11月日記

----------------------------------------------------------------

2018/11/01(木)

そういえば、私がまったく気付かないうちに
世界のほうが変わっていたことは幾つかあって(といっても数年前ですけど)、
たとえばクリスマスコフレ(年末にコスメブランドが出すかわゆい徳用セット)
という言葉がなくなって、単なるコフレになっていたこと。
(追記:あっすみません、検索すると普通に出てくる…。
伊勢丹の年末各社コフレカタログを見ていたら全部「コフレ」になっていたので
日本でも滅びたのかと…。一応「christmas coffret 2018 usa」で検索すると
Beauty Christmas Gifts、あるいはholiday collectionなどが出てきます)
これは特定の宗教限定の言葉を、
様々な信仰を持つユーザーに強要するのは良くないとメーカーが判断したらしい。
そういえばアメリカの公共機関、学校などでも
メリークリスマス、という言葉は使われず、ハッピーホリデーが採用されているようだし
大手配給会社の子供向け映画もそれに準じています。

あと長年参考にしている化粧品紹介サイトに長年あった
美白という項目がなくなって、不便だなあと思っていたのですが
(ランキングはまだある)
この「美白」という言葉も、白い肌こそが至高でそれ以外は劣る
という考えを象徴するものとして、今後海外メーカーを皮切りに
徐々に使用されなくなるのではという予測を読みました。
私が気付いてないだけで、この手の変化は他にも無数にあると思いますけど。

私は仏教徒で有色人種だけど、上記の言葉は
特に人種差別的だとは思ってなかったし
おそらく一生そういう風に感じなかった気がします。
でも「今は何でもやかましくて面倒になった」って言うようになったら
肉体より先に頭の老死がスタートしてるのは間違いがないので、
変革があったという事は、ずっと嫌な思いをしてきた人がいるのだ。
しかもたくさん。と察せられるようでありたいです。





----------------------------------------------------------------

2018/11/02(金)

映画かんそう
「クリード  チャンプを継ぐ男」

監督ライアン・クーグラー
「ロッキー」初のスピンオフ映画。
ライアン・クーグラー監督は、「ブラックパンサー」の監督ですが
父と子というテーマと、主演のマイケル・B・ジョーダン氏のことが、
大大大好きなのだな、うむ。と思いました。

かつてのライバル、アポロ・クリードの愛人の子を、
ロッキーが指導する…という予告を見て、
劣悪な環境で育ってナイフのように尖って
触るものみな傷つけるぜ!という青年を
老ロッキーが優しく根気強く導くんだろうな…
でもそういう映画はお腹いっぱい、
と思って映画館で見なかったんですが
若干違って、アポロ・クリードの正妻が聖人で、
夫の隠し子を少年院から引取り、愛情を注ぎ
何不自由ない暮らしをさせて立派な好青年に育てたのでした。
仕事も順調なアドニスくんは、
しかし亡き父に憧れるあまりボクサーをめざすのですが
育ちの良さが逆にネックになって、どのジムも相手にしてくれません。
そこでかつての父のライバル、ロッキーにすがります。

マイケル・B・ジョーダン氏がいかにも育ちの良い、
父性というものに憧れる青年を好演します。
父と戦った伝説のボクサーということで、
ロッキーに対しても最初からリスペクト100%で、
孝行息子のように接し、
ロッキーのほうも満更ではない感じです。

かなり思い切ったスピンオフですが違和感はなく、
旧シリーズのファンへの目くばせもあり、
老ロッキーも魅力的に撮られています。
あらすじは結構ベーシックなので、
旧作ファン層にも受け入れやすいように思います。

しかし丸いちょいタレ目の、愛嬌ある顔立ちのマイケル・B・ジョーダン氏に
次回作「ブラックパンサー」で、非情の復讐鬼の役柄をあてたのは
すごい判断力だなあ監督!











----------------------------------------------------------------

2018/11/03(土)

シリル 更新「バースデーと贈り物」

今日はシリウスの誕生日です!おめでとう、シリウス!


色々感想

ワールドトリガーが再開して、H×Hも載っているし、
今週のジャンプは休載のないジャンプ!
しかも高橋和希先生が短期集中連載をしているし、
松井優征先生が読み切りを描いている!
というか十割バッターの先生(連載2本ともアニメ化、片方実写映画化)
がどこにも相手にされないって過去漫画、今からするとあり得ない。

あとホラー大賞受賞作の青春ゾンビ小説が普通に読みたい。
たぶんこのゾンビたちは円形になってグループセラピーするやつ。
スタートダッシュ漫画賞は上位入賞作品が全部オカルト系だ。
社会が不安定だからなのかな?

約束のネバーランド(ジャンプ掲載)
ユウゴだけ帰ってきて、一瞬ヒッってなったけど、
よかった、2人揃って皆のところに帰れた、本当によかった!

仮面ライダージオウ
えっひなちゃんの怪力設定どうした!?
それとも実は片手で捻り潰せたけど
とりあえず手加減してました、ぎゃふん、っていうオチ?

比奈ちゃんをビンタするのはまあ
社長の社長らしい演出ということでいいんだけど、
倒れた比奈ちゃんを殴ろうとしたのを見たにもかかわらず
主人公が社長にリスペクトを示すのは、
うーんちょっと微妙かなあと思いました。
この回から脚本家さんが変わったんですよね。

相棒17
互いを思い合う初老の男性と中年の男性。
久しぶりに後味悪くない事件だった。
今回初参加の脚本家さんかー。

というか次回予告、ひま課長が右京さんに
「必要悪なんだよ!」って大声あげてた。
相棒で右京さんと対立すると刺されて死ぬからちょっと心配。
そして脚本家さんが、登場人物をドス黒くする、
私の苦手なひとだ…今期もメインを張るのかなあ…。

獣になれない私たち
えっじゃあ、ある程度若くてある程度の容姿を持つ女性なら
男性の寝取りは100%近い成功率で可能ということ?
狙われたらすなわちジ・エンドということ?
えー…そこは2〜3割くらいの男性に根性見せてほしいところ。

あきらさんはどうして毎晩ビールを飲んでいても
あんなに細いままなんだろう…。
おつまみなしで飲んでるから?やっぱりそうなの?





----------------------------------------------------------------

2018/11/04(日)

映画かんそう
「ヴェノム」

スパイダーマンのヴィラン、ヴェノムのスピンオフ映画。
おどろおどろしいヴィジュアルとCMから、ほぼホラーな内容を予想してましたが、
見てみたら、ラブロマンス映画でした。

評価が割れているのもよく分かります。
最近のアメコミ物映画の、キャラクターの魅力と能力が
最大限生かされるようにタイトに絞った展開と
息もつかせぬアクションの連続や、振り切れたギャグや、
ヴィランとの緻密な頭脳戦などを期待していると肩透かしを食らいますから。
これはラブロマンスなのです。
「あたしヴェノム、16歳」とかそういうモノローグで始まるべきなのです。
なので、運命の相手と出会う前のエディの失恋や挫折が丁寧に描かれるのです。

腕利きの記者であるエディはライフ財団への取材で、
財団が秘密裏に行っている人体実験と被験者の死について言及したため、
職を追われ、恋人も失う。
しかし彼は潜入した研究所で、見た事もない生命体と出会う…というあらすじ。

