---------------------------------------------------------------- 2015/03/01(日) 第87回アカデミー賞 今回はスタートと同時に歌が始まり「中国マネーにペコペコして!」 「うけるのはスーパーヒーロー映画ばっかり」「しまいにはSMかよ!」って 歌詞で、飛ばす飛ばす。 どっちがいい悪いではなくてお国柄の違いを痛感します。 日本の紅白ではこんな角が立ちそうなジョークは絶対に言わない。 まあでも揶揄されるのは勝者、強者ばかりだし、そのへんは徹底してます。 (前々回で叩かれたので、司会もヘテロ白人男性を選ばないようにしている?) ・イディナ・メンゼルとトラボルタがコンビでプレゼンターをなさってました。 (前回、トラボルタはイディナの名前をまるっきり別の人の名前で紹介した) 今回はちゃんと言えた!というネタ。そして 「(受賞者の名前をまた間違えるので)私が読みあげましょうか?」と 徹底的におちょくられていました。 ・アレクサンドル・デスプラさんが「グランド・ブダペスト・ホテル」で受賞。 ハリポタの音楽を終盤で担当してくださったかたですが、 作品に合った曲を器用に作り分けて下さる作曲家さんなので好きです。 「グランド・ブダペスト・ホテル」の曲はおもちゃみたいで好き。 ・「グランド・ブダペスト・ホテル」は好きな作品だけど、 作品賞受賞はしないだろうなと思ってました。 アカデミー賞は重いテーマをああいう風に軽妙に撮った作品を認めないから。 ・司会のひと、ゴーンガールの妻の元彼役のひとか! パンツ一丁にまでなっての体を張った司会。パンイチ芸ってアメリカでもまだ通じるのか! ・「レゴムービ」は惜しくも選外でしたが、音楽パフォーマンスがありました。 レゴで作ったオスカー像を配ったりして、 あの映画はレゴにとって、ものすごい宣伝効果があったと思う。 ・ガガの「サウンド・オブ・ミュージック」メドレー、からの本人登場。 ・時々客席で仲睦まじい夫婦のショットが抜かれたりするのは毎回ですが 今回同性のカップル(たぶん)が映った。私が見たのはこれが初めて。 ・パフォーマンスに感激して泣いている人を狙って撮るカメラマンの目の良さは凄いなと思うけど、 クリス・パインがわりと滂沱の涙を拭いもせず堂々としていたのが印象的だった。 ・生放送中に日本側のスタジオゲストの1人が日本未公開の 受賞作品2つのオチを言っちゃって炎上したらしいですが 幸いにも予約を忘れて再放送を録画したので、 そして再放送には何故かスタジオゲストの会話が全カットだったので おちを聞かずに済みました。「バードマン」楽しみです。 ・前回と今回、連続してメキシコ出身の監督なので、 政府はもうメキシコからの移民を受け入れないかも…とジョークを仰ってました。 次にギレルモ・デル・トロ監督が受賞したら面白いですね。 ---------------------------------------------------------------- 2015/03/02(月) 映画かんそう 「フォックスキャッチャー」 実際にあった事件を元にした映画です。 デュポン財閥の相続人の1人ジョン・デュポンが オリンピックのレスリング部門をサポートして祖国に貢献しようと思い立ち、 所有する土地にトレーニング設備を建設し、金メダリストを呼び寄せます。 ややメンタルの弱い選手マーク・シュルツと、 その兄で理想的な指導者にして弟の庇護者であるデイヴ・シュルツ。 うまくいくかに見えた彼等の関係は、やがて破綻し思わぬ悲劇を呼びます。 実際にあった出来事の時系列にやや手を加えて、 少々誇張したりはしつつ、でも基本的には実話に忠実に 監督の解釈を仄めかすという手法です。 ほとんど音楽のない映画で、沈黙するシーンが多く緊張しました。 顔の作りこみ、体型の改造含め、3人の演技がすごい。 マーク・ラファロさんは誰か別の俳優さんみたいでした。 ねたばれ シュルツ兄は富豪の理想すぎた。 シュルツ弟は富豪を本当に尊敬して理解者だと信じていた。 兄は弟が可愛かったし家族が大切だった。 富豪は狂いかけていた。シュルツ弟を友人とも息子とも思った事もあったけど そうじゃない時もあった。シュルツ兄になりたかった。 そんなシュルツ兄は自分を歯牙にもかけないように見えた。 シュルツ弟は、信じていた富豪も自分より兄に価値を見出したと思った。 そして自分は結局偉大な兄なしには何もできないと思い知った。 本当の尊敬や、精神の強さ、人徳、才能はお金では買えない。 普通の人間なら若いうちにちゃんと学ぶんだけど 富豪はあまりに桁外れのお金持ちだったので、 学習できないまま高齢者になった。 馬や高価な切手のように選手を収集し、尊敬を集められると思っていた。 母が見学に来た時にいいところを見せたくて選手の前で中身のない演説をして、 ほとんど素人同然なのに稽古を付けようとするところ、痛々しかった。 そのくせ彼は大事なアスリートにコカインをやらせたりする。 触れるものをみんな腐らせてしまう、おとぎ話の呪われた手の持ち主のようでした。 メンタルの弱いシュルツ弟とは混ぜるな危険。 シュルツ兄は心の強い、選手達からも子供や妻からも、誰より弟から信頼と尊敬を受ける 太陽のような、まさに富豪の理想そのものの男性ですが いくら彼がキャパの広い男とはいえ、心を病んだ成人男性を2人も面倒見られない…。 1箇所だけ、富豪とシュルツ弟の疑似同性愛的な関係をちょっと仄めかすシーンがあります。 長々と書きましたが以上が映画の解釈で、 wikipediaでざっと読んだだけですが、実際のところは 統合失調症の妄想によるものなんでしょうね。 この人があそこまで異常なお金持ちでなければ、 たぶん周囲の誰かに強制的に病院に連れて行かれてこんな事にはならなかったのに。 病気は明白で、周囲の証言もあって、年齢も初老なのにどうして収監されちゃったんだろう。 すごい弁護団組まれそうなものだけど。親族に切られたとかかな…。 そしてこれデュポン財閥が映画化を差し止めるために法的措置を講じたりしなかったのか。 映画の写真と当時の写真を見ていると、どっちがどっちか分からなくなる。 ---------------------------------------------------------------- 2015/03/03(火) 1904年のセントルイス万博で、 川島織物が若冲の動植綵絵を元に織り上げた織物を 「若冲の間」として公開しました。 (2007/02/19日記に同じ「若冲の間」の話を書いてます) 若冲の間 http://www.nyk.com/yusen/kouseki/200709/ 残念ながら現物は輸送途中に船の火災で焼失してしまったらしく、 残っているのはモノクロの写真ばかりなのですが 私はこの「若冲の間」の一部を1/1スケールで再現した展示物を (織物ではなく「動植綵絵」の印刷物を貼ってあったのだと思います) すごい大昔の若冲展か何かで鑑賞して以来 ずっと画集か写真集が欲しいなと思ってたのですが いつの間にか出てました。 でもこれは若冲の本ではなくあくまで川島織物の本なので、 「若冲の間」に関するページは6枚です。 当時のモノクロ写真と、カーテンのレプリカと、天井と壁のカラー図案。 私は長年探していた本が、絶版前に入手できてラッキー!という感じですが、 若冲の絵はほとんど持っていて、 それ以外が欲しいコレクター向けかもしれませんどちらかといえば。 ちなみにカーテンのレプリカのみ川島織物文化館で常設展示されていて、 以前、若冲の間というテーマで室内を再現した事があるそうです。 (ネットで調べきれなくてお電話で直接教えて頂きました。人力グーグル!) (私が見たのはここではないんですが、でも展示物は同じだった可能性高いです) ---------------------------------------------------------------- 2015/03/04(水) 同じく川島織物さんが 1905年にリエージュ万国博覧会に出品した 「百花百鳥の間」のデザイン画写真も載っていたのですが、 (この名前で画像検索して一番上の段にあるやつです) 四方の壁が植物と鳥、 天井は飛んでいる鳥を下から見上げている角度で刺繍されたもの、 基調は渋めの金色、と大変ゴージャスなデザインでした。 