんの演技は凄かった。
妄想と幻覚で現実を見失いながら、
自分で事件を起こし、その捜査をして、次の瞬間忘れてしまう。
右京さんが珍しく犯人をハグした。








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2020/02/09(日)

読書かんそう
「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 」
ブレイディみかこ さん

英国で子育てをされている日本人女性のエッセイ。
話題になっていたので読みました。

夫の一族が熱心なカトリック教徒であるので、
カトリック系の一流学校に通っていた筆者のご子息は、
しかし進学見学に行った底辺学校(作中表現)を気に入り、
そこに通うことになる。
半分東洋人である彼が体験する問題の数々…というような内容。

メモを取りながら読んでましたが、膨大になりました。
びっくりしたことの一つは、カトリック系の学校は学力が高く、
親もハイクラスで、様々な人種の子供がいるのに対し、
底辺学校は白人ばかりで、差別その他問題が多い。
経済に余裕のある親は子供をカトリックの学校に入れるために改宗し、
引っ越し、熱心に教会に通うということ。
(宗教や政治信条や性癖を世に広めたければ、
名門校を作ればいいのでは?たとえばオタク校とか?
両親共に二次創作してないと認められないとか?)

保守党の緊縮財政政策により
子供の3分の1が、平均収入の6割以下の家庭で、
制服が買えず、腹を空かせているので
教師は教育よりもソーシャルワーカーの役割をせざるを得ない状況。
富裕層の子は勉強もでき、スポーツもプロがついて教えるので、
あらゆるジャンルにおいて貧困層の子は勝てないこと、
これは日本の半歩先の出来事で、
じわじわ似た環境になっていくのでは?と思いました。

下記痛い描写あり注意。
FGMについてなのですが、まずFGMについて一応説明すると、
アフリカの多くの国でいまも行われる儀式で、
少女のうちに陰核または大陰唇、小陰唇を切除する手術です。
性的快感を得にくくする、処女が守られるという効果があるとされています。
しかし出血や感染症により死亡する子供の数が多く、
英国ではFGMを虐待と定義しています。
英国に移住してきたアフリカ出身者には、長い学休期間に母国へ帰り、
娘にFGMの手術を受けさせる親がいることが問題になっており、
周囲にそのような親がいれば通報するよう呼び掛けているそうです。
すごいな…!?と思ったのは、子供にも注意させるためにFGMを教えるというところ。
性教育でワーワー言ってるのなんか、赤ちゃんの遊びだな。
もちろん新たな差別意識を植え付けるのではないか、等賛否両論です。
こういう話を聞くと、これは欧米倫理至上主義による、
他文化の破壊だという主張を思い出しますが、
日本でも、古来よりの家父長制、男尊女卑について
他国からの批判が上がったときによく目にします。うーん。
まあこのケースは英国の話なので、英国の倫理に従うべきだとは思いますが。

ヘビィすぎる日常を送りながら日々成長する息子さん。
こういうのは正解などがないから、明快な結論はないのですが
エッセイらしく章ごとに綺麗にまとめられていました。
うーん、私などが意見を差し挟める余地はない。

あ、でも人さまの感想を見ていると、英国に学ぶところはないし、
子供に差別を経験させる意味もないって意見の方もおられて、
それもそうなのかも…という気持ちにもなりました。

Amazonの感想のアドレスをそのまま貼ります。
https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R30OUNHNM85BGC/ref=cm_cr_arp_d_viewpnt?ie=UTF8&ASIN=B07T35YXVV#R30OUNHNM85BGC



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2020/02/10(月)

映画かんそう
「犬鳴村」

「呪怨」の清水崇監督。
「福岡県の旧犬鳴トンネルの側に、法律も常識も通用しない、
やばい村がある」という有名都市伝説を映画化。
フッと一瞬だけ映るんだけど、登場人物は気付いてないパターン、
隅にいるやつと目が合うパターン、
バーン!と急に出てくるパターン、
各種バラエティ豊かに取り揃ってます。

心霊スポットである犬鳴トンネルに、実況動画撮影のため訪れたカップル、
しかし不気味な出来事が次々に起こり、逃げ帰る。
その日から女性の様子がおかしくなって、男は妹に相談する、というあらすじ。
やや教育上好ましくないネタもあるので、ご家族での観賞向きではないかも。

美少女が垂れ流しながら歩くシーンがあるので、その趣味の方はどうぞ。
犬が酷い目にあってるシーンが一瞬だけある。

おちばれ

やや盛り込みすぎているような気もする。
騙されて虐待されて殺されて怨霊になるのは分かるんだけど、
犬を殺すのを生業にしていたせいで、犬憑きになってしまうのは過剰。

