9月日記

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2016/09/01(木)

セトウツミ6巻でも、ちょっと方向性の違う触れられ方をしてましたが
「無言の帰国」「変わり果てた姿」、死を婉曲に表す言葉2つ、
昔からすごい不思議だったんですが、無言の登校とか、変わり果てた体型とか、
名詞の部分が違うと途端に機能しなくなるの何でだ?



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2016/09/02(金)

映画かんそう
「グランド・イリュージョン 暴かれたトリック」

「グランド・イリュージョン」続編です。
内容がめっちゃつながっているので、
1作目を見ておいた方がいいというか、
復習しておいたほうがいいレベルです。
ダニエル・ラドクリフが悪のボスとして登場。
グリーン・ホーネット以来、日本の劇場では久しぶりの
ジェイ・チョウも登場。

マジシャンチームのフォー・ホースメンは、
事情あってずっと待機していたが、
久しぶりにおこなったショーの最中に誘拐され、
仕掛け人であるダニエル・ラドクリフに
盗みのミッションを強要されるというあらすじ。
……1のねたばれを避けようとすると
かなり不自然な感じになりますが。

内容ばれ・1のおちばれ

1で残った部分が全部明かされる、超続編でした。
最初の仕掛けのシーンの、ウェイターさんが
襟を取って、オードブルのトレーを折りたたんだら鞄になって…
と変身していくところが良かった!
あと予告でも使われていた雨を止めるシーン。

残念なのは4人の紅一点が不自然に変っちゃった点。
私はフィクションの中でくらいは
世界でただ一人のそのキャラクターの替りなんかいない
と思いたい派なので、全然違う系のひとにするか
または欠員のままにしておいてほしかった。
あとカードのリレーシーンや市場のアクションシーンを始めとして
もうちょっと短くしてもいいのではと思えるシーンがわりと多かった。

あとで調べたら監督と原案の人が変っていたのでした。
1と2、どっちが好きかと言われると1の方が好きです。

でもモーガン・フリーマンとラファロ父の関係は良かったですね。
二次創作で好まれそうな感じ。
困窮している母子は助けたれやコラと思いましたが。
きっと悲しみのあまり発狂してそれどころじゃなかったのでしょう。
そのほか無茶な設定は、
モーガン・フリーマンの圧倒的善人力により
(たとえどんな台詞でもめっちゃ説得力のある
温かい内容に聞こえる)押し切った!

男性キャラクターは文句なしに全員かわいかったです。
特にマーク・ラファロは姫ヒロインでした…。
ラファロのおっとりした笑顔が、
少し目尻と口角の角度を変えただけで油断のならない
ちょっと悪い笑顔になるシーンとか、実に巧いなと思いました。
緑の布を使ったアクションは、ハルクを意識しているのかな(笑)。
それと、ポリティカルコレクトネス枠なのか、
性指向が微妙に変化した人がいるような…。

私はラファロを疑っていたメガネのアカン刑事さんが
EYEだと思っていた…。
あとロンドン・アイとEYEを掛けていて、
最後にあれが消滅したりするのだと思ってた…。

2を見たあとだと、原題の意味がちょっと違って見えますね。




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2016/09/03(土)

色々感想

レッドスプライト(ジャンプ新連載)
あ、「アイアンナイト」のひとか!前作より随分読みやすくなってた。
顔に傷のある先生は設定てんこ盛りだったので、
のちに「二次創作でよく見掛けるので
すごい活躍をした人なんだろうなと思って原作を読んだら
1話目で死んでた」とか言われる存在になりそう。復活するかもだけど。
しかし2つの新連載で両方が孤児院スタート、
片方の子供は食料、片方の子供は人間電池ってカブるなー。
両方がんばれ。

約束のネバーランド(ジャンプ掲載)
キャラクター掘り下げ回。
やっぱり勇気と正義感と行動力の女の子と
知恵者男子2名の少年漫画って、前例がないから先が読めないな。
喩えるなら親世代学生篇の頭の切れるリーマスと、
秀才のシリウスと、女ナルトという得体のしれない感じ…。
全員連れての脱出は不可能だと冷静に判断するシリウスに、
どうしても全員連れて出なくちゃ駄目だというナルト、
判断はシリウス寄りだけど、心はナルト寄りのリーマスが
シリウスを論破して協力させるとか萌える。

銀の匙(サンデー掲載)
久しぶりに掲載。やっぱり圧倒的に面白いし読みやすいなと思います。
連載再開なさるのかな?

銀英伝(ヤンジャン掲載)
双璧のシルエットらしきものが…。
でもロイエンタールにしては随分と大きいですねこの人…。
マーベルヒーローみたいだ…。

とと姉ちゃん
ヒロインといい雰囲気の子持ち男性の娘が、
自分の誕生会にどうしてもヒロインに来てほしくて、
「お兄ちゃんの様子がおかしいからすぐ来て」
とヒロインの会社に電話して、
ヒロインは仕事を置いて駆けつけるけど嘘だと分かって
みんなで誕生会をする。なんとなく娘はキューピット的な扱い…
って、なんか今まで気付かなかったけど、私はこのパターンが苦手のようです。
「ジュラシック・ワールド」もそうなんですが、
緊急を要しない用事で仕事を妨げられて、なんか人情話にまとめられるのが…。
うーん、でもこれ口頭で説明するの難しそうだな。

あ、やっぱり怒った企業による妨害エピソードが来た。
今週から悪の社長役で古田新太さん出てます。片桐仁さんもチラッと登場。

そして、誰もいなくなった
今更になってやっとラムネのひとが
ずっと出演されているのに気付きました…遅い…もう終わる…。
あの2人は兄弟だったのか…。

ジャンプ編集コメント。
齋藤さんの、めっちゃ久しぶりのコメント。
今回のおすすめは「トランボ」でした。もう見たエヘン。
あの映画はジャンプ読者層よりやや年齢高い人向けかも。

セトウツミ6巻
絵しりとりの回が最高でした。
ウツミから見た世界と、セトからみた世界は
こんなにも違うのに2人で完結してるあの感じ。





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2016/09/04(日)

映画かんそう
「インシディアス 序章」

邦題では序章となっていますが、
インシディアスシリーズの3作目です。
時系列では1番最初。

夫を失い、交霊中に人間でないものに
「お前を殺す」と脅されて、能力を封印していたエリーズは
見知らぬ女学生の訪問を受ける。
彼女は母親を亡くしたばかりで、母との交信を望んでいた。
同情心で女学生の母親を呼び出そうとしたエリーズだが、
女学生に憑りついた恐ろしい悪霊の存在に気付く…というあらすじ。

怖さは松竹梅で言えば梅なんですが、でも愛情がテーマで、
家族愛、夫婦愛、隣人愛がそれぞれ描かれます。
あとエリーズの復活。これは熱かった。

内容ばれ
スペックスとタッカーが出てきて、ワー!ってなりました。
この作品でエリーズが2人をナンパして、チーム結成するのです。
基本的に3人ともいい人なので、初老の姉御、メガネ、太っちょの、
このゴーストバスターズトリオも楽しいなあ…という感じ。

「でも今日じゃない」っていうセリフ、私が聞いたのは
ロード・オブ・ザ・リングとバトルシップに続いて3本目ですが、
配偶者を失ってたった1人になったエリーズが、
孤独の中で果敢に宣言する今作もグッときましたね。
覚醒エリーズがめっちゃ強くて笑いが出る程でした。

ところでこの映画、全国で1館だけ、しかも1週間限定の公開という
シリーズでは一番粗末な扱いだったので、
日本向きではないと配給会社が判断する理由が
何かあったんだろうと思ってましたが、
見てもそこのところよく分からず…。
強いて言えばジェームズ・ワンが一切製作に関わってないから…?