こちらは解体されて、明治宮殿の壁面を飾っていたそうですが、 第二次世界大戦の空襲の類焼で部分焼失…。 なんとなく火に縁があるんじゃないかという気がします。 3度目の正直でオランダの平和宮に寄贈された 菊池芳文デザインの「晩春初夏百花百鳥」綴織、 こちらは今でも残っていて、 その部屋は「日本の間」と呼ばれているそうです。よかった。 これは30人の社員さんが1日十数時間、 日曜も返上して、3年かかって織り上げたそうですよ…。 すごいんだけど、そういうのはやめよう! ---------------------------------------------------------------- 2015/03/05(木) 読書かんそう 「妻は夜光る」井村恭一さん 団地内のお葬式で猫に噛まれ、他の出席者の人々と同じくウィルス感染して ゾンビ(?)になってしまった妻とその夫の物語です。 妻は1日に3時間ほどしか活動せず、それ以外はずっと寝ています。 時々みぞおちから腹にかけて光る。 起きている時は猛烈な勢いで食事をします。特に肉を。 団地は封鎖され、監視員が付きますが衣食住に問題はありません。 夫は妻のためにせっせと肉料理を作ります。 物語は主に夫婦の少しユーモラスな淡々とした会話で進みます。 「ホタル星人というのを思いついた」 「そうですか」 「ホタル星人は言葉を使わずに、光で感情を表現できるのだ」 「よかったですね」 特筆すべきは作中に登場する料理の数々。 このひとは食べ物をそんなに詳細に形容するわけではないのに なぜかいつもおいしそうなんですよね。 豚ロースをすりおろした玉ねぎのたれに漬けこむ。 たたいて伸ばした鶏肉でさやいんげんを巻いて甘辛く煮つける。 厚めに切った豚バラにごまをまぶしてフライパンでゆっくりと焼く。 牛・豚・鶏!牛・豚・鶏! 夫婦はどんどん食べてぐいぐい飲みます。 そして夫はふとした一瞬のしぐさや言葉に妻の変容を思い知ったり、 でも変わってない部分に気付いたりもする。 「死んでから風邪をひかなくなった」 「死んでるもんな」 「まあね」 「ベイスボイル・ブック」があまりに巧かったので、 同じ作者さんの芥川賞候補作品を読んでみました。 南国風の文体は地でいらっしゃるのかと思ったら全然そうじゃなかった。 じゃあデビュー作は内容に合わせてああいう文章だったのか。すごいな。 関係ないけど5年前の雑誌が簡単にネットで買えるとは、すばらしいです。 (この作品は「文學界」に掲載されたもので単行本化されていません) ---------------------------------------------------------------- 2015/03/06(金) 映画かんそう 「アナベル」 「死霊館」に出てきた呪いの人形アナベルのスピンオフ映画です。 アナベルビギニングで、話は前作と繋がっていますが 充分単独で見られます。 ジェームズ・ワン監督からジョン・R・レオネッティ監督にかわりました。 第一子を妊娠中の若い夫婦。 幸福な生活を送る彼等だったが、 隣人の夫妻がカルト信奉者に襲われ無残に殺されたところから 何かが狂い始める、というあらすじ。 お化け屋敷的に、ばーん!と驚かしてくるので カップル、友達同士で行ってきゃーきゃー楽しむの向け。 効果音が異様に大きいので、家庭の再生環境だと 会話が聞き取れなくて、ボリュームをあげたら お化けのシーンで爆音が轟くパターン。 製作費の37倍の興行収入を叩きだしています。 ホラーは安く撮れるのが強み。 だいたい3倍で黒字と聞きますが、37倍だと何字だろう。 ラストばれ ジェームズ・ワン監督・製作作品ではよく 人間の霊と悪魔がタッグを組んで出てくるのですが、 それぞれ所属の違うものだし対処法も違うし、節操ないなーと思っていました。 しかし今作は悪魔+呼び出した悪魔信奉者の霊という理由付けがあって納得。 おばけ出現演出で1つ見たことないパターンがあって、 遠くの部屋から(小)が走ってきて、よっしゃ、あれくらいならばっちこい、と思っていたら 直前の障害物で姿が隠れて、次の瞬間めっちゃ(大)が来て、 らめぇー!ってなるところなんですが(分からん) 手品や視覚トリックみたいな感じでよかったです。 私がお化け屋敷コーディネーターだったら、さっそく使うんだけどなー。 (小)の走る距離といい、(大)の出現場所の近さといい、走る速度といい完璧でした。 ホラーも数学なのかもしれない。あるいはリズム。 要求をかなえたら人質を返してくれるとか、 人間の犯罪者より悪魔の方が余程紳士的だなと思ったんですが、 友のために自分を犠牲にする尊い精神に、神は奇跡を起こす というような説法が2回あるので、 もしかすると最後に救ってくれたのは神って言いたいのかもしれないです。 でもそれ、神が生贄を必要とするってことで却って怖いような…。 ホラー映画で驚き役が夫婦だと、進行の都合上 夫はすごいワンマンだったり、奥さんを全然信じなかったりしますが、 この夫さんはこれまで見たなかで一番草食系だった。 奥さんの希望は全部かなえてあげて、何でも言うことを聞いてあげる。 こんな都合のいい夫いるか?非実在夫なんじゃ?って疑ってました。 「死霊館」のときも確か書きましたが、 実際のアナベルはもっと単純な顔立ちの愛らしい人形です。 でも「見たら呪われる絵」とかとセットの画像があるので 検索には注意が必要です……。 あ、明日夜にNHK「SWITCHインタビュー 達人達」で 松井優征先生が対談なさるのでファンは注意。 それと同時刻「天才探偵ミタライ」も放映するので 同じくファンは注意。 ---------------------------------------------------------------- 2015/03/07(土) 色々感想 プリキュア 主人公と人魚姫先輩はお互いに下の名前で呼びたかったんだけど、 あとから入ってきた星っこちゃんがアッサリ名前呼びして、 「あっ…(ずるい…)」ってなるの可愛いですね。 あのデザイナーのおじいさん、モデルがいるらしく ヒラコー先生がついったーに写真を貼ってらっしゃったけど、 アメコミ映画のめちゃめちゃ強いヴィランみたいな 格好いいおじいちゃんでした。 https://www.google.co.jp/search?q=Karl+Lagerfeld&biw=1650&bih=910&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ei=8vzzVMauBai1mwXpkIHwAQ&ved=0CAYQ_AUoAQ 宝石の国(アフタヌーン掲載) 二次創作はボルツとダイヤ以外あまり見て回ってませんが 新しく登場したパパラチア先輩、左側として引っ張りだこになりそうですね。 主にルチルとペアで…。 マリみての聖様のにおいがする。 聖おにいさん(モーニングツー掲載) 漁師兄弟が同じ顔という萌え設定が明らかになった! 自転車回です。 ブッダにとっての漁師兄弟=息子の悪い友達、 すごく…納得した…。 聖おにいさん(新刊) 雑誌掲載時、イングレスの事全く知らなかったので チンプンカンプンだったけど、 その後ちょっと内容を教えてもらう機会があり 再読したらちょっと分かった! 仮面ライダードライブ 今週すごいいい話だった! 怪人が出てきて、人間を殺そうとするけど 「最期に好きなアニメの最新回を見せて!」ってお願いして、 2人で見たら神回で、怪人と一緒にわあわあ泣いて、 怪人もオタクになって、2人でずっと暮らすって内容。 主人公は体育会系だから気持ち分からないよ…って言う 彼の両目に「断絶」って文字が見えそうで、気持ちがすごく分かった。 機密漏洩はすごく駄目だけどね…。 ダウントン・アビー2 珍しく良いことばかりのお話でした。 ぐねぐねと紆余曲折していたマシューと長女がようやく両想いに。 でも今後も色々あるんだろうな…。 エレメンタリー2 蚊のサイズの超小型ドローンにより人間が3名殺されるという ややSFっぽい回でした。 通気口を通って警察の尋問室に侵入して被疑者殺害って可能かなあ… 現段階だと無理っぽい気が…。 ---------------------------------------------------------------- 2015/03/08(日) 映画かんそう 「ウルフ・オブ・ウォールストリート」 ジョーダン・ベルフォートの回想録を元にした伝記映画。 