2月日記

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2013/02/01(金)

小説かんそう
「カジュアル・ベイカンシー(突然の空席)」上巻

上巻だけの感想を書くのは、下巻読もうかどうしようか迷っているからです。

注:ほめてない

イギリスの田舎町パグフォードで、教区会評議委員を務めていたバリー・フェアブラザーは
動脈瘤の破裂により40代の若さで突然死する。
彼の死がきっかけで、町に澱んでいた不和や不満が徐々に姿を現す、というお話。
この町の時間の経過がですね、特に緩急も仕掛けもなくずっと続くのを
読んでいかなくてはならないのですがですね、
悩んでるひとと、おばかさんと、嫌なやつしか出てこなくてですね、
始終心の中で誰かをdisっていて、まずそうなお酒の飲み方をして、
焦げたまずい料理を食べて、誰も幸福じゃなくて、
あー、ドラッグだねー、リスカだねー、格差社会だねー、育児放棄だねー、
現代の問題抉ってるねー、うーん……という感じなのです。
JKRは文章で見せるタイプではなくネタで勝負する作家さんだと私は思うんですが、
構成すらなく真っ向から文章力勝負!413ページ…これはきつい…。
これたぶん下巻で何かは起こるんだと思うんですが、
でも私のこの積もった鬱憤は、
宇宙人が来てパグフォードを焼き払ったレベルのカタストロフィーでないと晴れない。
人間がぶちぎれてやらかす程度のちっちぇー結末では、
私はたぶん投げてしまうでしょう壁に。本を。
そういう訳で私は下巻を読むのをためらっています。

内容とは関係ない話
映画「テッド」を見たとき、日本のキラキラネームに相当する名前がアメリカにもあって、
それはWHITE TRASH NAMEというらしいのですが、低所得層が好んで付けたがる名前で
(日本のキラキラネームは所得や学歴関係なく単に若い世代の好む名前という印象ですが)
クリスタルやアンバーといった、物理的にキラキラした名前が多いと解説に書いてあって
へえ!と思っていたのですが、この本に出てくる、母親はドラッグ中毒のまさに低所得!
みたいなお家の娘さんの名がクリスタルで、知識が役に立った感がありました。

これから本を読む方にアドバイスですが、
家族ごとにまとめた登場人物表が本の中央部に挟んであるので、
読みながらそれに人物評を書きこんでいくことをおすすめします。
途中でこの女性がどこの主婦だったか、
この子がどの家の子供だったか混乱することしきりでした(私は)。

やっぱりちょっとでいいからおいしい食べ物やいい匂いや、
ひとの長所を描写してくれたらなあ…と思うのです。
あるいは思わず笑ってしまうような秀逸なジョークとか。
(そういえばJKRは英国人の割にガツンとくるような皮肉やブラックジョークは書きませんね。やっぱり人によるのか)



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2013/02/02(土)

色々感想

スマイルプリキュア
数回前にあった、みゆきの小さい頃に笑顔の大切さを教えてくれた女の子の記憶の話は
絶対何かの伏線だと思っていたけど出てこなかった…?え!?どういうこと?

まあ、おおむねハッピーエンドでした。
私はプリキュアの最終回の中ではハートキャッチが好きです。

ゴーバスターズ
エスケープをバックアップから複製するたびに人格や記憶が壊れていって
愛情というものを若干理解しつつあるエンターが
狂う前の彼女を惜しむ自分の感情に戸惑い苛立つという描写がありましたが
これまた大人のドラマだ!

暗殺教室
殺せんせーの弟が!?人間の形!?
私も封切前のアメコミ映画をハワイまで見に行きたい。
そして字幕なしで内容理解したい。

新世界より
うおー、どう転がるか読めねえー!緊張するー!
あと富子様がお出ましになると安心する…。
(このひとなら騙されたりしないし絶対ヘタ打たない!という妙な信頼)
(正しい道ではないかもしれないが最良の道は選択してくださりそう)


タイバニ総集編DVDの追加シーンを見せてもらった(バニーのほう)。
テレビ版の総集編を前篇後篇に分けて、追加描き下ろしシーンが5分。
1枚約4千円(特典なしVerで)。つまり5分のために4千円。
この、よんせんえんという、出せなくはない絶妙な価格設定がさすが鬼畜ばんだいさまだぜ!
という感じがしました。
追加シーンかわいかったけどさ!


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2013/02/03(日)

映画予告で「ジャックと天空の巨人」というのを見たのですが、
(ジャックと豆の木の映画化)
ジャックがなぜか軍を率いて巨人の軍(not野球)と戦っていました。
近年「アリス・イン・ワンダーランド」では赤の女王と戦ってましたし、
「スノー・ホワイト」ではお妃さまと戦っていたしで
童話のハリウッド映画化作品では軍を率いるのが定番アレンジらしい。
まあ指輪の影響なんだろうなあ。

今後も「人魚姫」とかが人魚族VS人間の話になったり、
「シンデレラ」や「裸の王様」が革命の話になったり、
「ピーター・ラビット」が兎軍VS人間の話になったりするんでしょうかね。


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2013/02/04(月)

映画かんそう
「ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日」

映像がとてもとても美しく、
映像だけをひたすら追うのもよし、
冒険についてどきどきするのもよし、
設定について考え込むのもよしという
色々な楽しみ方のできる映画です。
モニタで見るのは勿体ないので映画館での鑑賞むき。

インドで動物園を経営する一家の息子パイは、
動物たちを売ってカナダに移住すると決めた父親と共に
貨物船に乗りこんだが、嵐によって船は沈没してしまう。
ただ1人生き残った彼は救命ボートに乗り込むが、
ボートには動物園から連れて来た虎がおり、
1人と1匹の漂流が始まるのだった、というお話。

虎がフルCGらしいのですが、もうまったく分からない。
OPの動物や、フランスの公営プール、インドの街並み、
鏡のような海面、夜の海、ともかく綺麗でした。
自然の美しさとも少し違う、けれど完全に幻想的なものでもない、
中間の美しさ。

パイはヒンドゥー教、キリスト教、イスラム教を信仰する子で、
その独特の考え方も面白かったですが、それを許容する家族もまた面白かった。
パイがインド人ではなく、また監督が台湾人のアン・リーさんでなければ
この映画はこんな風にはならなかったと思う。
(原作者さんはカナダ人のようですが)
唯一神、絶対神のいる、白か黒かの世界では起こり得ない物語のような。
もしかして3つの宗教は円周率と関係があるのかなどうかな…?
お父さんは
「どの宗教も信じるという事は、何も信じていないのと同じだ」と諭しはしたけど、
叱ってやめさせたりはしなかった。
パイのお父さんは、いかにも知的な人という感じでお話も興味深いものが多かった。

パイの名前の由来になった世界で一番美しいプール
「ピシン・モリトール」ですが残念ながら1989年に閉鎖されておるようです。
http://haikyo.crap.jp/s/6931.html
廃墟になっても美しい。(リニューアルの話もあるようですね)
「ピシン」はインドではあまりいい意味ではないらしく「立ちション!」とからかわれたパイは、
自分で「愛称はパイです!由来は円周率です!」と自己アピール。

ラストばれ…?

