6月日記

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2014/06/01(日)

色々感想

昨日書き忘れていた(どうしてこんなにいっぱい忘れるのか)

第三世界の長井(ゲッサン掲載)
油断していると、ひどいハンドル捌き(褒め言葉)で突然SFになるよ。
半側空間無視の喩えで、我々は事象の認識に失敗しているのではないか…?
という話で、しばらく考え込んだ。
もう本当にこの漫画は、初心者グッバイの通好み漫画。

宝石の国(アフタヌーン掲載)
金剛先生の裸が拝めるのはアフタヌーンだけ!
そしてフォスのとんでもない黒展開来ましたね。

銀の匙(サンデー掲載)
私は動物が、皮を剥がれて2つに割れたあたりからおいしそうに見え始めますが
今回漫画の中で、生きて歩いている豚がおいしそうに見えました…。
それはたぶん荒川先生の放牧農の説明がお上手なせいだと思うんですけどね。
おいしそう。

七つの大罪(コミックス)
読み逃していた新刊数冊を読んだら、色欲の罪のゴウセルが増えていて
しかも眼鏡サラサラヘア美少年で、お色気担当組みに割り振られていて
今後の展開に大いに期待の持てそうな感じでした。すばらしい。

プリキュア
書き忘れついでに3週ほど前の展開なのですが
ずっとプリキュアになるのを夢見ていた社会人女性が、
神に条件を整えてもらって変身しようとするが
変身できなかったという展開は結構シビアですね。年齢制限ありなのか…。





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2014/06/02(月)

ドラマかんそう
「ジェームズ・ボンドを夢見た男」全4話

「007」シリーズの原作者イアン・フレミングを主人公に、
軍所属時代のエピソードをちょいと盛ったお話。
しかしなんというか最初は
「かなりお年を召した方の書いた官能小説みたいな話だな…」
って思ってたんですが
「イアン・フレミングになにか恨みのある人が書いてるのかこれ(笑)」
って最後の方はそうとしか思えませんでした。
イアン役のドミニク・クーパー目当てだったので、最後まで頑張った。

内容ばれ

はじめは女性とデート中に他の美女にロックオンして
その美女がお手洗いに行く後ろをふらふらついていってキスを迫ったりとか
ギリギリ女好きの範疇でしたが、

戦争から帰ってきたら一番に君に会いに行くよ!と恋人と約束
 ↓
しかしその話を聞いた他の女性が意地悪心で
戦争から戻ったイアンのところに押しかけ、一晩一緒にいて!と哀願
 ↓
ついつい他の女性と過ごしてしまったイアン、
恋人のところに謝罪に行くが、恋人は自殺している
 ↓
泣きながらイアン、原因となった女性のところに行き、
SM合体プレイを始める

うん、私には最後のところがよく理解できませんでした。
そのほか、
捕虜の妻子が死んだと知っているのに
捕虜に対して、情報を吐けば妻と子に会わせてやると言ったり、
イギリスへの亡命を条件に便宜を図ってもらった敵将校を
裏切って捨てたり、
もう本当、単なる女好きの屑でした…。
イアンは事務方で、本当は現場に出たりしなかったそうなので、
屑部分は創作なのでしょうけれど。

しかしドラマの後でドキュメンタリーもついでに放映してましたが
その時に付き合っている彼女の名前を作中のボンド・ガールにつけたり、
その時に嫌いだった人の名前を悪役につけたり、
本人もちょっとアレだったのかしらと思ったり…。

007の上司のMは、イアンの実際の上司と、猛烈ママだった実母の、
両方がモデルではないかと言われているそうです。
そうすると今のダニクレボンドのMは再びそれを解体している訳で
なかなか面白いです。
ちなみに実際の上司は凄い気難しい人だったそうですが、
イアンにだけは優しかったとのこと。





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2014/06/03(火)

映画かんそう
「ラスト・ベガス」

マイケル・ダグラス、ロバート・デ・ニーロ、モーガン・フリーマン、ケビン・クラインの
4人のオスカー俳優が集結し、58年来の親友4人組が、メンバーの結婚を祝うため
ベガスで独身最後の乱痴気騒ぎをする、おじいちゃん版ハング・オーバーを全力で演じます。
最後までにこにこのコメディ(やや下ねたあり)です。
20代の若いおなごが「おじいちゃん素敵!抱いて!」と寄ってくるなど、
やや都合のいいシーンがあったり、
人間の幸福とは異性のパートナーと性交渉含む健全な暮らしを営む事である
という推しがやや強い等、昨今の映画の風潮からするとレトロな感じはありますが、
チャラ男おじいちゃんが実は一番仲間思いだったり、
普段は喧嘩していても仲間を侮辱するものは許さなかったり、
いちいち泣かすので、友情とおじいちゃんの好きな人にはおすすめです。
(あとまあビシっと決めるとさすがに4人ともこれまでの役者のキャリア的に
マフィアに見えたり経済界の大物に見えたりする異様な格好よさなので、
モテるのも不自然じゃない)

オチばれ注意

マイケル・ダグラスが本当に泣かせます。
(女の意志は丸無視かよ!っていうのを3回もやらかすひどいやつですが)
婚約者より歌姫よりロバート・デ・ニーロが大事なのかー!
ていうか、その年代のかたにはちょっと難しくて気付けないかもしれないけど、
きみはロバート・デ・ニーロと結婚するべきなんだよ…。

友達から大事な話があるって電話がかかってきたら
まず「前立腺か!」「癌か!」って言っちゃったり、

無理なお願いを聞いてもらう時は発作を起こした振りをしたり、

こんな二日酔い何十年ぶりだとか言って
おじいちゃん2人で同じベッドに寝てたり、

奥さんに「浮気してきていいわよ。でも私には言わないで」
ってお許しをもらって、嬉しくて踊ったり(結局彼は浮気しないですが)

おじいちゃんたちのギャグシーン全部キュートでした。
歌姫役のメアリー・スティーンバージェンさんは60代の女優さんでしたが
かわいらしくて茶目っ気があってキラキラしていて、
おじいちゃん達に負けないキュートなヒロインでした。

余談
2人の乗ってたアトラクションは、ストラトスフィアタワーの
「エックススクリーム」ですね。想像力があればあるほど恐怖が倍増する感じ。
たのしそう乗りたい!

予告編
https://www.youtube.com/watch?v=C-P4Ek6w-UQ#t=83



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2014/06/04(水)

以前日本のホテルで宿泊していた時に
友達の体調が悪くなって、
ドラッグストアまで鎮痛剤を買いに行ったのですが、
バファリンは、鎮痛戦隊バファリンジャーが作れるくらい沢山種類があって
びっくりしました。
普通のバファリンに加えて、
「プレミアム」とか「ルナi」とか「ルナj」とかあるよ…。
(私は鎮痛剤を飲むと、元々痛んでいた部分よりも
鎮痛剤による胃の痛みの方が激しくなるという体質のため
もう何十年も市販の鎮痛剤は飲んでいない)

あと結構大きなホテルだったので、
絶対フロントでおくすりを分けてもらえるわ!と思っていたらそうではなく、
のちに調べたら、宿泊施設では薬の類はお客に渡さないそうですね。
まあそうか…アレルギーとかで亡くなる可能性もあるもんな…。

できれば行商薬屋さんと契約を結んで、客室で販売してほしい。





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2014/06/05(木)

オクトーバーフェストに行ったら、
5人のドイツ人のおじいちゃんがビールを飲んで赤い顔で
ごきげんで演奏をして、
同じくごきげんの日本人の皆さんが輪になって踊っていて
大変楽しい休日の昼下がりでした。