ヴェノムがエディのことを好きすぎて、
え?は?なんだって?って思っているうちに終わりました。

うしおととら、新一とミギー、ナルトと九尾の妖狐、という
「利害が完全一致している訳ではないけれど熱い」バディものの系譜です。
映画だと「スプラッシュ」とか「シェイプ・オブ・ウォーター」とか
「her/世界でひとつの彼女」とか「ウォーム・ボディーズ」とかああいう
異類婚姻系のやつ。

ラストばれ

最初は侵略の話とか地球出てく話してたのに、いつの間にかずっと居る!
って言ってるんだもんな…どこで気が変わったのさ。
俺たちは負け犬、俺たちは一緒、俺たちは、俺たちは。
ヴェノム、ああ見えて尽くすタイプなので、尽くして尽くして尽くしまくって、
ああいうラストで、もう本当お前…幸せになれよ。

内臓のダメージがひどいから寄生体を駆除しないと…というお医者さん(いい人)に
「話を聞くな!」っていうところ、必死すぎてかわいかった。
ところであそこ、「俺を殺すつもりだったのか」って
エディの心がヴェノムから離れたのだから、次の融合はエディからヴェノムを求めるのが
物語の調和というものなのに、ヴェノムから熱烈に行ってますからねしかもキス。
あそこあれでしょ、ヒロインとエディのキスっぽくしてごまかしてるけど
ヴェノムとエディのキスでしょう…知ってるよ…融合するのにキスする必要ないもんね。

全方位知覚、形状自由自在、頭脳を無視して体が動くアクション、面白かった。
カーチェイスも、衝突しそうな車を、
はいどいてねーってそっと横に除けるのとか、お茶目でもっと見たかった。

ただ、最初に書いた通り、ヒーロー映画としてはすごく出来が良い訳ではない。
おいおい、重要な機密を抱える悪の会社なのに社内カメラやモバイルで
社員の行動をチェックしてないのかよ!?とか
悪の会社を追い詰めるために、
その会社をクライアントに持つ弁護士の婚約者のメールを盗み見る
(そのせいで彼女は職を失う。私なら刺身包丁で肝臓を刺すわ…)
のはまあ話の流れとしても、別に証拠を固める訳でもなく
悪の会社の社長本人に「俺、知ってるもんねー!」って単にベラベラ話すとか、
社長やエディの頭がよくないというよりも、たぶんこれは監督の味なんだと思う。
でもラブロマンス映画だから、そこのところは別にいい。

そうそう、アントマン以降そういう流れになって嬉しい限りなんですが、
元妻の新しい夫がいい人パターン、
今回は元カノの新しい彼氏がめっちゃいい人&スペック高いんですけど、
主人公の俺以外の男は嫌なやつ&クズで、女はみんな主人公に惚れるしかないという
幼稚なドリーム創作とはもうおさらばだ!やったー!

ラストのアニメは、両者の世界は繋がってますよ!ってことなんだろうけど
系統が違いすぎてしかも結構な長さがあるので、映画の余韻が飛んでしまう。
個人の意見ですがやめてほしい。
どうしてもっていうならディズニーショートフィルム形式で冒頭にやってほしい。

エンドロール途中と最後に2映像あります。



----------------------------------------------------------------

2018/11/05(月)

ドラマかんそう
「フェイクニュース」前後篇

野木亜紀子さん脚本

インスタント麺の中に青虫が入っていたという
写真付きツイートが炎上し、
商品不買や製造ラインでの外国人労働者酷使まで取り沙汰され
メーカーは業績に深刻な打撃を受ける
しかしそのツイート主が勤務する会社が、
インスタント麺メーカーのライバル社だったことが判明し事態は一転、
発端のツイート主は叩かれ、
本名や職場や自宅までが暴かれ人が押し寄せるようになる。
一連の事件を追っていたネットニュースの女記者は、
事件を仕組んだ人間の存在を疑い、調査に乗り出すが…というあらすじ。
テンポよく善悪が覆って、原作の小説があるかのようなまとまりの良さでした。

まとめサイトやフェイクニュースサイトの
アフィリエイト収入や、成り立ちなどが
ざっと分かる感じになっていて、
ミステリドラマによく出てくる、
暗い部屋で黒画面に緑の文字色でカタカタやってるハッカーは出てこなかった。

これ従来の邦画や邦ドラだと、
ツイッターで職と家庭を失ったおじさんが主人公で、
奮闘ののち家族の尊敬と愛情を取り戻す、
というあらすじになってたと思います。

内容ばれ

人の感情を煽って収入を得ている人間は少なくはないから、
(右派と左派のニュースサイト管理人が同一人物だったり)
まずは慎重に情報の真偽を確かめ、
みだりに攻撃的な言動をとるのはやめようという、つまりはそういう結論。
インタビューに来た女記者にハランスメントを行う政治家という、
どこかで聞いたような状況で、
強烈な回し蹴りが炸裂するのはとっても気分が良かったですが、
セクハラ男をやっつけたぜ!というカタルシスで終わらずに、
セクハラのせいで正確に物事を見る目が曇ってしまった、
という流れまでやったのはすごかった。







----------------------------------------------------------------

2018/11/06(火)

映画かんそう
「MASTER/マスター」

熱烈なおすすめで見ました。
まったく前情報を入れていなかったので、
マスターというタイトルから、拳法ものなんだろうな……
と思っていたら、投資詐欺で巨万の富を得る犯罪者と、
知能犯罪捜査班の切れ者捜査官との戦いを描いた映画でした。
実話が元になっていて、何万人も被害者が出て
自殺なさった方も複数いらっしゃるらしい。
(チョ・ヒパル詐欺事件)

他人を信用しない、必要なら殺人も厭わない
非情の実業家をイ・ビョンホンが演じます。

韓国映画は、社会悪と戦う若者の映画が多いような気がします。
たぶん社会がそういう方に向かおうと、もがいているのだと思う。
残酷なシーンが苦手で「インサイダーズ」が見られなかったひとでも
この映画ならたぶん大丈夫だと思います。

ラストばれ

前半で巨悪によって、若者が敗北を喫し、それでも諦めず
とうとう悪を打ち倒す後半、という形式が人気なのかもしれない。
「インサイダーズ」で社会悪の年寄りと戦う若者の役を演じたイ・ビョンホンが、
この映画では白髪まじりの社会の悪を演じているところは
代替わり制みたいで面白い

最初は冷血そうな捜査官カン・ドンウォンが、
案外人情家だと分かってくるのがジワジワくるし、
ヘラヘラとしていて金のことしか頭になさそうなイメージで終盤まで引っ張った
キム・ウビンの行動と、
それに対するカン・ドンウォンの行動も、めっちゃ燃え展開でした。





----------------------------------------------------------------

2018/11/07(水)

「キュア 禁断の隔離病棟」

残念ながら日本では劇場公開されなかった、
ゴア・バービンスキー監督のホラー。
映像はこだわってるし、デイン・デハーンのPVか!っていうくらい
苛まれる彼が美しく撮れてるんだけど、興行収入が製作費を割っちゃってる。
バービンスキー監督、これ以降2年ほど作品があがってないけど大丈夫か?

