1月日記

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2014/01/01(水)

TOPをお正月仕様に

忘れてましたが、馬って描くの難しいのでした…ゆえに適当にごまかしました。
枠は素材をお借りしたものです。わーい、私の絵がないほうが可愛いかも。

いくら彼等の家が田舎だからといって、野生の馬がいるわけもなく、
シリウスが裸馬の背に乗って、周囲何十キロかを回って飼い主を探します。
何とか馬の持ち主が見つかって、犬の姿で走って戻って
やれやれ暖かいお茶でも飲むか、と思ったら家の中に馬がいる。
シリウスの事を気にいって戻ってきてしまったらしいのですね。
先生は「何となく分かるよ」とか言って一方的に世間話をしている。
ご立腹のシリウスは馬にジョンという名前をつけ、
とりあえず水をやったりブラッシングしたりして、世話を焼きはじめ
結局は「のび太の恐竜」みたいなことになる訳ですが…。

お正月更新も無事間に合ったので、元日読書始めでもしたいと思います。
(元日あと30分!)


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2014/01/02(木)

あ、黒&馬物語はお正月連載ではないです。すみません。
馬とシリウス、いいですね。てへへ。

読書かんそう
「開店休業」

著:吉本隆明先生
追想・画:ハルノ宵子先生

吉本隆明先生の、食に関するエッセイに
娘さんのハルノ宵子先生がツッコミと挿絵を入れておられます。
「正月支度」から始まる、思った以上に年始に読むのにぴったりの本でした。
つきたてを食べるお餅の話、思春期に食べた肉フライ、
旨みが閉じ込められた焼蓮根、父に連れられて行ったあなご釣り、
好きになれなかったおから寿司、吉本先生にとっては未知の味グミ、
好きな塩大福、じゃがいも。
(吉本先生のお食べになった「格段に違う」外国製ポテトチップ…食べたい!
と思ったのですが次のページでハルノ先生が「プリングルスのことだろう」と書いておられて
心理的にずっこけました。いや、まあ確かにおいしいですよ)
味とは思い出と思い込みである、とおっしゃりながら
子供の頃の父母の思い出と共に食べ物を語られる吉本先生に
次のページでハルノ先生が父親に対して少女時代の視線で
容赦なくツッコミを入れておられるのがすごくおかしみがあっていいのです。

しかし軽妙に書いてはあるのですが、
このおうち、大変そうだぞ…という雰囲気はびしびしと伝わってきます。
なにしろ誰も阿るタイプの人がいない。
下に対談のアドレスを貼りましたが、末娘のよしもとばななさんは
「一家揃って頭のいい人ばっかりいる家っていうのは、
ほんとに住みづらい」と表現されたそうですが、頷かざるを得ません。

食に興味がないどころか憎しみすら抱いていそうな母と、
油ものと甘いものが好きだけれど謎の料理を量産した台所担当の父。
(吉本先生の年代の日本人男性で仕事をしつつ料理を担当されるというのは希有な例では!?)
しかし皆さん誤魔化しのない真面目な気質でいらっしゃりそうです。
綴られた吉本家の生活は、どれも大変そうだけども楽しそうなものでした。

2014年、1冊目から良い本を読ませていただきました。
今年も色々な面白い本と出会えますように。

糸井重里さんとハルノ宵子さんの対談
http://www.1101.com/harunoyoiko/
ハルノ先生の「プロジェクト・アルドラ」好きだったので近況を知る事が出来てよかった…。



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2014/01/03(金)

年末年始で学んだこと

1.まず、12/2日記で「REDリターンズ」の感想を書いたとき
  シューリス先生が中指を立てるべき所でピースサインをしておられたのが可愛い
  と書いたのですが、メッセージで
  「もしそのピースが裏向けであれば、英国では中指を立てるのに似た意味があります」
  という豆知識を教えていただきました。
  さすがに裏か表かの記憶はなかったので、以来画像検索したり人に尋ねたりしておりましたが
  正確なところは分からず、DVD化を待っていました。
  しかし先日入ったカフェで、大きなモニタで何故か「RED2」が流れていました。
  (字幕がなかったのでたぶん海外セル版)なんという偶然…!!
  確認したらシューリス先生のピースサインは裏でした。

2.日記2012年7月1日で感想を書いた「偉大なる、しゅららぼん」(映画化!)
  に出てきた謎のゲーム「カロム」ですが、忘年会で彦根市民のかたと話す機会があり、
  聞いてみましたら、一家に一台は言い過ぎでお金持ちの家にボードがある感じ。
  その子の家に遊びに行ってルールを覚えたけど、もう遊び方を忘れたとのことでした。
  久しぶりに「カロム」のwikipediaのページを見に行ったら、
  「ウィリアム・メレル・ヴォーリズが持ち込み流布させたとする説が有力」
  とあるではありませんか!犯人はあなたか!(ヴォーリズの拠点は滋賀)

3.先日お山に登った時、空気中に無数のスワロフスキーの小さなガラス玉のようなものが
  流れてきて、きらきらと輝いて非常に美しく、「ダイヤモンドダスト見ちゃった!」
  と思ったのですが、家に帰って調べてみるとダイヤモンドダストはー10度以下で見られる現象らしく
  さすがにそんなに低い気温ではなかったと思われるので
  私が見たのはどうやら細氷(さいひょう)という現象のようでした。
  「大気中の水蒸気が昇華してできた、ごく小さな氷晶(氷の結晶)が降ること」だそうです。


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2014/01/04(土)

色々感想

暗殺教室(本日発売ジャンプ)
あ、そういえば最近行ったイベントで烏間先生とビッチ先生の本が結構あった…。

相棒(お正月SP)
お正月らしく昆布巻きならぬ爆弾巻きいただきました。
しかしカイト君が巻き込まれる理由と狙撃犯に仕立てられる理由が
かなりなんかこう力押しワッショーイ☆という感じでしたが、
うんまあお正月だしね…。

弱者が国益を損なうという議論は真面目に論じたら
2時間30分では収まりませんからね…。
正義の報道エライ!で強引にまとめた右京さんは賢明です。

エレメンタリー
いよいよ次回(というか今日)モリアーティ登場。
ワトソンとの契約期間が切れるホームズが
あの手この手のツンデレ手段で引きとめようとするのですが
全部断られてしょんぼりしてやんの…かわいい。

芸能人格付けチェック
ホラー映画監督の清水崇さんがミニドラマを撮られてました。
(素人が撮った映像と比べて、どちらがプロの映像か当てる)
贅沢ですねー。
倒れた女性の髪の散らばり方とかが、びっくりするほど清水監督でしたね。
映像にも画風的なものがあるんだなあ。
あと身長差が20センチのGACKTさんと西川貴教さんのハグが絵になってました…。

リアル脱出ゲームTV
気付いたのが遅くて解答編からしか見られませんでしたが…。
石田純一さん、いい味出してましたね。
過去のリアル脱出ゲームにあった謎が1個リサイクルされており懐かしかった。

ムジカピッコリーノ
サンバのリズムがスローになったものがボサノヴァである……。
知らなかった…。検索したら本当だった。

サンバもボサノヴァも知識にある事前提ですよね!?
これをご覧のお子さんみんな音楽家になっちゃうよ!?



