8月日記

----------------------------------------------------------------

2016/08/01(月)

映画かんそう
「ターザン:REBORN」

監督はハリポタ5、6、7(上下)を監督なさった、
デヴィッド・イェーツさん。
今回の映画では、ジャングルでゴリラに育てられたターザンが、
ジェーンと結婚して英国の実家に帰還し、
英国貴族となって生活を送っているところからお話がスタートします。
しかし政府からコンゴ視察の依頼、
そして同時にサミュエル・L・ジャクソン演じる博士から
ベルギー王が現地を植民地化し、住民を奴隷にしているという情報が舞い込み、
彼は帰郷を決意する、というあらすじ。
そこにムボロンゴ族との因縁が絡んできます。

現在のターザンの話に、過去のゴリラに拾われて成長し
やがてジェーンと出会って…という
メジャーなターザンの話が回想シーンとして時々挿入されます。
回想シーンが多すぎて、
ちょっとテンポが悪いかな…?って気がしないでもなかった。

クリストフ・ヴァルツさんが悪役をされるので見に行きました。
今回はちょっと掴みどころがない感じ。
蜘蛛の糸でできた十字架のネックレスが武器というのは面白かったです。

主役のターザンはアレクサンダー・スカルスガルドさんが演じますが
194センチの長身に整ったお顔で、ターザンそのもの。
この人のお父さんは「マイティ・ソー」の全裸も記憶に新しい
セルヴィグ博士を演じたステラン・スカルスガルドさんですね。
それにしてもハリウッドの巨人化が進みます。
170センチ代はもはや完全に小柄の範疇…。

当時のベルギー王の非道なふるまいと、
サミュエル・L・ジャクソンが演じた人物が
コンゴに視察に行ったのは史実なのですね。
ちょっと「闇の奥」を思い出します。

内容ばれ
あのネックレス、神父に買ってもらったと彼が言った時、
ヒロインが意味ありげに「親密なのね」ってコメントしたのは
意味があるのかそれとも私がセンサーを尖らせすぎなのか(笑)。
そういえば、気絶したターザンの美しさに、
思わずキスをするという演技プランもあったという
ヴァルツさんのインタビューも読みました。





----------------------------------------------------------------

2016/08/02(火)

漫画かんそう
「モブサイコ100」12巻まで ONEさん

アニメが予約重複で見られないので原作を一気読みしました。
イカサマ霊能者のアシスタントをしている中学生の影山茂夫は
真正の、そして超弩級の超能力者だったが、
彼本人は学業もスポーツもコミュニケーション能力も今一つの自分に
コンプレックスを持っていた。
そんな彼が、様々な悪霊や超能力者との闘いの中で
周囲の人々に支えられ、学んでいく姿が描かれています。
「ワンパンマン」の原作者さんです。

絵は確かに、特に1巻は厳しいものがありますが、
(でも12巻の絵と1巻の絵はもはや別人レベルに違う)
漫画は絵じゃないというか、絵だけではないというのがよく分かります。
しかもこの話においてはネタも先鋭的という訳ではなく、
なにせ超強い中学生が超能力で悪霊と戦ったりするんですが、
でも圧倒的な熱量と勢いでぐいぐい読まされてしまう。
すごいです。

「ワンパンマン」では超人的な力を持つ飄々とした師匠と、
悩める弟子の関係が描かれますが、
「モブサイコ100」では飄々とした師匠と、
超人的な力を持つ悩める弟子の関係が描かれます。
ONEさんの源泉というか萌えなんだなこれ…って思いました。




----------------------------------------------------------------

2016/08/03(水)

漫画かんそう
「ファイアパンチ」1巻まで 藤本タツキさん

ネットで公開されていた1話を読んで、
これはコミックスを買わなくてはと思っていました。
大概のグロ表現は平気で、
何を読んでも「ああ、あの系統ね」という境地に来たかなと
自分で思う年寄りの私にも、
「もうちょっと大人になってから読んだ方がいいかな…」
と思わせる何かがありました。

氷の魔女の能力により、雪に閉ざされた世界。
能力者を集めて魔女に反逆をもくろむ組織によって、
妹を殺され、自身も消えない炎によって
永遠に身を焼かれる体にされた主人公の復讐譚です。

1話目から、初っ端から、明るく爽やかに、
主人公が自分の能力で再生する腕を食料として
村人に分け与えています。カニバリズムです。
「えっ」と驚く間もなく、可愛い妹が子供を作りましょう兄さん!
と迫ってきます。近親相姦です。
えっと?そのあとなにがあったかな…スカトロと…?
吐くチビ萌え(沙村広明先生風表現)と…?獣姦と…?ペド…?
回転寿司のようにどんどん出てきます。
なので万人向けとは言い難いんですが、
洋ドラのような勢いで話が進む詰め込まれ方はすごいので、
平気なかたは一読の価値ありです。
10ページで30ページ分くらいの読みごたえあります。




----------------------------------------------------------------

2016/08/04(木)

気になる映画2本

「グランド・イリュージョン 見破られたトリック」9月1日公開

もうすでに見た人の評価がものすごく高いのと、
ねたばれになるので何も言えない、というコメント、
とっても気になってます。
「グランド・イリュージョン」の続編なのですが、
1作目もわりと最後でアッと言わされる系だったんですよね。
2作目はどう来るのか。
あとダニエル・ラドクリフくんが、奇術集団フォー・ホースメンに
科学の力で勝負を挑む敵役をやります。
エンタメ大作映画で敵役をやるのって初めてじゃないかな?
1作目がとても面白かったので
興味のある方はお盆休みにでもご覧ください。
華やかな画面の映画なので、なるべく大きなモニタ推奨です。

「ゴーストバスターズ」8月19日公開

御存知1984年の有名映画のリメイクです。
何と思い切った事に全員女性、しかも若い色っぽい女優さんではなく、
ガチムチっとした女性にチェンジです。
しかもサポート役が仕事ができなくておつむの弱い、
でもとびきりイケメンでキュートな男性という旧式エンタメ映画完全逆転の配役。
(この男性はマイティー・ソーのクリス・ヘムズワースが演じます)
しかし折悪くアメリカでは現在、逆PCというか、
有色人種、女、同性愛者に遠慮するのはもうたくさんだ!
女はバカだし劣った人種はいる。差別は自然だ。
白人男性が支配していた頃の強いアメリカに戻って世界に君臨しよう!
という逆ベクトルの気運が強く、この映画はその人たちのターゲットにされてしまったそうです。
33万人のツイッターフォロワーを持つ、差別主義で有名な人が呼びかけて
主演の女優さんに集団で嫌がらせをして、
(嫌がらせってBUSUとかBBAとかリプライする程度かなと思ったら
流れてきた画像を見たら人間の想像力の限界に挑むえぐい嫌がらせでした…)
女優さんはツイッターをやめる発言をし、
結局この扇動者は永久アカウント停止になったらしいですが、
嫌がらせは今も続いているそうです。
ええと、まあもともと見る予定の映画でしたが、
頑張れという気持ちをこめて見に行こうと思います。




----------------------------------------------------------------

2016/08/05(金)

映画かんそう
「ワイルド・スピード×2」

前作で友情のためにアレしてアレになった主人公なので、
今作ではヴィン・ディーゼルと晴れてコンビを組むんだな?
と思っていたらヴィン・ディーゼルのヴィの字も出なくて、
なんか幼馴染の男が出てきて、その人とコンビ結成!
魔性の男か!
(なんでもヴィン・ディーゼルは別の映画の撮影で
参加できなかったそうです)

