10月日記

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2019/10/01(火)

映画かんそう
「スマホを落としただけなのに」

タクシーにスマホを忘れた人が、データを抜かれて、
SNSを通じて徐々に謎の人物が接近してきて、
そして同時に女性連続殺人も進行するというあらすじ。
監督が中田秀夫さんなので観ました。
ホラー映画?サスペンス?そんなに怖くないです。

内容ばれ

田中圭さんがスマホを落とす人なのですが
ほぼほぼ「おっさんずラブ」の春田さんなので
春たんを応援していました。
知り合いの可愛い女の子に抱きつかれた瞬間に
彼女が登場して、どういうこと!?みたいになってるのとか、
編集して「おっさんずラブ」に組み込んでも誰も気付かなそう。
牧さんはこの映画を見て「そういうところが駄目なんだよ!」ってキレそう。
なんか連続で田中圭さんの映画を見ている…。

宮部さんの「火車」とかを思い出しました。
お前なぜ人の身分証で借金する!?

ミスディレクションがちょっと強引すぎたので、
混乱した人も一定数いらっしゃると思います。

映画のシングルマザー、身を持ち崩しすぎ子供を虐待しすぎ問題。




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2019/10/02(水)

映画かんそう
「ヘルボーイ」

2004年、2008年、デル・トロ監督によって映画化された
「ヘルボーイ」のリブートです。監督はニール・マーシャル。

MCU初期のような、無茶だけどパワーのある感じ。
でも洗練はされてない。血液びしゃびしゃ祭。
地獄から蘇る怪物たちの造形がかなり良いので、そういうのがお好きな方むき。
途中、何の話か分からなくて、前の映画の続き?となっても、
あとで説明があるので大丈夫。前の2作から続いている部分はないです。
(最後まで謎の人がいますが、原作ねたです。前の映画には出ていません)

超常現象調査防衛局に所属するヘルボーイは
真っ赤な肌に角を持つ異形の姿をしていた。
育ての親のブルッテンホルム教授の指示で
魔界の生物を狩る日々だった。
ある日、協力関係にある英国の秘密結社オシリス・クラブから
巨人狩りへの参加を求められ…というあらすじ。
英国が舞台です。

エンドロール途中と、最後に映像があります。

ニール・マーシャル監督はホラー映画「ディセント」で注目を浴び、
メジャーデビューを賭けた次の作品「ドゥームズデイ」で
人肉ステーキとかやらかして
「ちょ…力と名声が欲しくはないのか…」と私などは思いましたが、
「センチュリオン」のあとはしばらくドラマを撮っておられたようです。
苦痛と、異形と、女同士の確執とキャットファイト、戦う女がお好き(たぶん)。
ジェームズ・ワン監督のように多数の好む要素と、
自分の趣味をうまく混ぜられなかった(または、あえて混ぜなかった)。

内容ばれ

エイブ出た!(エンドロールの手)続編があれば登場しそうだけど、
どうだろう…いまのところ評判はあまり良くない。
一般受けしない作風なんだよなあ…。
死んだ人と話すシーン、もっと神秘的で感動的な画にできると思うんだけど、
ゲロ&肉塊なんだもんなあ(びっくりした)。私はああいう感性好きです…。

オシリス・クラブがほぼキングスマンでわくわくしました。
しかも使命を果たすまでは不老不死という設定付き。
でも身体が老いずに特権階級だけで長年固まってたら、
そりゃあ、ああなりますよね…。

対巨人戦、でたらめでよかった。
でも女王との戦いは、巨木のところで決着つくのかと思ったら
一旦撤退で、あそこは間延びした気がする。

魔界の怪獣たちはどれもよかった。
人間トーテムポールみたいなやつや、手が陰毛みたいになってるやつ、
足が串みたいなやつ。
あとバーバヤーガは、パフォーマーが根性で演じているのか、
CGなのかどっちだろう…。
あそこの食卓はデル・トロ監督のペイルマンの食卓のオマージュだろうな。

ダイミョウの鳴き声が「ミ"ャ"ー」なのかわいい。
ブラックパンサー陛下といい、
ネコ科の猛獣モチーフさんは全員一度はネコねたでいじられる運命。
でも「俺は犬派だ」とのこと。







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2019/10/03(木)

映画かんそう
「大脱出3」

オハイオに工場を作るため視察に来ていた
香港の富豪の娘が誘拐される。
誘拐犯は主人公のスタローンに復讐を目論む、とある人物であり、
次第に彼を追い詰めていく。
娘のかつてのボディーガードであり、恋人でもあった
マックス・チャンが救出作戦に加わるというあらすじ。

2から引き続き、
アメリカ人の出演者の多いアジアアクション映画という感じ。
脚本はブレにブレまくり、
もうこれ大脱出シリーズでなくてもよいのでは…?と思った。
ただしマックス・チャンの格好よさは天元突破、
もはや笑ってしまうくらい格好いいので、
マックス・チャンファンは見に行かれるといいだろうと思います。

「トリプル・スレット」と同じくアジアの富豪の娘が狙われますが
このねた、流行ってるのかな?

・アイディアを全部ぶっこむので全体の統一感が弱い
・教授とか富豪とか刑事とか、一応地位のある女性も
 出てくるが特に何もできない。精神的に幼い。
・不条理劇かと思うほど警察無能
この3点が揃うと人種比率関係なく、アジア映画っぽい。

ラストあたりまでバレ

マックス・チャンは、
特に挑発とダウン攻撃とウィンクが素晴らしかった。

うーん、って思ったのは、
悪者が富豪の娘を誘拐してメッセージを送り、
主人公チームが悪者の居場所を特定して、
じゃあそのアジトへ行くぞ!っていう流れは分かるんだけど、
ついでにそのメッセージを再生した場所を敵も特定して
スタローンのヒミツ基地に潜入して
出発準備中の主人公のガールフレンドを攫って、
一足先に悪のアジトに運搬しちゃうって、どうだろう。
富豪の娘も攫い、なおかつガールフレンドも攫うの?
ついでにピーチ姫も攫ったら?
ガールフレンドなんか攫ってないで
ヒミツ基地を焼けば勝ってたのに…。

あと奮闘むなしくガールフレンドちゃんは
首を切られて死ぬんだけど、
怒ったスタローンがナイフで敵の腹をメッタ刺しにしたり、
鉄の棒で頭部を串刺しにしたりするの、もう完全に違う映画だよ…。
この映画の主人公は用意周到で頭脳で勝負するタイプ。
最近見た「ジョン・ウィック」に感銘を受けたとかそういの?

ガールフレンドさんは「The冷蔵庫の中の女!」
という風な終わりで残念です。
ラストは男子だけで次の予定の話とかしてキャッキャしてるし。
2作目で役名は同じだけど女優さんが変り、
スタローンと30歳年齢差のある女優さんになり、
なんのかんの次の秘書子ちゃんはバッチリいるという、
人というよりアイテム扱いのガールフレンドちゃんさようなら…。

ところで愛するネコチャンを残虐に殺された男が、
相手に復讐する映画ばかりやっている世界は頭がおかしいと思うんだけど、
わたし去年、妻or恋人を殺された男が復讐する映画を連続で3本ほど見て
頭がおかしいと思いました。
(なので逆に「ジョン・ウィック」は好きです)
(たまには愛する亀や、愛する馬や、愛するサボテンを殺されて怒ったら?)
(悪のマッチョに掘られた自分のための復讐でもいいと思うけどあんまりないですね)








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2019/10/04(金)

麻婆豆腐の作り方

玉葱1玉とニンニク2片と生姜1片、唐辛子1〜3本、
トウチー(※1)数粒をフードプロセッサーにかけ、
それをたっぷりの胡麻油で炒める。

色が変わったらミンチ250gを投入して強火で炒める。
お肉がカリッとした感じになったら紹興酒を入れる。
ネギを好きなだけ入れて中火で炒める。

豆板醤とコチュジャンと醤油を好みで入れる。
(私はこの時、鳥ハムを煮る時に出る鶏スープを200CCほど
足しますので、びしゃびしゃした麻婆豆腐の好きな方は
鶏ガラスープを溶かした湯を足されるといいと思います)
(粘度の高いのがお好きな方は湯溶き片栗粉も)
切った豆腐を入れる。香り付けに胡麻油も垂らす。
最後にお好みで花椒(※2)もかける。