原案脚本ジャスティン・ヘイス。「ローン・レンジャー」などの脚本のひとです。
「ローン・レンジャー」コンビによる敗者復活チャレンジ(失敗)だったのだな…。

金融会社に勤務する野心溢れる主人公は、
会社合併を間近に控える上層部から
スイスの療養所に行ったまま戻らない社長の連れ戻しを命じられる。
さっそく現地に赴く主人公だが、そこは城を思わせる古い建物で、
入所者は裕福な老人が多いようだった。
しかしその建物には陰惨な伝説があった…というあらすじ。

療養所と、謎の美少女と、デイン・デハーンが美しいので、
なんか鑑賞用として流しっぱなしにするのにいいかも。
ホラーとしてのあらすじはクラシカルです。

予告編
https://www.youtube.com/watch?v=vypEfRxZVOU

内部はBeelitz-Heilstattenという廃病院、
プールは、Johannisbad Zwickauというドイツ、ツヴィッカウにある
スパホテルのようです。色調とかかなり違うので
CGで加工するのかな?

これはロケ地と映像の比較サイト
https://www.filmtourismus.de/a-cure-for-wellness/

院長先生はルシウス・マルフォイ役のひと。全然分からなかった…。

ラストばれ

父にトラウマを持つ、デハーンが半裸でウナギに絡みつかれたり、
鼻血出したり、口枷をはめられたり、ドリルで前歯に穴を開けられたりします。
あ、あと挿管されて、ウナギの稚魚を体に流し込まれたりする。

起承転結的には、疑いを持ったデハーンさんが行動を起こす→
取り押さえられる、というのを何回も繰り返すのでちょっと冗長。
純潔主義の貴族が近親相姦、永遠の命、とかはアッハイ…という感じ。
未成年への性暴力要素ありですけど、いやどうかなあの子は…?
概念上の未成年ということでクリアかな?

なんかこう社会そして病理…みたいな
メタファー的ななにかを感じますが、考えない。







----------------------------------------------------------------

2018/11/08(木)

夏ごろに話題になっていた、キャプテン翼の同人誌を買いました。
その本は、当時の人気作家さんばかりを集めたアンソロジーで、
ざっと見たところ半数以上は私でも知っているプロの作家さんでした。
雁須磨子さんですとか、TONOさんですとか、高河ゆんさんですとか。
こんな凄いメンバーを集めて、しかもちゃんと原稿を揃えられたのだから、
発起人はよっぽどの実力者なのだろう、というようなことが噂されていました。

私は現在16歳なのであまり詳しくないんですけど、
なんかこう巻末にコメントページがあったり、
フリートークっぽいページがあったりするのが大変懐かしいらしいですね。

攻でも受でも構わないという話があるのが21世紀だなあという感じでした。
当時はリバのサークルさんはなかった気がするし、
というか概念自体がなかった…そうですね。よく知らないけど。
(あったよ!やってたよ!という方がいらっしゃったら済みません)
(最初にリバが発生したのは何ジャンルなんだろうね)

小説でも漫画でも、ずっと二次創作を続けて、そして二次創作を読んでいた人、
創作の世界から離れていた人の違いはなんとなく分かりました。
それは絵や文の巧拙、古い新しいではないんですが、なんかこう。





----------------------------------------------------------------

2018/11/09(金)

映画かんそう
「華氏119」

マイケル・ムーア監督のドキュメンタリー映画。
トランプ政権を生み出した原因の分析と、
アメリカ国民へ現状のヤバさを突き付け
待ちの姿勢をやめるよう呼びかけます。
トランプ批判のドキュメンタリーというより
メインは後者で、どちらかと言えば
集客を考えて前者をテーマにした印象。

相変わらず、色調と、音楽と、
画面に写す人物(年齢やルックスや表情や)の匙加減で、
対象を上げ下げするのが上手いです。
冒頭のヒラリー陣営とトランプ陣営の対比とか。
女性を美しく、または男性を美しく撮る監督は何人もおられますが、
マイケル・ムーア監督は
攻撃対象を悪そうに、アホそうに撮るのが名人芸。
(皮肉は若干、丸くなられた気がする)

タイトルはご自身のブッシュ政権批判映画「華氏911」にちなんだもの。
(それともちろんレイ・ブラッドベリの作品と)
数字はトランプ大統領の勝利宣言が出た11月9日を表している。

内容ばれ

民主党は不正をせずサンダースを擁すべきだった。
オバマ大統領時代に、貧困層へ政治不信を植え付けた。
民主党が中庸姿勢をとりすぎている。
統計的には左派が多い筈だが、投票棄権が多すぎる。

以上4点をトランプ勝利の理由としてあげておられました。
(たぶん)
映画の主旨は、現在のアメリカは非常にヤバい状況にあるので、
行動に出ないと本当にヤバい。どれくらいヤバいかというと
ナチス台頭時代のドイツくらいヤバい。
最低限ともかく選挙にだけは行ってくれ!というものでした。

フリント市の水道汚染問題は本当にひどい話で、
汚染を隠蔽するために、
水質調査のデータや血液検査のデータを改竄したり
住民へは汚染された水を供給しながら、大口献金主である
GM工場への送水だけは清浄なものに切り替えた事などは
このドキュメンタリーで知る事が出来て良かったんだけど
でも本当に扱いたかったのは水道汚染問題で、
トランプは人寄せか?というくらいの尺だったので
もう少し短くするか、いっそテーマを変えても良かった気がする。
あと極貧のフリント市とデトロイト水道下水局が
価格交渉で決裂し、給水停止で決着したという事実を省いて
まったく意味なく湖から川に水源を切り替えた風に描くのは
少々作為的編集な気もする。

あとトランプ大統領支持者と監督の対話も
聞いてみたかった。
自分が貧乏なのは移民のせいだし、
女性が大きな顔をしてのさばっていると腹立つし、
同性愛者はやっぱり同じ人間とは思えない、
と考える普通の人がたくさんいる筈。
そういう人たちとの妥協点のようなものが見えたら良かったな。

第二次大戦終結後、ナチス戦争犯罪の捜査に従事し、
ニュルンベルク継続裁判では検事も務められたベンジャミン・フェレンツさんが
今のアメリカはかつての精神を失い、ナチスと同じことをやっている
と嘆かれるところは、なにか申し訳なくて小さくなった(notアメリカ国民…)。
フェレンツさん99歳…。ご自身もルーマニアからの移民でいらっしゃるんだな。
(ご本人が運営なさっているかは分からないけど
ツイッターとタンブラーとフェイスブックのアカウントがある)
http://www.benferencz.org/

フロリダ州の銃乱射事件、
高校生のスピーチがすごくて圧倒された。
感情のままに喋っている訳でも、心の乗ってない技術でもない、
すごいトークだった。
禁止された集会に出る11歳の子が
めっちゃしっかりした意見を持っていて、
アメリカ大丈夫だよ…という気持ちになった。
あそこで終わっていたら希望が持てたんだが、
そういう訳にもいかない。

それと先日の中間選挙で、映画に登場なさっていたラシダ・トレイブさんは
アメリカ史上初のイスラム教徒の女性下院議員になっておられたし、
同じくアレクサンドリア・オカシオコルテスさんも
アメリカ史上最年少の女性下院議員になっておられて、
わー、って思いました。(顔面認識能力が低いので自信ないけど)