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2016/09/05(月)

映画かんそう
「セルフレス/覚醒した記憶」

ターセム・シン監督最新作。
癌で余命半年を宣言された大富豪が、
断絶した娘との関係を修復しようとして失敗し、
焦りを感じていたところ、
ある医学研究所の存在を偶然知り、
そこで人工培養した健康な肉体に、
意識を移植できるという説明を受ける…というあらすじ。

ゆるい構図やマッチしていない色など、
俺の映画では1秒たりとも映さぬ!という、
あの美への偏執みたいなものが薄まって、
逆にこれまでは控えめだった感情描写が前面に出てきて、
その点でちょっとターセム映画じゃないみたいでしたが、
主要登場人物がみんな誰かのことを深く愛している、
優しい切ない系微SFで、こういうの好きです。

マシュー・グッドは頭が小さく手足が長すぎてこわい。
デッサンが狂ってる。

内容ばれ

富豪と娘の愛情と、富豪と親友の愛情、
親友の家族への愛情、
肉体の持ち主である軍人と家族との愛情、
あとマッドサイエンティストの妻への愛情。

老いた最愛の妻に、毎週バタースコッチを届ける美しい男、
中身は老人でマッドサイエンティストでラスボスって
萌えSF設定にも程があると思います。
主人公に対して「彼女を傷つけたのか?」って言ったシーンの
固い声と表情もよかったですね。

富豪と親友の、おじいちゃん同士の友情もかなりかわいかった!
2人とも昔の出来事とか互いの言葉とかすごく記憶してますね。
(ただあのシーン、あんなに念入りに疑って、
警察を呼ぶとまで言う必要はない筈なのですが、
でもまあおじいちゃん友情シーンどうしても入れたい!という気持ちは分かる)
それと生き馬の目を抜く業界で弱者の血を吸って生きてきた2人の、
あの異様な倫理観の高さは何なのだと思う。
あんなにかわいいと、陰でアイドル扱いされてそうよ…。

そういえば関係ないですが、ターセム監督の「落下の王国」には、
もとになった「YO HO HO」というブルガリア映画があって、
粗筋はほぼ同じ、ターセム監督もそれを公言していると最近知って、
その映画を見てみたいなーと思ってるんですが、
ブルガリア映画ってあまり日本に来ないですね…1本も見た事がない気がする。





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2016/09/06(火)

ブルーレイ本体で録画した映画を円盤にダビングしている最中、
うっかり間違えて電源ボタンを押してしまって
「7割終ってたのが無駄になるー!」と思ったら、
ちょっと作業中断して、
ギギギ?って思考の音がしたあと、そのまま続行してくれた。
「どうせうっかり者のお前のことだから、誤操作だろ?分かってるよ」みたいな。
けっこんして!と思った。




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2016/09/07(水)

小説かんそう
「夜の姉妹団―とびきりの現代英米小説14篇」
柴田 元幸翻訳

全体的に癖の強い、やや現実感薄めの話が多くて
統一感がありました。妙に記憶に残る系の話が多い。
14作のうち、印象に残ったものの感想を書きます。

「夜の姉妹団」スティーヴン・ミルハウザー
表題作が映画化されて、閉鎖的な地方都市で起きる
少女だけの秘密結社、黒魔術、SNS、魔女狩り、集団ヒステリー、
みたいな粗筋が面白そうだなと思って原作を読みました。
しかし映画はアレンジがされているようで、かなり違った。
明確な結末もなかった。
思春期への少女達に対して、それ以外の人々が持つ
漠然とした不安と恐れが書いてあるように思った。

「古代の遺物」ジョン・クロウリー
不倫・猫・肥料の3つを題材にした話。
読む前に知恵を絞ってお話を考えてみるといいと思います。
奇想天外にして唯一解、みたいな見事なアイディアの話です。
チェシャー州でおきた、妻による夫の殺害事件、
催眠術、奇妙な告白、そして謎の女たち。
短いのにオチの想像がつかなくて、ラストでそうきたか!って唸りました。

「シャボン玉の幾何学と叶わぬ恋」レベッカ・ゴールドスタイン
祖母、母、娘の3人の女たちは皆学術を探究する性質だが、
専門分野が違うし性格も全く違う。
でも共通の精神が確かにあって、血の繋がりを感じるという話。
愛情はあるが執着はなく、まったく干渉しない彼女たちの関係が楽しそうです。
作者のゴールドスタインさんは小説家であると同時に哲学者でもあり、
「感じる人たちの世界のなかの考える人」という評価を批評家から受けたとのこと。
訳者解説によれば「知性より感受性、頭より心に重き置く傾向があるように見える
現代アメリカの多くの女性作家」とは違うという意味らしいのですが
15年前の本だからセーフだったけど、いまこれを書いたら
批評家も翻訳者も大炎上だよと思いました。
あるいは現代アメリカ文学に詳しくないけど15年前は10人くらいしか女性作家がいなくて
全員センシティブまたはヒステリックな作風だったのか。

「アート・オブ・ベースボール」ドナルド・バーセルミ
著名な作家や評論家や画家や音楽家が、
一時期メジャーで野球やってたんだよという法螺話。おもしろい。
ポジションまで決まっていて、
彼の作品のこの部分は実は野球のことを言ってるんだよっていう注釈つき。

(長くなったので明日に続きます)




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2016/09/08(木)

(昨日の続き)
「夜の姉妹団―とびきりの現代英米小説14篇」かんそう

「いつかそのうち」ジェームズ・パーディ 
主人公は、かつてろくでなしで、他人の家に間借りしていた。
ゲイの家主はそんな主人公を立ち直らせようとしてくれたが
ヘテロだった主人公は家主に酷い仕打ちを加え、とうとう収監される。
刑期の終わった主人公は、たった1人の知り合いで友人の彼を
自分は愛していたのだと気付いて行方を探す。
しかし刑務所内で殴られた後遺症で、彼は片目の視力と
家主の名前の記憶を失っていた。
彼はゲイポルノ映画館で家主を探すようになる。
そんな主人公を、ナンパ目的だと勘違いした男達が
あれこれ性的な接触をしてくるが、
人との触れあいに飢え、また疲れていた主人公は徐々にそれを受け入れる。
やがて金銭は尽き、食事代や宿泊代にも事欠くようになった彼は
それでもポルノ映画館通いを続け…というあらすじ。
あまり詳細な描写はされずに淡々と進行します。

主人公が家主の事を「マイ・ランドロード(我が家主)」とふざけて呼んでいたのが
短縮されて「マイ・ロード」になったりして、暗喩を読み取るべきなんでしょうけど
私にはロマンチックなラブストーリーにしか思えなかったし、
オリジナルBLでもこのくらいの湿度なら買いたいなーって思いました。

「ジョン・フォードの『あわれ彼女は娼婦』」アンジェラ・カーター 
劇作家ジョン・フォードの台本を映画監督のジョン・フォードが
映画化するっていうお遊び。
元のほうの「あわれ彼女は娼婦」がwikipediaにあったので
粗筋を読んでみたけど口がへの字になりました。
兄と妹が近親相姦の果てに妊娠し、妹に求婚する3人の男達が
画策し合ったりなんだり色々して血みどろの殺し合いになる話。
もうちょっと話し合うとかしたまえよ君たち!

