6月日記

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2017/06/01(木)

映画かんそう
「光をくれたひと」

第一次世界大戦で心に傷を負った主人公は無人島の灯台守に志願し、
1人で暮らしていた。
しかし縁あって妻を迎え、妻の朗らかさに救われる主人公だったが、
不幸にも彼女は2度の流産を経験し、ふさぎ込む。
ある日、島にボートが漂着し、その中には男性の遺体と赤ん坊がいた。
妻は主人公に、赤ん坊を2人の子として育てようと提案するというあらすじ。

マイケル・ファスベンダーさん主演なので見ました。
ファスベンダーさん久しぶりの、全く何も悪くない被害者100%の役だ。
不幸な巡りあわせで色々な人が苦しむのですが
基本的にはみんな善人で、見終わった後にどんよりしたりはしないです。

内容ばれ
前任者の末路が伏線になっていて、実は2度の流産でおかしくなった夫妻は
共通の幻覚を見ていて、ある日それに気付いて妻は自殺、
でも主人公はいつまでも成長しない赤子と、妻の幻覚と幸せに暮らす、
という話かと思ったら違った。

「お前を苦しめるには、お前自身を痛めつけるよりお前の愛する者を
傷付けるのが有効だ」という、
130分ファスベンダーさん無限拷問タイム。
序盤の幸せなシーンも「落とすためには、まずしっかり上げないといかん」という
匠のこだわりを感じました。

監督はデレク・シアンフランス。うそでしょう「ブルー・バレンタイン」を撮った人が
意地悪さや冷淡さのない、こんな「泣いた赤鬼」みたいな映画を…!?
原作があるだけでこうも違うのか。

ところで個人の意見ですがファスベンダーさんは
100%被害者の役よりも、50%くらい本人に悪い所のある役の方が、
「この人も結構クズいところがあるのに、被害者に見える…!」
という風にトリックアートっぽく楽しめると思います。






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2017/06/02(金)

映画かんそう
「LOGAN ローガン」

ジェームズ・マンゴールド監督・脚本。
ウルヴァリンシリーズ最終章です。
ウルヴァリン役ヒュー・ジャックマン、プロフェッサーX役パトリック・スチュワートは
本作でシリーズ卒業となります。
R15+作品。X-MENシリーズではかつてなかったくらい残酷描写があります。

ミュータントが産まれなくなった近未来、ローガンは病んだ体で
プロフェッサーXの介護をしながらハイヤーの運転手として生計を立てていた。
ある日の仕事中に、見知らぬ女性から助けを求められたローガンは、
紆余曲折あって女性の連れていた少女と行動を共にする事になる。
少女は手の甲から鋭い爪を生やし、
受けた傷を瞬時に回復する治癒能力を持っていた、というあらすじ。

本国での評価がめっちゃ高く、見る前からハードルが上がっていましたが、
期待に違わぬ出来栄えでした。シリーズ1、2の完成度かも。
ただし作品のトーンは厳しめなので、本気できついエピソードがバンバンきます。
X-MENのキャラクターに思い入れの強い人は覚悟が必要です。

結末ばれ…?

この映画のすごい所はメインではなくサブでさらっと
スーパーヒーローと老いというテーマを扱ったところです。
アベンジャーズのみんなは老いてボケたらどうなるんだろう。
魔法界の皆さんは。スーパーサイヤ人は。

ジェームズ・マンゴールド監督は器用な監督で、
「ニューヨークの恋人」「“アイデンティティー”」
「3時10分、決断のとき」など、作風がバラバラですがどれも好きです。
「3時10分、決断のとき」はリメイク作品ですが
多勢に無勢の状況でボロボロになりながらも旅を終える男の話、
そして父と子の話だったので、この作品と通じるところがあるかも。

この映画でもローガンとローラ、そしてプロフェッサーとローガン、
博士とX-24、博士の父と博士、血のつながりのあるなしにかかわらず
様々な父子関係がありました。
私は放蕩父が最後だけいいひとになって子の尊敬を受け、
一生記憶に残るっていう話はケッって思うほうなんですが、
この話を好きなのは、少女のローラがローガンよりむしろ強く、
ローガンを守り、昔のローガンを彷彿とさせる凶暴さもあり、
アクションとかちょうかっこうよかったから。
足から出る爪を活かした動きが特によかった。
これスタントはどうするんだろうと思ったら、
ちゃんと少女スタントがいるんですね。すごい!

ローラがあんなに小さいのにザクザク殺すので、
ちょっと「チャイルド・プレイ」みを感じました。(笑)

プロフェッサーXについて
この映画で90歳になった教授は頻繁に正気を失い、
薬でそれを抑制しています。しかし時々能力の暴走を起こします。
物語の後半で彼は忘却していた自分の罪を思い出します。
何があったかははっきり描写されませんが、
それはウェストチェスターで起きた出来事らしいと分かります。
恩師のピンチに誰も駆けつけないX-MENたち、
そもそも教授の世話をしているのがなぜキャリバンとウルヴァリンだけなのか、
教授の能力の暴走になんとか耐えられるのが
治癒能力を持ったウルヴァリンただ一人だけなこと、
彼等が海上での生活を望んでいる事、
そしてニュースで読み上げられた過去の原因不明の事件、
一般人の被害者とミュータントの犠牲者がでたというそれ、
様々な事を考えるとなんとなく何があったか分かるようになっています。
(本当は映画冒頭にウェストチェスターの悲劇のシーンが入る予定だったという
インタビューを読みましたが、カットしてくれてありがたいですよ!
そんな構成だったらもう映画どころじゃなかった……)
マグニートーはすでに亡くなってたんだろうなと個人的には思います。
生きてたらたぶん教授を殺してでも止めてあげたと思う。
というかメットがあれば…あれがあれば1人は助かったのに…。
さては棺に入れたんだな?そうだな?

しかしあれほどミュータントの未来のために尽力した人が、
ミュータントを、友人たちを自分の能力で殺めてしまうなど、
そんな酷い結末ってあるだろうか。
これがX-MEN映画アースの一部になるのか別アースになるのか、
諸説飛び交ってますし、
公式が宣言しても数年後に手のひらクルー!するのはよくある事なので、
ずっと考えていくことになりそうです。
ただ閉じ方として、とても優れているのは認めない訳にはいきません。
(シリアスだから優れている、死ぬから優れているという意味では勿論ない)

女児と老人とウルヴァリンの逃避行、かわいかった。
アクションシーンもよかったけど、
ウルヴァリンがローラの食事のマナーを咎めたり(コーン取りすぎ!)
教授とローラが一緒に映画を見てたり、
ローラがウルヴァリンを寝かせて代わりに運転してあげたりとかああいうの。
あんなにオラついてたローガンが、教授のトイレの世話をする日が来るなんて。
船の話をしているときの笑顔が切なかった。
もうたぶんこの人達は船には乗れないし海にも行けないだろうという
そういう予感のある笑顔と空気だった。

ヒュー・ジャックマンとパトリック・スチュワートは
演技に対していつも真摯で、こんなにアメコミがブームになる前から
X−MENに出てくれて、漫画だからと役を軽んじたりすることも全然なく、
人柄もヒーローに相応しい人達でした。
彼等がウルヴァリンとプロフェッサーXでよかった。ありがとう!

