2月日記

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2017/02/01(水)

映画かんそう
「スノーデン」

オリバー・ストーン監督。
アメリカ国家安全保障局 (NSA) による個人情報収集の実態と、
他国での違法な諜報活動の手口を告発し、
現在はロシア在住のエドワード・スノーデンを主人公にした映画です。
NSAの介入をおそれて、すべて国外で撮影されたとのこと。

なるべく話を盛らない誠実な作りになっているんだけど、
スノーデンと彼女の恋愛を描く私生活パートが、
あまりにも普通すぎてちょっと眠かった。
いやジョブズ氏のような、業績も私生活もすべてドラマチックで
起伏に富んでいるとか、ああいうのは特例中の特例って
分かってはいるんですけど。

内容ばれ

採用試験の時に思想チェックみたいなことはしないのだろうか…。
飲酒運転のくだりは、言われた方も
「なんでこいつはうちに就職したんだ!?」ってびっくりしたと思う。
いや、学習能力が高くて鬼賢い人だから、人材としては最高なんだろうけど。

アメリカとの関係が悪化したら、本当にインフラ止まったり
病院が機能しなくなったりするんでしょうか。
試してみたいですね…。

最後にPVみたいなおしゃれな雰囲気の本人映像があって
ちょっと面白かったです。







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2017/02/02(木)

銀座コージーコーナーからマーベルつむつむケーキが発売したので、
いっちょ買ってみました。
かわいい!小さくて食べやすいし、普通においしい。
消費期限は3日間ほどです。








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2017/02/03(金)

以前も日記に書いたかもしれませんが、
ロッテから出ている洋酒入りチョコレート「ラミー」が大好きで、
冬季限定発売のこのお菓子を
何とか夏でも食べられないものかしらと思って、
冷蔵庫に貯蔵した事がありました。
結果は酷い劣化で、残念なお味だったのですが。

今年はチョコレートの長期保存で検索して、
チョコレートは湿度に弱いので、
サランラップとジップロックで密封して、
冷蔵庫で保存すべしというのを学んで、
ともかくそれらでぐるぐる巻きにしてすでに冷蔵庫にINしています。
夏においしい状態で食べられるといいんですけど…。

ところでUSJのハリーポッターエリアが開設されたときに
最初にルーピン先生のチョコレートをたくさん買ったのですが、
そのうちの1枚を、記念に冷蔵しています…。
2014年…2年と6か月前のチョコレートです…。
あれはもう無理かしら…。





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2017/02/04(土)

色々感想

エレメンタリー4
多発性硬化症って不思議な病気……。
アジア、アフリカ系は発症が少ないが、
多い地域に移住すると発症率があがるって言うのは、
虫とかが媒介しているのではあるまいか。
でも退場フラグではありませんように。

次週バスカヴィル!

ダウントン・アビー5
ヴァイオレット様、寂しかったのか…。
英国上流階級の友情って、言いたい事が言えずに面倒ですね。
(でも言わなくていい事は時に率直に言い放つ英国クオリティ…)

精霊の守り人 悲しき破壊神
なんだか予算が減ったのではなかろうか…。
気のせいかな。

幼女戦記
この主人公の人は専攻はなんだったんだろうと思った。
あるいは生前はミリオタだったんだろうか。

鉄血
イオク様、死んだと思ったら死んでなかった!
先週の録画分はもう消してしまったので
私がイオク様に死んでほしすぎるあまり何を見間違えたのか
確認はできない。

どのくらいの規模の破壊と殺戮にするか、
事前に確認するミカヅキ様、マジミカヅキ様。

舞妓さんちのまかないさん(サンデー掲載)
主人公が舞妓見習いから脱落する回想回でした。
本当に週刊少年漫画じゃないみたいな内容。

BIRDMEN(サンデー掲載)
本人の性格が変わらないまま、色々ゆっくり考えたうえでの闇落ち、
やっぱりいいですね。
主人公サイドとの接し方は以前と変わらないのもいい。




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2017/02/05(日)

映画かんそう
「SPY/スパイ」

監督: ポール・フェイグ
女性友情ものでおすすめいただいて見ましたよ。
太めの中年の男性が主人公のアクションコメディって
わりとあると思うんですが、
太めの中年の女性が主人公のアクションコメディって
ほぼないですね。あってもホームコメディかラブコメディ。
その珍しい、太めの中年の女性が主人公のコメディスパイアクションです。

CIAのオペレーターで、エージェントを補佐している主人公は、
コンビの相手に片想いをしていたが、
彼は任務中に殺されてしまう。
復讐のために彼女は、経験がないにもかかわらず
現場での仕事に名乗りを上げるが…というお話。

スパイものパロディの一面もあって、
主人公の破天荒ぶりが面白かったです。
彼女は親から、控えめが一番という教育を受けて
常に一歩引くように心掛けてきたけど、
実は元々スペックが高く、それがこの件をきっかけに開花するのです。

ステイサムもジュード・ロウも、出ると目立つ俳優さんですが
すごい上手に一歩引いて主役を盛り立てています。

内容ばれ
ジュード・ロウが生きてるのは分かってましたが、
裏切って主人公を酷い目に遭わせるとかでなく、
ちゃんと相棒として好意を持っていて、ほっこりしました!
最後、女性のラスボスとちょっと友情が芽生えたり、
ジュード・ロウに食事に誘われたのを
「今日は女子会の気分なの」って断って同僚女子と飲みに行ったのは
なかなか今風でした(いや、オチがあれなんですけど/笑)。

十分劇場公開に耐えうるクオリティのように思ったんですが、
劇場公開されずにDVDスルーされたのは、
現在の日本では、ぽっちゃり中年女性が主人公のスパイコメディを見に行く人は少ない、
という配給会社の読みで、おそらくそれは正しいんでしょうけど、
将来的には変わるといいなと思います。
監督は女性版「ゴーストバスターズ」も撮っておられて、
ていうかこの映画の主人公がバスターズの一員なのですが、
エンタメにおける中年女性の地位向上に打ちこんでらっしゃるのだろうか…。




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2017/02/06(月)

