12月日記

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2018/12/01(土)

色々感想

アクタージュ(ジャンプ掲載)
アキラさん、家庭教師の青年役か…!
うーん、難しい役柄だな。

Dr.STONE(ジャンプ掲載)
巨大な船ってああいう風に地面を掘って建造するのか!なるほど!
異世界に飛ばされてもこの漫画のお蔭で生きていけそう。

金カム(ヤンジャン掲載)
アムール虎ってヒグマよりも強いの!?
ヒグマって、人間の顔をちょいと撫でたら顔飛んじゃうあのヒグマ!?
そのアムール虎と鎖1本で戦うソフィアさんすごくない!?

あと尾形さんの無表情リアクションおいしいです。
女性の好みはどうなんだろうこの人…。

波よ聞いてくれ(アフタヌーン掲載)
病的な嘘つきvs病的に猜疑心の強い人、面白いハハハ。
病的な嘘つきの人は、整合性なんかは考えず嘘を付くし、
記憶力も弱いので、長らく親しくしていると心を病みますね。真理だ。

HUGっと!プリキュア
アンリくんが闇落ち?からの?プリキュア入隊?
いまもう5人いるから違うかな。

金カム(アニメ)
もうラッコ回!?早いな!!
あの異様な雰囲気を音楽で表現したりして頑張ってました。
しかしこんな短い話だったのか。

相棒16
久しぶりに動物と右京さんのなごみ回。
コミカルなシーンもあり、事件には友情も絡んでいる。
脚本は森下直さん。
カメの首の部分に指を挟まれるの、
電車の自動ドアの戸袋のところに巻き込まれるのと同じ理屈だな…。
カメ飼ってないけど気を付けよう。

獣になれない私たち(ドラマ)
恒星さんとお兄さんの、こじれにこじれまくった感じいいなあ…。
でも恒星さん、お兄さんの彼女寝取ったんだ…それはだめだ…。
あと恒星さんは初対面の人への当たりがキツすぎる。

初回視聴率が11%台から2回目で8%台まで落ちて、
そこから回復できてない感じ。
たぶん初回の負荷がきつすぎてみんな脱落したんだろうな。
父DV、母マルチで、自分を出せなくなってしまったヒロインが、
職場でパワハラを受けて、
彼氏は前カノとずるずる同棲中というのはあまりにも過負荷だった。

脚本の野木さんは、メイン視聴者である女性社員の
日常の疲れを若干甘く見積もっておられて、
面白い内容であればこれでも大丈夫と思われたのかもしれないが、
面白くても無理だった。
私も、面白いとは思うんだけど、働いている女性にはちょっとすすめにくい。
あの社長みたいなひとで、もっとすごいやつがいっぱいいるもの。







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2018/12/02(日)

コンサートでMCのときに
「トワイライトエクスプレス瑞風の仕事をしたけど、
いまだにJRさんから招待の話しは来ない。待ってます。
みんなはお値段を調べてびっくりしてね」
という話題があったので、帰り道さっそく検索した。

私も友達もヒッって息を飲んだので
みなさんもぜひ。

http://tetsudo-shimbun.com/article/topic/entry-1067.html

最後のほうに載っている価格は1人分です…。








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2018/12/03(月)

映画かんそう
「ヘレディタリー 継承」

ホラーファンの間で話題になっていた映画です。
本国公開数か月後に見られて嬉しい(マイナーなホラーは1年遅れが普通だから)。
オカルトホラーにプラスして、人間の心がじわじわ駄目になる系なので、
見ると精神的なダメージを受けますが、
最近連続で公開されたスタジオA24のホラーの中では一番好きです。

ミニチュアアート作家の主人公は、夫と2人の子供を持つ主婦。
最近母親を亡くしたばかりで、精神的に参っている。
彼女の周りで不思議な出来事が起こり始め、
うまくいっているかに見えた家庭は徐々に崩壊していく、というあらすじ。

伏線があって、「こうなったら嫌だな」と思ったことは
想像の2割増し酷い形で大抵その通りになります。
犬好きのかたは、ちょっと注意(死ぬ瞬間は映らないけど死ぬ)。

ラストばれ

プロットは、「パラノーマル・アクティビティ3」と同じですが、
この家は元々免疫力が低下していて、
怪異を拒絶するちからが最初からない。
序盤からもうだめだ…って感じがしてました。

お父さん鬱で餓死、お兄さんも鬱で自殺、
お母さんは乖離性人格障害、本人は夢遊病って、
どれが病理でなにが怪異だったんだろう結局。
自分と子供にシンナーをぶっかけて
マッチ持って立ってる夢遊病のお母さん…っていう経験をしてるのに、
どうして寝室のドアに鍵を掛けないんだ息子くん…。
ペイモンさんはアザゼルさんとニアリーイコールなのだな。

妹ちゃんの癖の使い方と、あと発狂したお母さんの空中芸が好きです。
あの家、三代に渡って首を切断されてる。
どうしてお父さんが燃えたのかは謎ですけど、
あのへんになるともう完全に遊ばれているのだろう。

息子は守り通したけど、娘を差し出したとか、
めっちゃさらっと言ってるけど、よく考えるとえぐい。

部屋の隅にいるような、気のせいなような、
ギリギリのライティングがかなりいいので、スクリーン向きかも。
モニタで見ると真っ黒になる可能性がある。








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2018/12/04(火)

映画かんそう
「くるみ割り人形と秘密の王国」

ヴィクトリア朝時代のロンドン。
母を亡くした少女クララは、父親から
母の残した最後のプレゼントを受け取る。
それは卵形の小箱で、鍵がかかっていた。
名付け親が主催する豪華なパーティーで、
小箱の鍵をプレゼントに贈られたクララは、しかしそれをネズミに奪われ、
取り戻そうと追ううちに、不思議な世界に迷い込んで…というあらすじ。

なぜか舞台がドイツからロンドンに移っている。
資料が多くてCGが作りやすいのかな?いや、言語かなやっぱり。
主人公がとっても美少女で、衣裳はどれもよく似合っていたけど
とくに肋骨服をアレンジした普段着でアクションするのはよかった。

お話は今風にカスタマイズされていたけど、
愛する人の死をいかにして乗り越えるかというテーマの煮詰め方が不足なのと、
あと大尉が、いるだけヒロイン化してたのが、ちょっともったいなかった。