シリーズ映画は8本あるので、2時間で計算しても16時間。
過去作を見ていないとあらすじが理解できないって箇所はないので
見ないでもまあ大丈夫かな…?という感じです。
・プロフェッサーXが多くのミュータントから尊敬を受ける教育者で
 最強のテレパスである事、X−MENを指揮していた事
・ウルヴァリンは教授に保護されたけど、気性が荒く一匹狼で
 万年反抗期だった事、そんな彼にも教授は居場所を提供した事
・ウルヴァリンは本来骨でできた鋭い爪を持ち、
 強力な治癒能力を持ったミュータントだったが
 研究所に監禁され人体実験を受けていた時代に
 アダマンチウムを体内に注入され、爪と骨がアダマンチウム製になった
この辺の基本設定を知ってればまあ大丈夫。
ジェームズ・ハウレットがローガンの本名とか、
キャリバンが「アポカリプス」の端役で出てたとか、
恵まれし子らの学園の所在地がウェストチェスターだったとかは
私も忘れてたけど問題なく理解できた。






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2017/06/03(土)

色々感想

食戟のソーマ(ジャンプ掲載)
うなぎと山椒とチーズとニンニクを使ったリゾットか…。
食べたい…。
モデルになったメニューが実際にあるのかな?
あと一色先輩格好いい。

鬼滅の刃(ジャンプ掲載)
即リクルートに来る敵もいいし、
即座に断る先輩もとてもいい。

Dr.STONE(ジャンプ掲載)
大樹が千空にためらわず人工呼吸をしようとしましたね。
これは増えたね…どこかのなにかが…。
千空の男前エピソードが多すぎて、
もはや惚れずにいるのが無理なんじゃないの!?という気持ち。

作者コメント欄の、最近は人工呼吸不用説もありますという
クールなコメントもいいですね。

銀英伝(ヤンジャン掲載)
ヤンの命日にイゼルローン要塞制圧回でした。
享年33歳なんですよね…。

正解するカド(アニメ)
カドカステラにカドまんじゅう、発売しそう。
こんなSFアニメでも浴衣回ってあるんだな…。

貴族探偵(ドラマ)
師匠最後の事件回。
貴族探偵は本当によいドラマ化をされたので、脚本の人は今後注目したい。
ドラマが面白かった人が原作を読んで「あれっ?」って思われないか
逆に心配です。

ダウントン・アビー6(ドラマ)
予告でめっちゃ血を吐いてますね…テーブルの上にドバーっと…。

救命医ハンク8 ザ・ファイナル(最終回)
一線から身を引き、これからは隠遁生活を送るというボリスに
一緒に来てほしいと誘われるハンク。最終回でのプロポーズ!少女漫画!
「医者だから誘ったんじゃない。君は期待以上に私を癒してくれた。
身内として来てほしかったんだ」
とまで言われてもバッサリ断る鉄の男ハンク。
結局はジルの尻を追っかけていった…。そこのところはガッカリしましたが、
まずまずハッピーな大団円でした。







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2017/06/04(日)

モルトウイスキー専門店で量り売りを中心にやっている
本町「モルトハウス」に行ってきた。
1本買う前にちょっと味をみたいとか、
たくさんは飲めないので少しずつ買いたいという人に最適の
素敵なお店です。





私は「スカイフォール」に出てきたマッカラン50年物が
もしあったらクレジットカードを切ろうと思ってましたが(笑)
さすがになくて、18年物を買いました。
あと「コンスタンティン」で主人公が愛飲していた
アードベック10年を。
これ巷で「ヨードチンキ」「正露丸」とか言われている癖の強いお酒ですが、
そんな馬鹿な、ヨードチンキ風味の酒なんかあるわけ…あったわ!!!
っていう味でした(笑)。わー、量り売りで買えてよかった。
でもこれ癖になるのも分かります。

ガラスの瓶は別売りで150円、
次回はこの容器を持ってきて販売してもらう事も可能だそうです。
推しのお酒をプレゼントにするのもいいなと思いました。

あ、今のところ平日のみ営業なのでご注意ください。




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2017/06/05(月)

カルピスバターを食べてみた。

カルピスを作る工程でできる脂肪分から作るバターで、
カルピス約30本につき1個しか作れないのだそうです。
1963年から製造されているそうなのですが、
私はしりるの方に教えていただくまで知りませんでした。

味は淡泊かつまろやかで、バターの獣臭がだめなひとにはぴったりかも。
パンの味を堪能したいときに、
主張が少ないこのバターが活躍しそうです。
私はそのまま食べるのが一番好きですけど…。

白くてきれいですが、カルピスは入ってません。
製菓、料理用にもいいと聞きますけど、
お値段が通常のバターの倍以上するので、
庶民の私には勿体なくて無理だ(笑)。






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2017/06/06(火)

映画かんそう
「神様メール」

ジャコ・ヴァン・ドルマル監督作品。
前作の「ミスター・ノーバディ」もすごかったですが、
この監督はほかに類似作のない、分類の難しい映画を撮る、
わりと寡作の人です。ベルギー人。
どっちかといえば玄人好みな作風。
めっちゃ性格がクズな神様(ふんわりした神ではなく、
キリスト教・イスラム教・ユダヤ教共通の、あの神様であるとはっきり描かれる)
はブリュッセルで、同居の妻と娘を虐待しながら、
人類に碌でもない試練を与えて暮らしていた。
父親が大嫌いな娘のエアは、
まず父のパソコンから下界の全ての人に寿命を知らせるメールを出し、
続いて兄のJC(の像)の助言をもとに、
使徒の数を、父の好きな12という数字から、
母の好きな18に変えるために下界へと冒険に出る、というあらすじ。
兄のJCって要するに、いえっさな。オチもなんかすごい。

おちばれ注意!
この神のクズっぷりは本物で、
娘をベルトで打ったりとかするうえに、
スーパーのレジで隣の列が必ず早く進んだり、
食器を落としてしまうのは必ず洗った後だったり、
パンを落としたらジャムの面が下になるのも、
お風呂に入った瞬間電話が鳴るのも、
あとあらゆる大規模災害や大きな事故も、
全部この神のしわざなのです。

結局エアの奇妙な使徒探しの旅は無事終了し、
クズな神は地上でありとあらゆる酷い目に遭い、
委縮して暮らしていた神の妻はパソコンを手にします。
そしてOSと妻との短い会話で、
ここ数千年のメジャーな宗教よりも昔に信仰されていた女神こそ
彼女であるということが分かります。
女神は地上にありとあらゆる素敵な事を起こし、世界は変ります。
神が変わって世界が再起動されるという、
こんな力技の超超ハッピーエンド、見たことありません。
ちなみに原題は「新・新約聖書」です。

偶像崇拝を禁じている宗教があった気がするんだけど、
無機物でなく有機物の人間が演じるのはいいのかな…?
いやでもメチャクチャ神を愚弄してるけど、大丈夫なんだろうか。
もう製作されてから2年ほど経過して、監督無事みたいだからいいのかな。
還暦でこのあらすじの映画を撮るって凄すぎるので、
いつまでもお元気で、時々映画を撮っていただきたいです。





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2017/06/07(水)

世界のビーズを集めたビーズ展というのに行ってきたけど、
立体物に穴が開いてたらビーズだよね!という分類で、
虫のブレスレットとか、人間の歯の首飾りとかも展示されてました。
コガネムシとか、繋げたくなる気持ちは分からなくもない。
でも歯って、抜いた直後は透き通るような白さでキラキラしているけど、
時間が経つと変色が激しいですよね…まあ自分の強さを誇示するとか、
倒した相手のパワーを身に付けるとかそういう意味合いがあるだろうから、
綺麗でなくてもいいのかもしれないけど。
あれ酸化してるのかな。なにかでコーティングすればいいのかな?