映画かんそう
「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」

ティム・バートン監督作品です。
大好きだったおじいちゃんのショッキングな死で
精神が不安定になった主人公は、
カウンセラーのすすめもあって、むかしにおじいちゃんが語っていた
不思議なお屋敷がある、ケインホルム島を訪れるが…というあらすじ。
ティム・バートンっぽさをうまくアクセントにして、
ちょっとグロテスクな、でも上品さもあり、愛らしく、
わくわくハラハラする、バランスのとれたエンタメ映画になっています。
エヴァ・グリーン演じるミス・ペレグリンが特に良かったです。
屋敷の女主人で、パイプをくゆらせ、時間を操り、鳥に変身する。
この能力者は女性しかいないというのと、
全員鳥にしか変身しないという法則はちょっと謎ですが、
原作ではそのあたりの理由も書いてあるのかな。

内容ばれ
奇妙なこどもたちが能力を使うバトルはやっぱり燃えますね。
双子の能力がえげつなすぎた。
(あの子たちが玄関と窓に立っていればいいのではないか)
そして船が浮かび上がったシーンではちょっと泣きそうになりましたね。
この、能力者の若者が一つの館に隠れ住んでいて、その特殊能力で戦い、
海から巨大な乗り物が浮上するこの感じ…X-MENファースト・ジェネレーション!
って思いましたが、脚本が同じ人ですね。

奇妙なこどもたちは皆、ヘアメイクのせいもあるかもだけど、
1943年の子供みたいだった。とくに映写機少年の子は
イラストみたいな顔だった。
そういえばサミュエル・ジャクソンが彼に「仕立て屋を紹介してくれ」って言ってましたが、
キングスマンねたか?って思いました。
というかサミュエル・ジャクソンにはホロウガストが見えないのなんで…?
変身中だけ?

骸骨兵士のところは、監督の趣味炸裂で懐かしい感じがしました。
エンドロールにストップモーションアニメのクルー一覧があったから、
オールCGではないのかな。
遊園地の遊具に乗っていて、ホロウと骸骨バトルの余波を食らった人、
監督御本人だったような…。

おじいちゃんはホロコーストのことを、
子供にも分かり易くホロウガストとして語って、
主人公は探検中に転んで頭を打った時に夢を見て、
それで本当なのか幻覚なのか見る人に委ねる終わり方にするのかな…
って思ったら、がっつりハッピーエンドだった!(スタジオセットの)東京出てきた!(笑)
日本円が出ると思わず現実に戻りますが、万札だったような…?
1958年発行開始の聖徳太子…?

ティム・バートンについて
以前にも書いたかもしれませんが、
昔のティム・バートン作品は登場人物同士が出会っても
意思の疎通がうまくいかなかったり、
あるいは虐げられるのではないかという不安がちょっと描かれたりしたものですが、
最近の作品は全然そうではなく、堂々と会話し、主張し、関係を築きます。
たぶん社会に溶け込めない苦しさのようなものは
監督の中で昇華されたんだろうな…って勝手に思ってます。
もちろん昔がよかった、今は駄目だ!って話ではなく、
どっちのティム・バートンも好きです。
アリスやダーク・シャドウ、ビッグ・アイズはうーん?でしたが
今作はいい感じだなと思ってます。







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2017/02/07(火)

いまごろ気付いたの!?ってびっくりされそうですが、
「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」の中で、
主人公のおじいちゃんは認知症を患っているというセリフがあり、
その時に「ディ・メンシア」って聞こえて、
あっ!ディメンターの語源か!?って思ったのでした。

ディメンター= Di Mentor

ディメンシア=de(失う)mentia(心)

へへへ、何事も学ぶのに遅すぎるという事はないマインドでがんばります。


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2017/02/08(水)

大阪にあるアメコミカフェに行ってきたのですが、
このお店では書架にあるアメコミを自由に閲覧でき、
なおかつ作品名やキャラクターのイメージで
カクテルが作ってもらえます。
お客さんもお店の人も顔見知りの状態で、
最初は凄まじいアウェイ感で小さくなっていたのですが、
店員さんが話を振ってくださって、
あろうことかカップリングのカクテルもいけますよとか
身の痛む気遣いも頂いたりして、心臓が縮みましたが楽しかったです。



(左:ウィンターソルジャー 右:バッキー・バーンズ)

最新アメコミ映画の記憶力テストが実施されてました。
満点で飲食代割引なのだそうです。
挑戦してみたんですが、60点でした…。



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2017/02/09(木)

映画かんそう
「虐殺器官」

伊藤計劃さんの小説、または原案の3作品を映画化する
PROJECT ITOH、製作アニメ会社の倒産で
公開順序が変わるなど色々ありましたが
なんとか完結しました。よかったー!

アメリカ情報軍所属のクラヴィス・シェパード中尉は、
ある男の探索と暗殺の指示を受ける。
男の名はジョン・ポール。
彼が訪れた途上国では、順調に国が復興していたにも関わらず、
突如虐殺と内戦が始まるという極秘の調査報告があった、というあらすじ。

3作の中では一番硬派です。
台詞も可能な限り忠実に拾ってある。
ただしテキスト量が多いので
声優さんはすごい勢いで喋らないといけないし、
それでも尺が足りなくてクラヴィスの家庭の話は全カットでした。
うーん、でも仕方ない改変かなと見ていて思いました。
善戦してる。どちらか選べって言われたらそりゃ原作だけど。

内容ばれ

アレックスの死因、どうしてああいう風に改変したんだろう。
ちょっと意図が分からなかった。
あとラスト、荒廃の始まるところまで描かれないので、
ハッピーエンドだと解釈したひとがいないか若干心配。
それ以外は、全裸の子が下着をつけていたりとか、
その程度の変更はありましたが、残酷な所も原作通りに描写されていて、
誠実な映画化だなと思いました。

最初に殺される独裁者が
「寛容と多文化主義こそがこの国の美徳ではなかったか?」
「なぜだ、なぜこんなことになったんだ?」
と問うシーンがあるのですが
(映画では「多様性こそがこの国の美徳」と言い換えてた気がします)
作品内ではその非道を断罪するのはアメリカなのに、
現在の状況では今にもあべこべの立場になりそうで、
ちょっと皮肉だなと感じました。
伊藤先生もまさかアメリカがああいう風になるとは予想されなかったことでしょう。

