3月日記

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2019/03/01(金)

読書かんそう
「とびらをあけるメアリー・ポピンズ」
P.L.トラヴァース

メアリー・ポピンズ3回目の来訪。
相変わらず物語最強で、相変わらず自分が大好きで、
相変わらず子供に厳しくて嬉しい限りです。
「か、勘違いするなよ。お前を助けに来たわけじゃない」
っていうデレがぜんぜんない!すばらしい!
時系列的にはこの3巻が最終巻のようです。
(次の4巻は過去編)

内容ばれ
前回は凧で今回は花火。
前回は体温計で子供たちの行いをチェックしたメアリーですが
今回は巻尺でした。

結局彼女が何だったのか、
まったく明かされないまま終わるのも大変いいなあと思います。
長期連載漫画だったら絶対に、メアリーは異世界の身分の高い人で
ピンチに陥った彼女のために子供たちが頑張る話がありますよね。

このシリーズのお話は、
メアリーの知人の不思議な人に会うパターンと、
不思議な世界に入るパターン、
メアリーが不思議な物語を教えてくれるパターン、
主に3つに分かれる気がします。
どれも発想が風変わりで印象的なんですよね。
木製の女の人とか、全身にピンを刺した人とか
高熱の時に見る夢みたい。
(というかヘル・レイザーですね?顔には刺してなかったけど…)
あとやっぱり時々出てくる食べ物がおいしそうです。
クランペット売りが鐘を鳴らしながら路上を回ってるのかー。
現在の英国のクランペット売りの話は聞いたことがないので
廃れてしまったのでしょうか…。
ちなみに日本の紅茶専門店でクランペットは食べた事があります。
重くて腹もちがよかった。
あとハーディーガーディーが出てきて、知ってる!ってなったり。
作中に知ってるものが多いのは、
大人になって海外の児童文学作品を初めて読む、
数少ない利点の1つだと思います。
メイドさんが枯草熱にかかっていて、
なんだろうと思ったら花粉症の事でした。
( スタニスワフ・レムが「枯草熱」という作品を書いているが未読)
1943年の英国ではすでに花粉症が一般的だったけど
その頃日本には、花粉症という言葉はなかったんですね。
枯草熱という響きのほうが格好いいけど、枯草じゃないもんなスギ…。

ラストは、これまでの登場人物が一堂に会する
グランドフィナーレ!という感じの賑やかなものでした。
よい終わり方だった。






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2019/03/02(土)

色々感想

Dr.STONE(ジャンプ掲載)
GPS!?
もうそれほぼ現代といってもいいのでは?
衣食住のテクノロジーが後回しになって、
攻撃系の科学がどんどん発達して行くの、なんだかリアルです。

銀英(ヤンジャン掲載)
ヤン提督の写真が表紙の関連書籍がこんなにいっぱい…!
ほしい!読みたい!この写真びみょうに修正がかかってそう!
なんか140%くらい美化神格化された
おれのかんがえたさいきょうのていとく話を聞きたい!

ブルー・ピリオド(アフタヌーン掲載)
絵を描く人には、メンタルの弱さが
イコールではないにしろ画力の高さにつながる部分がないではなかろうので
いい具合の調整が難しそう。

ジオウ
ソウゴくんの力って現実確変能力???
ハルヒてきなやつ?

ドラマBiz よつば銀行 原島浩美がモノ申す!〜この女に賭けろ〜
最初は四面楚歌の状態だったのに、
1話で1人味方を増やして全員舎弟状態に!
やったね!現実の医学部男女不平等合格のニュースを見て、
支店長が考えを改める演出は良かったですね。

相棒16
今回のあのひとはモランくんだったのだろうか。
男同士のハグで始まるドラマは、高齢者にはどう感じられただろう。
ていうか彼はモリアーティポジションだったのか。







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2019/03/03(日)

映画かんそう
「アンフレンデッド ダークウェブ」

パソコン画面上でのやりとりのみで進行する映画の先駆けだった
「アンフレンデッド」続編。といっても前作とは繋っていないので、
今作から見てもOKです。

中古パソコンを入手した主人公は、
さっそく仲間たちと定例のスカイプで会話を楽しむが
パソコンの前の持ち主の知り合いらしき人物からFacebookにメッセージが入り、
やがてそれは脅迫めいたものに変わっていく。
一方主人公は、パソコンの隠しフォルダからおびただしい数の動画を見つけ…
というあらすじ。

監督と脚本は前作からチェンジ。
前作は霊でしたが今回はnot霊です。
やっぱりこの映画に限っては、
スクリーンより自宅のデスクトップか
ノートパソコンくらいの大きさの画面で見たほうが臨場感があると思う。

ラストばれ

相手が人間だと、「いうて尖ったものでちょっと刺したら死ぬやん?」
と思ってしまう。特にあの人たち別に身体能力が高いわけでもないし。

ホラー映画で盗みを働く奴は高い確率で死ぬので
主人公は死ぬ!と序盤で思いましたが
お友達さんはみないいひとなので気の毒だった。
とくにカップルの子たち、色々つらい目に遭ってるのに。

というかホラー映画で同性カップルがいちゃいちゃして
殺される時代まで来たので感慨深いです。

あのメッセージ受信の音「ドゥーー…ン」って
わざわざカロンさんたちが設定したと考えるとちょっと面白い。
三途の川の渡し守カロンさん、英語だとシャロンなんだね。

霊の方が恐いので、続編があるなら霊に戻してほしい。


「SAYONARA!」って突然出てきてふいた。
日本語ってギークの間で気のきいた外国語てきな位置なのかな?



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2019/03/04(月)

映画かんそう
「グリーンブック」

ピーター・ファレリー監督
アカデミー賞作品賞、脚本賞、助演男優賞獲得。

クラブの用心棒をしていたトニーは、
店舗改装のために一時的に失業し、
黒人ピアニスト、ドクターの米国南部コンサートツアーの
運転手兼世話係として雇われる事になる。
最初のうちは有色人種に対して偏見を持っていたトニーだが、
南部の人種差別に対するドクターの毅然とした態度や
彼の音楽の才能に自然と認識を改めていくというロードムービー。
学がなく粗野だけれど家族思いで陽気なトニーと、
上品で理知的で孤独を抱えたドクター、
正反対の2人が互いに影響を与え合って変っていく、
その過程のために用意された細かいエピソードが豊富で
圧倒されます。

ヴィゴ・モーテンセンとマハーシャラ・アリ主演。
さすがにお2人とも巧いとしか言いようがない。
ヴィゴは目の印象が知的で、粗野無教養な役はどうだろう…
って思うんですが、演技力で何とかしてました。
20キロ太ったらしい。ものの食べ方もすごかった。
ピザの食べ方に衝撃を受けました。本場の人はああいう風に食べるの!?
マハーシャラ・アリは「アリータ」にもでていらしたので
連続でこんにちはなのですが、こちらの役は
表情で多くを表現しないといけないので、
本領発揮と言わざるを得ない。
南部の差別シーンはきついですが
性的なシーン(ちょっと匂わせる程度)、過度の暴力シーンはほぼない、
誰と行っても楽しめる映画です。おすすめ。

ラストばれ

最初は黒人作業員の使ったガラスのコップを捨てる程
偏見の酷かったトニーですが、性質は素直なひとなので
ドクターのピアノの演奏を聞いて彼の才能を認め徐々に態度を改めます。
ドクターも、黒人への一種の偏見であるフライドチキンをすすめられ、
手が汚れるのを嫌がりますが、でも食べてみて気に入る。
言われるまま、車窓から鶏の骨を投げ捨てたりもする。
(でも紙コップを捨てるのは許さないし、そこは曲げない)
2つの常識の攻防が本当に面白かった。

有色人種は白人と同じトイレは使えない、夜に外出してはいけない、
服の試着も出来ないし、レストランで食事もできない。
差別はとても楽しいと感じる人が思ったよりたぶん多いので、
こういう時代に戻ろう戻ろうとする動きもありますが、とんでもない。

ドクターの仲間の音楽家2人も、
ドクターの執事の人も、トニーの奥さんも、みんないい人達で、
よいクリスマス映画でした。
最後警官に撃たれるかと思ってヒヤヒヤしましたが、
普通のいいお巡りさんで良かった。
あとドクターが1人のまま終わらなくて良かった。
映画を見終わったあと、ケンタッキーフライドチキンが食べたくなる。
あとカティーサークを飲みたくなります。

ピッツバーグ、イタリア語、翡翠の石、そして手紙の代筆、
あとで回収されていく前振りや伏線が多くて面白かった。


論争
以降は、感激に水を差す内容なのでご注意ください。
異人種間の友情を描いた作品でありながら、
主な製作スタッフに有色人種がいないこと、
脚本にトニーの息子氏が名を連ねていながら、
ドクターの親族には打診すら無かったこと、
内容が、主人公の白人に模範的な黒人が気付きをもたらすストーリーである点が
バッシングを受けました。
アカデミー賞の作品賞候補に、おなじく差別を描いたスパイク・リー監督の
「ブラック・クランズマン」があって賞を逃し、
この「グリーンブック」が受賞したことで更に火が付きました。
(まあこれは女性差別と性暴力を描いた女性監督の作品が賞を逃し、
万事控えめな女性が中年男性主人公に優しく差別の現状を教える内容を男性スタッフが撮った作品が
受賞したと考えると、激怒するスパイク・リー監督の気持ちも少しわかる気がする)
(がしかし、作品の面白さはクリエイターの思いや感情の強さに比例する訳じゃないからな…)
尚悪い事に、20年ほど前に監督が、製作現場で女優含むスタッフに対し
性器を露出するジョークを頻繁に行っていた記事が発掘され謝罪、
脚本に名を連ねるトニーの息子氏が3年前に「911の際にイスラム教徒が大勢集まって
踊って喜んでいる映像を見た」という書きこみをネットにしていたことが判明、
(このイスラム教徒が集まって喜んでいた話はデマであることが検証済みである)
謝罪というグダグダの流れ…。
セクハラジョークは論外にしても、
自分が迂闊気味だなーって自覚のあるクリエイターおよびその卵は、
SNSの発言を慎んだ方がいいんじゃないですかねそろそろ…。
あと男性監督より女性監督のほうが過去のイタタやらかし確率が低いのでは?