マーティン・スコセッシ監督、レオナルド・ディカプリオ主演。 証券会社を起業し、巨万の富を築き、詐欺と資金洗浄で投獄されるまでの 主人公の狂乱の日々を描きます。 主人公は妻と慎ましく生きる求職中の平凡な男でしたが、 大手証券会社に就職してその人生観は変わり、 そこからはノンストップです。 クスリと酒と女と女と売春婦、株、金、金、クスリ、酒、女、株。 頭の回転数を上げるためにクスリをキメて、 気分をあげるために酒を飲むので、 仕事中の薬物は当然のこと、 社内に売春婦が呼ばれてそのへんで始めちゃってますし、 景気付けに人間を投げ飛ばすし、バリカンで女の頭を刈るし、滅茶苦茶です。 まあでも被害者の悲劇は一切描写されないし、ジャンルとしてはブラックコメディなので、 もういっそ面白いです。 フィクション映画としては「fuck!」使用回数最多映画なのだそう。 内容ばれ クスリが強烈過ぎて、立ち上がれなくなって ツチノコみたいに移動するところ、 役者さんが力のこもった演技で楽しそうだった。 バチュラーパーティーに2億8千万円って出た時は 「ハング・オーバー」の新シリーズにすればいいと思いました。 でも仕事上の勝負運がものすごく強い人って (あそこまで極端ではなくても)ああいうタイプが多いのは すごく不思議です。 行いが良くてきちんと生きている人より、 どちらかといえば行いは悪いけれども 常にアッパーな状態で生きている人の方が 望みのカードを引きやすい、ような? (その代り代償でやってくる不幸もまた並はずれて大きいような) あのヨットは本当に沈んだらしい。お金持ちは凄いな。 ---------------------------------------------------------------- 2015/03/09(月) 読書かんそう 「愛について語るときに我々の語ること」 レイモンド・カーヴァー(訳:村上 春樹) 4月に公開される映画「バードマン」で この短編集の表題作がモチーフに使われると聞いて読みました。 一つの場面に至る経緯を、 簡素にしかし実は緻密に説明するような小説です。 愛情は必ず色褪せ変容するというようなことが あまり劇的じゃなくあっさりと書かれているような気がする。 登場人物が惑乱していても、文は全く同調せず静かなままなので 麻痺した神経で状況をただ見ているような感覚を味わえる。 残念ながら私には合わなかった。 内容ばれ 妻を殴ったり、ナンパして断った女を殴り殺したり、 妻を殺したり、少女が全裸で死んでたり、なんかこう… 文章はすごくスタイリッシュなんですけど…っていう。 (not推理小説) とりあえず浮気と女への暴力と失業とアル中を使わずに シリアスな文章書いてみよう?って目を見て言いたい。 なのでとりあえず作品の中では誰も死なず穏便に終わった 「何もかもが彼にくっついていた」とかは比較的好きです。 (これも夫婦関係は現在良好な状態ではないような仄めかしはあるけど) 好みに合う人は、すごく好きになる小説なのは分かります。 村上春樹さんがこの作家さんを好きなのはなんとなく納得。 解説面白かったです。 ---------------------------------------------------------------- 2015/03/10(火) シリル 文章更新「誕生日とプレゼント9」 ルーピン先生たんじょうびおめでとー! 今日は全国的にあちこちで雪が降りました。 先生冬生まれ…って前も同じ事書いたな、と思ったら 2011年でした。ヒッ!縁起でもない! 先生のお祝いをするのも今年で11回目です。 映画かんそう 「カポーティ」ベネット・ミラー監督 トルーマン・カポーティがカンザス州で起きた一家4人殺害事件を知り、 その犯人の生涯と事件の詳細をインタビューし 死刑になるまでの様子を綿密に綴ろうとする過程を撮った作品です。 家族の縁の薄かったカポーティは2人組の犯人の1人にシンパシーを抱き、 甲斐甲斐しく彼の世話を焼きます。 しかし同時に彼が死刑にならないと結末が書けないので 死刑が早く行われることを強く望んでいます。 死刑囚は作品のためにカポーティに利用されているのではないかと疑いつつ、 彼に友情を寄せます。 「フォックスキャッチャー」でもそうですけど、 多くを語らない、音の少ない、圧迫されるような演出で 縺れ合った重い感情を表現するのが大変巧いですこの監督は。 内容ばれ ハンストで衰弱した死刑囚にベビーフードを買ってきて スプーンで食べさせてやったり、暖かい言葉で友情を語ったりするのに、 「冷血」というタイトルを知られてはまずいので、 本の題を死刑囚に尋ねられたときにまだ決まっていないと平気で嘘をついたり、 彼を放っておいて1年旅行に出掛けたりする。 冷血とは、殺人犯の事を指すのか それとも殺人犯を無慈悲に利用して名声を得ようとする作家の事なのか と質問するシーンがあるが、それがこの映画の核の部分だと思う。 でもきっとそんなのは当人にも分からないんじゃないだろうか。 彼等の友情はずっと対等ではなかったけど、 最後に逆転して、それでも矢張り対等にならなかった。 立場が入れ替わっただけだった。 カポーティはその後、小説を完成させることができなくなった。 最後の注釈がちょっと気になったのですが、 「叶えられなかった祈りより、叶えられた祈りの上により多くの涙が流される」 はタイトルの元になった言葉で、 彼の未完の小説の題名はあくまで「叶えられた祈り」じゃないのかな。 「冷血」はノンフィクション・ノベルという手法が初めて使われた小説なのですね。 犯罪者が死刑になる小説を書く映画だし、 カポーティはこれ以降小説を1冊も完成させられなくなってしまったし、 その後書いた未完の作品「叶えられた祈り」のせいで自殺者が出たし、 カポーティー自身失意のうちに死んだし、 主演のフィリップ・シーモア・ホフマンも亡くなったし、 死の匂いの濃密な作品です。 ---------------------------------------------------------------- 2015/03/11(水) ドラマかんそう 「PERSON of INTEREST 犯罪予知ユニット」 シーズン3 11話〜23話 傷心のリースくんがコロラドに去ってしまって、 優しいファスコが迎えに行ってあげます。 本当あのひと優しいな。 ぜったいかえらない!って言い張るリースくんと殴り合いになるんですが、 リーチが全然違うので、ファスコやめときなよ〜ってハラハラしました。 政府による国民の監視に反対する武力組織ヴィジランスと、 マシンと同様の性能を持ちながら人間を助けるという制約のないサマリタン、 2つの勢力と戦うことになります。 シーズン3は中盤に衝撃展開があって、 チーム全員の生き方や考え方をちょっと変えてしまったのですが 後半の展開も怒涛でした。 ラストばれ フィンチさんの少年時代がチラ見できます。 そもそもお父さんの認知症を少しでもサポートできるよう 記憶装置の開発を始めたのがきっかけ。 不正な国際電話を掛けられるマシンを開発して仲間と悪戯するエピソードは スティーブ・ウォズニアック氏がモデルですね。 他のマシンの開発計画名が ステラウィンド タイズ ジェニシス フューチャーマップ ジェノア そしてサマリタン、本命がノーザンライツ なのですが、どういう法則で名付けてるんだろう。 とりあえず「ステラウィンド」という個人情報収集プログラムは 本当にあったみたい。 13話の、去ったリースくんにもう一度来ないか?って誘う時の ものすごく勇気を振り絞った感のあるフィンチさん好きです。 「行けそうにない」って断られて、しょんぼりして、 「新しいスーツを作りたいんでね」って言われて 「(えっ…あっ…!)」って考えている顔も。 17話で突然日本人モブ「ダイゾー」が出てきて ルートが日本語を喋ったので驚く。わりと真面目に練習なさったな、という発音。 このドラマ日本ねたが地味に多い。 「急いで下さい」 「パースの隠れ家でケーシーに会って下さい」 「また会いましょう」 ダイゾーの中のひとは明らかに日本人じゃなくて、ラストで出てきたときは むしろルートより日本語ヘタだった…。 18話、リースくんが「うちのキャプテン・アメリカ」と呼ばれたし シャワルマの話題がでてくるし、なんとなくマーベルねたっぽい回。 19話はなんとなく不自然な回だった。