虎の名前リチャード・パーカーは、検索したら不思議なお話が出てきて
ポーの長編小説「ナンタケット島出身のアーサー・ゴードン・ピムの物語」において
脱出した4人の男のうち、食料にされたキャラクターの名前がリチャード・パーカーであり、
その47年後に実際に起こった「ミニョネット号事件」で脱出した3人の男に
漂流中食われてしまった水兵の名がリチャード・パーカーだったらしい。

お話は、2層構造になっていますが、片側がどうしても受け入れられない人もいるでしょう。
でも、ちゃんと無視してしまえるような作りになっています。
複雑な物語だけども、
虎がいなかったら生きられなかった、というパイの言葉は真実なのでしょう。
全然違いますが「落下の王国」を思い出す。



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2013/02/05(火)

このあいだTV放映した「ストロベリーナイト」スペシャルの
前半のトリックというか、謎の真相がすごかった。
原作を読んでないのですが、
これ文字でどうやって表現したのだろう。
ラオウだったら可能かもしれないけどさあ。


説明できないので図説します(もちろんねたばれです)



土下座しているひとの頭を踏んでいるシーンからスタートです…。


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2013/02/06(水)

アニメ「PSYCHO−PASS サイコパス」では、作中の登場人物が読書をしていたり、
小説の内容について話したりすることが多いのですが、
今回槙島氏というひとが「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」を
「(映画とは)内容が違う。いつか暇な時に比較してみるといい」
という、控えめで好感のもてるすすめかたをなさっていたので、
以前、人が殺されている最中にシェイクスピアの一節を呟くという中2行為で
「ギャー槙島せんせいカッコE−(棒読み)」
と暴落していた私の槙島氏の株が、かなり向上したのでした。

ところでこれまで登場した本のタイトルは5冊くらいだったかな?
と思って調べたらもっと多くて、
サブタイトルになっているものを含めると15冊以上あるのでした。
「善悪の彼岸」
「1984」
「人間不平等起源論」
「タイタス・アンドロニカス」
「精神指導の規則」
「闇の奥」
「あらかじめ裏切られた革命」
「ニューロマンサー」
「裁きの門」
このあたりは恥ずかしながらタイトルも知らなかったので
あらすじもしくは概要を読んでいるだけでも面白いです。
ところで「タイタス・アンドロニカス」のあらすじを読んで
シェイクスピア先生はこれを書いたとき
痔でも患っていて絶望中だったのか…?と思いました。
こんなお芝居、お金をもらっても見たくないよ!


そういえばスマイルプリキュアが始まった当初は、そういう風に
すごくマイナーな童話や、あまり知られていない国のおとぎ話について主人公が紹介したり
仲間たちと語り合ったりしたらいいなと思っていたが全然そんなことはなかったぜ!
というかあれの製作陣にとくに本好きなひとはいなかった気がするなんとなくだけど……。



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2013/02/07(木)

変わった雑貨を見ると、
「これはそのうちに手に入らなくなるのではないか」
と思ってつい買ってしまうのですが、たとえば



これとか
(オオサンショウウオのマグネットです)
(苦手な方がいらしたらごめんなさい)



これとか
(透明なビニールテープにベルトが印刷してあります)
(ダンボール箱をこれで封するととてもかわいい)

いま悩んでいるのはこれなんですが、
これは買っても同人誌即売会くらいにしか
持って行けなさそうで、ちょっとためらいます…。

http://www.fu-bi.jp/?mode=srh&cid=&keyword=com_jumpfp&sort=n


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2013/02/08(金)

ふと気付いたのですが、映画ジャンルのひとを除いたオタクのひとは
非オタクのひとよりもかえって映画を見る本数が少なくないですか?
(アニメ映画除く)

2次元キャラから3次元リアル役者を見る目の切り替えが
わりとむずかしいせい???
あるいは漫画や小説よりやや割高のせい??とか考えます。
あと、非オタクのひとはレンタルDVDで映画を見るけど、
オタクの人はレンタルしてまで映画を見ないような気がする。
なんでなんだぜ。


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2013/02/09(土)

色々感想

相棒
全国のアニメおたくは
「キャップを集めるというか、普通はシールだよね」
とそっとつっこんだと思う。いや展開上仕方ないけどさ。

あの手の、喜んでもらえると思ってこつこつ完成させたなにかが
ぞんざいに扱われるてきなエピソードが苦手で目をそらします…。

続ハリーズ・ロー 裏通り法律事務所
てんかん性発作で、目はひっくり返り顔がゆがみ気管から奇妙な音の出る少女のせいで
他の生徒がパニックになるので特別学級へ入れてほしいという学校側の起こした裁判。
1人の生徒のために他の生徒の学習を犠牲にするべきではないという学校側の主張と
学校は勉学だけを学ぶ場ではなく、他の事も学ぶべきだと主張する親、真っ向対決。
というか発作の顔がすごくて、少女役の子が演技で頑張っているのかCGなのか気になった。

あとIT界で働きたいので大学は全くの無駄、大事な時間を奪わないでほしい
収入も得られているし自立したい、IT界では16歳は30歳だと主張する高校生の少年と
マーク・ザッカーバーグの陰には無数のなりそこないがいて彼等の多くは現在社会不適合者である、
大学に行っていれば少なくとも潰しは利くからと息子を監禁して大学へ行かせようとする親の裁判。

うーむー。裁判官大変ですね。こんなのどっちが正しいかなんて人間に判断できるのか。

あと空中から遠隔操作カメラで家の中を盗撮した映像が決め手となって起訴された裁判で
ハリーがオーウェルの「1984」をたとえにして、
安全よりも自由を優先させるべきであると主張。槙島せんせいの推薦図書ですね。
(この事件も難しい。お金に困ってポルノを自撮りした女教師が解雇される話)

ロザンナという女検事が、まさに意地悪な年増そのもののキャラクターで
ハリーとは犬猿の仲だったのですが、
徐々に友情のようなものが生まれつつあって微笑ましいです。
改心したとかではなく、相変わらず2人とも性格は悪いままなんですが。
初老の女の友情を描いた話ってあんまりないですよね。

新世界より
鏑木さんのかぶりものがとれたら
ロックオンさん(だぶるお)のようなイケメンが現れたので
いそいそ年齢などをチェックしに回りましたよ。
「本気を出せば地球を2つに割れると言われている」という
スケールの大きな説明文に笑った。
横から垂れていた黒い長いものは髪じゃなかったびっくり。

あと26歳のさとるくんが妙に好きな顔。
微妙なたれ目がいい。
https://www.facebook.com/note.php?saved&¬e_id=157579574380444&id=154864924651909

怒った富子さまが最高に格好いい!