フロリダの高校生たちによる銃規制キャンペーンの秘密会議に
ちゃっかり参加している監督、なんのかんのいってすごいよなあと思う。
監督は完璧な正義の味方や聖人ではないけど、
監督のように、困っている人がいたら話を聞きに行き、
立ちあがった人がいたらサポートに駆けつけ、
悪い人がいたらどんな偉い相手でも悪いと言う、
権力者が恐れるような著名人は
今後更にアメリカに必要だと思うので
監督は後継者を持って襲名させるべきだと思う。

マイケル・ムーア監督が、トランプ政権誕生を予測し、
「みんな、気持ちはわかるし俺もヒラリーが嫌いだけど、
でも本当にあいつはヤバいからヒラリーに投票してくれ頼む!」
って労働者層に呼び掛けるために撮った作品
「マイケル・ムーア・イン・トランプランド」をまだ見てないので
なるべく早く見ます…。




----------------------------------------------------------------

2018/11/10(土)

色々感想

ハンター(ジャンプ掲載)
10秒間の未来を予見するやつ、
図説してくださってるが、図を見た方が分からなくなる気がする。
これ多用するとNARUTOの幻術みたいに、
はいはいどうせリセットされる未来でしょってなるような。

舞妓さんちのまかないさん(サンデー掲載)
楽しみにしていたキヨちゃんとのピクニックに行けなくなって
意気消沈するスーちゃんを、屋内ピクニックに誘うキヨちゃん…スパダリ!
正直オチは読めたけど、でもそこは問題じゃないんだ!

ゼロの日常(サンデー掲載)
なんか安室さんが風見さんの健康を管理するアプリっぽくなってきた…?

絶チル(サンデー掲載)
テロ行為じゃなくて、巨大資本の力で主義を成就しようとする悪の組織か…。
たしかに……正しいんだけど、寂しさを感じる。

ゴールデンカムイ(ヤンジャン掲載)
あ、あの手法ね!なるほどそうきたか!これは熱い。
コミックになったら、尾形勇作さんのカップリングの次に
この某人物のブームが来る…!

進撃(別マガ掲載)
うわ地獄…どのくらい地獄かというと、宝石の国よりややちょっと地獄…。
でも一瞬ニコロのサシャへの感情もなにか裏があったのか!?って思ったので
それは違ってよかったです。ていうかそれ保管場所に問題があると思うよニコロ…。

DOUBLE DECKER! ダグ&キリル(アニメ)
姉だと思っていたが兄だった、って可能なんだろうか。
途中で性別を替えなさったとかならまあ分かるけど。

相棒17
「はみだし者で嫌われ者のあんたを随分かばってきたよな?」
って、ヒマ課長こんな恩着せがましいこと言わないよ…。

獣になれない私たち
えっ。別れた前カノにマンションあげるだと…?
しかも税金は払い続けてあげるとか???



----------------------------------------------------------------

2018/11/11(日)

映画かんそう
「アイム・ノット・シリアルキラー」

主人公の少年は合衆国中西部の田舎町育ち。
家業の葬儀店でエンバーミングの手伝いをしているが、
そのせいか死体に異様な興味を抱いている。
彼の暮らす町で連続殺人事件が発生し、
その死体から内臓が抜かれていると知った彼は…というあらすじ。

田舎の冬、ギーグの少年、いじめっこ、母、カウンセラー、近所の老夫婦…
という感じの青春ホラーかと思っていたら、最後全然違うジャンルになって仰天して終わる。
それがあまりにも唐突すぎて評判がよくない。

ラストばれ

なるほどタイトルな…って思うんだけど。

きっとどうしても肉体が必要だったんだな。
それを考えるとオカルトラブロマンスと言えなくもない。
うーん、主人公をソシオパスにしないで
オカルトマニアの子供のグループとかのほうがよかったのでは…。

主人公は「かいじゅうたちがいるところ」の少年を演じた子。大きくなって!
近所のおじいさんがクリストファー・ロイドです。





----------------------------------------------------------------

2018/11/12(月)

先日朝に大きな駅を歩いていたら、
知らない若い男性がスッと近付いてきて
「うわ、その服全然似合ってねえ!」って私に言ったんですけど、
揉めたくなかったので、モバイルに集中していて聞こえない振りで無視しました。
最近SNSでこの手の話をよく見掛けていたので
なんか遊びとして流行してんのかな?それとも昔からこういうのはあったけど
SNSで可視化されただけかな?って思いました。

そういえば以前、満員電車で痴漢に遭って、
ヒエー!この年でまだ痴漢!まじか!って驚愕したんですが、
(身体の非常にパーソナルな部分をこすり付けてくる系なので私の勘違いではないです)
その時は、携帯のカメラレンズの面を相手の顔へ向けたら
身動きが取れないほどぎっちぎちの満員電車だったにもかかわらず、
魔法のようにシューっと後退して消えたので、
もういっそドラレコの人間版を作って、
ヘッドセット型にして売り出せば売れるのに…って思いました。
映像をネットに晒すためというより、
それをつけていれば寄ってこないだろうという防犯の精神で。
付けてる奴は自意識過剰のBUSU!とか
面倒くせー反発もあるでしょうけど、
そこは企業が頑張って、かわいいアイドルをCM起用とか何とかしてほしい。
娘が電車通学してたら絶対買い与えてる。娘いないけど!
あとこの商品が実用化されたら、持っている本人だけでなく、
周囲に立っている何人かも恩恵に与れるのは良いなと思います。

関係ないですが、痴漢話に何故か反発を示して
気のせいではないのか、あなたの服装や態度に問題があったのではないか、
等々被害者を詰める傾向にあるひとが男女問わずいらっしゃって
長らく不思議だったんですが、
自分の暮らす世界がそんな犯罪の頻発する不安な場所だと
思いたくないが故に、被害者が特別だった事にしたい心理だというのを読んで、
なるほどって思いました。




----------------------------------------------------------------

2018/11/13(火)

ドラマかんそう
「世にも奇妙な物語 '18秋の特別編」

脱出不可
脚本山岡潤平
原案コヤナギシン
男が目覚めると、密室に監禁されていて、
どうやらヒントを頼りに鍵解除の数字を集めなければならない模様。
しかし他の部屋にも監禁された男女がいるようで、
彼等には共通点があるようだった…というあらすじ。
まあぶっちゃけるとSAWですね。

あしたのあたし
脚本武井彩
原案赤松新
主婦である主人公のモバイルに、
明日の自分だと思われるショートムービーが
毎日配信されるが…というあらすじ。
本編見たら予告に騙されてた!っていうの
時々ありますね。

幽霊社員
脚本赤松新
地階でいつも社史の編纂をしている目立たない社員の主人公は、
突然死した若手ホープの霊の頼みで大プロジェクトのプレゼンを担当するが…
というあらすじ。若手ホープの霊×さえないおじさんですよね。分かります。

クリスマスの怪物
原作朱川湊人「薄氷の日」
脚本和田清人
あとあじ悪い系。しかし能動的にいじめを行っていた人と、
いじめを傍観していたひと、助けを求められても無視した人に与えられる罰が
大体おんなじというのはちょっと納得いかない。

マスマティックな夕暮れ
原案脚本上田誠(劇団ヨーロッパ企画)
帰宅途中の優等生女子は突然突然不良たちに取り囲まれて驚くが、
実は彼等は突然死した兄貴分を、拾った魔術所で蘇らせようとしたのだが
その魔法には鶴亀算や植木算、濃度計算を始めとする
ありとあらゆる数学の知識が必要で、優等生に教えを乞おうとしたのだった。
全員で数学の勉強をしているうちに、
めきめきと学力を伸ばしていく不良たち…というあらすじ。
というわけで、こういう話好き。黒魔術と数学が自然に融合している所と
不良たちが数学のお蔭で段々合理的な考え方になっていくのを
コミカルに表現しているのがとってもよかったです。
上田誠さんの原案で、昨年諏訪雅さんが映画化されたそうです。
全然知らなかった。映画のほうはオチが違うのかな…?