「北ロンドン死者の書」ウィル・セルフ
トリを務めるだけあって、更に変な話。
結末のない「異人たちとの夏」みたいな…。
母を亡くした主人公は、ようやくその喪失感にも慣れ、
普段通りの暮らしを送っていたが、
ある日クラウチエンドで母そっくりの女性を見つけ、声を掛ける。
彼女はまさしく亡くなったはずの母親で、その説明によると
死者は特にあの世に行ったりはせずに、単に郊外に引っ越して
死者のコミュニティの中で生活を送るのだ、という話。
お母さんが亡くなる物語にありがちな優しい母ではなくて、
明らかに性格が悪い変人の母親なのが面白い。


スープの話でクノールが出てきたのですが、
スイスの企業だったの…って調べたら
創業はドイツで、スイスに工場を移し、
現在はイギリス・オランダの多国籍企業ユニリーバ傘下で、
日本では味の素がライセンス契約してるそうです。勉強になった。




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2016/09/09(金)

私はいつもバイキング形式の皿の盛り付けが汚い。
ちょっと勉強してみようと、その手の指南ページを幾つか見てみました。
どうでもいいけど、冒頭に大抵「汚い盛り付けの例」があるのですが、
私の盛り付けのほうがよっぽど汚いですよ!と
自信を持って言える写真ばかりでした……。

・お皿にはグリーンの野菜7割、好物3割くらいで盛る。
・緑赤白茶黒と意識して盛る。
・高さを意識して盛る。
・写真を撮るときは皿だけを写さずにカトラリや飲み物も入れる。
・区切りの付いた食器やミニ食器を活用する。

というのが主な要領でした。
1番目からびっくりなんですが、
言われてみれば私は鶏のから揚げとミートボールとロースビーフと
棒棒鶏と豚の紫蘇巻…とか肉ばかり、茶茶赤茶みたいな配色で
盛りつけてました。そりゃあ人食い婆の皿みたいになるわ!

そして配色を意識して盛りつけてみたお皿がこちら。





あっ、なんかこれ私が頑張ったというより
区切りの付いたお皿が有能という気もするけど
ちょっとましに見えます。というかこのお皿を携帯したい(笑)





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2016/09/10(土)

色々感想

マギ(サンデー掲載)
規格を1つにしてしまうと、そこから零れたものの行く場所がなくなってしまうから、
自分たちはあえて離脱するという意見、なるほどと思うものの、
経済専門のひとからするとどうなのか興味がある。
シンさん負けフラグが徐々に…。

レガシィ(ジャンプ金杯)
金杯なのにあまり面白くないよ?
「出ろ」という漢字のルビに(いでろ)と打つのはやめてほしい。
新語として流行させたいのかもしれないけど、
流行しないし、古文の活用形を間違えて覚える子が数十人出て終わりだと思う。

進撃(別マガ掲載)
長かったけど、ようやく地下室まで辿りつきました。
もう選択はされてしまったので、取り返しは付かないとはいえ、
あの作品の登場人物はみな潔いなあ…。
立ち場的にはアルミンが一番つらいと思います。

気が早いけど、戦術の幅は段違いに広がるので、戦闘シーン楽しみです。

プラチナエンド(ジャンプSQ掲載)
大場つぐみさん×小畑健さん
1話目から妙にダークな雰囲気を引きずってきたヒロインさんが
いよいよ主人公に過去?を告白するようです。
最後のコマ、ヒロインさんの顔は真っ黒で見えないし
主人公くんは白目むいてるし、まるっきりホラーだな。

ジュウオウジャー
ゴウカイジャーコラボ回。
現戦隊が幼みのある連中なので、
ゴーカイのお兄さんお姉さんの言動はヤクザですねまるで。

アマゾンズ
序盤で殉職した仲間がアマゾン細胞を植えられて蘇生、
3体目の同種アマゾンズ誕生とか
なんだかフェティッシュな感じになってまいりました。

とと姉ちゃん
今週は、原稿を破棄してほしいというニセ電話に騙されて
印刷所が原稿を捨ててしまったので、2日間で原稿を
すべてやり直すという、なんだか心臓の痛くなるストーリー。
デジタル原稿だったらよかったね。
しかし仕事が忙しくて、動物園に一緒に行くという約束を
キャンセルする主人公に対して、「うそつき!」と糾弾する女児。
心を痛める主人公…。
えっ先週は女児が大嘘をついたよね…?
自分が嘘をついたから嫌われたとか、考えないのか女児。
あと、親御さんも「主人公さんは来たくても来られないんだよ。
でも女児ちゃんは先週嘘をついたでしょう?
嘘をつかれると相手のひとはどう思うのかな?」とか学びの機会にしないの…?
翌日女児は謝ったんだけども。
よかった。謝らなかったらどうしようと思った。

そして、誰もいなくなった
次回、全ての真相が明らかに!って言ってたけど、
予告で大体の真相は明らかになっちゃった気がする。
天使のような容貌とは裏腹にコンプレックスの強い弟による
兄破壊計画(でも実はおにいちゃんだいすき)とか
そういうのが好きな人は次回だけでも見るといいですよ。

しかし比喩でなく登場人物が物理的にいなくなっていくドラマだとは。
誰が予想しえただろう。

真田丸
真田親子決別の回。
駄目な兄と夢見がちな父を引っ張って決断する主人公、
というパターンじゃなくて、
迷いまくって弟に嫉妬したりもしていた兄上が、半年かけて少しずつ成長して、
真田を残すために分かれよう、生き残った方が必ず助けよう、と決断するところ、
兄上がめっちゃ格好良くて、兄上!兄上!兄上!ってなりました。
大泉さんさすがの演技だった。堺さんも幸福そうな表情だった。
いいシーンだったなあ…。

きりについて(展開予想注意)
最近大活躍のきりさん。
ネットで見かけたのですが、
「もしかして彼女が霧隠才蔵ではないか」という推理があり、
本当にびっくりしました。もしそうなら、
永久に三谷信者になること確定です。

こち亀、終了するそうです。びっくりした。





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2016/09/11(日)