今後は、被害者のいる事件を起こした人物の作品は、監督・役者・漫画家・小説家、
示談、有罪関係なく、ネット上で称賛意見を書くのはやめようかと
私は考えているところなのですが
(どの言語の国の人であっても翻訳可能な以上、被害者に無力感を突き付けたくないので)、
この件は20年前の露出かー、うーん、ってしばらく考えました。
お金を払ってるのだから、普通に作品を楽しませてくださいお願いします。








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2019/03/05(火)

映画かんそう
「ドラえもん のび太の月面探査記」

監督八鍬新之介
脚本辻村深月

月にウサギがいると主張して、学校で大恥をかいたのび太は、
ドラえもんに泣きついて異説クラブメンバーズバッジを出してもらい、
月の裏側にウサギを繁殖させる計画に夢中になる。
時を同じくして、のび太のクラスに
不思議な雰囲気の少年ルカが転校してくる…というあらすじ。

ドラえもん好きで名の知れた小説家、辻村深月さん脚本。
(おすすめ作品はダントツで「スロウハイツの神様」です)

なんだか連続して月面の映画…って思ったら
今年はアポロ11号月面着陸から50周年なんですね!
なるほど納得。

ドラえもん映画鉄板の起承転結を使いつつ
オリジナル道具を使った変化球が面白かった。
映画鑑賞後にポスターを見るとウッ…ってなります。
https://matome.naver.jp/odai/2155119112145499801

オチばれ
辻村先生、ファンだけあって
ドラえもんは子供のためのお話っていうのは厳守されてます。
学校の先生の変顔や、のび太のパンツねた、ノビットのあべこべ発明で
お子さんがキャッキャ笑ってた。
ノビットのあべこべ発明は伏線でもある訳ですけど。

SF(サイエンスフィクション)は極力控えめにしてありますが、
異説クラブメンバーズバッジってよく考えると奇妙な道具じゃないです?
のび太たちの見ているものが幻覚ではないとすると
どうしてバッジを外すと消え失せるのか。
異説が存在するために必要な資源(エネルギー)はどこから来てどこに消えるのか。
私あれ、並行世界に行く道具なんだと思うんですよ。
有名な異説でないと無効なのは、
有名な異説ほど別アースの存在する確率が高いんじゃないかと。
(そして安全面に問題のありすぎる欠陥商品だと思います/笑)

のび太が最初に作ったウサギが醜くて捨てたところは
「古事記だ……」って妙に印象に残りました。
まあこれも前振りでしたけど。
あと再集合のところのしずかちゃんの犬と、
ドラえもんの「想像力は未来だ!」という言葉、
カメの大見得のところで泣きました。







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2019/03/06(水)

映画かんそう
「移動都市 モータル・エンジン」

指輪のPJの下で視覚効果を担当されていた、
クリスチャン・リヴァースさんの初監督作品。
同名小説を原作としています。

大量破壊兵器によって崩壊した世界が舞台。
巨大キャタピラに乗った城塞都市、といった趣の各国が、
資源をめぐる潰し合いを繰り広げていた。
負けて食われた都市は解体され、
資源はすべて奪われ、人民は奴隷として労働に従事させられる。
圧倒的武力を誇る移動都市ロンドンで史学を専門とする主人公は、
史学長にして政治的発言権も強いヴァレンタインの暗殺未遂現場に居合わせ、
その不思議な暗殺者の少女と行動を共にすることになるというあらすじ。

移動都市ロンドンのビジュアルは最高で、
オイルの臭いのしそうな駆動部の上に都市があり、獅子像があり、
てっぺんに聖ポール寺院があります。
(ほかにもメジャーなランドマークがあったかもですが確認できず)
小都市を潰して消化するロンドンと熱狂する市民って
植民地主義の隠喩でしょうけど、キッツい皮肉がいいですね。

お話は、たぶん原作が長いのか、かなり駆け足の印象。
これ途中で終わっちゃうのでは…と思ったけど、ちゃんと決着しました。

内容ばれ

シュライクが、本筋を阻害する形になっているので、
この人はもっと尺を増やすか、逆に回想シーンで済ませた方が良かったのでは…
と思いました。
いいキャラクターだったんですけどね。
この人にとって約束は絶対で、人間の心変わりとか
理解できないんだろうなと思うと可哀想だった。
言った3秒後に気が変わったりするからね、人間。
非効率的だよね。
それにしても空中都市、めちゃくちゃ燃えやすいな!

ミス・ファン、格好よかったし彼女の機体と内装は
エキゾチックでおしゃれだった。

量子、フィクション界で俄かに流行の兆し…?
量子の説明、哲学的でよく分からないんですが、
量子のエネルギー?って兵器として使用できるもの?

ヒューゴ・ウィーヴィング、なんか若返られたような!
よく分からない戦争おじさんだったので、
ヘルシングの少佐のように戦争ポエムでもうちょっと自己主張してほしかった。

USAが、ある文字列の一部だったところは上手い!って思いました。

冒頭、唐突にミニオンズが出てきて驚きましたが
配給が同じだからですね。原作にもあのシーンあるのかな?






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2019/03/07(木)

映画かんそう
「女王陛下のお気に入り」

監督ヨルゴス・ランティモス

フランスと膠着状態が続く18世紀初頭の英国、
アン女王は、財政を圧迫する戦争を
継続するか終結させるかの決断を迫られていた。
継続派の女傑、マールバラ公爵夫人サラは、
幼いころからの女王の友人で同性愛関係にもあり、
その影響力を政治に及ぼしていた。
ある日侯爵夫人のところに、没落した遠縁の美しい娘がやってきて、
自分を召使として雇ってくれないかと懇願する。
夫人は彼女を台所の下働きとして置くが、
やがて彼女は女王の看病をきっかけに顔を覚えられ、
徐々に女王の寵愛を得るようになっていく、というあらすじ。

3人の女性は実在する人物で、史実が元になっています。
ハートフォードシャーのハートフィールドハウスで撮影された
お屋敷の内部の重苦しい陰、背景の美術品と調度の美しさ、
3人の女性の衣裳、偏執的な美意識でまとめられています。
3人の愛情の話のような、そうでないような、
きれいはきたない、きたないはきれい、という感じの話。
演技合戦が見ものです。
3人全員がアカデミー賞助演・主演にノミネートされた。
オリヴィア・コールマンが主演女優賞をとりました。

同監督「ロブスター」を見ているので、
絶対に明るいラストではないし、
もしかすると小動物が苦しんで死ぬかも、という心の準備はしてました(笑)
とりあえずウサギ虐待はありますが、死なない。
鳥が何羽も死んで血が飛び散るのでそこは注意。

飲み過ぎげろ、食べ過ぎげろ、食あたり(毒)げろ、
フルセット揃ってます。美女のげろマニアの方は劇場へ今すぐ。

ラストばれ

欲望渦巻く宮廷劇であり、監督なりの恋愛物語でもあるような。
夫人の愛は支配と権力欲を伴うものではあったけど偽りではなかった。
アン女王は関心と愛情の餓鬼となって何も見えなくなった。
アビゲイルは他人も自分も道具のようにしか思っておらず、
それゆえに女王の望むまま躊躇なく何でも与えられたが
最後まで愛情からは遠いところにあった。

「私を取り合うなんて最高ですもの」というアン女王の台詞に、ぞわ…としました。
国境と性別を越えて、人間は取り合われるのが好きなんだな。本能だな。
映画とは関係ない現実の話だけど、
通常、人間はなぜか自分への愛情と称賛を疑えないようにできているので、
愛情と関心への飢えは注意してコントロールしなければならない。
最悪、無一文になって死にますよ本当。

この監督の作品は性愛への関心と意欲が高すぎて
「人間に性愛以上の大切なことってありますか!?」
ってパッションで他が見えにくいので、性愛抜きの映画を一度撮ってほしい。
あ、でも「聖なる鹿殺し」を見てないので、それがそうかも。
なるべく早く見ます。

痛風の痛みに牛肉を巻く!?宗教!?
って思ったんですが、冷やしてるんですね。
冷やすのは現在でも行われているらしいです。マッサージはよくないそう。
女王、終盤になるにつれ身体の左側が麻痺しているように見えましたが、
あれは痛風なんだろうか…?そして演技で表現しておられたんだろうか?