映画にはあまり関係ないんだけど、
これまでずっと「金平糖の精のおどり」だと思っていた曲が、
原題は「ドラジェの精のおどり」で、
その英訳が「シュガー・プラムの精のおどり」だったとは!
今回、シュガー・プラムってなに?って調べていて初めて知ったので驚いた。

内容ばれ

まさか「くるみ割り人形」でネズミと共闘する展開が来るとは。

でも、やつの裏切りは予告の段階で
大半の人が予想していたと思います。
何でしょうねあの圧倒的裏切り感。
それとヘレン・ミレン様に鞭を振らせるなら、
もっとこうタイトな、ラバーっぽいドレスが良かったのではないかとか思いました。






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2018/12/05(水)

Petrelが検索結果を参考にして算出した
2018年インスタでの流行ワードは

3150、なんちゃってダンス、アム活、水鉄砲メガホン、
広告で有名になりたい、金晩、フッカル、一生パリピ、
カントゥーヤ、どんつき同盟、いいアゴ乗ってんね、きょコ
チル友、オベンタグラム、けしからん風景、ネタプリ、
テッテレー、さいくぅー、モニグラ・ヨルグラ、フリクロ

なのだそうですが、すごい!1つも知ってる単語がない!
って逆に感激しました。
というか前も同じような事を書いた気がしますが
私はこの流行語を新聞の記事で知ったので、
おそらくもう廃れた語群なのだと思います。

面白いなと思ったのは、
良い風景写真を褒める時の「けしからん風景」、
おたくの「けしからん」と使い方の変遷が同じだなあ、
どっちが先なんだろうという点です。
おたくの「けしからん」は主に萌える、色っぽい、
という意味で使いますが、非おたくの「けしからん」は
美しいとか優れているという意味なんですね(たぶん)。

一応全部解説を読みましたが、
古着を使ったコーディネートを意味する
フリピエクロージングの略称フリクロ、
これは6回くらい読んだんですが、
記事から目を離した瞬間に忘れるので、
一生覚えられそうにありません。
「今日のコーディネート」が「きょコ」なんだから
古着のコーディネートは「ふるコ」でいいじゃないか。







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2018/12/06(木)

映画かんそう
「パターソン」

アメリカ、ニュージャージー州のパターソンに住んでいる
バスの運転手の夫とその妻が、なんでもない1週間を送る様子を
淡々と描写する映画。
毎日同僚の愚痴を聞き、犬の散歩をして、
バーのマスターと世間話をし、常連客の喧嘩に巻き込まれ、
そして時々、詩を書く。

監督の前作
「オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ」も、
吸血鬼の夫妻の日常を描いており、
夫は繊細で妻が鷹揚だったので、
丁寧な生活系がお好きなんだろうなという感じ。

内容ばれ

アレン・ギンズバーグもパターソン出身だったのか。

最後突然日本人旅行者が出てきて、
同郷人としてはちょっとモジモジする。
日本語訛りの英語って、あんな感じで不思議な、
そしておもしろいニュアンスなのかな。
でも日本語なまりの英語、聞き取りやすいです(笑)

「詩の翻訳はレインコートを着てシャワーを浴びているようなものだ」
はとってもいいセリフ。

永瀬正敏さんの持ってた詩集も、あのマッチも買えるそうです。







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2018/12/07(金)

ハリウッド映画のほとんどは恋愛関係と家族愛がテーマだ!
というような文章をわりと最近見掛けたんですが、
チラっと自分の新作映画感想を見返してみると

くるみ割り人形=家族愛
ヘレディタリー=オカルト信仰
イット・カムズ・アット・ナイト=伝染病
ファンタスティック・ビースト=陰謀
ボーダーライン2=血みどろ
A GHOST STORY=夫婦愛
ボヘミアン・ラプソディ=音楽
華氏119=アメリカやばい
ヴェノム=異種間の友情
search サーチ=家族愛
バーバラと心の巨人=家族愛
ルイスと不思議の時計=変わり者同士の友情
アンダー・ザ・シルバーレイク=陰謀とルサンチマン

という感じで案外恋愛と家族愛を描いたものは少ない。
(ファンタスティックビーストはもしかするとアルゲラアルの愛がテーマかもだけど…)
面白いのはホラーやサスペンスが結構頑張って愛情を描いているところ。
最近では大作映画でも、たとえば「オデッセイ」のように、
家族や恋愛について、1秒も描かない映画も増えてきました。時流でしょうかね。






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2018/12/08(土)

色々感想

「ファイアパンチ」の藤本タツキさんの新連載
「チェンソーマン」がジャンプでスタート。
多少考慮されてはいるものの、やっぱり安定の血と絶望。
今後大丈夫?どうなるどうなる?という若干のハラハラ感。

アクタージュ(ジャンプ掲載)
えっバイプレイヤーとしての才能…!?
と言われても釈然としないので、圧倒的説得力のあるエピソードが欲しい。

絶チル(サンデー掲載)
手足を切り落として、考えを変えるまで説得とか
また年末サービスみたいなことを言いだしたぞ…。

舞妓さんちのまかないさん(サンデー掲載)
えっ白峯神宮って今はサッカーの神様みたいになってるの!?
私はあそこを「街」というゲームで知ったけど、
日本三大怨霊のお1人、崇徳天皇を祀っている場所だよ…。
いや若い人がたくさん来て活気がでるならその方がいいのかな…?

銀英伝(ヤンジャン掲載)
オーベルシュタインの犬が出てきてとてもかわいい。
味のある顔立ち。

DOUBLE DECKER! ダグ&キリル(アニメ)
キリルが、実はあほのこではなく天才だったことが判明。
えっ???伏線あったっけ…?

あと若い美人の女性に手当たり次第声を掛けて
金で買わせてほしいと交渉する青年が、
実は自分のためでなく、病で死期の近い父親に
良い思いをさせたくてやっていたというオチを
ちょっといい孝行話風にしていたが、えっちょっとそれどうなんだろう。
脚本の人は、そんな高齢でもない女性なんですね。

私の友達のうち2人は、普通に道に立っていただけで
「いくら?」って聞かれたことがあるって言ってて、
1人はメチャクチャ怒ってたし、もう1人はものすごく落ち込んでたからなあ…。

うーん、めっちゃ穿った見方をすると
売春を禁じる法がない世界とも考えられますけどね。

相棒16
人の考えていることが、言語になって分かるのならそれはもうエンパシーというより
テレパシーだと思いますが、その能力があるという前提で話が進んで、
あれ、右京さんスーパーナチュラル的なのオッケー派?

