1月日記

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2018/01/01(月)

TOPをお正月仕様に

たぶん先生は黒髪のイケメン30人並べられたほうが苦戦する……

自カプと大変縁の深い戌年です。
12年前の日記を見返すと、年賀状を見てキャッキャしておりましたが、
今日も余裕でキャッキャしてます。
とくにしりるのかたから頂くお年賀は、しりる風の犬や、パッドフットっぽいものなので。

しかし過去のお正月の日記を見るとものすごい泥酔率に戦慄します。
今年はそれほどは飲んでません。

よい三が日をお過ごしください。





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2018/01/02(火)

SNSなどを見ていると、お正月から出勤なさっているかたが、
全体の2割くらいいらっしゃるようなのですが、
もれなく関東の、都会お住まいのみなさんで、
東の都会は私の想像以上に永久運動機関なのだなと思います。
お仕事のかたはお疲れ様です。

私も明日でお休みが終わるので、たくさん寝て、お酒を飲んで
頭をぼーっとした状態にしておかないと。
お休みが終わるのって本当に悲しいですね。





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2018/01/03(水)

ちょっとGペンの使い方を忘れていたので、
写経的な感じで「KUBO/クボ 二本の弦の秘密」を描いてみました。
自分の絵って、何を描いても人形みたいなので、
逆に人形の絵は向いてるなあ…と思います。



クボとお母さんの顔が好きでした。
左下のクワガタおじさんは、初登場時から「ムリ!」って思ってたんですが、
まあ、動くとそうでもないというか、結構かわいらしく見える瞬間がない訳ではない。
(悪役じゃありません)
見る機会がありましたらおすすめなのでぜひどうぞ。





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2018/01/04(木)

読書かんそう
「人を襲うクマ 遭遇事例とその生態 カムエク事故と最近の事例から」
羽根田 治さん

2017年に読んだ本のラストです。
福岡大学ワンダーフォーゲル部ヒグマ事件と
乗鞍・畳平のクマ襲撃事件をメインに、
普通に山で山菜取りをしていてクマに遭遇した人の体験談なども
まぜつつ、どんな風にクマと会い、どう対処したかを記録した本です。
ワンダーフォーゲル部の事件は、1970年という事もあって、
クマに対する知識が日本全国で共有されてなかったというのと、
福岡大学の彼等が遭遇したクマが普通とは違う、
サイコパスクマだったというのが悲劇の原因です。
知識は大事だけど、特異な個体もいるというのは、
どんな動物相手でも重要な気構えだと思います。
というか福岡大学ワンダーフォーゲル部の事件めっちゃ怖いので。
夜中にクマに追いかけ回された人が残した絶筆とか、
本当に怖いので。

乗鞍・畳平のクマ襲撃事件では幸い死者はでなかったのですが、
クマに顔をちょいと叩かれた人が、目玉と上の歯が飛んでしまったりとかして、
クマに襲われたらまず顔を狙ってくるみたいなので、
顔のことは諦めた方がよさそうです…。
この事件は、大勢の人間のいる所に興奮したクマが突っ込んできて、
みんな逃げたり応戦したりトラックで追い払おうとしたりで
もはやパニック映画そのままなのですが、
後で話を聞いてみると、皆の記憶が全然違ったりしてるの
不思議だなと思いました。
クマに襲われて重傷を負った男性は、一緒に山に登った友人たちが
助けられなかったという自責からか全員交友が途絶えてしまったとかで
二重に悲しい感じがしました。

クマの生活圏と人間の生活地域の境界線にあたる集落に
若者が減って、熊を山に押し戻す力がなくなり、
クマの生活圏が拡大しているのではないかという予測が書いてありました。
普通に食べ物を探すために民家に侵入するそうで、
人間の空き巣と変わりませんねもはや。
あと、三重県で捕獲されたクマを
職員が滋賀県山中で放逐した事件もあったとかで、
山歩きを趣味にする者は、いつどこでクマと遭遇しても
おかしくないという気構えが必要な気がしました。




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2018/01/05(金)

読書かんそう
「屍人荘の殺人」今村 昌弘さん

第27回鮎川哲也賞受賞作。
「このミス」「週刊文春」「本ミス」などの
年末のミステリランキング本で3冠達成。

主人公は大学のミステリ愛好会に所属する学生さん。
先輩がミステリおたくで、現実の謎解きにも意欲的なため、
いつも引っ張り回されている。
彼等は映画研究部の合宿に関する不穏な噂を聞き、
なんとか潜り込もうとするが…というあらすじ。

2018年最初に読んだ本です。
クローズドサークルもの。
警察と科学捜査を排除するためにミステリ小説は
崖崩れとか絶海の孤島とか変人の富豪とか、あらゆる仕掛けを使いますが、
このお話ではゾンビパンデミックがその役目を果たします。
周囲をゾンビに包囲され、一時的に都市機能が死んでいるため、警察を呼べない状況。

ゾンビを使ったミステリーでは「生ける屍の死」が有名ですが、
あちらは仕掛けとしてのゾンビ、こちらは舞台設定+αのゾンビ。

登場する女性全員が若い美女だったり(理由は一応ある)
その中でも一番の美人が主人公に執着していて、
積極的に迫ってくるとか、硬派っぽい装丁のわりにラノベテイストが強く、
ガチミステリ愛好層からは処される案件だと思いますが、
若い読者を引っ張ってくるにはいいんじゃないでしょうか。
あとすっごく続編ばっちこいな終わり方をしているので、
続くのではないかという気がしている。

ラストばれ…?

下手したら自分も危ない危機的状況で殺害を決行し、
しかも関係ない人間は死なないよう尽力する犯人さんの気遣いと精神力に頭が下がりました。

惜しいのは、ひるこさんが男性か、まあそれは無理にしても
せめて明智さんのラストシーンが曖昧になってたら
女性層もがっつり取り込めたのになあ…というね。
探偵役2人によるワトソン役の取り合いという
既存作品にあるようでない痴情沙汰、もうちょっと引っ張ってほしかった。







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2018/01/06(土)

色々感想

相棒 SP
内閣情報調査室がスーパーハッカーの天才少年を脅迫して、
違法な情報収集をさせる話。
脚本どなただろうと思ったら太田愛さんだった。ちょっと意外。
しかしそんなデリケートな仕事、外注のしかも子供に…
ウェーイ!!ってSNSにでもアップされたらどうするつもりだったのよ。

Dr.STONE(ジャンプ掲載)
結核菌って無から抗生物質を作った千空でも無理なほどすごいのかー。
治療薬が開発されたのって1944年で、結構最近だ。

eの原点(ジャンプ掲載)
ニセコイの古味直志さん読み切り。
2週ほど前、洋ドラの「エレメンタリー」でEスポーツ界を扱ってたのですが、
Eスポーツのプロを目指す少年の話だった。

シューダン!最終回(ジャンプ掲載)
終わってしまった。
ヒロインがちゃんと人間として描かれていて、清涼剤でした。

約束のネバーランド(ジャンプ掲載)
おじさんの昔の男が生きてたよ!?よかったねおじさん!

