2月日記

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2015/02/01(日)

ドラマかんそう
「PERSON of INTEREST 犯罪予知ユニット」
シーズン3 1話〜10話

丁度中間くらいで話が急転直下するので、
シーズン3はそのための重めの序章がじわじわと続きます。
わあああああ…という感じ。

シーズン3は女子3人で(必要があって)合コンへ行ったりするのですが
全員雌豹系なのでとてもすてきでした。銃器の見せ合いっことか女子って感じで。
POIの女性キャラクターはみんなタフで、
主人公との恋愛フラグよりも先に、頼れる同志!って感じですごくいい。

内容ばれ

かなりボロボロになる辛い前半です…。
心の折れにくい人が、一旦折れると元に戻らないの、なんとなくわかる。

ハリポタ5巻6巻7巻と
POIシーズン3の重要な展開について両方ばれ
同じ死亡するにしても、POIくらい時間をかけて、
そして登場人物全員の行動を支配するくらいの影響を物語に与えてくれるなら
私はキャラクターの死に対して全然不服はない。すごく丁寧だった。
10話の復讐編は痛々しかった。
それぞれ悼み方が違っていたけど、一番心を打たれたのが
まさかのイライアスのエピソードだった。

「文明人は犯罪者を罰するに際に、被害者と同じ目に遭わせたりはしない
だが私やお前は当てはまらない。まだまだ―――野蛮だ。文明人にできないことが出来る
(中略)
嫌われてたが私は好きだった。そして殺された。お前を処理する責任は私にある」

イライアス格好いいよ…。



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2015/02/02(月)

映画かんそう
「エクソダス 神と王」リドリー・スコット監督

奴隷階級として酷使されるヘブライ人を率いてエジプトを脱出し、
約束の地へと向かう預言者モーセを描いた大作で、画面がとてもゴージャスです。
1956年の「十戒」がお好きな年配の方とご一緒したりすると
新旧比較で話に花が咲くかもしれません。

王の息子ラムセスと、血の繋がりこそないが兄弟同然に育ったモーセは
共によく武芸を修め、やがて助け合ってエジプトを治めていくだろうと期待されていたが
過去に殺されていた筈の予言の子がモーセだと分かり…という内容。

この映画の神は、人間に対して激しく怒り、血を望む旧約聖書のかたなので、
神に対して慈悲深く大きな存在のイメージをお持ちの人は少々戸惑われるかも。

内容ばれ

エジプトを襲う大規模災害の数々や、大軍が動くシーン、
特に戦車が崖からブワーって落ちるところとかすごかったですね。
まさに人がゴミのようでした。
製作費2億ドル越えたな…って思ったんですが、越えてなかった。
1億4千万ドルだった。あれえ?

神との対話後のモーセがちょっと電波入っちゃってるので
(そんな突然戻って刀を抜いたらラムセスくんだってパニック起こすよとか)
もうちょっと現代っぽいハト派の性格設定にしてもいいんじゃないのと思いました。
ラムセスくんの対応に対して次にモーセのとった行動は軍事訓練だし…。
そして
「エジプト人の財産と食料と安全を脅かし、ラムセスに圧力を掛けさせる」
って船を襲ったりするんですが、それって完全にテロリスト根性…
公開時期がちょっと…。
しかもモーセはその抗戦を一世代にわたり続けるつもりだった…。


厄災や奇跡が、一応科学的に説明がつくようにも撮られているところは
面白いなーと思いました。
子供が死ぬところ、長子のみが死んだという表現はなかったし、
まず火が消えていったので、ガスかな?と。
扉を閉ざした家は、空気より重いガスが入ってこなかったとか。
あと、海が割れるところは左右に割れる表現ではなく、完全に津波の予兆として撮られてました。
それで地図を見てみたのですが、
モーセが渡ったかもしれないとされている位置がアカバ湾というところで
紅海の隅にある細長ーい一角なのですね
(対岸までだいたい20キロ、たしかにここなら徒歩で渡れそうです)
(ガチの紅海は向こう岸まで200キロくらいあるので、民族移動は無理)
これならモーゼから見て右のほうに、
方向的には南に海水が引いていったのも理解できます。

出エジプト記って映画の脚本として書かれたのか?って言いたくなるくらい
起承転結のオリジナリティといい、視覚的なインパクトといい、
空前絶後のクオリティですが、
とくにラスト、モーセ自身は約束の地に入らない所が完璧だ。





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2015/02/03(火)

映画かんそう
「昭和残侠伝 死んで貰います」

三島由紀夫に
「胸がしめつけられてくる。キューッとなってくるんだ」
と言わしめたと知って鑑賞しました。
昨年からずっとレンタル屋さんで待ってたのですが、
おそらく健さんを偲んで借りている人が多かったのでしょう、
いつ行ってもレンタル中だった。

老舗料亭の長子として生まれた健さんは、
しかし実母亡き後、嫁いできた継母に気兼ねをして家を出て無法者となってしまう。
過去に料亭の当主に拾われ更生して、恩義を感じている板前の風間はなんとか健さんを
実家に戻そうと心を配る。
料亭は義妹とその夫が継いだが、やがて義妹は亡くなり、
入り婿は相場で失敗し、料亭の権利書を狙うやくざに金を借りていた…。

板前の風間さんと健さんのカプ萌えですね分かります。
風間さんにとっては健さんは恩人の息子さんだし、
健さんにとって風間さんは自分の去ったあと家を守ってくれていた尊敬する先輩だしで、
お互いに遠慮があるのがいいです。
あと健さんが若いので肩や腰がほそい。
もろ肌脱いだ時に思ったが、若い頃の健さんは三島先生にちょっと似ている。

内容ばれ

手を握るシーンと、頭を抱くシーンがあります。
(さっくり)
「新しき世界」和製プロトタイプという感じ。

討ち入り開始時点で残り時間6分で
どうするんだろう…と思ったら、ちゃんと収まった。
スタッフロールが短い。






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2015/02/04(水)

いまのところ今年一番かわいいと思うチョコ。
(友達にあげるつもりだったけど、
やっぱりケースほしい!と思って自分用にした)





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2015/02/05(木)

映画かんそう
「キャプテン・フィリップス」

ソマリア沖を航行中のコンテナ船アラバマ号は
海賊の襲撃を受け、一時は乗りこまれるものの
救命艇に彼等を追い出すことに成功する。
しかしその際、船長を誘拐され
海賊たちは船長の身代金を要求する、というお話。
実話です。

若干ドキュメンタリー風の撮影で、
ピントの合わせ直しが時々あります。
大型のコンテナ船に小さな船で襲い掛かってくる海賊がすごく怖い。
道徳教育を受けず、資本主義大国への憎しみに満ちている人たちが。
海賊王に俺はなるとか、楽しめなくなるくらい。
そして危険な海域を航行しているのに、
船が武器を積んでいないのにもびっくりする。
(本当なら警備を雇うべきなのに、コスト削減で丸腰だったらしい)

