8月日記

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2018/08/01(水)

映画かんそう
「セブン・シスターズ」

イギリス、アメリカ、フランス、ベルギー合作。
ノルウェー出身のトミー・ウィルコラ監督(ヘンゼル & グレーテルなど)。
資源が枯渇した近未来の世界で、主要国が滅び
ヨーロッパが連邦国として栄えていた。
彼等は人口抑制政策を執り、1人目以降の子供を強制連行し
冷凍保存を施していた。
7人姉妹の生まれたセットマン家では、
7人が1人の女性を演じる事で連行を免れていた。
曜日の名前を付けられた7人には、
それぞれ自分の名前の曜日にだけ外出できるというルールがあった。
しかしある日、長女のマンデーが戻ってこないという
トラブルが発生して…というあらすじ。
ディストピアSFです。
ノオミ・ラパスが7役を演じます。お父さんがウィレム・デフォー

曜日の名前を持つ女性が、毎日違うミッションで出掛けて行って
災厄に遭うという内容が、妙に童謡っぽい。
いくらなんでも光熱費と水道料金でバレるだろー!
とは思いますが、設定が奇妙なのでなんかハラハラして面白かったです。

ラストばれ

1人が指を欠損してしまったら、全員切り落とさないといけないとか
ああいうのが魅力的でしたけど、ラストは荒っぽかったな…。
一見ハッピーエンド風だけど食料もエネルギーも枯渇したままだからな。
最初から「焼いてます!イエー!」って言っておけばよかったのに。
冷凍保存なんて無限にエネルギーを食う処置を
政府がする訳ないって半数の人は分かってたよたぶん……。




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2018/08/02(木)

地球ドラマチック 「ハリー・ポッターと魔法の世界」

昨年の2017年、ハリポタが出版20周年を迎えたのですが、
大英図書館で魔法をテーマにした展覧会が開かれ
ハリポタに関する展示物も陳列されました。
それを記念してBBCが製作した番組です。
出演者がとても豪華で、当然JKRせんせいご本人、
シューリス先生やイヴェナ・リンチさん、
ワーウィック・デイヴィスさん等が出演されてました。

アバダケダブラがアラム語で「破壊されよ」という意味で、
アブラカダブラの語源だとか、
アブラカダブラはローマではマラリア避けに使われていたとか、
魔法に関して知らない事がたくさんありました。

展示物の中にニコラ・フラメルの墓石がありましたが、
英国は幽霊物の本場なのに、怒ったフラメルが化けて出るとか
そういう感覚はなさそうなのが不思議なところ。

ローリングさんの描かれたスプラウト先生のイラスト、
私は初めて見ましたが、ローリングさん絵も上手かった!
しかしニコラ・フラメルが夢に出てきたとか、
死の秘宝のマークは母が死んだ瞬間に見ていた映画のモチーフである
フリーメイソンのマークが元になっているとか、
なんかちょっとスピリチュアルな発言があって、
え、大丈夫??って思ったんですが、
元々ああいう感じの人柄でしたっけ……?よく覚えてないや。
どうでもいいですが、JKRせんせい若返って…!?
あと、ますますお美しく!?
たぶん世界最高峰の美容スタッフが集結していると思うんですが、
この先、何十年、先生はお美しさを保たれるのか、
下世話ながら気になります…。

あと17世紀初頭の巻物に素手で触ってるのを見て
ギャー!って思ったけど、和紙と違って丈夫なのかな…?






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2018/08/03(金)

ドラマかんそう
NHKドラマ「悪魔が来りて笛を吹く」

10年ぶりくらいの映像化。
笛はちょっと内容に問題があって、
映像化のたびにその問題点をなるべくマイルドにする試行錯誤があるのですが、
今回は、ええと、原作よりも嫌な感じの話になってますね…。
金田一さんは吉岡秀隆さん。

東京都の役人を名乗る人物が
白昼堂々宝石店を訪れ、赤痢の薬と偽って店員に毒薬を飲ませ
宝石を奪うという事件が発生する。
犯人の容貌に似ているという理由で容疑をかけられた
椿英輔子爵は失踪し、その後遺体が発見される。
子爵の娘みねこは父の無実を信じて
名探偵金田一に真相の究明を依頼するが…というあらすじ。

ラストばれ
周囲の女を暴行しまくるキングオブクズのせいで
近親相姦が発生するという救いのない話に
更に後味の悪さをプラスするというよく分からない改変でしたね…。

原作については子爵は悪魔が云々寝言いってないで
キングオブクズを井戸に蹴落として岩をトッピングしておくべきだったし、
みねこさんが呼ぶべきなのは名探偵じゃなく、
ジグソウ先生だったと思うんですよね私は…。

今回のドラマ版は、暴行の被害者であり
やや判断能力に疑問のある女性が共犯みたいな扱いでメッタ刺しにされ、
復讐犯も銃殺されるというよく分からない改変。
メッタ刺しにされるべきはキングオブクズでは…?

ところで横溝先生の境遇を知ってから見ると
キングオブクズのひとや犯人のひとに別の意味が生じて大変困りました。




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2018/08/04(土)

色々感想

呪術廻戦(ジャンプ掲載)
「好きの反対は無関心」なんて
初めに言った人はちゃんと地獄に落ちたでしょうか。

毎回セリフが輝いてるなあ!

Dr.STONE(ジャンプ掲載)(ジャンプ掲載)
蒸気機関のしくみ、分かり易く描いてくれているのに
よく理解できない…。

アクタージュ(ジャンプ掲載)
戻れないほど自分の中に深く潜る芝居をする主人公に対し、
千世子さんが自分を全く掘り下げずに演技をする話、
創作でも同じように前者タイプと後者タイプがいるので
分かる!って思った。
私は完全後者で、自分を削るのが嫌なんですよね。

火ノ丸相撲(ジャンプ掲載)
主人公がヒロインに、ホテルに連れ込まれて
裸で迫られても、ラッキースケベなどとは微塵も思えないのは
もう何週もずっとヒロインが悩んでたのと、
あと他のハーレム女子キャラクターが存在しないから。
ジャンプでは滅多にない1対1の真面目な恋愛。
次週、2人とも全裸の対話のターン(たぶん)。

絶チル(サンデー掲載)
女体化した兵部さんが女体化した皆本さんをお姉さまって呼ぶ、
気の狂った世界が展開中。

THE FLASH
紆余曲折あって能力を失った主人公の
能力を再び取り戻すために、
すべての元凶の粒子加速器の爆発をもう一度再現しよう!
って博士が言いだして、MCUでもそうだけど、
DCの科学者もクレイジーだなあと思いました。
(案の定失敗した)
2期始まって降ってわいた主人公の彼女がすぐに消えて、
なんだろうと思っていたら、1期の最初から片想いしていた
幼馴染とやっと気持ちが通じ合った。
このドラマは面白いけど、恋愛に関しては
別れても死別してもすぐに次の人を好きになるので
あまり関心が持てない。