電影少女(ヤンジャン掲載)
あっなんか展開の早い平成のラッキースケベ漫画と比べて
展開のテンポが違うのが分かる!
どこがどうとははっきり言えないんだけど…。


ゴールデンカムイ(ヤンジャン掲載)
昨年末、ぺらぺら流し読みをしていて、
普通にロシア人の乱交が始まったんだな…と思って、
何か相当疲れていた。






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2018/01/07(日)

映画かんそう
「キングスマン ゴールデン・サークル」

2018年初映画です。2015年日本公開の「キングスマン」続編。
しかし今回は!感想が!難しい!
評価は皆8割一致してます。ここは素晴らしい!ここはあんまりだ!という部分が。
でも辛口批評の人でも駄作だとは言わない感じの。
えっと、私はホラー民なので自信ないですが、
残虐描写は1よりもきついのではないか?と思います。
あと残虐描写に比べたら些細な問題かもしれませんが、若干えろ要素があります。
同監督作品「キック・アス」にちょっと寄った気がします。
英国要素は減りました。アクションはサービス満点で、
キャッチコピーの「秒でアガる。」に偽りなしです。

師であるハリー・ハートの意志と名を継いで「ガラハッド」というコードネームで
エージェントの仕事を立派にこなすエグジ―だが、ある夜かつてのライバル、チャーリーの急襲を受け、
そしてその事件をきっかけに、キングスマン全メンバーの住居、本拠地がミサイル攻撃により壊滅、
運良く生き残ったエグジ―とマーリンは、ステイツマンという同属組織を頼ってアメリカに飛ぶ…というあらすじ。

ラストばれ注意!

エンドロールであまりにも呆然としすぎて、

「女は殺さないと思ったのか?小動物は死なないと思っているのか?
ビッグバジェットムービーで人間はミンチにならないと、そう思うのか?
答えはNOだ。
お前の予想を裏切るついでに、お前の期待も裏切って、
最高の悲鳴をあげさせるから、そこに座って見ているといい」

みたいなましゅぼんの変な独白の漫画が脳内で始まりましたよ…絵はヒラコー先生で。

素晴らしかったのはハリー・ハートの復活に関するすべて。
全世界の腐女子の創作を軽く飛び越える美しいエピソードでした。
また、コリン・ファースの演技が物凄かった。
鱗翅類学者であるときと、ハリー・ハートである時の顔の角度による目の印象の違い、
声の出し方の違い、立ち方の違い。表情。
ピックル氏に銃を向ける過去のハリーの、10億人の妄想が具現化したような顔。
ありがとうございます!と叫んで席を立ちたくなった。
あとマーリンの、ハリーに対する気遣いと労わり。案外人間らしいところ。
エグジーが「彼女」と真面目に交際していて、親友たちにも受け入れられ上手くやっていた事、
最高のエージェントで親友だとエグジ―が称賛するロキシー。

ましゅぼん、これはあんまりだ。SM行為にしても痛すぎるという点を、
なるべく簡潔に、まとめると
・前作メンバーの雑な退場。
・ステイツマンをあげるためにキングスマンを下げすぎた。
・犬を亡くした直後に同じ種類の犬をプレゼントとするのと、そもそも動物をプレゼントする行為。
・ハリーの認識能力に対する疑いが晴れる明確なエピソードがない。
・地雷探知機の意味がない。
私、撮影決定している3で「彼」は復活すると思うんですよ。
というか復活シーンも撮られていたけど、テスト試写の反応で削られたんですよね。
1の冒頭でリーが死に、ハリーが亡くなり、2でハリーが復活し、彼が亡くなり、
3で彼が復活し、エグジ―が死んで、エンドロール後にエグジ―の復活が示唆されて、
それで綺麗に閉じるなって思う。
でも彼女とJBは無理っぽい気がする…。なのでそこはちょっとダメージでかいです。

今回の悪役ポピーさんについては、
最近増えてきた女子ラスボスですが、演出のノウハウが積み重ねられてないので
業界全体的に模索中だと思うんですよね。
ラスボスの残酷性を示すのに登場時は部下を虐待するのが鉄板演出ですが、
ポピーさんの場合は女子っぽさを生かしたキッチンバイオレンス、
加えてカンボジアに大好きなノスタルジックアメリカを再現という
規模のでかいサイコパスっぷりがなかなかいいなと思いました。
ただ、女をアレにする訳にはいかなかったのか、代理感ただよう彼が処されてしまい、
ちょっと気の毒でした。せめて彼の仇とかだったらよかったかも…。
ところでつなぎを入れない肉100%のあの料理、作ったことあるんですが
全部割れちゃったよ!って新年キングスマン感想会で言ってたら
「中まで全部火を通すと割れるけど、中がレアなら割れないらしい」
って教えてもらって、ハッ!としました。あの料理は絶対合びき肉って思ってたから…。

冒頭のアクションシーンからガーン!とテンションあがりましたし、
あの警戒のゆるい雑なところもひっくるめて、
懐かしいな、キングスマンってこういう組織だったな、おかえり!って思いましたよ。
3も楽しみにしてます。






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2018/01/08(月)

映画かんそう
「バーフバリ 王の凱旋」

(前作のかんそうは2017/12/28)
数奇な運命の元に生まれたバーフバリは父の王国に帰還し、
25年間囚われていた母を取り戻し、
かつて国民に愛され、国王になるはずだった父に何が起きたのかを知る。
民を虐げ、母を虐待してきた伯父とバーフバリは正面対決する…というあらすじ。

公開直前に衛星放送で1をやってくれたので見てから行きましたが、
冒頭で物凄く丁寧な前作のあらすじを流すので、
見てなくても大丈夫だったかも…と思いました。
1より2のほうがスケールがでかい。
お話は、細けぇことはいいんだよ!という感じです。
主人公のお父さんが奥さんと出会って、恋をして、姦計により王宮を追われ、絶命し、
息子さん怒りの仇討、象!歌!踊り!血!生首!歌!という感じ。

『バーフバリ 王の凱旋』特別映像
https://www.youtube.com/watch?v=b_VTZBIDl7I&feature=youtu.be

荒唐無稽もある水準を越えると呆然とするしかなくなり、
「バーフバリ!バーフバリ!バーフバリ!」と、
映画館から颯爽と出て来られること間違いなしです。

内容ばれ

1で息子バーフバリが出会った美女、めっちゃ気の強い女闘士だなーと思ってましたが
彼女が子猫ちゃんに思えるくらい、父バーフバリの惚れた王女デーヴァセーナが
超気の強い女性で、最高権力者たる姑に公衆の面前で反対意見を言い、
夫の兄をdisり敵対する意思を見せ、そして痴漢の指を全部斬り落とす。
というかこの映画に出てくる3人の主要な女性キャラクター、
政治家だったり剣士だったりして全員気が強いんですけど、邦画だとあり得ませんね。
(でもさすがのシヴァガミ様も嫁姑問題で判断力が鈍って陰謀を見抜けなかったのは残念でした)
(シヴァガミ様、すごい目じからだった…インドの人の眼球って物理的に直径が大きかったりするのかな)

