---------------------------------------------------------------- 2017/12/01(金) 杉本一文『装』画集〜横溝正史ほか、装画作品のすべて 昭和の頃の横溝正史さんの文庫本の表紙を 手がけておられた杉本さんの作品集が発売されて、 なぜ今!?でも買うしかない!と思って買いました。 どの絵も見覚えがあって懐かしいのですが、 わりとエロチックなものが多いのは、 当時は全然気付いてませんでした。 これはたぶん今だと無理だな…という表紙も結構あり、 そのへん面白かったです。 「ペルシャ猫を抱く女」は特に好きな表紙です。 当時あの黒背表紙の本を集めていたかたにおすすめ! ---------------------------------------------------------------- 2017/12/02(土) 色々感想 波よ聞いてくれ(アフタヌーン掲載) SF的な事じゃなくて、宗教団体かー! しかし既存メディアって動画サイトの実況に対し、 あそこまで暗くて熱い憎しみを持っているんでしょうか実際。 奥様は、取り扱い注意 わー、どうなっちゃうのー! でも綾瀬さんの旦那さんはこれ大丈夫なパターンだと思う! 息子の嫌いな色の服を着ていただけで嫁に注意するようなモンモンモンペ姑が、 浮気した息子を家から出て行くよう命じるっていうのは、 現実にはちょっと起こり難い出来事のように私は思うけど、 うんでもスカっとしますね。 広末さんが一番心配! たぶん旦那さんは反省して夫婦円満パターンだろうけど、 ここの夫妻は正直離婚してほしい…。 エレメンタリー5 殺人事件の共犯者探しをしていたホームズが、 主犯と会話している人物を読唇術で目星をつけて 携帯を掏ったら、その事件においてはシロだが 携帯のデータに監禁した女性を撮影した動画があって… という話だけど、めっちゃ尺が足りなかった! 友人知人の少ない移民女性を狙って、 移民局のデータから被害者を物色っていうのがめっちゃ怖かったし、 ものすごいデブの年寄りのおっさん加害者が 被害者の20代のスレンダーな女性に 痩せろって命令するのも怖かった。お前が痩せろ! 相棒16 あっ過去の相棒、モリアーティ路線で行くの!? コンビ時代は右京さん気付かなかったの!? それとも右京さんとコンビを組んだことにより闇堕…。 監獄のお姫さま 「行け!面!胴!」って…(剣道ものミュージカル) 女優さん、2.5次元のひとだったんか…。 ライブハウス規模のミュージカルで全国公演と言っても まあ4、5か所くらいだろうし、 全公演押さえたとしてチケット代+交通費+宿泊代、 1か月ひゃくまんえんかかるかな…? それにしても婚活サイトで寸借詐欺はすごいな。 女優さんコミュ力高いな…。 ツイン・ピークス The Return すごい、全然意味が分からなかった! 解説サイトを見たけど、解説サイトでも「正直分からん」って書いてあった! 美人妻と息子の待つ家に戻り、 ダイアンとモーテルで肉体関係を持ち、 ダイナーでセクハラをされているウェイトレスを助けて悪漢を撃つとか、 なんか突然男ドリっぽくなった…? コナンの春の新作映画…安室さんのお話みたいですね…。 そして脚本は純黒と同じ櫻井さん。これは革変が来る!ぴくしぶの…。 櫻井さん時々でいいので相棒の脚本も書いてくださいね…。 ---------------------------------------------------------------- 2017/12/03(日) ドキュメンタリーかんそう 「ハイパーハードボイルドグルメリポート」 テレビ東京放送の番組が、 ネットで期間限定で配信されていたので見ました。 リベリアの墓地で集団で暮らす元少年兵たち、台湾マフィアの幹部たち、 ロスのサウスセントラルで抗争中のマフィアたち、 彼等が何を食べているかを突撃レポートする番組でしたが、 このリポーターの人、よく生きて戻れたなあ…というのが正直な感想です。 撮るなって怒鳴られたりカメラを叩き落とされたり、取り囲まれたり…。 リベリアでは 魚を素揚げしてその油にラタトウィユてきなものをぶちこんで 横流しされた支援物資であるコーン粉を練ったものの上に載せるごはん。 オクラとパイプフィッシュのごはん。 ジャガイモの葉のカレー。 台湾では 牡蠣、フカヒレ、蒸しハタの甘酢あんかけ、渡り蟹の塩ゆで。 サウスセントラル(現サウス・ロサンゼルス)では ウチワサボテンの実にライムと唐辛子をかけたおやつ。 トルティーヤチップスに牛肉とチーズ、アボカドソース、 サワークリームチリソースを載せたナチョス。 オーガニックフライドチキンバーガーセット。 牛乳で煮てから揚げる、おばあちゃん自慢のフライドチキン。 ジャガイモ、トマト、タマネギと煮込むミートボールシチュー。 などが出てきました。 気になる物価ですが、リベリアの元少女兵士だった女性が、 売春1回で稼ぐお金が200円なのに対して、 カレーライスが150円なのは詰んでると思いました。1日3食がむずかしい。 (元少年兵たちは路上で携帯ひったくりなどをして稼いでました) でもリポーターの人にカレーを分けてあげたりして、 なんかその親切が徳になって彼女にラッキーを呼び寄せるといいなと思います。 こういうケースで、 「貧しい国の方が今の日本が失ってしまった人情云々」は 絶対に言いたくない私は。 あとマフィアのオーガニックチキンバーガーセット、 900円もした。モスバーガー的な店なんだろうけど、 日本より物価高いし、マフィアの構成員のほうが 私より高いものを食べてる…いや、日常的に食べてない可能性もあるけど。 ナチョスは700円。 食べ物じゃないけど、マリファナは4g4000円。 ロシアAK47が120000円。 ビールにトウガラシ粉を入れるメキシコ式の飲み方は ちょっと真似てみようと思いました。 ---------------------------------------------------------------- 2017/12/04(月) 映画かんそう 「鋼の錬金術師」 荒川弘さんの同名人気漫画を実写化した映画です。 デビルマンや実写進撃を越えるとか、事前に騒がれていたほどではなかった。 内容はエルリック兄弟の生い立ちの説明が少しと、 タッカーの話を中心に、 賢者の石を使ったホムンクルス軍団計画と、ハクロ氏や ラスト、エンヴィー、グラトニーの3人を適度にアレンジして 味方側のいいエピソードをちょいちょい混ぜつつ オリジナルの結末で締めるという感じです。 ホムンクルス3人は結構良かったし、 ラストは色っぽくてとりわけ良かった。 タッカーはどう見ても神戸のハンター邸に住んでいる大泉洋さんで、 素敵なご自宅が羨ましかった。 焼死体の出来がよかった。 終盤に意味のない移動が何度かあるのが気になったのと、 あと主役が激高して大声を上げたり物を壊したりするシーンが ちょっと多いのではないかと思った。 全体的にもう少し色調を補正したら、 コスプレ感が薄れたのではないか。素人意見だけども。 余談 この映画の監督が偉いのは、 ボッコボコに叩かれても「原作が大好きです。 実写化できて嬉しいです」という態度を崩されない所。 私は作品の出来と製作者の人格は別物であるという主義ですが、 「いや、待てよ、作品の出来がいまひとつのアレだった場合、 印象は製作者の人格に左右されるのではなかろうか…」と今回思いました。 例えばどうしようもない芸を披露した人物が 「俺様の至高の芸術が分からない奴はバカ!脳みそ破裂させろ!」という態度と、 「自信はないけど頑張ります!これが好きです!」という態度だった場合、 腹立ち加減はどうなるかという話。 (ちなみに前者でまず私が思い浮かべるのは実写進撃です……) ---------------------------------------------------------------- 2017/12/05(火) 映画かんそう 「パーティで女の子に話しかけるには」 今年の変わった映画第3位。 (NO1スイス・アーミー・マン、NO2シンクロナイズド・モンスター) 宇宙人とパンクと青春と、冴えない青年と美少女の恋。 鬱憤を抱えてパンクにのめり込む青年エンは、 悪友2人とパーティにもぐりこむが、 場所を間違えたらしく、集まっているのは奇妙な人物ばかり。 そこでエンは個性的な謎の美女、ザンと出会う…というあらすじ。 物語の末端は風変わりだけど、骨子は古典的ラブロマンスだと思います。 