12月日記

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2016/12/01(木)

ドラマかんそう
「獄門島」

実写「進撃の巨人」で髭リンゴ男を演じた長谷川博己さん主演。
この役者さんはその後「シン・ゴジラ」でも主演しておられます。
なんだか今年人気急上昇の役者さんなんですね。

色調は市川監督版寄り、あらすじは原作寄りで
うんうん、まずまずだな…って思ってたら、
最後で(ねたばれ)

和尚さんに復員詐欺の件を伝える時に突然
金田一さんがプギャー!!!!!!!!って笑い始めて、
面と向かって強烈に和尚を煽り、
「(あんたの殺人は)無駄無駄無駄無駄無駄無駄!!!!!」
とDIOさまのようなシャウト、
和尚はショック死します。いや本当に。
うんまあショック死は原作通りなんですけど、
和尚さんが死んだ後も笑い続ける金田一さん…
サイコパスすぎるでしょう…。

そのあと何事もなかったかのように
早苗さんに一緒に島を出ませんかとか言っちゃうものだから
早苗さん逃げてー!感半端なかった。

あ、でも「基地外じゃが仕方ない」を使ったのは評価したい。
今後規制がどんどん厳しくなっていくだろうから
このミスディレクションが聞けるのは今回の映像化が最後かも。

悪魔が来たりて笛を吹くの前振りがあって終了でしたが
続編やるのかな?

原作金田一さんは柔らかい印象の探偵だから
1人で活動するのに何の問題もないんだけど、
昨今流行のエキセントリックな探偵にする場合は
視聴者と探偵の間のクッション役がどうしても必要なんですね。
彼等がオーバーアクションしてくれないと、私達がモヤモヤする…。
そんな訳で私はパトロンの風間さんの起用を推したい。




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2016/12/02(金)

漫画かんそう
「吸血鬼すぐ死ぬ」4巻まで
盆ノ木 至さん

攫われた子供を救出するために
高名な吸血鬼ドラルクの城に侵入した
吸血鬼ハンターのロナルド。
しかしそこには貧弱ですぐ死ぬゲームオタクの吸血鬼と、
ペットのアルマジロがいた…。

という経緯でコンビを組んで吸血鬼退治をする事になる
ロナルド君とドラルクの愉快な日常を描いたギャグ漫画です。
巻が進むにつれ、ロナルドの同業者の吸血鬼ハンター達や、
恐ろしかったり恐ろしくなかったりする吸血鬼たちや、
ロナルドが自伝を執筆している出版社の編集さん、
果てはドラルクの親族の吸血鬼たちまで登場して
わいわいと賑やかになります。

案外皆さん親切でいい人達なので
いい気分で笑えます。
ロナルドとドラルクは本気でいがみ合っていますが、
アルマジロのジョンの事は真剣に大切にしているところは
にこにこしてしまいます。
私はジョンと編集のフクマさんが好き。

今年はチャンピオン系のギャグ漫画強いな…。




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2016/12/03(土)

色々感想

ブラックナイトパレード(ヤングジャンプ掲載)
意外やお仕事漫画になってきた…。


マギ(サンデー掲載)
ハイつらい。シンジャの人もジャシンの人もつらい。
(人格はそのままに、シンさんの考えに賛同するよう作り変えられてしまった)
これどうするんだろうか…いや同人誌的にではなく決着的に。

ユーリ!!! on ICE (アニメ)
ユリオもユーリもとってもよかった。
体力ってあんなに影響力があるのか…。

ユリオいい子!

相棒
生意気でヒステリックなキャリア女が失脚するのを
楽しむ話でなくて良かった。
同期との熾烈な争いを勝ち抜いた女性が
結局キャリアを棒に振る話なんですが、
少なくとも好感のもてる人柄に描かれてたし、
冠城くんは、右京さんの正義に疑問を持ったようだし。

エレメンタリー
失踪して10年経つ娘が帰ってくるけどそれは偽物だったって話。
上手い嘘をつくのって、虚言癖の人には無理で、
すごい客観性と記憶力が必要なんだな。

ワトソンのお義父さんが、ホームズとワトソンのことを
めっちゃ盛って小説に書いて叱られるけど、
寂しかった…のひとことで許してあげるワトソン、いいひと。

真田丸
あにうえの妻2人と京都の愛人の鉢合わせ。
ある意味合戦よりドキドキしました。
あにうえは恋愛関係にあると思っていたが、
京都の女はビジネスだったという…。
(こっそり家臣が代金を支払っていた)
耳掃除と膝枕で200文…は現在の4、5千円だそうですね。
メイドカフェみたいなものだと思えば妥当な値段じゃないかな。
女性のみなさん、したたかで格好良かったな。


今週のジャンプ、こち亀の企画もので
久しぶりにネウロとヤコさんが見られた。
殺せんせーと共演してた。楽しそうだった

「無限の住人」映画化
百琳姐役が栗山千明さん!
吐鉤群が田中泯さん!(るろ剣で翁を演じた人)
俄然盛り上がってまいりました!(私が)







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2016/12/04(日)

大きな駅で荷物を預ける予定があって、
コインロッカーの位置をあらかじめ調べておこうと
配置図を画像検索したら、
どうやら何年か前に死体遺棄事件があったらしく、
被害者の復元した顔写真がたくさん表示されて、
ウ、ウワー!早く遺棄した人が見つかるといいですね!
と思いました。
丁度いい配置図を探すのに目が泳いでめっちゃ時間かかった。




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2016/12/05(月)