私の推しのおじいちゃん剣士カッタッパは後篇ずっと出てるって教えてもらって見に行ったのですが
めっちゃ、ずっと出てました。父バーフバリと楽しくキャッキャと旅したりしてた。
私は1でカッタッパに惚れた大富豪が、私兵を率いて加勢に来てくれて、
最後に「是非一緒に来てくれないか」と誘い、
「ご恩に報いたい気持ちはあれど、私の主は生涯ただお1人」と断られるが
「されど、許されるならこれからは友とお呼びしてもよろしいでしょうか」
というほのぼのしたシーンがあるに違いないと思っていたのですが(妄想長い)特になかった。

あと、しょうもないことですが、ヒロインが船に渡るための橋が壊れてしまって
父バーフバリが川に立って、その腕と肩の上をヒロインが歩いて渡るシーン、
イケメェェン!っていう映像演出と音楽だったけど、
げろを吐く時に髪を押さえてもらうのが萌えという
欧米女子の感覚と同じくらいピンとこなかったインドの女子の萌え。
カッタッパが父息子両方のバーフバリに複数回踏まれるシーンがあったので、
踏むという行為に対して、儀式行為とは別のフェティッシュな何かがあるのかもしれない。
そういえばインドのバーフバリ夢女子は変態のバラーラデーヴァと
バーフバリ両方に愛されて監禁とかされちゃうデーヴァセーナのSM小説とか書いて
そちらも映画化されたりしないだろうか。

なんか冒頭のあらすじ、
「伝説はある街から幕をあける。
かつて、ムゲンという伝説のチームがこの一帯を支配していた……」
って続きそうで、ものすごくHiGH&LOW感がありました。

あと最終戦のスローモーションはザック・スナイダー風味で
マン・オブ・スティール感もあった。
色々味わえてお得!







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2018/01/09(火)

舞台かんそう
「不信 彼女が嘘をつく理由」
作・演出 三谷幸喜さん

庭付き一戸建ての家に越してきた夫妻と、
その隣家に住まう夫妻が交流するうちに徐々に歯車が狂い始めるというお話。
ところどころユーモアはあるのですが、悲劇に向かってまっすぐ進む話なので、
印象は暗くて重いめです。

先住夫妻の家を訪ねた時の、老犬の発する異様な臭気、
先住の夫妻の妻の作る食べ物のまずさ、そして万引き癖…
そして口止め料に支払われる200万円。
そのお金の199万円を妻には秘密にする夫、
いやな感じがじわじわきます。
登場人物4名、誰にも好感は持てません。

三谷さんは好ましい人物もちゃんと上手に描けるひとなので
抽斗が多いんだなあと思うのですが、
残念ながらあまり繰り返し見たいお話ではなかった…。

内容ばれ

心を病んでいるのは先住夫妻の妻なんだけど、
私は入居してきた夫妻の妻の方がいやだなあ…と思いました。
自分の悪意を夫に代弁させ、
旗色が悪くなると周囲の前で夫を叱って取り繕うあの感じ…。
でも夫も妻への尊敬とか愛情とかは持っていないようだったので、
お似合いといえばそうなのかも…。でもあんな家で暮らしていたら病気になりそう。








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2018/01/10(水)

ドラマかんそう
「逃げるは恥だが役に立つ」1話〜11話

年末に一挙再放送していたので見ました。楽しかったです。
大学院を卒業した女性が職を失い、求職活動が上手くいかず、
身内の紹介でハウスキーパーのアルバイトを始める。
紆余曲折あってその雇用主と婚姻関係を結び、
徐々に仲良くなっていく…というあらすじ。
原作との違いはひらまささんの不器用さがパワーアップ、
みくりさんの妄想癖がパワーアップ、
サブキャラクターの人数や設定がちょっと違う、
ひらまささんや百合ちゃんのお仕事エピソードがより詳細、
全体的に各グループが仲良し、生々しいエピソードはカット、等々。
脚色により寓話度が増してました。

みくりさんの作るお料理が時々出てくるのですが、
これがまたおいしそうで、
みくりさんのような姪がいて時々料理を作ってくれて、
仕事の愚痴とか聞いてくれたらなあ…と
完全に百合ちゃん視線で見てました。
そりゃあもうたくさんお小遣いあげるし、定期的にハグする!

内容ばれ

浮かれたひらまささんが、みくりさんに手を振っていて
トラックにはねられかけたシーン、HiGH&LOWなら確実に死んでたし
私の脳裏には、くの字になってはね飛ばされるひらまささんの映像が見えました。

立つ立たないの問題を強壮剤で表現してたのは上品だなと思いました。
百合ちゃんの閉経性行為の話もまあカットですよね当然…。

話題になった歌もよかったです。
最近、ヒットコンテンツには曲が重要だなあ…って思う事が時々あります。
君の名は、もそうですし、アナ雪もそうだ。

全体的に人物がみな優しめになってた気がします。
脚本家は野木亜紀子さん。タイミングよく、
初の単独での原作なしオリジナル脚本「アンナチュラル」が
今週末からスタートなので見てみよう。






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2018/01/11(木)

漫画かんそう
「逃げるは恥だが役に立つ」4〜9巻
海野つなみ さん

(1〜3巻かんそうは2014/05/27)
原作派には申し訳ないですが、若干dis気味の部分があります。

大筋は昨日書いたドラマ版とほぼ同じで、
ちょっと違うのは終盤のみくりさんの就職と
百合ちゃんとそのお相手のお付き合いががっつり描かれるところです。

この漫画の良い点は、コミカルなラブロマンスが主体ながら、
主婦と夫を労働者と雇用主になぞらえ、
主婦業の対価、主婦業の労働環境、夫婦の家事分担、
そして根本的な労働の意義にも軽く触れたところにあると思います。

でも実は3巻で脱落したんです。
あの、ヒロインはそんなつもりないのに、
本命とサブのイケメンでヒロインを取り合う…みたいなのが合わなくて。
うーん、でもこのフックで離れる人より、
惹かれる人の方がずっと多いだろうから仕方ないか…と思ってました。
ドラマのほうは別に何とも思わなかったのは、
イケメンがそんなにグイグイ来なかったのと、最初のシーン以外は
周囲の人や百合ちゃんにも丁寧な態度だったところが大きいです。

ドラマもですが原作もハッピーエンドで終わります。
ちょっと風変わりな真面目ラブコメが好きなひとにおすすめです。





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2018/01/12(金)

マッチョバーに行きました。
噂には聞いてましたが驚きの連続でした。
まず客は入口からお席まで、マッチョのかたに運んでいただきます。
お姫さまだっこで…。

そのあと、お通しの落花生を全部両手で握り潰して
中身を出してくれます。しんせつ。
メニューは筋肉を見せつけながらシェイクしてくれるカクテルや、
筋肉を見せつけながらフルーツを生絞りしてくれるカクテルや、
筋肉を見せつけながらジャーの蓋を開けてくれる梅酒などです。
あと私は高齢なので、肩を叩いてもらった。正直めっちゃ効いた。
それからトレーニング方法を聞いたり、筋肉を触らせてもらったり、
まあそのジャンル的にちょっと勉強しに行った部分もあるので
すごく為になりました。相手をして下さったマッチョのかたありがとう。