ラストばれ注意

貧しい彼等が更に搾取され、危険な海賊行為を強要される様も描写してあるので
ラストで複雑な気持ちになるように意図されていると思うのですが、
私には緑色の血が流れているので、
カタルシスがあったかなかったかと言えばあった。

SEALsのひとたちすごい腕前だな。




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2015/02/06(金)

漫画かんそう2点
(両方しりるサイトさんのおすすめ)

「魔法使いの嫁」ヤマザキコレさん 2巻まで

周囲から疎んじられて育った日本人の少女智世は、
オークションにかけられ、高値で落札される。
彼女は膨大な魔力を吸収し、妖魔に愛される
「夜の愛し仔(スレイ・ベガ)」という希少な特異体質だった。
彼女を買った、角の生えた骨の頭部を持った異形の魔法使いは
智世を紳士的に扱い、まずは彼女を弟子に、
ゆくゆくは妻にすると宣言する。

「夏目友人帳」ファンタジー版という感じ。
作者さんは英国がお好きなのだろうな、と思いました。
死神犬グリムが出てくるし、ガイ・フォークスの意匠や
真夏の夜の夢からティターニアにオーベロンが出てくる。

内容ばれ

好かれず、必要とされずに育ったため
自分に価値を見いだせず、競売で売られる事にも特に感情を持たなかった智世ですが
魔法使いに愛情を注がれてやがては精神的に充足して、
逆に魔法使いを守れるほどに強く成長してほしいなと思います。




「ダンジョン飯」九井諒子さん 1巻まで

なんとなくウィザードリィっぽい世界で、
ダンジョンに挑戦するパーティー一行が全滅寸前の危機に陥り、
クレリックの機転により他のメンバーは地上に転送されるが
彼女は竜に食われてしまう。
彼女が消化される前にダンジョン深層部まで戻り、
竜を倒して彼女を蘇生させなければならない。
しかし荷物を失って無一文のパーティーは
食料を買う資金がなかった。
そこで主人公が一計を案じる。
ダンジョンの中にいるモンスターを食べればいいのではないか?と。

実在する食材の採取方や食べ方を色々調査されたうえで
ファンタジー食材をおもしろおかしく創造されているのだと思います。
繊維の裂き方とか、内臓の配置とか。
おいしそうなような、そうでもないような微妙な感じがたまりません。
栄養素のグラフとかが真面目に付いているのがまたいい味出てます。
架空世界での調理というとジャンプ連載中の漫画もありますが
あちらはバトル中心、こちらは食材がメインです。
初版は音速で売り切れたらしく一時期全然見当たらなかったのですが、
増刷されて慌てて買いました。

内容ばれ

動く鎧の生態と食べ方が面白かった。
その発想はなかった!
主人公の想像が当たっていたとしたら、動く鎧の交尾ってすごく可愛いですね。




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2015/02/07(土)

色々感想

暗殺教室
学長の過去が!意外にも良い教師だったエピソードだ!

GO!プリンセスプリキュア
根本から変わってカードバトルになったりするのかなと思ったら
肉体バトルは残るんだな。なんとなく安心した。

なるほど人気の高いディズニー・プリンセスシリーズっぽいので来たなとか
あとアイテムがジル・スチュアートのコスメ風でかわいいとか思ったので
かなり気合入れて企画会議されたのだろうな。
地味なメガネっこがプリキュアにならないのはちょっと残念だけど、
人魚姫先輩に期待。

ダウントン・アビー2
普通に自殺なの?あるいは夫をハメるために自殺したの?
それとも遺書がないからのちに他殺展開なの?
分からなくなった。

あと魔性のゲイは性格が悪い癖に
人を疑わないのはどういうことなんだよ?って思います。
あとそんなに性格が悪いのに
なぜ粗悪品をそのまま他の人間に売りつけるという発想が出ない?

不祥事が起こった時に、女だけでカタをつける率100%。
というか唯一の癒しだった旦那様に不倫展開とかしょんぼり…。

山賊のむすめローニャ
ダウントン・アビーも駆け落ち展開でしたがこちらも駆け落ち。
子供らのほうがよほどしっかりしている。
来週は喧嘩展開のようですが、でも上手に仲直りしそう…。

人形劇シャーロック・ホームズ
あっ、とうとう殺人事件が起こっちゃった。
あとホームズは学園を去るのか…それはちょっと残念だ。

エレメンタリー2
今回は「ボール箱」だったんですが、
耳を!耳を自分の背中で培養して!切断して!
ぎゃぁぁぁー気持ち悪いー!!

あと、レストレード警部が無職になって
一時的に221Bに転がり込んできてニヨニヨしました。
事件の聞き込み調査で
男から声が素敵だって口説かれたレストレードは
あとで「悪い気はしなかった」って言ってましたけど、
昔だったらこの系統のキャラクターは
確実に気持ち悪いとかなんとか罵倒するパターンだったんですが
配慮が行き届いてるな…と思いました。

しかし屋根職人は不法移民や前科持ちが多いという台詞はいいのか(笑)

相棒
それにしてもすごいクオリティの着ぐるみが
たまたまあったんだな…。

あとカイトくん卒業だそうですね。
段々サイクルが短くなってる?あと石坂さんはどうなるのか。

今月号のMOEはゴーリー特集で、
結構いい記事がたくさん載っていたのでファンは買いです。

「イニシエーション・ラブ」映画化。でもどう映像化するのか想像できない。
(叙述トリック作品は大抵そう)

「うしおととら」アニメ化。藤田先生ががっつり参加されるようです。


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2015/02/08(日)

ドラマかんそう
「エージェント・オブ・シールド」
15話〜22話(シーズン1最終回まで)

後半怒涛の展開でした。
畳み掛けるように過去の回想シーンが来て、
それがまた敵側の事情なのにしんみりする話なんですよね。

チーム・コールソンは家族でした。
メイがお父さんでコールソンがお母さん。
イライラ棒を持ったメイが最強すぎてちょっと笑ってしまった。
間にマーベル映画での出来事が起こり、状況が変化したりします。

内容ばれ

17話でわりと急展開きます。
みんなすんなり受け入れたのに、
フィッツだけが必死で信じていて、ヒロインみたいでした。
あと関係ないけどメイは眼鏡してたほうがかわいいと思う…。

引っ張っていた2つの謎のうち1つは一応解明されたので
シーズン2はもうひとつの謎を軸に展開するようです。

第二次世界大戦の頃、ヒドラという悪の組織には
「ハイルハイドラ!」という掛け声とともに
ヒドラの二つの頭に見立てた両の拳を付きだすという
壮絶にダサい決めポーズがあったのですが、
現代設定の「CAWS」では誰もそのポーズをとってなかったので
廃れたんだ……って思ってたら
ドラマのヒドラのひとは、やっていたので
(ただし「やめろ鬱陶しい」って仲間にすら言われた…)
撤廃されなかったんだ…と知りました。

明日は「エージェント・オブ・シールド」の
特別ゲスト及びMCUねた一覧を書きます。



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2015/02/09(月)