ムラーノ島のガラスのビーズはやっぱり美しかったです。






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2017/06/08(木)

読書かんそう
「ソフロニア嬢、倫敦で恋に陥落する」
ゲイル・キャリガー

表向きは花嫁学校、でも実際は女スパイ養成所の
マドモアゼル・ジェラルディン・フィニシング・アカデミーで、
レディらしく振舞う事が大嫌いなソフロニアが大冒険を繰り広げる
シリーズ最終巻です。2月に出てたの気付いてなかった…。
最終巻だけあって内容は盛りだくさん、
あの人の意外な正体が明かされたり、
アレクシアシリーズとの接点が仄めかされたり、
ライバルとの熱い共闘、
キャリガーさんのシリーズにしては珍しい主人公の大怪我、
そしてソフロニアの恋の決着…。
最終巻に相応しいボリュームでした。

ラストばれ
アレクシア世界とのテクノロジー水準の矛盾を力技で解決した!(笑)

主人公の鼻が折れたり、女性キャラクターが爆死して肉が飛び散ったり、
かつてない残酷描写だな…?って思いました。
でも1巻から不和が描かれていた肉親との関係、
相手が望むように相手を立てればお互いwin-winなのか…
って学校で習った事を応用してソフロニアが姉と上手くやるところなどは
結構感慨深かったです。
お買い物描写とか、ドレスや食事の描写などは相変わらず楽しい。
(まともなクランペットのためなら人殺しだっていとわない、という文がありました)
(最近食べたばかりですが、そこまで!?)

女スパイが常に非常事態に備えておやつを確保し、
パーティーで友人たちとハンドサインで秘密の会話をするところなどは、
女児がソフロニアごっこをしたらかなりハマりそうです。

結局優秀なスパイとして身を立て、仕える先も自ら決めて、
愛する人とは結婚せずに秘密の愛人としてやっていくという結末は
すごく今風だなと感じました。

さりげなくライオール教授が出てました。
ダントツで気に入ってらっしゃるのね…。






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2017/06/09(金)

日本橋の有名おはぎ専門店に行った。
3mほどの行列だったので軽い気持ちで並んだけど、
結局買うのに30分かかった。
種類は、こしあん、つぶあん、きなこ、の3種。
最小ロットで6個から。(容器を持参すれば2個から)
個数は必ず偶数で、1つの箱に入れられるのは最大2種まで、
その2種は同数でなければならない。
つまりきなこ2、こしあん4、という買い方はできない。
きなこ2、こしあん2、つぶあん2という買い方もできない。
というちょっと知能テストみたいな掟があり、
最初は「????」だったけど、
待っているうちになんとなく理解した。
食べてみたけど、たしかにこれは30分くらいなら並ぶかも…
というおいしさで、甘いのが苦手な人にもいけそうでした。
きなこは中に餡が入っていないタイプで、
ほんのりした優しい味だった。
私のうしろ2人で生地が終了したらしく、
「今蒸してますのでしばらくお待ちください」
という宣言がでて、皆さん硬い表情になっていたけど、
後ろの人はあれからどれくらい待ったんだろうか…。
とりあえず秀でておいしく、比較的安価なものを食べるためには
必ず行列しなければならない国、日本…。





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2017/06/10(土)

色々感想

左門くんはサモナー(ジャンプ掲載)
終わった!?人気はあったと思うし、
たぶんこれ当初に予定されていた終わり方ではないのでは…?
一体何がどうしたの?

Dr.stone(ジャンプ掲載)
またもや千空くん格好いいエピソード!?
もはやこの漫画の主役が誰か分からなくなってきたけど大丈夫なの!?

進撃(別マガ掲載)
ここにきてアニベルライの過去話!
そういえば山奥組という名称で呼ばれたりもしてたけど、
山奥じゃなかったな…。

ダウントン・アビー6
お父様が血を吐いて救急車がきた!
自動車の!黒かった!物語世界で西暦何年頃なんだろうね。

正解するカド(アニメ)
人間が睡眠を必要としなくなるっていうのは、
世界人口の全員が1日8時間余分に活動するということで、
健康面で何も問題がなくともエネルギー的に問題があるのではという気がする。

CRISIS 公安機動捜査隊特捜班
小栗さんの「昔の男回」。
ほぼ全員昔の男回をやったけど、
野間口さんだけやってないんじゃ?





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2017/06/11(日)

映画かんそう
「ジェーン・ドウの解剖」

家業で遺体安置所と火葬場を営んでいる父子のところに、
馴染みの保安官から検死の依頼が来る。
その美しい女性の遺体は一家惨殺事件の起きた家の地下に埋まっていたとのこと。
解剖を始めると、外傷の全くない女性の手首足首の骨は砕けており、
内臓には無数の傷、肺は焼け、舌は切り取られている事が分かる。
解剖が進むにつれ、その部屋で不可思議な現象が起こり始める、というあらすじ。

短いながらもよくできたホラー映画。
身元不明のこの死体は何なのかという一連の謎ときがよかった。
怖がらせのアイディはあと10個ほどほしいかな?という感じ。
解剖シーンは上から順番にちゃんと進んで、開頭もばっちり映ります。
あと謎の美女はずっと全裸なので、内臓もしくは裸の見たい人におすすめ!

注:ねこが死にます。

オチばれ

恨みを残して死んだ人が誰かれ構わず祟りまくるという、
ちょっと日本の幽霊文法に近いお話なので、
ぞーっとする怖さです。
まあ両手足を砕かれて、舌を切られて、生きたまま火で炙られ、
何度も刺されたら、そりゃあ祟るよね…って思います。
美しい人なので、なんか拷問されるまでの経緯の想像がつきそうというか。
人間は義憤と嫉妬とヒステリーを比較的簡単に混同してしまう。

鈴の演出はよかった。
でも煙の中でお父さんがどつきまわされるシーンはよく分からなかった。
猫、えっ病院につれて行くんじゃないの?えっ?ってびっくりした。
後のシーンの伏線なのは分かるけど…。
あと、彼女は終盤でどんな活躍を?って思ってたらマッハ退場で
そこも驚きました。

あと撮影セカンドユニットがあったのですが、
はたしてどこに第二班が必要だったんだろう…。ラストかな…?






