6月日記

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2018/06/01(金)

読書かんそう
「ドン・キホーテのロンドン」
鴻上尚史さん

人気劇団を運営し、演出家として地位を築いた鴻上さんが、
39歳にして英国のギルドホール演劇学校の学生となって
1年勉強された体験を綴ったエッセイです。
「ロンドン・デイズ 」と対になっているので
読んだ方がいいという意見をネットで見掛けたので読んだのですが、
うーん、私は「ロンドン・デイズ」だけで十分派かなあ…。

この本は演劇学校の授業内容よりは
生活苦労体験談の比重がちょっと高い。

内容ばれ

ヒーターが壊れ、ヒューズが飛んで、
トイレの水が止まらない、オーブンが壊れ、
洗濯機も壊れて、いちいち大家さんを呼んで
なんとかしてもらわないといけないの、気が遠くなります。
私なら引っ越すか、日本に帰る…無理…。

あと一日中英語を聞かないといけなくて
脳が限界に達するの、想像だけで疲れる…無理…。

あと、鴻上さんが色々と指導を受けていた
演出家の舞台を見に行ったら、
自分の方が上手くて落ち込んだ話、
ひいては英語話者は英語以外の言語の作品を
無意識に稚拙なものとして見る、という話は
何となく分かる。






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2018/06/02(土)

色々感想

アクタージュ(ジャンプ掲載)
亜弓さんとマヤの対決みたいで面白い!
ジャンプっぽくはないけど。少女漫画雑誌だったらなあ。

リコピン(ジャンプ掲載)
前回の感想でまだまだ続くと書いたがあれはうそだ。
終了してしまった。ジャンプ+に行くそうです。

舞妓さんちのまかないさん(サンデー掲載)
青森県と岩手県の一部地域で受け継がれてきた郷土料理
「あずきばっと」
きしめん+あずき、またはうどん+あずきの
ぜんざいのようなものらしいんですが、
なんとなくおいしそうな気がする(甘党)。
そして腹持ちが良さそう。
ばっと、とは?って思ってちょっと検索しましたが方言ではなさそう。
東北って郷土料理多いですね…。
関西にこんなにたくさん知られざる郷土料理があるだろうか。
いやむしろ、関西の郷土料理は伝播しすぎなのか…?

犯人の犯沢さん(サンデー掲載)
ここにも安室さんが!話題の降谷ハンコでた!

THE FLASH(ドラマ)
彼女がとうとうブチ切れて、
秘密を話してくれないとあなたとは別れる!って宣言、
それでも自分の正体を明かさないバリーを捨て、
そのうえ嘘の銃撃事件をでっちあげてバリーに電話して助けを求め、
フラッシュが駆けつけたのでバリーの正体について確信するという…
これ、いいシーン風だったけど、最悪だと思うし、
その瞬間に他の事件が起きて人が死んでたらどうしたのさ?って思います。
このドラマ、事件部分は面白いんだけども、恋愛ドラマがいまひとつ…。
メインは、タイムパラドクスの影響を受けて倒れたシスコをみんなで救う、
シスコお姫様回でした。

おっさんずラブ(6話)
職場カミングアウトからの実家訪問からの破局。
そして衝撃のシーンからの次回へ続く…
ジェットコースターすぎてぐったりです。
牧くん…不安なのは仕方ないけど、ちょっとだけ春たんを信じてあげよう…。
猛烈アタックして、成就しそうになると逃げる癖がついてしまうのは良くない!
いやもう可愛すぎて牧くんに批判的になるのが難しいんだけど。

部長のアタック方法が、仕事名目で呼び出して2人きりになって
ぐいぐい迫るというものだったのは、ちょい残念。
最終回でダメ出しがあるといいんだけど、そんな尺はないだろうな。

「約束のネバーランド」アニメ化!おめでとうございます!
次は鬼滅希望!できればDr.Stonも!







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2018/06/03(日)

映画かんそう
「デッドプール2」

第4の壁を越える掟破りのヒーローが、
製作費を倍にして帰ってきました。
ちなみに原作はマーベルですが、配給会社が(まだ現在は)
違うので、アベンジャーズの仲間ではありません。
メタネタ多めで、下品なジョークもたくさんあり、手足も首も飛びまくるけど、
でも結構言っていることはまっとうで、そこのところのギャップが面白いです。
(子供の虐待はゆるさないとか、人種差別女性差別やめろとか)
誰にすすめたらいいか困惑する感じですが、でも面白い。

諸所の事情があってX−MENに参加したデッドプールは、
ミュータント児童養護施設で暴れる少年を制圧するが彼は虐待を受けており…
というあらすじ。

MCUねた、DCねた、ハリポタねた、アナ雪ねた、
細かなフィクションのジョークが次から次へと繰り出されます。
中でも多いのはX−MENねたですが、ラストまで気が抜けません。

ラストばれ

2から参入のミュータント、ドミノですけど、
「運がいい」という能力で、最強のケーブルとも互角に渡り合います。
笑ってしまうくらい運がいいので彼女の戦闘シーン、好きです。
あと同じく2から登場のユキオ、ネガソニックの恋人って、
ちゃんと紹介シーンあったんですが、
皆見事なまでのノーリアクションで(女の子同士で!?みたいな反応なし)
デップーは毎回「ハーイ!ユキオ」「ハーイ!ウェイド」って声掛けあってて可愛かった。
ただ洋画に登場する多くの日系女性がそうであるように、
にこにこ笑ってセリフがほぼないパターンなので次回作では活躍してほしい。

まさかのX−MENスタメン登場とか(最新作撮影中にちょっと映像もらったらしい)
まさかのウルヴァリン登場とか(これは旧作映像らしい)、
みんな思ってた懸案事項をどんどん解決してくれちゃって、
っていうかライアン・レイノルズも射殺されちゃって、
ED後の映像でこんなにドッカンドッカン笑いの来る映画も珍しい。

ドーピンダーもぐいぐい来るし(笑いを取りに)ウィーゼルは相変わらずだし、
ブラピは一瞬芸だし、母親の名はマーサだし、ルークは妹とやってるし、
デヴィッド・ボウイは生きてるし。もう大混戦。
でも公開初日から女性に絶賛されてたので、
最後にヴァネッサがああいう風になるのは分かってました(笑)。
主人公の動機づけのために冒頭で母、彼女妻、娘が死ぬパターンは
もうお腹いっぱいだったので、私も嬉しい。よかったねデップー!
でも、あの、癌の初期状態まで戻らなくていいの…?









