6月日記

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2019/06/01(土)

色々感想

ワンピース(ジャンプ掲載)
ゾロとサンジが並び立って戦うとか何年振りだろう。

ふたりの太星(ジャンプ掲載)
冗談でタッチとか言ってたら、本当に双子(人格)の片割れが消失してしまった!?
早くない!?普通の将棋ものになっちゃわない!?
(復活するかもだけど)

波よ聞いてくれ(アフタヌーン掲載)
私も落ち込んだ時、瑞穂ちゃんに膝枕してもらって
「ずっとウチにいればいいじゃないですか」
って言ってもらいたい。

それはそれとして、瑞穂ちゃん
「信じるという事は心中するという事だ!」
というのは絶対に違うと思う(笑)。

無限の住人〜幕末ノ章〜(アフタヌーン掲載)
別の人が描くスピンオフ。私は絵柄に疎いので
水平の時は沙村さんの絵と見分けがつかないが、角度が付くと分かる。

宝石の国
宝石の国じゃないよ〜宝石の地獄だよ〜。
私はあまりフォスに優しくない読者だけど、それでも可哀そうよ〜。

さらざんまい
鈍いにもほどがあるけど、
少年3人はもとから三角関係になるように配置されてたのか…。
なるほどな、と思った。





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2019/06/02(日)

映画かんそう
「RBG 最強の85才」

最近映画化もされた、
合衆国最高裁判所の判事、ルース・ベイダー・ギンズバーグの
ドキュメンタリー。
アメリカの急激な保守化、右傾化の中、
リベラル派の女性判事ということで主に若者を中心に人気が高まり、
アイコンとなっているらしい。

性差別に特化した法律家というと闘士のような性格を想像しがちですけど、
RBGは寡黙で内向的なタイプ。
彼女が評価されたのはバランス感覚と冷静さで、
実際女性差別問題だけではなく男性差別に対しても彼女は戦い、
勝利を勝ち取りました。
長いスパンで物事を考え、じわじわと距離を詰めていくタイプです。
彼女は切替が早く、仕事を離れると右派や差別主義者とも交友を持つことができ
母の教えを守って決して感情的にはならず、全体を見て意見を調整します。
(そんな彼女ですら現大統領を「詐欺師」と罵って謝罪する訳ですが)
(そして保守派の判事が増えていく現在、バランスを重んじる彼女は
大統領退任までどうあっても引退できない状況のようです)

内容ばれ


彼女が地位を得たのは、当然ご本人の才能と努力のたまものですけど、
(御夫君の看病と育児と勉強で1日2時間睡眠の頃もあったそう)
しかしよいパートナーに恵まれなさった点もかなり大きいと思います。
彼女自身も言及されていたように、「私の知性に関心を持ったのは彼だけだった」
そして他のかたもおっしゃってましたが、
「彼自身が優秀で自分に満足していたので、妻と競う必要がなかった」
御夫君は妻の仕事に合わせて自分の仕事を辞め、家事を請け負い、
生真面目すぎる彼女を常にジョークでリラックスさせ、
休養と食事をとらせます。
そして彼女の仕事のチャンスは自分のコネを最大限に使って彼女を後押しします。
故人ですが、残っている映像や手紙の文面はどれも愛情にあふれていて
結婚って素敵だなあ、と久しぶりに思いました。
(SNSを見ているとヘルウェディング案件があまりにも多すぎるので/笑)

RBG人気を象徴する物として、
グッズや、タトゥーの意匠、インターネットミーム、
それからバラエティ番組(ケイト・マッキノンがRGBに扮してた)、
色々と紹介してありました。

彼女は中絶選択権の支持派ですが、
最近アラバマ州、オハイオ州、ミシシッピ州、ジョージア州で
中絶禁止法の施行が決定しました。
いかなる理由であっても中絶を禁じる、どう考えても時代に逆行する法で
反対運動も盛んなようです。
RBGには、この先もずっとお元気でいていただきたいです。

彼女が引用したサラ・グリムケの言葉。
「私は自らの性に便宜をはかってくれと頼んでいるのではありません。
私が兄弟たちに頼んでいるのは、私たちを踏んでいる足を
どうかどけてほしいということだけです」
浅学にして存じませんでしたが190年ほど前のかたなんですね。








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2019/06/03(月)

映画かんそう
「アナと世界の終わり」

低予算、ゾンビ青春ミュージカル映画。
ゾンビ青春ラブストーリーの「ウォーム・ボディーズ」も好きですけど、
この映画もなかなかよかったです。

田舎暮らしに飽き飽きしていたアナは、
高校卒業と同時に長期間オーストラリアを回る計画を立て
アルバイトに励んでいた。
しかしクリスマスに突然ゾンビパンデミックが起こり、
人々が徐々に屍に姿を変えていく中、
アナは友人たちと協力して町からの脱出を計る…というあらすじ。

こんな退屈な町は嫌だ、自分はその他大勢じゃなく特別な存在だ、
という若者のエネルギーが歌によって表現されます。
そう考えるとゾンビも何かのメタファーかもしれないが、まあそれはどうでもいい。

ラストばれ

ホラー映画おやくそく、状況を悪化させる性格の悪い奴や、
適応してヒャッハーやってるクズがでてきますが、
彼等にも、ちゃんと歌があるので、
「お前も歌うんかい!」とふいた。
(教頭先生はそれほどでもなかったが、クズ君は歌が上手かった)
(一番うまいと思ったのは主人公のお父さん。
歌手かな?と思ったがベテラン俳優さんだった)

高校生たちそれぞれ個性があって、
全員助かれと思ってましたが、意外に生存率は低く…。
まさか片想いナード君があれするとは思わなかった。
いいじゃない、もう1人くらい助かっても…。

ファイアボルトとかアイアンマンとかライアン・レイノルズとか、
どこの国の、どんな田舎でも、オタクの話題は理解できる…。
あと男の子もテイラー・スウィフト好きなんだな。
(オタクだからかな?)

予告映像
https://www.youtube.com/watch?v=o4cwi_2Kt2U








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2019/06/04(火)

映画かんそう
「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」

レジェンダリー・ピクチャーズによる大怪獣大好き映画、第3弾!
「GODZILLA ゴジラ(2014)」、
「キングコング  髑髏島の巨神」から続いていますが、
見てなくてもまあギリOK。
(モナークという怪獣大好き組織があって、
そこには怪獣大好きマッドサイエンティストが
多数所属しているという事だけ把握していれば…)

サンフランシスコにおけるゴジラとムートーの激戦で
多数の死傷者がでたことによって、
怪獣の存在を秘匿していたモナークは、
その責任を問われ、軍への権限移行を迫られていた。
一方モスラの幼虫との交信実験を行っていた雲南省モナーク基地では、
テロリストの攻撃により、エマ・ラッセル博士と娘が拉致される、というあらすじ。

怪獣がいっぱい出てくるし、登場シーンは美しいし、
旧作リスペクトと怪獣愛と日本リスペクトに溢れているし、
巨大生物好きな人はすごく好き、合わない人は合わない、はっきり分かれる映画です。

光源が背後にあって神々しいカットや、
スモークの中でシルエットの際立つカット、
対峙する怪獣を引きで撮ったカットが絵画的で、
この人は怪獣のフォルムが好きなんだなあと思った。特にモスラが綺麗でした。

内容ばれ

モスラさんとゴジラさんの間には特別な絆、というか愛情が…っていう設定には
「!?」ってなりましたけど、モスラさんキラキラ輝いてました。
ラドン、緊急脱出のパイロットをヒョイパクするの、ダイナミック給餌機でした。
ネットで「ゴマすりクソバード」って言われているのを見てふいてしまった。
たしかにラスト、お前…どの面下げて…って思った(笑)。
喉に穴空いてるのに丈夫だなあ。
ギドラは、向かって右のやつがアホ…いやヤンチャで
真ん中のやつがしっかりしてるの可愛かった。
しかし君ら繋がってるのにネットワーク的なものはないんだね。
ゴジラさん、おやすみからの復活シーン2回もあってちょっとタルかったですが、
どっちも妻が起こしにきたのでフフって感じでした。
でもおうちが爆破されちゃったね…。

