8月日記

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2017/08/01(火)

毎日暑いですが、なぜか突然「ヤンソンの誘惑」が食べたくなりました。
昔日記に書きましたがヤンソンの誘惑はアンチョビを使った、
めっちゃ簡単で失敗なく出来るスウェーデン伝統料理です。
(冬に食べた方がおいしいと思います)
それで必要不可欠なアンチョビの缶詰を買いに行くわけですが、
以前は数種類アンチョビを置いていた輸入食品屋さんに行ったら
そこにアンチョビはなく、代わりにオイルサーディンが5種類くらい置いてあります。
私は「あれ…?オイルサーディン=アンチョビって事?
そもそもオイルサーディンとアンチョビの違いって何だっけ…?」
と分からなくなって、グーグル先生に聞きました。
お答えは、オイルサーディンには味がついてないからアンチョビの代わりにはならん!
とのことでした。
田舎なので日常あまり使われない食材を売っているお店は少ないのですが、
大きいスーパーでやっとアンチョビを見つける事ができました。
しかしその隣でズラズラ並ぶオイルサーディン。
缶詰界にもトレンドがあって、アンチョビは滅びかけなのかな…?
と思いました。
(ちなみにグーグル先生の検索予測で「オイルサーディンをアンチョビにする方法」がありました/笑)
(塩と醤油をぶっかけな!ってことらしいですが、いよいよ入手できなくなったらそうしてみます)
できあがったヤンソンの誘惑は満足のおいしさでした。しょっぱいカロリー最高です。




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2017/08/02(水)

映画かんそう
「ザ・マミー 呪われた砂漠の王女」

「みんなやってるから俺も俺も!」と
ユニバーサルが「ダーク・ユニバース」を形成しました。
よしもう充分だ!これ以降はユニバース形成禁止だ!
今後はドラキュラやフランケンシュタイン、オペラ座の怪人などを
ユニバース内でリブートしていく予定のようです。
記念すべき1作目はミイラ男。主演トム・クルーズ。
監督、脚本家さんの過去作品はそれなりに見てるのですが、傾向は読めず。

アメリカ軍所属のトム・クルーズは、配属された紛争地帯で
遺跡から金目のものをチョロまかして売りさばくというあくどい副業を持っていた。
イラクでいつものように相棒と遺跡探しをしていると、偶然貴人の墓を発見する。
しかしそれは、エジプトで恐ろしい罪を犯し、封印された王女の墓だった…というあらすじ。

呪われた王女役は「キングスマン」で義足のアサシンを演じたソフィア・プテラさん。
エジプト風のメイクと扮装がとっても似合ってました。
トムめっちゃ脱ぐし、全裸シーンとかあるし、悪しき存在を研究する謎の組織が出てくるし、
ホラーっぽいシーンもあるし、アクションもあるし、ロンドンの街を砂嵐が襲うし、
ラブロマンスもあるし、色々頑張ったんだなと思う。

関係ないけどジキル博士やオペラ座のファントム、ドラキュラの登場人物などが集って
壮大な冒険をするという内容から、
2003年の映画「リーグ・オブ・レジェンド 時空を超えた戦い」を思い出す。
あれは透明人間やドリアン・グレイ、トム・ソーヤ、ネモ船長とかも参戦してた。
面白そうな設定の割りに大ヒットはしなかったけど…。

ラストばれ
あれ?BL勝利じゃありませんか?
やたらあのひとずっと出てて、「いい女だな」とか「女は諦めろ」とか
トムの周りをウロウロして、親切だなとは思ってたんですが、
あっハイ…っていう。
でも彼がいなかったら切なすぎる終わりだったので、BLエンドでよかった。
でももしかして、トムずっと若いままなのに彼は老いるんだろうか…。

プロディジウムは今後のユニバース作品に登場するのかな?
ジキル博士がハイド氏と比べて善良なようには、特には思えなかったけど、
うんまあフューリー長官と同じレベルくらい…。

今日は長岡大花火大会でフェニックス打ち上げのネット生中継を見て、
相変わらず極楽の底が抜けたような絢爛豪華な様相にぽかーんとしてました。






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2017/08/03(木)

映画かんそう
「秘密 THE TOP SECRET」

清水玲子さんの漫画を実写化したものです。
死者の脳から生前の視覚を抽出しデータ化できる技術を元に
犯罪捜査をする捜査機関「第九」。
室長の薪には、過去に連続猟奇殺人犯の脳を見た親友が自殺するという
悲劇的な過去があった。
彼と共に一家惨殺事件を捜査する新人の青木は、
やがて異常な事件に巻き込まれていく、というあらすじ。

父と娘の異様な関係を描いた事件と貝沼の事件2つを合体させてあります。
貝沼がイケメン化したので最初誰か分からなかった。
監督はるろ剣を撮った大友啓史さんですが、
残念ながらあまり成功した実写化とは言い難く
敗因は何だろうと後半ずっと考えていました。
原作が、異常で悲惨な事件を少女漫画手法と美しい絵柄で
ふわっと描いてあるのに対し、
同じあらすじを青年漫画手法でドロっと重く撮ったのが悪手だったのかな?
あと2つの事件をあんなにダラダラ引っ張るくらいなら
4つくらいの事件を使ってサクサク進めた方がよかったのではという気がしました。

貝沼ばれ
貝沼の脳を覗いた人が次々おかしくなったのって、
残虐殺害ナウを幾つも見てシンクロしちゃったせいじゃなかったっけか…。
映画版だと、薪さんLOVEだぜ…という事実にびっくりしておかしくなったように見える。
そこは別に驚かないというか、出会いのシーンからハハーンって気付くと思うんだけど、
監督の意図はどうなんだろう。

映画とはあまり関係がないですが、
女性向け二次創作で、統率力のある人物が姫受け化されるのは数限りなく見てきたのですが
姫受けキャラクターが、統率力のある普通の人物化されるのは珍しくて真顔になりました。
結局のところ繊細さの匙加減と、攻にあたる人物の関心と好意の量、2点が肝要なのだな。
ここのところを調節すれば、女性向け、一般向け、
自由自在に変えられるのではないか。そんな気がします。







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2017/08/04(金)

漫画かんそう
「金の国 水の国」全1巻
岩本ナオさん

諍いの絶えないA国とB国を仲裁するため、神は
「A国は国で一番美しい娘をB国に嫁にやり
B国は国で一番賢い若者をA国に婿にやりなさい」
という神託を下す。
しかしA国とB国のへそ曲がりの国王は、
それぞれ猫と犬を婚礼に送りだし、
猫を嫁に貰う羽目になった青年技師と、
犬を婿に貰う羽目になった王女は、
異国から来た配偶者が動物だったことは
黙っておこうと決意する。
ある日偶然から彼等は出会い…というファンタジー漫画です。

根っからの悪人というのは存在しない世界で、
装飾品や建造物が丁寧に描きこまれており、
1冊完結という点でも、ちょっと絵本のような印象の漫画です。
あと食べ物がおいしそうで、犬&猫がかわいい。
青年技師のナランバヤルと王女のサーラは、
どちらも応援したくなるいい人で、
彼等の距離が徐々に近付いていく展開には胸が絞られます。

内容ばれ
育ちがよくおっとりしたサーラ姫が大酒飲みっていう設定がおもしろいです。
ナランバヤルを侮辱されて、飲み比べ勝負を受けて立って、
圧勝してしまう流れ、じーんとしました。

あと国の名前、A国B国ってものすごい投げっぱなしになっている所に、
面白そうな漫画の匂いを感じます。
ここで凝りに凝った長い名前が付けられていると、若干引いてしまう(私は)。

岩本ナオさんは「町でうわさの天狗の子」の作者さん。
後半で止まっていて、完結篇を読めてないのを思い出しました。

試し読み
http://www.cmoa.jp/bib/reader/main.html?cid=0000116463_jp_0001&u0=1&u1=0&rurl=https%3A%2F%2Fwww.cmoa.jp%2Ftitle%2F116463%2F



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2017/08/05(土)

色々感想

Dr.STONE(ジャンプ掲載)
抗生物質のためにまずは製鉄チャレンジ。
1からオーブントースターを作ってみたという本でも、
製鉄の部分でかなり難航して、結局電子レンジを改造して製鉄してましたけど、
科学技術を一切使用できないとなるとそうかー「ふいご」かあー!!
そういえばジブリ映画でも踏んでましたよね、ふいご。
何十時間も踏み続けるのか…きついな…。