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2019/03/08(金)

2019年バレンタイン総括

ステットラーの「パヴェ・ド・ジュネーブ」
1月の日記に書きましたが、すっと溶ける癖のない味。



いちごスイーツ専門店AUDREYの「オードリー」
チョコレートの台座の上に
大粒の苺が載っていて、おいしかった。写真はない。
AUDREYはグラマシーニューヨーク系列なんですね。
知らなかった。
そのあと人から「グレイシア」をもらった。わーい、ってむしゃむしゃ食べて
あとで調べましたが阪急梅田店では最大2時間並ばないと
買えなかったそうで、もっと味わって食べたらよかった…。
やはり写真はありません。

山形県観光物産会館「たくあんチョコレート 夢」
おすすめで教えてもらって買いました。
たくあん!?って思ったけども、オランジェットぽかった。
塩味がいいアクセントで、チョコ要素は控えめ。
これは言わずに出したら、たくあんって分からないと思う。
初めて食べる不思議な味のお菓子って感じだった。



レダラッハ「フレッシュ チョコレート 4枚入」
これはSNSで推しておられるのを見て買った。
ヘーゼルナッツ ミルク、アーモンド ダーク、
ラズベリ− & ブラックベリー、クランベリー。 
1つ1つ味が違って、ちょっとずつ食べるの楽しかった!
パッケージもかわいい。
こう見えてブロックでごろんと入っているのも実にいいです。
ヘーゼルナッツミルクが好き。



バーマンズチョコレート「9種9粒詰め合わせ」
おすすめチョコを教えてもらったのですぐ買った。
グラッパ、ラム、ミュール、
カルヴァドス、シングルモルト、グリオット
コニャック、シャンパン、オレンジの9種類が入ってます。
どれも洋酒の味が利いていて、大変私好みでした。
シャンパン、シングルモルト、ラムが特に好き。
お値段1500円だとかなりお安いと思う。
通販すると1000円ほど加算されてしまうけど。



ところでコンビニでも売っているチョコですが
(今は売ってないかも)
不二家 ルック3(ハイカカオコレクション)
カカオ70%77%85%3種の詰め合わせです。
カカオの味が好きなので、
100円とちょっとでこの味…!?どういうこと!?ってなりました。
原産地で不当搾取してないといいんですけど…。
3倍くらいの値段でも全然買う…。




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2019/03/09(土)

色々感想

鬼滅(ジャンプ掲載)
「お前はもう黙れ。煉獄さんのことを喋るな」
って、普段優しい炭治郎が言う迫力。
鬼滅はセリフがいいんですよね。

Dr.STONE(ジャンプ掲載)
ブラウン管とソナーを開発。
ブラウン管はもはや理屈が分からない。

呪術廻戦(ジャンプ掲載)
スカイラブハリケーンだね…って思ったら、
編集後記で作者がスカイラブハリケーンの事を話題にしてらした(笑)。

約束のネバーランド(ジャンプ掲載)
鬼は人を食べないと知性と形状を保てないという設定が強烈に効いてる。
他のもので代用ができない。
没落した豪族の鬼と交渉し、クーデターの策と引き換えに武力を得るノーマン
鬼も、できれば殺したくないというエマ。地獄の予感。
食用飼育の人間を渡して分離するのが一番賢い選択に思えてくる。

アクタージュ(ジャンプ掲載)
学生になって、普通の人生も生きろという理由で学園編がスタート!
演劇を志す集団にいると夜凪は異能だから友達には困らないけど、
普通の学校の友達を作るのは難しいという話。
「響ーHIBIKI」みたいな章になるのかな。

チェーンソーマン(ジャンプ掲載)
女子の胸を揉みたかった主人公が、念願叶って揉んでみたら、
全然感激しなかった。
そんな主人公に美人上司は、えっちなことは相手の事を知れば知るほど
気持ちがよくなると思う。手の甲の温度は?指の長さは?
噛まれたらどんな感じ?と掘り下げていく。
ジャンプのエロも、サルのエロからヒトのエロになった感じ。
おしむらくは、職場で仕事してくれたら
胸を揉ませてあげる云々というシチュエーションであること。
これはまあ、「何か要求するなら体に触らせろ」に容易に結びついちゃうからね。

ドラマBiz よつば銀行 原島浩美がモノ申す!〜この女に賭けろ〜
あー、あるよねー、派閥AとBの抗争で、Bの先鋒だったひとが、
AとB、まさかの一時休戦で梯子を外されて居場所がなくなるの…。

相棒17
太田さん脚本かー。死体を見つけてしまったじじ孫を助ける幸子さん回。
以前あった、突然客にチョロく惚れて、銃を持ってヤバイ事務所にカチコミに行く、
ハードボイルド幸子回よりは幸子さんらしいキャラクター。
幸子さんのお弁当おいしそう。

いだてん
シベリア鉄道の旅、面白そうでした。
実際の文面などを見ると、しそうさんは割とファイター気質なのかな?と思う。

エレメンタリー6
AI搭載の100万円のラブドール(安いのでは?)が殺人のあった部屋にいて
そいつを証人というか証拠物件にする話なのですが、
どんな単語もエロに結び付けるラブドールさん、
顔は美女で中身はおっさんやがな!って笑いました。
でもまあロボに拒否させて、加害気分を味わうよりはずっと陽性でよろしい。











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2019/03/10(日)

シリル 文章更新「誕生日とプレゼント13」

キャプテン・アメリカ 文章更新「All of My Life」

本日は推し2名の誕生日なのでとてもめでたい。
バッキーのほうは、長いシリーズが終了したので
別に書かなくてもいいんだけども、書かなくてもいいとなると
何となく気が楽になってつい書いてしまった。

2人ともおめでとう!!













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2019/03/11(月)

昨日あげたシリルシリの文章、
なぜか同じ文章が2回繰り返してたのを修正しました。
「!?」って思ったかたすみません!!

映画かんそう
「ROMA ローマ」

アカデミー賞で監督賞、外国語映画賞、撮影賞を獲得した
アルフォンソ・キュアロン監督のNetflixオリジナル映画。
3月9日より全国48館のイオンシネマで公開が始まりました。
娯楽作品じゃないのでみんなにおすすめって訳ではないんですが、
映像の美しさが、キュアロン監督作品中最高値なのと、
あと犬の声や、クラクションなどの街の空気の音が常に鳴っている映画なので
画を見たいひと、空気を鑑賞したいひとは配信よりも映画館お勧めです。

キュアロン監督が幼少の頃に
ROMA地区で暮らした数年間の記憶を正確に凝縮した作品で、
役者は大半が素人さんで役柄に近い職業の人なのだそうです。
そして時系列順に撮影したのだそう。
医者の白人一家と、
その家に住み込みで家政婦をしているクレオに起きた出来事を
淡々と描写しています。モノクロ作品。

私のようなセンスのないものには表現も難しいですが、
画の圧がすごかった。単純に構図が美しいのもあるけど、
それに奥行と上下の概念が加わって、異次元的な美しさでした。
手前から奥までレイヤーが何層にも重なっていて、
どのレイヤーも完璧、みたいなの。
ただ、監督の記憶を見る映画なので、
エンターテインメント的な起承転結は一切ありません。

私が週末に行った回はめちゃ大きなシアターでお客が数人という状態で、
「あああ…」って感じでした。
日本の田舎のアカデミー賞への関心は低い…。
あとメキシコを描いた白黒の半自伝的映画を見に来るような層は
ネットで告知しても拾えないんじゃないだろうか…。
新聞とかラジオでもう少しお知らせしてみては。

この映画を観た人はみんなチーンの話をしていますが(笑)
ボカシなしでかなり長くチーンが映ります。全裸のダームストラング。
私は映画でチーンが出てくると、
以前に他の映画で見たファスベンダーさんと比べてしまう悪癖を早く直したいです。

ラストまでばれ(あまりほめてない)

オープニングの床面、水が流れるだろうなとは思ってたけど、
空が映るのは予想外だった。
飛行機は最初とラストと変な日本武術の男の3回認識しましたけど他にもあったのかな。
土手の上にいるクレオが手前にいて、下の野原?畑?を子等が駆けて行き、
そのむこうにずっと自然が連なっているカットで一番ひえええと思いました。

一家の飼っている犬がぴょんぴょん跳ねてかわいいですが、
めちゃいっぱい糞が映る映画でもあります。
ていうか冒頭で掃除したばかりなのに、どんだけ食べたらあんなにいっぱい!?
犬を飼っている家が多いのか、クリスマスを過ごしたおうちに
歴代愛犬の首の剥製がズラズラ並んでいて、ちょっと銀河鉄道999を思い出した。

作中に出てきたメスカルは蒸留酒、プルケはリュウゼツランを発酵させて作る
古代からある醸造酒だそうです。度数は4%で、マッコリに似てるらしい。
ただ、プルケは発酵の進むお酒なのでメキシコ国外へ輸出はできないっぽい。
どうしても飲みたかったら、もやしもんでやったように自作するしかない…。

1971年の血の木曜日事件(コーパスクリスティの虐殺)が描かれます。
デモ中の学生たちが、政府とかかわりのある武装集団の襲撃を受けて
120人亡くなった事件です。約50年前のことですけど、
でもほんの数年前にもメキシコで学生運動をしていた子等が
43名拉致されて、今も見つかっていない恐ろしい事件が起こっていますね。