※1豆鼓(トウチーまたはドウチー)
https://item.rakuten.co.jp/e-sbfoods/15398/
地元ではイオンの中華素材コーナーで売ってました。

※2花椒(ホアジャオ)
山椒でも可。これもイオンのスパイスコーナーにあった。

豆腐を投入する前の状態で、冷凍することもできます。
解凍してから豆腐を入れる。







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2019/10/05(土)

色々感想

アクタージュ(ジャンプ掲載)
高校生天才女優に迫真の怒りの演技をさせるため、
本番直前に「私はあなたの父親と不倫関係にあった。
あなたの母親の葬式の日も、私は彼と一緒にいた」と告白する女演出家。
女優は神懸った演技を見せる、という流れ。
私は演出家や映画監督が役者を精神的に追いこんで演技させたり、
肉体を傷つけたり、通常人前ではしないような
性行為や排泄させたりするあれを芸術だァ!と有難がる風潮が嫌いで、
コロッセオ行って殺し合いでも見たら?って思うんですが、
それとは別に漫画は面白かった。道徳的には間違ってるけど面白かった。
観客が、役者に、「こちらを振り返ってほしくない」と思うくらいの恐ろしさ
っていうあの数ページが良かったな。

金カム(ヤンジャン掲載)
人間同士がギスギスしすぎているので、
もはや人がクマに噛まれたら和んでしまう。
この漫画に白石がいて本当によかった。

プリキュア
植物タイプの異星人と、
仲良くなりそうなところでお花屋さんに行って花をプレゼントしたら
気分を害して去ってしまったくだり、
お花は好きじゃなかったかな…みたいなふんわりした流れではなく、
人間で言えば下半身を切り落とした死体をプレゼントされたようなものだって
ちゃんと絵にした方がよかったのではないか。
相手のために想像力を働かせる学習の機会という点で。

ゼロワン
情熱を失って、ほぼすべてアシストロボに描かせるようになった人気漫画家に
かつての情熱を思い出させ、再び自分で描くようにさせる回。
いやそれはいいけど、かなりの大口契約があんなに減って、
会社的にそれでいいの?
それとAIがネタを考えられるの、すごいと思います。

関係ないですが映画やドラマの漫画家で、先生もアシスタントも
全員デジタル作業しているのは初めて見た気がする。










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2019/10/06(日)

(続き)

いだてん
ギリギリを攻める脚本。
「今の日本でやったらオリンピックに失礼だ」って主人公が言って、
トップのおじいちゃんに「開催権を返上してください!」って
土下座します。
おじいちゃんは「ぜったいやる!」って言い張るけど、
その顔にかつての覇気はなく、何なら死相が見えている。
出兵する若者が見送られる横を、選手がランニングしている。

オリンピックを絶対やる!って言い張ってるおじいちゃんが、
元気で陽気で牽引力があった時間をずっと見てきたし、
一部主人公と二部主人公が言い争いになるし、
オリンピックが大好きな二部主人公が
日本でのオリンピックをやめたくなる経緯を見てるし、
善と悪の二元論じゃなく、プラス第三勢力とかでもなく、
人の数だけレイヤーがあって、重なって1つの絵になるのを
すごく巧く表現してあって、視聴率が悪いのは本当もったいない。
しかし題材があれなので、主義主張で観ない、という考えは分かります

臨床犯罪学者 火村英生の推理
火村先生のドラマの続編。「ABCキラー」の映像化。
今期のドラマかと思ったら単発だった。

原作派は今さら映像作品の一つや二つで
ガタガタ言わないひとばかりですけど、
ひとつだけ弁解しておくと、火村先生は女子大生の頭をポンしたりとか、
ああいうキャラクターとはちょっと違います…。

有栖川先生の著作、原作通り
学生アリスシリーズその他なんですね。
(学生アリスシリーズだけだと、すごい寡作の小説家になってしまう)

余談ですがメインの2人はHiGH&LOWの
雨宮尊龍とスモーキーなので、転生ものとして人気の高いカプらしい。
(接点なしカプ…?)
あとオヤコーの轟君が刑事の役で出てましたが、
まったく癖のない普通の刑事さんが似合っていたので
こちらの役のほうが素に近いのかな?と思いました。

時効警察はじめました
3シーズン目。
オダギリジョーさん全然変わらないなあ。
独特のあの舞台っぽいジョークと間がそのままで安心しました。
時効がなくなってしまったのが結構な痛手だと思いますが、
なんとなくうやむやにそのままの形式でやるようです。

今期はシャーロック(日本製)と相棒と時効警察を放映するので
1週間の死人が多くなりそう。




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2019/10/07(月)

映画かんそう
「ジョーカー」

精神疾患を抱えて母と2人貧しく暮らすアーサー・フレックは、
ピエロに扮して日銭を稼ぎながらコメディアンを目指していた。
しかし国の福祉の予算縮小によりカウンセリングのサービスを受けられなくなり、
薬の入手もままならず、とうとう失業してしまったアーサーは追い詰められ…
というあらすじ。

見る人の年齢や経済状態や心身疾患の有無で感想の変わる映画。
アメリカでは(以前「ダークナイトライジング」プレミア上映会で
ジョーカーに感化された青年が銃を乱射した事件も踏まえて)
暴動を警戒して、劇場に警官が配備されたと聞きます。

作るなら今この時しかない、最高のタイミングの話だった。
貧富の差が拡大して、どこの社会も貧者を弱らせて殺して、
国の負担を減らそうとしているのではないかという厳しい状況で
強い共感を得られる映画だと思う。

「社会が差別に敏感になったいま、昔のようなコメディは作れない。
だからこの映画を撮った」というような意味の事を監督が述べて、
本国でちょっと燃えた。
(差別にうるさくなったからコメディが作れない!と解釈された)

おちばれ

私は、バットマンの、あの路地裏の出来事の意味合いを、
この映画が変えてしまったところに
おお!っと思いました。すべては主観なので、きっとどれも正しい。
今後もあの路地裏のシーンは撮られるでしょうけど
私はそれを見るたびにこの映画を思い出すでしょう。

同じ階の女性に関して、リプレイして説明したのは
とっても分かりやすくて、多くの人の理解を助けただろうけど、
解釈の幅を狭めてしまったようにも思う。
最初から最後まで全部でたらめ、
最初から最後まで全部本当、どちらのルートも残しておいてほしかった。

優しくしてくれたのはお前だけだ。だから殺さない、というのは
津山三十人殺しの犯人が実際に言った言葉を彷彿とさせたけど、
あれも幻覚だったら素敵だなと思って。

トッド・フィリップス監督の作品に「ハングオーバー!」シリーズがあります。
あれに出てくるアランは、発達障害、鬱病と診断されているが、
裕福な家に生まれ、気にかけてくれる肉親と、
どれだけ加害しても味方になってくれる仲間に恵まれた男性なので、
別アースの幸せなアーサー・フレックだと私は思う。
あとトッド・フィリップス監督のジョークセンスって差別というより
お下劣が8割なので、時流は関係ない気がする。
強いて言えば、お下劣ジョークは徐々に受けなくなってるかなー?くらいの。

殺したいと思った時に、簡単に殺せる道具が傍にあるっていうのが、
そもそも精神にすごい負担をかけるんじゃないかしらと思います。
吹き矢じゃだめかしらアメリカ(ゴッサム)市民?
そして、心身に特に問題なくても日本の普通の独身者は、
あんな広いお家で、あんな凝ったセンスの調度品に囲まれて
生活するのは難しいのでは?
アーサー以上のストレスを仕事で受けている人が多いのでは?
日本が銃社会じゃなかったお蔭で一部の人は命拾いしたなと思います。

あと「このどすこい人はアルフレッド…?ちがうわ弱いもん…」
って思ったら、エンドクレジットにアルフレッド・ペニーワースってあって
解釈違いでした(笑)。従軍経験のないアルフレッドなんだろうか。

余談ですが私と同じ疑問を持った人の無駄を省くために書いておくと
ジョーカーの昇り降りしていた階段は
映画「エクソシスト」に登場した階段、所謂Exorcist Stepsとは違うようです。
エクソシストが38.905601, -77.070191
ジョーカーが40.835996, -73.924215
まあエクソシストで神父は階段から落ちるけど、
結局は1も3も悪魔に打ち勝つ話だもんね。