舞妓さんちのまかないさん(サンデー掲載)
お正月の間しか身に付けられない装飾品、稲穂かんざし。
http://ameblo.jp/ginza-kanameya/entry-11055027565.html
スゥちゃんのかんざしの鳩に目を入れたのは、
はっきりとは描かれてないですがキヨちゃんですよね?
えっ。両想いになれるって…。
えっ。

戦姫絶唱シンフォギアAXZ(4期)(アニメ)
そういえば、最近教えてもらったんですが、
ヴィラン3人娘のうちの1人が男性声優さんらしいですね。
知ってれば、ああこの子かーって分かるけど、
知らなかったら全然気付かなかったろうと思います。

プリキュアアラモード
25話「電撃結婚!?プリンセスゆかり!」
凄すぎたのではないか。
女王様受け、へたれ攻め、わんこ攻め、突然のデレ、
陰陽カプ、襲い受け、等の概念をまだ知らない女児には刺激が強すぎたのではないか。
伝説の百合回すぎはしないか。
(異国の王子が突然出てきてゆかりさんにプロポーズ、強引に彼女を連れ去ろうとする王子に対して
本人の意思を尊重しろと止めるあきらさん、しかしなぜかゆかりさんを賭けて
王子とあきらさんが争う事になる。社交ダンス勝負では、ダンスなどした事がないというあきらさんを
ゆかりさんがリード、2人の争いを楽しむゆかりさんだが、
そういう不誠実な態度はよくないと、あきらさんに諌められ、自暴自棄になる)
色々あって王子はあきらさんに、彼女を幸せにしろ、男同士の約束だ!と言い残して去りますが、
「何で否定してくれないの!?」とあわてるあきらさん。
否定してほしいのは、性別なのか2人の仲なのか、両方なのか、曖昧なのがいいですね。

ツイン・ピークス The Return
そういえばクーパー捜査官は、大好きな女の子を救うために、
人格を何か悪の存在に乗っ取られてた気がするんだけど、
(当時そのラストを、よく分からないけど嫌だなーって思ってました)
もしかしてクーパー捜査官の魂はまだ体に戻れてないのかな?

田崎真珠と宝石の国コラボ、3,240,000円のフォスのネックレスを買った人が、
さっそくツイッター上に書きこんでおられるのを目撃しました。
いやー、あるところにはあるね!としか…(鉱物コレクターさんのようですけど)





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2017/08/06(日)

高槻市上牧にある「二十四節記」に行ってきました。
株式会社リライフコーポレーションが運営する生活提案型モール。
小道が一本と、その周囲に建物が何軒かあるだけなんですが
うまく周囲の住宅地を目隠ししてていい雰囲気でした。









今だと人がほとんどいなくて、写真がじゃんじゃん撮れて、
中のカフェとレストランもふらっと入って席がありますが、
何かで話題になったら混み合いそうなので、
行くなら今って気がします。
暑いけど!蚊がいるけど!



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2017/08/07(月)

映画かんそう
「ウィッチ」

ロバート・エガース監督
久しぶりの立ち見でした。
しかしどう考えても大勢の人がキャッキャと楽しむ映画ではなく
ジャンルとしてはオカルト宗教サイコホラー…って感じなんですが、どうしたんだみんな。

1630年、ニューイングランドのピューリタンの集落で、
ある男性が、教義の解釈違いのため周囲に反発し、
妻子を連れて村を離脱する。
夫と妻、5人の子供達は平野に家を作って暮らし始めるが、
生まれたばかりの末の男の子を長女があやしている最中、
ちょっと目を離した間に赤ん坊は姿を消す。
その日から母は泣き暮らし、段々と歯車が狂っていく…というあらすじ。

彼等は物凄い真面目な清教徒なので、
生活はすべて信仰のためのものだし、
子供が連続で死んでも「神が試練をお与えになっている」と解釈して
原因の検証と危機回避ができないのです。
一家のリーダーである父と母が今の価値観からするとまともではないので
見ていてずっと苦しかった。

初監督作品とは思えないくらい話が簡潔で
画面の色と明暗が作りこまれていました。
バロック絵画に寄せてるなーって何回か思ったし、
明らかにゴヤ…ってシーンもあった。

ラストばれ

魔女裁判がどういう風に起こるか、最小ロットで見せられてる気分でした。
きっかけは末っ子の死でしたが、終盤に母親が長女に
「お前は弟を誘惑した。父親を誘惑した。私から幸せを奪った」
というような事を言っちゃってることから分かるように、
元々母親の中にあった嫌悪で、
息子は愛せるけど娘は愛せないタイプの母親は実はそんなに珍しくないと思う。
程度の問題で。

父親も、妻が大切にしている銀のコップを黙って売ってしまって、
妻が長女に嫌疑をかけたときに黙っているのが最悪だと思った。
そもそもこの人が序盤で頭を下げて群れに戻っていれば全滅しなくて済んだのに、
状況も自分も直視できなかったためにああいう結末を迎えた。

なのでラストはむしろすっきりした。
そういう意味ではキングの「キャリー」に近いし、
モチーフに「魔女たちの飛翔」が使われている点で
ダニー・ボイル監督の「トランス」を思い出した。
どれも魔女の誕生を肯定している作品だと私は思います。

ゴヤの「魔女たちの飛翔」、私は長らく魔女に襲われている人と、
そこから逃げ出す人の絵だと思っていましたが(右腕が助けを求めるポーズに見える)、
最近では若者に知恵を授ける魔女と、
文明と理性を拒む愚かな者たちと解釈されているのですね。
(光源と、暗愚の象徴であるロバが地表にいる事が根拠)

ヒロインを演じたのはアニャ・テイラー=ジョイさん。撮影は「スプリット」主演よりも前です。
そういえば「スプリット」で共演したのはジェームズ・マカヴォイ氏ですが、
同じく「魔女たちの飛翔」をモチーフにした「トランス」の主演もマカヴォイ氏で、
妙にこの映画とつながりがあるなあと思いました。








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2017/08/08(火)

昨日書いた映画かんそうで触れているゴヤの絵の解釈を調べていて
ゴヤの頭蓋骨が盗まれていて、今も見つかっていない事を知った。
(正確には墓を移設しようとして掘ったら、中はめちゃくちゃに荒らされていて、
隣の墓の遺体と混ざっており、頭蓋骨が1個しかなかった)
私は「ハハーン、骸骨の内側を金で塗って毎晩それでワイン飲んで
『画力の味ィ!』とか言ってるお金持ちがいるんだな?」って思ったんですけど
どうなんですかね。
有名な画家さんは大変ですね盗掘とか。ファラオなみの災難。

ちなみに昨日タイトルを書いた絵は、2006年に大阪市立美術館で見てます。
なんか小さかったような印象しかないですが、
当時の日記を見ると人が少なくて鑑賞しやすかった的な事を書いてますね。
ほかに書くことがあるだろうという気がしないでもない。



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2017/08/09(水)

映画かんそう
「ロブスター」

ギリシャ・フランス・アイルランド・オランダ・イギリス合作
ヨルゴス・ランティモス監督はギリシャのひと。
人は必ずカップルになることを義務付けられ、
配偶者や恋人がいないものは連行され、
所持品を奪われ施設に入れられ、そこで相手を見つけられない場合は
45日後に動物にされるという世界。
妻に捨てられた主人公は、犬(兄)を連れて収容所に入る。
彼は何とかして相手を見つけようとするが…というあらすじ。
コリン・ファレル、レイチェル・ワイズ、レア・セドゥ、ベン・ウィショー出演。

ブラックジョークに満ちていますが、
ユーモアよりも風刺の方が強いように感じました。

注意:犬が蹴り殺されます。

内容ばれ

収容所がキツイところで、基本的に彼等に自由はなく。
独り者がいかに悪であるかという寸劇を見せられ、
自慰は禁止で、掟を破るとトースタで手を焼かれます。
追い詰められた彼等は必死で努力し、
似たところがある相手とは上手くいくという理由で、
鼻血の出やすい女に合わせるために男は自傷行為で鼻から血を出すし、
冷血な女に合わせるために男は自分も冷血に振舞います。