協力すれば過去の犯罪歴を消してやるという
FBIからの取引に応じて、
主人公と幼馴染は犯罪組織に潜入して
証拠を掴もうとします。

前作よりも起承転結はややしっかりしている感じ…。

内容ばれ

犯罪集団のボスが男を拷問にかけるシーンで
仰向けに寝かした男の腹にネズミを置いて、
その上に逆さにしたバケツを置いて、
バケツを熱して、熱くなったネズミは腹を食い破って
中に入ろうとするぞククク…みたいなことボスが言って、
まあ彼の冷酷な所を表現する場面だったんでしょうけど、
いやいや、そのまえに腹だって相当熱いし
ドジョウの地獄鍋と同じで、たぶん腹に潜らずに死ぬぞそれ…
って思いました。

ラストで馴染の男が主人公に対して
同居してお前を女から守ってやるって冗談を言ったのでふいた。

主役を演じるポール・ウォーカーさんが
2013年に友人の車に乗っていて事故で亡くなるのを知っているので、
作中の彼が危険な運転をするシーンでは
ちょっとひやっとすると同時に不思議な気持ちになります。




----------------------------------------------------------------

2016/08/06(土)

色々感想

マギ(サンデー掲載)
これはあれか、とうとうシンさんラスボスフラグか…?
でも対立するにしても対決するにしても
操られてとかいうのではなく、あくまでシンさんの意志で行ってほしい。

美男高校地球防衛部LOVE! LOVE!
あのラスボスの双子君たちは、箱根兄のファンなのか!!(たぶん私の気付いたのがすごく遅い)
なんかかわいいなそれは。

そして、誰もいなくなった
可愛い婚約者、連携の取れた仕事仲間、気の置けない友人たち、
優しくて美人の母、という全てに恵まれているように見えた主人公だが、
婚約者は仕事場の後輩とただならぬ関係にあり、友人たちには実は憎まれていて、
母とは血が繋がっていない。周囲の人が自分に向ける感情に
主人公は全然気付いてなかったという暗黒展開。きつい。

神の舌を持つ男
横溝回。殺人の見立てに使われた蹴鞠歌が、下品すぎて放送に流せないとか、
双子のおばさんの数がどんどん増えていくとか、パロディネタがおもしろかった。

真田丸
過去とのつながりが強い回でした。

信繁が規範としようとしたけれど
「わしのようにはなるな」と言った2名の人物は
信尹と上杉景勝。
1人はお家の為に人の道を捨て、
1人はお家の為に己の信念を曲げた。
その言葉に従おうとするなら
信繁は人の道も、己の信念も曲げてはならないことになりますね。

あと認知症が進んで、信繁と初めて出会った時まで
時間が逆戻ってしまった秀吉…。
視聴者にとっても覚えのある、登場初回のセリフを繰り返します。
脚本冴えわたってる。視聴率はちょっと下がり気味。
鬱回が連続してるからかな。出来はすごくいいんだけどな。





----------------------------------------------------------------

2016/08/07(日)

読書かんそう
「クラクラ日記」坂口三千代さん

私はこの小説をラノベの「文学少女シリーズ」で見て、
いつか読むリストに入れて、
その内容は、小説家の妻の座にはとらわれず、
勝手気ままに生きる女性のふわふわとした夢のようなエッセイ…
だと思ってたんですが、まったく何一つ合ってなくて、
この小説が出てきたのは「ビブリア古書堂の事件手帖」で、
内容は夫の坂口安吾さんと出会って結婚し、
彼が次第に睡眠薬と覚醒剤に溺れて
言動がおかしくなり、暴れたり大声を上げたり、
または往来に飛び出て騒ぎを起こしたりといった大変な毎日を
柔らかい筆致で描写したエッセイでした。

読みごたえはありましたが、現代の倫理観に合致しない箇所も多く、
かなり辛い部分がありました。
「20分で羊羹を買ってこい」と言われてストップウォッチで計られたり、
呼んだらすぐに来られるよう寝ない約束をさせられて覚醒剤に手を出したり、
トイレに閉じ込められて上から水をぶっかけられたり、
妊娠したら俺の子じゃないと言われて堕胎したり、
これ列挙するとどこまでも続きますが、
双方合意のうえでなさっている事なので、とやかくは言えません。

箇条書きにするとこの世の地獄みたいですが、
これらは辛い思い出として書かれている訳ではなく、
むしろ恋愛小説のように甘く、優しい安吾さんの思い出と交互に描写され、
切ない読後感になるのが物凄いです。

破滅型の男性にとっての理想の天女みたいなひとのエッセイなので、
この小説の評価は男女で割れると思います。
(男性でも平穏な人生を送りたいタイプの人には辛いだろうけど…)



----------------------------------------------------------------

2016/08/08(月)

クラクラ日記の「クラクラ」とは
フランス語で野雀のことで、ソバカスだらけの当たり前の少女のことをいう、
という説明文が後記にありますが、
ネットで調べると正しくは葦雀だそうで、
ヨシキリってどんな姿の鳥だっけ…と検索したら
とっても可愛くて、どんどん調べていくうちに
カッコウの托卵の被害にあっているという事が分かって、
しかし托卵の被害というのは5年〜10年も続くと、
被害にあう鳥の方も、自分のものではない卵を
巣の外に放り出す親鳥が増え始めるそうで、
じゃあヨシキリも大丈夫だなと安心したりしました。

しかしその調べ物の途中で「托卵女子」という言葉を見つけ、
それは好きな男の子供を産みたいけど
相手が貧乏で生活していけないことを悟って、
こっそり子を産んで安定した生活を送るために
お金持ちの男性を見つけて結婚する女子を指す言葉のようでした。
なるほど!
確かに既存の同義語がない。
でもそれ自分で育てるんだから、托卵とはちょっと違うのでは…?
などと考えたりもし、あれ?私は何を調べてたんだっけ…ってなりました。
それにしてもリア充様たちは私どもオタクが
「沼」とか「尊い」とか「バブみ」とか無邪気な新語で遊んでる間に
とんでもない言葉を創造してらっしゃることだよ。






----------------------------------------------------------------

2016/08/09(火)

映画かんそう
「幻の湖」

「シベリア超特急」「北京原人」と並んで日本三大駄作(珍作)、
或いはそこに「デビルマン」を足して日本四大駄作(珍作)
と言われる怪作です。
故殊能先生がツイッターで言及されていて、ずっと気になっていました。

風俗嬢の主人公は
愛犬のシロと一緒に琵琶湖の周囲をランニングするのを日課にしていた。
しかしある日、愛するシロが何者かに殺され、
日本の性風俗を調査するため風俗嬢となっていた
CIAの捜査官ローザの助力や警察の捜査のお蔭で、
その犯人が人気作曲家の日夏である事を主人公は突き止める。
日夏がランニングを日課にしている事を知ると、
主人公は自慢の健脚で走っている日夏を後ろから煽って
ボロボロになるまで追い詰めてやると決意、
実行するが、慣れない東京で逆にペース配分を誤り途中でスタミナ切れを起こす。
そんな中で以前からいい雰囲気だった銀行員と交際する事になるが、
びわ湖に向かっていつも笛を吹いている男のことも気になっている。
笛の男から、戦国時代にお市の方に仕えていた、みつという侍女の
悲劇を語られた主人公は、自分とみつの間に運命的な縁を感じる。
ある日、主人公の働いている風俗店に作曲家が現れ、
主人公は愛犬を殺した凶器の出刃包丁で作曲家に襲い掛かる。
そして琵琶湖の周りで命懸けのランニングがスタートする。
以前は東京で敗北した主人公だが、今度はホームのびわ湖なので
ペース配分もばっちりである。
一方その頃、笛の男はスペースシャトルに乗ってびわ湖の真上にいた。
というあらすじ。(……あらすじ?)