女性の不器量をギャグにするのもPOIらしくないし、 銃器の扱いがコメディ調で雑だったし、ショウと同じ部屋で監視することになったリースくんが ベッドが1つしかない事をまず気にしたりとか、脚本家さんが初参加の人かな?と思ったけど そうでもなくて、いまだにちょっと謎です。 すごい百合だと噂には聞いてましたがショウとルートが本当に百合でした。 20話で出来上がったね。私には分かった(笑)。 チームのアタッカーで短気で女らしくないショウの方が背が低くて元医者、 ガーリーなルートの方が背が高くてフィンチさん並みのスーパーハッカーで サイコパスというのがファニーで面白い組み合わせ。 サマリタンが本格稼働したらマシンの守護者である4人は殺されるが、 先手を打って稼働の原因となる下院議員を殺せるチャンスが来たという局面で フィンチさんは主義としてその殺人を否定するのですが、 それより後のエピソードで、彼等がグレースを傷つけたら全員殺せって リースくんに指示するシーンがあり、フィンチさんそれはだめだよ…って思った。 図書館を出るシーンが切なかったですね。 あそこは大丈夫、安全なところ!っていう認識だったので。 あそこはドーナツを食べたりお茶を飲んだりしてみんなリラックスしていて、 ベアがいて、リースくんがフィンチさんをからかったり、 あるいは逆だったり、ずっとそういう場所だと思ってました。 シーズン4はどうなってしまうんだろう。 レンタルはまだ開始してないという…そわそわします。 (明日はPERSON of INTERESTシーズン3の名セリフを羅列します) ちなみにキャプテン・アメリカのページも昨日更新してます。 なんとカプの片方が3月10日誕生日なのです…。 お、おめでとう! ---------------------------------------------------------------- 2015/03/12(木) 「PERSON of INTEREST 犯罪予知ユニット」 シーズン3 12話〜23話 名セリフ ここのやり取りが一番好きです。 ファスコ人気あるのわかる。ファスコめちゃいいやつ…。 リース「悪くとるなよ。いい人間をやるのは新鮮だろうが世間は騙せない。自分もな。 あれは人助けじゃない。運命の先送りだ」 ファスコ「世間はどうでもいい。戦う意味はある」 リース「いや俺は学んだよ。万物はいずれ朽ちるんだ。救っても結局は死ぬ。 お前だっていずれクズ警官に戻るさ」 ファスコ「いいか、彼女は特別だった。俺たちとは格が違う。でも殺された。 クズだからって俺は諦めない」 ショウのセリフは尖ってるのが多くて彼女らしくてこれもまたよかった。 「もうチームに死人は出さない。イキがるのはやめてよ援護するから」 「夜の公園は危険って教わらなかった?」 「あんたの言うとおりよ。私は政府に仕えていたし復讐したい。 でも大事なのは"どうやるか"よ。"何をやるか"よりもね。 つまりあんたはテロリスト。テロリストは殺す」 ルートのセリフ 「あなたは歳ね。40歳を越えている。15ヘルツより上の音は聞き取れない」 「人間の欠点よね。誰かが正してくれるのをじっと待つ。でも誰も来ないし気にしない。 この宇宙は果てしなく混沌としていて冷酷なの。計画なんてものはない」 あと 「なぜこんなに目に会うの?」 「マシンはあなたを見捨てた」 のところのルートは(以前も似たこと書いたけど)磔刑の預言者みたいだった。 マシンはよく神と表現されているし。 (偶然にもリースくんのなかのひとは磔刑の映画で主演してる) リースくん 「暗闇で逆さまでも銃を分解する俺が(棒タイを)結べないわけがない」 リースくんとフィンチさん リース「ネコの悲鳴を止めても?」 フィンチ「ネコでなくヴェルディだ。次は君が選曲するといい」 リース「「ニーベルングの指輪」を俺が歌ってやろう」 フィンチ「ブリュンヒルデはナシで」 敵であるコントロールのセリフもなかなかぐっときました。 「ペンタゴンに77便が激突した時、私はあの中にいた ケガ人を運びだし遺体を処理した。 以来あのテロの加害者の処刑に専念してきた。 我が国への攻撃を考える者も同様に扱った。 少しばかり盗聴したことで私を撃ちたいなら今すぐ撃てばいい」 コメンタリ フィンチさんの中の人が1人でコメントされていて、 せめて誰かもう一人呼んであげようよ!って思った。 ベアーの本名はボーカーなのだそうです。そーかー、ボーカーっていうのかー。 フィンチさんのなかのひとは運動系はからっきしだそうで、 曰く「弾が入ってない銃やオモチャの銃でもケガをする自信があるよ」とのこと。 なかのかた異様に若く見えますが60歳なんですよね…。 「図書館はホームだった。フィンチ、リース&ベアの(字幕:われわれの)。 でもすべてが壊れた」って淡々と仰って、じわっときた。 ---------------------------------------------------------------- 2015/03/13(金) 映画かんそう 「プリデスティネーション」 ロバート・A・ハインライン「輪廻の蛇」を マイケル&ピーター・スピエリッグ兄弟が映画化。 タイムパラドックスものです。 ものすごくトリッキーな話なので 時間のほとんどをあらすじのために費やしてありますが、 ここだけは押さえておかなくてはいけない!というシーンには たっぷりと時間を使ってあり、そして役者さんもとてもいい演技をなさっているので 全体的にびっくりさせられつつも切なさのある、いい映画化じゃないかと思います。 この兄弟監督の前作は、弟が兄に対して一方的に異様な愛情を抱く吸血鬼もの、 「デイブレイカー」なので、おたく的に注目監督。 今回兄弟ものじゃなかったので安心しました…。 時空警察のエージェントである主人公は、 ニューヨークで1万人以上を爆殺する爆弾魔を追っていた。 バーテンダーになりすまして店で働いている主人公の前に 青年が現れ、奇妙な身の上話を始めるのだった……というあらすじ。 内容ばれ めちゃくちゃ沢山伏線を引いてくれているので、 大体途中で分かると思います。すごく親切です。 それぞれの年代の彼女の、彼の苦悩があるので、 びっくりトリックのための記号、という感じはしない。 オープンカフェでお茶を飲んでいるジョンとジェーンかわいかったです。 (わー、イケメンな俳優さんだな、誰だろう、と検索した…) 鶏と卵の話がそもそも最初にあるんですけど、 時空警察の干渉を受けていない状態での始まりはどこなんだろう…。 すごいぐるぐる考えました。 結局のところ飛びぬけて優秀な個体である主人公が エージェントになってから残す膨大な業績が目当てで、 そのあとのデメリットについてはある程度放置、 そして被害を極小に抑えさせるという、 骨までしゃぶりつくす時空警察が鬼畜という気がします。 耳の形をずっと見てました。 ---------------------------------------------------------------- 2015/03/14(土) 色々感想 進撃の巨人(別マガ) セーブポイントなしの連続戦闘を強いられている感じ。 月刊連載で読んでいても、休憩させてくれーって思うので コミックスで読んだら恐怖のジェットコースタ展開だろうな…。 プリキュア プリンセスの修行という事で、お茶会の作法などのレクチャがあったりして 私が女児なら相当食いついてたと思います。 今後ダンスの作法とか、食事の作法とかするのかな? アルドノア・ゼロ2 とんちって言った! もう敵も味方も伊奈帆さまのことを 「一休さん」って呼ぼうぜ! あと、こういう展開がラストあたりに来るんだろうなー って予想してたことが途中でどんどん終わっていくのは 「勝負下着を毎日穿け!」という格言(?)を思い出します。 ローニャ ビルクの凍死体リアルでした。 あまたのBLカップルがドツボに陥る痴話喧嘩を かろやかにクリアしていくショタ幼女カップル…。 偉いなあ。あと婿養子ゲットだぜ。 ナイトメア〜血塗られた秘密〜 とりあえず1話を見てみました。 吸血鬼の謎にせまりつつ、 フランケンシュタイン博士やドリアン・グレイが ロンドンで暗躍する英国ダークファンタジーのようです。 ロケ地がダブリンやロンドンで背景が素敵なんですけど、 画面が黒めで、なにが映っているのか見えないシーン多し。 ダウントン・アビー2 お父さんが財テクに失敗しました。 まさかの一点買い。おーい!お父さーん! 