犬夜叉
うしとらと同じチャリティー企画で帰ってきました。
その後の2人の話でした。みんな生活感あふれていて笑った。

斉木楠雄(10号)
女装出たー!!
いや、女装じゃなくて女体化だー!!
(万能の超能力者なので体を作り変える事ができる)
しかもどう見ても作中で一番美人だー!綾波系だー!

食戟のソーマ(10号)
この漫画、料理に感動したひとは全裸になるのですが
毎回かわいい女の子が裸になるのかと思いきや、
前回はイケメンの先輩が、
今回は相撲部のすもう男が裸になっていたので、
その心意気やよしと思いました。
タイトルの読み方が(しょくげきのそーま)だというのを初めて知った。

あと11号の話だけど、2月9日=にくの日だから肉料理の新キャラ…?

ワールド・トリガー(11号)
リリエンタールの人の新連載。
その、どうあってもSFで勝負という姿勢、嫌いじゃないぜ!
おどろき役メガネくんが実は特殊部隊という展開、しょっぱなから飛ばしてる。
(でもこれからあとも、おどろき役だろうけども)

ナルト(11号)
人一倍繊細で愛情深い、うちは一族はその愛を失うと暴走って
面倒くさいなオイ、根絶やしでいいよもう。
でもお年寄りを呼び出してちゃんと事情聴取を始めたサスケくんのことは見直しました!
いつまでも逆切れ殺害をかましちゃうボクちゃんのままじゃないのな。


ダブルでインフルエンザに倒れた久保師匠と空知先生…。
まあ編集部で流行ったら漫画家なんか全員アウトですよね…。
それと冬に漫画家が一堂に会する新年会とか忘年会は廃止するべきだと思うんです。


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2013/02/10(日)

映画かんそう
「トワイライト ブレイキングドーン Part1」

いよいよ最終巻の前編まで来ました。
ここまできたら最後まで見ちゃうよという根性で追っていますが
最後の急勾配でかなり厳しいです。
映画好きの人でも(いや映画好きだからか?)
シリーズ通して見ている人は私の周囲にもほとんどいません。

なんというか、周囲の人すべてが
主人公をチヤホヤするだけの装置になっちゃって、
もうひたすら主人公を心配するか主人公のために戦うかのどっちか。
主人公はけなげな新妻で、寝転んでいるだけ。
彼女に感情移入できないと、本当につらいです。
ドリっていうとドリ差別になっていけないのかな、
しかしこれなんて言えばいいんだろう…。
主人公が問題解決のためにとくに知恵や力などの能力を発揮しないのは、
たぶん感情移入を阻害しないためですよね。
「セカイ系」の男子向け特化が「ハーレムもの」で、
女子向け特化がドリ…うーん「乙女ゲー」って言ったらいいのかな。

たとえば漫画の「ランドリオール」ですが、
あれもかなり主人公が周囲から助けられるお話ではありますけど、
もしDXのキャラクタを一切削除して、彼の知恵、彼の意志をなかったことにして
周囲の待遇だけを残したら、かなり妙な話になると思うのですね。
主人公のキャラクタ付けを放棄することによる物語へのダメージは、私が思うに甚大すぎて
それに見合うだけのメリットが思い付けない。
あっ、投影を目的とする話の考察に逸れちゃった。

あらすじ
やっと結婚した2人は南の島へ行き、
やっと夫婦になりますが、2週間でスピード妊娠し、
胎児はどんどん大きくなり、母体の健康を脅かすまでになります。
狼人間の皆さんはなぜか胎児を殺さなくてはならない!と集団で襲いかかってきます。
(私がぼんやりしていたのか、どうしてそういう決断になったのかいまひとつよく分からない)

吸血鬼のみなさんも結婚前にバチュラーパーティーなさるので噴いた。
およしなさい碌な事ないですよ!


関係ない吸血鬼パラレルのるしり話
初めて夜を共に過ごした2人は大ハッスルなさって、
吸血鬼の怪力でベラの体が痣だらけになって
エドワードがショックを受けて消極的になるのですが
るしり妄想したら笑いが漏れました。
「痣くらいなんだ!」
北風と太陽作戦だシリウス。


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2013/02/11(月)

読書に関して
去年は年間25冊という屈辱的な数字まで落ち込んだ私の読書量ですが
(その数字は別に少なくないですよ!とはメッセージ頂きましたが)
今年は図書館を最大活用する事にしました。
図書館は期限を決めてくれ、なおかつ返しに行くとついでに他の本を借りてしまうのがいい。

私の場合、得意ジャンル以外は読売新聞の書評を参考にしていることが多いですが、
(いい具合にジャンルがバラバラなのと、読みたくなる書評を書く方がいらっしゃるので)
興味が出たらネットで予約を入れておけば、メモを取る必要もない。
思えば年に100冊読んだ時は8割図書館だった…。

作者さんの懐にお金が入らないのだけが、ちょっと難点なので
図書館経由で作者さんへ募金システムとかあると更にいいのですが…。



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2013/02/12(火)

久しぶりにオフ会に参加してみたのですが
今どきのオフ会のクオリティの高さにびっくりして
これはもう絶対に私にはオフ会主催とかは無理だな…と思いました。

「リンカーン 秘密の書」という映画に腐萌えするひとと、
見た事がないけど見てみたいという人が集まる会でした。
イベント等で何回かお話したことのある方が半数いらしたので
安心して遊びに行ったのですが、
主催様のご自宅で振舞われるお料理の数々。
シャレオツチーズとか、ビーフシチューとか
フランスパンとか、サーモンのなんかこう…マリネ的ななにかとか。
あと映画をイメージして注文なさったという血まみれ風ケーキ。
あと参加者各自のネーム入り特製カップホルダ!(お帰りの際は記念にお持ち帰り!)
オフ会記念ペーパー!サプライズで次々出てくる出てくる!



…………!!
なんかこうオフ会というか
洋画に出てくるホームパーティーと企業イベントが合体したような…。
最近の腐女子さんのスキル半端ない…と感嘆した次第でした。

それで総勢8人で映画を見ていたのですが、
「あるシーンでカメラの角度が切り替わると、しゃべっている主人公の眼鏡が消失して
一瞬後の正面からの映像は、話が続いているにも関わらずまた眼鏡が戻っている」
とか
「恋人の写真を胸に入れて突撃する兵隊が、死亡して写真が舞うシーン、
取り出して見ている写真と死んだあとで舞う写真は女性の服装その他が違う」
とか
様々な発見がありました。1人で見ていた時はまったく気付かなかった。
ハリウッド映画って結構アバウトに撮ってるんですね!