しかしこれ、クレオは友達の紹介で知り合った男性とセックスしたら妊娠して、
妊娠したと言ったら相手は秒でトンズラ決めて、
探して会いに行ったら、怒鳴られて殴られそうになって
「召使いめ!」って侮辱されて泣き寝入りで、子供は死産とか、
貧しく学もない、立場の弱い女性不憫萌えなのでは…?
違ったらしつれいだけど…。
雇用主のお父さんは浮気して出て行って養育費をビタイチ払わなくなって、
傷付いた女性同士、そっと寄り添って生きる…みたいなの分からなくはないけど、
これ「シンプル・フェイバー」だったら、
フルチンもお父さんも現住所特定されて、ぐっすりお休みの時間帯に
家に火をつけられて丸焼きですよ。

映画ではお父さん医者、お母さん生化学者だけど
リアル監督のお父さんは原子物理学者、お母さんは分からず…。
その辺は変えてあるんですね。

トゥインキー(お菓子)の名前が出てた。1971年のメキシコにすでにあったのか。

スピルバーグ監督が、アカデミー賞からのNetflix映画の締め出しを提言して、
物議を醸したりしました。
まあおじいちゃん、2015年にアメコミ映画オワコン発言とかして
ちょっと時流読み違えとかをね、たまにね。
(好き嫌いは別にしても2018年「ブラックパンサー」がエンタメ映画全体を少し変えたと思ってるので)
(もう少しマイルドに、それまでにあった流れの決定打になったと言い換えてもいい)





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2019/03/12(火)

映画かんそう
「スパイダーマン  スパイダーバース」

監督ボブ・ペルシケッティ、ピーター・ラムジー、ロドニー・ロスマン
脚本フィル・ロード、ロドニー・ロスマン

ブルックリンの高校生マイルスは、息子の将来に期待をかける父親の方針で
進学校に通っていたが、校風が合わずに窮屈な思いをしていた。
ある夜、マイルスは蜘蛛に噛まれ、超人的な能力を身につける。
そして偶然に、スパイダーマン、親愛なる隣人の死に立ち会う事になる…
というあらすじ。

映像がすごかったです。情報量が多い。
私は動体視力が追い付かなくて全部を見られてないですが、
全部把握できた人は、頭がパンクしたんじゃないかな。
3DCG的なアニメと、古風なアメコミ風表現、
セルアニメっぽい動き、キャラクターもそれぞれ違うけども
背景も効果も多種多様。でも不思議と統一感がありました。

見ていて、脚本これすごく上手い…?
って思ったら、「LEGOムービー」コンビの片方の人だった。
この人の書く話はすごくロジックに出来て(ると私は勝手に思って)いて、
オタク的に気持ちのいい最良の展開と、
最高のセリフをぎゅうぎゅうに袋に詰め込んだ感じ。

ラストばれ
ノアールの人とペニー・パーカーさんのことは知らなかったけど、
誰か一人が残らないといけない、って話が出た時に
全員即座に「自分が!」って言って泣きそうになった。
間違いなく同じヒーローなんだなあ…って。

マイルスがいい子で、家族親族もいい人で、
マイルスの成長譚なんだけど、でもそれだけじゃなくて、
大人もちゃんと戦っていて、成長したり救済されたりするところ
いいなあと思いました。

しかしこれよく出来た話なので、
トビー・マグワイア、アンドリュー・ガーフィールド、
トム・ホランドでやりたかっただろうなあと想像します。
すごいヒットしただろうな。
ネックとしては役者さんの年齢と(トビーさん童顔なのでいける気もするが)
あとヴィラン大量消費で、今後のシリーズで使える敵がいなくなる、
あと人種が偏りすぎている…。

とりあえず実写版ねたを幾つか入れてくれたのと
グウェンの、あの、あれは嬉しかった。
アメスパ好きだけど、あれはないでしょー!!!と私は今も思ってるし
フィル・ロードも、ホームカミングの脚本の人も思ってる(たぶん)。

椅子のおばさんとなったメイおばさんと、
めちゃめちゃ楽しそうなDrオクトパス、好きです。
プラウラーは何もかも最高だったが、効果音が怖くて特に良かった。
キング・ピンさんは最近「デアデビル」で拝見してたんですが、
ずいぶん大きくなられて!という感じでした。4倍くらい…?

スタンおじいちゃん!わあわあ!キャストのところも
スタン・リーって書いてたから本物!

「大いなる力には大いなる……」
「そのセリフはウンザリだ」
「24時間でやれ」
「全部で何人いるの」
「コミコンで聞け」
「あの風はどこから吹いてるんだ」
とか、ちょっぴりメタっぽく王道をからかいながら、
でも最後は「君にもかぶれるんだ」でバーンと決めてくれる
セリフ回しが好きです。

エンドロール後に愉快な映像があります。

ところで量子って最近いろいろな映画で連続で出てきますけど、本当に何なの!?
小さくなるんじゃないの!?(アントマン)



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2019/03/13(水)

映画かんそう
「シンプル・フェイバー」

監督ポール・フェイグ
脚本ジェシカ・シャーザー
原作ダーシー・ベル

「ゴースト・バスターズ」のリブートを手掛けられた
ポール・フェイグ監督のサスペンス。
シングルマザーのステファニーは、子供同士が意気投合したのをきっかけに
ファッション業界の一線で働くエミリーと友達になる。
豪邸に住み、ハンサムでセクシーな小説家の夫を持つエミリーは
性格も奔放な非凡な女性。
かたや手作りが好きで親切なステファニーは
都合よくエミリーに使われていると周囲から見られていた。
ある日、エミリーに頼まれて彼女の息子を家で預かったステファニーだが
翌日になっても彼女からの連絡はなく、
警察は失踪事件として彼女の行方を追うが…というあらすじ。

エミリーのファッションがすごくて、
そうか、今のアメリカだとこういう格好がセンスあるのか…
という感じです。
たぶんステファニーのほうは芋…主婦…安物…って意図の
お洋服なんでしょうけど、私にはお洒落な衣裳に見えました…。
(ちょっと粒粒の衣裳は、集合恐怖症って思いましたけども)
ハンサムでセクシーな夫のひとは、
「レイジーリッチ」のハンサムでセクシーな夫だったひとですね。

サスペンスなのでどの辺まで書いていいか難しいですが、
火花散らす2人の駆け引きが、
「探偵 スルース」(1972年)女性版だなと思いました!

ラストばれ

平凡で善良で優しい母親のステファニーが
一方的にエミリーの犠牲に…って序盤では思わせるんですけど、
どんどん様相が変わってきて、色々伯仲してきて
ボクシングを観戦してるみたいでした。
強敵で、絶対友情とかは生まれないんだけど、
でも互いに何となく認め合っているというか
憎からず思ってる感じがBのLでした。

子供への愛情はどっちも不変なんですよね。








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2019/03/14(木)

映画かんそう
「スノーマン 雪闇の殺人鬼」

監督トーマス・アルフレッドソン、
出演マイケル・ファスベンダー、シャルロット・ゲンズブール、
レベッカ・ファーガソン、J・K・シモンズ等々、名優を揃えた
めちゃめちゃお金のかかったDVDスルー作品です。
「ハリー・ホーレ刑事」という、スウェーデンの大ヒットシリーズの
7巻を映画化。なぜ7巻から!?

被害者宅に雪だるまを残していく、女性ばかりを狙った
猟奇連続殺人鬼を追う刑事を主人公としたサスペンス。
まあたしかにすごく面白い訳ではないが
(最近のサスペンス、サーチやギルティなどキレキレなものが多いから)
これよりひどい映画をシネコンで何度も見た気がするので、
公開時期が大作ラッシュだったりしたのかな?と不憫になった。

犯人ばれ

意味深に出てきた登場人物の大半は、
話に無関係だった。シリーズの他の話に出てくるのか?
なんだったんだよ陽気なカビ消毒業者!

主人公はクズめの人物で、
相棒の車の中の荷物を勝手に漁って資料を盗んだり、
鍵のかかったキャビネットの背面を破壊して
中の資料を盗んだりします。
なぜか懐いてくれてる前カノの息子くんとの面会日に
仕事の電話が来て途中でシュっと帰ったり
あとキャンプの約束してたのに、まるっと忘れて
当日待ちぼうけをくらわせたり。

ヒロイン(だと思っていた人)が結構あっさりと殺されてびっくりした。
あと身持ちの悪い女が次々殺されてあちこち切断されます。
ドラゴンタトゥーの女といい、スゥエーデンの人気ミステリーって
女を虐待する率高いの…?

犯人男のお母さんは昔、太った警官のおじいちゃんに
愛人として囲われてて、日常的に暴力を振るわれてて、
そのおじいちゃんに捨てられて、ショックで子供が止めるのも聞かず
自殺してしまいます。
成長した息子は、そのトラウマが原因で
誰の子か分からない子供を妊娠する
身持ちの悪い女を狙って殺す連続殺人鬼になる…という大筋なんですが、
えー、この流れだと、妻以外に女を作る
身持ちの悪いおじいちゃんを殺すんじゃないの?なんでそうなるの?

主人公の元カノ(妻?)の携帯の着メロが、ものすごく音のひずんだ
グリーグの「山の魔王の宮殿にて」なんですけど、
こんなの毎日聞いてたら心を病むよ…って思いました。
グリーグはスウェーデン統治時代のノルウェーの作曲家なんですね。
原作だとなにか意味があるのかな?