第一回東京コミコンに行ってきました。
http://response.jp/article/2016/12/03/286399.html

コミコンというのは、アメリカの各地で開催されている
オタクカルチャー情報発信・交流イベントで、
サンディエゴ・コミコンが有名だそうです。
ゲームや映画の作品発表が行われたり、
アーティストのトークイベントがあったりします。
まあ企業出展多めのコミケという感じ?
日本で開催されるのは今回が初めてで、
マーベルコミックで多くのプロットを手掛けたスタン・リーさんや、
アベンジャーズでホークアイを演じたジェレミー・レナーさん、
ハリポタでネビルを演じたマシュー・ルイスさん、
ロード・オブ・ザ・リングでピピンを演じたビリー・ボイドさん、
エイリアンでビショップ役を演じたランス・ヘンリクセンさんが
ゲストとして来られました。

私はスタン・リーおじいちゃんのサインをもらって
一緒に写真を撮るために上京したのですが、
マシュー・ルイスさんのチケットの売れ行きが
なんかちょっとこう捗々しくない感じだったので、
やはりジャンルの人間としては1枚買って何かの足しにならなくちゃ!
と一緒に写真を撮りました。
(入場もサインも写真もすべて有料チケットが必要です)
マシュー・ルイスさん、長身のハンサムになっていて、
気さくに握手して、肩抱いて写真を撮ってくれましたが、
あのビーバーの子供みたいだった男の子がこんなになって!
って感激もひとしお。
おじいちゃんとの写真は、私もニット、おじいちゃんもニットで
お正月に集まった親類の集合写真みたいになって、
なんか見るたびに笑ってしまいます。

行列しているときに、後ろに並んでいたカリフォルニアの女性に、
「あなたたちのリュックとてもカワイイ!」と褒められ、
(年甲斐もなくお揃いの、キャプテンアメリカの盾形リュックでキメてた)
「どこからきたんですか?」とか「好きなキャラクターは誰ですか?」
とかちょっぴり国際交流できて楽しかった。




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2016/12/06(火)

東京コミコンの写真。
(ホラー作品の写真をたくさん撮ったんですが
クッションなしで載せるのはさすがに自粛します。怖くないやつで)

   











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2016/12/07(水)

ドラマかんそう
シリーズ横溝正史短編集 金田一耕助登場!
第1回「黒蘭姫」

金田一さんのキャラクター云々よりも髪型に衝撃を受けた。
何か素人が作ったコラ写真みたいですよ?
そのカツラは一体何でできてるの…?海藻…?

三角ビル、なるほどああいうイメージ。
デパートの方は、なんとなく舞台っぽい撮り方だった。
予算的な問題かもしれない。



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2016/12/08(木)

ドラマかんそう
シリーズ横溝正史短編集 金田一耕助登場!
第2回「殺人鬼」

ねたばれ
惚れた女が殺人鬼だった(分かる)
見栄を張るためにもっと凄い殺人者のふりをする(分からない)
なんでやねん。

金田一さんのヘアスタイルは
3作中一番マシであるように思いました。







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2016/12/09(金)

ドラマかんそう
シリーズ横溝正史短編集 金田一耕助登場!
第3回「百日紅の下にて」

酒宴で誰が盃に毒を盛ったのかという話ですが
金田一さんの髪型がアバンギャルドすぎて推理どころではない。



誇張ではなくこれくらい膨れ上がってた。
バッキンガム宮殿の衛兵かって言うくらい大きかった。
しかも話の進行と共にこの頭の上に
百日紅の花びらが降り積もっていくのです。
「笑ってはいけないミステリー」でした。
犯人は耐えた。





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2016/12/10(土)

色々感想

ユーリ!!! on ICE (アニメ)
ネットが大パニックだった10話。
騒乱の原因は主に2点、ユーリがヴィクトルにペアの指輪を贈り、
それが周囲に結婚と解釈されたこと。
1〜10話までが実は叙述トリックで進行しており、
その種明かしが10話のエンディングで行われたこと。
私は後者で興奮しました。

冴えない日本人が西洋の王子さまに見出される
シンデレラストーリーと思わせて
天から射落とされた星(宇宙人)の話だったとは…。

EDの動画がDVDの特典になるって信じてます。
それにしても泥酔してあの動き、さすがトップアスリート。

先週の、誕生日近いユーリにピロシキを振舞ってあげるユリオに、
この子はアガペーをどんどん会得しているのだなと思ったし、
対するユーリはヴィクトルからエロスを学んでいるし、
ヴィクトルという巨人のスケートを、2人の青年が受け継ぐ話なのね…
って思ってたら、ユリオなんかふっ切れた?ヴィクトル卒業しちゃう?

夏目友人帳(アニメ)
しいたけ妖怪と仙人の話好き!
友情の両片想い切ない…。
両者の外見がおじいさんとシイタケ妖精で、
性愛要素を念入りに排除してあるのもいい…。
(いやもしかしたら探せば掛け算二次創作があるかもだけど)

進撃の巨人(別マガ掲載)
感情の伴わない、救いもない、グロテスクな復讐の継承…。
うわー、これはコミックスで一気読みしたらきついだろうな。
そして明かされる時間の制約と、タイトル回収。すごかった…。

プラチナエンド(ジャンプSQ掲載)大場つぐみさん×小畑健さん
容姿の醜い男が美しい顔と、人の心を自由に操れる力を手に入れ
それで「重要なのは美しい心です」ってならないのが大場つぐみさん。
容姿だけ向上してもダメで、コミュ力が必要という話でした。

双亡亭壊すべし(サンデー掲載)
しばらく前までは「クトゥルフ?」って思っていましたが、
今週辺りから「SF?」って思っています。

ブラックナイトパレード(ヤングジャンプ掲載)
ラッキースケベでヅラを取った彼女の丸坊主を見てしまうってレベル高い…。
というかこの漫画面白いわ…。でも一旦休載。
再開いつになるんだろう…。コミックスは出るようです。

ダウントンアビー5
とうとう、庶民が工場などで働き始め、
使用人になる人間の不足が始まったようです。

そしていきなりのお屋敷の火災(ちょっとだけ)。
急展開にも程があるわ。
トーマスが相変わらず根性が悪くてメンクイなのでほっこりします。




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2016/12/11(日)