おしいと思ったのは、なぜか4番目にスタートして、途中で切って、
クリスマスの怪物を挟んで、エンディングのあとでオチだけやった事です。
オチはそんなに強くないのだから、ハードルをあげるような真似をせずに
普通に5番目にやればよかったのに…。

有名なYOUTUBERの人が何人かカメオ出演なさっていたそうです。




----------------------------------------------------------------

2018/11/14(水)

よくよくネットでサーチして口コミの評判のいい、
設備が最新で衛生面でも勉強熱心な歯医者さんに行ったら、
最初に出てきたアンケートが、
はじめのうちは「時々冷たいものが歯に滲みる」とか
「食べ物が歯に挟まる」といった普通の項目だったのに、
そのうちに「歯のせいで人生損をしていると感じる」
「歯のせいでイライラして家族に当たり散らしてしまう」
とかそういう怖い項目がズラズラ並んで「……?」だった。

診察では、明確に治してほしい箇所があったのに
そこはさておいて、3年かけて数百万円の歯列矯正をやってから
治療しないと意味がないと言われて、初診でアバヨ!した。
設備投資が巨額で、虫歯の治療とかでは回収できないんだろうなあ…。
歯列矯正かインプラントの客以外いらんというオーラを感じた。




----------------------------------------------------------------

2018/11/15(木)

映画かんそう
「ボヘミアン・ラプソディ」

イギリスの伝説的ロックバンド「クイーン」の結成から、
1985年のチャリティーコンサート「ライブエイド」参加までを
ボーカルのフレディ・マーキュリーを主軸にして描くという内容。

私にはクイーンの知識がほぼ無くて、
これまで見た、クイーンの楽曲の使われた映画で知るのみですが、
とんでもなく数が多いので影響力のあるバンドなのだな、とは思っていました。
そしてジャンルの方々が絶賛するくらい似ているので、
私には本物と映画の画像の区別がつきません。

撮影終了段階まではブライアン・シンガー監督が指揮を執っていたが
トラブルにより離脱、仕上げはデクスター・フレッチャー監督が行ったらしい。

類まれなる才能をもって生まれた青年が、
父に認められず、孤独に泣いて愛を求め、愚かな行為にも走るが
やがて傍にいる大切な存在に気付き、また真実の愛も得る…
という、やや作り手がフレディに感情移入しすぎて
映画全体がスイート過多になったのでは?という印象を受けるのですが
(何割くらいが現実の出来事で、何割創作かは私には分からないけど)
まあ曲が神曲揃いなのと、あとフレディ役の人が
何かが憑いているような熱演なので、あまり気にならない。
とくにラストのライブ再現は圧巻。

内容ばれ

ボヘミアン・ラプソディと「オペラ座の夜」の
コンセプト説明シーンに、ビビビっときました。
傑作の生まれる直前って、あんな風に分かる人だけに分かる空気なんだろうな。
聴いた人はやがて、これは自分の物語だと思う、
自分達はそれを未知の信号で発信する、というような意味の
フレディの説明、何か分からないけどこいつはスゲェ!って思ったし、
社長が分かってなさそうなのが不思議だった。
というかボヘミアン・ラプソディが発表当初不評だったのが納得いかない。
今聞いても新しい曲なのに。いわゆる世に出るのが早すぎたというやつか。

音楽グループものでは避けて通れないメンバー同士のトラブル、
でも「ジャージー・ボーイズ」はこれはもう絶対一緒にはやっていけない
という印象しかなかったのに対し、
この映画ではなんとなく大丈夫そうに思えたのは
一部メンバーが学生時代からの付き合いだったのと、
あとみんな何気に育ちが良かったりインテリだったりしたせいなのかも。
(でもフレディ以外のメンバーの描写を平凡な善人に寄せすぎているとは思いました)
でも冒頭のシーンは、ラストのライブ前なので、
映画の2時間は、ステージに上がる刹那にフレディの脳裏に閃いた
過去の記憶なのかもしれんと思いました。
だったら多少事実と違っても、美化されていても、まあいいかなと。
1人ではなく、友人たちと一緒に、ライブエイドで最高のパフォーマンスを見せたのは
確かに現実パートな訳ですし。
歌詞が、フレディの人生とリンクしていく演出、とってもよかったです。

関係ないけどフレディがインド系というのも、過剰歯というのも初めて知りました。
そして過剰歯のひとは口が大きくて音域が広いという説も同じく。


ねこがいっぱい出てきてとてもかわいい。
かつてないほど猫がドルルルルって喉鳴らしている映画。



----------------------------------------------------------------

2018/11/16(金)

読書かんそう
「阪堺電車177号の追憶」
山本巧次さん

貸してもらって読んだ。
大阪南部を走る路面電車をテーマにした日常ミステリ小説です。
現役最古の車両、177号が主軸。
路線から見える質屋の奥さんのなぞの行動や、
戦時下に臨時運転士をしていた女性の話、
地上げを巡る攻防、撮りテツの話、そして一見関係のなかったこれらの話が
ラストで…という内容です。

大阪弁もやっぱり南のほうはちょっと柔らかく感じる。
あと知っている地名が出てくるので関西人はより楽しめる。
しかし地理に明るくない人が読むとどうだろう。
ちょっと面白さが減るかも。

阪堺電車の前身、阪堺電気軌道が明治44年運行なので(たぶん)、
由緒ある鉄道。

電車とは関係ないけど、むかし沿線に天下茶屋遊園地という場所があったらしい。
全然知らなかった。むかしの遊園地は、イコール公園だそうなのだが、
どのくらいの期間あったどんな場所なのか資料は残ってないそうで残念。、






----------------------------------------------------------------

2018/11/17(土)

色々感想

HUGっと!プリキュア
なんかみんなハリネズミなんやね…。
ハリーが連れて逃げようとしてた女神みたいな人がハグたんなのかな?
サークレットが似てる。

仮面ライダージオウ
あ、よかった、ひなちゃんの怪力設定忘れられたわけじゃなかった。
アンクと出会ってない映司が政治家をやっていて、
でもみんなと手をつなぐ事を目指しているので、ウッってなりました。
でも原典ユニバースの映司は、まだ世界中を旅しているんだと私は思ってます。

相棒16
いい話だったけど、
教師が高校生の女子生徒に手を出すのは、右京さん倫理的にはOKなん?
いや清らかな交際だったのかもだけど。

エレメンタリー6
前シーズンラストでホームズの認識能力の急激な低下が描写されて
若年性認知症!?って思ったんですが、脳震盪後症候群なのだそうです。
ああ、なるほどボクシングや薬物乱用とかの設定とかとうまく合わせてきたな。

そして過去グループカウンセリングでホームズの発言に助けられたという男性が急接近…
ハハーンこれは…って思ったら案の定、死体埋めながらホームズと電話で話したりして、
ホームズ、こういう系の人にばっかりモテモテだね。

あと前シーズン、前科者の有色人種の社会復帰がテーマだと思ってたら
あっけなくそのキャラクターが死んで、何だったんだぜ…?って思ってたら
演じていたネルサン・エリスがお亡くなりになったらしい。
でも亡くなったのは、シーズンが終了した直後のようだし、一体どういうことだろう。
体調がよくなくて脚本を変えたんだろうか。





----------------------------------------------------------------

2018/11/18(日)

映画かんそう
「A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー」

田舎で暮らす夫婦の、夫がある日突然事故死する。
しかし夫はシーツをかぶったような姿をした幽霊になって
妻の生活に寄りそう……という話。
ケイシー・アフレックさんとルーニー・マーラさんが夫妻役。

淡々とした静かなSF小説のような作風なので、
好きな人はきっとすごく好きになると思う。
ホラーではないです。淡白なラブストーリーっぽい不思議な話。

ラストばれ…?