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2018/06/04(月)

近江八幡にあるラ・コリーナに行ってきた。
たねや(クラブハリエ)という、
滋賀が本社の和菓子屋さん&バームクーヘン屋さんの
カフェ・ショップなのですが、建築家の藤森照信さんの作品との事で、
なかなか雰囲気のある場所でした。







この写真手前に見えている田んぼ風の池も、ショップのお庭です。
目玉商品の焼きたてバームクーヘン、ふわふわでおいしかった。

鬼混みする場所なので、もし行かれる場合は、
攻略法などざっと調べてから赴かれるのをおすすめします…。






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2018/06/05(火)

KiBERAというお店で、
セミオーダーの靴を作っていると聞いて行ってみた。
足の計測からやってくれて、お値段も1万円ほどという良心価格でした。
(左右サイズ違いの場合は1万5千円)
結果から書くと残念ながら私には合わなかったのですが、
理由は下記。

・私は普段23.5の靴を履いていますが、
 測定では片方が23で片方が23.5。
 サイズ通りの靴を試すと23の片足だけがきつい。
・両足同じサイズを買うことにするが、
 23.5は踵が余ってます、
 もしきつかったらお店でサイズ直しもできますので、
 というアドバイスを受け、23を買う。
・届いた靴を試すとやはりきつい。
 お店に電話すると、予約が混んでいて直しができないと言われる。
・では返品したいです、と言うとお直しの予約がとれる。
・お直しして頂いたが、やはりきつい…。

計測には40分ほど、商品が届くのに3週間ほどかかります。
左右サイズ違いに対応できるのと、あと横幅が数タイプあって選べます。
なので足が小さいのに横幅はがっつりあるとか、
左右の足のサイズが極端に違う人にはとてもいいのでは。
たぶん私はタイツやソックスや厚手のフットカバーを愛用しているので、
3ミリほど余裕を必要とするのに対し、
KiBERAさんの靴は
ストッキング着用が前提になっているのではないかと思う。
なのでストッキング女子には合うのではないかと思います。







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2018/06/06(水)

映画かんそう
「レディ・バード」

監督・脚本 グレタ・ガーウィグ
カリフォルニア州サクラメントの高校に通うクリスティンが
親と喧嘩したり、男子と出会ったり、友達と色々あったりするというあらすじ。
母と娘の話。青春の話。友情の話。あと格差社会の話。
シアーシャ・ローナン主演。
「カリフォルニアの快楽主義を語る人は、
サクラメントのクリスマスを知らない」という
ジョーン・ディディオンの言葉で始まります。
サクラメント、緑やお花が多くて広々としていていい所ですね。

タイトルのレディ・バードは、主人公が自分で決めて、
周囲にもそう呼んでくれと依頼した名前です。
主人公は思春期のエネルギーの化身のような子で、
「怒りの葡萄」の朗読テープを聞いて涙したかと思えば
次の瞬間、進学問題で親と揉めて走行中の車から飛び降りて骨折とかしちゃう。

私は田舎育ちだけど田舎に嫌悪感はないし、
とくに思春期とか反抗期とかがないまま成長し、
常に薬物が効いたようなぼんやりとした精神状態で生きてきたので
この映画の、エネルギー有り余ったスーパーサイヤ人のような
主人公の状態に共感はできなかったけど、先祖の霊になった気持で見てました。
プロムのシーンは良かったな。
あ、でもどっちかというとお母さんに肩入れしてたかも。

ラストばれ

出勤前に焼いた卵の火加減に注文つけられたらそりゃムカっとするし、
(半生でいいじゃん!って思ったけど、あっちの卵は鮮度的に生食はやばいのでしたっけ)
出勤前にバスタオル2枚も使われたらキレる。
というか病院でフルタイムで働いているお母さんにさせずに、
家事は働いてないお父さんが担当したらどうなんだろう…。
それとも鬱病の人は、料理も洗濯もやったら駄目なんだろうか。

この映画、母と娘の微妙な感情のこじれが上手くて、
母が「足引きずってるみたいだけど疲れた?座る?」って聞いたら
娘が「足引きずるなって言えばいいじゃん!」って怒ったり、
娘が自分達の住まいをスラム的自虐ジョークにしているのを知って
母親が自分だっていい家に住みたいけどお前たちの教育費が嵩むんだよ!
って怒ったり、うわあ、なんか分かるー…でした。

ぽっちゃり親友ちゃんも、悩みを抱えたボーイフレンドも、
神父さまも、お母さんもお父さんもお兄さんも、その彼女も
みんな悪い人じゃなくてよかった。
個性派のイケメンバンドマンも、クラスの人気者美人の子も
カーストが違って価値観が合わないだけで、悪い子ではなかった。

貧困に関しては、お父さんがリストラされてしまったり、
お兄さんが大卒だけど就職難でレジ打ちしか仕事がなかったり、
自分の家が恥ずかしくて裕福な家の子だって嘘ついちゃったり、
2018年(本国公開2017)になって貧困を描いた映画の率が上がってきたんですが、
どこの国でも状況は同じ…でもどうして?という気持ちでした。

最後は名前を名乗るところで終わった方がクールだったかも。






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2018/06/07(木)

映画かんそう
「いつだってやめられる 10人の怒れる教授たち」

研究費の削減で職を失った神経生物学者の主人公が、
同じく大学から冷遇された
経済学、化学、人類学、ラテン語の教授たちを集め、
合法ドラッグで稼ごうとするが逮捕され、
その技術を見込まれて世に出回る合法ドラッグの
成分解析と製造元の特定をするよう司法取引を持ちかけられる…
というあらすじ。
アカデミックケイパーものという珍しいジャンルの
イタリアのコメディ映画で面白かったです。
ちょっとよく分からない部分があって調べたら
3部作の真ん中だった!!
でもまあ大体分かったからいい。

イタリア語って怒鳴っててもリズミカルでなんだか楽しい。
主人公は奥さんに言い訳ばかりしてるちゃらんぽらんな男で、
イメージそのままのイタリア男性〜って感じだったけど、
でもイタリアもセクハラには厳しくなってるのだな。
そこのところは感じ取れました。
教授たちは全員変わり者で協調性に乏しいんだけど
でも人情家で、時々アカデミックジョークを飛ばしながら
わちゃわちゃしているところが可愛かった。

ラストばれ

ハリウッドリメイクされそうな気がするけど
アメリカを舞台にすると「帝政時代のレプリカだ!」とか
文化遺産ジョークが使えなくなるからな…。
あとナチスジョークは絶対の絶対に無理だな…。
ていうかイタリアはこれOKなんだ!?って度肝抜かれた。
同盟国だったからそのへんゆるめなのかな。

ラストのクリフハンガー、
「化学式が1つ、名前が1つ、じゃない……」は、ぞくっとした。
でもめっちゃ荷台に縛られてたクロマトグラフ、
精密機器をあんなダイナミック運搬したら
メーカー呼んで再調整しないと正常に作動しないか
下手するともう使えないぞ?

予告編が気になりすぎた。特にカツラつけて、
オペラで歌ってるっぽいポッチャリ!なにがあったんだよ!