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2019/10/08(火)

映画かんそう
「HiGH&LOW THE WORST」

仮想日本の関東で群雄割拠が繰り広げられるSWORD地区、
その一角を治める鬼邪高校を舞台にしたスピンオフ映画。
同名のドラマ版があって、この映画はその続きの話となります。
しかしドラマ版とは関係ないエピソードが半分を占めるので
この映画版をお試しに見てみるのもよいかもしれません。
それでアクションと世界観が気にいったらHiGH&LOW THE MOVIEへ、
鬼邪高の生徒が気になったらTHE WORSTドラマ版へ(huluで視聴可)
鳳仙の生徒が気になったら漫画「クローズ」へどうぞ。

エグザイルを擁するLDHには謎の資金力があって、
美術とアクションが邦画にあるまじき出来栄えです。
芳醇な予算の香りを感じて頂きたい。予算の香りはフルーティですよ。
老舗芸能事務所の売り出しタレントがねじ込まれたりもしないので、
キャラクターも比較的自由度が高い。

校舎と体育館と団地をよく見てください。作画コスト……ってなります。
アクションのアイディアも豊富だし、新しい事をやろうという姿勢が強い。
なによりカメラワークがすごい。
もうちょっと引いてほしいとかズームしてほしいとか不満が一切ない。
めちゃくちゃリズムよく動くし、まさにそこ!というタイミングでピタっと止まる。
特に地獄河原の決闘の序盤がゾクゾクしました。
団地戦は城攻めっぽくて燃えた。

ただ、ヤンキー価値観を基準に考えられた話なので、
ドラマ部分がクラシックすぎて人を選ぶのと、
ヤンキーが大声で怒鳴ったり、小突き合ったりするのが苦手なひとには
おすすめしません。

あらすじ
鬼邪高と鳳仙が戦うヨ!
(東映の「仮面ライダーVSスーパー戦隊」的に)

内容ばれ

予算、いくらあっても爆発!!とか空撮!!とか首都高速封鎖!!とか
そういうのじゃない。そういうのじゃないんですよ。
LDHはお金の使い方がうまいんですよ。

このドラマ版がスタートする前は、「轟さんが噛ませになって、
新しい登場人物にボコボコしされたら嫌だね」って言ってたんですが、
むしろ新しい登場人物全員に狙われ、
村山さんに人生を変える諫言を貰い(ドラマで)少し学び、
ちょっとだけ仲良しができて、また少し学ぶという
轟さん成長の物語でもあったので、心から良かったなあって思ってます。
(それに結局村山さん以外には負けてないしね!)

村山さんは基本的に人が好きで、興味があって、
戦う人とか、その理由とか、勝った瞬間とか負けた人とかを見るのが
とても楽しそうなんだけど
轟さんはべつに人とか嫌いで興味なくて殴っても勝っても負けても
楽しくないんだろうな、そこが違うんだろうなと思います。
でも今後は変わるのかも。高校生だもんね。

ところでドラマだけだと、ふじつかコンビ一強に思えたんですが
映画をみると、ふじさち、ふじとど、ふじあら、
と対抗カプが百花繚乱、これは血を見るのでは!?って
ジャンル識者に聞いたら、そうでもないそうです。

ん?という点は、ドラマ版から思ってたけど、
共働きの家は貧乏、お母さんが夜まで仕事してるのは貧乏かつ不幸って、
何世紀あたりからまろびでた価値観なのか。
あとお母さんの医療費、上限以上は還付金で返ってくる筈だけど、
健康保険制度がないのか(暴対法はあるのに)?
保険対象外の癌なのか?だったら300万なんか秒で消えますぞ。
それと人の心のない冷たいエリートは不良より不幸とか、
エリートは不良に憧れるとかは、ふふって思いますけど
指導室で突然曲がったキュウリの話を始める生徒はこわいし、
先生の世代だと金八先生を思い出すんじゃなかろうか。
そしてあの世界に妹は一体何人いるのか(お姉ちゃんはおらんor死んだ)。

村山さんがこれで卒業らしいと聞いて淋しいのですが、
SWORDが交替するのがすごく嫌なんですよ!
仕方ないとはいえ客演のひとから抜けていくのも嫌だ〜。









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2019/10/09(水)

ホテルアルバート2〜レクイエム〜

没入型アトラクション第二弾、行ってきました。
チケット発売してすぐに友達と日付を打ち合わせたのに
目当ての日は終日売り切れで、結構危なかったです。

無為の時間が長いという前回の不満点が解消されていて、
かつ死体が増えて、キャラクターも立ち、今回のほうが面白かった。
お客さんも心得ていて、ドレスアップした人が多く
お芝居の中に入ったみたいだった。楽しかったです。
もしチケットが入手できるようなら皆さんもぜひ…
って言いたいんですけど、お話が前回の続編なので
そこのところご注意。

内容をちょっと書く

今回は、ホテルを買い取った女性が催す
不老不死になるための会に招待を受けたゲストという身分でした。
みんなでキャサリン様の血をいただきましょう、という集まりなんですけど、
綾辻先生の「暗黒館の殺人」だ…って友達に言いたいのを
ずっと我慢してた。

私はまたもやタンスに入れられてしまい、
(前回もタンスの中に隠れろと言われて放置プレイを受けた)
またスーパータンスタイムの始まりか?タンスの呪いか?
って思ったんですが、今回はクロゼットの前で事件が進行し
緊迫タンス空間でした。

あとで友達と情報交換しましたが、
最初の部屋でまず1シーンあり、部屋を替えて1シーン、
次に移動の際に前列と後列で違う部屋へ行き、
別の1シーンがあり、最終ステージで合流という流れです。
私は303号室と309号室、前列組でアルバートの資料室へ行き、
友達は311号室と305号室、後列組で屋根裏っぽい所へ行った。

ところでどうでもいいんですが行動を共にしていた某キャラクターに
危ないから下がれというニュアンスで押されて、
「死にたくないのか!!」って怒鳴られたんですけど、
(死にたいのか、の言い間違いだよな…としばらく気になっていた)
(死にたくないのかって言われたら、YEEEEES!!!!!って言うしかない)





パークまでは普通のおしゃれめな格好で行って、
アルバートに入る前に、
あの洋画のお葬式で女の人がかぶっている黒いレース付きの帽子を
頭に載せようと思ったんですが、名称が分からず(笑)
「お葬式で女の人がかぶっている黒いレース付きの帽子」
で検索したところ、あれは「レース付きトーク帽」というらしい。
600円から2万円くらいまで価格にばらつきがありましたが、
適当に1500円ほどの物を買ったら、
まあコスプレ以外では使えなそうだけど
イベントでかぶるには丁度よいものが来た。

ちなみにアイマスク着用が義務なので
近視の人はコンタクトにして行かれる方がよろしいです。
私はON眼鏡、ON黒レースだったんで顔には着けなかったんですが、
とりあえず身に着けてくれということで首に巻きました。







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2019/10/10(木)

2019年USJハロウィンの残りのアトラクションです。

「貞子 〜呪われたアトラクション〜」
去年と同じでした。
着席したサクラの人たちの携帯が鳴り始め、
悲鳴をあげてでていくところ結構好きです。

「ブラッドレジェンド」
去年と同じでした。
モキュメンタリー形式で、女子2人の自撮りムービーなんですが、
海外旅行に行って、突然ここに行きたいって言った友達が
いやだ、出ようって言ってるのに無視してどんどん先へ進んでしまう、
大大大不愉快ムービーを2回も見せられて私ご立腹。
ああいうタイプとは一緒に旅行に行きたくないです…。

「カルト・オブ・チャッキー〜チャッキーの恐怖病棟〜」
これも去年と大体同じ。
新作が発表されたんだから内容替えてもいいじゃない…。

「Area51〜未確認物体との遭遇〜」
去年の「ザ・サバイバル〜デッドマンズ・フォレスト2〜」と
似た感じのアトラクション。去年は薬物のせいで、
今年は宇宙人に憑依されたせい。
宇宙人がビッシャァァ!って水を吐いてくるので
今より涼しくなったらちょっときびしい。