1977年英国、誕生したばかりのパンクにすごい吸引力があった事は分かりました。 英国音楽、パンクについて詳しい人はより一層楽しめそうです。 宇宙人の表現が前衛的なので、 以前だったらカルト映画に分類されてそうだけど、 時代が変わったのでシネコンで上映された。 内容ばれ ナンパ目的で行った主人公の悪友が、 美女をゲットして有頂天になっていたら、 いつの間にか尻を開発されていて噴いた。 エル・ファニングがめっちゃかわいく撮ってあって、 全シーンかわいくて、ゲロを吐いているところですらキュートなんですが、 主人公はシーンによってやつれやクマが目立って、 男の顔なんかどうでもいいんだよ!という監督の意志を感じました。 キスしたら妊娠しちゃった!っていう設定およびPVみたいなシーン、 え…いやちょっとむりです…って私は我に返ってしまったんですが、 普通のお客さんたちはどうだったんだろう…題材にしてはわりと人が多かったけど。 原作について 原作はニール・ゲイマンの同名短編。 ナンパ目的でパーティーに行って、 なんだかちょっと変わった女の子が多いなと思いつつ 奥手の主人公がぎこちなく女子とお喋りしていると、 美人と2階に消えてた悪友が逃げるぞ!って パニックになって走ってきて、訳も分からずその家から遁走する、 という話。 宇宙人の集まりにうっかり混ざってしまった世にも奇妙な物語とも、 男子にとって女の子は宇宙人みたいなものという暗喩話とも受け取れる。 なので映画の80%くらいがオリジナルです。 この話が収録された短編集「壊れやすいもの」の 「翠色の習作」と「スーザンの問題」が好きで、 前者はシャーロック・ホームズのパスティーシュ、後者はナルニアの二次創作です。 「翠色の習作」は意外な結末系なので検索はしない方がいいし、 ホームズの登場人物はしっかり把握しているのが望ましいやつです。 ホームズファンにおすすめ。 ---------------------------------------------------------------- 2017/12/06(水) 舞台かんそう 「子供の事情」 作:三谷幸喜 2017年夏上演の舞台劇です。衛星放送で鑑賞。 三谷さんの小学生の頃の思い出、という体裁で、 10歳の子供なりの悪巧みや、嘘や、こだわり、友情、 そして悩み、駆け引き、が描かれます。 時々噂にのぼる人物が誰なのかという、 ちょっとしたミステリ要素もあります。 歌あり踊りありの楽しいお芝居でした。 鋼の錬金術師と、この舞台と、探偵はBarにいる3を連続で見て、 どれも大泉さんが重要な役で出てらっしゃるので、 ともかく大泉さんは上手いなあという事が分かった。 ほかには林遣都さん、天海祐希さん、小池栄子さんが出演されています。 最初のうちはエッ10歳!?エッ!?って思うんですけど、 段々みんな10歳に見えてきます。 内容ばれ 林遣都さんが三谷さん役なんですが、 「僕は三谷幸喜」というツカミでドッカンドッカン受けて こいつは卑怯だ!(笑)って思いました。 しかし最後、ジョーのおうちの秘密と、憧れの人のことをばらして 明るく終わっていたけれど、 邪魔な人間を罠にかけて追い落とす手際とか、 易々と信頼を得て良心の呵責なく利用し尽くす冷酷さとか、 これは生来のもので改心するとか大人になったら直るとかじゃないね… って思いました。 大人になってもアニキが監視してほしい。 名前を使ったミスディレクションにはニヤリとさせられた。 キャプテン・アメリカのページを更新しました。 ---------------------------------------------------------------- 2017/12/07(木) 映画かんそう 「探偵はBarにいる3」 北海道札幌市を舞台に、私立探偵と大学生の助手が活躍する シリーズ3作目。今回監督が変りました。 助手の高田の後輩から、失踪した女子大生の恋人を探してほしいと 依頼を受けた私立探偵は、彼女が所属していたモデル事務所に 調査に行くが、そこが斡旋していたのはモデルではなく、 売春する女性だった。その件をきっかけに、 2人は大きな事件に巻き込まれていくというあらすじ。 PG12がとれ、前2作よりちょっとマイルドになって、 コミカル度が増した。 酒と煙草とススキノと、オンボロ車と、歓楽街の人々、 訳ありの女と探偵…という路線は変更なし。 内容ばれ 今回はすごい強いイケメン格闘家が出てきて高田くんと一騎打ちなんですが、 見た瞬間「むりだ!強い!」って分かっちゃう高田くんが可愛かった。 このシリーズは基本男性のための物語なので、 女性は聖女か娼婦か母親の、黄金3点セットなのですが、 でもそろそろつらいものがあるので、できたらアップデートしてほしい。 エンドロール後にもう1シーンあります。 (絶対あると思ってたし、内容も絶対これだと思ってた…) ---------------------------------------------------------------- 2017/12/08(金) 映画かんそう 「ザ・ギフト」 新居に引っ越してきた夫妻は、 夫の同級生だったという男と偶然出会い、 彼と交友するようになる。 最初は親切そうだった男の態度は徐々に変化し とうとう夫は絶縁を宣言するが……というあらすじ。 タイトルは、男が夫妻に贈る幾つものプレゼントから。 あらすじと予告を見る限り、サイコパスさんからのプレゼントが どんどんエスカレートして、最終的には飼い犬の首とか、 奥さんの手首とか入っちゃうやつだな…って思ってたんですが、 大分違いました。 ホラーではなく、サスペンスでもなく、うーん、 地味に嫌な感じを味わう映画? オチばれ どっちかといえばサイコパスは夫のほうで、 夫は過去に被害者の人生をメチャクチャにするようないじめを行っていて しかもそれを全然反省しておらず、今でも平気で嘘をつく、 倫理観の低い男だというのが分かります。 妻ちゃん気付かなかったの…? 彼の復讐は、私は、やってない派で、 なぜなら「いい人にはいい事がなくちゃ」というセリフが、 本心からのものに見えたから。 そして妻ちゃんは始終一貫して彼に同情的だったから。 でも夫の価値観からすると、自分なら絶対にやってるから、 相手もやってるとしか思えない訳で、うまい復讐だなと思います。 DNA鑑定は妻ちゃんに拒否られるだろうし、 どっちにしろ捨てられたからね。 あとで知ったけど、いじめ被害者くんが監督兼任なんだな。 ---------------------------------------------------------------- 2017/12/09(土) 色々感想 進撃(別マガ掲載) エレンが「駆逐」という単語を口にするのがひどく懐かしい。 相互理解のようなものが出来上がった上での、あえての殺し合い。 死にたい人の多い物語。苦しい。 仮面ライダービルド 何となくそうじゃないかとは思ってましたマスター…。 でもあれだ、たぶん悪人でもないんでしょう? 奥様は、取り扱い注意(最終回) 旦那様は公安かー。西島さんが公安のドラマは全部繋がってるのかな? 夫婦喧嘩で格闘になって、奥様の投げる陶器を割れないようにキャッチして、 非難されたら「気に入ってるんだよ!」って言ったり、 奥様の顔に打撃が入ったら思わず「ゴメン」って言っちゃうのかわいい。 広末さんも本田さんもよかったな…。 本田さんの浮気旦那の処遇は軽すぎると思ったけど、仕方ないんだろうな。 映画化が決定したそうです。スペシャルドラマ化、あとシリーズ化も検討中とか。 そのせいか、曖昧なラストになっちゃったのはちょっと残念だけど、 視聴率がよかったのは嬉しい!最終回14.1%! エレメンタリー5 ピエロの扮装をして人を怖がらせていた男が殺される、という事件だけど、 「IT」封切り時に実際ピエロの扮装の男が多数目撃されているので それが元ネタかな? ところで事件とはあんまり関係ないのですが、 待ち合わせの5分前にドタキャンするシーンがあって、その謝り方が 「本当にごめんなさーい!今度食事しましょう!絶対よ!じゃあね!」 てきな軽い感じで、理由が仕事とはいえありえない!って思いました。 ニューヨーク全体的にこんなんなのか、人種の違いなのか、 私が厳しすぎるのかどっちだ…。 相棒16 途上国での武器売買に関する復讐譚。 スペシャル的な内容だったなあ。 監獄のお姫さま えー!