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2018/06/08(金)

映画かんそう
「わたしは、ダニエル・ブレイク」

ケン・ローチ監督
熟練の大工だったダニエル・ブレイクは、
心臓を患い医者から仕事を止められ、
国からの援助を受けるために申請をするが、
複雑な条件と、オンラインオンリーのシステムに手間取って
上手く進まない。
そして電話受け付けは常に混雑中で2時間近く待たされ、
申請窓口の担当員も親身に取り扱ってはくれない。
そんな補助申請の最中に知り合った、
シングルマザーの女性とダニエルは親交を深めるが…というあらすじ。

貧困の話です。
これは英国だけど、日本もそんなに変わらない気がする。
生活補助を受けるためには就職活動をしなければならず、
しかし心臓病のため就職はできないので、
面接に受かっても断らなければならず、罵倒される…
みたいなシュールな一連、
プログラムなら即エラー判定が出るだろうに、
システムが人間で形成されているから続いてしまうんだろう。
あとどの国でも、若くて健康な人がたくさん税金を納めてくれて、
年をとったり病気になった人は
早くいなくなってほしいのが本音なんだろうけど、
それを前面に出すとみんなのやる気がなくなっちゃうから、
本音をチラ見せしても差し障りのないラインはどの辺だろう…
という手探り的な。
選挙に行こう…くらいしか言う事がない。

ラストばれ

フロリダ某映画でもそうでしたが、
収入のないシングルマザーはとりあえず売春…という流れなんですね。
まともな職は努力しても得られないだろうのに、
そういう道はスッ…とすぐに寄ってくるという。悪い意味ですごい。

あと物資支援センターで貰った缶詰を
その場で泣きながら貪り食ってしまったり、
売春しているところを友達(ダニエル)に見られたり、
お母さんの立場で見ていたので、つらすぎた。

でもこの映画は2016年の作品ですが
フロリダ2017、レディバード2017、アイトーニャ2017、
段々と「罪なき誠実な人間が貧困のうちに亡くなり、周囲が嘆く」
みたいな貧困の描かれ方が変化してきている気がする。






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2018/06/09(土)

色々感想

鬼滅の刃もアニメ化!わー、約束のネバーランドもどっちも流行れ!
鬼滅はかなりフェティッシュだけども。

進撃(別マガ掲載)
つらかった先月分の内容を過去回想をまじえてリプレイ!
グワー!やめてー!

ゴールデンカムイ(ヤンジャン掲載)
カルマポイントが溜まると末路が悪い方に変動するので
どきどきします。なのでおじいちゃんが生きてたのは良かった。
ネットで結末考察を拝読したのですが、
その文では杉元が黒幕容疑を外れてなくて、びっくりした。

Dr.STONE(ジャンプ掲載)
電話が完成!でも原理は良く分からなかった!
さて、電話を使った、倫理に悖る作戦とはどんな内容なのか。

おっさんずラブ(ドラマ)
めっちゃ大団円でした。みんな幸せになってほしい。
川の上から春たんを罵る牧くん、可愛かったなあ。
「押しに弱すぎんだろ!」まったくその通り(笑)
でも足長過ぎるんだよとか、謎のいい体とか、
全然悪口になってないの(笑)

部長は純粋な気持ちでセクハラじゃないという釈明を読んだけど、
セクハラするひとの全員が、
ウヘヘすけべなことしてやるぜ…って思ってるわけじゃなく
少年の初恋のような気持でセクハラやらかしてる人も大勢いると思うので
アウトはアウトです。
ただ、1年尽くして尽くしてそのうえで捨てられたのは
十分罰に値すると思うし、引き際が綺麗だったのでよしとします(私は)。
あれが受け入れられないからこのドラマがだめという人の気持ちも分かる。

今日から上海編が始まりそうな気がしてます。放送ないなんて嘘みたい。

コンフィデンスマンJP(ドラマ)
次々にスポーツチームのオーナーになって、チームをだめにする社長、
実は節税対策だった、と思わせて実はスポーツに対する憎しみだった、
と2段捻りでした。
僕ちゃんたちも、お金そっちのけでスポーツにのめり込むとか
ラストの読めない感じ。
しかし2年後を出しちゃって、最終回大丈夫!?

THE FLASH(ドラマ)
今の今まで博士とバリーのカップリングがよく分からなかったんですが、
やっと腑に落ちた!









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2018/06/10(日)

映画かんそう
「ジャッキー ファーストレディ 最後の使命」

暗殺された大統領JFKの妻、ジャクリーン・ケネディの、
暗殺から葬儀のあとまでの時間を描く。

実在の人物を撮った映画は多いですが、
この映画のジャクリーン・ケネディは、
特に何かを成し遂げ社会に影響を及ぼしたという訳ではなく、
かといってオリジナルエピソードで密度を上げてある訳でもないので、
暗殺の瞬間と、葬儀の段取り、ホワイトハウスの家具選び、
あとは彼女の不安定な心情の吐露、で2時間もたせたので、
ちょっと物足りない印象。

内容ばれ

リンカーンを意識して、葬列は徒歩で行う、と言い張ったあとで、
やはり車でいくと意見を変えて、直前にやはり徒歩!徒歩!って言うの、
事実なんだろうけどそれを映像化する意味は何だろう。

地位や名誉や、歴史的価値のある骨董、
一流の芸術、夫、己の魅力、が混沌となって
彼女の自己と結びついているという表現は分かったけども。

リンカーンルームに、リンカーンの妻が買ったベッドがあるとか
署名に使われた小卓があるとか、
リンカーンの葬列は彼の愛馬が先導したとか、
リンカーンの妻が貧困のうちに死んだとか知らなかった。

血まみれのナタリー・ポートマンは綺麗でした。
彼女を支えた付き人のナンシー役を演じたのは
レディ・バードを監督したグレタ・ガーウィグさん。
思慮深そうな美女。





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2018/06/11(月)

イクミママのミッフィー&メラニードーナツセット



ルクア大阪地階で販売してます。
期間は5月31日〜6月20日。









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2018/06/12(火)

ドラマかんそう
「デアデビル」シーズン1
1〜6話

マーベルシネマティックユニバースと世界観を共有するドラマ。
宇宙人の襲来により大打撃をこうむったNY、
中でもヘルズ・キッチンは復興が遅れ、
治安は悪化の一途をたどっていた。

子供の頃に薬品を浴びて視力を失った主人公は、
ハンデを乗り越えて弁護士資格を取り、
親友と共にヘルズキッチンに弁護士事務所を構える。
視力を補うための優れた聴覚と身体能力を持つ彼は、
覆面をかぶって名もなきヒーローとして
不法ものたちと戦っていた…というあらすじ。
マーベルのドラマにしては超化学兵器とか出てこない、暗めの設定。
貧困に苦しむ人が搾取され、警察は買収されているし、
ヒーローの力でどうにかなるのか…?という一抹の不安があります。

