7月日記

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2016/07/01(金)

映画かんそう
「ホドロフスキーのDUNE」

アレハンドロ・ホドロフスキー監督が、
SF小説「デューン」を映画化しようとして1975年頃から
スタッフ集めに奔走し、そして結局は製作会社と折り合いがつかず
計画が頓挫した一部始終を監督自身が語るドキュメンタリーです。
この実現しなかった「デューン」の内容がともかくすごくて、
それ自体が映画のようです。

出演者がオーソン・ウェルズ、サルバドール・ダリ、ミック・ジャガー、
デザインにメビウス、H・R・ギーガー、
音楽をピンク・フロイド、特撮担当ダン・オバノン。
彼等を1人1人スカウトしていくエピソードが面白い。
ダリに、「若い頃、ピカソと海岸を散歩していて砂浜で時計を何度も見つけた。
君は見つけた事があるか?」と彼の取り巻きたちの前で聞かれて
「なにかうまいことを言わなければ…」という過去回想は手に汗握った。
(でもダリとピカソは同時代の人なんだ…とか、
ダリがギーガーを紹介したということは同時代の人なんだ…とか、
変なところで一々驚いた)
そしてダリは1時間10万ドルのギャラをくれとか、
自分の愛人を映画に出せとか、キリンを燃やせとか、無茶振りの人だった。

ホドロフスキー監督は「2001年宇宙の旅」の特殊撮影で有名になった
ダグラス・トランブルをスカウトに行きますが、
彼は我が強く、キューブリックですら彼の好きにさせるくらいの人物で、
ホドロフスキーとの面談中に40回も外部からの電話に出て、
ホドロフスキーがブチ切れて「彼は精神的深みがない!
鼻持ちならぬ嫌な奴だ。いくらでも商業で成功するがいい」と
他の技術監督を探すのですが、
いや、監督、才能とコミュニケーション能力と人格は別に比例しないぜ…
って思いました(笑)

結局、ホドロフスキーのDUNEは上映時間が12時間〜20時間、
巨額の資金が必要だという事が判明して、配給会社が見つからず
制作中止になってしまいます。
監督は映画会社を「プロデューサーは我々を奴隷にする」と罵りますが、
私は商業映画ばかりを見ているので、
配給会社側の言い分もとてもよく分かる…。

その後「DUNE」はデヴィッド・リンチ監督が「デューン 砂の惑星」で
映画化します。ホドロフスキーはそれが嫌で、
絶対見ない!と決めてたのですが、息子に引っ張って行かれて
「どうせ傑作なんでしょ!」って泣きそうになってたらまさかの駄作で、
その時の喜びをキャッキャと語ります。
監督84歳、ピカピカの笑顔が見られます。
今こんなに嬉しそうなんだから、
1984年にはもっと凄かったでしょうねこのかた。

このドキュメンタリーのキモは最後のメッセージ、
誰に何を言われても、障害があっても、魂の命ずるままに創造しろ!
だと思うんですが、
84歳にしてエネルギーの満ち溢れる監督の喜怒哀楽もまた鑑賞に値する
気がします。
あと亡くなったギーガーやダン・オバノンの姿が見られたり声が聞けたりするのもいい。
「DUNE」は頓挫しましたがオバノンとギーガーはのちに「エイリアン」で成功します。
(なぜか関係ないレフン監督も出てます)






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2016/07/02(土)

色々感想

プリキュア
はーちゃんが3人目のプリキュアだったとは!
元々はサイズが違う妖精的な人がプリキュアになるのは久しぶり。

カバネリ(最終回)
ぐろい設定の割には、そんなに死者も多くなく、
諸所の問題は何となく解決してハッピーエンドだった。
なんか最近のラスボスって「とりあえず破壊で!」
みたいな人多いですね。そんなビールみたいなノリで
街を壊さないでいただきたい。

うしおととら(最終回)
途中色々とすっ飛んだので、アニメだけ見ている人には
「!?」って部分もあったかもしれませんが、
やっぱり名作でした。泣いた。

キズナイーバー(最終回)
失恋した人が次点とくっつく展開はちょっと苦手なんですが、
まずまずのハッピーエンド。

真田丸
時間のラインが3本あって、
1つは鶴松が死んだあと。1つは鶴松が重体のとき。
もうひとつは利休が処刑されるくだり。重い回でした。
利休処刑の原因を、悪気なくお茶々が作っていたり、
鶴松の死は祟りでないかと言われていたり、
豊臣家に陰りが見え始める。
ちょっと将来を暗示する回でもありました。

ムジカ・ピッコリーノ
ユーフォニアムを初めて見た!でも私はサイズ感覚というものがないので、
チューバと間違いそうだな…と思いました。
なんか楽しそうな名前と思ったけども、
たぶんユーフォリアという言葉と混同している。

ジャンプ編集後記。久保先生の仕事場にムカデが大量発生したらしい。
ほかにもネットで、今年、いつもは出ないムカデ出たって話を2回見掛けたので
全国的にムカデ大発生の年じゃないかと推察する。

「Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀」
虚淵さんのビジュアル系人形劇はBSで7/8からー。







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2016/07/03(日)

映画かんそう
「アリス・イン・ワンダーランド 時間の旅」

監督はティム・バートンから変更になりました。

前作から時間が経って、
アリスは父から船を受け継いで船長になっていた。
しかし前作で婚約破棄した相手の男性が、
船の権利を譲らないと自宅を差し押さえるという
圧力を掛けてきて、困惑していたところ、
ふたたび不思議の国に迷い込んで…というあらすじ。

今回は原作はあまり関係なく、
アリスがマッド・ハッターの家族を救うために
時間をさかのぼって奔走するオリジナルストーリーです。
毒成分はあまりない、ファミリー向け映画。

内容ばれ

マッド・ハッターの家族を救うのと同時に
白の女王と赤の女王の関係の修復(の兆し)も描かれるので、
前作から、「君たち話し合いたまえよ…」と思っていた私には
嬉しい展開。
そして赤の女王だけが悪いのではなく、
白の女王にも責任があるという話の流れも嬉しい。

しかし頭を打ったので頭部がデカくなりました!
ってダイナミックな理由だな!






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2016/07/04(月)

映画かんそう
「二ツ星の料理人」

天才料理人の主人公は、かつて若くして成功し名声を手に入れたが
そのせいで慢心し、酒と薬と女におぼれ、多くの人々の信頼を裏切り、
恨みをかって業界を去った。
贖罪のために3年をかけて100万個の牡蠣の殻を剥く作業を己に課した彼は、
それを終えると旧友のいるロンドンを訪れ、
3ツ星をとるためにレストラン開業に乗り出すというあらすじ。

自らの傲慢で破滅した男の再生の物語です。
正直ちょっと主人公には同情できないのですが、
周囲の人がみんないいひとで魅力的です。萌えもありますよ!

