11月日記

----------------------------------------------------------------

2016/11/01(火)

USJ期間限定ホラーアトラクション(常設とのコラボ以外)をコンプリートしてきた。
もちろん普通に並んでいては時間的に到底無理なので、
お金のパワーで並ばずに入りました。
覚悟はしていましたがパーク内はすごい混雑でした。
夕方からまた一段と増えて、人間羊羹ができそうでした。
6時以降はゾンビが出現するのですが、
半数くらいの人がコスプレをしていて、
またゾンビコスのひとも多いので、パークのゾンビさんなのか、
それともはしゃいでいる一般の人なのか区別が難しかった。

「エルム街の悪夢2」
1つのグループ全員が1本のロープを掴んで歩きます。
ちょっと売られる奴隷みたいでしたが、
ばらけずに歩かせるにはいいアイディアだと思いました。
ナンシーのおうちに入って、最初はチラチラ出るだけのフレディが、
段々堂々と出てくるようになります。
ナンシーの彼氏が出てきて即殺されてた。

豆知識:1984年のウェス・クレイヴン版無印エルム街は
ナンシーの彼氏役が若きの日のジョニー・デップです。
(わりとあっさり死にます)

「チャッキーのホラー・ファクトリー3」
最初に逃げてきた人が、「ここは危険だ!殺されるぞ」
って前説してくれるのですが、お客に手を振られて
「手など振ってる場合か!」って切れていて面白かった。
殺した人間をばらばらにしてビニールに入れて吊るしてある
人肉工場があって、その中を進みましたが、
これ結構ホラーファンの憧れのシチュエーションではないかと思います。
あと殺した人間を切ってつなぎあわせるコラージュが結構凝っていて、
しげしげと眺めました。

「エクソシスト」
エクソシストは1と3が大好きです。
私がグループの先頭だったので、途中で会った神父さんに
「中に入って少女に聖水をかけてくれ」って瓶を渡されて、
「合点承知!」って思って、えいっって瓶の水を掛けたら
10倍返しくらいで少女が口から水をブッシャー!!って吐き出して、
悲鳴をあげました。
まさかみずをかけられるとはおもわないじゃないですか!!

ブリッジ階段下りの有名なシーン、レールに乗った人形が
シャーッ!と滑り落ちてくるのですごく早くて2秒くらいだった。
もうちょっとゆっくりでもいいのよ…?

あとエクソシストの悪魔はたしかにああいうデザインの顔なんですが、
でも体は映画でははっきりとは見えなくて、だからといって
黒タイツに骨描いたみたいな、ショッカー仕様は違うよ!?

(明日に続く)





----------------------------------------------------------------

2016/11/02(水)

USJにはJホラーゾーンというハロウィン特設会場があって、
夜になると濃いめのスモークが焚かれ、
靄のかかった木々の中から面を付けて鉈とか持った人が
ふらふら歩いているのは、なかなかいい雰囲気でした。

「祟」
淡嶋神社で供養されていたお人形を借りたアトラクションです。
供養されていた人形を見世物にするなんて!とか
霊感ありの人は気持ちが悪くなるとか、ネットで色々言われていたそうです。
恐ろしい祟りを成す生き人形が最深部の部屋にあり、
そこへお札を置いてくるというミッション。
わりと短い……。
これでもし2時間くらい並んでたら、私が祟ってたと思います。

「TORAUMA2」
ガチで怖いと去年うわさになってたアトラクションの第2弾。
内容をネットに書かないという誓約書を書かされているのですが、
それって期間終了後も有効なのかな…。
えっと、これまでにはなかったホラーアトラクションで、
あっなるほど!って思いました。先に思いついた者勝ちのアイディアです。
1人の客に1人の係員が付いて完全マンツーマンなので
人件費はたぶん最高額、TORAUMAだけ特別料金なのも納得です。

とりあえず虫が苦手な人は発狂するこれ…っていうのと、
VR酔いは、ホグワーツ城よりきついです。
途中でリタイアしようかと思ったし、
終わった後も30分くらい吐き気が残りました。
来年ももしVRものだったら、酔いやすい人は酔い止めを飲んだ方がいい。
あと個別体験のアトラクションで、荷物は一切持ち込めないので携帯がなく
一応待合ルームはあるのですが、探しに外に出て入れ違っちゃったりして
地味に大変だったので、個別アトラクションは
待ち合わせ場所を決めておいた方がいいです。

でも変わった体験ができたので、行って良かった!大満足。






----------------------------------------------------------------

2016/11/03(木)

シリル文章更新「バースデーと贈り物2」

2度目のお誕生日です。

ポタランドにデスイータさんが降臨とのことで行ってきました。
街の真ん中で魔法使いたちと戦闘を繰り広げて、
ステージに現れ、大暴れしてバーンってなってボーンってなって、
去っていきます。
小説で書かれていたような出来事が目の前で起こって、
アワワワワ……ってなること請け合いです。
(でもハリポタジャンルじゃない人は「フーン…」くらいで終わるかも)

ここは3巻で時が止まっているので、
パークに行けばみんなが生きている世界に入れるのがとてもいいです。





デスイーターさんたちすごく素早いので、撮影がとても難しいです。
あともしかしたらパーク内はアバダ禁止なのかも。
誰もアバダとか唱えない、紳士的な戦い方でした。






----------------------------------------------------------------

2016/11/04(金)

映画かんそう
「手紙は憶えている」

アトム・エゴヤン監督。
認知症の主人公の老人ゼヴは、妻の死も記憶できないほど
症状が進行していたが、彼には果たすべき復讐があった。
アウシュヴィッツ強制収容所時代に家族を殺したドイツ人、
コランダーを探し出して殺そうと彼は決めていた。
同じく収容所の生き残りであるマックスが、
仇である可能性が高い人物を何人か候補に挙げ、
ゼヴが彼等の家を1軒1軒尋ねて確認するという手筈だった。
眠るたびにすべてを忘れてしまうゼヴのために
なぜ旅をしているのか、その手順はどういうものかを記した手紙を
マックスが書き、ゼヴは目覚めるたびにそれを読む…という内容の映画です。
主要登場人物の大半がおじいちゃんという、おじいちゃんサスペンス。

予告を見るとラストが分かっちゃうので、予告見ない方がいいかも。

私も今まで何してたかすぐ忘れちゃうし、
道を尋ねて説明が長いと露骨に目から光が消えちゃうし、
カバンから何か取りだす時にめっちゃゴソゴソ時間かかるし、
何もない所でヨロヨロして転んじゃうし、
見ていて切なくなりました。
年寄りにとって復讐はハードル高いなあ…と思った。

でもこの映画に出てくるモブの人はみんないい人で、
おじいちゃんが困っていると、
大人も子供も割と親身になって助けてくれるんです。
お年寄りにとっていつも世界がこんな風であるといいなあと思います…。
(私も心がけたいですが、通勤中とか、結構殺気立っているので難しい…)
主人公のゼヴは目覚めるといつも亡くなった奥さんを呼ぶんですが、
きっと仲のいい夫婦だったんでしょう。
コニーアイランドって当時の出会いの場だったのかな…。

何となく行間についていろいろ想像したくなる映画でした。

内容ばれ

あのドイツ人でありながら同性愛者という理由でアウシュヴィッツにいたひとや、
4人目の人とその友人の当時の仲間意識、再会後の絶望、
ゼヴの妻が亡くなるのを待っていたマックスの優しさ、
あそこまで本格的にピアノを習えるおそらく裕福であっただろう環境、等々…。

ナチスについては世界の9割以上の人が
否定的な感情を持っているものだと思っていましたが、
あんな風に父親からナチ信奉を刷り込まれていたり、
アウシュビッツは恥ずべき行いだが政策は正しかったって思っていたり、
色々なスタンスがあるんですね。
そういえばドイツ人女性の手記で、
アウシュビッツの事は何も知らなかったので俄かには信じがたいし、
街では特に差別的な事はなにもなかった、っていう手記を読んだことあります。

関係ないですが、パスポートの期限が切れているのに
入国審査を通れたのには驚愕した。
アメリカ・カナダ間だから?それともおじいちゃんだから?