内容ばれ

以前1話だけをお試し視聴したときも書きましたが
街を牛耳るギャングのボスたちが、
ロシアンマフィア、華僑の女性、日本のヤクザ、と
人種が取り揃っている。

あと一番の親玉、キングピンという有名ヴィランなのですが、
このドラマの前半ではなぜか彼の恋愛が丁寧に描写されます。
画廊の女性と知り合って、レストランに誘い、
どきどきして会話するけど、行き違いから女性に失望され、
再度勇気を出して誘ってみる…的な。
合間合間に人とか殺してるんだけど、なんだか珍しい感じです。
どういう意図の演出なのかまだ分からん。

主人公の親友フォギーは、MCU3大ぽっちゃり天使の1人…。
って思ってたけど、このひと顔がポッチャリしてるだけで
べつに太ってないな…?まあいいか。
主人公は天涯孤独なので、
身内と呼べるのが学生時代からの親友フォギーしかいません。
女性とは続かない(フォギー談)けどフォギーとはズッ友だよ。







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2018/06/13(水)

映画かんそう
「ラプチャー 破裂」

独り息子を育てているシングルマザーの主人公。
ある日、車を運転中にタイヤがパンクして
往生しているところを数人の男女に拉致され監禁される。
実験室のような場所には複数の男女が囚われており、
主人公も薬物をうたれ、恐怖の対象である蜘蛛に触れさせられる…というあらすじ。

ホラー映画の体なんだろうけども、別に恐くはない…。
昆虫を見るのも無理って人はこわいのかも。
たぶんフェティッシュ映画なんだと思う。

内容ばれ

たぶん拘束された美女が、苦手な昆虫におびえて悲鳴をあげる姿に
ぐっとくるひとには面白いんだろうけど、
そういう趣味はないので繰り返されると結構苦痛です。
しかもオチが…。
20世紀の深夜放送でやってたSFホラー映画っぽいので
なんか懐かしいなあとは思いました。








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2018/06/14(木)

映画かんそう
「万引き家族」
是枝裕和 監督

古い日本家屋で暮らす老女と中年の夫妻、
若い女と少年、一見普通の家族に見える5人は
しかし血のつながりは一切なく、
老女の年金と夫妻の仕事の賃金では到底生活費が足りず、
彼等は主に万引きで食いつないでいた。
ある日彼等は冬の夜ベランダに放置されている少女を見掛け、
見かねて家に連れて帰るが…というあらすじ。

カンヌでパルム・ドールを受賞。
そして公開日に重なるように、劇中で起こった事と似た事件が
現実であり話題になりました。

お金はなくても温かい気持ちがあれば幸福だし、
心の繋がりがあれば家族である…というような映画ではない。
もっと複雑です。
複雑なのは情報量の多さで、
「治と信代と祥太」「初枝と亜紀」「祥太とゆり」、
普通の邦画だったら3本撮れてると思う。

演技力頂上対決戦、みたいなところがあり、
巧い人ばっかりだったけど、
中でも安藤サクラさんがすごかった。
あまり形相を変えずに薄く笑ってる、けど他を圧する演技。

内容ばれ

食べ物のエピソードがやたら多いのがいい。
あと怒鳴るシーンがほとんどないのもいい。
みんなで暮らしているパートは
楽しそうで、明るく撮ってあるのに対し
破綻直後は照明が暗いシーンが多く、セリフも少なめ。
正しさの破壊力と強さ、という感じだった。

しかし暴力がだめなのは当然として、
子供に万引きをさせるのも別方向の虐待であるというのは
駄菓子屋さんのシーンと、車上荒らしのシーン、
その後の祥太の行動で表現されてると思う。

ニュースになった彼等を見てちょっとぞっとしたんですが、
彼等の心情を抜いて、起こった事実だけを箇条書きにすると
ホラー映画「クリーピー」と区別がつかないのが、現実の難しい所です。
(他人を丸め込んで家に入りこみ、たかって生活して殺して埋める)
虐待も、現実はもっと黒白混沌としているのでしょう。
法の限界というか。

予告に使われていたセリフが、わりと編集されていたのが分かった。
ちょっと感動系に偽装している(笑)
「内緒だぞ。俺達は家族だ」は鬼編集。

おばあちゃん良かった。
私はお金目当てではなかったと思う。
お金も3万円ずつちゃんととってあったし、
亜紀ちゃんに渡すつもりだったのでは。
夫妻がガメたので分からなくなっちゃったけど。

あっ、あと重箱の隅だけど、リリーさんの松葉杖を持つ手が逆だったので
伏線だとしばらく思ってた!映画的文法で、わざとなのかな?

コロッケとカップ麺を食べたくなる映画。






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2018/06/15(金)

貧困について

貧困を描いた映画
「わたしは、ダニエル・ブレイク」2016年
「フロリダ・プロジェクト」2017年
副次的に貧困を描いた
「レディバード」2017年
「アイ、トーニャ」2017年
そして「万引き家族」2018年、
心正しき人が苦しみ、不幸になり、或いは死に至るお話を
観客が涙して、エンタテインメントとして消費する流れは
そろそろ終わりにきているように感じます。
猛烈な怒りが主に描かれたり、強さが描かれたり。
そして多くの人にとって、貧困は娯楽で見られるような他人事なのか?
本当に?という。なんとなく世界的にそういう流れを感じる。

それとは別に、貧困はエンタテインメントに成りうるか?
というのは昔からずっと思ってて、
豪華なお屋敷やお庭や美しい衣装の美しい男女などは
見ていると幸せになりますが(私は)
疲れている状態の社会人が、金を払って、
食うに困っている人々を見たいと思うだろうか…?
果たしてそれはエンタテインメントか?という疑問に対する
アンサーもそのうちに出てきそうで楽しみです。
貧困を描いた映画、徐々に増えていきそうなので。




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2018/06/16(土)

色々感想

銀の匙(サンデー掲載)
八軒くん卒業おめでとう!
あと親同士の初顔合わせも終了おめでとう!

舞妓さんちのまかないさん(サンデー掲載)
テーブルに出しっ放しにしておく前提の
冷えてもおいしいごはんかー!参考になる!
(煮たまご、マカロニサラダ、南蛮漬け)
でも私には、お皿を出す気力もないから
ごはんを食べずに寝てしまおう…という人の気持ちは分からない…
煮たまごを…手掴みで食べればいいのでは…(豚)

ゼロの日常(サンデー掲載)
スピード狂なところもちゃんとやるんだ…
本当にこのスピンオフ漫画、
ファンの見たいものを何から何まで全部描いてくれる。

封神演義(ヤンジャン掲載)
大団円のうちに終わりました〜。
全員ではないけどビッグスター大集合状態で、
未読の封神ファンのかたはコミックスになったら読んで下さいねー。

金カム(ヤンジャン掲載)
スナイパー対決、大好物です!
忍耐力と鉄の平常心がないと務まらないよなあ…。
映像化したらめっちゃ盛り上がりそうですが、
きっとここに来るまでにアニメは終わっちゃうだろうな…。

HUGっと!プリキュア
「ヒーロ-になれるのは男だけだし、男は男らしい格好をしないと変」
と主張するキャラクターが出てきて、彼に対して
「女の子だってヒーロになれるし、男の子だってお姫さまになれる!」
とはっきり反論。ニチアサもじわじわと変化していきますね。
毅然と女装をこなし、いけ好かない差別主義のクラスメイトも抱きしめる
イケメン男子アンリくん、突如現れた期待の星です(薄い本てきな…)。
何でもなれるというのは今期のテーマですが、
職業以外も指すのかなるほどーって思いました。

ニチアサの変化と言えば現在のルパパト、
そういえば皆にお茶を淹れるのも、うっかり役も、癒し役も
みんな後輩男子くんがやっていて、女性先輩は男言葉でりりしい。
もちろん3人性別転換ねたも完了済。

快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー
今回はロボ中でのわちゃわちゃバトルが楽しかった。
2チーム戦隊のおいしいところを一々発揮してくれるなあ!