店内は満席で全員女子。
お隣のテーブルの女子とちょっと会話が弾んだのですが、
帰り道で「なんとなく仲間の匂いがした…」「私も思った…」
と語りました。2人の年齢、タイプ、ファッションが離れているのと、
あと話しかけ方…しかし私達の方が倍ほどオタクオーラを醸してたと思うけど。




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2018/01/13(土)

色々感想

舞妓さんちのまかないさん(サンデー掲載)
舞妓さんは接客業なので月に2回の公休日にしか
ニンニクを食べられないというお話。
いつもはニンニク抜きの小さい餃子を食べているけど、
お休みの前の日はキヨちゃんが、ニンニクのたっぷり入った
大きな大きな餃子を作ってくるので、
すーちゃんは1日それを楽しみにお仕事をするという話で、
もうみんな可愛いし、最後にすーちゃんの食べる餃子が
それはそれはおいしそうだし、なんだか食べ物がメインの児童文学みたいでした。
激しく餃子が食べたくなる回。というか次の日餃子食べた。

進撃(別マガ掲載)
新しいコスチューム、フェティッシュです…すごく…。

キラキラプリキュアアラモード
久しぶりの、女に振られて闇落ちした系ラスボス。
それくらいで、って言っちゃうと悪いけど、
ラスボス君、会ってすぐに馴れ馴れしいし、正直ふられて当然だよ…。

相棒16
今回自分のことを過去のネタで脅迫してきた友達が自殺するのを
止めようとしたけど止められなかった女性が出てくるんですけど
右京さんは保身のためですか。止めるべきだった。って説教するんです。
でも以前連続で女性を殺した人に対して右京さん、
説教するだけだったけど、両者の罪って右京さんのなかで同等なの?
あとその止められなかった人を刺し殺そうとするひとまで出るけど、
えー、ちょっとよく分からない価値観…。殺人じゃないよ?自殺だよ?
自分を脅迫してた人だよ?咄嗟にそんな正しい行動ができる?
できないと殺されるの?

アンナチュラル
逃げ恥の脚本の野木亜紀子さんの、単独でのオリジナル作品。
原因不明の死を、解剖によって解明するお話です。
1回目、面白かったです。
彼氏のご両親に紹介される日に、主人公は仕事で遅れてしまって
破局(?)してしまうのですが、彼女がその時携わっていたのは
中東呼吸器症候群(MERS)国内感染者のルート特定だから、
そりゃあ仕事優先になるのは仕方ないだろうと…。

エレメンタリー5
「献身的な殺人」
アメリカ国防情報局(Defense Intelligence Agency=DIA)
の職員が暴走、アメリカとイラクの戦争を画策しようとして
邪魔になるホームズを拉致恫喝するという、ちょっと荒唐無稽な回。
このドラマの前後篇でクオリティが下がるのは結構珍しい気がする。






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2018/01/14(日)

歯の話

(今日はグロテスクな表現がありますご注意)
以前から歯茎がちょっと腫れ気味だとは思ってました。
でも虫歯の治療でずっと歯医者さんには通っていたし、
定期的にレントゲンも撮っていたので問題ないと考えてました。
腫れているのは歯全体を金属で覆う処置をしていた奥歯で、
特に痛みもなかったのですが、
じゃあちょっと中を開けましょうという事で穴をあけると
歯の根と、神経と骨がやられて、
特に骨は一部副鼻腔(上顎洞)に貫通するほど溶けていました。
骨のない歯茎に歯だけがプカプカ浮いている状態だったとのこと。
もう抜くしかないと言われて、
「えー、そんな事急に言われても俄かには信じ難いし、
この歯医者さんはすぐに抜け抜け言うので信用ならない」
と思って根幹治療の得意な所を探し、
こういう事情で歯の根が悪いのですが、抜きたくないです
という事をお伝えし、数か月治療していたのですが
結局どうしてもだめで、レントゲン、CT、歯の穴に入るマイクロスコープ、
色々駆使して撮影した写真を見せてもらって、とうとう諦めました。
となりの歯も巻き添えでだめになっていたので、奥歯2本抜歯…。
歯を抜くのは(骨がないのもあって)合計10分くらいで済みましたが、
骨の替りに歯を支えていたジェル状の組織を全部取り除くのに
50分くらいかかりました。
家に帰ってふと鏡を見たら、口の端は切れてるし
口から血が垂れていて、犯罪被害者みたいになってました。
すれ違った人のことなど一切覚えてないけど
きっとヒャッって思った人もいただろう。

片方の奥歯がなくなると、食事の時間が1.5倍ほどかかるし、
化膿止めが体に合わなくて、えっ私ってもしかして黴菌だったの!?
っていう勢いで消化器がぶっ壊れて1週間ほどになりますが
なぜか1グラムも痩せません。顔ツヤツヤのパンパン。解せぬ。
みなさんも遺伝的に歯の弱い人は、歯周病に強い歯医者さんで
定期的にレントゲンを撮っておいた方がいいかもしれませんよ。




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2018/01/15(月)

映画かんそう
「戦狼/ウルフ・オブ・ウォー」

監督・主演:ウー・ジン
ルッソ兄弟監修(名義だけかもですが…)
キャプテン・アメリカシリーズで粘着ポエマーラムロウを演じた
フランク・グリロさんがラスボス。
MCUでナターシャのスタントダブルをやっておられる
ハイディ・マネーメーカーさん(ジョン・ウィック2のバイオリンアサシンも)が
女兵士役で出ておられます。

中国の特殊工作部隊「戦狼」を、戦友の残した遺族を守るための
暴力事件で除隊になった主人公が、服役中に恋人の女性を亡くし
彼女の仇を討つために放浪中、アフリカで内戦に巻き込まれ、
強力な伝染病とそのワクチンに関する陰謀と戦う話。

実は続編らしいので、戦友と彼女のエピソードのあたりは
回想シーンで補完。
アクションがサービス満点で、最初から最後まで
ずっとアクションシーンといっても過言ではない。
でももうちょっと編集を頑張ってほしい。
あと、自国と自国の軍隊あげがグイグイくるので。
ああいうの苦手な人はつらいかも。
私はアメリカ下げが腹立った(笑)。

エンドロールにメイキングシーンがあります。
水中でサブミッションきめたりとか結構無茶をしているので、
撮影大変そうだった。

内容ばれ

泣きながらミサイル発射したので、えええぇぇぇぇー!!!
ってびっくりした。どの程度の精度で落せるか分からないけど、
ちょ…大丈夫だったからよかったようなものの!

フランク・グリロさんが、ひっくり返った戦車の中から
よろよろと這い出てきて、
めっちゃ何事もなかったように「中国人はしぶといな」
的なキメセリフ言ったのは笑ってしまいました。
しぶといのは君!
あと主人公の死んだ彼女に対してprettyとか何とか煽ったのは
デジャヴュを感じた。なんか部下に長髪ブルネットがいるしさ…。

ビールジョッキの中に蒸留酒を入れたショットグラスを落として
アルコール度を上げるボイラーメーカー、韓国でも中国でも流行ってる?
あと何回か出てきた貴州茅台酒、amazonで見たら500mlで24,400円だった。
マオタイ酒って高級酒だったんだ…。

中国で記録的ヒットを飛ばし、
2017年、世界映画興行収入TOP10にランクインしています。
関係ないですが、昨年の映画興行収入世界TOP10、
スパイダーマン、ソー、ガーディアンオブザギャラクシー、の3本が
TOP10内に入り、
ていうか1位は美女と野獣、
スター・ウォーズもパイレーツオブカリビアンも当然10内ランクインなので
10本中6本が配給ディズニーなんですよね…
残りの3本はワイスピとミニオンがユニバーサルで
ワンダーウーマンがワーナー。
このディズニー無双状態で
ハリウッド以外から1本だけTOP10入りしている戦狼はすごいです。

歯の件でアドバイスくださったかた、ありがとうございます!