この映画はナチズムに一度でも染まった人間は、
おじいちゃんであろうと犬であろうと全員死んでいるので、
ナチ絶対殺すムービーと言えるでしょう。





----------------------------------------------------------------

2016/11/05(土)

色々感想

マギ(サンデー掲載)
世界が作り替わってしまいました。
考えてみれば、敵と認識できなくなった敵が一番怖いですね。

というか振られたのアリババくん!?なにやったの!?

ライカンスロープ冒険保険(ヤンジャン掲載)
西義之さんの新連載。2回目。(初回は気付きませんでした…)
保険業務と同時に、
ダンジョン内を安全に冒険できるよう
陰ながらサポートしちゃったりもするお話みたいです。
ダン飯との差別化が鍵という気がします。

銀英伝(ヤンジャン掲載)
軌道エレベーターのデザインがとてもクール!

鉄血
ミカヅキ様がオルガに「痩せた…?」って…。
あの子自分がガリガリのくせして…
なんという恐ろしい彼氏力…。

終末のイゼッタ
魔女が魔法の発動できない地域での戦闘で
トリックと人海戦術で魔女の力のように見せかける、
周囲のがんばりとか、ああいうの好きです。
面白いので、もうちょっと話題になってもいいと思う。

ユーリ!!! on ICE (アニメ)
ジャンプのたびにいけー!とか飛べー!とか手に汗握ってしまう。
臆病でメンタルが弱いのに、やや傲慢なところがある主人公の性格、いいと思います。
ヴィクトルの言う通り、安定してなくて目が離せない。

「他人のモチベーションを上げられない人間が、
自分のモチベーションを上げられるのかい?」
有り難いお言葉ですが、前者と後者はあんまり関係ない。
でも自分の体を使った表現者としてはその通りなのかも。
(ヴィクトルの使ったリップバーム、シャネル製で
翌日にはリアル店舗で飛ぶように売れたって本当だろうか…)

今回も面白かった。
「ユーリ!!! on ICE」の曲、どこかの国の選手が
本当に滑ってくれたらいいのにな。

仮面ライダーエグゼイド
患者を一番に考える優しい研修医でいながら、
バトルで白熱すると好戦的になり、
闘いを制止しようとするアシスタントちゃんを突き飛ばしたりもする。
この主人公、キャラクター的には
「ユーリ!!! on ICE」の、ユーリと同じ方向なんだろうけど、
両極がうまくなじんでない感じがする。

真田丸
これまでの時代劇の淀君は、
秀吉を手玉に取って老いぼれたら見捨てる悪女か、
親の仇と分かっていながら情が移って秀吉を慕う心の優しい女か、
2つに1つという感じでしたが、
悪女じゃないけど秀吉のことは好きじゃない淀って
何気にあまり見たことない気がします。

弟の好きなようにさせてやりたい兄上…
もうこの段階で涙腺緩む…。

エレメンタリー4
今シーズンは科学技術寄りの話が多めだな。
たしかに顔認識ソフトの性能がどんどん向上していくのに備えて
今のうちから自分の顔写真は極力ネットに
載せないようにしておくのが賢いかもしれない。
といってもオタクは自分の写真撮らない人が多い印象だけど。

でもテーマパークや観光名所で
他人の写真の背景に写りこんでしまうのを、なんとかしたい。




----------------------------------------------------------------

2016/11/06(日)

映画かんそう
「ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期」

シリーズ3作目。
幸せな結婚をしている筈だったブリジット・ジョーンズは
43歳になった今も独身で、
テレビ局でニュース番組のプロデューサーを務めていた。
仕事仲間に誘われて音楽イベントに行ったブリジットは、
そこで出会った男と一夜の関係を持つ。
後日知人男性の葬儀に参列したブリジットは
以前破局したダーシーと再会し、
急速に接近した2人はまたベッドを共にするが、
ブリジッドは妊娠し……というあらすじ。

理不尽にもてる男のフィクションは多いので、
同じくらい理不尽にもてる女のフィクションもあるべきです。
私は二股当て馬は男女であっても同性であっても
犬猫でも宇宙人でも苦手ですが、
この映画の二股は不可抗力判定します。
ブリジットの職場の友達や、女医さんや、
イタリア料理店の人がとっても魅力的だった。
あとダーシー役のコリン・ファースが、
世界最高に愛らしく感情表現が不器用で
沈黙で察してもらおうとする、意地っ張りで、
要領の悪い素敵な英国紳士、
ダーシーの真髄、キング・オブ・ダーシーを演じています。

エンドロール後に1カットあります。

内容ばれ

シングルマザー!同性愛者!移民!って羅列されると、
PC配慮!らっせーら!らっせーらー!ドンドンドドン!(太鼓)
って感じがするけど、コメディなのでいいでしょう。

今回のアテウマオ、いいやつだったので気の毒だった。
というか出会ってすぐに関係を持って、
それで妊娠して結婚を決めたので、
2度目のデート、3度目のデート、
初めての喧嘩、等々の脳内ストーリーを早回しで披露、
都度アイテムやプレゼントを目の前にどんどん積んでいくあのくだりは、
このひと二次創作とかしたら面白そうだなって思った。

無痛分娩って自然じゃないから何か好きじゃない…
やっぱりちゃんとお腹を痛めてこそ親子の絆が…っていう
男性及び年配層からの意見に対する
ふざけんな!だったら自分で産め!という女性側からのカウンター、
西欧でもある流れなんですね。笑いました。
アテウマオは、ネットの意見を日々チェックしているだろうから、
そのへんの女性の意見は目にしていて、
むしろ性格からしてダーシーの方が自然分娩で…って言いそうですけどね。
結果が決まっているからまあ仕方ない。

ブリジットのお腹にいるのが自分の子だと、
やっと悟ったときのコリン・ファースの表情、
「ンフ……」っていう細い吐息、最高でした。
母親教室的な所に3人で参加し、
ゲイカップルと代理母であると勘違いされて
否定しにくくなったときのあの絶望の表情も。
コリン・ファースかわいいかわいい祭りでした。
(ダサセーター、すごい人気なんだな!?)