「スペース・ファンタジー・ザ・ライド 〜ブラックホール〜」
宇宙人に体の一部を改造された博士が、
復讐心のあまり頭がおかしくなって、
見学者をブラックホールにつっこませて
それを囮に宇宙人を捕獲しようというアトラクション。
でもオープニングムービーがちょっと違うだけで、
乗り物の動きはいつもと同じです。
頭はおかしくても、安全確認にはやたらうるさい博士が面白かった。









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2019/10/11(金)

2019年USJハロウィンの残りのアトラクションです。

「バイオハザード(クレアルート)」
「バイオハザード(レオンルート)」
クレアルートに2回、レオンルートに1回行きました。
2つとも入口は同じで通る部屋が違って終盤は同じ。
なんとなくガンファイトだと思ってたら、
歩くタイプのお化け屋敷で、最後だけちょっとシューティングでした。

内容ばれ
細長い通路に出て、左手が奥までずっと窓だったら
そこにレオンかクレアが出るから注目。
薄暗くて窓枠が邪魔でよく見えないんですが、
こんなに鼻筋の通った、顎の尖った男女が各1人、
都合よく見つかるだろうか。
マスクじゃないかしら。と思って見ること3回、
セリフを言っている時も口元が動いてないのを確認。
顔面部分はマスクでした。
しかしレオンとクレアに反応している人は全体の2割くらい。
もしかして今の子たちは、バイオハザードとか知らん…という世代なんかしら。

残念ながら3回ともバッドエンドだったんですが、
あとで調べたら生還した人もおられるようで、
どうやらそれはシューティング部分にかかっているようです。

今回は全てのアトラクション、タイムアタックよゆうでした。
去年あった「インシディアス」、「ゴーストシップ」がなくなって、
代わりに入ったバイオが割と短いアトラクションだったので。

1日で20回くらい「急げ!」「こっちへ!」「早く!」という類の事を
言われたが、数mおきくらいに係員さんが立っていて、
ともかく一刻でも早くお客を先に流して回転をあげているからな、と思った。

USJのおばけの中の人は、私と目が合うと動きを止めて私達をスルーして
後ろの人へ行ってしまう。なんで!?私が笑顔だから!?
五味さんプロデュースのおばけは、
それでも果敢に向かってくるぞ!根性が足りないぞ!





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2019/10/12(土)

色々感想

アクタージュ(ジャンプ掲載)
怒りでモンスターとなった夜凪を、
悟空が調伏して、絶賛のうちに終わるのか、
それとも夜凪を制御できずに
悲しく恐ろしい羅刹女の話に塗り替えられて終わるのか、
あるいは千世子さんチームがそれ以上の神演出で越えて来るか
3つのうちどれかだと思うけどどうかな。

どっちにしろ夜凪ちゃんは、憎い父親原作の舞台に立たされそうですね。
父親を許す感動物語になったら興醒めだけど
アクタージュはそのへんはあんまり温度高くない漫画だから安心。

舞妓さんちのまかないさん(サンデー掲載)
あんずの赤紫蘇巻き…津軽の郷土料理だって…。
味は甘いのか、それとも梅干しみたいなのかって思って
amazonで感想を見たら、甘酸っぱいって書いてた。
漬け汁をソーダで割ってもいいそうです…おいしそう。

名探偵コナン 警察学校編 Wild Police Story
もはや長編漫画として普通に面白いです。
この漫画で過去を全部明かすんだろうか。

進撃(別マガ)
今月分だけ、アリ・アスター監督に
実写化してもらいたい。消化試合ならぬ、消化地獄。
何となくダンサーインザダークを思い出す。
奴隷生活をして目を潰され、人殺しをさせられ、
子を孕まされ、豚のように共食いをさせられるのが
全員女で、それで主人公に開放されるって
なんかこう…いや名前が先にあるので仕方ないのは分かるけど。

キャロル&チューズデイ(最終回)
ライブエイドで終わりました。
最後の曲が、最後だけあってとてもよかった。
ミュージカルアニメだと思えばこれでいいのかも。

ただ移民の問題があまりにもあまりにもふんわりしていて、
でもこれ以上踏み込んだらメイン視聴層にとっては
「なんかこわい話」になってしまうんだろうなあとは思った。
いや、悲惨なシーンを入れろとかいう意味ではないですけど。
それよりなにより、合法的に会場を借りて、有志が参加して歌っている歌を
ネット配信しているだけで武装した警官隊が突入してくるって
そっちのほうがやばいですよ…移民問題より先に何とかした方が。

曲が良かったからいいか〜。


(明日に続く)




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2019/10/13(日)

(昨日の続き)

ゼロワン
死者と同じ顔のヒューマギアを作ってはいけない、という規則があるらしい。
まあ確かに。色々な犯罪に使用できるもんな。
というか生きている人間と同じ顔のヒィーマギアも禁止するべきでは?

シャーロック(ドラマ)
ディーン・フジオカさんと岩田剛典さんコンビによるシャーロックです。
失業したワトソンの家に、2人で家賃を折半したらちょうどいいだろうって
シャーロックがやってくるラストでした。
医師免許はやっぱり剥奪されるのかな?
珍しい、医者じゃないワトソンか?

「パセリと塩と胡椒とレモンをバターに練り込んで
もう一度四角く固めたらおいしそうだな!」と思ってたら、
「まずい」と一刀両断されたのでウワーン!って思いました(笑)。
ちなみにパセリとバターは「六つのナポレオン像」の小ねたなのだそうですが、
私は気付かなかった!

あと、200万円って破格の値段じゃない?安すぎない?
あの人数じゃリスクに見合わなくない?600万くらいが妥当じゃない?
金額を増やして人数減らした方がよくない?

相棒18
いつもの右京さん失踪回。
今回は薬物を盛られて軟禁されており、
ロングパジャマを着せられてラリっている状態の右京さんが見られます。
めずらしく人が沢山死にました。
船越さんがレンジャーの資格を持つ殺人マシーン(?)を演じます。
前篇。
雛子先生が復帰に野心的になっていて嬉しい限りです。
というかあんな退場をさせたのが悪手でしょうどう考えても。

テネシー州にあるカトリック系学校のダン・リーヒル神父が
はりぽたで使われている呪文は本物なので、
実際に唱えると悪魔を校内に呼び込む可能性があること、
登場人物の名前に悪魔の名前が使われていることなどを理由に
図書館からの同書の排除を決定したって先月ニュースになってました。
SNSで見掛けた時はおもろい系ニュースかと思ってたんですが、
え、これ本当にザワ…ってなってるの?えっ。
呪文に関してはJKRがドキュメンタリーで制作秘話を明かしてたのが、
こんな端っこの島国でも放映されてるのに見てないの?という感じです。

10〜20年前にも一番偉い人に「悪魔の書」認定されて
アメリカの一部教会で焚書祭りがありましたけど、リバイバルかな?




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2019/10/14(月)

映画かんそう
「ジョンウィック パラベラム」

むかしのサザエさんのOPのように、
ジョン・ウィックが気球に乗って(嘘です)
色々な土地に行き、色々な殺しをするお話。
昨今珍しいくらいたくさん人が死にますが、
一気に爆殺とかそういう雑な殺しではなく、
職人が丹精込めて一人一人殺します。
眼球や手のひらに刃物が突き刺さったり、末端を切断したり、
足の親指の爪がバリっと剥げたりするシーンがあるので
(あのシーン必要か?)苦手なひとは注意。
犬くんは死なないけど、ちょっと痛い目に遭います注意。

今回は人間のアクションも凄いけど、
犬くんのアクションもすごいので、戦う犬くんが見たい方は是非!