どうでもいいけどオキシジェンデストロイヤーが
ゴジラおねんね装置兼、お魚を獲る道具に成り下がってしまった。

人間が増えすぎて地球を滅ぼすので
白血球の役割を果たす怪獣が出てきた、だから人間は死ぬべきというお母さんの理屈
似たようなスローガンの人が最近どこかで…って思ったけどサノスですね。
ネットで「サノスおばさん」って呼ばれてました。
なんかこの手の「地球が滅ぶから今すぐ人間を減らさないと」てきなキャラクター、
出てくるたびに「なんで地球さんの彼氏ヅラしてんの?地球さん迷惑してんだよ」
って思いますね。
「この人は死なないと駄目だな」って思ってて、死んだのでよしとします。
今回博士の死亡率高い。

主だった環境問題が全解決しました!というエンディング、
なんかレジェンダリーっぽい。
次回はいよいよコングと対決するようです。
コングさん、遠距離攻撃スキルがないのが若干不利。






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2019/06/05(水)

映画かんそう
「プロメア」

SFロボ火消しグレンラガンX−MENという感じのお話。
3DCGと、大胆にデフォルメ・簡略化された絵がマッチしていて、
最近の偏執的背景描きこみアニメ映画とは逆のシンプルな絵柄ですけど
その代り物凄い勢いで動きます。目が慣れるのに10分ほどかかった。

感情の乱れと共に炎を噴出する、バーニッシュと呼ばれる新人類が突然現れ、
世界の各都市で大火災が起こり、人口の半数が死に至る。
自治共和国プロメポリスではバーニッシュを取り締まる一方、
彼等の炎に対抗すべく高機動救命消防隊バーニングレスキューを組織し
消火救助活動にあたらせていた…というあらすじ。

脚本は中島かずきさんで、いつもの中島節ですけど、
5割はグレンラガンなのでファン必見。
特にヴィラル好きな人は行った方がいい。
熱血主人公を松山ケンイチさん、
被差別人種のテロリストの首領の美少年を早乙女太一さん、
主人公が尊敬する指導者を堺雅人さんが演じます。
新感線に客演or常連メンバーですね。

終盤ばれ

主人公と対になる敵との和解を表現するのに
21世紀のアニメはキスするんだな〜そっか〜。
これは流行っていいと思います。

しかし最後全部消えてめでたしめでたしなの、
すごい力技だ!

アニメ沼のひとで、この映画が初の中島さん作品で
熱血ロボ、 見得切り前口上にビビっときたかたには「グレンラガン」を推します。
私はグレンラガンを21世紀の原作なしアニメベスト10に入れますが、
長いのでそこは覚悟してください。
洋画のひとなら新感線のほうがいいかな(日本のアニメなので女性の扱いはそれなり)。
「髑髏城の七人 アオドクロ」か「蛮幽鬼」おすすめです。

https://www.youtube.com/watch?time_continue=6&v=_S_vXBJUfYE





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2019/06/06(木)

映画かんそう
「神と共に 第一章 罪と罰」

高層ビル火災の救援活動の最中に
女児を助けて命を落とした消防士の主人公は、
使者の来訪を受ける。
彼はこれから地獄で7つの裁判を受けなければならず、
その判決によって刑罰を受けるか、転生できるかが決まるとのこと。
使者達は主人公の弁護と警護を行うチームだった。
人を助けて命を落とした主人公は、
「貴人」という大変珍しい身分を与えられ、
裁判も楽に通過できるはずだったが…というあらすじ。

第一章は真面目な主人公とその家族の絆がメインなので、
めちゃ泣けます。
サブの要素は、グレイのロングコートを身に着けた
使者達のアクションと謎めいた過去ですが、
この使者達は元人間で、前世の記憶がありません。
第二章は使者達の話になる予感。
なんだか伊坂 幸太郎さんの書かれた「BLEACH」という感じがする。
(原作は漫画らしい)

エンドロール後に2章の予告があります。
みんなの兄貴、マ・ドンソクさんが出てくるよ!

内容ばれ

母の献身と息子の孝行という非常に馴染のあるテーマ。
この部分を予告でジャンジャン流せば、
日本の動員はもっと増えるのではないかという気がする。
しかしこれ儒教も仏教も全然なじみのない国の人が見たら
どんな感じがするもんだろう。
(ちなみに7日ごとに7回の裁判を受ける故人のために、
現生からエールを送る、というか裁判官に口添えするシステムが
初七日、四十九日などの法要)

お話の運び的に仕方ないとはいえ
便利アイテムがあるのにそれを全然活用せず、
誤った判決を連発するシステムはハリポタ界の裁判を思い出してイラっときます。

第二章は裁判官達を巻き込んだ燃え展開希望。
リーダーとマ・ドンソク兄貴は勿論のこと、
リーダーと後輩君、リーダーと弟くんにも何か因縁がありそう。
そしてリーダーと閻魔大王も、
過去の裁判の時に何かあったんでしょう?そうでしょう?
第二章楽しみです。








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2019/06/07(金)

映画かんそう
「聖なる鹿殺し」 

ヨルゴス・ランティモス監督

中盤くらいまでのあらすじ
外科医の主人公が、手術の失敗で死なせた患者の息子に
罪悪感を持ち何かと援助するが、
やがて外科医の娘と息子の両足が動かなくなり、
拒食症を発症する。
嘆く外科医に、青年は「妻と娘と息子のうちだれか1人を選んで
死なせなければならない。でなければ全員死ぬことになるだろう」
と宣言する。という実に嫌な内容。

荒木先生の漫画にありそう。岸部先生の短編的なやつ。

終盤までばれ


ランティモス監督、優れた作品を撮られるんだけども
私と合わね〜。

娘も息子も妻も、自分以外を犠牲にするように
一生懸命父親にアピールしてくるんですが、
人間のことなにも信用してない人の作る、
地獄の中年ドリという感じでした。
しかも妻も娘も息子も、心は謎の青年のしもべなのです。

あんなにぐるぐる回ったあとで水平に銃が撃てるなんてすごい。






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2019/06/08(土)

色々感想

トーキョー忍スクワッド(ジャンプ掲載)
グローバル化を目指したが治安が悪化して
日本全土がスラム化したカオス的SF世界で、
忍者エージェントが活躍する話の模様。
様々な国の価値観が入り乱れる話のようだから
知識はあればあっただけよさそうだけど、
初回からカタコトの娼婦が惨殺されて、
「アチャー」って顔になりました。

サイバーパンク世界でサムライが活躍する
「サムライ8」があるのに何故あえてぶつける。


金カム(ヤンジャン掲載)
鶴見さん受のカプについて、特に何も考えてなかったのですが
先週分を見て、「勝利解釈なのでは…」という気がしました。


尾形さん、またもや再登場。どこまで引っ張るのか。

ジオウ
予告に何か…タイの寺院みたいなキンキラキンの
めでたいジオウがいたような…。

プリキュア
初連載を目指すお母さんが
SFやファンタジーは受けないから
恋愛もの描いてくれって言われるのは妙に現実的。
でも作画はフルアナログなんだよね。

きのう何食べた?