余談ながら、
年をとったらある程度顔に肉があったほうがいいのかな…?
っていうのと、あと眉は濃いめに描いた方がいいなって思った。







----------------------------------------------------------------

2016/11/07(月)

高原にススキを見に行って、
いい感じに人の少ない場所を見つけてお弁当を食べながら
雲がーとか山が―とか喋っていたら、声をかけられて

これからここを焼くから、移動してほしい、と。

ナ、ナンダッテー!?
と思ったんですが、本当に野焼きが始まりました。
すごいよく燃えてた。










----------------------------------------------------------------

2016/11/08(火)

映画かんそう
「デスノート Light up the NEW world」
監督:佐藤信介さん
脚本:真野勝成さん

夜神月による未曾有の大量殺人が行われた事件から10年。
世界の各地で、謎の心臓発作による突然死が相次ぎ、
デスノート対策本部が本格的に活動を始める。
Lの遺伝子を受け継ぐ後継者竜崎は
対策本部と合同で事件を調査するが…というあらすじ。

人間界に6冊のデスノートが投入されますが
そこからノートの持ち主の6人による頭脳戦があるわけではなく、
(なにしろそんなの考える方も大変だし、
観客にもある程度の知能水準が要求されるからです)
ノートに深くかかわる人物は3〜4人くらいで、
シンプルな話です。

キラの信奉者紫苑と竜崎はセトウツミコンビですね。
というか紫苑、仮面ライダーWのフィリップくんじゃないの!
大人っぽくなって!

脳筋デスノートだと酷評されてますが、
オチは結構良かったんじゃないかと思う。
あと死神アーマが蛾の女王様みたいで素敵だった。
胴体のところモッフモフしたい。
脚本はここ数年「相棒」のメインライターをされている人です。

内容ばれ(disのようなそうでないような…)

真野さんは、私が相棒の脚本家さんの中で一番苦手な人で、
女性への不信感と見下し、善人が描けないこと、
下衆の描写がうまい、トリッキーな展開がお得意、等々が特色かなと
勝手に考えていたのですが、よく考えたらこれらの芸風って
大場つぐみさんのそれにぴったり当てはまるんですよね。
えっと、大場さんはさらに何層にも練られた意外性のある展開、
早い段階で準備されている伏線、とオプションが付くのですけど。

でも普通の世界で普通の友情を描かれているとかなり違和感のある作風でも、
デスノートの異常な世界で実在しない存在の友情を描いてあると、
かなりハマっていたので、こっちのほうが向いているのではないかと思った。
この作品でも、なぜ最初に名前を書いた時にあんなに猶予を与えたのか、
なぜ彼はそこまでシンパシィを覚えたのかなど、理解できない所はあるんですが、
共闘イエーイ!チェンジ!チェンジ!と盛り上がりました。

死神大王の後継者選び、死神が人間界で暗躍って、
小畑さん大場さんが現在連載中の「プラチナエンド」のオマージュかな…?

エンドクレジット後に1シーンあります。



----------------------------------------------------------------

2016/11/09(水)

ぷっちょのオマケで、目当ての青いやつが出なくて
味覚糖のバカ!もう買わない!と荒れていましたが、
理数系の方に、
連続12回ハズレなんて4人に1人くらいの運の悪さで
大したことないですよという励ましを受け、
更にぷっちょに小銭を突っ込んだ結果、
やっと目当ての青いやつを当てる事ができました!
(5人に1人くらいの運の悪さだそうです……)
やったー!かわいい!



ところで、ぷっちょって1本200円もするんですよ…。
そして普通においしいので、気付いたら10本ほど
ぺろっと無くなってる…。

そういえば今週「ハリー・ポッターと呪いの子」発売ですね…。




----------------------------------------------------------------

2016/11/10(木)

読書かんそう
「The Indifference Engine」
伊藤 計劃さん

「女王陛下の所有物」
「The Indifference Engine」
「Heavenscape」
「フォックスの葬送」
「セカイ、蛮族、ぼく。」
「A.T.D Automatic Death」
「From the Nothing, with Love.」
「解説」
「屍者の帝国」(絶筆・未完)

を収録した短編集です。
「虐殺器官」は既読の方がいいです。
(スピンオフ的な作品があるのと、
あとこの地の文、読んだことある!っていう箇所があった)
あと小島秀夫さんのメタルギアシリーズ、スナッチャー、
ダニエル・クレイグ版の007シリーズの知識があると
より楽しめると思います。
冒頭が漫画なのですが、普通に漫画家さんが描かれたような絵を
伊藤さんが描いておられて、「?????」ってなりました。
(「Automatic Deat」は他の方による漫画化です)
「女王陛下の所有物」と「From the Nothing, with Love.」は
同じお話をそれぞれ漫画と小説にしたものですが
同じアイディアを文章に書く時と漫画にする時のアプローチが
全然違うという事が、分かり易く表れていて面白かった。

「屍者の帝国」の絶筆は、
この短編集で007世界への強い思い入れを読んで、
もっとスーパー英国大戦になる予定だったのではないか…?
という気がした。
モリアーティと、マイクロフトとバーバラ・モーズリーが全員Mなので、
このネタを使わないとかあり得ない。





----------------------------------------------------------------

2016/11/11(金)

ドラマかんそう
「フラッシュ」
シーズン1 13話〜23話

粒子加速器実験の事故の影響で高速で動ける能力を得た青年バリーが、
子供の頃に母親が殺された事件の謎を追うドラマ。
このドラマは敵以外のひとがみんないい人なので、
ラストまで気分よく見られました。

重要な展開ばれ

途中でシスコが死んで、エエエエェェェェェェェェ!
シスコォォォォォ!って思ったんですが、
時間が戻ってその死がなかったことになったのでよかった。
そこからどんどんSFっぽくなっていった。
時間戻す系はドラマで扱うと際限がなくなるから
見ているこっちも緊張した!
その天使のようなピュアさでみんなを癒して、性格良くて、
天才で謙虚で、しかもシーズン1最終話で
特殊な能力がある事が分かったシスコはこのドラマのヒロイン。
映画オタクで、特に最終回の
「銀河ヒッチハイクガイド」の引用には笑った。
Tシャツのセンスも最高。
シスコの着ているTシャツを通販している海外サイトがあるくらい。
(でも日本語の書いてるTシャツは、
気になってドラマに集中できないのでやめてほしい)

バリーの片想いの相手の幼馴染の彼女は典型的な足引っ張り系で、
あと最終的にどうするか決まってなかったせいだとは思うんですが
行動に一貫性がなかった。
特に最終話の彼氏の刑事の行動、
あれ22話くらいで急に決まったんじゃないの?という整合の取れなさで
「相棒」のダークカイトを思い出した…。

新しく仲間になった人で、
おじいちゃん科学者と青年科学者の体が融合した
1人の発火能力者がいるのですが、
めでたく分離に成功して、でもなぜか身体感覚はつながっていて、
青年がピンチになるとおじいちゃんが感じ取ります。
戦う時は融合して1人になったりする洋ドラ版仮面ライダーW…。
惜しむらくは、おじいちゃんにはスイートワイフが、
青年には彼女がいる…残念…。
独り身だったらカップリング待ったなしだったのに。

博士は、未来の世界でバリーにどうしても勝てないから、
子供の頃のバリーを殺しちゃえ!って過去に来たのはいいが、
帰れなくなってしまって、バリーの力を借りようとしているという、
なんか脱力系ヴィランですが、
バリーにもシスコにも父性を感じつつあるという、
この憎めなさはマーベル映画におけるロキさんみを感じます。







----------------------------------------------------------------

2016/11/12(土)

色々感想

真田丸
今回はOPなしで始まって、「時間が足りなかったのか…?」と思っていたら
ドラマのラストで「城の名は何とします?」という問いかけがあって、
幸村の「決まっているであろう。真田丸よ」という言葉と共にOPが!
めっちゃ格好いい!めっちゃ格好いい!