女子刑務所では釈放が近くなると 女性刑務官とお部屋で同棲の真似ごとみたいな事をして、 電化製品の使い方やモバイルの使い方を学ぶの!? オリジナル百合創作のかた、題材にしたらいいんじゃないかしら。 予告で姫の母が「諸悪の根源」って先生に責められてた。私もそう思う…。 精霊の守人 最終章 いつの間にか始まっていて、1話目を見逃したのですが 再放送でなんとか首の皮繋がりました。 しかし前回の話全然覚えてない…なんかすごく飛んでるような…という感想。 今週サンデーで連載スタートした漫画、 ジャンプ読み切りで全く同じ話を同じ絵で見たことある… って思って検索したら、同じ作者さんが同じ話を描き直していたのでした。 蒼穹のアリアドネ(サンデー) 月光のアルカディア(ジャンプ) 実績ある八木教広さんだし、小学館と集英社は 同じ一ツ橋グループだから可能なのかな?と思いました。 でも新しい話を1から考えた方がよかったんじゃ。 ---------------------------------------------------------------- 2017/12/10(日) 映画かんそう 「オリエント急行殺人事件」 監督・主演 ケネス・ブラナー 40年ぶりくらいの再映画化。 豪華キャスト、列車の美しい内装、小道具とくに食堂車のぱりっとしたクロス、 洒落たカトラリー、丁寧に作られた食事、 列車内を俯瞰で撮影できるセットや広角レンズを使った、凝った画、等々 なんとなく懐かしい古き良き大作映画という感じの作品でした。 あと列車旅行に出たくなる。 登場人物の年齢や関係性にちょっぴり改変あり。 あと登場人物が減りましたが、別に問題はないです。 感情面に訴える演出に特化してましたが、現代風で良いと思います。 ケネス・ブラナーのポワロも違和感なかった。 (原作の初期の設定では小柄で細身) 名優の方々がネームバリューに恥じぬ仕事をなさっていて、 とくに終盤の犯人のかたとポワロさんのやり取りは非常にいい演技で、 オリエント急行を何度もみてる私でも結構泣きました。 内容ばれ 冒頭のラビと神父とイマームの事件、私でも犯人が分かったというか、 全財産賭けてもいいというか、彼が犯人じゃなかったら オリエント急行どころじゃないよと思いました(笑) 突然マーベル映画のような鋭いアクションが始まって、 なんぞ!?ってなりましたけど、 中の人が私でも名前を知っているダンサーさんでした。 すごい回転のキックだった…。 綺麗な構図や画面がいっぱいあったんですけど、 特に終盤の横一列の並び、 冒頭の列車の外側から車窓の内側の登場人物を1人1人映していくシーン、 ラストの、ポワロさん視点の食堂車に配置された登場人物たち、 立体絵画という趣で見応えがありました。 人物が窓に映ったり、カッティングガラスを通して複数に見えたりする絵も良かったなあ。 ナイル殺人事件に続くという引きでしたが、実際続編の話はあるようです。 わー、出来れば見てみたいです。 情勢的にロケが無理ならCGでいいので! ---------------------------------------------------------------- 2017/12/11(月) 映画かんそう 「否定と肯定」 実際にあった、アーヴィング対ペンギンブックス・リップシュタット事件の映画化。 アメリカのホロコースト研究家の教授がその著作の中で、 とある英国人歴史家をホロコースト否定論者でその主張はでたらめだと指摘するが、 英国人歴史家が名誉棄損で訴えたため、英国の法律に則って 彼女は英国人歴史家のホロコースト否定論が虚偽であると法廷で証明しなければならなくなる。 ホロコースト否定論者のひとがほぼ完全悪として描かれています。 本人が見たらどういう気持ちがするもんだろうこれ。 彼の手口は、虐殺を生き延びた証言者たちを追求し、 ささいな記憶の欠落を責めたて嘘つき呼ばわりし、 ガス室は死体を消毒する場所だったと強固に主張するというもの。 自身の人種と性別が自尊心に直結していて、 ヒトラーの思想が自尊心の養分となっているため、それを否定されると死ぬのかな? という推理が可能でした。映画内の設定では。 彼が裁判に勝つことはあってはならないので、非常にハラハラした。 マーク・ゲイティスさんとアンドリュー・スコットさんの SHERLOCK組が出ている。 判決の結果ばれ 人種差別主義、女性差別主義、ヒトラー崇拝、声のでかいオッサンという ある種の役満みたいな人物を かしこい人たちが社会的に拳で叩きのめす映画なので、 とてもすっきりする。そういうエンターテインメント。 しかしこんなに脇が甘くて負けの見えてるオッサンを放置しておくということは、 少なくとも1996年の時点ではホロコースト否定論者やネオナチには組織力や財力がないのだな… と思ったけど、この映画の元となったリップシュタット女史の手記を見ると、 アーヴィング側に4千人を越える資金提供者がいたとのことで、ヒエーとなりました。 中には著名人もいて、手記では仄めかしてあったので、 映画でも最後に字幕で流してとどめをさしたらいいのに、とは思いました。 しかし優秀な拳となった最高の弁護団を 長期間にわたり抱える費用は莫大で、勿論それは教授個人に払えるものではなく、 出版社や大学や、裕福な支援者、おそらく多くはユダヤ人から支払われたのだけども、 忘れてはいけないのは、悲劇はどんどん風化するし、 ある日突然なかった扱いになるかもしれなくて、 お金がなければそれを食い止めるのは難しい事。 この映画とは関係ないけど、 たとえばホロコースト関連映画の本数と アメリカ先住民虐殺に関する映画の本数の差にも それは表れていると思う。 あと結果的に学術の正当性の可否を裁判所で争う事になったのは少々危うい。 法的には、誤った事実を本人が信じていて、 それを言い散らす分には何の問題もないが故に、 事実を知りながら故意に歪曲していた証明が必要だそうで、 裁判の終盤にちょっとヒヤリとするシーンがあるんですけど、 インチキ治療にインチキ健康法、ウソの歴史、有名人に関するデマ、 あらゆる妄言がすぐにネットで拡散される現在、 なにか法を補助するシステムが必要かもなあと思いました。 それにしても旗色が悪くなるとすぐに話題をずらして、 相手が答えに詰まると「完全勝利!」って宣言するメソッド、 万国共通なんだな。どこかに教科書でもあるのか。 ---------------------------------------------------------------- 2017/12/12(火) 同人誌時代とこのサイトを合わせると20年ほど、 人様の作品に対して良かったとか悪かったとか好き放題述べていますが、 つい最近、大学生さんがツイッターでつぶやいたミステリー小説の感想に、 作者本人が大激怒し、その学生さんの大学の学力&偏差値から都道府県のdisから ボッコボコに貶してちょっと炎上したのを見掛けて、ヒエ…ってなりました。 恐かったのは、私が見たところその学生さんの感想は 全然作品を悪く言っているようには見えなかったというか、 私の普段書いてる悪口のほうが10倍くらい酷かった事で、 やばい…出身大学叩きくらいでは済まない…殺される…と思いました。 そういえば私の感想って、最近では老化した自分のための覚え書きなんですけど、 元々は、時間もお金もそんなにはないから全部は見られない… っていう人のために、映画や小説や漫画を絞る指標になればいいなと思ってのものでした。 あまり作者のかたに見られるとかは考えてなかったなあ。 個人の感想ですって書いておけば大丈夫かな? (いや、大丈夫じゃないんだろうなきっと…) ---------------------------------------------------------------- 2017/12/13(水) 映画かんそう 「仮面ライダー平成ジェネレーションズ FINAL ビルド&エグゼイドwithレジェンドライダー」 仮面ライダービルド、仮面ライダーエグゼイド、 仮面ライダーゴースト、仮面ライダー鎧武、 仮面ライダーフォーゼ、仮面ライダーオーズが共演する豪華映画です。 仮面ライダービルド世界は突如出現した謎の壁によって 日本が3つに分断されているので、他のライダー世界と設定が合わせにくく、 並行世界設定が採用されました。 主人公回りのカプへの配慮が素晴らしく、 特にオーズの2人が好きだった人は絶対見るべき映画です。 うっわー!まじかー!ここまでやってくれるのかー!わー! って感じにフォーカスされてました。 