先週分の話ですが、桃は偽物で
食べているのは水気を拭いた缶詰という話を聞いて、
よくよく見てみたけど分からない。小道具さんってすごいな。

グレーテルのかまど
ジョジョのごま蜜団子がでると教えてもらったので視聴。
最後の段階の、餡を餅で包むのがかなり難しそうと思った。

餅をよく食べる地方の、「ツナと醤油とみりん」という食べ方、
味の想像ができないので一度やってみよう。








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2019/06/09(日)

映画かんそう
「劇場版 コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命」

2018年、日本の映画興行成績上位5位は
1位 ボヘミアン・ラプソディ 約104億
2位 コード・ブルー 約93億
3位 名探偵コナンゼロの執行人 約91億
4位 ジュラシック・ワールド 約80億
5位 スター・ウォーズ最後のジェダイ 約75億
だったのですが、2位のコード・ブルーだけ見てないので見てみました。
今のところ3シーズン続いている人気ドラマシリーズを1回も見てないのですが、
冒頭に一瞬ダイジェストが入るので、人間関係は大体察しました。
あと医療ものなので、瞬間瞬間の対処がドラマのメインで、
キャラクターに依存した話作りではないのも分かりやすさの一因でした。

内容ばれ

頭に包丁が半分くらい刺さったひとや、
腹に鉄パイプが刺さったひとなど、
スリリングな怪我人がどんどん出てきてびびりました。
十分な装備のない状況で、鉄パイプの切断が難しく、
じゃあ人間のほうを切っちゃえ!っていう頓智は
奇術もびっくりのアイディアだったなあ。

しかし日本のドラマ全般に言えることですが、
虐待親に甘くできているのは、やや苦手だなと思いました。
あと重病、ハンディキャップを持った人の恋愛をエンタメにするのは、
そろそろ意識的に減らしていった方がよいのでは。
現実に苦しんでいる人をエンタメ消費する土壌を作っているのでは。

たぶん、設定を知らずに見るという条件では
劇場版相棒とかよりも面白いような気がします。
短いエピソードがたくさん入って飽きない。
2018年の邦画NO1なのも納得です。







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2019/06/10(月)

映画かんそう
「アラジン」

27年前のアニメを実写リメイク。
価値観の刷新のやり方、私は好きです。
ジーニーをウィル・スミスが演じます。
予告段階で散々「青いウィル・スミス」と言われてましたが、
これがなかなか良かった。
アニメのジーニーより人格が若干大人で、
永久の隷属への諦念みたいなものも感じられて
一種の色気がありました。

砂漠の王国で泥棒をして暮らしているアラジンは、
貧しいながらも弱い者の味方だった。
彼は行商に盗みの疑いをかけられている美女を助けるが、
その身なりから、彼女を王女付きの召使だと推理する。
その頃王国の大臣ジャファーは、国を手に入れるべく
伝説の魔法のランプを探していた…というあらすじ。

監督はガイ・リッチー、脚本はベテランのジョン・オーガスト。
私の見る限りではガイ・リッチーっぽさはゼロで、
キレキレの会話とか、お得意の時間スキップ演出とか、
分かりやすさより格好よさを優先した演出とかは無し。
口にダクトテープを貼られて椅子に縛られていたのでは…
と思いましたが、まあガイ・リッチー監督は私の担当ではないので
ファンのひとが見たら違うのかも。
いや、でもリメイクとしてはほぼ完璧でした。

内容ばれ

クラシックなプリンセスにはそれなりの良さがありますが、
21世紀に、本当の恋を求める心優しいプリンセス、
をやる訳にはいかないので、あの改変が最適解だと思います。

あとジーニーですけど、
ジャファーに奪われてからのジーニーに萌えたので、
もしや現在の世界中のNTR属性のひとのうち、
何割かは「アラジン」で目覚めた人なのではないかという疑念を持ちました。

侍女さんと絨毯くんが可愛かった。
絨毯くんはぜひ「Drストレンジ」のマントさんと友達になってほしい。











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2019/06/11(火)

映画かんそう
「名探偵コナン から紅の恋歌」

なぜか見てなかったので鑑賞。
百人一首の団体「皐月会」会長との対談のために
関西へ来た小五郎と行動を共にしていた
蘭とコナンと少年探偵団のメンバーは、
テレビ局爆破騒ぎに巻き込まれる。
そこで由緒ある札を守って負傷した友人の代わりに
「皐月杯」に出場する事になった和葉だが、
優勝最有力候補と言われている女子高生は
平次に思いを寄せており、
和葉に宣戦布告するのだった…というあらすじ。

内容ばれ

今回は平次と和葉さんがメインで、コナンと蘭はアシスト役。
平次ファン待望の関西編。
(たぶん現在コナンジャンルBLの人は大きく分けて
公安の人、キッドの人、平次の人の3派がいると思う)

このシリーズ映画のヒロインはなぜか爆発物を引き寄せて、
主人公に助けられないといけないので、
今回蘭さんはまったく無事でよかったです。







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2019/06/12(水)

映画かんそう
「ブリグズビー・ベア」

この映画は何も知らずに見た方が面白いんですけど、
私も設定を読んで見たくなったので難しいですね。

狭いシェルターで両親と暮らす青年ジェームズは
子供の頃から「ブリグズビー・ベア」というSF番組が好きで、
ファン同士、ネットで意見をやりとりし、
またその内容についての研究も熱心に行ってきた。
(ここからばれ)
しかしある日、警察がシェルターを制圧し、
ジェームズの生活は一変する。
実はジェームズは幼い頃誘拐された子供で、
両親だと思っていた男女は誘拐犯で、
「ブリグズビー・ベア」も誘拐犯が作っていた偽番組で
ネット上のファンダムの意見もすべて
誘拐犯が書きこんだものだった。
25歳のジェームズは実の両親と会うが…という話です。

ここはまだ序盤で、
メインはジェームズが外の世界に適応できるか否かという問題と、
あとジェームズのブリグズビー・ベアへの愛情です。
何しろ彼は他の漫画や映画やゲームを知らず、
彼の世界には「ブリグズビー・ベア」しかいないのです。

同じ監禁ものでも「ルーム」のような地獄展開ではなく、
どこかフワフワした優しい話です。
ジェームズの社会性にあまり問題は見られず、
「ブリグズビー・ベア」が教材として優秀だったんだろうなと思いました。

内容ばれ


きょうだいに、パーティーに連れて行かれるというと
「ヘレディタリー」しか思い浮かばないので、
今すぐ帰るんだって思ってました(笑)。
でもあの親友の人と出会えてよかったね。
しかしアメリカ人はしょっちゅう両親が一緒に出掛けて、
あちこちでパーティーをやっているのか?
そして人の家の寝室で勝手にまぐわうのが
マナー的に推奨されているのか??

刑事さんがとても良かった。
人がなにか夢中になる事に出会うのは
何歳であってもよいものです。









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2019/06/13(木)

読書かんそう
「魔眼の匣の殺人」 今村 昌弘さん

ゾンビ+ミステリーで注目を浴びた「屍人荘の殺人」の2作目。
前作のゾンビパンデミックの影で暗躍していた組織、
斑目機関を追っていた剣崎と葉村は
機関と関わる予言者の存在を知る。
訪れた辺境の村で、橋が燃え落ちることにより
図らずも9人の男女が閉じ込められてしまうが、
これからこの場所で4人の人間が死ぬ事が予言されていて…というあらすじ。

相変わらず剣崎さんと葉村さんはラノベっぽい。
育ちが良くてものすごい美少女で優秀な頭脳を誇る名探偵だが
不幸な過去があり精神的に不安定だがコケティッシュで
葉村さんには積極的にぐいぐい迫る。
葉村さんはギャルゲの主人公キャラクタ的に特徴のない優しい青年。

終盤の種明かしがバラエティに富んでて幕の内弁当のようだった。

オチばれ

葉村さんは1作目で探偵役と死別するという未亡人ワトソン役なので、
この先もずっと明智さんの事を引きずってほしい。
そして明智さんには最終巻あたりで再登場してほしい。

特にクローズドサークルものの不自然な点を
動機で解消するというアイディアは面白かった。
もう1つのドンデン返しは、
最近読んだ別の本のほうが処理が上手かったのでタイミングが悪かった。

しかし回避不能な予言ってめちゃ利用価値あると思うけど
何を目指してるんだ斑目機関。世界平和か。

「屍人荘の殺人」は今年、神木隆之介さん主演で
映画が公開されるようなので楽しみです。








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2019/06/14(金)

ドラマかんそう
「世にも奇妙な物語」19雨の特別編

さかさま少女のためのピアノソナタ
しらず森
永遠のヒーロー
大根侍
人間の種

それとタモさんと強盗殺人犯役佐藤二朗さんの小芝居が入ります。
最近毎回そうなんですが、「大根侍」の途中で
「人間の種」が挿入されて、ラストに「大根侍」の結末があります。
一気にやったら面白かったのに「大根侍」…。
「さかさま少女のためのピアノソナタ」が一番良かったです。
原作は北山猛邦さんの「千年図書館」の中の短編とのこと。