でも逃亡て合流した反恋愛グループは逆に
キスをした者は唇を切り取られ、
その先の行為をしたものは接触した器官を切り取られます。
そこでは逆に積極的に恋愛にハマっていく主人公なのですが。

どの恋愛も楽しそうではないし、
どう見ても環境がそうさせているだけなんですよね。
うーん、変わった映画でした。





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2017/08/10(木)

映画かんそう
「トランスフォーマー 最後の騎士王」

監督マイケル・ベイ
全作でオプティマス・プライムが創造主に会うために地球を飛び去ったあと、
危険なトランスフォーマーを弾圧する人類側の態度はさらに厳しくなり、
彼等は破壊されるのを恐れて隠れて暮らしていた。しかし…というあらすじ。

冒頭15分程が最高です。残りがおまけと言っても過言ではない。
わりと大胆な設定が加えられた。
でもどうせつくならみみちいウソよりでかいウソだ。

内容ばれ

円卓の騎士を勝利に導いたのはオートボットたちだった!
以来、オートボットと騎士の血族たちは絆で結ばれ、
影から世界を守るために動いてきた組織があった!
っていう設定は燃えますね。
あんなに火力強めのアーサー王伝説は初めて見ました(笑)
その子孫バートン卿がアンソニー・ホプキンスっていうのがおいしかったですね。
彼の執事はオートボットで、代々の当主に仕えているというのも。
わりとフランクな執事で、彼の素直な言動によるギャグは全部よかったです。
マーリンの子孫は、…うんまあケイドの彼女要員ですね随分若いですねって感じでしたけども、
ひとつ言わせていただくなら、マーリン役がスタンリー・トゥッチなら
杖の所有者はジョシュアでいいじゃん…
「えっわたしが…マーリンの子孫…地球をすくうの…?がんばります…」
でいいじゃん…って思いました。

ビーが全身バラバラになった状態から再生するアクションを見せていた。
すごいビー!でもビーはもうこれ実質不死無敵なのでは…?

下記腑に落ちない点(というかマイケル・ベイ節だなという点)

・メガトロンが生きているのはいいとして、
 一体いつクリオネみたいな創造主と手を結んだのか。
・タリスマンと杖が分かれてる意味あるのか。1つでいいじゃない。
・ビーに発信器あってもなくても追跡できるなら発信器の意味などない。
・かわいかったけど、女の子のキャラクター一切話に噛んでないな。
・家族であるスクィークスに、おうお前ちょっと砲台潰してこいやって、
 大事なのか大事じゃないのかどっちなの。
・バートン卿のキャラクターとっても良かったけど、
 あんな最前線で戦う必要はあっただろうか。
 そしてすぐに離脱せずにアリーナ席で立っている意味はあっただろうか。
・オプティマス…つらい…一番好きなのはオプティマスですが、あんまりだ。
 飛び出して行って、まんまと洗脳されて戻ってきて、大暴れしていたのに、
 意識が戻ったらエンタメ演説してリーダー復帰とか。
 ビー!その男とは別れた方がいい!と言わざるを得ない。
・というか、10万人とか?犠牲者が出てしまっては
 さすがに呑気な地球人もトランスフォーマー皆殺しに本腰入れるでしょう。
・腑に落ちない点というかラストバトルが地獄のように長い。







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2017/08/11(金)

ドラマかんそう
「ピウス13世 美しき異端児」6〜10話(完結)
(前半感想は2017/05/17)

ともかく教皇役を演じるジュード・ロウが美しいドラマでした。
露出の全くない執務中の服装、
逆に脱ぎまくるシャワーシーン、エクササイズシーン。
自分を美しいと知っており、価値観は揺らがず、無慈悲で、
しかし親に捨てられたトラウマを克服できず、親しい者の死にショックを受ける。

前半はずっとクズだと思ってたんですけど、
クズというより、妥協を知らず空気も読まず自分に忠実で他人に共感しない、
そういう能力がない子供のような人なんだな、と思いました。
(大きく分類するとクズです)
しかしそんな彼がヴァチカンに変化をもたらし、神は奇跡を見せます。
途中で挫けそうになったくらい私には合いませんでしたが
このドラマが大好き!っていうかたがいらっしゃるのも分かる。

内容ばれ

9話10話でぐぐっとドラマチックに盛り上げます。
教皇が14歳の頃に不治の病の女性を祈りで治したとか、
そういうエピソードが突然出てきて、
アフリカのキャンプで悪行を働いていたシスターを祈りで殺します。
あと小児性愛者で性虐待を行っていた地位の高い聖職者の罪を暴いたり。

なんだか突然男に性的暴行されそうになったり、
突然マフィアのボスに殺されたりした親友のひとですが、
彼の死以降、ほんのちょっぴり変わった気がするようなそうでもないような…。
教皇が同性愛者の聖職者を完全否定したせいで自殺した青年に対して
「彼は幸いである」というようなコメントを述べたのが最後まで忘れがたく、
ドラマには入り込めないまま終わりましたが、
全画面全瞬間美しい事は分かりました。歴代教皇との対話は
絵画のようだった。衣裳素晴らしかった。千年女王思い出した。

でも彼が行った幾つかの奇跡は、神のなさったことというより、
ミュータント能力じゃないのかなあ…という気もしている。

グァテマラの福者フアナの話は、あれは創作なんだろうか。
調べても出てこなかった…。





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2017/08/12(土)

色々感想

Dr.stone(ジャンプ掲載)
抗生物質開発のための製鉄、のための人員確保、のための美食チャレンジ。
ねこじゃらしでラーメンが作れるって初めて知りました。
実際作ってみたって、ちょっとすごいですね!?

約束のネバーランド(ジャンプ掲載)
脳専門の人間畑だったがゆえに高い教育を施され、
だからこそ脱走するという意思が発生したというのは残酷な設定。
使うとおいしくなるというのはなんか説得力ありますね。

鬼滅(ジャンプ掲載)
3人とも女装しているという倒錯的な状況が、
なんか普通の事のように思えてきたし、
わりと探索が佳境でそれどころじゃなくなってきた!

シューダン!(ジャンプ掲載)
最後ナナセさん決めた!ループシュートが
どんな風にすごいのか分からないけど、なんか凄いんだろう。

風都探偵(週刊ビッグコミックスピリッツ掲載)
仮面ライダーWの翔太郎とフィリップが、
探偵業を営むアフターストーリーが連載スタート。
なぜいまWなのかはよくわからないけど、
確かにこの設定漫画連載向き!と読んで思いました。

HiGH&LOW(マガジン掲載)
最終回だった!テッツさんへの髪型のツッコミで終わった!
いや確かに私もドレッドじゃないと誰か分からないって思ってたけど!

進撃(別マガ掲載)
悲劇の始まりのあの突入、巨人側からみると
結構無理目の作戦だったんだなあって思いました。

フューチャーアベンジャーズ(アニメ)
dライフって有料放送かと思ってたんですが、
なんだかこれ映るので見ました。ウィンターソルジャーさん登場回。
名前を聞かれたら「ウィンター・ソルジャー」って答えて、
なんか効果音が鳴ったところでふきだしました。
キャプテンとの再会が楽しみです。
この子は少年バディの子なのか親友だった子なのか。
怒りっぽいのかクールなのか。(今のところクール)

ツイン・ピークス The Return
3話ゲロ祭り。
訳も分からず回したスロットで大当たりするクーパー捜査官が大変可愛かったです。
一般的なスロットマシーンは、1回サイレンを鳴らすと
約100万円獲得と考えてよろしいので?