過去映像のルパンの手袋を見ていてふと思ったんですが、
この話が洋画だったら、
アルセーヌ・ルパンは白人であるという思い込みを利用して
実は長官だったというオチになる気がするんですが
子供にはそんな思い込みはないからな(たぶん)。

THE FLASHシーズン2(ドラマ)
アース2のシスコは悪人なのか!わああ!
でもアース2のバリーかわいそうだな。
義父の死に目に会えず、
親を亡くした妻にも寄り添えなかった。

コンフィデンスマンJP(ドラマ)
最終回すごくよかった!
1回目から見てないと分からない伏線ですけど、
僕ちゃんの廃業宣言の回数とか、
どじっこチンピラが怪我する描写とか、
ちょっとだけ「ん?」って思わせるのうまかった。
きれいに騙されたうえに、話もつながってウワーってなりました。
洋ドラと比べても面白さに遜色ないと思うんですけど
とうとう10%は越えなかったなあ…。

機会があったら見てみてください。






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2018/06/17(日)

映画かんそう
「君の膵臓を食べたい」

原作未読。
クラスでも地味な存在の主人公は、まあいわばヤレヤレ系。
病院で「共病文庫」というタイトルの、
重い病を患った女性の手書きの闘病記を拾って読んでしまうが、
それはクラスの人気者のヒロインの秘密の手帳だった。
周囲の友達とはいつもと変わらず過ごしたいヒロインの秘密を知った
唯一の人間になった主人公は、
ヒロインの思い出作りに付き合わされる羽目になる。
というあらすじ。

この話がお好きなかたは下記読まれない方がよいです。

結末ばれ

もうすぐ死ぬってときに、なんで主人公くんにグイグイせまって
無理矢理一泊旅行に付き合わせたり、無理矢理お姫様抱っこさせたり、
親のいない時に家に呼んで抱きついたりしないといけないのか?
いや、女だって自分自分自分自分!ってなりますよ?

ヒロインの不治の病が、「クラスの人気者でかわいい子が、
地味でぱっとしない俺くんにつきまとって依存する」理由でしかないので、
生きた人間じゃなくてギャルゲーのプログラムされたキャラクターみたいでした。

そして、めっちゃびっくりしたのですが、
余命いくばくもないヒロインは病気じゃなくて突然刺されて死ぬ!
ファイナルデスティネーションか!?そんなアホな!!そんなアホな!!

映画では大人になった彼等がメインで、
ヒロインの親友とガムくんが結婚するところはいいなって思ったんですけど、
そこのところは映画オリジナルだそうで、あっ…ってなりました。






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2018/06/18(月)

映画かんそう
「ニンジャバットマン」

ゴリラ・グロッドさんの発明により、
日本の戦国時代に飛ばされたバットファミリーとヴィランたち。
各国の戦国武将になり替わり、
日本を支配しようとするヴィランたちを無事阻止する事はできるのか?
そして彼等は現代に戻ってこられるのか?
というあらすじ。

人気ヒーローをニンジャにするとか、
カレーの上に唐揚げと温玉を載せたようなスペシャル料理、
日本よりもむしろアメリカで受けそうだなこれ?と思いました。
脚本が中島かずきさんなのですが、
DC3割、新感線3割、グレンラガン4割といった感じでした。

内容ばれ

台詞のリズムが踊ってないので、少し調子お悪いのかなとか思ったのと、
あとジョーカーに向かって行って返り討ちにされるパターンが4回?ほど連続したのと、
あと異人ファーマーのシーンの、作画崩壊というより見ていて不安になる感じの絵は、
ちょっとどうだろう。

でもハーレイが濃姫じゃなくて蘭丸ポジションなのと、
トゥーフェイスのコインが六文銭になってたり、
(訂正:これはどうやら他の和銭を見間違えたっぽいです)
レッドフードが虚無僧になってて、被り物が赤いのとかは良かったな。
あとジョーカーさんはどの媒体でもぶれないな。
このアニメでも大変楽しそうでした。

声優さんがとても豪華で、
バッツの山寺さんはさすがのいいお声だった!
お城の中では双面城が好きですね。
千手観音が這っていると、ちょっとフナムシみたいでゾワワってする。
キャラクターデザインはどのひとも好きです。
ブルースは、現在バットマンを演じているベンアフ氏っぽい気がする。





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2018/06/19(火)

映画かんそう
「メイズ・ランナー 最期の迷宮」

人間社会を危機に陥れ、文明を退化させた
ゾンビウィルスへの耐性を持つ少年たちが、
彼等を利用しようとする製薬会社の魔手を逃れて
仲間同士結束するシリーズ完結編です。

主演の子が撮影中に重傷を負い、
製作休止したりしてましたが無事完結して良かったです。

主人公は歩くフラグ製造機なのでヒロインが5人います。
正ヒロインがミンホ、サブヒロインがニュート、
他ヒロインはテレサ、ブレンダ、あとシークレットヒロイン。
えっと前回悪の組織に攫われた
ヒロインのミンホを助けに行くところからスタートします。

ラストばれ

ミンホのいる車両だけをゲットして
華麗に飛び去った主人公たちだけど
まさかの!まさかの車両間違い!
ちょっと!こんな脱力パターン初めてですよ!
そもそもなんで声だけで当てられると思ったんだよ!
ちゃんと確認しようよ!仕事の基本だぞ!
ミンホ、自分で拘束をぶち切って飛び出てくるゴリラヒロインなところとか、
裏切り者に対して「許してあげましょう」とか「争いはやめて」とか
ぬるい事言わない裏切り者絶許ヒロインなところ、好きですね。

1〜3まで徹底的にミンホがヒロインでしたが、
ニュート兄貴も途中から、あの、ええー!?っていう…。
ニュートヒロイン派の気持ちも、とってもよく分かります。
ところでギャリーが「え?最初から主人公の親衛隊でしたけど?」
みたいな顔でスッって側にいるの、めちゃくちゃ面白かったです。