ドラマ「エージェント・オブ・シールド」のMCUねた一覧。
意外なあの人のサプライズ出演なども書きますのでご注意
下記反転。

01話
アベンジャーズのメンバーが
一部分ちらっとだけ映る。

マリア・ヒルが出てくる。

チタウリとの戦いが語られる。

02話
長官登場。

05話
スティーヴ・ロジャースの名前が出てくる。

06話
チタウリねた。

07話話
アスガルドねた。
ソーの名前が出てくる。

08話
シットウェルが出てくる。

10話
キャプテン・アメリカの名が出てくる。

12話
バッキー・バーンズの名が出てくる。

13話
スタン・リーおじいちゃんカメオ出演

15話
シフが出てくる。
アスガルドねた。

16話
シットウェルが出てくる。

17話
長官の死亡が確認され、ヘリキャリアが撃墜される。
シールド解体。

19話
ブルース・バナーの名前が出てくる。
スティーヴ・ロジャースの名前が出てくる。

20話
マリア・ヒルが出てくる。
ペッパーの名前が出てくる。
ナターシャ・ロマノフの名前が出てくる。

21話
ハウリングコマンドーズの装備品が出てくる。

22話
長官無双。

シットウェルおいしすぎ!
(シットウェルはCAWSでも
キャップ、サム、ナタ姐、WSと接触があってうらやましい…)




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2015/02/10(火)

映画かんそう
「土竜の唄」

三池崇史監督。
脚本が宮藤官九郎さんだったので見ましたが、
まったくクドカンが書く意味はないし、
ていうかこれ書いたのクドカンか…?本当に?
(原作が漫画だっていうのは知ってます)

交番勤務の問題児警官である主人公が、
ヤクザ組織への潜入捜査を命じられ、
そこで男気のあるアニキと出会い、義兄弟の契りを交わし、
己の任務とアニキへの思慕の間で揺れるというお話。

始終コメディ調で話が進んでいきます。
役者さんはいい感じに揃ってるんですが、
下品もギャグもいまひとつパンチと毒が足りてない印象。

内容ばれ

足を失ったアニキの無双シーンはよかった。
あれがなかったら、
映画というか、学園祭の自主製作映像的な出来に近かったかも。





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2015/02/11(水)

読書かんそう
「ハケンアニメ!」辻村深月さん

アニメ業界で働く3人の女性を主人公にした3編のお話です。
プロデューサー、監督、アニメーター。

アニメもフィギュアも、男も女も、この業界周りで働く人たちは、皆、総じて"愛"に弱いのだ。
自分のやっていることに誇りをもっています、これが好きです、というのを見せられてしまうと、
簡単にたらされてしまう。

コンプレックス、妬みが中心になった辻村さんの作品は相当読むのがつらいのですが、
それを上回る他人の作品への愛情と尊敬が足されると非常にいい塩梅になります。
この小説もそうです。登場人物たちは自分の作品に対して時に不安になったりするけれど、
でもそれを他作品とその作者への憎しみに転化したりせず
健全なリスペクトを持ち続けます。

9年前、伝説の魔法少女アニメを撮った王子監督。
その作品「ヨスガ」にあこがれて業界に入った女性プロデューサーの主人公は
ヨスガとの出会いをこう語ります。

驚いた。自分の中に、まだこんな気持ちが残っていたことに。
もう十代ではないのに、気持ちが画面の中に引き込まれていく
一番心が柔らかな少女時代に観たアニメの影響を、新たなものが塗り替えることなんて、絶対にないと思ってた。

そして王子監督を口説き落として、念願だった9年ぶりの新作を撮ることになり、
発表も目前というときになって、王子監督が失踪し……という冒頭です。
想像しただけで胃がイテテ…ってなりますね。
(この伝説の魔法少女アニメはまどマギがモデルで、王子監督は虚淵さんかな?と思ったら
モデルは幾原さんなのだそうですよ)

内容ばれ

辻村さんは、おたく世界に対する無理解、無神経な発言を書くのがとてもうまい。
(もちろんそこからバサーッと引っくり返してカタルシスがくる訳ですが)

王子監督の新作「リデルライト」を見たかったな。1回につき1年時間が経過して、12回で12年後。
(主人公は6歳からスタート)
「従来の魔法少女の笑顔や美しさのない」姿になった主人公を見て、ネットでわーわー言いたかったです。

あと男性アニメーターの神絵を褒めてたら、自分の事を好きなんだと勘違いされてお付き合いを申し込まれて
断ったら「だったら絵を褒めるなよ!」って怒られる話は、ちょっと真顔になりました…。
むずかしいな…。褒めたいのに褒められないってつらそうですね。

でもアニメって集団芸術だから、コミュニケーションが重要なんですね…。
作品を煮詰めて会社泊まり込みの作業をしつつ
出演者の声優さんのブログやついったーをチェックするとか考えただけで無理だ。
まだ普通の会社の業務の方が楽だ。

私もおたくだけあって、リア充の人に対して過剰な怖れと劣等感がありますが
ナチュラル・ボーン・リア充のひと視点の「リアルしか充実してないひとという蔑称?」
という考えは目うろこでした。
(関係ないですがあの章だけ何故か有川浩さんのテイストを感じた)

もちろんチヨダコーキさんは出てきます。

ドラマ化、映画化、アニメ化、どれとも相性がいいと思います。



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2015/02/12(木)

映画かんそう
「ミュータント・タートルズ」ジョナサン・リーベスマン監督

アニメなどで日本でもおなじみの陽気なカメたちが
悪の組織フット団と戦うよ!
ティーンエイジャーで亀で忍者でミュータントって
ちょっと盛りすぎの感がありますが、賑やかなのでまあよい。
元の設定を適当に膨らませてあり、
初見でもお子様でも気軽に楽しめる仕上がりです。
(ただカメのデザインはややリアル寄りなので恐がりのお子さんは駄目かも)

日本ねた多め。
まずラスボスが日本人です。
(ただし姿ははっきり映らない)
そして珍しい事に完全にネイティブの綺麗な発音の日本語です。
悪の組織の紅一点も日本人という設定です。
カメたちも忍者なので日本語の単語を時々口にするし、
漢字も重要なポイントとして出てきます。
(しかしミュータントたちを守ってくれた人物の説明をしていて
スピリット・オブ・ガーディアン=「ホゴシャ(保護者)」
と言ったので、それ扶養責任とか監督責任が伴う気がするので
どちらかといえば守護者なのでは…と思った)

カメたちは図体がでかいけども十代なので、
メンタルは中高生…というより小学生男子で非常に可愛いです。
彼等とスプリンター先生の関係は
お父さん大好き子供4人の仲良し父子家庭的でちょっと萌えた。

内容ばれ

地下秘密基地に人を招待した時にカメたちがふざけて
「ホグワーツだよ!」「エグゼビア学園だよ!」とか言うのですが
なぜピンポイントで私の2大ジャンルを!?とどっきりしました。