映画かんそう
「スーサイド・スクワッド」

DC・エクステンデッド・ユニバース作品。
バットマンやスーパーマンと世界が繋がっています。

スーパーマンによる大災害で、メタヒューマンの襲来を警戒する米政府高官が、
凶悪犯罪者のみで構成された決死部隊、
通称スーサイド・スクワッドを発足させる。
首に小型爆弾を埋め込まれた彼等は、危機に見舞われた都市から、
重要人物を救出する任務を与えられるが…というあらすじ。

全員DCヴィラン、極めつけのサイコパスを含むので
どんな気の狂った話になるだろうと思っていましたが、
割とマイルドめに性格改変がしてあって、
デートムービーにできなくもない感じにしてありました。
努力、友情、勝利もの、と言えるかも。
ハーレイさんとジョーカーさんの基地外カップルが大変かわいかった。

部隊をサポートする剣士役に日本の役者さんが出ていて、
ネイティブ発音で日本語を話していたのが地味に嬉しい。
日本人メインキャラクターって珍しいので。

内容ばれ

ヴィランズが1人1人紹介されていく最初の部分が秀逸で
一気に引き込まれました。テンポもとてもよかった。
主にバットマンさんが捕縛していくのですが、
バットマンさん悪人からするとすごい怖いな!
夜だし、コスチューム黒いし、目が光ってるし、声が恨めしそうだし。
フラッシュも出てきますが、コスチューム赤いし明るいし、あまり怖くない。
いま彼のドラマを見ている途中なので、見慣れた人がいると嬉しい。

後半はちょっと苦しいというか、DC映画の特徴って気がしてきましたが、
こだわりがあって、切りたくないシーンをゴリゴリと割りいれてしまう。
薬剤に落ちるハーレイのシーンとか、原作リスペクトなのかもだけど、
あっ、えっ、今入れちゃう!?って感じだった。
ラスボス戦の途中でみんながバーに行って自分語りしてしまうあたりも。
評価が割れるのはそれが原因だと思います。
(キャラクターと勢いと熱意を重視するかたはたぶん高評価だと思う)
なんかみんな仲良しで、部活みたいなの結構良かった。
大佐ばっかり狙われてみんなで守ってあげるのも面白かった。
(狙われる理由はあとで判明する)

あ、演出が超絶によかったシーンがあって、
会議室でのエンチャントレス出現シーン。
女性が机の上に置いた手の、下から黒い指がでてきて、
そっと内側から握りしめて逆転するの、
怖いのとエロティズムと両方あって、出来が良すぎて背中がぞっとした。
ハーレイを狙撃するシーンの演出も良かったな。
ああいう細かいところは脚本にあるのか現場で加えられるのかどっちだろう。

最初のエンドロールの後に1シーンあります。






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2016/09/12(月)

映画かんそう
「キング・オブ・エジプト」

古代エジプト神話の、父オシリスを殺した叔父セトを討つ、
ホルスの復讐譚がベースになった映画です。
基本はファンタジーテイストのエジプトでありながら、
ちょっとSFっぽいような、一部聖闘士星矢のような、
尖ったビジュアルが面白かった。

予告でかなり損をしている。
人間で盗賊のベックが、恋人のザヤを守りながら
トンチキでベタベタな冒険をするみたいな宣伝がされてますが、
(この映画を見に行くのが決定済みの人は下記読まない方がいいです)
本筋は、人間には何の価値もないと思っていた傲慢なホルスが、
無神論者のベックと旅をし、人間にも知恵や勇気や愛情がある事を知り、
ベックに敬意を払うようになり、神として成長するという話なので、
その部分をもう少し見せるべきだった。

内容ばれ

端々が微妙に個性的で、ちょっとポカーンとする。
たとえば太陽神ラーおじいちゃんは宇宙戦艦に1人で乗っていて、
宇宙の向こうからやってくる特大のグラボイズ(inトレマーズ)みたいなやつを
追っ払う仕事をしていたり。
(セトくんが訪問したとき、おじいちゃんは手回しハンドルみたいなのを
キコキコしてたけど、あの宇宙戦艦まさかおじいちゃんの運動エネルギーで動いてる?)
知恵の神トトは自分以外信用しないので、数十人の自分と一緒に暮らしていたり。

弟神が兄神への嫉妬こじらせてみんな殺してやる!ってなるの、
なんかすごく覚えがある…マーベルにいたよねそんなひとが!
でもカップリングはベクホルだと思います。
神と人間はかなりサイズが違うので(CG地味に大変そうだった)
おもしろいことになりそうだけど。

ところでエジプト神話の血縁関係よく分からないって思って
帰ってから調べたんですが、
セトVSホルス戦、ホルスが目をえぐられたのは神話の通りなんですが、
「セトは睾丸と片足を失った」って無情にも書いてあって、
一体何があったんだ……って思いました。
というか神話って世界どこでも性器エピソードが豊富ですけど、
聞き手の食いつきが違うんだろうなと思ってる。








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2016/09/13(火)

映画かんそう
「超高速!参勤交代 リターンズ」

「超高速!参勤交代」続編です。
前作で蟄居を命じられた悪の老中が、
恩赦で処罰を解かれ、再び湯長谷藩を陥れようと策略を巡らせます。
前回は、貧乏藩がいかにやりくりして参勤交代を成し遂げるかという
頓智によるミッションクリアが話の軸でしたが、
今回はかなり戦闘中心になっているので、
前作と同じ面白さを求めていくとちょっとがっかりするかも。

内容ばれ

今回は将軍様の日光社参が描かれましたが、
人員13万人、夜中の2時に先頭が出発して、
最後尾が城を出るのが午前10時とか、すごいですね。
ジャニーズのコンサートの物販ってそんな感じでしょうか。
(ひとから聞いたことしかないからおぼろげな印象…)
まあコミケの3日間の参加人数が50数万人なので、
1日の参加者数よりちょっと少な目…とか考えていると
段々多いか少ないか分からなくなってくるという。

久しぶりにポリティカル・コレクトネスなにそれおいしい?的な映画を見たけど、
やっぱり配慮された映画に慣れていると、
ヒロインが何の必要も脈絡もなく攫われるあのくだりとか、
ちょっとコントっぽく見えてしまうのでした。

アイシャドウが濃くなった悪の老中陣内孝則を
最終決戦でナンパしようとする殿は相変わらず攻っぽかった。

斬られ役で有名な福本清三さんが、ちょこっと出ておられました。




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2016/09/14(水)

映画かんそう
「劇場版ムーミン 南の海で楽しいバカンス」

公開時、私の周囲で見に行った人は皆
「変な映画だった……」と言っていたので、劇場へは行きませんでした。
見てみたら、うん、変わった映画でした。
日本製のアニメとは違って原作の彼等は
万人に好かれる性格とは言い難いキャラクターたちなのですが、
そこのところをさらに加速させた感じ。
色味はトーベ・ヤンソンさんやラルス・ヤンソンさんのカラーとはまた違った、
でも落ち着いた感じでした。
製作はフィンランドとフランス。
意外にもフィンランドでは初アニメーション化らしい。