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2017/06/12(月)

映画かんそう
「怪物はささやく」

難病の母親と暮らす少年は、
アメリカで新しい家族を持った実の父親、厳格で気の合わない祖母、
執拗に暴力を振るうクラスメイト、等々諸問題を抱えていた。
ある夜、机に向かっていた少年が異変を感じて窓の外を見ると、
遠くに見える墓地の西洋イチイの木が立ち上がり、
少年の家までやって来てこう述べた。
「自分はこれから3つの物語を話す。
だが、最後の4つ目の物語はお前が真実を話すのだ」と。

物語が人間を救う系のお話なので、後味は悪くないです。
「パンズ・ラビリンス」のスタッフが贈る!という売られ方をされてますが、
ラストはあそこまで鬱ではない。
イチイの木が話す物語の絵がとても美しいです。
単純な線だけど複雑な色合いで、素朴でダークで。

内容ばれ

2つ目の物語は途中ですでに牧師が悪いと思ったし、
4番目の真実は「普通にあるある!」「気にする事ない!」
って思って、自分の事「大人だな!」って思いました…。
(ちなみに1つめの物語は、杉下右京さんがいれば一発解決ですね…)

ラストで「お前のパンチ、効いたぜ…」って
あの子と友達になるんだと思ってました。
まあすごい良いラストなので、BLとか入れてるヒマがないのは分かりますよ。はい。

母親をフェリシティ・ジョーンズ、祖母をシガニー・ウィーバー、
イチイの木はリーアム・ニーソンが声を演じます。
さすがに皆さん世界観にぴったりの演技。
主人公も、陰のある役柄に相応しい複雑な表情をする子だった。



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2017/06/13(火)

漫画かんそう
「アンの世界地図〜It’s a small world〜" 」
吟鳥子さん 全5巻

2巻を読んで、「このボリュームだと10巻くらいにはなるだろう。
完結してから一気読みしよう」と思ったんですが、
コーナー最短カーブを幾つもキメられて、5巻で完結していました。

母親からネグレクトを受けていた少女アンが、
徳島の少女アキと出会い、
きちんと生活を送る事、人と交流するうえでのマナー、
なによりも愛情を向けられそれを受け取ることを教わり、
言わばもう一度生まれ直したような経験をするのが序盤、
つぎに徳島収容所の幽霊の語りになり
(映画「バルトの楽園」で、ある程度知識があったので分かり易かったです)
アキの隠してきた秘密の話になり、
アキの祖母あおいさんの登場、そうして大団円のフィナーレでした。

フックがとても多いお話で、様々な人の心に引っかかると思います
アキとアンの友情、虐待のサバイバーの話である事、
和服とロココへのこだわり、丁寧な生活系、人間の業、老い、
戦争、古い日本家屋に隠された秘密、もちろんBL的な萌えも。
私はアンが初めてアフタヌーンティーを体験するシーンが好きで、
今後も繰り返し読み返してしまいそうです(笑)
特に「下妻物語」「お嬢さん」(荊の城)がお好きな人は読むべき。
映画、もしくは朝ドラ化してほしいかもです。

ラストばれ

終盤の展開にはYES!YES!ってなりましたね!
10年、いや5年前の漫画なら、確実に
アンとアキ、それぞれにいい感じの男性が現れて
くっついてハッピーエンドだったでしょうけど、そうはなりません。
王子様に救済してもらうのではなく、自分が救い手となり、
また助けを借りつつ自らの膝で立ち上がるお姫様のお話なのです。
アンとアキの愛情が、性愛なのか違うのか
どちらともとれるようになっているのも個人的には良かったなー。





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2017/06/14(水)

漫画かんそう
「きみを死なせないための物語」1巻
吟 鳥子さん

そして吟鳥子さんの新しいシリーズです。
今度は打って変ってSF!
地球を離れた人類は、宇宙にコクーンと呼ばれる居住施設を
幾つか建造して生活していた。
従来の人類に比べて寿命が長い「ネオテニイ」である
アラタ、ターラ、シーザー、ルイは気の合った学友4人組。
ある日、自由奔放なルイは偽造IDを使って男子3人だけで
歓楽街である京都コクーンに向かう。
そこで彼等が出会ったのは、緑の髪をした女性、祇園だった、というあらすじ。

世界に合わせた倫理観も構築してあって、
この世界では交際について特に厳しく、
幼少時より社会評価の釣り合った相手とパートナー契約を結び、
パートナー以外との接触は禁じられています。
(異性同性のルールは特になし)
こういうのはSFの醍醐味でわくわくします。
あとネオテニイは数が少ないのかセレブ的な扱いを受けていて、
ファンサイトがあって動向が監視されていたり
ファンフィクションの対象になっていたりするのも面白い。

内容ばれ

1巻終了して、えって思ったのですが、
まあ言わば1巻まるっと過去回想シーンというか、導入部だったわけですよ。
本編は2巻以降なのです。
ネオテニイの寿命の長さとか、ダフネ病とか、かぐや姫の話とか
最後にぐわーっと絡んでくるんだろうなーと、わくわくしつつ、続巻を待ちます。






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2017/06/15(木)

映画かんそう
「セトウツミ」

高校生男子、陽気な瀬戸と思索的な内海が
時間つぶしに川べりで座って無駄話をしている、その会話だけの映画。
会話劇なので起承転結はない。
部屋に出た蜘蛛の話や、母親の話や、飼い猫の話をし続ける。
派手な演出を抑えた会話に、とぼけた味があって楽しいです。
場面転換で鳴るバンドネオンの音楽もぴったり合ってる。

原作は同タイトルの漫画なのですが、私の2016ベスト漫画です。
映画を気に入ったひとは、ぜひぜひ読んでほしい。
お腹を抱えて笑ったエピソードが、映像向きではなかったのか
使われてなかったので…。
ギャグって、映像向きなのと紙向きなのがあるよね分かる…。






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2017/06/16(金)

映画かんそう
「ミニオンズ」

「怪盗グルーの月泥棒」「怪盗グルーのミニオン危機一発」
で人気のでた、ミニオンたちのスピンオフ作品です。
何人かのひとに「ともかく見てください!」とプレゼンを受けていたので
やっと見られてうれしい。

最強最悪のボスに仕える事が喜びであり生き甲斐である謎の生物ミニオンたち。
彼等は人類よりも前に誕生し、様々な主に仕えてきたが
彼等の主はことごとく早世し、主のいないまま長い年月を過ごしたミニオン達は
次第に元気をなくしていった。
そこでケビンはスチュワートとボブを連れて、ボス探しの旅に出かける…というあらすじ。