カワバンガ!って結局どういう意味なんだっけ……って調べたら
半世紀くらい遡る、由緒正しいスラングだった。




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2015/02/13(金)

最近あちこちのホテルで開催されている
いちごバイキングですが、
ニューオータニ大阪のいちご狩りに行ってみました。
ホテルの本気を堪能しました。さすがホテル様やでぇ!
えっと、ケーキ7種、パンケーキ、フレンチトースト、
カップケーキ、いちご3種、サンドイッチ4種、
パンナコッタ、ジュレ、アイスクリーム3種、
カレー、チキンのワイン煮、フライドポテト…
などをいただきましたが、
どれも「ホテルのお味…!」という言葉の漏れる高級テイストでした。







予約が殺到するので、1箇月以上前に電話するのが望ましいのと
あと全種制覇するなら、制限時間が結構シビアなので急いだ方がいいですよ、
というのが私からのアドバイスです。
ニューオータニで言うなら
私はパンケーキとカツサンドとロールケーキとナポレオンパイ、
いちごは、あまおうと、さがほのか推しです。
余力があればカレーとフレンチトースト。



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2015/02/14(土)

色々感想

友達いない同盟(ジャンプSQ)
原案:西尾維新さん 作画:金田一蓮十郎さん 大斬り最終回
友達がいない女子2人が学校生活を切り抜けるために
友達のふりをして延々と会話を続けているだけの話だけど、
私はこういう会話を聞いているだけで十分読み物として面白い話が好きだ。
「俺、故郷に帰ったら結婚するんだ」の死亡フラグ、
実はあれ味方に殺されてるんじゃない?ってねたが特に成程って思った。
沙村広明さんの「制服は脱がない」などと読み比べると
作者による球種の違い、思考の癖の違いなどが分かって興味深いと思う。

暗殺教室
1人1人が足を1本ずつ押さえれば、せんせーを拘束できる(かもしれない)
というのはラストあたりに生きてくる設定だろうか。
全員の意志が揃う必要があるので、裁判員制度みたいな感じで。

進撃(別マガ)
エレンのあのセリフを見て、ルーピン先生の事を考えました。
あれを病気と考えると、誰も治療法の事など1ミリも考えず
ひたすら公益のことだけを追求される世界はどれだけの地獄だろう。
あとクリスタ格好いい(クリユミクリ推し)。

プリンセスプリキュア
人魚姫先輩、期待を裏切らない性格設定。
あと水のエフェクトとドレスかわいい。

アルドノア・ゼロ2
あ、ヴァースの人は地球の森羅万象を憎んでいて無関心だから
喩え話にしても動物の名前が出るのは不自然なのかなるほど。
(脚本を書く上でちょっと面倒そうではあるな)

いなほさまはあれですね、独裁者になって
善政を敷くけど、周囲をスポイルするので
死んだら国がグダグダになり滅ぶ、そういう人材ですね。

人形劇シャーロック・ホームズ
教師から女性徒への恋愛が多すぎないかあの学園…!
もう最後の事件なのかー!あっと言う間でした。

ダウントン・アビー2
タイトルが「突然の悲劇」でしたが
突然の悲劇でなかった回の方が少ないのではないか。
うーん、用なしとばかりに片付けられてしまって、
いい人だったのでちょっとつらい…。
ていうか配偶者や婚約者が重い病気にかかっている時に
他の異性にアピールするとかどうなのよ男性2人…。

「恥を知れ!」とかものすごい罵られようですが、
使用人が主人の家のお嬢さんと恋愛関係になるというのは
現代の社会で言うとどのくらいのやらかしなんだろう。

エレメンタリー2
犬は癌細胞のにおいを嗅ぎ分けられるらしい。へえー!

ベル刑事が、自分を祝うためのパーティー会場に入れる状態じゃない
沈んだ気分で立ち尽くしているところを、
ホームズが、あのホームズが!ちょっとコーヒーでも飲もうかって!
もうニヤニヤしてしまう。

相棒
カイトくん、寿退社なの!?
や、なんかそういう和やかな卒業もいいかなって。
この前喋ってたら次の相棒は仲間さんじゃないかって教えてもらって
即座にまさかーって否定したんですが、今回のを見ると
あながちあり得なくもない気がしてきた…。

右京さんのかつての恩師が教え子を集めて
地下に閉じ込め、「なぜ人を殺してはいけないのか」
回答しろと猟銃で脅すという前編でしたが
なかなか面白かったです。

その質問に対しては
治安が悪化して社会の生産性が落ちるから…以外の答えを思いつきません。
あと人を殺してもOKの社会になったら
その手の質問をするちょっと毛色の変わったひとなどは
近所の人にマークされていて、数人がお誘いあわせの上
悪い芽は摘んでおきましょうと夜中に殺しに来るかもしれないですが
夜もろくに眠れないような、そんな世界をお望みか?と個人的に逆質問したい。

黒猫の三角(Vシリーズドラマ)
冒頭、テロップで全員名前が出た。今回こそあきらかにマナー違反。
そして事件の日付が作中の新聞に出ていましたが
シリーズ通しての例のオチは採用されないようです。
フジテレビなので可能だと思うんだけどな…。

林刑事のなかのひとがラムネのひとだ…つまり…分かるな?

ファミ通「ゲームのムズカシイ話」
髪と肌は光を半分透過する物質でできているらしい。
化粧品の効果の表現で「透明感」などと言ったりするけど
ドンピシャそのままだったんだな。

しかし自分の肌の土偶感を見るに、
到底光を透過しているようには思えない。
これ絶対内側から遮光フィルムを貼ってる。




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2015/02/15(日)

映画かんそう
「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」

アメリカで「トワイライト」の二次創作としてネットで発表されていた小説が
ものすごい人気になって、登場人物の名前を変えて書籍化されて、売れて、
映画化された作品です。この小説で「マミーポルノ」という言葉が生まれました。
二次創作史的にはターニングポイント的な作品になるのでは?と思って見に行きました。
ただし「トワイライト」で書かれなかったベラとエドワードのえろが見たい!という
作者の萌えが全面に出ている話なので、ひたすらわっしょいわっしょいする映画です。
(黒ボカシがすごいだいかつやくをしますぞ)
見に行かれる際はご注意。しかもこれ話が完結してなくて、めっちゃ途中で終ります。

あらすじ
風邪を引いたルームメイトの代わりに若き会社社長のショートインタビューを
することになった女子大生の主人公。
会社社長は少し強引な超イケメン。お互いに惹かれるものを感じながらも
曖昧な態度を取る社長。なぜなら彼はSM行為でしか女性を愛せない体質で…。

内容ばれ(dis入ります)
社長室に入る時に転んで見事にビターンするようなドジっ子で、
男性と付き合ったことがなくて、お洋服ももっさりしていて、
人といるよりも本が好き…っていうヒロインを
ヘリコプターで連れ去ったり車をプレゼントしたり、
親しい男友達に嫉妬したりする強引な金持ち…
もうこの…バブルの頃の同人誌で死ぬほど見た…っていうシチュエーション…。