雪だるまが家の中に向いて立っているのを
ハリーが不審に思うシーンがあるんですが、
私も雪だるまは家の中を見るように立たせるよ…?







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2019/03/15(金)

読書かんそう
「公園のメアリー・ポピンズ」

メアリーポピンズがどこからともなく現れて、
去っていく形式のお話は前回で終了し、
今回は短編集っぽい感じです。

・メアリーポピンズのおとぎ話
・虎が公園に出現してパニックになる話
・風邪を引いたマイケルが猫の星に行く話
・絵本の中の3人の王子が現実の世界に出てくる話
・メアリーが公園で作った小さな箱庭の世界に入る話
・みんなの影が自由に動き回る夜の話

内容ばれ

どのお話も面白かったです。
虎で公園がパニックになっている最中に
メアリーが悠然と歩いて来る演出はまるでジャンプ漫画でした。
猫の星の話はジェーンの陶器の話と対だなと思ったり。
絵本の中の3王子がメアリーと親密で、
突然やってきて突然去るわるい女だとメアリーに言う
親密な様子にマイケルが嫉妬したりするのはかわいかった。

ただ、箱庭の話は、
ケチで回りに不親切で夫に口うるさく、
継子を可愛がらない、不器量な後妻がいるんですが、
最後その後妻はインディアンに嫁として攫われて、
夫含むギャラリーは笑って見送るという話があって
キ ッ ツ !!!!
って思いました。子供の頃に読んでたら
スルーしたかもしれないけど、
今は略奪婚という言葉を知っているし、
しかも人種差別とのダブルパンチだし、背筋凍ります。
この話は将来的に注意書きが付くと思う。
前巻で、お金目当てにしつこく男性に言い寄っていた女性が
ミニチュアの城に閉じ込められて永久に出られなくなる話でも思ったけど
このシリーズは女性の不道徳へのペナルティがでかい。
それが作者の個性なのか当時の倫理観の影響なのかは分からない。

影が公園に集まって好きな事をするパーティーは
文章なんですけど、すごく視覚的に魅力があって
毎回最後の章はラストに相応しい華やかなお話なの、
優れたバランス感覚だなと思います。







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2019/03/16(土)

色々感想

進撃(別マガ掲載)
界隈の意見は全然見て回ってませんが
あれはセフセフですよね…?
目のハイライト消えてますけど違いますよね?
いや私、サシャの時もセフセフ言ってたっけ?
ちがう。今回こそ本当にセフセフ。

あと唐突に実写版を思い出したんですけど、
ヒゲリンゴ男も最終的にはこういう事がやりたかったのか?

ドラマBiz よつば銀行
原島浩美がモノ申す!〜この女に賭けろ〜(最終回)
突然ギバさんがいじわるをやめて、ウクレレを弾いて終わった…。
ちょっとなんかラストっぽい激しい攻防戦のアイディアが
浮かばなかったのかな?と思った。
でもスガさんで誤魔化された感。

相棒17
幸子さん卒業回だったの…そう…。
いや、録画分を見る前に、ニュースサイト的なところで見てしまいました…。
容赦ない…。

いだてん
財閥の御曹司で、文武両道、快活で、ハンサムで、モテて、
努力しなくてもなんでもできた三島くん、海外で初めての劣等感を味わう…。
そしてその勢いのまま死のうとします。
止めようとしたしそうさんとベッドで揉み合いになっているところに
あにこさんが突然入ってくるという、これよく知ってるやつや…
ってなりました。

役者さんの1人が(現実で)逮捕されてしまい、
彼のシーンをどうするか、難しいようです。がんばれクドカン!

エレメンタリー5
ホームズに、「君は休養が必要だから、僕はちょっと去ります。ちゃんと休んでね」
って去っていった猟奇殺人鬼がどうやら帰ってくるようだ。
ホームズ全然休んでなかったけど。叱られるな。





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2019/03/17(日)

映画かんそう
「キャプテン・マーベル」

マーベル・シネマティック・ユニバース21本目の作品にして、
初の女性ヒーロ単体作品、
監督も初の女性監督(男女ペア)、女性脚本家参加、音楽も女性。
これはブラック・パンサーの時と全く同じ段取りですね。
近い将来、揺り返しで逆風が吹く事もあるかもしれないけど、
ディズニーとマーベルは負けずに前傾姿勢で走ってほしい。
エンターテインメントを通じて、理想の社会を示してほしい。
これを見て大きくなる世界中の女児ちゃんがどんな女性になるか
今から楽しみです。
だっっさい旧来の男女観なんかポイっと捨てて、ずっと先に行ってほしい。

キャプテン・マーベルは魅力的な女性で、強くて、綺麗です。
タフなシングルマザーの親友がいます。
好きな男の子の前ではかわいいところもあるの…とかそういうのナシ!
でも男勝りではないし、ゴリラでもない。

クリー人の特殊部隊のルーキーであるヴァースは、
ある星で戦闘中に宿敵スクラルに捕縛され、記憶を吸いだされそうになる。
辛くも脱出した彼女は、地球に墜落し、
失っていた自分の過去と対峙する事になる、というあらすじ。

別に過去作品1作も見てなくても大丈夫とは思いますが、
見ていたほうが、より楽しめます。
具体的にどれとは言い難いですが、アベンジャーズ1・2・3かな。

ラストまでばれ

すっごい、さりげなく、でも明確に、
大抵の女性が経験する圧力を主人公は受けるんですが、
「お前には無理だ」「怒るな」「冷静に」「笑え」「能力があることを証明してみろ」
とどんだけ言われても、怒っていいし、吠えていいし、
面白くない時に笑わなくていいし、般若みたいな顔していていいし、
誰にも何にも証明する義務はない、という事を主人公が行動で示していきます。
自分は自分であるだけで、こんなにも気持ちがいいし楽しい!
という強いメッセージがありました。

抑圧を経験せず生きてきた、あるいは旧来の価値観を持つ視聴者にも、
テーマの押しつけを感じさせず見易くなっているのは、
抑圧してきた人間をゆるさない、叩きのめす!ではなく、
私は誰なのか、私は何なのか、が主題になっており
強制するな、その足をどけろ、あっちいけ、という解決法になっていること。
あと抑圧のシーンは短くしてあって、せいぜい30秒〜1分くらい。
お子様の苦手な食材を細かく刻んで騙して食わせるのに似てる。

あとジュード・ロウが、いい仕事されてましたね。
登場から退場まですっと無意味に色っぽい。
叩きのめされたのに叩きのめされた感が少ない。
ヤレヤレ無双ならぬ、ヤレヤレ敗退。
それとバディの役割をしてくれた若い頃のフューリーくんが
かなりいい味だしてくれてました。
えっ…君そういう性格だったの…食事のあと皿洗いとか手伝うタイプだったの…
感情丸出しの面白お兄さんじゃん…20年で一体何があったのよ…。
このままのキャラクターの方が、正直いまより人望があった気がしないでもない。
ていうか目…。

男と女どっちがえらい!とかそういう話ではなく、
一番偉いのはネコ!って言いきってるのも効いてますね。
うん、とりあえずネコをトップにしておけば間違いはない。

スクラルは私の読んだ範囲では便利ヴィランで、
衝撃の展開!→スクラルでした!
衝撃の展開!→スクラルでした!
っていうパターンばかりだったので、
もっと視聴者のよく知っている、アベンジャーズに擬態する話の方がいいのでは?
と途中まで思ってましたが、なるほど納得の展開。
逆にクリー人はエージェント・オブ・シールドを5まで見ていて
態度も性格も悪いサイコパス星人だと知っているので、あまり意外性はなく…。

原作では男性のマー・ベルが女性になっていたの、かなり革新的だと思います。
それでもメインキャストの男女比率は半々くらい。
(キャロルがマー・ベルへ信頼を寄せるようになったエピソードをもう少し色々見たかった)
(飛行機が墜落して第一声が「髪はキマってる?」って相当面白いひとだなというのは分かったけど)
いかに普段見ている映画の男女比率が偏っているかが分かります。

アクションシーンは、冒頭はちょっと大丈夫なのこれ…っていう、
たらたらしたミッション描写でしたけど、
電車の中でおばあちゃんと戦う所などは好きです。
細くて小さい体を生かして、狭いスペースでくるくる回転する女性同士のアクション。

そしていよいよ次回アベンジャーズ4、エンドゲームですけど、
キャプテン・マーベル参加でかなり戦力アップしたのと、
あと彼女は「歩くタヒチ」なので、死亡者にその場で対応できそうなのと、
あと亜光速で太陽系外に資源を探して遠征するラストという可能性を提示してくれた。
どうかどうかそれで頼む。


エンドロール後の映像が2回あります。
それと今回は冒頭のマーベルロゴ重要なので遅刻されませんように。





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2019/03/18(月)

映画かんそう
「ふたりの女王 メアリーとエリザベス」
(原題:Mary Queen of Scots)

監督ジョージー・ルーク
脚本ボー・ウィリモン

スコットランド悲劇の女王、メアリー・スチュアートが、
最初の夫と死別してスコットランドに帰還し、
女王となって国を治め、再婚と出産と3度目の結婚を経て
政治的駆け引きに翻弄され、最後は斬首されるに至る過程が、
エリザベス1世とのやりとりを交えながら描かれます。