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2018/01/16(火)

映画かんそう
「I AM YOUR FATHER」

「スター・ウォーズ」のEP4〜6でダース・ベイダーを演じた
デヴィッド・プラウズに焦点を当てたドキュメンタリー。
ダース・ベイダーは声とボディとマスクオフの姿をそれぞれ別の人物が演じているが、
彼はボディの演技を担当した。声も顔も自分が担当したいと希望したが
年齢が若すぎる、訛りが強いという理由でルーカスは聞き入れなかった。
ある日プラウズ氏へ記者から電話があり、
「ダース・ベイダーがマスクを取って演技しているそうですね」
と聞かされた彼は驚いてスタジオへ向かうが、
それは真実で、彼には何も知らされないまま撮影は進行していた。
せめて監督かルーカスからその話を聞きたかったと彼は当時を振り返る。

ルーカス側にも言い分はあって、
プラウズ氏はマスコミに対して口の軽い傾向にあったので、
終盤の展開を口外されたくなかったのだと主張する。
そして雑誌に「ダース・ベイダーは3作目で死ぬ」という記事が載り
情報提供はプラウズ氏と書かれていたためルーカスの怒りを買う。
関係は悪化の一途をたどり、とうとうプラウズ氏は
SWのイベント一切から出入り禁止の処分を受ける。

しかしその後のインタビューで、情報提供はプラウズ氏ではなかったと
雑誌は語り、プラウズ氏もまた否定している。
プラウズ氏は2018年現在で82歳。
関係者が幾つになっても、何十年と時間が経っても
うまくいかないときはうまくいかないんだなあ…と
しょーんとするドキュメンタリーです。
あんな重要な役を担われたのだから、真実がどうだったにしろ
イベントに呼んであげなよルーカス…と思います。
個人的に許さないというのはありだろうけど、
スター・ウォーズって個人のものじゃなくて、1つの国みたいな規模だから。

このドキュメンタリー内の企画で、
ベイダー卿とルークのあの有名なシーンを
デヴィッド・プラウズ氏で再度撮影するのですが、
ルーカスフィルムからの許可が下りず、ドキュメンタリーに映像は収録されなくて、
小規模な上映会が開かれたようです。

ところでデヴィッド・プラウズさんは、交通ルール啓蒙広告で
グリーン・クロス・マン(Green Cross Man)というヒーローを演じ
事故を激減させた功績で2000年に大英帝国勲章を受けられていますが、
このCM、一定の年齢の英国人は全員知っている有名な広告らしいですね。



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2018/01/17(水)

ジャーマンチョコレートケーキと私



推しの俳優さんが「撮影が終わって体型維持の必要がなくなったら
チョコレート食べたい。ジャーマンチョコレートケーキとか」
ってインタビューで言ってたことをきっかけに興味を持ったのですが、
このジャーマンケーキ、調べるとドイツとは関係なくて
ジャーマンさんの作っているチョコレートを使ったケーキレシピで
ココナッツフィリングを載せたり挟んだりする
ものすごくものすごく甘いケーキらしいのですね。
なぜか沖縄では一般的で、どこでも買えるけれど、
他地域ではあまりメジャーではないらしい。

ネットで調べて出てきた大阪駅のカフェの
食べログのメニュー写真にあった→
念のため電話してみたら「現在は終了してます」

同じくネットで調べて出てきたケーキショップ→
念のため電話してみたら
「名前だけジャーマンチョコレートケーキって付けてますが
普通のチョコレートケーキです」(正直にありがとう)

昭和っぽい感想ですが
ネットは万能ではなく、電話確認もまた重要だと思いました。

結局ブログに書いてあった難波のお店に電話したら
「1年に1回だけ、1月13日に作ります」とのことだったので
行ってきました。最後のほう探偵ナイトスクープみたいだった。

随分レシピを改変して甘さ控えめにしてあるそうで、
食べやすかったです。ココナッツフィリングおいしかった!
なお、1月13日、御命日とかそういうセンシティヴな理由かしら
と思っていたけど、昔常連だったボブさんかジョージさんかいう男性が、
故郷のジャーマンチョコレートケーキが食べたい…って言ったのが
きっかけで作り始めたので、彼の誕生日なのだそうです。ほっこり。

地方だと苦労するけど、東京だと簡単に食べられると思いますよ…。
(または沖縄からホールで通販するという荒業もある)





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2018/01/18(木)

ハードロックカフェ
「キングスマン ゴールデンサークル」コラボバーガー
ポピーバーガー



キングスマンの続編のラスボスは女性なのですが
作中で、そのラスボス、ポピー女史がエプロンを締めて、
部下のためにハンバーグをこしらえてくれるシーンがあります。
そのバーガーを再現したものです。

ものすごく肉厚で、ソースもパンチが効いているので
女性2人だったらシェアした方がいいかもしれません。
店員さんもキングスマンの好きな方で
「ジンベースのマティーニありますよ!」って
すすめてもらって頼んだら、見た事もないほど大きなマティーニがきて、
なんだか全てがアメリカンサイズなので気に入りましたね!
相当たっぷり入ってますので、お酒に弱くない人は是非バーガーと一緒にどうぞ!
映画見たあとでね!見る前に食べない方がいいですよ!

私はハードロックカフェって、
日本の各都道府県にあるだろう的な意識だったのですが
(海外でめっちゃよく見掛けて、レストランない時に飛び込んだりしたので)
国内6店舗しかないんですね…しかも東京2店舗大阪2店舗。あと神奈川福岡。

ポピーバーガーは1月31日までです。




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2018/01/19(金)

以前日記で頭痛の時に見える閃輝暗点について書いた時に
(2009/02/23日記)
全員似た形のものが見えるというのは、
体の中にある何か共通の部位が見えているという事なんだろうな、と
考えましたが、このページを見る限り

http://www.hirataganka.com/news/113/

円形をしているのは眼球のカーブと関係ある、ということでいいのかな?
なんにせよ見ているとイテテテ…ってなります。

しかしいくつかのゴッホの絵が閃輝暗点を描いたものであるという説は
妙に説得力がある…。




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2018/01/20(土)

色々感想

舞妓さんちのまかないさん(サンデー掲載)
キヨちゃんとすーちゃんのお休みが重なったのでデート回。
しかも前後篇…。
めっちゃ可愛い…癒される…。
最後にすーちゃんが、キヨちゃんをとある場所に誘って、
「笑わへん?」と問いかけるところで次週に続いたのですが、
どこに行くのかな。京都タワー?それとも鴨川のカップル座り?