ゾンビウィルスへの特効薬を製造しなくていいの…?
耐性を持つ人間が集落を作って退化した文明のまま
細々やっていくの…?ってラストで思ったんですが、
もう血液を分析したり、薬を製造したりする設備は
失われたって解釈でいいのかな?
それにしてもオムレツ並みにちゃちゃって作ってたな特効薬。

ちなみに迷宮とかは出てきませんのであしからず。

あっ、ちなみに昨日大きめの地震がありましたが、私および住居や家族は無事です!このまま大きな揺れなく収まりますように。








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2018/06/20(水)

先日深夜ラジオ番組の企画で
アベンジャーズの〇〇があまりにも弱すぎるから
彼を辞めさせるために説得しよう!という企画があって、
(この〇〇の中には具体的にキャラクター名が入ります)
SNSにおいてちょっと炎上しました。
実際TBSに抗議を入れたひともいらっしゃったようです。

そのラジオ番組のパーソナリティであるお笑い芸人さんは
〇〇のことが大好きであるという前提での企画だったようですが、
しかし当然アメコミファン及びMCUファンは
そんな事知らないからなあ。

それで番組を聞いてみたんですが
(関西では聞けないのでradikoのプレミアム会員になって)
最初に謝りまくって、企画に応募してきた音源は使って、
色々な方向(春雨サラダファンやアルマゲドンファン)から抗議があって、
ともかくペコペコ謝りまくるというねたにして
なんとなく方々を立てつつ面子も保ちつつ放送を終えておられました。

番組自体は「ほーん…」って感じだったんですが
ついでに覗いたお笑いクラスタの500ツイートほど、
・お笑いクラスタの人はとてつもなく数が多いという事
・そして二十歳前後の若い人(詐称でなければ)が多い事
・オタクみたいに字数制限いっぱいの長文書く人がいない
・学級会がない
というのを何となく知りました。
まあしかし「(芸人さん)を悪く言われたらこっちも黙ってないし」
「冗談も分からないアメコミオタクは悪」
「余裕でネタにする(芸人さん)と、うちら完全勝利」
みたいな世界観だったので、十代…ってなりました。

「アベンジャーズの〇〇って架空の人でしょう?」
(なんで怒るの?)という意見に一番驚愕。
久しぶりにすごい破壊力の非オタクさんの意見を見た。
そう…たしかに…架空の人のために怒ったりしない…
普通の人はね…ヘヘヘ…(ちょっと我に返った)。

ところで真面目な話としては、
「ゴーストバスターズ」や「SW」などの映画で
有色人種のキャストに対するネットでの執拗な嫌がらせや
降板させようとする運動がここ最近問題になってましたが、
今回の〇〇も有色人種のため、おい、めちゃくちゃ危ない橋やぞ、それ…!
とは思ってました。
一般の観客に対しては手控えてたディズニーが
プロのコメディアンなら見せしめにしていいんじゃない?って
考えないと言い切れるかどうか。
あと、今後ディズニー配給映画のイベントや吹き替えなどの仕事の選考、
または海外絡みの仕事の機会があった場合、
彼等は以前こういう人種差別的な企画を云々って注進があったら
一発アウトではないか。ちょっと迂闊だなあと思いました。
少なくとも私がライバル芸人だったり、別芸能事務所だったら
今回のログはとっておくね。




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2018/06/21(木)

昔アイドルグループの人がスキャンダルで丸坊主になってお詫びした時、
女性蔑視とか奴隷とか叩かれ、海外でも日本の異常性とか報道されてたのですが、
ドルオタのかたがSNSで
「普段歌も聞かないお金も落さない無関係な人が
ちょいといい事うためのネタにして!」てきなことをおっしゃって
世界を呪っておられるのを見て以来
内容を見た事がないジャンルに対してはなるべく批判しないようにしてます。

その後、球児がアイドルの体に触るため殺到した時も、お相撲の時も、
ジャニーズの淫行の時も、アメフトの時も、
最近だとRADWIMPSや幸色のワンルームがそうですけど、
「普段見てないくせに!何も知らないくせに!」という人はいて、
やっぱり見ずに批評するのは悪い事なのか?どうなんだろう?
と考えています。

ただ、1度でも「見てないくせに悪く言うな!」のカードを切ってしまった以上
その人は自分がこれまで関わってこなかったあらゆるジャンルの問題について
発言する権利を一切失うと私は思うのですが、それが守れている人はとても少ない。






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2018/06/22(金)

映画かんそう
「ワンダー 君は太陽」

顎顔面異骨症と片側顔面小人症を併発した、
人と違う顔を持つ少年が、初めて学校に通うという物語。

この子の家族が、夢のように素晴らしい父と母と姉で、
彼等の愛情と、SWへの憧れを支えに
少年はハードな学校生活を乗り切ります。
原作よりも若干マイルドになっているので
年齢性別関係なく笑って泣いて鑑賞できる作品です。
あらすじから想像されるような暗い映画ではない。
(主人公の顔も、かわいく造形されてると思う)

お父さんもお母さんもリベラルで知的で
常に子供を思い、互いに深い愛情を持ち、
なおかつ確たる人生のビジョンがあり、
収入も安定しているという、ハリウッド映画でも
めったにお目にかかれぬ完璧両親だった。
原作に細かくエピソードが足されて、
あの家庭の描かれ方は最高だったと思う。
家庭内の調度や装飾も手間がかかっていて良かった。
宇宙服の掛布カバーや、ヘルメットのドアプレートとか。

内容ばれ

いじめのエピソードはかなりまろやかになってると思います。
いじめじゃないけど、誕生日パーティーに
クラスの全員を招待したら5人しか来てくれなかった話とか、
ああいう見る人の心も傷付けそうなのは削ってある。
あ、あと後味をよくするためにか
ジュリアンが、ちょい良いやつになってた(笑)。

ただ、私的にはサマーの章が削られたのは非常に残念です…。
すごく頭の回転が速くて自立心の強い
魅力的な子なんですよサマー…。

本が書かれた当初はEP7が公開されてなかったので、
マイナーだったSWマニアという趣味が
現在普通にまかり通ってしまうのはちょっとした誤算。

原作者Q&A
http://holp.jp/wonder/q_and_a/index.html

ところで映画悪魔合体だけど、「アイ、トーニャ」のおうちに
この子が産まれてたら、早い段階で不審死していたと思う……。
そう考えると生育環境とスペックは、
どっちが重要なんだろうってなりますね。







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2018/06/23(土)

色々感想

銀英伝(ヤンジャン掲載)
キルヒアイスのファンの下士官が集って、
キルヒアイスのベスエピソードを披露しあうという
幻覚みたいな回なので、キルヒアイスファンは必見。
しかしフジリュー先生のキルヒアイスは
アベンジャーズに混ざってても違和感ないな。

あと田中先生とフジリュー先生の対談、
キルヒアイスの死をでっかく見出しに書くのはやめませんか…。
漫画読んでる人たぶん原作未読の人けっこういるよ。

金カム(ヤンジャン掲載・アニメ)
アニメは殺人ホテルまで来ました。

漫画では、アシリパさんのお父さんが、どえらい美青年でした。
スナイパー対決、なるほどそう落したか!という感じ。

ムジカ・ピッコリーノ
ピッピが去って1人になったハッチェルさんのところに
少年が転がり込んだぞ!