うわー!これずっと狙っておられたんだろうな。

エレメンタリー
複数人による結婚形態は、お金の問題で揉めると私も思う…。

ところでピンと来たんですが、新登場の女性刑事とワトソン、
恋愛関係になるんじゃないですかこれ!?
(本国では放映済みなので英語で検索すればすぐわかると思うけど)

勇者ヨシヒコ
今回はダッシュ村でした…。
ニッテレンの神を倒すために各放送局の神の力を貸してほしいと頼んで回るのですが
テレアサンの神が一番やばかった…。
テレアサンの神、姿が杉下右京だった…後ろには亀ちゃんもいた…。
いや、でも亀ちゃんなのは分かってるという感じ
もう本当、ツッコミが追い付かなかった。

魔法少女育成計画(アニメ)
幼馴染の男の子がもう死んじゃった!?
もっと終盤の方かと思ってた!

終末のイゼッタ(アニメ)
あんなに重要な話をそこらへんで立ち話するから…。
わりにブラックな回でしたが、
女子たちのキャッキャと対比させてあるんでしょう。

ユーリ!!! on ICE (アニメ)
一気に選手がたくさん出てきて覚えきれない。
あのスイスの選手のお尻がよかったです。

マギ(サンデー掲載)
ああ…犬も食わないやつか…。
でもアラジンくんなんでそんな男女観悟りきってるの?

ここはシンさんのための世界だから、
全部シンさんに都合よく展開するけど、
むしろなんでアリババくんとアラジンくんは違和感を持てるのか謎。

ブラックナイトパレード(ヤンジャン掲載)
中村光さん短期連載
サンタにスカウトされる話。手取り30万に三食付き、住居保障か…。

進撃(別マガ掲載)
リアル世界の情勢が激変している時に読むと
結構ダメージでかい話デスネ…。





----------------------------------------------------------------

2016/11/13(日)

映画かんそう
「パラノーマル・アクティビティ5」

シリーズ通してのあらすじ説明を以前に一度書いているので、
お暇な方はどうぞ。
結論から言えばびっくりするくらいつまらない!ので!
この映画を見る必要はあんまりないです。

色々ばれ

越してきた一家の子供が、ハンターと同じ誕生日だったので
悪魔に魅入られます。
悪魔が肉体を獲得するために、
誕生日が同じ子の血が必要とかなんとか。

引っ越して来たら古いビデオとビデオテープがあって、
遊び半分で撮影してみたら家の中で変な黒い影が映るよ!
テープを見たら女の子たちが変な訓練されてて、
そうこうするうちに娘の様子が変になってきて、
一時避難しても娘が家に帰っちゃうし、
神父を呼んで悪魔殺しの儀式をやっても逆に返り討ちだよ!
という話です。
古いビデオに映っている
何らかの訓練を受けている少女が、
現在の自分達の様子を未来透視して
色々言い当てるというアイディアはなかなかよかったので、
あれをメインにすればよかったのに…って思った。
段々予言が怖くなってきて、会話が成立するの。

悪魔がとうとう肉体を得るのですが、
普通に痩せた男性の足で、ぺたぺた2足歩行するのは笑った。






----------------------------------------------------------------

2016/11/14(月)

映画かんそう
「映画魔法つかいプリキュア!奇跡の変身!キュアモフルン!」

何でも願いをかなえる伝説の石を祝う、
「大魔法フェスティバル」に招待されたみらい達。
祭りを楽しんでいると、なんとモフルンが
石に選ばれて願いを叶えてもらうことになる。
しかし突然現れたダークマターによりモフルンは攫われてしまう…。
というあらすじ。

短いながらよくまとまっていました。
女児が退屈しないようにコメディシーンがこまめに差し挟んであった。

内容ばれ
タイトルで思いっきり展開をばらしていますが、
石の力でモフルンが変身します。
これがもうめっちゃ可愛いのです。
使う魔法も、箒の群れを操ったり、敵をプリンに閉じ込めたり、
攻撃を傘で防いだりと、
今期のプリキュアに欠けているのは、
こういう魔法を生かしたトリッキーなアクションではないのかとむしろ思いました。
残念ながらキュアモフルンは映画限定だそうで、すごく惜しいです…。

クマタ…ダークマター…くま…あ、くま…ハイハイ…とか色々脱力してましたが、
とりあえず魔法界の人々がクマタを恐れたのは、
魔法の力より、ストレートに熊が出たからだと思うんです…。
捕食者としての自覚を持て、熊!





----------------------------------------------------------------

2016/11/15(火)


映画かんそう
「バーレスク」

田舎のダイナーのウェイトレスが
夢をかなえるためにロサンゼルスに出てきて
バーレスクという、女性たちの踊りを見せる店に出会う。
そのショーの煌びやかさに魅了された主人公は、
無理矢理頼み込んでバーレスクでウェイトレスとして働き始めるが、
やがて彼女に転機が訪れる、というお話です。
ミュージカル映画で、クリスティーナ・アギレラ主演。
彼女の低くてパンチのある歌声と、
セクシーな衣裳とダンスが見所です。
「シカゴ」が好きな人は多分本作もお好きだと思う。

内容ばれ
バーレスクが借金のせいで売却のピンチ!とか、
主人公が彼氏と破局のピンチ!とか
一応ストーリーもあるのですが、
歌と踊りがメインなのでそのへんはあっさりしてます。

バーレスクの女主人を陰ながら支える
ゲイの男性役スタンリー・トゥッチがよかった。
気の迷いで一度だけ関係を持つんだけども、
そのあとは友人として彼女を助けてきたいい人。
なぜか歌とは関係なく彼が彼氏をゲットするパートが
丁寧に描かれていました(笑)なぜだ。

あまり関係ないですが、私はこの映画と
伝説のエロティックSF映画「バーバレラ」を混同してしまって、
すぐにどっちがどっちか分からなくなってしまうのでした…。




----------------------------------------------------------------

2016/11/16(水)

読書かんそう
「本日は、お日柄もよく」
原田マハさん

ごく普通のOLである主人公は、
片想いをしていた幼馴染の結婚式に参列するが
退屈なスピーチのせいで居眠りをしてしまう。
しかし別の招待客のスピーチの、
鮮烈な内容、印象的な言葉をきっかけに、
主人公はその女性と弁論の世界に興味を持つ、という内容です。

祝辞から政治家の演説まで、
内容を組み立てるスピーチライターという仕事を描くのと同時に、
主人公の失恋と新しい恋も描写されます。
どっちかといえば少女漫画っぽい。

内容ばれ
後半はちょっと都合よすぎるかなーって気がしないでもない。
あと明らかに盛り上げるために胎児が死んで、
数年後新しい子が生まれて、
めでたしめでたし…という雰囲気なのもちょっとどうかと思う。

スピーチに関するノウハウはたいへん為になりました。




----------------------------------------------------------------

2016/11/17(木)