オー・マイ・ジャンプ!
〜少年ジャンプが地球を救う〜(ドラマ)
これはなんていうか…大人が、ジャンプの漫画に救われる、
みたいな内容で1回目は「キン肉マン」。

キューレンジャー
宇宙大統領気の毒。
氷漬けにされてて、起されたらラスボスが親友で、
しかも自主的な闇落ちで、自分の寿命は残りわずかって。

相棒
仕事中に性加害された女性が勇気を出して警察に訴え、
証拠が固まるけど、加害者が警察にコネがあって
立件を見送られる…って、現実にあった事件を模してると思うけど、
現実では今も折れずに戦っている立場の被害者女性が
作中では自殺するのってどうなんだろう。

今回性暴行の被害女性が2人でてきますが、
犯人は特に報いを受けず、もみ消しを命じた副総監は罰を受けず、
冠城さんが副総監と今後は友好的になれるかどうか気にして終わるという、
なんかモヤモヤする回でした。

エレメンタリー5
ヴィンテージギターって5億円もするやつがあるのか。
ところで「これじゃ(汚すぎて)なにを盗られたか分からない」
って言ってる部屋が出てきたんですが
私の目には結構片付いているように見えました。
あの状態なら余裕で友達呼んじゃうな私は。
ニューヨーカー、みんなきれい好きなんだな…。






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2018/01/21(日)

映画かんそう
「バッドガイズ!!」

ジョン・マイケル・マクドナー監督。
ニューメキシコ州アルバカーキの悪徳警官、
アレクサンダー・スカルスガルドとマイケル・ペーニャは
ドラッグをガメて楽しんだり、犯罪者を脅したりとやりたい放題。
上司に繰り返し説教される毎日だった。
ある日、大掛かりな犯罪計画を嗅ぎつけた彼等は、
金を横取りするべく関係者を締め上げるが、それが思わぬトラブルを呼び寄せ…
というあらすじ。

ほぼ同時期に、男性バディもの「ナイスガイズ!」が公開され、
私はどっちかが見たかったのですが、どっちがどっちの情報なのか混乱し、
結局どっちも見られませんでした…。
(私が見たかったのは「ナイスガイズ!」のほう)

人種差別(日本人…)、宗教差別、障害差別、性指向差別のフルコース、
悪人への暴力、しかし友情に厚く、女には優しく、傷つけられた弱者のために怒る正義感があり、
そして散りばめられる衒学趣味……等々、これは監督の考える格好良さなのかな?と思いました。
好き嫌いは分かれそう。

内容ばれ

上司から、スカルスガルドとつるんでるとそのうち死ぬぞと忠告されたペーニャが
あいつは親友だけど、あんたは付き合いの長い知人だって捨て台詞を残して去るんですけど、
閉じた不健全な感じがよかったですね。
あともう完全に趣味で入れたとしか思えないスカルスガルドさん拷問シーンと、
男性経験あります告白…うん…まあ、そうなの…としか言えない。

そして唐突に出てくる三島由紀夫のエピソード…。


2日前は…ミステリー小説家…殊能将之先生の誕生日でした……。おめでとう先生…。
夕方までは覚えてたんだけどな。最近めっきり物忘れが激しくなった…。
いや去年のダイナミック遅刻よりはいくらかましだけども。
新作読みたいなー。どこからか原稿が出てこないかしら。





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2018/01/22(月)

映画かんそう
「ガーディアンズ」

サリク・アンドレアシアン監督のロシア映画です。
ロシアの映画を見るのは久しぶり!
冷戦時代のソ連で、超人を作りだす実験で生み出された
4人のスーパーソルジャーが50年後に蘇り、
ロシア破壊を目論むマッドサイエンティストの野望を砕くというお話。
4人の戦士はそれぞれ、念動力、超スピード、透明化、熊に変身、
という特殊能力を持っています。
なんかその設定は知ってる…どっかで聞いた…うん…
って所々思わなくはないですが、
私がロシア的展開に慣れてないのか、
製作者側がハリウッド風エンタメ的展開に慣れてないのか、
たぶん両方だと思いますが
時々「えー!!?そ、そうなっちゃう??」
という瞬間がありました。

内容ばれ

ガーディアンズが結成されて、「まあ最初はスーパー無双だよね…」
って思ったらまさかの惨敗だったり、
っていうか割と惨敗が多かったり、
かと思うと突然全員の力を合わせて、
かめはめ派てきなものが撃てると分かったり、
分かった瞬間に打ちあわせも、撃ち方についてのガイダンスも何もなく
無言でフォーメーションを組んで、普通に撃てたり、
なんかそれで勝利しちゃったり。色々びっくりした。
でもこのままハリウッドっぽくならず独自進化を遂げて
ロシアヒーロー世界を構築してほしいです。

エンドロールの途中に1シーンあります。





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2018/01/23(火)

映画かんそう
「パディントン2」

映画を見る目的は人それぞれで、
「ラブロマンスを見たい!」
「頭空っぽにして冒険を楽しみたい」
「人間の醜さや不幸や裏切りといった真実が見たい」
「凝りに凝った美術を」「音楽」「役者さんの美しい顔」
等々無限にあると思いますが、
私はパディントンを、「疲れている等の理由で悪意とか見たくない。
かわいいもの、暖かいものが見たい」という人に
強くおすすめしたいです。

ペルーからやってきて騒動の末に
ブラウン一家の家族になった子グマのパディントンが、
故郷の育ての親ルーシーおばさんの誕生日に
贈り物をしようとアルバイトをしていたけれども、
盗みの罪を着せられ投獄されてしまうというあらすじ。

1もそうでしたが、2も練り込まれた脚本でした。
あと美術がまたもやよかった。
ブラウンさんのおうちや監獄の内装や、
特にポップアップブックの中の街を
おばさんと一緒に巡るパディントンのシーンが素晴らしかった。
それと、この監督の食べ物の撮り方が好きです。

誰に対しても丁寧な態度と言葉遣いで
分け隔てなくよい面を見ようとするパディントンは
確かにお子さんたちに見てほしいんだけども
私は見ている間、この映画がお子様向けって事は忘れてました。
それくらいどきどきした。

ラストばれ

SLに水泳にヨガに梯子にカーニバルのボール投げ、
前半で出てきた情報が、終盤にどんどん回収されますが
ヨガのところはふき出した。

相変わらずネタ女装が美女扱いですが、
あれはあの刑事さんのストライクゾーンが広いってことなんだろう(笑)。
でも中年男性の女装を蔑む笑いにしないのはいいですね。
ヒュー・グラント、体当たりの演技だなあ…(ドッグフードのほう)。

今回はブキャナンさんの救済もあって、
なんか愉快そうだったのでよかった。

エンドロールも楽しいので、最後までご覧ください。



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2018/01/24(水)

舞台かんそう
「なにわバタフライ」

戸田恵子さんがたった1人で演じる
ミヤコ蝶々さんの一代記。脚本は三谷幸喜さん。
ガラスの仮面のマヤが1人で演じるお芝居で、
いない筈の相手役の姿や、詳細な背景が見えて
観客が目をゴシゴシこする、まさにああいう感じです。