あと攻…じゃなく男性が地位もしくは才能、財産に恵まれており
女性側がパートナーより知力または経験値が低く、繊細で、純潔って組み合わせは、
現代ではアジアの一部地域でしか流行らない嗜好かと思ってましたが、
アメリカでも受けるんだ!?それともリバイバル的な…?
(関係ないですが上記の要素、BLの受に盛られる事が多くて、ふふって思います)

原作の感想を読むに、社長の過去のトラウマが明らかになるにつれ
盛りあがっていき、2人の関係も対等になるらしいですが、
果たして続編は可能なのかしら興行成績的に…。

社長の嗜虐嗜好が、不幸な生い立ちによる病気的な描かれ方をしているようなのが
ちょっと気になる。後半で印象が変わるのかな?
とりあえず愛していても相手に触れられたくないひとは普通に存在するし、
これもし同性愛がこういう描かれ方をしたら炎上ですよね。

二次創作隠れる隠れない問題(性的な話反転)
日本は「女性向け二次創作は隠れるべき!」という風潮がものすごく強い国ですが
アメリカ、他アジア圏ではわりとあっけらかんと創作発表をしている印象です。
日本国内でも、「うちらだけ隠れてるのって変じゃね?」っていう主義の腐女子
あるいは論争は今後どんどん増えていくと思います。
これに正解はないし、全員が納得する解答もない。

私は男性向け、女性向け関係なしに性的なファンタジーは
とりあえず作品名やキャラクターで検索して上のほうに出てきたりするのは
よくないなと考えるほうです。
気持ち悪い喩え話ですが、はりぽたのハーマイオニー、
中の人エマ・ワトソンは知的で素敵な女性ですが、
彼女を登場させて非道の限りを尽くすアダルト男性向け創作、
しかも「奴隷にされるのこそが女の幸せよー!」みたいな台詞つきの作品(not実在)が、
作品名で検索して、あるいはSNSの回覧でばんばん視界に入ってきたら
いかにのその二次創作作品が作者の萌えのこもった力作でも
「こやつは3日以内に財布と定期を落とせ!乗っている電車が毎日遅延しろ!」
って呪いますもん。誰かの萌えは私の萎え、逆もまた然り。
せめて注意書き、クッションページ、鍵かけ、などがほしい所です。






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2015/02/16(月)

映画かんそう
「チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密」

製作・主演ジョニー・デップ
イギリスの没落貴族チャーリー・モルデカイは美術商を営んでいるが
その取引は信用度の低いもので、時に商売相手である裏社会の人間から
暴力的な報復を受けたりしていた。
財政難で税金さえ滞納しているモルデカイは、
絵画修復士が殺され、ゴヤの絵が奪われるという事件の調査を依頼され、
その絵には巨額の金に関するある秘密が隠されている事を知り、
一発逆転の勝負に出るのだった……というあらすじ。
TVで放映されるルパン三世の2時間スペシャル版、くらいのネタで
あちこちワーワー移動して何となく解決するコメディです。
やや下ネタ多し。

愛妻家のチャーリーですが、
モルデカイ家の伝統に倣って最近髭を生やし始めました。
しかし美しい妻は髭アレルギーで、髭を見るとゲロを吐いてしまう体質。
対するチャーリーは、もらいゲロ体質です。そういう経緯で夫婦仲が紛糾します。
アラステア・マートランド警部補はチャーリーの学生時代からの友人ですが
チャーリーの妻をずっと好きで狙っています。
チャーリーの執事兼運転手兼ボディーガード、ジョックは
絶対の忠誠を誓い、身を挺してチャーリーを守りますが、
女性に目がなく、また魔性のモテメンであるので
行く先々で女性と懇ろになりチャーリーを悔しがらせます。

ジョック役のポール・ベタニーがかわいい。
腕っぷしは強いのですが、なぜかうっかりしたチャーリーによく撃たれる(笑)。
あとチャーリーのセリフがなんとなく幼児言葉っぽいのもかわいい。




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2015/02/17(火)

映画かんそう
「ハウンター」Haunter
ヴィンチェンゾ・ナタリ監督

ある日主人公は自分が家族と共に誕生日の前日を何度も繰り返している事に気付き、
原因と脱出方法を模索し始めるというあらすじ。

「ラブリーボーン」と「シャイニング」を混ぜたような作品だと思いました。
時間ものとオカルトホラーの法則をたっぷり取り入れてあるので
とても目まぐるしいですが、でも分かりにくくはないです。
ナタリ監督、こういうベーシックでちょい複雑な映画も撮れるんだなあ、と感心しました。
(これまではめっちゃ風変わりな映画が多かったので)

内容ばれ

主人公は、自分たちが死んでいて、他にも死人がいること、
他の時間軸の出来事にも干渉できると気付くのですが、
主人公の繰り返す時間が、実は随分昔の事だという仄めかしが
とても自然です。ゲームがパックマンだったり。
(よくあるリメイクかと思って深く考えなかった)
自分の幸福よりも、現代の少女の命を優先する主人公の勇敢さも、
少女たちとの共闘もグッときました。




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2015/02/18(水)

読書かんそう
「小説新潮」2015年1月号掲載「花火」
「小説新潮」2015年2月号掲載「女生徒」
北村薫さん

「円紫さんと<私>」シリーズの短編です。
前作が雑誌に掲載されてからおおよそ17年が経っているそうです。
知らなかったのですがその間、もうこのシリーズは書きませんというような
発言があったりしたそうですね。
主人公の<私>もアラフォーになり、中学生のお子さんがいるようです。

「花火」
芥川の「舞踏会」と、その下敷きとなったピエール・ロティ「江戸の舞踏会」のお話。

「女生徒」
太宰の「女生徒」と、その下敷きとなったファンから太宰のもとに送られた日記のお話。

円紫師匠が謎を解く日常系ミステリではなく、<私>による文学探究と日常という内容です。

内容ばれ
もうこれは「円紫さんと<私>」シリーズではなく
別シリーズにした方がいいのではないかと思ったのですが
主婦で教師の正ちゃんが登場して、
主人公と会話したりすると、やっぱり好きなキャラクターなので
嬉しくなりますね。ゆでピーナッツって食べたことないけどおいしいそう。
ネットでも買えるようですが、できれば居酒屋さんで食べたいな。

ところで主人公のお子さんが5歳の時に書いた手紙で
さらっとしたエピソードなのですが、

いつもおしごとしてくれてありがとう。
でも、いいかけん
会社をやめてほしいです。
やめられないばあいは
なるべくちかいあいだにやめてください。

私が働いている子持ち主婦で、こんな手紙を息子にもらったら
心が折れてその場で号泣する…。
ときに3時間睡眠とかで頑張っているみたいなのに主人公…。

残念ながら円紫師匠は登場されず、名前のみが出てきます。







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2015/02/19(木)

映画かんそう
「マッハ!無限大」

架空の国、カタナの東西分断の危機に
周囲の国々が尽力し、和平が結ばれることになった。
タイで行われる予定の祝典で、戦乱を望む者がテロを計画し、
それは象を愛する武術家カームを巻き込んでいく。というあらすじ。