厨房でのスピーディーな動きは非常に緊張感があります。
あと出てくる料理がおいしそう。
でも主人公のお店で出すコース料理よりはむしろ
若手のスカウトに行った先のローストビーフサンドや、
仕入れ先の中華街の料理や、ライバルが作る朝食のオムレツや、
屋台の食事とかが胃袋に響きました。

内容ばれ

主人公のアダムが癇癪持ちで、
すぐにキレて怒鳴ったり物を壊したり
他人に酷い事を言ったりする私の嫌いなタイプだったのですが、
まあここで罵倒を20行くらい続けても
読んでいる人がお困りになるばかりだろうので割愛して
2つだけ書くと
・娘ちゃんが誕生日の母親に半休あげるくらいいいだろ。
 なにがしかの報いを受けろ。牡蠣にでもあたれ。
・赤の他人が経営する飲食店に来て、
 みんなの前で自殺しようとするのはよせ。
 死ぬなら人に迷惑の掛からない場所で1人で死のう。

そんなアダムを密かに愛している友人のトニーが、
もう滅茶苦茶いいひとで、
アダムはその好意を知りつつスルーして彼を利用しまくります。痔になれ。
あとライバルのリースもいい人で、トニーに近付くなとか忠告してくれるし
アダムの自殺を止めて、翌朝にオムレツを作ってくれます。
元カノなんか極めつけのいい人で、
主人公の巨額の借金を返済するためだけに登場してくれたようなもんだよ!?
部下の女性シェフも、散々つらく当たったのになぜか主人公に惚れてしまうし、
なんか宇宙の法則の乱れを感じました。
トニーは早くアダムの事など吹っ切って、リースとくっつくべきだと思います。

ミシェルだけが主人公をちゃんと憎んでいたので、
あのシーンはガッツポーズだったのですが、
勘違いだったってあんまりだよー!
あそこはちゃんと天罰を受けて、自業自得を噛みしめるべきだよー!

レストランで床にフォークを置くのが流行りそうな予感がします。


キャプテン・アメリカのページを更新しました。本日は彼のお誕生日です。
なんかしりる的に既視感のある冒頭ですが、あの、後半違いますので。







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2016/07/05(火)

「ウォークラフト」
ダンカン・ジョーンズ監督

監督3作目にしてお仕事映画。
日本ではあまりメジャーではない海外の人気ゲームの映画化です。
なのであのいつもの監督の孤独で静かな作品ではなかったですが、
昨今珍しい直球ファンタジー世界と、カプ総当たり戦が楽しめます。

滅びに瀕した世界から、オーク達が次元の扉を開いて、
人間やエルフやドワーフが共存する世界へ
侵略戦争を仕掛けてくるが、
オーク側は侵略の手段に対して一致団結しておらず、
人間側も異種族と完全に連携しているとは言い難い状態で、
世代を越えてドラマが展開していく、というあらすじ。

一応区切りはつきますが、めっちゃ続編を意識させる終わり方です。

終盤ばれ

個人の力ではどうしようもない、
運命の力に流されるエピソードが多かった。
守護しようと努めてきた世界を自分の手で破壊してしまうメディヴ、
初めて得た友情、友人を殺す事で、望んでいたオークの尊敬を得るガローナ、
部族長として部族を愛する気持ちと信義に引き裂かれるデュロタン。
それぞれの想いは後継者や子供に引き継がれていきます。
登場人物が多いのでイケメン萌えカプ総当たり戦状態(←?)。

初稿の段階では完全に人間視点でオークは悪役だったのを
監督が50:50くらいに修正したらしいですが、
完成した作品でも若干人間寄りだったので、
最初は相当だったのだろうな。

MCUネタとしては、ハワード・スタークと花柄のドレスの女が夫婦という
あり得ない取り合わせが楽しめます。それにしても目の大きな夫婦だな!

監督、私生活が大変な時期だったみたいで、
皆さんお体お大事に…という感じ。




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2016/07/06(水)

「四月は君の嘘(11巻完結)」
新川 直司さん

元ピアノの天才少年だった主人公が
1人の個性的なバイオリニストの少女と出会い、
再生していく様を描いた漫画です。

最終巻だけ読んでなかったので読みました。
ピアノの技術的な話は、潔くなくなって、
心情押しでした。
この人は絵が映像的なので、
演奏シーンはまるで聞こえない音楽が聞こえるようでした。
尾田栄一郎さんがTV番組の企画で「嫉妬する漫画」に
名前を挙げておられたんですね。
なんか、なるほどーという感じ。

内容ばれ

かをりの病状悪化を知って、再びスランプに陥る主人公だが
コンクールは開催されて…という内容。

実写映画化したら売れそうだな…って思ったんですが
もう決定してるのですね。秋公開。
予告の音楽がJ-POPなのが少々不安ですが
本編では怒涛のクラシック音楽多用だと信じてます。







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2016/07/07(木)

「五色の舟」
近藤 ようこさん 原作:津原泰水さん

1冊で完結しているのですが、まるで10冊分くらいの読み応えがある、
ドスーンと密度の高い、重い漫画でした。

舞台は終戦直前の日本で、
見世物を興行する血の繋がりのない一家が経験する、
不思議な出来事を描いています。
壊疽で両足を失った、元女形のお父さんを中心に、
足の関節が逆についていて、牛女を演じる清子さん、
小人症の昭助、
結合双生児で分離手術をした桜、
そして両腕がなく言葉も喋れない主人公。
彼等は娯楽に飢えた金持ち連中に呼ばれて
こっそりとショウを行って糊口をしのいでいた。
ある日、お父さんは人語を喋る牛の「件」を
一団に加えようと、噂のあった広島に向かう、というあらすじ。
戦争を描いていますが、怪奇ものでもあり、耽美退廃、そしてSF、
ジャンルが混沌としています。

綺麗な絵の漫画を好まれるかた向きではないですが、
歯ごたえのあるやつを一丁読みたい!というひとにおすすめです。

内容ばれ

主人公は特別料金の見世物として
桜と性行為をさせられたりしますし、
清子さんはこっそりお客に体を売ったりしますが、
淡泊に描かれていてあまり悲惨な感じはありません。
彼等は互いの事が好きで、家族のように思い合っています。

何かを断じたり、感情が劇的に変化したり、決着が付いたりはしない、
流れるような話です。人によって色々な感想が引きだされると思う。

多重世界の話になりますが、すとんと出てくるので不自然じゃない。
「件」さんの説明がとても親切で分かりやすい。
あのシステムだと、頑張れば行ける気がする、というか
私は常日頃から多重世界に自分の半分くらいが、いる気がする(笑)







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2016/07/08(金)

妖怪のよさはデザインと設定で決まるので、
そこへいくと「くだん」はかなり傑作の部類に入ると思います。
まず人と牛の合わさった姿、
戦争や疫病や干ばつを予言して、それは100%的中し、
予言をしたのちにすぐに死んでしまうという設定、
人と牛の漢字を合体して「件」という字をあてた名前、
全てが完璧です。
「件の如し」という言葉は、
「くだんの予言のように確実である」という意味である、
という後世のでっち上げも上手い。
(件の如しという言葉の方が、妖怪くだん成立より古い)

いい設定の妖怪はリニューアルが容易なんですが、
私だったらそうだな、「件」という漢字は分解すると「イノキ」になるので、
胃が4つある草食の眼鏡女子イノキさんが、
予言をすると死んでしまうので予言しないように現代日本で暮らす
コメディ漫画とかにするかな。
タイトルは「イノキの如し」で。
(「クダンノゴトシ」という漫画はすでにあります)




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2016/07/09(土)

色々感想

真田丸
当時に、いい歳の男性が集まってコスプレ大会を楽しむ遊びがあったとは。
小日向さん、下手くそな演技が上手いな!
あと、とうとう三谷さんがナレーションをいじってギャグをやり始めた!

仮面ライダーアマゾンズ
靖子さん脚本!アクションすごい!おもしろい!
特殊部隊の皆さん仲良くて、鍋やってそのままみんなで
こたつで寝てしまってるの可愛い!