久しぶりのオフ会、びびりましたが楽しかったです。


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2013/02/13(水)

以前ティーハウスでお茶受けに出てきた
分厚くてどっしり重い、イギリス風のクッキー食べたいなあ…
と思って通販した。
名称はショートブレッドというらしい。
スコットランドの伝統的なお菓子。

メーカーは、変に現代風にアレンジしたりしない、
安定のウォーカー社にした。
(クリスマスプディングの超常的な味を体験して)
わー、期待通りの重量級クッキー!
2個食べたら軽食代わりになります。
バターがすごい。甘いけど、ちょっと塩味も感じるのがいい。
紅茶と抜群に合います。

胃の弱い人には無理です。


そして知りませんでしたが、
カロリーメイトって、ショートブレッドを参考に開発されたんですね。
言われてみればそっくり……。
あ、でもショートブレッドの方が体に悪そうな味で私は好きです。


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2013/02/14(木)

映画かんそう
「脳男」

予告をちゃんと見ていなかったので
サスペンスだと思っていたらダークヒーローものでした!

連続爆弾テロ事件で犯人として逮捕された青年、鈴木一郎と
彼の精神鑑定を担当する事になった女性、事件を追う刑事のお話です。
邦画というか、むしろ世界受けのほうがよさそうな出来だった。
テレビ派生じゃない映画がここまで頑張ってくれるととてもうれしい。

鈴木一郎の異様な過去が明らかになるにつれ
彼は連続爆破犯ではなく、犯人を殺すために現場にいた事が分かってくるのですが、
演じる生田斗真くんが、
ふぉぉぉ女神様じゃあ!って拝みたくなるくらいともかく綺麗です。
シャープな美形ではなく、やや癖のある美形なのがいい。
(人外のものが美しい青年に変身しているその最終段階のような)
名優などいなくても、名演技はある程度メイクとカット割と脚本で作れる!
お客を持ってきてくれるすべての若手を、
こういう風に撮ってあげればいいのに!と思いました。
主人公がいかれた美青年、
ラスボスがいかれた百合ップルというのも新しい感じ。
(あの女の子18歳なのですね。演技上手いし
あんな役やっちゃうと来なくなる仕事もあるだろうにすごい)
(そして好きな漫画家さんの名前に中村明日美子さんと、ヤマシタトモコさんがありますね…)

ただし内容が内容なので人体切断や重度の火傷、ペド要素などを含みます。
最後に「動物は虐待されていません」って出ました。
性善説真っ向否定なので、合う合わないはあります。
私は否定派なので波長が合ってスッキリしました。

ラストばれー

すべての人間は正しい方に向かえるという考えの精神科医に感情移入していたひとには
大ダメージのラストだと思います。
私は、犯罪被害者の遺族に犯人と対峙させて、遺族の心を変化させる、という治療のところで
顔が既にななめに歪んでいたので、ラストにほっこりしました。(暗黒ほっこり)
だいたい殺して止めないとこの人死んでたし、そこらへんの子供がいたぶり殺されてた状況で
殺しちゃダメーって……。

息子を愛して長年忍耐強く守ってきた母親に「息子は殺されて良かったです」
って泣きながら言わせるところとか、「うわあ、えぐい…」と思いました。
しかしあのペド役の子はそろそろノーマルな役にシフトしないと普通の仕事が来なくなるぞ。

・感情がないってそんな珍しい症例なの?意外でした。
・神様を語る所が3ヶ所あったけど、(百合ップルが・患者の母が女医に・女医の母が)
 あれなんだろ。わざとなのか癖なのか。


狂った富豪の祖父に処刑人の英才教育を施されるって、
なにかを思い出すと思ったら横溝の「真珠郎」だ。

原作は爆破魔は男性で、かなり話が違うようなのでそのうちに読もうと思います。
もう図書館に予約は入れた(笑)

「完全なる首長竜の日」は「リアル〜完全なる首長竜の日〜」ってタイトルで映画化されるようですね。
ださいにも程がある題にションボリしましたが、弟役が佐藤健くんで、やる気ゲージがちょっと上がった。

「図書館戦争」「おもてなし課」予告が連続で流れ、有川先生無双タイムだった。


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2013/02/15(金)

読書かんそう
「江神二郎の洞察」

シリーズ初の短編集です。
未読のお話の方が多かった!
アリスの入部くらいからマリアの入部くらいまでの時間の話です。
「月光ゲーム」での出来事がちょっと話題に出ます。

万城目さんや森見さんなどの京都系小説が流行するずっと前からの、
いわば元祖青春京都系です。
当時は普通の大学生活が描かれていましたが、
社会の方が変わってしまい、今読むとスーパーレトロな学生生活に思えます。
が、まあ味があってよろしい。(なにしろ彼等は昭和の頃の大学生なので)

短編のほうが彼等の日常生活描写がたくさんあり、
下宿で酒盛りをしたり、ミステリ談義したり、旅行に行ったり、
創作を読んだり、探検をしたり、夜に散歩したりと非常に楽しそう。
(江神先輩の手製のおにぎりとかね!
こらー!後輩共食べてんじゃないよ!
樹脂でコーティングして一生の家宝だよそんなものは!)
長編よりもこちらが好きという方もきっと多いと思います。
江神さんみたいな、神様のような先輩がサークルにいらしたら
「先輩、先輩」と後をくっついて回っただろうな…。
サークルの皆が江神先輩のこと大好きすぎるのが伝わってきてなごみます。

余談
なぜミステリが好きなのか、という談義は私も色々考えました。
残酷な殺人やグロテスクな死体、ずるい悪人がぎゃふんと言わされる勧善懲悪、
パズルや手品やトリック、驚かされる仕掛け等、
私の好きなものが全部詰まっているから?というのが結論でした。
「ミステリは文学ではない」は、私には「身体に悪いものはおいしい」と同じ意味です。


ルーピン先生が探偵役のスピンオフがあったら、きっとこんな感じになるんじゃないかと思うのです。
公式で書いてくれようJKR以外の誰かがよう。



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2013/02/16(土)

色々感想

プリキュア
世話焼きの友達を「幸福の王子」にたとえて
「私はあなたのツバメにはなれない?」……だと?
今回のプリキュアは何かが違うとは思ってたけど
ここまでとは……。
次回予告、親友をプリキュアに勧誘するのに、
力が強いとか頭がいいとかじゃなく
「コスチュームが似合うよ!」っていうのが今の子っぽい。