しかし突然フル装備のドジョウすくいのおじさんが
輪の中に乱入、音楽に合わせてドジョウをすくい始めましたが
さすがに1曲終わったあとに司会の人にやんわり注意されてらっしゃった。

いまや大人気オクトーバーフェストですが、
ビールの価格上昇半端ないですね!
最初は高くてもビール1杯1000円でしたが、
今や平均500ml1400円!
たしかに珍しいビールが飲めるけど、
それにしても普通のビアホールの3倍くらいする!もうちょっとまけて…。

アルピルスバッハヴァイツェンヘルというビールがおいしかったです。



これはシェッファーフォッファーグレープフルーツ。





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2014/06/06(金)

漫画家のTONO先生が以前

「ずるい人やだけど、要領がいい人はいい。ちゃっかりした人が嫌い」
って書いていらして、3者の違いについてうーん、と考えたのですが、

クラスの催しで造花を1人3つずつつくることになって、

ずるい人は仮病を使って花を作らない

要領のいい人は100均で似た造花を見つけて皆にも教えてあげる

ちゃっかりした人は(要領のいい人との違いに悩んだけど)
器用な人に「ビエーンできないよう!」と泣きついてやってもらって、
「さすが〇〇ちゃんだね!」と自分の分を全部押し付ける

とかってそんな感じかな。
いやなのと、きらいなのの違いもむずかしいですね。
この場合私は、
ずるい人許せない、要領がいい人はいい、ちゃっかりした人許せない。
許せないものが多すぎる私。





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2014/06/07(土)

色々感想

鎧武
新フォームがダセェ!
色々な果物の武器を使えるようになったけど、
胸に果物盛り合わせのイラストが!ダセェ!
ディケイドの俗に言う遺影フォームといい勝負でダセェ!

軍師官兵衛
皮膚の病気メイクが毎回ちょっとずつ違って凝ってますね…。

亡くなる竹中半兵衛が「天下を……」と秀吉に言うシーン
何かを思い出すと思ったら銀英伝でした。

ダウントン・アビー
そういうドラマじゃないと分かっていても
魔性くんが次週くらいに殺されてそうです。

「あー、本人は悪い子じゃないんだけど、付き合う男性によって
著しく倫理観の変わる子っているよな〜。それで人を見る目は全然なくて…。
こういう子ってなんて言ったらいいんだろう」
って考えてたらドラマ内で端的に「バカ」って言われてた。
いやもうちょっと柔らかい言いかたでなにかあったような(笑)

先週のおばあさまの名言(回転椅子に驚いて)
「毎日がアメリカとの戦いね」

BORDER 警視庁捜査一課殺人犯捜査第4係
ええええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ
ええええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ
ええええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!
よく局からOKでたなこのラスト…。いや、タイトル…タイトルはそうなんだけど…
伏線も全部そっち系だったけど、最初から決めてあったんだろうけど、
最近この系統のラストは無条件で叩かれる傾向にあるから
避けると思っていましたよ…。
すごかったよ…人の感想見て回ったよ…。

視聴率ちゃんと取ってたのに、あのぞっとするラストの為に
続編・映画化の可能性を全部なげうつってすごい格好いいなあ…。
また次の新作ドラマがあったら絶対追っかけます。

SHERLOCK シーズン3 EP2
シーズン3はこれまでの殺人の謎とき路線から離れて、
キャラクター描写と日常の謎系にやや重心が傾いているので、
駄目な方もいらっしゃると聞きますが、私は面白いです。
第2話はジョンの結婚式。これ普通のドラマなら前日と当日の
2回に分けるだろう話を1つにまとめてしまっているので
とんでもなく内容が濃いです。
密度は濃ければ濃いほど、展開はより速いほうが好きな私ですが
濃すぎ早すぎて1度では理解しかねました。
(それと吹き替えでは拾えない小ネタも多く、
原語版で考察してらっしゃるサイトさんに補完に行った)
(「the elephant in the room」が慣用句とか、知らなかった)

第2話はこれまで神のごとき名推理で事件を解決してきたシャーロックが
ダメダメなところを見せまくり、戸惑い、不安定になり、惨めでかわいそうで、
彼自身言うところの「High-functioning sociopath」の部分がかなり色濃く、
でもだからこそ愛らしい話でした。
1話で落としたところを全力で上げにきた。
シャーロックはジョンと1対1でいる時はただの変人なんですが、
結婚式などの集団に混ざろうとすると途端に
社会不適合者の面がくっきり出るんですよね。
空気(多数派の心)が読めないので、いくら頑張っても頓珍漢だし
ジョンの助けが必要。

パブクロールをやった!(笑)2時間でつぶれた!
階段で寝て、げろを吐いて、留置場、フルコースだ!

ハドソンさんと、マイクロフトがそれぞれ
「ひとつの時代の終わり(今後2人の関係は変わる)」って言うシーンがあって、
タイトルに引っかけてもう1人誰か言ってるかなと思ったのですが見つからず。
ハドソンさんの親友が式の途中で帰っちゃって、それから疎遠になった話が前振りで、
シャーロックも式が終わる前に帰っちゃうのですが、
ハドソンさんの親友もハドソンさんの事が好きだったんじゃないかなって思ったり。
あとシャーロックが自分の事を乳幼児的だと自覚していたことにびっくりした。

あと、衛兵の子は獅子寮のディーンなのですね。死ななくて良かった。
それとホームズの専門、化学だったんだ…!

タイトルも滅茶苦茶うまかったです。そうくるとはねー。





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2014/06/08(日)

X-MENエリチャ・チャエリ リバアンソロジーに文章を寄稿しましたー。

http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=43662901

長らく腐女子やってますが、リバを主なテーマにしたアンソロジーは初めてです!
うれしいなあ……!いい時代になりました。
(ぴくしぶアカウントを持ってない方は詳細が見られないかもしれません。すみません)
イベント名や日付についてはっきり書かれていませんが、
なにぶん半生二次創作を扱うイベントで、
イベント主催さまの方針という理由がありますのでご了承ください。

私はちょっと妙な話を書きました。15ページの短い話です。
書かなくても何となくおわかりでしょうが中村中子というのが私ですね。
ファスベンダーさんとマカヴォイさんの出演作品を
色々ご覧になっていた方がより楽しめるけど、
まあ見てなくても別に読めなくはない…そんな感じ。

ちなみに私はイベント参加しませんので会場にはおりません。





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2014/06/09(月)

漫画かんそう
「さよなら絶望先生」全30巻

完結したのは知ってたんですが(2年ほど前に…)、
そして、ラストが凄いのでぜひ読むべきっていう意見を
ネットで何回か見ていて、
でも私、十数巻あたりで止まっていたので残り約20冊か…
ってぐずぐずしていましたがやっと読了しました。

トライするつもりのかたは全く何も情報を入れないで
読まれる方がいいので、下記はご注意ください。

ねたばれ

ラストが凄い、と聞くとまあたぶんこういうネタ…
って想像しちゃったまさにそれだったのですが、
あと半回転ほどひねりがあって、
ちょっと怖いようなハッピーエンドになったのはさすが久米田先生ですね。
私は御存知のように秘密結社ハーレム漫画絶滅推進団の団員ですが
ここまで不吉なテイストだと全然気になりません。

あとこの巻数になるまで社会や文化への風刺を量産し続けられたのも、
ラストと同じくらい凄い事です。




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2014/06/10(火)

映画かんそう
「グランド・ブダペスト・ホテル」

ウェス・アンダーソン監督の偏執的な美意識はたっぷり発揮されているし、
観客が置いてけぼりになるシーンはないし、
いい具合の融合じゃないかと思います今回。

毒がきいてる、役者は怪演、笑いもある、ちょっぴり残酷、こっそり下世話、
でも中心にあるのが大ホテルのコンシェルジュと
戦火に国を追われたベルボーイの友情なので暖かい印象。
手を抜いているシーンが一つもないので、
びっしり書き込まれた凄い画風の絵本みたいです。
なのでモニタではなくスクリーン向き。
あ、でもなにぶん癖の強い監督なので
合う合わぬはすごくあると思います。
でもこの作品が駄目なかたは、
ウェス・アンダーソン監督作品は全部合わないかも…。
私は「ファンタスティック Mr.FOX」が一番好きです。
今回出てきた始末屋のジョプリングは、
「Mr.FOX」の用心棒ラットの生まれ変わりみたいでした。
(両方ウィレム・デフォー)衣装も仕草も決まってた!