怪人の心臓をえぐりだしたり、人間食われたり、
結構ぐろいぞ…?ホラー苦手な人はついて来られるのか?

予算は少なめな感じ?そしてもしかしてこれおもちゃを売らなくてもいい?
つまりアイテムすごいエピソードに時間を食われず、物語を楽しめる?

仮面ライダーゴースト
思い出したように、おなりヒロイン回があるな。
そしておなりヒロイン回には必ず出席のジャベール。

Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀
見た!これは30分だけでも見てみるべき。すごい。
刀の扱いとか、人形じゃできないだろう動きがあったけど、
腕または刀だけCGなんだろうか…?
あと、指のアップがあったけど、
パーツが分かれてないにもかかわらず曲がって柄を握ったよ?
アップ用の手で、ビニールをはめた人間の手かな…?

稀に見る黒髪ロンゲ率の高さ。1話で4人出てきた。

とと姉ちゃん
声優の平田広明さんが闇市の紙売りで登場。
教えてもらってたので分かったけど、
普通に見てたら気付かなかったかも。
なんかイカサマ商売で再登場なさって欲しい。

とと姉さん、母と妹2人を私の稼ぎで
食べさせないといけないのでもっと収入が必要!
という理由でお世話になった出版社を電撃退職するのは分かるんですが、
自分の出版社を新しく作る!っていう流れはよく分からない。
それもし失敗したら全員路頭に迷う事になるのでは…。

しかしあの時代に初出版した雑誌を手売りして
300部即日完売ってすごいですね。
大橋鎭子さんの実際のエピソードに準じてるのかな…?
じゃあ次は1000部刷ってみよう!って、
完全に初心者サークルの悲劇パターンで笑ってしまいました。

進撃(別マガ掲載)
あの状態で!?息が!?あるの!?っていうのと、
そのあとの展開でこっちの息が止まったわ!!

火傷を負ったほうに使われるんじゃないかと思うんですが、
そのために起こるあまり平和的じゃない選択と
その後の展開を思うと苦しいです…でも神展開。

プラチナエンド(ジャンプSQ掲載)大場つぐみさん×小畑健さん
六階堂さんが有能すぎて、彼がもし今後いなくなったら
主人公チームがすぐに敗北しそうで心配です。
あの時点で爆破まで考慮に入れるか普通!?
あと妻子がいるので強制支配されるのは女子じゃなく男子がいいですって
地味に面白い。

マギ(サンデー掲載)
アラジンさん、さらっと人体練成した!?
白瑛さんはもう助からないと思ってたのでよかった。
白龍さんのシスコン設定もまだ有効でよかった。




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2016/07/10(日)

漫画かんそう
「甘々と稲妻」雨隠ギドさん 6巻まで

アニメを見ようとしたら、その時間帯にすでに2番組録画予約があって、
どうあっても見られないので原作を読みました。

妻を亡くしたばかりの高校教師の主人公は、
一人娘の育児と家事で毎日奮闘しているが、料理下手な彼は
娘が望むようなおいしいごはんを作ってやれないのが悩み。
しかしあるきっかけで、料理屋の娘の女子高生と知り合い、
知識は豊富だが料理を作った事のない彼女と一緒に
様々なメニューに挑戦していくことになる。というあらすじ。

なにしろほとんど料理をしてこなかった2人がメインなので、
他の料理漫画よりも料理情報が初心者向けです。
そして、幼い娘のつむぎちゃんとの父娘ドラマも料理と同じくらい
丁寧に描かれます。
園のお友達とのコミュニケーションや、他の親御さんとの関係とか。
日々成長して揺れ動く女児の心とか。親御さんは大変!

しかしフルタイムで働いて、お子さんの送り迎え、
お弁当作り、お洗濯掃除、買い物、その他雑用をして
親の助けなしって、主人公が大変そうすぎてつらい。
つむぎちゃん、とてもいい子で丈夫だからなんとかいけてる感じ。

最初のうちは、主人公の勤めている学校の生徒である女子高生が
主人公に片想いする描写があって、
それは私の苦手な路線なんですが、
つむぎちゃんもあわせて家族みたいな存在にシフトしそうな感じで、
ちょっと安心しました。是非その方向でお願いしたい。





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2016/07/11(月)

映画かんそう
「死霊館 エンフィールド事件」

ホラー界NO1の安定した打率を誇るジェームズ・ワン監督作品。
最初のシーンの窓の形を見て、早々に1人ウェーブしそうになりました。
前作で伏線があったものの、タイトルがエンフィールドなので、
飛ばされるだろうなと思っていたアミティヴィルの件に
ちゃんと触れてくれて嬉しい。
一般の映画好きのかた向きではないかもですが
ホラー映画ファンのかたにはおすすめです。

ホラーとしても良かったですが、今回は夫婦愛も描かれ、
夫婦萌えしました。
あなたは世界でただ1人の味方とか、
あなたを傷つけるものは許さない的な熱愛夫婦(夫夫)って
昨今BLかホームコメディかホラー映画でしか見かけなくなった気がする…。

あらすじ
夫妻はアミティヴィル一家惨殺事件を心霊的な見地から調査していた。
そこでの交霊会中に、妻は夫が悪魔に殺される予知夢を見る。
妻の休業宣言によって、調査を取りやめていた夫妻だが、
知り合いの神父から、ロンドンで貧しい母子5人家族の住む家で起きた
心霊現象の調査を依頼される。

「エンフィールドのポルターガイスト」は、
大抵の映画の心霊現象演出がこの件を参考にしてるんじゃ…?
っていう感じのものすごい多彩な現象の宝庫なので、
興味ある方は検索してみてください。

普通ホラー映画の騒霊現象って、
1人かせいぜい2人の目の前で起こるんですが、
家族と近所の人と警官の目の前で椅子が水平にスーっと滑って行くのを見て
なんかみんな真顔になって、無言で、
警官は帰ってしまうのってリアルだな!と思いました。

内容ばれ

夫と妻がそれぞれこっそりと被害者の少女にのろけ話をして、
それが同じ内容とか、
同じ部屋の2mほど距離のあるベッドに寝て
「こんなに離れて眠れない!」って夫が文句言ったり、
心霊現象で心の弱り切った一家に夫がギターで歌を歌って
笑いを取り戻すところ、どう聞いても妻に向けたラブソングだったり、
「ウワーッ!カーッ!お幸せに!」って感じでした。

あと、おとなしい性格の奥さんが最後に見せた
「夫に手を出したら許さない!死ねやコラ!」的ファイトもよかったです。

お家に帰ってから悪魔ヴァラク(ウァラク)について調べましたが、
随分ふんわりした設定の悪魔でした。
なんで女装してたのきみ…しかも修道女コス…。




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2016/07/12(火)

「死霊館」シリーズはたぶん続編が作られると思うんですが、
次の題材は何かなーとか予想するのも楽しいです。
ボーリー牧師館の調査で心霊現象研究協会と全面対決とか
わくわくする…って思ったら1939年に焼失してました。残念。

ウォーレン夫妻が実在の人物なので、
事件も彼等の活動年代に合わせないといけないのは
地味に難しいですね。
映画の方はシリーズ1のペロン家の怪事件が1971年、
アミティヴィルのラッツ家の引っ越しが1975年、
エンフィールド事件が1977年でうまくつないでる。