おしりたんてい
ものすごい人気を誇る児童書原作のアニメがやってたので
3話を見てみました。
なるほど、おしりの形の顔の探偵が、
う〇この形をした頭(帽子)の怪盗を追いかけるのかあ…。
そりゃあ子供は食いつくだろうな。
お話はミステリーというよりは、絵解きクイズって感じです。





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2018/06/24(日)

映画かんそう
「孤狼の血」

昭和63年、広島で激化する尾谷組と加古村組の抗争は、
加古村組の金融会社社員失踪により一触即発の状態にあった。
大学を卒業したばかりの新人巡査は、
暴力団との癒着が噂されるベテラン暴力団係の班長の下に配属され、
彼の無軌道ぶりに振り回されるが…というあらすじ。
不良ベテランと新人コンビの鉄板パターンです。
役所広司さんと松坂桃李さんが演じます。
しかし暴力表現強め、とくに食糞表現は2回あるのでご注意ください。
(逆にご趣味の方はチェック)

「日本で一番悪い奴ら」の白石和彌監督。
暴力とエロスがパワーアップした感じ。

ねたばれ

映画で苦手なシーンは食糞と飲尿だけなので、
これさえ克服出来たら無敵なんだけどなあ…と思いつつ矢張り気持ち悪くなりました。

真木よう子さん演じるママは、人生で2回も男(夫と彼氏)を殺され、
2回とも犯人に言い寄られるというのが、確率的にすごいのでは?






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2018/06/25(月)

アニメかんそう
「クロスアンジュ 天使と竜の輪舞」 25話(完結)まで

オタク上映会で見せてもらいました。
なんと完結まで3年かかりました。
よく分からないけど毎年夏に集まって上映会をしている…
というのは全然意識してなかったけど、
自分の日記を読むとどうやらそのようです。

2015.07.14日記 01話〜06話まで感想
2017.07.12日記 07話〜16話まで感想

結局すごいSFになって、男女の性愛とか、女性同士の性行為とか、
巨大ロボ戦闘とか、登場人物の大半がクズとか、ラスボスがキングオブクズとか、
欲張りな2クールでした。
特に商品が売れる訳ではない、SF、エロス、激しい人種差別、2クール、
もう今後の日本のアニメ業界ではこんな企画通らないのではないか。

日本のアニメやハリウッド映画では現在のところ
過失ではなく悪意を持って無実の人を殺したキャラクターは
死ぬか、収監されるか、あるいは狂うか不幸になる、という
ルールが採用されてる気がするんですけど、
このアニメでは悪意を持って人を殺した人物も許されて通常生活に戻れるので、
最近の「間違いを起こした人間は即ドロップアウト」という風潮がつらいひとには
激ハマリする作品のように思います。
でも繰り返しますが、幼女失禁、全裸美女鞭打ち、性暴力、等々
突然エロスをぶち混んでくるので、ご家族や潔癖なご友人との鑑賞向きではないです。

ラストばれ
あと、なんとなく創作ルールで、パートナーの決まった常識的なキャラクターは
他の人物と性的接触をもってはならない。というのもあると思うんですが、
主人公アンジュ(女)は少なくともタスクという彼氏がいて、
あと運命の相手サラ子と、ももかと、あとエンブリヲとも
一応フラグ立ってると思うんですが、それでも別の女性キャラクターに
好意を打ち明けられるとキスをする自由な女!
ふんわりと多数対多数の恋愛形態も描いてた気がする。これも珍しい。

真面目な女子が、女隊長に好かれたくて一生懸命頑張ったけど
突然降ってわいたチート主人公が姫で不思議な力とアイテムを持っていて
またたくまに重用されるのを見て絶望して
自分を認め甘い言葉をかけてくれる男に身も心も全部捧げるが
ゴミのように捨てられるとか、あの話が一番つらかったな…。
あの子も含め、半数は死ぬと思ってたけど、思ってたより死者は全然少なかった。

なぜ被差別種族が生まれるのか、なぜそれが女性ばかりなのか、
という理由についてもラストで一応、理屈を付けた。えらい。
ももか、タスクさえ無事ならいいやー、って私は思ってたのでハッピーエンドでした。




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2018/06/26(火)

映画かんそう
「フリー・ファイヤー」

イギリスのワンシチュエーション・ガンアクション。ややブラックコメディ。
銃器の売買のために取引場所にやってきた、ならず者一団、
販売側と無事交渉成立するかと思われたが、
両組織の下っ端同士が前日に偶然トラブルを起こしており
それが原因でその場で言い争いになり、銃撃戦に発展していく。

序盤以外はずっと撃ち合い。
跳弾しまくって当たったり外れたりするんですが
途中ゆるーい会話も随所で発生し、脱力系銃撃戦というか
妙なテイストです。
この監督さんはたぶんタランティーノが好きなんだろうなと思った。
「ハイ・ライズ」を撮ったひとで、なんとなく納得。

出演者が妙に豪華です。
ブリー・ラーソン、アーミー・ハマー、
キリアン・マーフィ、シャールト・コプリー等々。





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2018/06/27(水)

ドラマかんそう
「風雲児たち〜蘭学革命篇〜」

今年のお正月のドラマ。
三谷幸喜さん脚本。全然知らないうちに放映されていました。
しばらく再放送待ちしてたのですが、諦めてDVDを買った。
原作はみなもと太郎さんの同名漫画です。

「解体新書」を数年がかりで翻訳した前野良沢と杉田玄白、
しかし本に前野良沢の名はなく、
果たしてこれは杉田玄白が
名声を独り占めするためにしたことなのか、それとも?
という内容。
評判がとっても良かったので、それでDVDを買ったのですが
未知の言語の翻訳の苦労話がコミカルに描かれており、
また歴史上の名のある人物がちらちらと登場し、
短いながらもいいドラマだった。

真面目で頑固で言語にのめり込む前野良沢と、
日本の医学と病人を一番に考える、同じく真面目な杉田玄白。

音楽はほぼすべてピアノ曲で(一部笛)、
三谷さんの映画でおなじみの荻野清子さんの楽曲。
力強いテーマ曲だった。






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2018/06/28(木)

