8月日記

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2019/08/01(木)

以前遊んでる時に、キンプリの4話がやばい!
という話を聞いて気になっていた
KING OF PRISM −Shiny Seven Stars−
「十王院カケル 愛と共に翔ける」が
hulu入会で見られるようになったので早速見ました。

歌い手の1人十王院カケルは十王院ホールディングスの御曹司。
高校生だが、ある程度の仕事を任されている。
しかし社内抗争にやぶれ、マダガスカル支部に飛ばされ、
そこでプリズムショーを見せてくれと頼まれ
彼が歌って踊ると、天然ガスが噴き出て、
カケルは日本に戻り、専務取締役に昇進する、というあらすじ。

めちゃくちゃやがな……って思ったんですけど、
案外社内抗争とか、先進国が自然を大事にしろというのは
貧しい国に発展するなって言うことだ、みたいなちゃんとした細部もあり、
不思議な話でした。
「王に選ばれし者、オレンジのフラミンゴの祝福を受ける」という
伝承も伏線としてあるんですが、この伏線あってもなくてもよかったような(笑)
いや、この先関係してくるのかな。
ところでこの王って主語なのかな?目的語なのかな?






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2019/08/02(金)

映画かんそう
「バリー・シール アメリカをはめた男」

実在の人物を元にした話。
TWAでパイロットとして勤務していたバリーは、
立場を利用して小口の密輸を請け負い副収入を得ていた。
ある日そんな彼に目をつけたCIAに、
中米の偵察機のパイロットとしてスカウトされ、
野心家のバリーはTWAを退職する。
任務の傍らコロンビアやパナマで実力者と懇意になり
コカインの密輸という副業を始めたバリーは、
事業を拡大し、複数のパイロットを雇い入れ、
処遇に困るほどの巨万の富を得る。
しかし派手に儲けすぎたバリーに、
ATF(アルコール・タバコ・火器及び爆発物取締局)と
DEA(麻薬取締局)、FBIの捜査の手が迫っていた…というあらすじ。

主演はトム・クルーズなので、
人懐っこくて陽気な憎めない感じの主人公でしたが、
これ実際は彼の密輸したコカインが原因で死んだ人は複数いるでしょうし、
作中彼のあずかり知らぬこととして描かれていた殺人も
おそらく彼の意志でしょう。
お金がかさばって置き場所に困る〜!もう本当どうしよう〜!
っていうシーン、あまり見ないので楽しかった。
もっと小さいものに替えて山中にでも埋めておけばよかったのにね。

内容ばれ

アメリカンドリームに理解がほぼないので、
こんなの途中で歯止めが利かなくなるに決まってるし、
そりゃ捕まるし、殺されるわー…という感想。
この人、パイロットとしては才能があって、
物事をスタートするのも上手かったけど、
やめ時を見る才能は、残念ながらなかったんだな。






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2019/08/03(土)

色々感想

彼方のアストラ(アニメ)
毎回時間パツパツだけど面白い。
初見の視聴者が最後まで付いてきてくれるか心配。


ジョジョ5部(アニメ)最終回
5部終了しました。なんて美しい話なんだ5部!
拡大60分放送だったけど、時間ぴったりだった。

HiGH&LOW THE WORST (ドラマ)3話まで
監督は久保茂昭さん、アクション監督が大内貴仁さん。
開始前はやたらみんなに心配されてた轟さんですが、
私も新登場のキャラクターの強さを誇示するために
ボコボコにされるのではないかと危惧してました。
でも違った、よかった。
たくさん出てきた新キャラたちは轟さんへの挑戦権を巡って
一触即発状態。村山さんは静観の構えで
今は誰が勝つか、定時でトトカルチョをやっています。

屋上にいる一番顔の綺麗な子が、
自分の見込んだ相棒に去られてしまって意気消沈してるのですが、
このコンビがメインになるんだろうなーって気はしてます。
去らないといけない理由を説明している時に顔の綺麗な子は
笑って聞いてるんですが、去る子が「そんな顔すんなよ」って言ってるところに
ハハーン、って思いましたね…。
そうこうしているうちに他の地区も出てきて、ルードのパルクールも見られたぞ。
スモーキーがいるよ!?あれこれいつの話!?

ところで団地の説明のときに、どこも貧困家庭だからすべて共働き、
とかって言ってたけど、脚本書いたのどの階層のお家で育った幾つくらいのひと?
映画が「クローズ」とコラボするとの事で、
作者の橋ヒロシさんが脚本に参加なさっているけども、
50代半ばくらいの方だな。
そういえば橋ヒロシさんは、むかし「エグザムライ」でもコラボなさってる。





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2019/08/04(日)



ファンタのソカタ味。
ルーマニアの飲み物で、
エルダーフラワーフレーバーなのだそう。
これまでエルダーフラワーのお茶やジュレやジンを飲み食いしてきましたが、
今回が一番風味が強いかも…というかこれは花の香りなの?本当に?

エルダーといえばエルダーワンドですけど、
ニワトコとセイヨウニワトコは違うし、
セイヨウニワトコには上位の、とか長兄のという意味もあるので
「ニワトコの杖」という訳には違和感があるという意見を見掛けました。
そうだったのか…?

この缶飲料、自販機でしか売ってなくて、
自販機を求めて数キロうろうろしましたが、
ファンタがコカ・コーラ社の製品だと気付くのに1週間ほどかかったのが敗因でした。
赤い自販機だけを探すようにしたらすぐ見つかった。




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2019/08/05(月)

「ワイルド・スピード スーパーコンボ」

ワイルド・スピードシリーズのスピンオフ。
監督は「アトミック・ブロンド」のデヴィッド・リーチ。
登場人物が少ないだけあって、お話はシリーズで一番整っているかも。
過去作を見てなくても全然問題ないので、
今さら8本履修とか無理…という人は、今回お試しのチャンス。

愛娘と暮らす元DSS特別捜査官ドウェイン・ジョンソンと、
元MI6のジェイソン・ステイサムが、
殺人ウィルスを奪って逃げたMI6の女性を保護するために
嫌々ながら協力し、共通の敵と戦うというあらすじ。
2人は本編主人公と、対立したり共闘したり、
曖昧な立ち位置のキャラクター。
今回は、ずーっと口喧嘩しているので、
そういうのお好きな人におすすめです。
あと敵の改造人間がかわいそうな子なので、不憫萌えの人にも。