焼失してしまっていますが、現在でも心霊現象が絶えないという噂の
ラローリーマンションとか
(女主人が奴隷を虐待殺害していた事件。大変な状態の霊が出るので有名)、
あるいは1922年に工事は終了してますが、
知名度抜群のウィンチェスター・ミステリー・ハウスとかどうでしょうね監督。




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2016/07/13(水)

映画かんそう
「ブルックリン」

故郷アイルランドに姉と年老いた母を残して
アメリカに職を求めて移り住んだエイリシュは
ホームシックに苦しみながらも
デパートに勤め、夜学で簿記を学び、恋人も出来て
充実した生活を送っていた。
しかし転機が訪れ、彼女は選択を迫られる、というあらすじ。

描写が細やかで、エイリシュの心情の変化ももちろんですが
1950年代のアメリカの生活、移民事情が丁寧に描かれ
見応えがありました。
登場人物は、あまり好ましくない感じに見えた人でも
実はいい人だったりして(1名除く)、ストレスなく見られました。

地方から1人で上京して働いてる女性は、
特に胸にくるものがあるかもです。

ラストばれ

半世紀前にアメリカに渡ってきて都市を造っていた人たちが
年老いて職もなくお金もなく孤独で…というシーン、
あそこで歌われたアイルランド民謡が滲みた。
「Casadh an Tsugain」という曲のようですが、
さっぱりわからない言語ながら、メロディは妙に懐かしかった。

主人公のお勤め先のデパート、内装が素敵でした。特別な空間という感じ。
気送管が当時デパートで使われてたなんて知らなかった。
女子寮も、最初は胃が痛くなりそうだったけど、
やっぱり華やかでいいですね。
当時のコニーアイランドって定番デートスポットかつ
あんな風に壮絶に混み合ってたのですね。
船室でのやり取りも興味深かった。
当時パスタが一般的ではなく、主人公が食べ方の勉強したりするのも。
(イタリアからの移民は何十年も前に来てる筈だけど広まらなかったんだ…)
そういえば女優の排泄シーンのある映画を探し求める一部の男性方に
「ブルックリン」はシアーシャ・ローナンの排便シーンがありますよと教えてあげたい…。


男性不在の家を気にかけて就職口や学業の援助をし、
ショックな事があればすぐにメンタルケアをしてあげるという
教会というシステムは、長く続いてきただけあって優れてるなーと、
神父の児童性的虐待を扱った映画「スポットライト」を見たあとでも
思わざるを得ない。神父さんがものごっついい人だった。

イタリア人彼氏とその家族、好ましい人達だった。
アイリッシュといえば警官、イタリア人といえば配管工なのかな?でもなんで?
この映画は、彼女を絶対に戻ってこさせようとするイタリア人彼氏と、
娘を自分の近くに囲い込もうとするお母さんの、頭脳戦という一面もあったけど、
彼氏が打っておいた手が後になって効いてきて、彼氏が勝った。
運も彼氏に味方した。

ただ1点腑に落ちなかったのは、
結婚の事を周囲に黙っていたのも、
かつて故郷で望んでも得えられなかった職や
ハイクラスの男性からの求愛で心が揺らいで、
結果的に相手男性を騙して傷付ける形になった(あのひと女運ない…)のも、
何の落ち度もない夫を裏切りかけたのも、
まあ人間そういう事もあるかもしれないからいいとして、
最後雑貨屋の性格の悪いおばさんにいじめられた主人公かわいそう!田舎サイテー!
みたいな演出になっているのは「……?」だった。
雑貨屋のおばさんが性格悪い人なのに異論はないけど
お蔭で道を踏み外さなくて助かったのでは…?

周囲に助けられて成長したエイリシュが
最後には人を助ける立場になっていたのがいいですね。






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2016/07/14(木)

「落語家はなぜ噺を忘れないのか」柳家花緑さん

タイトルからすると記憶術に関する話のようですが、
花緑さんがストックされている噺を分類して、
その1つ1つを習得するのにどんなやりとりがあったか、
そしてどんな風に工夫したかを書かれたエッセイです。

文中にもありますが、落語家さんは
監督にして脚本家にして役者なので、
マルチな才能が必要だし、
伝統を守りたいという気持ちと、功名心と、
先達の教え、エンターティナーとしてのこだわりの中で
常に揺れてらしゃっるというのが分かりました。

役者としては、たとえば舟の櫓の漕ぎ方などは、
構造が分かってないとうまく演技できないし、
今現在自分がどういう状態なのかちゃんと把握してないと、
立って話しているのに地面に手をついた演技をしてしまうなどのミスをする、
川がどのくらい離れているか、
身長差がどのくらいか把握してないとおかしな事になる。
監督としては、オリジナルのギャグをたくさん入れて
受けを狙いたいところだけども、
やりすぎると世界とキャラクターが壊れてしまう、等々。

キャラクターに関しては同意しかない!という内容でした。
祖父から引き継いだ「笠碁」を
「どっちの味方にもなってあげたい」と
思うような愛くるしいおじいさんを描きたい
とオリジナルアレンジを加えられたそうで、
巻末に全文が載っていますが、これが本当にかわいい。
怒っていても二人称は「あなた」だし、
元の話では借金の話を引き合いに出したところを、
変更後は恋の相談に乗ったことになっています。
これは仲のいいおじいちゃん目当てに、何度も聴きたくなるだろうな…。

ところで余談ですが、私は「宝石の国」で
辰砂という言葉を初めて知ったと思ってましたが、
「蒲の油」に
赤いは辰砂、椰子の油、テレメンテエカにマンテエカ
という口上があったみたいで、
蒲の油って一部分暗記してるくらいなんですけど、
たぶん頭の中で漢字変換できてなかったのだと思います。
今度はテレメンテイカって何だって話になりますけど(笑)
あとこれ赤いもの繋がりだと思うんですが、昔の椰子の油って赤かった…?

師匠に噺を教えてもらったり、
その師匠の紹介で外の師匠から話を伝授されたり、
先輩にアドバイスをもらったり、
またはオリジナルエピソードを頂戴したり、
落語って縦と横のつながりが強い、
特殊な業界だなあと思いました。





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2016/07/15(金)

日記最長記録でギネスに載るのは諦めたんですが(2016/03/15日記)、
じゃあ、これまでに書いた日記を縦に並べたら
日本列島くらいの長さになるのでは…?
って思って、1日20センチで計算してみたら
(長い日もあるけど短い日もあるので)
1キロメートルほどでした…。
本州どころか住んでる市からも出られない。
5110日以上書いてるのに…。





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2016/07/16(土)

色々感想

ブリーチ (ジャンプ掲載) 
登場した瞬間の「あっ…いたねいたいたこの人。
えーと誰だっけ。うん、でもいたよ。確か嫌なやつだよね」って
私の脳の頑張りがすごかった。

ソーマ (ジャンプ掲載) 
この漫画の悪人の偉い所は、卑怯な悪いやつでも、
おいしいものに対して「まずい」とは絶対に言わない所です。

ボルト (ジャンプ掲載) 
対談を読むまで、作者が岸田先生じゃないことに
全く気付いてなかった私の目は節穴。

仮面ライダーアマゾンズ
さっそく隊員のうち1名が感染して獣人化して
仲間を食い始める地獄のような展開。、
というか全体的にアマゾンたちは人間を食いたいという
ものすごい欲求があるらしい。