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2018/08/05(日)

株式会社AMF が2018年上半期の
女子中学生、女子高生の流行語大賞を発表し、
そのコトバ部門の上位3位が
「あげみざわ」「あざまる水産」「ないたー」
の3語だったと新聞のコラムに書いていた。
新聞に書かれているという事は、
それはもう廃れたのだと思うけど、
一度も目にする機会がなかった流行語たち…
使い方もよく分からない。

あ、でも「あざまる」に関してはちょっと検索したんだけど、
私は「まる」は日吉丸とかと同じ固有名詞てきな「まる」だと
思っていたのですが、
眠い事を「ねむまる」と言ったり、OKのことを「おけまる」
と言ったりするそうなので、
「高まる」などの動詞と同じ使い方なのかも。
つまり形容詞を動詞っぽくしているのかも。
おもしろいですね。





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2018/08/06(月)

水面までの距離、約100m、落下約80mの
竜神大吊橋バンジージャンプに挑戦してきました。
ジャンプ台に立った時、さすがに高すぎて、
恐いとか死ぬとかいうより「なんで!?」って感じでした(笑)。
以前奈良県信貴山の30mジャンプに挑戦していたので(2017/04/25日記)
落下中の意識は完全に平常時のものと同じで、
たぶん落ちながら写真を撮ったりとか、別のこともできたと思います。
人間は何にでも適応できるようになっていてすごい。
(遊園地のバンジーとかを合わせると、たぶん6回目とかそういう)

  

ハーネスの仕様などは奈良と同じで
足首の拘束具がプラスされる感じなので、
いきなり100mはこわい…というひとは、
奈良で練習してから茨城に行くといいと思います。
(この人形はハーネスと金具の使用方法説明用です)

  




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2018/08/07(火)

アクアワールド茨城県大洗水族館

サメの飼育種数日本一の水族館に連れて行ってもらったのですけど、
広い水槽に色々なサメがキャッキャしていて、とっても涼しそうでした。
シンボルマークはサメだし、サメグッズも豊富で、
サメ好きな人は是非訪れるべきだと思います。



ウバザメ
ジンベイザメに次ぐ2番目に大きな魚類で、
性質が温和で動きがゆっくりしていることから
かつてはバカザメと呼ばれていた…とのことですが失礼だな!?
大きな剥製があって、それを見る限り人間の丸呑み余裕ぽかったです。
人を襲うことはないらしいですけども。





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2018/08/08(水)

北関東の蕎麦処で十割蕎麦を食べた!
つなぎの入ってない蕎麦はボソボソすると一般に言われていて、
たしかに食感は良くないけど、香ばしくておいしかった!
そういえば関西なので、蕎麦かうどんかって言われたらまあうどんだし、
蕎麦って大晦日くらいしか食べないな…。
でもおいしいところで食べるとお蕎麦おいしいですね。

日本の各都道府県うどん屋、そば屋率
https://todo-ran.com/t/kiji/18364



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2018/08/09(木)

映画かんそう
「ミッション:インポッシブル フォールアウト」

監督脚本は前作から引き続きクリストファー・マッカリー。
CIAとIMFが壊滅させた組織シンジケート、
その派生組織であるアポストルが、強奪されたプルトニウムの入手と
それによるテロを計画しており、なんとしても阻止せよと指令を受けた
イーサンは、プルトニウムの闇取引に向かうが…というあらすじ。
CIA、IMF、MI6、アポストル、武器密売集団、
様々な組織の思惑が入り乱れるシリーズ新作。
今回は、トム・クルーズがビルから飛び移る撮影の途中で
足首を骨折する事故があり、体を張った彼の演技が話題になりました。
というか「メイズ・ランナー」完結篇で主役が顔面を骨折したり、
「デッドプール2」でスタントさんが亡くなったり、撮影は安全にお願いします…。

前作よりもアクションが強化されていて、
降下アクション、パリの街を駆け抜けるバイクアクションに、
ビルからビルへ飛び移り、崖の上で殴り合い、
前作同様キレキレの動きを見せるイルサ、
中でもトイレでの格闘がよかった。
あの男性、話のバランスが崩れる程強いんですけど、
彼はリャン・ヤンさんというスタントさんだそうです。

ベンジーのヒロインポジションは継続していて、
ベンジーのお蔭でなんとか息のつける笑いのシーンが入って、
本当にこのシリーズはサイモン・ペグをお迎えしておいて良かったなと思いました。

うーん、しかし私は前作ローグ・ネイションのほうが好みかもです。

内容ばれ

仲間とのつながりを描くシリーズなのにブラントの不在の説明が全くない、
メインプロットがプルトニウムwith学者で手軽セットすぎる、
(最近でも「アメリカン・アサシン」で使われた)
あとイーサンの相手を妻からイルサへ変更かけてきた、
という点がちょっと(私には)引っかかりました。
とくに最後のやつは、最愛の人は妻だけで、あとは等しく博愛の対象で
でも人類全員を命賭けて護っちゃう、ちょっと神っぽいイーサンが好きだったのと、
あとイルサが今後イーサンの恋人になることでアクの強さを矯められて
ヒロインしぐさを強要されたら嫌だな、イルサは野生の獣のように
強く独立した存在でいてほしいなという理由でかなり気になりました。
中の人の年齢だと20歳ほど違うのも…ちょっと時代に逆行している…。
いや、次回作で「やっぱりやめ!」ってなるかもだし、
見た事もないような新しい男女の関係を見せてやるという、
意欲にあふれた前振りかもしれないけど。

レーンが理念を捨てて復讐の幽鬼のようになっていて面白かったが、
ウォーカーくんはちょっと不思議なキャラクター造形で
なぜ序盤の彼はあんなにトンチキなんだろう。天然(という設定)なのか?