三谷さんの脚本と戸田さんの演技が
漫画みたいな非現実的な体験をさせてくれます。
再演されるのも納得の舞台。

強さの中にも愛らしさと弱さと愚かさがあって、
それが混ざって女性としての魅力になっているという描き方なんですが、
戸田さんが演じるとすごい説得力がありました。

音楽はマリンバと打楽器だけですが、
それが浮き立つような蝶々さんの気持ちや、
ヒロポンで狂った精神状態、踏切の音など変幻自在で
このお芝居にはこの音しかないと思えるくらいぴったりの音でした。
(蝶々さんは一時期ヒロポン中毒だったのですが、
ヒロポンって小柄な女性が1日40本打っても死なないんですね…)

内容ばれ

不倫関係にあった男性といるところに本妻が突然くるシーンは、
本当に男性と本妻が見えるようだった(笑)

その後、別の男性と結婚したけれど
その男性が若い女性と浮気し、まるでかつての自分と対峙するような
時間が歪んだようなシーンは脚本がよかったなあ…。

最後、3人の男性たちと話すシーンの蝶々さんは愛らしかった。
情が濃くて厳しいけど優しくて。








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2018/01/25(木)

(汚い話題注意)

げろ映画13本
(2017年に見た映画の中の嘔吐シーン)

・ピッチパーフェクト 室内女性
・素晴らしきかな人生 室内男性
・ネオンデーモン 室内女性
・キングコング 屋外怪物
・トレインスポッティング2 室内男性
・ガーディアンオブザギャラクシー2 船内グルート
・神様メール 屋外女性神様
・ボーダーライン 屋外男女
・銀魂 屋外女性
・コヴェナント 屋内男女
・スイスアーミーマン 屋外男性
・ローガンラッキー 室内男性
・パーティーで女の子に話しかけるには 室内女性宇宙人

2015年は多く(2015/12/30日記)、2016年は殆どなかったので
もしかして1年おきに嘔吐シーンの多い年が巡ってくるのかな?
相変わらず、酔っぱらって吐いている人は少ない。1人とか。





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2018/01/26(金)

映画かんそう
「エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に」

「6才のボクが、大人になるまで。」の
リチャード・リンクレイター監督。
野球強豪大学にスポーツ推薦で入学した主人公が、
専用寮に越してきて、個性的な部員たちと共に
新学期が始まるまでの数日間を、
酒とパーティーと女の子三昧をして過ごす…というお話。
特に事件は起こらず、遊んで飲んで性行為で終わります。
映画製作者ってなんのかんのいってナードが多いので、
ここまでジョックスの生活を皮肉なしに描いた作品は案外少ないかもしれない。
物珍しいので、へえーそうかーこんな風なのかーという気持ち。
みんな脳筋で(自覚はある)、ホモソーシャル的で、キャッキャしている。
先輩後輩の隔てはあるけど、東洋ほど厳格ではない感じ。
ホラー映画とかに出てくる彼等はたいてい、
ナードを脅したりいじめたりしているので、別の生物みたい。

内容ばれ

主人公は真面目な女生徒と出会い、
彼女はパーティーですぐにやれるようなバカ女たちとは違う!
って言うんですけど、結局なだれこむのは性行為で、
ちょっと、どう違うのよ(笑)とは思いました。

楽しい新学期が始まる…という終わり方だった。
しかしキングの小説では大抵彼等は
スポーツ選手にはなれず、金髪の嫁と若いうちに結婚し、
あまりよい仕事には恵まれず、
昼間からスポーツ番組を見てビールを飲んですごし、
子どものために教育費がかけられず、貧乏の連鎖が…
的な描写がされているのを思い出し、しょっぱくなりました。
反ジョック作品を見すぎて、
会った事もない彼等にすっかり偏見を持ってしまっている。









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2018/01/27(土)

色々感想

アクタージュ(ジャンプ新連載)
ジャンプではめずらしい演劇もの。女性主人公。
生まれながらにしてメソッド演劇法を会得している主人公は、
若手映画監督にその才能を見いだされ…という話。
ジャンプでガラスの仮面をやるんですね。がんばれ。

BOZEBEATS(ジャンプ新連載)
ジャングルブック+青の祓魔師という感じだなあと思って見てます。

舞妓さんちのまかないさん(サンデー掲載)
すーちゃんが月に2日しかないお休みの日に
どこに行きたかったかというと、
キヨちゃんがいつも買い物をしているスーパーなのでした…。
そして2人は一緒にスコッチエッグを作ります。
心の汚れた大人には考え付かないデートだった…。
尊いとはこういうことか…。

ていうかキヨちゃんがお休みの日は
誰か別の人を呼んで家事をしてもらうのではないのか。
夕飯は作らないといけないのか。大変だな。

波よ聞いてくれ(アフタヌーン掲載)
新興宗教団体に軟禁されて、通信手段が制限されたミナレさんが
何をしているかというと、絶好の休養のチャンスだからというので寝たおしている。
さすが強い。
あ、そうかミナレさんのタイプの男性って鶴竜だから、
美少年がハニトラに来ても痛くもかゆくもないのね。

オー・マイ・ジャンプ!
〜少年ジャンプが地球を救う〜(ドラマ)
今回はナルト。
ジャンプに恋愛はいらないという、地獄のテーマ。
ていうかラブコメの本数は増える一方ですよね?
総受ラブコメ、女性も好きな人が多いけど、
男性のほうが好きなんじゃないかと思う…。

相棒16
久しぶりの雛子先生。
議員を辞職して尼僧になるとかなんとか。
議員辞職がどう考えても物語上の悪手だったので、
なんとか復帰していただきたいところ。

エレメンタリー5
今シーズンは犯罪者の社会復帰がテーマなんだけど、
信じては裏切られ信じては裏切られの繰り返しで、
ホームズが暴行を受けた今回は、うわ…もう復帰なんかしなくていいよ…
一生塀の中にいるといいよ…って正直思った。
実際はもっとつらい道のりなんだろうなこれ。






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2018/01/28(日)

映画かんそう
「デトロイト」

キャスリン・ビグロー監督
1967年、デトロイトは放火や略奪の起きる大暴動のさ中で、
州兵を投入した警戒態勢にあったが、
警官に対する発砲が起こり、狙撃犯が潜伏していると思しき建物に踏み込んだ警察と州兵は、
中にいた黒人へ行きすぎた尋問を行い、結果として死人の出る事態となる。
実際にあったアルジェ・モーテル事件(Algiers Motel incident)を下敷きとした作品。

かなりきつい。
デトロイトの暴動の夜に閉じ込められたような気持になります。
夜が明けないんじゃないかとすら。

ピントを合わせ直したりするハンディカム風の演出が時々入って、
臨場感があるんですがちょっと目が疲れます。

私は監督のファンなのと、アンソニー・マッキーさん、ウィル・ポールターさんを見に行きました。
アンソニー・マッキーさんとジョン・ボイエガさんの、
可能な限り毅然とした、自分の尊厳を守ろうとしている演技には救われました。
彼等が原始的な恐怖と怒りむき出しの顔をしていたらますます悲惨だっただろうので。
ウィル・ポールターさんの演技は凄かった。特に計算を巡らせている時のおすまし顔が。
これでアカデミー賞の候補にならないとはどういう事だと思った。