あと、立ち退き費用をケチった電力会社が、村民抹殺を謀るのはまあいいとして、
内部に入り込んで住民を全員把握したあと、
なぜさっさと始末せずに焼きごてで印を付けたり監禁したりするんですかね?
日数が伸びて電力会社の人件費が嵩むじゃない。

病院の子供のエピソードは本筋に関係なくて何だろうと思ってたけど、
最後の場面で犬鳴村を出た人もいるという台詞がかぶったから、
続篇へのチラッチラッですね。

病院で、霊たちがスサササ…って集団で進んでるシーン、
大昔のコミケの、走ってはいけないけど本がほしい黒っぽい服の人たちが、
開場と同時にスサササ…って早歩きしていらしたのを思い出した。

鉄塔からの身投げは本番もリプレイもどっちも良かったです。







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2020/02/11(火)

大阪梅田の「犬鳴村」コラボイベントお化け屋敷に行ってきました。

予算的に厳しめなんだなあ!という感じでしたが、
映画→イベントを一緒にキメた人が、
プロか!?ていうくらいのリアクション芸を披露してくれたので
大変楽しかったです。

内容ばれ
映画とのリンクは、電話の音と
監禁されたマヤさん(演者人間)、
あとあの霊感少年(マネキン)。
マヤさんは追いかけてきた。

五味さんのお化け屋敷なら絶対
電話ボックスとトンネルはあっただろうな〜!!
とか思いました。

マヤさんは1人でがんばっていて、大変そうだった。









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2020/02/12(水)

映画かんそう
「グッドライアー  偽りのゲーム」

監督ビル・コンドン

高齢者恋人探しSNSで知り合った男女が親睦を深めていくが、
男性は何かを画策していて…というあらすじ。
原作小説ありのサスペンスです。
予告を見て予想されるあらすじから大きな逸脱はありませんが、
ヘレン・ミレン様とサーイアンの演技対決がすごい。
二人の上品な衣装も素敵です。

ラストばれ
な、なぜべティの身上調査をしない!!!???
と思ったんですが、そんなものかな…?
3億とか4億とかのかかった話なのに、ものぐさ太郎かよ?!
ちょうど前半1時間くらいから、徐々に巻き返しのターンです。

「神と私と悪魔と死者だけが知っている」
のところ、さすが凄みがありました。
最後のシーンのべティ、本来の彼女のファッションスタイルなのでしょう、
ブルーのゴージャスなドレスがよく似合ってた。
それと孫カップルかわいかった。

サーイアンの相棒、どこかで見た顔だな…
と思ってましたが、「ダウントン・アビー」のカーソンさんだった。









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2020/02/13(木)

映画かんそう
「劇場版 騎士竜戦隊リュウソウジャーVS
ルパンレンジャーVSパトレンジャー」

昨年の戦隊のタイトルにそもそもVSが付いているのでエライ長さに。
国際警察が宿敵の盗賊団と、それと知らぬまま親交を持つという、
昭和のかたに分かりやすく言うとキャッツアイ、
一年間視聴者をハラハラさせた戦隊
(三谷幸喜さんも大ハマりなさった)
ルパンレンジャーVSパトレンジャーが帰ってきました。

改造実験のあと放置されていたギャングラーの生き残りが、
騎士竜を金庫に捕らえる。取り戻そうとするリュウソウジャー。
剣を持ったまま走り回る彼らを、
銃刀法違反で国際警察が拘束するのだった…というあらすじで、
案外すんなり絡みました。

久しぶりにルパパトの新規映像を吸えてニコニコです。

ラストまでばれ

え?なんか魁利さん一人で暮らしてらっしゃる?
透真さん、婚約者さんと距離を置いてると?
もしかして初美花ちゃんも?
お兄ちゃんも婚約者さんも親友さんも、
3人のためなら犯罪者になるのも厭わなかったのに!?
ちょっとどういう事だよ!?