イーサンが女性警官を助けるシーンは好きです。あれ男性警官でもよかったな。
あとまあベンジーがかわいい(×100回)。
ルーサーはもはやイーサンの実の姉みたいだった…。








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2018/08/10(金)

映画かんそう
「イン・ユア・アイズ 近くて遠い恋人たち」2014年

アベンジャーズ1と2を監督したジョス・ウェドンが脚本。
子供のころから身近に誰かの存在を感じていた男性と女性が、
実は遠く離れた場所にいる自分達の五感が
つながっていると分かるラブストーリー。
というかちょっと大人の、特に大きな事件の起こらない
「君の名は。」ですね。いや、別に中身が入れ替わったりはしませんけど。

片方の見ているものがもう片方にも見えたり、
片方が暴力を受けたりするともう片方にも衝撃があったりします。
男性のほうが前科もちで保護観察中、
女性のほうは医師と結婚しているけど心を病んでいた過去があり
自分に自信がなく人に従ってしまう性格。

オチばれ

結局惹かれあう2人は何もかも捨てて逃避行に出るのですが、
男性は広域手配がかかるだろうし、
女性はオイとりあえず離婚手続きしろやとか、
そこのところをすっ飛ばして純愛ハッピー☆エンド風に終わっているので
ちょっとポカーンとした。

ジョス・ウェドンはプライベートで長年の不貞不倫を妻に訴えられて
それが仕事に影響して散々らしいと聞きましたが、
ドラマティックな運命の恋を信じる人というのは
不倫に走りやすいのかな?とか思いました。
いや、余計なお世話ですね。へへ。






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2018/08/11(土)

色々感想

アクタージュ(ジャンプ掲載)
普通、主人公が異能の集団に入って圧倒されるのが定番だけど、
この話の主人公は元々異能なので、
かわりに国民的人気のイケメン俳優(今のところ役者としての才能はない)が
化け物演技力集団の中に入ってもがき苦しむ。
でも異様な才能は持っていると精神を蝕むし、いつかは衰えるので、
そんなものに頼らず淡々と観察と学習で演技する方がいいよと私は思う。

鬼滅もソーマも約束のネバーランドもヒロアカも兄弟ネタだ。
全員問題ある兄弟だ。強いて言えば鬼滅は、実は想い合っていた系…。

絶チル(サンデー掲載)
女体化賢木さんがめっちゃ好感度高い!仲良くなるならこっちがいい!
逆に、兵部さんは男子の方が好きだ!

金カム(ヤンジャン掲載)
尾形くん正念場…。この章を乗り越えたら、ラストまで大丈夫だと思う!
がんばれ!

進撃(別マガ掲載)
馬車の荷台のシーンがすごく良かったので、
あんなに心が通じ合っていたのに、今はもう彼が何を考えているか
全然分からないなんてそんな…という気持ちです。
こちらとしても、これだけ長く読んできた主人公なのに…という。

あとクリスタの件がどう転ぶかが非常に怖い。

dele(ディーリー)ドラマ
スーパーハッカーが中盤以降デレ始めるんだろうなと
思ってたら、1話ラストでもうデレが入った。
スーパーハッカー全然クールじゃないし、
リスペクトした相手にはめっちゃ熱いし、変な人だ。

モラハラっぽい父親と縁を切って都会で暮らしていた
若い女性が亡くなる話なんだけど、
父親が「こりゃ無理だわー」って感じの人で、
この父と死後に行き違いが解消されてハッピーエンドは嫌だなあ
と思っていたら、違ったので良かった。無理なものは無理!

関西では8月5日放送分からニチアサ島流しの刑です…。





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2018/08/12(日)

映画かんそう
「カメラを止めるな!」

面白かった!
面白かったので、ゾンビと血が平気で伏線の好きな人に見てほしい。
内容に関する検索はしない方がいいです。
上映館は拡大中ですが、現在口コミ人気がすごいので
座席チケットはなるべく早めに買っておくのがいいと思います。
社会派映画や、繊細な感情を描いた映画とかではなく、
低予算エンタテインメント映画です。

あらすじ
ゾンビ映画を撮影中のチーム。
主演の女優の演技の拙さに監督がキレ散らかし、
とうとうその撮影現場に伝わるオカルト的な儀式を実行するのだが、
状況はそこから2転3転する。

予算300万円ほど。無名監督と無名役者さんによるこの映画、
どんどんネットで評判になって、上映館は拡大、
チケット売り切れが続出です。

オチばれ

序盤の内容で「なんじゃこりゃ酷でえな…?」って思ったところは
おおむね伏線!!
もうあの序盤で強制的にハードルを下げられてからの、
再スタートと追い伏線投入、その後の怒涛の回収がすごかった。
ああいう風に、最大積載量オーバーで骨組みが軋んでいるようなお話好きです。
私の見た回は、終了後拍手が起こってました。

晴美さん無双のシーンが好きです。
いやでも斧を拾うシーンも好きだし、ゲロも好きだし、
あと腰痛のひとは大丈夫だったろうか…
娘さんはシャイニングTシャツを着てたので良い子です。
そういえば皆公平においしいシーンがあるなあ…。

内田けんじさんと、初期の三谷さんと、
ソダーバーグのオーシャンズを足したような作風…って説明したいけど
でも初見はやっぱり、つまんなそうなホラー?って印象で見てほしいから
人におすすめするのがとっても難しい。

唯一ちょっと引っかかったのは、
職場に乳児を連れてくるのは半端仕事するやつ的なあのシーンだけど、
あの子は監督のお子さんだって知ったら「そっかー、お子を写しておきたかったかー」
ってほっこりした。

映画の面白さは予算じゃない。
(でも努力や愛情や真心に正比例する訳でもない)






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2018/08/13(月)

映画かんそう
「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー en film」
「劇場版 仮面ライダービルド Be The One」

ルパパトあらすじ
ギャングラー捕縛とルパンレンジャーの正体究明のために
名探偵エルロック・ショルメが日本にやってきた。
名探偵の命を狙うウィルソンの急襲に応戦するパトレンジャーだが、
ルパンレンジャーが参戦してきて、現場は大混戦になる。
しかしふとした拍子にルパンレッドとパトレン1号が異空間に飲みこまれ
彼等は共闘せざるを得なくなる。

内容ばれ
赤赤のかた大勝利の、○○しないと出られない部屋でした。
(○○のなかには「協力」が入ります)
30分とは思えない、内容みっしり、萌えたっぷりの映画でした。
満足度が高かった。
シャーロックとワトソンが不必要に仲良しなのにもニコニコしました。

ビルドあらすじ
エボルトの協力者である宇宙人ブラッド族は、進捗の遅さに業を煮やして
直接攻めてくる。
彼等は3都の都知事となり、国民を洗脳してビルドを抹殺しようとする。

内容ばれ
愚かな国民に、戦争のための恐ろしい兵器と罵られても
彼等を守るために命を賭けて戦う…という本編でも何度か出たコンセプトですけど
見るたびに「ほほーん」ってなってしまう。
肝心の戦争部分が3on3のふんわり戦争だったりするので尚更。
あと今回の肝の部分、風都のWという先達がいるのと
まさかのルパパトとのネタかぶりというのが結構痛いと思う。