↑この台詞は本編には使われなかった。

ゴーバスターズ
最終回でした。
いや…うん…歴代で一番色々な物を犠牲にして勝った戦隊だと思います。
ただ、以前に自分達の判断で親を犠牲にしているので、
今回はがむしゃらに助けようとして、
成し遂げたほうがバランス良かった気がする。
親も殺すし先輩も殺すではオヤコロ戦隊になってしまう。

しかし深夜アニメ・男性脚本家のサイコパスで
主人公が快楽殺人者を殺せずに友達を殺されてしまうのとは対照的に
ニチアサ・女性脚本家のゴバスで
主人公達が親や先輩を犠牲にする決断を瞬時に下して世界を守るのは興味深い。

宇多田さんの「桜流し」を聞いていて、「樹液の歌ですか!!」と思った。

PSYCHO−PASS サイコパス
そんな常守監視官ですが、まず2人を戦わせて、
弱ったところを自分が叩くという戦略に唸ってしまいました。孔明あらわる!
それに比べてコウガミさんは、常守さんにメットをかぶせてこれで大丈夫!って言ってましたが
視聴者の9割が「え……それ大丈夫じゃないよね?ラスボスは色相クリアだよね?」って
つっこみをいれてたと思います。
私は今回の脚本が虚淵さんじゃないのかと思って調べましたよ。
どうしちゃったのコウガミさん!頭でも打ったの?

新世界より
ぶるぶるするほど面白かった。
圧倒的に優位な状況の筈なのに、なにか嫌な予感がするってどきどきしますね。
集団バトルやサバイバルホラーと、色々一度に味わえるお得感。

続ハリーズ・ロー 裏通り法律事務所
幼い娘が父親を殺しちゃって、その罪を母親がかぶって秘密にさせるのも虐待にあたるのかー。
うむー、虐待難しいな。
あと陪審員の決定を読み上げる時、被告人席のほうを見る人がいたら無罪が期待できるのか。



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2013/02/17(日)

「ハーディガーディ」という手回しバイオリンの事を知り、
あら!これだと弓で弾く必要がないからバイオリンより簡単ではないかしら!
と思って販売している楽器店を見に行ったら
だいたい50万円でした……試してみたい楽器に50万円は支払えぬ……。

演奏動画

http://www.youtube.com/watch?v=_DX08nQows0

どういう仕組みでこんな音が鳴ってるのか謎のフォルムですが、
さすがのwikipediaさん、内部構造を写した写真まであって
非常に勉強になりました。
しかしホイールが木材なので湿度で音が変わるとのこと、
ちょっと日本向けではない感じがします。
というかホイールを金属にしてなにか巻けばいいのよな。

打楽器と合わせたら印象的な演奏になる気がします。
人の声とも相性が良さそう。
スピーカーなしでもかなり大きな音が出るそうだし、
路上から始めたい音楽ユニットのひとに強くお勧めしたい。
流行しろー!
流行して単価さがれー!と念じています(笑)。


ソ連でハーディ・ガーディ演奏家(リルニク)が一斉処刑された歴史とかも見て、ほんま人間はSATUGAI大好きよな……って思いました。



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2013/02/18(月)

ケンタッキーフライドチキンから
新商品「ケンタッキー チキンライス」
http://www.kfc.co.jp/menu/detail/index.cgi?pid=OR_sand_88
が発売されますよ!と教えていただいて(ありがとうございます)
さっそく食べてきました。

肉が固め、ライスがあっさり柔らかめでおいしかったー!
食べるのはすごく難しくて、どうがんばってもスプーンが必要ですが、
でもこれ1個でどっしりしたお弁当を食べたような満足感が得られます。
もちろん胃の弱い人にはむりです。
じゃあそろそろドナルドと協力してハンバーグ挟もうぜ!と思います。




写真は食べる前に撮ったんですが、ケチャップ的なものやマヨネーズ的なもので
ベチャーってなって、綺麗に撮るのむずかしい…。


あ、明日から「ニャンコ先生の栗入あんまん」が
ファミリーマートで発売。120円。
http://www.family.co.jp/company/news_releases/2013/130212_2.html



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2013/02/19(火)

映画かんそう
「ゼロ・ダーク・サーティ」

ビンラディン暗殺を成功に導いた女性CIAエージェントのお話です。
彼女の異常ともいえる執念と、淡々と作成遂行する実行部隊を
乾いた質感で撮ってあります。
突撃の様子がすごかった。現実と錯覚するくらい。

内容ばれ
・フィクションで見る拷問って、苦しめるのが目的と化しているのが多いですが
 情報を得るために拷問するのであって、相手の正気を保ったまま、
 心だけ折らなければいけないいわば頭脳戦なのですね。
 あの最初に拷問していたひと、健康な精神を持った頭のいい人なのでしょうけど、
 だからこそ拷問で成果をあげ、心にダメージを負ったのでしょう。
・主人公のマヤは残酷な拷問に目をそらすけど、カメラは逆にぐぐっと克明に映し、
 (屈強な男が屈強な男を拷問するシーンはおいしいですね、分かります監督)
 そして後になるとマヤも平気で捕虜の殴打を指示するようになるという。
・恥ずかしながら拷問史とか拷問博物館とか和洋問わず大好きなのですが、
 現代でも拷問の手数って画期的なものは増えてませんね。
・ガンダルフ!
・マヤの髪がずっと綺麗に巻いてたのですが、
 一体どうやってセットしてたのか聞きたいよ。
・上司の名前をリークしたのは、マヤ…?おそろしい子…?
・アメリカの人も上司がヒステリーを起こして怒鳴り始めたら
 みんなでうつむいてテーブルをじっと見るんだ。ふーん。
・マヤは高卒でCIAに入ったと言ってましたが
 別の映画で大学時代に洗脳されて二重スパイになった話とかあったので
 そういう意味で多いケースなのかな?と思った。
 でも人脈作りという利点もあるし一長一短ですね。
・超有力な情報提供者をみなで歓待しようとしていたら、それは罠で
 自爆テロでCIA局員7人死亡って本当にあった事件なんですね。
 そして指揮を執っていたアルカイダ専門の有能なエージェントは映画と同じ子持ちのお母さん。
 マヤのモデルになった女性と現実に仲が良かったかは分かりませんが
 映画でのあのデスクトップ画面は、一瞬だけど、この映画には数少ない暖かい部分。
・映像は映せなくても熱源で人数と性別が分かり、歩調で年齢が分かるのですね。すごいなあ。
 ビンラディン、女連れで住んでいなければ、
 もう数年生きられたんじゃないの?と思います。
 ゴミはすべて焼却するくらい徹底してたのにね。
・戦い慣れたプロの精鋭なのに、それでも操作ミスでヘリ1機墜落したりとか、
 それを爆破して証拠隠滅しようとしている時にもう1機来て「わー!あぶないぞー!くるなー!」とか
 結構グダグダですね…。
・今のゴーサインって「やさしく肩をつかむ」なのですね。それともあの隊だけかな?
・男は問答無用で撃つ、女も動きが不審なら迷わず撃つ、死んだ人間も念のため1発撃っとく、
 と暗殺はみなさん冷静で機械的でした。
 漫画の主人公が死んだふりをしてあとで反撃するとか、あれはフィクションだけのお話なのですね。
・暗殺して終わり!じゃなくて、死体を収納したりパソコンとか資料を押収したり
 おおいそがし。時間制限あるし。
・音楽は(ポタとかも手掛けられた)売れっ子アレクサンドル・デスプラさんですが、
 内容に合わせて抑えめの曲が多いので、得意技を封印されてた感じ。
・マヤのモデルの人は、残念ながら現在窓際に追いやられていると聞きます。
 CIA伝統の男尊女卑のせいだとも、
 あるいはあまりにも彼女がエキセントリックすぎるせいだとも。
 http://www.cinematoday.jp/page/N0048945
・そういえば暗殺以降おおきなテロはなくなりましたね。
 生け捕りとかなさらなくて本当によかったです。
 「ミュンヘン」が10本くらい撮れてるところですよ。