アクションはキャラクター性があって時々コミカルで、
スピーディーかつ見易かった。あと少しカメラを引いてくれたらもっとよかった。

内容ばれ

今回の敵は科学の力で世界をより良い方向に導く
「エティオン」という組織で(家電屋さんと紛らわしい)、
むかしステイサムに射殺された設定のイドリス・エルバが全身改造されて復活し、
2人の前に立ちはだかるのですが、
かつて自分の頭にめり込んだ弾丸を今も持っていて時々眺めているし、
ハチャメチャにステイサムに執着しているし、
怪我をするたびにえっちな修理をされて悲鳴をあげているし、
人気のでそうな人だなあと思いました。
あ、あれだ。MCUのウィンター・ソルジャーを思い出します。

このシリーズは価値観がヤンチャ寄りなので、
車!女!そして家族!みたいなノリは今回も変わらず。
お客さんの中の、ネックレスした男性客の割合が格段に高いです。

サモアのお母さんも草履で悪い息子をしばき回すんですね。
メキシコ、サモア、そして大阪。共通点は何だろう。

ライアン・レイノルズのカメオ出演、
カメオと言うにはバッチリ出すぎている気がする(笑)。

人気ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」のねたばれがあったらしくて、
視聴途中の人達は阿鼻叫喚だったそうですが、
私は見ていないので、何の事だかさっぱり分かりませんでした。
エンドロール中に幾つかおまけ映像があります。
なんか今回のウィルス、落語に出てくる蛇含草みたいだな…と思った。





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2019/08/06(火)

「西のムジカ、東のタカノ」と言われる、
1952開店の老舗、堂島の「ムジカ」は閉店して
茶葉販売部門のみ芦屋に店舗を開設していたのですが
このたび喫茶部門も復活したという事で行ってきました。

堂島店は広くて、民族博物館みたいなオブジェや書籍が
あちこちに放置されていて、でっかいポットにエキゾチックなティーコゼー、
お客は基本放置という、居心地のいいティーサロンでしたけど、
新しい芦屋の店舗は
もうちょっと普通寄りの紅茶専門店で、
小さめのお店を一人で切り盛りされている様子なので、
混雑時は避けた方がいいかもしれません。
(現在は予約は受け付けておられないようでした)
相変わらず紅茶はおいしかったです。
元々ある茶葉販売店も「ムジカ」で
ティーサロンとは離れているので注意。











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2019/08/07(水)

クラフトジン2種



ヘンドリックス・ジン
きゅうりと薔薇のフレーバーのクラフトジン。
きゅうりと薔薇という取り合わせが面白すぎて買ってみた。
他には11種類の植物が使われています。
ジュニパー、メドウスウィート、キャラウェーシード、アンジェリカルーツ、
カモミール、エルダーフラワー、オレンジピール、コリアンダー、レモンピール、
オリスルーツ、キュベブベリーズ。
味はやや甘みがあり少し酸味があって、思ったよりキュウリキュウリしてないです。
ストレートで飲んでもどことなくカクテルっぽい。



テヌ・ジン
お土産にいただきました。まずは瓶が美しい。
ボタニカルは、のばら、リンゴベリー、ジュニパーベリー。
爽やかな緑の味がします。どちらかといえば甘やかさがなく男性的。
あとくちがよく飲みやすいので、
いつのまにかスッとなくなっていて危険です(笑)

夏なので、小さなガラスの瓶に入れて冷凍庫で冷やしますが、
ちょっととろっとしたテクスチャになって、
口に含むと徐々に香りと味が増してきておいしいです。
(真冬に常温で飲むのが、香りも味も一番おいしいんですけど)

そういえば私の最愛のクラフトジン「クレイジーマンデージン」は
WEBでは常に品切れ状態で、
ときどき店舗で1本だけ売られているのを見掛けます。
お値段も、私が買った時より千円近く値上がりしている。





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2019/08/08(木)

映画かんそう
「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」

監督 山崎貴・八木竜一・花房真
脚本 山崎貴

「ドラゴンクエストV 天空の花嫁」を3DCGアニメ化した作品。
賛否両論というか、今のところ酷評しか目にしていませんが、
しかしまあ実写デビルマンと並ぶとか、そこまでではない。
(まだ実写進撃のほうが肉薄している)
思うにデビルマンが撮影された時代とは予算への意識が違うので、
ああいう札束をドブに流すような失敗作は
今後そうそう撮られることはないのじゃないかと思います。

・ドラクエ5はSFC版をクリアしてます。
・実写デビルマンは劇場で観ました。

ゲームのエピソードを半分近く切って、
嫁選びをメインに据えています。ビアンカもフローラもとても可愛く、
特にフローラに足されたオリジナルエピソードは、
ビアンカ派も、きゅんとすること間違いなしです(ビアンカ派)。
ラストに大きなオリジナル要素があって、そこが主に叩かれている理由ですが、
うーん、確かにドラクエは超王道ファンタジーシリーズで
お話は毎回必ず予想の範疇に収まるので、
そのまま映画化しても本当に普通の鉄板ファンタジー映画で終わっただろうから、
炎上商法的にああいうラストにして、本来の客層+野次馬で
興行成績を上げるのはありかなと思いました。
ただああいう外連味のあるラストは、どちらかというとFFのほうがしっくりきたでしょうね。

オチを書きます

つまりメタおちな訳ですけど。
リメイクされたDQ5をプレイしている青年がいて、
ラスボスを倒そうとした時に
ドラクエのようなオタクカルチャーが嫌いなプログラマーが組んだウィルスが出てきて
ゲーム世界はただのプログラムだと嘲笑し破壊しようとするが、
この世界は嘘っぱちじゃない!みたいなゲームを愛する心が云々。

この監督は色々な作品から小技を拾ってきて
適当に組み合わせて、多くの人が泣ける作品を仕上げるのがお上手ですが
技に体重が乗ってないので軽い気がします。
でも適度に軽いものを好む人も多いですもんね。

あと近未来の、全感覚再現型筐体によるリメイクっぽいですが、
女性、女児プレイヤーのことがまったく考慮されてないリメイクなので
どこの国か知らないけどジェンダーギャップ指数の低い国なんだろうなあ…!
と思いました。たぶん世界でもビリあたりをフラフラしてる国ですね。
(元のシリーズがそもそも父権制血統主義大肯定なとこありますが、
双子の妹を完全抹消したのは唖然とした)

ゲマのデザインと吉田鋼太郎さんの演技は大変良かった。
山寺さんも相変わらず上手い。
それから音楽には大満足しました。

余談ですがDQ5をノベライズされた久美沙織さんが、
小説版の主人公の名前を無断使用、および無断改変された事に対して
製作委員会を提訴されました。









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2019/08/09(金)