次のライダーのジオウくんが出てきました。
毎年新しいライダーを見るたびに「あり得ない!」
って思うんですが、見ているうちに見慣れる。
今回も「顔に!カタカナで!カメンライダーって書いてる!あり得ない!」
って思いましたがそのうちに慣れるでしょう。




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2018/08/14(火)

岩合光昭さんの世界ネコ歩き展に行ってきたのですが、
偶然岩合さんがトークショウをされていて、
結構ドッカンドッカン笑いが起こっていて、
猫を夢中にさせる魔性の男は人間をも虜にするのか…?
などと考えていました。
猫が好むのは、動作のゆっくりした声が高めの人だと以前聞いたことがありますが、
静かな雰囲気、静かな声の人でした。

ニューヨーク、プリンスエドワード、ペルー、チリ、ブラジル、
スペイン、イングランド、スコットランド、オランダ、チェコ、
モルドバ、UAE、スリランカ、オーストラリア、バリ、瀬戸内
などで撮影された写真なので、
かわゆい猫と同時に外国の風景も楽しめるのですが、
(ブルックリンの看板ねこ可愛かった!)
中でも15匹の猫がいるパブ、
ブリストルの「Bag O'Nails」の写真はすごいインパクトで、
「ここに行きてぇ〜!」「1日ビール飲みてぇ〜」
などと言いながら写真の前でクネクネしてました。








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2018/08/15(水)

映画かんそう
「オーシャンズ8」

「オーシャンズ13」の続編にあたりますが、
主役がチェンジしてオーシャンの妹になったので
過去作品は見ていなくても特に問題はないです。

詐欺罪で投獄されていた主人公は、詐欺師オーシャンの妹。
更生して真面目に生きると面談で涙ながらに語った彼女は
出所するや即座に昔の仲間に連絡を取り、
獄中で練り上げた計画を打ち明けるというあらすじ。

VOGUEが主催してメトロポリタン美術館で行うイベント、
メットガラが犯罪の舞台になるのですが
この祭典は毎年セレブがファッションを競い合うので有名です。
サンドラ・ブロックやケイト・ブランシェット、アン・ハサウェイ、
リアーナ、ヘレナ・ボナム=カーターなどが豪華な衣装に身を包んで
華麗なチームワークを見せるので、女子ワクワク映画です。
なんか見ているとお洒落して、仲良しとごはんに行きたくなる!
しかし男性向けの映画ではありません。
女性主人公に問題なく感情移入できるスキルのある方以外は。

サンドラ・ブロックがジョージ・クルーニーのオーシャン、
ケイト・ブランシェットがラスティの役割で、
ついつい言う事聞いて振り回されてしまうけど、
結局は好きなんだなあという感じがとっても良かったです。
こういう映画をアジアで作ると、絶対生き別れの子供がいて涙の再会とか
余命数か月の病とか、湿気要素が入ってビチャア…ってなるんですが、
湿度ゼロのふっきれた女達で、見ていて爽快でした。

男性ばっかりのチームものエンタテインメント映画を500本近く見てる気がするので
こういう女性ばっかりのチームものビッグバジェットも今後500本くらい作られてほしい。

ラストばれ

オーシャンはなんだか全然死んでる気がしない。

最初1人当たりの報酬が1650万ドルって出て、割り算して、
「どういう計算!?」って思ってたけど(追記:もしかして経費コミの計算なのか)
最終的に腑に落ちて良かった。
アンハサの女優さん、友達がいないって理由が可愛かったな…。
あとお金の使い道も。

イエンってなにげにシリーズ全作皆勤?





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2018/08/16(木)

映画かんそう
「インクレディブル・ファミリー」

2004年の(!)「Mr.インクレディブル」の続編。
前作ラストからシームレスに続いています。
ヒーロー活動が禁じられている世界で、
相変わらず隠れて人助けを続けている一家だったが、
法律を改正して再びヒーローを復活させようという富豪からのオファーがあり、
活動支援を受けるが…というあらすじ。

今回は一家の主婦であるイラスティガールがメインで、
Mr. インクレディブルは家の中を管理する役割。
前作と比べるとびっくりするくらい男女観がアップデートされているのですが、
それがごく自然で、どっちのパートも多くのアイディアに支えられていて
面白かったです。
子育て大変!+エンタメという意味では「未来のミライ」と
同ジャンルの映画だと言えるので、見比べてみるのも面白いかも。

内容ばれ

家事育児の大変さと、社会的に認められ充実する妻への嫉妬、
それを短い時間ながらしっかりと描写し、
親として家族に認められるには家庭内での相応の時間と努力が必要なこと、
外で立派な事をしている、お金を稼いでる、それだけではダメということも
描写してありました。しかも面白おかしく。これはすごい!

ヒーローであり家父長でもある男が、育児に専念して疲弊し、
妻は社会で成功するエンタテインメントなど、年配の男性には(相当柔軟な人を除いて)
受容しがたい物語で、この話もものすごい駄作に感じられると思います。
でもその年齢層の人はきっと数十年後にはいなくなって、
観客も、そうして新陳代謝していくので、
物語はこれからも、どんどんアップデートしていってほしい。

アクション的にはイラスティガールの能力が多彩で、
そりゃコストで考えたらどうしてもその選択になるよなあ、
という説得力があった。
あとはフロゾンさん万能、しかもいいひと。
水の供給さえフォローできたらこのひとが最強なのでは。
ジャックジャックはチート能力者なので、今後が楽しみです。
それと、あのポータルの開ける子がアシストすると
ものすごい面白いバトルになりそうなので、レギュラー化してほしい。

それにしてもインクレディブル世界だから丸く収まったけど、
ヒーローに厳しいMCU世界だったら、全員投獄されて次回に続いてたな。

ちびっこちゃんたちが終わったあと何人も
「おもしろかったー!」って言っていて、フフ…って思いました。







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2018/08/17(金)

舞台かんそう
「江戸は燃えているか」

江戸城攻撃のために北上する新政府軍、
指揮官の西郷はできれば江戸城を無血開城させたいと考え、
幕府軍を統括する勝海舟宅を単身訪れたいと打診する。
しかし小心で怒りっぽい勝の性格をよく知る勝家の人々は、
庭師の男を影武者に立てて西郷と面談させ、
なんとか和平交渉を成立させようとする…というあらすじ。

三谷さんお得意のシチュエーションコメディ。
公演中、勝の娘役の松岡茉優さんが体調不良で急遽出演不可能になり、
代役として三谷さんが演じられたそうですが、その回はちょっと見たい…
って思いましたね。