タイトルがふたりの女王なものだから、
エリザベス1世とメアリーの複雑な関係と対立メインの作品だと思っていたら、
エリザベスの登場シーンが少なくて、「……?」だったんですけど
最後英題が出て納得しました。「Mary Queen of Scots」
これメアリーの映画だったんですね…たぶん知名度を鑑みて
この邦題になったんでしょう。

メアリーをシアーシャ・ローナンが、
エリザベスをマーゴット・ロビーが演じます。
スコットランドロケにこだわったとの事、
人間が小さく見える広大な土地と装飾の少ない王宮が、
イングランドの場面とは対称的でした。

内容ばれ

メアリー・スチュアートといえば
JOJOで初めて知ったオタクは多いと思いますが私もたぶんそうです。
若く純粋で無力なメアリーと、年増で狡猾で残酷なエリザベス…
という描き方をしているフィクションが多いですが
この映画はそうではなく、メアリーの女王として統率力もある一方で、
衝動的でプライドの高い部分も描かれますし、
エリザベスの苦悩と従妹への親近感も描かれます。

女王の目前でお気に入りの秘書がメッタ刺しにされて殺されるのとか、
2番目の旦那が爆殺される(部屋が爆発して死体が見つかる)のとか、
全部史実なんだなあ。なんて物騒なんだろう。

戦闘シーンはどちら側からどの規模の軍勢が来たのか、
ちょっと分かりにくかったりしましたが、
監督はこれがデビュー作だそうで、だったら上出来です。











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2019/03/19(火)

先週のことですが、日本の某美容整形外科医院の医院長で
比較的著名な男性の、3年半ほど昔のSNSの発言に
ポーランドのアウシュビッツ記念館の公式アカウントが
日本語で返信しました。

「アウシュビッツは世界中の人々の心に絶えず忠告する史実です。
ナチス・ドイツによって造られたその強制・絶滅収容所の史跡は、
人類史上最大の悲劇を象徴しています。」

その著名な男性が、「南京もアウシュビッツも捏造だと思う」
とSNSに書いていたからです。

ホロコースト否定論があるというのは知ってましたが
祖国がそんな恐ろしい国だと思いたくないドイツ系のひと、
もしくは白色人種至上主義のひとが唱えるものだと思ってました。
ナチスの考えでは劣等種に該当する有色人種の日本人がどうして?????
と不思議だったのですが、
・有象無象とは違う意見を言える自分!という快感
・加齢による判断力の低下
以上2説を見掛けて、なんとも悲しくなりました。
鍵の開いたSNSは、居酒屋ではないので、
差別ねたやペド発言は慎もうな…。
日本語はドマイナーな言語だからといって、
日本人以外読まないという訳じゃないのは今回で証明されたし、
その発言は将来の自分のチャンスや
現在の信頼名誉をぶち壊してもいいくらいクールなネタなのか?
っていうのは常に問いかけてほしい自分自身に。

新しい資料や、解析技術が出た時に
あらゆる歴史は再度検証されるべきとは思いますが
ホロコーストに関しては現在の認識が100%引っくり返る事はまずないと思います。

映画「否定と肯定」は
ホロコースト否定論者がボッコボコにされた裁判を元にした実話映画で
法廷サスペンスとしても面白いのでおすすめです。
医院長の周りの人が誰か1人でもこの映画見てればね…。

ポーランドから注意があったのが発端なので南京大虐殺には触れませんが、こちらも同じく洒落にならない大問題だと思います。









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2019/03/20(水)

第91回アカデミー賞授与式

封筒の取り違えとか、壇上スピーチでの性犯罪者の告発とか
近頃は荒れ気味の授賞式ですが、
今回も司会に抜擢されたケヴィン・ハートが
過去の同性愛者差別ツイートを指摘されて
司会を辞退するというハプニングがありました。
ハート氏は、怒る理由を探すのはやめて
もっと建設的に生きてはどうか、自分は変った、
というような内容のメッセージを発信したそうです。
色々な人のSNSでの失言多すぎて把握が無理なくらいですが、
彼が彼女が、強い立場から気分よく発言した裏で、
傷付いた人や恐怖を感じた人が確かにいたのだから、
今は反省した!今は変った!だから代償も罰も受けたくない!
っていうのはちょっと違うように私は思う。
現在口を閉じられない人への見せしめで吊るされるのが
罪滅ぼしになるのでは?

司会者不在なのでバラエティ番組っぽいお遊びの企画はなくなり
賞の授与と、パフォーマンスが淡々と行われましたが
これはこれでいいように思います。

作品賞は「グリーンブック」監督賞はアルフォンソ・キュアロン。
ボヘミアン・ラプソディが4部門受賞、
グリーンブック、ブラックパンサー、ROMAがそれぞれ3部門受賞。

パフォーマンスのうちの1つはクィーンのライブ。
プロデューサーのかたが、
「日本の皆さんには特に楽しんでいただける」
って仰ってましたが、
映画「ボヘミアン・ラプソディ」の海外収入の20%は
日本なのだそうです。
なんか知らんけどクィーン好きなんやね!?って認識されたらしい。
私も楽しい映画だとは思ったけど、まさかコナンくんを抜いて、
コードブルーも抜くとは思ってなかったのでびっくりした。
日本人だけど日本人の好みがよく分からない…。
観客席に座ったブライアン・メイさんが、
10回くらいカメラで抜かれておられたけど
常ににこにこ笑顔で、いい人なんだろうなあ…というオーラが出てました。

昨年フランシス・マクドーマンドさんが
あまりにも女性スタッフが少なすぎる!ってスピーチで言ってましたが
今年は壇上に上がる女性スタッフが多かった。
それでもまだ半分には全然遠い。

ノミネートでブラックパンサーの名前があがった時の
歓声がすごく大きかった。
事前に話を聞いているので、壇上に上がった「グリーンブック」の
スタッフの人種比率をどうしても見てしまうが、
たしかにこれで「人種の垣根を越えて云々…」って言うのはちょっとな…
という気になる。
ていうか業界全体的にアジア人が少なすぎるのでは?

監督賞、キュアロンくんと、トトロ監督と、イニャリトゥ監督で
パスし合っているような(笑)teamメキシコですが、
3人に共通するのはアメリカ映画への強い憧れだそうです。町山さん談。

同時通訳の人、話の喩えに過去の映画作品のタイトルを言われて
即座に邦題を言えるの、すごい集中力と反射神経だと思いました。
たぶん誤訳もあったんだと思いますけど、私には分からない。


漫画のお話と宝石の国に関するご質問メッセージくださったかた、返信用アドレスがないようですが、大丈夫でしょうか。









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2019/03/21(木)

私はトイレ近くないので
長い映画全然平気なんですが、
水分を控えてもどうしても途中で……っていうかたは
塩食べてみてください塩。
「万引き家族」でもおねしょ対策でやってましたが、
あんなちょっぴりじゃなくて、1日の塩分より多いくらいを
映画の始まる2〜4時間ほど前になめてみてください。

でも塩分で体調を崩すひとがいるかもしれないし、
喉が渇いて映画どころではなくなるかもしれないので
本命の映画以外で一度試してみてください。
あと映画が終わったらお水をたくさん飲んでください。





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2019/03/22(金)

映画かんそう
「映画 プリキュアミラクルユニバース」

何作品か前から、全員登場させるのはやめて、
3チームに絞る方針ですが、今作もそうです。
「スター☆トゥインクルプリキュア」
「HUGっと!プリキュア」
「キラキラ☆プリキュアアラモード」
のプリキュア達が登場。それ以前のプリキュア達は姿だけ出ます。

遠い星のミラクルライト製造工場で原因不明の事故があり、
運よく逃げられたピトンが振ったライトの力で、
3チームのプリキュア達が呼び寄せられる、というあらすじ。

予告で聞いたときから思ってましたが
工 場 で 造 っ て た ん や …という驚き。
ファンタジーな木に実る、不思議な果実とかそういうのかと思ってた
ミラクルライト…。
思いっきりベルトコンベアで流れ作業で作られてた…。

内容ばれ

今回の舞台になる星、
確たる証拠もなしに「この騒動の原因はピトン」、
「あれはプリキュアを名乗る偽物」って決めつけて
集団で拘束してくるの、「こわ…野蛮…」って感じでした。

ラスボスが、応援する側から応援されるほうになりたい
という欲望を持ったのは面白い。
HUGプリのラストが、人は皆プリキュアだ!って
人間全員がプリキュアに変身したんですけど、
この映画では登場しなかったプリキュアたちが
ミラクルライトを振って応援する側に回っていたし、
役割は常に流動的であるということなのかも。

しかし今回はミラクルライトを女児に振らせて
結果上手くいかなかったり、
あまりにも長すぎたり、
果ては次回映画予告を見るためだけにライトを振らせたり
ライトの使い方があまり上手くなかったように思う。

プリキュアのはるみち、またはみちはるであるところの
キュアショコラとキュアマカロンさんは、
相変わらず違う番組のようなアダルトな雰囲気を醸し出しており
サービスシーン盛りだくさんでした。









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2019/03/23(土)

色々感想

相棒17(最終回)
国家権力であるところの警察官が
捜査令状もなしに勝手に部屋に入ってきて
パソコンのメールとか調べてるの、すげえ怖いんですけど右京さん…。
これまでもトイレ借りる→違法捜査の流れはあったけど、
机の引き出しを開ける、くらいまでが限界だろ…。

閉ざされた村の話、やっぱり内側視点の方が盛りあがると思う。
シャマランの2004年作品の例のアレ。
あと科学を排して自然と共に生きる人間が
醜い感情を持たないというのは、でっかいドリー夢だ。

花の里、継承されないの?3代目女将はラムネ氏がいいと思います!