独裁者の色彩が光学迷彩に取りこまれて恐怖を覚えるシーンは、
ちょっとイメージと違った。
でもチェコの路上で追跡者を蹴って殴るシーンはとっても印象的でした。

原作のルツィアは33歳なんだけど、アニメはあれ、幾つの設定なんだろう。
まあ若く見えるという描写はあるけども。





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2017/02/10(金)

気になった映画予告3本

「青鬼 THE ANIMATION」
の脚本が我孫子武丸さんだった。えっ……どうして…?
キャラクターたちは棒人間のようなシンプルなデザインで(3DCG?)
バラされようがどうしようが、あまり痛そうでも怖そうでもなかった気がする。

「夜は短し歩けよ乙女」
https://www.youtube.com/watch?v=T14bA7BToPM
おお、中村佑介さんの絵が動いてる!という感じ。
「四畳半神話大系」が進化した感じですね。(監督おなじ)
声は星野源さんだし、これは何か数字出そう。
配給は東宝。昨年に引き続き快進撃が続く予感。

「メアリと魔女の花」
アリエッティの米林宏昌さん監督作品。スタジオポノック初アニメーション。
スタジオポノック…?え?ジブリは?って思ったんですが、
2014年にプロデューサーの西村義明さんと退社されて、
新しい会社を作られたんですね。
原作はメアリー・スチュアート「The Little Broomstick」らしい。
ジブリだいじょうぶ…?
一番仕事のできる(この場合絵がうまい)人から辞めていくってあかんパターンでは…?




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2017/02/11(土)

色々感想

進撃(別マガ掲載)
とうとう、海に来ました…。
ずっとむかしからの約束が、みんな傷だらけだけど果たされて…。
わあ、なんだろうこの最後の休息感…。

女王の手の甲に忠誠のキスをする隻眼のハンジさん、
もうオタク興奮要素てんこ盛り過ぎて目が回りますが格好良かった。
時間が経過したので、みんな表情が静かになった。

マギ(サンデー掲載)
ガチでシンドバッドおじさんの人生のトラウマを癒していくバトルなんだろうか。
シンさん右派大歓喜の展開ですね。

ジュダルくんがいつの間にか大人になって…。
でもこれ八人将にしたら、自分達こそがやりたかった役目だろうな。
主人公じゃない以上仕方がないけど、切ない話だな。

症年症女(SQ連載)
原作:西尾維新さん 漫画:暁月あきらさん
力技で逆転してハッピーエンドくるか!?
西尾さんは鬱展開も嗜まれる方だけど、
掲載雑誌のカラーをすごく尊重されるので暗い結末じゃない筈と思ってます。

鬼滅の刃(ジャンプ掲載)
いつも思うけど事件後の、戦後処理が面白い。
イノシシの子が凄い落ち込んで丁寧語で喋ってるのがかわいい。
寝台の両隣から励ましてあげるのもかわいい。児童文学みたい。

キラキラ☆プリキュアアラモード
新しいプリキュアはお菓子を作るらしい。
「レッツラまぜまぜ!」 って言ってましたが、「レッツラゴー」って滅びし昭和ネタ、
一周回って新しいという感覚なのかな?毎週言うのかな?
昭和の子の私も「レッツラゴー」の元ネタ何だっけ…?って検索しましたが
赤塚不二夫さんのギャグだったらしい。

鉄血
「ジャスレイ・ドノミコルスよ。念仏は唱え終わったか。
鉄華団は貴様を許さない。鉄華団は貴様を逃さない」
という鬼気迫るナレーションで始まった今回、ごくり…という感じでした。

しかし他の視聴者のかたと同意見だと思うんですが
なるべくむごたらしく死んでほしかったので、艦橋を戦斧で叩き潰すのがよかった…。
復讐しているのがまだ子供で、
自分達が正義ではないと分かっている所が複雑ですが。

さて、イオク様はどんな死に方をなさるんですかね。

ジュウオウジャー(最終回)
ジューランドと人間界が融合してめでたしめでたしでしたが、
人口問題とか食糧問題とか法の違いとか
今後どうなるんだろうってちょっと思いましたね。

ジャンプのパンツ漫画が常に2本連載される状態になりました。
時々思うんですがどの雑誌で連載されるパンツ漫画も、
まったく同じエピソードがあって、ただ絵柄が違うだけなのに
どうして飽きないんだろう…?

2/18と2/25に、舞城王太郎さん原作「龍の歯医者」の
完全版アニメがBSで放映されるのでファンのひとはチェック。

ジャンプ連載「約束のネバーランド」は全く突っ込み所のない、
こわいくらいの面白さです。
アニメ「幼女戦記」も面白いよー!

(明日に続く)




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2017/02/12(日)

(昨日の続き)

相棒15
前篇後篇、太田愛さん脚本でした。きゃっほう安心できる!
ひさしぶりのかんべくんの立ち位置が、
完全に「情報をくれる謎の美女」ポジで、どうしようと思った。
やったー!
DVから逃げるために身を隠している母子を、
母親のエゴから家庭を守るために探し出して連れ戻す団体とか、
本当にありそうで怖かった…。
お年寄りの政治家に結構賛同者がいるとかも妙にリアル…。

映画の脚本も太田愛さんみたいで、安心して見に行けます。
クズがスクラム組んで2時間クズ祭りで盛り上がるのを見せられて
げっそりして帰るのはいやだもの…。もうミステリー云々までは要求しない。

ダウントンアビー5
わー同時多発修羅場。
結婚しようとする新郎新婦の、新婦の母が結婚に反対で
金を払って人を雇い、新郎に不貞を働かせその写真を匿名で娘に送りつけて、
娘のためだと主張してますが、絶対に違いますね…。
単に人が幸せになるのが嫌なんだと思います。

あと新郎の父親が、料理の供されるのが遅れただけで使用人を罵倒するクズで、
私は最終シーズンまで見通せるのでしょうか。早く郷里に帰っていなくなってほしい…。

新入りの青年使用人はハンサムですがいつもの如く軽率で、
トーマスが助けてあげます。
さすがトーマス、女子供と年寄りには容赦しないが、美青年にはめっぽう弱い!