コナン本編が載っているのに、
ゼロ日が休載しているのは変な感じがする。

シリーズ初の男子プリキュアについて書いてたら、ちょっと長くなったので
明日に続きます。




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2018/12/09(日)

(続き)

シリーズ初の男子プリキュアとニチアサのジェンダー…?てきな話

アンリくんが本当にプリキュアになった!
(イレギュラーなプリキュアのようですが)
男子プリキュアはシリーズ初だそうです。
戦隊で初の女性レッドが出たときと同じ嬉しい気持ち。
あのときもイレギュラーな形のレッドで、
それ以前にハチャメチャに脚本が上手かったので
どこからも文句のつけられない形でしたが(靖子さん)、
結局後のシリーズには続かなかったんですよね。
(どんでん返しなので、今後見る可能性のある人は検索しない方がいいです)
戦隊の女性リーダーも、女性2号ライダーも
プリキュアのレギュラー男子も、今後実現してほしいけど
最大の難関はおもちゃの売れ行きだと思う。

シビアな話、果たしておもちゃが売れるかというと、
そうではないような気が私はする。
幼ければ幼いほど感情移入からは逃れ難いし、
フラットなものの見方のできる子でも、
親や友達の意見の影響を受けるだろう。
子供向け番組は利潤の追求だけをすべきではない、
今後の理想とされる世界を子供に見せる義務がある、
と言いたいけどなかなかこの経済的に厳しい時勢に
そこまでも言い難いので、
今回のアンリくんみたいに無理のない範囲で、
ちょこっとした変革を続けてほしい。
お姫様抱っこを2回もありがとうございました。

あ、でもその点、今期のルパパトはかなり攻めてると思います。
パトレン側の赤とピンクは同期でほぼ対等だし、
ピンクは武士のような性格で、
お茶くみは後輩の男子くんがやっている。上司はnot日本人。







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2018/12/10(月)

映画かんそう
「来る」

ホラー小説「ぼぎわんが、来る」映画化。
娘の生まれたばかりの幸福な家庭におかしな現象が起こり始め、
やがて円満であるかに見えた夫婦の関係に影が差す…というあらすじ。
人間の嫌な面、人間関係の嫌な面が細やかに描写されますが、
松たか子さん演じるハイパー霊能者が漫画的で、不快感が相殺されます。
原作のほうが構成が端正ですが、映画のほうがエンタメ的。
特に終盤が文章では難しいド派手な展開で、
ジャンルを越えたあの宗教的スマブラのシーンはワクワクした。
そんなに怖くないと思います。

監督4年ぶりの新作という事で、「渇き。」は2014年なんですね。
時間が経つのは早い。
スローモーションと幻覚のような色彩設計は今回薄くて、
うーんとでも大衆居酒屋のシーンと、中華定食屋さんの色は良かった。
(オムライスの国は、うん、ちょっとよく分からないですね…)

内容ばれ
あの総力戦のシーンは、京極堂に解説してほしかった。
一番高いところで踊り狂ってた人達は、
沖縄の宗教なのかな?と思ったけど
検索してみた限りでは違うっぽいので、衣裳からすると韓国の呪術?
コクソンに出てきた祈祷師が、あんな格好をしていた気がする。
(巫俗(ムーソク)という朝鮮半島古来の信仰らしい)

原作との比較(原作ねたばれ)
原作は家長による妻子へのモラハラDVが
世代を越えて、ぼぎわんを存在させ続けるという主旨だったと思いますが、
映画版では男女両成敗というか、酷い親が子供を不幸にし、
子供がぼぎわんを呼ぶというように、さり気なく変えてありました。
男女どちらも楽しめるようにという配慮でしょう。

でもその流れで、原作中いちばん怖いシーンの
おじいちゃんを迎えにくる場面がかなりふんわりしてしまい、
そこは残念です。あれをオープニングにしてほしいくらいなのに。
姉妹萌えがちゃんと拾われているのは、さすが分かってらっしゃる!と思いました。
ところで、幽白が表紙のジャンプを見て「夢か…」って描写に納得するのは
非おたくの人では少数派だと思いますよ監督(笑)。

くず夫と、その友達の民俗学者が少し掘り下げられ、
会社の人間関係が更に嫌な感じになり、
飲食店で会った霊媒師の女性がちょっとグレードアップしてた。





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2018/12/11(火)

映画かんそう
「勝手にふるえてろ」

監督脚本:大九明子さん
原作:綿矢りささん

評価が高いので見た邦画恋愛もの。
26歳OLの主人公は、中学生の頃に一方的に好きなった男子と、
ずっと脳内恋愛を続けている、絶滅動物好きな風変わりな女性。
突然、異部署の男性に告白された主人公は
舞い上がり、混乱するが、思い続けてきた男子との板挟みになる、というあらすじ。
こういう肥大した自我が暴走し、異性への恐れと期待が混線して
傍若無人な態度になっちゃう系のお話、
男性主人公だと無数にあるし、ぶっちゃけ私小説の一部分がそれで、
20世紀初頭から連綿と続いてる由緒正しいジャンルだと私は思いますが
女性主人公というのは珍しい気がします。

重要な部分バレ

私の好きな、叙述トリックが途中にあって、
でもそれがなんとも悲しいどんでん返しだったので
喜んでいいやら悲しんでいいやら。
明らかになる事実は文章だと表現が難しいと思うけど
原作だとどうなってるんだろうこの部分。

ラストは現実に着地したので、
オタクとしてはちょっと残念なような気もします(笑)。




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2018/12/12(水)

大阪の映画バーで、フランスのメーカー、
ポールジローのコニャックをおすすめされて、
飲んでみたらとってもおいしかったのですぐに通販したんだけども、
それと同時に、そのメーカーが同じ葡萄でつくる、
年に1回しか販売しないぶどうジュースの話を聞いたのが2016年とか。
よーし、じゃあ2017年になったらその葡萄ジュースを買うぞー!
って思ってたら、なんと2017年は葡萄が不作で、
ジュース作れまへん…という告知。
それで満を持して今年注文して届いたのがこれ。
飲むのに2年かかった!2年かかった!
えっと今なら在庫が残り少し…とかいうサイトもあるっぽい。
今年は10月末くらいから予約が始まって、12月頭に届きました。
お値段は送料も合わせると並みのワインよりちょいお高め。

https://www.jisys.co.jp/item/brandyspiritsliqueur/6.html

酒の原材料になる葡萄の、果汁と炭酸ガスだけでできているので、
雑味が一切ありません。
飲み口は軽いんですが後味が濃厚。
お酒を飲めないかたが食前酒代わりに召し上がるには
ちょうどよいのではと思いました。
お洒落なパーティとか、ピクニックむけ。
(私はどっちかといえば食前酒のほうがよいですが/笑)