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2014/01/05(日)

映画かんそう
「ハンガー・ゲーム2」

2012/10/04に感想を書きました、ふんわりバトロワ風味の洋画の続編です。
支配者層による少年少女たちを殺し合わせるゲームから見事生還した主人公は、
地方巡業の旅をしていたが、彼女が革命のシンボルとなりつつあるのを察知した統治者は
邪魔者を消すために、これまでの勝者ばかりを戦わせる特別なゲームを企画する。
というあらすじ。

脚本を「トイ・ストーリー3」脚本担当のマイケル・アーント氏が書かれています。
この人はぐいぐいと盛り上げるのが上手い。(原作小説はありますが)
2の特別なゲームは一応終了しますが、話は3へ続きます。

ラストばれー

お話はハンガーゲームから、体制を転覆させるほうへ移っていくみたいですね。
今回はゲーム開始が中盤以降だったこともあり、バトルはあまり本格的ではないのですが、
会場全体の仕掛けなどが面白かったです。
あとなにげにCGを駆使した未来のお衣装が好きなので、
今回も炎のドレスやウェディングドレスは大変楽しめました。
お屋敷のプロジェクションマッピングによるデコや、富裕層のトンチキなメイクも。

カットニスは可愛くて強くて判断が早い、無敵のサバイバルヒロインですが、
ふたまたはアカーン!!と思いました。
片方とはちゃんとお別れするべきですよ?
カットニスを思う2人の男子、どっちもけなげで迷うのは分かりますけどね。
(ヘムズワース弟の無意味に長い鞭打ちシーンいただきました…)



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2014/01/06(月)

テレビかんそう
「小林賢太郎TV5」

NHKが再放送してくれたので見られた!
今回は大泉さんがゲストでした(2人がお友達だとか知らなかった)。
「マルポ便」と「厨房忍者」、「矛盾芸術の歴史」が好きでした。

「マルポ便」は、何でも徒歩で(公共の交通機関を使って)運んでくれる宅配会社。
社員は小林さんと、あともうひとり黒い小さい謎の生物が経理で、2名だけ。
そこに東北の旅館から座敷わらしがついてきてしまったので、
元いた場所へ送ってほしいという依頼人(大泉さん)があらわれて…というお話。
夏目友人帳に勝るとも劣らぬリリカルなお話でした。
経理のひとの正体が何だか分からないけど一緒に働いている設定とかがすごくシュールで優しい。

「厨房忍者」は台所に巣食う忍者が勝手に食べ物を食べちゃって、
1人いたら何十人もいると思えっていう、要するに黒い害虫的な存在という不思議な話。
上下で天地が逆転している映像をたぶん合成してあって、小林さんは天井に立っている。
なるほどこれは舞台では再現しにくいのでテレビ向き。

「矛盾芸術の歴史」は不二雄 智内(ふにおちない)という架空の歴史上の人物を
資料や年表を捏造して語るという趣向ですが、
さすがNHKだけあってパネルや音楽が本格的で、いいシリアスギャグだった。

ところで「うそつきくん」は遠近法を利用して小さく映った小林さんを前に
コレクターの男2人がひそひそと褒めそやす中、
小林さんはひたすら嘘を言ってラッパを吹くという…
こやつもしや自分が可愛いということに気付いているのでは!?というコントでした(笑)。
いや、とっくに御存知だと思いますけどね。




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2014/01/07(火)

テレビかんそう
「KAZEOKE」

物語作りのプロたちによる創造力バトル。
一見つながりのない2つのシーン、
“その間のストーリー”作りを競い合う。
思いも寄らないドラマが生まれる新しいバラエティ番組
(公式サイトより)

シリーズだったらしいですが、最終回だけ見ました。
最初のシーンは、監禁されていたらしき女性が隙を見て逃げ出すところ、
最後のシーンは、海辺でその女性が微笑んで「ありがとう」というところ、
この間のエピソードを考えて話をつなげよ、という趣旨の番組のようです。
うわあ、楽しそうだし幾らでも考え付くけど、
巧拙がハッキリ出すぎるから人と競いたくはないな私は…。

その回で挑戦されたのは
脚本家の方(「相棒」参加経験あり)
芸能人一番の読書家の方(というか又吉さん)
放送作家の方(バラエティの構成などをされている)
でした。

・記憶障害の女性と医師との物語
・インスタント焼きそば恐怖症の女の物語
・売れない劇団が最終公演をむかえる物語
をそれぞれ書かれていましたが、うしろ2つの方向性がちょっとカブったせいか
1番目の記憶障害の話がトップ取ってました。

各回の優勝者たちを集めて天下一を決めるスペシャル回もあるようです。
(最近なんかそういう映画を見たような…)


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2014/01/08(水)

舞台かんそう
「ホロヴィッツとの対話」

脚本、三谷幸喜さん。ホロヴィッツと、彼が信頼する調律師のお話です。
調律師を渡辺謙さん、ホロヴィッツを段田安則さんが演じます。

ホロヴィッツがもう滅茶苦茶めんどうくさいおじいちゃんです。
約束があって行かなくちゃならないのに、やっぱり行かないとか、
その靴じゃいやだとか、着いたら着いたで部屋が臭いとか
空気が乾燥しているとか、この水は飲まないとか、あれは嫌いとかこれは嫌いとか。
天才じゃなかったらぶっちめられているところ。
渡辺謙さんが、気の優しい、けれども
言うところはびしっと言う調律師を演じられていました。

中盤までがドタバタコメディで、終盤はシリアスエピソードに移ります。
しかしこの時期の三谷さんはやや不調だったのか、
各エピソードがちょっとばらけていてまとまりのない印象。
もうあと半年ほど三谷さんの頭の中で練られていたらよかったかも。




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2014/01/09(木)

映画かんそう
「スターダスト」(2007年)

監督マシュー・ヴォーン 原作ニール・ゲイマン

空から落ちてきた星が美しい娘の姿になって人間の青年と出会い、
やがて王位継承争いに巻き込まれたり、
星の心臓を食べることによって命を永らえようとする魔女に命を狙われたり等の
冒険を繰り広げるファンタジー映画です。

ところで星を探しに来た青年は、人間の姿をした星を見つけるなり
銀の鎖で繋いでしまうのですが、何かを妄想しますね…。
や、でもルーピン先生は見知らぬ人を相手にそんな事をしないし、
むしろ「こんばんは」とだけ挨拶して去っていく先生の超スルーに対して
シリウスが激おこプンプン丸になって付きまとうパターンですね。
星は嬉しいと体全体が輝くんですが、
しょんぼりすると輝きを失ってしまいます。これも想像すると面白すぎる。

空を飛んで雷を集める荒くれ空賊団がいて、
空を飛んだり、雷を貯蔵したりといったテクノロジーが出てきたのですが、
スチームパンク?ファンタジー?どっちなんでしょうね。

内容ばれ

その空賊団を恐怖で支配するシェイクスピア船長は実は
仕事でマッチョを演じているけれど、本質は美しいものや文化的なものを愛し
女装もたしなむ気の優しい男(ゲイではないっぽい…?)です。
かなりいいキャラクターで、物語上でも重要な役割を果たすのですが、
原作にはいないと知りびっくりしました。

王位継承権を争う王子たちは、互いに殺しあってどんどん数が減っていくのですが、
殺された王子は半透明の霊になって
状況にツッコミを入れる役になるというのが大変シュールでした
(ジャンプ漫画の観客席状態)。
最後まで頑張った王子がマーク・ストロング氏でしたが、
ロンゲだったので当然気付かず、スタッフロールで知りました。


途中、特訓シーンのダイジェストがあって、
マシュー・ヴォーン監督は特訓シーンが好きなんだなあ、と思いました。


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2014/01/10(金)

映画かんそう
「パラノーマル・アクティビティ4」

かなり苦しかった。ソウシリーズの途中あたりと同じくらいの苦しさ。
こんなに創意工夫も愛情もなにもない映画は久しぶりに見ました。
「パラノーマル・アクティビティ」シリーズのお話の流れについては
過去にまとめたので、それを検索してご覧になれば約8時間が無駄にならずに済みます。
(1は普通におもしろいよ)

4のあらすじ
魔女たちが悪魔に捧げると約束した運命の赤子ハンターくんは
名前を変えて養子に出されていました。
ハンターを引き取った家では妙な現象が起こり始め、
家じゅうにカメラを……ってまたかよ!
悪魔のくせに仕事がおせえよ!