内容ばれ
「さかさま少女のためのピアノソナタ」
才能の限界に悩むピアニスト志望の青年が、
1つでもミスをすると二度とピアノが弾けなくなるという古い楽譜を手に入れる。
その曲の演奏を始めると時間が止まることに青年は気付く。
窓の外を見ると、学友で実力ある演奏者の女子が
投身自殺を図って落下の最中であるのを目撃する。
演奏を終えれば女生徒は死に、
演奏を止めれば自分の手が再起不能の怪我を負うという
選択を迫られた青年がとった方法は…というあらすじ。
ラストが洒落てた…というか、パンチが利いてた。

「しらず森」
別居中の夫妻の息子が行方不明になり、
森の不思議な作用で少女時代の母に会って
それが同窓会で掘りだしたタイムカプセルのメッセージに書かれていて…
という話。うん、まあ…。

「永遠のヒーロー」
職業スーパーヒーローが怪人と戦う世界で、
市民の安全のために日夜頑張る父親が、
連勤の間を縫って帰宅するとそこに家屋はなく娘もおらず…という話。
郷ひろみさんスタイルいいですね。

「人間の種」
結婚を申し込まれて悩んでいるヒロインが、
幸せの種を植えてみると、生えてきたのは亡くなった母親で、
彼女はヒロインの結婚の後押しをするのだが、
実はヒロインは子供時代に、欲しいおもちゃの話をしたために
そのおもちゃを探し回った母親が交通事故で死亡し
それ以来、自分の正直な気持ちを言えなくなっていたのだった、という話。
幸せの種を植えると生えてくるのは、過去に亡くなった大事な人だろうか?
この話では短期間で死亡するが、どう見ても1年草っぽいし
デフォルトでも寿命は短いだろう。
お別れの繰り返しになるけど、それは幸せなんだろうか。
あと素直に欲しいものを言ったらお母さん死んだ…って
そんなトラウマ簡単に克服できそうもないけど
「自分の気持ちを素直に言って」→「分かったわ!」
ってあまりのスピード解決にふいた。

「大根侍」
大根を刀のように扱う武士のような人から因縁をつけられたので、
大根で戦う修行をする女子高生の話。
一気にオチまで見られたらなー。
あとたぶんこのヒロインが「屍人荘の殺人」のヒルコさん役。







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2019/06/15(土)

色々感想

舞妓さんちのまかないさん(サンデー掲載)
今週は、お仕事が忙しすぎて晩ごはんを食べられなかったスーちゃんが、
夜遅くに家に帰ってきて、ちゃんと取り分けてあったごはんを温め直して
食べようとしたらたまたま起きてきたキヨちゃんが
温かいごはんを作ってくれるというお話。

この漫画がスタートしたときに書いたけど、
この漫画を読む男の子には「キヨちゃんみたいなお嫁さんがほしい」
じゃなくて「ごはんはこんな風に人を喜ばせたり元気づけたりするんだな」
って感じてほしい。

昔あったグルメ漫画で、仕事の忙しい嫁が夕食を冷蔵庫に入れて
それをレンジで温め直すようにしていたら、
作りたての温かいご飯が食べたい夫が家に帰ってこなくなったので、
士郎が…じゃなくて主人公が短い時間で作れるおかずを
嫁に伝授してやるという話があったけど、
今思い出すと嫁以外の登場人物を馬につないで
江戸中を引き回したくなりますな。

金カム(ヤンジャン掲載)
あっ尾形じゃなかったよかった。絵、お上手ですね。

ジオウ
デネブ!侑斗!
電王組の良さは、登場人物の大半が人間じゃないから
いつまでもずっと当時と同じままの彼等が見られるという所。

スター☆トゥインクルプリキュア
バケニャーンの正体は実はブルーキャットでした!
という回。えっそれ本当に最初からあった設定…?

さらざんまい(アニメ)
わっすごい悲恋。これはもう二次創作がすごい事になってるだろう。
自己犠牲=ださい、っていうのはエンタメの流れとして正しいと思う。

悪い心を切り離した、って昔あった気がしたんですが、ピッコロ大魔王だわ。

きのう何食べた?
指輪を買ってやると言われた時の内野さんの演技が良すぎて
ケンジさんとお付き合いしたくなった。

いだてん
ここ数週間は女子体育振興の話。
女らしさを決めたのは男だろうから、
男らしさは女に決めさせろという意見(笑)。なるほど。

しかし現在の理想とされる女らしさ
「尽くすのが好きで繊細で子供が好きで貞淑で無知で未熟」
を決めたのは本当、誰なんでしょうね。BLの受にもちゃんと反映されてるしな。







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2019/06/16(日)

映画かんそう
「海獣の子供」

五十嵐大介さんの漫画をアニメ化。
監督は渡辺歩さん。ドラえもんで実績を積まれたかたのようです。
音楽は久石譲さん、主題歌は米津玄師さん。

女子中学生の主人公が、ハンドボール部への参加を禁じられ、
夏休みの時間を持て余して、父の勤務先の水族館へ行く。
そこで出会った不思議な少年「海」はジュゴンに育てられたという不思議な子で、
兄の「空」と共に研究検査されていた。
主人公が兄弟2人と過ごす不思議な夏の時間の話。

陰影を描線で表現している複雑で繊細な絵柄と、
説明なしに隠喩を多用して進んでいくお話の原作漫画を
よくアニメ化しようと思ったなあと驚きました。
色彩とか、まさにこれ!という色で、あと音が付くのがやはり大きいですね。
目が印象的で、キャラクターの見ている物が目に映るシーンが何回かありましたが
どれも綺麗でした。
水族館の過去シーンはスクリーンで見るべきって思いました。

考えるより感じる、あらすじより空気感、な映画なので、
美術系のかた、夏と海と海洋生物の好きな人との相性は良いけど、
SF要素、スピリチュアル要素が苦手なひととはたぶん合わない。
よほどの個性派でないかぎりお子様向けでもないです。

内容ばれ

瑠花と海と空に絞ってあって、他のキャラクターのエゴはカット、
海洋にまつわる不思議なエピソードもカット、
グロいエピソードやイメージもカット、随分分かり易くなってるように思う。
祭りのシーンは、作画コストの関係だと思うけど、
あの宇宙感バリバリの表現より、原作通りの海!魚!水!海洋生物!
っていう、あれを見たかったのでちょっとだけ残念。
瑠花のお父さんがなぜか少し上げられて、お母さんが下げられていた。
理由は分からない。

EDは、椅子、うん分かるんだけど、
気が散るのでせめてパカパカするのやめてほしかった。
主題歌の使い方は意外に控えめでした。劇中3回くらいは流れるかと。


エンドロール終了後にわりと大事なシーンがあるので注意。

主題歌 米津玄師さん「海の幽霊」
https://www.youtube.com/watch?v=1s84rIhPuhk

最近の劇場オリジナルアニメは予告でいい音楽をガーンと鳴らして
お客を呼びこむのがマストみたいなところあるよなーと思いました。
新海誠監督「天気の子」RADWIMPSと、米津玄師さんと、
あと湯浅政明監督「きみと、波にのれたら」のジェネレーションズ。






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2019/06/17(月)

映画かんそう
「メン・イン・ブラック インターナショナル」

子供の頃にMIB捜査官を目撃し、記憶消去を免れた女性が、
どうしてもMIBに就職したくてあらゆる手を尽くし
強引に受けた面接をパスし、念願かなって
見習いとしてロンドン支局で仕事をするという話。
先輩エージェントHをクリス・ヘムズワース、
新人エージェントMをテッサ・トンプソンが演じます。
マイティ・ソーシリーズでも、
型破りな王と飲んだくれのヴァルキュリーを演じた2人ですが、
今回の映画で再タッグを組んでチャラ男と新人女子コンビを演じます。