映画かんそう
「ジャック・リーチャー NEVER GO BACK」
監督エドワード・ズウィック

「アウトロー」続編です。トム・クルーズ主演。
伝説の軍人で今は退役して流浪の身のジャック・リーチャーが、
軍関係のトラブルを解決して風のように去って行くシリーズ。
今回はサスペンス要素減、アクション要素増。

前回はモブと思われたおっさんが、
なぜか最終決戦にトムの助っ人として現れ、
最後のほう、「もう10年も相棒やってます!」
みたいになってたのが面白かったのですが、
今回の道連れは女と子供。
年寄り、女子供、ときたら次は犬か猫ですね。

ある事件で世話になり、食事の約束をしていた少佐をリーチャーが訪ねると、
彼女はスパイ容疑で拘留されていた。
急な逮捕に不自然なものを感じたリーチャーは
事件の調査を始めるというあらすじ。

「ヒーローの存在する映画におけるヒロイン進化論」を
もしまとめるとしたら、勿論
「マッド・マックス怒りのデスロード」や、
「ミッション・インポッシブル ローグ・ネイション」
などは筆頭にあげられるでしょうけれども、
この映画のことも取り上げてほしい。

無実の罪を着せられるターナー少佐はヒロインポジションなのですが、
現役の軍人なので、リーチャーに並走できる体力があり、
腕力不足を補う知恵と用心深さがあり、
自分のキャリアと部下を大事に思っています。
なによりも

内容ばれ

リーチャーに、少女を守ってホテルの部屋にいろと言われた時に、
自分が女だからか?男はいつもそうだ。殴ってやりたい。
と意思を明示しますが手は出しません。
リーチャーは以後ちょっと譲歩して、
方針をターナーに相談するようになります。

あと事態が膠着して先行きが見えなくなった時に、
それを打破する情報を掴んだのは、
守られていたもう1人のヒロインの少女でした。
ヒロインが強く有能になるとパワーシーソーで
ヒーローの強さが下がるのですが、何とかぎりぎりバランスを保ってた。

それにしてもあの殺し屋っぽいひとは、
リーチャーとターナーをほぼ無視して
少女を追っていたのは本末転倒というか
彼はまあサディストの変態ということでいいとして、
仲間の人はちょっと意見とかしたほうがいいよ。






----------------------------------------------------------------

2016/11/18(金)

漫画かんそう
「推しが武道館行ってくれたら死ぬ」2巻まで
平尾アウリさん

貸してもらいました!面白かった!
地下アイドルグループを応援する女性「えりぴよ」の日常と。
ドルオタのオタ活動が描かれます。
はー!ドルオタのみなさんはこういう感じで
生活しておられるのかー!
同じオタクでも全然違うなー!って勉強になりました。

そしてえりぴよの推しの「舞菜」は、
可愛い女の子が大好きなので、地下アイドルは天職だと思っていて、
自分のファンのえりぴよとも仲良くしたいと思っているのだが、
女の子好きなのがばれると困るという事情と、
それと互いのコミュニケーション能力に問題があって、
いわゆる塩対応になってしまいがちだった。
……という感じの、百合というか、百合未満というか、
友情と憧れの中間くらいのもどかしい両片想いが楽しめます。
あと絵がかわいい。アイドルの皆さんはもちろん、
えりぴよさんもドルオタのみなさんも(見た目が残念な方も含めて)
キラキラした絵柄で描かれているのでとてもキュートに見えました。

アイドル側から熱心なファンに応えるアクション「固定レス」があったり、
オフの日に推しに会ったら離れるのがマナーとか、
平日の追っかけができないから仕事辞めてバイト掛け持ちするとか、
アウェーのイベントに推しを追っかけていくと会場で肩身が狭いとか、
うーん、知らない事ばっかりでした。

映画界隈でもコミコンという、推しに会えるイベント
(それだけではないオタク巨大イベント)があり、
行動力のある人は渡米して推しと握手したりサインもらったりなさいますが、
なるほどあれが月に何回かある感じなんですね。
時間的にも予算的にも大変そうだ!

ドルオタ同士で仲良くなって、
励まし合ったり協力したりするの、楽しそうでした。





----------------------------------------------------------------

2016/11/19(土)

色々感想

マギ(サンデー掲載)
大勢でああでもないこうでもないと分裂して
ときに衆愚政治になりながらも民主主義の精神を貫いてやっていく道と、
完璧で公平で正しい心を持つ支配者1名が理想的な国家を築く道、
どっちが正しいかって話です。
うーん、私は支配者が永遠に生きるなら後者、
そうでないなら前者かなって思います。

なんか、「ダーリン、どっちの味方だっちゃ!?」
みたいな話になってきたぞ…。
(シンさんとアラジンくんが言い争って、アリババくんに意見を求めた)
(アリババくんは戸惑っている)
このまま話し合いで解決したらすごいですけど、
これまでを考えるとそうはならないんだろうなあ……。

ユーリ!!! on ICE (アニメ)
7話は、私が観る前からネットがワールドワイドにどよめいていたので
何だろうと思っていたら…!!わあー!!
スケートシーンすごかった!豆腐メンタルの描写も…!
そして、うん…。きっとこの世界ではこの瞬間に、
いくつかのSNSのサーバが落ちてたね。

アベンジャーズ・アッセンブル
今週はトニーが子供になっちゃう回でした。
それにしてもハワード、トニーの誕生会は欠席のくせに、
トニーに「キャップのような男になれ」って言ってたの…
そしてトニーは父に反発しながらも
キャップのコスプレしちゃう男の子だったの…そう…。

泣いているチビトニーをキャップがハグするシーン、
キャップのお胸がフッカフカでした…
あと恐竜に踏まれるキャップが大変可愛かったです

鉄血(アニメ)
死亡フラグ林立しすぎて一体だれが死ぬんだ!?
って思ってましたが君か…。

ヨシヒコ
ほとけ、白米を食べながらビールを飲む人なのね。女子か!
ルパン回でしたが、前回と前々回がやばすぎたので
穏当に見える。

相棒
なんだか世にも奇妙なテイストのお話だった…。
(ズバリ同じ趣旨の仲間に付きまとわれる話があった筈)
そしてドラマに登場する漫画描きは、
まだ頑なにフルアナログを貫くのでした…。
いつまで頑張るのか。

エレメンタリー
あまりに出来が悪すぎて発売中止になって廃棄された
伝説の駄作ゲームが、だいたい1万ドルで売れるのか…。
それにしてもあの人、掘り出したゲームは価格調整のため
年に1本しか売らず、こまめに噂を流してゲームの知名度を保持し、
ゲームを掘り出す際に業者と秘密保守契約を交わし
書類一式と廃棄物を掘って探す映像を保管して、
あとでドキュメンタリーを作ろうとしていたとか、
めっちゃ頭良くて用意周到な人だな!

真田丸
幸村が指揮をとって完全勝利した戦って今回が初なのでは…。
凄いカタルシスでした。まさに完封。

2019年の大河はクドカンだそうですね…。
今から心配…いや、朝ドラだって大成功したんだから行ける行ける…!