ケイティが必殺仕事人みたいでした。
というかケイティの中の人はこの映画以外では仕事しないのか。


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2014/01/11(土)

色々感想

軍師官兵衛
原作はなくて完全オリジナルだそうです。
この脚本家さん、TV版の「マークスの山」と
「レディ・ジョーカー」のかたなんですよね。
義兄の告白シーンを採用しなかった方だからなあ…。

官兵衛くんは話に夢中になるとお漏らしをしちゃうみたいです。
えっ。それ大人になってもやる!?(やらないよ…)
黒田官兵衛 お漏らしで検索しましたが、史実ではなくて
別の歴史上の人物にそういう方がいらしたみたいですね……。
軍師といえば「天地人」の、ゆるふわ軍師直江兼続を思い出しますが、
官兵衛さんはちゃんと知能の備わった軍師でありますように。

エレメンタリー
このホームズが一番メンタル弱い…。ルーシーワトソン守ってやって。
アイリーンは恋人で、それを惨殺したのがモリアーティーのようです。

最終回映像がちょっとだけでたのですが
モリアーティーは男性っぽい(声だけ聞こえた)。
女性モリアーティーちょっと期待してたんですけどね。

鍵のかかった部屋(お正月SP)
ロケが何気に格好いい建物ばっかり。

貴志祐介さんの小説2つが原作になっていましたが
雑誌発表のほうはいいとして「二つの密室」(未発表)ってなんだろう。
構想だけ喋ってもらったということなのかな?
あと続編作りたいけど、原作がなくて困ってる状態なのかな?

相棒
あ、脚本の高橋悠也さん、数日前の日記に書いたKAZEOKEに出てた人だ。
相棒参加2回目。ちょっと右京さんがネチネチしている…。

びじゅチューン
奇妙な歌と踊りのアニメーションで有名な美術品を紹介する、
10分間の子供向け番組。NHKの事がよく分からない…。
私にはぴんとこなかったけど、これ好きな人はすごく好きに違いない。
1回目は阿修羅像でした。


キョウリュウジャー
緑の子のご両親にご挨拶するためトリンがとうとう人間化。
うーんと、詳しくないから分からないけど、あれは声のひとなんだろうね。

鎧武
あっ分かった、怪人をやっつけたぞーやったー!とか
仲良くなれたぞーとか強くなったぞーとか毎回のカタルシスがないまま
どんどん進んでいくから何となくずっとモヤモヤしてるんだわ…。

どきプリ
「となりの801ちゃん」の作者の方が
レジーナ=虎王って仰っていて膝を打ちました。確かに!
(虎王=侵略者を父親だと信じて主人公と敵対していた金髪の美少年)
(実は元の世界の女王の息子、翔龍子さまが魔力で姿を変えられていた)
王女様が、世界すべての人々を思いやる愛の心と、
世界すべての人々を犠牲にしてもいいくらいの父親への愛の心に
葛藤して自分の心を2つに割った状態が
あぐりちゃんとレジーナだったようです。
「ワタル」ではラストで虎王が消えてたな…。
そして虎王の同人誌がいっぱい出て、アニメ続編で復活した…。

マギ
比較的穏当な奴隷制を廃止したとして、他の暴動抑止案があるのか?
一時の感情で永続的な平安をぶち壊すのか?
と言われると考えますね…。
一時期リンカーンの資料を漁りまくっていたのですが
彼の奴隷解放も南北の経済システムの違いによるところが
かなり大きかったとのことなので、奴隷制ヨクナイ!だけで突き進むのは確かに…。
しかし家来になれ発言に全部持って行かれた感じ。

進撃(別マガ)
ゲンドウポーズってこういうときに使うんですよね?
ゲンドウポーズ……(15分間)
アルミンさん将来偉い人になると思うんですが、伝記に書かれちゃうよ…?

あと諌山先生をちょっと休ませてあげてほしい。
なんだか無理をされている気がする。

GAZER(ジャンプ読み切り)
どこかで見た絵柄だなあと思ったら「恋染紅葉」を描いていたひとかあ!
(平凡な男子高生が女優やグラビアモデルやアイドルにモテモテする例のやつ)
今回は超能力ミステリでした。

お正月スペシャルというとレギュラーキャラクターが刺されたり撃たれたりすることで
スペシャル感が演出されがちですが、そんなスペシャルはいらないので!
2本スペシャルドラマを見たら2本とも撃たれたり刺されたりしてましたよ。

ドラマは「戦力外捜査官」と「私の嫌いな探偵」をとりあえず初回見てみるつもりです。
「戦力外捜査官」は原作ありですが脚本がなんと鴻上尚史さん。
私の知る限りドラマの脚本は初めてじゃないかな…?
「私の嫌いな探偵」はおなじみ福田雄一さん。
(昨年は映画3本ドラマ4本されてますね。本当にお1人なのか)
原作は東川篤哉さんなので、トリックはたぶん大したことない…。

アニメはあまりにも女子カタログ話が多すぎて
お婆ちゃんにはどれがどれだか分からぬ感じです。
あと原作を読んでいるものは見ないことにして
(マギやペダルや冷徹や銀の匙やノラガミ、それとジャンプ系)
「ウィザード・バリスターズ」と「ハマトラ」を見てみる。


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2014/01/12(日)

ドラマかんそう
「大空港2013」脚本監督:三谷幸喜

羽田上空の天候不良のために松本空港に緊急着陸した飛行機。
その乗客たちに対応するグランドスタッフ大河内(竹内結子)の奮闘を、
ワンカット超長回しで撮影したドラマです。
以前にもカメラ切替なしのドラマ「short cut」がありましたが、
今回はあれの第2弾とのこと。
開業前早朝の松本空港を借り切って9日間で撮影したそうです。
香川照之さん、オダギリジョーさん、戸田恵梨香さん、生瀬勝久さん等が
出演されています。

ドラマは主にお葬式帰りの田野倉家を中心に展開します。
どっちが面白いかで言えば「short cut」に軍配が上がりますが
こちらもなかなか愉快でした。

内容ばれ

夫は浮気しているし、
お兄さんはふらふらしていてお金の無心ばかりするし、
娘は20も歳の離れたバツ3の男と交際しているし、
極めつけは妻と死に別れたばかりの老父が突然ゲイカミングアウトするしで
田野倉の奥さんが気の毒になるんですが、
でも浮気夫がゲイに対して理解があったり、
ろくでなしの兄がゲイとオカマの違いについて解説したりで
人間は一面だけではなかなか測れぬところがあるなと思ったり…。
(でも妻と肉体交渉するときはマッチョの男を空想していた、と
告白する父がなんとなく許せない気持ちも分かります…。
それはゲイが許せないのとは違うよね)

あとオダジョーさんの女装いただきましたー。

田野倉家の息子くんが人形三銃士のダルタニアンの中の子だった。


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2014/01/13(月)

映画かんそう
「インシディアス 第2章」

幽体離脱体質の父と息子の肉体を狙って死霊達がどしどし家に押しかけてくる、
シリーズ第二弾です。
前回出てきたカメラパフォーマンスの激しい悪魔は
さっくりリストラされていなかった扱いされており
それは大変よかったと思いました。
死霊ものなのに悪魔が出てくるっていうのは、
パスタとラーメンが同時に出てくるランチのようなもので
どっちも冷めやすいうえにダブル炭水化物であまり有り難くないんですよ…。

さて今回は、
インシディアスビギニング・バック・トゥー・ザ・フューチャーちょっとシャイニング
という内容の意欲作で、前作の何倍も面白かったです!
(内容のリンクが多いので1は見ておいたほうがよい)

内容ばれ

殺人鬼の家に行って死体を見つけたりとか、
降霊会をやって霊が質問に答えたりとか、あのあたりすごくいいです!