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2017/08/13(日)

映画かんそう
「スパイダーマン ホームカミング」

スパイダーマン新シリーズ1作目です。
これまでに2シリーズ5作撮られたスパイダーマンですが、
今回の15歳のピーター・パーカーが、設定もビジュアルも一番幼い。
退屈するシーンがなくて、ずっと楽しくて、
ピーターのことを否応なく好きになって、ミラクルライトを振って応援したくなります。
めっっっちゃ面白いのでおすすめです。

15歳のピーター・パーカーは、アベンジャーズ入りを夢見て
地元のクイーンズで放課後の自警団活動に精を出していた。
ある日、銀行強盗を阻止した彼は、強盗たちの使った、
地球外のテクノロジーによる武器に気付く。
彼はその武器を製造する組織を追って、危険に踏み込んでいく…というあらすじ。

アベンジャーズが出てくるのは、
これがマーベル・シネマティック・ユニバース作品だからです。
MCUはディズニーの作品で、
スパイダーマンはソニー・ピクチャーズ・エンタテインメントに権利があるので
本来参加は不可能なはずなんですが、まあ色々あったんでしょう、
両社がコラボする事になりました。
思い切ったことに、シリーズの肝である
スパイダーマン誕生と、ベンおじさんのエピソードをカットしました。
その代りアベンジャーズのエピソードを入れた。大英断でした。
(過去に何かあった事は、ちらっとセリフで表現されます)
すごく明るい印象になった。
そしてMCUを1作も見ていなくても分かるように作ってあります。

内容ばれ

・人種配慮がされており、ヒロインが2人とも有色人種、親友も有色人種(ハワイ系?)、
 原作では白人のいじめっ子が有色人種(インド系?初めて見たパターン)
 学校のシーンではかつてない東洋人率の高さ。
 冒頭でとある人が「カウボーイとインディアン」って言うんですが、
 すぐに「アメリカ先住民族です」って訂正されます。おっ!って思いました。
・脚本が用意周到かつ圧倒的物量で主人公の事を好きにならせにくるので、
 なかなか抗い難いです。
 身内思い、気の合った親友がいる、勇気があって正義感が強い、
 このあたりは主人公標準装備ですが、
 街を飛び回る際に、「何か困ってない?」「楽しんで!」
 「(バーベキューをやっている人に)おいしそう!」「(映画を流している店に)いい映画!」
 犬がじゃれついてくると、今時間がないんだってお話してしまう。少年特有の澄んだ声で。
 (なかのひとトム・ホランドさんは21歳です)
 1度だけピーターが悲鳴を上げるシーンがあるのですが、
 完全に親に助けを求める小動物の声で、
 立ちあがって「スパイダーマンがんばれ!」って叫びたくなって困りました(笑)
 あの脚本の質と、トム・ホランドさんの姿声の合わせ技はずるい。
・脚本の話ですが、1シーンがすごく機能的で、たとえば序盤のサンドイッチのシーン
 ・ピーターがイタリア語を話せる(彼の優秀さを示す。種類を変えて何度もある)
 ・メイおばさんが魅力的な女性である(レストランでもある)
 ・ピーターがおばさんを大事に思っていて、咄嗟の機転も効く事
 ・ピーターが動物好きである事(のちに犬のシーンもある)
 ・のちに銀行強盗の店爆発シーンにつながる
 ・のちの例の拷問シーンの、サンドイッチの会話につながる
 短いシーンにこれだけ要素を詰め込んで、話を進めつつ
 なおかつキャラクターも立てるという曲芸をやってくれて、
 しかも次から次にどんどん情報が来るので、退屈している暇は全然ないです。
・脚本とは別に、映像のリズムも異様に良くて、
 外からそっと帰ってきて、おばさんを警戒しつつそっとドアを閉めてからの
 ネッドくんとデススターどしゃー!といい、
 ノリのいいシーンと音楽をガンガン飛ばしてからの突然の静寂と
 彼女のお父さんバーン!といい、本当に綺麗な流れでした。
・美しすぎるおばさん、メイおばさん。
 前作でも言いましたが、何割かのアメリカ男児たちの性の目覚めになる絶対。
 「助けてメイ!」からのパーティレクチャーシーンが好きです。
・そしてマーベルぽっちゃり天使のうちの1人、ネッド。
 「イスの男」に憧れているドジっ子。でもスペックは何気に高い。
 スーツのセーフティーモードを解除する時に、
 「何か理由があるかも」って2度断ったところで本格的に好きになりました。
・ラゴスの戦闘ゴミって言ってましたけど、そのショックグローブ、ラムロウさんの…
・閉じ込められたスパイダーマンが、スーツのOSに名前を付けようとしたり、
 運動したり、恋愛相談したり、ちょこまかして37分しか経ってない事に驚愕したり、
 ああ高校生だなあ…という感じで笑いました。
・メインヒロインのリズはかわいい高嶺の花系の子ですが、
 サブヒロインのミシェルが尖りすぎてて、マーベル始まった!って思いました。
 普通にデモに参加して、ワシントン記念塔には「搾取して建てられた塔なんて称賛できない」
 と皆と一緒に登ることを拒否。でも別にハブられたりはせず、それなりに居場所がある。
・無印とアメージングへのオマージュがあって、そこは嬉しかった。
・キャプテン・アメリカのビデオは笑いをこらえるのに必死でした。
 作品内ではアベンジャーズ1の直後くらいに撮影されたのかな?って思いますが、
 表情を当時の無邪気なものに戻せるクリス・エヴァンスさんすごい。
・校長先生の部屋、右端のモリタの写真は気付いたのですが、
 その隣りのハウリングコマンドーズの写真は全然分からなかった。
 初見で気付いた人、すごい動体視力だと思う。(校長はモリタの子孫)
・フェリーのシーン、とてもよかった。
 でも思ったのが、フェリーの事故くらいアイアンマンが簡単に片づけてしまうので、
 そのアイアンマンと実力拮抗する超人達の集団であるアベンジャーズが闘うって、
 やっぱり宇宙から敵に来ていただくくらいしか手がないのだなあと思いました。
 それか同志…討ち…。ジモすごかったなあ…。
・今回の敵の造形、いいなと思いました。別に地球を滅ぼしたり支配したりしない、
 普通に家庭や仕事や仲間があって、事情もある。
 あと今回のヴィランは「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」
 ねただと思います。あの作品内でアベンジャーズの話してたそう言えば。
・個人的にラストバトルで核兵器的なものをもって飛び去るパターンも、
 都心の上空に暗雲が垂れこめて建築資材などが空中に吸い上げられ、
 カウントダウンが始まるてきなパターンももう食傷気味なので、違って良かった。
 ピーターが、普通のコスプレ状態で戦っている事とか全然意識になかった。
 あとで気付いてぞっとした。
 火の中に飛び込んで行った時、彼も忘れてたと思う。
 スーツが守ってくれない事も自分が焼死する可能性も。あの無心の表情はよかった。
・トニーがピーターに謝罪してびっくりした。
 その前に「スーツの事は自業自得だ。君には愛のムチが必要だった。
 私に感謝しろ」って言うし、そのあとで犬とやって雑種がどうのこうのと、
 へんてこりんな話をするのですけど。
 もしかして謝り慣れてなくて、軽く葛藤したのかも。そう思うと可愛い。
・新スーツが、半数以上の人が「なんか嫌だな…」って思うだろう
 絶妙のデザインだと思う。いい仕事。

「キャプテン・アメリカ シビル・ウォー」とつながっていますが、
トニー・スタークが空港からの帰路で、ピーター相手に平静にふるまえるくらいには
精神状態に余裕があった(虚勢にしても)と分かってほっとしました。
そしてキャプテンのために新しい盾を作っていた事も。
ハッピーやペッパーが側にいてくれた事も。
「手加減してくれたんだ」っていうセリフは、
「シビルウォー」で心を痛めた人には特に沁みるセリフ。

おまけ映像が2回あるので、席は立たない方がいいです。




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2017/08/14(月)

映画かんそう
「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」

ジョジョ第4部実写化です。監督は三池さん。
仗助が山ア賢人さん、康一くんが神木隆之介さん、承太郎が伊勢谷友介さん。
大きな改変はなく、アンジェロ戦と虹村兄弟との戦いをやって、次回に続きました。
うーん、すごいダメという訳ではないですが、予想以上の事は何も起こらなかった。
おじいちゃんを演じるのが國村隼さんで、おじいちゃんに焦点を当てた話でした。
決意のくだりは、ジョジョにしてはちょっと説明しすぎと思わなくもなかった。

杜王町は、スペインのリゾート地、シッチェスでロケが行われたそうです。
虹村さんのおうちとか素敵でした。

シッチェス







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2017/08/15(火)

映画かんそう
「バイバイマン」

ステイシー・タイトル監督
1969年、とある記者が突如精神に変調をきたし、
近所の住人を射殺して回るという事件が発生した。
記者は犯行の最中、全被害者に対して「あの名前を誰かに喋ったか」と尋ねていた。
それから50年近くが過ぎ、その家に3人の学生が引っ越してくる。
新生活を意気揚々とスタートした彼らだが、やがて屋敷で不可解な出来事が起こり始め、
学生の1人エリオットは、ナイトテーブルの引き出しの中に
「口にするな、考えるな」という異様な落書きと共に、「バイバイマン」の名を見つける。
というあらすじ。