あらすじ
(時間軸が3つあるのですがまあそれは重要ではないので割愛)
名ホテル「グランド・ブダペスト・ホテル」を取り仕切る
コンシェルジュのグスタフは、
馴染みの顧客たち、特に裕福な老女たちに人気があり、
複数と関係を持っていた。
そのうちの1人マダムDが突然死亡し、
遺言として名画をグスタフに残したことから
彼は無実の殺人の罪を着せられ、ベルボーイのゼロを供にして
様々な冒険を繰り広げることになる。

出演者はレイフ・ファインズ(我らのヴォルデモート)、
エイドリアン・ブロディ、ウィレム・デフォー
ジュード・ロウ、エドワード・ノートン、シアーシャ・ローナン
ビル・マーレイ、ティルダ・スウィントンほかにもたくさん。
この監督さんは役者に好かれる性質なのか、
びっくりするような俳優さんがチョイ役で出てます。
(ところで銃撃戦のシーンで一瞬だけジョージ・クルーニー並みに
顔の濃い人がいたんですが、あれジョージ・クルーニーだったんじゃないの…。
ただのモブにしては顔が濃すぎるよ…調べたけど同意見多数、でもクレジットなしらしい)

内容ばれ

色々な楽しみ方のできる映画ですが
私は馬鹿馬鹿しいでたらめが好きなので
あのコンシェルジュ秘密結社のくだりとか最高でしたね。

友情の描き方も、
野蛮な暴力より文化的なものを愛する気骨の描き方も、
そっけないくらいあっさりしてますが
それがこの映画には丁度いい温度です。

びっくりしたのは、監督は猫派だから
毎回犬が気の毒な目に遭うのだと思っていたら
今回猫が惨殺された事!
(あと人間の身体欠損もちょっぴりあるので苦手な人注意)

舞台になったのは架空の国とホテルですが
撮影に使われたのはドイツのゲルリッツにある
「Art Nouveau department store」
というデパートなのだそうです。
画像検索すると猛烈に行きたくなります。
街並みも美しいです。丁寧に作られたミニチュアみたい。




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2014/06/11(水)

読書かんそう
「機龍警察」月村了衛先生

連続で高評価レビューを見かけたので読んでみました。
このかたは脚本家さんで、小説はこの作品が1作目なのだそう。

凶悪犯罪に対抗するため2足歩行近接戦闘兵器「龍機兵」3機を導入した
警視庁特捜部は、そのパイロットに3名の男女を外部から招聘し契約した。
警察内部の複雑な対立関係により連携がとれない状況で、
外国人によるテロ事件が発生する。というあらすじ。

このかたはたぶんすごく客観的に自作品を見ていらして
設定の盛り方が実にうまいです。
2足歩行兵器って下手をすると昭和のアニメっぽくなってしまいそうですが、
フジテレビの人気ドラマにあるような現場の葛藤や、
警察の縄張り争い、実働隊と技術部門のやりとり、
キャリアとノンキャリア、という要素を足して
軽くなりすぎず、かつ重くなり過ぎないバランスに作ってある。
文章も、脚本家さんだからなのか無駄に凝ったり捻ったりはされてなくて、
必要最低限の描写だけで進んでいくので非常に読みやすいです。

この先BL萌えよりはむしろ百合萌えが熱いらしいのですが、
1巻では「この2人かな…?」という段階。
続きを読むのが楽しみです。





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2014/06/12(木)

漫画かんそう
「白暮のクロニクル」ゆうきまさみ先生 2巻まで

最初、主人公は集団食中毒を出した飲食店の立入検査に行くので
「おっ、今回はそういう話かー」って思っていたら
ぐぐぐっと話が曲がってジェットコースター展開だったので、
情報を入れずに読むのがいいですよー。
面白さは私が保証します。(流血表現が少しあります)

さすがにあらすじくらいは知りたいという方へ

現代と同じようでいてほんの少し違うパラレル日本、
そこには不老不死の種属「オキナガ」がいて、
彼等のケアは厚生労働省の管轄だった。
厚生労働省に勤める主人公伏木あかりは急な異動により
少年の姿をした雪村魁の下で働くことになる。
彼は第二次世界大戦の頃に「オキナガ」になった過去を持つ88歳の男性で、
12年スパンで猟奇事件を起こす「羊殺し」を追っていた……というあらすじ。
ジャンルは伝奇サスペンス。

「オキナガ」は日光に弱く、血に食欲を感じ、
適合者に血を与えることで同種を増やすことが出来ます。

雪村魁くんは、経歴、容姿、お洋服、性格などが
なんとなく兵部京介を思わせますが、
彼ほどは切羽詰まってない感じ。
周囲に恵まれているからかな。今のところですけどね。

彼の上司、竹之内さんは、ゆうき先生の描かれる
クレバー眼鏡がお好きな方にはたまらん存在です。
冷酷系かなと思わせて実はモラルが高く誠実なのもいい。
(ただしこれは過去の話で現在もそうなのかは、ちょっと分からない)





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2014/06/13(金)

小林賢太郎TV6

今回は見忘れなかったが、前もって日記に書いておくのを忘れました。

今回のゲストは松重豊さん。
「なぞなぞ庭師」
「くろまき」
「斜めのバーテンダー」
「忘れん坊将軍」
「クイズ 腑に落ちない」
といつものお題コントを演じられました。

「なぞなぞ庭師」は世にも奇妙な物語ふうでした。
両親が忍者の家の子供の三者面談「くろまき」と、
どうしてその場所に来たか、誰が相手か、
事件の概要も帰り道も全部忘れてしまう「忘れん坊将軍」がおもしろかったです。

「お題コント」は今回手品だった!