エレメンタリー4
バスカヴィルの犬が、軍用4足歩行自律ロボットだった…!!!
こんなパターンは初めて見た!すげえ!
ドイルが想像もしなかった世界に私達はいる!
しかも似たやつをネットで見た事ある!SFじゃない!
(現在の技術では人間を踏み殺すのはちょっと無理だと思いますけど…)
来週はマスクにマントのスーパーヒーロー自警団が殺されるお話で、
これまた面白そうです。

バイプレイヤーズ
寺島さん、リアルで特撮のお仕事が終わったばかりなのに
特撮の役を演じるお仕事の話か。
なんか突然?握手しようとして手を差し出したら?
たまをにぎるエピソードがきて、
ちょっとこれ薄い本でどんな描かれ方するか分かってるの!?
って余計な御世話なことを思いました。






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2017/02/13(月)

漫画かんそう
「猫で語る怪異」

突然なぜか怖い話を読みたくなって、
こわいこわいと話題になっていたTONOさんの本を買ってみた。
久しぶりに読んだTONOさんの怪談はやっぱり怖かった…。
こわくないように、登場人物を猫にしてあります、
とのことですが、騙されるな!要所要所は普通に霊だぞ!(笑)

私は冒頭のカーテンの話が嫌でしたね…。
なんか、知っている人が突然
変な言動を始めるのって、
霊のせいでも、脳の血管が詰まったのでも、どっちも嫌だ。

あと、私は完全に昭和の人なので断言しますが、
たしかに今の世の中よりもあの頃は人権が軽くて、
そして子供は今ほど大事にはされてなかった。
「えっ、そんな理由で?」というような死に方をした子が、
さすがに同級生ではないけど、
同級生のお兄ちゃんお姉ちゃんの世代にはチラホラいた。
なのでなんか突然燃えてた話とか、
同級生がバラされた話とか、なくはないかも…という気がしました。






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2017/02/14(火)

映画かんそう
「相棒 -劇場版IV- 首都クライシス 人質は50万人! 特命係 最後の決断」

監督橋本一さん、脚本太田愛さん。
国連犯罪情報事務局の元理事、マーク・リュウは長年バーズという犯罪組織を
追ってきたが、今回組織のボスが日本にいるという情報を得て来日し、
特命課は捜査協力をしていた。
しかし重要な情報が手に入った矢先、リュウの部下は何者かによって殺害される。
その事件はやがて7年前の領事館大量殺人事件及び少女誘拐、
テロ組織による犯行声明へと繋がっていく……というあらすじ。

元相棒のかんべ君や米沢さんが出てきて、
短いながらもなかなかおいしいシーンがあるという、
ファンには嬉しいサービス付きです。
(映画に出る人は本編復活もワンチャンある?と思ってますが、
そうすると三浦さんと雛子先生はもうだめなのか…。
雛子先生、助言くらいならなんとかいけるのでは…)

オチばれ

毒殺事件、少女誘拐、タイでの死者、スポーツ選手団の凱旋、
段々と1つにまとまっていく過程はわくわくしました。
映画としては3<<4<2という感じ。
(1は亀さんが出ているだけで尊いので評価対象外とします)

ドラマの映画化あるあるの無意味な空撮、無意味なカークラッシュ、
無意味な爆発は今回なかった。よかった。
(無意味な負傷は残念ながらあった)
(多かったのは外国の人の死体)
私の相棒地雷ワード「平和ボケ」も出なかったし、
平和に浮かれた日本人の目を覚ますために大量虐殺するぜ!
っていう相棒御用達のAHOもいなかった。

ただまあいつもの高齢男性テロリストと
おとうさん素敵…という相棒御用達ドリはあったけど、
メイン視聴者のニーズとかそういう何かだから仕方ないかって思いました。
とりあえず脚本は信頼と安心の太田さんなので、
クズ高齢男性のチヤホヤドリでないのは有難い。

洋館で、毒殺された少女たちの死体やメイドの死体が点在しているのは
ミステリ好きの血が騒ぎます。
撮影は西日本工業倶楽部という洋館で行われたとか。
しかし7年前に英国の良家の子女があんなに人種差別意識丸出しで
アジア人を猿呼ばわりとかは、たぶんあり得ないと思います。

ラムネのひとのシーンはちょっと短かった…。
背景に溶け込みすぎて、一瞬病院の地縛霊かと思った。

すごい細かい事言いますけど、あの女の子が部屋に侵入して
ぶっ倒れるシーン意味なかったですよね?
ミスディレクションなのかもですけど、
編集での切り忘れレベルで不要ですよね?

ナンヨウダカラガイ、綺麗です。哺乳類の粘膜みたいな色。
赤いやつはむかし南洋で偉い人しか身に付けられなかったそうです。





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2017/02/15(水)

パークハイアットでバレンタイン限定アフタヌーンティをいただいていたのですが、
ラズベリー味の冷たいチョコドリンクと、スパイス入りのホットチョコドリンクが
特においしかったです。

ところで私、濃厚なチョコレートドリンクを飲むと頭がぼうっとするんですが
(皆そうだと思ってたけどどうやら違うっぽい)
ぼうっとするあまり中央線で逆の方向の電車に乗ってしまい、
新幹線に乗り遅れたのでした…グッバイ私の指定席…。







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2017/02/16(木)

映画かんそう
「ワイルド・スピード SKY MISSION」

ワイルド・スピードシリーズ、
日本公開の7作コンプリートしました!やったー!
男ならみんな車といい女が好きだよな!
みたいな脳筋ノリが基本の映画なので、好みか好みじゃないかって言えば
好みじゃないんですが、ラストでしみじみ「全部見てよかった!」
って思いました。

前作のラスボスの兄が復讐にやってきます。
彼は主人公チームの仲間たちに怪我を負わせあるいは殺し、
とうとう主人公の家を爆破します。
仲間を守るために主人公が立ち上がる、というあらすじ。