コメディっぽく描いてますが、彼等の歴代のボスはだいたいミニオンズのせいで死んでいます。
石器時代のボスが恐竜と棍棒で戦う直前にハエ叩きを渡してこれ使えって言ったり、
吸血鬼のボスの誕生祝いパーティーを開いておめでとうボス!ってカーテンを開けて
ボスが塵になっちゃったり。
これは…シリアスに描いたら結構鬱な話!
でも死なないボスに巡り合えてよかったね君達…。

ミニオンズは特定の言語を喋らず、独特のミニオン語で喋るので
(でも時々色々な国の言葉を言ってるような…インドネシア語とか…)
むしろ言葉を喋れない小さなお友達が見ると楽しいかも。
すごく賑やかでリズムがいいですミニオン語。

スカーレット・オーバーキルのギミックが楽しかった。
おしゃれで強そう。





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2017/06/17(土)

色々感想

「背すじをピン!と」の人がサッカーの新連載!早い!
サッカークラブにやってきたオールラウンダーの選手が女子っていう、
ジャンプでは珍しい初回です。

ワンピ(ジャンプ掲載)
映画の「ローガン」でも思ったのですが、
本人に大量破壊兵器なみの殺傷能力があるが、
悪意はなく、認識能力に問題がある場合、
どうするのが正しいのか、現状でもまだ正解が出てないように思うのですが
これどういう決着にするのでしょうね。

Dr.stone (ジャンプ掲載)
今週の話は神サークルのDr.stone本、夏の新刊という感じでした…。
いい意味で…。並ばずに300円足らずで買えるとか、なんて安いんだジャンプ。

鬼滅の刃(ジャンプ掲載)
わあわあ煉獄さんわあわあ。肉体は負けたけど品格では勝った!って展開いいなあ。
両者の精神状態も、敗者と勝者があべこべのよう。
でももう少し活躍してほしかった。

カメントツの漫画ならず道(ゲッサン掲載)
漫画「星のカービィ」の作者ひかわ博一さんが、小学館の編集者に
非人道的な扱いを受けて心を病んでしまった、というのは
私でも知ってたくらいの有名な都市伝説ですが、
インタビューをしてその真相に迫るというルポでした。
結果だけ書くと、編集者は関係なく単に描けなくなってしまった、というお話でしたが、
突然描けなくなるという精神状態、就労経験がない人間には就職の道がないという窮状、
色々と苦しくなるような内容でした…。

第三世界の長井(ゲッサン掲載)
数か月前からシリアス展開が続いているのですが、
シリアス展開であってもあらすじが説明できないのでした。本当に唯一無二の漫画だよ。

プリキュア
どうでもいいけど、キラパティ(主人公たちの経営する洋菓子店)は
営業妨害で悪い噂をまかれたり、近所に競合店がオープンしたり、
朝ドラなら1週間ほど引きずるだろう大ピンチっぽいのに、
30分で何でも乗り越えて偉いな。

有頂天家族2(アニメ)
あっ今回の展開で、私は物語の重要な部分を忘れていたのを突然思い出しました。
なんか、兄が黒幕って記憶がすり替わってた…。
日記に感想を書く時はなるべく結末に触れないように書いてますが、
もういっそ備忘録と割り切ってじゃんじゃん書いていくべきか…。
弁天様も二代目も冬の京都も美しいわ…。

正解するカド(アニメ)
慣性や質量や重力、物理法則全般までも
自在に操作するテクノロジーとか言い始めて、
あれ…?って感じでしたが、結局のところ創造主でした。

いわばマインクラフトとシムピープルを足したようなゲームを改造して遊んでいたら、
画期的な、自我を持った仮想生命体が誕生し、
これは面白いからいっちょ彼等に一次元上の世界の情報を与え、
1人を現実世界に連れ出してみようぜ!ってソースを書き換えたら、
権利者が怒った…っていう喩えで正しいかな?

スペース三角関係の様相を呈してきました。
(コピーが取れるんだったら、そのコピーを連れて行きなよザシュニナ…)

CRISIS 公安機動捜査隊特捜班
誰が闇落ちするんだ誰だ誰だって最初から言ってましたが、
まさか全員闇落ちとは…そりゃあ伏線はあちこちにあったけど、
いくらなんでもチーム全員落ちるとは思わないじゃないですか…。
終盤のあのいつものタイトルテーマが不協和音バージョンで流れるシーン、
うわぁぁぁぁぁ!って感じでした。

うんまあ、小栗さんが命懸けで投降を呼びかけ、
それを受け入れたた昔の男があっさり射殺され、
首脳陣はもとから殺すつもりで全部仕組んでたって分かったらそりゃあ
希望も何もなくなるでしょうけどね…。

向こう側も、息子を囮に使って、息子は2人いるから
1人減ってもまあなんとかなるよという妖怪ぶり、壮絶な終わり方でした。

防弾チョッキは付けような?と思ったのと、
バーの女の子、結局話に全く絡まなかったな…というのが気になりましたけど。
首相の暗殺(未遂)に弓が使われたのは熱かった!弓!

ダウントン・アビー6
ベッドメイクは四隅がきちんとしてないと、とか
部屋を綺麗にしろとか、料理に駄目だしとか、カーソンさんがうざい!
来週あたり大激突の予感。

とうとうダウントン・アビーが有料で一般公開されます。
でも住んでいる人は意外に飾ってある絵の由来とか、建築様式に詳しくない(笑)




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2017/06/18(日)

映画かんそう
「バイオハザード ヴェンデッタ」

ディジェネレーション、ダムネーションに続くカプコンのフルCG映画3作目です。
1は黒髪の復讐者イエーイ!2は映画っぽい、3はバイオっぽい、という感想です。
監督は辻本貴則さん、エグゼクティブプロデューサー清水崇さん、音楽川井憲次さん。
冒頭はちょっとホラー寄りですが、中盤以降はアクションメインになります。
アクションはかなり面白くて、距離ほぼゼロで組み合いつつお互いに発砲して、
体術でそれを全部かわすという、息の合った舞踏のような不思議な動きでした。

武器密売組織の潜伏場所に踏み込んだクリスたちBSAAは、
逆にゾンビの襲撃を受けて多くの隊員が犠牲になる。
武器商人アリアスが新種のウィルスを商品化している事を知ったクリスは、
大学教授としてゾンビウィルス研究をしているかつての同僚レベッカを訪ねる、というあらすじ。
冒頭、女殺される→男が天を仰いでウォォォ→女殺される→男が天を仰いでウォォォって
2回繰り返すのは、たとえ意図してのことでもどうかと思う。ちょっと面白い感じがしました。
あと武器商人のアリアスさん、愛しい恋人と友人達で
ウキウキガーデンウェディングを幸せいっぱい楽しんでいたら、某国に空爆されて
愛しい人が死んで復讐を誓う……というのは、
まんま「エンド・オブ・キングダム」の冒頭なので(あっちは愛娘)、
映画とか見て学習しなよ…「ブレイキング・バッド」がある世界ならエンドオブシリーズもあるでしょ…
どうしても結婚式したいなら地下の核シェルターでやりなよ…
自分は法を破るけど、敵は人道的に攻撃してくれなきゃ怒る!っていうのは我儘だよ…って思いました。

ディジェネのオラオラした彼はどこへ行ったのか、やさぐれて酒びたりのレオンが見られたので、
これに1000円の価値はあるなって思いました。
レベッカの教授設定、ゲームの方にも一応あるんですね。びっくり!