美男高校地球防衛部LOVE! LOVE!
相変わらずどんなに疲れていても楽しめる癒しアニメ。
(全員男のプリキュア)
生徒会長が海外に行っちゃったのはちょっと寂しいけど、
すぐに帰ってきてほしい。
あの、見送りに来てほしいって言いたいのに言えないやつ、
甘酸っぱいですね…。

とと姉ちゃん
変人(唐沢さん)が出てきて、すごい勢いで話が流れ始めた感じがする。
もしかして脚本の西田さんは癖のない女性を書くのが苦手なのかな?
平田さんに続いて桂正和先生も闇市の書店店主として登場。
段々演技がナチュラルになっておられるような…。

主人公の落した財布を届けにきたら、
主人公母が雨漏り修理の大工さんと勘違いして、
天井の状態のあまりの悪さにイライラした唐沢さんが
思わず修理してしまうところとか最高でした。唐沢さんの演技も。
押しに弱い変人っていいですね。

唐沢さんの演じている人物のモデル
花森安治さんは日常的に女装を嗜まれたそうだけど、
唐沢さんの女装が拝める日が来るかもと思うとワクワクします。

神の舌を持つ男
堤幸彦さん演出で、「相棒」を卒業した櫻井武晴さん脚本。
舌で成分分析ができて、伝説の三助である祖父から
神技を伝授された主人公が毎回温泉街をあちこち転々とするコメディミステリードラマ。
ちょっと盛りすぎの感ありますが、まあこのくらいやらないと目立てないか。

真田丸
官位をめぐる気遣いが裏目に出て、
これまで溜まりに溜まった兄の鬱憤が爆発してしまった回。
「わしは、 そういう、お前の、何というか、抜け目のなさに無性に腹が立つのだ!!」
兄が本当に腹を立てているのは自分の不甲斐なさだって、見ている人間には伝わるし、
言った後に彼が後悔するのも手に取るように分かる。辛い回。





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2016/07/17(日)

映画かんそう
「ファインディング・ドリー」

2003年「ファインディング・ニモ」の続編です。
えっ!?2003年!?そんな馬鹿な、13年前!?

前回ニモの探索を手伝ってくれた忘れん坊のドリーが
家族のことを思い出し、父と母を探す旅に出かけるというお話。
とてもピクサーらしい映画でしたが、
私はこの映画を怖く、辛く感じました。
あ、でもこれは少数意見だと思います。

出会う海洋生物たちはみんな親切で、
出来る限りドリーを助けようとしてくれます。

この映画は吹き替えも結構おすすめ。

内容ばれ

海洋生物研究所のアナウンスが
元の声がシガニー・ウィーバー、吹替えが八代亜紀なのですが、
ドリーが頻繁に八代亜紀の名前を出すというギャグがあって、
それがわりとおかしいのでおすすめです。

ドリーは記憶の保持が2秒ほどしか持続せず、
聞いた話も、自分の喋った内容も忘れ、
目の前の物にすぐに注意を奪われ、
自分が何をしていたか、どこにいるのかが分からなくなり、
分からなくなったことにパニックを起こし、
周囲に助けを求めるが、何を助けてほしいのか分からないという状況が何度かあり、
主人公がその状態で、それをずっと見ているのはつらいものがあった。
「ズートピア」ではかなりオブラートにくるまれていたけど、
この映画はオブラート少なめで、全員の諸問題に関してもテーマをぐいぐい押しだしてくる感じ。

蛸のハンク、めっちゃいいやつだった。
声は普通に声優さんだと思ってたら上川隆也さんで、経験者とはいえ上手いなあ!
(ハンクに関しては結果オーライとはいえ、元々の夢を叶えさせてやれよ…とは思った)
ジンベエザメの子もイルカの子もアシカもラッコもアビもみんなコミカルでいいやつ。

そしてドリーの持っている妙な知識が、実は失われた記憶に繋がっていたのが
次々と分かるところは面白かったです。
監督は「ジョン・カーター」で、ちょっと興行成績のやばかったアンドリュー・スタントン。
よかった、干されたんじゃなかったんだな!


同時上映「ひな鳥の冒険」はめっちゃ可愛かった。
しかしあれ、描くのにどれくらい時間がかかるのか見当もつかぬ。






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2016/07/18(月)

今年も行ってきました梅田お化け屋敷「ふたご霊」!

ひとえ、ふたえ、という双子がいて、
彼女達はとても結びつきの強い姉妹だったのですが、
高校生になった時に種田という男と出会い、仲良くなります。
種田はひとえを愛し結婚する事にしますが、
1人ぼっちになったふたえは川に身を投げて死にます。
しかし種田が自分に近付いたのは、
ふたごを引き裂くための遊びだったと知ったひとえも、
妹のあとを追います。というあらすじ。

というわけで、今年もまた男に破滅させられた女の霊です。

家の中のあちこちにひとえちゃんとふたえちゃんの等身大人形がいて、
私たちは彼女等の横を通ったり色々する訳ですが、
今回はその中に人形のふりをした人間が多数まぎれていて、
通り過ぎようとすると驚かしてきます。
そんな中で、私たちはふたごのお気に入りの「一子人形」を
2つ探してそれを1つにし、双子の怨霊を鎮めないといけません。

人形は早いうちに2つ揃って、出口が見え
「えっもう終わりなの?早いな?」って思ったら、
双子の呪いにより出られず、そこからが長くて楽しかった。
それ以外にも意外な仕掛けがあり面白かったです。

ところで今回のミッション、ロッカーの中の人形の半分を、
座布団の上にあるもう片方の人形の上に揃えて置いて完了なのですが、
私はものの数分で忘れてしまって、
普通に座布団の上の人形も回収しようとして友だちに止められました。
おばけに「話を聞いてないな…」と思われたに違いない。
私の老化がこわい。




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2016/07/19(火)

ちなみに梅田お化け屋敷は
2011年にスタートしてから皆勤で通ってます(笑)

2011年 当日券800円、リピート入場500円
「とおりゃんせ 〜地図に載らない国道0号線〜」

2012年 当日券900円
「ゆびきりの家」

2013年 当日券1000円
「呪い歯 密八号の家」

2014年 当日券1000円
「恐怖のかくれんぼ屋敷」

2015年 当日券1000円
「呪い指輪の家」

2016年 当日券1000円
「ふたご霊」

幽霊の名前は、12年があやこ、13年があかね、
14年がすず、15年は妙子、16年はひとえ、ふたえ。
ウワー!タイトルの末尾は建物で揃えるとか、
幽霊の名前をひらがなで統一するとかしてくれー!
(規則性があるものが好き)

一番好きなのは2014年の「恐怖のかくれんぼ屋敷」です。
舞台転換がなくて1つの家の中で完結していて、
部屋に生活感があって、クロゼットの中に入っていったりとか、
悪夢っぽいところも良かった。
怖さに関しては、友人とも話してたんですが
ちょっとお化け屋敷に行きすぎて、
普通どういうものが怖いのか分からなくなってきた。
今年の「ふたご霊」とか、中で何かが屠殺されてるのか?ってレベルで
みなさん大大絶叫されていたので、かなり怖いのではないかと思う。

今年は入口のところにプロデューサーの五味さんらしき人が立っておられて、
あとで調べたらその日に来阪してらしたので、
せっかくだから握手しておけばよかったかな…?って思いました。







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2016/07/20(水)