変な所は大まかに言って3点
・なぜかマラソンで復讐しようとする主人公と、
 なぜかマラソンで逃げ切ろうとする作曲家。
 普通に夜の帰宅中に後ろから刺せばいいのに…。
・突然語られる戦国時代の因縁。
 しかも結構本格的でお金がかかっていて、
 信長役が北大路欣也さんだったりする。
 そしてむやみに残酷で、生首とか子供の串刺し死体とか、
 逆さ吊の刑で死んだ女とか出てくるけど、わりと出来がいい。
 八つ墓村の特殊効果を手掛けたスタッフじゃないかな。
 そしてこの戦国パートはバッサリ切っても本編に影響ない。
・戦国パートより更に唐突に出現する宇宙パート。
 本編との関連がよく分からないというか、
 このお話を書かれた時、監督は
 薬がキマッてたのではないかと思う。

凄いなと思うところは、1年かけて美しく撮られた琵琶湖。
新人の女優さんはめっちゃ走り込みをやらされたそうで、
本当のランナーのように締まった体をしておられます。
あと、ちょろっと東京が出てくる以外はずっと琵琶湖、
しかも湖西が舞台なので、滋賀県民は見るべきだと思う。
関係ないけど遠景に時々映っている遊園地が気になって
どこだろうと思ったが、調べたら「びわ湖タワー」でした。
バンジージャンプが各種あって、そういえば昔行きました。今はもうない。
愛犬を殺された風俗嬢の復讐の物語という点では35年早かった「ジョン・ウィック」
という気がしないでもない。時代劇パートと宇宙パートさえなければ。

題材が題材なのでファミリー鑑賞向きではないです。
でも1人で見ているとたぶん眠くなるうえに、
見終わった後の感情を持てあますと思うので、
誰かと一緒に見るのがいいと思います。
私は友達が一緒に見てくれたので、とっても楽しかった。

原作脚本監督は、「私は貝になりたい」を監督し
「八甲田山」や「砂の器」、「日本のいちばん長い日」などの脚本を書かれた
大御所の橋本忍監督ですが、この作品が2週間で上映打ち切りになり、
異例の大赤字だったため、引退を余儀なくされたそうです。




----------------------------------------------------------------

2016/08/10(水)

「シベリア超特急」「北京原人」「デビルマン」のうち、
私は「北京原人」だけ見ていませんが、
とりあえず珍作という点では「シベリア超特急」と「デビルマン」は
「幻の湖」に及ばないと思います。

昨今はわりと何でも珍作映画扱いになりがちですが、
製作スタッフが観客に受けるかどうかを少しでも考えたような節のある作品は、
珍作とは言えない。
あと低予算映画であってもいけない。
お金がない故の雑さを馬鹿にするのは無慈悲だ。

予算がたっぷりあって、なおかつ
製作者が全然意図していない所で客が何度も笑ったりびっくりしたりするのこそが
真の珍作映画と言えるでしょう。

「幻の湖」予告編
https://www.youtube.com/watch?v=GJyPCQMoSP4




----------------------------------------------------------------

2016/08/11(木)

ドラマかんそう
「ハンニバル」シーズン3 1話〜7話まで

シーズン2での衝撃のラストからの第3部です。
このシーズンで完結します。
最初のうちは、猟奇連続殺人事件を捜査するウィル・グレアムと、
彼に協力しながら陰で事件を操るハンニバルの
危険な関係を描いたサスペンスでしたが、
今となってはもうウィルとハンニバルが好きだの嫌いだの言いながら
お互いを窺いつつ、出てくる殺人鬼を適当にあしらう、
殺人ラブコメの様相を呈してきました。
脇役たちもみな口々に「あんたたちってどうなってるのよ?」
「あいつのこと好きなの?どうなの?」としか言わなくなってきました。
もう本当、ラブコメです。
お前たち面倒だから今すぐ出来上がれ。

内容ばれ
シーズン2で死んだ人が
「いや、生きてました」「私もです」「奇遇ですな。私もだ」
と次々出てきて並んで踊りだした印象。

ところでレディ・ムラサキのところで行儀見習いをしていた
千代という女性が出てきますが(ウルヴァルン:サムライに出てた人ですね)
ハンニバルとウィルの関係に対して「仲間なの?」と尋ねます。
まあ当然ウィルはNAKAMAとは何かと聞き返します。
千代は「日本語で「とても親しい友人」よ」と説明して、
ウィルは「Yes we are Nakama」と返事をします。
しかし仲間=とても親しい友人だろうか…。
仲間は、複数の人間の親しい間柄を指す言葉で、
なんとなく陽性というか、善であっても悪であっても
複雑な感情の絡まない関係のような…日本語って難しいですね。
とりあえずハンニバルとウィルは仲間とは言い難いので訂正して千代!

ウィルとハンニバル2人の会話は殆どポエムと言っても過言ではないのですが
特に印象的なのは下記ですね。

君と一生一緒にいることになっても
この時間を思い出す。

あなたと僕の境界線もぼんやりし始めてる
あなたの犯した罪が僕の罪のように感じる
僕らは同化している

犬たちが恋しい。あなたは恋しくない
見つける気もないし、あなたを捜す気もない
どこで何をしているか知りたくないし、
あなたについて考えたくない。

とくに一番下のやつは、
YOYOとかHEYHEY付けたらラップだよウィル!

パンチ・ロメーヌというカクテルがおいしそうでした。
タイタニックの一等室の客に最後の晩餐でふるまわれたそうで、
シャンパン、白ワイン、シロップ、オレンジジュース、レモンジュース、
というレシピなので、さっぱりした味っぽい。




----------------------------------------------------------------

2016/08/12(金)

モレスキンの手帳を買ってみた。
品質にこだわる人が、色々使ってみたけどやっぱりモレスキンじゃないとだめ…
とかネットに書いておられるのを時々みかけるモレスキン。
私は別に丁寧な生活に目覚めた訳ではなくて、うん、何が目当てか丸分かりですね。





ところでお値段を見てたまげたのですが、
普通の手帳の3倍くらいですね…?
なんか紙質が全然違うそうなのですが、使うのに非常に勇気が要ります。







----------------------------------------------------------------

2016/08/13(土)

色々感想

約束のネバーランド(ジャンプ新連載)
先週感想を描き忘れました。
ディストピア学園少年少女もの。
最初「私を離さないで」ネタかと思いましたが
もっとストレートに怪物の食糧でした。
ブロイラーに学習をさせる意味は良く分からないですが、
その方がおいしいのかな?脳を食べる際に?

天才の少年、博学の少年、体力勝負の少女、という
ジャンプではすごく珍しい編成。
(知恵のハリーと物知りのロン、拳のハーマイオニーみたいな感じ)
長期連載が次々終了しそうなので、頑張れるといいですね。

真田丸
寺島進さんがー!!あにうえタイミングが悪すぎるよ!!
あと、関係ないですが寺島進さんはニチアサの戦隊にも
レギュラーで出てらっしゃるので、ギャップがすごいです。

あと秀吉の亡くなる時に万福丸くんの霊が出てきましたが、
その前日に見た「幻の湖」にも万福丸くんの死体が出てきたので、
連続万福丸くんでした。

進撃の巨人(別マガ連載)
すごくびっくりしました。
まさかああいう理由で兵長の判断が覆ると思ってなかったので、
エレン達が力尽くで目的を達して決裂するんだろうなと…。
兵長は、私が思ってたよりも慈悲深かった。

あとなんか、最初は正視できなかったですが
見慣れてくるにしたがって、なんでズボンだけ燃え残ってるんだろう…
っていうのが気になってきました。あそこだけ耐火布なのかな?