名前を知ってしまうと周囲にバイバイマンが現れ、
幻覚を見てしまい周囲への怒りにかられ、
やがて親しいひとの殺害に至ってしまうという、
リングとシャイニングを足して薄めたようなホラーです。
口伝えでも名前を聞いてしまうとアウトなため、拡散が早い。

猟犬、コイン、地下鉄、と意味深な映像が流れますが、
バイバイマンがどういった経緯で発生した呪いなのかは明らかにならないまま終わります。
短いながら佳作のホラー。

エリオットの人間関係が良くて、
幼馴染の親友とか、早くに両親を亡くしたために親代わりになってくれた兄とその娘とか、
メインでは扱われないけども、なんとなく年月の積み重ねが感じられた。

ラストばれ

命懸けで秘密を守ろうとしているのに、
ナイトテーブルの扱いはあまりにも杜撰で、
「燃やせよ!!!!!」って思いました。
姪っ子ちゃんが見なくて良かった。
「パパは私がピカーっと光るとでも思うの?」
っておしゃまな突っ込みに、へへへそうだよねえって思いました。
女性刑事さんは、もうあれは自業自得だ。
せっかくエリオットが情報を止めてくれたのに。





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2017/08/16(水)

映画「インサイダーズ」で男2人が青唐辛子に味噌をつけたものを肴に
酒を酌み交わすシーンがあるのですが、それに挑戦しました。
韓国料理店で「プッコチ(韓国唐辛子)」を置いているお店を探して行きました。
このお店に来るのは2回目で、前回はサムギョプサルの具材として食べましたが、
今回はガチ生噛りです。

クリスピー感がすごくて、齧るとキュウリとかソーセージのように
パリィ!っていい音がします。
鮮烈な風味と程よい辛さで、ひりひりした口に
チャミスル(韓国焼酎)が桃の果汁のように甘く感じられるわー、とか思ってました。
最初のうちは。
しかし半分くらい食べて根元に近付けば近付くほど、
段々辛味が増してきて、味が感じられなくなり、
ガラス片が刺さっているような、猛烈な痛みに変りました。
1本でギブアップした。
自分で言うのもなんですが、私はかなり辛さに強いです。
韓国の人は小さい頃から唐辛子を大量に摂取していて耐性があるのか、
それとも遺伝的にカプサイシンに強いのか…。






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2017/08/17(木)

昨日の韓国青唐辛子、頼んだものをお残しするのは申し訳ないので
持参したお弁当箱に残った韓国青唐辛子を詰めて帰りました。
レシピを探すと、さすがのクックパッド様、
こういうレシピがあったのでトマトとキュウリで作ってみました。

韓国式冷汁
https://cookpad.com/recipe/1208406

(もろみは味噌で代用しました。あと一旦加熱してから冷やしました)
さっぱりして辛くておいしかった。
国産唐辛子かハラペーニョで代用したりするといいかも。
韓国青唐辛子よりハラペーニョの方がかなりマイルドです…。






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2017/08/18(金)

読書かんそう
市川崑「悪魔の手毬唄」完全資料集成

この本、市川監督版金田一耕助映画のフアンにとっては
宝のような本なので、お値段ちょっとお高いですが
購入をおすすめします。
ファン以外にとっては、なんか怖い死体とか死体とかの写真が
いっぱい載っている変な本なので見なくていいです。
カラー写真が3分の1程、残りもモノクロですが大量の写真が掲載されてます。
セットのデザイン画とか、当時の宣材とか、よく残ってたなあ!という感じ。
インタビューも豊富!やっつけ仕事ではない、愛情のこもった丁寧な本です。
ぜひ犬神家と獄門島と女王蜂も発行してほしい。

内容ばれ

再婚しにやってきた方庵の妻は、遠景&近景&アップで
計3人が演じてたのかー!とか
撲殺されて囲炉裏で顔を焼いた男の焼けただれた皮膚は、
すごいレベル高い特殊効果だったけど、ベーコンを貼ってたのか!とか、
もう本当わくわくする情報満載です。買って良かった!

惜しむらくは、秤屋の娘の死体のカラー写真がないこと…。
(白黒はある)あれ好きなんですよね。
むかしフィルムカメラでTV画面を撮影した…。

  

  

雰囲気だけでも伝われば…この写真の素晴らしさ…。




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2017/08/19(土)

色々感想

今週はジャンプもサンデーもお休みなのでした。

ブラックナイトパレード(ヤングジャンプ連載再開)
まさか再開するとは思ってませんでした!
悪い子にガッカリなプレゼントを届ける黒いサンタ集団に就職した日本人の話。
ファンタジーというよりはお仕事漫画の色合いの方が強いかも。
読めば読むほどブラックサンタの職場環境最高でしょう。
高給、福利厚生良し、同僚良し。
しかし前職のバイトで散々主人公を苦しめた同僚も
同じ職場に転職してきて…というまさかの展開。

バチカン奇跡調査官(アニメ)
毒蛇に咬まれた傷口から、口で毒を吸い出してはいけません…。


あと、今週のヤングジャンプにはゴールデンカムイアニメ化記念で
谷垣さんのふんどしグラビアが付いていて、
アンケートに「男のグラビアについてどう思う?」という項目があるので
小銭の余っている人は「最高だと思う」にチェックして投函してね!面白いからね!
ビーチを駆ける谷垣さん最高ですよ。
前のページの女子グラビアからつながってるのかと思ったよ。

そういえば先週のジャンプの新人さんの読み切りが
「転生して何になるかをを選べる社会で、
白菜になりたい男女が両想いになり、
女の子は男の子を食べるために志望を変えて人間になる」
という非常に個性的な内容のものだったので、ちょっと嬉しかった。
「変った男、または目立たない男が、SFでもファンタジーでも現代劇でも、
ピンチの姫とか女子を助けてヤレヤレ無双する」
って内容の漫画をもう1万作くらい読んでるので、
違うパターンはそれだけで嬉しい。

先週末に放映された「HiGH&LOW」ですが、
どうやらアクションシーンがほぼ総カットされた特別編で、
ファン大激怒の地上波初放映だったらしいので、
もしご覧になった方がいらしたら、ファンの人々のために脳内補完してあげてください。
ハイロからアクションシーンをカットするというのは、
はりぽたから親世代エピソード全部抜くとかそういう感じ。

今週から「けものフレンズ」の再放送が始まったので、毎日見てます。




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2017/08/20(日)

有頂天家族聖地巡礼に行ってきた。

    

    

夏の旅!という感じで堪能しました。楽しかったです。
惜しむらくはお盆期間中につき六道珍皇寺の本堂立ち入り制限があったことですが、
まあインテのついでに関西遠征とか人には色々事情があるので、これは致し方ない。
そのかわり東華菜館の屋上でビールを飲めました。
岩屋山金光坊が南座の決闘を眺めてた隣りのテーブルで。

アニメと実際の風景の比較については、このサイト様がすごいです。
http://ukatensei.blog50.fc2.com/blog-category-38.html




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2017/08/21(月)

USJの「三本の箒」で糖蜜タルトを食べました。
この英国伝統的お菓子をずっと食べたかったのですが、
2015年春からメニューに加わってたの、全然気付いてなかった。
お味は、甘いけど普通に完食できるので、かなりマイルドに作ってあると思います。
レシピを調べましたが、本場のパイの中身って
パン粉とゴールデンシロップ(要するに砂糖)のドロっとしたものなんですね。
見るからに日持ちしそうなので、本場のちょう甘いやつを楽天あたりで通販してないかな…
と思ったのですが、残念ながらやってなかったです。



ハリポタ歴が長い人が、初めてハリポタランドに来て、
エントランスで「わああぁぁぁぁぁぁ……!!」、
ホグワーツ城で「わああぁぁぁぁぁぁ……!!」、
って目がきらきらになるのを横から見守らせていただくのは、
何度経験しても貰い感激しますよ。

そういえばディメンターショウで湖の上の
ドローンディメンターが見えなかったのですが、
後で調べたら最近はドローンを飛ばさない回が多いって書いてました。
もったいない!ドローンのディメンター格好いいのに!