使用人と駆け落ちした三女が戻ってきたりして 新たな波乱と結婚式です。 アメリカの魔女とイングランドの魔女一騎打ち。 相棒 右京さんの「あと1つだけ」を スーパースルーできるのは雛子先生だけ。 右京さんが「耳ざわりのいい」(絶賛変遷中の言葉)言っちゃった! 撮影が押しているのか!? 最終回、ダークナイトって、ちょ…。 天才探偵ミタライ うん…がんばっていたと思う…。 でもやっぱり作品選びに失敗したというか、地味だ。 エキセントリック系の探偵役は、ガリレオやSTや、 リーガル・ハイもそうかな?もう世に多く登場していて、 もちろん日本では御手洗さんが始祖なんだけど テレビドラマを見ている人はたぶんそんなの知らないし、 「どっかで見たような…」って感想だったんじゃなかろうか。 2人のブロマンス的いちゃいちゃはよく表現されてたと思います。 エレメンタリー2 ワトソンを犯罪組織に人質にとられたホームズが狂乱する回。 この話のマイクロフトは一般人だと思ってたら、そうじゃなかったっぽい。 SWICH 伏線の後は笑いを入れるとうまくごまかせるという 松井先生の話はすごーく参考になりました。 基本的に昔のインタビューで仰っていた事と同じで 描いた作品100%アニメ化、あと実写映画化もされたのに まだ自分の漫画なんか誰も見ないって精神で描いてらっしゃるんだな…。 逆にすごいと思いました。 松井先生は質問が上手い。相槌はあまりうまくない(笑)。 鷹岡の回は連載最低くらいにまでアンケート結果が下がったらしい。 あ、みんな主人公たちが苦難にあうのが嫌なんだ!? 嫌=面白くない、って認識なのか。 松井先生の仕事場、あれじゃもろばれじゃないかと思うんですが ちょっと心配です。 ---------------------------------------------------------------- 2015/03/15(日) ランボー怒りのアレルギー検査 以前鮮魚を食べて体調不良になり、 食あたりかアニサキスかと日記で騒いだことがあるのですが、 以後同様の事が合計で半年に3度あり(症状:腹痛と嘔吐)、 お店の共通点は高級鮮魚を扱うという所だったので 食あたりとも考えにくく、 これはもしかしてアレルギーじゃないのか?と推理するに至りました。 それで原因の魚を特定するべく病院に行くことにしたのですが、 まず病院選びこれが大変。 サイトではアレルギー科があると書いていても、電話を掛けると 「今はもうやってないです」と言われたり、 「やってますが15歳未満に限ります」と言われたり。 次に予約がこれまた大変。 やっとみつかった土曜日も開いている病院に電話をしたら 予約が取れたのが2か月後。 そして肝心の検査ですが、 3つのお店で食べた共通の魚、 それから自宅で食べて平気だったものを差し引くと 容疑者は生タコ、タイ、ヒラメでした。 その3種の検査をお願いしたら 「この中で検査できるのはタコだけです」 とのことでした…。 検査結果報告の予約が1か月後しかとれなかったので 3か月待ってタコがOKかNOかが分かるだけ…。 残りの魚に関しては、自宅で1種類ずつ食べてみてはどうでしょう? というアドバイスを頂きました。 うん…どうせなら3つともそうすればよかったかなって気はちょっとした。 健康診断以外で病院に行くのって、 7年〜10年に1度とかなのですが、 受付業務や会計業務がすごい進化していて、 病院側も患者側もマスゲームのように揃った俊敏な動きで すごい早かった。あれはびっくりした。 医学は…私が思ってたよりは進歩してなかったです…。 ---------------------------------------------------------------- 2015/03/16(月) 映画かんそう 「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」 ノルウェー出身の、モルテン・ティルドゥム監督。 解読不可能と言われたドイツの暗号エニグマの解読に成功した 数学者アラン・チューリングの人生と苦難を描いた伝記映画です。 戦後と、大戦中、アランのパブリックスクール時代と3つの時間軸で展開します。 英国成分が濃いのでお好きな人にはたまらないし、 パブリックスクールはアランの友人への淡い恋心の話だし、 暗号解読の過程と結果は若干誇張があってエンタメ的にはらはらしますし、 人格に問題のある天才は主演カンバーバッチさんの十八番で演技も大変見ごたえあります。 脇役も渋い(マーク・ストロングさん諜報員役が多すぎて本当の諜報員に見えてきた)。 ドイツの暗号器エニグマ、それとアランの開発したコンピューターの先祖クリストファー、 レトロテクノロジーの好きな方も必見です。 (これ現在でもブレッチリー・パークに展示されているのですね!わあー) 内容ばれ 級友への恋と彼の死は実際にあったんですね。 あと短期間の婚約も。 マシュー・グードの演じるチェスプレイヤー、ヒュー・アレグザンダーが まるで「風立ちぬ」の本庄さんでした。 実在のアレグザンダーさんのその後を見ると、 この人、コミュ力あったんだろうなーという感じです。 頭が良くてコミュ力あるとか無敵じゃないですか。 チューリングは…頭が良くて体が頑強だったけど(実際長距離走がお得意だったそうです) コミュ力は…それどころかアスペルガー症候群てきな描写までありました…。 なので普通の人間の使う仄めかしや揶揄は、彼にとって暗号のようなものだった、 という解釈は面白かった。 彼なりに頑張って食べ物を配ったり、ジョークを言ったりするところよかった。 私は以前、他殺説を聞いていたので、自殺事故他殺どれか分からないようにするのかな? って思ってたら、自殺説一択でちょっとびっくりした。 ---------------------------------------------------------------- 2015/03/17(火) 映画かんそう 「博士と彼女のセオリー」 ホーキング博士の学生時代、そして発病、現在までを描く伝記映画です。 どちらかといえば病状の進行と妻との愛情の移り変わりがメイン。 主役の人はこれでアカデミー賞主演男優賞をとりました。 (関係ないですが主演のかたはウィリアム王子と同級生のハイソ俳優) (発達した口輪筋による口元の演技がすごいと思った) 内容ばれ 博士の提唱した理論をエンタメ的に見せてくれると思っていたので まさかの昼メロ演出にびっくりしました。今回は邦題が正しい。 教会のあの男性がいいひとすぎて気の毒でした。 博士は結局あの看護師さんとも離婚してるのですね。 デヴィッド・シューリスがホーキング博士の恩師シャーマ教授を演じています。 生徒たちと一緒に電車に乗ったりして、ルーピン先生じゃないの!という感じ。 RED2と比べると、ややふっくらされたような。 それとダウントン・アビー2にも出てきましたが 英国人はどんだけジェスチャーゲームが好きなのか。 「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」と 「博士と彼女のセオリー」 は、別に似ている訳じゃないけどかぶっている部分があるので 連続して見るとエピソードが混ざります。 共通点(両方の映画のおちばれ注意) 英国の苦難の天才の話 学友との青春 聡明な女性と一生のパートナーになるかと思わせておいて結局最後はいい友達になる ラストで英国王室に認められる ---------------------------------------------------------------- 2015/03/18(水) 映画かんそう 「イントゥ・ザ・ウッズ」 シンデレラ、赤ずきん、ラプンツェル、豆の木ジャック等、 おとぎ話の主人公たちがダークな世界で邂逅する ミュージカル映画です。ロブ・マーシャル監督。 私は「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」の楽曲が好きなのですが 同じ作曲家スティーブン・ソンドハイムさんによるこの映画の曲、とくにOPが好きです。 ただし後半かなり乱暴かつ理不尽で眠い展開なので この話は舞台で見た方がいい作品なのかもしれない。 映画ならではの大胆改変がもっと必要だったのかも。 衣装はよかった。ティム・バートン監督とよく仕事してらっしゃる コリーン・アトウッドさん。 