空気感を表現するための、長回しが人を選ぶかも。
あの、もらったシェパーズパイ?を1人で
台所に座り込んで泣きながらむさぼり食う妻が
パイを半分ほど食べる間ずっとスキップなしで
固定したカメラでアップも使わずに映すのは相当勇気がいると思う。
音とかキッチンの光の変化とかを撮りたかったんだろうけど。

私は夫よりむしろ隣りのゴーストのほうが気になった。
「もう来ないみたい」のシーンで、ああっ!て思った。

メモは、もう一度中に収納しないと辻褄が合わないのでは…?








----------------------------------------------------------------

2018/11/19(月)

映画かんそう
「ボーダーライン ソルジャーズ・デイ」

復讐の鬼となった元検事の男を描いた「ボーダーライン」の続編。
自爆テロで多数の死者を出したアメリカは、
テロリストたちがメキシコからの密入国ルートを使って
国内に潜入しているのではないかと疑い、
密入国を仲介する麻薬カルテル殲滅を画策する。
その作戦にCIAのグレイヴァーと、元検事のアレハンドロがとりかかるが…
という内容。

前作がヴィルヌーヴ監督、シェリダン脚本、ヨハン・ヨハンソン音楽で
あまりにも強すぎた。
今回はシェリダンが監督も兼任するという情報を聞いた気がするんですが違って、
ステファノ・ソリマというかたが監督されています。
前作に比べると、やや甘めの印象。でも銃撃戦直前の緊迫感はさすがです。

内容ばれ

続編なのになぜメキシコ警察と組む!?
ってちょっと不思議に思いました。安定の裏切り率100%!
あと最初に撃ってきたのは向こうなのに、皆殺しにしたからなんだって言うのか…?
え?アメリカ国民はこれを非難するの???
映像とか音声とかは記録しないもの???

アレハンドロとグレイヴァ―、両人ともが、
自分の立場を捨ててまでイザベルを助けようとしたのは
ちょっと意外でした。
1の印象だと、どっちもあるいはどっちかが確実に殺ってた。

ニヒルなキャラクターには2種類あって、
1つは1人でも成立するキャラクター。
そして2つめは、殺された妻や娘や彼女などの過去の女と、
そんなニヒル氏を、尊敬や好意などのプラスの感情で見守る現在の女を
必要とするキャラクターです。
アレハンドロは後者なので、ちょっと面倒くせぇ。
あと女を殺された復讐者があまりにもおびただしく存在するので飽きるというか、
犬や象を殺された等の個性派復讐者はもっと増えていいと思う。

本作の音楽を担当したのはヨハン・ヨハンソンの弟子筋のかたなのだそう。





----------------------------------------------------------------

2018/11/20(火)

南海電鉄と、なぞともカフェがコラボした
名探偵へのきっぷ2018に行ってきた。
1日乗り放題のチケットが付いていて、あちこちの駅で降りてヒントを確認し、
最終的になぞを解くという遊びです。

「路線図に隠された謎編」と「消えた記憶と謎編」の2種があって、
両方チャレンジするとエクストラエンディングが見られるとの事で
友達と手分けして両方の謎に挑戦した。
キットがとってもかわいいので見てほしい。(ちょっと阪急電車っぽいけど…)





「路線図〜」のほうはパズルクイズ系で、
「消えた〜」のほうはミステリ系、どっちの問題もよく出来てました。
「路線図〜」では最初のa駅のイラストを使った出題が特によかった。
「消えた〜」のほうはロジックでちゃんと犯人が1人に絞り込めて、
おお!という感じでした(作成担当がE−pin企画のかたで納得)。
推理の軸になる知識を、たまたま数日前のドラマで見たばっかりだったので
ハハーンってきたんですが、最後のもう1つの引っ掛けに引っかかって
犯人を間違えました…。

片方を解くのにだいたい3時間ほど、
合計で約6時間パズルを解いたり推理したりしていたら
脳の限界が来て、泥酔時のパフォーマンスまで低下しました。
脳の持久力が衰えている…。

まだ開催期間中なので、関西の推理好きのかたはぜひ。








----------------------------------------------------------------

2018/11/21(水)

映画かんそう
「ジャングル ギンズバーグ19日間の軌跡」

この映画は、虫が苦手なひとは見てはいけません。
ボリビアのジャングルで遭難し生還した、
ヨッシー・ギンズバーグの手記を映画化。
主役のヨッシーをダニエル・ラドクリフさんが演じます。
(「キル・ユア・ダーリン」でもギンズバーグ役だったね…?)
オーストラリアの映画です。

世界を放浪するバックパッカーの主人公は、
旅先で意気投合した3人組で、
ガイドを雇って先住民の暮らす秘境を目指すが、
途中で体調のトラブルや諍いがあり、
1人でジャングルを彷徨う…というあらすじ。

最初のうちはバックパッカーらしく
合法ハーブなども嗜んでヒャッハー!!って調子だったんですが
事態が段々洒落にならなくなるにつれ、
雰囲気も険悪になり、というか最後のほう
何が現実でどれが幻覚か分かりにくい。

ラストばれ
途中出てきた原住民の迷子の女の人はたぶん幻覚?
額を切開したら長いニュルニュルした虫がたくさん出てきたのも
あれも、幻覚?
というか幾らなんでも足元の装備がスカスカすぎて、
それはアカンやろう…という気持ちになった。
案内人のひと、実は犯罪者(?)で、
部族も秘境もなかったっていうのは、ちょっと謎めいたラスト。
パスポートを奪って3人のうちの誰かになり替わるつもりだったんだろうか。
3人がバラバラになるのを待ってたんだろうか。





----------------------------------------------------------------

2018/11/22(木)

NHK「あさイチ」三谷幸喜さん出演回を見た。

来月に新しい舞台「日本の歴史」がスタートするようで
それの宣伝なんでしょうか。
この作品は日本の歴史総ざらえみたいな内容で
なおかつ大半の予想とは全然違うらしい。
色々な人が多数の役を演じ、性別も年齢も関係ないらしい。
面白そうです。中井貴一さん、香取慎吾さん出演。

あさイチ司会者のお2人をどんなキャラクターに配役するかというお話で、
華丸さんをアライグマ、大吉さんを森の精霊と言っておられたけど、
ロケットとグルート…?三谷さんガーディアンオブザギャラクシーを…?