「インデペンデンス・デイ:リサージェンス」

1996年上映の「インデペンデンス・デイ」続編です。
20年前に撃退された宇宙人がまたもや攻めてきたぜ!という話。
私は前作を20年前に1回見たきりなので、
大統領が感動的なスピーチをした事しか覚えてなかったのですが、
結構話がつながっているので、前作の復習をしておいたほうがいいかも。
映像はアップデートされていますけど、
あらすじが20年前くらいの映画の懐かしい感じで、
でもたぶんこれはわざとなんだろうな。

ブロマンスは各種年齢ペアがわりに豊作です。

内容ばれ

・宇宙人のIQが下がった。学力低下が社会問題になってそう。
・元大統領はどうしてあんなに死のうとするんだろう…。
・女性キャラクターが(最近のエンタメ映画と比較すると)びっくりするほど古い。
・ヒロインは「イット・フォローズ」主役の子です。
 でも彼氏と父親を心配する役割のエアヒロイン。もったいない。
・科学者組の友情泣かせる。眠り続ける彼を見守っていた訳ですよね?
 ところで白のシースルーぱんつと、透けて見えるお尻は、
 あれはサービスシーンなんでしょうか。すべてがクラシックな映画なのに
 そこだけ新しいです。
・なんかバファリンみたいな新勢力。
・なんで宇宙人はラスボスがやられると
 ザコ隊の動力全機能がダウンする仕組みになってるんだろう。
 非効率的じゃないすか。もっと部下を信頼したまえよ。
・皮肉もギャグも病理も差し挟まずに
 直球で「世界警察USA!」をやっちゃう度胸に驚嘆した!




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2016/07/21(木)

映画かんそう
「KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV」

クリスタルを保持し、魔法文明の栄えるルシスと、
科学技術の発展したニフルハイム、
2国は長い年月交戦状態にあったが、とうとう戦争の終結する時が来て、
王都以外の領地の放棄を条件に
実質的にはルシスの降伏という形で和平条約が結ばれる事になる。
しかし水面下では陰謀が進行していた……というあらすじ。
フルCG映画です。映像は現在私が見てきたフルCG映画の中で最高峰です。
手の甲に浮いた血管、顔のシミ、しわ、体毛、個別に違う耳の形、
それぞれ違う歯並び、ほつれた髪、うわー!って感じでした。
ん?って思ったのは、手ほど精巧でない素足とあと重量感。
それとシーンによってはちょっと上下左右が分からない箇所があった。

「王の剣」達が使う魔法のエフェクトが斬新で、
あの光の破片と火の粉がキラキラする演出がよかった。
短剣で座標を決めて、
肉体を原子レベルで分解再構築しているのかな?と思ったけど
どういう理屈なんだろうあの転移魔法。

途中から「パシフィック・リム」になって大変燃えた。
FFファンにはお馴染みのモンスターとの戦闘
よく考えたらあれが何なのか分からないと燃えが半減するだろうから、
FFファン向けなのかも。あとCG好きのひと。
主人公の性格は、熱血ではなくかといって曲がっている訳でもない、
好ましい感じだと思います。
妙に若者の少ない映画で、おじいちゃん活躍なのが良かったです。

そうだ!私は全然気にならないんですが、声が棒気味だと集中できない人にはつらいかも!

内容ばれ

第一魔法障壁が格好良くて
「ウェーイ!!」ってなりました。
意味ありげに彫像が映った段階で、
「この彫像ゲームで動いたりするだろうな…」とは思ってましたが、
映画でやっちゃうのか!
笠かぶっているやつが、マントなしの用心棒さんに見えたけど
どうなんだろう…あれ全員ナイツ・オブ・ラウンドらしいので違うかな。

王と、相棒らしきおじいちゃんの2人に萌えました。
公式サイトを見たら彼等は幼馴染なんですね。うむ。
若い頃はさぞや無茶苦茶な戦いぶりだったに違いない。
指輪を継承する儀式の前夜は、やめろとかやめないとか、
きっと色々あった筈…。
でもこの2人は、王が死ぬとソロリティに強制入会させられるので、
もう2度と会えない悲恋。
それともゲームの方で指輪キングスが解放されたりするかな?

王都インソムニア、魔法文明の国のわりには
普通に車が走っていて、なぜかナンバープレートは日本式で、
あと標識や広告を見るに平仮名と漢字が使われていて、
????となりました。
あと首都の名前が「不眠症」ってあんまりだと思うんですが、
スペルは違うのかな?

あと被差別対象として「移民」という言葉を充ててましたが、
スクウェアはいつもそこらへん特に掘り下げたりせず
ふんわりしたまま終わるので、ハラハラしました。
別の言葉の方が良かったのでは…。



エンドロール後に1シーンあります。
でも割と本編が切ない終わりかただったので、
あのほのぼのとしたゲームへの引っ張りに若干腹が立つかも…。





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2016/07/22(金)



貰ったので組み立ててみました人生たぶん初レゴ!
組立説明はとっても分かりやすいし、
なるべくパーツの形と色を変えて見つかりやすくしてあるし、
体積を広げる→補強の繰り返しで案外丈夫だし、
設計する人(ソフトが自動的にやってるかもだけど)は
天才かなって思いましたが、割に私の知能の限界で、
特に黒い戦闘機は苦心しました。



ところで長い髪の人はレゴを組み立てる時、
毛先を挟まないよう注意した方がいいです地味に痛いです。






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2016/07/23(土)

色々感想

マギ(サンデー掲載)
とうとう!アリババ君!おめでとう!

それにしてもアラジンくんが堂々とお酒を飲める年齢になって、
白龍君よりアリババ君よりお酒が強い、ザルとはねー!
うん、知ってたけどね!

ていうか失恋確定した白龍君に対して、
君にはジュダルがいる!ってラストページの柱に印刷されてますけど、
公式見解なのそれ…。

Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀
普通に食事をしているだけで、
ウワー!床に座って箸を使ってごはん食べてる!?
ってなります(笑)。
黒髪のニヒルな兄と、金髪のお調子者の弟が出てきた。
というか金髪…?

真田丸
歴史上実際あった事件の辻褄を合わせて、
何があったかを自由に捏造して
ぴたりと面白い話を決めてくるのは三谷さんの十八番だけど、
今回はすごかったな…大抵は秀吉ひどいって話になるんだけど、
秀吉に悪意はなくて、でも壮絶に悲惨な結果に終わるという…。
(強迫観念にかられた秀次の出奔に対して、
蟄居を命じた事にして有耶無耶にしてやろうと気遣う秀吉、
精神的に限界だった英次が自刃、心遣いを無碍にされた秀吉激怒、妻子皆殺し)
わしは悪くない!と、ねねに主張する秀吉、そのあと皆殺しを命じる秀吉、
さすがの小日向さん、脚本に張る名演技でした。

あと三谷さん毎回主人公が複数の妻を持つ理由を捏造するのが上手い(笑)

そして、誰もいなくなった
自分と同姓同名、同じ生年月日、同じIDナンバーを持つ男が
犯罪者になり、その男と自分のデータが混同され、
職場では謹慎処分を受け、クレジットカードは使えなくなり、
ネット上の自分のデータも消されていくというサスペンス。
職場の人間も、親も婚約者も、郷里の友達も全員怪しい(笑)。

オリジナルのミステリードラマを見るのは久しぶりです。
「名探偵コナン ベイカー街の亡霊」の脚本を書かれた
野沢尚さんの「眠れる森」(1998年)「氷の世界」(1999年)
とかが好きでした。でも亡くなられたからな…。
今回の脚本は秦 建日子さんというかた。
このかたもコナンの脚本やってらっしゃる。

とと姉ちゃん
雑誌の中身を充実させつつ、営業も頑張り、斬新な企画も挑戦してみるっていうのが
とっても楽しそうです。
そして同業者の妨害…。朝ドラらしくなってまいりました!