ダンジョン飯3巻
だんだんレベルが上がってきて…そのうちに同族もいけてしまうのではこれ!?
という予感がちょっとしました。
ファリンとマルシルの出会いのお話、かわいかったー!

ニセコイが終了しました。
ブリーチは来週終了のようです。






----------------------------------------------------------------

2016/08/14(日)

映画かんそう
「X-MEN:アポカリプス」

X−MENシリーズの6作目で、一応の一区切りということでした。

古代エジプトで絶大な権力を誇ったアポカリプスというミュータントは、
物質を分子のレベルまで分解するという能力を持つミュータントだったが、
その魂を別のミュータントに転移させることにより、
無限にミュータント能力を吸収していた。
しかし反乱分子によってピラミッドの奥で封印され、長い眠りにつていた彼は、
現世に復活し、強力なミュータントを部下にして4騎士とし、
兵器の廃絶、文明の破壊と創造を実行しようとしていた、というあらすじ。

前回のフューチャー・パストで過去作のリセットがあったので、
まあ最低「ファースト・ジェネレーション」だけ見てれば話は分かります。

ラストばれ

良かった点

ファースト・ジェネレーションの時点から、
エリックとチャールズの良い点を受け継いだレイヴンが
X−MENの指導者になるべきって思ってたので、今回叶って嬉しかった。

ピーターのチート能力描写、今回も良かった。選曲も。
(しかし生徒の能力暴走に備えて建物をカスタムアップしてないのか…?って思った)
(まあ見せ場の為には仕方ないんだけど)

終盤のバトル燃えた。特に鉄骨が交差したところ。
ジーンがフェニックスの能力を解放したところも、
リセットした過去を思い出して感慨深かった。
エグゼビアパンチ、「これは私の分!」「これも私の分!」「そして私の分だ!」
って脳内で字幕を入れてました。
「ファースト・ジェネレーション」の教授は人を殴るイメージないんですが、
シンガー監督の教授はマカヴォイさんが若干入ってるのでパンチが似合います。

「I'm not(alone)」の台詞にも、わー!ってなりました。
教授が救済されて良かった!本当に良かった!

「ファースト・ジェネレーション」の映像が思いがけずいっぱい使ってあって、
何度も見たシーンだけど何度見ても嬉しいものです。
なので「ファースト・ジェネレーション」が大好きな人の作った
贅沢なIF同人誌という印象でした。今回の完結編。
ただし、エリックとチャールズのキャラクター解釈が私とは合わなかった…。
そこのところは残念です。
私はどうやら「ファースト・ジェネレーション」モンペのようです。

disなので、この映画が好きな人は読まない方がいいです

エリックのエピソードについて言いたい。
私は強いキャラクターの怒りのチャッカマンの為の妻子の死にはもう飽き飽きしているし、
なにより「ファースト・ジェネレーション」ですでに彼の母が死んでいる。
母も妻も娘も彼のせいで死ぬとか、家族の女が死にすぎだし除霊が必要だとしか思えない。
妻子の死は原作準拠だとしても。

あと、前作でのテロ行為は間違いなくエリックの意志だし、
その後人間のルールに則って刑罰を受けなかったのも彼の意志だし、
逃亡中の身で妻子を持ったのも彼の意志だけど、
妻子の死は過失によるものだ。
それでも実行犯だけでなく他の皆も皆殺し!?

同じく密告者に復讐したい気持ちは分からなくもないけど、
密告者以外の無関係の人間も、閉じ込めて皆殺しにしようとしたの…?
「キャリー」かよ?

ついでに全部言っちゃうけど、自分の妻と子を殺すのは死に値する罪だけど
自分が妻子を捨てるのはいいの?
百歩譲って子が生まれたのを知らなかったと補完してもいいけど、
最低限のマナーとしてするべきことがあるよね…?

それと、よそ見をした状態で放った矢が命中して
妻と娘が串刺しってあまりにも酷過ぎて(脚本が酷いって話です)
ソードマスターヤマトの、尺の都合で四天王一気に串刺しが思い出されて苦しかった…。
なんという弓の名手か。

どうかもうちょっと考えて、エリックの為のもっといいエピソードが欲しかった。
これではIQどうのというより、責任能力のないひとみたいだ。あんまりだ。

それでハッピーエンドです!って言われても、
エリックに殺された人たちの家族の気持ちは!?って思う。
いや、実際今回の件でもっともっと死んだだろうし。
とりあえずなごやかに学園を再建している場合ではなく、
エリックの処遇を決定し、
非ミュータントの人々との折衝を長期間行わなくてはならないのでは…と思う。








----------------------------------------------------------------

2016/08/15(月)

映画かんそう
「ゴーストバスターズ」

先行上映で見ました。
1984年のゴーストバスターズのリメイクです。
キャラクターを女性にチェンジして、
しかもセクシー系でもかわいい系でもない、
ガチにゴーストをバスターしそうなタフな女性4人にしたところから、
有名な差別主義のひとに目を付けられ、ちょっと騒動が持ち上がったりしました。

コメディ映画なので、おばけはそんなに怖くないです。
4人がわちゃわちゃと楽しそうなのがいいです。
恋愛要素ほぼゼロ。
カメオ出演でオリジナルメンバーたちが出てくるのが嬉しい。
あほのこイケメンは本当にあほのこで、電話応対も碌にできないレベル。
でも悪気ゼロのふわふわした良い子。
ゲイなのかな…?と思わせる台詞が少しありますがハッキリはしない。
エンディングは物凄くかわいいです。
エンドロール後に1シーンあります。

しかし平均年齢40代の女性グループが主役の、何かと戦う系エンタメ映画って
ウルトラ希少なので、(地球上に存在しないって意味ではなく、
男性の同内容の映画10本ならすぐ思い付くけど、女性版は思い当たらないという比率の問題)
今後はぼちぼち増えていくといいなと思います。
中年男性の格好よさの演出と、中年女性の格好よさの演出は違うので、
最初は過去作の蓄積がなくてしばらく大変でしょうけど、
地道にノウハウを積み重ねていかないとですね。

ケイト・マッキノンさんが演じるジリアンが魅力的です。
ちょっと進撃のハンジさんぽくもある。

内容ばれ

「ゴースト」ねたとか、「今何年?」「2040年。大統領は植物」とか、
ライブに参加して楽器を叩き壊したり、中指芸とか、
あのへんのギャグが好きです。






----------------------------------------------------------------

2016/08/16(火)

舞台かんそう
小林賢太郎さんコント公演
カジャラ 1 「大人たるもの」を見ました。

シュールで、尖っていて、無駄がなく純度が高くて、
それでいて登場人物がかわいい、いつもの小林さんのコントでした。
今回は5人での公演、でも片桐さんが参加しているので
「TOWER」以来、7年ぶりの舞台共演ということで話題になっていました。
コント内容は、2人では演じられない話を集めた印象でした。

最初にものすごく何度も携帯電話を切ってほしいという
お願いがありますが、7年前の「TOWER」公演の時に
芝居のちょうどいい所で、大音量の携帯が鳴り響いて、
そのときの小林さんのカーテンコールでの怒りの抑え込みっぷりを
見ているので(ほとんど口をきかれず、片桐さんだけが話してらした)、
興味ないのにつれてこられた人がいるかもだけど、
最低限のマナーは守って…って思ってました。
カーテンコールでちょっと上機嫌の小林さんから飛び出す
適当な法螺とか嘘とかがとても好きです。
今回は「おじさんたちは皆の拍手や笑いを食べて生きる妖怪だからね」
ってにこにこおっしゃってて可愛かった。