というかルパンレンジャーはまだ
ノエルのためにコレクションを集め続けていて、
現場でパトレンと鉢合わせはするけど、
こみ入った話は出来ない状態なのかそうか…。

あの、大事な人と喧嘩をした直後に
相手が消えてしまった苦しみを知る魁利さんとか、
事情を聞かずに戦っていると、
取り返しのつかない間違いが起きると知っている圭一郎さんの表情、
一年見ていた人間には説明がなくても分かる良いシーンでした。

ノエルさんを筆頭に、今回変身前アクションがすごかった。
あとプリキュアさんたち&新旧戦隊でリュウソウダンスを踊って壮観でした。


映画終了後に、なぜか次期戦隊「キラメイジャー」の初回映像を見たのですが、
できたら映画終了後は余韻に浸りたいので、
全く別の話をサービスで付ける場合は、冒頭にやってはくれまいか。



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2020/02/14(金)

映画かんそう
「紅海リゾート 奇跡の救出計画」

1980年、内戦状態のエチオピアで、多くの国民が極限状態におかれていた。
モサドは、エチオピア内のユダヤ難民をイスラエルへ密入国させようとするが、
監視が厳しく救助は難航していた。
あるエージェントが、脱出の隠れ蓑として
リゾート会社を創設するアイディアを思い付く…というあらすじ。
Netflix製作映画です。
実際あったモサドの作戦をかなり脚色しているとのこと。

モサドのエージェントが、作戦遂行のため、昔の仲間を集めるのですが、
特にその仲間たちの能力が発揮されるわけではなく、
慣れないホテル経営に奮闘する様子がしっかり描かれる訳でもない、
何となく中途半端な印象。

内容ばれ

主人公の妻子が愛想をつかしたり、
主人公の母がむかしエクソダス号にいたとか、
主人公の仲間のスナイパーが何故か主人公に対して
デカイ感情を持っていたり、
何かに絞ったほうが良いのではと思いました。

(アフリカ広域の風習)FGMを受けた女とセックスするのが好きだ!
こいつらは激しくしないと感じないからなゲヘヘ!
みたいな分かりやすい悪人が出てきますが、
感じない人と性交して面白いのかな…。
単純に不思議です。






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2020/02/15(土)

色々感想

アクタージュ(ジャンプ掲載)
今、ガラスの仮面で言うところの
ふたりの王女編なので、
千世子さんがんばれ!造花は生花に勝てないとか、全然思わないよ。
あと夜凪さんの舞台、正直言って成功なのか失敗なのかよく分からない。

鬼滅(ジャンプ掲載)
オラわくわくすっぞ!
音楽と動きがついたらどんなにか絢爛豪華だろう。
戦闘と言うか円舞だもんなあ!

舞妓さんちのまかないさん(サンデー掲載)
えっ来るの…?関西に就職するの?青森から?
東京に行った方がよくない?
(百合にはさまる男子撲滅委員会)

ID: INVADED イド:インヴェイデッド
面白い!
9秒間隔で落雷のある世界での推理。
本堂町さんが、女子供から助けを求められても
自分の仕事は推理であって、人助けじゃないです、
って断るのはなんか良かった。





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2020/02/16(日)

サンザシのドライフルーツを注文してみました。
食べた事がなかったんですが、干しパインをまろやかにしたような…
干しパインと干しりんごを足して2で割ったような味。



パイナップルといえば私はスラグホーン先生なんですけど、
あれ、シロップ漬けで想像しているひともいらっしゃるんですね。
私は「パイナップルの砂糖漬け」は
砂糖をまぶした干しパイナップルのようなもので想像してました。
箱詰めできるくらいの重量なんだなと。






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2020/02/17(月)

リバすごろくを作りました。
週末に実際に遊んでみたんですが、
我ながらとても楽しかったので、
皆さんもよろしかったらお友達と遊んでください。

同じカプの人と遊んでも、別のカプの人と遊んでも、面白いと思う。
推しについて毎日3時間くらい考えている人には、
どの質問も、きっとチョロいでしょう。

リバすごろく左

リバすごろく右

左半分と右半分を分割してますので、
それぞれA4で印刷すると丁度いい感じです。
「ワイが作ったどー」などの騙り&再配布以外でしたらどのようになさっても結構です。
文字位置が不均衡ですが気にしないでください。

フレームはこちらのものを使用させていただきました。
https://twitter.com/i/moments/1005116190501433345





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2020/02/18(火)

紫宸殿2020年

右近の橘、左近の桜、橘だけ覆いがかかっているのは、
橘は寒さに弱く、しかも橘の平均寿命100年のところ、
この橘は200年生きているお年寄りなので、手厚い介護をしているそうです。






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2020/02/19(水)

そういえばTVで放映しなかった
「警察戦隊パトレンジャー Feat.快盗戦隊ルパンレンジャー 
もう一人のパトレン2号」をオタクプレゼンで、
ちょいと見せて&説明していただいたんですけどね。
特撮名物「むかしの男回」でしたね。