見ていて、「あれ?なんかこれ「トム・ヤム・クン!」みたいな話だな…」
って思ったんですが、帰って調べたら
この映画はマッハの続編じゃなくて、トム・ヤム・クン!の続編でした。
マッハの方が知名度が上なので、集客のための邦題なんでしょうけど、
あまりに適当すぎるんじゃなかろうか…。

「チョコレート・ファイター」のヒロインと、トニー・ジャーが共演します。
私が格闘映画の中でベスト1だと思うのが「マッハ!!!!!!!!」なのですが、
もうあの作品はあらすじがどうのとかキャラクターがどうのとかいうより、
ひたすらトニー・ジャーの身体能力を鑑賞する映画です。
今回アラフォーになったトニー・ジャーに
ちょっぴり衰えを感じました。(その分周囲のスタントの人が頑張っている)
が、途中くらいからの格闘には、やっぱり圧倒的な説得力があった。
技を出してから戻すまでが引いたカメラで撮ってあって、
軸足が全然ぶれないのがさすがだと思う。

関節技がないのはちょっと寂しい感じがします。
関節(の内側)は打撃ポイントであって、
絞めたりはしないのね。

内容ばれ

ボンテージの美女の人はたぶん格闘未経験のひとですね。
それにしても、もうちょっと撮影方法を工夫しろし…と思いました。

エンドロールが撮影風景とNG集だった!お得感!
ラスボス役の人、とても腰の低い人で
カットが入った途端にこにこして共演者を気遣うのがとてもかわいかった。

ラスボスくんがなぜカームに自分の組織の最強の戦士の称号を与えたのか
よく分からなかった…。単にトニーに焼きゴテを押し付けたかっただけかな?
うん、それなら仕方ないな。
あと近所の科学者さんの悪人設定もよく…。
大事な計画の大事な爆弾を、よくあんな得体のしれない人に任せたな…。





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2015/02/20(金)

おたくの割にグッズに対する執着が薄く、
たとえばフィギュアの類は、
自分で買ったものはゼロだったりしたのですが
このたびとうとう6分の1スケールフィギュアデビューしました。
キャプテン・アメリカで…。

自分でも何でやねんという感じですが、
私は映画の2でキャプテンが着用していた
ブルーのステルススーツが好きで好きで、
どうしても欲しかったので悩んだ末に買いました。

フィギュアのことはよく分かりませんが
肌のキメや眼球の光りかた、手の甲の血管、
再現率が凄いですね。
あと立派な長い足なのに、台座なしに自立したりとか、
各関節の可動範囲などにも感心しました。

家具やお洋服が通販で買えたり、
そういうものを専門に売るドールイベントがあったり、
この道も奥が深そうです。

人形の写真は苦手な人もいると聞きますので
クリックして見る形式にしました。
やや背後注意な写真もあります。

写真1

写真2

写真3

写真4




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2015/02/21(土)

色々感想

暗殺教室(ジャンプ掲載)
演劇ねたをあっさり1回で終えるとは思わなかった。

マギ(サンデー掲載)
白龍くんの2番目の魔装、ビックリマンを越えて
2000ピースくらいのジグソーパズルだった。
細部を描かれているのはアシスタントさんだろうけど
これ一々描くより、3Dモデルを作って回した方が早いように思える。
アニメで動く事を考えると、絶叫したくなる。

黒博物館ゴースト アンド レディ(モーニング掲載)
例のシュバリエのひとでてきた!!

人形劇シャーロックホームズ
最終回でした。もっともっと見ていたかった!お疲れさまでした!
マイクロフトが完全に敵対するホームズ作品は少ないのでびっくりしました。
本場イギリスでも大人気!とのことでしたが、放映してたんだ…。
あとインタビューに答えていた英国の女性2人、
どうみてもシャーロックのコスプレを…してる…。

トッキュウジャー
最終回でした。
このうえないハッピーエンドでよかった!
最終決戦であんな混じりけない笑顔でにこにこするラスボスがおるでしょうか。
面白い人だった。
子供の彼等と大人の彼等が擦れ違うところ、鉄板だけど涙出た。
ダブルトカッチが互いの眼鏡をちょんってしたのが特に…。

放送初回でライトが4人にだけ見えている死んだ友達で
最後ひとりだけ銀河鉄道の夜になるのかと予感しましたが、はずれて良かった!

ダウントン・アビー2
スペシャル回の製作ドキュメンタリーでした。
大使が死ぬネタは実際にあった話だったのだとか。えー!

相棒
うん?過去の自分の選択を「万死に値する」って後悔したり、
後篇のあの後先考えない行動を見るにあの教授は、
この後どうなるかというシミュレート能力のない、
人の感情をまるっきり察せないひとって解釈でいいんですよね?
これ変人の父親に人生を台無しにされた娘の話ですよね?
なんでちょっと親子エエ話風の演出なのか。
なぜ娘が右京さんに糾弾されるのか。
(今後は仲間さんが右京さんにない女性視点でサポートするよ!という前ふり?)
あと命懸けの出産でカイトくんがシングルファザーになって
退職したりはしないよね?
1シーズン中に9か月時間が飛んだりとかこれまでなかったもんね?

ファミ通
ダンガンロンパの製作の人が
影響を受けたってことでメフィスト賞の話を書かれてましたが
代表的作家が清涼院流水さんっておっしゃっていて、ちょっと待てい!って(笑)
殊能せんせーとは言わないけれど、西尾維新さん、舞城王太郎さん
森博嗣さん、辻村深月さんとか他にも!

乙嫁語り7巻
とつぜんの百合!あれ?違う漫画を取っちゃったかなって思うくらいの!
姉妹妻制度って知りませんでしたが、
よく知り合うまで1年くらい時間をかけるとか、
互い以上に仲の良い相手を作らないとか、
申し込みの儀式があったり、仲人がいたり、
成立したら2人で旅行に出かけたり(なぜ!?)
作中でも言われているように限りなく結婚に似てますね。
あとマリみてのあれにも似てる。

巻末の漫画、男女どちらの視点でもない故に歪みのない、
仄かなエロスを描いた作品って希少だなと思いました。
でもメインの物語の進展も気になる!

先週の2DK
http://www.moae.jp/comic/2dk/117/1
すごく気持ち分かるし、他人さんの事でもよかったねーって思うし、
とてもうらやましい。
生きてて良かった!って思うオタク女子最高の瞬間ですよね。






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2015/02/22(日)

読書かんそう
「ベイスボイル・ブック」井村恭一さん

いまはなき日本ファンタジーノベル大賞の
第9回大賞受賞作です。当時本屋さんで平積みにされていて、
ちらっと読んで、そのうちに買おうと思って約18年が経っていました。
作者のかたはその後、芥川龍之介賞候補になったりされていますが、
単行本はこのデビュー作1冊だけで、約18年、本を出版されてない!