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2016/07/24(日)

漫画かんそう
「セトウツミ」5巻まで
此元 和津也さん

映画化されたので原作漫画を読んでみました。
面白かった!おすすめです!
大阪の男子高校生、天真爛漫でやんちゃな瀬戸と眼鏡でクールな内海が、
河原で座って話をしている、ただそれだけの漫画です。
1巻とか、本当にただ喋ってるだけ!!
これ、二次創作されてる方ならお分かりだと思いますが
簡単そうに見えて物凄く難しい。

しかしこの漫画は、会話だけで展開にハラハラさせるし、
2話構成で後編に謎解きをぶちこんでくるし、
なにより本当に、ねたによっては声出して笑います。
センスいい。ギャグのレベル高い。
お笑いだけではなくて、瀬戸くんのヘビーな家庭の話とかも差し挟まれるのですが、
瀬戸くんの受け止め方があっけらかんとしているので、妙に明るい感じ。
あと笑いの片隅で、こっそり友情についても描かれている。

ただ、関西弁のテンション高い掛け合いがそもそも嫌いなひと、
ギャグに興味ないかたには向いてないと思います。

私がギャグで一番好きなのは「子供がいたらショック」ねたです。
あとまあ鉄板のゴリラねたな。もう本当、笑い止むのが難しかった!

余計なお世話ですがセトウツミの二次創作、すげえ難しいだろうなと思います。
相当会話を練らないと、会話のキレの悪い瀬戸くんと内海くんになっちゃう…。

昨日の日記ですが、週刊連載のマギの大事な展開に関して書き忘れたので付け足しました。





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2016/07/25(月)

東京で「シリアルキラー展」というものが開催されていて、
見に行きたかったのですが、特についでの用事もなく、
そうこうするうちに終了してしまいました。
そこでは何を展示していたのかといえば、
主にアメリカの連続殺人鬼が描いた絵画です。
聞いたところによると大変な混雑で、
人の密集によりエアコンが効かず、作品が作品なだけに
気分の悪くなった人も多かったとか。

パンフレットを貸してもらったので有難く拝見しましたが、
ミステリ系のおたくの多くがそうであるように、
私もシリアルキラー関係の書籍を読み漁った時期がありますので、
知っている名前、有名な絵が沢山出てきて懐かしかったです。
(最近映画で見たばかりのクレイ兄弟の絵もありました)
大雑把な感想としては「歪んだ感じのものが多いなあ…」でした。
でも彼等はそれで商売をしていた訳で、
シリアル・キラーの描いた絵はおどろおどろしいものでないといけない!
という人々の期待を読み取って、
それを作品に反映してた部分もあるだろうなとも思いました。

連続殺人鬼を好きになってアプローチをとり、
結婚したりするひとのことをプリズン・グルーピーというそうですが、
彼等の来歴を知りたがったり、絵画を見たいと思ったりするのも、
その手のもっと軽度な症状なのかな?って気もします。

今回のこの展示のコレクターさんは海外の方だと思ってましたが
どうやら日本のひとのようでびっくりしました。
関西で開いてくださると嬉しいんですが…。
あとパンフレットにも書いてありましたが、
連続殺人鬼のアートを集めるコレクターがいる一方で、
同じように殺人鬼のアートを買い漁ってはいるが、
目的は作品の収取ではなく破壊にあるという団体さんもいらっしゃるようで、
そちらの気持ちもよく分かります…。
集めたいのも破壊したいのもどっちも人間らしいと思う。





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2016/07/26(火)

漫画かんそう
「多重人格探偵サイコ」全24巻 大塚英志さん

完結に約20年かかった漫画です。
私は1巻からリアルタイムで読んでいましたが、
13巻のあたりで脱落。今月最終巻が出たと聞いて
ラストまで一気読みしました。

序盤は間違いなく傑作で、ダルマにされて宅配で届けられる美女や、
頭蓋を切開されて脳に花を植えられる女、人格の転移、
実験のために集められた子供達、集団自殺したカルト教団のカリスマ、
倫理的に問題はあるけれど、見ずにはいられない残酷な話と、
少ない線でリアルに描かれる髪や眼球や血や骨に、当時は夢中でした。
(幾つかの都道府県で有害図書指定されてたとは知らなかった)

内容ばれ

しかし時間が経って他の作品もどんどん過激化し、
「多重人格」という言葉も使われなくなってしまいました。
なによりこの漫画の、
黒幕のスゲェやつがでた!→…と思ったらザコで瞬殺された!
というパターンの連発、これはまずかった。
もう終盤は誰が出てきても「ハイハイ、死ぬんだよね」としか思えなかった。
美和とテトラが対峙するあのあたりで
決着をつけておいたほうがよかったような気もする。

静かなラストだった。
結局心の健康な人達が生き残った。まあ納得。

畳み方はいまいちだったけど、
この漫画の風呂敷の広げ方は今見ても見事だと思う。





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2016/07/27(水)

読書かんそう
「ルドルフ ともだち ひとりだち 」斉藤洋作さん

「ルドルフとイッパイアッテナ」を読んだので続編も読みました。
前作ではイッパイアッテナの強さや賢さに学ぶところの多かったルドルフが、
今作ではちょっぴり成長して、それ故に思い悩んだり決断したりします。
だんだん仲間も増えてきました。

内容ばれ
イッパイアッテナが元の飼い主、日野さんの事が大大大好きで
一途に思い続けてるのは前作からガンガン伝わってたので、
再会できたのは良かったです。
あと両想いだったのも。
私は日野さんは猫に対してもっとクールだと思っていた(笑)。

ルドルフの帰る場所がもはやなかったのは、
ちょっと切ないですね。
前作で帰っていればあるいは、とも思いますが
でもルドルフは後悔とかしないだろうなって気がします。

それにしてもデビルがまさかあんなおいしい立ち位置にくるとは。

最近映画の「ルドルフとイッパイアッテナ」の予告編を見たのですが、
予告というか…ダイジェスト!?という感じの丁寧な映像でした。
あんなに見せちゃっていいの!?
(インデペンデンスデイ:リサージェンスの予告でも思った)
それとも「ひとりだち」の内容も盛り込まれてて、
あれは内容の半分くらいなのかな?