ムーミン一家とお客様一同が、南の島の高級ホテルで滞在する話。
料金が発生するとは知らず、好意で泊まらせてもらっていると思っている一家と、
リゾートに来ている富豪や貴族たちとの交流がユーモラス。

内容ばれ

イライラするとスノークのおじょうさんに当たり散らすムーミン、
そんなおじょうさんにモーションをかけるセレブが現れると
嫉妬心まるだしで決闘を申し込むムーミン、
セレブな男性に夢中になってムーミンを冷たくあしらうおじょうさん、
自分を巡って争う2人の男性にうっとりするおじょうさん、
かつての冒険譚を貴族に語るのに夢中で、
落ち込んだムーミンを見てもシカトを決め込むムーミンパパ…。
この映画は子供になにを学ばせようとしているのか…。
(いや、特になにも学ばせるつもりはないかも)

そして猫しか好きになれない犬から悩み相談をされたムーミンママは
骨でそこらへんの犬を買収して、猫のペインティングを施し、
2匹を仲良くさせます。(両方オス)
ペイントが取れても2匹の友情は変わらなかった。
(たぶん……)
含蓄があるようなないような不思議なエピソードです。



2016/09/15(木)

道を歩いていたら、すごい激しいクラクションが聞こえて顔をあげた。
1台の車が左右に蛇行運転をしていた。
暑気あたりか携帯で会話か飲酒運転か知らないけど、
隣の車が命の危険を感じて必死に鳴らしているようだった。
見ているだけで怖かったが、前後左右の車はもっと怖かったろう。
その車は蛇行したまま走り去った。




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2016/09/16(金)

先日映画「キング・オブ・エジプト」を見て、
ちょっとエジプト神話の神々について調べていたのですが、
wikipediaの太陽神ラーのページに
「目からは強烈な光を放ち、敵を焼き滅ぼす」
と書いてありました。
これはもしかして、
目からビームを出すキャラクターの始祖なのでは?
と思ったりもしたのですが、
言語の関係で資料をあたれないので不確かです。

ちなみ神を除外するとして、
目からビームを出す人で世界的に一番有名なキャラクターは
X-MENのサイクロプス、
一番古いのはスーパーマンの技の一つヒートビジョンであると思われます。



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2016/09/17(土)

色々感想

神の舌を持つ男(最終回)
まさか友情的なところに話が落ちるとは思ってませんでしたが
いいラストだったと思います。そして終了後に
「(映画化は)ないない」みたいな映像がありましたが、
その日に映画館に行ったらばっちり予告がやっていた。
映画化するんやんけ!

そして、誰もいなくなった(最終回)
正確には「ほとんど誰もいなくなった」
パーソナルナンバーは、あまり関係なくない?

真田丸
関ヶ原が始まった一瞬後には石田くんが敗退してた。
かつてないアッサリした関ヶ原でした。
兄上と主人公の戦い、息の合った静かなダンスみたいでした。

アマゾンズ
アー!最初からずっと隊にいる、ヒロインっぽい男の子も
人肉の味を偶然覚えちゃって、普通の食べ物がまずいとか言い始めた!
暴走フラグっぽい!

美男高校地球防衛部LOVE! LOVE!
ラスボスの双子がどうしてあんなに箱根兄を好きになったかが判明する回。
このシリーズのラスボスは1も2も誰かの事がひたむきに好きなのが良いです。

JOJO
最初の吉良との攻防、なんとか収めきった!
EDまでフルに使ってあったけど、ぴったりのスピードだった。
原作を熱愛しているスタッフの作るアニメは、やっぱりいいなあ。

マギ(サンデー掲載)
あー、なんだか経年疲労による損壊という感じの、
シンドバッドさんの失道フラグ…くやしい…
もっと極限状況で間違えてほしかった。

それはそれとして、怒鳴りつけるジャーファルさん格好良かった。
カップリングとしてのジャシンの道が見えました。やったー!
通じなかったのは残念だけども!いやでもきっと届く。
最悪の場合、最後には届く…。

昭和元禄落語心中(最終巻。よくない感想)
最終巻でまさかの地雷展開!(明言はしてないけども…)
残念ながら私向けの物語ではなかったようなので、
このお話の事は忘れます。





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2016/09/18(日)

映画かんそう
「ピエロがお前を嘲笑う」

2014年ドイツ製作。
ベンヤミンはプログラミングが趣味の内向的な学生。
おたくっぽいので、なんとなく馬鹿にされがちで
片想い中の女子にもろくに話しかけられない。
ある日、意中の女子のために試験問題を盗んで来いとけしかけられたベンヤミンは、
大学のサーバルームに侵入するが発覚して逮捕されてしまう。
刑罰の社会奉仕で知り合ったカリスマ的な魅力を持つハッカー、
マックスに次第に傾倒し、彼の人生は変わっていく……というあらすじ。

見るおつもりのかたは、内容について検索するのはおすすめしません。

トリッキーなハッカーものであると同時に、
暴走する青春を描いた映画のようでもあります。
でもドイツの人、体がごついのでハッカー集団なのに
めっちゃ拳で解決しそうに見える(笑)。

オチばれ

うーん、2段オチ。
パラニュークの例のあれの変形みたいな感じ。

オチとはあまり関係ないですが
マックスがベンヤミンのこと好きなんだなあ、って
すぐに分かりましたよ私は!(笑)

ハリウッドリメイクが決定しているそうです。




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2016/09/19(月)

映画かんそう
「KING OF PRISM by PrettyRhythm」

ネットでものすごく話題になっていた映画です。
「な…何を言っているのかわからねーと思うが、
俺も何をされたのかわからなかった…」
というポルナレフの言葉がぴったりくる、
幻覚のような内容でした。

そもそもこの映画は「プリティーリズム」という、
少女たちがアイドルを目指すアニメに登場する
男子ユニット「Over The Rainbow」を中心としたスピンオフ作品です。
予習として、本編の男子3人組の登場する回と、
あと「エーデルローズ入学説明会」と銘打った
製作発表会の記録DVDと映画本編をオタク上映会で見せてもらいました。

なんていうか、現実の描写と視覚的比喩がシームレスで、
全篇ジャンキーの見る幻覚みたいになってるのが凄いと思います。
真面目なことをいうと、私たちが普段
推しキャラクターやスターから受け取っている魅力や活力を
視覚化した映像作品なのかなって。
男の子が男の子の魅力にノックダウンされるシーンが連続するので、
いい感じに夢が詰まっています。

コウジくんという天才作曲家がいて、
彼には昔親友だったけど、彼の曲を盗んでデビューしたヒロくんという男の子がいて、
心の傷になっています。
そんなコウジくんにはカヅキくんという幼馴染がいます。
ヒロ→→→コウジ←カヅキ
とまあこんな感じ。
映画では本編回想シーンがちょっとだけ入って、
ヒロくんは悪の学園長に強要されて一連の悪事を行ってた、本当は良い子…
みたいな感じにまとめられてましたが、
カットされていた他のシーンを見た私には、
ヒロくんがどちらかといえば自主的に悪事を行っていて、
かつコウジくんに執着しまくっていたストーカーにしか見えず、
よくユニット結成したね、君たち…としか思えないのでした。
(ところでヒロくんの子供の頃の貧乏描写として
ご家庭でパンの耳を食べているシーンがあったのですが、
平成の子らは、パン屋さんはサンドイッチを作る用に切ったパンの耳を無料でくれる
とか昭和の貧乏ネタってどこまで分かるんだろう、と心配になった)

内容ばれ

3人のステージにハリウッド行きの電車が到着して、コウジがそれに乗りこみ、
そのまま去ってしまいヒロが泣きながら追い掛けるというのは、
実際は何が起きていたんだろう…あの電車は現実に存在しないよね…?