あらすじ
掟を破り、全世界の賞金首となったジョン・ウィック。
彼の逃亡に手を貸した嫌疑をかけられたコンチネンタルホテル支配人や、
キングも制裁を受ける。
ジョンは様々な人を頼って世界を渡り歩きます。

内容ばれ

ジョンのファンの鮨屋団が面白かったです。
ヤヤン先生、ジョンとの戦いを楽しみたくて
ジョンが倒れたら手を貸して起こしてしまうところ、
「ザ・レイド」の彼の役柄マッドドック先生を思い出しました。
ジョンに上着を剥かれて「ハッ…!☆」ってなったシーンは、
乙女ゲーの素材にしか見えなかった。
(そしてヤヤン先生の役名「シノビ」だった)

ジョン、本当に知り合いが多いし、みんなに好かれているので
副業でビジネス書とか出せばいいのではないか。
「無口人間のコミュニケーション」とかって。
でもまあジョンの場合は、「めちゃくちゃ仕事ができて人柄も信頼できる」
これに尽きるんだろうな。

ジョンはどうやらロシアの少数部族?出身で
そこは女子はバレエ、男子は格闘技を仕込まれる様子。
ブラックウィドウが暗殺技術を学んだレッドルームや、
映画「レッド・スパロウ」に出てきた諜報員養成学校を思い出します。
しかしよく奥さんと出会えたねジョン。
このカップルの馴れ初めが知りたい2019第一位。

あの世界の人、みんな犬派なんかしら…。






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2019/10/15(火)

映画かんそう
「イエスタデイ」

監督ダニー・ボイル
脚本リチャード・カーティス(ラブ・アクチュアリー監督脚本)

ミュージシャンを目指している主人公。
女教師の幼馴染がマネージャー業を務めつつ励ましてくれていたが、
鳴かず飛ばずで彼は廃業を考えていた。
そんな時、主人公は交通事故に遭い、
目覚めた彼は、その世界にビートルズが存在していない事に気付く。
彼等の楽曲をカバーした主人公はたちまちスターに…というあらすじ。

どちらかといえばメインはラブストーリーです。

主人公は記憶だけを頼りに、
ビートルズの楽曲を全て復元しようとするんだけど、
歌詞がどんどん胡乱になっていくところ、フフって思いました。
きっとそれぞれの曲の知識がもっとあれば
更に面白かったんだろうな。
ビートルズの曲って、耳に馴染みすぎて、
初めて聞いたらどういう感じなのか想像が難しい。

ケイト・マッキノン演じる敏腕プロデューサーの
存在感というか圧がすごかった。
本人役エド・シーランはめちゃ噛ませ的存在だったけど
あれでいいのかな…?自分でサリエリとか言っちゃってたな。
ラップに関して侮辱された時の表情、
いかにも上品な文化人という感じだった。

オチばれ

コカコーラとか、オアシス(ミュージシャン)とか、
煙草とか、他にも色々なくなったものがあって、
オチはハリポタもなくなってた!なんだけど、
自分が全7巻あの内容を記憶だけに頼って復元できるかと言えば
それは絶対ムリだろうなと思います…。

お友達のダメ男さんが、
最終的に叔父さんポジションみたいになっちゃってるの面白いし、
主人公のお父さんもめちゃ味わい深いひとだし、
(マッキノンPも金の亡者なだけだし)
悪い人のいないホンワカ世界で良かったんですが、
ギャビンの扱いがひどすぎた点は納得できないし、
壁から女が生えてきて、その子とくっついたのはもっと不可解です。
魚類じゃないんだからさあ!もうちょっと何かあるじゃん!

停電12秒の間に世界の書き換えが起こったとも考えられるし、
事故で頭を損傷した人々が、
何か共通の存在しない楽曲のイメージを受け取ったとも考えられますね。


ビートルズと同時代の
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」の話
両方の作品オチばれ注意!

シャロン・テートが殺されなかったIF話と
ジョン・レノンが殺されなかったIF話が、
同時期に上映されるとは何という偶然。
1969年と1980年の、この2件の殺人事件、
なんとなく繋がってると私は昔から思っていて、
マンソンファミリーのリーダー、チャールズ・マンソンは
ビートルズの楽曲「ヘルター・スケルター」に
インスピレーションを受けて人種抗争を引き起こそうとしたし、
ポランスキー監督の「ローズマリーの赤ちゃん」は
登場人物がダコタ・ハウスに住んでいる設定で
建物を撮影しています。
ダコタ・ハウスはジョン・レノンの住居で、
彼はそこを出たところで撃たれました。

主人公があのままずっとスターを続けていたら、
ジョンの運命を肩代わりして撃たれていたかもしれないな、
と思います。
(しかしヨーコ女史は、あれ亡くなった設定なんか?)







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2019/10/16(水)

映画かんそう
「真実」

フランスを代表する大女優が自伝を出版することになり、
彼女の屋敷に娘夫婦や元夫がやってくる…というあらすじ。
是枝裕和監督最新作です。
予告だと、自伝に何か秘密や、不穏なことが書かれており
それに関してトラブルが起きるようなイメージでしたが
どちらかといえば「話盛りすぎ!」とか
「私についてなにも書いてない!」とかそういう
淡々とした内容でした。

カトリーヌ・ドヌーヴとジュリエット・ビノシュが母娘役で共演。

監督のこれまでの作品は
どちらかと言えば父親の話が圧倒的に多く、
ダメ父、問題のある父に執着する娘や息子という内容が
特に繰り返され気味だったので、
父子ドリ好きなのに母親とか描ける…?って心配してましたが、
なんかやっぱり他の作品よりは薄味に感じられました。
(個人の意見です)
でも人格に問題のある父親に振り回される周囲、
という内容の映画は、世界にウジャウジャ無数にあるのに対し、
その母親版はとても少ないので、1作増えたのは喜ばしいです。

終盤までばれ

母親が出ているSFの話がとても面白そうで
こっちの映画を見たいよ!って思ったんですが、
ケン・リュウの小説だったのか…(「母の記憶に」)。

「確かに私は悪い友達、悪い母親だったけど、
良い母親でヘタな役者よりはマシ」ってお母さん言い切ってて
それはそれで清々しかったですね。
そしてそこまで自負している演技について、
天才新人(かつて演技で勝てなかった死んだ親友似)に負けそうになって
アワアワしているところ、the人間!the業!という感じ。

亀のピエールのエピソードがかわいかった。

エンドロールの意図はよく分かりませんでした。
アジア映画っぽくNG集でもやるのかと思ったら違った。






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2019/10/17(木)

ダークサイドミステリー「闇の神話を創った男」

ラヴクラフトの特集でした。
裕福な家に生まれ、
幼少の頃からグリム童話、ギリシャ神話、
アラビアンナイトに夢中になり、
満を持してエドガー・アラン・ポーに出会ってしまって、
自分で創作するようになるという、
おたくとして理想的な段階を踏んでいらっしゃる。

残念ながら亡くなってから再評価された作家さんだけど、
でも他の作家仲間とオリジナルキャラクターを交換して
登場させるという、コラボ小説の元祖のような事をなさってたんだな。

「クトゥルー」のイントネーションが分からなかったけど、
「ロザリー」と同じ感じで語尾を下げるのか。覚えたぞ。
あと「インスマスを覆う影」って日本の漁村に舞台を変えて
佐野史郎さん主人公で映像化してたのかー。
知らなかった。

ラヴクラフトが超の付く人種差別主義者で、
有色人種をともかく隔離してほしい、
汚らしいおぞましいって手紙に書きまくったせいで、
クトゥルフの怪物たちは
有色人種への恐怖から生まれたのではという説もある
(あくまで一説)って部分は全く触れられなかったな。
創作物と作者は別、の典型例だと思います。




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2019/10/18(金)

映画かんそう
「ゲティ家の身代金」

監督リドリー・スコット

1973年、富豪の孫が誘拐され
切断された片耳が届けられた挙句、取引が成功し
無事に戻ってきた、実際にあった事件の映画化。

大富豪は当初身代金の支払いを拒否するが、
要求額に対し、税の控除額ギリギリの
支払いに応じる、というあらすじ。

誘拐された青年の母親は離婚によって
すでに富豪の一族ではなかったせいで、
身代金を支払う能力はなく、当主の言動に振り回されます。

内容ばれ
これ母親が黒幕では?と思って見てましたがそういうこともなく、
おじいちゃんがぼけて終わった。
誘拐された青年の父親がそもそも放蕩息子で
モロッコで薬漬けになって暮らしている描写がありますが、
事件後をネットで調べたら、誘拐された青年も
薬物とアルコールの中毒になって身体がぼろぼろになり、
54歳で亡くなっていました。
お金がありすぎてもなさすぎても、人はアル中になって死ぬ。









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2019/10/19(土)

色々感想

いだてん
落語「富久」に絡めて、異国でのランナーの死と戦争を描く、
これまでで最大級に重い回。
連続ドラマの1放送分のクオリティではなかったな。
もうこれ製作のかたが目指しているのは現在の視聴率というより、
ずっと後の再評価だな。

リュウソウジャー
油断したレッドを後ろから斬りつけるという悪逆非道の振る舞いだけど
この人はあとで仲間になるの…?