映画予告色々

思い出のマーニー
「アナと雪の女王」と同じダブルヒロイン!という宣伝文句を
どこかのポータルサイトで見ましたが、予告映像も、セリフがない
2人の少女と歌だけというもので、アナ雪を意識した編集なのかな?
まあマーニーの製作はアナ雪がヒットするかなり以前の時期でしょうけれど。
百合(ダブルヒロイン王子様抜き)=爆売れ!という計算式がしばらく
信奉されるかもですね。1年後くらいに百合映画がわんさか来るかも。
でもアナ雪が世界的に大ヒットしたのは、
あの曲と城建築シーンが優れていたのが一番大きいと私は思う。

トランセンデンス
ノーラン新作!ジョニー・デップ×ノーラン!
と広告が打たれてますが(私もノーランの新作だと思ってた…)
ノーラン「製作」なのでお間違えなく。
ノーランも、とうとう壮年の頃のスピルバーグ並みのビッグネームになった。
ノーラン監督脚本の新作は「インターステラー」です。
今年の秋に日本公開予定のSF農業映画で、
ちょっと内容が想像できなくてすごく期待してます。
「インセプション」も、予告を見たくらいでは全然内容の想像ができなかったなあ…。

あの国のあれをあれする映画の予告編。やばすぎて詳細を書けない。
セス・ローゲンが好きなので結構ガチで心配。
それはそれとして、予告編ですら肩抱きとほっぺチューが入ってますが
本編では何をしてくれるのかな?くれるのかな?
(セス・ローゲンとジェームズ・フランコは私生活でも親友)
https://www.youtube.com/watch?v=I4-LWQC4eIg&feature=youtu.be





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2014/06/14(土)

SHERLOCK感想

シャーロックの感想が長くなりすぎたのでとりあえず他は明日で。

SHERLOCK シーズン3 EP3
怒涛のフィナーレでした。
シーズン1を見た時はなんて尖ったドラマだろうって思いましたが、
シーズン3を見た後だと、あれが随分穏当なものに見える。
変人の推理ドラマからスタートして、
心の異形たちの友情と愛情の物語に進化した感じ。
シャーロックがどんどん感情の獲得を始めて、
でもそれでハッピーエンドかって言うとそうじゃなくて、
背中からメリメリ黒い羽が生えて
映画「ブラックスワン」のラストの主人公みたいになる。
(中の人てきにはスマウグ?)
(「ドラゴンスレイヤー」って言われてましたけど、騎士ってよりはシャーロックこそが竜でしょう)

以下箇条書き

・ネットで見ましたがシーズン1 EP1と
 シーズン3 EP3は
 様々なシーンが対比するようになっているそうです。
 これは気付かなかった。
 たしかにジョンはシャーロックの為に人を殺した…。
・モリーいい子。
 原作のホームズには叩いて諌めてくれるひとはいなかったもんな。
 (というかそれが当時の英国の常識的な交友なんだけど)
 でも彼氏とは別れたのね…きっともっといい人がいる、と言いたいけど
 この作品は安心できないからな…。
・まさかミルヴァートンがシーズン3のラスボスになるとは。
 モラン卿だと思っていました。
 しっかし頬を舐めるとか、人の家で暖炉に放尿するとか、
 怖さの演出というか、紙一重でしたな。
 シャーロックの前でジョンが恐喝王に目を指で弾かれ続けるところ、
 新しいプレイみたいでした。でも新しすぎるものって何だか笑えてしまう。
・うそのプロポーズまでするって言うのはひどいですが、
 これは原作にあるねたなので仕方ないです。
 というか親友も実は機密目当てだったっていうのはダブルのショックです。
 私だったら精神的に二度と立ち直れない。
・シャーロックを売ったお金で買った不動産に蜂がいる…?
 (原作引退ねた)復縁してジャニーンと暮らす…?
・あの職業ゴルゴの人は、アベンジャーズのナターシャと友達になればいいのに。
 いや、似たタイプすぎて同族嫌悪が発生するかな?
・このシリーズは地味にドイルのミスを補完していて
 それが他の映像化作品と違って本国の格の違いかなと思っているので
 ジョンの結婚の期間についてもこの設定で辻褄を合わせるのかなと予想したりしました。
 戸籍的には死んだことにせざるを得ない状況になるとかそういう。
・マインドパレス知り合い総出演。
 ていうかシャーロック、知り合い(顔と名前を認識している人物)少ないなおい!
・ハドソンさんストリッパーだったのー!!エー!!
・シャーロックの圧力点「赤ひげ」って子供の頃に飼ってた犬か…。
 というかミルヴァートンどこ情報よそれ。どこ情報よ。
・ジョンの危機でリミットブレイク…うん…何ていうか…。
・ジョン、同じタイプばっかり好きになるんだ…。
 それで怪物っぽいひとを引き寄せるフェロモンが出てるんだ…。
 わあ…そうなんだ…。
 そんなジョンの「ポルノの好み=普通」って、
 絶対そんな訳ないと思う←ミルヴァートン情報
・原作でもミルヴァートンを殺したのはホームズで、
 ワトスンはそれを庇うため虚偽の記述をしているって説があるのか!
 知らなかった!
・お母さんが天才数学者で、マイクロフトとシャーロックに遺伝したのか。
・もうひとり兄弟がいるような会話をしてましたね。
 流れからしてマイクロフトに非情な切り捨てられ方をされた。
・東の風は、最近読んだばかりだったので「メアリー・ポピンズ」ねたか!
 と思ったけど、原作の「最後の挨拶」にありました…。
 「東の風になるね、ワトソン君」
 (東の風はイギリスでは冷たく不快な風、という注釈)
 この場合ホームズは、第一次世界大戦の事を仄めかしているのだけど、
 ワトスンの返事は「そんなことはなかろう、ひどく暖かいもの」
 「相かわらずだねえ、ワトスン君は」原作のワトスン君はフワフワちゃんだな!
・EP2でシャーロックは生涯ただ1度の誓いをたてたけど、
 「条件が変わったので、あれは破棄します」とは言えない性格(と病質)のひとだから
 命も人生も投げる勢いで守り通したんだね…。





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2014/06/15(日)

色々感想

食戟のソーマの作者の人がコメント欄に書いていらした牛角のカルビ専用ごはんが気になる。
牛角に行ったらどうしてもお酒を飲んでしまうので、ごはんものはスルーしてました。
むしろお肉が不要なくらいおいしいごはんとは!?
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1119572316

ハンター×ハンター
先週書き忘れましたが再開しました。
今週の話はないようがむずかしくてりかいできなかった!
キャラクターが「どういうことなんだ?さっぱりわからないぜ!」
って助け舟を出してくれて、分かりやすく説明するシーンがあったんですが
それでもなんとか理解できたようなできないような。

新世界より(別マガ掲載)
最終回でしたー。アニメよりもやや後味が苦めだったかな…?

アルスラーン戦記(別マガ掲載)
ファランギースさまが出てきたよー!

進撃の巨人(別マガ掲載)
映画好きな作家さんの描かれるアクションシーンは
頓智が利いていて好きなんですよね。

それにしてもあのリンボーダンスの途中みたいな彼の立ち方、
あれは異常性の演出なのか作画の乱れなのかどっちだ…。

悪魔のリドル
結局、百合ップルはすべての暗殺者を倒したのだけれども、
片方が、他人を自分の意のままに操る能力の持ち主だと知って
これまで守護してきた子が、暗殺者に転じます。
む、それは能力を使っていないという証明が難しいものな。

メカクシティアクターズ
やっとお話が繋がった感じ。
私は今期大ブレイクするアニメはこれだろうと思ってましたが
そうでもない感じ…?なぜ?アッサリ系のイケメンと美少女がカタログ状態なのに。
なにが流行するって本当読めない。

ダウントン・アビー
性根の腐ったやつと問題児が多すぎるのでお父様だけが癒し。

お部屋のクッキー、毎日入れ替えるのかー!
私だったら毎日全部食べて体型が真円になってたところだ。

おばあさま同士はいつかライバルと書いて「とも」と読む関係になると信じている。

シャーロックEP3とBORDER最終回両方見ていたかたへ
(両方のねたばれなのでご注意)

ラストで同じ事が起こったにもかかわらず、この演出の違い。
周囲の人がみんな主人公のことを心配していたのも同じなんですけどね。
BORDERだと本当に世界が割れた、反転した、くらいの表現でしたよね。

シャーロックの世界は殺人を肯定している(それこそシーズン1から)けど、
BORDERの世界はどんな条件であれ殺人を否定している、という違いでしょうか。




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2014/06/16(月)