むかし並行世界研究をしていた悪い大槻ケンヂが 並行世界同士をぶつけようとするのをライダーが阻止する話ですが、 まあ正直大筋はどうでもいいというか、 やっぱりライダーの皆さんが格好いい。 あと脇役の皆さんもいい味。 特におなりと社長による息の合ったコントは大変良かった。 猛烈に忙しいだろうに出演してくれるとか さては福士蒼汰さん滅茶苦茶いい人だな!?って好感度爆上がりでした。 一列に並ぶとその腰の細さはどういう事だよ…ってなった。 鎧武って最終回で何か別世界で超人的な存在になってたと思ったんですが、 なんで釣り人みたいな恰好してるの…? 並行世界は時間の流れが違うってくだりで 小さき人たちが飽きてざわざわし始めたので、 ああいう説明は変顔とかしながらのほうがいいのではないかという気がした。 ドライブとウィザードが抜けてるのは何でだろうとかちょっと気になりますが、 全体的によいコラボ映画でした。 ---------------------------------------------------------------- 2017/12/14(木) TVかんそう 「小林賢太郎TV9」 今回のゲストは大森南朋さん。 「リバーシブル探偵」 「ずがいこつ」 「説得」 「屋上太郎」 「合成家族」 などのプログラムがありました。 内容ばれ 「説得」は、相撲の形式で説得が行われる競技のようで、 脱退しようとするボーカルギターをドラムとベースが 必死で説得するが、レコード会社が乱入してきて…という内容。 ラーメンズのコントだったらたぶん離婚する夫婦とか、 漫画を実写映画化したいTV局とか、 巨大ロボに乗りたくない少年とか、 色々続いただろうなという感じでした。 リバーシブル探偵は、謎のバーの美女と謎の鍵屋の男が 実は同じ人間だったという話ですが、 公式で小林さん女体化きた…と思いました。 女性版の小林さんを演じるのは壇蜜さんです。 「お姉ちゃん」って呼ばれる小林さん…すごくいい…。 今回のお題「失敗」はごめんなさい、いまひとつです。 ---------------------------------------------------------------- 2017/12/15(金) 読書かんそう 「クマにあったらどうするか アイヌ民族最後の狩人 姉崎等」片山龍峯さん 大正時代に北海道に生まれ、 12歳から77歳までずっと猟師をやってこられた 姉崎さん(故人)のインタビュー集です。 熊について、犬について、アイヌの猟の習慣について、 知らなかった事ばかりで楽しかった。 タイトルの、熊にあったらどうするか、ですが やはりよく言われるように絶対に逃げてはいけなくて、 仁王立ちして熊を睨んで、動かないほうがいいようです。 熊は人間が自分のテリトリーに侵入してきたと考えて怒っているので、 怒りが静まって逃げていくのを待つ。 運悪くのしかかられた時は、口を開けた瞬間に 腕を突っ込んで舌を掴み、引っ張るか押し込むかして 助かった人がいるらしい。 しかし普通の人には無理ですよねたぶん…。 そうそう、最近の熊は鈴やラジオの音を恐れないけども、 空のペットボトルをベコベコ鳴らす音は不気味に感じて避けるそうです。 熊は頭がよくて、人間が足跡をつけてくるのを知っていて、 偽の足跡で誘導したりするそうです。 あと遊ぶのが大好きで、子熊と人間が相撲をとったりするときは 爪や牙を使わないで遊ぶそう。 でも連続で負かされると怒って爪を使ってくるので 負けてやる必要もあるとか。接待プレイ(笑)。 私が昔、熊の冬眠について読んだ本では、 止めフンは、尻から寄生虫が侵入するのを防ぐと書いてあった気がするのですが、 この本には肛門が収縮して使えなくなるのを避けるためだろうと書いてありました。 春になったら止めフンを出さないといけないのだけども、 3mは飛ぶそうですよ。見たいような見たくないような。 熊に猟を教わったと語るだけあって、 姉崎さんは熊との共存を可能だと考える人。 一度人間の味を覚えた熊は別として、 普通の熊は人間を自分より強いものと思っていて、 常に警戒して避けようとしているのだと仰っています。 あと、母はアイヌ父は和人で、どちらの社会でも差別を受け、 子供の頃から家計を支え、従軍し、1人で猟を続けた姉崎さんの人生がすごい。 熊との共存は不可能だと考える作者による 「熊が人を襲うとき」も近々読んでみるつもりです。 ---------------------------------------------------------------- 2017/12/16(土) 色々感想 エレメンタリー5 息子が殺された事件の捜査を2014年から何度も ホームズに依頼しようとして断られていた男が、 とうとう時効を前にしてカフェの店員を人質にたてこもり、 ホームズに事件解決を要求するという話。 マフィアの収入源がメープルシロップっていうの面白かった。 メープルシロップ高いもんね…。 相棒16 スペシャルでもないのに冠城さんが刺されたー!! 先週の海外での悪事の話とかもだけど、 お正月SPはいったいどうするの!?って思います。 監獄のお姫様 話が現在に戻ってきたー!! プレ裁判が始まったー!! 来週どうなるんだろう、みんな捕まってほしくない。 姫のお母さん、見ていてつらい。若い頃は父親の、 成人してからは夫の言う通りに生きてきて、 それでずっと上手くいって周囲からも褒められてきたんだろうな。 十二大戦(アニメ) 次週最終回。シリウスそっくりの牛の戦士が お酒飲めないと分かって萌えが増しました。 結局あの角はどういう仕組みなのか分からないまま死んでしまった。 ネズミの子の能力ずっと気になってましたが、 あらゆる選択肢から自分に有利なものを選択できる力かー。 現実を望む通りに変えてしまえるハルヒやスカーレットウィッチ程ではないですが、 地味に強いですね(どう選択しても死ぬルートしかない場合もある)。 来週は中村光さんが漫画化されたあの話をやるのかな? パートスリーズ(ジャンプ読み切り) 原案:西尾維新さん 作画:河下水希さん 切られた三つ編みが晒される事件が発生。 誰も髪を切られていないのに、どこから三つ編みを調達したのかという HOWが面白かった。WHYは河下水希さんっぽいオチ。 火ノ丸相撲(ジャンプ掲載) ちょうど外国人横綱の話をやっているところだったのですけど、 なんとなく元々予定していたお話とはちょっと細部が違うのではないかという気がする。 現実がこういう流れだと、外国人横綱のことあまり悪くは描けないだろうし。 シューダン!(ジャンプ掲載) 仕切り直しのために高校生になったと思ったんだけど、 これはもしや丁寧なフィナーレなの? これまでの少年漫画だったら確実に ヒロインは男子と一緒にサッカーを続けられなくて マネージャーとしてみんなのサポートに回る流れだったろうけど、 サッカーをするために主人公チームとは離れて、 女子サッカーチームに入るところとか、新しい!と思ってました。 キャプテンがイケメンになってる! 「金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿」のコナンバージョン 「犯人の犯沢さん」が12月18日コミックス発売。 今週のサンデーに1話が載っていました。 同時期に同じような企画が立ち上がるのがちょっと面白いですね。 今週から名探偵コナンが長期休載に入りました。 ---------------------------------------------------------------- 2017/12/17(日) サンデー連載中の「舞妓さんちのまかないさん」の 最新話が青森名物チンチンアイスについてだったのですが、 アイスの形状を見てすぐに この夏行った秋田の名物ババヘラアイスを思い出して 「どっちかがどっちかのルーツでは?」って思って検索したら そんな簡単な話ではなかった。 チンチンアイスはシャーベット系、ババヘラはアイスクリーム系で味が違うそうです。 それにしてもなぜ寒いところでアイスが名物になるんだろう。 チンチンアイスとババヘラの比較および東北のアイスの分布 http://gozou.nicomi.com/ph/goods/chirin.html そしてババヘラは長崎のチリンチリンアイスの系譜ではないかという説があり、 このあたり全国の同系統のアイスのルーツを 写真付きで解明すると面白いのではないかと思いました。 