前作で死んだエリーズが相変わらずの大活躍をします。
もうこれ日本だったら神になって神社に祭られてるレベル。

それに引き換えランバートの家の人は初めてのことでもあるまいに
またいちいち心霊現象にヒャーって驚いて段取りが悪い。
理解しかねるのは、もう何度も赤ちゃんが怪奇現象に巻き込まれているのに
それでも赤ちゃんを1人で寝かせること。
欧米の人は赤ちゃんと一緒の部屋にいると爆発でもするのか…?

エリーズのちょっぴり頼りない助手、スペックとタッカーですが
(スペックを演じているのは本作脚本家のリー・ワネル。なんという倹約)
ボスのエリーズを失って成長したか?と思わせて、
やっぱり彼女がいないと駄目なんだ系でした。
しかしランバート家の音声を2人で車の中で聞いていたとき、
スペックがタッカーの太ももに手を置いて、
その手をタッカーがじっと見ていたシーンは何を意味するんだろう。
気になる気になる!

怪奇オタク男2人+霊能者の霊のチームのシリーズになるのか、
それとも女装おじいの霊VS霊能おばあの霊のシリーズになるのかどっちでしょうね。



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2014/01/14(火)

ネットで見かけた素敵な商品

木漏れ日傘
http://www.mitsubai.com/tokyo/detail/tk018903.html
これ実際にプリントの具合を確かめて、写真の通りだったら是非とも買いたいところ。
紅葉バージョンや桜バージョンもほしいですね。

円卓の騎士の時計
http://www.j-tokkyo.com/2013/02/20/65610.html
す、すごい!時刻は読み取りにくそうだけど壮大だ!

世界一大きな絵本
http://www5b.biglobe.ne.jp/~heme/mame/img/bigbook.jpg
http://ki-no-omocha.com/SHOP/ehon-sekaiitiookina.html
ドイツのラベンスバーガー社製。
お子さんにはもしかしたら大きくて扱いにくいうえに
親御さんも収納に困るかもしれないとは思いつつ、でも素敵ですよね。

魔法少女まどか☆マギカARTismCHOCO(アーティズムチョコ)
http://p-bandai.jp/item/item-1000083771/
発表してすぐのころ教えてもらったのですが画像見てキャーって言った。
人にあげるものじゃなく完全に自分で楽しむ用ですね。
あるいはファン数人で集まって、色々偲びながら
(或いは「ウロブチィィィ!」って言いながら)
ちょっと上等の紅茶と合わせてお茶会をするとかもいいかも。


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2014/01/15(水)

リトルチャロ4も終了したし、そろそろ自分の英語力を試しに行くか…
と思って英会話カフェに行ってみたら、
あまりに会話できなくて仰天しました。
もうターザンか!狼少女ジェーンか!っていうくらい言葉が不自由でした。
「ターザン、ジェーン、好き」くらいですよ本当!

たとえば去年行った旅行の話で、気候の話になって
「湿度が低くて過ごしやすい」と言いたかったのですが使える単語に限りがあり
「it's cool」になっちゃうし、
映画の「47RONIN」で日本人俳優たちの英語の発音について聞かれても
「私はうまいと思ったが評価は低いようです」というのが言えず
「very good」になっちゃいました……。
言いたいこと悉く言えず……。

あとな、英語やる人、なんだか基本リア充な!
少人数制ディスカッションだったのですが
話題振りが「クリスマスに恋人からもらったプレゼントは?」とか
「ウィンタースポーツは何をやっているの?」とかでな…。
スキーとかスノボとか…あとフィギュアスケートを趣味でやる人がいるらしいとは
アニメで知ってましたが(タイバニですね)本当にいた……。
あと女子高生の恋愛話への食いつきがすごくて、
興奮のあまり日本語で会話してたよ彼女たち…。

あ、あと「ひこにゃんに触ったことがある」と言ったら
アメリカ人の先生にすごくびっくりされて、
「今のひこにゃんはお触り禁止だから、君はすごく昔に行ったんだね」
と言われました。変な知識が増えた…。
私が彦根に行って某にゃんと握手したのは、日記を検索したら7年ほど前の事でした。
先生が面白いなとは思ったんですが、
私はまだ会話をする段階ではなく、語彙を1000ほど増やす必要を感じました。
昔懐かし単語帳かなあ…。電子辞書でもいいな。


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2014/01/16(木)

映画かんそう
「大脱出」

脱出不可能な監獄から、男2人が協力して脱獄する話です。
シルヴェスター・スタローンと
アーノルド・シュワルツェネッガーが主演。
看守ぶん殴ってウォォォォって叫びながら銃乱射、夕陽だろ…
って思われそうですが、これが案外クレバー。
かといって最近ありがちなシステムに侵入してエンターキーをツターン!
監獄のすべてを支配下においてめでたしめでたし、でもないのです。
ものすごい頑張ってビスとか引き抜いて、ダクトをうんしょうんしょする系。
しかも!この67歳と66歳がいちゃいちゃすること!
スタローンに興味津々なシュワちゃんに、
頼みごとを聞いてくれたら俺の個人的な話を聞かせてやってもいい、とか
落ち込んだスタローンの手をシュワちゃんが握って励ましたりとか、
ともかくシュワちゃんの押しがグイグイ激しすぎて、商業BLの攻みたいでした。
たぶん映画会社にブロマンスマニュアルがあるんでしょうけどね!
(少し前のシュワスタ共演映画に「ブロマンスは後にしろ」ってセリフがあった)
(もちろん英語で言ってた。字幕は「男同士のラブコメは後にしろ」)

オチばれ含む箇条書き

・なんという空間の無駄遣い設計な刑務所。
・収監されている黄色人種が皆無だったけど、
 実際のアメリカの監獄の人種比率に準じているのかな?
 まああんなマッスル集団のなかに黄色人種の男が入ったら
 どういうことになるかアホでも分かるしな……。
・ラスボスが「パーソン・オブ・インタレスト」のリースくんなのですが、
 悪人に見えないんですよね…私がドラマを見ているせいかな。
 でも鹿顔といういうか目が綺麗すぎる……。
 あと背が高すぎる…足が長すぎる…顔が小さすぎる…。
・スタローンとシュワちゃんのくっつきぶりが異常なので、
 周りの人は「がんばれ…」「ガンバ!」「応援してるぞ」
 とシュワちゃんの恋を見守っていたと思う。
・ラスボスはスタローンの書いた監獄の本を愛読していて付箋がいっぱい。
 なにか困ったことがあるとすぐに本に頼る。ファンやないですか。
・お前の母親INマラケシュの売春宿ってイスラム教徒への定番煽りかなにかなの?
 と思って調べたけど分からなかった。とりあえずマラケシュはモロッコの街。
・北半球と南半球の排水溝ネタは某ミステリであったけど、
 実際は変わらないってどこかで見た。
・手作り六分儀。精度が低そうだ。
・こういうアクションものでイスラム教徒の格好いい役って初めて見た!
 でも祈りの儀式を脱獄に利用するってイスラム教徒的には抗議物件だろうか。
・上司の人が最後に閉じ込められていたコンテナに
 「MCS」とあったのであとで調べたら
 Multipurpose Conversion Systemの略のようでした。リサイクル廃棄物?
 でも上司のあの設定は余計だった気がする。
・オチは読めなかったのでびっくりした。いいサプライズでした。
・「俺はてっきりあんたが俺に…」「うぬぼれるな」から始まる恋ですね。
 分かります。

監督は「1408号室」や「ザ・ライト-エクソシストの真実-」
「シャンハイ」を撮ったスウェーデン出身のミカエル・ハフストロームさん。
この映画のネタみっしり感は、脚本のマイルズ・チャップマンさんのちからなのかな?
過去作品が特に見つからないのでこれが大作脚本デビューかもしれない。


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2014/01/17(金)

最近挑戦した料理(?)