特に映画化が確定していないうちから本編最終回に
Over The Rainbow結成話をねじ込み、
特に勝算もなくやりたいことをやった監督の
暴れん坊エピソードの数々を聞いていると
面白さが1.2倍になるので、詳しいひとに教えてもらいながら、
みんなでキャッキャと鑑賞するのにとても向いているアニメだと思います。
しかし口コミで広がって、製作費の10倍?とか利益が出て本当に良かった。




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2016/09/20(火)

映画かんそう
「ソング・オブ・ザ・シー 海のうた」

アイルランド・ルクセンブルク・ベルギー・フランス・デンマーク製作
2014年公開(日本劇場公開2016年)
アイルランドに伝わるアザラシの妖精、
セルキーを題材にしたアニメーションです。
物語のフォーマットは天女伝説に近いなと感じました。
セルキーの母親と灯台守の父親との間に生まれた
兄と妹が主人公です。
ビーズ細工と刺繍でできた絵本みたいな映画。
「君の名は。」のような絵柄も、現時点でのアニメの
最高到達点のうちのひとつだなと感じますが、
このアニメのような凝り方も別ベクトルで凄いと思います。
歌も良い。

アイルランド音楽、喋れない妹、兄と妹を守る大型犬、
夜の海、フクロウと魔女、魔法、そういうものがお好きなかたは是非。

内容ばれ

序盤ではけっこうお兄ちゃんにいじめられる妹ちゃんですが、
弱い子ではなく却って兄よりしっかりしてたりするので、
見ていて安心できました。髪を耳に掛けるしぐさがかわいい。

おばあちゃんも、孫が心配でなおかつマイペースなだけで、
別に悪い人じゃないのが良かったですね。
悲嘆にくれる息子をなんとかサポートしてやりたいという点で、
フクロウの魔女と対になっているのでしょう。
(というか、声の方が同じですね)

セルキーの歌声で妖精界が救われる云々は、別になくても良かった。
もしくは母が歌えばいいじゃんって思った。






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2016/09/21(水)

映画かんそう
「グッバイ、サマー」

ミシェル・ゴンドリー監督がここにきて突然
少年2人の友情を描いたロードムービーを撮られたので、
「勝訴」って書いた紙を持って走り回りたくなったんですが、
何があったんでしょうか監督…。
ボンクラ男子2人の友情はこれまでにもありましたが、
今回は片方がガチ美少年で、痴漢された経験とかがあるし、
2人でいるとカップルに間違われたり、
なんか、うん、そういうの知ってます…っていう。
しかもこの映画、監督の自伝的作品で、
美少年が過去の監督らしいんですよね…

でもいつものゴンドリー節もちゃんと健在で、
手製のキャンピングカーで2人は旅をするんですが、
小さな小屋風に偽装できるようになっていて、
付属のプランターにお花とか植わってて、とても可愛いのです。

おちばれ

悩み相談とか、怪談とか、トイレ問題とか、
少年冒険もの定番でわくわくします。
「お前は自分の事ばっかり喋って、僕の事はどうでもいいんだ!」
っていう理由の喧嘩とか、違うよそんな事ないよって
一生懸命弁解したりとか、仲直りしてパンツ買ってあげたりとか、
始終フフフって笑ってました。

飛行機が怖いテオの手を、ぐいっと引っ張って握ってあげるシーンの
ダニエルは男らしかった!
女性っぽい顔をしている男子のほうが男らしいのは実にいいですね。

最後にいつもの監督の白昼夢っぽい映像が出てきて、
「あ、これ銀河鉄道の夜オチでは…」って恐れたんですが、
違って良かったです(笑)。

なんかいつもみたく「ハイハイゲイじゃない」アリバイ女子が出てくるんですが、
ほとんど主人公の成長を表現するための記号キャラクターで
最後見向きもされなくなってかわいそうなので、
出さないであげてほしかったな。そこのところだけ残念だと思いました。

突然の日本語にビクっとする。最近東洋系のいかがわしいお店で働いているのは日本人って認識なの…?






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2016/09/22(木)

読書かんそう
「辛酸なめ子の世界恋愛文学全集」

作者の辛酸なめ子さんが、
古今東西の有名恋愛小説を読みまくり、
そのテクニックやパワーを学ぶという主旨の読書エッセイです。
基本的に何かを学ぼうという姿勢で書かれているので、
内容についていくらツッコミがあっても毒がなく、読みやすいです。
取り上げられているのは下記書籍なのですが、気にはなりつつも
一生読まないだろうなーと思っていた本が何冊かあって、
とっても有難かったです。
各章はあっさりと短く、けれどここぞという場面は本文が抜き書きされていて
かゆい所に手が届く感じ。

「竹取物語」
「蜻蛉日記」藤原道綱母
「好色五人女」井原西鶴
「十三夜」樋口一葉
「蒲団」田山花袋
「ヰタ・セクスアリス」森鴎外
「人でなしの恋」江戸川乱歩
「猫と庄造と二人のをんな」谷崎潤一郎
「風立ちぬ」堀辰雄
「乙女の港」川端康成
「老妓抄」岡本かの子
「愛と死」武者小路実篤
「智恵子抄」高村光太郎
「太陽の季節」石原慎太郎
「夏の終り」瀬戸内寂聴
「肉体の学校」三島由紀夫
「隣の女」 向田邦子
「ジョゼと虎と魚たち」田辺聖子
「さらば、メルセデス」秋元康
「放課後の音譜」山田詠美
「若き血の清く燃えて」鳩山一郎
「奇跡」岡本敏子
「泣いちゃいそうだよ」小林深雪
「あたし彼女」KiKi
「セカンドバージン」大石静
「女のいない男たち」村上春樹
「はつ恋」ツルゲーネフ
「アナスタシア」ウラジーミル・メグレ
「ナジャ」アンドレ・ブルトン
「恐るべき子供たち」ジャン・コクトー
「うたかたの日々」ボリス ヴィアン
「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」E・L・ジェイムズ
「マリリン・モンロー7日間の恋」コリン・クラーク
「恋愛指南」オウディウス
「デカメロン」ジョヴァンニ・ボッカッチョ
「毛皮を着たヴィーナス」レーオポルト・フォン・ザッハー=マゾッホ
「セックスとニューヨーク」キャンディス ブシュネル
「熱い手ほどき」ローリー・フォスター
「ダイヤモンドの真実」ニコール・リッチー
「食べて、祈って、恋をして」エリザベス・ギルバート