エレメンタリー5
統合失調症の男が、様々な人物の死の予言書を残して死に、
その予言が次々と当たり、書の中にはホームズの名前もあるという話。
動機が面白かった。4億のためなら3人殺す人はそりゃあたくさんいるだろう。

あとホームズがワトソンとコンビを組んだ日に
自分の死後、ワトソンに資産を譲渡する遺言を書いていたことが判明。
いいエピソード。

コロンビアのボラチェロって本当にあるのか。
チョウセンアサガオ系、というと姑獲鳥を思い出す。
強盗や性犯罪に多用されるそうです。





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2019/03/24(日)

自カプのグッズでお弁当箱が出たので買った。
ところでねたばれになりますが、
自カプの片方は、敵組織につかまって洗脳されて、
冷凍されて、何十年も若い姿のまま人殺しをさせられており、
同じく氷海に落ちて若いまま凍りついていた幼馴染と再会して
記憶を取り戻すという、なんのBLよ…という設定があります。

しかも敵組織からやっと逃亡できたのに
ロシア語で9つの定められた単語を聞くと
無条件で洗脳状態に戻り服従してしまうという、
えっあっポルノです…?という詳細付き。

そんな9つの単語を記した赤い表紙のノートが
映画「キャプテン・アメリカ シビル・ウォー」に出てくるのですが、
そのノートのデザインがお弁当箱になりました。
な ん で や ね ん。
とまあジャンルの人ほぼ全員思ったと思いますが、
とりあえず自カプグッズはなるべく全部買うようにしているので
買いましたよ…。





私は、ものすごい不幸を背負った人が、
恋人に救済してもらおうなどとは毛ほども考えない強いひとで、
むしろ逆に自分が恋人を守るのだと思っているカップリングが好きだなあ…
などとしみじみしながらお弁当を食べた。
あと自分の作った弁当、自分好みの味付けでうまい。




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2019/03/25(月)

映画かんそう
「ブラック・クランズマン」

監督スパイク・リー
ロン・ストールワースの回顧小説を元にした映画。
ロンは署内で初のアフリカ系アメリカ人警官として採用され
紆余曲折あって潜入捜査班に配属、
黒人の差別反対運動などへの潜入調査を行っていた。
ある日新聞広告で、KKKの構成員募集の案内を見つけたロンは
電話でコンタクトをとり、差別的な発言を連発する事でKKKの
信用を勝ち取り、面談の約束を取り付けてしまう。
しかし有色人種である彼が行く訳にはいかず、
同僚の白人男性が影武者としてKKK団へ赴く…というあらすじ。

ブラックジョークと差別ねたてんこもりです。
あと怒りのパワーがすごい。
実在する人物、元KKK最高幹部デービッド・デュークなども登場しつつ
KKKの内部が描かれますが、徹底して絶対悪かつアンポンタンの大マヌケという描写です。
同僚の刑事を演じるアダム・ドライバーの、ちょっとふわふわした感じが、
いい具合に緩衝剤になってました。

ラストばれ(映画の感想のようなそうでないような…)

最初の映像、何か分からなかったので「ミード先生」と「南部」で検索したら
「風と共に去りぬ」の一場面でした。うーん、過去に見てるけど記憶にない。
この映画、しょっぱなが一番キツイと言っても過言ではないです。
黒人は嘘つきのサル、清らかな白人女性を狙う暴行魔、ユダヤ人は寄生虫、
屈辱的にも白人の子供たちが黒人と同じ学校で学ばなければならない、
我々はキリスト教的価値観を守らなければならない、等々
映画「ドリーム」や「デトロイト」「ヘアスプレー」等々で描かれた、
有色人種が傷付き勝ち取ってきた道程を
当時の白色人種の価値観から全否定する意見です。

白人のイントネーションと黒人のイントネーションの件、
私には全然聞き分けられなかったけど、面白い事は分かった。
あとジェシー・ワシントンリンチ事件に関する講演と
KKKの会合が交互に進行していく演出は緊張感がありました。
しかし「国民はそんな男を大統領に選ばない」というロンの台詞で
十分現実を皮肉っていることは分かるので、
ラストの2017年シャーロッツビルでの暴走車による攻撃の映像は
余剰に思った、というか、
ショッキングすぎて映画の印象の半分ほどが飛んでしまった。(私は)

「ブラックパンサー」、「グリーン・ブック」
そして「ブラック・クランズマン」
評価されたり批判されたり人気を博したり支持されたりした3作品ですが、
とりあえず哀れな奴隷が鞭打たれ、
理不尽な暴力に震えて泣く作品フェーズは終了したのかな?などと感じました。
「ブラックパンサー」は差別を経験していない、
むしろ世界水準よりも進んだ科学技術と豊かな資源を持った富める
南アフリカの小国が、世界に対して、差別を受ける同朋に対して、
どういう立場をとるかというファンタジーです。
(「ブラックパンサー」を試写で見たローレンス・フィッシュバーンくんが
「こいつは大変だ…こいつは大変だ…」ってずっと言ってたエピソードが好きです)
「グリーン・ブック」は怒りの感情のない物語です。
差別よりはむしろ、立場の違う2人の人間が
互いに影響され親しくなっていく過程が主体の物語のように思います。
逆に「ブラック・クランズマン」はブラックユーモアにくるまれてはいますが
ものすごい怒りと、あと少しの恐怖が伝わってくる話です。
しかしむしろこの作品を見て、有色人種に悪感情を持つ人も出るのでは?
というくらいの激しさがありました。
(作中で「国民の創生」という映画に影響されて
ジェシー・ワシントンリンチ事件が起きたという証言が語られましたが、
フィクションは現実に大きな影響を与えることができると私も思う)
3つの作品は出るべくして同時期に出たという感じ。

しかし「ブラック・クランズマン」がアカデミー作品賞をとるべきだったかといえば
残念ながら私にはそうは思えなくて、
それは爆破を防ぐくだりがあまりにもユルユルというか、
なぜ嫌っているアダム・ドライバーを爆殺計画の打合せに呼んだとか、
なぜ爆発物の受け渡しを会食の場で、とか
なぜ鞄を置いて帰らないとか、なぜスイッチを別の人間が確認もなしに押す?とか色々、
KKKの過激派が全員アホだからといえばそうかもしれないけど、
捜査班側が頭いい風に描かれているかといえばそうでもないように見える。
あと人種差別への怒りはキレキレだけど、性差別(セクハラ)への怒りはフワっとしている。
踊って楽しくして忘れようぜ、てきな。
セクハラ警官の仕置きも、そ、そんな雑な…みたいなやつだったし。
(バランスを鑑みて、作品賞は「女王陛下のお気に入り」が妥当だったのでは)

余談ですが、差別集団あるところレベル・フラッグ(南軍旗)ありで、
映画の中でも何度も見掛けますが、
これが掲揚されている場所には有色人種は近付かないほうが無難なので
覚えておいた方がいいですね…本当。







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2019/03/26(火)

映画かんそう
「バンブルビー」

監督トラヴィス・ナイト
脚本クリスティーナ・ハドソン

どうして誰も気付かなかったんだろう。
殺してやるとか、顔の皮を剥いでやるとか、
そういう物騒なオートボットとディセプティコンの果てなき抗争は一旦置いて、
かわゆいビーとかわゆい女子高生で、
青春異種間友情ムービーを撮ったらいいんじゃないかって。
ものすごいかわゆくて、よく出来た話なので
製作会社と配給を2度見した。
これまでは上映中に何回か「え?なんて?」って首を傾げたけど
(それも味があったけど)今回はまったくそういうのがなく
キメが整っていて滑らかなお話。
監督は「KUBO」のトラヴィス・ナイト。

機械いじりが趣味のチャーリーは父の死後
成績優秀だった飛び込み競技も引退して
鬱屈した日々を送っていた。
踏ん切りをつけて前に進む家族にも違和感を持っていた彼女は
ある日、おじの経営する修理工場の片隅で放置されていた
ビートルを見つけるが…というあらすじ。

登場するトランスフォーマーの数を絞ったので、
そのぶん人間のドラマ、ビーの愛らしさに尺が割けて話が整った。
哺乳類など要らん!メカ見せろメカメカメカメカァ!
って人には不満かもしらんけど。

ラストばれ

砂に顔を埋めて隠れているつもりのビー、
家具を壊してはわわするビー、
気に入らない音楽のテープをペッするビー、
どれも編集してずっと見ていたいくらい可愛いですね。
あとビーのカーチェイス、車幅をキューっと縮めたり
手だけだしてリフトしたりも地味に良かった。
ビーって、かわいさもさることながら
オートボットの中でも耐久力NO1じゃない?頑丈!