映画かんそう
「バッド・ジーニアス 危険な天才たち」

監督ナタウット・プーンピリヤ
タイのサスペンスです。とても面白かった。
原題は、巧妙なトリックゲームというような意味?
中国で実際にあった、時差を利用した
集団カンニング事件が元になっているようです。

貧乏な教師の父を持つリンは、非常に頭脳明晰な女子中学生だった。
彼女は名門高等学校へ特待生として入学し、
お嬢様育ちの甘えん坊の親友もできるが、
成績のよくない彼女のために、リンは思わず試験解答に手を貸してしまう。
それをきっかけとして、成績の優れない富裕層の生徒が
リンにある取引を持ちかける…というあらすじ。

いやー、ハラハラしました。リンの考案したハンドシグナルのアイディアが
美しかったし、見せ方も上手かった。
主人公のリン役の女優さんが、本当に頭の回転が早そうで、
めちゃくちゃ意志の強そうな顔をしていらして、
いや、それも演技力なんでしょうけど、説得力がありました。

内容ばれ

リンは賢いけど高校生なので、合理性と倫理の間で揺れ動いているのが良かった。
たしかに、学校側が親から賄賂を受け取っていながら
生徒に品行方正を求めるのは完全にダブルスタンダードだ。
あとタイも結構な貧富の差があるんだなあと思ったけど、でも日本と同程度かな…。
お金持ちのアホの子が、頭のいい貧乏な子に、
せいぜい数十万の月収のために4年間必死で勉強するのか?
てきなセリフを言うシーンがあるんですけど、
たしかに、可能性はゼロではないけど、
頭が良い程度のスペックでは逆転できないほどの差がある。

STIC(大学統一入試)の不正の見返りが約700万円で、
う〜〜〜〜ん700万円か〜〜〜!?
高校生にしては大きい額かもしれないけど、でもリスクが計り知れないからな〜。
って思いました。そもそもどうして同時スタートにしないの!?
どこかの国は夜間になってもそこは仕方ないじゃん…。

嘔吐が2回あります。
うち1回は鉛筆で喉の奥を突いて吐くようなすごいげろです。




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2019/08/10(土)

色々感想

ジャンプに久しぶりの松井先生の読み切り!
コメント欄で忘れないでとか殊勝なことおっしゃってて
きゅんとしました。

アクタージュ(ジャンプ掲載)
千世子ちゃん、夜凪ちゃんへの嫉妬と愛を核にして役作りするのかぁ!
それは面白そう!見たい!

進撃(ヤンジャン掲載)
首が取れた…。
それにしてもあの女児、すごい殺害率じゃないですか?(震え)

いだてん
言論統制が引かれて情勢があやしい今こそ、
短い間だけでも日本に明るいニュースを、メダルを!
というのは悪手だと思うよ主人公…言論統制が始まったら
他の事は置いて死ぬ気で抵抗しないとやばいよ。
今後それが間違いだったって分かるシーンがあるといいんだけど、どうかな。

HiGH&LOW THE WORST (ドラマ)
村山さんが格好いい!
ハイロは戦国物、ハイファンタジー文脈でも読めるのですが
そうすると村山さんは1国の王な訳で、
やっぱり他とは格が違うという描写があると嬉しいですね。
時系列的にはEND OF SKYの頃の話なのかな。





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2019/08/11(日)

映画かんそう
「東海道四谷怪談」 1959年

中川信夫監督
映画化された四谷怪談の中でも、日本の怪談映画の中でも
最高傑作とされている中川信夫監督版の「東海道四谷怪談」を見ました。
貸切ミニシアターの140インチスクリーンで見たので大迫力だった。

この映画を高く評価している著名人に
フランシス・フォード・コッポラ監督や黒沢清監督がおられるようです。
三島由紀夫は本作の伊右衛門を演じた天知茂に惚れたそうですが、
納得の色男ぶりでした。

冒頭、水に映った人物像から始まる、いかにも凝ってる感、
舞台のような横長の構図、長回し、
その凝りようは最後まで続いたのでした。
映す対象の手前に格子戸や、植物や、像などを配置する構図がお好きなのかなと思った。
伊右衛門が2階の賭場に上がるシーンは、カメラが外からシームレスに映し続け、
壁を抜いた2階建て家屋のセットを、数回の短いシーンだけのために組んだの?贅沢〜!ってなりました。

キャラクターは、伊右衛門の悪の部分を直助がほとんど持ってゆき、
伊右衛門はお岩に未練があるような描写で、
終わり方も若干違う、後味のよいものでした(与茂七、お袖てきに)。

特筆すべきは特殊メイク技術で、今から60年も前なのですが
有名な鏡の前でお岩さんが髪をとかすシーン、
髪がごっそり抜けて、その皮膚が裂けて血が流れるところ
すごい!と思った。どうやってるんだろう。
「シェラ・デ・コブレの幽霊」の5年前ですが、
特殊メイク技術では勝っている気がします。

いやでもさすがに現代のホラーと比較できるとかではない。
特にホラーの善し悪しは作劇技術、恐怖表現技術、特殊技術によるところが大きいので。










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2019/08/12(月)

映画かんそう
「降霊 KOUREI」

黒沢清監督

いわゆる霊感体質の人が見る霊に、非常に近いという話を聞いて鑑賞。
元はTV用ドラマなのだそうです。

音響技師の役所広司は妻と二人暮らし。
霊感の強い妻は、その能力で大学での研究に協力したり
望む人に故人との対話の橋渡しをしたりしていた。
ある日、少女誘拐事件が起こり、犯人から逃げ出した少女は
森の中で録音作業をしていた役所のトランクの中に逃げ込むが…
というあらすじ。

こんなにハッキリ見えるん!?
ええー!!そりゃ怖いだろうね…。
一番こわかったのは「手」のとこでした。
そういえば、憑かれた人は人体の一部分が乗って見える
っていう霊媒師のかたの文章を読んだことがあるわ。

内容ばれ

自分にガソリン掛けて燃やすシーンはよく分からなかった。
燃やすか???

くさなぎさんにとてもよく似た人が出ていて
でも短いホラーのドラマだから違うと思ってたら
本当にくさなぎさんだった!