新感線の高田聖子さんが女中頭として出演されてますが、
あて書きされたせいなのか、不思議と高田さんのパートだけ
新感線のお芝居っぽかったです。
新感線の本舞台とこの芝居の前稽古がカブって
高田さんは大変だったらしい。
あと田中圭さんも出ておられて、
この舞台が終了してすぐに「おっさんずラブ」だったのかー
うわー、大変だなあなどと思いました。

内容ばれ

海舟と庭師だけでなく、西郷と近所の男の入れ替わりも発生し、
嘘が二重になってドタバタするのは、安定の三谷さんのお話でしたが、
ラストがちょっといつもの三谷さんっぽくなかったような。








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2018/08/18(土)

色々感想

今週はジャンプもサンデーもヤンジャンも休刊、
ニチアサも関西は休止なので特に書くことがありません。

THE FLASH(ドラマ)
いまのラスボスは、フラッシュを上回る高速で動くやつなので
本気になったらフラッシュたちの本拠地にやってきて、
大切な人をさらって行ったり人質にしたりするのですが、
今回も父親が攫われてどうやら殺されてしまった様子。
かれこれ人が攫われるのも3回目くらいの気がするんですけど、
なんで対策しないのか謎。
厚さ30センチのトリモチをしかけておくとかあるじゃない…。







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2018/08/19(日)

読書かんそう
「事故物件怪談 恐い間取り」
松原 タニシさん

人の亡くなった賃貸物件、俗に言う事故物件ばかりを選んで住む芸人さん、
松原 タニシさんのエッセイです。
実際に住まれたお話が3分の1ほど、
あとは住居にまつわる怪談や、心霊体験談などです。
特殊清掃業のバイトなどもなさっていて、その話も書かれている。

タニシさんは安い家賃で住めて、ねたにもなり、
不動産屋さん的にはタニシさんが住むことにより
次の入居者に死者が出た部屋である旨の説明義務がなくなるので
win-winのやり取りなんだろうなあとは思うけれども、
それにしても何事もなく活動なさっているのはすごい。

物件のなかではやはり一番最初の、
有名な凶悪事件が起きたマンションで
建物全体がおかしな感じになってしまっているらしいのが恐かった。
(はっきりとは書いてないが、地区や犯人の条件などで検索すると
事件や住所が容易に出てくる)
あと、2連続で自殺者が出たマンションなどは
やっぱり…なんかあるのでは…と思ってしまう。

お金がなくなって餓死したオタクのかたが腐って
天井ごと落ちてきた話などは、別の意味で恐かった。
なるべく人に迷惑をかけたくない…。

恐さで言えば「残穢」のほうが恐いかなと思いますが
1人暮らしのかたには相当なダメージありそうです。






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2018/08/20(月)

読書かんそう
「ホラー映画で殺されない方法」
セス・グレアム=スミス

「高慢と偏見とゾンビ」
「ヴァンパイア・ハンター・エイブラハム・リンカーン」
などの作者セス・グレアム=スミスがホラー映画への愛情たっぷりに書いた
ジョーク・ハウツー本。
自分が本当にホラー映画内にいるのかどうかを突き止める方法や、
ジャンルを特定する方法、やってはいけない行動諸々、
命を守る方法などが主な内容です。
故ウェス・クレイヴンが序文を書かれているのが嬉しい。

内容ばれ

扱われている映画がちょっとクラシック寄りかなと思ったんですが
どうやら本国で出版されたのは10年前のようなので
少々内容が古くても仕方ないかも。

あやしい物音がしても絶対に確認に行くな、
異性といちゃつくな、女性は露出を控えろ、
ベビーシッターはなるべくするな、集まりには顔を出すなと
とっても親切です。
それでも身に危険が及んだら、
急に含蓄のある名セリフを言え、
ゴキゲンな歌を歌いながら踊れ、
死体をいやらしい手つきで撫でまわせ、
撮影コストのかかる場所に逃げ込め、
最終手段として性器を露出しろと
納得のいくアドバイス、さすが小説家兼脚本家さんです。

マッシュポテトで何かを作りたくてたまらなくなる、
宇宙船の中を死んだ妻が歩いている、
子供が指を動かして存在しない友達の声で喋る、
子供が本人の知らない筈の言語で喋る、等々
参考にあげられている例が、
それ知ってる!それ知ってる!と言いたくなる懐かしの映画てんこ盛りで、
ホラー映画をたくさん見ているひとほど楽しい本だと思います。






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2018/08/21(火)

舞台かんそう
「誰もいない国」
ハロルド・ピンター作
初演1975年

舞台劇。ナショナル・シアターライブで見る事ができました。
富豪の文学者ハーストが、バーで知り合った貧しい男スプーナーを
客人として部屋に迎え入れるところから舞台は始まります。
とりとめなく話す初老の男2人。
しかし翌日になるとなぜかハーストはスプーナーをチャールズと呼び、
学友として扱います。スプーナーも思い出話に応じ、
互いのスキャンダラスな過去を暴きあったりする。
その家にいる秘書の青年と執事も現れ、
どこか不穏な彼等の会話は続きます。
よく分かりませんが不条理劇なのだと思う。
ピンターの愛読した作家陣の中にベケットの名前があるので。

年老いた詩人2人をイアン・マッケランとパトリック・スチュワートが演じます。
当たり前ですがさすがの名演だった。
サー・イアンの、年齢以上に老け込んだ呼吸器を悪くした人の喋り方、
サー・パトリックの、興が乗ったきらきらした目と、ぼんやりとした虚ろな目のギャップ。

解釈・内容ばれ

芝居後のディスカッションも見られたのですけど、
サー・イアンの解釈は、すべて現実ですべて存在している。
サー・パトリックの解釈は、ハーストは認知症である(幻覚の可能性?)。
司会の方は、死の待合室であるという解釈があると仰ってました。
これといった正解はないのでしょう。
私はタイトルが誰もいない国なので、素直に誰もいないんだろう、
つまりハースト以外は存在しないんだろうと思ってましたが、
(詩を書く人が多すぎる。全員に同性愛的な雰囲気がある)
リンチの「マルホランド・ドライブ」のように、1幕目が現実で
2幕目がスプーナーの理想の世界なのかもなとか、後になって考えました。

序盤から客席に笑いが何度も起こって、
なにがジョークなのかも分からなかったのですけど、後で調べると
ハムステッド・ヒースが所謂ハッテン場のような場所で、
そこを散歩するというセリフが受けていたようでした。
要するに「2丁目を歩いてた」ってことなのかな。
しかし1975年には先鋭的なジョークだっただろうけど
21世紀の客が笑うようなねたかな?とは思いました。