長崎のチリンチリンアイスと東北のアイス http://d.hatena.ne.jp/gust_notch/20130304/p1 ---------------------------------------------------------------- 2017/12/18(月) 映画かんそう 「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」 シリーズ8作目です。 並々ならぬフォースの資質を持つレイは 隠遁していた伝説のジェダイ、ルーク・スカイウォーカーの元を訪ねるが、 彼の態度は冷たく、ジェダイは消えるべきだと主張、レイの話に耳を貸さない。 一方、レジスタンス一団は度重なるファースト・オーダーの追撃に 壊滅的な被害を受け、ついに追い詰められる……というあらすじ。 前作JJからチェンジして今回はライアン・ジョンソン監督。 「LOOPER」を撮った方です。 ダブルヒロインものは地獄のように揉めて 争いは10年以上続き、あたりは焦土と化すという事を 一部のオタクの人はよく知ってらっしゃると思いますが 今回の3部作のヒロインはどちらもかわいいので両方応援してしまいますね。 危険な力と傷付いた少年のような心を持ったカイロ・レンと 子犬のようなつぶらな瞳をした気さくなフィン。 前作JJはどちらかといえばフィン推しでしたが、 ジョンソン監督はあからさまにレン推しで、 レイロ以外は認めないという力強さでグイグイきました。 というのはまあ半分冗談ですが、カイロ・レンの印象は随分変わりました。 (でも八つ当たりで備品壊すのやめような。そういうの本当よくないよ) 内容ばれ なんかやたら格好いい武器を持ったプレトリアンガードを ぶっ倒していく2人、レイの雄叫び、格好良かった。 ローブの塵を払う、ジェダイマスター・ルークの煽りも、 血のような赤土の演出も格好良かった。 師匠が出てくるとこれまでの威厳が消えて途端に若者っぽくなるルークかわいかった。 新登場のポーグ、もうこの、何億か稼がせていただきますというデザイン、 分かってらっしゃる…こわい…。 そして「鼠が鳥で小遣い稼ぎかよケッ」って層にも、 「いやいや、あなたたちも大切なお客様ですよ…」というブラックジョークの目配せ… 勤勉というか大変だなと思います。 BB-8さんは先輩の貫録で、かわいいの飽和状態でした。 かわいいといえば、恐る恐る手を伸ばす孤独な子供2人、 どちらも互いを必要としているけど、 どうしても手に入れられないレンとレイ、かわいかった。 強大な能力を持つ陰と陽の2人、その愛憎って話は、これまで男2人が多かったけど、 男女でやるのかな?もしかして世紀のラブロマンスになるのかな? スノークさんが、「レンでは私に勝てませんし?レンの心はお見通しですし?」 って言った直後にブッスリ殺されてびっくりしました…。 えー!お前…そんなに弱かったのかよ…。口だけ番長かよ…。 やっぱレンのこだわりの仮面をdisったのはまずかったよ… 「ふざけた(ridiculous)仮面」とか言っちゃったもんな…。 (それとももしかして死んでないのかな…?) あとレイの両親が普通のひと?だったのも驚いた。 ラストで明かされる重大な秘密があるんだと思ってた。 これはどうかと思う点(大満足派は読まれない方がよいです) 特攻・自己犠牲が有効な攻撃方法であると示すシーンが2回あるのに 3回目だけ否定してそれを尊いもののように演出するのは「???」だった。 大人も先生も師匠も失敗をするというあれなのは分かるので 殺してしまおうと魔がさして夜中に弟子の寝室まで行ったまでは許容範囲ですが、 自分の悪かった部分を伏せて話をして印象操作するのはどうかと思った。 ある日突然弟子が悪に目覚め、従わぬ他の弟子を殺して逃げたって語ったけど、 それは随分全容とは違いますよね? そんなルークは見たくなかったし、そんなジェダイ・マスターも見たくなかった…。 むしろその件で己を恥じてジェダイマスターを廃業して、 レイちゃんに告白懺悔してほしかった。 いやこれまでのジェダイ・マスターも相当あれだったけど、今回は無理だ。 カジノ潜入エピソードが今回全く無駄筋だった。 むしろ輸送船での脱出計画が漏れる結果になって レジスタンス数十名とか下手すると百名とかの命を奪った。 失敗が成功を産むというセリフがありましたが、それに人命をBETするとなると、 ファースト・オーダーと比べてレジスタンスが平和的理知的な組織だとは思えなくなる。 そして自分の意に沿わない組織を、武力で威圧して従わせようとした男 (命令違反2回目)に降格以外の処罰を与えないレジスタンスグループはあかんと思います…。 あとホルド提督は作戦の全容を参加者に説明すべき…。 EP9冒頭で、ダメロンが独房にぶちこまれていて処分待ち、 DJが物語に深くかかわってきて成功の鍵になるのなら納得する。 あらすじの問題点 レジスタンスの一団を、ファースト・オーダーが攻撃してくる→ レジスタンス側の攻撃隊が全滅するが残りの1機の自己犠牲的な攻撃により撃退 実は追跡装置を仕込まれていて、ファースト・オーダーの大軍に攻撃される→ レイア・オーガナ将軍意識不明の重体 ファースト・オーダーの大軍さらに攻撃してくる→ レイアの代理のホルド提督の特攻で助かる 古い基地施設に逃げ込んだレジスタンスを包囲するファースト・オーダー→ ある人物が命と引き換えに死守 という風に敵の攻撃が繰り返され、そのたびに誰かがメガンテを唱え、 レジスタンス側の反撃はことごとく上手くいかず、どんどん人数が減っていくので ストレスが溜まります。MMFR形式の話ってやっぱりすごく難しいんだよ。 というかファースト・オーダーくんたちは なんで小分けにしてチョコチョコ来るの?バイトが集まらないのか? 総括 もう何年前から言ってるか分からんですが、 ジェダイの資質を持って生れた子は、その代償に情動不安定なところがあるので、 能力の消去を求める者のためにその資質を消す方向の科学技術も開発すべきでしたね…。 飲んだら1日中眠いけど、フォースのこと何も感じ取れなくなったよ!みたいな薬とか(花粉?)。 あと現時点でファースト・オーダーは別に銀河支配している訳でもない、 地方のなんかイキった集団だった筈なので、一方的な虐殺を動画に収めて 動画サイトで配信してはどうか。ないのかな宇宙YOUTUBEみたいなの。 あとレイちゃんが白のワンピースを着て戦いに出たら即オチ1コマだと思うよ…。 ---------------------------------------------------------------- 2017/12/19(火) 映画かんそう 「DESTINY 鎌倉ものがたり」 幽霊や魔物と人間が共存する鎌倉。 ミステリー作家一色正和と結婚した亜紀子は、持ち前の大らかさで、 霊や河童や貧乏神がひょっこり姿を現す日々に慣れ始めた。 しかしある日、トラブルから魂が体から抜け出てしまった亜紀子は… というあらすじ。 山崎貴監督作品。 予告がいまひとつだったのと、 山崎監督の「永遠の0」「STAND BY ME ドラえもん」 どっちもだめだったので、この作品も合わないだろうなー… と思っていたら、案外面白かったです。 一色先生が警察の顧問になっていて殺人事件の推理をしたり、 (原作ではむしろこっちがメイン) 幽霊申請とそのしくみ、夫を日露戦争で亡くした謎のお手伝いキンさん、 人間も利用できる魔界のマーケット、夜市など、 細々した日常パートが良かったのでした。 ラスト30分が予告で推されていた黄泉パートなのですが、 盛り上げようとする意図がやや露骨ながら伏線回収もあったりして、 上映時間129分が長くは感じられませんでした。 ラストばれ 堺さんは安定の堺さんだし、とと姉ちゃんの高畑充希さんは役柄に合ってたし、 全ての邦画に出演なさってる國村さん、るろ剣で翁をやっておられた田中泯さん、 出番一瞬だけど存在感のすごいムロツヨシさん、堤真一さん、薬師丸ひろ子さん、 役者さんの層が厚かったです。 安藤サクラさん演じる、ざっくりしてそうで案外ケアの細やかな死神が印象に残りました。 死んで不安な時にああいう人が来ると安心できそう。 鎌倉の人は死ぬと江ノ電に乗ってあの世に行くという設定が素敵です。 関西だとどうだろうって考えたんですが、JRしか思いつかない(笑)。 とりあえず滋賀京都大阪和歌山奈良兵庫がカバーできるし。 (もはや出勤となんら変わりない) やや皮肉っぽい見方をすると、 金麦嫁を彷彿とさせる、男性ドリームの詰まった嫁なのですが、 (原作だと年齢差、約10歳、中の人だと約20歳) でもまあ世間慣れしない無垢な嫁を旦那が守って大切にし、 他のモブにも求愛されて取り合いになって困っちゃうという女性ドリームも、 きちんと組み込まれているので、win-winでいいじゃないのと思います。 あ、でも1つだけ言わせてもらうなら、 男性の肩に愛おしそうに頬擦りする猫のような仕草、かわいいですけど ファンデーションのがっつり載ったあの状態でやると、 スーツも和装も即クリーニング、しかも一刻を争う状態になります…。 男性の方は憶えておいてください…。 (一瞬触ったくらいは大丈夫ですけどあれはアウト) 貧乏神はラストで来るだろうと思ってましたがまさかあれとは。 あと両親の伏線とキーホルダーの伏線もよかった。 キーホルダーに関しては、もしかしてタイトルは嫁じゃなくて、 一色先生と奴の話なんじゃないの…?って思いました。 ---------------------------------------------------------------- 2017/12/20(水) 最近あったディズニー社の大作映画の評価が割れていて 色々な人の意見を読むのが楽しく、あちこち見て回っていました。 絶賛派も否定派も意見が食い違っている訳ではなく、 絶賛派は欠点を好意が上回り、 否定派は好意では欠点を凌げなかったという印象です。 ところでその映画の、あまりの容姿叩きの多さにびっくりしたんですが、 娯楽映画の登場人物は過去、美しくてスリムな若い白人の男女に偏りすぎていた傾向にあり、 時折美しくない男性、若くない男性、スリムではない男性が主要人物として登場しましたが、 その辺が限界でした。 ディズニーは人種、容姿、年齢、体型、性別を完全に平等にするつもりなんだなあ… ってぼんやりと思ってたんですが、今回本当に容姿叩きがすごい。 (日本語しか読めないので国内のみの話です) 女性は容姿が優れていない男性が画面内にいても特に何も言わない人が多いと思いますが、 男性は容姿の優れない異性を見ると脳に苦痛物質でも分泌されるのかという熱心さです。 映画の感想より、美人を褒めるより優先される理由は何? 誰かその心理について本とか書いてないの…?知恵袋に回答ない…?って検索したのですが、 なかったです(笑) コンプレックスの強いひとが自分の優位性を示すためにやる、とかはあったけど なんか違う気がするんだよな…。 「臭かったら臭いくらい誰でも言うだろ?」って意見は見掛けましたけど、 道端で変な匂いがしたからって、それをわざわざネットに書くかな?いい匂いもしたのに? 私は物語に登場するクズを叩く傾向にあるけど、それはこういう人物はクズであるという情報を拡散し、 共同体からの排斥を促し、自分に危険が及ばないようにする防衛本能だと思う。たぶん。 何かをするのは理由があるからだと考えるほうですが、 実は理由などなく、単に楽しいからかもしれない。楽しいかな…? この話とは関係がないですが、ディズニーの娯楽映画が平等を目指しているとして、 一番難しいのが性指向だと思います。全年齢映画の場合、 子供に同性愛者を見せてはいけないと考える宗教、国があり、PG指定がかかるからです。 ---------------------------------------------------------------- 2017/12/21(木) 先日ゲーム全般で遊ぶ会に参加する機会がありました。 ■街コロ(日本・ボードゲーム) 自分の街に森林や工場やカフェや電波塔や、様々なものを造り、 収入を得てさらに増設するゲーム。 ■あやつり人形(フランス・カードゲーム) 1周するごとに王や暗殺者、侵略者、泥棒などの役職に就き、 資産を増やし、建築物を建てる。 ■ペンギンパーティ(ドイツ・カードゲーム) 手札を持って順番に、末広がりのタワー状にカードを並べていくゲーム。 カードはペンギンの種類によって色分けがされていて 同じ色のカードでなければ上には載せられないので、 人の持つカードの色を置けないよう妨害し、自分の手札を全部置けば勝ち。 ■ブラフ(ドイツ・ボードゲーム) 各自いくつかのサイコロを持って振り、その結果は隠し、 全体で何の数字が何個出ているかを予測するゲーム。 予測合戦に負けるとサイコロを失い、ゼロになると負ける。 ■ニムト(ドイツ・カードゲーム) 1枚ずつカードを場に置いて行くゲーム。 必ず場にあるカードより少ない数字を置かなければならず、 なおかつ縦に並んだカードの6枚目を置いた者は その列のカードをすべて引き取らなければならない。 引き取ったカードに書かれた牛の数の総計が多いものが負け。 街コロは分かりやすくて、ゲームしながらルールを覚えられたし、 あやつり人形はカードが美しかったので自分の国の建造物を眺めているだけで楽しめた。 ペンギンパーティーはペンギンの皆さんが人生エンジョイしてらっしゃる絵で、 とっても可愛いので、惨敗してもにこにこしていられました。 ブラフは負けるとサイコロが減ってますます全体の予測が難しくなり、 まるでリアルな人生の転落のようだと思ったり。 ニムトはトータルで百頭近い牛が集まって、本当の牛だったら売ってぼろ儲けだなあ… などと想像しました。 なんか自分の老化を激しく自覚できて楽しかったです!(笑) ルールがなかなか覚えられなくて、あと自分の手札もすぐ忘れる! 自分の手札を勘違いした手を打ったり、自分の筋を自分で潰しちゃったりして、 支離滅裂なプレイヤーだったと思います。 まるっきり初心者なので、たぶんちょっと手加減してもらったのだと思う…。 手札がよかった回は勝てたりもした…。 ---------------------------------------------------------------- 2017/12/22(金) 少し前に3月のライオンダイニングに行って、 あこがれの「甘やかしうどん」と 「三日月堂ふくふくだるまアイス」を食べてきました。 どちらも良心的な価格で好感が持てました。 「おいしいもの」→「すっごくおいしいもの」→「超おいしいもの」 で有名な、唐揚げと温泉タマゴのっけカレーがなかったのは惜しまれますが、 作中に出てきたメニューを食べられて大満足でした。 キャラクター系の飲食店って 私はどちらかと言えば、絵や人名が付いた食べ物や飲み物よりも 作中に出てきた飲食物の方が嬉しい派。 そういえば、HiGH&LOWに出てくるロッキーさんというひとは、 子供の頃DV父が家庭を支配し、特に母と姉を虐待していて ある日とうとう2人は首つり自殺をしてしまい、 以来ロッキーさんは女を虐げるやつ絶対殺すマンになったのですが、 その母は死ぬ前に現金と焼きそばをロッキーさんのために残しておいてくれます。 少年のロッキーさんは母姉の遺体の横で焼きそばを食べるのですが、 その焼きそば、今年の夏に汐留日本テレビであったイベント、 「HiGH&LOW THE BASE」で販売されたそうです。 そうそう、そういう作中に出てくる食べ物を…食べたいんだよ…たぶん…。 いや、ちょっときついかな…さすがHiGH&LOWやで…。 ---------------------------------------------------------------- 2017/12/23(土) 色々感想 今週はジャンプとサンデーと相棒がお休み。 監獄のお姫さま ハッピーエンドで大満足、尺もぴったりの最終回でした! すごいビッグな証拠見落としですけどね! ゴローの動機とか、姫への憎しみとか、最後まで印象的なドラマでした。 諌山先生が12月1日のブログにこのドラマの予想を書かれていて、 それが見事最終回展開で、さすがあ!と思いました。 「はじめまして、姫」ってセリフにジーンときた。 「どんなに若くてかわいい子も、いずれはおばさんになる。 でも、かわいいおばさんは、もうおばさんにならない」 「彼女たちは姫を助けようとしている。でも俺の姫は、馬場カヨだ。 いや、どのおばさんも、みんな誰かの姫なんだよ」 っていう、のぶりんのセリフもよかった…。 (いやおばさんっていっても小泉今日子さんだから!姫で当たり前だと思うけど!) のぶりん馬鹿だけど馬鹿じゃなかった…。 クドカンのドラマは終わるころにはキャラクターみんな友達のように感じられて とっても寂しくなるんですけど、今回は特にそうです。 