監督は、ホラー界でぶいぶい言わせているジェームズ・ワン 。
ラスボスがステイサム。戦闘員役でトニー・ジャーが出てきます。
相変わらずの安定した体幹で、蹴りも素晴らしかった。
ボディーガード役で女性総合格闘家ロンダ・ラウジーも出演。
今回はカーアクションと格闘バトルの比率が半々くらいでした。
私は車の見分けが全くできないので、この方が嬉しい。

内容ばれ

大筋は、敵を倒すためにこれを手に入れてください、
手に入れたら次はあっちに行ってください、と
おつかいRPGぽくって、
そしてステイサムが強すぎるのと謎すぎるのと、
あとほかの組織が出てきたりして、
途中からなにと戦ってるかよく分からなくなりましたが(笑)
でもドバイのビルからビルへ飛び移る車、
空から降下する車、ヘリに体当たりする車、と
カーアクションの破天荒さはシリーズ随一でした。

それと撮影中に亡くなったダブル主演のポール・ウォーカー、
映画を完成させるために弟さんたちが
代役をしてらっしゃるシーンがあるそうですが
私にはそれがどこかは分かりませんでした。

ラストでポール・ウォーカー演じるブライアンは
妻と子との平和な生活を選択して、
荒々しい仕事からは手を引くんですが、
ヴィン・ディーゼルとの道が分かたれても
絆はずっと繋がっているというのを
車と道と音楽で表現する演出はとても良かった。
シリーズのこれまでの2人の様々なシーンが走馬灯のように流れます。
ご冥福をお祈ります。




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2017/02/17(金)

読書かんそう
「題名募集中!」上下巻

ハヤカワの雑誌「SFマガジン」に連載されていた
リレーエッセイをまとめたものです。
執筆者は火浦功さん、難波弘之さん、岬兄吾さん、
谷甲州さん、大原まり子さん、.森下一仁さん、
亀和田武さん、川又千秋さん、中島梓さん、梶尾真治さん、
久美沙織さん、草上仁さん、高千穂遙さん、新井素子さん、
神林長平さん、水見稜さん、野田昌宏さん、
内藤淳一郎さん、田中芳樹さん、鏡明さん、山田正紀さん、
野阿梓さん、矢野徹さん、眉村卓さん、飛浩隆さん、夢枕獏さん、
中井紀夫さん、 田中文雄さん、 村田基さん、東野司さん、
石原藤夫さん、 今日泊亜蘭さん、 宮本昌孝さん、 柾悟郎さん、
中井紀夫さん、光瀬龍さん、吾妻ひでおさん。
30年近く前の作品なので故人もおられます。
ワープロを使い始めたとか、パソコン通信がとか、内容に時代を感じます。
中には氷室冴子さんと一緒にウェディングドレスを着てポスターに写る仕事をした、とか
えー!!なにそれ見たい!!と思うような記述もあり。

しかし読んでいて思うのは、ネットの発達により
日記を書く技術が日本全体で上がったなということ。
いまや素人のブログでもクオリティが問われる時代、
むかしの小説家さんレベルの文章を、
今は一般の人が幾らでも書いてるな…とちょっと思いました。
いやもちろん当時でも、現在のエッセイと比べて
まったく遜色ない人もおられますが、そうでないかたもいらっしゃる…。
あと今ならこれは炎上しているなっていう内容もあります。
自動車教習所の名前をはっきり書いて、
態度の悪かった教官の名前を一文字伏せて非難したりとか!

当時のあの文体、なんていうのか自己つっこみの激しいやつ。
誰だあ〜!?一番遊んでるのはおまえだろって言ってるやつは!?
ブッコロスゾコノヤロウ!……ナアンチャッテ……
さてバカなこと言ってないで仕事しよう。
作家先生なんて言われても所詮しがない労働者ですよ……。
稿料あげてくださいM編集長!

(いま私が適当に書いたもので、本文を写したのではないです)
ああいうのは今は滅びましたが、
結局文章の面白さって、行あたりの情報量かなって思いました。
「情報量が多い」というのは、べらべら沢山喋るのとイコールではない。
まあ、締切が複数重なって必死で字数を埋めている方も
絶対に何人かおられると思いますけど…。



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2017/02/18(土)

色々感想

U19(アンダーナインティーン)ジャンプ新連載
ジャンプにはめずらしく大人全体が悪で、体制批判ディストピアもの。
改革を描いていくことになるのかな…?それとも能力バトルかな?

鬼滅の刃(ジャンプ掲載)
少年漫画でよくある、主人公の優しさにときめくヒロインたち…
みたいなシーンで描かれる優しさは、「それは果たして優しさだろうか…?」
って真顔になるやつが多いんですが、
今週の鬼滅を読んで、うん、優しさって言うのは、
分け隔てなく周囲の人に丁寧に接するってことだよねと思いました。
モブ子ちゃんたち、顔はモブ顔なんだけど、かわいい…。

銀英伝(ヤンジャン掲載)
ヤン提督ってそういえばヤレヤレ系の御先祖かな。
今回も面白かったです。

舞妓さんちのまかないさん(サンデー掲載)
花街ではカレーがタブーというのは知らなかった。
(男性が里心を持ってしまうような匂いのする食べ物は駄目)

キラキラ プリキュアアラモード
2人目の仲間の黄色い子は、
プリンでリスの尻尾があって、
主人公が早々にお姫様だっこをキメた。
何を言っているか分からねーだろうが(略)。

鉄血
仮面のひと、どうするんだろうって思ってたんですが
ちゃんと対峙するんですね。
マクギリスの生い立ちがダイジェストで流れましたが
腐女子騒然の内容だったような…?
ぼやかしてあるとはいえ数年後には再放送できなくなるのでは?

疑似アラヤシキ、面白いシステムですね。
しかしコストを考えるとガチアラヤシキで安い命を使い捨てたほうが
経済的ではある。
身分の高い人がMSに乗る意義って何かな?騎士道的な精神性?