内容ばれ

レオンのアクションだけ物理法則がなんか違って、面白かったです。
特にバイクのところ…民間人も華麗に爆殺しているけどねレオン!!!!

CGは、実写と見間違えるというところまではいかず。
(たぶんKINGSGLAIVEと無意識に比較している)
肩と上腕のところの服地の感じ、あと髪のせいかも。




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2017/06/19(月)

漫画かんそう
「ファイアパンチ」2巻〜5巻まで
(1巻感想は2016/08/03)
藤本タツキさん

あらゆる倒錯をサクサク盛り込み、
人命は紙より軽く、展開は異様に早く、
登場人物が次の瞬間何をするか、話がどう進むかが読めない漫画。
「進撃の巨人」の登場人物の感情をもっと薄くして、
「ゴールデンカムイ」から安定感を抜いたようなそんな感じ。
でもテンプレ展開とは常に逆方向へアクセル全開の心意気、
すごくよく分かります。
走っている人が少ないからすごくボコボコしてる道なんだけど、
それでも走ってしまう感じ。
たぶんこの人は、映画が好きで、
たるい展開とかが許せないタイプのひとなんじゃなかろうかと思う。

2巻から登場のトガタさんという人が、
失われた旧文明を知っている人で、映画が好きで、
若干映画と現実を混同している部分があるのですが、
メタというほどではなく、第4の壁を越えてるような越えてないような
曖昧な感じがとってもいいと思いました。
現実に対しても展開の早さとキャラ構築の巧さを求める2巻のトガタさんの気持ち、
何だか私はすごく分かる(笑)。

内容ばれ

少年漫画っぽい肉体的な特訓をしながら卑猥な英単語を覚えさせられたり、
わりとシリアスで感動的な場面のはずなのに台詞噛んじゃったり、
普通の漫画なら絶対に許している筈のシーンなのに虐殺しちゃったり、
(主人公の好感度を下げずに殺す方法はあるよね?ってあの問答のところ思ってました)
ああいう、ちょっと混乱する感じがこの漫画の真骨頂です。
クレイジーさも、本当のクレイジーっていうのは
結構淡々としていて、笑いと恐怖が未分化な感じなのかなと思ったり。
私は顔を食べさせるという点でアンパンマンを連想したし、
アグニに対して発生した新興宗教の教義がものすごく雑なのもフフッって感じた。
でも映画館のシーンはガチで良かった。トガタさんらしい。

どうだろうでもあと少しで終わってしまいそうな気もする。
あと、SWの新シリーズの完結編は私はそこまでは気にならない(笑)

主人公を演じた俳優が強姦魔のヒーローもの映画ってモデルはあるのかしら…。







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2017/06/20(火)

映画かんそう
「テロ、ライブ」

上映会で見せてもらいました。
テレビからラジオに左遷された元有名ニュースキャスターの主人公が
リスナーとの会話を生で流す番組中にかかってきた1本の電話。
「橋を爆破する」と言い出した男に、やるならさっさとやれと応じる主人公だが
本当に橋が爆破される。
何か主張があるらしい犯人に、独占放送の約束を取り付ける主人公、というあらすじ。

事件の始まりから終わりまでが、ほぼ放送局の中で撮られます。
舞台劇にできそう。
「インサイダーズ」でも思いましたが、韓国社会ものに出てくる上司は
100発100中悪事に手を染めてるし、みんな賄賂を普通に受け取る。
そんなに賄賂が流行ってるの!?

内容ばれ
上司は悪だし、女捜査官も適当な事ばっかり言うし、主人公も賄賂を受け取ってたし、
だれに感情移入すりゃあいいのよ!って思って見てましたが、
政府の偉い人が更に悪いので、段々気の毒になってきました。
謝るくらいいいじゃない…。謝罪に対する考えがちょっと違うのかもだけど…。

犯人のおっさんが、ものすごいおっさんなのに声だけ透き通ってて、
ふふ、なんか面白い…って、思っては、いたんですよ…。







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2017/06/21(水)

映画かんそう
「サラマンダー」2002年

地下工事現場から突如現れたドラゴンが
瞬く間に繁殖して世界を支配し、
人類は生物の頂点から転落して狩られる立場になる。
主人公は少年の頃に最初のドラゴンを目撃し、母を殺され、
成長した今は砦に籠城しているグループのリーダーをしている、という話。
原題は「Reign of Fire」で炎による支配。
作中でもサラマンダーっていう呼称は一度も出てこなかったような…。
(字幕では言ってることになってる)

クリスチャン・ベールは皆にリーダーをやらされたり、
初対面の人に惚れこまれたり頼られたりする役が似合いますね。
なんとかしてくれそうな顔をしているというか。

内容ばれ

文明が後退した娯楽のない世界で、大人たちが子供を集めて
スター・ウォーズの1場面を寸劇でやっていて、
例の「アイムユアファーザー」のシーンで子供がガチびっくりして
「ヒャー!!」みたいな声を上げるの面白かった。
すごい偶然ながらディストピアでのスター・ウォーズを描いた作品、
「ファイアパンチ」と「サラマンダー」連続で鑑賞しましたが、
どっちの使い方も好きです。

私はなぜかジェラルド・バトラー演じる友達のクリーディ こそが雄のサラマンダーで、
最初に会ったチャンベのことが忘れられなくて
ずっと側にいたけど、正体が分かってしまったからもう会わない
って言って群れを引き連れて飛び去ってしまう話だと思っていたので、
終盤は、あれ?あれれ?ってずっと言ってました。
なにか他の映画と勘違いしたか、
誰かの二次創作ねたを混同したのかな…。

ところで英国でトマトを育てるのって日照足りなさそう。






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2017/06/22(木)

映画かんそう
「キング・アーサー」

やんちゃなガイ・リッチー監督がアーサー王伝説に挑戦です。
兄に嫉妬する弟が王を殺害するが、その子供は逃げのびて
スラムでたくましく育ち、やがてエクスカリバーを抜いて
民衆の支持を受け、反旗を翻す!というあらすじ。
アーサーをチャーリー・ハナム(パシフィック・リムの主人公)が、
嫉妬する叔父をジュード・ロウが演じます。
監督はジュード・ロウをともかく美しく無慈悲に撮りたかったらしく、
そこのところは完璧といえます。
しかし興行的にはどうやら敗色濃厚のようです。

内容ばれ(ややdis入ります注意)

文章だと「時間を巻いて書く」という技術があるのですが、
それは映像や漫画では通常は使えません。
でもガイ・リッチー監督はこの手法が得意で、
10年以上前から演出として愛用しておられて、
そろそろ完成形に近付きつつある感じです。
(あの毛皮商人から上納金をせしめ、白髭を圧倒した説明のくだり)
回想シーンでも早送りでもカットバックでもない不思議な手法です。