古いものは紀元前に書かれていますが(恋愛指南)、
つれない女は無理矢理ものにしてしまえ。
女もそれを望んでいるのだ、的な文は、
2000年経過しても結構通用してしまうところが驚きですよ…。
あと数百年前は皮肉の利いた名文だったものが、
今はネットのゴミのような差別発言と全く同じだったりして、
うかつなことを書くものではないな…と思いました。

「若き血の清く燃えて」という、鳩山一郎さんが
思い人の従姉妹に宛てて綴った書簡集は、
まったく存在を知らなかったのですが、
3分の1ほどが英語で、ちょっとルー語みたいで面白かったです。

「食べて、祈って、恋をして」って抽象的なタイトルだと思ってたけど、
イタリアへ行って食べまくって、インドに行って神と遭遇し、
インドネシアに行って彼氏をゲットして楽しみまくりという、
そのままの内容だって知らなかった。
あとフィフティ・シェイズ・オブ・グレイが英国小説なのも知らなかった…。

紀元前に書かれた「恋愛指南」ですが、
女のハートを射抜くテクとして、「彼女が飲み物を飲んだコップを奪って
見せつけるように間接キスをしろ」というのがあるらしいのですが、
現代でも通じる…通じ…乙女ゲーなら通じるテクで、
作者のオウディウスさん、2000年ほど早かったなって気がしました。




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2016/09/23(金)

第36回全国高等学校クイズ

今年は決勝戦3校の中に女性チームがいて、
私が見るのは初めてで、やったあ!と思いました。
(でも22年前に女性チームが優勝しているそうです。見てみたかった)
決勝3校は灘高校、慶應女子、栄東で、
左から男子2名女子2名男女ペアのチームでした。優勝は灘高校。
問題が高等すぎて何をやっているのか分からない…という
近年の傾向からちょっと変わって、
今年は美容系グルメ系などの柔らかい問題の割合が増えた気がしました。
(あと会場がディズニーワールドだった関係か、スターウォーズの問題や
ディズニー系の問題が多めだった)
(ライトセーバーの初期の頃の訳が「光線剣」だったの知らなかった)

出題を持って逃げる青い忍者がどこへ行ったかを
街の人に英語で尋ねながら追跡し、
英語で出題されて英語で答えるクイズは
コミュ障殺しだなって思いました(笑)…。
あとPC作業で使うマウスのカーソルの移動距離の単位が
「ミッキー」って知らなかった。
1ミッキー=100分の1インチなのだそう。
それと視力検査でおなじみのあの輪っかが
ランドルト環という名前なのも知らなかったなー。



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2016/09/24(土)

色々感想

真田丸
信幸が、父と弟を助ける代償に
父親から受け継いだ字を捨てよと言われた時の表情が最高。

時代劇などトラディショナルなドラマでは、
悪役でもコメディキャラクターでもない中年女性は
聞き分けがよく優しく、文句言わないのがテンプレですが、
母上は夫に文句を言いまくって甘えたり恐がったりしていて
それがシリアスなシーンで、夫もじっとそれを宥めているのはいいなと思いました。
大河では父親は格好いいまま早期に亡くなることが多いですが、
今回は、ときにアカンところも見せつつ兄弟とずっと一緒に生きているのも何か良い。

石田くんとうとう斬首。
新選組!のときの香取さんの、清々したって感じの演技を思い出す。
(香取さんは、目の中にぽっかりと虚無があって怖くもあったけど)
「真田丸」を気に入った人はもし未見であれば一度「新選組!」を見てほしい。
とりあえず5話まででいいので。

アマゾンズ
これまで幾度となく喧嘩別れしそうになったチームを繋いでいた
天使ちゃんキャラクターがとうとう欲求を抑えられなくなって、
「ちょっとだけだから」って仲間の片腕をもぎ取って
食べ始めた…涙をのんで撃とうとした人を、片腕を失った人が止めた…地獄絵図…
全話靖子さん脚本は伊達じゃないぜ…。

あと、凄いシリアスなシーンだけど、限りなくバルサンに似てますねあれ。

美男高校地球防衛部LOVE! LOVE!
シーズン1のラスボスが、意中の友だちに対して、
「用事もないのにメールしていいのか」って悩んだり、
勇気を出してメールしたら、返事がないので心配になって
飛行機に乗って会いに来てしまうのかわいいですね。

銀英伝(ヤンジャン掲載)
先週から双壁が登場しています。
あっなんだかロイエンタールが繊細そう。不幸そう。そして長髪!?
ミッターマイヤーがやんちゃっぽい。牙!?
あと関係ないけどラインハルトが差してた傘の模様がすごい。
ブリュンヒルトが美しい。鯨がモチーフなのかな?

銀の匙(サンデー掲載)
わあ、八軒くんおめでとう!……そして休載のお知らせだけど、
これ、事実上の完結ではないの!?キリの良さてきに…。

マギ(サンデー掲載)
数か月前までなら、アラジンくんたちと敵対するシンさんは想像もつかなかった。
対立なんか訳なく回避しそうだった。
同じくアラジンくんたちに負ける場面も想像できなかった。
でも今は想像できる。つらい。

リスクジャンキーである面が強く描かれだしたので…。

波よ聞いてくれ(アフタヌーン掲載)
札幌市民の命をランダムに差し出す夢、何が起こってるかは想像つくけど、
ちょっとミナレさんの頭の中を覗いてみたい。

瑞穂ちゃん、たしかにサポート系の性格で、丁寧な生活女子なんだけど、
あのツッコミの早さは、そこで終わるひとではない何かを感じさせる…。
ミナレさんと瑞穂ちゃんの百合になったら面白そうなんだけど(会話が)、
ならないだろうなあ…。

とと姉ちゃん
あなたの暮し出版の入社試験、
20分でレシピを書くやつ、イラスト付きで書ける!
あと花山さんの話も覚えてた!
そしてどんな騒音も気にならないので私は受かります。

でも青椒肉絲を作れってテストだったら駄目でした…。
牛肉の細切りがどうしてもできないんですよね…。
冷凍しても半解凍してもどうしても無理です。

毎週だれか1人が亡くなっていく構成…?