内容・オチばれ

何かの新商品を買うために行列している男達。
目前で売り切れてしまったために起こる騒動。
でもその商品が何かは不明のまま。

保険の話。
ちょっと世にも奇妙な系なんだけどもそこは小林さん。
あくまで会話中心で。
たぶん人間じゃないっぽい保険会社の人を論破する
小林さんが格好いい。
そしてその友人はぽやぽやして可愛い。
お茶彦の片桐さんも可愛い。

あまおうVSシュガーカット。
喉味ののど飴と、浅田味の浅田飴…ふふ…(思い出し笑い)。
浮世離れした登場人物たちがちょっとずつ現実世界に戻ってきて、
最後は社長が全部もってった!
ちょっとカップリングとか考えたくなる話でした。

医者コント。
藪に生息する、野生の藪医者狩りの話が圧倒的に好きです。
小林さん脚本で動く片桐さんって、なんであんなに
架空の存在っぽいんだろう。

居酒屋の話。
オタクにはちょっと耳に痛い系。
完全非オタクのひとって、「絵が描けるなんてすごい!」
って無邪気にほめてくれますよね…ウン…。
店員さん格好良かった。

雪山のロッジ。
滅茶苦茶尖ってるなあ!と思った。
1つの部屋のセットの中で、過去と現在の話が同時進行します。
これは漫画や小説にはできない芸当!
台詞の内容がシンクロしたり、動きがシンクロしたり。
この路線はもっと掘り下げられそうなのでシリーズ化してほしい。
(誰か1人が幽霊で、過去にいると見せかけて現在組なのか?
とか考えたけど違った)

成人式。
40歳と60歳でも秘密の成人式があるっていう話。
こういう法螺話好きです。
いいなあ…帰ってからも思い出し笑いしちゃう式ってどんなだろう。
私は、食べ残しについてはほとんどしてこなかったので大丈夫。
時間も…わりと大丈夫かも。水…は自信ない。
嘘はできるだけつかないようにしてるけど、
でも数が少なくても苦しそうだなあ…。
うーん、しかし犠牲を払っても60歳の式に出たい。

ネタかぶりの話
ところで先月、ネットでちょろっと発表して
あまりに馬鹿馬鹿しいのでサイトにあげなかった
キャプテンアメリカの二次創作があるのですが
なんと今回公演のギャグの一部分と見事にネタがかぶって、
「これが噂に聞く神とのネタかぶりかー!うわー!確かにキツイわ!」
ってゴロゴロしてました。
見比べると面白いので、記念にキャプアメのサイトにUPしておきます。
私が50mくらいのところを歩いているのに対し、
小林さんが100mくらい進んでおられる感じ……。
見比べた人は私に同情してください(強要)。





----------------------------------------------------------------

2016/08/17(水)

「ジャングル・ブック」

過去にアニメ映画化や実写映画化された
キップリングの有名小説をファブロー監督が映画化しました。
幼児の頃ジャングルで親が亡くなり1人でいたところを
黒豹に拾われ、雌狼に育てられた少年モーグリが
父の仇の狂暴な虎に命を狙われつつ雄々しく生きる冒険映画。

なにもこんなにターザンと同時期に上映しなくても…と思います(笑)。
こちらの映画はモーグリ以外の人間が出てこないので、
架空世界寄りが好きなかたはジャングルブックを、
現実世界寄りが好きなかたはターザンをおすすめします。

内容ばれ

モーグリの父親的存在の黒豹と、熊のカップリングを推しますね!
黒豹は律儀で細かい正論男、
熊は鷹揚でのんきな詭弁男、
元々気が合わなくて敬遠していた節がありますが、
だんだん息が合ってきて、お父さん2人みたいな感じになります。

モーグリを助けるために崖を登るところ、
崖のぼりが苦手な熊のために黒豹が
「私だけを見ろ」って言って、スーパーダーリンかと思いましたね。
惚れますね。
熊豹熊ですね私は!(誰も聞いてない)







----------------------------------------------------------------

2016/08/18(木)

映画かんそう
「Seventh Code」黒沢清監督 60分作品

オタクプレゼン上映会で見せてもらいました。
前田敦子さん主演で、
ナンパで知り合って1度食事した男性を追いかけて
ロシアに飛んだ女性が、彼を探して
飲食店で働いたりする恋愛映画…って思ってたら
ラストで超展開だったのでびっくりした。

ラストばれ
ありがちな恋愛依存症で精神的に不安定な女性と思わせておいて
相手を油断させて、ターゲットをぶっ殺してブツを奪う
腕利きエージェントだったんですけど前田さんが!
終盤は格闘シーンもありました。
しかし前半は虚ろな表情の前田さん、終盤は雌豹の前田さんで、
女子的には「ひぇぇー!前田さん格好いい!」って面白かったですが、
男性の前田さんファンは大丈夫なの…?付いて来られた…?

作中で使われている与謝野晶子さんの歌、
「いざ、天の日は我がために 金の車をきしらせよ、 
颶風の羽は東より いざ、こころよく我を追へ」は
パリにいる鉄幹の元に向かう途中でロシアに寄った時のもので、
ウラジオストクに石碑があるんですね。




----------------------------------------------------------------

2016/08/19(金)

映画かんそう
「トランボ」

アメリカで1940年代に巻き起こった
共産主義思想の弾圧に真っ向から反発し、逮捕投獄され、
ハリウッドから締め出されたにもかかわらず
偽名で脚本を大量執筆し、アカデミー賞まで取ってしまった脚本家、
ダルトン・トランボの伝記的映画です。

おいしくて高級なお料理は食べた瞬間は
何の味かわからず、様々な食物の匂いや食感が知覚されますが
この映画もそんな感じで、
才能と情熱の話、友情の話、家族の話、思想弾圧の話が描かれますが、
1つ1つのパーツは分離せずに複雑に絡み合っている、
相当に緻密な脚本です。

ラストばれ

不勉強ながらダルトン・トランボさんの事を存じ上げず、
偽名のまま「黒い牡牛」と「ローマの休日」で賞を取ってしまわれたのに
ものすごくびっくりしました。

その才能もさることながら、
収監され、かつての仕事相手から冷たい仕打ちを受け、
友人の死や転身を経て、それでも折れずに執筆を続けられた精神力が凄いです。
不遇のうちに死ぬ天才もいますが、この人の場合は
周囲がその才能を放っておかなかった。

B級映画製作会社社長の、思想とか難しい事は
俺も分からないしうちの客も分からない。
めんどくさいやつは殺す!みたいな態度は爽快でした。

「スパルタカス」で再び彼の名前がクレジットされるのは、
彼の作品が素晴らしいという要素の他にも
なにか駆け引きがあったんじゃないかという気がしましたが
面白そうなので調べてみたいです。

妻子が「お父さんすごい!大好き!」のヨイショ要員じゃなかくて
妻は夫が家族にとって害になると判断したら容赦なく切り捨てるし、
娘ちゃんには娘ちゃんの主義があって、
お父さんが逆にその姿勢を尊敬したり学んだりする、
というのが今風の映画だなと思いました。

肩の上のオカメインコと常にイチャイチャしている初老の男性とか、
話を盛るのも大概にしろしと思ったけど、最後の本人映像で
単なる事実と分かった…。






----------------------------------------------------------------

2016/08/20(土)

色々感想

そして誰もいなくなった
上司も部下も友達も婚約者も母もすべて信用できない、
自分は1人ぼっちだと悟ってボロボロに傷付いた半裸の藤原竜也を
そっと抱きしめるバーテンダーの美青年。
おおっと、ここにきて急に何かを狙ってきた!
私ならその美青年は信用しないけど、
面白いから藤原先輩はどんどんのめりこんでほしい。

真田丸
石田くんが仕事のために酒宴を途中で抜ける描写が
2回もありましたが、
あれは「飲み会も、人間関係を維持するには必要だよ…」って演出意図で
昭和生まれの私はそのように受け取れましたが、
二十歳前後の人はどう感じるんでしょうね。
「飲まないと維持できない関係なら壊れてしまえ!」とかかな。

徳川の酒宴は盛況なのに、
石田くん主催の酒宴に人が集まらない描写つらい。

とと姉ちゃん
おそらく一番有名なエピソードの商品試験の話。
研究機関から断られたっていうのは実際にあったのかな?