ラストはちょっとあっけない感じ。





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2019/08/13(火)

映画かんそう
「いつだってやめられる 7人の危ない教授たち」

才能ある教授たちがリストラで大学を追われて、
新しい成分のドラッグを製造し、
ひと儲けをたくらむアカデミックケイパーものコメディシリーズ。
「いつだってやめられる 10人の怒れる教授たち」2018/06/07感想
「いつだってやめられる 闘う名誉教授たち」2018/12/18感想
と合わせて三部作です。

1作目が一番小さくまとまっている感じがする。
予算が少ないというか…。
でも色がサイケデリックで面白いです。

水素とロジウムとすべきところを
ホウ酸ナトリウムにしてしまうと激怒するこだわり、
よくわからないです(笑)。
ぽっちゃり教授、自分達の薬に中毒になったりして大変だったんですね。




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2019/08/14(水)

映画かんそう
「ライオン・キング」

25年前のアニメをフルCGリメイク。
ディズニーは、しばらく冒険(新作)はやめて、
過去の遺産で小休止なのかな。
動物たちはおおむね本物っぽく、完全に実写を見ている感じ。
リアルで凄いというのもあり、コミカルな表情や動きがなく少々寂しくもある。
ライオンの顔って基本スン…ってしてるからなあ。
特に皮膚病のネコみたいになったスカー…。

今回は細かいキャラクター補完以外大筋に変更はなく、
台詞もわりとオリジナル版に忠実です。
冒頭のサークル・オブ・ライフ、オリジナル版は
動物が生きても死んでも何も変わりないという断固とした強さがありましたが、
リメイク版はなんかピンチには助けてくれそうな優しい感じでした。
私はオリジナル版が好きかな?
しかし久しぶりに見ると「ライオン・キング」は矢張り
しみじみ名曲揃いだなあと思いました。

すごくいいなと思ったのが、セス・ローゲンのプンバァ!
キャスティングした人が神だと思うんですが、
そういえば彼、人間の姿が既にプンバァっぽいわ!

内容ばれ

ティモンが「Be Our Guest」を歌い始める新演出、笑い声があがってましたが
ちゃんとエンドロールの使用楽曲の中に「Be Our Guest」ありました(笑)。
「Be Our…」しか歌ってないのに!!

あとザズーの英語、イギリス英語…?って思ったら
声が英国のかたでした。
サイチョウってアフリカにいない鳥なので、そのへんを表現してるのかな…?

大人になって見てみると、
お話の趣旨としては、過去と伝統、血筋と責任からは逃れられない、
使命を放棄して気楽に生きる人生は間違っているという流れなんですが、
ティモンとプンバァに過去に背を向けろ!って教わらなかったら
シンバは成体になれなかったと思うので、あの世界も、
あれはあれで正しいなと考えたりしました。
(予告で使われてた「ライオンは寝ている」、とても好きです)

虫が苦手な人はやめたほうがいいです。





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2019/08/15(木)

映画かんそう
「HOUSE ハウス」1977年

大林宣彦監督のメジャーデビュー作。
私は小学生の頃この映画を自宅のテレビで見て、
ショックでそのあと数時間、自分の部屋で三角座りしてたのを覚えてます。
たぶん初めて見たホラー映画。

お嬢様学校の演劇部の美少女達が、
メンバーの伯母の家で夏の合宿をすることになるが、
その伯母は人間でないものに変化しており
若い娘を食べて命を永らえていたのだった…というあらすじ。

アイドル映画の元祖と言われており
スタイリストが付いたのもこの映画が最初のようです。
美少女達の服装が、それぞれとてもおしゃれでした。
昭和のファッションに興味がある人は必見です。

内容ばれ

小学生の頃に一度見ただけなんですが、
時計の歯車で切り刻まれるシーン、
グランドピアノに噛み砕かれるシーン、
クンフーが足だけになって掛け軸に蹴りを入れるところ、
伯母さまの食事中、口の中に目玉が見えるところ、
怖いシーンはほぼ記憶通りでした。
小学生の記憶力すげえ!

逆に子供の頃は南田洋子さんが老女に見えてたんですが
当時は40歳半ばでいらっしゃって、とっても色っぽく演じておられた。
あとわりとコミカルな演出が多いのも子供の頃は分からなかった。
今見るとさすがに合成シーンは面白い感じがしますが、
カルト映画っぽくていいですね。

残念なのは美少女達が、なんのかんの理由をつけて脱がされているところ。
ちょっと和服の襟首を掴まれたくらいで前がはだけてお胸がまる見えとか、
血の海に落ちたらそれは胃液で一瞬にして全裸とか、
学生設定なので下手するとチャイルドポルノで、作品の余命を縮めたなこれ…
と思いました。

予告(残酷表現があります)
https://www.youtube.com/watch?v=H0NWIxl2VJk






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2019/08/16(金)

ドライオレンジとかいう珍しいものを買ってみたけど、
どう食べたらいいのか分からなかったのでとりあえず
おつまみにしてみた図。ぱりっとしててこれはこれでおいしい。





そうしたら親切なシリルシリのかたが、
水に漬けて冷蔵庫で一晩置いたら
デトックスウォーターになりますって教えて下さったので、
作ってみた図。甘味はなく、酸味もそんなになく、
渋みがちょっとある、おしゃれ水になりました。
夏なのでこのくらいの量は一瞬でなくなった。
おいしかったです。








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2019/08/17(土)

色々感想

週刊雑誌はおやすみです。
ニチアサも、関西恒例の甲子園の魔物にやられてありません。

HiGH&LOW THE WORST 6話(ドラマ)
なんかいきなり年単位で時間が過ぎ去った!?
あと、定時と全日の分断!?
なんか必要があってやってるんだと思いますが、
ええー!何で何でという感じ。

全日は学生同士で喧嘩してるけど、
定時はやくざとガチ抗争だもんな…すごいよな…。

ハイロジャンルの識者に教えてもらったんですが、
やすきよ人気が高いそうです。
絶対にふじつか一強で、あとふじつか前提の
ジャムつかとか、大流行だと思っていたのに!?


声優×怪談(第一話)
声優さんが怪談を朗読してくれるというNHKの番組。
声優さんファン向きで、怪談ファン向きではないかも…。
「呪怨」の伽椰子誕生のくだりがあったんですが、
オリジナルの方は時系列がめちゃくちゃだったのが、
理路整然とした説明に近く、怖くとも何ともなかった。
怖いっていうのは、違うんだよ…もっとこう…。

ムジカ・ピッコリーノ
フローラが昔飼ってたモンストロの話は物凄く長く引っ張って、
フローラはその姿も記憶してないという伏線もあったので、
フローラがモンストロなのでは?てきな予想をしてましたが
案外普通に、さくっと治療が終了して、あの長い引っ張りはなんだったのという気持ちです。
今日の回、最終回みたいだったけど、ディストミストの謎を解明するよね…?