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2018/12/13(木)

映画かんそう
「ドクター・エクソシスト」(原題:Incarnate)

監督は「センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島 」や
「ランペイジ 巨獣大乱闘」を撮ったブラッド・ペイトンさん。

神の力をもって悪魔を払うエクソシストではなく、
生まれついての精神感応力を使って
憑かれた人間の心に潜り、悪魔を追い出す主人公は、
妻と子を殺した仇の悪魔を追っていた。
悪魔に憑依された少年の件を依頼された主人公は
その悪魔こそが追ってきた「マギー」だと知らされ、
決死の覚悟で仕事を受ける…というあらすじ。

悪魔に憑かれた人が
自分の願望そのままの世界で楽しくやっているところを
「ここは夢ですよ」と知らせる過程は面白かったです。
主人公が、精神世界だと歩けるが
現実世界では車椅子生活という設定も。

ラストばれ

フリードキンの「エクソシスト」リスペクトだね、うんうん…
って思ったんですが、
もう1回捻って悪魔勝利エンドは余計かなー。
(エクソシスト3も好きですよ…)

この設定でドラマ化したほうがよかったかも。
間違った資料を読んだまま精神に潜ったり、
被害者が知人だったり、
被害者と悪魔が恋愛感情を持ってたり、
治療途中で被害者が死んだり。






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2018/12/14(金)

アマン東京のブラックアフタヌーンティ、
一度行ってみたかったのですが、とうとう念願かなった。
テーマが「トランク」ということで
ファンタスティック・ビーストにぴったりでした。
めちゃめちゃ高級感溢れるラウンジで、
エレガントなお客に囲まれて、
楽しい二次創作のお話を拝聴したりしましたよ。










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2018/12/15(土)

色々感想

アクタージュ(ジャンプ掲載)
えっ家庭教師もう退場?えっバイプレーヤーの才能話、
全然納得いってないよ!

鬼滅(ジャンプ掲載)
これまでずっと冷静で知的だった人たちが、
突然ここにきて自決上等の戦術(とても的確な)を連続でキメ始めて、
ああ気が狂ってるなあ、鬼滅だなあと思ってワクワクしてます。

第三世界の長井(最終回)
セルフ打ち切りのような最終回でした。
ちょっとあの、不安になるので遺言みたいなこと書くのやめてください長井閣下。

進撃(別マガ掲載)
宝石の地獄とこっちの地獄はどっちが地獄だろうと毎月考える。
進撃のほうはそろそろ見たくなかった地獄に突入しつつあるので
進撃のほうが上かな…。エレン、きみさあ…。

快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー
えらい勢いでノエルの正体についての考察が出回っていますが、
なるほど、アイテムという線があったか…。

獣になれない私たち(最終回)
社長をどう描くのかな…?って最後まで不安でしたが、
完全な悪役にする訳ではなく、
でもキャラクターを掘り下げる訳でもなく、
でも周囲の人全員に見捨てられる訳でもなく、
主人公の選択が、周囲の人をちょっとだけ変えた
という終わり方でした。
この「ちょっとだけ変わる」というのが全体的なテーマだったような。
視聴率だけが残念でした。出だしがキツすぎたからね…。

ナインテイルドキャッツは、
那須高原のヴィンテージビール、
ナインテイルドフォックスがモデルだそうですね。

エレメンタリー6
認識能力がおかしくなっているホームズが、自宅に生首を持ち帰ってきたけど
それが誰で何のために持ち帰ったのか記憶がないという、つらい話。
来週は日本人が殺されるらしい。小指がないのでヤクザらしい。珍作の予感。

ジャンプの呪術廻戦とチェーンソーマンは人間じゃないやつと融合した青年というプロットと、
キレのあるネームがかぶっているので、食い合いになるのではないかとふと思った。、
あと今週の編集後記でおすすめ小説を書いている編集さん、
たぶん本のタイトルを間違えていらっしゃる。

ドラマシリーズ安楽椅子探偵ですが、
シリーズ8作目の「安楽椅子探偵 ON STAGE」が最終回でしたと
突然綾辻先生がツイートされて目玉飛び出る。
2年近く経った今になって!?テレビ業界ってそういう感じ?
凄く残念だけど戸惑いのほうが大きいわ。




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2018/12/16(日)

映画かんそう
「メアリーの総て」

超有名怪奇小説にしてSFの開祖とも言われる
「フランケンシュタイン、あるいは現代のプロメテウス」を
十代で執筆したメアリー・シェリーを描いた映画。
オカルトっぽい切り口で描かれがちなディオダディ荘の怪奇談義を
愛憎とフェミニズムという、ありそうでなかった角度から表現。
監督はサウジアラビア出身のハイファ・アル=マンスールさん。

思想家を父母に持つ16歳のメアリーは、
美しい貴族の青年シェリーと出会って恋に落ちるが、
最初は理想の相手と思えたシェリーに妻子がいたことや、
金に困っていることなどが次々と判明し…というあらすじ。

ラストばれ

シェリーがあまりにもクズ寄りのキャラクターになっているので
ラストはちょっと「え…そいつでいいの…?」と不思議に思いましたが、
事実を変えるわけにはいかない。
しかしまあ最初から双方自由恋愛でという意思確認はしているので、
騙されたという訳でもない。メアリーも正妻からシェリーを略奪している訳だし。
むしろなぜ自分にだけは誠実でいてくれて、
一夫一婦制を守ってくれると勘違いしたんだメアリー。

父と母から教養と創作への情熱を受け継ぎ、
ずっと文章を愛し続け、
自分の人生をすべて注いでフランケンシュタインの物語を創造するくだりは熱かった。
(しかし怪物=女性というのは私とは解釈違い…なぜなら怪物が作中でずっと
「女くれ女!女!女!」って言ってるから)
フランケンシュタインは、最初から最後まで文章の調子が一定に保たれ、
十代でこれを書いたんなら、メアリー女史はかなり冷静な人だったんじゃないかなと
私は思ってました。

ディオダディ荘の関係者、早世したり自殺したり病死したり自殺したり
これまではオカルト案件にしか思えなかったのですが、
この映画を見て、そりゃあ昼間から酒飲んで室内にこもってこんなに放蕩三昧してたら、
借金もかさむし、鬱にもなるし痴情がもつれるし病気にもなるわ…。という気付きを得ました。