ムジカ・ピッコリーノ
ローリー司令官とドクトル・ジョーの確執は、想像していたような薄暗いものじゃなく、
勝ち負けと意地のかわいいやつだったよかった…。

今日の音楽は「エイト・メロディーズ」だった。
ていうか今シーズン最終回だったの???

「ゴールデンカムイ」8巻
すごい、ハリウッドレベルのやばい人出てきた…。
胴部分にジンメンなのはまあよくある感じだけど、
お尻のところに指が付いていて、尻尾を表現しているのがレベル高い…。

あと撹乱のために人皮のフェイクを作ろうっていう発想が気が狂ってますね…。


関西のニチアサ組は恒例の高校野球による振替放送にご注意。
今年は24日(水)ですよー。

今週はサンデーもジャンプもヤンジャンもお休みなので、やる気が出ない。



----------------------------------------------------------------

2016/08/21(日)

ドラマかんそう
「ハンニバル」シーズン3 8話〜13話まで

シーズン3の後半は「レッド・ドラゴン」の内容です。
この小説にはハンニバルももちろん出てきますが、
主役はダラハイドという連続殺人鬼で、
彼の恋愛小説でもあります。
なにげに2回映画化されていて、
今回のドラマと合わせて、3回も映像化された
連続殺人鬼が主役の話というのは珍しいのではないかと思う。
そしてドラマハンニバルはこの13話でファイナルとなります。
納得……というか、よくシーズン3まで続けさせてもらえたな!
すごいな!という内容でした。つまらないって意味じゃなく、
こんなドラマは他にない。

今回ダラハイドを演じるのは「ホビット」でトーリンを演じたリチャード・アーミティッジ。
大熱演ですが、ハンサムすぎる気がしないでもない。でも本当に熱演。

7話までフリーダムに展開していましたが、
「レッド・ドラゴン」の設定に合わせるために年単位で時間が経過し、
すごい方向転換をしました。

内容ばれ

しかし今回のドラマが一番の変化球と言えるでしょう。
なにせ恋愛は、シーズン1からずっと続いている
ウィルと博士の物語があるので、ダラハイドは脇に追いやられ、
ウェディングケーキの役目をやらされるのですから…。

役者さんが「ここはもうキスするしかない!」って思ってキスをして、
「やっちゃったね!」って2人でキャッキャしてたらカットされたのは、
やっぱり崖の上なんですかね…。
もうなんかキスしてなくても、してるも同然というか…。

倫理観を持ってはいないが理解はしているサイコパスのウィルと、
倫理観を持ってもいないし理解もしないサイコパスのレクターが出会って、
レクターがウィルに惹かれて、求めて、時々は傷付け、傷つけて、また求めて、
とうとうウィルが認めて、成就した綺麗な終わり方でした。

シーズン後半はベデリアとウィルの会話が飛ばしてたな。

ウィル「君は怪物の花嫁だ」
ベデリア「あなたも彼の花嫁よ」

ウィル「ハンニバルは僕を愛しているのか?」
ベデリア「日々あなたへの飢えを痛みのように感じ、
     姿を見るだけで満たされるかという意味?そうよ。
     でもあなたはそんな彼を恋しいと思う?」

ベデリア「彼と共に生きられず、彼なしでも生きられぬ、そういうこと?」
ウィル「おそらく。それが僕のなるべき姿だ」

最後の、向こうの世界に行ってしまったウィルの
「月明かりだと本当に黒い」というセリフが好きです。

ところでハンニバルのラストといえば
この外国の腐女子の反応映像で、ずっと前に↓を見てたんですが、
この人達の反応とほぼ同じ気持ちでした私も(笑)
そしてこの右側にいるひと、死の秘宝ペンダントをしていますね。
https://www.youtube.com/watch?v=8VkS1HVIOuA





----------------------------------------------------------------

2016/08/22(月)

トップバリュ商品の中に、
ウイスキー税込価格598円というものがあって、
以前から気になっていました。

私はニッカのフロム・ザ・バレルというウイスキーが好きですが、
これは愛好家の皆さんがむかしから
「この価格でこの香り!この味!最高傑作!」
と誉めそやしてこられたリーズナブルなお酒で、
ちなみに約2000円ほどでした。現在はもう少し上がっているかも。

なので720ミリリットル2000円が
企業努力の限界値と思っていたのですが、
まさかの720ミリリットル598円…。
一体どんな味がするんだろう…と思って買ってみました。
飲んでみたら端的に言ってウイスキーではなかったですが、
ウイスキー風味の蒸留酒だと思えば安いし、
割って飲む分には問題ないので、普通に1本飲み切りました。
でも製造方法はちょっと気になる…。



----------------------------------------------------------------

2016/08/23(火)

読書(?)かんそう
アート・オブ・シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ

各キャラクターの衣装デザインや
背景デザイン、配置図や、製作者コメントをまとめた大型本です。
あまぞんに注文していたのですが、届く気配がなく、
タワーレコードに注文してみましたが矢張り届かず、
大型書店の在庫検索で現物のあるお店を探してやっと買えました。
うーん、こういうケースもあるんですね。

アントマンは最初はアイアンマンチームにいたとか、
クロスボーンズは精神の均衡を失い気味だったとか、
スーパー・ソルジャー5人は本当はもっと重要な役割だったとか、
面白い裏話がたくさん載ってました。
なかでも製作後期になってスパイダーマンの登場が決定したという話は、
ちょっと涙が出ました。(おそらく上の事情で捻じ込まれた)
ポジティブに書いてありましたけど、あらすじも物凄い変わっただろうし、
それをあそこまで自然に、魅力的に仕上げられたのはプロだなあ…
というしかありません。神だ…。

ラゴスの伝染病研究所はアトランタの市民センターをメインに使って、
背景にプエルトリコの市街を合成したとか、
ロシアのヒドラ基地はセット撮影に背景はアイスランドとか、すごいですね。
カメラの高さと角度を同じにしないと違和感が出るだろうし、難しそう。

価格がかなり高い本なので、
内容からして完全にファン向きかなって思います。






----------------------------------------------------------------

2016/08/24(水)

ドラマかんそう
「フラッシュ」
シーズン1 1話〜12話

マーベルとDCがそれぞれ
映画とドラマが連動する作品世界を展開していますが、
このひとはDCのキャラクターで、「スーパーマンVSバットマン」にも
チラっとだけ出てきました。

子供の頃に母親が殺され、父親が犯人として有罪になって
収監されている主人公は、父親の無実を信じ、
警察の科学捜査班に勤務しています。
彼を育てたのは、父親の親友の刑事です。
ある日、スターラボという有名な研究所で行われた
粒子加速器の実験が失敗して施設が爆発、
街に深刻な被害を出しますが、
主人公はそれをきっかけに超人的な力を得ます。