脚本は「アイアンマン」のアート・マーカム&マット・ホロウェイ。
なるほど、という感じ。
クリス・ヘムズワースの上司がリーアム・ニーソンなんですが、
マイティ・ソーの上司がマスター クワイ=ガンとか面白すぎる。
嫉妬した同僚に、特別な関係じゃないかとか皮肉られて、
なにこれウヒャヒャヒャって心の中で笑ってました。
2人とも身長190代で、並んで立つと巨神兵です。

素行不良な男の先輩と真面目な女子のコンビですけど、
口だけ達者で無能な女子がキャーキャー足を引っ張って、
実力派の先輩にメロメロという、カビの生えたパターンには行かずに
エージェントMがめっちゃ優秀で度胸もある子なので
そこはストレスなく見られました。

結末までばれ

エージェントHのトンカチねたと(あとスティーヴも?)、
ハイTの宇宙が導いてくれるという口癖は
パロディなのかなと思いました。

裏切者のミスディレクションのために
Hのキャラクターがよく分からない人になっちゃった感はあります。
あとヴァンガスが何の説明もなくブツをMに渡して
結局どうしたかったのかというのと、
ツインズがヴァンガスを処刑しようとしてたのが謎なんですが
必要な説明を切ってしまったのかな?

Mが子供の頃に出会った凶悪な宇宙生物は
もっとラストの大きなネタにするのかと思ったけど
案外あっさりしてた。








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2019/06/18(火)

鳥ハムの作り方

鶏胸肉かモモ肉を1枚か2枚、塩まみれにしてジップロックに入れ、
ごま油・お酒・味の素・胡椒・みりん・豆板醤
(味噌とかバターとか練りごまを入れても面白いと思う)を
好きなだけ入れて、
ゆでる時に中に湯が入らないよう口を何重か折り返して
凧糸とかで縛り冷蔵庫で1日か2日ほど漬けておく。
(冷蔵庫の中で時々引っくり返す)
あとは80度くらいの湯で1時間ほどゆでる。
(鍋の中でも時々引っくり返す)

ゆで上がった物は適当に輪切りにして、
煮込み料理に入れてもいいし、
裂いてサラダに入れてもいいし、冷凍もできる。
この時ジップロックの中に鳥のエキスが100CC〜200CCほど出ているが、
これをカレーやスープに使うと最高うまい。
私は麻婆豆腐に使うのが好き。
このエキスを抽出するためにジップロックに入れています。
ジップロックでなくてもいいですが、耐熱温度を確認しないと溶けます。

丁寧な人はゆでる前に塩抜きをするらしい。でも私はしない
市販のサラダチキンより自分好みの味にできるからおいしい。
材料費が5倍くらいかかるけど。



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2019/06/19(水)

映画かんそう
「カンフー・ヨガ」

中国インド合作映画。
古き良き昭和っぽい冒険コメディものです。主演はジャッキー・チェン。
ユーモラスなシーンがたっぷりあるので
昔っぽい映画の好きなかたや、
小さなお子さんのいらっしゃるご家族向き。
最近の先鋭的な映画やドラマを見慣れた大人が鑑賞すると、
ちょっとポカーンとするかもしれない。

千数百年前にマガダ国から唐への献上品と共に行方知れずになった
唐の使節団とマガダ国軍を探すことになったジャッキー一団と、
その財宝を突け狙う一団の、アクションありアクロバットありの
インディージョーンズです。

主人公は教授なのですが、もちろんジャッキーなので
作品内最強人物です。
最近アクション映画の主人公が教授って増えてきたなー。
アクション映画の教授は「not脳筋」くらいの意味ですが。

ラストばれ

最終的に敵とも和解して、そのまま全員で踊り始めます。
「!!??」という感じ。インド映画リスペクトという事でしょうか。
わりと呆然としているうちに映画は終わります。

余談
ジャッキーと言えば昔から筋金入りの親中派ですが、
今回の香港デモの件でも案の定炎上してました。
(YOSHIKIさんまで延焼してた)
(仲のいい人がちょっと注意してあげたらよかったのに…)

香港は7人に1人が参加するほどの大規模デモで、
私としては持ちこたえてほしいんですが、
(下手するともう香港に行けないし、台湾も今後どうなるか分からない)
ジャッキーはともかくとして、映画産業に携わる多くのセレブが
東西問わず口を閉ざしているのは
中国資本力のすごさを思い知りましたね。いや皮肉でなく。





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2019/06/20(木)

ドラマかんそう
「グッド・オーメンズ」1〜3話(全6話)

テリー・プラチェットとニール・ゲイマン共著の
同名小説を原作としたBBCドラマ。
脚本はニール・ゲイマン。
アマゾンプライムビデオでのみ視聴可能。

洋画勢の間で現在話題沸騰中で、
話数も少ないのでサッと見てみました。
まあ面白いだろうなとは思ってましたが、やっぱり面白かったですね!

いよいよハルマゲドンの気配が濃厚になってきた現代が舞台なんですが、
天使のアジラフェルと悪魔のクロウリーは、人間社会にあまりに馴染みすぎて
壊すのが惜しくなり、結託してハルマゲドンを阻止しようとするお話です。
地獄からもたらされた反キリストの赤子を、
アメリカ外交官の赤子とすり替えるのですが
思ったより「オーメン」要素があって笑ってしまいました。

ところでこのアジラフェルとクロウリー、
それこそアダムとイブの時代からの友人同士で、
第3話は、この2人が6千年間
どういう風に親交を深めたかに時間が割かれるわけですが。
6話しかないのに30分もかけて!ゲイマン先生ありがとうございます!

天使なのに美食家で、善良だけども誘惑に弱いアジラフェルと、
悪魔なのに面白さのために人間のハッピーにも加担してしまう、センス抜群のクロウリー、
彼等は何千年も付かず離れず、出会ったり別れたりを繰り返します。

内容ばれ

クロウリーの性格が魅力的で、さすが悪魔だなーって思います。
魅力的っていうのは、強引かつ煽情的、ということではなく、
自由で、明るいんだけど、ちょっとだけ健気でいじらしい、
ああいう感じなんですよね結局。これは誰でも落ちる!
クロウリーの悪魔的な部分を表現するのに
普通なら部下や人間に対して酷い事をするシーンが使われますが、
植物に対してモラルハランスメントを行っていたのに
制作側の繊細さを感じました(笑)。
ノアの方舟のエピソードで、
「子供も殺す気か?悪魔がやることだ」って言ってたクロウリーが好きです。
アジラフェルは天使なのに、すごくずるい!
善良さの残酷さを描くための性格設定だと思いますが
自分の手が血で汚れずに済むからクロウリーに子供を殺したら?
って促すところ、えええー!って…なりました。
顔がかわいいからって…天使…。

あとは、火炙りにされる時、火薬と釘を自分に仕掛けて人間釘爆弾となり
刑吏と村民を爆殺した魔女、好きです。頭いいー!
でもちょっと予言が電気製品に偏ってませんか…?(笑)

英国っぽい、というかニール・ゲイマンっぽい、
強めのブラックジョーク、きつめの皮肉満載で、
わりと神のこと茶化しまくりなので、
宗教を笑うのが許せないひとはご覧にならないほうがよいでしょう。









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2019/06/21(金)

映画かんそう
「コンフィデンシャル 共助」

アメリカドルの精巧な偽札を印刷できる原版を持って逃亡した男を捕えるために
北朝鮮から渡ってきた若い刑事と、
韓国のどこか頼りない中年の刑事が、
コンビを組んで事件解決にあたるという内容。
北朝鮮の刑事は犯人に妻を殺されており、
韓国の刑事を出し抜いてでも復讐しようと目論んでいますが、
韓国の刑事も上司から相手を監視しろという密命を受けて見張っています。

資本主義国の熱血男と、
共産圏のクール男がコンビを組んで…というパターンの映画は何作かありますが、
国民全員貧乏のくせにとか、
そっちの格差社会よりも全員貧しい方がいいとか、
総統様はヨットに夢中だなとか、
結構ズバズバ言い合うシーンがあったりして、
この映画は一歩踏み込んでいるというか、
あ、これ言っちゃっていいんだ…って思いました。