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2017/08/22(火)

アニメかんそう
「けものフレンズ」1話〜6話(全12話)

ジャパリパークという架空の世界には色々な地域があり、
そこには半動物の姿をした様々な美少女が住んでいた。
さばんなちほーのサーバルは、記憶を失って放浪していた女の子と出会い、
背負っていた鞄から彼女を「かばんちゃん」と名付ける。
彼女が何の動物であるかを調べるために、図書館を目指す旅に出かける。
というあらすじ。

配信型のゲームをアニメ化したものが徐々に話題になり、
最終的には結構なヒット作になりました。
ちょっと3DCGっぽい不自然な動きが時々ありますが、
基本的にみんな親切でいい子たちばっかりのアニメなので癒されます。
サバンナ・ジャングル・高山・砂漠・湖畔・平原等々の簡単な環境の説明と
生息する動物の説明があるので児童にも見てほしい。

私はオチを知っているので、伏線全部分かる分かる!状態です。
わりと楽しい。

内容ばれ

ボスは、かばんちゃんには話し掛けるけど、
他のフレンズには話さないって伏線は特に厳しいなって思います。
あと普通に「フレンズ化」って言っちゃってるねって…。
フレンズ化以前の記憶もあるみたいなのに、
あの子たちは恨んだり怒ったりしない。

アルパカさんの不思議な訛り、どこの言葉だろう…
声優さんは神奈川出身だけど、神奈川の言葉とは思えない。

「けものフレンズぱびりおん」
という新作のタイトルが今月発表されたそうですね。




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2017/08/23(水)

漢字ミュージアムに行ったのですが、
ちょうど「漢字恐怖の館」という企画をやっていました。
https://www.goo.ne.jp/green/column/minkei_karasuma2888.html
紀元前14世紀頃からある甲骨文字、それより後の青銅器に彫られた金文をもとに
幾つかある説の中から怖いやつを紹介、という主旨でした。
たとえば「取」という字は、戦争の際に敵の耳を切り取るという絵文字が元だったり、
「道」という字は異民族の首で悪霊を清めた通路の事だったり。
「県」は逆さに吊られた首、さらし首を意味したり、
あと「夢」という字は眠る王の枕もとに角の生えた敵の巫女が立って
悪夢を見せて呪っているところを表していたり。
ちなみに記事にある両手首の写真は「幸」のディスプレイで、
手枷をはめられた手を意味するそうです。
手枷で済んでよかったね、という…。
(罪人を捕えるという意味の「執」の字に幸が入っているのはそのせいだとか)

ディスプレイは壁から人間の一部が出てるやつが多くて
特に「取」のコーナーはフェティズムを感じました。作ったひとセンスある。



「県」という字が、最初の絵文字から旧字、現在の漢字に至るプロセス。
(私の覚え書きなので間違いがあったらすみません)
(途中なぜか左右が入れ替わってますね)

関西のニチアサ部のみなさん、明日朝遅延分一挙放映なのでお気をつけて!



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2017/08/24(木)

映画かんそう
「ベイビー・ドライバー」エドガーライト監督

子供の頃の事故が原因で耳鳴りが消えないベイビーは
凄腕のドライバーで、現在はドクという元締めの指示で
犯罪者専門の逃がし屋をやっていた。
彼は常にお気に入りの音楽をかけ、耳鳴りを打ち消していた。
というあらすじ。

最初から最後までベイビーが音楽を聴いているのですが、
人物の動作や効果音が、主要な場面でずっと音楽のリズムに同期しています。
映画の予告編にはよくある手法ですが、2時間ずっと、というのは
ミュージカル映画を別にして私は初めて見ました。
(この映画はミュージカル映画ではありません)
どうして誰もやらないかというと、たぶん物凄く手間がかかるから。
そして音楽がきっかけで人と知り合い、音楽について犯罪者と会話し
耳の聞こえない養父が振動で音楽を楽しむのを見守り、
ベイビーの時間は音楽と共に進んでいきます。

「ショーン・オブ・ザ・デッド」「ホット・ファズ −俺たちスーパーポリスメン!-」
「スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団」
「 ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う! 」
のエドガー・ライト監督。
彼はずっとアホブロマンスとブラックジョークが持ち味で、
「大人になんかならないもーん!」って舌を出すような映画を撮ってきたのですが、
今回はアホブロマンスなし、悪趣味なジョーク控えめで、
映画通が唸るような繊細な作品を仕上げました。
そんな引出しが!と、びっくりしたのと同時に少しだけ寂しい。

ラストばれ

でもベイビーが自分への称賛の声をサンプリングした曲をみんなで聞くシーンは、
この映画最大の笑いどころだと思うんだけど、
ものすごい溜めが長くてどきどきした。ダーリンが笑ってくれてよかった。
(観客は誰も笑ってなかったけど……)
バディとダーリン、色々あってたくさん殺したんだろうけど素敵なカップルですね。

展開の歪みは全部ドクが背負ってくれた。
何をどうしたかったんだあのひと。どうしてバッツを殺っておかなかったんだ。
ベイビーの初デートをストーキングしていたのは、ちょっと気持ち悪いです。
でも妙に嫌いになれない変な人。

ラスト、ベイビーが手を血で汚して女を置いて消え去るラストにした方が
純度が上がって、これまでとは違うコアなファンがいっぱい付いちゃったと思うんですが、
でもあそこまできちんと描いて、なおかつ幻覚オチも匂わせないところが監督っぽいな、
健全で好きだな、と思いました。

車と音楽に詳しいともっと楽しめる映画だと思います。
アクセルターンを決めて側面後部で撥ね飛ばすの、
なんか近年のカーアクションの流行りだな。



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2017/08/25(金)

ドラマかんそう
「エージェント・オブ・シールド」シーズン3
11話〜22話まで(全22話)
(前半の感想は2017/04/13)

前回までのあらすじを書くと普通に前半のねたばれなので、
ふんわりした印象を書くと、わりとドタバタした感じの後半です。
シールド側もヒドラ側も結構うっかりしていて、
うっかり合戦に見えました(私には)。

ラストばれ…?
12話で、ファーストネームで呼んでくれとタルボット君に言われたコールソン、
これから徐々に2人が仲良くなっていくのか…と思ったけど、
別にそんなことはなかったぜ。
ハンターとボビーの突然の離脱。めっちゃ残念。
なんでも2人のスピンオフドラマが企画されたためらしいのですが、
その企画が立ち消えになったらしく、えっそんな…という感じ。
13話ラストはとてもいい締め方だったので、
あれを3期のラストにしてもいいくらいだった。

世の中が不景気で、NY大戦以降
アベンジャーズやインヒューマンズや政府に対して不満を持つ人々が多くいて、
アベンジャーズの引き起こしたウルトロンの大破壊で激化し、
ウォッチドッグというヘイト集団まで発生。
このあたり話が膨らむのかと思わせて全然そんな事は(略)

なんかちょっとそれはどうかという点
・クリー人を呼んだら気軽にホイホイ来ちゃって、
 しかもコミコンでも残念レベルなクオリティだったこと。
・ラッシュを生物兵器扱いして使い捨てた事。
 インヒューマンズを保護する組織ではないの?
・デイジーの「元(洗脳状態)に戻して」発言。

というか3期のデイジーの描き方があまり好きではない…。
2期くらいからドリヒロ化してきたなとは思ってたんですけど、
まあトワイライト層狙いかな、くらいに思ってました。
でも今回、治安を守るために市民のプライバシーは
ある程度制限されても仕方ない的な主張をしたり、
洗脳されたあとはインヒューマンズ至上主義者、
洗脳が解けた後はずっとメソメソ、
極めつけは正常な判断力がある状態での「元(洗脳状態)に戻して」。
あの台詞、どうして入れたんだろう…。
最初敵を騙す作戦だと思ったら違ってびっくりしました。
それは無理ってハイヴに断られて攻撃開始しましたが、
正義のためというより単なる逆切れに見えた。
予知による死のネックレスの伏線も、
バスケットボールよろしくあちこちパスされるのでまったり見守りました。
あまりドキドキしたりは、しなかった…。

1期の頃の、空想科学ものみたいな荒唐無稽な感じが懐かしい。
最後の「助けてオビ=ワン・ケノービ。あなただけが頼りな―――」
というコールソンご満悦のジョークには久しぶりに笑った。
ディズニーだからこそ堂々とできたギャグ。





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2017/08/26(土)

色々感想

約束のネバーランド(ジャンプ掲載)
宗教上の理由で養殖の人間を食べられないけど、
天然の人間なら食べられるので、
もう一度お腹いっぱい人間を食べるために主人公たちに協力していた
という設定が明らかになりますが、ムジカは本気で協力してくれていたので、
そんなに鬱展開という気はしない。

名探偵コナン(サンデー掲載)
コナンと服部くんが同じベッドで一夜を過ごしたぞー(嘘は言ってない)。
えっと長すぎて自信がないんですが、シリーズ初ですよね?