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2019/08/18(日)

映画かんそう
「イソップの思うツボ」

「カメラを止めるな!」の上田慎一郎監督と、中泉裕矢監督、浅沼直也監督、
3人で撮られたサスペンス。

内気な女子大生の美羽は、タレント一家の娘を筆頭とする
派手なクラスメイト達に馴染めず、1人ぼっちで学生生活を送っていた。
ある日受講しているクラスの教授の臨時代理に、若い青年が着任し、
タレントの娘は早くもアタックを開始するが…という話。

一応、見ているうちに次々と話が覆っていく形式は踏襲されているが、
今回はかなり早い段階でオチが分かってしまうし、
ちょっとフィクションっぽいふわっとした設定もあり、
そしてあまりハッピーな話ではないのでカタルシスは少なめ。
「カメラを止めるな!」レベルの面白さを求めていくと
ちょっと肩透かしをくらうかもです。

義理とか人情とか色々なご事情はおありでしょうが
元からユニットではない複数の監督が
オムニバス以外で合作するとあまり良い結果を生まないような気はします。
10月封切りの上田監督単独作品「スペシャルアクターズ」、期待してます。

ラストばれ

妻を殺した初老の妻子持ちに、更に娘まで差し出して
おもちゃにさせる復讐方法を選択する父親って何割いるだろう…。
そのへん現実的じゃないなあって…いや、あの変なお金持ちモブもだけど。
しかもそこまでしても修復の兆しがすぐに見えているし、死人が出てるし。
あのあとどうなるんだろう…。
それくらいなら娘と母のリベンジポルノ(言葉通りの)をネットにばらまいて、
あとで理由を告げたほうが、破壊力大きくかつ労力少なくはないだろうか。

復讐代行の娘さん、目線の強い印象的な女優さんでしたが
紅甘さんというお名前、読めぬ!と思ってしらべたら
「ぐあま」さんで、3番目に産まれた事からガンマが由来なのだそう。
というか内田春菊さんの娘さんだ!?









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2019/08/19(月)

最近「カチョカバロというチーズがとてもおいしかった」
という話を聞いて「へー」って思ってたら
リカーショップに行ったとき妙な形のものが売っていて
「おまえか!」ってなって買いました。
どうやら輪切りにして焼いて食べるものらしいので焼きました。







すぐに溶けてカリカリになるんですけど、
カリカリ部分と、トロトロ部分が楽しめて、
1人でピザに変身する芸達者なチーズでした。
ビールに合う。

ちょっと溶けたところを卵で包んで
オムレツにしてみても最高でした。
開封したらカビやすいので
早めにお召し上がりくださいとのことでしたが
心配ご無用2日で食べ尽くしました。







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2019/08/20(火)

すごい昔に、冷や汁の話を聞いて以来、
ずっと食べたかったんですが、作ってみました。



レシピはこちらを参考にしました。

http://www.location-research.co.jp/kyoudoryouri100/recipe/recipe/450225

(お豆腐は買い忘れ、
紫蘇は買ってあったんですが入れ忘れました。
夏の料理なんかそんなもんですよね…。
だし汁は、足りない気がして増やしました)
ご覧になれば分かりますが、
塩分を補給できて、食欲がなくてもカロリーと品目がとれる料理です。
ピーナツのコクと、焦がし味噌の香ばしさがおいしい。
ただ、夏に作るにしては工程が複雑でめんどい…。

味噌をトースターで焦がすレシピもあるようです。
味噌に焦げ目をつける箇所が一番気を使ったので
そのほうがいいかもしれない。






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2019/08/21(水)

ドラマかんそう
「ザ・ボーイズ」全8話 1話〜4話

マーベルのアベンジャーズや、DCのジャスティスリーグ、
アメコミヒーロー映画全盛期にでるべくしてでた
アンチヒーロードラマです。
超人的能力を持つスーパーヒーローが多数存在する世界で、
ヒーローのせいで人生を損なった普通の人々が
ヒーローに復讐しようとする物語。

ヒーローの中でも最高ランクの男女を集めたセブンというチーム、
すごく知っているぞ?という人が何人かいます。
リーダーの容姿とコスチュームはキャプテンアメリカで能力はスーパーマンだし、
ワンダーウーマンさんそのままの人もいるし、
Aトレインはコスチュームがファルコンで能力がクイックシルバーだし、
ディープはネイモアとアクアマンだし、
セブンタワーは完全にアベンジャーズタワーだし。
彼等のクズっぷりが本当にすごくて、人の命なんか何とも思ってないし、
名声欲がすごいし、自制心とかない。

スーパーヒーローが全員高潔な訳ないし、政治が絡むに決まってるし、
莫大な利益の見込める分野がそんな綺麗事だけでやっていけるだろうか
という疑問を持っていたひとや、
正義の味方が地球を守るとか!ププ!
って感じの人には猛烈にフィットする世界観だと思います。
ヒーローにランクがあり、スポンサーがついて、会社に管理され、
中継もあるという点では暗黒タイバニとしても楽しめるかも。

普通の人々はヒーローをもてはやす一方で、
ヒーローから傷を受けた人々がひっそりグループカウンセリングをやっていたりする。
復讐チームはヒーローを殺したいのですが、
その大変さときたら神殺しに近く、何をやっても死なない。

「キャプテンアメリカ シビルウォー」というマーベル映画に、
やはり何の能力も持たず、根気強さと段取りの良さだけを頼りに
ヒーローたちを破滅させようとする人物が出てくるのですが
ある意味彼がMCUシリーズ最強なのでは…?と思いました。






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2019/08/22(木)

ドラマかんそう
「ザ・ボーイズ」全8話 5話〜8話

高速で移動するスーパーヒーローとの接触事故で
恋人の身体が爆散したヒューイは
FBIのエージェントを名乗る男に声を掛けられる。
彼は妻を喪っており、復讐を持ちかけてきて…というあらすじ。

後半は、よしとりあえずディープから死のうか!次にホームランダー、
その次はAトレイン、全員なるべく苦しんで死のうか!
と思いながら見ていました。

ディープくん。かわいい女の子がチームに入ってきたら、すぐ2人きりになってボロンして、
「よしとりあえずこれをくわえてみようか!えっやらないの?この仕事が夢だったんじゃないの?
辞めることになるけどいいの?」とかそういうタイプのクズ。

「お前はこの物語のヒーローじゃない」
というセリフが作中にありますが、
ヒーローになれない人達が、手を血に染めて神を殺そうとする
そういうお話です。

ラストまでばれ

失血でも窒息でも、どうしても殺せないヒーローを
肛門からねじ込んだプラスチック爆弾で殺すというのは面白かった。
ぱんつは重要だな。そして皮だけ燃え残るというのも神っぽい。