漫画かんそう
「彼は羊を被った狼」1巻 鳥原習さん

真面目で硬派のクラス委員月森さんの彼氏は狼男の犬飼くん。
興奮するとぴょっこりと髪の中から耳が飛び出してしまいます。
しかもおっとりと優しい性格の犬飼くんが理性を忘れて
ぐいぐいと迫ってきて月森さんは毎日大変。
犬飼くんの親友の殿村くんや、
なにやら秘密ありげな夜子ちゃんなどの登場人物も加わって、
わいわい賑やかでかわいいラブコメディです。

作者さんはハリポタで知り合ったかたなので、
私はこの漫画を他の漫画みたいに普通に読むことができないのですが、
登場人物の受攻の話を直接作者さんに振るのはなかなかできない
面白い経験でした。私は犬殿犬だと思うんですよね。

連載中に作業進行の話とかをちらっと聞いてたのですが、
フルタイムで会社勤めをしていて、遠距離の出張などもバンバン入り、
家に帰って仕事で漫画を描いて、家事もこなし、趣味の二次創作で本を出し、
睡眠時間もキープして体調管理万全というのが鉄人すぎて、
このくらいの自己管理(メンタルも含めて)能力がないと
なるほどプロにはなれないんだなあ……とずっと感心していた次第でした。
(漫画の感想じゃない)

お話は最後まで青春ラブコメなのですが、
終盤でチラッとだけ鬼畜マッドサイエンティストな父親という
全部盛りみたいなひとがでてきて、
その性癖の露出がアクセントになってるな、フフって思いました。




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2016/12/12(月)

映画かんそう
「ハンズ・オブ・ラヴ 手のひらの勇気」(原題Freeheld)
監督ピーター・ソレット
脚本ロン・ナイスワーナー

※真面目な映画なのに不真面目な感想です。

ニュージャージー州の優秀な刑事ジュリアン・ムーアは、
機械工のエレン・ペイジと出会い、
エレン・ペイジの熱心なアプローチにより付き合い始める。
秘密主義のジュリアン・ムーアとひたむきなエレン・ペイジは
時々衝突するが、やがて1軒の家を買って共に暮らし始める。
しかしジュリアン・ムーアが末期癌に蝕まれている事が分かり
彼女は恋人に年金を残そうとするが、女性同士のカップルは
男女の夫婦と同じ権利を受ける事ができなかった。
余命幾ばくもない彼女のとった行動は……という実話を元にした映画です。

私は恋愛もの+病気ものは敬遠する傾向にあるのですが、
これは予告で見る限り、エレン・ペイジが攻っぽくて、
歳の差カップルでエレン・ペイジが攻とか見たいに決まってる!
という非常に不純不真面目な動機で見に行きました。
ジュリアン・ムーアも攻がやりたい人なんですが、
エレン・ペイジの子犬のような勢いに負けて好きにさせているという
期待通りの経緯がさり気なく描かれてました!ごちそうさまでした!
2人の出会いからお付き合いの序盤が割と丁寧に描写されていて、
でもあれがなかったら後半辛すぎるので丁度いい配分だと思いました。

後半はLGBTと、悪の組織白人ヘテロ男軍団の、
やや誇張された闘争になります。
「俺達の税金がレズに払われるのか」とか
「(同性愛者のカップルと、自分達男女の)夫婦は違う!」とか
「旧約聖書では!」とか
「(あいつらに味方するやつは)オカマ野郎だ」とか
軍団側も悪意があって差別している訳ではなく、
というか差別している意識はなく、
たぶん自分達が依って立つ価値観を守ってるんだろうな
と思わせる必死な様子でした。

内容ばれ
ジュリアン・ムーアと長年コンビを組んできた男性刑事が
すごくよかったです。
彼女の能力を認めていて、
コンビだから互いに秘密は無いって考えていたのに
セクシャリティの事を隠されていてショックを受けて、
彼女に片想いもしていて、
でも冷静になって彼女に味方し戦ってくれる。
恋愛要素を含まない相棒としての関係に萌えました。
一周回って男女萌え。
(エレンの勤務先の工場長や、若い刑事さんもいい人だった)

地方都市の映画館だからなのかもしれませんが
客の少なさに笑ってしまいました。マイナーなホラーより少ない!
これが同内容で別の障害の男女難病ものだったら
2倍の人数が入っていただろうし、
同内容で別の障害の男女難病もので邦画だったら
4倍の観客が来ていたと思います。




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2016/12/13(火)

映画かんそう
「ブレア・ウィッチ」

監督アダム・ウィンガード
脚本サイモン・バレット

17年前に大大大大ヒットした「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」の続編。
(正確には3作目。失敗作と言われる2本目が、私は結構好きです)
モキュメンタリー形式大流行のきっかけとなった1作目は、
魔女伝説のドキュメンタリー映画を撮影するために森に入った
大学生3人組が、道に迷い、不思議な物音や声を聞き、
やがて奇怪な現象が起こり始め、仲間ともはぐれ、
パニックを起こす様子が撮影されたビデオカメラを残して失踪するというのが
1作目のあらすじ。

続編である今回は、20年前失踪した女学生ヘザーの弟が、
動画投稿サイト「YouTube」で姉の映像を発見し、
彼女を探すために仲間をつれてバーキッツヴィルの森へ行きます。
今回はGPSやドローンなど、先端技術の装備を揃えて行くんだけど、
あんまり意味ないんじゃないかな…と思ってたら、
やっぱりあんまり意味なかった。
アダム・ウィンガード 監督の「サプライズ」が好きなので見に行きました。
ただ「ブレア・ウィッチ」は制約が多くて、健闘はしたんだけど残念でした…
という感じでした。