シャーロック
誉さんは、ちょっと傲慢で調子が良くて頭のいい男、
という感じで、ホームズ感はあまりない。
調味料的に何が足りないんだろう…と考えたが、
コミュりょくと一般常識がありすぎるのかも?

相棒18
あはは、反社会的父親に反発しながらも執着する娘、
というお父さんドリテロリストパターンを脱却して、
反社会的な娘とお父さんをやったか。

しかしあれ、特に凶暴化もしていない、逮捕可能な
子供の犯罪を勝手に親が裁いて殺す私刑だけど、
右京さん的には怒らなくていいの…?

臨床犯罪学者 火村英生の推理2019、
時効警察はじめました1話、シャーロック1話、
相棒18EP1、すべてバレ
全部犯人が女だ!

十二国記「白銀の墟 玄の月」1巻2巻、読了しました!





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2019/10/20(日)

桃屋の「しびれと辛さががっつり効いた麻辣香油」
を買いました。



白いご飯に載せてみたり、
豆乳ねぎスープに入れてみたり、
お豆腐の上に載せてみたり、色々しました。
一番おいしかったのはオン豆腐かな?





でも途中くらいで、
間違って類似品を買ってる事に気付いて
がっくりしましたね。いやおいしいからいいけどね!
今度は桃屋のを買いたいです。








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2019/10/21(月)

映画かんそう
「スペシャルアクターズ」

カメ止めの上田慎一郎監督、第2作。

ストレスと緊張で気絶してしまう疾患のある主人公は、
役者志望だったがオーディションにも落ち続け、
家賃の支払いにも困る生活を送っていた。
ある日持病が原因でとうとうアルバイトも首になってしまい、
途方に暮れていたところ、疎遠になっていた弟と出会う。
彼は依頼者の要望に合わせてシナリオから作成して役者を派遣する
風変わりな事務所「スペシャルアクターズ」に所属しており、
主人公をその仕事に誘うのだった、というあらすじ。

後味がとってもよいので誰と行っても楽しい映画です。
カメ止めでハードルが上がったままだとちょっと苦しいけど
これはこれで面白い。
それにしても親が理由の精神疾患、カウンセラー、
貧困、仕事クビ、それでも芸能の仕事を目指す、というところまでは
「ジョーカー」と一緒なのに、全然違う。

大箱でスタートしたけど、宣伝が足りてないので
もっと頑張れ頑張れ。
個人的には大手芸能事務所や大手広告代理店の噛まない、
こういう邦画が当たっちゃってもいいじゃないと思う。

オチばれ

たしかに、言われてみれば、
必要のない演技はしてなかった?
(いや、ちょっとあったか?)
私はカチコミのシーンで気付きました(笑)
弟からの矢印が太くてすばらしい。
疎遠になった理由は描かれてなかったけど、
男兄弟ってあんな距離感なんかしら。

あの主演のかた、素でああいう調子の人だとしか思えない演技ですね。




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2019/10/22(火)

映画かんそう
「フッド ザ・ビギニング」

実写ロビンフッドを見るのもこれで3作目。(1991年版、2010年版)
レギュラーキャラクターの中でもマリアンとタック、
ウィル・スカーレット、リトル・ジョンは登場率高いですが
他はまちまちですね。
今回は時流なのか、アメコミ映画っぽさがあります。
特訓シーンとか、工作シーンとか。
ポリコレも意識されてて、ジョンがイスラム教徒設定です。
しかしながらキリスト教VSイスラム教という図式はふんわり回避されてて、
理はジョンのほうにあり、悪人たちはキリスト教の教えに背く守銭奴です。

特筆すべきはベン・メンデルソーンで、
私がSWでのベン・メンデルソーンはこういう役になるんだろうなと思ってた、
そういうベン・メンデルソーンがたくさん見られました。
みんなの夢のベン・メンデルソーンを煮詰めた、
スーパーベン・メンデルソーンタイム満載の、
「ベン・メンデルソーン ビギニング」というタイトルにしてもいい感じだった。

内容ばれ

なんせ少年の頃に年寄り連中から、若干ヤバいニュアンスの虐待を受けて、
精神がねじまがったサディストのベン・メンデルソーンがロングコートを翻し、
民衆を弾圧しつつ枢機卿には雌伏しているというやつですぞ。
仮想敵が攻めてくるから軍備が必要で、
税金をいっぱいとるぞー!!!っていう演説、とても輝いてました。

しかし全体の流れ、特に後半はやや推敲不足で、
特にフッドさんの元に一致団結して、徹底抗戦が始まってすぐ、
状況の悲惨さに過去の戦争体験がフラッシュバックして投降してしまうフッドさんの流れは
あきらかにおかしかった…。
ジョンの活躍シーンを入れたかったんだろうけど。

続編を意識した当て馬くんの扱い…。
というか当て馬くんがウィル・スカーレットだったのか…
最後まで全く気付かなかった。


あ、ちょっとだけ馬が負傷するシーンがあります。








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2019/10/23(水)

映画かんそう
「マレフィセント2」

子告で「究極の愛が試される」って言ってたんですが、
この愛はオーロラとマレフィセントお義母さまのそれだろうなあ…
と思っていたら、やっぱりそうでした。

フィリップ王子と婚約したオーロラ。
マレフィセントは大激怒するが、オーロラの懇願に負けて
先方の食事会に参加する。
舅である王は優しく彼等を迎えるが、姑の王妃(ミシェル・ファイファー)は
言葉の端々に剣呑なものを滲ませる。
王妃の挑発に乗ったマレフィセントは…というあらすじ。

話のバランスは少々悪いのですが、
オーロラとマレフィセントお義母さまの
百合ホームドラマ的には大変よろしかったです。
あと私はカラスのディアヴァルが好きなので
死亡フラグが立たない程度に活躍してくれてキャッキャしました。

内容ばれ(というかマレフィセントがかわいい所)
婚家での食事会に備えて
マレフィセントがこっそりと挨拶の練習をするところ、
ディアヴァルがアドバイザーをやっているところ、
一体何なのというかわいさ。
というか食事会に来るのかよディアヴァル!
テーブルに着席するのかよ! オーロラとの続柄はなんなのよ!

結婚式で、花嫁を花婿に引き渡す役の人が
手を握って離さないのとかね、もう… (膝をつく)。
ディアヴァルに「離してあげなさい」って
言われちゃうのとかね (丸くなる)。
オーロラが「ウェル、ウェル」言っちゃって、
マレフィセントが「ビースティ」って
言うシーン可愛かったなあ。
ビースティって前作でどんな訳だったかな。
「おブスちゃん」てきなニュアンスですよね。

たぶん白いMIYABIさんは、続編でマレフィセントと
いい雰囲気になる立ち位置だったんでしょうけど
続かないような気もするので、 動揺するディアヴァルとか
結局ディアヴァルのところに帰ってくるマレフィセントとか空想しておきます。
きっとまた「頭でも打った?」って言うんだろうなディアヴァル。

マレフィセントの同属の人々は、あまりに考えなしなので
ちょっとポカーンとした。なぜ勝てると思った。
あと何の罪もないムーアの妖精たちが
一箇所に集められて閉じ込められて、
ガスを噴射されるシーンは、 あの、ちょっと何というか…
不必要に長かったので、ここまでしなくてもとは思いました。
あとフリットルについてオーロラのリアクションがほしかったのと、
それとフリットル、最後喋ってくれたらなあ。

この映画のフィリップ王子は、
いるだけヒロイン男性版みたいな感じなんですが、
潔く前作と役者さんが違った。
悪のお妃様の帰ってこなかった兄王子の話、
結局真相は分からないままですけど、
ムーアで命を落としたのか、
ムーアが気に入って帰らなかったのか、
なんでしょうね。 それで民衆が王族に怒りをぶおつけるというのも謎の設定だ。









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2019/10/24(木)