起承転結はオーソドックス。
アクションシーンはなかなか良いです。

内容ばれ
北朝鮮の刑事が、韓国の事を南朝鮮って言っていて
そういえばそうだった…と思い出したりした。
言葉は同じだけど、料理は違ったりするんだな。
あと北朝鮮も韓国も年長者を立てる習慣は日本より強そうだ。

韓国の刑事が薄給、薄給言われていて
日本円でいくらなんだろうって計算したら
手取り年収約280万円の月収約23万円だった。
絶妙な薄給具合…。
しかしそれで女3人を養って、義理の妹の学費まで出せるというのは、
なんだろう、食費か、家賃か、学費か、どれかが安いんだな。

どうでもいいけど敵の人は北朝鮮の刑事のこと好きだと思う。
殺しておけばよかったと言ったり仲間になれと言ったり。
それと北朝鮮にはコーラがないんだな。
(いや、コーラ以外にも色々ないものはあるだろうけど)

エンドロール中にホンワカ後日談あり。






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2019/06/22(土)

色々感想

アクタージュ(ジャンプ掲載)
演出家(兼作者)が女性だったのは驚き。
いやしかし軽く標高2千はありそうだけど、
その装備で登ったらアカンよ…。

鬼滅(ジャンプ掲載)
自分は命を捨てる話をしているのに、
カナヲさんの視力の心配をするなんて、優しい…。
でももう復活は絶望的だな。残念。

ソーマが完結。あれでもそこで?という終わり方だった。
あとキン肉マンの読み切りがありました。

BIRDMEN(サンデー掲載)
お腹の中の子供の能力が強すぎて(?)
母親の自我が失せてしまい、
子宮の中から母親の体をコントロールしてるって
エグイ設定だなあ…好き!
(田辺先生は女性)
いよいよ本格的に淘汰の話になりそう。

さらざんまい
この先起こり得る悲劇をダイジェストでやったあとに
エンディングで少年院パートを流してから
満を持してのOPというジェットスピード展開よかったです。
あれ、現実の出来事だよね?誰かの空想じゃないよね?
そして、れおまぶはどういう存在になったの一体。

いだてん
震災回。びっくりした。
主人公は訛りがあるので日本人じゃないな!?って疑われたりして。
どういうシーンか分からない視聴者も何割かはいただろうけど。
「あまちゃん」の時は
リアルタイム描写は一切なしという思い切った表現だったけど、
今回は真正面だった

それと、ああ、なるほどそこに繋がるのか!っていう。



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2019/06/23(日)

「X-MEN ダーク・フェニックス」

製作のフォックス社がディズニーに買収されたので、
長く続いたX−MENシリーズも今回で一旦終了。
(この先はMCUに合流するのではないかと噂されています)
製作に携わっていたブライアン・シンガーさんが色々な事情により
離脱したため、サイモン・キンバーグさんが監督脚本をされました。
(ファイナル ディシジョンやフューチャー&パストの脚本をされた方)
(今回初監督)

アポカリプスから10年、X-MENの活動により
ミュータントの地位は向上し、人々に受け入れられるようになっていた。
異常なフレアで危機に陥った宇宙船から乗組員を救出するミッションで、
フレアを浴びたジーンの能力が不安定になる。
そして同時に彼女は、失っていた恐ろしい記憶を取り戻し…というあらすじ。
ダークフェニックスのお話は3で一度やって、評価が良くなかったのですが
過去改変物語があってリセットされたうえで、今回は雪辱戦になります。

ジマーの音楽が良かったです。
あと能力バトルがXMFCと並ぶほど良かった。
能力バトルは格闘とはまたちょっと違って場所選びや相手の能力との相性があるんですが
X−MEN過去作品は、「えっ飛べるキャラクターをその場所で使う!?」
「遠隔攻撃できるのにそういう戦い方!?」みたいなのが多かった。
でも今回は最適な場所ですごく格好いい戦いが展開してワクワクしました。

内容ばれ

マグニートーのバトルがピカイチ良かった。
金属を飛ばして遠隔攻撃、盾にして防御、デカイ物を落とす、潰す、
彼の能力はそもそもがチートですけど、今回は手足の延長のように使用して
接近戦で無双するのがプラスされて本当に格好良かった!

あとヘルメットが大破して、
ほぼ私服のマイケルファスベンダー状態になったので、
トンチキヘルメットとお衣装に毎回ぐぬぬしていた私はとうとう報われました。
というかヘルメット、爆散するために持ち出したような感じなので、
キンバーグさんもヘルメット嫌いだったのかな?と思いました。

愚痴!色々ばれ!(けなしています)

ケブラー製じゃないのかよ!いまのスーツはファッション性を重視した麻かシルクとかかよ!
それとも柵がアダマンチウム製なのかよ!
私は彼女がX−MENを正しい方向に導いてくれると考えていたので、
これは本当に絶許ですよ。彼女の判断ならまだしも、あんな不本意な。

あと今回チャールズの扱いがひどい。
予告の段階からデッドリージェネシスを混ぜるんだろうなと思ってましたが、
案の定バチボコです。
人の役に立たなければ排斥されるという考えは、彼の怯えであり、
(ミュータントがマイノリティーの暗喩である以上、あまり感心しませんが)
一概に間違っているとも、ましてや悪であるとは言えない。
ジーンの過去を隠蔽したのもやはり微妙なところだけど、悪ではない。
でも現場のレイヴンの指揮を否定して無理な指示を強引に出したこと、
あの表彰式で1人で栄誉を独り占めしているような描写と、
人の批判を聞かない描写、酒に逃げる描写で、ぐぐっと悪寄りになってる。
この映画が初見の人にチャールズがどう映るか非常に不安です。
表彰式で陰りのある表情、仲間の献身をアピールするセリフ、
薄っぺらく聞こえる弔辞ではなく泣き崩れて物も言えないようなシーンがあれば
また違ったと思いますが、完結編でなぜそこまでチャールズを下げないといけないのか?

エリックに関しては、とうとうテロ行為はやめて
集落を作って隠れ住んでいるような様子に一安心したんですが、
ジーンとの会話で、大切な人を失い復讐のために人を殺したが
少しも楽にはならなかった、的なことを彼が言って、
えっそれは前作の、過失でエリックの家族を殺してしまった人と、
殺害に関与していない周りにいた人を激情のままに殺して、
あと職場の工場の人間、誰が密告したか分からないから全員殺した件も含まれる…?
えっ彼らにも配偶者や子供や友人がいて取り返しのつかない事をしてしまった…ではなくて
自分の気持ちが良いか悪いかなの…?えっ?ってワナワナしました。
脚本の人の、過去作品の把握の雑さに…。
そもそもあの件なぜ、刑事責任が問われてないの…?なんでなんで?
別に操られてやった訳ではなかったですよね。
あと復讐のむなしさを語ったあとでジーンを復讐のために殺そうとするのは、分裂してない?