クズのゴローですら名残惜しい(彼、真正のクズですけど、 発狂して女性を怒鳴り散らしたり暴力を振るったりはしないし、 すぐ乳首立っちゃって笑われたりしてどこか憎めないんですよね。絶妙なキャラクターでした) 特に満島ひかりさんの先生にもう会えないとか悲しい…。 エレメンタリー5 実況中のゲーマーが殺される話。 ゲーマー業界が実況とゲーム大会で規模拡大して、 今ではEスポーツと言われていて、 世界レベルで才能のある人物の契約金は 1億円とかそういうレベルなのか知らなかった。 しかもスポンサーもつくのかすごいな。 あと新しい海路を開いて莫大な利益を得るために、 先祖の土地を守るイヌイットを追い出したい人が、 そういう目的で動物愛護団体を使って アザラシ猟の残虐性を訴えてやめさせるという話だったが、 アザラシ猟をやめないならお前たちは滅んでしまえとか言っちゃう類の、 動物愛護精神にあふれた人は実際いそうだな…と思いました。 あとガラのよくない土地の学校では ギャングの卵みたいなのがウヨウヨいて、 気に入った女は本人の意思関係なく暴力で自分のものにするので 女子が学校に通うのは結構ハードで、でも近親者にギャングがいたら 目をつけられても話を通してもらえる…みたいなの、法治国家じゃないみたいだ。 この3つの話を45分ほどでやるのはすごいなと思う。 ---------------------------------------------------------------- 2017/12/24(日) 舞台かんそう 「デスノート THE MUSICAL」2017年再演 今年の夏に上演されたデスミュが衛星放送で放映されたので見ました。 ライトのダブルキャストで、初演は柿澤勇人さんバージョンを見ましたが (初演時のかんそうは2015/11/20日記に書きました) 今回は浦井健治さんで。浦井さん似てる…漫画のライトに…。 ライトのお父さんだけ配役が変わりましたが、 基本同じ脚本、同じ演出で、 でも私の記憶違いでなければレムミサの百合度が増しました。 出会いからして「顔が近い顔が近い顔が近い!」って思ったし、 途中何度か「あれ!?キスするの!?しないの!?どっち!?」 って思いましたよ。 リュークのメイクは断然今回の方がいいです。 以前のはあっさりめだったので、普通の酔っぱらいみたいだったのです…。 カーテンコールで、Lが銃をバキューンと撃つ真似をして、 ライトが「ウッ」って撃たれたジェスチャするのかわいかった。 小池徹平さんは大阪出身かー(笑)。 ---------------------------------------------------------------- 2017/12/25(月) 舞台かんそう 「カジャラ#2『裸の王様』」 今回の出演者は久ヶ沢徹さん、竹井亮介さん 菅原永二さん、辻本耕志さん、そして小林賢太郎さんです。 演目は RIFUZIN オフィスシリーズ 考える人 バニーガード 裸の王様〜春夏秋冬〜 「RIFUZIN」はボクシングっぽいノリで、 いかに理不尽な事を言うか競う競技。 「オフィスシリーズ」は会社コント。 「いーよ。俺はいーよ」が頭の中でグルグルします。 童謡「ピクニック」、映画「亜人」でも使われていたけど 最近何かブームなのか。 「考える人」はPOTUNENっぽい。 「バニーガード」はバニーボーイが護衛をしてくれる会社の話。 大吟醸さんが出てきました。名前が出た段階で客席がザワッってした。 でもラーメンズのコントのキャラクターがカジャラに出てくるのは ちょっと意外な感じ。 「裸の王様」は、4人の王様の話。 なんとなくツイッターでものすごく流行する4コマ漫画みたいな 物語だなと思いました。 一番好きなのは「バニーガード」です。 大吟醸さんのお父さんの月桂冠さんが道場破りに来て、 互いに技を尽くして戦うんだけども、 なんだかバニーボーイの極意ってスパダリ合戦みたいで、 勝敗もよく分からないのでした。 ---------------------------------------------------------------- 2017/12/26(火) 漫画かんそう 「セトウツミ」全8巻完結 (1〜5巻のかんそうは2016.7.24) (映画版の感想は2017.6.15) 川辺で高校生2人がずっとお喋りをしているだけの漫画。 怒涛の完結をしたので、誰彼かまわず薦めてまわりたい気持ちでいっぱいです。 めっちゃよかった。 ラーメンズ好きな人、「ピンポン」のペコとスマイルの関係が好きな人、 キレキレのギャグの好きな人、伏線回収が好きな人におすすめ。 (ただ関西弁と、チャンピオンっぽい絵柄が苦手な人は無理かもです…) 作者の人、頭いいし、すごい真面目な人なんだと思いますたぶん。 これから読むつもりの人は内容について検索とかしないほうがいいです。 ちなみに現時点ではamazonくんの8巻の評価は 35人全員星5でしたよ!いやさすがにそのうち割れるだろうけど…。 ねたばれ…? 瀬戸くんが格好良すぎて、ほんまもうこれ…って感じです。 2人にずっとあの場所でぐだぐだやっていてほしかったとも思うので、 そこを残念がる人の気持ちも分かるんですが、それでもいいラストでした。 ハツ美ちゃん何者!?ってくらい大活躍だったんですけど、 「たぶんモディリアーニのモデルの人も、モディリアーニの話 聞いてられへんかったんやと思うわ」ってセリフが好きです。 謎の多いおじいちゃん、 人生はマラソンのようなもの、っていう喩えはありがちなんですけど、 休憩しすぎると、ゆっくりと追いかけてくる人食いの怪物に食われる、 っていう話、何を喩えてるのか分からなかった。 けど絵が恐いのとこの話題とくにオチがなかったので不気味だった。 バルーンさんの話は、おお!ってびっくりしたけど、 5万円おじさんまで組み込まなくてもいいのよ…とは思いました(笑)。 5巻のなんでも否定する人の話、 「そうそう、まず否定する癖を持ってる人っているよな…」っていうのと、 あと内海くんが実演するのを見て「案外難しいなこれ…」って思って、 上手く喋ってた内海くんが破綻するところを見て「結婚しろよお前たち…!!」 ってなりました。 社会人になって一緒に暮らし始める、べつに付き合ってはいない 瀬戸と内海の二次創作を読みたいような読みたくないような(笑)。 まずはネットカフェかレンタルコミックとかで8巻まで読んでみてください。 途中まで読んで「合わないな…」と思っても最後まで読んでください。 (一歩も引かぬ構え) ---------------------------------------------------------------- 2017/12/27(水) 世界に100とちょっとしかないミシュラン三ツ星のお店が なぜか日本に20店以上あるので、これは行っておかないと損かなー? って前から思ってたんですが、 予約が結構大変で、去年末から2、3回断られて、 今年の9月頃に、「12月の土日で空いている日はありますか…?」 という聞き方をしてやっと押さえられたのでした。 お料理は大変素晴らしかった。 「これ1品作るのに4時間くらいかかりそう…」 っていう手の込んだ、細工の綺麗なお料理が次から次へと出てくる。 途中の舌休めにシャーベットが可愛い器で出てきたりして、 飽きさせない工夫もありました。 自分のお金でおいしいものを食べるというのはいいものです。 お店の格式もさすがというか、 お庭が立派だったし、下足番の人は横溝映画に出てきそうだったし、 配膳のかたは和装の立ち居振る舞いが美しかった。 動画に撮って学びたかった。 というかネットで和食のマナーを勉強し直しました(笑)。 いままで知らなくて間違っていたことを学べた…。 お食い初めで親族一同いらしているお部屋があって、 「三ツ星料亭でお食い初め…!!!!」って思ったんですが、 この予約の取れなさといい、不景気関係ない層というのも確実に存在する。 ちなみにそのお店は、基本小さな方は入店できないしきたりだそうですが、 お祝いごとに限りOKなのだそうです。 ---------------------------------------------------------------- 2017/12/28(木) 映画かんそう 「バーフバリ 伝説誕生」 2015年のインド映画。 インドの歴代興行収入最高額を記録したそうです。 (wikipediaより) 漠然とバリの映画なんだな…と思っていたのですが、バーフバリは人名で、 インド映画でした!