内容ばれ
カメラの数が多すぎて、もはやPOVなんだか、
普通に映画なんだか分からんという感じ。

同数の男女が森でキャンプしているのに、
隙あらばまぐわおうとするギラギラした勢いはまるでなく、
みなさん普通に人間として親切なのは好感がもてました。

私は1作目の
「部屋の隅で、知っている人が壁を向いて立っている。理由は不明」
というシチュエーションがすごく優れていると考えていて、
そしてその説明として、
「犠牲者が殺されている間、次の犠牲者は壁を向いて立たされていた」
という台詞が確かあった筈なんですが、
今回、「魔女の目を見ると殺されるので、壁を向いている」
という理屈が付けられてしまい、それは残念でした。
(魔女の目を見ないようにカメラとモニタで前方確認しながら
移動するというアイディアはギリシャ神話的で面白かったけど)

アイリーン事件、コフィン・ロック事件、ラスティン・パー事件、
そして前回の3人と、犠牲者はいつも奇数のような気がするので、
今回もレーンだけ生きてるのかな?って思います。

それにしても成人であるケドワードの両手足の関節がはずれて
伸びるくらいの負荷って、一体何キロくらいの重りが必要なんだろう。
設置するの結構大変だったんじゃない町の人たち…?
あと、1人で隠遁生活をしていた割りには、
パーの家、めちゃくちゃ広いな!?映像酔いしたよ…。





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2016/12/14(水)

映画「ファンタスティック・ビースト」のグッズである、
スキャマンダーさんのトランク型のカードケースは、
結構作りが細かいうえに6分の1フィギュアに
ぴったりのサイズで1500円と格安なので、
6分の1ドールが趣味の人は映画見てなくても買です。







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2016/12/15(木)

子供の贈る肩たたき券やお手伝い券は、
コストゼロでとっても喜ばれる優れたプレゼントですが、
「あなたの好きなジャンルとカプの話を千字書きます券」も
同じくコストゼロでものすごく喜ばれる(腐女子に)
プレゼントじゃないかと思います。
(※知らないジャンルについては想像で書きます)
(なんかそのほうが面白いものになりそう)
クリスマス会にでもご活用ください。




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2016/12/16(金)

周囲の何人かの方が邦ドラのハイ&ロー沼にinしていらして、
しりるの方もちょっといらっしゃるのですが、
私はコハツクコハにハマるだろうという予言も受け、
どきどきしています。

ところでハイロでは、車にはねられる人が多いので
「車にはねられる」と言ってもネタバレにならないというのを聞いて
ますます興味がわいたのですが、
アメコミ映画でいうところの、
ラストで大量破壊兵器と共に飛び去る人が多いので、
「大量破壊兵器と共に飛び去った」と言っても
ネタバレにならないみたいなもんでしょうかね…。



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2016/12/17(土)

色々感想

ユーリ!!! on ICE (アニメ)
15分くらいに感じられた。
グランプリファイナルの魔物って、甲子園の魔物てきなものなんだろうか。
JJの幻視のなかのユーリ、ラスボス感ありました。

ヴィクトル派のユーリ許さんという叫びと、
ユーリ派のユーリかわいそう!何て健気!という叫びで
またもやネットが騒然としていました。

最近アニメを一気視聴された
ジョニー・ウィアーさんのユーリに関するインタビュー(を訳したもの)を読みましたが、
リアルな部分とフィクションの部分に言及されていておもしろかったです。

終末のイゼッタ(アニメ)
心の汚れた大人なので、ハハーン?暗喩だな?って思いました。

鉄血(アニメ)
人類虐殺マシーンみたいなの出てきた。
あれを倒すために共闘して、それでおしまいだとちょっと物足りない。

真田丸
「黙れこわっぱ!」がここで使われるとは…!
いよいよ最終回です。成功してよかった。

新選組!未視聴の人が羨ましい…。
組!を来年から週に1本みれば、真田ロスがやわらぐじゃないですか。

ダウントン・アビー5
婚前旅行にいらっしゃるお嬢様のために避妊具を買いに行かされる侍女…。

まあこれたぶん相手とは破局するしいずれ婚前旅行はバレてえらい目に遭う。
そして例の殺人がばれそう……。

絶チル(サンデー掲載)
とうとう兵部サンと不二子さんの対決だ…。
完全に精神汚染を受けていた場合、
決着のついたあと責任を取って辞任しそうなので、
できれば何か目論見があってわざと汚染を受けていた
結末にならないかな無理かな。

マギ(サンデー掲載)
うわー、たしかに一緒に死にましょうって
嬉しそうに言うモルジアナさんはつらい…。
シンさんはこれでよしって考える人だったかな…。
何か違う気がするんだけど。

食戟のソーマ(ジャンプ掲載)
親世代編が始まってます。要するに捨てられた恨みなんだな…理解。

コノミン先生の読み切りが、なんか衝撃的だった。



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2016/12/18(日)

ジェルネイルというのをやってみた。
あの何度か液体を塗って、紫外線を当てて、固めて、
ラインストーンを飾ったりするあれです。
塗ってから二週間ほど経ちましたが、
傷一つつかないしハゲもない。
私は爪がもろくて、すぐに爪ごとマニキュアが剥がれてしまったり、
ヒビが入ったりするんですが、いまのところ全然平気です。
これはありがたい。
取った時の様子を見て、爪が傷んでいなければリピートしたい。

しかし、ネイリストさんと正面で向かい合っている上に
手がふさがっていて雑誌も読めないので、
美容院どころではない会話能力が要求されます。
これがコミュ障にはちときつい…。





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2016/12/19(月)

映画かんそう
「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」

つい最近新作の公開されたスター・ウォーズシリーズの
スピンオフ作品です。

帝国はーとてもー強いー 戦艦はーとてもーでかいー
ダースヴェイダーは黒い! トルーパーは白い!
デス・スターまるいー

の歌で有名な、帝国の超破壊兵器兼移動要塞デス・スター1号機が
シリーズの中でわりと簡単プーにぶっ壊れたのはなぜか?という
モブの頑張りを描いた映画です。
ゆえにラストがどうなるか大体分かっているのですが、
だからこそ燃える!うわぁぁぁぁ!という感じです。
この作品単体でも話は分かりますが、
未見の方は旧作のEP4・5・6(1977〜1983)を見ておくとなおよろしいです。