醤油漬け卵黄
http://matome.naver.jp/odai/2135958342551275801
というのをネットで見かけて作ってみた。
おいしかった!ごはんに乗せてもうまいし、
お酒の肴にしてもいける!
3分で準備完了してあとは放置という簡単なところもいいです。
見た目も琥珀みたいできれい。


これもネットで見かけた。
ゆでたうどんに、バターと明太子と
ネギと刻み海苔とかつお節、卵黄1個を混ぜて
あとお醤油を掛けてできあがりという簡単なもの。
当然バターは多めの方が濃厚でおいしいです…。
寒い季節に体温をあげるための燃料!という感じのお料理。


お料理ではありませんがグリューワイン。
お土産にもらった外国産のグリューワインセットでワインを煮てみたら
猛烈なおいしさでちょっと感動した。
材料を一つ一つ手に取って似たスパイスを画像検索してみたところ、
オレンジピール、乾燥生姜、粒状カルダモン、粒状クローブ、
シナモンスティック スライスアーモンド、干しブドウ、という内訳の模様。
田舎のスーパーではオレンジピールと粒状カルダモンが見当たらないのですが、
ネットで買えるようで問題なく再現できそうです。



この写真の量でワイン1瓶分くらい(たぶん)。
白い大きな欠片がオレンジの皮で、小さな欠片が乾燥生姜。
甘味は私は黒砂糖を使いました。蜂蜜でもいいかも。
アルコールの苦手な人はバンバン沸騰させて、
呑べえの方は80度で煮て蒸留酒をプラス、
濃い味を好まれる方は温めたあと一晩漬けて、お好みの味で。


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2014/01/18(土)

色々感想

マギ(サンデー連載)
アリババくんのDTいじり、とうとうシリアスシーンにまで…ひどい…。
なんかいつか報われてほしい!DTでよかった!みたいなシーン、きてほしい。

マギを射んと欲すれば先ず王から射よですな。

絶チル(サンデー連載)
本当に重要な情報は不二子さんと共有しようとする兵部さん萌える。
それは元々育ちのいい人で約束を重んじるというのと、
自分がヘタ打ったときの代わりが能力的に不二子さんしかいないというのと、
結局は信頼しているというのと。
不二子さんが男性だったら二次創作してたわ…と思わなくもないけど
でもやっぱり不二子さんは女性がいいです。おねショタおいしいし。
あと組織に悲壮感がなくて、未来に繋がってそうな感じなのが
女性ボスならではなのかなと。

ウィザード・バリスターズ 弁魔士セシル
恥ずかしながら高校生の頃、魔法使いによる殺人を
普通の人間が捜査するシリーズを考えていて
一応推理根拠は物理法則に則ったものだったんですが、
脳内シリーズものにするつもりが(中高生あるある)
どうがんばっても1話分しかネタを思いつけず、諦めた過去があります。
なので魔法ミステリーを毎週見られるの!?って思っていたけど
なんかそういうのとは違うっぽい……??

キルラキル
(男の)乳首がピンク色に光るのはいいが、特に隠されている風でもない。
何のために光っているのか…。

鎧武
去年から噂されてきた「オレンジが食べられなくなっちゃうかも」
というトラウマ回だったのか…?
大人だからへいき!

キョウリュウジャー
おっ父裏切り?ついでにトリンも裏切り?
や、まあ何か必要があってのことでしょうけども。

黒田かんべえ
突然の雨にずぶ濡れになった男女が小屋に駆け込んでからのフルコース。
「TO LOVEる」か!「いちご100%」か!

S -最後の警官-
犯罪者ぶっ殺せ派の狙撃手綾野剛と、
犯罪者は生かして確保派の格闘系向井理が
反目し合いながらバディになる話、のようです。
我々の界隈で人気が出そう。
ちょっと岡田くんのドラマ「SP」に似てる気がしないでもないけど、
大森南朋が黒幕でなければまあよかろう。

トリック(TRICK)スペシャル3
これ横溝先生のご遺族と角川に許可は得てるの…?
というくらい犬神家なんですけど大丈夫なのか。

お手伝いさん役の女性は「かぐや姫の物語」の主役のひとでした。
長男くんはフォーゼの弦太朗でしたね。

レギュラーキャラクターでお1人、俳優を辞められたかたがいらっしゃるので
昔を思い出すとちょっと寂しいです。
山田母のお習字と、「SPEC」の当麻のお習字って関係ないの?

相棒
前回今回カイトくんがロックオンされ過ぎであります。
ネットのどこかで顔写真とプロフィールが勝手に公開されていて
困ったときはこいつを巻き込め!とか書かれているのでは。



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2014/01/19(日)

冬限定お菓子

ロッテ バッカスアニバーサリー(1964年産のブランデー入り)
パッケージがゴージャスで、通常版よりもちょっとお高い特別なバッカス。
おいしかったけど通常版との違いがよく分からなかった。
(同時に食べ比べをするべきでした)



明治メルティーキッス くちどけラム&レーズン
この味ラミーじゃないですか…。meijiがロッテに宣戦布告だー。
私は断固ラミーを支持するぞー!……って思ったのですが
食べてみたら、サイズが小さくて食べやすいのと
あと1箱がやや安いのでDEBUには嬉しい…これはこれで…。
(味はラミーより微妙にライトな感じです)



明治ダーク・ラムチョコレート
写真を撮る前に自動的にシュッと食べてしまって
空き箱でごめんなさい…。
これはそんなにラムラムしてなかった。お酒の苦手な方でも大丈夫かも。



それと冬季限定ではないのですが、
スナック菓子のレビューをされているサイトさんの
2013年ベストスナックというページを拝見して、
喜んで買いに出掛けたらもうどこにも売っていませんでした。
http://ichinics.hatenablog.com/entry/2013/12/31/003922
スーパーでも、ショッピングモールでも、100均でも、ドンキでも…。
スナック菓子の回転は速いのですね。
映画だったら10年前のオススメレビューでもどうにか見られるのになあ。

今日は小説家の故殊能先生のお誕生日です。2月の命日にご冥福を祈るのも考えたのですが、
なんとなく違う気がするので、これまで通りおめでとう殊能先生!



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2014/01/20(月)

漫画かんそう

「さよならソルシエ」全2巻 穂積 先生

わりと最近ドキュメンタリードラマを見たばかりの
ゴッホ兄弟のお話でした。
「このマンガがすごい!」2014年オンナ編1位。
しかし実在の画家が題材ではあるものの、
あくまでエンターテインメント漫画なので、
伝記のように楽しみたいかたには向いてないかも。

美を見分ける目を持ち、弁舌巧みで容姿に恵まれ人を惹きつけてやまない
弟テオドルス・ファン・ゴッホと、
神に与えられた偉大な才能と、世界すべてを愛し怒りを知らぬ心を持つ
兄フィンセント・ファン・ゴッホ。
型破りな兄弟は、格式ばったパリの画壇に秩序破壊をもたらします。
そしてみんな大好き「神からのギフトを持つものと持たざるものの葛藤」がこれでもかと描かれ、
驚きのラストをむかえます。なるほどそうきたか系。
2巻で終わってしまうのがちょっと勿体なかった。せっかくいいネタなので4巻くらい続いてもよかったかも。

最後でびっくりするために、ゴッホについて知識ゼロのかたは
wikipediaをチラ読みしておくといいかもしれない。


「イーフィの植物図鑑」1巻 奈々巻 かなこ 先生

17世紀、西ヨーロッパの架空の国を舞台にした植物ファンタジー。
主人公イーフィは許可証を持たぬ非正規の植物採集者(プランツハンター)であるが、
うまく法の目をかいくぐって旅を続けていた。
彼女の父は伝説の植物採集者であるが、過去に謎の死を遂げ、
父を蘇らせるために彼女は特殊な植物を父の体に寄生させ、
以降父は半分植物、半分人間という体で命を永らえている。
父の死の秘密、父の体に寄生した植物の秘密が
様々な人物をイーフィに引き寄せます。