パトレン結成前で、まだろくな装備もない中、
最前線で体を張って市民を守っていた圭一郎とつかさと、東雲悟。
常に冷静で飄々とした彼は、真面目で直情型の圭一郎とは真逆で、
二人は衝突しがちだった。
しかし悟は悟なりに職務を全うしようとしていることを圭一郎が理解し、
尊敬できる同僚として認識を改め始めたときに悲劇は起きた…というあらすじ。

下記本編のネタバレしますので、
これからルパパト見る人はご注意下さいね。
結局、悟さんは圭一郎さんとつかささんを庇って大怪我を負い、
パトレン2号にはなれず、フランスに転勤になるのですが、
そこでギャングラーに襲われ絶命したうえ、皮を奪われて、
顔と身分を利用され続けます(本編)。
なんという地獄のような話!
これは公開当初、二次創作が山盛りあったことでしょう…。

というか、ルパパト全国ツアー映像もチラッと見せてもらいましたが、
赤赤普通にキスしとった…。
そしてそのまま2人で退場して、
あとに残されたノエルが、虚無の笑顔を浮かべとった…。
最近の若い俳優さんの、ニーズを察知する能力と、
ためらわず需要に応えるサービス精神には、おばあちゃんビビります。








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2020/02/20(木)

映画かんそう
「1917 命をかけた伝令」

1917年、西部戦線において作戦指揮を執るエリンモア将軍は、
ドイツの巧妙な後退偽装を察知する。
前線のデヴォンシャー連隊がこの戦略に乗って総攻撃をかけると
多数の犠牲者がでるため、攻撃中止を伝える必要があったが、
断線により連絡手段はなかった。
将軍は二人の若い兵士を選び、伝令に立てる。
彼らの命がけの行軍が始まる、というあらすじ。

命令を受ける直前から、最後の場面までがワンカット風に撮られてます。
臨場感がすごい。
あと塹壕も。塹壕すごい長い。
調べたら700キロ以上掘ったらしい。
なな…ひゃ…?(白目)
様々な死因の死体が映りました。人間や他の動物。
あとネズミ。こんなにたくさんネズミの映る映画は珍しい。
ドラえもんと二階堂くんは見ないほうがよろしい。

英国俳優大集結です。

内容ばれ

これ「ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ」がモチーフにになっていて、
二人とも辿り着いた先でマッケンジー大佐に射殺されたらどうしようと思ってました…
違って良かった。
(あの不吉きわまりないマーク・ストロングさんの助言はなんだったのか)

まさかポッチャリくんがあんな事になるとは…。
大事な伝令をたった二人に、ろくな装備も与えずやらせるとか、
本気で前線を救う意思はあるの?と思ったけど、
ああいう伝令は一つの指示に対して複数派遣する、とあとで読んで納得しました。

エクーストの夜の、照明弾が次々と放たれ影が生き物のように動く光景は美しかった。
「地獄の黙示録」の川のシーンを思い出しました。

蛇足ながら言わせていただくと、
コリン・ファースさんとマークス・トロングさんの転生もの映画がまたひとつ増えた。






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2020/02/21(金)

映画かんそう
上田慎一郎ショートムービーコレクション

「彼女の告白ランキング」
「ナポリタン」
「ヘタクソで上手な絵」
「たまえのスーパーはらわた」
「正装戦士スーツレンジャー」

「彼女の告白ランキング」は、付き合っている彼女が
男性に次々と衝撃告白をしていく話。
序盤から、浮気や整形や離婚歴などハードな話が続くが、
最終的には予測もつかない方向へ…というあらすじ。

「ナポリタン」は、ナポリタンに寄生された男性が、
人の言葉がすべて「ナポリタン」としか聞こえなくなり、
その状態で彼女の両親に挨拶に行く話。

「ヘタクソで上手な絵」
絵がコンプレックスの子供が、それが原因でおばあちゃんにひどいことを言ってしまい、
その後おばあちゃんが倒れて…という内容。

「たまえのスーパーはらわた」
映画監督志望の女子が、県のイメージビデオを撮ることになるが、
彼女は言葉がきついうえにホラーが大好きで…という話。
冒頭が「カメラを止めるな!」と同じ流れで、ふふってなった。

「正装戦士スーツレンジャー」
社会人の5人がスーツレンジャーに変身し、悪と戦う。
所々予算の限界を感じたが楽しかったです。
レッドのひと、すごい特撮顔なんですけど、特に出演はなさってない…?