宇宙戦隊キュウレンジャー
現時点で人間じゃないやつが2人いる。
流行りのダイバーシティだろうか。

ダウントン・アビー5
あたらしく出てきたイライラ爺は、
食事が出るのが遅れたから召使を怒鳴ったんじゃなくて
自分だけ違う料理が出たのでキレて召使を怒鳴ったのでした。
しかし怒鳴られたのがトーマスなので、
トーマス怒りの復讐策略が次週炸裂しそうです。
(ていうか若干トーマスの自業自得気味なんですが、
もちろんトーマスはそんなの気にせず怒りMAXだぜ)

バイプレイヤーズ
みんなで学生服を着て踊るという狂気の回。
というかドラマ内のでの架空の撮影監督が、
「最近流行のBLですよ」とか言い始めた。
腐女子受けするようなやつ、とか言い始めた。
えっもうそんな勢力になってるの?もはやマイノリティではない?

相棒15
盲目のかたにタテ読みってどうなんだろう。
気付いた時に、「あっ」っていうあのびっくり感はあるんだろうか。
今回とってもいい話だった!櫻井さんもっと書いてほしい!

エレメンタリー4
コスチュームとマントの自警団男性が殺される話。
いまアメリカには何人くらいコスチュームの自警団部員がいて、
性別や年齢の分布はどうなってるんだろうとか気になる。
治安はよくなって、警察も黙認してる様子が描かれたけど、
日本ではあまりメジャーではない文化ですね。
架空のスーパーヒーローは多いし、それに憧れて育った人も多いと思うけど、
何が違うんだろう。治安か…?




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2017/02/19(日)

大阪で、ビルの駐輪場で立ち小便をした男が
1審で無罪判決を受け、控訴審判決で有罪になったニュースを見て、
「立ち小便で2審までいってそれがニュースになるとか随分平和になったな…」
と、ちょっと思いました。
科料9900円だそうです。






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2017/02/20(月)

漫画かんそう
「ミュージアム」全3巻
巴亮介さん

昨年末、小栗旬さん主演で映画化されました。
家庭を放って仕事に没頭していた主人公の刑事は、
妻子に去られてしまう。
そんな折、被害者を生きたまま犬に食わせるという
凄惨な殺人事件に遭遇した彼は、
殺人の連続性、そして危険が妻にも及ぶと気付く、というあらすじ。

巷で言われている通り、「SAW」と「セブン」を7:3くらいでミックスした感じ。
猟奇死体がいっぱい出てきます。

内容ばれ

ハンバーガーの伏線からの、パズルで表れるメッセージは良かったですね。
やっぱり封神演義からなのかな?

漫画では一応ハッピーエンドですが、映画とはラストが違うそうです。
もしかするとこれは心を病んだ主人公の妄想かもしれないよ…っていう、
ちょっとした含みもありました。
本当はもっと衝撃的な結末にしたかったそうなのですが、
編集からストップがかかったとか。

登場人物たちは主人公側も犯人も、
特にキャラクターが立っていないので
誰に肩入れする事もなく、平常心で読み終えました。
そこのところはちょっと残念。






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2017/02/21(火)

麻婆豆腐を作って冷凍して解凍したら
お豆腐が変わり果てた姿になって仰天したことが以前ありました。

しかし最近入ったお店で「雲南豆腐のスープ」というものを食べたのですが、
それは真っ赤なスープに、数種の茸と、雪片のように細かな豆腐の入った料理で
とてもおいしかったです。
私は「豆腐もこんなに細かければ、冷凍してもボコボコにならないのでは!?」
と閃いてレシピを調べ作ってみたのですが、
狙い通り、冷凍して温め直しても、豆腐に大きな変化はなかったです。
(まあ最初から泡だて器で粉砕するのでほぼペースト状に近いというか…)
これで思い立ったらいつでもお豆腐が食べられます!やった!

ところで自宅で作ったらお店で食べたほど真っ赤にならなかったので、
お店のサイトで原材料を確認したら、
「赤ピーマンペースト」とあって、なるほどと思いました。
次作る時は赤ピーマンをフードプロセッサに掛けて混ぜてみようと思います。







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2017/02/22(水)

一盗二卑三妾四妓五妻(いっとう にひ さんしょう しぎ ごさい)
という言葉を私は映画「ギャラクシー街道」で知りましたが、
意味はまあその、男性が性行為の相手として興奮するランキングですね。
1番は人の奥さんを寝取る事、2番は使用人、3番は愛人、
4番は玄人さん、5番が自分の奥さん、
ということで、碌でもない言葉なんですけど。

女性の場合は今のところあまり不特定多数の異性と交渉したい!
ってタイプの人が多いようには思えませんが、
妊娠と性感染症、あと男女の収入格差が完全解消された暁には、
やっぱり順位は一盗二卑三燕四ホスト五夫とかになるんでしょうか。



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2017/02/23(木)

数日前の読売新聞の人生相談で、
「成人式の振り袖姿を父の携帯で撮ってもらったのですが、
先日、父が誤ってそのデータを消してしまいました。
自分の携帯でも撮りましたが、父の携帯の方がカメラの機能が優れています。
一応父は謝ってきたのですが、一生に一度の娘の晴れ姿を
消してしまう無神経さが許せなくて無視しています。
あれ以降なにも言ってこないのがひどいです」
みたいな内容だったのですが、
怒りの原因が相手の過失で、そして相手が謝っているなら
そこはまだ怒りの一丁目で、これから社会人になって、
もんのすごい怒りと対峙しないといけないような気がするのですがどうでしょう。

しかし20歳の女の子が、新聞の人生相談に投書とは随分渋いですね…?