ジョニデの出番は5分ほどですぞ。 内容ばれ チャーミング王子とその弟が、自分達の恋心を歌うデュエットがあるのですが、 何故か2人で自らのシャツをバリーンと開いてお胸を見せるのですね。 私は何とか我慢したんですが、 2人ほど女性が「ブフヒー」ってふきだしておられました。 分かる…分かるよ…たぶん同類さんだと思うけど…。 あと非おたくのひとはどうしてあれで笑わずにいられるんだろう…。 魔女が何をしたかったのかよく分からない。 母親魔女と正常な親子関係が結べなかったが故に、 ロールモデルがなく、養女のラプンツェルと距離が取れず、 親離れしようとしている彼女を、自分の容姿の醜さを理由に捨てられると思い込み、 パン屋夫妻を利用して美貌を取り戻すが、結局娘は出て行ったので 絶望して母親の呪いで自殺した…でいいのかな。重い…。 舞台版の感想をネットで漁ってみたのですが、 これ1部は童話世界通常運営のハッピーハッピー展開、 2部で反転して巨人による殺戮と童話お約束崩壊、という構成になっているのですね。 うーん、それだったら色調から演技から前半と後半でがらっと変えるべきだったんじゃ…。 あと元があるので仕方ないとはいえ、 カタルシスを得るシーンがないのは映画的につらいです。 魔女は絶対悪ではなかったし、巨人夫は強盗殺人の被害者だし 巨人妻に至っては夫の敵討ちにきて騙されて殺されるし、 王子様は浮気性、仲睦まじい夫婦の妻は死に、 少年の親は死に、幼女の保護者は行方不明。 エンタメ映画って華のあるシーンと (大宴会・大軍ワーワー・大きな建造物が壊れる・大災害・強者無双) カタルシスのあるシーンが (恋愛が成就して永続する・悪が倒される・善良な主人公が成功する) 不可欠なんすよ…。 おとぎ話・児童文学のリメイクは難しいですね。 赤ずきん、ジャックと豆の木、白雪姫、不思議の国のアリス、美女と野獣、眠りの森の美女、 どれも近年映画化されていますが、大成功と言えるものは特にないような…。 雪の女王はモンスターヒットでしたけどね。 ---------------------------------------------------------------- 2015/03/19(木) フィギュアを買ったので、家具や道具を揃えるべく ドールイベントに行ってみました。 ・同人誌即売会より年齢層が高い (人形の値段を考えると学生さんには厳しい趣味だもんね) ・男女半々くらい (これは意外でした) ・購入必須のパンフレットがやや高い (オンリーイベントくらいの厚さで1500円だった) ・人気サークルとそうでないサークルがある (当たり前だけど。私には違いが分からなかった) ・スペースの半分くらいは、交流のための有料テーブルだった。 (販売目的ではなく、座って人形を見せ合うために 場所代を払ってるのでしょうたぶん。これはなるほどと思った。 サークルスペースがオフ会集合所になるトラブルが時々あると聞くので 同人誌即売会でも交流テーブルが買えるようになれば…。 でも会場にそんな余りスペースは出ないのが多いですけど) フィギュアのサイズが、1/3、1/6、1/12って表現するのが普通だと思ってたら アルファベット表記でまったく分からなかった。 買う時に確認しようとして、最初通じなくて大変でした。 あれたぶん同人誌即売会で「この本は男性同士の恋愛を描いてるのですか?」 って聞くのと同じくらい素っ頓狂な質問したな私…。 アウェイの場所ってどきどきしますね。 道具も家具もお洋服も、だいたい人間のものと同じくらいの値段という印象でした。 ---------------------------------------------------------------- 2015/03/20(金) 「ギレルモ・デル・トロ 創作ノート 驚異の部屋」 友達が邦訳版を貸してくれた。 当たり前だけど英語を流し読みするのとは情報量が違う。 彼が常に持ち歩いているアイディアノートと 彼の大好きなものを集めたコレクションハウス「荒涼館」を 写真を中心に紹介してあります。 どちらもオタクが見てわくわくするものです。 荒涼館にはマンガルーム、レインルーム、サンルームなど それぞれ趣向の違う部屋があるらしいですが、 監督の一番のお気に入りは、スイッチ一つで雷雨の夜を再現できる部屋(笑)。 見たい…。 等身大の人形が何体かあって、特に書架の前のラヴクラフトの像とかは うっかり声をかけてしまいそうなほどリアルです。 アイディアノートは彼の死後、娘さんに譲られることが決まっていて、 見ていて楽しいものになるように書いているとのこと。 寺田克也に落書き描いてもらっちゃった、とか スティーブン・キングとジョー・ヒル(キング息子)と ランチしたときにレシートにサインしてもらった!、とか ノートに貼ってあるのかわいいです。 デル・トロ監督は好きな人に、わーい!って声をかけて どんどん仲良くなっちゃうひとのようで、 そしてこの本に寄稿している仲良しさんたち、知ってる人多数。 ニール・ゲイマンやアルフォンソ・キュアロンやマイク・ミニョーラ、 あとなぜかトム・クルーズ(「狂気の山脈にて」が実現していたら出演予定だったらしい)。 でも初対面のキュアロンに 「スティーヴン・キングの原作は最高なのに、 なんで君が手がけたエピソードは最低なんだ?」って言い放っちゃう 辛口男でもあるようです。 わー、でもキュアロン監督とデル・トロ監督のキングに関するマシンガントークとか、 隣のテーブルで聞きたかったなあ!翻訳コンニャクを食べてからな! でも8年たって知りましたが、 「パンズ・ラビリンス」に出てきたパンは実はパンではなくファウヌスだったんですね…。 原題は「ファウヌスの迷宮」で、英題が「パンズ・ラビリンス」。 英語版でもあの怪人はファウヌスという名で、パンという言葉は1度も出ないけど、 分かり易さを優先してパンズ・ラビリンスという英題に決定したらしい。 日本の配給社はお客が混乱しないよう「パン」という字幕にしたとか。 調べたらローマ神話のルべルクス=イタリアの土着神ファウヌス=ギリシャ神話のパン、のようです。 (これは人から教えて頂いたのだけど、フォーンも同類…?) それとウィリアム=スペイン語でギレルモっていうのも初めて知った。 本当なら「ホビット」の監督をする予定で、その準備のために2年待ったけど 話が進まないので降板して、次に「狂気の山脈にて」の監督に抜擢されて、 2年準備したけど今度はスタジオ側が降りて、 それで「パシフィック・リム」製作の前に4年空いてるのか。 これも知らなかった。一番実力の出せる年齢での4年は痛いな。 ---------------------------------------------------------------- 2015/03/21(土) 色々感想 マギ 一応の決着がついた? 片方がマギを失い、片方が王の器を失うという 両陣営大打撃で終わりました。 それにしても使われた魔法がえぐかった。 片方は宇宙空間を命尽きるまで漂い続け、 (「ゼロ・グラビティ」の恐怖) 片方は脳と全身の神経が遮断された植物人間状態です。 アルドノア・ゼロ2 いなほ様が気絶したらOSみたいなのが喋りはじめたんですが メカになったのって片目だけじゃなかった感じ!? もしかして脳も? スレインくんといなほ様が撃ちあうと、 ちょっとシャアとアムロみたいですね。 ダウントン・アビー3 固い友情で結ばれた下衆コンビが仲違いをしたので 互いに嫌がらせ合戦を始めたぞ。 下衆の紅白歌合戦だ! 標的になるのは各自のご主人様の衣服です。 ちょっと!迷惑よ! よくまあこれだけトラブルを思いつけるなというくらい 問題の連続ですが、そういえばあの殺人、 彼が本当に無実であるという客観的シーンはなかったんでしたっけ…? サミュエル・ジョンソン「優雅でなければ人生ではない」 (だめだ、Fateのあのひとが出てくる…) 相棒13(最終回)状態:激怒 うん…伏線一切なかったうえに そういうキャラクターではなかったし、 (最初の犯行はありかな?て思ったけど、継続して行うのは変だ) (それだったら転職するくらいの分別はある人だっただろう) あと白血病と妊娠は一体なんだったのと…。 もしかして父親になることが判明した後も部活を続けてて、 今回知らない振りをして活動を停止していれば逃げられたのに、 パートナーよりダークナイトの名誉に執着したってこと? そんな人だっけ?