ハロルド・ピンターの舞台劇を見るのは初めてですが、
2007年に脚本を書かれたリメイク版「スルース」は見ていて、
(その翌年亡くなられている)
ゲイ文化に並々ならぬ関心のあるかただったのだな…と思いました。

舞台の最後に、1度変えた話題は、もう変えられないという事実が
ぞっとするような雰囲気の中で告げられるのですが、
あれは何を意味するんだろうと、ふと考えてしまいます。
あ、でもサー・イアンの「全部現実の、普通の会話劇」という解釈も好き。





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2018/08/22(水)

ドラマかんそう
「エージェント・オブ・シールド」シーズン5
1話〜7話まで(全22話)

新展開でとうとう宇宙に行ってしまった。
ドラマで宇宙に出ると、予算の都合で施設の中を
ずっとウロウロする事になるのですが、
かえってロケに出なくていいのでラクチンなのかもしれない。
主人公のスカイ(クエイクorデイジー)
SUGEEEEE!TUEEEEE!っていう設定が付加される毎回のしきたり、
今回が一番すごい。

内容ばれ

なにせ地球を破壊して住めなくした伝説のインヒューマンズ!
そう、前回のラストで拉致られたシールドのみなさん、
なぜか宇宙外にいて、地球は破片が漂っている。
どうやら70年ほど未来に来てしまったようで、
生き残りの地球人はクリー人に支配され、
酷い扱いを受けている。
そしてインヒューマンズは生物兵器として売買されています。
ていうか地球が破壊されて…?
えっ…アベンジャーズは!?サノスは!?
えっ…。

それでなにかシールドのメンバーが人類を救うらしいんですが、
ちょっと話が壮大すぎて…。
5話で一旦話が過去の地球に戻るんですけど、
そこで安心しました。
フィッツとハンターコンビかわいい。
「インヒューマンズ」も兄弟の確執でしたけど、
AoS5期も兄弟の確執で、
どんなけ好きなんだ!?って感じです。
(7話で死んだけど兄貴が)




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2018/08/23(木)

読書かんそう
ふちなしのかがみ
辻村 深月さん

「踊り場の花子」
読み進めていて、あれ…私のこの話知ってる…と思って
この日記で本のタイトル検索をしたけど出てこなくて
「????」となった。
世にも奇妙な物語でドラマ化されてた。
この本の中では一番好きです。伏線の張り方がきれいだと思う。

「ブランコをこぐ足」
辻村さんの作品には、
スクールカーストへの強いこだわりを感じる事が時々あります。
スクールカーストへの反発ではなく、それを内面化した人物の苦しみというか。
その制度に理解のない私が読むと、かなり怖く感じる。
この話は、下のカーストの子が「キューピッド様」を取り仕切る事により
上のカーストに成り上がるが…という内容。
上のカーストの男の子が下のカーストの女の子を好きになるなんて幻滅…
というようなセリフがあり、もはや千年以上前の身分制度だなあと思う。
今の小学校はちょっとは変ったのだろうか。

「おとうさん、したいがあるよ」
よく分からなかった。

「ふちなしのかがみ」
叙述系。映像化が難しい。

「八月の天変地異」
上のカーストにいた子が、体の弱い親友ができたのが原因で
下のカーストに転落して、軽くいじめられるようになる話。
ハートフル系です。でも前半のスクールカーストの無情部分がこわい。





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2018/08/24(金)

「カメラを止めるな」のパクリ疑惑が話題になっているので、
週刊誌に掲載されていた被害の訴え、
及び類似部分比較表を読んでみました。

映画では原案とされていた芝居の演出家さんが
原案ではなく原作表記にしてほしかった、
何の連絡もなく、突然「原案表記でいいですか?」という
判断を急かされた、
しかし自分は不本意だった、というのが主張の要旨です。

私は以前、パクリ被害で大変に嫌な思いをしたので
パクリに対してはすごい厳しめ姿勢なのですが、
このケースはパクリではないし、原案表記が妥当だなと思いました。私は。

映画製作が始動したとき、舞台演出家さんは精神的に参っていて
連絡が取れるような状態ではなかった、
舞台演出家さんが初めて映画を見た時のツイートは、
応援している、嬉しいという内容だった、など本人記述のログが
矛盾点としてネットで挙げられていました。

ネタバレせずに2作品を比較するのが難しいので、
これから映画を見るつもりの方は下の文章は読まないでくださいね。

2つの作品がかぶっている部分は
・(サスペンスまたはゾンビ)映画を撮っている
・監督が不穏な事を(本当に人を殺した・オカルト的儀式を行った)言い始める
・見ていると(2幕目・後篇)でそういう映画を撮っていることがわかる
・(ロケ地を使用できるのがあと1時間・ネットのリアルタイム撮影企画で)
 1発撮りしなければならない
・(緊張で・酔っぱらって)吐きそうな人がいる
・様々な(小道具が足りない、部外者が入ってくる・酔っぱらって演技できない、機材が壊れる)
 トラブルを回避する
・監督に縁のある人(彼女や友人・妻娘)などが助けに来て、ブースに入る
以上です。

お話っていうのは、
鉄骨が肝なお話と、内装が肝のお話があると思います。
鉄骨が肝なのは、映画で言えば
20年前の「シックスセンス」だし、「ユージョアル・サスペクツ」だし
「メメント」だし、最近だと「スイス・アーミー・マン」などの映画。
プロットが突出していて、粗筋を少し語っただけでどの映画か特定できるやつ。

劇中劇をリアルと錯誤させ、後半は製作苦労話というあらすじなら、
作中劇の時間は短いですが「アメリカの夜」がありますし、
ラジオドラマ収録中に出演者のわがままであらすじがどんどん変わって、
脚本家を始めとするスタッフたちの工夫と努力で乗り切る「ラヂオの時間」、
ラストシーンをワンカットで撮らなければならない主人公のために友人たちが
集まって協力してくれる「イン・ザ・ヒーロー」、
こうやって似た部分だけ書くと、どの映画も同じに見えます。
でも全然違う。

「カメラを止めるな!」が面白いのは、
護身術だし、娘さんの写真だし、アル中だし、奥さんの性格だし、
ゲロぶっかけ事務所NGだし、不自然な斧の出現だし、
クレーンカメラだし、ぎっくり腰だし、グワングワンだし、
間延びした会話だし、それらの伏線がどんどん回収されていくところであって、
前半劇中劇、後半スタッフの悪戦苦闘という構成じゃないです。
例えばこれ前半は上手くいったお葬式でもよかったし、
上手くいった学園祭でもよかった。こんなに揉めると分かってたら、
監督はきっとそうされてただろう。