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2017/02/24(金)

映画かんそう
「ヴィクター・フランケンシュタイン」

監督ポール・マクギガン
脚本マックス・ランディス

あー、フランケンシュタインが大暴れして
美青年2人が戦うホラーね、はいはい…と思ってたのですが、
フランケンシュタイン博士と、助手のイゴールの愛憎物語でした。
エエーーー!!!
サーカスで虐待されていた、背の湾曲した男イゴールを救い、
彼の科学の才能を見出し、
背は骨格によるものではなく膿疱のせいであると見抜いて外科手術を施し、
髪を切って尊厳ある人間の生を与えたフランケンシュタイン博士は、
共に2人で死体蘇生の実験を成し遂げようとイゴールを誘うが…というあらすじ。
ジェームズ・マカヴォイさんとダニエル・ラドクリフくん主演。
脚本のマックス・ランディス氏は「クロニクル」と
「エージェント・ウルトラ」の脚本も手掛けておられますが、
今作を合わせた3作、
苦しみ惑う人とそれを救おうとする人というモチーフなんですよね。
ダニエル・ラドクリフくん、目がきらきらして天使でした。

イゴールは、メアリ・シェリーの小説には出てこないのですが、
調べたら1939年の「フランケンシュタイン復活」で登場した
イゴール(ベラ・ルゴシ)のインパクトが強く、
以降フランケンシュタイン創作に影響を与えたこととかが分かって面白かった。

ラストばれ
しかし「ゲイじゃないからヒロイン出すし、
最後チューするからゲイじゃない!」っぷりがすごかった。

あと兄の話が出て、博士の苦悩が語られるあたりはよかったのに、
ラストで突然バイオハザードになって、誰かランチャー持って来ーい!
って風に作風がチェンジしたのは唖然とした。
年季の入ったラドクリフくんマニアのかたに教えていただいたのですが
会社側からかなり変更の指示があり、ランディス氏は大変不満だったそうです。
その辺かな…と思ったり。

ラストでフランケンシュタイン博士は旅立って、イゴールに
「これからもお前は私の創造物だ。また会おう」的な手紙を出すのですが
原作での怪物ポジションにイゴールが立っていて、面白いと思いました。
こういう結末なら、バイオハザードばちばちどーん!にせずに、
博士が正気なのか狂っているのか分からないサイコホラー風の
静かな終盤にした方が面白かったのではないか、という気もしました。





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2017/02/25(土)

色々感想

相棒15
気に入った美女の顔を切り刻む、野間口徹さん演じるシリアルキラー再登場です。
今回は性自認が女性である自殺志願の男性の顔を切り刻んで殺して、
彼が美女であると証明したり、
(おそらく過去に何事かあって)自分の美しい顔を憎む自殺志願の女性の顔を
切り刻んで殺してあげたり、人が変わったようなクリーンな殺しっぷり、
脚本家さんが違うのかな?と思ったんですが、前回登場時と同じ
私の苦手な脚本家さんでした。あれれ?

それにしても学生時代、性自認が女性である男性の好意を悪ふざけに利用して
嘘の告白をして彼が喜んでいるところを録画し、文化祭で流し、
自殺未遂事件まで起こしたにもかかわらず
成人してからまた同じ悪ふざけをして自分の結婚式の二次会で映像を流すって
そんな危機感と学習能力のない社会人がいるだろうか…。
あともうちょっとで殺せたのに!協力者の友達とか死んでるのに!ふこうへい!

松尾諭さん演じる弁護士、キャラクター濃かったので再登場の予感です。
カポーティが会話の97%を記憶できるって知らなかった。
えっ「冷血」ってメモやレコーダに頼らかなかったってことなの?
松尾諭さんと野間口徹さんが共演なさっていると「SP」…って思う。

しかし右京さん、今回は説教?どういう基準?

エレメンタリー4
終末が近付いているという認識を持ち、政府に頼らず
家族だけで生き延びるために食料や武器を備蓄する「プレッパー」
という人々がテーマ。
うーん、趣味のようなものかな。調べたら様々なジャンルに分かれるみたいだし。
金持ちのプレッパーは貧乏人を恐れているそうで、
貧乏人が武装して、ゾンビのように略奪に来ないか心配しているのだそう。
ちょっと面白そうですね。その発想はなかった。

ホームズの新しい彼女が自閉症の天才(社会的に自立している)なのですが、
そうか、アメリカでは付き合って1か月半、肉体関係を持たなかったら
それはもう正常な付き合いではないのか…。

ダウントン・アビー5(最終回)
クリスマスのごちそう、ツリー、パーティーの最中に抜け出して
2人で歓談するイザベルさまとヴァイオレットさま。
クリスマス描写回はいつも素敵なんですよね。

しかし嫌なおじいちゃんとの和解はなんかモヤモヤする。
(ユダヤ人の当家にイギリス女の嫁など絶対認めない!
と頑張ってたおじいちゃんが、公の集まりの場に
若い愛人が隠し子の手を引いて連れてきたのを
嫁が自分の友達ということにして誤魔化してくれて、
ええ子や!と態度を軟化させる)
愛人が親子ほど年が離れているのも、
奥さんだけ何も知らずに終わるのもなんかこう…!
あれでハッピーエンドなのか?
番組違いだけどイオク様に登場してもらって、
「どうして隠すんだ!シンダービー卿!愛人とお子様がお見えです!」
と屋敷中に響き渡る大声で叫んでほしい。


(明日に続く)


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2017/02/26(日)

昨日の続き

約束のネバーランド(ジャンプ掲載)
首の番号の法則性を解読して、
施設の数を計算した人がいるって作者コメントで書いておられたけど
すごいなそういう人って…。

舞妓さんちのまかないさん(サンデー掲載)
ひっつみ汁、岩手(新潟南部)の郷土料理なんですね。
画像検索したら結構レシピはバラエティ豊かっぽい、
炭水化物が入っていて、腹持ちが良さそうです。

マギ(サンデー掲載)
白龍君が一番期待できないってどういうことだろう。
シンドバッドとは真逆のタイプだなあとは思うけど。
このまま白龍くんにも説教されるんだろうかシンさん…。
八人将との関係も否定的に書かれてつらい。

絶チル(サンデー掲載)
エスパー差別の問題って、
現在のアメリカの問題をダイレクトに反映しやすいからなあ。
コメリカ大統領って以前からこんなに現大統領似のひとだっけ…?