「岸辺露伴は動かない」(別冊マーガレット9月号掲載)
なんでかわからないけど突然の読み切り。
前後の漫画との白黒比率の違いがすごい。
掲載誌に配慮されたのか、恋愛ものと言えなくも…ない…?
ゆかこさん随分顔変わったね!?

キラキラ☆プリキュアアラモード
関東に追いついた!明日ゆかりさん闇落ち回!
…なんだけど通常状態との違いがあまり…分からないな…
ゆかりさん元々小悪魔だから。

ムジカピッコリーノ
2013年に見始めたけど、
とうとうアリーナがムジカドクターになった!
わー、おめでたい。オリジナルメンバーにも祝福してほしい。

長らくお休みしてた絶チル再開〜。
兵部さんショタのままか…!







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2017/08/27(日)

インスタで「海ピク」というのが流行しているそうですよ、と
辛酸なめ子さんが読売新聞に書いておられました。
新聞に書いてあるという事は、
本当の流行からは数か月遅れているのでしょうけど、
私は知らなかったので、画像検索して「へー」ってなりました。
カラフルな布の敷物の上に、クッションを置いて、
木のプレートに色とりどりの果物を載せて、
綺麗な色の飲み物を配置する訳ですね。ふんふん。
水着の色が鮮やかだし、背景の海はブルーだし、
写真はどれも美しいです。
最近は友達もインスタ映えする顔かどうかで選ぶ時代だと何かで読みました。
それどころか、ナイスな写真を撮るために
場と友達をレンタルする会社もあるそうですね。
これは読売新聞の記事で読みました。
オタクがジャンルと萌えポイントで友達を選んだり、
売り子募集をしたりするみたいな感じですかね。

それはそうと私はもともとお洒落じゃないピクニックの愛好家で
敷物の上に酒瓶がごろごろしているようなのが好きなのですが、
おしゃピクの皆さんに周囲を固められると非常に肩身が狭いです。
今後は景色のおしゃれじゃないところへ行けばいいのかな…。
単なる空地とか…ゴミ捨て場の近くとか…。

まったく関係ないですが海ピク写真を漁っていて遭遇した
中国のレッドビーチの記事。地獄の風景みたいで綺麗。
https://feel-planet.com/red-beach-panjin-china/





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2017/08/28(月)

映画かんそう
「ワンダーウーマン」

世界を救うために戦う女性が主人公のエンタテインメント映画です。
これが本当に数が少なくて、百本に1本レベルなので、
(最近ではゴーストバスターズやSWの新作やハンガーゲームがあります。ダイバージェントもかな)
女児ちゃんたちに見てほしいです。
女性が主人公の映画って多くは恋愛頑張る、病気と闘う、友情すてき、
家庭やお仕事がんばる、たまに事件と戦う、生き残るために戦う、
ごく稀に公共の利益のために頑張る、という感じで、
多数のために強大なパワーを使って何かと戦うという作品は滅多にありません。
そして女性監督。この手の派手なビッグバジェットムービーを
女性監督が単独で撮った作品はものすごく珍しいです。というか私は初めて見るかも。

DCエクステンデッド・ユニバースの4作目です。
4作の中では1番の出来だと思います。
マーベルで喩えるとソーとキャプテン・アメリカを足して割ったような感じのお話。

ゼウスによって作られた女戦士アマゾン族は、
不思議な力で守られた島で心身を鍛えながら暮らしていた。
王女ダイアナは母の反対を押し切って将軍に師事し、
誰よりも強い力を身に付ける。
ある日島に不時着したアメリカ軍所属のトレバーと出会い、
ドイツ軍がガス兵器を開発している事を知った彼女は、
正義を行うために島の外の世界へと飛び出していく…というあらすじ。

冒頭のアマゾン族の訓練風景、すごい格好いいです。
ファンタジー女戦士が剣でつつきあってるのではなく、
ガチで身体を鍛えている人が本気の戦闘民族を演じてます。
そしてドイツ軍と戦うダイアナ、めちゃくちゃスカっとする。
銃弾の雨を盾でしのぐ溜めのポーズからの突撃、
あの高揚するテーマ曲、女神のような美しさ。

そしてダイアナが並外れて強大だからといって、
男性は陰に守られてキャーキャー言ってるだけの添え物という、
男性客にとって面白くとも何ともない映画かといえばそうではないです。
この映画で一番優れている点は実はトレバー大佐の性格造形だと思います。
それとワンダーウーマンとのパワーバランス。
冒険物語の大半は男性主人公であるので、男性鑑賞者の多くは(一部の熟練者を除いて)
女性キャラクターに感情移入する必要も経験もありません。
ゆえに彼等が自己投影して満足できるような男性登場人物が必要になります。
監督か脚本の人はこれを熟知していて非常にうまくやった。
少年漫画青年漫画で女性戦士が主人公の場合、
多くはハンドラー、教官、指揮官、指導者、助言者などの男性が付きますが、
トレバー大佐の場合は助言者ですね。
これは演じているクリス・パインさんの雰囲気もあると思うのですが、
ダイアナを押さえつける言動はなく、彼女の話を聞き、
食い違う双方の事情を一生懸命すり合わせようとする。
客観的に物事を見るがピュアな面もある。紳士。もちろんイケメン。
ダイアナは生まれてから島を出た事がないので世間知らずで、
世界情勢もマナーも風習も分からないことだらけです。
男性から見ても女性から見ても満足できる難しいラインを、
綺麗にクリアしている感じ。
もちろん「逆」ベクデル・テストも通ります。

ラストばれ

アレスくんは、きょうだい全員ぶっ殺したわりには、
末の妹のダイアナちゃんにだけはなぜか執着していて、
仲間になる?なる?ならない?なろうよ?ってめっちゃ勧誘激しかった(笑)。
シューリス先生、長い指での念動力攻撃きれいでした。
でも、ちょっと、その兜は、ださい。最終戦はややもっさり気味だった。
というか公開前に映画サイトでデヴィッド・シューリス(アレス役)って紹介されてましたけど
それあかんやろ!!ねたばれやろ!!

アレスに操られ不和に囚われた人間たちを救ったアマゾン族が
その人間たちに奴隷として扱われ、
もう彼等の世界には関わらないっていう風になったのも分かるし、
それでも人間を救わなければ!アレスを倒さなければ!ってなる
ダイアナの気持ちも分かる、
あとアレスがいてもいなくても争いは起こるし、人間は善良な部分ばかりではない、
でもそれでも守りたいっていうトレバーくんの気持ちも分かる。
アイスクリームや雪や音楽や、心の傷や信頼を学んで、
ダイアナが女神として完成されていく映画でした。
「ジャスティス・リーグ」楽しみです。
(登場人物のなかにヒッポリタ女王の名前があるけど、あの島はできればそっとしておいてほしい!)