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2018/12/17(月)

映画かんそう
「グリンチ」

フー村では村民が皆クリスマスの準備に大忙しだが、
村外れの洞窟に住まうクリスマス嫌いのグリンチは面白くない。
彼は愛犬マックスと、村のクリスマスを台無しにしてやろうと決意するが…
というあらすじ。
原作は絵本で、何度か映画化されているようですが、
私は今回初めて見ました。
(それで台本のト書きのようなナレーションがあったのか)

ミニオンズのイルミネーション制作のアニメ。
というかミニオンのショートフィルムが同時上映です。
クリスマスの飾りやご馳走、グリンチの珍発明品は
細部まで丁寧で見ていて面白し、キャラクターの表情は魅力的です。
あとマックスがかわいい。賢くて好奇心旺盛な若い犬!という感じ。
シンディ・ルーもタフで優しい良い子!
音楽がエルフマンなので、ちょっとナイトメア・ビフォア・クリスマスを思い出します。
田舎なので字幕の上映がありませんでしたが、
大泉さんが巧くて、違和感全然なかったです。

内容ばれ

グリンチの改心が早すぎて、ちょろいヒロインみたいでした、
が、シンディ・ルーがスパダリなのでチョロインでいいのかな…?
フラッシュモブ聖歌隊のシーンが一番好きです。ホラー的…。

ただ、予告にも使われていた食料品店でのグリンチの嫌がらせは
ちょっとやりすぎで(口に入れた食品を吐き戻して瓶に詰め直して
他人の買い物かごに入れる。棚に体当たりをして商品を落として壊す)
普通に器物損壊で警察を呼んでいいと思う。
あと、ああいう場合のモブは「まあ、なんてひどい」みたいな態度しか取らないが、
たまには背後から無言でバットを脳天に振りおろすモブがいてもいいと思う。

しかしイルミネーションはそろそろ、
孤児=不幸!という認識を世間に広めるのはやめないか?
なお、ツンデレ発明家=萌え!という趣味は
大変結構なのでそのまま続けて下さい。

グリーン・ホーネット(2011年映画版)のファンは、
お目ざめのラテのシーンでソワソワするかもしれない。私はしました。





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2018/12/18(火)

映画かんそう
「いつだってやめられる 闘う名誉教授たち」

イタリアの「オーシャンズ11」とも言われる、
大ヒットアカデミックケイパーもの3部作の完結編です。
大変楽しいラストでした。
リストラで職を追われた学者たちが、
サイドビジネスで合法ドラッグを始めるが捕まり、
彼等のスキルに目を付けた司法の取引に応じて
合法ドラッグの製造元を割り出す業務に従事するが、
その過程で、神経ガスを製造しているグループがいることに気付く…
というあらすじ。

相変わらず浮世離れした教授たちが、わちゃわちゃしています。
予告で見て「!?」って思ったシーンも全部納得しました(笑)

内容ばれ
敵も学者だし、協力者も学者。
憎めない感じの事情ある敵でした。
世界的に大学ってどんどん予算縮小される傾向にあるんですかね。

おおむねハッピーに終わって、
かといって元妻が、ああん、やっぱりスッキ!とか言って
主人公のところに帰ってくるわけでもない、
そこのところはちょっとほろ苦いエンドでよかったです。
学術を探求する徒であるが、
学生を守り導く先生としての矜持もあるという。
ほぼ何もしてないメンバーもいるけど、みなさん可愛いので許す。

余談ですが、ハリウッド映画を見慣れているので
人種のばらつきがないことに違和感がありました。
しかし考えてみたら邦画だって大抵はアジア人のみなので、
イタリアの大学の理系教授人種構成がああいう感じなのでしょう。
あと性別も、学者は全員男性で、
死んで復讐の動機になる学者だけが女性。
ちょっと気になったのでイタリアのジェンダーギャップ指数を調べましたが
2017年は82位。わあ、一緒に頑張ろうね!
(日本は114位でプークスされるほど低い)

フランス語の「ピュターン!」に加えて、
イタリア語の「カッツォ!」も聞き取れるようになりました。
この調子で世界の「くそ!」を制覇するぞ!






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2018/12/19(水)

10月に行った英国展で購入したクリスマスプディングを食べました。
せっかくなのでブランデーバターも作りました。
コクがあったほうがよかろうかと思い、黒糖を使ってみた。
おいしかった!ドライフルーツがぎっしり入ってました!
歯と歯茎に滲みる甘さで、紅茶を1リットルほど飲んだけど、
私は甘党なので問題ない。

ブランデーバターのこと気に入ったので、
また作りたいです(バターと砂糖とブランデーと水を混ぜるだけだけど)。
トーストや、マフィンに塗ってもいいらしい。










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2018/12/20(木)

映画かんそう
「レディ・ガイ」

腕利きの殺し屋の主人公は、ある日
上客のマフィアから身に覚えのない襲撃を受けて拉致される。
目が覚めると彼はホテルにいて、顔や体は整形手術を受けており、
性別が女性に変っていた。
彼は実行犯への復讐を決意するが…というあらすじ。

ミシェル・ロドリゲスが特殊メイクで男性体と女性体、
両方の殺し屋を演じます。
拉致監禁性転換手術をやったクレイジー天才女医役は
シガニー・ウィーバー。なかなか似合っておられました。

男性体の時に懇ろになった看護師の女性と
女性体になったあとでも関係をもったり、
女性のお色気を暗殺に活かしたり、ファ〜オ!なシーンは色々あるんですが、
設定から想像されるような奇抜なシーンはあまりなく、
全体的に小さくまとまっちゃってる印象なので、
もう一声!という気がしないでもない。

ラストまでばれ

男性体ミシェル、顔はいい感じなんですが、
体と所作が女性なので、もう少しシルエットの出ないお洋服のが良かったのでは。

クレイジー女医は、「惨めな女にしてお前を貶めてやるぜ!」じゃなくて、
「完全生命体である女という存在にしてあげるから、
改心して新しい人生を生きなさい」
という慈悲の心なのが、やばい。

しかしラスト、復讐は為されていたというオチですけど、
相手を殺さなかったという結果は、女体効果じゃないかな?と思います。
つまり女医の目論見は、半分くらいは当たってた。