とある架空の南洋の島、王が気まぐれに作った巨大な野球場で
シーズン中は毎日行われている「ベイス・ボイル」、
野球に似ているけれど少し違うそのスポーツを監視する仕事を請け負った主人公は
島で暮らし始める…というあらすじ。
野球場のセンターとレフトには木が生えていて雨宿りが出来るが、
ライトは何もない砂地で、何か月も激しい雨が降り続けると
ライト抜きで試合は行われ、そこに取り残された選手の髪には苔が生える。
外野スタンドではヤギが飼われていて、
客席には監督の死んだ母親が座っていて呪いをかけている。
島の独特のスピルチ信仰、主人公がかつて飼っていた、黒い狂犬イドリアン。
というような不条理寄りの話なのでハッキリした起承転結はありませんが、
ともかく文章がすごいです。
日本に住む日本人が書いたとは思えない、
集中と弛緩の落差、独特の比喩表現。もっと南の人が書いたような小説です。
(私は激しい雨音を「フライパンで生きたえびを炒めているような音」
と形容しているのが何故かとても好きです)

主人公は島の飲食店でよく酒を飲むのですが
出てくる料理が牛や豚や魚介、タロイモを使ったもので、
シンプルなのにとてもおいしそうでした。
作者さん、これはたぶん相当な食事+お酒好き…。

南の島で、デッキチェアに寝そべって
マイタイやチチを飲みながら読むのにぴったりの一冊だと思います。
絶版なので、読みたいと思われたかたは急がれた方がいいです。




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2015/02/23(月)

北村薫さんの「円紫さんと<私>」シリーズ「女生徒」
で太宰治の「女生徒」が面白そうだなと思ったら
青空文庫で読めました。ありがたい。

http://www.aozora.gr.jp/cards/000035/files/275_13903.html

この作品はファンの有明 淑さんから送られてきた
彼女の日記を元に、太宰が1日の物語に編集し、発表したものです。
有明 淑さんの二十歳前後の文章ですが
高い教育を受けた潔癖な娘さんらしい感性が炸裂しています。

昔も今もファンは作家に色々なものを送ってしまうのだな…というのと、
あと太宰の巧みなカッティングがあってこそのクオリティだとはいえ、
彼女の文章センスも相当なものなので、
有明 淑さんがその後まったく文筆業とは関わりなく暮らされたのは
ちょっと勿体ないと思ったりしました。





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2015/02/24(火)

映画かんそう
「スティーブ・ジョブズ」2013年
ジョシュア・マイケル・スターン監督

私はりんごユーザーではなくジョブズ信者でもないので
彼の伝説についてはほとんど何も知らないのですが
(カップリングの片方として結構メジャーであるという事くらいしか…)
この映画は彼の来歴くらいは知っていること前提で、
あの有名なエピソードを敢えてあっさりと!贅沢に!という
コンセプトで撮ってある気がしました。

技術的天才はスティーブ・ウォズニアックのほうで、
ジョブズは一点特化型ではなく、商才、人心掌握、美的センス
あらゆる才能を与えられたマルチ型の天才だったのだなあと知りました。
わりとこの映画はジョブズを美化せず、
人でなしの部分をドシドシ前面に押し出してたのが良かった。
(と私は思ったけど、美しいジョブズを愛する、
あるいは逆に悪魔のジョブズを愛するファンのかたの意見は違うかも)

内容ばれ
(私以外のみんなが知っている有名な事実かもしれないので反転しません)

それまで誰に対しても冷酷に振舞っていたジョブズが、
(高校時代から付き合っていたガールフレンドが妊娠したら捨てて、
DNA鑑定で実子だという結果が出ても、お金が有り余っていても、
頑なに養育費を払わないとか真正クズだな…と思いました)
スティーブ・ウォズニアックに去られたときに
子供みたいな顔をして、ガチで心折れた演出だったので、
あ、なんか人気のカプなんだろうな。分かるわ…と直感しました。
「ただ、みんなのためにクールなおもちゃが作りたかった」
って言って彼は去るんですが、
スティーブ・ウォズニアックさん、天才なのに人柄も天使らしく、
貴重な人材ですね。
(だというのにジョブズさんは若い頃、自分では技術的にむりな仕事を
ウォズニアックさんに振って、「報酬は700ドルだったよ」と嘘ついて
350ドルを渡すも、本当の報酬は5000ドルだったという。
これで絶縁しなかっただけでも大天使ですよウォズニアックさん…)

独裁が祟って一度会社から放逐されるのですが
経営が危うくなって請われて復職して、
かつて自分を追放した取締役の首をどんどん切っていくところは
まるで復讐ものみたいでした…。

デヴィッド・フィンチャー監督の「ソーシャル・ネットワーク」
(フェイスブック創始者マーク・ザッカーバーグの、成功と失脚を描いた映画)
と共通点が多いので比較すると面白いです。
ネタ的にはたぶんジョブズのほうが良いネタなんだけども、
監督の手腕は圧倒的にフィンチャー監督が上なので、ええと、あれだ。




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2015/02/25(水)

そういえば私は去年の夏、タマネギを切っても涙が出ない
100%確実でものすごく簡単な方法を発見したんですが

それはタマネギを切っている時に
扇風機の強風を顔に浴び続けるという
(空気中の刺激成分的な何かを遠くに飛ばしてしまう)

ただそれだけのことでした。
タマネギを冷やしておくとか、一片口にくわえるとか
舌を上顎にくっつけるとか、様々な方法を試しましたが
なんでこんな簡単な道理をこの年になるまで思いつかなかったのか
いまとなっては却って謎です。
世界で私が最初に思いついたかしら…って検索してみましたが
もちろんそんなことはなかったぜ!

あと、最近は扇風機のないお宅が増えてそうなので
そういうお宅ではどうするかが新たな問題点ですね。






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2015/02/26(木)

発見つながりで、
去年映画の「マダム・マロリーと魔法のスパイス」を見て以来
カレーにハマって人気店を食べ歩いていたのですが
おいしいカレーを作る簡単なコツも発見しました。
これまではどんなに頑張って野菜をペースト状にしてルウから作っても、
トマトや蜂蜜やコーヒーや味噌や上等の肉やニンニク、スパイス、
ありとあらゆるものを試しても、普通においしくはなるのですが
すごくおいしい!という風にはならなくて才能のなさを感じていました。
ですが、なんのことはない
玉ねぎを炒める時にバターを
「おれは人間をやめるぞ!ジョジョーッ!」
というくらいの量、ぶちこめば
スペシャルなお味になるのでした。
単価は跳ね上がりますけどね。

それと予算も時間もないとき、それなりの味になる肉なしびんぼうカレーのコツは
切った野菜を分量の水で煮るときに、白だしと味醂を多めに入れる。ただこれだけ。
炒めたりしない。煮るだけ。
あとは市販のルウを投入して、お好みでスパイスを入れておしまい。
15分以内で作れます。




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2015/02/27(金)