いや、今回の地下鉄ゴゴゴも死者…かまあ運が良ければ重傷者が何人も出てるのではないか?
人間の間でどのように恐怖と排斥が広まっているかは恐くてちょっと考えられません。
前作でもそういえば同じ事を思った。
このシリーズ、ミュータント以外の人間がいるようでいない。必要な時だけいる、みたいな感じ。

あと大好きな先生を殺した人の名前が付いた学校に通うのはなかなか地獄だと思う。

色々ありすぎたのでラストシーンが心に入って来なかった。
エリックが自分の行動について言葉にしてきちんと説明しており、
うん…よかったね…とは思いました。

や、でも人は間違うし、それを許しやり直せるのは美しい、
X−MENはそういうシリーズだったようにも思います。
でも許されるからこそ忘却してしまい、同じ間違いを何度も繰り返す、
そういう負の面もあるとも思う…。

長く親しんだシリーズでした。
関わった製作や役者の方、ありがとうございました。





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2019/06/24(月)

大阪は心斎橋に「ブルンネン」というフルーツパフェ専門店があって、
ひそかな有名店だったのですが、
所謂こだわりの強い店主で、写真撮影禁止、
1人客禁止、騒がしい私語禁止、
客側からの問いかけは何であっても禁止、
破ると怒鳴られるというローカルルールがあり、
通常なら自然の摂理で潰れそうなものですけど、
面白い事にパフェが、それはもうおいしかったらしく
40年越えの老舗でした。
私もいつか行ってみようと思ってたんですが、
誰を誘っても「それはちょっと(笑)」という返事で、
行くことが叶わず(1人客禁止なので)
先日調べたらいつの間にか閉店していて、
最後まで行けないまま終わったのでした。

まあおいしくて感じのいいフルーツパフェの店はいっぱいあるので、
別にいいと言えばいいんですけどね。
関係ありませんが先月今月に食べたパフェです。











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2019/06/25(火)

ドラマかんそう
「グッド・オーメンズ」 4〜6話(全6話)

6千年を地上で暮らした天使と悪魔が、
この世界に愛着を持ってしまったが為に
ハルマゲドンを何とか阻止しようとしつつ
自分達の友情にも気持ちが揺れる、ビターなコメディです。
かわいくて、キュっと小さく収まって、とっても楽しいドラマでした。
信心深い人はご覧にならない方が良いですが、
(罪深い作品を配信停止するよう求める署名が2万人分届いたそうです)
(アマプラではなくネトフリに…ネトフリは「分かりました!」ってコメントしたらしい)
私とカップリングの好みが近い方にはおすすめ。

登場人物がどんどん集結してわくわくしました。
あとオープニングが混沌としていて好きだなと毎回思っていましたが
話数が進むと細部が理解できるようになっていくのも良かった。
終末の四騎士、出番は少ないがキャラクターが濃かった。
でも紅茶を飲むんですよね(笑)。

オチばれ
結局人間のほうが正しい行いをして悪を祓うというのは
皮肉だけどすごく力強くて好ましかった。
アジラフェルが躊躇なく子供を殺そうとしたけど、
SMインチキ霊媒師おばさんはそれを止めたし、
女児は恐れなく四騎士を倒すし、
(「性差別は見過ごさないわよ」のとこ格好良すぎて震えた)
負け組ナードくんは第三次世界大戦を阻止する。

アジラフェルとクロウリーが何をしてたかって、
おもに痴情がもつれていたような印象。
まさか公式で「一緒に逃げよう」発言が出るとはね!

「逃げるなんてばかげてる」
「友達じゃない」
「君なんか好きでもない」
「同士なんかじゃない」
思わず歯を食いしばってしまう2人の決別シーン、
アジラフェルはクロウリーを4回否定しましたけど、
3回だったら聖書になぞらえて…って一瞬思いましたが
作品の性質上、なぞらえるわけがなかった。

ラストのトンチも、本当好きです。




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2019/06/26(水)

インスタ映えで有名なお寺に行きました。
インスタグラムをやっていなくても、
写真は何かしらでご覧になっていると思います。
これ、ご存じの方もいらっしゃるでしょうけど、
この写真(1枚目)の撮れる場所は非常に限られています。
その限定された場所を譲り合って素早く写真を撮ります。
あの、あれに非常に似てます。アンコールワットの蓮池に
宮殿が映っているように見える位置。
あの池も実はとても小さくて、
あの写真が取れる位置は1点しかない。

でも肉眼で全体を見ても勿論美しいんですけどね。
このお寺は紅葉のほうがすごいらしいですが
伝え聞く混雑が恐ろしくて行った事がありません。
新緑はとても綺麗でした。







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2019/06/27(木)

映画かんそう
「ハウス・ジャック・ビルト」R−18

ラース・フォン・トリアー監督

殺人鬼ジャックが
過去に殺した女たちの話を老人に語る話。
小動物への虐待、子供、女の残酷な殺害、
死体の激しい損壊、冒涜、様々な要素を含みます。
あとウルトラギャラクティカマグナムミソジニー映画なのでご注意。
(昔はちょっとは隠してあったけど最近はもう丸出し)
(男性の被害者に知性はあるが、女性は全員足りない風に撮られている)
(あと女性の犯罪被害について超理論が展開する)

実際のシリアルキラーの詳細な回顧録よりも
この架空の映画のほうがリアルで刺激的かもしれない。
それは単にシリアルキラーは表現の天才じゃないって事なんだけども。
しかしこの作品の核はグロ描写じゃなくて、
この世あると言われている愛とか善とか、それらは存在しなくて、
便宜上善良な人といわれているあれは実は単なるバカで、
この世はバカと、多くの性悪なバカと、
少数の性悪な利巧しかいない最悪の場所だから、
みんな全てを憎め、さっさと殺すか死ぬかしろ、
ワシのこの苛立ちと絶望を、類まれなこの才能で共感させてやる、という
メッセージ性、圧力だと思う。

さすがに監督もお年なので、若干支配力は衰えてきて、
それを残虐性で補おうとしている風に感じられた。

内容ばれ

鈍ったのか?って思ったのは、
例えば狩猟のエピソードからスッと切れ味鋭いラストにつなげていれば、
世界中の影響されやすいイキったひとが複数
ジャックなりきりで女を殺すほどの強い影響力があったと思うけど、
エピローグがかつてないほど無駄冗長グダグダで、
いい具合に気が抜けたラストで大丈夫そうだし、
あと老人への告白っていう形式は前作でも使ったし、
(わざとかもだけど)
肝心のジャックの家は、初見なら感嘆しただろうけど、
もう類似品をドラマ版「ハンニバル」で見てるからな…
美術ではあっちに軍配が上がるし…とか色々。
(あとブレイクもグールドもレクター博士のシリーズに出てくるね)

でも潔癖症コントとか、
コントの音楽に凡人はユーモラスな曲を合わせて過剰にしてしまうところを
打楽器のみにするという渋いセンス、
死体写真アートにコメディ要素を取り入れたって自分で悦に入るジャック、
果実まるごとすりおろし国道、
きちんと分類されている獲物の鳥瞰、
あのあたりの尖り具合はさすがだなって感じでした。

帰ってから「ダンテの小舟」と間違い探しをしたけど
川の男性のハンサム平均値がさりげなく上がっていた気がする(笑)
あとダンテが影響を受けた詩人だから「神曲」に出ただけで、
別にウェルギリウスは地獄の案内人を仕事にしている訳じゃないよ…。
迷惑よ…。
(あっでも中の人が「ベルリン・天使の詩」で天使を演じたから、
それも重ねているという説をネットで読みました。なるほど)
(ブルーノ・ガンツ氏はこの映画のあと3本ほど撮って、亡くなられたようです)




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2019/06/28(金)

映画かんそう
「ザ・ファブル」

南勝久さんの同名漫画を映画化。

裏界隈で伝説とされる「ファブル」という殺し屋がいた。
彼は殺しの天才で、あらゆる武器を使いこなし、
あるいはあらゆるものを凶器に変えて
6秒で仕事を終えるという噂だった。
ある日、ファブルは彼を育てた師から
1年間の休業を言い渡される。
彼は与えられたインコと、仕事仲間の女性と共に
大阪へと向かうのだった、というあらすじ。

岡田准一さんの格闘が好きなので見に行った。
残念ながら今回は突きや蹴りよりはガンファイト中心だったが、
福士蒼汰さんとの一騎打ちはダンスみたいに綺麗だったので
チケット代の元は取れた。

ファブルは殺しの天才だけど、
常識には疎く、それこそ普通の食事の仕方も知らない。
なので周囲の人から1つ1つ学んでいくんですけど、
その部分がいい具合にコメディになってます。

ただし邦画なので、男性に性加害を受けそうになって
助けられる若い女性とか、そういう要素があります(脱がない範囲で)。
あと虫が苦手なひと注意。

内容ばれ

射撃に必要な筋肉と、
アナログ絵を描くのに必要な筋肉は同じらしいので、
たぶんファブルはすごい勢いで画力が上がると思う。
あと、人物の顔がちゃんと描けてるし、
絵の大きさも位置も適切なので、
精神状態もとても健康そう。

しかしボス、1年間すごして普通になれたらいいけど
なれなかったら殺すってどうして!?
自分でそういう風に育てたのに!
原作ではそこのところが描かれるのかな?