人質をとってアーサーに言う事を聞かせるシーンが3回あったり、
危ないからここに居ろという大人を振り切って
ブルーが父ちゃんを探しに行ってしまうシーンが2回あったり、
特に人格もなく、何の抵抗も出来ない女性キャラクターが殺されるシーンが3回あったり、
暗殺失敗のあとどう考えても分散して逃げるべきなのに、
修学旅行よろしくウロウロ団体行動したり、
いや、この映画が涙を流したり鼻血をだしたり虜囚の傍にちょっこり腰かけたり、
民衆を跪かせてスーパーご満悦だったりするジュード・ロウ激推し販促映画なのは分かってますが、
それにしても脚本段階でもうちょっとこうなんとか…と思わなくもなかった。

アクションシーンはガイ・リッチー監督お得意のスローモーション多用の例のあれ。
ジュード・ロウは最後触手にまかれて死ぬんだな?って思ってたのに違った。

そういえば弓おじさんの因縁、何だったのかな。






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2017/06/23(金)

映画かんそう
「10 クローバーフィールド・レーン」

「クローバーフィールド」という怪獣パニック映画があります。
パラマウント社は、クローバーフィールドユニバースという企画を発表し、
世界観を同じくしたシリーズ作品を作るという意向を示したらしい。
ちょ、マーベルが当たったからって、みんなユニバース形成しすぎ!
あとその方向性はどうだろうパラマウント!?

主人公の女性は、彼氏と喧嘩をして部屋を飛び出す。
原因不明の停電が広がっているというニュースが流れる中、
車を走らせる主人公だが、動揺していたせいもあり事故を起こしてしまう。
意識を取り戻した女性は、自分が密室に拘束されていると気付く。
部屋に入ってきた老人によれば、事故を起こした彼女を助けたのは自分で、
自分は以前から終末に備えてシェルター設備と食料を用意していた、
外の空気は何らかの攻撃によって汚染されており、出ると危険らしい。
果たして老人は正気なのか、というスリラーです。

サイコサスペンスとしては、よく出来てます。
なのでクローバーフィールドと無関係にした方が良かったような気もする。
製作費は15,000,000ドル。普通のモンスター大暴れ映画の
10分の1以下の製作費。密室系はそこのところが強いんですよね。

おちばれ

最後のバトルが取って付けたみたいというか、
主人公突然強すぎというか、その程度でやっつけられるのっていうか。
密室のおっさんが恐かったので、突然宇宙からの侵略者が出てきても
恐怖の種類が違うのでちょっとぽかーんとする。

おっさんの娘は本当に出て行ったのか、
自分の前にも監禁された女性がいたのではないか、
同じ服を着せられているのではないか、等じわじわ来る演出はよかったです。

主人公の彼氏は ブラッドリー・クーパー(声だけ)。気付かなかった。
主人公は「リンカーン/秘密の書」で妻メアリーや、
「スコット・ピルグリム」でラモーナを演じたメアリー・エリザベス・ウィンステッド。
これも気付かなかった。





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2017/06/24(土)

色々感想

ジャンプの新連載、クラスでは当たり障りなく生きてる自分と、
SNSでは言いたい放題言って、何千人もフォロワーのいる自分、
けれど勇気を出してリアルの自分を変えていこう…みたいなノリの
パンツ漫画連載スタート。
幼馴染の女子と、憧れの女優の間で揺れ動く平凡な男子高生云々。
ジャンプでSNSがテーマの漫画はたぶん初めて。
しかしお色気恋愛漫画3本になるけど、どれか終わるのかな。
それともSNSのやつは新基軸なのかな。

舞妓さんちのまかないさん(サンデー掲載)
今週は、キヨちゃんとスウちゃんが地元に帰らずに
屋形で年越しをして、除夜の鐘が鳴り終わる前に慌てて帰ってきたスウちゃんが、
髷を下ろして、キヨちゃんと一緒にお風呂に入って、
いただいた福玉を開けてキャッキャするという神回。
なんとなくハリポタみもある。
福玉って知らなかったけど、殻は餅で出来ていて食べられるのかー。
しかも買えるのか。

福玉
http://souda-kyoto.jp/knowledge/culture/fukudama.html

HiGH&LOW(マガジン掲載)
雨宮兄弟が飲もうとしてた60度の花酒「与那国」って実在する!崎元酒造所!

銀英伝(ヤンジャン掲載)
ヤン提督が殺人的にかわいい…。歩く時の音が「ポクポク」なのがいい…。
ドラえもんみたいな感じだろうか。
ルビンスキー初登場。すごい眼力です。実在の有名人でこういう眼をしたひとがいたような。
誰だっけ。サルバドール・ダリ…?違うかな?

正解するカド(アニメ)
絵に文字だけって懐かしのサウンドノベルを思い出しましたけど、
今の若い人はこの手法、認識できただろうか。
何らかの放送事故って思わなかっただろうか。

人類誕生遥か以前からリアル地球ゲー廃人サラカさん、
オタクの鑑だわー。





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2017/06/25(日)

漫画かんそう
「異世界食堂」1巻

原作:犬塚惇平さん
作画:九月タカアキさん

えっと原作はなろう系異世界ファンタジー小説で、
アニメ化されて、コミカライズもされました。
ごく普通の商店街にある食堂「洋食のねこや」、
しかしその店には毎週の休業日にだけ開く扉があり
この世界の人間ではない者たちが店に訪れるという秘密があった…
というあらすじ。
1巻が出たばかりですが、おもしろかったです。
メンチカツやビーフシチュー、おにぎりやお味噌汁、
私たちはよく知っている料理ですが
異世界の住人たちには魔法のように思える食べ物の数々。
彼女達の目を通して、料理のおいしさが再確認できるというか。
登場人物がやや女性に偏りすぎのようにも思いますが、
まあでも概ね上品で、お料理はおいしそうです。







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2017/06/26(月)

映画かんそう
「フィフティ・シェイズ・ダーカー」

「トワイライト」のファンがネット上に上げた二次創作ポルノが映画化された、
「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」の続編です。
SM行為に恐怖を覚えたヒロインが社長と別れたのが前作ラストですが、
しかし社長はヒロインの事を忘れがたく、ぐいぐいと迫り、
もうSM行為はしないとまで約束したのでヒロインはよりを戻します。
ある日、ヒロインは自分に似た女性に声を掛けられます。
彼女はかつて社長と支配者被支配者関係にあった女性で、
ヒロインに対する嫌がらせ行為が始まります、というあらすじ。
基本、こじれる→ベッドシーン→こじれる→ベッドシーン、の繰り返しです。
たしか6回くらいベッドシーンがあった(朝チュン含む)。

さすが元二次創作だけあって、
BL二次創作のよくある話の流れと全く同じで、
男(攻)は自分の財力や支配力などのパワーを誇示し、
女(受)にアタックする当て馬が出てきて
男(攻)は猛烈に嫉妬して敵を排除します。
男(攻)は女(受)の虜で、常にその肉体を欲します。
申し訳程度のあらすじがあって、ベッドシーンとベッドシーンの間を埋めます。
やっぱり多数の女性が求める物語の黄金パターンなんですね。