----------------------------------------------------------------

2016/11/20(日)

映画かんそう
「聖の青春」

若くして癌で亡くなった将棋棋士、村山聖九段を題材にした映画。
勝つ事への強い執着を隠そうとはせず、時に傍若無人にふるまい、
敗者に対して残酷な言葉を投げ、師にも傲岸不遜な態度を取る村山さんが、
羽生さんを前にするとまるで恋する乙女のようになってしまうという、
その演出で彼の純粋さがよく表現されているのですが、
なんだか甘酸っぱくて、俯いてしまう感じでした。

松山ケンイチさんが随分増量しての大熱演。
20キロ太ったと聞きましたが、元に戻るのでしょうか…。
東出昌大さんの羽生さんもよかった。
リリー・フランキーさんの師匠、柔らかい関西弁が耳に心地いい
この映画の癒しでした。

内容ばれ
おどおどと、はにかみながら羽生さんを飲みに誘うところ、とてもよかった。
他の人にはあれだけクダを巻いて暴言吐いておきながら!(笑)
別人のように上品な飲み方をして、
若干舞いあがって自分の好きな少女漫画の話とかして、
羽生さんに困り顔で分かりませんって言われるの可愛かったです。
ミステリの話をすればよかったのに!
(村山さんは麻耶雄嵩や森博嗣、クリスティやラヴゼイがお好きだったらしい)
あの対局は雪と、イルミネーションが綺麗で、夢の中の風景みたいでした。

村山さんは「3月のライオン」の二海堂くんのモデルだと言われてますね。
そして同じく「3月のライオン」監修の先崎学さんをモデルにした人も出てた。
ツンデレでいい人だった。新車にげろを吐かれても愛想尽かさないのは菩薩。
映画「完全なるチェックメイト」を思い出したのですが、
(完全なるチェックメイトねたばれ)
あちらは体が健康でも終盤には精神がやられてしまってましたが、
才能には容器である体と、そのOSである精神がどうしても必要で、
そして往々にして天才と呼ばれる人種は、両者を健全に保つのが難しい場合が多く、
誰かが手足となって管理してあげないといけないのですが、
その相手というのも天才本人が微妙に尊敬している相手でないと
言うこと聞きやしない…というなんともメンテナンスの難しい存在です。

考えてみれば羽生さんのあの才能の凄まじさにまったく比例しない
まっとうな健全さ(酒や博打や色や暴力等に走らない強さ)ってすごいなあと思います。
本人の資質ももちろんあるでしょうけど、
周囲の人が心をこめて育てました!って感じ。箱入り娘てきな…。




----------------------------------------------------------------

2016/11/21(月)

映画かんそう
「この世界の片隅に」
片渕須直監督

小さな頃からちょっとぼんやりとした少女だった浦野すずは、
そのままの性質で成長し、家事家業を手伝いながら趣味の写生をして暮らしていた。
ある日突然すずを嫁に望む男性が現れて呉に嫁ぎ、婚家に尽くす。
ぼんやりとしたすずは時々失敗をしでかすが、
素直な彼女は夫を始めとする周囲に愛される。
しかし戦争が激化し、軍港と工場のある呉は
頻繁に空襲の標的となるのだった…というあらすじ。

素朴な絵柄ですが、柔らかそうな人物が軽やかに動きます。
仕草の描写がとても細やか。
少ない物資で工夫して作るごはんはおいしそうです。
昔の広島の言葉は温かくて、そして言い回しもとても優しいです。
人間以外の色々なものに敬語をつけて喋る方言は、なんかいいですね。

すずは、のんさん(能年玲奈さん)が演じます。
おっとりしているのですが、記号的なおっとり美少女ではなく、
内側に生々しい激情があるという点にぴったりあっておられました。
つらい描写がないではないんですが、
現実の世界からすずの絵に時折カメラが切り替わる演出と、あと
のんさんの声とコトリンゴさんの歌で少し緩和されたように思います。

内容ばれ

姪と腕のところも厳しかったんですが、
「ぼうっとした、うち(私)のまま死にたかったなあ」
ってすずが泣くところがつらくて見ちゃおれませんでした。
私達が全員死ぬまでやれ!って怒るすずの気持ちはよく分かった。
それくらいでやめるなら最初からやるなよ…って私も考えると思う。

北條さんとすずの、お互いに言葉の足りない両片想いは良かったです。
観客はみんな「あのときの男の子だ…」って分かったって思うんですが、
すずは最後まで気付いてませんでしたねあれは…。
そして可愛い2人のやりとりですが、時々はすごく色っぽかった。

婚礼の日のごちそうを前になぜ北條さんが拳を震わせていたのか、
北條さんのノートの表紙が一部分切れていた理由、
あと人さらいは何なのか、
原作を読めば分かるみたいなので、
しばらく間を置いて読んでみようと思います。





----------------------------------------------------------------

2016/11/22(火)

映画かんそう
「ナイト・ビフォア 俺たちのメリーハングオーバー」

セス・ローゲン出演の、男子アホブロマンスもの。
両親を事故で亡くした親友を励ますために、
2人の男子は今後ずっと3人でクリスマスを過ごそうと約束する。
しかし10年以上の時が経ち、1人は結婚しもうすぐ子供が誕生予定、
もう1人はアメフトの人気選手に。
しかし天涯孤独な主人公は、ミュージシャンになりたいという夢はいまだ叶わず、
付き合っていた彼女とも別れてしまっていた。
これ以上はこの習慣を続けられないと判断した彼等は、
今年が、3人で過ごすクリスマスの最後だと宣言する、というあらすじ。

薬と酒でグダグダした状態がずっと続くので、
すごく馬鹿馬鹿しいけど、憎めない話です。
(や、でも教会のくだりとか、ちょっとやりすぎでは?という気はした)

内容ばれ

この監督は以前もジョセフとセスの友情もの「50/50」を撮ってますね。
好きなのかな?あるいは仲良しなのかな?

ディケンズの「クリスマス・キャロル」が
下敷きになっているような、そうでもないような(笑)。

パーティーの主催者の人、突然の「グレート・ギャッツビー」映画disと、
そしてバズ・ラーマン監督とディカプリオさんへの謎のフォロー…。






----------------------------------------------------------------

2016/11/23(水)

読書かんそう
「ハリー・ポッターと呪いの子 第一部、第二部 特別リハーサル版」

ロンドンで上演した舞台の脚本です。
JKRせんせいと他の方の共著。
来年か再来年に、JKRせんせいの加筆した完全版が出るという話です。

有名人の息子ゆえに望まぬ注目をされて苦しむハリーの次男アルバスと、
闇の帝王の息子ではないかと噂れるドラコの息子スコーピウス、
2人はホグワーツで出会って親友になり、
そして恐るべき陰謀と戦います。

なんとなく完全に子世代の冒険譚で、
ポタの登場人物は名前が出てくる程度かと思っていましたが、
全然そんな事はなく、大人になった悩める3人組やドラコ、
そして意外な登場人物までがっつりと出てきます。
(あ、シリウスは予想通り名前だけでした)
ハリドラ、ドラハリの人、ロンハーの人、
あとこれはねたばれになるので伏せますがスネイプ先生ファンの人は
絶対に読んだ方がいいです。
あと、萌えを求めている人は
アルバスとスコーピウスがとってもいい感じなのでおすすめ。
スコーピウスが、びっくりする程いい子。
子世代のホグワーツ特急のくだりとか、感慨深いです。

内容ばれ

今回は時間ものです。
シャーロックの「忌まわしき花嫁」でも似たような事を書きましたが、
すごい上手い二次創作を読んでいるみたいだった。
同人誌で読んだとしたら、「わー、上手いなーこの人!」って言ったと思う。
しかし時間ものは小説も映画も傑作揃いなので、
よほどのアイディアでないとインパクトを与えるのは難しい諸刃の剣。

相変わらず魔法界の人は攻撃的で扇動されやすい…。
そしてスリザリン差別がまだ続いてる!っていうのが妙に懐かしかったです。
でもいい加減ポリコレとか言い出さないの…?