良かった点(腐寄り・ラストばれ)
ドニー・イェンさん演じる、盲目の僧侶
チアルート・イムウェのキャラクターがよかった。
こういうビッグタイトルの映画に出てくる黄色人種のキャラクターで、
子供が真似したくなるような格好いい演出をされているひとって本当に少ないので、
(大抵完全脇役仕様とか解説役とかコメディ要員とか)とても嬉しかった。
そしてチアルートと、相棒のベイズ。
彼等の遣り取りは、若者のバディが火花を散らすそれとは違って
とても静かなんですが、でも互いの事は全部了承していて、
自分と相容れない部分も尊重している繋がりの強さを感じました。
何か事情のある友人同士とも、
年月を重ねた恋人同士とも解釈できる含みがあって、
腐女子が千人なぎ倒される感じ。こんな絶妙の匙加減、狙っても出来ないよ…。

そして主人公のお父さんのゲイレン・アーソ。
娘と妻を愛する天才科学者です。
マッツ・ミケルセン演じるこのおじさんが、
なんかLUCKの数値が著しく低そうで放っておけない可愛さなのですが、
敵の管理職のオーソンという人から邪まな想いを寄せられています(たぶん)。
じゃなきゃあんな辺境まで直接来ないよ…。
あと妻子に対する憎悪まるだしの態度と、
貴重な人質である夫人を生きたままゲットしようとする意志が
あまり感じられなかったので、そうなのかなって…。
なんか2人は学生時代からの仲という設定で、
もうすでに公式が同人誌を出しているそうですね。話が早いな公式!
(「Catalyst: A Rogue One Novel」洋書)
関係ないけどマッツの最後のポーズがオペラのヒロインみたいで可憐でした。

あと男性向けお色気サービスのまったくない映画なのに、
なぜか男性の触手責めがあって、
しかもその男性の演技が、恐怖とか苦悶じゃなくて
どう見ても快楽のそれで、我々は何を見せられてるんだ…?
とちょっと平静になりました。あのシーン必要?
サービス?サービスを受けているの我々?

真面目な良かったところも書いておきますが、

たぶんシリーズ初の、
味方にフォースを使える人が誰もいないという状況で
ダースベイダーが出てきて、まさに一方的な虐殺が始まって、
フォースがあって当たり前の認識がリセットされたのがよかった。
ベイダー卿が桁外れに強いとはいえ、化学兵器が通じないんだもんなあ。

あと帝国との戦闘で様々な人が命を落としますが、
愛国心とか神のためとか、愛する妻子を守るためとか、そういう理由ではなく、
支配される事への拒絶、個々の抵抗だったところに配慮を感じました。

よかった点というか、この人ピーター・カッシングに似てるなーと思ってたら
CGでびっくりした!あとレイア姫も、キャリー・フィッシャーに見えたけど、
あれは別の女優さん…?それとも頭部すげ替えCG?
(全身別の女優さんではないかというご意見いただきました!)

海岸のラストシーンは美しかったです。
考えてみれば、「デス・スター」を滅ぼす運命の子が、
父親から「私のスターダスト」と呼ばれ慈しまれていたという、
その設定からして美しい。

悪かった点(ラストばれ)

話の立ち上がりが非常に「どっこらせ」という感じで
ゆっくりしている。

父との死別が2回(実父と養父)もあって、
状況も似ているので印象が分散した。
(私はメタファ一切を考慮しない派です)

ジンのキャラクターが(勇敢で有能だけど)薄い。
そして女性キャラクターが少ない…。

帝国側がアホ。
セキュリティも組織も建造物もなにもかも、
アホの、アホによる、アホのための文明。
でもこれは伝統芸で、チャームポイントかもしれない…。

監督はギャレス・エドワーズさん。
2014年「GODZILLA ゴジラ」の人です。






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2016/12/20(火)

お店の予約を電話でしたのですが、
復唱なさったら
・名前
・時間
・電話番号
が違っていたので
「な……!」
という感じでした。
合ってるの人数だけやん、という。






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2016/12/21(水)

あんまり好きじゃないなあ…っていう映画感想があって、それは

・8割があらすじで、最後に一般論が書いてあるもの。
 (例:私はこの映画で命の尊さを学びました。戦争は悪です)
 なんか、うん、わざわざ書かなくても…
 あなたの時間がもったいないのでは…?という感じ。
 
・逆に最初の1割が映画の話で、残りは自分の学生時代の
 恋愛の話とか、友情の話、親子関係の話のもの。
 むしろ映画関係ないので普通のブログでやってほしい感じ。

・無自覚の差別や偏見を垂れ流す感想。
 (例:崖の上のポニョの母親は子供にチキンラーメンを食べさせるなど
 虐待ではないか。もっとちゃんとした食事をさせるべき)
 フルタイム外で働いて家事育児を完璧にやってみてから述べてはどうか。

・筆力のある人の提灯記事。
 特定の放送局製作の映画だけあからさまに点数が甘くなったりとか……
 何回か「あれ…?」って思って気付いた時の脱力感。

・他人の映画感想のコピペ・パクリ
 論外。
 毎年年末とGWに虫歯が酷く痛め!アバダケダブラ!(死ぬ)

という感じです。前2つは完全に私の好き嫌いです。
でも後ろ3つは滅びれ。




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2016/12/22(木)

続:映画の感想のあれこれ
(重箱の隅っぽいやつですすみません)