5作品全部そのまま「世にも奇妙な物語」に使えるな…と思いました。
トリの「正装戦士スーツレンジャー」が一番良かったです。






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2020/02/22(土)

色々感想

ID: INVADED イド:インヴェイデッド
名探偵合計3人がイドの中で活動中。なんだか深海の遭難救助に似ている。
名探偵と本人は微妙に違って、プリキュアの変身みたいな印象なんだけど、
個性の違いがあって面白い。

映像研には手を出すな!
動きを描写する人は本当に動きを描写するのが好きなんだな…!?
話を組み立てる人と組めばいいんだろうけど、
なんかうまくいかない気もする。
なぜなら話を組み立てる人にとって、
面白い動きのためのシーンは無駄に感じられるから…。

あのお茶の残りをぐるぐる回して庭に捨てる動作、
高野文子さんも漫画で描いておられたけど、
クリエイターの琴線に触れる動きなんかしらね。

相棒
陣川さん、永遠の熱血青年みたいな扱いだけど
そういえば中の人はお幾つなんだろう…って思ったら49歳…?
もう部下を指揮して、家庭があったらお子さんは完全成人してる歳では。 
相棒、サブキャラクターをどんどん卒業させるんだから、
新しい人を入れようよ…。

エレメンタリー7 ホームズ&ワトソン in NY ザ・ファイナル
大手SNS運営会社の代表者が、
顧客データの中から大量殺人を実行する可能性のある人間を
事件直前に殺害していた事が判明。
彼はホームズに協力要請をしてくる。

おっとこれは難しい。
ファイナルシーズンなので、この件を是とするか非とするかが
シリーズラストになるんだろうな。
社長の名前はライヘンバッハ。






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2020/02/23(日)

映画かんそう
「ミッドサマー」

「ヘレディタリ― 継承」のアリ・アスター監督2作目。
公開前からネット上で話題になっていました。
前日にチケットを取りましたが最前列しか空きがなかった。
結局朝から夕方まで満席だったようです。大人気でなにより。

最近身内に不幸があって不安定な女性が、
彼氏のフィールドワークに同行してスウェーデンの田舎の
小さな共同体を訪ねるが、
そこでは90年に一度の祝祭が行われていて…というあらすじ。

ホラー文脈で撮られていないので、
ホラー映画かどうか微妙なところですが、
白夜でずっと明るい中、人間の中身がバッチリ映るので
苦手なひとは見ない方がよろしいでしょう。
あと精神が不安定なひとはやめておいたほうがいいかもしれない。

青空、白い衣装、白人、臓物、花、花、花で、どんなシーンも美しかった。
これで30代前半とか、アリ・アスター監督の化け方がすごい。

内容ばれ

アリ・アスター監督の好ましいところは
意外と人間の理性への信頼を感じとれる部分。
ホラー映画でよくある、「そんな簡単にパニックになる!?」「そんなバカなことする!?」
っていうのがあまりない。(立ち小便はトイレでやれって思ったけど)
この映画でも、判断が揺らぐ必要のあるところは全部、薬物で補完してた。
一方、登場人物に理性があるので、
男ばかりでやんちゃする予定が、メンバーの中の1人の
精神状態が健康でない彼女がついてきても表立っては非難しないし、
論文のテーマをパクられても共同研究に落とし込もうとするなど、
じわじわと嫌な感じになる。

あと意地の悪いギャグセンス。
彼氏が少女と性行為をするところ、中年女性が参加してきて(少女のお母さんかな?)
彼氏くんが「えっ!?」ってなった瞬間笑ったし、
老女がピストンの介錯を始めたところは笑うのをこらえた。

血の鷲による死体を2回も見ることになるとは(ドラマ版ハンニバルで見た)。
頭部損壊は「ハウス・ジャック・ビルト」と並ぶ出来でした。

異なる倫理を持つ共同体に侵入した人物が酷い目に遭うプロット、
古くは「ウィッカーマン」、近年では「グリーン・インフェルノ」
それプラス
心を病んで、邪悪なものに身内を捧げようとするひと、というプロット
それは監督の前作「ヘレディタリー」や、「シャイニング」、なんですけど、
この映画の特異な点は、異様な共同体、邪悪なものを
暗闇やショッキングな音楽、凶悪な表情の加害者、逃げて泣き叫ぶ被害者、
等といった演出を用いず、むしろ神秘的で美しく、
主人公が潜在的に求めていた存在のように描いたところです。
骨や臓物がまろび出ますが、もともと私たちの中に普通にあるものだし、
袋の外に出た途端にワーキャー言うのって変じゃない?
あなたの属する世界は、あなたの苦悩や悲哀に完璧に寄り添ってくれる?
寂しいあなたを満たしてくれる?と優しい笑顔で問いかけてくる感じ。
前作のペイモンはまだ恐怖の対象だったけど、今回はこれで、次回はどうなるんだろう。