読書かんそう
「ラブ・ケミストリー」喜多喜久先生

1度映像化されたものを見ているので
私はこの本のオチを知っているのですが
この本に限ってはオチが分かっていても楽しく読めます。
宝島社の「このミス大賞」受賞作品。
でも別にミステリーではなく、
どんでん返しのあるラブコメディという感じ。

主人公は有機化学を専門にしている大学院生で
「構造式を見ただけで、最適な合成ルートが閃く能力」
を持っているため、末はノーベル賞をとれるのではないかと
今から期待されています。
しかしある出来事が原因でその能力は失われてしまいます。
そして余命少ない「ある人物」が
死神に対して、主人公の能力を取り戻してほしいと願います。
その人物は誰なのか、というのがお話の中心になります。

おちばれ

おちがBLなんですよ。
主人公の一番近くにいる超イケメンの親友が主人公の事を好きなんです。
だというのに、奥手の主人公は女性へのアプローチの仕方が分からないからって
親友に相談するという鬼の所業、イケメンは苦しみます。
(しかし主人公も時々イケメンのあまりの顔の美しさにドキっとしたりとかする)
(というかこの主人公、超の付く面食いです)

主人公が片想いしていた女性の最後の扱いがあんまりで、
犬や猫じゃないんだからよぉ……って気持ちになりますが、
まずまずハッピーエンドです。
完全にヘテロだった主人公が、長い付き合いの親友と今後
性行為その他こなしていけるのかが気がかりですが
大丈夫なような気もします。やつは面食いだから。
ちなみに大変重要な事ですがイケメンは受です。
というかイケメンの性自認は女性なので、正しくはBLではない。




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2014/06/17(火)

映画かんそう
「女子ーズ」福田雄一監督

キッチンなんか糞くらえ。野菜切らずに悪を切る!

前任者の戦隊が任期満了をむかえ、
「最近は女が強いらしい」「名前に色が入っている」という適当な理由で、
地球を守る「女子ーズ」のメンバーに
勝手に選ばれてしまった5人の若い女の子たちのグダグダとした戦いぶりを描きます。
女の子は5人ともすっごくかわいいですよー!
(私は知らなかったけど)「あまちゃん」の若い頃の春子さんとか、
「桐島、部活やめるってよ」の桐島の彼女とかを演じた人たちが出演なさってます。
勇者ヨシヒコの福田雄一監督による、ゆるーい特撮映画です。
始終ウフフフ…ヒョヒョヒョヒョ…と小さい笑い声が起こっている感じ。
あ、監督のファンなら楽しめますが、全然テイストを知らない人が飛び込みで行くのは危険。

地球を守る女の子系作品の正規メンバーが、大抵中高生なのに納得がいきました。
社会人の女性は、怪人が出たからって早々緊急対応できませんよねそう言えば…。
得てして一番のっぴきならない時にかちあいますよね…分かる分かる…。
そして、まつげエクステとか、彼氏との別れ話とか、
様々な理由で戦闘に集合できなくて、必殺技が出せない…。
うんうん、5人いたらそういう事になりそう。

内容ばれ

でもな!大事なプレゼンがある日は前もって全員に
この日のこの時間帯は絶対に抜けられないって
連絡をしておくべきだと思うんだ!それが大人だ!

怪人を倒して5人で打ち上げをやっていたら、
男性グループが「合コンイェーイ!」って割り込んできて
ウェルカムな子とイラっとする子がいるとか、女子グループあるある…。

ネットカフェで「20世紀少年」に夢中になったブルーを迎えに行って
「来てくれないと『トモダチ』の正体を言う」って脅すのですが、
笑ったのと同時に「そういえばトモダチって結局誰なんだっけ…」
って真顔で考えました。
最後まで読んでるけど途中のフェイクが多すぎて記憶が混ざってる…。

あと、女子ーズが全員揃うまでちょっと待っててお願い!
された怪人とその部下が、最初はキャッキャ盛り上がって待っているのに、
そのうちすることがなくなって昼寝とかしているの、受けました。
登場した怪人さんたちは、みな話の分かるいいひとだった。

女子ーズのコスチュームは島本和彦先生デザイン。




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2014/06/18(水)

映画かんそう
「黒蜥蜴」1968年(昭和43年)松竹版

乱歩原作、三島由紀夫が戯曲化したものを映画にした作品です。
女賊(いいにくい)黒蜥蜴を演じた美輪明宏さんが
ともかく美しくて妖しくて気高く賢く色っぽくて最高です。

美しいものを収集する黒蜥蜴に狙われた
美貌の資産家令嬢をめぐって、明智探偵と黒蜥蜴が丁々発止の駆け引きを繰り広げ
そうする間に互いにひかれていくというロマンサスペンスです。

宝石はなぜ美しいのかなど、時々語られる美学の話が印象的で、
たぶん三島さんの言葉なんだろうなと思って原作を確認しましたが
やはりその台詞はなかったのでした。
(ところで原作では、黒蜥蜴は所々一人称「僕」で、時代を先取りしすぎだと思いました)

3人の女と薔薇の話とか不思議でした。正確な言葉ではないんですが
1人の女がいて、彼女は薔薇の花束を恋人から贈られる。
薔薇の好きな彼女は花に顔を寄せる。すると花の影に大きな毛虫がいるのに気付く。
彼女は悲鳴を上げて花束を暖炉に投げ込む。こういう女は犯罪を犯さない。
もう1人の女は贈られた薔薇に虫を見つけても慌てない。
冷静に虫だけをつまんで暖炉に落とし、花束を愛でる。彼女も犯罪を犯さない。
3人目の女は残酷なことが嫌いで、虫も薔薇も焼きたくない。
どうしたかというと、花束を贈った男を暖炉に突き飛ばした。
世間は彼女を犯罪者と呼ぶだろうけど、3人の中で一番優しい心の持ち主は彼女なのです。
という話。よく分からないですが忘れ難いです。

そんな三島ですが、映画に特別出演されていて、
黒蜥蜴にさらわれて剥製にされた美男子の役でヌードを披露されてます。
しかし剥製の皆さん、全員筋肉と根性で演じていらっしゃるので
三島の次に映ったカップルの像とか、ぐらぐら揺れてらっしゃって
「がんばれー!」と声援を送りました。せめてもっと体を固定してあげて!



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2014/06/19(木)

「黒蜥蜴」を見ていたら「この二の腕の入れ墨」てきな台詞があり、
女賊を演じる美輪さんの肩と肘の間に、黒いトカゲの入れ墨がありました。

しかしたしか以前調べた時に
「肩から肘の間が一の腕で、肘から手首の間が二の腕。現在の二の腕は誤用が広まったもの」
という記述があり、あれれ?三島が誤用?と思ったのですが、
そもそもこの「一の腕、二の腕」説は、1603年の「日葡辞書」の記述によるもので、
メジャーな辞典の「現在の二の腕は元は誤用」記述もそれを根拠としているらしい。

けれども「一の腕」という言葉は「日葡辞書」にしか登場せず、
もしかしてそれが誤記だったのではないか…?という説もあるそうで、
うーん、もう面倒だから文章を書く時は「二の腕」って書かないようにしよう…と思いました。
地の文なら「前腕、上腕」、セリフなら「腕」で!