レジスタンス世界が好き。
鬼軍曹化したハーマイオニーが格好よかった。
しかも3人が仲良くなっていて、変なチームワークが成立していて、
あの世界の話をもっと知りたかったなあ。
しかし魔法使いたちはちょっと嫌な事があると、
非行に走るのと同じくらいの気軽さで死喰い人になるのですね…?

あとJKRせんせいは本当にスネイプ先生推しだったんだなあ…!
ってあらためてびっくりしている次第です。
私は1巻から6巻まで、あの萌えをよく隠し通せたな!って
あとになって感心したんですが、
私以外のみなさんは「最初から丸わかりだったじゃない…」って
言ってましたねテヘへ…。

どの世界でもロンハーはかわいかった。
(ロンの足が傷むのって、年齢のせい?それとも昔折られたあれ?ごめんな!)
私の空想するシリルシリ世界も、時間軸がこんがらかった内の1つなんだと
今後は勝手に思い込むことにします!

私にとって残念だったところ

ハリポタ世界には呪いがかかっていて、
それは「大人になると知能が下がる呪い」なんですけど、
今回それに見事にハリーがかかっていて、
分かっていたんですけど結構つらいものがありました。
過去7作を読んでなければ「ああ、子供を主役にするため大人を無力にしてるのね」って
普通に流せたと思いますが、
短気な所もあるけど肝心な部分は間違えなかったハリーを知っているので、
色々無理だった。
ハリー…あれはアカン…知恵袋に相談したらボッコボコにされるよ…。
二次創作の世界では大抵ハリーは、かつての自分に決着がついていて
誰に何を言われても動じない、有能で聡明なひとになっているので、
そのギャップが大きかった。

それとベラトリックスさんの愛情と忠誠が
一気に週刊誌の記事みたいな安っぽい何かになったので、
あの設定はあまり好きではない…。

翻訳も懐かしかった。
「待ってちょうだいの長太郎!」とか、「はりきりハリー・ポッター」とか、
「パニックしてアルバスの飛び降りた先を見下ろす」とか、
わあ…静山社の本を読んでいる…!という感じがすごくしました。
(あ、結局おどろきももの木!は消えたのね)

特殊効果の必要なシーンがかなりたくさんありましたが、
舞台はきっと華やかで見応えがあるんでしょうね。






----------------------------------------------------------------

2016/11/24(木)

映画かんそう
「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」

ハリポタの物語に出てきた教科書の作者が
冒険を繰り広げる新シリーズ。
今後続いていくようですが、話はこの1作でまとまっています。
面白かったです。

ある目的があって英国からニューヨークに渡ってきた
ニュート・スキャマンダーは、到着早々
トラブル続きだったが…というあらすじ。
トランクの設定や魔法動物の動きは、
お子様たちのハートを鷲掴みにしそうだな、と思いました。
マジカルムツゴロウさん、リアルポケモンの旅…
という感じなので、ゲーム化しても楽しそう。

魔法動物がからむと奇行に走るスキャマンダー氏を
エディ・レッドメインさんが高い演技力をフルに生かして演じています。
なので、すごく色々説得力があった。
あとレッドメインさんのハリポタ推しは、素直にうれしい。

内容ばれ

スキャマンダーさんは動物にはとっても優しいけれど、
人間に対して微妙に塩対応なんですが、
ヒゲのジェイコブには、グイグイ親しくなろうとしてました。
彼のつぶらな瞳と清らかな心が魔法動物ぽかったからだと思います。
(虐待を受けていたクリデンスくんも魔法動物っぽかった

魔法動物と言えばピケットかわいかった。
スキャマンダーさんと交際するときは、まずピケットを倒さないと
いけないような気がする。
オブスキュラスは土石流みたいな描写が面白かったですが、
魔法の力を持った子供が強いストレスを受けると発生させてしまう
という設定が、超能力系の物語の設定を彷彿とさせます。
(「新世界より」とか)
(私はそもそも、原作3巻のあたりでハリポタ界の魔法は魔法じゃなくて、
杖や呪文は自己暗示のために必要なだけで、
本当はあれは超能力なのでは?って思ってたんですが、
今回妹が呪文なしに人の心を常時読んでいて、ますますそんな風に見えました)

ハリポタ本編ではあまり他国の魔法界の描写はなかったのですが、
今回はがっつりアメリカ魔法界が舞台で、
最初のうちは「英国より組織がちゃんとしてるぅ」って思ってたんですが、
あの証拠も罪状もへったくれもないクイック死刑判決シーンを見て
「どっこいどっこいだ…」ってなりました。
でもホグワーツは世界で一番の魔法学校だと思っていたのが、
主人公のホグワーツ自慢に対してアメリカン魔法使いが
「それ冗談?」って言ってたので、
全7巻のホグワーツ賛美は話が盛られていたのでは疑惑が発生した(笑)
それと「マグル」が英国英語?だったのに衝撃を受けた。
アメリカ英語だと「ノー・マジ」だそうです。

続編ではアメリカの魔法学校も出てきそうな気がするし、
よりにもよってレストレンジ家のひとが
スキャマンダーさんの元カノらしいという明確な描写があったので、
そのひとが今後登場するであろうことと、
あとスキャマンダーさんに子孫が残る事は確定しているので
誰と結婚するかがおそらく描かれるのでしょう。
そうこうするうちに第二次世界大戦も始まりそうです。
魔法界は戦争にはノータッチなのかなどうかな。
今回の真犯人さんも、最後に決闘する事は確定していて、
それが終戦の頃で、出身がダームストラングなので
そのへん絡んでくるかもしれないですね。
のちの心境の変化とか、杖の話とかもやってくれるかな?無理かな?

真犯人さん、さり気なく自分よりイケメンに
変身してるところがちゃっかりしてらっしゃる…。
でもなんていうかその髪型は固定なの?

ゴキブリの苦手なかたは、ちょっと覚悟が必要かも。








----------------------------------------------------------------

2016/11/25(金)

映画かんそう
「カラフル忍者いろまき」
監督・脚本・キャラクター原案:小林賢太郎

芸術家のお父さんと、のんびり者のお母さん、小学3年生の姫乃の一家は
都会から田舎の古い屋敷に引っ越ししてきた。
しかしその屋敷には大昔、その家の当主に仕えた忍者たちが住んでいた。
火を使う赤巻、水を操る青巻、日曜大工の得意な黄色巻。
そして彼等は色を混ぜる事により緑巻や紫巻を生みだす事が出来るのだった。
彼等は姫乃を「姫」と呼び、かつて果たせなかった当主の命令を遂行しようとする。
というあらすじ。

これは!かわいいけど、本気の小学生狙いの作品だった!
顔がお尻の形とか、小2の心を持つひとにはたまらないんじゃないでしょうか。
私は小林賢太郎さん目当てで見ました。

内容ばれ

最後の忍術なんかこうアレだった…。
あれ大画面で見ちゃったお子様は大丈夫なんかな?