精神が不安定なひとは、びっくりするくらい速やかに新興宗教に吸われて帰ってこないし、
あとこちらに不幸があるとどこからか情報を得て、ス…と寄り添ってきてくださるのを
なんとなく思い出しました。

余談ですが、あらすじを絵画化したやつのウィル・ポールターくんが
似すぎていて笑ったんですけど、彼はまあ眉毛が本体というところがあるので
絵に描きやすいのかも。
というかウィル・ポールターくん、
ホラー映画の殺される人をやるクラスの役者ではないのでは!?
どうしても出たかったの!?

もうひとつ余談、始祖ユミルの名前が出て、
北欧神話ベースの信仰なのかな?実際にそういう新興宗教が?って思って
検索したら進撃の巨人しか出てこなかった。だよね。



予告
https://www.youtube.com/watch?v=91zwL-ak9AM





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2020/02/24(月)

映画かんそう
「チャーリーズ・エンジェル」

新シリーズリブート。
クリステン・スチュワート、
ナオミ・スコット、エラ・バリンスカが主演。
電気に代わる新エネルギー「カリスト」の開発に携わったエンジニアのエレーナは、
カリストに致命的欠陥があるのを上司に訴えるが取り合ってもらえない。
リリースが目前に迫り、思い余った彼女は告発に踏み切ろうとするが、
直後に敵の急襲を受けて…というあらすじ。

ドラマシリーズや映画シリーズが好きだった人必見。
小道具や小さなネタにご注目ください。
今回アクションもファッションも良いですが、
過去シリーズにはなかったガールズパワー、
シスターフッド要素がこめられて21世紀っぽい感じに。
OPからして何が言いたいかグイグイ伝わってきました。

当然男性の受けは悪く、ボッコボコですけど、
年間数十本は封切られる、プルトニウムとか、
インターネットすべてを支配するスーパーなプログラムとか、
大量破壊兵器の開発者を守ったり追ったりする
腕ききエージェントの男性主人公映画作品群と比べても
それほど悪くない出来具合だと思います。

男性エージェントものになくて女性エージェントものにある要素、
それはイチャイチャ仲良しシーン。
みんな可愛かった。腹いっぱいになった。

ネタバレ

お互いにくっついてうたた寝したり(かわいい)
仲間が怪我をしたらクールな子が号泣したり(かわいい)
人と人が仲良くしているのは見ていて微笑ましいので
別に男性エージェント同士もやっていいと思うんですけど。
(気持ち悪いからやらないというのは思考停止だぞ)
ナオミ・スコットがちょっとドジっ子役で、
いい感じに明るくなっていた。

新ボズレーの美女が監督だったんですね。
知らなかったのであとでびっくりした。

私は過去映画のルーシー・リューとお父さんのエピソードが好きなので
イタチちゃんねたが拾われていた(たぶん)のが地味に嬉しかった。
あと豪華すぎるエンディングのなかの、
「RBGも昔エンジェルやってたネタ」が狂おしく好き。

エンタテインメントの男性主人公作品と女性主人公作品のバランス、
きっと最良の中間点がある筈だから模索してほしい。






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2020/02/25(火)

読書かんそう
「息吹」テッド・チャン

寡作の作家テッド・チャンの久しぶりの新作。短編集です。
相変わらず優れた発想力プラス、
「もしこういうテクノロジーが存在したら、
こういうトラブルが起きてこういう犯罪が行われ、
こういう恩恵がある」という予想に説得力のある
優れたシミュレーション能力で書かれた話であることだよと思います。

うむむ…と思った作品を幾つか。

「商人と錬金術師の門」
短編集の序章っぽい時間もの。
この手法だとタイムパラドクスは回避され…?
される…?えっどうかな…。

「偽りのない事実、偽りのない気持ち」
これもかなり考え込んだ…。
人間の視覚、聴覚情報を記録して、必要なときに瞬時に取り出せるドラレコ、
ほぼ記憶とニアリーイコールというテクノロジーの話。
むかし娘に酷いことを言われたが、寛大にも許し、
良好な関係を築いたと思っている父親が、
記録を巻き戻したら、酷いことを言っていたのは自分で、
寛大なのは娘で、そして関係はもう変えようがない、というエピソード、
あるあるある!という感じだった。
記憶って癖がありますよね!
全く忘れてしまうひとと、全く違う風に書き換えるひと確かにいる。
これ訂正したほうがいいのかな…ってたまに思います。
(私が自分の記憶に自信ありげなのは、
それは出来事や人の言葉を持ち前のまめまめしさで記録しているからです)
と、同時に文字のないアフリカのある部族に文字がもたらされて
思考が変わっていく話も進むのですが、
記録について何となく否定的な話なのかもと思いました。
確かに忘却は許し&優しさという部分はある。
私の辞書にには許すという言葉はないですか、これは記憶が関係しているのかも。