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2014/06/20(金)

映画かんそう
「ノア 約束の舟」

みんな知ってるノアの方舟のお話を、
ダーレン・アロノフスキー監督が壮大なスケールで描きます。
エマ・ワトソンが出ているので見に行った。
キリスト教徒、あるいは年配の男性なら感動できるかもしれませんが
仏教徒、または女性にはかなりしょっぱい内容なので覚悟が必要です。

内容ばれ

・正直壮大すぎてOP早々「そこからですか?」って思った。
・映画のオリジナル要素は主に2点。
 1.カインの子孫トバルカインが人間の悪徳の権化となって民衆を率いて舟を奪いに来る。
 2.ノアが、人間は悪だと判断して自分達一家も繁殖せずに死ぬべきという決断をする。
 前者は例によって演説!合戦!わーわーわー!なんですが、後者がきつい。
・エマ・ワトソンさんはノアの長男セムの嫁なのですが、
 子供の頃に腹に怪我をしたせいで子供が産めないのです。
 なのでそのことで悩んで「夫には子供を産める本物の女が必要!」って泣いたりします。
 抜群の映像美で描かれる発言小町案件です。
 姑も「息子が子孫を残せないなんてひどい!」って、
 ノアのおじいちゃんで神通力を持ったメトセラに相談に行きます。
 おじいちゃんは気のいいおじいちゃんなので、よっしゃ!と
 エマ・ワトソンの不妊を治してくれます。えー!?
・わーい!って励んで妊娠した喜びもつかの間、人類死すべし思想に憑りつかれたノアが、
 「生まれた子供が男だったらいいけど、女だったら繁殖するので殺す」
 とか言い出します。方舟の中でも常にエマ・ワトソンを見張っていて、
 若夫婦が逃げようとすると脱出艇に放火したりします。
 生まれた子供は当然女の子なので、刃物を持ってエマ・ワトソンを追い回します。
 閉鎖空間で父親の頭がおかしくなって
 ピャーピャー泣いてる女を追い回すこのパターン知ってる…
 と思いましたが「シャイニング」ですね。
 もういいじゃない。そのラッセルは海に還そう。
・ところでこの一家にはもう1人おかしいひとがいて、それは二男のハムです。
 元の物語では、息子3人にそれぞれ嫁がいる設定なのに、
 映画では嫁がいるのが長男だけなものだから、この人はともかく最初から最後まで
 ずっと「僕も女がほしい、女をくれ、女、女」と首尾一貫していて清々しいです。
 兄と兄嫁が絡み合っている所を覗き見したり、
 洪水が始まりつつあるのに悪徳の街まで女を探しに行ったりします。
・洪水のあと、酔ってマッパで寝ているノアの姿を、長男と三男は慎み深く目をそらしたが…
 というシーン、世界洪水を乗り切ったあとでおっさんが全裸で寝てようが踊ってようが、
 本当にどうでもいいという謎のエピソードですが、映画にもちゃんとありました。
 なぜいれたし!?
・良かったところも書こう。
 シェムハザを始めとする堕天使たちが、この映画では「番人」として登場し
 岩の巨人のような姿をしていて、ノアの舟作りを手伝ってくれます。
 というか舟のほとんどを作ったのはこの人たちだし、暴徒から舟を守ったのもこの人たちだ。
 かわいかった。
・あとおじいちゃんのメトセラもかわいかった。ずっと「野いちご食べたい」って言ってた。
 アンソニー・ホプキンスさんは座って喋るだけでも大変そうだった。大丈夫だろうか。
 映画に箔を付けたいのは分かるけどあまり無理をさせないであげて…。
・ノアの息子たち、それとエマ・ワトソンさんは全員美形だった。
 あほのハムもローガン・ラーマンが演じたのでやや許せた。
 特にセムの子供時代を演じたギャヴィン・カザレンニョくんが美しかった。
 Gavin Casalegnoで画像検索!

・宗教団体から資金でも出ているのかと思ったけどそうでもないっぽい。
 (監督が長年温めていたプランらしい)




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2014/06/21(土)

色々感想

マギ(サンデー連載)
マギ名物ジェノサイド回。来週は多分もっときついだろう。
闇落ちか?それとも内部崩壊か?

同じ週の「銀の匙」に、メガネの乗り手を好む馬がいるという話が描いてあって、
そういえば私は現在のウーゴ君よりむかしのウーゴ君の方が好きだ…
と改めて思った。

HUNTER×HUNTER
ゴンとクラピカとレオリオのユニット復活するのか…?
というかゴンは次に出てくるとき、どんな形態なの?

悪魔のリドル
ハッピーエンドかつ、みんな生きてた!
えええー!?

ダウントン・アビー
次週最終回ですね。あの悪巧みコンビは
毎回ヤッターマンの悪役トリオ的なしょうもない悪さばかりしておるので、
毎回ラストでお仕置きされたらいいのに…と思ってます。若い世代おいてけぼり話題。

徹底解明!SHERLOCKの秘密

キャストの人たちのインタビューと、
製作お2人のコメントが主な内容。
見たことないような古いホームズ映像化作品が流れたので
とりあえず保存した。作品が書かれてすぐの映像化とかは
セットじゃないもんな、当時の街並みがそのまま使えるんだもんな。
演出も、意外と昔の作品を参考になさっているのですね。

アンダーソン役の人が、失礼ながら賢そうでびっくりした。
演技でIQ低そうに見せかけられるんだ!

カンバーバッチさんは本当に育ちがいいんだろうなこのひと…という感じ。

アイリーン役の人は素の顔の方が美人だった!


次期のアニメ、Free(続編)戦国BASARA(続編)ハマトラ(続編)
サイコパス(新編集…?)ペルソナ4(リメイク…?)
と名前を知っているものが妙に多いのですが、なんかもういいやって思ったので
虚淵さんの「アルノドア・ゼロ」だけにします。
面白いものがあったら教えてくださいねー。

愛読ブログさんがマーベル関連映画(マーベル・シネマティック・ユニバース)の
連続鑑賞に挑戦なさっていて感想を読むのが楽しいです。
とくにアベンジャーズとか、圧倒的に面白いし上手いし、
ヒーローたちの事を好きにならざるを得ないし、感想も臨場感溢れた感じ。

今ならぎりぎり追いつけるのですが、今後アベンジャーズ2、
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー、アントマンと次々に来るので
追うなら今しかないという気がします。夏休みなどにいかがですか?
「アイアンマン1」
「アイアンマン2」
「マイティ・ソー」
「キャプテン・アメリカ ファーストアベンジャーズ」
「アベンジャーズ」
「アイアンマン3」
「マイティ・ソー ダークワールド」
「キャプテン・アメリカ ウィンターソルジャー」
(ハルク1と2は、アベンジャーズのハルクと役者さんが違うし、
キャラクター設計も微妙に違うので見なくていいと私は思う)

ちなみにこのなかに私が非常に萌え萌えしている作品があるのですが、
しりると同じくらいネタバレカプのため、いまのところ日記にはなにも書いてません。
そのうち別ページを設けて何か書きます。どうしてネタバレカプばかり好きになるのか。



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2014/06/22(日)

読書かんそう
「飲めば都」北村 薫先生

出版社勤めの主人公、小酒井都さんは
それなりにお酒が好きで、読書が好き。
先輩と飲むお酒、プライベートのお酒、時には失敗も交えつつ、
描かれる仕事と恋と人間模様のお話。

お酒の好きな人は、知っている銘柄や料理などが出てきたり
自分の失敗に似た話があったりなどして凄く楽しめます。
逆にお酒も酔っ払いも嫌い!というひとには合わないかも。

相変わらず北村先生は女性憑依が完璧で
知らなかったら絶対女性作者だと確信して
疑いもしなかったと思います。
ちょっと面倒くさい男性社員や怖い女性大先輩は出てきますが
基本みんな教養のあるいいひとたちで、
登場人物は男女共やや夢がある感じで、読んでいて癒されます。