----------------------------------------------------------------

2016/11/26(土)

色々感想

ブラックナイトパレード(ヤングジャンプ掲載)
悪い子に罰を与えるブラックサンタの、その悪い子の判別法が
わりとハイテク機器によるものだったという。
あとかわいい女子の同僚の性格が案外個性的で、
男性の同僚がむしろ細やかに気遣ってくれるので、
女子同僚の体に、男性同僚が中身だったらいいのに…
ってそれはもう男性同僚にアタックして付きあったらいいじゃない!って思います。

BIRDMEN(サンデー掲載)
今になってやっと、あれこれ話の構造が
X-MENになっていくのかな…?ってふっと思った。
コミックスだってもう8巻も出ている今になって…。
でもだとすると悲しいな。

ドクター・ストレンジ エピソード0(マガジン掲載)
WEB連載前の読み切り。ふんわりただよう三国志感…。

ヨシヒコ
今期のヨシヒコはシリーズ最高傑作なのでは?
なぜか歌ってしまうミュージカルの村。
ベルサイユのばら、美女と野獣、レ・ミゼラブル、
ライオンキング…みなさんプロだからめっちゃ歌うまい
予算どれだけ増えたんだろう。あと山田さん歌うまい。

魔法少女育成計画(アニメ)
子供を虐待してたアル中の主婦が魔法少女さんの中身で、
とうとう無差別殺人とか始めっちゃったぞー!

プラナリアみたいな再生能力で死なない魔法少女といい、
暗黒展開待ったなし。

終末のイゼッタ(アニメ)
伝説では、王子と魔女は恋に落ち、
王子の死後も魔女は国を守り続けたとなっているけど、
王子は妻帯者で、侵略から国が守られたあとで修羅と化した王妃が
魔女を敵国に売って、凄惨な拷問ののちに死んだのが事実とか、
なんかありそうな話です。

ユーリ!!! on ICE (アニメ)
これまでEDでぼんやりと眺めていた知らない人達が
どんどん登場して、ED見るのが格段に楽しくなりました。
JJくどい!濃い!高速回転カメラ目線すごい!

ユリオかわいそうにユリオ…
いつもメンタルにダメージを負った状態で滑らされてユリオ…。

エレメンタリー
お父さんが事件捜査に協力してくれる回だったけど、
なにかといえばヘリを飛ばすし、証言を拒む目撃者を
100まんえんで買収するし、「富豪探偵」みたいですね…。






----------------------------------------------------------------

2016/11/27(日)

明治の頃のお金持ちのお屋敷を見てきたのですが、
純日本風建築には珍しく、とっても高さのある建物で、
階段がとってもテリブルなやつで、
登る前に椅子に座って説明を受けて、
余分な荷物は棚に置いて、1度に登れるのは10人ずつ、と
まるでジェットコースターのようでした。
あまりに急角度なので、落下防止用に縄が張ってあって、
それをしっかり掴んで、ともかくゆっくり登れという話でしたが、
しかし説明を受けている間にも、
先に登っているグループで足を滑らせた人がいて、
ズドドドドという音がして、めっちゃびびりました。
すごい内股でへっぴり腰になって登った。

昔の階段って何であんなに横幅と踏み面が狭くて急角度なんだろう。
着物で上がるのに。スパイダーマン並みの身体能力だったのかみんな…。

キャプテンアメリカのページを更新しました





----------------------------------------------------------------

2016/11/28(月)

最近何かの拍子に突然、
「近年見た映画で、応急手当として
傷口に土を詰め込んでる作品があったけど、
あれ手当になってるのかな?死ぬような気がするけどな?
っていうか作品何だっけ?」
って思って、ダメ元で検索をしてみたら、
「応急手当で傷口に土を詰めてる映画がありましたが、
あれって大丈夫なんですか?作品何でしたっけ?」
みたいな質問が知恵袋にあり、
あれっ?私いつの間にか知恵袋に…?
って思ったんですが、まったくの赤の他人でした。
知恵袋すごい。

ちなみに映画は「ローン・サバイバー」で、
大出血を放置しておくとすぐ死ぬけど、
細菌感染症で死ぬのは時間がかかるので、
止血優先じゃないスか?みたいな回答でした。
うーんでも傷口に土を詰めるのは嫌だなフィーリング的に…。
だって出血多量で死ぬのは楽そうだけど、
細菌感染症はすごい苦しむって聞いたことあるし…。





----------------------------------------------------------------

2016/11/29(火)

映画「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」のヒットに伴い、
なんとなく映画界隈の住民にハリポタリバイバルブームのようなものが
訪れているような気がします。

原作は最初のほうだけ読んだとか、
映画だけ見たとか、子供の頃に見たので記憶が曖昧とか、
そういう感じの人々が、
スキャマンダーさんにハマって、勢いのまま呪いの子を読んで萌えて、
キャッキャと作品を語っておられるのは、とても微笑ましくてまぶしい。
キャラクター全員に対してフラットで、
作者に対してちゃんとリスペクトがあるのですよね。

対する私は日の光の下に出れば焼けて消えてしまうような、なんかそういう存在…。
十数年同じ作品の二次界に留まると、
人は菩薩になるかモンスターになるか、
2つに1つなのではないかという気がします。

JKRへのリスペクトを私は一体いつ失ってしまったんだろう…って考えてみたんですけど、
現実世界での嫌いな人間をモデルにして悪役を書いたとか(記憶ウロ)
ハーマイオニーはハリーと結婚するべきだった、ロンとくっつけたの後悔してる発言とか、
あと新作の小説を別名義で書いて出版社に送りつけ、採用した出版社から本を出し、
後でそれをばらすとか(各出版社のそれを没にした編集の人の立場)
シリウスの誕生日はラグビーの試合でスコットランドが勝ったら教えてあげる発言とか
(対戦相手のサモアにもハリポタファンはおるやろ…)
とかそのへんかなって思う次第です。
ちょこっと書くつもりがめっちゃ長くなった!てっへ!





----------------------------------------------------------------

2016/11/30(水)

今月のアフタヌーン掲載の
ラジオ番組を題材にしている漫画「波よ聞いてくれ」で
面白さについての会話があったんですが、
超先輩のパーソナリティ曰く、
主人公のトークは面白いは面白いけど「血肉がない」。
それはパーソナリティと芸人の違いであるという話なんですが、
パーソナリティが目指すべきは
リスナー各々が思わず意見を言いたくなるような他愛のない話題、
例えば焼き鳥の串をはずして食べるかそのまま食べるか等々、
そういう話ではないかという説教に
主人公が猛反論するのが面白かったのですが(笑)。

あー、確かに面白さって
身近に感じてすぐに自分の事に転換しやすい面白さと、
感情移入不可で純度100%、ネタの力だけで押してくる面白さと、
2つに分けることができますね。
後者は小林賢太郎さんだなあって思うんですけど、
前者はあまりすぐに思い浮かばない…
たぶんほのぼの日常系4コマとか、
あるいはツイッターなどで何千とリツイートされている、
攻と受がえっさほいさしないと出られない部屋がどうのとか、
ああいう感じのネタなのかなとか考えます。




----------------------------------------------------------------