 ※追記 このまえのアルジェリアの人質事件がアルカイダの下部組織でした…。



関係ないけど監督の、あの戦士のように引き締まった肉体と、
異様な若さの秘密を知りたいので美容本を出してほしい。


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2013/02/20(水)

読書かんそう
「ソフロニア嬢、空賊の秘宝を探る」

G・ギャリガーさんの新シリーズがスタートしました。
諸事情あってしばらく本が読めない環境の方に発売を教えて頂いたので
お礼にR・L教授が登場したらお知らせしようと
目を皿のようにして探したのですが、いまのところ分かるような形での出演はなし。
時代はパラソル英国奇譚よりも昔、おてんば娘ソフロニアに手を焼いた母親は
彼女を花嫁学校へ押し込みますが、そこはなんと女スパイを養成する学校で…というお話。

まあぶっちゃけ女体化ハリポタです。
教授が人狼だし、風変わりな授業が色々あるし、主人公はペットを連れているし、
学校は空中に浮かんでいるし、いじわるな姉の名前はペチュニアだし、
親友ができて仲間ができて、帰省して、だいたい1期で1冊。
まあでもJKRの開拓した広大な市場が現在空き地で、
似たものを読みたい読者は世界に何万人といるだろうので、その戦略は正しいです。
パラソル英国奇譚よりもキャッチーで読みやすく、映画化いけそうな感じ。

しかしアメリカでの出版の3日後に日本語版が発売されるとは一体どゆこと?(笑)
出版社同士のパイプの太さ?静山……いやなんでもない。
それにしてもすごい速筆ですねゲイルさん。

内容ばれ

シドヒーグが萌えキャラに!
シドヒーグが萌えキャラに!
パラソル英国奇譚で猛々しい女ボスだった彼女が、
まさか粗野系ひんぬーツンデレになろうとは……!
ええと25年前の話らしいので、シドヒーグ15歳くらいですね。
わー。
その後ナイオールと何があってああなったんだろう。
(あとルフォーもちょう萌えキャラです)

授業は男を効果的にたぶらかす技術や暗殺術、格闘術、異界族の生体、
と物騒な内容ばかりですが矢張りこういうのはワクワクします。
絶対これアレクシアのおとん(バンコラン似のほう)が重要人物に違いないというか、
結局前作で何がやりたかったのか説明してくれないと困るので、
その流れでR・L教授も出るのではないかと期待しておるのですが。

もしこの作品が流行したらバンバースヌートはソニーから出る!



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2013/02/21(木)

この前タランティーノ監督が笑っていいともに出演したとき
日本大好きアピールをしてくれて、
日本の好きなものの1つに当然アニメが上がりました。
芸能人に「好きなアニメキャラは何だ?」と質問して、
「ワンピースのルフィ」という答えを聞いて
「じゃあ安心して新作への出演依頼ができるな」という冗談も仰ったリした。
ここ数年くらい、オタクの地位向上が進んでいるというか、
芸能人でもオタクを名乗るひとが爆発的に増えたし、
ワンピクラスのイベントはすごい集客率を誇るし、
ジョジョなんか今、グッチのショーウィンドウを飾ってる。
オタクのオシャレ化。

なんだか最近では趣味とか特にない子が
自分のキャラ付のためにオタクを名乗るケースや、
友達を作る活動の一環としてオタクになるケースもあるようで、
うーん、そこまで来たかあ…という感じです。
そういうとき真性はつい
「このニワカが!」「このファッションオタクが!」
と見下したくなってしまうものですが、
意地悪しないで暖かく迎えてあげたいものです。
(私は世代が違いすぎて特に接点がなかろうけども)

しかし今度は逆にアニメを見るのが苦痛なのに話を合わせるために無理に見たりする
仮面オタクが出たりはしないかとちょっと心配になりました。
フィクションの物語に全然興味もてないひとも一定数いますからね。



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2013/02/22(金)

この前、映画の予告で「藁の楯」という三池崇史監督の作品が流れたのですが、
乱暴されて殺された幼女の祖父がたまたま大富豪で、
「犯人を殺してくれた者に10億円を払う」と大々的に宣言し、
犯人輸送を護衛するものと、暗殺者となった市民との間に
壮絶な戦いが繰り広げられるという内容でした。
フィクションとはいえちょっと真顔で考えてしまいました。
貧富の差が開きつつある現状で、それはとんでもないラッキーチャンスですよ。
履歴の綺麗な者が再犯の恐れがない異常な理由で殺人犯を1人殺しても
死刑になることは100%ないから、人生設計としてはありかもしれません。
(あ、ただし将来子どもを持つつもりのない人に限る)
殺人に抵抗のない人はそんなに多くなかろうので、宝くじよりは率が高そう。
10億の契約書に貼る収入印紙は幾らだろうとか見に行ってしまいましたよ…。

無差別殺人と快楽殺人に対する憤り、
または彼等をいかに抑制するかという思考が発想の元になったであろう作品を何作か見て、
(「PSYCHO−PASS」「新世界より」「脳男」etc)
「新世界より」の洗脳&間引きシステムが最強確実かなと思うのですが、
それすらも破綻しそうな気配がありますね。