そんな中で、スパーパワーは持ってないけど、
ヴォートの副社長マデリンが凄いなと思いました。
ホームランダーなんか、ほぼ神様というか祟り神みたいなものなのに
彼のねじくれた超超超マザーコンプレックスを利用して
調教して飼いならしている。
子供を産んだのが最大の失策で、
お子さえいなければもう少し先まで続いたと思います。
母親に育てられなかった子供は凶暴になるって、
おいおいその理屈、21世紀のドラマで通しちゃっていいの?
とは思いましたが、

スターライトのお母さんは
まるでキングの小説に出てくる宗教おばさんでした。
このドラマ、スーパーヒーローものへの皮肉がめちゃキツイのと同時に
キリスト教への皮肉もめちゃキツいんですが、
最終的にはこのテーマ、1つにまとまるのかな?
(エビ食べるのは罪って信じてるキリスト教徒は今もいるんだろうか)

スーパーヒーローを国防の要とするには
スーパーパワーを持ったテロリストが必要、という逆のベクトル、
(というか現状への皮肉)
そしてスーパーヒーローの進出は兵器メーカーにとっては脅威です。
いちいち納得。

今後の予想
親を殺されて性格がねじくれた、
全身が黒くてメカに強い社長も出るべきだと思うんですが、
シーズン1では存在自体が謎のブラックノワールがそうなのかな?
とも思います。
茶道とピアノを嗜んでいたので、きっとお育ちはよい。
でも茶道は日本人伏線で、キミコの弟なのかな?とも思う。

ブッチャーの妻の出方次第なんですけど、
元々彼女はホームランダーを殺そうとする組織の一員で、
彼を殺すために計画的に子を作ったとかだと面白いですね。
息子に焼かれてびっくり死するがいい。

ブッチャーはあまりの絶望ぶりを気に入られて、しばらくホームランダーと
行動を共にし、ボーイズはマロリーが率いるといいでしょう。
MMとフレンチとキミコとスターライトとメイブが無事ならいいよ私は。

ヴォートの上のサマリタンズエンブレイス、
POIでもサマリタンって悪のコンピューターが出てきましたが、
英語ではなんとなく悪っぽいイメージなんだろうか。サマリア人。

メズナー役でハーレイ・ジョエル・オスメントさん、
主人公の父役でサイモン・ペグ、あと一瞬だけセス・ローゲンが出演なさってます。


あ、関西ニチアサのみなさん、恒例の休止期間放送分の放映が
明日と月曜日の午前中にありますよー!


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2019/08/23(金)

ドラマ「ザ・ボーイズ」のセリフに触れますので
これから見る予定の方は下記読まないでくださいね。

ドラマ「ザ・ボーイズ」のなかで、
一般人を殺してしまったヒーローが、復讐者に
「俺には殺意がなかったのに、お前は計画的にやった。
お前の方が悪い」というような意味の事を言うんですが、
たしかに現在の法律では日本も他の国もそういう基準になっていて、
過失で、心神喪失で、カッとなって、衝動的に行った殺人は
計画的な犯罪よりも罪が軽いことになります。
しかしこのドラマの中の話では、
その過失が起こりやすい状況を男は改めず暮らしてきて、
実は殺人についてまったく悪いとは思っていないという設定があります。
反省という証明の難しい、そしてまた主観によって変ってしまう判断材料ですが、
過失に対する報復は、報復者が悪なのか?というもやもやする気持ち、
これを解消するのが復讐物のフィクションなのかもしれません。

ヴォルデモートで譬えると、おそらく
ジェームズ、リリーを殺したのは衝動的殺人。
死喰人によるルーピン先生とシリウスの殺害も(死んでませんけどね!)衝動的なもの。
ルーピン先生のケースは下手すると正当防衛になるかも。解せぬ。






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2019/08/24(土)

色々感想

鬼滅(ジャンプ掲載)
鬼のアプローチ、いっつも
「そんなに強いのに死んだらなくなるとか勿体なくない?
鬼になったらその強さが永久になるんだよ?」っていうの、
鬼なりに親切心なんだろうな。

アクタージュ(ジャンプ掲載)
夜凪さん、夫がいないし悋気の経験もないから羅刹女を演じられない。
演技のために結婚しようと思ったけど、
相手いなくて無理っていうの面白いな。
というかこの芝居のメンバー全員天才と超人で凡人がいないってすごいな。

ジオウ
関西2週遅れにつき流星さん登場回。
あれ?ツクヨミが王に選ばれたから、嫉妬して力を奪ったんじゃないの?
滅んだ世界の住人が他の世界を滅ぼして自分の世界の復活に
ワンチャン賭ける設定がプラスされてる?

時間ものと、パラレルワールドもの、同時にやらない方がいいよ…。
あとディケイドの存在感が大きくなりすぎて、
主人公が空気化しつつありますよ。

HiGH&LOW THE WORST番外編(ドラマ)
もしかすると地上波では放映しないかもしれない、
役者さんたちがバスツアーに出てキャッキャする話。
中の人は村山さんが一番年上なのか、とか
轟さんの中の人がアイスで「イエー!」っていう人なのか、とか
つかささんの中の人は「die」が書けなかったことからして、
どうやら勉強は苦手な子のようだとか色々面白かった。

名セリフ当てクイズは色々忘れていて、
私も答えられなかった。

ジャンプの作家コメント欄で「ミッドソマー(とジョーカー)楽しみ!」
と書いてる人がいて、誰だと思ったらタツキ先生でした。
アリ・アスター監督の次回作で、
海外視聴組が自殺願望のある人間は見るなと警告している
とんでもない鬱作品と評判のホラーです。




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2019/08/25(日)

映画かんそう
「コーヒーが冷めないうちに」

川口俊和さんの戯曲を元にした映画。
舞台劇だけあって場所が限定的です。
監督の塚原あゆ子さんは
ドラマ「アンナチュラル」のメインの演出のかたですね

泣けるのを前面に押し出した予告でnot for me…?
と思ってたんですが、過去帰りのルールが割と厳しく、
岸部露伴ものみたいで面白かったです。

ある老舗喫茶店には噂があって、
それは決まった席に座って特別なコーヒーを淹れてもらうと、
願った時間に飛べるというものだった。
ただしコーヒーが冷めないうちに飲みほしてしまわないと
元の時間に戻れない、
その店の外には出られない、
過去は変えられない、
その席にはずっと、恒久的に座っている女性がいて
彼女がトイレに立たないとその席には座れない、
等々細かいルールがあった。
違う時間の幼馴染や、きょうだいや、配偶者に会いたいという人々が
日替わりでその席に座る。
特別なコーヒーを淹れられるのは、店のオーナーの血族である
時田家の女たちだけだった…というあらすじ。