・映画を見る前にいい評判を聞くとハードルが爆上がりしてめっちゃ辛口評価になる人、
 あるいは逆に世間の評判に引っ張られやすい人の感想。

・映画を見た直後の感激がすごすぎて傑作認定だけど
 数か月後には意見の変わる人の感想。

・キャッチーな人気作品に対してオート攻撃機能を搭載している人の感想。

・流行の話題に乗りたいので、見ないで評価する人の感想。

上3つは好きとか嫌いとかではないけど、
とりあえず未見の映画のリサーチの際、参考にするのは躊躇する。
下1つのは歯。





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2016/12/23(金)

最近ネットで、
周囲にいる友人知人が全然変わらない人は、
先のステージへ行けないとかそういう意見を見掛けました。
あとそれに関連して、昔読んだ小説に、
生活習慣を全部変える覚悟があれば
お金はどんどん溜まると書いてあったのを思い出しました。

そう言えば私は友人も知人も生活習慣も殆ど変らないけど、
なんかもう先のステージへ行けなくても
お金が溜まらなくてもいいや…という心境です。
(あ、宝くじに突然当たるとか、石油王が突然2億円くれるとかは歓迎です)

すごいむかし非オタクの人に
「これからはきちんとした人と付き合っていきたいから、
今の友達は全員切った。友達になってほしい」というようなことを言われたことあって、
私にとって友達全員切るというのは繁華街で全裸になって
河内音頭を踊りまくるくらいの理解不能な行動なので
いや、繁華街で全裸になる人とはちょっと…と思って
申し訳ないけど連絡を絶ちました。
今あのかたは、きちんとした友達と付き合えているだろうか。



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2016/12/24(土)

色々感想

ユーリ!!! on ICE (アニメ)
美しい鬼たちによる、人外の物語で、すごく良かった。
感情面での展開の定石がひとつも打たれず、
よく考えたら世界で一握りのトップアスリートが、
私達の身の回りにいる人のような普通の、
理解の容易なメンタリティをしている筈がなかったのかも。

でも悪意のない残酷な言動は幾つかあったかもしれないけど、
悪意そのものは全く描かれなかったのも良かった。
私達が他人の容姿や、人柄や、過去や、趣味を全て総合して
その人を判断するところを、
彼等は他人の、スケートや、スケートや、スケートとスケートを見て、
判断してるのかも。

最終話は特に、神が降りたような演技の連続でぞくぞくしました。
特にユーリとユリオ。
ユリオは特に、また軽く叙述をかましてきて、
んもう、好き!ってなりました。

最終回はせめて45分で見たかったかも…って思ったけど、
実はあれくらいタイトな方がぴったりだったのかもです。
EDよかった。いますぐDVDがほしいです。
(あっ!1話を見た時に何故かヴィクトル死ぬんじゃ!?って思ったんですけど死ななくて良かった!)

ランビエール氏が本人役で登場されました。スケオタの皆さんがざわざわしていた。
先週の織田氏も。(あまりに普段通りすぎて、現実と誤認するほどだったそうです)

まほうつかいプリキュア(アニメ)
校長先生の昔の男の話は、ダンブルドア校長を思い出しますが、
ここまで引っ張る以上、復活ありかな?と思ってます。

鉄血(アニメ)
何故撃ち殺しておいてくれなかった…というくらいの馬鹿無双!
ホラー映画でも昨今ここまで色々台無しにする馬鹿キャラクターは珍しい。
むしろ反復ギャグになっているレベルです。
ミカヅキ様の目から血の涙が…なんとかしてフラグを折ってくれ誰か…。

魔法少女育成計画(アニメ)
この話は、まどマギを見た作者のかたが、ラストがどうしても許せなくて
自分なりに補完された結果じゃなかろうかと思いました。
でもかなり意外なペアが生き残った。

終末のイゼッタ(アニメ)
このアニメのラストもよかった。
やっぱり女の子は幸せになってほしい…。
そして王…おまえ…。諸悪の根源やないか…。
確実に地獄落ちをキメたと信じたい。


今週はジャンプもサンデーもヤンジャンもお休みでした…。

(明日に続く)




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2016/12/25(日)

昨日の続き

真田丸(最終回)
EDでこれまでのシーンが走馬灯のように流れたのですが、
すごい、青年の頃の堺さん若いわ…って思って我に返りました。
役者さんすごい。

よくあるみたいに豊臣方を純粋で不運な人々に、
徳川方を悪の権化に描いたりせず、
どちらも有能だけども、豊臣方は過去の因果のしっぺ返しがあり、
家康は、聴くに値すれば女性でも年寄りでも誰の話でもきちんと聞いて判断する、
機を見るのが異様にうまい、根気強い、それでいて臆病という弱点もある
魅力的な武将として描かれており、
ものすごい複雑なバランスの物語でした。
ネットで人気が出て、視聴率も取れて嬉しい限りです。
三谷さん、スタッフさん1年お疲れさまでした!

そういえば、きりさん=霧隠才蔵説、残念ながら成立せず!

ダウントンアビー5
婚前旅行を目撃したのが、おばあ様のうちの執事でよかった!
まだ穏当だし爆発的に拡散することはなさそう。

ベイツさんの殺人がばれそう…
そんな稚拙なアリバイ、ミス・マープルやポワロ氏がいたら1分でばれちゃうよ

階級制度は間違っているという主張は正しいし、
平民が皇帝の失策を批判できないというのは間違ってるけど
異国のお客様を傷つけてまで正論を通すのも何かなあ。

エレメンタリー4
アメリカにも貧困ビジネスがあるんですね(そりゃあるか)。
しかも大学による詐欺まがいの搾取。
低所得者に人生のやり直しを持ちかけて、
守られない就職斡旋を約束して、学費ローンを組ませるという。
おそろしい。

波よ聞いてくれ(アフタヌーン掲載)
寝ている女の人を見て「シャベルが必要な案件ですか?」
って聞いちゃう南波ちゃんは面白いので、
何度も言うけどミナレさんは南波ちゃんと付き合うべき。
いえ百合どうのとかじゃなくて面白いから!
そしてタイトルを「南波よ聞いてくれ」にするべき。

あー、でも私も「あなたは大丈夫だから」という理由で
貧乏くじを引く事が若干ないではないですが、
もうなんか年季が入ってきて、
単に貧乏くじを回避するセンサーとスキルがないだけだね…
という境地まで来ましたよ!