それで、チャーリーと母(と義理の父)は
感性が違ってて相性はあんまり良くないんだけど、
でも関心と愛情がない訳じゃなくて
家族は命懸けで助けに来てくれるし、
チャーリーはちゃんと花柄ヘルメットを忘れないし、
共闘した親友のビーに誘われても
断って家族のところに帰るのとか、いいなあって思いました。
チャーリーとビーだけじゃなく、
サブキャラクターのメモくんも、エージェントバーンズも、
弟君、お母さん、お義父さん、シャッター姐さん、ドロップキック、
みなさん良かった。

ところで今回シリーズリブートしたとかいう話を聞いた気がするんですけど、
今回の話が1987年、このまま時間が経過しても
ビーはシャイア・ラブーフくんとは出会わないのでしょうか。
それはちょっと寂しい。







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2019/03/27(水)

映画かんそう
「PRINCE OF LEGEND」

聖ブリリアント学園で3年に1度開催される伝説の王子選手権。
様々な魅力を持った14人の男性が集結する理由が
ドラマ版で描かれましたが、勝敗の行方は映画版で完結します。

序盤の20分ほどはドラマのあらすじ紹介なので
ドラマを見ていた人は遅刻して行っても大丈夫!
壁ドン勝負とか、にらめっこ勝負、3人4脚、
椅子取り、姫抱っこ、アクション等々
様々な選考競技に熱中するイケメンと、
その仲間達によるわちゃわちゃが見られるぞ!

うーん、でも私はHiGH&LOWのが好きかな…。

結末ばれ
ドラマからずっと引っ張ってきた、
果音の頬をつねる癖と、捨てようとした写真の伏線が回収されます。
そして満を持してパッヘルベルのカノン…。
あっなるほど、果音と奏だから、誰とくっつくかは
最初から明白だったわけねハイハイ(遅い)。

大多数の若い女子の萌えである無理矢理キスが
大年増の私には大地雷なので何度もあるのは正直きつかった。

壁ドンの練習とか、姫だっこの練習とかを
男子同士でキャッキャやってるのは楽しかったですね。
あと、下剋上王子が眼鏡くんへの恋心を自覚して終わります。
そこもうちょっと詳しく…!

えぐざゆゆの人、どなたか
「映画見ながらずっと喋ってる女は嫌い」
ってインタビューかSNSで言ってくれ頼む……。






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2019/03/28(木)

先週のエレメンタリーで
統合失調症のかたの被害妄想の相手は
宇宙人から共産圏のスパイに移り、
現在はシミュレーション仮説が流行ってると言っていて
「へー」って思ったんですが、
鈴木光司さんの作品にそういうのありましたよね、
一応オチなので書くことはできないのですが
ブームとどっちが早いんだろう。
あ、でも「マトリックス」のほうが確実に先だろうから
あれの影響かもな。

ちなみにシミュレーション仮説は、
この世界と自分含む万物が、
何者かが行っている巨大なシミュレーションの1つであり、
その証拠があちこちに隠されているという考え。

なにか単純な1つの事例で反証になりそうな気がするんですが
パッとは思い付かないな。



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2019/03/29(金)

映画かんそう
「マンチェスター・バイ・ザ・シー」

主人公の中年男はボストンで修理屋をしながら暮らしていたが
実家の兄が心臓発作で亡くなり、
遺言状で彼の息子の後見人に指名されていたことを知る。
甥は、友達や学校から離れたくないので
ボストンからここへ引っ越してほしいと主人公に頼むが
主人公はそれを拒否する…というあらすじ。

たぶん私には合わないだろうと思って
劇場では見なかった映画です。

人は誰でも多かれ少なかれ傷を負って生きているが、
立ち直れる人もいれば立ち直れない人もいる…という感じの話。

ラストばれ

主人公はどうなんだろう…立ち直ったと見えて
やっぱりだめだった、という結果になりそうに見えた私には。
ああいう風に癇癪を起して暴力をふるうひとが苦手なので、
主人公のことを優しい目で見られなかった。

スクリーンとは…?ってあとで調べましたが、
暖炉の前に置く衝立で、薪がはぜて火の粉が飛ぶのを防ぐのだそう。
それは置きっぱなしでいいのでは…?

あと、墓が掘れないから
春まで死体を冷凍しておくのって一般的なのかな?
もっと北の国ではどうなんだろう。火葬いいぞ火葬!

英国にあるのと同じ「マンチェスター」という地名だと思ったら、
「マンチェスター・バイ・ザ・シー」までが地名なんですね。
ボストンと同じくマサチューセッツ州。
甥っ子くん、アイスホッケーやって、バンドやって、
船舶の勉強もしたい、二股かけてて彼女が2人、って
平均的な地方のリア充男子はあんな感じなのかな?





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2019/03/30(土)

色々感想

ブルーピリオド(アフタヌーン掲載)
「仮に再度人間に転生しても絵の道だけは絶対に志さないぞ」
という気持ちになってきた。
メンタルがやられて、フィジカルがやられて、
現在主人公の両腕にストレス性の蕁麻疹が出てて、
その作画がまた素晴らしいので直視できない。

波よ聞いてくれ(アフタヌーン掲載)
「私 最近は瑞穂とイチャイチャしすぎて
そろそろノドボトケが出てくるのでは?って気分になってるのに」

「まあ…ノドボトケくらいなら俺の気持ちは変わりませんけど」
相変わらず会話が最高だな。どの辺から気持ちは変わっちゃうんだろう。
やっぱりチンはだめなのかな。ミナレさんにチンが生えても違和感なさそうだけど。

金カム(ヤンジャン掲載)
八甲田山の行方不明者の捜索にアイヌの人もかり出されたのかー!

銀英伝(ヤンジャン掲載)
アーサー・リンチの、誰でもいいから恥をかかせて
メチャクチャにしてやりたかった、という動機は原作よりも鬱ですね。
相打ちになったのはちょっぴり救い。
でももうこのあたりで提督の命運は決まってしまった気がする。

ケムリクサ(最終回)
ハッピーエンドでよかった。
たつき監督は、誰もいなくなった廃園てきな場所で
無垢な子たちが精一杯頑張っているお話が萌えなんだろうな。
しかしケムリクサの場合、権利者というか、
管理責任はどうなってるんだろう…。

リュウソウジャー
弟子と師匠のカップルに目を付けた人が早々に推しを失う第1回でしたが
今後どうなんでしょうね。

ジオウ
「こいつは誰よりやさしく、誰より頼りになる男だ、そして俺の友達だ!」
言っちゃった…!ゲイツくんとうとう本心を言っちゃった!

いだてん
「神よ、神よ、神よ。無神論者でも物質論者でも、
この瞬間祈らずにいられようか。どうか我が友に勝利を」
って、三島くんが走る時のしそうくんのセリフですけど
まさかこういう結果に終わろうとは…。

もう負けた者同士で愛が芽生えるしかないじゃない。

エレメンタリー
路上に泊めたバンの後部にマットレスを入れて
ホテルとして貸し出すというビジネスが出てきた。
合法らしい。
(ケチな不倫カップルが利用してた)
(そんな狭いところでケチ臭い不倫をしてなにが楽しいのか前世はウナギなのか)
不倫はともかく物凄く忙しい人が、朝から効率よく動きたい時は便利なのかな?










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2019/03/31(日)

映画かんそう
「ダンボ」

1941年のアニメ「ダンボ」をティム・バートン監督が実写映画化。
とはいっても、耳の大きな子象が、母象と離れ離れになり、
サーカスで芸を披露させられる、という部分のみが同じで
それ以外はほぼ新規のストーリー。
音楽ダニー・エルフマン、衣装コリーン・アトウッドのいつものティム組。
でもお話にティム・バートンっぽさはあまりないように思う。

メディチ・ブラザーズ・サーカスでかつて花形乗馬曲芸師だったコリン・ファレルは
戦争で片腕を失い戻ってくるが、妻は亡くなっていた。
団長は彼に象の世話係の仕事をあてがうが、
象のジャンボが出産した子象は耳が大きい不思議な姿をしていた。
男とその娘、息子は象を世話するが…というあらすじ。

中期以降のティム・バートン監督作品には
当たりティムと外れティムがあるんですが、
今回は珍しく泣けるティムでした。
泣ける映画が好きな人には当たりだし、苦手な人には外れ。
ダンボがかわいすぎて、特に違和感とかもなく
え…?なんで馬鹿にするの?この程度の耳は誤差の範疇では?意味がわからない?
となりました。
私は結構好きです。

ラストばれ

なぜならば、「この人は意地悪なのでは…?」と思わせて
「いい人でした!」っていうのが何回かあって、それでなんとなく
見終わった後にぽかぽかするというか。
団長はダニー・デヴィートだから
悪そうに見えてもまあいい人だろうとは思ったけど、
ダンボをヒールで蹴ったりする要員と思われたエヴァ・グリーン様が
まさかのいいひとで、あと名前忘れたけど部下の人まで
「動物にひどいことするので仕事やめたったわ!」
とか言ったのにはびっくりしました。

サーカスにはあまりティムの熱を感じませんでしたが、
あの業界最速のクズの死は、子供が人形の手足をもぐような素早さだった。
「早っ」って思った。
ドリームランドは、一度行ってみたい素敵なデザインでしたけど、
あれを燃やして叩き潰す(しかも最後こらしめランドにする)映画を、
ディズニー配給で撮るところは若干ティムっぽいと言えなくもない。
あとピンクの象。このシーン好きだったんだろうなあと思った。

ダンボが姉弟を助けにいくところでウッって泣いた。




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