映画かんそう
「アメリカン・スナイパー」クリント・イーストウッド監督
イラク戦争に4度従軍し、公式戦果160名殺害、
「史上最高の狙撃手」と称賛されたネイビー・シールズの狙撃手
クリス・カイルの自伝を元にした伝記映画。

イーストウッド監督の映画は
見る者の心を抉ってくる作品が多いですが今回かなりマイルドです。
実在の人物のお話でもあるし、彼のお子さんに配慮したとのことです。
(あっでも当然のごとく子供も女もバンバン殺されるし
生首拷問血まみれ何でもありです)

予告でもありましたが、
子供が対戦車手榴弾を持って隊に近付いていくのを
狙撃手として潜伏しているクリスは発見します。
司令官に報告しますが、司令官の位置からは子供を確認できない。
自分の判断で撃てと言われます。
子供はとことこと近付いていきます。
間違いだったら軍の刑務所行きです。小さな、罪のなさそうな子供です。
引き金に指がかかります。
うわ〜、嫌だ〜、彼の立場に立ちたくない〜という、本当に巧い冒頭でした。

真面目な話(おちばれ注意)

コーランで始まったので、対称的に合衆国国歌で終わるのだろう、
しかもPTSDを克服して、社会に再適合すればするほど
クリスの目は虚ろになって魂は減っていって、
最後に、行けばどうなるか心のどこかで分かっていながら出掛けて、
あの世界から彼が逃げ切れたと思ったけどそうではなかった事を観客が痛感したところで
そこで暗転して国歌…とかそういう感じだろう…と思っていたら違った。
わたしはイーストウッド監督のことを鬼だと思っている(笑)

以前にも書きましたが、人間には日々の生活を繰り返して
平凡に老いて死ぬよりも、もっと大いなるもののために、
国家や神や正義や仲間や指導者のために死にたいという欲求が確実にあって、
その欲求はたぶん女性より男性の方が強い。
あの父親は羊と牧羊犬の話などするべきではなかったし、
子供に銃を撃たせるべきではないと強く思う。
(成長の段階で激しい怒りや障害とぶつかった際に
「撃てばすべて解決する」という発想が出ない筈がない)
側にいてほしいと哀願する妻との100%の擦れ違いっぷりが凄かったです。

あとイラク戦争の是非は置いて、
狂信は精神疾患だと認識される日が絶対くる。
種類に関係なく、自分の子供の命を神のために差しだすような信心は全部狂信だ
(聖書の登場人物でもアウトな人が何人かいる気もします)
(ジーザス・キャンプとか思い出します。問題は神にあるのではなく、個人にあると思います)

(あと金。問題点は主にこの3つ)

不真面目な話を含む箇条書き

・ドリル男ってモデルがいるんだろうか…さすがに架空だろうか。
 ドリルで子供を殺すって、アメコミのヴィランでも
 「ないわー」って感じなので。
・狙撃手ムスタファの睫毛がバサバサすぎてスコープが覗けなさそう…と思った。
 いっそ切れよ、その睫毛をよ。
・ムスタファとの狙撃決闘はフィクションだそうです。
・でも1900m越え射撃は実際にあるのかな?
 射出する時に0.001ミリとかずれたら当たらないだろうに
 弾丸ってそんな精度で作れるものなの?
 風の向きも強さも刻一刻と変わるだろうけど、当たるの?
・戦闘中の市街地で彼女に贈る宝石の話をするとか、
 アメリカには死亡フラグという概念はないのか。
・アメリカの鬼軍曹の罵倒はどうしてみんなキレキレなのか。
 日夜修練に励んでいるのか。それとも教科書でもあるのか。
・宗教戦隊およびテロリストの皆さんのPTSD発症率が知りたいものです。
 まあでも確実に記録などないだろうからせめて自殺率だけでも。
 なんかアメリカ側よりは低い気がするのですよね。
 皮肉なことに精神安定剤としては愛国心より宗教洗脳の方が優秀そう。
・これはジョークなのか本当なのか分からないのですが
 銃器メーカーが豚肉ペースト(または脂)でコーティングした
 対テロリスト用特殊弾丸を開発したという記事を見ました。
 他国で悪さする宗教戦隊はとりあえずそいつで撃てばいい。
・酔った女性がゲロを吐くシーンで主人公が素早く駆け寄って
 後ろから髪を持ってあげてましたが、まったく同じシチュエーションが
 この間のSM映画にあったのを思い出しました。
 アメリカ人男性はなぜあんなにゲロ慣れしているのか。
 そしてなぜアメリカの女性は人前で吐くのか。
・モニタを見ているクリスの演出、良かったですね。
・戦争賛美映画である、ない、という論争が起こったようです。
 論争が起こるほうが健全ですね。よかった。
 セス・ローゲンが「イングロリアス・バスターズ」に出てきた
 プロパガンダ映画「国民の誇り」を連想するねって言っちゃって
 ものすごい叩かれたらしい。
 (ナチスの狙撃手を描いた作中作で、ナチさんたちがバカみたいに熱狂する)
 うん、ネタとしては面白いから言いたくなるのすごく分かるけど黙っとこうな。
・「男のロマンなど知るか」という芸風のビグロー監督作品と比べると
 ややドリーミンな印象。





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2015/02/28(土)

色々感想

暗殺教室
ここからが「暗殺教室」です。
っていう松井先生のコメントにファン騒然。

今週の展開、早い段階から伏線がいっぱいあったらしい。
気付かなかった…。

ニンニンジャー
全員血縁関係で忍者。
でもなぜかイギリスで魔法の修行中のイケメン忍者がいたりする。
魔法!?
前回ラスボスを封印した伝説の忍者にして5人のお祖父ちゃん
「ラストニンジャ」役は笹野高史さん。
先輩刑事役で時々お見掛けしてた方…。
現役でノリノリの忍者のようなので
おじいちゃん無双好きな人は注目。

プリンセス・プリキュア
時間がないという理由で3人目がプリキュアを辞退するという
前代未聞の事態。
でも3人目の子は、ものをズバズバ言うだけで、
目標に向かって努力している子みたいなので仲間になるの楽しみです。

ローニャ
滝から落ちる寸前に、大好きなきょうだいと一緒なら
恐がる必要なんてないと、目と目で会話するローニャとビルク…。

それはそれとして山賊が捕まっても即死刑になったりしないところに
社会制度の洗練を感じました。えっその場で吊るし首じゃないんだ!?

ダウントン・アビー2
クリスマス回でした。代々伝わる習慣が面白かったです。
使用人なしで各自で取り分ける食事、狩り、ツリーの飾り、
主人から使用人へのプレゼント、家族で楽しむジェスチャーゲーム。

そして裁判ですが、むかしの陪審員制度って
あんな魔女狩りにぽちっと毛が生えた程度のお粗末な制度だったのかな…こわい。
アリバイとか物的証拠より普段の生活態度が重要視されるとか…。
そういえば小説で母親の葬式で泣かなかったからこいつは有罪に違いない!死刑!
って内容のやつありましたね…あれってファンタジーじゃなかったんだ!?






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