コーヒーが冷めてしまった場合のペナルティがでかくて、
その空間に焼きついた幽霊のような存在になってしまいます。

過去が変えられないので上書き形式ではないんですが、
でも分岐する訳ではなく、強めの恒常性が働いて修正されてしまう感じ。

ラストばれ
最後の頓智はちょっとしたギャンブルでしたね。
(最初の子が男の子で、そのあと破局して縁が切れたらどうしようもない)
未来ちゃん、愛されて育ったお顔で可愛かったなあ。
しかしあの年月日が分かったというのは、
結局数さんが自分で思い出したんだろうか。

物を持ち帰れるというのがかなり大きいと思う。
数年分の各地の競馬の結果を手紙に書きとめたあとで店内に隠そうと決意し、
その時点で未来に飛んで手紙をゲットすれば一攫千金なのでは…。
(過去を改変している訳ではない)
大散財をすると分かってる自分から、お金を奪ったらどうだろう。
手紙を受け取れてお札は駄目ということはなかろう。

このお話、場所の転換も多数の役者さんも必要なくて、
非常にうまくできているなと思いました。






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2019/08/26(月)

映画かんそう
「ロケットマン」

類まれな音楽の才能を持って生まれたが、
両親からの愛情は得られなかった英国の少年が、
やがて一生のパートナーとなる作詞家と出会い、
世の耳目を集め一気にスーパースターとなり、
自らのセクシャリティに気付き、
やがてプレッシャーと疲労から薬と酒とあらゆる依存症に陥り、
危ういところまで転落するが、自己と向き合い、立ち直っていく、
エルトン・ジョンの半生を描いたミュージカル。

監督は、「ボヘミアン・ラプソディ」を
シンガー監督からバトンタッチして仕上げたデクスター・フレッチャー。
このかたマシュー・ヴォーン映画の常連役者さんで、
なおかつ「イーグル・ジャンプ」で
監督として今回の主演タロン・エジャトンと仕事してらっしゃる。

「ボヘミアン・ラプソディ」と比較されることが多いですが、
こちらのほうがミュージカル要素が強い。
あと、舞台に立つのも曲を作るのも、
彼は1人でグループではないので、
つらいシーンはこちらのほうがきつい。
こちらの映画のほうが心の問題の扱いが大きい。

歌も担当するタロン・エジャトンが、はちゃめちゃに上手い。
「Sing」ですでに披露済みだけど、高音もスローな曲も
本職のような安定した歌声だった。

あとものすごく美しくて悪い魔性のゲイが出てくるので
そういうの好きな方におすすめ。枕で世界を操る男。

ラストばれ

本当の愛と出会えてエルトンは幸せになりました!
というところにフォーカスしなかったのが、結末の肝だと思う。
ありのままの自分に、完璧な愛情を与えてほしい、
愛してほしい、愛してほしい、愛してほしい、という
与える発想のまったくない飢餓状態の人がいたとして、
その人物をエルトンは、愛せたかと言うと答えはNOだろうし、
大抵の人間はそうだろう。
まずは自分を愛して抱きしめるところがスタートラインで、
他人を愛して、愛される関係になるのは次の段階なのだ。

ジェイミー・ベル演じるバーニー・トーピンがとても良かった。
出会って意気投合して、喋って喋って喋り倒して、
2人の背景の空の色で時間がものすごく経過しているのが分かって、
「オフ会で魂の双子に会ったオタクやん…」と思いました。
2人の共作が魔法のように完成していく様子は、
ボヘミアン・ラプソディ作曲のくだりや
「ジャージー・ボーイズ」の作曲のくだりを思い出した。
そして完全な愛情を求めるエルトンに対して
あくまで自立した大人同士の友情を要求した
バーニーはとても強かった。

タロンさんは全シーン丁寧に演じてらっしゃったけど
ゲソゲソのボコボコになった表情から、
薬をキメてニカッって笑うところがやばかったです。
そういえば本人に寄せるためか前歯がスキッ歯になってたけど、
あれは歯の表面に何か貼ってあったのだろうか。

ジョン・リードは、ヴィランのような描きかたですが
まあたぶん彼視点にすると違った事実も出てくるのでしょう。
彼はエルトンと破局したあと、ビジネスは続けながら
クイーンのフレディとよろしくやって、上手くいくかに見えたけど、
魔性のゲイその2に蹴落とされるという末路が待っています。
この映画のマッデンさん演じるジョン・リードと、
「ボヘミアン・ラプソディ」に登場するジョン・リード、
それとご本人様の写真を見比べると面白いです。

ただちょっと他の人への丁寧な描写に比べて
奥さんへの扱いがあまりに雑で、
彼女だけ3分間クッキングだったのは気になった。
セラピーシーンにも出てこなかったし。
ほかにも省略されている人物がいるのだし、
彼女も省略してよかったのでは…。

「キングスマン2 ゴールデン・サークル」で
今回の主演タロン・エジャトンとエルトン・ジョンが共演してらっしゃるので、
興味のある未見の人は見てみるといいでしょう。







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2019/08/27(火)

ローカル話題ですが、関西のおいしいカレー店を紹介します。
前回の記事は2017/05/31です。
私のNO1カレー店は、この時に書いたカシミール。

columbia8(北浜)
スパイスとカレーがうまく調和している感じ。
食べ方にお店独自のこだわりあり。
行列が半端ない。


SOMA(中津)
スパイスが鮮烈。漢方めいてて体に良さそう。
開店前に並んで最初の11人に入るのがよい。


ゼロワンカレー(谷町四丁目)休業中?
味にパンチがあった。
現在は休業中とのこと。復活してほしい。


ガネーシュn(天満)
スパイス系だがやや爽やかで食べやすい。
こちらも開店前に並んだほうが良さそう。


全3回カレーの話をするので、
カレーが苦手な人はご注意。



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2019/08/28(水)

関西のカレー店紹介 2回目

Ghar(肥後橋)
スパイス系というよりは欧風系に近いような。
スパイス苦手なひとに向いてる。
columbia8の次くらいに行列してた。


アリーズキッチン(心斎橋)
パキスタンのカレー。写真はビリヤニ。
カレーもさることながらビリヤニおいしい。予約ができるのでとてもよい。


カンティプール(天六)
ネパールのカレー。
天気のいい日は天井がオープンになる面白い仕様。
カレー以外もおいしい。予約ができます。


ヌワラ カデ(阿波座)
スリランカのカレー
お皿の上に色々な味があって、
スパイスのテーマパーク的。



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2019/08/29(木)