ラストばれ

サイコパスがひどい事をしたという話だと、再発防止は比較的やり易いし
脳内では善悪二元論に落としこめるんですけど、
これはスタンフォード監獄実験と同じで
圧倒的に強い立場になって他人に加虐する事には愉悦があって、
その立場に立たされると多くの人間が誘惑に抗えないというケースで、
今後も世界中あらゆる場所で再度起こる可能性があるし、
再発防止もとてつもなく難しいという点がしんどいです。
(そういえば「es」という映画も、似たしんどさがありました)

どっちかというとボイエガさんへの取り調べが恐怖の駄目押しになった感あります。
ちょっと白い肌と金髪の人が恐くなった。

以前のビグロー監督なら、夜が明けた瞬間にふつっと終わって、
裁判の経過をテロップで流してエンディングだったのではないかという気がします。
観客は心がズタズタになったままデトロイトから放り出されたのではないかと。
でも彼の聖歌隊のエピソードと、警備員の視点で締めてくれたことで
多少救いがあった。甘くもなったけど。監督、ちょっぴり優しくなられた…?






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2018/01/29(月)

映画かんそう
「ダークタワー」

スティーブン・キングの大長編が原作。
塔の守護者であるところのローランドが、
塔を破壊するほどの潜在能力を秘めた少年を巡って
黒衣の男と戦うというお話。

孤高のガンマンのイドリス・エルバさんと、
冷血ラスボスのマシュー・マコノヒーさん大熱演です。
リボルバー式銃VSサイキック戦が熱い。
見所はガンマンの見せるスーパーリロードです。
どんなに集中して見てもどうやってるのか分からない。

お話は、やや厚みとディティールが足りなく感じられますが、
復讐に囚われたイドリスさんを
圧倒的実力差で弄ぶマコノヒーさんのシーンが何度も入り、
ツンデレ中年と少年の交流なども楽しめるので
これに5億点加点する方もいらっしゃるでしょうから、
あとは好き好きで。

原作ねたばれ

えっ…あれっ??これ何巻の話…?って最初思ってたのですが、
っていうか、キングのコメントなどを鑑みるに
何周目かのあとの最後の話ということでいいのかな…。
よかった、最後には解放されたんだな。

大半の設定はカットされて、それはまあ別にOKとして
エクスカリバーの設定だけが唐突に出てきて
「えっそこ!?」って思った。
そしてどの話でもスルー率100%の亀…。
ITの映画後篇で拾ってもらえるといいね。
おもちゃの亀とかじゃなく。

この小説こそ今はやりのユニバースってやつなので、
ちょうど「IT」がギャラクティカ大当たりしたばかりなんだし、
キングユニバースをやればよかったのに、
ちらっと看板で名前が出る程度だった…
って思ったけど「ダークタワー」は配給コロンビアで
「IT」はワーナーだった。ハイ無理解散。





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2018/01/30(火)

映画かんそう
「ザ・リング/リバース」

ハリウッドのサマラちゃんのリブート。
ガラクタ市で古いビデオデッキを買った大学教授は
デッキの中にビデオテープが入っているのを発見し
そのテープを再生してみるが、映っていたのは不可解な映像だった。
地元を離れて大学に通う彼氏と遠恋中のヒロインは、
突然連絡のつかなくなった彼を追って大学に乗り込むが
そこでは怪しげな研究がおこなわれていた…というあらすじ。

特に目新しい事は起こらなくて、
ベーシックな感じ。あまり怖くない。

ラストばれ

途中から「ドントブリーズ」になって困惑しましたよね…。
遺体を供養しても呪いは解けないねたは原作リスペクトかもしれないけど、
うーん、サマラを通じて死後の世界を科学的に解析するという
序盤のアプローチのほうが面白かったかもしれない。

比べて申し訳ないけど
「貞子VS伽椰子」って、上手いアプローチだったなと思う。

当たるホラーと当たらないホラーの違いがよく分からない。
「IT」のほうが面白いというのは、それは明白なんだけど
興行成績差が激しすぎて中間がないのが不思議。
notホラー民のひとも、恐ければ怖いほどいいのかな?
それともキャッチーさを求めているのかな?
ITのペニーワイズさんのようなカリスマが必要なのか。
幼女だとキャラが弱いのか。




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2018/01/31(水)

読書かんそう
「アルテミス」アンディ・ウィアー

「火星の人」(映画タイトル「オデッセイ」)の
アンディ・ウィアーさんの待望の2作目です。
次は月が舞台、女性主人公でケイパーものと聞いていたので
すごく楽しみにしていました。
コミカルな一人称を上手く訳して下さる小野田 和子さんが
火星の人から引き続き担当してくださって、
そして発刊が早くて嬉しかった!
阿漕な上下巻分冊を私は許すよハヤカワ!

幼い頃に月に移住したジャスミンは
敬虔なイスラム教徒であり腕のいい溶接工である父を持つ女性。
現在は配達業を営み独り立ちしている。
お金を貯めて、いつか住宅を所有する事を目指す彼女に
巨額の儲け話が舞い込むが、
それは彼女の命を危うくする危険な賭けだった…というあらすじ。

今回はド直球のSFでした。
おそらく最初から映画化を計算されていたと思うのですが、
無重力をいかしたアクションシーンがあって、
映像映えしそうだった。
でも同時に文章で表現できる魅力が若干狭まったように思えて
どっちが好きかといえば私は「火星の人」のほうが好きです。
でも主人公が非常に知能の高い人物で、常に前向きで、
ユーモラスで、そして登場人物たち全員が何らかのスペシャリストで、
大半が技術屋で、ぐいぐいと効率的に物事が進んでいく快適さは変わりないです。

月での人間の暮らしが、ウィアーさんの優れたシミュレート能力で
細部まで描きこまれるのにわくわくしました。

内容ばれ

液体が61度で沸騰するからコーヒーも紅茶も今一つとか、
食事は主に藻だけど、フレーバーなしのほうがましとか、
熟年夫婦が変化を求めて無重力セックスをしにやってくるとか、
時間についての取り決めとか、
月でのメッカの方向とか、
通貨が運搬された物品の重さと同義であるとか、
ああいうのが!
あとケニアの最大の自然資源が赤道だとか、
月での経済活動の隆盛衰退の理屈とか、
ああいうセリフにグッとくるんですよね…。

すでに映画化が決定している(たしか)ので、
この人を演じるのは誰だろうって思いながら読んでました。
ジャスミンはガル・ガドットさんしか思いつかないけど、
それは炎上では済まないことは分かる…。

ジャスミンが結婚を考えるくらい愛した男性を
親友の男性にとられて友情は終わってしまったけど、
元親友の男性はジャスミンとどうしても再び友達になりたくて、
ジャスミンも親友も、争いの原因になった男性のことを
大切に思っているというのが美しい三角関係だなと思いました。

子供の頃にジャスミンがメールで知り合った地球の男の子、
ジャスミンのせいで死ぬんだなとなんとなく思ってたので、
大団円でほっとしました。
結局登場しなかったけど妊娠した妹さんも幸せになってよかった。


















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