大石静さんが少しだけ三谷さんを語っておられましたが、
大石さんのほうが先輩のはずなのに、三谷さんの妹ぽかったです。
あと三谷さんは昔からホラを吹き散らかしていらっしゃるようで、
亡くなった父親の遺品から拳銃が出てきたというホラを
大石さんが20年以上信じておられた話はちょっとお気の毒でした。

過去作品や主演俳優さんについて語っておられましたが、
そういえば香取さんは所属事務所を変わられたので、
「TALK LIKE SINGING」を、放映するかDVD販売するかしてほしい!
すごい見たいんです…。

いつの間にか息子さんがお生まれになっていて、
すっかり子煩悩なお父さんでした。









----------------------------------------------------------------

2018/11/23(金)

映画かんそう
「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」

シリーズ2作目。ついて来れないやつは置いてくぜ!しっかりつかまってな!
って感じでブーストかかってきました。
世界設定、登場人物共にジャンジャン増えた。

魔法生物オタクのニュート・スキャマンダーは、
前回の問題行動が原因で海外への渡航を禁じられていた。
しかし魔法省から、ある条件と引き換えに禁止の解除を持ちかけられる。
それと同時に、ホグワーツの恩師であるダンブルドアからも
ある依頼を受け…というあらすじ。

今回も街並みや室内デザイン、衣装、小物が大変良かった。
特にスキャマンダーさんちの飼育ハウスが良かった。

今回から参加のダンブルドア先生役ジュード・ロウが
いかにもスーパー魔性の男オーラをムンムン放っておられて
大変よいお仕事でした。
ちょっとダンブルドア校長に対する感情は
ハリポタ原作7巻から長い期間を経て熟成されており、
語っても語りきれないので割愛します。

全部ばれ

クイニーが、あー、そう来るかーっていうのと、
あとクリーデンスくんが、
思っていたより話の中核のキャラクターでびっくりしました。

クイニーに関しては、魔法で結婚を無理に進めるのは
この物語最大級の不吉フラグ(例:ヴォルデモート母)なので
最初からちょっとやばいなと思ってましたが、
説得されるのがあまりにも早すぎて、宗教とかエステとかマルチとか
何でもすぐ信じてコロっといっちゃう子みたいでしょんぼりした。
たしかに前作から伏線らしきものはあったけど。

スキャマンダーさんのコミュ障は今回少しましだったような。
奇行は相変わらず飛ばしてました。とうとう地面を舐めた。土の味…。
ズーウーとのやりとりは可愛かった。
いや無論ニフラー先輩が一番可愛いですけどね!
(ていうか河童の皿…は面白い解釈だった。
なんでか日本人全員、皿が裏返った状態で載ってるって認識してるよね…?)
お兄さん、折り合いが悪いってもっと険悪なのかと思ってたら違った!
萌え兄弟だった!
でも最後の「怪物でも愛せるひとだから」って言葉は重かったな…。

公式設定で恋人関係にあった事が確定しているダンブルドアとグリンデルバルド、
たぶん公開できない国が出てくる都合上、同性愛描写はおそらく今後もないと思うけど、
「世界のファンガールたち、これで勘弁してつかあさい…」って
ワーナーくんはとっても頑張った。

下記ハリポタガチ勢へ(若干不穏、きびしめ)

弟だとしたら獄中死した父親がやらかして生まれたか、
母親が別の男性との子を産んで人に預けたか、どちらにしろかなり無理がありません?
一番嫌なのがアリアナの子で甥でした路線なんですけど、
これはえげつないので、できればやめてほしい…。
ていうかあの家系のピンチに現れるなら、アリアナの時に来るべきだったのでは?
あるいは後のアバーフォースの時とかも。
グリンデルバルドの大ウソだった、というのが一番平和的だけど
「以降は●●と名を変えて生きよ」系オチもあり得ますね。

あとナギニ。アニメーガスとは原理が違う?同じ要領で人間に変化はできないの?
あとクリーデンスさん、ナギニからの愛ではだめなの…?どうして?

純潔から平民への犯罪行為は見逃される酷い社会なのかもしれないけど、
このケースは純潔から純潔だし、
あの手の性犯罪、防御する手段も立証する手段も確立してないの?
年間何件くらい起こってるの?3巻を読んで以降これ何百回言ってるか分からないけど
魔法界の人達は司法をもう少しなんとかすべき。

冒頭からニワトコの杖、別名みねふじこワンドの説明はまるっと次回に持ち越した!
あっ特にポートキーの説明もない!まね妖怪も一切説明ない!等々、
若干ハラハラしましたが(前作で言ったっけ?)
ファンタビからこんにちは勢は問題なく理解なさっただろうか…。

旧シリーズの音楽が鳴ると泣きそうになりますね。
これはドラクエ3で、旧の大陸にたどり着いた時の気持ち(譬えが古い)。


ダンブルドア先生がどう動くか全然読めないので(最終的にどうなるかは確定してるけど)
3作目も楽しみです。



----------------------------------------------------------------

2018/11/24(土)

色々感想

呪術廻戦(ジャンプ掲載)
女の子の好みが似通ってたというだけで、
魂の友になったのはいいけど、それを表現するために、
架空の友情メモリーがひと通り流れたのは新しかった!

Dr.STONE(ジャンプ掲載)
マリオがキノコをとって巨大化するのは
キノコによる幻覚だって説、初めて聞いたわ!

銀英伝(ヤンジャン掲載)
おそらく自分なら帝国を討ち滅ぼせる…
って考えている時のヤンの表情、色っぽい!
フジリュー先生は本当にヤンが好きだな!

DOUBLE DECKER! ダグ&キリル(アニメ)
おっ。架空の未来都市だけども、
スクールカーストと同性愛差別はあるんだな。
あれ、全員で罵声を浴びせたみたいになってたけど
ヒューヒュー言ってた人も中にはいたと思うのよ。
というか衣装逆転しただけの男女カプの何が不満なのだ。

エレメンタリー6
雷に打たれるとあんな風になるのか…。

日本では福島以降、原発を縮小せざるを得ず、
プルトニウムが手に入り易い…という話しが出てきて
目玉が飛び出ました。なんだってー!!

あと運送会社は燃料効率の悪い左折は避けるって決まったのに、
このトラックは左に曲がった!あやしい!っていうのを見て
え…?右折だけで目的地にたどり着けるの…?え…?ってなりました。

レーザー誘起プラズマチャネル(LIPC)自体は
もう何年も前に完成してるのだな。

相棒16
このトリック大昔に一度あったような…
妻が夫を殺す夢オチで…。
それはそれとして、この洗脳能力持ちのサイコパス子さん、
再登場なさるんですかね。

PRINCE OF LEGEND(ドラマ)
ハンサムなイケメン達がたくさん出てきて
ヒロインに迫り倒すのを何話も延々とやっている。
きつい…総受け地雷者にはレベルが高すぎる。
人気は出てるのだろうか。こういう系統って、
決まった相手が1人いて、相思相愛なんだけど他の男が迫ってくる…
っていうのが人気じゃない?(乏しい知識から)

ジャンプコメント欄で高橋和希先生が「週刊連載してるひとはすごいなあ!」
的な事を書いておられて、先生、記憶を…?って思ったのと、あと
堀越耕平先生がシール恐怖症を告白しておられて、
そんな恐怖症があるのを初めて知った。




----------------------------------------------------------------

2018/11/25(日)

映画かんそう
「イット・カムズ・アット・ナイト」

森の中の一軒家で暮らす家族。彼等は出入り口を厳重に施錠し、
武装して怯えて生活している。
彼等が恐れているのはどうやら感染するなにかで、
家族を1人失っているらしい。
ある日、子供連れの見知らぬ夫妻を受け入れる事になる。
一見その生活は上手くいっているように見えたが…というあらすじ。

「ア・ゴーストストーリー」と本作と「ヘレディタリー」が連続で公開される
スタジオA24の作品。
精神的にじわじわくる鬱系映画なので、
ホラー映画でワーキャー言うぞ!って気持ちでいくと、がっかりするかも。

うーん、ちょっと食い足りない。
あ、犬好きの人は注意。

内容ばれ

結局病気についても、感染ルートについても曖昧なままで終わりますが
まあそれはいいとして、もうちょっとエピソードあった方がよくない?