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2016/12/26(月)

映画かんそう
「ドント・ブリーズ」

監督フェデ・アルバレス
脚本ロド・サヤギス

SNSで大変話題になって、レディースデーに見に行ったら満席でした。
(ただしホラーなので公開劇場が少なく、シアターの座席数も少ない)
興行成績も、現時点で製作費の15倍稼いでてすごい。

父親の警備保障の会社から、警報のキャンセルパスコードと
合いカギをこっそりと入手し、裕福な家庭に空き巣に入るアレックスは、
仲間のロッキーとマニー、3人チームで仕事をしていた。

ある日、娘を交通事故で失い、莫大な賠償金を手に入れた
盲目の老人の噂を聞きつけ、3人は老人の家に忍び込むが、
その老人は元軍人で、聴覚と身体能力で視覚を補い、
若者3人に襲い掛かってきた。というあらすじ。
なかなか佳作のホラーです。
「イット・フォローズ」「残穢」「死霊館」と、今年はホラーの当たり年。

ヌスットたちは老人に気付かれないように家から抜け出したいのですが、
窓という窓には鉄柵が、ドアには鍵がいくつも、
割れたところは板と釘で補修してあって、なかなか脱出できません。
しかもヌスットたちはアメリカ人だから、呼吸音がハァハァやかましいし、
やたら足音が大きい。
なんかこれは無理では…という感じが最初からしました(笑)

おちばれ注意

なんかもっと話の通じない痛快サイコパスおじいちゃんが
無双する話だと思ってましたが、ちょっと違った。
地下室のあれはびっくりしたし、
娘を失っておかしくなった設定もいいと思うんですが、
あの日本のえろ同人誌みたいな話は不要だったんじゃないかな。
ともかく誰でも娘だと思っちゃうのでいいんじゃないかな。
気持ちの悪いサイコパスVSクズで、どっちも応援する気になれなかった…。

あれだけ正しい事言って、みんなの犯行を止めようとして、
1人なら3回くらい脱出できてそうだったアレックスを、
ヒロインさんがそのチャンスを何度も潰してその結果ああなったので、
結末はちょっと腑に落ちないです。
おじいちゃんはカリフォルニアまで出張してほしい。
そして妹ちゃんだけ助かってほしい。

ヌスットたち3人とも、どんな危機的状況でも、
愛のままにわがままに僕は犬だけを傷つけない根性は凄かった。

最近のホラーはデトロイト舞台が熱いのかもしれない。
そして映画の貧困家庭は大抵子連れの母親が
悪い男に引っかかって、子供を虐待して、
昼間から酒を飲んでソファに座ってテレビを見てるんですが、
あれが黄金パターンなんだろうか。
子連れの父親が悪い女に引っかかって、
昼間から読書して青汁飲んだりはしないのか。




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2016/12/27(火)

映画かんそう
「バイオハザード  ザ・ファイナル」

シリーズ通して設定矛盾やキャラクターの謎の行動が
どんどん増えてきた映画バイオですが、
なかなか綺麗な締め方でした。
アリスとクレアがメインなので、今回は女性の方が楽しめるかも。

人工知能レッド・クイーンからメッセージを受けたアリスは、
48時間以内に抗ウィルス剤を散布しなければ、
地球に残った最後の数千人の人類が完全に死滅する事を知らされる。
彼女は抗ウィルス剤を入手すべく、
アンブレラ社の研究施設に潜入する決意をするのだが…。
というあらすじ。

ねたばれ

アクションは画面切り替えと手ブレ効果多用しすぎで
何が起こっているのか分かり辛く、
またあらすじも流されるままに一行が移動していく感じで、
まあ、よくある大作アクション映画なのですが、

少女の自分と、老いた自分と、若い現在の自分が
互いに認め合って労わり合い、ひとつに収束するエピソードは良かった。
自分が複製であると知らないコピーアイザックスが、
真実を知って、自我が歪むところもよかった。
アリスとアイザックスは1つのオリジナルが分裂した存在だった所は似ていたけど、
結果は対称的でした。

お隣のカップルが、「ローラ分かった?」「ローラすぐ死んでた」
などとお喋りなさっていて、
私は「ローラってクリーチャーの名前かな?そんなのいたかなあ…」
と思っていましたが、日本のタレントさんなんですね。
うん、すぐ死んでたよ。

とんちで殺されたウェスカー、悪いけどちょっと笑ってしまった。

エンドロール後に台詞が1つあります。
(でもべつに聞かなくても問題ないです)





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2016/12/28(水)

ドラマかんそう
「そして誰もいなくなった」
イギリスBBC製作 2015年 全3話

御存知クリスティの傑作ミステリのドラマ化です。
謎の富豪に招待を受けて孤島を訪れた客たちが、
過去の罪状を暴き立てられ、1人1人殺されていきます。
1939年発行とは思えない恐ろしい完成度の作品です。
フェアとは言えませんがオチも素晴らしい。

しかし1939年なので、島の名前は「ニガー島」でした。
あまりにもド直球の差別用語すぎて、
その後「インディアン島」になりました。
そしてインディアン島も差別だろうよ…ということになって、
ドラマでは「兵隊島」です。変遷の一途をたどります。
でもそのうち兵隊島も、PTSDに苦しむ退役軍人への差別だということになりはすまいか。
なぜ「みかん島」とか「りんご島」とかもっと当たり障りない名前にしないのか…。