内容ばれ

主人公の先輩の語ったお話、
大学時代からの友達が結婚するというというので、
グループ5人集まってお祝いの食事会を開いたら、酔った本人が
「この中で一番幸せなのは、わたしだよね」
と言ってしまって、4人全員が席を立って怒ったという内容、
先輩は、もうお式には出ないと語ります。
その話を聞いていたもう一人の女性の大ベテランは賛同し、
新人の男性は男だったらそんなの気にしないのにという意見を述べる。

私だったらどうするだろう?
舞い上がって、思ってない事をなぜか言っちゃう体質の人もいるので
別に怒りはしないしお式にも出るけど、
でも気の合ってた頃とはちょっと価値観が変わったのかも?という目で
以降見てしまうかな…などと色々考えました。
でも迂闊な一言で長い付き合いが駄目になってしまう事って本当にあるので
楽しい飲み会の席でも最低限の注意はしよう!とか思いました。

アイラ島のウィスキーや、アルコール中毒で見える幻覚の象が描いてある
デリリュウム・トレメンス等、知っているお酒が出てくると笑顔になります。

蓮酒って飲んだことがないけどおいしいのかな…?

日記で何回か書いてますが
職種にもよるけど、お酒は飲めないよりは飲めた方が、嫌いよりは好きな方が、
お仕事は少しやり易くなるような気がします。


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2014/06/23(月)

映画かんそう
「アパリション-悪霊-」

学生の頃に心霊実験で行方不明者が出る事故を起こした男性が
それから数年後、彼女と暮らす家で再び怪奇現象に見舞われるというホラー。
「パラノーマル・アクティビティ」と「呪怨」と「ヘルハウス」を
足して割って消化不良を起こしたような感じでした。

家に出現するのは、霊よりも古くて名前のないものらしいのですが、
出現パターンに統一感がなくて、
サボテン枯らしたり犬殺したり
黴をはやしたり家具の位置を変えたりしたかと思えば、
人間を壁の中に引きずり込んだり、なんか伽椰子みたいなのが這い出てきたりですね、
他人(霊)に影響されてばかりいないで、お前にしか出せない個性で勝負しろ!
と言いたくなるような迷走ぶりでした。

ところでドラコ・マルフォイくんが出演しているのですが
見終わってもさっぱり気付きませんでした…。
なぜこんな日本劇場公開もされないようなホラーに、しかも脇役で!?
ちゃんとエージェントがついて役を吟味してくれているのだろうかと不安になりました。
トワイライトシリーズでアリスを演じたアシュリー・グリーンがヒロインです。
「トワイライト-初恋-」と「アパリション-悪霊-」は、そういえばちょっと響きが似ている。





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2014/06/24(火)

映画かんそう
「超高速!参勤交代」

現在のいわき市にある、貧乏小藩 湯長谷(ゆながや)藩は
悪い老中に目を付けられ、参勤交代が終了し帰藩したばかりであるのに、
「今から5日以内に再び参勤せよ」という無理難題を突き付けられる。
日数も予算も、ないない尽くしの中、
呑気で人柄のよい名君と、その殿を慕う家臣団が団結して
なんとか江戸を目指すドタバタコメディです。
佐々木蔵之介さん、伊原剛志さん、寺脇康文さん、上地雄輔さん、
陣内孝則さん、西村雅彦さん、六角精児さん、深田恭子さん等が出演。

佐々木蔵之介さんは初主演映画らしいですが、実によかったですね。
切れ者なんだけど世話を焼かずにはいられない危なっかしさがよく出てました。
陣内孝則さんはベッタベタの悪老中を楽しそうに演じておいででした。
西村雅彦さんは、知恵者なんだけどいつも貧乏くじで苦労性でコミカルな
ああいう役が一番映えます!
忍者が出てきてアクションをしたりもする、サービスも満点です。
お客年齢層、ちょっと高め。
痛快時代劇お好きな方におすすめー。

内容ばれ

通常8日かかる道中を5日に短縮しなければならないのですが
どうするかというと、直線距離を走ります。つまりは山の中を。
参勤交代というよりもはやスポーツです。
あとで地図を見て、どのくらいの山だったのか確認しましたけど、
筑波連山北部を2、3日で縦断したってことでいいのかな?
筑波山877m
加波山709m
吾国山518m
きのこ山527.9m
とかなんですよね(きのこ山ってかわいい)。
うーん、きつそうだけど尾根伝いに行ったらちょっとは楽なのかな…。

弓使いの子がおいしかった。
レゴラスもびっくりの弓の使い方!!

原作小説もあるそうですが、わりと残酷描写ありの内容らしい。



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2014/06/25(水)

漫画かんそう
「元祖女子山マンガ でこでこてっぺん」

おすすめいただいて読んでみました。
1993年から「山と渓谷」誌で連載が続いている漫画なのだそうです。
装備とか段取りとかルートとか、そういう厳しい漫画ではなくて、
ふわーんと軽妙に描いてあります。
(嬉しいことに山の怪談がいっぱい…!)
かと思えば70m滑落して、ヘリで搬送されていたりもなさっていて、
私は何があろうと岩場の登攀だけには手を出すまいと思いました。
海外の山のことも描いてあり、
ネパールの登山のトイレ事情や、ニュージーランドの吸血虫など、
珍しいお話も色々読めました。

作者の方は自分が山に背負って行って
身軽に動ける重さはだいたい15キロまでって書いてらっしゃいましたが
私の場合、山歩きできる重さの限界はせいぜい2キロなので、
山中で一泊とかも無理だな…!って悟りました。
あとトイレじゃない所で用が足せない!これ致命的!
虫とか泥汚れとか平気なので、
平均よりややワイルドなつもりでいたけど、まだまだですな…。

Landreaall24巻発売!





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2014/06/26(木)

映画かんそう
「300 帝国の進撃」

スパルタ対ペルシャ軍の、300人対100万人という
圧倒的に不利な戦いを壮絶に描いた前作ですが、
今回はあの戦いの前後で、他のギリシャの都市はどう動いていたかというお話です。
メインは海戦。
前作の監督ザック・スナイダーは「マン・オブ・スティール」の撮影の為降板、
脚本での参加となり、続編監督はノーム・ムーロとなりました。
密度と独創性においては、前作よりややパワーダウンした印象ですが、
流血&残酷描写、筋肉美の好きなひとには満足できる仕上がりになっています。

今回は女剣士にしてペルシャの海軍を率いるアルテミシアが登場。
バーンとヌードも披露してくださり、お色気シーンもばっちりあります。

内容ばれ&ちょっと歴史

今回の主役テミストクレスも、サブメインのアルテミシアも実在の人物で
テミストクレスは映画のお話そのまま、サラミスの海戦を勝利に導いた人物、
アルテミシアは映画とは違ってペルシャの将校ではなく、
史上最古の女海賊にして女王なのだそう。
実際の戦力差は、ペルシャ軍がギリシャのおおよそ2倍ほど。
各ポリスの船の数をネットで見ているとスパルタ18隻に対し、
アテナイ180隻と圧倒的で、アテナイって本当アメリカみたいね…って思いました。
(このへんの調べもの、面白くて終わりがないので危険です)

ギリシャ人は泳げたから、船が破壊されても泳いで島へ辿り着けたけど
ペルシャの人はほとんど泳げなかったので溺れて死んだそうです。
来なけりゃいいのに……。

テミストクレスは勝利のあと、ちょっと調子に乗ってしまって失脚し
アテナイを追われてしまったようです。史実しょっぱい…。
そして敵将を頼ったらしい。
この経緯、コリオレイナス(コリオラヌス)に似てますね。