しかし週刊誌に載って、お昼のワイドショーでも扱われ、
映画とか見ないしフィクションを普段何も見ない人にとっては
「映画を撮影中にトラブルがあるが、知恵で乗り切る」
という部分がかぶったら、「ん!パクリだ!」ってなるでしょうから、
映画は見てないけど「カメラを止めるな!」ってパクリなんでしょう?って
認識が広まってしまって、今後裁判でどんな結果が出ても、
もうその認識は覆らないと思います。残念です。

ふう、久しぶりに感想以外の長文書いたぞ。








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2018/08/25(土)

色々感想

銀魂(ジャンプ掲載)
あと4週で終了!
ラストバトル長かった…ラストバトル入ってから
どのくらい時間が経っただろう。
贅沢に1話分使った今週のギャグはおもしろかった。

Dr.STONE(ジャンプ掲載)
カーボン…とは、結局何か?というのを
ちょっと調べてみたけど結局わからなかった。

双亡亭壊すべし(サンデー掲載)
藤田先生が、不幸な女性萌えなのは
むかしからの読者なのでよく知っているのですが、
段々とそれがきつくなってきた…特に最近の話とか。

双亡亭に登場する若くてきれいな女性の9割が
不幸でコンプレックスがあって、
自分に自信のある自由に生きている女性はいないって気付いてしまったので
そろそろお別れの時期かもしれない。残念だけども。

ゼロの日常(サンデー掲載)
安室の女たちはセロリを育てるんだろうか…
ていうかセロリが鉢植えで育てられるって初めて知ったわ。
でも仕事で遅くに帰ってきて、ちゃんと犬のお散歩に行く安室さん、
ちょっと尊敬しました。
今週号は安室さんのクリアファイルが付いたせいか、
サンデーが売ってなかった。

金カム(ヤンジャン掲載)
ヒンナが言えると生存率が上がる!よかったな!

波よ聞いてくれ
宗教テロ編完結…?
グングニルのような胸を持つあの女性、めっちゃいい回し蹴りだったけど、
いったいどういう経歴なんだろう。
そしてこの話、どこに着地するんだろう。

快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー
今週、甲子園で延期になっていた回の放映がありました。
伝説のエアロビクス回すごかった…。

ムジカ・ピッコリーノ
先週が6期の最終話だったのか!フローラの件ぜんぜん解決してない!
子供向けの短編知育番組でクリフハンガーするのやめて!

THE FLASH(最終回)
冤罪でずっと投獄されていた人が展開の都合で殺されると古傷が痛みます。
これはもしかして次の章で彼と戦うことに?
というかTHE FLASHのテーマって父と息子ですね。
お父さん3人もいるから…知の父と、力の父と、愛の父がいるから…。







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2018/08/26(日)

映画かんそう
「カーズ クロスロード」

レーサーカーのマックィーンを主人公にしたピクサーアニメ、
カーズシリーズの3作目。
実力も人気もNO1を誇るレーサーのマックィーンは、
しかし実力派の若手、ストームの登場により地位を脅かされる。
ストームを意識するあまり無謀な走り方をした彼は、
衝突事故を起こしてしまう。
新しいオーナーに、次回の優勝か
あるいは引退かの選択を迫られるマックィーンは
リハビリに精を出すが…というあらすじ。

これは…!カーズシリーズを視聴してきたお子様には、
結構な衝撃だったのではないかと思います。
マックィーンの年齢的な能力の限界と
焦りによる取り返しのつかない大事故が、シリアス調で描写されます。
3は大人向け作品という評価も納得です。

内容ばれ

主人公への圧迫が1時間以上続くのですが、
最後にそれをバネに成長して栄光を手に入れる訳ではなく、
自らの老いと限界を受け入れ、若く才能ある女性に道を譲るという内容なので、
老化も衰えもよく分からないお子さんや、
主人公に感情移入して俺TUEEEE!をやりたいタイプの人には、
ちょっと受け入れ難かったのではないかと、余計な心配をしました。

大人の中でもさらに大きな部類になると、
自分が最高で世界の主人公だと感じられる時間はいつかは終わり、
後進に譲ったほうがいい種類の物事は必ず出てくる、というのはしみじみ分かります。
でもそれは転落や敗北ではなく、そうやってずっと続いていくのだ、というのが
ドックの設定をうまく使って表現してあったと思います。







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2018/08/27(月)

映画かんそう
「マンマ・ミーア!ヒア・ウィー・ゴー」

「マンマ・ミーア!」続編です。
あれから10年。
ホテルのリニューアルオープンに漕ぎつけたソフィの元に
続々と懐かしい顔ぶれが集まってくる…というあらすじ。
大学を卒業して旅に出発し、運命の男性3人と出会う過去のドナと、
その娘ソフィがホテルの再開業に向けて奮闘する現在が
交互に描かれます。

年齢を重ねても、元気で友情に厚く、お洒落で、
結婚経験者でも未婚でも恋を楽しんで、対象は異性でも同性でも、
という人生謳歌ミュージカル映画だったので、
見終わって明るい気持ちになりました。
太陽光が(ライティングが)明るくて、
登場人物たちがともかく仲良くて
憎みあったりしないというのも大きい。

序盤のフランスのカフェのシーン、
群舞は若く美しい人だけではなく年配の人も適度にいらっしゃったし、
車椅子のかたも踊っておられたので、
誰でもいつまでも人生は楽しめるというのは、
今回のテーマであると思う。
特にエンドクレジットの映像が良かったので、最後まで見てほしい。

最後までばれ

過去の親友三人娘や、現在の恋人同士、おばあさま、死んだ母、
過去のパパ三人衆、死んだ母と娘、母と死んだ娘、
現在のパパ三人衆、過去の自分と現在の自分をそれぞれの人が、
時間と空間を越えてみんなで楽しく歌い踊るとか、
極楽浄土のようなエンドクレジットでした。

ドナが出会う男性と次々に関係を持ってしまうのは、オイオイ…なんですけど、
天真爛漫な彼女の性格と歌のパワーで、なんとなく自然な流れに見えた。
「グレイテスト・ショーマン」と同じで歌の力は大きい。

コリン・ファースいじりがすごくて、
「こうやっていると考えがまとまる」という無理のある理由で
なぜか椅子に両腕を縛り付けられているし、
なんの説明もなくスカルスガルド氏とタイタニックごっこしてるし、
ゲートの人にロックオンされるし。
(あとお仕事で日本に来ている設定でしたが、壁に「整合性」って書いてました…)
(いや、熟語であれば何でも壁に飾るという訳じゃないです…)