というかこの結末はいつ頃決定したの。直前? うーん、話題作りとしては大成功だと思います。 とりあえず「相棒」というタイトルを 「杉下右京の事件簿」に改題して頂きたいです。 いまの右京さんのパートナーって、 誰でもいい雑用係・視聴率と話題作りのためにいる客寄せパンダ、 新鮮味がなくなったら交換する花瓶の花みたいなものじゃないですか。 相棒って名詞の意味はそんなんじゃないですよ。 それと、ものすごい苦難の人生を辿ってきたブルース・ウェインと ダークナイトを撮ったノーラン監督に謝ってください。 ---------------------------------------------------------------- 2015/03/22(日) 映画かんそう 「ウィ・アンド・アイ」 ミシェル・ゴンドリー監督。 学期末で明日からは長期休暇の学生たちの乗り込んだ、 下校バスの中は大騒ぎ。 噂話と、面白い動画、喧嘩中のゲイカップル、 執拗なからかい、休暇中のパーティーの計画。 躁病的に陽気で必要以上に攻撃的な彼等の態度は、 バスに乗っている学生が下車して減っていくにつれ変化し、 やがて素の自分を見せ始める。 バスの中だけでお話が完結します。 3年にわたってティーンへのインタビューを続け、 演じる人物もなるべく役に近い境遇の若者を選んだそうで、 彼等の会話はなるほどリアルです。 あまりゴンドリー監督作品っぽくはない。 しかしブロンクスの平均的なバスはあんな感じなんだろうか。 だとしたら恐ろしくて乗れない。 乗客の初老の女性をセクハラねたでからかって 液体をぶっかけたり、 子供に煙草の煙を吐きかけたり、 座席の後ろに食べかけのピザを捨てたり。 あれでヘアスタイルがモヒカンなら北斗の拳ですよ。 ゲイカップルの終盤の会話とか、 悪ガキの1人が1匹狼の少年と友達になりたくて声をかけるところとか いいなと思う箇所はあったんですが、 ともかく学生たちの「ウィ」の状態が怖すぎてそれどころではなかった。 あと、この題材はどちらかといえば小説向きではないかと思った。 ---------------------------------------------------------------- 2015/03/23(月) タラサ志摩に行ってきた。 それで海水プールに浮かんでお昼寝したり、 熱々の海藻パックを全身に塗りたくって3重のシートにくるまったり、 (海藻くさいファラオのミイラ…と思ってるうちに寝落ちてた) 海水のミストを充満させた青い部屋で瞑想したり、 ジェットバスで全身シュワシュワしたり、 ユーカリとティーツリーの香るサンルームでひなたぼっこしたり、 海水プールで泳いだり、 海の見える展望ジャグジーで1時間だべったり、 全長30分の遊歩道を散歩したり、 (わりとハードなコースです。雨の日の翌日などは運動靴でもやばい感じ) 庭のすぐ先にある海を見に行ったり、 2時間ほどかけてフルコースを食べたり、 色々やって、貴族かよ!という気持ちになったので 旅行に行きたいけど疲れてて観光とかしたくない、 のんびりしたい!金ならある!という方におすすめです。 この季節の平日だと、全然ひとがいないので究極に優雅です。 ---------------------------------------------------------------- 2015/03/24(火) おはらい町、それとその中にあるおかげ横丁は、 ワンコインで食べられるおいしそうな店が、 ずーっと続く、ある意味恐怖の街なので 食いしん坊さんは1食抜くくらいの準備をしたうえで 是非とも挑戦して頂きたいです。 株式会社赤福が年収に相当する140億円を投資して おかげ横丁を作ったとか全然知りませんでした。 けっこうな大博打だと思うのですが、当たってよかったです。 日本酒がお猪口1杯から立ち飲みできたり、 地ビール利き酒セットがあったり、 食べ物も、アワビ串や牛串、ふぐ串、カキフライ串、チーズ天串、 伊勢うどん、コロッケ、蒟蒻羊羹、豆腐アイス、もちろん赤福ぜんざい(季節限定)。 ここは天国か!?という感じです。 ---------------------------------------------------------------- 2015/03/25(水) おかげ横丁マスコット「おかげ犬」 事情があって伊勢参りに行けない主人の代わりに 犬を参拝に行かせる風習があったらしい。 首のところにお金を巻いてもらって、 犬に餌をやったり泊めてやったりした善意の人が そこから料金をもらうというシステムだったらしい。 しかしご近所さんが参拝旅行に出る時 ついでに連れて行ってもらうのなら分かるけど 犬単体で果たして伊勢まで辿り着けるだろうか… とは思ったけど、かわいいからいい。 この首の注連縄、パッドフットにも似合いそうですね。 ---------------------------------------------------------------- 2015/03/26(木) 読書かんそう 「火花」又吉直樹さん 漫才師の主人公が20歳の時に、 4歳年上の漫才師神谷さんと出会って彼を師匠と決め、 その後8年以上交流する話です。 「共感って確かに心地いいねんけど、共感の部分が最も目立つもので、 飛び抜けて面白いものって皆無やもんな。 阿呆でもわかるから、依存しやすい強い感覚ではあるんやけど、 創作に携わる人間はどこかで卒業せなあかんやろ。」 「もし、俺が人の作ったものの悪口ばっかり言い出したら、俺を殺してくれ」 時々ある神谷さんの創作論や、 主人公と神谷さんの即興のコントみたいなのがおもしろい。 でも小説としてはあまりエンタメ的ではありません。 神谷さんは面白さのためなら下ネタも差別も辞さない、 行動も発言もすべてお笑いの方向を向いている、 一般人からしたらやや危ないラインのひとなのですが、 主人公にとっては絶対的な天才で、 そんな神谷さんの変人ぶりを、主人公は淡々と描写します。 主人公の相方も神谷さんの相方もみな良い人で、 というか基本良い人しか出てきません。 ややオチばれ 途中くらいで「これラストで決定的な破壊がある気がする…」 と思いました。具体的には神谷さんの死とかそういう。 でもその予想は外れて、でも死亡と同じくらいインパクトがあって 主人公と一緒に呆然としました。 脱力出来て明るい、いいオチでした。 すごく売れて、映画化もされるかもしれない。 (映画化されたらカップリング同人誌も出ると思う。主人公×神谷さんで) けどいくら出版社が潤おうとも、さすがにこの本が芥川賞をとるのは、あかん。 ---------------------------------------------------------------- 2015/03/27(金) 映画かんそう 「ナイト ミュージアム エジプト王の秘密」 エジプトの神秘の石板の力で、 博物館の展示物が動き出すシリーズ3作目です。 ロビン・ウィリアムズの遺作。 今回は展示物のみんなの様子がおかしくなり、 その原因は石板の腐食にあると見た主人公が、 石板の秘密を知るアクメンラーの父王に会うために 大英博物館へ渡るというあらすじ。 相変わらず賑やかで楽しいです。 小ネタにもちゃんと伏線があったりして意外と丁寧です。 今回ブロマンス1.2倍(笑)。 内容ばれ 最後かと思うとやっぱり寂しいですね。 (続けるにしてもテディは出てこないわけですし…) 夜中に動くのをやめて普通の展示物に戻るという選択をしたあと、 テディが「もう休ませてくれ」って言うところがあったりすると ウッときます。 ガイウスとジェドに対して、 「あれ?このひとたち?」と思ったのは今回が初めてです。 丁寧なウルヴァリンねたをありがとう! そうか両方20世紀フォックスか。 おさるとベン・スティラーのキスがすごくかわいかった。 ---------------------------------------------------------------- 2015/03/28(土) 色々感想 暗殺教室 今回、渚くんがどうするかと、アイディアとして花火が出るのは 何となく分かったけど、写メるひとがいるとは思わなかった(笑)しかも2人も。 あのテクニック、他の誰がやっても顰蹙だけど、渚くんなら許される! 松井先生&二宮君の対談が載ってました。 