この映画でびっくりしたのは、
ペルシャの金色のドラァグクイーン、クセルクセスが
マラトンの戦い前はごく常識的な格好をした好青年だったことです。
(しかも普通のイケメン)
ちょっと色々あって金色になりました。

それと嫁無双な……嫁あんなに強いなら、
亭主の散歩についてけばよかったのに。





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2014/06/27(金)

映画業界には「ベクデルテスト」という、
性差別をチェックするテストがあって
http://news.ameba.jp/20140614-333/
その内容は下記のようなものだそうです。

1.ふたり以上の名前のついた女性が登場するか 
2.女性同士が直接会話をするか 
3.その会話の内容が男性以外のことであるか

これ簡単な条件なようでいて結構厳しくて
クリアしている映画って案外ないです。
ざっと日記を見返しても10本に1本あるかないか。
どうしてかというと、映画は大抵2時間しかないので
あらすじに関係ないセリフを喋っている時間がないからです。
女性キャラクターは男性キャラクター構築のために彼と会話をするか、
または女性同士が会話したとしても、あらすじを動かす主人公に関する事です。
ただし上記のサイトさんで書かれているように
ホラー映画はその限りではありません。
ホラーは男性女性関係なく、平等に被害者要員だし、
主役はモンスターなので登場人物はモンスターの話をすることになります。

超超ロングラン公演を続ける「アナと雪の女王」はさすがに
上記条件を楽々クリアですね。

ただこのテスト、たとえば最近私が見た「ノア 約束の舟」とかも
姑とエマさんが妊娠の話をしたりしているので
条件はクリアしていますが、あの映画が女性差別的でないかと言えば
そうでもない気がするのです。
日本にうじゃうじゃある、ハーレムものアニメ映画とかでも
余裕で条件を満たしますがこれまた差別的でないとは言えない作品も多い。
なにかあと1条件追加するべきではないか?という気がします。
全登場人物に対して女性キャラクターは何割か、
その比率に対してどうこう的な条件がいいのかな…?




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2014/06/28(土)

色々感想

黒子のバスケ
サイコサスペンスバスケ始まった!

BIRDMEN(サンデー変則連載)
ハンサム君のトラウマ回。
主人公がどうやって慰めたらいいか分からなくて、
大人に方法を聞くというのはリアル。
今回も面白かったです。

暗殺教室
(アクション映画が)ディズニー一人勝ちというのは
やっぱりマーベル一連を受けての松井先生の印象かな?
アニメ化&実写化おめでとうございます。
でも過去の悲劇があるのでちょい不安です。

聖☆おにいさん(モニツー連載)
フェイスブックやってないので、
写真を勝手にタグ付けしてアップされて
友達の友達まで公開になっているのがおそろしいという神側の主張が正しいのか、
そんなんされたら普通うれしいよなあという悪魔側の主張が正しいのか、分からぬ。

宝石の国(アフタヌーン連載)
ようじょ組もいるんだ!ますますファティマっぽい。
戦闘力は爆上がりしたけど、メンタルの状態は最悪って少年漫画にはあまりないパターンですね。

JOJO(アニメ)
「チュミミ〜〜ン」って口で言った!!
私のイメージではセミっぽい鳴き声だったんだけど!

トッキュウジャー
今度の追加戦士は元敵の幹部、現整備士だ!

救命医ハンク5 セレブ診療ファイル
手に汗握った回でした「オークションの行方」。
しかし従兄弟に命を狙われ、親族の中で唯一信頼していた弟を殺され、
目的は何だったのかを苦労して付きとめたら
若年性認知症による妄想で、しかもその妄想の引き金になったのは
自分が子供の頃に従兄弟に話してやった御伽噺だったとか…。
ボリスつらい…。

ダウントンアビー
シーズン1最終回でした。続編は秋から放映だそうです。
こう…なんというか…
「悪い方向への早とちり・激昂しやすい・陰湿な攻撃をためらわない」
スリーカード揃った人間を身近に置いてはならない。
気付かないうちにどんどん自分が不幸になる…と真面目に思った回でした。
(クビになると勘違いした侍女が逆恨みして石鹸をわざと足元に置き、
それに足を滑らせた奥様が流産する)
でも問題は、そんなに簡単にスリーカード人間の判別なんか付かないって事です。

魔性のゲイは軍隊へ入るそうです。
絶対帰ってくるだろうけど、一旦はさらば!さらば魔性のゲイ!




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2014/06/29(日)

映画かんそう
「ポゼッション」

ポゼッション (Possession)は、「所有」や「占有」を意味する英語。
そこから転じて、「悪魔が取り付くこと」を意味する英語でもある。

wikipediaより。

妻と離婚した主人公は週末に娘2人と面会していたが、
末娘がガレージセールで購入したアンティークの木箱が、
実はユダヤ人が悪魔を封じ込めるために作った恐ろしい箱で
段々娘の様子がおかしくなっていくというあらすじ。

基本は押さえてあるので普通くらいにこわい…かな?
ちょっと「ことりばこ」を思い出しました。
封じ込めてあったのがドイツ人への呪いで、
開けたのがドイツ人だったら尚恐かったのではないか。

内容ばれ

喉の奥から指が見えたところはゲホォってなりました。
あそこはよかった。

お父さんが悪魔払いの方法をネットで検索して
実行してみたのにはたまげたよ!

あと悪魔がMRIに写ったのにもびっくりした。
写るんだ…。






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2014/06/30(月)

映画かんそう
「メリー・ポピンズ」1964年

「ウォルト・ディズニーの約束」をきっかけに
原作を読んで、さらに映画版も見てみました。

映画を見たことがなくても、あ!知っている!という曲が幾つも出てきます。
歌いやすい良い曲が多いですね。
そしてダンスやアニメは見ているだけで楽しくなります。
煙突掃除人たちのダンスはまるでショーを見ているみたいだった。
鏡と実像がずれる表現やワイヤーアクション、アニメと実写合成などは
もうこの頃から使われていたんですね。
(さすがにアニメの動物の足元に影はなかった)

原作の一番最初の話が始まった所で残り時間半分くらいだったので
どうするのどうするの…って思っていたら、
原作のエピソードはあまり使用されずに終わりました。
登場人物が出てきたり名前だけが出てきたりはした。
原作では割とメアリー無双の世界観なのですが、
映画ではバートと、バンクス氏がクローズアップされ、
子供たちも、メアリーが行ってしまったのは悲しいけど
自分たちにはお父さんが一番!という結末だったので
かなりラストの印象が違います。
ディズニーが娘持ちの父親だというのが大きいのかなとも思いますが、
実はそうじゃないんだよ…というのが
映画「ウォルト・ディズニーの約束」の主旨です

未見で一挙制覇される方がいらしたら
原作→1964年映画→ウォルト・ディズニーの約束
の順番がいいと思いますよ。

映画オリジナルの魔法の言葉
「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」は
(言葉にならない気持ちを表現するためにメリーが使う)
造語で、英語の長大語のひとつなのだそうです。
ディズニーランドの横のイクスピアリと関係あるかな?と思って調べたら
イクスピアリは「Ikspiari」で、
体験を意味する英語Experienceと、
ペルシア神話に登場する妖精 periから作った造語なのだそう。
ただ、非ディズニーエリアだから関係ないとしているだけで
本当は「メリー・ポピンズ」にちなんでるんじゃないの?という説もあるみたい。


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