聖おにいさん(モニツー掲載)
満を持してパウロさん登場。
高学歴神文章書きというキャラクター。
両陣営で初めてちゃんとした人格者が登場した気がする。

宝石の国(アフタヌーン掲載)
月人が喋ったァァァァァァァ!!!!!という気持ち。
知性とかがあったのもびっくりです。

ジャンプ新連載の、魔界での実力NO1の王子が、
人間界の文化に興味津々で、普通の学園生活を送るべく
転校してきて友人ができる話「ポロの留学記」は、
設定が同じく新連載の「青春兵器ナンバーワン」と丸かぶりしているので、
食い合ってどっちか生き残れという過酷な試練を課せられた感じ。

鉄血
始祖のモビルスーツに乗って現れたらみんな言う事聞くやろという
目論見だけでやらかしたのかよ!
えー!マクギリス見通しが甘いかよ!
オルガもちょっと、やぶれかぶれ気味かよ!

ディック・ブルーナさんがお亡くなりになったとのことで、
ご冥福をお祈りします。
ブルーナさんお気に入りのカフェに行って、
偶然お会いしてみたかった。




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2017/02/27(月)

映画かんそう
「ラ・ラ・ランド」

監督デミアン・チャゼル
脚本デミアン・チャゼル

女優志願のミアと、
ピアニストで、趣味のいいジャズクラブ経営を夢見るセバスチャンは
レストランで出会い、最初は反発し合うもやがて惹かれあい、
一緒に暮らし始める…という、夢を追う人々をテーマにしたミュージカル映画です。

デミアン・チャゼルさんが脚本を書いた過去2作品では、
肝心なところで楽譜がなくなって音楽家が大慌てするシーンがあって、
そしてサイコパスおっさん無双だったので、
今回もいつ楽譜がなくなるか、
いつJ・K・シモンズがキレてグランドピアノを背負い投げするか、
不安で嫌な汗をかいていたのですが、とりあえず楽譜はなくならないし
サイコパスおっさんは出てこない!よかった!

冒頭のシーンがよかったです。
ドレスが色鮮やかで、晴れていて青空で、
ダンサーの皆さんの肉体と動きが見事で
曲は景気良くて言う事なしです。
映画が終わってからも、24時間経っても、
あの曲がずっと頭の中を回っています。

ラストばれ・第89回アカデミー賞結果ばれ

結構意見が割れている。それも2つに割れてるのではなく、幾つにも割れている。
音楽面で絶賛している人もいるし、
男性はセバスチャンに感情移入してラストの彼に女がいない点と
ヒロインが2回も男を乗り換えている点に憤慨して駄作と言っているひとも多い。
そして夢を追っている真っ最中の人には共感しやすい内容のようです。
私は、あのラストで2人が異性じゃなくて同性の友人同士だったら
たとえ交友が途絶えていたとしても、互いの健闘を称えあう、
苦みのないハッピーエンドだったのになあ…って思いました。
まあスーパーハッピーエンドにするとどうしても作品が軽くなってしまうんですけど。

一緒に見た友達が、イングリッド・バーグマン関することがいくつも作中で使われていて
ラストの走馬灯の一部も、実際ある映像のオマージュであると教えてくれました。

冒頭と、ミアの夢のルーツである叔母さんのエピソード、
それと最後の走馬灯がよかった。
たぶん時間が戻っても、2人は今と同じ選択をするんだろうなってところが。

J・K・シモンズがにっこり笑って、夢の世界へ2人をいざなうところ、
「セッション」を見たひとへのサービスジョークだろうな…。
あそこ反射的に「ファッキンテンポ!!!!」来るって思ったもんな…。
あと変な写真家に「唇噛んで!」とか指示されて
変な写真を撮られているセブは、シリアスギャグだなこれ…って思いました。
監督、シリアスコメディで1本撮ってみちゃどうだろう。
J・K・シモンズがすごいこわいけど、逆に笑わずにいられないようなの…。

あっ、ヒロインのルームメイトの黄色いドレスの女性は
「エクス・マキナ」で接待役のキョウコをやっていた人だって後で知りました。
基本がバレエの人は足の跳ねあげと戻しが綺麗ですね。

第89回アカデミー賞 監督賞を受賞。最年少だそうです。






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2017/02/28(火)

アニメかんそう
「龍の歯医者」

やや第二次世界大戦を思わせる状況で、
日本に似た国と、米国に似た国が戦っている。
日本に似た国には、古来から龍との契約があり、
巨大な龍は国土を守っている。
その神聖な龍の、大切な歯を虫歯菌より守り、
龍のうえで暮らし、そこで一生を終える宿命を持った人々が龍の歯医者である。
ある日、戦場のトラブルで死んだベルという年若い金髪碧眼の兵士が
龍の歯の中から蘇る。不吉な現象だったが、新米歯医者の野ノ子は
彼を自分の弟子にすると宣言する、というあらすじ。

汚いものと綺麗なものが混在した、面白い世界でした。
あまり説明に時間が割かれないのがよかった。
舞城さんの書く登場人物の何が好きって、
脳内でどれだけ悩んだとしても現実世界でウダウダ迷う時間は
実に短いというところ。
後半が特に良かった。
山寺さんと林原さんの演技はもう、さすがとしかいいようがなかったし、
清水富美加さんも声優さんだと思ったくらい上手かった。
休業残念です(仮面ライダーフォーゼのヒロイン)。

BSプレミアムとニコ生でしかやってなくて、
見た人があまりに少ないのが残念です。
(あとamazonプライムでも見られるらしい。huluも?)
地上波でやってほしい。コマーシャル入れて丁度いい時間だよー!

内容ばれ

特別な英雄でもないメスゴリラでもない
仕事に責任感のある少女が、ためらう少年に向かって
主翼の上から手を差し伸べて
「来い!」って言う、なんかそういう自由な感じのファンタジーというか
冒険ものというか、そういうのこれからどんどん増えてほしい。
男女が完全に逆転してるかと言えばそうでなく、
少年は自分に欠けたものを知恵で補い、
人の助けを借りず、運命に決着をつける。
2人とも格好良かったです。

直接は関係ないんですが、虫歯菌の動きが気持ち悪くて、
「歯医者に行かなければ……」という気にさせてくれます。
歯医者で流すといいかも。





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