主人公は両親大好き、育ての父親大好き、
一緒に育った幼馴染の女の子大好きの、とても性格のいい青年です。
幼馴染に片想いしていますが、
彼女が自分を異性として見てくれないので
諦めて他の恋を探そうとしています。
そんな彼が、スターラボのチームのサポートを受けて
高速で動けるパワーで市民を助け、
母の死の謎と父の冤罪を解決しようと奮闘するお話です。

意外な真相ばれ注意

これまで車椅子に乗った博士は無条件でいいひとだったので、
今回もそうかと思ったら違った!びっくりした!
しかもいい人のふりをして常に主人公をコントロールする
ラスボス(たぶん)だった!
あともう1人、心の歪んだ天才が出てきますが、
彼は博士に心酔していて、博士が目をかける者には
嫉妬しまくりです。
他は基本的にみんないいひと。
特に主人公のお義父さんが優しくて、
娘が彼氏と同棲するために出て行ったので
主人公と2人暮らしがスタートしますが
毎回仲睦まじいシーンがあって大変和みます。
お義父さんは博士の正体に半分気付いていて調査しているので、
いつ消されるか気が気でない。

2024年のフラッシュ失踪事件についてちょっとだけ触れられますが、
この期間のフラッシュは過去に飛んで
「バットマンVSスーパーマン」の映画に例の謎の出演してたのか、
それとももっと過去に飛んでお母さんを助けようとしてたのか
どっちなんでしょうか。最終回で明かされるかな?

同じDC世界の「アロー」と連動していて、
時々コラボ回がありますが、
このドラマは主人公がものすごいクズという感想をよく聞くので、
あまり見る気になれません。彼の登場回は
「クズさんオッス!」という気持ち。






----------------------------------------------------------------

2016/08/25(木)

突然ですが、マーベル&DC作品映像化簡易リストです。
マーベル・シネマティック・ユニバース=MCU、
DC・エクステンデッド・ユニバース =DCEUと呼ばれます。

■マーベル
映画シリーズ(主にディズニー)
(2009年にマーベルはディズニーに買収された)
「アイアンマン」
「マイティ・ソー」
「キャプテン・アメリカ」
「超人ハルク」
「アントマン」
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」
「ブラック・パンサー」(公開予定)
「ドクター・ストレンジ」(公開予定)
「アベンジャーズ」(全員集合シリーズ)

ドラマ
「エージェント・オブ・シールド」
「エージェント・カーター」
「デアデビル」
「ジェシカ・ジョーンズ」


「スパイダーマン」
マーベル世界の子なんだけども、
ソニーが映画権を持っているので
ディズニー映画であるMCUには参加できない。
でも大人の事情でちょっぴりだけ友情出演したのが
「シビルウォー」です。

「X−MEN」
同じくマーベル世界の人々ですが
20世紀FOXが映画化権を持っているので
ディズニー映画であるMCUには参加できない。

「デッドプール」
同じくマーベル世界の人々ですが
20世紀FOXが映画化権を持っているので
ディズニー映画であるMCUには参加できない。
「X−MEN」とは繋がっているので、ミュータントが出てきます。

「ファンタスティック・フォー」
同じくマーベル世界の人々ですが
20世紀FOXが映画化権を持っているので
ディズニー映画であるMCUには参加できない。
リブートに失敗して爆死したので当分は映像化されない予感。


■DC
映画シリーズ(主にワーナー)
「スーパーマン」
「バットマン」
「グリーンランタン」
「スーサイド・スクワッド」
「ワンダーウーマン」(公開予定)
「アクアマン」(公開予定)
「シャザム」(公開予定)
「ジャスティスリーグ」(公開予定。平たく言うとアベンジャーズ)

ドラマ
「フラッシュ」
「ARROW」
「スーパーガール」

後発のDCがかなり遅れたので、まだ作品数が少ない。
監督やメインキャストはかぶらないようにしている風なので、
人材の取り合いになっている気がします。
現在のスーパーヒーロー映画大量生産は過去の西部劇の乱立に譬えられて、
深みがない、子供騙し、などのdisりを受ける事がありますが、
スピルバーグおじいちゃん以外のヘボは黙れ
資金を調達し、多くの雇用を生み出し、ロケ地に利益を与え、
収益をあげてまた次の作品に備える一連の流れは
立派な一大産業です。
そしてどの作品も楽しく、
そのあとのファン同士の交流も楽しみのうちの一部です。
製作会社の人たちありがとう!





----------------------------------------------------------------

2016/08/26(金)

最近プリパラというアニメをちょっと見せてもらいました。
「プリパラ」はタカラトミーアーツが展開する
アーケードゲームと世界観を同じくするアニメで、
カードを使って自キャラクターをアイドルにして、
カスタムアップするお話です。

プリパラタウンという、現実ではないっぽいところに行くと
小さな女の子でも成長した姿になれて、
そこでアイドルを目指すというもの。

ユニットを組む仲良しの子と、
友情の証にプリチケをパキる!というシーンがあって、
パキるという語感が面白いなと思いました。
(プリチケは、マイチケと友チケに切り離して、
友チケ部分を人にあげる事ができる)
現実でもあなたは親友だから友チケをあげるねとか
そういう遊び方をしてるのかと思って検索してみたら
ゲームを有利に進めるためには友チケがあったほうがよいらしく、
知らない人が相手でも、みなさんバンバン交換しているようでした。
わたしのドリーム2秒で終了…。




----------------------------------------------------------------

2016/08/27(土)

色々感想

とと姉ちゃん
商品試験、ドラマでは綺麗に収まったけど、
現実では、会社に放火されたり従業員が刺されたりせずに、
やってこられたのは運が良かったなあと思う。
(電化製品などを独自に耐久テストして、結果のよくないものは
名指しで批判するので、小さい会社は苦しい立場に立たされる)

真田丸
いくら理屈を説いて回っても、感情に訴えないと人は動かない…。
このドラマの石田くんの気持ち分かる…すごく分かる。
こちらは悪い事してないしウソついてないし、
これ以上何を喋る必要があるだろうかって思っちゃうんだよね。
そうしてるうちになぜかどんどん立場が悪くなっちゃうんだよね…。

美男高校地球防衛部LOVE! LOVE!
毎回、一般の生徒が怪人にされて、その怪人を倒して浄化するのですが、
今回はクリスマスを恨む怪人と一緒にクリスマスパーティーをして、
その子がパーティーの楽しさに戦わずして浄化されてしまうという、
初パターンでした。
玩具を売らなくてもいいので、本家のプリキュアにもできない
フリーダムな事をやり始めたな…。

アマゾンズ
同じく玩具を売る必要が特にないのでフリーダムなアマゾンズ。
仲間に(しかも女性に)暴力を振るった相手に、
その怒りをもって武力を行使してはいけないという、
これは大人でも難しい話だ…。
しかもその暴力はぐちゃぐちゃになるまで繰り返し顔を殴るというもので、
深夜だ!

銀英伝(ヤンジャン掲載)
ホーランド戦死。
やっぱり原作よりは描かれ方が好ましい。
さようなら全裸マン…。

おおふり(アフタヌーン掲載)
第二子出産のため産休に入られるようです。
元気なお子さんが生まれますように。

波よ聞いてくれ(アフタヌーン掲載)
死体事件のオチ、結構好きです。
北海道でもあんなことになるんですね…
ていうか北海道だからあれで済んだのかな?
関西だったら建物がだめになってるかも…。

マギ
今回の出来事はEUをモデルにしてますね。
しかし現実で解答のでていない問題ですから、
漫画の中でも根本的な解決はされないでしょう。

ブリーチ
連載終了!
しかしナルトもそうですが、結婚して子供ができたよエンド、
ジャンプのメイン読者層の少年たちって安定志向なんでしょうか?