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2016/07/28(木)

「ワイルド・スピード」2001年 監督ロブ・コーエン

長くこの日記を読んでくださっている方には
まったく話題にのぼらないところから、
何となく伝わっているかもしれませんが、
私は車に興味がありません。
映画でもカーチェイスのシーンになると集中力が途切れるくらい。
(アクロバット走行とか、マッドマックスFRみたいなのは好き)
なので有名なこのシリーズをスーパースルーしていましたが、
現時点で最新作の7本目、
「ワイルド・スピード SKY MISSION」の監督がジェームズ・ワンさんで、
アクションスターのトニー・ジャーさんが出演なさったと聞き、重い腰をあげました。
しかし先は長い…。

あらすじ

ストリート・カーレースを取り仕切るドミニクは、
ある夜、1人の若者に勝負を挑まれる。
その若者ブライアンは惜しくも負けてしまうが、
その技術と度胸を気に入ったドミニクはチームへと彼を招き入れる。
ドミニクは仲間との絆を重んじる男で、
彼の周囲には彼を慕って寄ってきた若者たちが何人もいた。
しかしブライアンは実は警官で、トラックが武装した複数の車によって
積み荷を奪われるという事件を追うためにやってきた潜入捜査官だった。
というお話。

15年くらい前の映画なので、あらすじがかなり大味です。
まあよくある感じで、ドミニクの人柄にほれ込んだブライアンが
だんだんチームに感情移入していったり、
ドミニクの妹のセクシー美女と懇ろになって葛藤したり、
騙したな!信じてくれ!的なあれが一通りあります。

あとはまあ…日本車が…多いとか…。
車が…とても早い…とか。
私が語れるのはそんなところ。

わりとラストのぶん投げ感はすごかった。えっ?終わり?って思った。






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2016/07/29(金)

むかし角膜内皮細胞の量を測ってもらったら
「あれ?普段コンタクトも眼鏡もしてないんですね」と言われて恐かった
(近視だけどいつも裸眼)
そんなの確実に分かるくらい細胞の数が変わるのか…って。





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2016/07/30(土)

色々感想

BIRDMEN
じわっとSF世界に浸食してきた。でもとても分かりやすい。
BIRDMENやワートリでSF入門する子がとてもうらやましい。

三月のライオン(ヤングアニマル掲載)
あー、やっぱり島田さんかー!
どうあっても誰かと番わねば幸せではないという意見には異論がありますが、
でもまあどちらも幸せになりますように。
演出意図は勿論分かりますが、でも島田名人と先生が運命の出会いをしたみたいに見えた(笑)。

宝石の国(アフタヌーン掲載)
やっぱり頭部の持ち主ではなく、体積の大きいほうの意志が勝つのか。
でも頭のいい人の、注意力や記憶力を持って世界を見るの、1度やってみたい。
私の見てる世界はかなり薄ぼんやりしてると思うんですよね。

美男高校地球防衛部LOVE! LOVE!
プリキュアだな…って思って見てたら
段々シンフォギアが混ざってきた感じ。

神の舌を持つ男
犯人の温泉旅館の女将が、犯行を言い当てられて
逆上してメリケンサックを装備して殴りかかってきた!

向井理さんが毎回フンドシ姿になるのは
あれはサービスシーンという解釈でよろしいのか。

三助という言葉は知ってたけど、
背中流し+風呂焚き+風呂掃除、の3役をこなすから、
という理由は知らなかった。

とと姉ちゃん
唐沢さん女装、ビフォーアフター頓知、財政難、決裂、と
盛りだくさんで今週も面白かったです。

仮面ライダーアマゾン
マンション1棟すべて虫に占領されて、
家電修繕サービスの人をちょっとずつ呼び寄せて
食べてる描写、ぞくぞくするし、
靖子さんがのびのび仕事されてて嬉しい。面白い。

真田丸
兄弟の運命が分かれた最初のシーンだと思う。
兄は弟に豊臣に肩入れしすぎだと忠告し、
真田家のために豊臣家の内情を伝えるように言うが、
信繁は偽りの報告をするところ…。
信繁は豊臣の人々と深くかかわりすぎてしまったし、
彼等を切り捨てるには心が柔らかすぎると思う。
これは兄が豊臣に遣られていても同じだった気がする。

「ワールドトリガー」の葦原大介さんが
コメントで「真田丸」を褒めておられた。
今回の大河は史実を組み合わせて変化球の筋書きを捏造する、
難易度高いパズルみたいなところあるから
葦原さんが好きなの分かる…という感じ。

Landreaall28巻、長く苦しい戦いだった今回の章が
大大大完結していてものすごいカタルシスだった。読んでよかった!






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2016/07/31(日)

映画かんそう
「シン・ゴジラ」

予告編からアカン臭いがぷんぷんしてたので、
全然期待せずに行きましたが面白かったです!!
TV版のエヴァが好きなかたなら間違いなくお好きだと思います。
主人公の特攻スローモーション、泣いて心配するだけのヒロイン、
ヒステリーを起して叫びまくる人々、感情的で無能な大人、世界を救う十代、変なポエム。
邦画の病理が完全排除されてました。それだけでも爽快でした。
代わりに登場するのは大人たちです。名前もないような多くのキャラクターたちが
英雄的行為によってでなく淡々と職務を全うして日本を守ります。

この映画ではゴジラの脅威と同じくらい人間の強さが描かれますが、
突出した才能の力ではなく、並列つなぎによって能力が発揮されるところが
地味かつ日本っぽくて実にいいです。
誰が死んでもどんどん代わりが出てきて目的を果たす、
それが悲劇ではなく、格好よく演出されます。

邦画がつまらないという批評に対して、
お金がないからだ!という言い訳が過去にありましたが、
ゴジラがビルを壊すのにはお金がかかります。
じゃあ経費を減らすためにはそこを映さなければいい、
ゴジラを静止させればいいというアイディアがあり、
そこを逆手にとって格好いい展開が次々来ます。
これは盲点だった。誰でもできることではないけど。

あと日本の名脇役さん大集結でした。
橋本じゅんさん、片桐はいりさん、古田新太さんがセリフ一言!
前田敦子さん、粟根まことさんは見つけられなかった。
松尾諭さんと野間口徹さんのSP組が活躍しますし、
國村隼さん相変わらず素敵でした。小林隆さんも。
(柄本明さんはちょっと息が苦しそうで気になりましたが、演技…?)
いかにも院卒の理系の人っぽいヒロミさんを演じた市川実日子さん、
印象強かった。ナチュラル眉、すっぴん、セットしてない頭、愛想ゼロ。
普通こういう女性はヒステリー女として描かれる事が邦画では多いですが、
ギーク枠で活躍してた。ラストのセリフと表情には男女ともにキュンとしたと思います。
ちなみに主役は進撃の巨人で髭リンゴ男だったひとです…。
物語の面白さに関しては、役者さんが寄与できる部分は少ないと痛感しました。

内容ばれ

庵野さんの頭の中の、ものすごい高性能大容量のシミュレーターが演算した、
怪獣出現の際に日本に何が起こるかの精密なシミュレーション映画です。
圧倒的情報量。劇的に予算が減らせる。尚且つ面白い。

それらは避難中も動画撮影をやめない人々であり、
ゴジラの保護を主張する団体であり、運によって生死を分ける瞬間であり、
全ての決定に会議を必要とする仕組みであり、
対策本部の人間のカップ麺の食事であり、臭うシャツであり、
最終的にものを言うコネであり、熱核兵器の使用が諸外国の多数決で決まる描写です。
でもその一方でアニメ的なエンタメも忘れず盛られているのがすごい。

真面目な話としては、日本を守ると言っても、日本に住んでいる人間を守るのと、
日本の経済を守るのと、諸外国に対する日本の立ち位置を守るのは、
対処法がかなり変わってくるなと思いました…。
あと首都圏が重要云々の話のところで、人口比率が根拠に出されたんですが、
「ああ、じゃあ最悪首都圏以外が全滅しても関東が残ってれば日本は立ち直れるな…」
と思いました素直に。

この映画の欠点はと言えば、小さなお子さんは大人が会議をしているシーンが長くて
退屈しちゃうかもな…って点です。あとゴジラ第二形態がこわくて泣いちゃうかも。




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