映画かんそう
「映画 スター☆トゥインクルプリキュア
星のうたに想いをこめて」

ひょんなことから星のかけらに気に入られた、ひかるとララは
小さな生き物をユーマと名付け、世界のあちこちを見て回る。
しかしユーマは宇宙でも希少な存在でオークションでも高値がつくことから、
宇宙ハンターたちが狙っていたのだった…というあらすじ。

未知の生き物が中心になって話が回る
プリキュア映画のド定番の形式ですけど、
これまでのプリキュア映画の中で一番、
2時間のアニメ映画作品、という感じでした。
未知の生き物に関する描写が丁寧だったからだと思います。

内容ばれ

ユーマが最後まで地球の言語を喋らなかったのが良かった。

ミラクルライトの使い方は、
コンサートでのペンライトの使い方に近く、新鮮でしたが
過去作品の映画の作法に慣れている女児たちは
ちょっと戸惑っている空気を感じました。
やっぱり振り始めと振り終わりには
分かりやすく声を掛けてあげてほしいでプルンス。
あと女児の体力を考慮して、もうちょっと短めがいいでプルンス。
今回雰囲気重視でエンディングがカットされてましたが、
やっぱり気合入れて仮装してきた女児に踊らせてあげてほしいな。










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2019/10/25(金)

読書かんそう
「白銀の墟 玄の月」1巻2巻
小野 不由美さん

18年ぶりの書きおろし新刊なのだそうで、
そんなに経っている感覚はなかったです。
(「丕緒の鳥」発行は2013年。これは書きおろしではない)
新刊が出るという事で、十二国履修チャレンジしている人々が
ネット上で散見されました。
最初の「月の影 影の海」が猛烈につらいんですよね。
若いうちに読んでおいてよかったです。

(下記、どの漢字が文字化けするかよく分かりませんがとりあえずそのまま)
角を切り落とされ、妖魔を使役する事もできなくなった泰麒は
王を捜索していた李斎達と合流する。
王の不在によるの荒廃は深刻で、民衆は追い詰められていた
というあらすじ。

基本の筋は王に何が起こったかについて聞き取り調査を行う、
警察ものミステリーの形式です。
同時に神農、土匪、白幟という集団の説明、
そしてサブの軸として王宮での泰麒の行動、
合間に戴の飢えと寒さと国の荒廃が描かれます。

泰麒は何もできず守られている無垢な子供という印象でしたが
随分成長なさった。
新規登場グループとそのディティールはさすがだと思いました。
これはきっと後々重要になってくるんでしょうね。

内容ばれとちょっと不満

最初は透明スマホを与えられて
ネトゲ廃にでもなったのかと思ったんですが、
鳩がドードー鳴いてるので、ハッ…ツイッター!?ってなった。
(鳩が青かったら当たりだな)

しかし1、2巻でだいたい4時間、1400円ほど、
出費としては長めの映画くらい。
カタルシスの得られるシーンが1度もなく、
ずっと貧困のターンが続くのは結構つらかった。
3巻4巻で覆るとは思うんですがでも挫けそうになりました。
戴国がなにしたっていうのよ一体。

王がアカンとすぐ国が荒廃し、
ノウハウが継承されない、文化の進みが遅い(こっちに比べて)、
遅いって言うと差別的なので死亡者がべらぼうに多いのは
ひとえに天が課すシステムのせいだと思うので、
最終的には神殺しの話になってほしいですね私は。
だいたいあの制度、麒麟がかわいそうでしょう。
王が失道したら本人が病めばいいじゃない。
麒麟は蓬山で蝶々とか眺めながら一生を終えてほしい。

あと里木のメリットって、
同性夫婦でも子が望める、異種族夫婦でも子が望める、
産休を取らなくていい、以外にない気がするんですが
そういう活用がされていた記憶がないので、
あのシステムも全廃になーれ!と思います。

でも「魔性の子」「黄昏の岸 暁の天」「白銀の墟 玄の月」を
連続で読んだらさぞやショックでしょうね。
羨ましいようなそうでもないような。




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2019/10/26(土)

色々感想

波よ聞いてくれ(アフタヌーン掲載)
アニメ化おめでとうございます。
あ、よかった美少年くん無事だ。震度6越えか…。
深夜だから交通機関の死者は少なそう?
住宅は、本州よりは頑丈そう。積雪があるから。
ていうかミナレさん普通にアベンジャーズとか入れそう。

グランメゾン東京
ドラマがスタートする前からすでに
映画「二ツ星の料理人」のぱくりではないかとザワザワしていました。
映画のあらすじは
「パリで活躍していた傲慢な天才シェフの主人公が、
驕りから身を持ち崩して周囲に迷惑をかけ、
料理界を追われていたが、
かつての仲間を集め、再起を賭けて三ツ星を目指す」という内容。
このドラマのあらすじは
「パリで活躍していた傲慢な天才シェフの主人公が、
大事な晴れ舞台でアレルギー食品の混入事故を起こし
料理界を追われていたが、三ツ星を目指す女性シェフと出会い、
かつての仲間を集め、再起を賭けて三ツ星を目指す」という内容。
たしかに名の堕ちた天才シェフが三ツ星を目指すという背骨は同じなんですが、
他は変えるんじゃないかな…と思う。

「二ツ星の料理人」では
復讐のためにソースに唐辛子を混入した人がいたけど、
(あれは主人公が100%悪いので、もっとやったれ!としか思わない)
誰が何故ナッツを入れたかを終盤まで引っ張って
なおかつ主人公への恨み以外の理由じゃないかな…?

私、映画でストレスだったのが、
ヒロインが天才傲慢主人公の部下で、
その料理の腕前故にすべて許されるし何なら憧れられちゃう。
でもパワハラ…って部分だったので
このドラマは一応ヒロインがオーナーシェフで上の立場、
神の舌のスキル持ち、
主人公の昔の仲間も、一千万をポンと支払うヒロインの度胸にほだされた、
という流れで安心して見られました。
(ところでヒロインの貯蓄は幾らくらいという設定なんだろう…)

食べ物が非常に美しく撮られています。
さぞや名のあるコーディネーターさんが付いているんだろう。
前期も料理ドラマを見てましたが、さすがに違いが分かる。

今後は食材の話やグルメブロガーとの戦い、
グルメサイトの話、接客の話、
そしてもちろん料理の技術の話、色々あるだろうな。
グルメブロガーの問題は、ドキュメンタリーで見たが
海外で自殺するシェフも出たらしく、じっくり掘り下げてほしい。
「二ツ星の料理人」と箇条書きにしてカブるエピソードは
これ以上1つたりとも増やせないでしょうから、手に汗握る。
継続視聴します。

相棒18
人殺しのおじちゃんと少女の心の交流はいいとして、
脊髄炎の次女の看護と家事と仕事に疲れ果て、
挙句次女を亡くし、長女には次女を殺したと勘違いで恨まれた
お母さんのショックが1秒も描写されずフォローもなく最後ニコニコ笑顔って
世のお母さんはみんな鉄人なのか…。

お母さんは荒らされた箪笥を見て「キャー」って悲鳴あげてましたけど
私の箪笥は常時あんな感じで、あと古いので戸が勝手に開きます。
ねこはかわいい。








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2019/10/27(日)

映画かんそう
「君がくれた恋のシナリオ」

子供の頃に母親に捨てられた男性が、
人と恋愛ができなくなり、
その場限りの後腐れのない相手と親密になって
別れるのを繰り返していたが
あるパーティで出会った女性が
知性とユーモアを持ったひとで、男性は初めて恋をする。
しかし彼女には婚約者がいて…というラブコメディ。

王道中の王道の話ですが、
男性の空想の、もうひとりの自分がいて
その男は常にシニカルな態度で付きまとってくる、という設定と、
あと男性の友達がみんな変わってるけど彼等なりに親切で、
彼等がしてくれる体験談や教訓話の映像化を
全部主人公の男性が演じるのが面白かったです。
主演はクリス・エヴァンス。
ちょうど「キャプテン・アメリカ」2作目の頃。

キャプテン・アメリカを演じていない時のクリス・エヴァンスの声は
淋しくなさそうなのが良いなと思います。
なのでこの映画も独白を聞いているぶんには好きです。

内容ばれ

女性が婚約者とイケメンの間で揺れて、
「女は奪われるのが好きだ」っておじいちゃんのアドバイスがあったりして、
うんそう、まあ、自分のために異性たちが争うのが好きな人は多いですね。
男女ともに。本能的なものかな。