関西のカレー店紹介 3回目 ラスト

バビルの塔(谷町四丁目)
スパイス系にしては気持ちまろやか?
お水などはセルフです。



アングル(塚口)
欧風カレーなのでスパイス苦手なひと向き。
煮込まれた牛肉がごろごろしている
特選ビーフカリーを選ぶべき。ピーク時間外に行くのがいいかも。



ムジャラ(大宮)
スパイスが鮮烈。お店もお客さんも本物志向という感じでやや敷居し。
開始時間前に行くのがよい。



スパイスチャンバー(烏丸)
今回あげた12店舗の中で一番辛い。
辛さに強い人向け。私は好きです。チーズを乗せるとややマイルドに。
行列必至。


以上。
写真がみつからなくて難儀しました(笑)
行く前に下調べはした方がいいでしょう。
カレーがなくなり次第終了のところが多いので、ご注意。
早いと3時間ほどで終了するところもありますよ。





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2019/08/30(金)

映画かんそう
「ドント・ヘルプ」(原題: EL HABITANTE)

借金の取り立てに苦しんでいた姉妹は悩んだ末、豪邸への強盗を決行する。
住人の夫妻を縛り上げたあと、姉妹は地下室に少女が監禁されている事に気付き、
夫妻の制止を無視して彼女を救出するが、
不気味なことが起こり始め…というあらすじのメキシコのホラー。
タイトルが「ドント・ブリーズ」のパチものっぽい邦題だし、
(原題は「住人」)ちゃちなホラーかもなー…と思っていましたが
わりと堅い造りのエクソシストものでした。
怪現象ではなく言葉で人間を追いこむ悪魔のやりくちが容赦ない。

悪魔の姿が、変なテカテカラテックスではなく、
シンプルにまっ黒い影で表現されている所、
予算を考えると逆に良かったです。

ラストばれ

長女と次女はむかし父親から虐待を受けていて、
長女は妊娠に気付いたのをきっかけに父を金槌でメッタ打ちにする。
その時の子供が三女で、実は姉ではなく母で、
お前は罪の子だと悪魔に知らされた三女は自殺。
そして次女は裁判で虐待の事実はなかったと
虚偽の証言をした事を黙っていたがそれを悪魔にばらされ、
8年服役していた姉は激怒、次女に暴力を振るって家を飛び出し自殺
残った次女は「お前が父に虐待されている時、神は何をしてくれた?
神の創った地獄に耐える必要はない。お前は何も悪くない」
と悪魔に言われる。(悪魔さん優しい)

悪魔祓いの枢機卿が夫妻に「神を信じて祈りなさい」って言うんだけど、
夫妻は「それはもう試した」と反論。
難病の娘を救いたくて7年祈り続けた夫妻が絶望して
とうとう悪魔を呼び出し、
枢機卿をおびき寄せる代わりに娘に普通の体を与えるという
取引をしたというのが真相なのですが、
これでもかと信仰の絶望が描かれます。

虐待父は、姉妹に性的に興奮するたびに
お前が誘惑するから悪いんだ!とベルトで鞭打ってから暴行するクズなのですが、
なんか「俺をこんな気分にさせるお前が悪いんだ」攻と
言ってることが同じで、フフって思いました。
世界的に人気の高いキメ台詞なのか?

父親を殺せという悪魔の誘惑に屈せず、
彼を赦した次女ちゃんが悪魔から逃れて、
父親を金槌でぶん殴った長女ちゃんが死んだのは
ちょっと納得いかないというか、男性監督だなあ…という感じですが、
エクソシストものとしてはなかなかよかったです。

悪魔に混乱させられた枢機卿が、私の仕える神は1人ではない。
百人おられる。的なことを言い出すシーン、
たぶんキリスト教の人にとっては衝撃的なセリフなんでしょうけど、
多神教になじみの深い身にはフーン…以外のなにものでもなかった。






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2019/08/31(土)

色々感想

夜桜さんちの大作戦(ジャンプ掲載)
新連載、頼りない主人公が
学園のマドンナの幼馴染を助けるために能力覚醒!
という、もうやめてー!100万回読んだ猫!と思ったら、
特異なのは幼馴染のヒロインのほうだったというひねりがよかった。

三月のライオン(ヤングアニマル掲載)
ある分野に才能のある人がいて、
その人がもし家庭内のことを配偶者に一切丸投げして
専門分野にだけ没頭していたら、
素晴らしい業績を残せたかもしれないけど、
その人はそうはせず、配偶者の夢を尊重して
家事育児を半分受け持って配偶者を助け、
その代りにその人は輝かしい栄光を失うけど、
でもその選択も、それはそれで幸福が得られるという話、
こういうタイプの話ってほとんどなかったけど、
これからは増えるべきだと思う。

波よ聞いてくれ(アフタヌーン掲載)
アスファルトに裂け目が走るほどの地震というと7以上?
たぶん沙村先生だから現行の話を放り投げて
震災話に移行したりはすまいと思うけど、
はっ、そういえば、関西と東北の震災の時
引き篭もりさんたちはどうしたんだろう。
震災が、結果的に引き篭もりの社会復帰にプラスになった、
みたいなデータはあるんだろうか。

十角館の殺人(アフタヌーン掲載)
久しぶりの女体化ァァァァァァ!!
最近なかったので油断してましたが、
そういえば公式は女体化にタグ付けたり
「なんでも許せる人向け」って書いたりしないのだった。

仮面ライダー ジオウ(最終回)残念ながらdis…

・敵側についたと見せかけて!ネタはもうウォズがやってるのに
 なんで繰り返すのか。
・おうちでのんびりごはん食べずに最初から参戦してれば
 あんなに劣勢にならなかったのでは?
・ツクヨミの背後からブスリがもうちょっと早ければ
 ゲイツは助かったのでは?
・結末が気に入らないから、すべての宇宙すべての生命を滅ぼして
 もう一度作り変えたの?サノスより悪くない?
・ウォズが不憫でね…。讃えろと言われて讃えて、
 何の相談も説明もされず(少なくとも尺の中では)
 あげくに王の世界から1人だけ弾き出されてしまった。
・繰り返すけど多世界ものと時間ものは、同時にやっちゃだめだ。

HiGH&LOW THE WORST番外編(ドラマ)
轟さんの中の人が、ロッキーさんの彼女役をやっていた
お笑いタレントさんの名前をクイズで当てたので好感度が上がった…。
まあ中の人の所属事務所の、子会社所属の女性なんだけど、
でもホリプロだけでも人数多いからすごいよね。



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