がっつりファンタジーだし、恋愛推しあんまりなし。
(秋田書店さん懐広いなあといつも思います)
どことなくTONOさん系。
巻末に架空の植物スケッチがあってお得な感じ。
このスケッチと設定がどんどん増えていって
架空の生態系を形作ったらきっと素敵でしょうね。


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2014/01/21(火)

漫画かんそう
「失踪日記」吾妻ひでお先生

昨日、これも合わせて感想3冊まとめたかったのですが、
あまりにもこの本の系統が違いすぎて別の日に…。

過去にアニメ化作品もあり、固定ファンも多い吾妻先生が、
締切りを破って精神的に行き詰り、金銭的にも苦しくなって
家を飛び出しホームレスをなさっていた期間、
そしてアルコールに蝕まれて
とうとう精神病院に入れられてしまった期間を
自ら漫画化されたエッセイです。
どん底表現が続きますので
心の弱い方は読まれない方がいいかも。

内容ばれ…?

死のうとされたりするんですが死にきれず、
凍死なさりそうになるんですが寸前で助かり、
ちょっと畑から泥棒したり、ごみ箱の中の食べ物を漁って暮らされるんです。
ごみ箱の中の食べ物は当然腐ってたり、たばこの吸い殻が混ざってたりします。
それさえ耐えられたら、1文無しでも死にはしない?のかなあ?という感じ。
それでスーパーの試食品の人の態度に心が折れるねたがあって、
相棒の「ボーダーライン」を思い出したり。
(この本は2005年発行だから元ネタなのかな…?それともホームレスあるある?)

その後なぜか配管屋さんに拾われて、ガスの配管工になられ、
どんどん技術が向上して一人前の職人さんになられたりとかします。

そしてアル中編。これ怖かった……。
アル中の状態から立ち直れる人というのは全体の2割らしい。
そしてアル中になった人は、自分がどうしてアル中になったのか
全然わからないらしい。
吾妻先生は幻覚幻聴があって、妄言と徘徊もひどくなったので
ご家族に強制入院させられたそうなのですが、
大声をあげても誰も反応してくれず、両手足拘束される(おむつ着用)って
究極の恐怖じゃないですか……。
家族による強制入院は制限が強いそうなので、
もしかしてわたしアル中かも?って思ったら、自分から病院に行こう…と思いました。
そうするとある程度自由があるらしい。

全編トーンが均一で、乾いた明るい描写です。
こんなに客観的に浮き沈みなく漫画を描ける人が
なぜアル中になるんだろうと不思議になります。
(明るく描いてあっても幻覚幻聴のところは怖かった。
絵が怖いんじゃなくて精神の故障が的確に描かれているから)


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2014/01/22(水)

大阪城3Dマッピングスーパーイルミネーション
http://www.tenka1hikari.jp/
というのに行ってきました。
流行りのプロジェクトマッピング映像を大阪城に映しちゃおうぜというイベントです。
(料金は、ちょっと強気の設定だと思います)

虎と竜が戦ったり、定番の建物パズルがあったりしましたが、
解せぬのはどう見てもヴォルデモートのハゲ白塗り男が
大阪城の中からあらわれ、大阪城を破壊した事です。
誰あれ……。
大阪城に出る化け物と言えばやつ!みたいな武将がいるのかなと思って
一緒にいた歴史もの好きな友人に訊いてみたのですが、そうでもないらしく。
じゃあ普通に秀吉とか三成とかなのか……。
でも効果音が「ヴォ゙ォ゙ォ゙ォ゙ォ゙ォ゙!!!!!!」とわりと本格ホラーふうで、
小さい子には怖いんじゃないかと思ったり…。
内容を会議で決めたりはしないのかプロジェクトマッピング業者よ…。

提供はハウステンボスなので、大阪城にでっかく「ハウステンボス」
と映し出され、「え…?なんか違う…」という微妙な笑いを最後にくれました。
近畿のイベントに出資できるくらい立ち直ったのだな。よかったな。


漫画かんそう(おまけ)
「2DK」 竹内佐千子先生
http://www.moae.jp/comic/2dk/30/1
(途中のページなので、最初から読む方は数字の30を1に打ち変えて下さい)
生ものオタク女子2人がルームシェアをして暮らしているWEBコミックです。
WEBで読める漫画は、私の場合大抵「あーおもしろかった」
で終わってしまうのですが、この漫画は手元にほしくなって買ってしまいましたね。
こむぎちゃんも、きなりちゃんも楽しそうだし、ごはんおいしそうだし、
嫌な感情については殆ど描写がないし、ごはんおいしそうだし。ごはん…。
同じタイトルの漫画が他にもあるので購入の際はご注意。



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2014/01/23(木)

舞台かんそう
小林賢太郎POTSUNEN2011
「THE SPOT」

「スポット」
「タングラムの壁」
「アナグラムのあなぐら」
「ひみつぼ」
「ない」
「怪獣のお医者さん」
「線上の手男」
「うるうびと」
「大きなお土産」

「THE SPOT」見てなかった!と唐突に気付いたのでレンタル。
一見ランダムな物語が、最後に意外な点からひとつにまとまります。
小林さんの仕込んでくる伏線は、物語などで通常使われる伏線とは違って、
同音異義語だったり形だったり、会話のパターンだったりと変幻自在で
思ってもみない所から来るので予測が難しいです。
なのでいつもあっと言わされる。

今回のアナグラムは
「地味にアメリカ 妙にシベリア」
で、やっぱりこのひと天才だなと思った。
(なんのアナグラムか考えてみてください)

国獣って知らなかったけど、一覧を見たら鳥が多いですね。
日本の錦鯉ちょっと恥ずかしい…。
イギリスの国獣の欄、ふき出す。現実を見ろ。

「うるうびと」はKKP「うるう」のバットエンド版なので
これを見た方は必ず「うるう」の方もご覧になってください。
でないとつらすぎる。


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2014/01/24(金)

映画かんそう
「エンダーのゲーム」

最初の方で「あれ?なんかこれハリポタじゃない?」って思ったら
どんどんそんな気がしてきてなんとなく愉快でした。
原作小説は全然そんなこと考えなかったのに不思議(たしか読んだのはハリポタより後)。

家でいじめられていたら、お迎えが来て
変なスポーツをやって、ふわふわ浮いて、勝って、デブにいじめられて、
巨漢2人をお供にいじめっ子がやってきて、
おじいのあからさまな贔屓でグリフィンドール加点で、
男の子と女の子の味方ができて、(ねたばれ)
敵と精神が繋がって変な夢を見て、
結局相手をやっつけ
ます。

これ監督と脚本のギャヴィン・フッドさんは
(ヨハネスブルグ出身。最近多い?)
原作小説がお好きなんだろうなあ…となんとなく思いました。
でも傑作SFが必ずしも一般に好まれるエンターテインメントになる訳ではないと
理解されたうえでの改編であったような。
でも2時間に収まったのは凄いし、カットが多いだけで大筋は同じ。
がんばった!