マギ マギと王の器が生き残ったから手を組みませんか? って算数的に考えたらその通りなんだけど、 その提案は気が狂ってるよ白龍くん…。 あとアリババくんは復活する気がする。 美男高校地球防衛部LOVE!(最終回) 主人公のきょうだいが先代の戦士だし、 洗脳されて敵になるし、背中に羽が生えるし、 プリキュアのお約束をきっちり押さえての大団円でした。 実はリアリティーショーだったというのは新しい。 プリキュア 今回は舞踏会準備編。 プリンセスを夢見る主人公がドレスを自作する回。 こういう場合、目標に向かって努力する姿勢を周囲は 賛美して終わりそうなものですが、 学生としての本分が疎かになっていると 人魚姫先輩に注意されるところが好ましいですねなんとなく。 山賊の娘ローニャ 前半まるっと妻子持ちの中年男の殴り合いです。 結局マッティスが勝った。 マッティスが、自分の娘は絶対に意志を曲げないということを学習し、 そしてそんな娘を容認したのが喜ばしいです。 ニンニンジャー ピンクの人が、おっとりしてるので分かりにくいけど実は言ってる事は厳しくて ふわふわ天然に見えて実は誰の助けも必要ないくらいしっかりしてるというのは 面白いキャラクターでいいですね。 ダウントン・アビー3 イーディス…姉が幸福になる事を積極的に妨害する子だったので あまり好きではなかったんですがさすがにあれは気の毒だ…。 (結婚式の途中で花婿が「やっぱり結婚やめます!」って逃げた) 財政難はなんとか乗り越えられるようですが、 お父さんに資産運営を任せちゃだめだと思うヨ。 貴族と使用人の身分制度は今の価値観からすると人道的ではないですが 病気になった使用人に対して、一生面倒を見るから心配しないでと言うのは凄いです。 現代では血のつながった肉親すら見捨てられる事もあるのに。 ナイトメア 英国のエジプトねたってわりとメジャーなのかな。 アマウネトとアメン・ラーが交わる時人間が滅ぶどうのこうの言いだした。 ものの食べ方を教わったり、言葉を教わったり、 初めての散歩で目をきらきらさせていたフランケンシュタインの怪物はとても可愛かった…。 でも憎しみに萌える初代怪物が出てきて殺されちゃった…。 エヴァ・グリーンはスタント使わずに自力で演じているとのこと。 さすがに交霊のシーンは支えを使ってそれをCGで消してたけど。 体が柔らかいんだな! フランケンシュタイン博士の生計のための仕事が肉屋と外科医ということは 切り裂きジャックの正体ってもしかして…? エレメンタリー2(最終回) 私は2人のひとが1人を取り合う三角関係にはあまり興味ないんですが 全員が愛し合っている三角関係はいいものですね。 罵倒してくる弟を抱きしめる兄! ここのホームズ兄弟は両方とも人間らしい弱さがあって、逆にそこが良い。 ホームズが薬に再び手を出しそうかも…という引き。 「エージェント・オブ・シールド」 4月3日から深夜、日本テレビで放映するそうです。 MCUを見ている方はぜひー。 ---------------------------------------------------------------- 2015/03/29(日) 映画かんそう 「ラブリー・モリー」2012年 「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」のエドゥアルド・サンチェス監督作品。 幸せいっぱいの新婚夫妻が、妻の実家の古い家屋に引っ越してきて、 やがてそこで不気味な現象が起こり始めるというホラーです。 2通りに解釈できるようになっていて、 でもその演出は、ホラーとして一長一短だなと思いました。 お色気シーン多め。 オチばれ 過去に、自分の娘2人を性的に虐待していた邪悪な父親の霊が 娘に憑りついて恐ろしい行いをさせたという解釈と、 過去に父親から虐待を受けた場所へ帰ってきた新妻が、 夫の浮気を知り、薬におぼれ正気を失っていったという解釈ができます。 しかし全ての事象に対して説明がされず、 匂わせるだけに終始するので、もやもやします。 「パラノーマル・アクティビティ」の前だったら もうちょっと衝撃的だったと思う。 病院に行こう→保険に入ってない→車を担保に入れたらなんとかなる という会話の方が心霊現象より怖かった。 ---------------------------------------------------------------- 2015/03/30(月) 映画かんそう 「プリキュアオールスターズ 春のカーニバル♪」 ハルモニア王国の守護神に捧げるための 歌と踊りの祭典にプリキュア全員が招待されるが、 王国ではクーデターが起こっており、 首謀者オドレンはこれを機会にプリキュアを捕えようとする…というあらすじ。 今回初めての形式なのですが、歌と踊りが中心です。 3Dモデルがウネウネ動くやつ。 半分くらいが歌で、いつものオールスターズよりは内容が薄いめ。 内容ばれ 総勢40名のプリキュアのなかの問題児枠、 キュアマリンとキュアプリンセス。 この2人が会話を始めると、ツッコミ不在のコントみたいになるよ。 でもこの2人が女児の笑いを独占するよ。 妖精のみなさんの中にひっそりと混ざっているブルー。 いや、そのひと妖精じゃないから!神様だから! 歌と踊りを捧げないと大暴れして国を破壊する神って それはいずれ倒さないといけなくなるのでは…。 というか神同士で話し合えばいいのでは…ブルーが…。 映画の特別変身、モードエレガント プリマヴェーラ、 ごめん、あまりかわいくない…通常のモードエレガントのほうがいい…。 今回のエンディングはモーニング娘。'15さんたちが本人映像で出演なさって ちょっとびっくりしてポカーンとしました。 あと全国5都市の女児ちゃんたちが踊っている映像も挿入されました。 東京タワー、大阪城、名古屋テレビ塔とオアシス21、札幌雪祭り、 は分かったのですがあとひとつが知らない場所で(私も友達も)、 帰ってから調べましたが、 福岡櫛田神社に奉納されている博多祇園山笠の前?なのかな? 私は作画の良い悪いが全然分からないのですが、 それでも今回ちょっと悪いのでは?と思いました。 あと2007年から続いていたミラクルライトがなくなって、 配布されるアイテムが光らなくなりました。 当然プリキュア応援演出もなくなり、 一生懸命プリキュアを励ます女児が見られなくてちょっと寂しい。 予算が減らされて、逆に目標興行成績は上げられたりしたのか? などと勘ぐったりした。 ---------------------------------------------------------------- 2015/03/31(火) 「消えたあべのべあと空飛ぶ秘密鉄道」 http://nazo.2ngen.jp/harukas/ ハルカス300に登って謎解きイベントに挑戦してきました。 あべの上空から天気が消えてしまい、あべのべあの体が透明になってしまった! 天気を作っている天気工場まで行って、直してもらわなければ! というあらすじ。 あべのべあというのはハルカスのキャラクター。 めっちゃ眠そうな顔をした熊です。お天気によって体の模様が変ります。 参加者にはハードカバーの絵本が配られ、 その絵本を鍵に謎を解いていくのですが、 本当にその絵本をこれでもかというほど使い倒します。 謎の難易度は本家リアル脱出ゲームに比べるとゆるいめですが、 でも子供のみのチーム、1人参加だとちょっとつらいかも。 友達と行きましたが、それぞれの知恵をいい感じに出し合って無事謎を解きました。 (株式会社スクラップのノウハウをいただく形の謎解きイベント、 瞬く間に全国に増殖しましたが、如何にして棲み分けて何社残るかが気になるところ) プロジェクション・マッピングイベントをやっていましたが、 大阪のリアル夜景と合成するように窓の内側から映写していて、 内側からガラスに映しているのは初めて見たので感心した。 土曜のお昼頃で展望台にあがるのに1時間弱ほどの待ち時間です。 「ハルカス」って名前のなかに「カス」という音が入っていて なかなか思い切ったネーミングだと思っていましたが、 古語の「晴るかす」に由来していて、「心を晴れ晴れとさせる」という意味なのですね。 あっ追記!今年の四月馬鹿も特になにも企画しません! ---------------------------------------------------------------- |