映画かんそう
「雨の日は会えない、晴れた日は君を想う」

さっぱり分からなかった。

妻を交通事故で亡くした男が徐々に奇行に走るようになり、
自宅冷蔵庫を解体したのを皮切りに、会社のトイレや人の家の洗面台を分解したり、
電車の非常ブレーキを引いたりするようになる。
彼は病院の自販機が壊れているのを発見し、
カスタマーサービスに苦情の手紙を書くが、
ついでに妻が亡くなった自分の境遇も書き添える。
同情した苦情係の女性から夜中に電話がかかってきたのをきっかけに、
彼女と仲良くなる男だったが…みたいなあらすじ。

衝動的に電車の非常ブレーキを引いてしまう人を
野に放っていいのか…?カスタマーサービス子もなんかおかしい人だし、
この人達を監督は変な人として描いてるのか、
それとも監督の基準ではこれは普通の人なのかどっちなんだ…?って
考えているうちに終わった。
でも絶賛派が多いので、刺さる人にすごく刺さるのだと思う。

原題は「Demolition(解体)」

ラストばれ

邦題は妻が車に隠しておいたメモから。
しかし恋愛ものタイトルっぽくするために原文とは違う訳になっている。

2人の人間が互いに愛情を寄せ合うのを恋愛と定義するなら
この映画は恋愛映画じゃないと私は思います。
男は最後には妻への愛情を得て、
他人への優しい気持ちを取り戻したような表現がありますが、
愛情とは完全に一方的なものであり、そして永遠のものではないと
解脱したものこそが安らかでいられる、というようなことを感じ取った。

奥さんは浮気相手の子を内緒で堕胎して、
その話を両親にはしていたけど夫である主人公には当然秘密にしていたし、
結局奥さんがどういう気持ちだったのかは不明瞭だった。
私は最初、メモも夫宛てではないのでは?と考えていた。

ただ、多くの破壊シーンは妄想では?という説もあって、
そうなるとどういう映画なのかさっぱり分からない。
(言われてみれば自宅をパワーショベルで破壊するのはちょっとあり得ない気がする)
(古い釘を踏み抜いて家に帰って洗っておしまいというのも地味に変だし…)












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2018/06/29(金)

「マッド・ダディ」(原題:Mom and Dad)

原因は不明ながら、アメリカ全土のお父さんお母さんが
突然我が子を殺したくなり、襲いかかってくるというホラー。PG12。
子供時代に見たらトラウマものです。
ちょっとラスト不完全燃焼気味なんですけど、
設定が面白いし、途中サプライズがあるし、
殺しのシーンで小粋な音楽がかかるの意味分からないし
なかなか期待が持てるホラー。

子供はキッツイ反抗期で財布から金抜いたりするし、
夫婦はうまくいってないし、
妻も夫も若い頃は仕事めっちゃ出来て魅力もあったのに
今はただのおっさんおばさんになってしまって、こんな筈ではなかった、
という焦りとか怒りをしっかり描写して、
そこに計画的陳腐化の授業をかぶせたりして、
あの辺のくだりはよかったな。
あと子供絶対殺すペアレンツ状態になったら夫婦仲が良くなったのは
地味にほのぼのした。

展開ばれ

夫の両親がやってきて、デスマッチになるのは面白かった。
あともう1アイディアあって、ラスト10分ほど伸びれば更に良かった。
子供達が突然襲い掛かってくる話は時々ありますが
親たちが突然襲い掛かってくる話はあまりありませんね。
体格的にも武力的にも差がありすぎるからかな。
軽度の反抗期は、この映画を見たら治ると思います(笑)。

ところで年収500万円未満で子供2人、妻は専業主婦で習い事、
車3台所持、メイドがいる生活を保てるのか?





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2018/06/30(土)

色々感想

総合時間事業会社 代表取締役社長専属秘書 田中誠司
(ジャンプ新連載)
やんちゃな高校生のところに、突然メガネの会社員が現れ、
あなたは20年後に大企業の社長となるが
そのライバル会社が過去のあなたを暗殺するために刺客を放った。
自分はあなたを敬愛する秘書で、あなたを守るために来た。と宣言する話。
これ半年持ちこたえたら結構な人気ジャンルになるのでは…?
(ウスイブック的な意味で)
あとまあリバ向きの設定ですね。

作者の天塚啓示さん、巻末コメントに初連載と書いてあって、
「えっこの、こなれた作風でいままで何してたの!?」
って思ったら21歳の人でした。若い!
読み切りがNEXTとか本誌とかに何度か載ってからの連載なのか。

アクタージュ(ジャンプ掲載)
ネットでエゴサをして、自分の容姿や印象を微調整して
常に完璧な存在でいた、インターネッツ時代の姫川亜弓さんと
野生の天才主人公。
2人の極限状況での演技は化学変化を引き起こし…という内容ですが、
次週終わるのか続くのかとても気になります。

舞妓さんちのまかないさん(サンデー掲載)
青森では、私達が普通食べているたけのこは一般的ではなくて、
細いネマガリタケというのを食べている…というのを読んで驚愕。
調べたら、孟宗竹の北限は山形県とのことだった。
竹って寒さに強いイメージだったけどそうでもないのか…驚き。
同じ本州に住んでいても、名前は同じで実は違うものを食べている、
というのは他にもありそう。

ゼロの日常(サンデー掲載)
犬と安室さんの1日の話。ジャンルの人を殺しにかかってる。
飼うのかな…飼うのもいいし、風見さんに押し付けるのでもいいですね。
ていうか巻頭で安室さんの紅茶レシピとかやってるよ…。
なんの雑誌だよサンデー。

波よ聞いてくれ(アフタヌーン掲載)
キレキレのギャグというのはこういうのを言うんだよ…。
新興宗教の入神の儀式に参加させられるミナレさんたちだけど、
その儀式が…っていう、ちょっと文章では説明むずかしいギャグ。

ミナレさんのあの技はなんだろう。
飛びつき三角締め?ヘッドシザーズホイップ?
しかし体重差すごそうだけど、ミナレさんの身体能力どうなってるの。

金カム(ヤングジャンプ掲載)
エリートかつ、清らかな体の弟を、籠絡するために
義理の兄が、女を抱かせようとする、
ものごっつい濃い腐女子の妄想みたいな話が本誌でおっ始まったぜ!
この話で尾形さんの生存フラグが決定すると言っても過言ではないと思う。
あと兄弟カプ増えると思う。

雪食べちゃだめって八甲田山のひとたちがゆってたでしょ、ひゃくのすけ!

HUGっと!プリキュア
明日のプリキュアは初代が活躍するので、初代好き必見。
ところで職場恋愛というかカップルプリキュアが爆誕したので
盛り上がって参りました。

快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー
盗賊警察が出てきた!潜入調査ってそんな顔出しで大胆にも程がある!
中の人はパルクールが得意なんですね。

ムジカ・ピッコリーノ
今日はコサ語の歌だった。
あのクリック音は、ないと言葉の意味が変わっちゃうのかな?
同時に違う2つのことをやる感覚で、話すの無理っぽい…!と思った。







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