内容ばれ

・「痛くないから」のあとのエンダー絶叫ですが、
 抜けたブツがものすごくて、むしろショック死しなくてよかったね物件。
 あれ神経接続されてたんだよね。
・大佐がグイグイ来すぎてきもい。
・宇宙ステーション内の美術はちょっとださい…と思いましたが
 バトルルームはよかったです。
・主人公は「ヒューゴの不思議な発明」の主役の子。大きくなった!
 でも体が紙のようにペラッペラで、エンダーの儚さを表現してました。
 スタイルがいいのでツナギがとてもよく似合う。特に後姿!
・またもやエンタメ映画でいいやつのムスリム出てきた!?
 何かあるの!?と思ったのですが、
 アーライのイスラム教設定は原作に準じているのですね。完全に記憶になかった。
・エンダーのガンカタ!(違う)
・ネットがなかった時代に、まるで見たかのように正確に
 「素性を隠した状態で、誰もが平等に意見を述べられる世界」を描写されているのが
 原作のすごいところのひとつでしたが、現実がSFに追いついてしまったので
 そこのところはカット。兄姉の描写がほとんどなくなりました。
・分子分離装置は700億ドルだそうです。値段言っちゃう大佐、大阪人。
 しかしパシフィック・リムのイェーガー一体が600億ドルなんですが(小説版)
 たぶんどっちかが高すぎるか、安すぎる。
 (分子分離装置=当たると分子が崩壊し、現象は連鎖して星ひとつ破壊できる)
 (えぐい武器。発射口の分子は崩壊しないのかとかちょっと考える)
 (地球の誰か一人でも地上で発射したら、空気の分子の破壊が連鎖して地球ごと崩壊ですよ?)
・シミュレーションの映像は迫力がありました。
 エンダーの動作で角度が変わるところとか。ただ欲を言えば
 ティーンが戦っているのを、おじいたちが見物しているのは何か気分が悪いので、
 「あーこれおじいには無理やわー、若いのでないと無理やわー」
 って演出がもうちょっとほしかった。
 立体映像タブレットをひゅんひゅん飛ばして、
 プロバスケ選手のように瞬時に意図を理解して受け取り複雑に仕事を交代する様子とか、
 あとペトラの仕事はボタン押すだけかよ!って思ったので
 複数の演算ソフトを同時に操って引力や障害物を計算した上での弾道とか導き出す
 スーパーオペレート演出してほしかった。
・エンダーは完璧超人でありながら、というかだからこそというか、
 繊細さも共感能力も人類越えしている子供、なんですが
 そこ100%描写しちゃうとエンタメ逸脱しちゃうので、程よくパターン化。
 でも役者の子の目の表現力がとても豊かで、脚本以上の個性を読み取れました。
・ラストの印象は違いますね。うーん、能動的?



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2014/01/25(土)

色々感想

ワールドトリガー
葦原先生、手を骨折で1週間おやすみだそうです。
漫画家さんが手の骨を折るって一体何が…。

ようやく敵組織について描写が入ったところなので
すぐ復活なさるのは嬉しいですが、1週間で大丈夫でしょうか。

絶チル
むごい…。世界を救えるかもしれない可能性のために
兵部さんは裏切られて殺されて、のたうちまわって苦しむ必要があったとか…。

マギ
黒い!黒いよ!シンドバッドおじさん!
もうアリババくんのキャパいっぱいいっぱいだよ!やめてあげて!
でもシンさんがアリババくんに黒さを開示するメリットって何だろうね…。

キョウリュウジャー
あ、トリンが裏切ったんじゃなくて
ダンテツがトリンを殺して成り変わったのか…復活するだろうけど!

エレメンタリー
カウンセラーのひとがモリアーティーなのでは!と突然ひらめいた。
(女性モリアーティードリームがまだ続いています)

聖☆おにいさん(モニツー連載)
私は整理整頓が全然できず、身の回りはぐちゃぐちゃですが
鍵とか財布とか大事なものは絶対に場所を決めて動かさないので
イエスの気持ちもブッダの気持ちも両方分かる。

もやしもん(モニツー連載)
最終回でしたー!日常の中のラスト。先生お疲れさまでした。

宝石の国2巻
かつて存在した「にんげん」が骨と肉と魂、3つに分離して
それぞれ不死の宝石たちと海洋生物、月人になったという伝説は、すごい。
SFだー!!先生の正体も気になる。

乙嫁語り6巻
アゼル無双巻。黒髪長髪切れ長吊り目とか最高じゃないですか…。

ランドリオールと少年魔法士の新刊は本日発売。


ファミ通
「ソウル・サクリファイス」というゲームの
シンデレラの造形が面白かった。
王子さまが無類の脚フェチで、その好みに添うために
百本の美脚を生やしたムカデのような姿のシンデレラ。
http://www.jp.playstation.com/scej/title/soulsacrificedelta/monster/
(怖いのが苦手な方は注意)

「Minecraft」というゲームが小学生の間で流行しているらしい。
元はスウェーデンで作られたインディーズゲームで
今はスマホやタブレットで遊べるとか。
ちょっと内容を見てみたが、遊び方の限定されない自由度の高いゲームのようです。
(レゴブロックのようにあらゆるものを造れるし、普通のRPGのようにも遊べる)
本当にこれが流行っているなら、最近の小学生は随分クリエイティブなのだな。

水樹奈々さんのライブ「NANA WINTER FESTA 2014」に、
なんでか京極夏彦先生が登場して
文芸評論とアテレコを披露したらしいですね…うらやましい…。
なにやってるの京極先生。
その模様が本日25日24:30より放送のラジオ番組
「水樹奈々のMの世界」TOKYO FMで流れるようです。
放送は「ドコデモFM」「LISMO WAVE」を利用することで、
放送エリア外でも聞くことができるとのこと。

来月2月5日(水)「グリーン・ホーネット」が地上波初放映します!
ブロマンスもののめっきり増えた洋画界ですが
それでもこの映画は別格です!
西洋のアホと東洋のアホの素敵なマリアージュ!
でも脚本を書いているセスは、多分すごく頭のいい人。
さみしい子供だった2人が友達になってアホをやらかす話です。
難しいことは何も考えず、ひたすらアホ男児2人を見てなごむ癒し映画。
どこをカットされるか心配なんですが、
サイトの入り口のクイズの元になっているシーン切られないといいな…。
(ささやかですが10作品ほど二次創作をしているサイトがリンクページにあります)

リトル・チャロ4で紹介していたホットアップルサイダーを飲みました。
お店の人も言っておられたんですが、「サイダー=炭酸」じゃないんですよ!
私てっきり熱い炭酸だと思ってたんです…。サイダー=果汁なんですね。
ホットアップルサイダーは作る家庭によって違う故郷の味だそうです。
グリューワインのリンゴジュース版みたいでおいしかったです。ぽかぽかしました。
来年の冬あたり、オサレカフェでホットアップルサイダーブームが来るかもしれません。


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2014/01/26(日)

「ヘンゼル&グレーテル」(2013年)

劇場公開するとかしないとか色々ぐだぐだした挙句、
結局DVDスルーになった作品。
ジェレミー・レナーとジェマ・アータートンが兄妹役で
そこのところはファンを呼べそうなんですが
まあなんというか清々しいほど残虐なので客は呼べぬと判断したのでしょうね。

子供の頃に魔女に打ち勝ったヘンゼルとグレーテルが成長して
凄腕の魔女ハンターになっている。
むかし無理やりお菓子の家を食わされたせいで糖尿病(飲水病)になって
インスリン注射をしないと死ぬって設定はすごくクール!
糖尿病って藤原道長がそうだったとか言われているくらい昔からあったんですね…。

魔女のボスはファムケ・ヤンセンです。
X−MENシリーズでジーン・グレイ役をずっとやっているひと。
魔女の集会がすごくて、背中同士くっついている魔女とか、
腕だけが太い魔女とか、どーしてそーなった系生物のオンパレード。
子供が間違って見ちゃったらトラウマ間違いなしです。

でもなんかああいう、スタイリッシュ残虐チープゴシックアクション、嫌いじゃない。
(ところどころ編集に「!?」という部分はなきにしもあらず)


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2014/01/27(月)

映画かんそう
「アウトロー」(2012年)

予告だと、もっとトム・クルーズ無双な印象で
悪人どもを車ではね飛ばして回るぜ!!
登場人物全員をトムがぶん殴る!!という映画だと思ってたんですが、
見てみたら案外サスペンスでした。

ライフルで市民が次々に撃たれるという事件が発生し、
退役軍人で精神を患っていたスナイパーが逮捕される。
彼は護送中のリンチで意識不明となるが、
取り調べ中に「ジャック・リーチャーを呼べ」と繰り返し訴えていたことから
同じく退役軍人であるジャックが呼ばれる、というあらすじ。

ちゃんと現場を検証し、不審な点をあげて推理します。
ハードボイルドよりはむしろミステリ文法多め。
しかし多くのミステリ・サスペンスファンにはスルーされているであろうのが、
ちょっともったいない。
(うーん、たしかにサスペンス面を押しだすとお客が入らないかもだけどさ…)

内容ばれ

射撃場のおやじがなかなかいい味でした。
なぜおまえが最終決戦にトムの助太刀に来る!?
そしてもう10年も相棒やってますみたいなラスト!?