↓↓↓ここからあまり明るくない話↓↓↓

ところでこれらの作品のうち1つのエピソードで思い出した事件があるのですが
詳しく述べると展開バレになるので、それがどの作品かは書きません。
何年前の事かは忘れましたが、10人以上の女性が乱暴をうけ殺されるという事件の
犯人と目される男の人が逮捕されて10年以上収監されたのですが、
支援団体の強力な援助もあり、
結局は自白強要による冤罪という最高裁の判決がおりて釈放されました。
私は、とくに人の容姿で何かを判断する主義ではないのですが、
インタビューを受けて冤罪について語る男性を見て
「いや、この件の犯人じゃないかもしれないけど、何かやってるだろこの人」
と私は強く思いました。なんというかこう、顔がというよりは表情が。
それから何年かして、その男性の庭とか家の中とかから、
出所後に殺した女性の遺体や体のパーツが出てきて再逮捕されたわけなのですが。
取り調べもまずかったし、決定を下したのは裁判所だけども、
支援団体は何の罪にも問われんの?エー!?と思ったのを覚えてます。

↑このふんわりした記憶で、ちゃんとwikipediaの該当ページが出てくるのですから
グーグル先生はすげえですよ。 10回くらい検索したけど
当時おそらく私と同じテレビ番組を見て
「こいつ絶対やってる!!」と思った人の思い出話など出てきてしみじみしました。
この話のなかで希望の持てる点をなにか探すとしたら、まあ、
警察の捜査能力と市民の防犯意識の向上により、
連続暴行殺人の犠牲者が10人以上出るというのは
最近まずあり得なくなったというのは良かったことです、くらいかな。


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2013/02/23(土)

色々感想

キョウリュウジャー(初回)
でっかい恐竜ロボが戦士を選ぶ役割を持っているんだけど、
どうしてもレッドを戦士と認めなかった理由が
「戦いに巻き込みたくないから」
って……ゴン、おまえだったのか……。
図体はでかいけど可愛いこの子は最終回どうするんだろう。
勝利してもひとりぼっち…(気が早い)。

どうやらサンバを踊って変身するらしい。
企画会議の時全員睡眠不足だったんだな。

ウィザード
組織の中で思う通りに生きられない敵幹部を
自分と重ねて女刑事が励ましたら、
組織の命令を無視して主人公に特攻してきましたというお話、
他者を完全に正しく認識できる人間などいなくて、
ある程度は予想、自分の投影になるよ!という
(意図したかどうかは不明ながら)結構深かったかもしれない話。

まあそれで敵がまったく異質な存在だと悟った女刑事が
覚悟は決まったと言って終わるのですが、
敵との対話は無用!という結論は最近のニチアサの傾向と逆で面白い。

PSYCHO−PASS サイコパス
都市を支配する巨大コンピューターの中身は複数の生体脳だった!
だ さ い !

UNLIMITED 兵部京介
突然原作の話が始まった…よ…?
ハハーン、さてはこのアニメ、
原作のショタ兵部をアニメ化したい!という欲望から生まれた企画だな?

マギ(サンデー)
1人の死者も出さずにあの戦争を終わらせるなんてことが可能なの!?
全員洗脳してアラジン教に帰依させるくらいしか思いつかないけど
今の総攻アラジンくんなら可能だな…。
あれ?そういえばアリババくんいたよね?どこいった。

銀の匙(サンデー)
過酷な北海道の開拓話のオチがラブコメとは!
ギャップ高低差が15mくらいあってキューンとしました。
でもいまだに当時の人が北海道開拓をなぜ成し遂げられたのかよく分からない。
すごすぎる。

食戟のソーマ
等級A5のお肉って飲めるのかあ…。
たぶん食べたことないなあ…。

信長のシェフ(先週)
姉川の戦いにおいて、襲いかかってくる敵軍に対し
戦場に焼き肉の香りを漂わせることで、
精神の異常な興奮状態を鎮め、撤退させるというケンのさくせん。
充満する焼き肉の煙と高笑いする信長ミッチー。
このドラマに狂気を感じました。


多すぎるので明日に続く。



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2013/02/24(日)

色々感想

続ハリーズ・ロー 裏通り法律事務所
アメリカでは17歳以下の者がピルを買うためには処方箋が必要だけども、
親や医者に相談できる少女は少なく、
購入できる年齢に達している被告はピルを高校内の後輩に売っていた。
被告は「製薬会社も医師も、
ピルは安全でティーンの使用には何の問題もないとしているにもかかわらず、
大統領は選挙の票集めのために17歳以下のピル使用に制限をつけた」
と反論。
検事は「すべての国民が納得いかない法を勝手に破り始めたら大変なことになる」
と否定。
わー。むずかしいな。たしかに投票権があるのはティーンじゃなくてその親だから、
法律は子供じゃなく親の都合がいいようになりますよな。
不服なら投票権を得てから変えればいいじゃんと私は思う。


ファミ通で紹介されていた
「ブラック・ナイト・ソード」というゲームが異様。
これたぶんゲームとしては大味だと思うのですが
ともかく世界観がすごすぎます。
最後にチラッと出てくる化物は、
頭が猟師、体は狼なんだそうです……。
http://www.youtube.com/watch?v=kpPgOR9sdR0

「アンフィニッシュドスワン」
お母さんの残した、300枚以上の描きかけの絵の話。
お母さん、最後まで描こうよ…。放置するにしても300作は多すぎる…。
http://www.youtube.com/watch?v=zoTb3q4NiBE&feature=player_embedded

6日前の月曜にニコ生でプロ棋士11人による
「汝は人狼なりや?」が放送されたそうなんですが、
随分早い時間のスタートだったので、見逃してしまってぐぬぬです。
ゲームの流れをざっと書いているサイトさんなどを見ていると
人狼初心者でもさすがに頭脳戦のプロ、
素人では考えられないようなカウンター攻撃をなさったりして
さぞや見応えがあったろうなあ。それにしてもいい企画だ。

「天真爛漫☆セキララ子」という深夜ローカル番組で、
ボーイズラブにハマりすぎて恋愛できない美腐女子という内容を放映してた。
「歳をとった時に絶対後悔しますよ!この本が結婚してくれるんですか?
恋愛と両立すべきです!」というアドバイスはまあ分からないでもないですが
「こっそり自分を男だと思いこめば、BLになりますよ!」
っていうアドバイスは「ちゃうねん…それちゃうねん…」と真顔になりました。
腐女子さんたちは本当に美人さんでした。

ゲームクリエイターの飯野賢治さんが亡くなられたそうです。
42歳。「Dの食卓」大好きでした。


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2013/02/25(月)

旧山邑邸(現ヨドコウ迎賓館)を見学に行ってきました。
日本にあるフランク・ロイド・ライトの作品の中で、
完全な形で残っているのを見学できるのは
ここと自由学園明日館だけなのだそうです。
(旧帝国ホテルは正面玄関部分のみ明治村に移設、旧林愛作邸は非公開)

昭和の終わりに2億円かけて贅沢に改修されているのでとても綺麗です。
傷んでいた部分の修復は勿論、建てられた当初の写真を元に
なるべくオリジナルの状態に復元してあります。
建物全体の傾きを1日6ミリずつジャッキアップして
最大15センチ戻したりしたらしい!めんどい!