余談ですが、マレーシアの男性は粗末なので
マレーシアの女性は筆記用具サイズのブツでも大喜びって、
こいういのは…差別にはあたらないのかな…?
まあアジアの人々は粗末ってよく言われてますね。知らんけど。
このセリフはサム・ウィルソンことアンソニー・マッキーが言います。
やっぱり「このアクション映画の脚本が書きたかったら、
先にこのロマコメを仕上げるんだ」的な
そういう抱き合わせの仕事ってあるんですね。

ただ主人公カップルは、そんなに長くはもたないように思う。
主人公はこれをきっかけに女性にも
知性やユーモアがあるって気付けたのだといいですね。





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2019/10/28(月)

HiGH&LOW THE WORST応援上映かんそう

行った事なかった応援上映というものに初めて行きました。
全然勝手が分からなかったんですが、
ケミカルライトは持って行ったほうがよいとのことで、
私のぶんもついでに用意してもらった。
器用な鬼邪高の女が文字入れをしてくれました。



なんか、ボタンが6つも付いていて、12色に色を変えられて、
電池で光るんですけど、終わってから思ったのは、
同じ列の人がずらっとみんなライト持ちだったので、
ライト持ってて良かったというのと、
色が変えられたほうが楽しいな?というの。
ちなみにこのミラクルライトは2せんえん弱です。
(貸してほしいお友達がいたら言ってね)

最初の松竹マークで、山マークを作ってお礼を言ったり
決まった「型」もあるみたい。
(村山さんの「ダメー」に合わせてバツマークを作ったり)
楽しかったのは、鬼邪高のシーンでは赤、
鳳仙のシーンでは白、団地組のシーンでは緑(きゅうり)、
村山さんのシーンは青に色を切り替えて応援するやつ。
テーマパークの沿道のダンスでは
必ず周囲から一拍遅れるどんくさい私は、
関係ない黄色とか紫とかを光らせてアワアワしながら応援しました。
ひゃー面白かった。やっぱり村山さん、轟くん、ふじおくん、やすし、
サッチー、小田島くんの人気が凄いですね。
顔がいいとか作画がいいとか、
今日は勝てるよとかイチゴ気を付けてとか、
エア監督か先祖の霊みたいになって好きなことを叫びます。
人の叫びで「なるほど」と気付きを得たりもした。

最後のシーンで、みんなで青のライト振って、
お祝いできたのはよかったなあ。
いやまだちょっと納得できない気持ちはあるんですけどね。

男女比率は9:1くらいで女性が多かったです。
男女カップルで村山さん完コスのひとたちもいた。






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2019/10/29(火)

映画かんそう
「ジェミニマン」

比類ない戦闘センスを持つエージェントのウィル・スミスは
テロリストなどを秘密裏に暗殺する仕事に従事していたが
51歳になって技術の衰えが自覚され始め、引退を決意する。
しかしそんな彼を抹殺しようとする勢力が現れ、
暗殺者が襲いかかるが、
それはかつての自分とそっくりな青年で…というあらすじ。

自分のクローンと戦う男の話。
製作のいかにもブラッカイマーらしい荒っぽいプロットに
監督アン・リーのしっとりした人間味とドロッとしたエゴ、
なかなかいい塩梅だと思うんですが、興行成績は振るわず。
天才的戦闘センスを持つ男が無双する話はアホほどあるので、
もうちょっと分かりやすい差別化を図るべきだったのかも。
天才VS天才のアクションが良いです。

このウィルウィル、スミススミスの状況を作り出したヴィランが、
平たく言うと主人公の気持ち悪いファンなんですが、
もう本当頭がおかしい。

ラストばれ

最後、逃げたら助かったのに
「なんでお前が怒るのか分からない!」って
わざわウィル・スミスに説明に来たのはこわい。
ヴィランは主人公の軍属時代の友人で、
主人公があまりに強くて格好いいので勝手にクローンを作って、
自分の養子にして愛情を注いで育てて
「お前は消防署の前に捨てられとったんやで」とか
「世界中のどの父親よりお前を愛しているんやで」とか言って、
殺人マシーンにしたんですよ。
(しかも最終的にもう1人小さなウィル・スミスが出てきて
ウィルウィルウィル、スミススミススミスに)
なんでウィル・スミスとヤングウィル・スミスが
怒らないと思ったのか、むしろ聞きたい。
でもサイコがパスパスしているひとって、
本当に心から自分は悪くない、
皆が怒るのがおかしいと感じるそうですね。

ヴィランの部屋の壁に、
いかにも頭のおかしなヴィランが飾りそうな絵がありました。
知識の泉インターネットでフランシス・ベーコンの
「ある磔刑の基部にいる人物像のための三習作」という絵であることを知りました。
(割りと好きです)
そしてウィル・スミスの家には
単なる脳筋ではなく文化を解するという記号なのでしょう、
盆栽がありました。

この映画の主人公もウィル・スミスも51歳なのですが、
ヒロインの中の人は34歳、一昔前のハリウッド映画なら
余裕でラブロマンスに発展したでしょうけど、
「若かったら夢中になったと思うけど…」という主人公のセリフがあり、
2人は頼れる相棒以上の関係にはなりません。
監督のアン・リーは60越え、製作ブラッカイマーは70半ば、
脚本家3名は皆50歳前後で、
この意識のアップデートはすごいなと思いました。
(そして明言はされてないがウィルウィル・スミススミスは童貞という設定)
あ、ただ助っ人のベネディクト・ウォン氏は、
やや扱いがマジカルウォン風味だった。








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2019/10/30(水)

映画かんそう
「死霊院」

悪魔祓いの最中に若い女性が亡くなるという
ルーマニアで起きた事件を元にしたホラーです。
女性新聞記者が事件調査にあたります。
ルーマニアの悪魔祓いの事件はこの映画の他に
もう1本映画化されていて、
こちらの映画は悪魔が原因、
未見ですがもう1本のほうは
集団ヒステリーが原因というような解釈のようです。

家具が動いたり、
悪魔に憑りつかれた人がガーって吠えたり、
虫の幻覚がちょっと見えたりするくらいなので、
そんなに怖くないです。

ラストばれ

悪魔に憑りつかれた人は、外国で働いていた間に
身体目当ての男性にひっかかって、
それで自分は穢れてしまったと悩んでおり、
心が弱っているときに悪魔に接触して移られてしまいます。

神も悪魔もまず酷い目に遭わせるなら
相手の男だろうって思うんですが、
まあ悪魔は信仰心篤いものが堕ちるのを好むって言うなら、
悪魔に狙われぬよう、信仰心を持たないようにするのが
堅実だということになりますがどうでしょう。

むかし女記者の母親は、
新しい治療法を試せば助かっただろう重篤な病気だったが、
神に任せると言って治療を拒んだ。
そして女記者は信仰を失うんですが、
この事件によって再び信仰を取り戻した?というようなラストです。

親子でも恋人でも他人なのだから、
信仰あるいは代換治療、様々な理由で
現代医学を拒否するのは仕方がない?ことなのかなあ…?
という個人的にモヤモヤしたところがスッキリしないまま終わりました。

あとこの件で神父は実刑判決を受けているそうなので、
ルーマニアの司法的には
悪魔祓いは認められなかったということになるのかな?

悪魔祓いで若い女性が亡くなった実際の事件の映画化って
見るのはこれで2本目ですけど、
やっぱり題材として興味を引きやすいのか
悪魔祓いで亡くなる女性が多いのかどっちでしょうね。








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2019/10/31(木)

「ミニチュア写真の世界展」に行った。





合同の作品展示会のような感じでした。
陶芸をやっていてこの世界に入ったというひとが何人かいらしたが、
娘の雛人形を手作りしたのがきっかけでこの世界に…とか、
大人になって突然始めた人も何人かおられた。器用だな!

金属を使ったミニチュア製作をされている
小宮貴裕さんというかたの作品
https://www.instagram.com/hinoko_komiyatakahiro/?hl=ja
あと、日本の旅館の窓際のあのテーブル空間や
額縁の裏のお札ネタなどを再現されていたiketsukoさんの作品
https://www.instagram.com/p/BxziJB8pOJ6/
が特に良かった。


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