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2014/01/28(火)

「手恷。虫×石ノ森章太郎 マンガのちから」
を見てきました。

両先生が子供の頃に描かれた原稿など、貴重な展示品が多数見られました。
最初は小さいサイズの貸本からスタートするのですが、
段々紙質が良くなってきて、文字が手書きから写植になり、
模様もスクリーントーンにかわり、漫画業界の技術の発展もよく分かりました。

やっぱり一つの業界の草分け的存在の人は、なるべくしてなるというか、
勿論切磋琢磨もされたことと思いますが、バイタリティがすごいです。
お仕事の量もすごいし、スピードもすごい、クオリティもすごい。



3/4スケールくらい?のトキワ荘。(写真撮影可)
中に一応部屋があり、それは1/4スケールくらいです。

・グッズはフランソワーズとサファイアのペアの奴が最強に可愛かった。
・ためし読みのコーナーが沢山あって、結構いろいろ読めました。
 両先生の作品、案外読んでないというか読んでないものの方が多いので
 こまめにネットカフェなどで読破したい。
 「きりひと讃歌」とか、ハッ!ルーピン先生!って思いましたので
 一番に狙っていきたいです。
・車を運転している主人公が、動物をはねてしまうシーンを
 手塚先生が車の運転シーンだけで数ページかけて
 映画のように描写してらっしゃるのを見て、
 「描くスピードがすごい早い人のコマ割りだな…」と思いました。
 比べるのも恐れ多いですが、
 私だったら1コマ目、はねるところからいくよ…。
 (まあたぶん私が1コマ描いている間に、
 手塚先生は5ページくらい描かれてらっしゃるだろう)
・石ノ森先生が、TV局に提供するためのネタのメモで
 仮面ライダーBLACKからBLACK RXに変わる際、
 シャドウムーンの処遇をどうするかなどが書いてあったのだが、
 達筆すぎて読めなかった。残念。
・マグマ大使とか、途中から手塚先生が忙しすぎて
 別の人が描いてたらしい。おおらかだ。
・リボンの騎士のアニメのオープニングがエンドレスで流れていましたが
 大人の目で見るとカメラワークがすごかった。
 固定じゃなくてぐるんぐるん動いている!
・羽海野チカさんや、ヤマザキマリさん、小畑健さんほか
 多数の漫画家さんが寄稿しておられました。


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2014/01/29(水)

色々な続編とかその他かんそう

「デュラララ!!」13巻
第一部完とのことです。
長っ…がかったけど、ちゃんとラブストーリーに着地した!
よかった!新羅が幸せならまあよしとする!
片方が粘着ストーカーでも合意のうえでなら愛情表現だよね。
あのもじもじ3人組もなんとか前進した。
いざやさん、流行りのパルクールなんか取り入れてバトルなさってたけど
ひそかに体を鍛えてらしたの…?
登場人物が多すぎて、本筋に絡めてなかったひともいたので
半分くらいでいいんじゃないかなとは思いました。

「ワカコ酒」 1巻
女性がふらっと一人酒をして癒されるという漫画です。
焼き鳥とビール、餃子とビール、ざる豆腐と熱燗、かに味噌と熱燗、
にんにくホイル焼きとレモンハイ、大学芋と芋焼酎等々、
組み合わせはシンプルなものが多い。
漫画や小説などの食へのアプローチは、大雑把に分けると
・その料理の歴史について、各国の違いについて、他のお店について
 どんどん知識を深めるタイプ
・表現を過剰に、もしくは削ぎ落として
 一種のスタイル、美学を構築するタイプ
・おいしいものはおいしい、好き、という姿勢を貫くタイプ
の3つになる気がしますが、この漫画は3番目の感じです。
私は一人酒に行く習慣は今のところないんですが、
ちょっとやってみたくなりました。
(あ、私はおいしいものにお酒を合わせたい派ですが、
ごはんを合わせたい派を敵視はしません。ごはん食べながら飲む派の友達もいるし)

「ランドリオール」 23巻
よし!みんな生きてた!
そしてランドリオールは、六甲が人になる話でもあるんだなあ…。
先は長いけど、これも大丈夫なような気がする!
この作者さんの作品はゴリ押し展開が絶対ないから、
読者も六甲も心から納得できる場所に着地するのでしょう。

「少年魔法士」 17巻
16巻は正直展開が飛び過ぎのような気がしていましたが、
17巻を読むと、なるほどあれをゆっくりやっても仕方ないか、
と思い直しました。
道が分かれるのって、闇落ちとか裏切りとかそういう雷に打たれたような
衝撃的な出来事として描写される事が多いですが、
これまでの経験や本人の性格から導き出される「判断」だったケースのほうが多いですよね実際は。

うーん、どうなるかは分かりませんが
とりあえずレヴィさんが戻ってきたのは嬉しい。


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2014/01/30(木)

そういえば、私はこれまでずっと
自分の胃がものすごく強いと思ってきたのですが、
もしかするとそうじゃなくて、
食べるのが遅くていつまでも咀嚼をしていて、
冷たい飲み物でも熱い飲み物でもお酒でも、
なぜかすぐに飲み込む事が出来なくてしばらく味わってしまう、

という習性が胃の機能をフォローしているせいじゃないの…?
って最近ふとそんな気がしたのでした。

胃の悪い人はちょっと意識されてみたらどうでしょうとか思う訳です。


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2014/01/31(金)

映画かんそう
「ムーンライズ・キングダム」

ウェス・アンダーソン監督は毎回作家性の強い映画を撮るので
固定ファンが多い人ですが、今回もそうです。
ノスタルジックな色合い、登場人物のコミカルな動き、
だめな大人の憎めない可愛げ、真顔で突如繰り出されるギャグ、
センスのいい音楽、辛口の世界観。

世界に居場所のない、少年と少女が互いを見出して逃避行をする話ですが、
追いかける大人たちはなんだかグダグダドロドロしているし、
子供同士のカップルなのに妙にラブシーンは生々しいし、
動物は無意味に殺されるし、子供は刺されるし。でもメルヘンチック。
ロケ地はロードアイランドのプルーデンス島なのだそうです。
でも実際の島の写真を見ると、映画のような寂しくて懐かしい風景ではなく
太陽と海の青!という感じの場所のようで、
やはりかなり色調を変えてあるのだろうな。

監督は役者に愛されているので出演者が豪華です。
ティルダ・スウィントン
ブルース・ウィリス
ビル・マーレイ
エドワード・ノートン
派手な役者を地味に使う面白い配役なので、
ブルース・ウィリスとか最後まで気付かなかった。

監督の作品の中では「ファンタスティック Mr.FOX」
が一番とっつきやすいと思う。
原作付だけどと言うか、だからと言うか。




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