3大近代建築家のなかで、ライトの作品だけは
「あー、ライトだなあ」って分かる気がします。
以前、明治村に行って移設された旧帝国ホテルを撮ったときの写真。



ところでライト氏、妻と子供がありながら施主の奥さんに手を出し
W不倫の末に駆け落ちした先の愛の巣で使用人の男が発狂し、
不倫妻とその子供、ライトの仕事仲間の建築監督、設計士、造園家など7人を
斧で惨殺して家に火を放つという、
スティーブン・キングの恐怖小説みたいな事件に遭って(犯人は何も白状しないまま死亡)
彼自身は出掛けていて無事だったものの、
スキャンダルとショックでボロボロになっているところに舞いこんだのが
日本の帝国ホテルのお仕事だったのですね。不思議なご縁です。
そしてその後も精力的に仕事を続け、代表作であるカウフマン邸を発表し、
ハーレムギャルゲーみたいな人生を懲りずに突き進まれたようです。
というかこれ小説なら真犯人がいますよね。

アカデミー賞、作品賞は「アルゴ」監督賞は「ライフ・オブ・パイ」のアン・リー監督がとったようです。うむ。別々でとれるようにしたほうがよい。
両作品とも好きなので嬉しい。



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2013/02/26(火)

映画かんそう
「パラノーマル・アクティビティ3」

うーん、とても頑張ってはいるんだけど、さすがに「家の中で撮影できる怪奇現象」
のねたがそろそろ切れてきた感じかな…。
3に出てくる男性はちょいヒモ気味なので、1日自宅監視員です。

このシリーズもトワイライト(←ラジー賞多部門独占おめでとうございます!)と同様、
ずっと見ている人が私の周りには皆無な訳ですが、
ここで私が1作も見てない方のために簡単な時系列あらすじを紹介します。

シリーズ全ねたばれ

悪魔崇拝の女が、未来に生まれる長男を生贄にする約束で一族の繁栄を祈願

娘が生まれる。その娘もまた娘を2人産む。ケイティとクリスティ。
少女2人の周りで怪奇現象が起こり始める。
義理の父が阻止しようとするが、悪魔ばあちゃんの魔術で悪魔の憑いたケイティに殺される。
「パラノーマル・アクティビティ3」

クリスティが男の子を出産。悪魔がやってきて子どもを奪おうとする。
それを守るために悪魔をケイティに乗り移らせる。
「パラノーマル・アクティビティ2」

恋人と同棲中のケイティの身の回りで妙な現象が起こる。
恋人が謎を暴こうとするが悪魔の憑依したケイティに殺される。
「パラノーマル・アクティビティ1」

逃げ出したケイティ、うろうろしているところを車にはねられる。
はねた日本人の女に悪魔が憑依して、そのまま日本までついてくる。
日本の狭い家で例のドッキリテクを披露。
「パラノーマル・アクティビティin Tokyo」(時系列には含まれないが敢えて入れると)

結局悪魔の憑いた状態のケイティがやってきて
クリスティの息子を奪っていく。
「パラノーマル・アクティビティ2」

(まだ見てないけど)大きくなったクリスティの長男を
悪魔に捧げるためケイティがやってくる。(たぶん)
「パラノーマル・アクティビティ4」

おやくそく

・シリーズに出てくるのはみな裕福な家。
 だから人々はのんびり屋で、逃げ出すタイミングがすごく遅い。
 普通のホラーみたいにあからさまに嫌なやつは出てこない。
 なんとなく鷹揚な人が多い。
・これに出てくる男性は、
 どんなに緊急事態でもどんなに嫌がられても、ともかく撮影する。
 撮影にかけるその執念は異常。そして男の死亡率は特に高い。
・これに出てくる悪魔は、最初の1時間ほどはしょうもないことしかしない。
 音を鳴らしたり家電を揺らしたり。
 その代り後半になってくるとすごい大技が炸裂する。
 スポーツのような、デビルルールがあるのかもしれない。
・悪魔は記憶を操作できるので
 せっていがしょうしょうむじゅんしていてもそれはデビルパワーのせい。


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2013/02/27(水)

毎年そうなのですが、
今月は書類を作っては辺境の役場へ持って行く仕事をしていました。

しかしあれですね、都会は電車が多いから人はあまり歩かず、
逆に超辺境は完全に車社会なので矢張り人は歩かなくて、
結構よく歩くのは中途半端な田舎の人間なのかな?と思いました。
「とても歩けるような距離じゃないですよ」
と先方に言われたのが4キロだったりして
ちょっと「????」でした。
でも1時間歩いても人間を見かけないのは少しこわい。
あと、歩いている時に突然サイレンが鳴りだしたりしたのはめっちゃびびった。
(SIRENというゲームがあって……)
よく考えたら正午のサイレンでした。



これは駅のホームです。
駅舎とかないし改札も当然ないし踏切さえない。
足跡もない。誰も降りてない。


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2013/02/28(木)

人のいない道をひたすらてくてくと歩いていると
時々お墓が並んでいたりして、
そしてそのお墓が軒並み2m以上あったりして
「はて雪に埋もれないようにかしら?」とか思うのですが
別の都道府県の豪雪地域のお墓はまた平均的な大きさだったリして、
結局は地域のフィーリングてきなものでしょうかね。
あとお家の庭にお墓があるのも見掛けましたが、なんかこう先祖との一体感がいいですね。
その家にずっと子孫が住み続けると確定してないと無理ですけど。

お墓ってそういえば、支配者のはそれこそ古墳やピラミッドサイズだけども、
世界的に見ても民間のそれは
精々人体の2倍スケールから2分の1スケールくらいまでだな。
10分の1スケールとかはないな。見失っちゃうもんな。
とか考えて、念のため検索してみたりしていたら
関係ないけどルーマニアの一部のお墓がとても楽しそうでした。
死因とかも、こういう風に見るとなんだか陽気なものに思える。
絵っていいものですね。

http://kajipon.sakura.ne.jp/haka/youki.html

あ、でも子供の頃に
「事情ある亡くなり方をなさったひとの埋葬されるお墓」に行ったことがあるのですが、
あれがものすごく小さかったように記憶してます。30センチくらいだったような。
社会的な身分の高低とお墓の体積の大小が比例するって面白いですね。



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