エンドクレジットのあとでもう1シーンあります。




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2018/08/28(火)

映画かんそう
「ちいさな英雄  カニとタマゴと透明人間」

「カニーニとカニーノ」(18分)米林宏昌監督
父親とはぐれてしまったカニの兄弟の冒険を擬人化で描く。

「サムライエッグ」(16分)百瀬義行監督
重度の卵アレルギーを持つ少年の日常。

「透明人間」(13分)山下明彦監督
体が透明で誰にも認識されない青年の話。

スタジオポノックの新作短編アニメーション集。
これは…どうだろう。もうちょっと製作期間が延びても、
長編を作るべきだったのでは。せめて3本のうち1本でも
明るく楽しい話をいれておくべきだったのでは。

カニは魚がこわい(シンゴジの蒲田くん的なこわさ)、
卵はアレルギー反応で皮膚が爛れて瀕死になる描写がこわい、
透明人間は最後まで認識されない描写がこわい、ので
こわがりのお子様向きではないかも。

「カニーニとカニーノ」
3本の中では一番明るい。カニの兄弟もかわいい。
水がほぼ実写に見える。ただ魚がこわい。

「サムライエッグ」
卵を咀嚼している人の唾液の飛沫が自分の食品に入っても駄目だし、
歩いている最中に通行人が手に持っている粉もの(のマヨネーズ?)が
顔にぶつかって口についても駄目という
重度のアレルギー体質の子供がどう生活しているか初めて知りました。
食品アレルギーの子供が主人公の映画はこれまで見た事がなかったので、
いい試みだなって思ったのですが、それゆえに結末部分が、
がんばって卵が食べられるようになるという宣言だったのには仰天しました!
エッ…!?いいの!?

でもとりあえず粉ものを持って歩く時は気をつけようと思った。
どうでもいいことですが、マンション住まいの子供の歯が抜けたら
他人の家の屋根に投げるの…?できればやめてほしい…。

「透明人間」
食べ物が口に入った瞬間消えるので、
透明というより光学迷彩人間なのではとか、
あと入社試験どうしたんだろうとか、賃貸契約はとか、
バイク買うときは、とか色々妙な点があるので
なんかこうメタファ〜てきなやつだと思いますけど
最後が、いくらなんでも強引すぎやしないだろうか。







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2018/08/29(水)

日曜美術館
「静かな絵画革命〜革命画家ベラスケスの実験〜」

を見た。
春の番組の再放送。荒木飛呂彦先生がゲストでした。
ベラスケス絵画を前に荒木先生の表現力が爆発していて、
もう一人のゲストの小説家のかたが
「〜〜〜〜〜ということですか?」と
一般の人にも分かるように簡素化した内容で質問なさったら
「ぜんぜん違いますね」って
笑顔で全否定なさってました。アー!荒木先生!アーッ!

うーん、ベラスケスの創造したかったのは
人間のアバターであり、数値海岸でいうところの
情報的似姿である、という風に荒木先生の言葉を私は理解したけど
違うかも。
ベラスケスの絵画、
100年に1人クラスの才能なのは、素人でも一目瞭然ですが
でも年上のルーベンスをめっちゃ意識してたっぽい絵を
描かれていたことはしらなくて、
あんな天才でもほかの画家のこと気にしたりするのか!
って少し驚きました。

この絵は30度くらいの角度で見上げるように飾られていました、
と説明を受けると、躊躇なく跪かれていた荒木先生。
相変わらず若々しくていらっしゃるし、
なんというか…何か魔法的な力が作用しているのでは…。
58さい…。

読者に媚びてる絵は分かる。
ベラスケスの絵には媚びがないって荒木先生仰ってましたが、
今風の画風とかを研究して作られた理詰めの画風と、
読者に媚びてる画風って違うんだろうか、同じだろうか。





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2018/08/30(木)

映画かんそう
「たかが世界の終わり」原題:Juste la fin du monde

監督・脚本グザヴィエ・ドラン

12年前、家を出て以来一度も戻らなかったルイ。
脚本家として成功した彼は、ある目的のために
母と兄と妹のいる家を訪問するが…というあらすじ。

特にはっきりとした起承転結はなく、
青年の帰郷を喜ぶ女性たちと、興奮気味の兄との会話で
12年前に彼が家を出た理由などが
ぼんやりと想像できるようになっています。
出演者が豪華なので、肖像画を並べたような
正面アップの連続という特殊なカメラワークも
ものすごく映える。

べつにルイのように繊細ではないけど
私も、ここの家にはいられないし、一度飛び出たら二度と戻らない。
ルイと同じ立場になっても、気持ちは揺らがないと思います。

内容ばれ

ルイの兄が本当に嫌なやつで、もういい年のオッサンなのに、
人の話の口真似をして馬鹿にする、
なんでもダメ出しをする、ともかく馬鹿にする
被害妄想気味で突然怒り出す、
自分の話題はといえば身障者を馬鹿にするジョークとかで、
うわ〜〜。でもこういう年配の人実際にいる〜〜。
という感じです。
彼が後半に、みんな俺を怪物扱いして俺のせいにして
俺を馬鹿にする!という心情を吐露するシーンがあるのですが、
なるほど、ああいう人の視点ではそうなるのか…と思いました。

まあ、鑑賞者のタイプによっては兄こそが魅力的な人物で、
弟のルイなどは弱虫の卑怯者という風に感じられるかもしれませんが。

ルイの告白を恐れているような描写もありますが、
弟を思いやってというより、
自分の生活が乱れるのを厭ってのことで
ルイが告白しても怒り、告白しなくても数年後に怒るような気がする。

兄のインパクトが強いですが、
兄嫁、母、妹、ルイ、みなさん印象的な演技です。






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2018/08/31(金)

そういえば以前読んだSF小説のキャラクターの名前が、
ディヤウスとかガナパテとかヴァーユとか、
あまり聞き覚えのない響きだなと思って調べてみたら、
ディヤウスはヴェーダに登場する名前でバラモン教の神、
ガナパテはガネーシャでヒンドゥー教の神、
ヴァーユはインド神話の風神でした。

特にディヤウスは天空神でギリシア神話のゼウス、ローマ神話のユーピテル、
北欧神話のテュールと起源が同じとの事で、経緯が面白かった。

うーむ、神様もキャラクターだから、グッドな設定の神は
どんどん広がるんだなと思いました。
北欧神話のテュールは、ソーかな?と思ったんですけど
これは別個の神様で、
同じく主神格で天空属性のオーディン信仰が台頭してきた時に
主神から格下げになったとのこと。

記憶できる自信がないので、覚え書き…。



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