しかし復讐のために拉致監禁性転換手術というプロットは
ペドロ・アルモドバル監督の例のあれが(オチなのでタイトルは書きません)
いまのところ最高峰に頭がおかしいので、
こちらはインパクトが薄く感じられてしまう…。







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2018/12/21(金)

読書かんそう
「国境のない生き方: 私をつくった本と旅」
ヤマザキマリさん

新聞の書評に載っていた同作者、同出版社の「仕事にしばられない生き方」を
買おうとして、間違って買いました。
さっき食べた今晩のごはんがなにか尋ねるところまであと一歩です。

17歳でイタリア留学し、出産し、その後世界各地を巡ったヤマザキさんが、
当時の自分を支えた書物の紹介をなさるのですが、
正直書物の内容のインパクトとヤマザキさんの人生のインパクトが拮抗していて、
アクの強い内容だったので、これはこれで読んでよかったです。
一部のエピソードは漫画のエッセイで知っていたものもありましたが、
文章のほうはあまり笑いのオブラートがかかっておらず、凄かった。
このまま朝ドラになりそうでした(いや、予算的に海外ロケが無理かな?)
ヤマザキさんも凄いけど、音楽家のお母様も凄い。

内容ばれ

ヤマザキさんのお母様が、
齢81歳になられても、万象に対して
「きれい・すごい」と感じる感性を維持されていて、
まだまだ働くという気概をお持ちなのは、
類まれな資質だと思います。
ヤマザキさんの、日本に収まりきらぬ奔放さは間違いなく血筋なんだなあと。

ヤツメウナギなんかを捕まえているうちは素人だし
カジカなんかダサイし、やっぱりウグイくらいは獲らないと、とか
土地の持っているエネルギーを体いっぱいに感じたいという
情熱に突き動かされてピラニアのいる川で泳いだりとか、
(傷がなければ大丈夫だそうです)
一体どういうことなんだぜ…という感じに想像を越えていましたが楽しかった(笑)

ただ、最近の若い人は恋愛をしないし旅行もしない、
冒険をしない、という箇所は、昭和と現在の経済事情の違い、
貧富の差が拡大しているせいもあるかも…と思うので少し引っかかりました。




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2018/12/22(土)

色々感想

Dr.STONE(ジャンプ掲載)
機織り機のしくみよく分かってなかったけど
1コマで分かった。すごいなあ。

チェーンソーマン(ジャンプ掲載)
「俺は男と喧嘩する時ゃ股間しか狙わねえ」とんでもない主人公が誕生した。
そういえば少年漫画では意外と股間攻撃って少ないですね。
(格闘技だと大抵反則だからそれ以外のバトル系で)

鬼滅(ジャンプ掲載)
柱全員投入だー!
たぶんここがラストではないと思うけど、
ここから柱の格を下げずにどう逃亡するんだろうラスボス。

ネオレイション(ジャンプ掲載)
先週からスタートした新連載。スーパーハッカーと脳筋ヤンキー。
下調べが丁寧で結構面白いです。機械掘り手仕上げの印鑑笑った。

呪術廻戦(ジャンプ掲載)
男は実力があればのし上がれるけど、女には完璧が要求される。
医大の差別問題にかぶって、偶然だろうけどタイムリーな話。

DOUBLE DECKER! ダグ&キリル(アニメ)
もう終盤かあ!天才だったのみならず宇宙人だったっぽいキリル!
ダグの相棒の話とつながるのかつながらないのか。
あととうとう殉職者が出てしまった!
ロボのメモリ一切合財を、安全な遠方のサーバではなく
本体頭部に搭載するメリットって一体何だよコノヤロー!

快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー
初代ルパンとノエルのカップリングの人が急激に増加するな!?

これまで人間に化けてたギャングラーが使用してたのは
死者の皮だったことが判明。
けいいちろうやつかさ先輩の同期の人も死んでたらしい…うわあ。
ルパン組の大事な人3人の「皮」が出てこないといいんだけど
あれやん?剥がしてなめしてるひとがおるやん?
えどがいくんみたいな。

エレメンタリー6
日本のヤクザが殺される話。
殺されたヤクザがアンドウ・アズマ。うーん。なくはない。
関係者の名前がゴウ・シヌラ。ない。
というかスペルミスだ。たった1文字だけど、それはない。










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2018/12/23(日)

映画かんそう
「シュガー・ラッシュ オンライン」

6年前のアニメ映画「シュガー・ラッシュ」の続編。
あれからヴァネロペとラルフは親友として、毎日楽しく暮らしていたが、
ヴァネロペは繰り返される日常に物足りなさも感じていた。
そんな彼女を気遣ったラルフのちょっとした思い付きが原因で
シュガー・ラッシュの筐体が壊れてしまい、廃棄処分が決定してしまう。
2人はシュガーラッシュを救うべく、ネットオークションで部品を手に入れるために
オンラインの世界に旅立つが…というあらすじ。

この世のすべての版権がディズニーにあるように錯覚してしまう。
ディズニープリンセス全員、スターウォーズも、マーベルも次々と出てきます。
圧倒的版権の火力。
ネット世界を具現化した演出が面白かったです。
IPや、ポップアップ広告の擬人化、SNSでの拡散。
あと散りばめられるインターネットミームねた。

ラストばれ

シャンクがめっちゃ格好良かった。イエスも、嫌な人かと思ったけど親切な人だった。
「スローターレース」のカーアクションはクールだったし、
突然のプリンセス歌唱ムーブには笑顔になってしまった。
(花火の代わりにガチ爆発してるし、
「タイヤはいかが?」ってあれ火がついてるからギャングの処刑方法ですよ)
プリンセスたちは全員かわいいし(なにげにプリンセス登場作品全作見てます)、
メリダのスタジオ違いのメタねたやっちゃうし、アナは拳で戦うスタイルだし、
ムーランのスカジャンめっちゃ似合ってるし、
プリンセス達が最後はおいしいところ持っていくし、
ありがとうございました!ところでカラー・オブ・ザ・ウィンドって固有技扱いなの!?