夢だと思った!?ハイ残念!ってオチなのは分かるけど、
ちょっと投げっぱなしに感じる。
せめて冒頭のやりとりをなぞるとか…。

移民のメタファとか、そういうことは考えません。







----------------------------------------------------------------

2018/11/26(月)

最近マーベルの公式グッズ展開が斜め上に向かい始めて、
私の推しカプがコンビになった商品がどんどん出てくるようになって、
え…嬉しいけど、シリーズ3部作終了した今になって?
マーベルどうしたの?いや、これ日本だけの独自展開だと思うけど、
いや、買うけどさあ…ってなってます。
もう懐が痛むとか痛まないとかそういう問題ではない。





えっと、2人の意匠が合体した
ステンレスボトルとタンブラーとプラスチックのカップ。
あと2人セットのアクキーとかクッションとかマステとかもある。
それと発売前なので画像は公式から借りてきましたが
この…ぶっちゃけ全部人気カプですよね?把握してますよね?
うん…。






----------------------------------------------------------------

2018/11/27(火)

「洋画に出てくるゴージャスなパーティーって憧れるよね!
たとえば「グレート・ギャッツビー」や「オーシャンズ8」、
「クレイジー・リッチ・アジアンズ」みたいな。
だったらやってみようぜ!みんな好きな格好をして集まろうぜ!」

という主旨のパーティーがあって、招待していただき、
なんのお祝いでもない、パーティーのためのパーティーって
参加したことがなかったので、絶対行く!という勢いで参加させてもらいました。

立食パーティーの形式で参加者さんは全員女性、基本映画ジャンルのみなさん。
民族衣装や、見た事もない前衛的なワンピース、電飾付サングラスに、
光輪のヘアアクセサリー、キラキラしたネックレス、ゴージャスなイヤリング、
みんな自由で生き生きなさってて、とっても素敵でした。
あと1人1人登壇して、現在のジャンルの萌えプレゼンを行いましたが、
美女がその一瞬だけ狂女の顔になってるのが最高だと思いました。
好きなものについて語っている人を見るのはとてもいいものだ。
みんなの強火トークで、「面白そう、見たい!」ってなった作品が幾つもあった。

主催のかたは、ハリポタがご縁でお知り合いになりましたが
まさに映画に登場するパーティーの女主人で、
司会進行が魔法的なうまさでした。
人前に立ったら、基本ゆっくりと話すのを心掛け、
声の高低と、スピードを切替えて平板にならないようにすると
上手く喋れるのかな…?と思ったりした。
でもゲスト1人1人に気を配って声を掛け、
歓迎されてるし受け入れてもらっている…っていう気分を
味わわせてくださる、ああいうのは天賦の才かなって思いました。
コミュニケーション能力ともまた違うやつ。

これでパーティーピープルLV1になったので、
今後はパーティーで気後れせずスマートに振舞えるよう
気長にレベル上げをしたいです。




----------------------------------------------------------------

2018/11/28(水)

ところでパーティー参加の思わぬ効果なんですが、
取れない最強アイライナーととうとう出会えたのでした。
ラブ・ライナーLoveLiner リキッド アイライナー
というやつです!(たぶん周回遅れの発見でしょうけど…)
やったー!朝塗ったら普通に夜まで落ちないやつだー!
(下まぶたはさすがに落ちる)

あと初めてつけまつげを付けてみたんですが、
こちらは数時間後には半分めくれてましたね……。
後で気付いてとっても恥ずかしかった。
みんな扇のようなつけまつげを付けておられましたが
みなさんのつけまつげはどうして取れないんだろう…
と不思議な気持ちになりました…。





----------------------------------------------------------------

2018/11/29(木)

映画かんそう
「マザー!」

ダーレン・アロノフスキー監督
酷評が目に入った直後にタイミングよく放映したので
思わず見てしまいました。
気分のいい話じゃないと分かっていても、
それでもウヘェ…って感じだった。

小説家の夫と妻が暮らす家に
ファンの男性がやってきて、ゲストとして宿泊します。
翌日は男性の妻もやってきて、彼等の2人の息子も到着し
喧嘩を始め、1人は死亡します。
何が気分悪いって、みんながどんどん勝手に入ってきて、
家の中のものを勝手に盗ったり
そこは壊れやすいから座らないでって言ったところに座って
「大丈夫よ!ホラ!」って揺さぶって壊して
「悪気はなかったの!」って言ったり、
あちこちの部屋で隙あらばまぐわって、ヒエー!ってなったり、
お客さんを家にお招きするのが好きな方は平気かもだけど、
私はどっちかというと苦手なので、すごいストレスでした。

内容ばれ……?

いみがわからなかったので(夫婦とSNSの暗喩?って思った)
すぐさま検索しましたが、妻が地球で、夫が創造主、
最初に来た夫婦がアダムとイブ、その息子がカインとアベル、
最後に産まれて群衆に引き裂かれたのがいえっさ、らしいです。

でもだから何だというのか…?
頼むから、メタファに重きを置きすぎて
主軸のあらすじがスカスカになってるやつは
ジャンル名を付けて区別させてほしい。

ジェニファー・ローレンスは、とっても綺麗だったけどね。







----------------------------------------------------------------

2018/11/30(金)

「グレーテルのかまど」で
映画「グランド・ブダペスト・ホテル」に出てくる架空のお菓子
コーテザン・オ・ショコラ(娼婦風ショコラ)を特集してましたが、
あのお菓子が架空のものだって今回初めて知りました!わあ!

チョコレートフィリング入りのシューの上に
小さなシューを2つ載せて、色とりどりのアイシングで飾って完成する
とっても可愛いお菓子です。
元になったのはフランスのルリジューズ(修道女)というお菓子。
こちらは2段重ねだそうです。
修道女の段数を増やして高級娼婦にするのは面白いですね。
自分で作るのは無理っぽいので、商品になったものを食べたいです。
コーテザン・オ・ショコラ。

ところでこの映画の主人公グスタフは腕利きのコンシェルジュで
望まれれば客のベッドの相手もするのですが(御婦人方の)
コーテザン・オ・ショコラは、そんな彼を象徴しているのかも…とか、
女おたくの妄想みたいなのをNHKで流したよ!?

「グランド・ブダペスト・ホテル」は個性派監督による
凝り凝りに凝った作品なのでおすすめですよ!


----------------------------------------------------------------