土曜発売されたジャンプがどこにも売ってなくて、
本屋さんでもコンビニでも「売り切れました」って言われて
何事って思ったんですが、両さん最終回だったのか…。
作家コメント欄が100%お疲れ様でしたメッセージになっていて、
私の記憶する限りでは初めてです。






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2016/09/25(日)

Happyくじ 
シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ
1回756円(税込)がスタートしたので喜び勇んで行ってきました。

A賞アイアンマン胸像

B賞クッション

C賞ビッグタオル

D賞トートバック

E賞マグカップ

F賞ポスター

G賞マルチポーチ

H賞ステッカー

LAST賞キャプテンアメリカ胸像

まあクジ運が悪いから、キャップの胸像は無理だとしても、
ポーチとかトートバックとかだったら使えるし、
当たるといいなあと思って、5回引きました。



うん…たしかに私はクジ運悪いよ…?
いやでもこれはちょっと酷くない?(残りの1つはポスター)




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2016/09/26(月)

映画かんそう
「スロウ・ウエスト」
ジョン・マクリーン監督

英国貴族の息子である主人公は、小作人の娘に恋焦がれていた。
事情があって逃げた小作人父娘を追って
開拓時代のアメリカ西部を単身旅していた彼は、
そこで出会った賞金稼ぎマイケル・ファスベンダーを金で雇い、
とうとう父娘の住居に辿り着くが……という話。

牧歌的に人がたくさん死ぬ話。
全体的に「まあ、そういうこともあるよね」という感じ。

おちばれ

好きな子を追いかけて、彼女を守りたい一心で追ってきた主人公が、
家に侵入してきた賞金稼ぎと間違われて彼女に銃殺されてしまうという、
ものすごく間の悪い話。まあ、そういうこともあるよね…。
夜中に大雨が降って、いつの間にか増水して寝場所が川になってたり、
名もなきおっさんが死ぬ時にズボンがずり落ちて尻丸出しになったり、
まあ、そういうこともある…。

若者役のコディ・スミット=マクフィーくんは
X-MENアポカリプスでもナイトクローラーを演じて
ファスベンダーさんと共演しています。





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2016/09/27(火)

HTMLの話
いつの間にかfontタグが廃止されていて、
(正確に言えばHTML5から)
もう何年も前からfontタグは
使わないほうがいいと警告されていたらしい。

ちなみにfontタグというのは
このページの文字を茶色っぽくしたり、
ねたばれのところの文字色を変えたり、
地味な働きをしています。
いまのところはIEもクロムも意図通りに表示してくれてますが、
そのうちに黒文字だけになりますからね!お母さん知りませんよ!
とのことらしいです……そんなこと言われてもな…。
ハウチワマメで500ファイル以上あるうえに、
映画サイトは800以上、合計で確実に1000以上、
それを1つ1つCSSに書き換えることなど不可能よ…。

そんな訳でいつかの未来、
黒文字のみのテキストになってたらごめんなさいね。
いやもしかすると閲覧環境によっては
現在でも黒文字一色、ねたばれも何も関係なしって方も
結構な数おられるかもしれないけど…。
私も端末で自分のサイトを見る時にブラウザによっては反転文字が全部見えます。




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2016/09/28(水)

読書かんそう
「コンビニ人間」村田 沙耶香さん

36歳の主人公は未婚女性で、子供の頃から
人間全般の感情や倫理や常識が、
まったく理解できなかったにもかかわらず
周囲の人々の言動や生活を真似る事により、
なんとか普通の人を装って生きていた。
そんな彼女の心の拠り所は18年目になるコンビニでの仕事で、
マニュアル通りに店員になりきり、秩序正しく店内を維持することで
かろうじて社会との繋がりを持っていると実感することができるのだった。
というあらすじ。
こうして内容を書いてみると重いように感じますが、
実際はもっとふわふわと、淡泊に書いてあります。

内容ばれ

でもわりとつらい部分があって、
自分は普通の人間に擬態できていると思ってたらそうじゃなくて、
優しい妹に、喋り方とか変だって泣かれたり、
仕事場でも実はバリバリに浮いてたって分かったり、
なかでもバーベキューのシーンがきつかったです…。
でも今のアラフォーであんな失礼な集団ってあるだろうか…
初老の人々ならともかく…。
こわいのでバーベキューには誘われても行かないぞ(笑)。

ネットでよく見掛ける、
「高くそびえる己のプライドに、自分のスペックが見合わなくて、
望んでいる扱いを周囲から受けられず、
その鬱憤を社会や女性に向けることに躊躇のないタイプ」
の変人の男性が途中から登場しますが、
異質度合では主人公の方が上なので
リアクションする側に回っちゃってるのが面白かった。

同年代の女性の化粧ポーチを盗み見て銘柄を真似たり、
バッグや洋服のブランドを真似たり、
人間じゃないものが一生懸命人間のふりをしている的な
おばけの小説みたいで、ちょっと可哀そうでもありました。
たぶんこのひとは病院に行ったら病名が付いちゃう感じなのでしょう。
うーん、オタクになったとしてもたぶん作品の楽しさとか萌えとかは
全然分からないと思うけど、
でも結婚や仕事内容についてとやかく言う人は少ないから、
ちょっとは生きやすいんじゃないかって気がします。






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2016/09/29(木)

先日、外を歩いている時に
サンダルのゴム底の踵部分だけめくれました。
歩くたびにカッポカッポして、なにこれ面白い。
お気に入りのサンダルだったけど捨てないとー、とか
話しながら呑気に歩き続けましたが、
ゴム底はどんどん分離が進んで、やがて全部剥がれ落ちてしまいました。
賑やかな場所から辺鄙な場所へ歩いていたので、
最初の段階ですぐにコンビニに飛び込んでいれば
ボンドで補修できたのですが、
人家やお店の少ない地域でコンビニも見当たらず、
大変苦労しました。

そんななか、私は「三びきのやぎのがらがらどん」
を思い出していました。
「雪崩の前兆を見逃すな」という教訓を表す説があるらしいと、
昔、しりるのかたに教えてもらいました。
そう、なにごとも前兆を見逃してはいけないのです。




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2016/09/30(金)

映画かんそう
「ナイトクローラー」

脚本家のダン・ギルロイさん初監督作品です。
クズ無双映画だよーと聞いていたので、上映中は見に行きませんでした。
見たら本当にクズ(というかサイコパス)無双でした。
工事現場で資材などを盗んで生活していた主人公は、
ある日事故現場に出くわし、
凄惨な写真を撮ってそれを報道局へ売るという仕事があると知る。
警察の無線を傍受し、事故現場に駆けつけては
撮影していた主人公だが、
やがて彼の行為はエスカレートしていき…という内容。

ジェイク・ジレンホールのサイコパスりょくが炸裂してました。
ぽっかり空いた穴のような真っ黒の目、
変化に乏しい表情、常に上機嫌に見える口角、のっぺりとした肌、
個性派の画家の書いた不気味な絵のようです。

内容ばれ

マイティ・ソーのお母さん役の方が出てきます。
(フリッガ様)
サイコパス主人公はうんと年上の彼女にご執心で、
無理矢理関係を迫って手に入れますが、
別に誰彼かまわずという訳でもなく、
これは、「枯渇した男性は恋愛相手に若さを求めるが、
自分に活力のある男性はそうではない」と言われるように、
主人公はサイコパスエネルギー満タンだから、
相手の若さなどはどうでもよいというのを表現してるのかな…
とか考えましたが、あとで監督のリアル奥さんであると知り、
単なる「俺の嫁、美人やろ?」という自慢だったの…?と思いました。

小説「コンビニ人間」とほぼ同時に見終わりましたが、
偶然両方とも社会病質者のお仕事物語で、
でも片方は周囲の言動や生活習慣を必死で真似して
正常な人間に擬態して生きている女性、
片方はサイコパス無双でどんどんのし上がる男性、
架空の話だけど、この違いって何だろうって思いました。
人種のせい?それとも性別のせいかな?




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