しかし脱お約束を同時に複数やろうとしたため、
少々構造がぐらついている気がする。
まずヴァネロペとラルフが、通常のディズニーアニメと比べると
少々アクが強いキャラクターであるのと、
ディズニープリンセスの苦難を助け憧れを受けるのが親友の男性ではなく、
(ラルフは結果的に状況を悪化させてしまう)新しいキャラクターで女性のシャンクスであること、
ヒロインであるヴァネロペは頑張って部品を入手してくれたラルフの献身に感謝を示さず、
少々唐突に感じられる別離を選び、ラルフはそれを受け入れず、事態は泥沼化すること、
通常子ども向け映画では、友情は永遠!ずっと一緒!という結末になる筈が、
離れ離れになるエンドであること、等々ですが、
最終的に丸く収まるものの、少々釈然としない気持ちになりました。
ウィルスのエピソードはいらなかったような…ヴァネロペとラルフはもうちょっと対話を…。

あ、推しのネタを見るために封切り即見たのですが、ありがとうございました。
あと、ヴァネロペがストームトルーパーに追われだしたあたり、
アイアンマンの近くにいたのは、あれはスタン・リーおじいちゃんですね?
亡くなられた後もこうやってどんどん映画に出演なさってほしい。
関係ないがリュウとケンが早朝デートしてた。






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2018/12/24(月)

映画かんそう
「シェラ・デ・コブレの幽霊」

1959年または1964年に公開される予定だったホラー映画です。
時々この日記で書いていましたが、
幻のこのホラー映画のフィルムは世界に2本しか残っておらず、
そのうちの1本が日本にあるので、
数年に1度ある上映会になんとか参加できないかと思っていましたが
唐突にDVDが発売されました。
長年の夢が叶ってよかったです。日本語字幕ないですけどね。

建築家にして心霊調査員の主人公は、
死んだ母から電話がかかってくるので調べてほしいという
ある資産家の依頼を受ける。
その家には美しい妻がいたが、彼女には秘密があった…というあらすじ。

たぶん私が見たホラー映画の中では最古のものだと思います。
当時のアメリカでは珍しい、足のない幽霊の呪いもの。
まだホラー映画の表現方法や特殊撮影の技術が確立していないので、
私が見てこわいかというとそうではないけど、
でも年代を思うとものすごく斬新なことをやっているので
当時の人にしたら体調不良になるほど恐いというのは何か分かる。
それに恐い顔をアップで映すというのは原始的だけど現在でも有効。

このシーン、「女優霊」に影響を与えたんじゃないかな?
って思ったところがあって、とっても満足です。








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2018/12/25(火)

ドキュメンタリーかんそう
「DARK STAR H・R・ギーガーの世界」

本人や周囲の人たちへのインタビューを中心に
スイス生まれの造形作家H・R・ギーガーの
人物像と作品世界に迫るドキュメンタリーです。

作品は頻繁に目にしていますが、
そういえばギーガー本人の事はよく知りませんでした。
大変芸術家っぽいかたで、裕福な家の子、
3回結婚なさっている、最初の奥さんが拳銃自殺されたことなど、
初めて知る事ばかりでした。

映画エイリアンをきっかけに、世界的にメジャーになったのはいいが、
アート世界からはそっぽを向かれたのは、なんとなく分かります。
舞台界が娯楽映画界を下に見るのに似てる気がする。
メジャーなもの=俗なものって固定観念ありますね確かに。

ご本人は相続した遺産や収入は全部アートにつぎ込んじゃうような人で、
自宅のお庭に鉄道を敷いて、自分の作品の中をぐるぐる走ったり、
城を買って自分の美術館を造ったり、バーを造ったりなさってました。
鉄道は一般公開されてないっぽいですけど、
バーのほうは行ってみたいですね。スイスだけどね。
(東京にもギーガーデザインのバーがあるようです)

彼の飼っている猫は代々ムギという名のようで、
サイン会の時にファンの方が「ムギちゃんはどういうスペルですか?」
って聞いてました(笑)。MUGGIだそうです。
(彼のファンはなぜか元パンク青年みたいな、
髭・スキンヘッド・タトゥーの人が多くて質問者さんもそんな感じの人でした)

エイリアンの撮影風景が映ってましたけど
当たり前ですが皆さんお若くて、そしてCGなどない時代のことですから
映画に映っていたものは全部実際に作られていて、
そしてなんだか学祭前夜みたいで楽しそうでした。






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2018/12/26(水)

映画かんそう
「パージ 大統領令」

1年に1度、殺人を含むあらゆる罪が許される
「パージ制度」が採用され、
アメリカは経済危機、犯罪の増加などの諸問題を乗り越えた。
しかしそれはパージの犠牲者は満足なセキュリティを得られない、
貧困層に限られているためという理由だった。
過去にパージで家族全員を失った女性は、
成長して政治家となり、パージの撤廃を掲げて
大統領選に立候補するが、
パージ継続支持の保守派議員はパージの日に彼女を暗殺しようとする。
というあらすじ。
監督は、1、2と同じくジェームズ・デモナコ。

アメリカにパージがあったら?というシミュレーションが
かなり細かく行われていて、
外国から殺人ツアーに来る人々、夫を殺して途方に暮れる妻、
燃える死体を前に歌う人、リンカーンや自由の女神の仮面で殺人を行う集団、
逆にパージの暴力から人々を守る活動をする人々、
パージ前日に何十万円も跳ね上がる保険金、等々
とっても面白かったです。

どうでもいいですが私これシリーズ2作目だと思ってたら
3作目でしたね…。あ、でも1→3で全然分かりました。

内容ばれ

別に武力支配されている訳ではないので、
一般市民層が団結すれば…って思うんですが、
色々な派閥がいて、政治不信になって投げ出している人、
ノリノリでパージに参加してイヤッホーイってなってる人、等々
圧倒的予算で潰しにかかってくる保険屋とライフル協会に負けて
パージが存続しているところなどはリアリティがありました。

雑貨店の常連の様々な事情のある男女が、
血のつながりはないけど家族のような関係になっているのが良かった。







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2018/12/27(木)

ドラマかんそう
犬神家の一族(2018年版)

金田一耕助役が加藤シゲアキさんというNEWSのかたで
めちゃめちゃ可愛くてめちゃめちゃ頭が小さかった。
チューリップハットをかぶってあの大きさって!
たぶん撮影したかたは1976年版をものすごく意識して
ロケ地を厳選して色調もなるべく市川版に合わせたのだと思う。
よく頑張ってたし、スケキヨのゴムマスクの下の顔はいい出来だった。
出演者のおかげか、初金田一!という若い人も多かったらしく
まさかあの人が犯人って!という声をネット上で散見して新鮮だった。

犯人ばれ
17歳の佐兵衛は単に野々宮家にお世話になっただけ、
そして珠世の祖母に恋しただけという、
表面上は実にクリーンな犬神家でした。
佐兵衛が性倒錯の極みを経て生きながらモンスターとなり
死後も犬神家を支配し続けて血を流すという
ドロドロドロ…したところが切り落とされたので、
素麺みたいなサッパリした犬神家だなと思った。