でも人間ドラレコがあれば、家庭の、学校の、スポーツ界の児童性虐待はなくなる、
少なくとも逃げおおせる犯罪者は少なくなると思うんですよね私は。

「ソフトウェア・オブジェクトのライフサイクル」
動物のゲノムをキメラ状に混ぜ合わせて仮想空間上で作った商業キャラクターを、
その後長い時間をかけて丹念に追った作品。
動物のように調教する必要があるので、難易度が高い。
当然ながらキャラクターを虐待するオーナーも出るし、
キャラクターに自我が生まれて権利を望み始める、
プラットホームが最新の規格に合わなくなってくる、等次々と問題が発生する。
中でも時間をかけて人格を持ったキャラクターを、
人間の性的なパートナーとして販売したいという企業との議論が秀逸で、
純粋なキャラクターたちに、性的な追加プログラムを入れるなどおぞましいという意見と、
それは人間も同じでは?子供の頃は性的なことになど全く興味ないのに、
その後、社会で学習して成熟していくのでは?
キャラクターにいつまでも純粋でいてほしいというのは、
子供にいつまでも子供で居てほしいというのと同じで
ひとつの人格として尊重していないのでは?という問いかけ、
これには、うーん……?となりました。
この件についてははっきりした結論なしに終わったので、いまも考えてます。

「不安は自由のめまい」
ラストの作品。
これは多元宇宙論もの。2019年って多元宇宙ものが流行ってたんだろうか。
分岐した世界と通信ができるテクノロジーの話です。
事故でAを失くしたBと、Bを失ったAの男性カップルが
互いの世界の通信データてきなものを買うエピソードがあって、
そこのところ詳しく!って思ったけど、無情にも一瞬で終わった。
落とし所は少々意外だった。










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2020/02/26(水)

現時点で一番落ちない口紅の話をします。
それはメイベリン「ステイ マットインク(SUPER STAY MATTE INK) 」
なのですが、ともかく落ちない。
カルビと豚骨ラーメン以外では落ちません。
へなちょこ石鹸やクレンジングなど敵じゃないくらい落ちません。

ただ付け方にちょっとコツがあって、
ブラシを使わず、指で薄めに塗り広げ、
そして数分間口を開けて乾かすのが肝要です。
あと、残念ながらハッキリした色しかないです。
それと代償があって、唇は荒れます。
私の唇は普段は乾燥知らずで、
「みんなリップクリームってなんのために塗ってるの?」
「え?口の皮がめくれるの?やけどじゃないのに?」
って感じなのですが、それでも荒れたので
たぶん皮膚粘膜の弱い方が付けると拷問になってしまうと思います…。
鉄の唇を持っていて、なおかつ面倒がりのひとだけお試しください。






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2020/02/27(木)

映画かんそう
「アリー スター誕生」

有名ロックシンガーに見いだされて一躍スターになった女性歌手が、
ロックシンガーに愛され、結婚し、幸福な日々を送るが、
彼を蝕んでいた薬物とアルコールが悪い影響を及ぼし…というあらすじ。

知りませんでしたが3度目のリメイクで、「スター誕生」は合計で4作品もある。
オリジナルは演劇の話ですが、3作めから歌の話に変わった。
レディー・ガガとブラッドリー・クーパー主演。
ブラッドリー・クーパーが薬物で正気を失って、
恋人を怒鳴ったり暴力を振るったりするシーンがあったら嫌だなと思って
劇場では見ませんでしたが、心配するほどではなかった。

なんでこんなにロングランで愛されているかというと、
男性と女性どちらも感情移入してグッとくるからだろうと私は思います。

主題歌の「Shallow」はとても良い曲。

内容ばれ

しかしネットで見かけた意見「推しのコンサートを見に行ったとして、
いま推しが付き合ってる女性がステージに上がって歌いだしたらつらい」
というのが忘れられない(笑)
ガチ恋勢でなくても、朝からカレーを食べたくて食べに行ったのに
鮨が出てきたら嫌だもんな…。
ガガさまの歌は素晴らしいけど、オーラがありすぎて、
特に舞台に立つ姿は新人歌手には見えなかった。