マハーバーラタにインスピレーションを得たとのことですが、 どの部分がそうなのかは、よく分かりません。 簒奪者が支配する国に、運よく生き延びていた王子が戻ってきて、 囚われの母と国を解放する!という、神話などで鉄板のパターンです。 前篇なので後篇に続きます。後篇は明日から公開! 予算がすごかったのも納得の、3万人のエキストラ! 象!雄大な自然!ダンス!合戦!というダイナミックな映画でした。 映画の前半は、バーフバリが惹かれてやまない滝の向こうの国に戻り、 なぞの女闘士と恋に落ちるパート、 後半はバーフバリの父王の半生です。 内容ばれ シヴァガミというキャラクターがおもしろくて、 立場的には王の兄の妃なんですが、 政治的手腕で王の代行を任される事になり、 王の子であるバーフバリ(主人公父)と自分の息子のうちどちらが王に相応しいかという選択で、 公平に選んでバーフバリを王だと決めるんですよね。 普通この手の映画だと政治代行を任されるのは王の兄で、妃は出てこないか または自分の息子を王にしようとするモンペという役割が多いですけど この人は赤子であるバーフバリ(主人公のほう)を守って死にます。 インド映画界にも若干ポリティカルコレクトネスの波が来ている? 剣奴のカッタッパが好きです。モテモテおじいちゃん。 ---------------------------------------------------------------- 2017/12/29(金) 映画かんそう 「PUSH 光と闇の能力者」 ポール・マクギガン監督。能力バトルディストピアもの。 超能力者を軍事利用目的で狩り集め、人体実験を行う組織に父を殺された主人公は、 微弱な念動力を持っており、香港で潜伏して暮らしていた。 ある日、未来予知能力を持つ少女の訪問を受け、主人公の生活は一変する…というあらすじ。 念動力者に未来予知能力者、他人を洗脳する能力者、匂いで相手の状況を察知できる能力者、 能力者から物体を隠蔽できる能力等々、少年漫画の能力戦を映画にしたような世界が展開します。 主人公はクリス・エヴァンス、予知能力者の少女がダコタ・ファニング。 導入部はスタイリッシュで謎めいていて雰囲気抜群です。 香港の市街地も、とっても妖しく美しく撮れてる。 超能力戦も、派手なCGはないなりに工夫が凝らしてありました。 ただ、ラストは若干「俺たちの闘いはこれからだ!」的というか、 3年くらい連載して自然死した連載漫画っぽさがある。 掲載誌はジャンプ。 内容ばれ なんか細部がいいというか、 序盤で政府のスニファーが主人公の歯ブラシをガメていったり、 主人公が外から帰ってきたらまず手を洗っていたり、 そういう描写がなんとなく好ましいんですよね。 主人公の能力が絶対的に強大なものでなく、 銃とか念動力で操るより、手で扱った方が 明らかに確実なところとかも良かったです。 香港、5回行ってるんですが、ロケ地がどこか全然分からないです(笑)。 ごはんおいしそうでした。 ---------------------------------------------------------------- 2017/12/30(土) 色々感想 波よ聞いてくれ(アフタヌーン掲載) 「宗教家なのに比喩表現が下手だなんて」 ってミナレさんじゃなくて瑞穂ちゃんの心の声なのね…。 うん、確かに地味に致命的な気がする。 スタッフがおいしくいただきました(ゲッサン掲載) WEBにて「こぐまのケーキ屋さん」をものすごい勢いで連載中のカメントツさん、 かわいいし萌えるし楽しみに読んでいるのですが、御病気のこともあり、 あんな勢いで漫画を描かれて大丈夫なのかな…と心配でもあります。 今回は兵糧丸を食べてみる回だったのですが、 夢で食べる食べ物みたいな無の味という表現にとても心ひかれました。 犯人の犯沢さん(サンデー掲載) 米花町が、殺人事件が起こりまくりな故に不動産の大半が事故物件というネタが良かった。 ていうかあの物件が3万2千なら私が住むわ! 大丈夫、犯沢さん…あれくらいで挫けて人殺しとかできるの…? BIRDMEN(サンデー掲載) アフリカの呪術医見習いの子、仲間になるかな? 中東の王族といい、週刊少年バトル漫画では結構珍しい人選。 参考資料が集まりにくいせいではないかと思う。 Dr.STONE(ジャンプ掲載) パクチーにライム絞るとコーラの香りになるの!? ふしぎ!? あと抗生物質を作る25の過程、以前ざっと説明がありましたが 全然覚えられない。 鬼滅の刃(ジャンプ掲載) 切ってもくっつけて復活する系の敵の首を、 抱えて思いっきり走るっていうの、 いのすけくん頭いいと思います。 ラグビーというスポーツが発生しそう。 少年法のコロ(ジャンプギガ掲載)原案:西尾維新さん 未成年の犯罪に対して厳罰を課する法が整備された世界で、 少年探偵として名を馳せるコロを主人公としたミステリ。 即ジャンプで連載可能な気がした。 「学糾法廷」とやや似てるけど、西尾さんだけあってネームが強い感じ。 ジャンプと間違ってジャンプギガ買っちゃったんですよね…。 いや、表紙見て下さいよ…急いでると間違えますよこれ…。 宝石の国(アニメ・最終回) 絶望の入口くらいで終わりましたが、原作未読派は これで訳が分かったのだろうか…。 成長したフォスが無邪気で未熟だった自分を苦く懐かしく感じる演出、 良かったです。 エレメンタリー5 アメリカ人犯罪者がイギリスの刑務所に入ると酷い目にあわされるそうです。 え?でもどうして。 痕跡を残さず消え去る殺人犯の比喩として、 日本で信奉される怨霊のようにという感じのセリフがありましたが、 英語のゴーストとニュアンスが違うんだろうか。 Jホラーの影響で概念が輸出されてるのかな。 来期の戦隊が、「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー」 とのことで、アイディアを出した人は天才じゃないかと思うんですよね。 楽しみです。 対称的に来期のプリキュアは子育てがテーマで 「おかあさんとしてのプリキュア」を描く「HUGっと!プリキュア」だそうです…。 いや…私、男性監督が家事労働をする女児の描写にめっちゃ気合入れてるアニメ全般、 正直気色悪い…って感じる方なのでちょっと不安です。 見てみない事には分かりませんけど。 ---------------------------------------------------------------- 2017/12/31(日) 今年のベスト映画・小説・色々です。 (私が今年に見たり読んだりしたものなので、新作とは限りません) (諸事情により感想を書いていない作品もあります) 今年見た映画は154本、小説は12冊。 ■映画 「スパイダーマン ホームカミング」 展開の早さ、シーンの合理性、ミスディレクション、ヴィランの性格設計、 ポリコレ配慮、登場人物の好ましさ、主人公のかわいさ、全て申し分ないです。 アメコミ映画のひとつの完成形だと思った。 同じく総合力の高い映画に「ダンケルク」「モアナと伝説の海」「KUBO」、 人は選ぶけど「ザ・コンサルタント」「お嬢さん」「女神の見えざる手」も好きです。 何を食べたらそういう発想になるの?という映画は「神様メール」「スイス・アーミー・マン」です。 ワースト映画は、「RE:BORN」です。お好きな方はすまん。 でも「RANMARU」や「探偵ミタライ」も奮闘したと思う。悪い方に…。 ■小説 「自生の夢」飛 浩隆さん SFってこういう高次元の殴り合いが見たいから読むんだよ…という1冊。 ■ドラマ 「SHERLOCK」シーズン4 「PERSON of INTEREST 犯罪予知ユニット」シーズン5 「貴族探偵」 「監獄のお姫様」 「奥様は、取り扱い注意」 ■アニメ 「鉄血のオルフェンズ」2期 ■漫画 「セトウツミ」 「ヒャッケンマワリ」 「金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿」 「Dr.STONE」 「約束のネバーランド」 「鬼滅の刃」 セトウツミは去年のベスト漫画なんですけど、 去年評価してた部分と今年評価してる部分が違うので2年連続…。 下3つはジャンプ新人枠ですが、毎週面白くてすごいです。 いやー、数えても数えても終わらなくて、映画見すぎぃ!って思いました。(笑) みなさまよいお年を! ---------------------------------------------------------------- |