「町山智浩 映画『ワンダーウーマン』を語る」
ひたすら「へー!」「へー!」「へー!」と言うしかない紹介記事。
ネタバレはないですが、バイアスがかかるので
鑑賞後にご覧になった方がいいです。
http://miyearnzzlabo.com/archives/43736









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2017/08/29(火)

映画かんそう
「HiGH&LOW THE MOVIE2 END OF SKY」

ドラマシリーズ1、2「HiGH&LOW THE MOVIE」
「HiGH&LOW THE RED RAIN」鑑賞済です(伝道師に見せてもらった)。

強大な力とカリスマ性を持った男が土地を支配し、その一帯を治める。
彼に対抗できるのは並外れた強さを持った2人の兄弟だけだった。
男は突然親友を失い、復讐を誓って何処とも知れず消え去り、
時を同じくして兄弟2人も姿を消す。
やがてその土地には5つの勢力が台頭し、それぞれを5人の姫的な存在の男達が治めた。
5人の姫的な男を慕う荒くれどもが集まり、
彼等は小規模な戦闘を繰り返しながら土地を守った。
という、ハイファンタジーの骨格をマガジン喧嘩漫画で肉付けしたような物語です。
舞台は現実とは少し違う感じの日本。テクノロジーの水準は現実に準ずるけど、
治安と福祉がものすごく悪い。
どのチームが好きとかでキャッキャできるので女性向け。
あとアクションの質と量は邦画ではトップクラスだと思う。
前回のあらすじはやってくれるけど、
「THE MOVIE」と「RED RAIN」は最低限見ておいた方がいいです。

ホワイトラスカルズの対抗勢力であるダウトの、
伝説の統率者蘭丸が刑期を終えて出所する。
彼は仲間を集め、ホワイトラスカルズ潰しに着手した。
一方、雨宮兄弟の入手したUSBメモリには
九龍グループを潰せる情報が入っており、それを公表するため
兄弟と琥珀、九十九が動き始める…というあらすじ。

内容ばれ

私は龍也さん←琥珀さん←九十九さんという報われない関係、
あとロッキーさん単体、あまりにも可哀想すぎる雨宮兄弟、
アクションとしてはルードボーイズが好きです(息継ぎなしで)。
今回は雨宮兄弟+琥珀さん+九十九さんという、
S.W.O.R.D.全勢力と均衡するような最強タッグと渡り合う
源治さんというキャラクターが出てくるのですが、
彼が強すぎてもはやホラーでした。
中の人の身体能力が優れているので動く動く。
2回格闘シーンがありましたが、どちらも緊張感ありました。

・ロッキーさんを鎖で繋いでる蘭丸さんが表紙の本が
 何冊か出る未来が見えました。
・LDHの財力をもってしても窪田正孝さんのスケジュールは何ともならんのか!
 という登場シーンの短さ!うん…引っ張りだこですもんね彼…分かる…
 けどせめて冒頭の円卓会議には居てほしかった。
 でも全員と予定合わせないといけないし撮影時間長引くから無理なんだよね…うん…。
・ルードボーイズに対する「貧乏人!」という煽りにふいた。
・案の定テッツを認識できなくなってしまった。
 ところで内政をおろそかにして他国の紛争に国力を割くのか?という山王の問題、
 結構シビアですね…。
・壊れたラジオのように龍也さんの話ばっかりする琥珀さん最高です。
・エンドロール前の衝撃の展開、というかこれはもはや3作目冒頭なのでは?
 あと雨宮次男酷い目に遭いすぎではないか問題?
 HiGH&LOW世界で一番ひどい目に遭ってるのでは?
 死なないとは思うけど身内を3回も殺されるのはやりすぎでは?
 3回くらい闇堕ちしてもいいのでは?





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2017/08/30(水)

アニメかんそう
「けものフレンズ」7話〜12話(全12話)

最終回、「か、かばんちゃーん!!」などとハラハラしましたが、
なかなかの大団円でした。よかった。
登場人物は裏表のない良い子ばかりで、
一点の曇りもない物語でしたが、
評判通り、端々に薄暗いものが仕込んであり、
時々真顔になりました。
でも登場人物がそれを気にしなければ、
ここまで明るく終われるのかー!と、
ちょっと勉強したような気分になりましたよ。

内容ばれ
動物を、人間に近い知能と意識を持った少女の姿に変え、
学びと触れあいを目的としたテーマパークに住まわせ
人間のための見世物にする…という世界、これがもうすごすぎる。
私達のリアル世界だとしたら、動物愛護団体、女性権利団体、
宗教団体、科学者組織、絶対黙っちゃいないし、
世界的にボッコボコに叩かれまくると思う。
ここがかつて実際に運営されたのだとすると、
きっとすごく倫理の違う世界だったのだろう…。

サンドスターという現象、
どんな動物でも同規格の人間、しかも年齢性別は少女限定で変化させるって、
自然発生するとは思えないので、何らかの技術開発中に事故的に発生したのだと思う。
そしてあんな地球規模で生態系を破壊しまくるような物質が
流れっぱなしになっているのを放置している事から見て、
人類は絶滅したか、もうそれどころではないくらい数が少なくなっているのだと思う。

ふわふわ明るい美少女アニメと、薄暗いSF設定、
両者が交わらず、最後まで乖離したままという大変珍しいアニメでした。面白かった。
(かばんちゃんの手の先が黒くなってたの、手袋再生中だったのか。びっくりして調べたよ)






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2017/08/31(木)

映画かんそう
「エル ELLE」

ゲーム会社を経営する女性主人公は、
屋外に出ていた猫を家に入れようとドアを開けた瞬間、
押し入ってきた覆面の男に白昼性的暴行を受ける。
犯人が逃走したあと、彼女は警察には知らせず
これまで通りの生活を続ける。
仕事で辣腕を振るう彼女を恨む人間が社内に幾人か存在し、
また別れた前夫、現在肉体関係のある既婚男性、等々
複雑な人間関係の中に疑わしい人物が複数いるのだった。というあらすじ。

私は、性暴力を受けたヒロインが衝撃的な復讐を遂げる!
というような紹介文を見て、
バーホーベン的血みどろリベンジを期待して映画館に行ったのですが、
それはどうやら見間違いだったようで、この映画は復讐ものではなかったです。
というか、無理矢理分類するとしたらサスペンスになるんでしょうけど、
この映画、どのジャンルでもない内容です。見終わってしばらく考えました。
フランス、ベルギー、ドイツ製作。舞台はフランス。監督はポール・バーホーベン。
原作小説はあるようですが、79歳でこれまでのスタイルとは違う、
ジャンルを越えるような映画を撮れるのはすごい事です。

強さというのは、他者を圧する強さと、自分が揺るがない強さの
2種類があると思のですが、この映画の主人公は後者で、圧倒的強者です。
主演はイザベル・ユペール。お姿も立ち居振る舞いも、ものすごくお美しいです。
見ていて楽しくなるとか愉快になるとかではないが、なんかすごい映画です。
でも人を選びます。

ラストばれ

最初は、出来事は全部彼女の目論見通りで、
母を殺し、父を自殺に追い込み、元夫を新しい彼女と別れさせ、
親友の夫を寝取ったと見せかけて実は目当ては親友で、それも手に入れ、
あの事件を利用してショックを受けた息子を取戻し自分の支配下に置いて、
欲しいものを全部取り戻したハッピーエンドなのだと思ったのですが、
どうやらそうではないようです。

あやういバランスで成り立っていて、
下手をすると自分をレイプした男を愛してしまう、
性欲旺盛な哀れな老女の話、
または過去の事件のせいで
心を失ったサイコパス女の話になってしまうところですが、
(そういう風に読み取ったひともいると思うけど)
けれど彼女は美しく、地位も財産も友人も、
人の羨むものは全て持っており、そして王者のように心が強い。
性暴力は彼女を傷つけたりはせず、
それは日常の雑音の延長で、彼女は楽しんでもいいし、相手を破壊してもいい。
すべては彼女が決める。という話なのだと思いました。

途中で麻痺してしまうくらいクズ満載で、
女社長の触手凌辱エロ動画をCGで作ってしまう部下、
性暴力を受けたばかりの主人公に「やろうよ!平気だよ!手だけでもいいよ!」
って迫ってくる愛人、近所の人を20人以上殺した父と
「どうして父さんに面会してあげないの!?」って叱る母、
定職に付けずどう見てもヤバイ女に骨抜きにされ、
生活費をタカってくる息子…と挙げるときりがないです。
親友の旦那を寝取ったり、近所の妻帯者を誘惑したりする主人公が、
かわいく思えるくらいです。
それにしても甘やかした風でもないのになぜあの息子はあんなアカン子に育ったのか。
まあ、母が理性の権化なので、好きな女の子が感情の権化になっちゃうのは分かるけど(笑)

どうでもいいけど相変わらず「ぴゅたーん(畜生)」だけは聞き取れる…。

予告(性暴力のシーンがあります)
https://www.youtube.com/watch?v=_hycHCHryVI&app=desktop




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