内容ばれ
突然なんの脈絡もなくヘリが落ちた時は、
もう本当に声に出してツッコミを入れたかった。な、なんでやねーん!
主人公が就職した企業を社長が買収しようとしたときもツッコミたかった。
入社したてのヒロインが、辞めたセクハラ上司の替りに、
編集長に抜擢された時も(実力で)、なんでやねーん!って言いたかった。
あと社長、あんまり仕事してないね。

社長のお母さんの物語、長年の親友が
自分の息子と肉体関係を持っていてそれを秘密にしており、
しかもSM調教までしていたという、こちらの方が物語としては重厚だと思います。

SMに関しては今回はマイルドで、強制開脚足枷とスパンキング、
あとレストランでパンツ脱げって命令したり…これはSMなのかな…。
足枷を持ち上げて体を反転するシーンは、腰痛持ちさんは即死すると思ったけど、
人種の違いによりあちらのひとは若い腰痛持ちとか存在しないのかな。
ところで社長が、自分はドミナントではなくサディストだって弁解してたけど、
ドミナントの方がやばいという認識なのか…?

エンドロールの途中に3作目の予告が入ります。

今日ははりぽた20周年記念なのだそうですよ!(賢者の石が出版されて20年)
20年て…20年て…!





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2017/06/27(火)

映画かんそう
「ボーダーライン」

ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督
メキシコ系麻薬カルテルと、アメリカの国防総省が主体となった
特殊捜査チームの戦いを描いた映画。
ホラー映画と犯罪映画の中間…?というくらい死体が出てくるので、
そういうのがだめなひとは見ない方がいいです。
冒頭ですでに、誘拐組織アジトの部屋の壁をちょっとめくってみたら、
傷み始めてる感じの死体が幾つも出てきて、
FBIのひとがゲーゲー吐いてるシーンとかありますのでね。

なんかもう普通に沢山の警官が内通者だし、
捜査に向かうために車で移動中に銃撃されるし
街には見せしめの死体がぶら下がってるし、
震えあがりますねメキシコ。

内容ばれ

主人公が相棒の紹介で知り合ったイケメン警官とベッドインしようとすると
そいつもまさかの内通者で、普通に殺そうとしてくるのとか
めっちゃこわかった。正気パラメーターが下がる怖さ。
ていうかいつのまにか部屋の中いるアレハンドロも地味にこわい。
アメリカの住宅のドアにはドアガードとかないのか?

これは元検事アレハンドロの復讐の物語ですけど、
アレハンドロの妻子を殺した麻薬組織のボスが、
武装して単身邸宅に乗り込んできたアレハンドロに
「息子は関係ない」って言えるのは、その心の強さはすごいなと思いました。
でもまあ撃つよね息子を。一発で殺すとかむしろ優しいよね。

アレハンドロが、主人公に「大切な人に似てる」とか言ったりするのは、
ちょっとそこだけ甘ったるいのでなかったほうが全体のテイストに合ってるかな?
って思いました。
カルテルのボスとか汚職警官とか、なんでみんな妻子を持つんだろう…。
持たなきゃいいのに。





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2017/06/28(水)

最近は色々なジャンルでぬいぐるみが発売されるので、
旅行や食事にぬいぐるみを同行させて写真を撮り、
なんなら会話もしてしまう「ぬいママ」が増えているという話を、
最近しりる作家さんからお聞きしたばかりですが、
ふと気づくと、あれっ!?私すでに、ぬいママじゃね!?
という状況に陥っており…。



いやでもまだ会話はしてません。





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2017/06/29(木)

映画かんそう
「ハクソー・リッジ」

メル・ギブソン監督。
信仰を理由として敵の殺害と武器の携帯を拒否したデズモンド・T・ドスが、
上官と仲間から軽蔑を受けながらも
沖縄の前田高地での戦いで衛生兵として目覚ましい働きをした、
実話を元にした映画です。
カトリック教の熱心な信者である監督に相性のいい題材ですね。

アメリカ人の視点なので、日本兵がすごいこわいです。
(そしてネイティブな日本語を喋ります)
アメリカ人も日本人も機関銃掃射や爆発で体が欠けまくり、
臓物がまろびでて、表皮は焦げ、小動物が集い、地獄絵図です。
前田高地は激戦で有名で、
浦添市が映画公開に際して出したメッセージも読みましたが
浦添村の住民の、戦闘の巻き添えの死亡者の率は44.6%とのこと。

ラストばれ

色々考えてしまって、なかなか1つの意見になりません。
とりあえず日本版キャッチコピー
「世界一の臆病者が、英雄になった理由とは」
分かる。1秒で認識できて人の興味を引くような言葉にしないと
いけないのは分かるんだけど、でもあんな鬼神のようなひとを
臆病者とか私ならこわくて言えない。

アンドリュー・ガーフィールドさん、
「沈黙」に続いてまたもや神に問いかける役ですが、
内に考えを巡らせる演技が良かったです。
父親のヒューゴ・ウィーヴィング氏の演技も良かった。 DVエルフ!
女性キャラクターはクラシックな描き方をされています。
初デートで男が強引なことをして女性が怒っても
内心は喜んでいるのだ、みたいな演出はどうかと思う…が、
監督の年齢を考えると仕方ないな。

高地では、宗教的な意味での奇跡が起こったと考えざるを得ない。
1人高地に留まったデズモンド・ドスは75人の負傷兵を救出しますが、
味方の爆撃も敵の銃弾にも当たらなかったミラクルと、
75人を救出する体力が捻出できたミラクル、
複合的な奇跡によって彼はそれを成し遂げたとしか。

武器を持たないけど、家にいるのは嫌で自分も闘いに参加したいとか、
最初は私も「この人迷惑だなー、軍の半分がそういう主義のひとだったら
機能するか考えてみなよー」って思ってたんですが、
チームの皆さんや上官が自主退役してもらおうと必死なのに、
全然、まったく、人の意見も恋人の説得も聞かず
自分の意志をミリほども曲げない様子をみているうちに、
いや、なんかこのひと普通のひとじゃなくて…という気持ちになってきて、
あ、奇跡ってこういう並外れた強者にしか召喚できない事象なのかも
って思いました最終的に。
(現実のデズモンド・ドスさんではなくこの映画内の話)






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2017/06/30(金)

そういえば私の通ってる歯医者さんが、
ともかく親知らずは全部抜いた方がいいって私を説得するのに、
「歯なんかがあるから虫歯になるんです」
って言ったんですけど、
え?いやまあそうだけど、虫歯がなくなったら歯医者も無くなるのでは…って思いました。
(とりあえず2、3度砕けてぼろぼろになるまでは抜きませんぞ!)

私は遺伝的に歯がもろくて、将来は総入れ歯になる運命ですが、
(インプラントはちょっと費用的に…)
そうなるまえになるべくたくさんおいしいものを食べておかないと!
って頑張ってます。デブ活を。






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