ジャンプで新しいニセコイ系漫画が始まった。
色々な種族の共存する世界で、
全種族の女の子にモテモテの遺伝子を持つ人間の主人公って…
とうとう設定を考えるのも面倒になったのかよ。

リオ閉会式
君が代のアレンジを聞いて
「ああ、川井憲次さんだな」って思ったら違った。
川井さんじゃない!?むしろどうして!?(三宅純さんという方だそうです)



----------------------------------------------------------------

2016/08/28(日)

読書(?)かんそう
「The Art and Making of Hannibal」

ドラマ「ハンニバル」が終了したので、アートブックを購入してみました。
日本語訳はされてないのですが、
死体のデザイン画および写真が目当てなので問題ないです。

内容としては、死体が5割、キャラクターが2割、
セット1割、料理1割、衣装1割という感じ。
死体は、キノコや断面図、蜂男、神の眼、天使、
そしてトーテムポールといった代表的なものは
4ページほど使ってデザインや細部や全体像を紹介してありました。
あの作品の死体が好きな人は買いだと言えるでしょう。

というか私は古今東西のフィクションの中の
見立て殺人の写真、図解、比較や考察の載っている本がほしい。
日本はほとんど横溝!終了!って感じになりそうですけど。

表紙の装丁が凝ってます。
お皿の上に乗っている肉塊(舌?)がぷっくり盛り上がって
テカテカしていて、とってもリアル。






----------------------------------------------------------------

2016/08/29(月)

映画かんそう
「君の名は。」監督・脚本 新海誠

地方の田舎町暮らしの女子高生と、
東京の男子高生の体が時々入れ替わり、
2人は最初のうちそれを夢だと思っているが
やがて現実に起きている現象だと理解し、
自分達の生活を守るために幾つかのルールを決めて協力し、
それなりに楽しんだり反発したりしてやっていくうちに、
ある事実に行きあたるというあらすじ。
新海誠さんの作品を見るのはこれが初めてですが、面白かったです!
男女カプ恋愛系ジュブナイルが苦手じゃない人におすすめ。
中高生男子グループとかが多くて、
帰りにぼそぼそ「おもしろかったな…」「うん…」とか言ってるの可愛かった。

風景、特に空が綺麗なのと、
東京が実際の1,2倍ほどキラキラしていて、
岐阜の山奥の生活もまた同じく魅力的で、
あと女子高生も男子高生も、同性の友達との交友関係が
ちゃんと好ましい風に描写されていて、人物に厚みがありました。

内容ばれ
入れ替わった状態の男子高生に対して
親友が「かわいい…?」と感じたり、
逆に入れ替わった女子高生が女子にモテたり、
入れ替わりエピソードは駆け足だったけど、
おしい部分は厳選されていて少しも取りこぼしがなかった。

おちばれ注意!
予告の段階で「ジャック・フィニイの短編のオチ
(キアヌ・リーブス助演の映画も同じオチ)じゃないかな」って思ていて、
「田舎と東京というのがミスディレクションで、
東京は壊滅して都市機能を失い糸守になった。
彼女が『東京』と言っているのは別の場所。
1200年に1度の彗星と同規模の彗星が偶然に数十年後に流れた」
それで冒頭のヒールを履いた会社員らしき彼女の映像を見て、
「東京で彼の血族を見掛けるんだな…
あ、糸守の中心に穴空いてるわ…確定だな」って思ってたら逆で、
メキメキとハッピーエンドになったので感激しました。

しかし複数回、糸守には隕石が落下しているのでは…?
と思うのですが(御神体の周囲の地形が異様なのと、もしかすると湖も)
宮水家の人々は、隕石落下から人々の命を守る能力を得る代償に、
愛しい人の記憶を失う呪いを受けるとか、
そういう契約を神と交わしたのではないかとか想像しました。

https://www.youtube.com/watch?v=k4xGqY5IDBE
「君の名は。」予告。空が本当に綺麗なので見てみてください。
曲も良い。




----------------------------------------------------------------

2016/08/30(火)

映画かんそう
「ライト/オフ」

今年はホラーの当たり年で、どれもレベルが高いです。
この映画はジェームズ・ワン監督作品じゃなく彼は製作なんですが、
不思議と彼のテイスト。

ホラー映画は、「モンスター的なものが一日中どこにでも出る。つよい。弱点なし」
とかだと「じゃあもういいよ!さあ殺せ!(大の字)」ってなって、
むしろ逆に怖くないので、
うまくやれば逃げられそうなギリギリのルールの設定が面白さの大半を決定する、
と言っても過言ではないですが、
この映画はそのへん上手くやったと思う。
あとキャラクターがとても良い。
といっても、何度も書いているように
出来のいい映画と出来のいいホラーは違うので、
苦手な人が見るものではないです。

残業をしている女性が、倉庫で、
暗がりの中に立っている女の姿に気付く。
女は照明をつけるといなくなり、
しかし明かりが消えると再びそこに立っているのが見えるのだった…。
というあらすじです。

元になったショートムービー(怖がりさんは夜トイレ行けなくなるので注意)
https://www.youtube.com/watch?v=FUQhNGEu2KA

内容ばれ

この映画、何を書いたらねたばれになるんだろう…よく分からない。
とりあえず、登場時にチャラ男かと思わせる主人公の彼氏くん、
たぶん演出なんでしょうけど、どんどんいいやつ加点されていって、
最後のほう、
「アー!彼氏くん頑張れ!彼氏くん頑張れ!だめか!?よし!いいぞ!」
って彼氏くんの応援に夢中でした。あそこの光のとんち合戦、良かった。

それで私はお化け屋敷めぐりのやりすぎで、
映画では本気で怖いって思う事はあまりなくて、
この映画でも「ダイアナの造形は改良の余地ありだなー
もうちょっと人間っぽいほうが怖いよきっと」とか思ってたんですが、
心を病んだお母さんが、
本気で怯えてる子供とおばけを仲良くさせようとするシーンには
別種の恐怖を感じました…。
なんかこうDV男と再婚した母親が半分洗脳された状態で子供の味方になってくれない的な…。

それで冷静になって考えると、これ百合ホラーじゃ…?って気がしてきました。
ダイアナは親友が大好きで、彼女の夫を2人殺してる(たぶん)。
子供も邪魔だけど、手を出したら絶交される…っていう。
ダイアナはサイキックで、人の頭の中に自分の意識を注入できて、
(彼女のお父さんの遺書にそういう文面があった)
お母さんの頭の中に入っちゃってたと考えるのが一番設定に合いそうですね。

設定の都合上、暗い場所のシーンが多いので、
モニタで見ると真っ黒かもしれません。




----------------------------------------------------------------

2016/08/31(水)

映画かんそう
「ミュータント・ニンジャ・タートルズ:影」

2作目です。
突然変異してスーパーパワーを得たカメたちが街を守ります。
ごきげんな音楽と仲良し兄弟の大活躍で、スカッとする感じ。
今回の敵は宇宙人です。
前作のラスボスが、なぜか配役が変って再登場しましたが、
このひとは噛ませだな…と思っていたら、やっぱりそうでした。

内容ばれ

・走行中の車のタイヤ部分から
 ドリルとかノコギリとかが出るのが好きなんですが、
 ヌンチャクが出るというのは初めて見ました。
・前作も今作もハリポタネタありがとうございます!
・兄弟仲違いねたは、すごい無理矢理やらされてる感があったので、
 なくてもよかった。
・4人のカワバンガ!がなかったのはちょっと寂しい。




----------------------------------------------------------------