エンドロール後に1シーンあります。





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2019/06/29(土)

色々感想

Dr.STONE(ジャンプ掲載)
美容科学回、ちょっとは分かります。
化粧品のラメって雲母か、合成の金雲母なんですね。
最近は酸化チタンのこともあるとか。
勉強になる。

チェンソーマン(ジャンプ掲載)
ちょっと「来る」のラストバトルっぽい。
マキマさんの技、すごいえぐいですね…。

鬼滅(ジャンプ掲載)
ハナヲさん、しのぶさん、カナエさんの物語に一旦決着。
美しい話だったなあ…。

呪術廻戦(ジャンプ掲載)
クラスの気になる子を聞かれた主人公が
あまり容姿の良くない子の名前を挙げて、
なんで?って聞かて
「字とか食べ方が綺麗だから」って答えで、
ん?男性作家っぽくない感性だなって思って
初めて作者さんの性別を検索したら、もう随分前に
女性説と根拠が出てた。3周くらい遅かった。

大バトルが終わったら突然野球回になったり
恋バナ回になってホワホワするのは結構好きです。


ジオウ
やっぱり究極フォーム、タイの寺院みたい…。
おもちゃは売れるんだろうな。男児は結局は強いのが好きだもんな。
ディケイドの遺影フォームも売れたらしいからなあ。

いだてん
一部完。ここでラストなのでは?
っていうくらいの盛り上がりでした。
未来にいる筈のビートたけしがスタジアムに居たり、
落語パートとスポーツパートが交錯したり、
よいところがいっぱいあったけど、
幾江(大竹しのぶ)がやっぱりぐっときたなあ…。
韋駄天が、釈迦のためにおいしいものを集めて回ったの、知らなかった。
というか「御馳走」の語源か!親しみわくな!

きのう何食べた?(ドラマ)
やっぱり漫画のキャラクターだと気にならないのに
生身の人間が言うとイラッとする!ジルベール!お前の事だ!

あと、親にゲイばれしたとき、親は驚いたし自責の念を持ったと思うけど、
でも現在の自分達が幸せであると見せたいって
シロさんが涙ながらに語るっていうのは、
ちょっとこの漫画の雰囲気とは違うと私は思うけど
原作者さんが納得してるならまあいいか。

紅茶のアイスクリーム、作った事ないけどおいしそうだな…。
コンデンスミルクの1チューブって、
400〜500カロリーくらいってことでいいかな。

ところでシロさんのお父さん役の方が替わられてたの
全然気付きませんでした…。

聖おにいさん(ドラマ)
あ、コント風にやるのか!なるほど。
ちょっとあの、あれみたいですね「セトウツミ」。







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2019/06/30(日)

映画かんそう
「スパイダーマン ファー・フロム・ホーム」

リブートしたスパイダーマンの2作目、MCUとしては23作品目、
フェイズ3のラストの作品です。
前作「アベンジャーズ エンド・ゲーム」で起こった出来事の影響の濃い内容で、
見てないとちょっと分かりにくいです。
ぶっちゃけると死亡者が複数出ているので、ねたばれになります。
フェイズ3の長い長いエピローグであるのと同時に、
フェイズ4の長い長いプロローグのようでもあります。

半数の人口を失い、ヒーロー達によって取り戻された世界で、
人々は混乱しながらも生きていた。
高校生のピーターは学校の企画でイタリア旅行に来ていたが、
ニック・フューリーが彼の前に現れ、
正体不明の敵が現れたので、対処するように命じる。
夏休みを楽しみたいピーターは、反対するのだが
否応なしに事件に巻き込まれて…というあらすじ。

面白かったです。
サノスでインフレを極めた敵の強さをどうするのかと思っていたら
すごく巧い設定で、一旦リセットしてきた。
前作も巧かったけど、このシリーズはヴィランの設定がともかく巧い。
それと人の描き方が丁寧で、展開の都合上の不自然な発言や行動をする人がいない。
世界の孫、トム・ホランドくん演じるピーターは相変わらず細くて幼くて優しい良い子なのですが、
前作の出来事で深く傷ついており、そんな彼が少しずつ自分の足で立ち上がり歩き始める様子を、
全世界の心の祖父母たちが固唾を飲んで見守ります。

ねたばれ、エンドゲームばれ、祖母の感想

世界の人口が半分になって、5年後に元に戻りましたが、
めでたしめでたしとはならずに、作中でもあったように、
消滅したと見せかけて別の男と逃げた奥さんとか、
同級生は卒業しちゃって、同じ学期をやり直す学生とか、
様々なドラマがあったと思います。
たぶん生き返ったはいいものの、恋人や配偶者や職や住居はすでになく、
立ち直れなくて死を選んだ人がそれはもう大勢出たと思いますが
さすがにそこまでは描かれなかった。

なので何とか元気に、旅行でテンションを上げている子たちがかわいかった。
好きな子と隣の席になりたい、二股プラグで同じ映画を見たい、
2人っきりになってプレゼント渡したい…なんてキラキラした…ピュアな願望。
そこにやってくる眼帯ハゲ!帰れ!

今作は前作よりもピーターの怪我が酷いんですが、
傷んだ桃みたいで見ちゃいられませんでした。うちの孫になにをする。
だいたい16歳に世界を守らせようとしないでいただきたい。
あの大量破壊兵器の継承も、せめて成人するまで待って頂きたい。
バスのシーン、先生が機転を利かせて下の様子を見に行ったから脱出できたけど、
脱出してなかったらあそこで全員死んでいたので!
ピーターの心も壊れていたので!そこのところシールドはよく考えてほしい。
ピーターが成長して強くなるのは喜ばしいけど、
あの最後のヴィランの企みを看破した表情、これまでのピーターの顔とは違っていて、
無条件で人を信じていた彼はもう失われたんだなと思うと悲しくもあった。
彼に、アベンジャーズのヒーロー達のようになってほしいかというと、私はそうでもない。

ピーターのトラウマが大きくて、沈みがちなお話が
それでもトータルすると明るくなっていたのは、
MJとネッドとメイおばさんと先生とハッピーのおかげだと思う。
特にハッピー。トニーの残した子たち全員のお父さんをやろうとしているのかな。
スーツをカスタムしているピーターを見ている目が良かった。
感覚的に設備を使いこなしている様子に、トニーを見たんだろうな。
突然恋の告白とかして高校生たちに「今そういう流れだった?」「何言ってんの?」
って目で見られてるのかわいい。
何よりキャップリスペクトありがとう!(その盾、たぶんヴィブラニウム製のより重いんじゃ…)
美しすぎるメイおばさん、今回は魔性すぎるメイおばさんだった…。
2人の仲を怪しんでいるピーター、最高にかわいいかよ。

私たちはアベンジャーズのヒーロー達がどれほど苦悩して様々なものを失ったかを
4〜50時間かけて見てきたので、ふつふつと怒りのわくヴィランでしたね今回…。
でもちょっとメタ的でもあり、1人では成立しない、チームによる存在って面白い設定でした。
なかのひと、いつも瞳にハイライトのない猟奇殺人鬼の目なんですけど、
あの親身に相談に乗っているのに何となく温かみを感じられない演技って
計算してできるものなんだろうか。
というかトニーを恨んでいるヴィラン、あと998人はいるな。

余談
予告段階で、ナターシャに対する言及一切なしだったらどうしようって
ずっとグチグチ言ってましたが、ちゃんとヒーローとして悼んでくれていて本当によかったです。
(キャプテン・アメリカに対する言及がなかったら腹にダイナマイトを巻いて劇場に立て籠りました)
(というか、世間的にはキャップは死んだことになっているのか???)
(ソーとストレンジ、キャプマの名が出ましたが、ハルクと新キャップの名が出ないのはなぜ?)

エンドロール後に2シーンあります。(どうなっちゃうのー!?)




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