招待された客たちが過去に殺した人物が
画面の奥や隅にチラっと映るのがホラーぽくてよかったです。
ラストの演出がちょっと違っていて、
原作だと犯人の手記なのですが、
ドラマでは映像的な分かりやすさ重視なのか、
最後のかたが首を吊ったところに犯人が登場して、
ドヤサァ……って感じに全部説明なさってました。




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2016/12/29(木)

漫画かんそう
「イムリ」三宅乱丈さん 10巻まで

友達からのおすすめにより読んでみました。
既刊全部一気に読むつもりだったんですが、
あまりに濃すぎ重すぎて脳が働かなくなり断念しました…。

ジャンルとしてはSF…というよりはハイファンタジーかな…?
ものすごく大雑把に喩えると序盤はハリポタの魔法学校要素に、
進撃のシビアで残酷な世界観をミックスした感じです。

支配民族カーマは、イコルという奴隷民族を使役して
階級社会を築いていたが、
カーマ内でも呪術に特化した層と軍部の間には軋轢があり、
情勢は不安定だった。
特権階級に生まれた主人公デュルクは、
生まれつき魔術の才能を持っており、
それ故に入学した学校で研修生に選抜されたりするが、
ある事件に巻き込まれ、彼自身も知らなかった出自の秘密が明らかになる…
というあらすじ。

カーマの使う呪術は、ポタで言うところのインペリオだけを
特化したような感じで、他人の意志を奪う魔法が何段階にも分かれているのですが、
一番強力なやつは、相手が廃人になって命令に服従するという
かなりえぐい設定です。
惑星ルーンとその住民イムリ、惑星マージとカーマの設定は詳細で
よく練られており、そして支配の歴史でもあるので、とても残酷。

内容ばれ

被支配の民族の文化を奪って忘れさせてしまうとか、
同族殺しをさせるとか、廃人にして奴隷化するとか、
移住させるって騙して一か所に集めて処理するとか、
衛生的に管理できるように
頭皮を薬剤で焼いて髪を生えなくするとか、
大筋も細部も容赦ないです。

ラルド覚者とイマクには頑張ってほしい…。
百合……いやなんでもないです。

最終的にはデュルクとミューバで不動明と飛鳥了みたいな事になるのかな?
とか考えますが、まだ10巻なので分かりません。
早急に続きを読みます。






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2016/12/30(金)

色々感想

いっつも土曜に書いてますが、明日は大晦日なので。

勇者ヨシヒコと導かれし七人(最終回)
ちょ、フランダースの犬!エヴァ!
結局魔王を倒すために無数の過去のセーブデータから
自分を召喚し、すべてのヨシヒコで魔王を倒し、
そして仏の手違いによりオリジナルヨシヒコは過去のデータに飛ばされ、
仲間の生きている世界で暮らしました。
めでたしめでたし、という解釈でいいのかな。

でも7人のひとたち、撮影は1〜2時間で済んだだろうけど、
よく予定を合わせてくれましたね。

鉄血のオルフェンズ(アニメ)
とうとう半身不随になってしまって歩けなくなったミカヅキ様…。
それでもメンタルが弱った様子など微塵もない所が鬼気迫ります。
もうどう終わるのかが気になりすぎて話に集中できない。

舞妓さんちのまかないさん(サンデー新連載)
置屋でまかないを務める16歳の女の子の話。グルメ漫画になるのかな?
しかし青年誌みたいな題材だな。
サンデーってジャンプより読者年齢層が高いのかな。

マギ
えー!決戦にモルさん来ないの!?
そしてメンバーは前回対決した2対2が手を組むの!?







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2016/12/31(土)

今年のベスト映画・小説・色々です。
(私が今年に見たり読んだりしたものなので、新作とは限りません)
今年見た映画は120本、小説は25冊。

■映画
「シビル・ウォー キャプテン・アメリカ」

あの人数のキャラクターを誰も引き立て役にせず、
見せ場を持たせ、社長とキャップの対立を描き、
どちらの知能も下げずどちらにも理があり、
悪役のキャラクターも立て、アクションシーンを大量に盛りこみ、
あの長さで収めるという、エンタメ的に図抜けた技術力だった。
違う話で同じ事の出来るひとが世界で何人もいるとは思えない。

単独作品として見た場合、重すぎて娯楽作品としては弱いけど、
でもあの最高難易度の制約の中では最大限の仕事だったと私は思う。
2016年の映画世界興行成績では1位とか2位とかそんな感じ。

今年は邦画が大変な頑張りを見せた年でした。
「君の名は。」「シン・ゴジラ」「この世界の片隅に」
どれも大好きです。

珍映画枠は
「KING OF PRISM by PrettyRhythm」と「幻の湖」の2本です。

ホラーは大豊作の年で、
「死霊館 エンフィールド事件」
「イット・フォローズ」
「残穢 住んではいけない部屋」
「高慢と偏見とゾンビ」
「ドント・ブリーズ」
「ライト/オフ」
「アンフレンデッド」
「グリーン・インフェルノ」
が大変良かったです。(グリーン・インフェルノは胸が悪くなる系)

ワースト映画は、
実写版「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド」
この無残な事故みたいな作品から、色々学ぶべきだと思いました…。

■小説
なし

■ドラマ
「真田丸」

■アニメ
「ユーリ!!! on ICE」

■漫画
「ゴールデンカムイ」「セトウツミ」

■最萌え
「シビル・ウォー キャプテン・アメリカ」

紅白歌合戦では、初めて恋ダンスが見られたし、
同じく初めてピコ太郎というひとの踊りが見られました。
世間に追いつけた!
あとシン・ゴジラのドラマパートで泉ちゃんが紅白デビューを飾ったのが
大変嬉しいです。撮りおろしとは何て贅沢な。
久しぶりにタモさんを見ましたが、ちょっと痩せられたような。

みなさまよいお年を!




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