婦女暴行2連は、ちゃんとやった。
そのうちに「珠世さんと結婚したいのに、
どうしてこの男達は口説かずに暴行するんだろう??
警察に届けられておしまいじゃないか」
と若いひとが男女両方とも心底悩む世界が来るといいなと思います。

そういえば、どうして母が1人殺しただけで終わると思ったんだスケキヨ。
原作もそうだけど。
そして子を愛する親の適切なロールモデルがない松子に育てられて
どうしてあんなまともないい子に育ったんだスケキヨ…。

横溝先生の異父母きょうだい10人の話を知って以降は何を見ても
「うん…先生もっと殺しとく?」という気持ちになる。

クリスマスイブに犬神家という挑戦的な放映日程でした。

犬神家ロケは埼玉県遠山記念館で行われた模様。
金田一さんが泊まった旅館は井出野屋旅館、
(ここはたしか1976年版でも使われていたような)
宿屋街は塩尻市奈良井宿だそうです。






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2018/12/28(金)

汚い話注意!

2018年に観た、嘔吐シーンのあった映画一覧です。
なぜか2015年初頭より観測を開始し、
奇数年は多く、偶数年は少ないという仮説を立てていましたが、
今年は観測史上最大の嘔吐数をマークしました。24本!
(今年に私が見た映画なので公開年度とは違う映画もあります)
男性17本、女性7本。酔っぱらって吐いている人は少ないですね。

・ウルフオブウォー 戦車内男性2人
・デトロイト 屋外男性
・レッドスパロウ 屋内女性
・アンブロークン 屋外男性
・君の名前で僕を呼んで 屋外男性
・ホースソルジャー 飛行機内男性
・ライオットクラブ 社内男性室内男性
・フロリダプロジェクト トイレ女性
・デッドプール 屋外男性酸性のげろ
・レディバード 屋内女性
・孤狼の血 屋外男性
・パンクチュア 室内男性
・マッドダディ 屋内男性
・アメアサ 屋内男性
・パンク侍 屋外男性
・オンリーザブレイブ 屋外男性
・ウインドリバー 屋内女性
・カメラを止めるな 屋外男性
・オーシャンズ8 トイレ女性
・マンマミーア2 トイレ女性
・たかが世界の終わり 洗面所男性
・シルバーレイク 屋外・トイレ男性
・ヴェノム トイレ男性 腐ったもの
・アゴーストストーリー トイレ女性



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2018/12/29(土)

色々感想

波よ聞いてくれ(アフタヌーン掲載)
特殊能力がエントロピーの増大にあるヒロインって初めて聞いたわ…。
(ミナレさんがかかわると良かれ悪かれ膠着していた事態が変化する)
何となくですが、微弱ながら私にはこれと逆の能力があるような気がします。
(私がかかわると事態は膠着し、ずっと同じ状態で何年もそのままになる)

ブラックナイトパレード(ヤンジャン掲載)
まさか能力バトルになるとは思ってなかったなあ…!


金カム(ヤンジャン掲載)
尾形さん…!死亡フラグを乗り越えたと思ったのに
ここでそんな事言ったら台無しじゃないの!!こ、こらー!!

DOUBLE DECKER! ダグ&キリル(アニメ)
キリルがアンセムの抗体持ちだった事が判明。
えっアンセムって一体なに!?

快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー
クリスマスには鮭を食え!というドタバタコメディ回と思わせておいて
とうとう怪盗バレ…!パトレンのみなさん真面目だから心配。

エレメンタリー6
薬物依存を克服したホームズのスピーチに感銘を受けた連続殺人鬼が、
薬物依存をやめて連続殺人鬼に戻るという複雑な(?)話。
ホームズが退屈しないよう殺人事件を起こしてあげるが、
ホームズが体調不良で倒れたら、病院へ運んであげる。
こんな優しいラスボスいただろうか。





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2018/12/30(日)

大阪にもマーベル展がやってきました。
写真はコラボカフェの「もやしっこサラダ」
ビビッドな色合いですが、案外さっぱりとした味でおいしい。







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2018/12/31(月)

今年のベスト映画・小説・色々です。
(私が今年に見たり読んだりしたものなので、新作とは限りません)
(諸事情により感想を書いていない作品もあります)
今年見た映画は162本、小説は20冊。

■映画
アベンジャーズ インフィニティ・ウォー

■小説
なし

■ドラマ
アンナチュラル
コンフィデンスマンJP
dele(ディーリー)

■アニメ
なし

■漫画
彼方のアストラ

もうちょっと読書をしような私…。
(「零號琴」を年内に読み終えられなかったので、
読み終えてたらベストだったかもしれない)

映画の次点は「パディントン2」「ブラックパンサー」を挙げます。
邦画では「カメラを止めるな」。あんなに隙のない脚本の作品が出てきてくれて嬉しい。
(ぱくりを訴えていた側の舞台映像が発売予定だったので、買って比較するつもりだったのに
発売中止になってしまった…)

これまで凄い切れ味の脚本を書いてきた、2人の脚本家の監督作品
「ウインド・リバー」「モリーズ・ゲーム」どっちも完成度が高かった。
完成度が高いといえば「スリー・ビルボード」もそうだけど、
こう、でも、おすすめか?といえばそうでもない。
インフィニティ・ウォーもそうですけど(笑)「パディントン2」をすすめます。
しかしIWは前提条件が鬼難易度すぎるので、
監督と脚本チームは本当によく戦った…。望んでなかったラストだけど大好きです。
来年の完結編が楽しみです。
一度、登場人物3人くらいの、2時間で完結するオリジナルの作品を撮ってほしい。

ちなみにワースト映画は「7500」べつに観なくていいです。

去年あたりから、映画界での女性に対する人権侵害、性別によるギャラの不均衡、
年齢を重ねた女性の仕事が少ない事に対する意見が活発になってきました。
それに加えて今年は、白人の登場人物が極端に少ないエンタテインメント映画
「ブラックパンサー」が出たのと、ほぼアジア人がキャストを占める「クレイジー・リッチ!」
「search/サーチ」などがでてきて、現在がターニングポイントなのだなあと感じてます。

今年はずっと見たかった「シェラ・デ・コブレの幽霊」が見られたり、
津山事件の捜査資料「津山事件の真実」が読めたり、面白い年でした。

みなさま良いお年をお迎えください。


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