ところで主人公がグラミー賞を授賞して、
その授与式の壇上にパートナーとして上がった彼氏が、
薬物とアルコールで意識が朦朧として失禁してしまい、
客席の全員に見られるという、視聴者にもつらいシーンがありました。
マニアのかたは大興奮だろうけど、共感羞恥的にはショック死クラス。

あと、予告からずっと気になっていた、ガガさまの友人役の男子くん、
(ロックスターに舞台に上がれと言われたとき、後ろで応援してる子)
中盤もラストにもずっといて、地味にいい人だった。







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2020/02/28(金)

そういえば今年のチョコレート、なぜかあまり買わなかった。

自分で買ったミッフィー


そして頂いたオイルサーディンチョコ









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2020/02/29(土)

色々感想

舞妓さんちのまかないさん(サンデー掲載)
わざわざ京都で就職するの!?大阪のほうが仕事探しやすいんじゃない!?
(百合に挟まる男子(略))

波よ聞いてくれ(アフタヌーン掲載)
とうとう引きこもりが炊き出しに参加した!
震災をきっかけに引きこもりが外界に出てくるって下手すると、
しゃらくさいハートフルストーリーになりそうだけど、
女装した美少年による色仕掛けと、
殴り合いが決定打となる訳の分からなさでクールなトーンをキープした感じ。

ミナレさん、中島かずき氏の主人公のようなハチャメチャさと、
知性を併せ持つ奇跡のバランスのキャラクターだな。

あと実際の避難所で生理用品が不足しがちと聞くので
チラっと触れられたのは良かった。

宝石の国(アフタヌーン掲載)
ダイヤとボルツ心中した……(相討ちです)。
いやまあ一緒に死ぬのはハッピーエンド判定なので私の場合…。

おおふり(アフタヌーン掲載)
郵便局の年賀状のバイト、学生の頃私もやってた!
そんなに疲れたって感じではなかったな。
ただなんか暗い部屋で延々仕分けるので気が滅入るということはあったかも。

ブルーピリオド(アフタヌーン掲載)
思い付きを作品に仕上げるのと、思い付きをそのまま出すことの違いが
私にはよく分からないな…?
作品のために思い付いたことなら、それはすでに仕上がった作品なのでは。

ブラックナイトパレード(ウルトラジャンプ掲載)
アレッ!?ヤンジャンからいつの間にか引っ越しなさってた!?
去年の秋から!?気付かなかった。読んでみたけど全然分からなかった!
バトル漫画っぽくなってる!?

金カム(ヤンジャン掲載)
鯉登くん!わりとライトサイドにいるんだな!?
魔性のものは純潔の物に弱いと決まっているので、最終的には全部に引導を渡してほしい。

映像研
文化祭回、とても楽しそう。
役者の親はすぐに理解してくれたけど、やっぱり表現者として近いんだろうか。

ID: INVADED イド:インヴェイデッド
女子高生を殴って嬲り殺すボクサーが出てきたが、
設定が詰められていて嫌悪感はなかった。
製作者が自分の性的興奮を自覚せずに
そういうシーンをダラダラ垂れ流すのは我慢ならないが、
コントロールされた最適な長さのものなら気にならない

あと今回は腕ひしぎで骨を折ったり、
打撃で顔面を潰したりといった強めの暴力描写があったが、
設定の勝利でクールだった。
(片方は連続殺人鬼、片方は殺人者の元刑事で、現実世界ではない)

機械を使って潜ったシリアルキラーの潜在意識の中で、
さらにその世界の疑似マシンを使って潜在意識に潜り、
その中の登場人物の夢の中にいるって、ちょっと「インセプション」みたいだ。

相棒
女性の指を切り落として冷蔵庫に保管していた連続殺人鬼が
刑事の目の前で包丁で首を切って自殺って、相棒にしては珍しいグロ。

あの他人を操って破滅させるサイコパスの女性が再登場。
脚本山本むつみさんの持ちキャラという感じだろうか。


関係ない個人的覚書
新型コロナウイルス発生により、小中学校に臨時休業要請が出る。
図書館やコンサート、演劇、スポーツ観戦なども次々と中止になる。
マスクと消毒剤が品切れになり、
噂によってトイレットペーパーなども欠品になる。
海外(アジア以外)ではアジア人への差別的発言、暴行などが問題となる。





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